JP6484988B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、主として車両や、船舶、航空機等に搭載され、通信相手の装置との間で通信を行うために用いるアンテナ装置に関するものである。
例えば、特許文献1には従来のアンテナ装置が記載されている。このアンテナ装置は移動体への取付架台に防振支持機構を介して支持されるアンテナ架台上に取付けられている。このアンテナ装置では、方位方向に回転可能であり、さらに円形のアンテナリフレクタの高度角を変更するためのエレベーション軸が、方位角の回転軸であるアジマス軸の上に配置されている。
特許第5293715号公報
特許文献1に記載のアンテナ装置では、円形のアンテナリフレクタを使用しているので、アンテナを水平方向に向けた場合のアンテナの高さは、アンテナリフレクタの直径よりも高くなる。そのため、アンテナリフレクタの直径が大きい場合には、アンテナの高さを低くすることが難しかった。
アンテナ装置を特に航空機に搭載した場合には、アンテナが高いと空気抵抗が大きくなり、燃料消費量が多くなり航続可能距離が短くなるので、高さが低いアンテナ装置が望まれている。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、アンテナ装置の高さを低くすることを目的とするものである。
この発明に係るアンテナ装置は、長手方向に湾曲した横長の主反射面を有するアンテナと、前記主反射面の長手方向に平行な軸であるアンテナ軸の回りに前記アンテナが回転するように、前記アンテナの背面側に取付けられる第1のアンテナ軸部材と、前記アンテナ軸の回りに前記アンテナが回転するように、前記第1のアンテナ軸部材とは反対側に前記アンテナの背面側に取付けられる第2のアンテナ軸部材と、移動体に固定される移動体固定部材と、前記移動体固定部材に回転可能に取付けられる底面部材、前記アンテナ軸が前記底面部材に平行になるように前記第1のアンテナ軸部材が回転可能に取付けられる前記底面部材に接続して設けられた第1のアンテナ取付面部材、前記アンテナ軸が前記底面部材に平行になるように前記第2のアンテナ軸部材が回転可能に取付けられる前記底面部材に接続して設けられた第2のアンテナ取付面部材、前記底面部材において前記アンテナ軸方向の両端の辺にそれぞれ接続して設けられ、前記第1のアンテナ取付面部材及び前記第2のアンテナ取付面部材よりも前記底面部材からの高さが低い側面部材とを有するアンテナ搭載部材と、を備え、 前記底面部材は、本体部分と、前記本体部分と同一平面上にある板状の部材であり前記本体部分の前記アンテナ側の辺において前記アンテナ軸方向の一方の端部に接続される第1の付加部分と、前記本体部分と同一平面上にある板状の部材であり前記本体部分の前記アンテナ側の辺において前記アンテナ軸方向の他方の端部に接続される第2の付加部分とを有し、前記第1のアンテナ取付面部材は、