JP6485764B1 - 教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラム - Google Patents

教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6485764B1
JP6485764B1 JP2018088679A JP2018088679A JP6485764B1 JP 6485764 B1 JP6485764 B1 JP 6485764B1 JP 2018088679 A JP2018088679 A JP 2018088679A JP 2018088679 A JP2018088679 A JP 2018088679A JP 6485764 B1 JP6485764 B1 JP 6485764B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
classroom
unit
function
data
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018088679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019194794A (ja
Inventor
慎吾 栗原
慎吾 栗原
涼太 渡辺
涼太 渡辺
笙 梅本
笙 梅本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2018088679A priority Critical patent/JP6485764B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6485764B1 publication Critical patent/JP6485764B1/ja
Publication of JP2019194794A publication Critical patent/JP2019194794A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】円滑に教室運営を行うことができる教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラムを提供すること。【解決手段】教室運営サーバは、教室事業者が使用する教室端末および教室に通う各生徒の保護者それぞれが使用する各保護者端末とネットワークを介して接続されるサーバであって、入退室管理機能、座席管理機能、指導報告機能、成績管理機能、お知らせ機能、請求機能の少なくとも一部の機能を教室端末および各保護者端末に提供する教室運営機能提供部と、教室運営機能提供部によって提供される各機能に関連するデータを記憶する記憶部と、記憶部が記憶したデータに基づいて、生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力する集計部と、集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定する特定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラムに関する。
小中高生が通う習い事・塾などの教室では、個人教師と生徒とが1対1、又は1対複数で教えることが一般的である。この場合、教師は、各生徒について、スケジュールや進捗状況の管理などを行って教室運営を行う必要があるが、生徒数が多くなるにつれ多大な労力がかかる。
そこで、教室運営を効率的に行うため、例えば、特許文献1には、学習塾の講師および生徒の管理を行い、学習指導、指導報告書を効率的に提出できる個別指導管理システムが開示されている。
特開2005−182272号公報
ところで、教室運営を円滑に安定して行うためには、生徒を継続的に教室に通わせることが重要である。すなわち、教室を辞めそうになっている生徒を見逃さず支援しフォローすることが必要となってくる。この点、上述の特許文献1に開示されたシステムでは、生徒に対する学習指導等を効率的に行うことができるが、教室を辞めそうになっている生徒を特定し、効果的にフォローすることは困難である。
そこで、本開示では、円滑に教室運営を行うことができる教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様における教室運営サーバは、教室事業者が使用する教室端末および教室に通う各生徒の保護者それぞれが使用する各保護者端末とネットワークを介して接続されるサーバであって、教室運営サーバは、制御部とメモリ部とを備え、メモリ部には、教室運営サーバにおける処理を実行するためのプログラムが格納されており、プログラムが制御部によって実行されると、教室運営サーバは、入退室管理機能、座席管理機能、指導報告機能、成績管理機能、お知らせ機能、請求機能の少なくとも一部の機能を教室端末および各保護者端末に提供する教室運営機能提供部と、教室運営機能提供部によって提供される各機能に関連するデータを記憶する記憶部と、記憶部が記憶したデータに基づいて、教室から保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータを含む生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力する集計部と、集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定する特定部、として機能し、要支援条件は、集計データとして取得した、指導報告書・お知らせに対する保護者の反応、および/または保護者端末からの記憶部に対するアクセス頻度に基づいて設定される
本開示の一態様における教室運営システムは、教室事業者が使用する教室端末および教室に通う各生徒の保護者それぞれが使用する各保護者端末にネットワークを介して提供されるシステムであって、教室運営システムは、制御部とメモリ部とを備えるコンピュータシステムであって、メモリ部には、教室運営システムにおける処理を実行するためのプログラムが格納されており、プログラムが制御部によって実行されると、コンピュータシステムは、入退室管理機能、座席管理機能、指導報告機能、成績管理機能、お知らせ機能、請求機能の少なくとも一部の機能を教室端末および各保護者端末に提供する教室運営機能提供部と、教室運営機能提供部によって提供される各機能に関連するデータを記憶する記憶部と、記憶部が記憶したデータに基づいて、教室から保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータを含む生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力する集計部と、集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定する特定部、として機能し、要支援条件は、集計データとして取得した、指導報告書・お知らせに対する保護者の反応、および/または保護者端末からの記憶部に対するアクセス頻度に基づいて設定される。
本開示の一態様における教室運営方法は、教室事業者が使用する教室端末および教室に通う各生徒の保護者それぞれが使用する各保護者端末にネットワークを介して提供される方法であって、教室運営方法は、コンピュータにおいて実行され、コンピュータは、制御部と記憶部とを備え、教室運営方法は、制御部が、入退室管理機能、座席管理機能、指導報告機能、成績管理機能、お知らせ機能、請求機能の少なくとも一部の機能を教室端末および各保護者端末に提供するステップと、制御部が、提供される各機能に関連するデータを記憶部に記憶するステップと、制御部が、記憶したデータに基づいて、教室から保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータを含む生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力するステップと、制御部が、集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定するステップと、を備え、要支援条件は、集計データとして取得した、指導報告書・お知らせに対する保護者の反応、および/または保護者端末からの記憶部に対するアクセス頻度に基づいて設定される
本開示の一態様におけるプログラムは、上述の教室運営方法をコンピュータによって実現させる。
本開示によれば、円滑に教室運営を行うことができる。
実施形態1に係る教室運営システム1の構成概要を示す図である。 教室運営機能提供部121のブロック図である。 お知らせ画面の一例を示す図である。 お知らせ管理画面の一例を示す図である。 請求書管理画面の一例を示す図である。 記憶部130が記憶するデータの一例を示す図である。 集計データの一例を示す図である。 教室運営サーバ100における処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る教室運営システム2の構成概要を示す図である。 生徒情報画面の一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラムについて図面を参照しながら説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。また、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが、本開示の必須構成要件であるとは限らない。
(実施形態1)
<全体概要>
図1は、実施形態1に係る教室運営システム1の構成概要を示す図である。図1を参照して、実施形態1に係る教室運営システム1の概要およびその構成について説明する。
教室運営システム1は、教室運営サーバ100と、教室端末200と、保護者端末300−1,300−2,300−3と、を備え、それらは、インターネットなどのネットワークNWを介して接続されている。なお、図1では、教室運営システム1の一例として、学習塾の教室運営について説明するが、学習塾に限らず、ピアノ教室や習字教室などの習い事等の教室運営に用いられてもよい。また、以下では、保護者端末300−1,300−2,300−3は、特に区別する必要がある場合を除き、保護者端末300と記載する。
教室運営サーバ100は、教室端末200および保護者端末300に対してネットワークNWを介して学習塾の運営機能を提供するサーバ装置である。
教室端末200は、教室事業者、すなわち、図1の例では学習塾において管理者(講師等)が使用する端末である。教室端末200は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理端末であって、ネットワークを介して教室運営サーバ100にアクセス可能である。
保護者端末300は、学習塾に通う生徒の保護者が使用する端末である。保護者端末300は、例えば、スマートフォンやタブレット等の携帯端末やPC等の情報処理端末であって、ネットワークを介して教室運営サーバ100にアクセス可能である。なお、ネットワークNWに接続される保護者端末300は、図1に示す台数に限られない。
教室端末200および保護者端末300は、汎用端末に教室運営アプリケーション(教室用または保護者用)をインストールして実現することができる。
本実施形態に係る教室運営サーバ100は、学習塾の運営機能の提供に際して取得したデータに基づいて、学習塾に通う生徒のうち、講師の支援が必要な生徒を特定し、生徒の支援のために対策が必要な影響因子を抽出する。
ここで、「支援が必要な生徒」とは、学習塾との繋がりが弱まっている生徒のことをいう。例えば、遅刻が増えた、宿題忘れが増えた、成績が下がった、など、講師が経験的に把握している退塾しそうな兆候(退塾兆候)を示している生徒のことである。このような生徒に対しては、適切な支援が行われなければ、生徒が退塾してしまう可能性がある。学習塾を円滑に安定的に運営するには、生徒に継続的に通塾してもらうことが重要であり、そのためには、生徒の退塾を未然に防ぐ対策を行う必要がある。
従来、どのような支援を行えば生徒の退塾兆候が改善されるかは、講師の経験によることが大きかった。そこで、本実施形態では、生徒の退塾兆候に影響を与えている影響因子を、学習塾の運営機能の提供に際して取得したデータに基づいて出力された、生徒のエンゲージメント(学習塾との繋がり)に関する集計データの中から抽出する。これにより、退塾兆候を示す生徒に対し、講師の経験によることなく、抽出された影響因子に着目して適切な支援を行い、生徒の退塾を未然に防ぐことが可能となるため、円滑な教室運営を行うことができる。以下、その詳細について説明する。
<教室運営サーバ100の構成>
図1において、教室運営サーバ100は、通信部110と、制御部120と、記憶部130と、を備える。
通信部110は、通信インタフェースであり、ネットワークNWを介して、教室端末200及び保護者端末300と通信を行う。
制御部120は、教室運営機能提供部121と、集計部122と、特定部123と、抽出部124と、を有する。
記憶部130は、教室運営機能提供部121によって提供される各機能に関連するデータを記憶する記憶装置であって、座席管理DB131と、入退室管理DB132と、お知らせDB133と、指導報告DB134と、成績DB135と、集計データDB136と、を有する。
ここで、図2〜図6を用いて、教室運営機能提供部121が提供する各機能について詳述する。その後、制御部120の教室運営機能提供部121以外の機能構成について説明する。
図2は、教室運営機能提供部121のブロック図である。教室運営機能提供部121は、座席管理機能部1211と、入退室管理機能部1212と、お知らせ機能部1213と、指導報告機能部1214と、成績管理機能部1215と、請求機能部1216とを備える。
座席管理機能部1211は、学習塾の講師および生徒の授業スケジュールを管理する機能を提供する。具体的には、ある講師が行う授業について、授業の実施予定日、実施予定時間帯、授業に出席予定の生徒等のデータを管理する。
座席管理機能部1211は、学習塾の講師より教室端末200を介して入力されたデータを取得し、記憶部130の座席管理DB131(図1参照)に記憶させる。教室端末200および保護者端末300は、座席管理DB131にアクセスすることにより、講師および生徒の授業スケジュールを閲覧することができる。また、座席管理機能部1211は、保護者から保護者端末300を介して入力された欠席連絡を取得し、授業スケジュールを更新して座席管理DB131に記憶させることもできる。
次に、入退室管理機能部1212について説明する。入退室管理機能部1212は、学習塾に通う生徒の入退室を管理する機能を提供する。具体的には、生徒が入退室した日時、滞在時間等のデータを管理する。生徒の入退室管理は、例えば、生徒ごとにQRコード(登録商標)タイプのカードを発行し、QRコードをスマートフォンやタブレット端末で読み取って行ってもよいし、ICカードなどで行ってもよい。
入退室管理機能部1212は、学習塾に設置された読み取り端末(図1において不図示)が読み取ったカードの情報を取得し、読み取った時間を生徒の入退室時間として記憶部130の入退室管理DB132に記憶させる。この際、入退室管理機能部1212は、生徒の保護者端末300に対し、入退室のお知らせをメール送信したりプッシュ通知を行ってもよい。講師や保護者は、教室端末200および/または保護者端末300を操作して、入退室管理DB132にアクセスすることにより、生徒の入退室記録を閲覧することができる。
次に、お知らせ機能部1213について説明する。お知らせ機能部1213は、学習塾から生徒の保護者に向けたお知らせを通知する機能を提供する。例えば、お知らせ機能部1213は、講師が操作する教室端末200からお知らせの作成指示を受け付けると、記憶部130のお知らせDB133からお知らせのテンプレートを取得し、教室端末200に送信する。講師は、教室端末200を介して、送信されたお知らせのテンプレートに従って、日付、お知らせのタイトル、本文を入力する。そして、お知らせ機能部1213は、教室端末200から講師が入力したお知らせを取得し、お知らせDB133に記憶させる。この際、お知らせ機能部1213は、保護者端末300に対し、お知らせが作成された旨をメール送信したり、プッシュ通知を行ってもよい。講師や保護者は、教室端末200および/または保護者端末300を操作して、お知らせDB133にアクセスすることにより、お知らせを閲覧することができる。
図3は、お知らせ画面の一例を示す図である。画面30は、保護者端末300のディスプレイに表示されるお知らせ画面例である。保護者は、保護者端末300を操作して、お知らせDB133にアクセスし、学習塾からのお知らせを保護者端末300に表示させる。ここで、保護者が、お知らせに付された既読ボタン31をタップすると、既読信号が教室運営サーバ100に送信される。お知らせ機能部1213は、既読信号により、お知らせが保護者によって読まれたと判断し、既読信号を受信した日時を既読日時としてお知らせDB133に記憶させる。
また、保護者が、保護者端末300を介して、お知らせの下部にあるコメント欄32にコメントを入力すると、お知らせ機能部1213は、入力されたコメントをお知らせDB133に記憶させるとともに、コメントが入力された旨を教室端末200に通知する。
図4は、お知らせ管理画面の一例を示す図である。画面40は、教室端末200のディスプレイに表示されるお知らせ管理画面例であり、保護者ごとに既読マーク41とコメント数42とが表示されている。これらにより、講師は、どの保護者がお知らせを読んでいるか、どれくらいコメントをしているかを把握することができる。
次に、指導報告機能部1214について説明する。指導報告機能部1214は、授業中の生徒の評価や宿題についての指導報告を生徒や保護者に行う機能を提供する。例えば、指導報告機能部1214は、講師が操作する教室端末200から指導報告書の作成指示を受け付けると、記憶部130の指導報告DB134から指導報告書のテンプレートを取得し、教室端末200に送信する。講師は、教室端末200に送信された指導報告書のテンプレートに従って、指導報告を行う科目や授業を行った単元を選択し、宿題の内容設定、コメント入力を行う。そして、指導報告機能部1214は、教室端末200から講師が作成した指導報告書を取得し、指導報告DB134に記憶させる。この際、指導報告機能部1214は、保護者端末300に対し、指導報告書が作成された旨をメール送信したり、プッシュ通知を行ってもよい。
保護者は、保護者端末300を操作して、指導報告DB134にアクセスし、指導報告書を閲覧できる。また、指導報告書に対してコメントを入力することができる。指導報告機能部1214は、保護者端末300から入力されたコメントを取得し、指導報告DB134に記憶する。なお、お知らせ機能部1213において説明したように、指導報告書についても保護者の既読やコメント数が分かるよう構成されてもよい。
次に、成績管理機能部1215について説明する。成績管理機能部1215は、生徒の成績を管理する機能を提供する。成績管理機能部1215は、例えば、内申点、学校のテスト、模試の結果を、記憶部130の成績DB135に記憶させ、各生徒の成績を表やグラフで管理することができる。教室端末200を操作する講師や、保護者端末300を操作する保護者は、成績DB135にアクセスして、生徒の成績を閲覧することができる。
また、成績管理機能部1215は、保護者端末300に対し、成績入力を促す旨を、メール送信やプッシュ通知する。通知を受けて、保護者は保護者端末300を介して、テストの点数や順位等の成績を入力する。成績管理機能部1215は、保護者が入力した成績を取得し、成績DB135に記憶させる。
次に、請求機能部1216について説明する。請求機能部1216は、学習塾の授業料などの請求を行う機能を提供する。例えば、請求機能部1216は、講師が操作する教室端末200から請求書の作成指示を受け付けると、請求書DB(図1において不図示)から請求書のテンプレートを取得し、教室端末200に送信する。講師は、教室端末200を介して、送信された請求書のテンプレートに従って、日付、請求項目等を入力する。そして、請求機能部1216は、教室端末200から講師が入力した請求書を取得し、請求書DBに記憶させるとともに、保護者端末300に対し、請求書が作成された旨をメール送信したり、プッシュ通知を行う。通知を受けて、保護者は保護者端末300を操作して、請求書DBにアクセスし、作成された請求書を閲覧することができる。
図5は、請求書管理画面の一例を示す図である。画面50は、教室端末200のディスプレイに表示される請求書管理画面例であり、請求書の日付、宛先、金額、既読、送付ステータス、クレジットカード決済ステータス、支払ステータスが一覧表示されている。これにより、講師は、どの生徒に請求書を送付したか、誰が未納かなどを把握することができる。
図6は、記憶部130が記憶するデータの一例を示す図である。上述したように、教室運営機能提供部121の各機能部は、機能を提供する際に取得した情報を記憶部130のデータベース(DB)に記憶させる。図6を参照して、教室運営機能提供部121が記憶部130に記憶させるデータの具体例について説明する。
座席管理DB131は、例えば、各生徒の通塾予定日(データ1)、通塾日の授業開始時間(データ2)を記憶する。
入退室管理DB132は、例えば、各生徒の通塾実績日(データ3)、生徒の入退室時間を示す通塾実績時間(データ4)を記憶する。
お知らせDB133は、例えば、お知らせ発生の有無(データ5)、お知らせ発生日時(データ6)、お知らせ既読の有無(データ7)、お知らせ既読日時(データ8)、お知らせコメントの有無(データ9)、お知らせコメント日時(データ10)を記憶する。
指導報告DB134は、例えば、宿題発生の有無(データ11)、宿題完了の有無(データ12)、指導報告発生の有無(データ13)、指導報告発生日時(データ14)、指導報告既読の有無(データ15)、指導報告既読日時(データ16)、指導報告コメントの有無(データ17)、指導報告コメント日時(データ18)を記憶する。
成績DB135は、例えば、科目別の定期テストデータ(データ19)、科目別の外部テストデータ(データ20)、科目別の内申点データ(データ21)を記憶する。
なお、教室運営機能提供部121は、保護者のログイン日時を示すログイン情報や、アプリのインストールの有無を示すアプリ登録情報、メールアドレスの登録の有無を示すメールアドレス登録情報なども取得して、記憶部130に記憶させてもよい。
以上、教室運営機能提供部121について詳述した。続いて、制御部120の教室運営機能提供部121以外の機能構成について説明する。
図1に戻って、集計部122は、教室運営機能提供部121が記憶部130に記憶させたデータに基づいて、生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力する。ここで、エンゲージメントとは、生徒および/または生徒の保護者と、学習塾との繋がりをいい、エンゲージメントに関する集計データとは、例えば、生徒の出席に関するデータ、教室(学習塾)から保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータ、成績に関するデータである。
図7は、集計データの一例を示す図であり、集計データDB136に記憶されるデータの例を示している。図6および図7を参照して、集計部122が出力する集計データについて詳述する。
集計部122は、生徒の出席に関するデータとして、図6のデータ1〜4に基づいて、遅刻情報と欠席情報とを出力する。遅刻情報として、例えば、遅刻回数(集計データ1)、遅刻時間(集計データ2)、遅刻率(集計データ3)を出力する。集計部122は、座席管理DB131より通塾予定日(データ1)、授業開始時間(データ2)、入退室管理DB132より、実際に生徒が通塾した通塾実績日(データ3)、通塾実績時間(データ4)を取得する。授業開始時間より生徒の入室時間が遅ければ、遅刻回数にカウントする。また、遅刻と判定した時間(入室時間−授業開始時間)の合計を遅刻時間とし、遅刻回数を通塾実績日数で割った数値を遅刻率とする。集計部122は、このように算出した集計データ1〜3を、集計データDB136に記憶させる。同様にして、欠席情報として、例えば、欠席回数(集計データ4)、欠席時間(集計データ5)、欠席率(集計データ6)を出力し、集計データDB136に記憶させる。
また、集計部122は、学習塾から保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータとして、図6のデータ5〜18に基づいて、お知らせ情報と指導報告情報とを出力する。お知らせ情報として、例えば、お知らせの既読回数(集計データ7)、お知らせの既読率(集計データ8)、お知らせの既読までの時間(集計データ9)、お知らせの返信回数(集計データ10)、お知らせの返信率(集計データ11)、お知らせ返信までの時間(集計データ12)を出力する。
具体的には、集計部122は、お知らせDB133から、お知らせ発生の有無(データ5)、お知らせ発生日時(データ6)、お知らせ既読の有無(データ7)、お知らせ既読日時(データ8)、お知らせコメントの有無(データ9)、お知らせコメント日時(データ10)を取得する。そして、お知らせ既読の有無(データ7)から、お知らせ既読回数をカウントする。また、お知らせ発生の有無(データ5)からお知らせ発生件数を算出し、お知らせ既読回数をお知らせ発生件数で割った値をお知らせ既読率とする。また、お知らせ発生日時(データ6)とお知らせ既読日時(データ8)の差分を、お知らせの既読までの時間とする。同様にして、お知らせの返信回数、お知らせの返信率、お知らせ返信までの時間も出力し、集計データDB136に記憶させる。
また、集計部122は、指導報告情報として、指導報告の既読回数(集計データ13)、指導報告の既読率(集計データ14)、指導報告の既読までの時間(集計データ15)、指導報告の返信回数(集計データ16)、指導報告の返信率(集計データ17)、指導報告返信までの時間(集計データ18)を出力する。
具体的には、集計部122は、指導報告DB134から、指導報告発生の有無(データ13)、指導報告発生日時(データ14)、指導報告既読の有無(データ15)、指導報告既読日時(データ16)、指導報告コメントの有無(データ17)、指導報告コメント日時(データ18)を取得する。そして、これらに基づいて、上述のお知らせ情報と同様の方法で集計データ13〜18を出力し、集計データDB136に記憶させる。
次に、集計部122は、成績に関するデータとして、図6のデータ11,12,19〜21に基づいて、宿題情報とテスト情報とを出力する。宿題情報として、例えば、宿題忘れ回数(集計データ19)、宿題忘れ率(集計データ20)を出力する。具体的には、集計部122は、指導報告DB134の宿題発生の有無(データ11)、宿題完了の有無(データ12)から、宿題忘れ回数、宿題忘れ率を算出する。
また、テスト情報として、例えば、定期テストの変化/前回のテスト差分(集計データ21)、定期テストの変化/初回のテスト差分(集計データ22)、外部テストの変化/前回のテスト差分(集計データ23)、外部テストの変化/初回のテスト差分(集計データ24)、内申の変化/前回の内申差分(集計データ25)、内申の変化/初回の内申差分(集計データ26)を出力する。集計部122は、成績DB135から科目別の定期テストデータ(データ19)、科目別の外部テストデータ(データ20)、科目別の内申点データ(データ21)を取得し、各テストデータの差分を求める。集計部122は、このようにして出力した集計データ19〜26を集計データDB136に記憶させる。
講師は、教室端末200を介して集計データDB136にアクセスし、記憶された各集計データを閲覧することができる。閲覧画面は講師によってカスタマイズすることができ、講師は、グラフやリスト表示などの自分の使い慣れた画面によって集計データを閲覧して、教室の運営状況について把握することができる。
図1に戻って、特定部123は、集計部122が出力した集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定する。ここで、要支援条件とは、学習塾との繋がりが弱まっている、すなわち、退塾しそうな兆候(退塾兆候)を表す条件である。例えば、成績の変化が所定の値未満や、遅刻回数が所定の値以上などの条件であり、過去の学習塾の運営データや講師の経験に基づいて、任意に設定することができる。講師は、教室端末200を介して、集計データとして出力された各項目のうちの一つについて、任意の条件を要支援条件として設定する。特定部123は、設定された要支援条件に基づいて、条件を満たす生徒に対して、例えば、要支援フラグを立てる。
なお、要支援条件として、例えば、遅刻回数や欠席回数、宿題忘れ回数などの変化率についての条件を設定してもよい。これは、学習態度が良好な生徒であっても、常に遅刻する、常に宿題を忘れるという生徒もおり、ある時点の遅刻・欠席回数、宿題忘れ回数だけでは、生徒の実態を正確に把握できない場合があるからである。したがって、要支援条件としては、生徒が所定の期間において(例えば、現時点から3か月前の期間)どのように変化したかが把握できるような条件を設定することが好ましい。
また、要支援条件として、遅刻・欠席回数、宿題忘れ回数と、その変化率、学習塾のカリキュラムからの進捗遅延、指導報告書・お知らせに対する保護者の反応(既読率・返信率・時間)、成績とその変化率、保護者端末からのDBへのアクセス頻度、授業料の支払い状況等の集計データの項目の少なくとも一部を含めた組み合わせによって設定してもよい。例えば、各項目を重み付けた加重でスコアを算出し、所定の閾値と比較して要支援フラグを立てるようにしてもよい。これにより、教室運営機能の提供により自然に蓄積される様々なデータから、生徒の退塾兆候を分析することができ、要支援生徒の抽出をより高精度に行うことができる。
抽出部124は、要支援条件の充足に寄与する影響因子を集計データの中から抽出する。本実施形態では、重回帰分析により要支援条件の充足に寄与する集計データの絞り込みを行う。
具体的には、抽出部124は、集計データのうち、特定部123において要支援条件として設定した項目を目的変数、それ以外の項目を説明変数として重回帰分析を実施する。すなわち、下記の数式(1)で目的変数をY、説明変数をX1,X2、・・・、偏回帰係数をb1,b2、・・・とした場合に、偏回帰係数の絶対値が大きい上位3つの説明変数を抽出する。
Y=b1 X1 + b2 X2 + b3 X3 + ・・・・+ b0 式(1)
抽出部124は、抽出された集計データを要支援項目として、教室端末200を介して講師に提示する。講師は提示された要支援項目に基づいて、退塾兆候を示す生徒を支援することができ、これにより、講師の経験によることなく、生徒の退塾を未然に防ぐことができる。
また、抽出部124は、上述のように設定された要支援条件を満たす生徒以外に、講師の判断により手動で要支援生徒に設定した生徒や、実際に退塾した生徒の集計データを用いて、要因となった項目を抽出してもよい。これにより、講師の経験や実際の退塾した生徒の集計データが反映された、要支援項目を精度よく抽出することができる。
なお、上述の手順は一例であって、このほかの手順で影響因子を抽出してもよい。また、ある条件に寄与する影響因子を抽出する際に重回帰分析を用いる手法は周知の技術であって、影響因子を抽出することができれば、どのような統計手法を用いてもよい。
図8は、教室運営サーバ100における処理を示すフローチャートである。図6−8を参照して、本実施形態に係る教室運営サーバ100の処理の一例について説明する。
ステップS800において、教室運営機能提供部121は、上述したように、座席管理機能部1211、入退室管理機能部1212、お知らせ機能部1213、指導報告機能部1214、成績管理機能部1215、請求機能部1216を機能させる。そして、機能の提供の際取得したデータを記憶部130の各DBに記憶させる。記憶部130は、例えば、図6のようなデータを記憶する。
ステップS801において、集計部122は、記憶部130に記憶されたデータに基づいて、集計データを出力し、集計データDB136に記憶させる。集計データDB136は、例えば、図7のようなデータを記憶する。
ステップS802において、特定部123は、教室端末200から、要支援条件の設定を受け付ける。例えば、図7における集計データ21(定期テストの変化/前回のテスト差分)について、差分が所定の値未満という要支援条件を受け付ける。
ステップS803において、特定部123は、集計データDB136から、各生徒の集計データ21(定期テストの変化/前回のテスト差分)に基づいて、要支援条件を満たす生徒に要支援フラグを立てる。
ステップS804において、抽出部124は、ステップS803において受け付けた要支援条件を目的変数、それ以外の集計データを説明変数として重回帰分析を実施する。上述の図7の例では、集計データ21を目的変数、それ以外の集計データ1−20,22−26を説明変数とする。
ステップS805において、抽出部124は、偏回帰係数の絶対値が大きい上位3つの説明変数(集計データ)を抽出する。上述の図7の例では、例えば、集計データ3(遅刻率)、集計データ8(お知らせ既読率)、集計データ20(宿題忘れ率)が抽出される。
ステップS806において、抽出部124は、抽出した説明変数を、教室端末200を介して、講師に提示する。上述の図7の例では、集計データ3(遅刻率)、集計データ8(お知らせ既読率)、集計データ20(宿題忘れ率)が提示される。これにより、講師は、定期テストの変化に影響を与えている要因が、遅刻率、お知らせ既読率、宿題忘れ率であると分かる。すなわち、これらの改善が、生徒支援の重点項目であり、講師は経験によることなく、適切な支援を生徒に行うことができる。この例の場合、例えば、生徒の遅刻や宿題について重点的に指導を行ったり、保護者に積極的に塾に関与するよう促したり、などの対策を行うことが考えられる。
<効果の説明>
上述のように、本実施形態に係る教室運営サーバ100は、学習塾に通う生徒のうち、講師の支援が必要な生徒(退塾兆候を示す生徒)を特定し、退塾兆候に影響を与える因子を、学習塾の運営機能の提供に際して取得したデータに基づいて出力された、生徒のエンゲージメントに関する集計データの中から抽出する。これにより、退塾兆候を示す生徒に対し、講師の経験によることなく、抽出された影響因子に着目して適切な支援を行うことができる。したがって、生徒の退塾を未然に防ぐことが可能となるため、円滑な教室運営を行うことができる。
また、教室運営機能を提供する際に自然に蓄積されるデータに基づいて、退塾兆候を示す生徒を特定し、要支援項目を抽出することができるため、講師の経験によることなく、効果的に生徒のフォローを行うことができる。
(実施形態2)
実施形態1に係る教室運営システム1は、教室運営サーバが教室運営機能を1つの学習塾に提供した。実施形態2に係る教室運営システム2は、教室運営サーバが教室運営機能を複数の学習塾に提供する点で実施形態1と相違する。
<全体概要>
図9は、実施形態2に係る教室運営システム2の構成概要を示す図である。図9を参照して、実施形態1に係る教室運営システム2の概要およびその構成について説明する。
教室運営システム2は、教室運営サーバ400と、教室端末200−1,200−2,200−3と、保護者端末300−1,300−2,300−3と、を備え、それらは、インターネットなどのネットワークNWを介して接続されている。図9の例では、教室端末200−1,200−2,200−3は、それぞれ学習塾21,22,23(不図示)において管理者(講師等)が使用する端末である。学習塾21,22,23の管理者は、それぞれ教室端末200−1,200−2,200−3を介して、教室運営サーバ400から個別に教室運営機能の提供を受けることができる。また、学習塾21が、教室端末200−1を操作して、教室運営サーバ400にアクセスし、例えば、系列校である学習塾22および23に提供される教室運営機能を管理することもできる。以下では、教室端末200−1,200−2,200−3は、特に区別する必要がある場合を除き、教室端末200と記載する。
本実施形態に係る教室運営サーバ400は、各学習塾の運営機能の提供に際して取得したデータに基づいて、各学習塾に通う生徒の中から、講師の支援が必要な生徒を特定し、生徒の支援のために対策が必要な影響因子を、複数の学習塾における生徒のエンゲージメントに関する集計データの中から抽出する。すなわち、実施形態1では一つの学習塾における集計データに基づいて影響因子を抽出したが、実施形態2では、複数の学習塾における集計データに基づいて影響因子を抽出する。学習塾の経営者は、系列校である各学習塾での教室の運営状況や支援を必要とする生徒のリスト、その影響因子について容易に把握でき、円滑な教室運営につなげることができる。
<教室運営サーバ400の構成>
図9において、教室運営サーバ400は、通信部410と、制御部420と、記憶部430と、を備える。
通信部410は、通信インタフェースであり、ネットワークNWを介して、複数の教室端末20及び保護者端末300と通信を行う。
制御部420は、教室運営機能提供部421と、集計部422と、特定部423と、抽出部424と、を有する。
記憶部430は、座席管理DB431と、入退室管理DB432と、お知らせDB433と、指導報告書DB434と、成績DB435と、集計データDB436と、を有する。
教室運営機能提供部421は、各学習塾に対して教室運営機能を提供し、その際取得したデータを記憶部430の各データベース(DB)に記憶させる。教室運営機能提供部421が提供する機能は、実施形態1に係る教室運営機能提供部121と同様であるので詳細は省略する。
集計部422は、各学習塾において機能提供した教室運営機能提供部421が記憶部430に記憶させたデータに基づいて、生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力する。また、集計部422は、実施形態1に係る集計部122において説明したような集計データについて、教室ごとに平均値等を算出してもよい。講師は、教室端末200を介して、集計データDB436にアクセスして集計データを閲覧し、各教室の運営状況を比較することができる。
図10は、生徒情報画面の一例を示す図である。画面80は、複数の学習塾を運営する管理者の教室端末200のディスプレイに表示される生徒情報画面例である。管理者は、ボタン81により、どの学習塾のデータを閲覧するかを指示することができる。また、管理者は、ボタン82〜87により、それぞれ指示されたデータを一覧表示させることができる。図10の例では、ボタン82が選択され、生徒の利用状況が一覧表示され、生徒の保護者端末におけるアプリの導入状況やログイン状況などを把握することができる。
図9に戻って、特定部423は、集計部422が出力した集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定する。特定部423は、全学習塾の集計データについて要支援条件を満たす生徒に要支援フラグを立ててもよいし、複数の学習塾を運営する管理者の指示により、いくつかの学習塾からなる学習塾グループについての集計データに基づいて要支援フラグを立てるようにしてもよい。また、要支援フラグが立った生徒の割合を教室ごとに出力するようにしてもよい。これにより、管理者は、教室ごとに支援を要する生徒の割合を把握することができる。
抽出部424は、要支援条件の充足に寄与する影響因子を集計データの中から抽出する。本実施形態では、重回帰分析により要支援条件の充足に寄与する集計データの絞り込みを行うが、ほかの統計手法を用いてもよい。なお、抽出部424は、各学習塾における集計データに基づいて重回帰分析を行い、影響因子を抽出してもよいし、全学習塾、または学習塾グループにおける集計データに基づいて抽出してもよい。これにより、教室をまたがった分析を行うことができる。なお、重回帰分析の手順については、実施形態1で説明した通りであるので、詳細は省略する。
<効果の説明>
上述のように、本実施形態に係る教室運営サーバ400は、各学習塾に通う生徒のうち、講師の支援が必要な生徒(退塾兆候を示す生徒)を特定し、退塾兆候に影響を与える因子を、各学習塾の運営機能の提供に際して取得したデータに基づいて出力された、生徒のエンゲージメントに関する集計データの中から抽出する。これにより、実施形態1で述べた効果に加え、複数の学習塾における集計データに基づいて影響因子を抽出することができるので、複数の学習塾を運営する管理者は、各学習塾、全学習塾、または一部の学習塾における生徒支援の重点項目を把握することができる。これにより、学習塾全体の運営を円滑に行うことができる。
<プログラム>
教室運営サーバ100及び400を構成する各機能を実現するためのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。例えば、当該プログラムは、コンピュータに、教室運営方法を実行させるためのプログラムである。
さらに、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短期間で動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本開示には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。また、上記実施形態及び変形例で説明した装置の構成は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせ可能である。
1,2 教室運営システム、100,400 教室運営サーバ、110,410 通信部、120,420 制御部、121 教室運営機能提供部、122 集計部、123 特定部、124 抽出部、130,430 記憶部

Claims (9)

  1. 教室事業者が使用する教室端末および教室に通う各生徒の保護者それぞれが使用する各保護者端末とネットワークを介して接続される教室運営サーバであって、
    前記教室運営サーバは、制御部とメモリ部とを備え、前記メモリ部には、前記教室運営サーバにおける処理を実行するためのプログラムが格納されており、前記プログラムが前記制御部によって実行されると、前記教室運営サーバは、
    入退室管理機能、座席管理機能、指導報告機能、成績管理機能、お知らせ機能、請求機能の少なくとも一部の機能を前記教室端末および前記各保護者端末に提供する教室運営機能提供部と、
    前記教室運営機能提供部によって提供される各機能に関連するデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶したデータに基づいて、前記教室から前記保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータを含む前記生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力する集計部と、
    前記集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定する特定部、として機能し、
    前記要支援条件は、前記集計データとして取得した、指導報告書・お知らせに対する前記保護者の反応、および/または前記保護者端末からの前記記憶部に対するアクセス頻度に基づいて設定される、
    教室運営サーバ。
  2. 前記特定部は、前記教室端末から前記集計データに基づいた前記要支援条件を受け付け、
    前記要支援条件の充足に寄与する影響因子を、前記集計データから抽出する抽出部をさらに備える請求項に記載の教室運営サーバ。
  3. 前記抽出部は、前記集計データのうち、前記要支援条件として設定した項目を目的変数、それ以外の項目を説明変数として、重回帰分析により前記影響因子を抽出する、請求項に記載の教室運営サーバ。
  4. 複数の教室それぞれが使用する各教室端末が前記ネットワークを介して前記教室運営サーバに接続され、
    前記記憶部は、前記教室運営機能提供部によって提供される各機能に関連するデータを前記複数の教室ごとに記憶し、
    前記集計部は、前記記憶部が記憶したデータに基づいて、前記教室ごとに集計データを出力する、請求項に記載の教室運営サーバ。
  5. 前記特定部は、前記教室ごとの前記要支援条件を満たす生徒の割合を出力する、請求項に記載の教室運営サーバ。
  6. 前記抽出部は、前記要支援条件の充足に寄与する影響因子を、前記ネットワークに接続する前記複数の教室で出力された集計データから抽出する、請求項または請求項に記載の教室運営サーバ。
  7. 教室事業者が使用する教室端末および教室に通う各生徒の保護者それぞれが使用する各保護者端末とネットワークを介して提供される教室運営システムであって、
    前記教室運営システムは、制御部とメモリ部とを備えるコンピュータシステムであって、前記メモリ部には、前記教室運営システムにおける処理を実行するためのプログラムが格納されており、前記プログラムが前記制御部によって実行されると、前記コンピュータシステムは、
    入退室管理機能、座席管理機能、指導報告機能、成績管理機能、お知らせ機能、請求機能の少なくとも一部の機能を前記教室端末および前記各保護者端末に提供する教室運営機能提供部と、
    前記教室運営機能提供部によって提供される各機能に関連するデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶したデータに基づいて、前記教室から前記保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータを含む前記生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力する集計部と、
    前記集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定する特定部、として機能し、
    前記要支援条件は、前記集計データとして取得した、指導報告書・お知らせに対する前記保護者の反応、および/または前記保護者端末からの前記記憶部に対するアクセス頻度に基づいて設定される、
    教室運営システム。
  8. 教室事業者が使用する教室端末および教室に通う各生徒の保護者それぞれが使用する各保護者端末にネットワークを介して提供される教室運営方法であって、前記教室運営方法は、コンピュータにおいて実行され、前記コンピュータは、制御部と記憶部とを備え、前記教室運営方法は、
    前記制御部が、入退室管理機能、座席管理機能、指導報告機能、成績管理機能、お知らせ機能、請求機能の少なくとも一部の機能を前記教室端末および前記各保護者端末に提供するステップと、
    前記制御部が、前記提供される各機能に関連するデータを前記記憶部に記憶するステップと、
    前記制御部が、前記記憶したデータに基づいて、前記教室から前記保護者への通知に対する保護者の入力・閲覧に関するデータを含む前記生徒ごとのエンゲージメントに関する集計データを出力するステップと、
    前記制御部が、前記集計データに基づいて、要支援条件を満たす生徒を特定するステップと、を備え
    前記要支援条件は、前記集計データとして取得した、指導報告書・お知らせに対する前記保護者の反応、および/または前記保護者端末からの前記記憶部に対するアクセス頻度に基づいて設定される、
    教室運営方法。
  9. 請求項に記載の教室運営方法をコンピュータによって実現させる教室運営プログラム。
JP2018088679A 2018-05-02 2018-05-02 教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラム Active JP6485764B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088679A JP6485764B1 (ja) 2018-05-02 2018-05-02 教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088679A JP6485764B1 (ja) 2018-05-02 2018-05-02 教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6485764B1 true JP6485764B1 (ja) 2019-03-20
JP2019194794A JP2019194794A (ja) 2019-11-07

Family

ID=65802366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018088679A Active JP6485764B1 (ja) 2018-05-02 2018-05-02 教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6485764B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154473A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 ヤフー株式会社 推定装置、推定方法および推定プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002269247A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Fujitsu Fip Corp 情報管理方法,情報管理プログラム,情報受信方法,情報管理サーバ,情報管理配信方法並びに記録媒体
JP2005182272A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Eikoh Inc 個別指導管理システム、システム用のプログラム、システム用の表示方法、及びプログラムの記録媒体
US20090280463A1 (en) * 2008-05-06 2009-11-12 David Yaskin Systems and methods for goal attainment in achievement of learning
JP2016184434A (ja) * 2016-06-23 2016-10-20 富士通株式会社 学生支援プログラム、情報処理装置、及び学生支援方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002269247A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Fujitsu Fip Corp 情報管理方法,情報管理プログラム,情報受信方法,情報管理サーバ,情報管理配信方法並びに記録媒体
JP2005182272A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Eikoh Inc 個別指導管理システム、システム用のプログラム、システム用の表示方法、及びプログラムの記録媒体
US20090280463A1 (en) * 2008-05-06 2009-11-12 David Yaskin Systems and methods for goal attainment in achievement of learning
JP2016184434A (ja) * 2016-06-23 2016-10-20 富士通株式会社 学生支援プログラム、情報処理装置、及び学生支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019194794A (ja) 2019-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200357296A1 (en) Integrated education management methods and systems
Papa Technology leadership for school improvement
KR101455907B1 (ko) 스마트 폰을 이용한 온라인 학습 컨설팅 방법 및 시스템
Wolfe et al. Using hotel supervisors’ emotional intelligence as a benchmark for hospitality students
EP4131108A1 (en) Computer system, method, and program for improving relations with individual parties in two-party communication
Burke et al. Examining the feasibility of a special education advocacy training program
Phillips et al. Maximizing data use: A focus on the completion agenda
JP6485764B1 (ja) 教室運営サーバ、教室運営システム、教室運営方法およびプログラム
US20140065592A1 (en) Interactive learning and performance enhancement system
KR20150000262A (ko) 체험활동 관리 시스템 및 그 방법
US20230045013A1 (en) Methods and systems for facilitating managing student attendance and movement of individuals throughout a school facility
US20160307456A1 (en) Methods and systems for teaching and training people
JP2023060212A (ja) 情報処理装置及びプログラム
Hannigan et al. The PBIS tier two handbook: A practical approach to implementing targeted interventions
Altun et al. Lessons learned from creating, implementing and evaluating assisted e-learning incorporating adaptivity, recommendations and learning analytics
Applegate Practical evaluation techniques for librarians
Ayo et al. Development of an Integrated Library Management System (iLMS).
Campbell-Meier Assessment and evaluation
KR20160006586A (ko) 아바타 서비스 제공 시스템, 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
KR102672121B1 (ko) 네트워크를 통한 수강생 관리 방법, 이에 사용되는 관리 서버 및 네트워크를 통한 수강생 관리 방법을 실행시키는 프로그램이 기록된 기록 매체
JP2015141567A (ja) 個別学習計画表の作成支援システム及びプログラム
KR102653660B1 (ko) 비표준 보험설계사 관리 시스템 및 방법
US20240211894A1 (en) Schedule information providing method, information processing device, computer-readable recording medium recording a program, and communication terminal
Allen Online faculty behaviors that impact student persistence
Mandernach Using Data Analytics to Foster the Instructional Quality of Online Education

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180502

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180502

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180522

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6485764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350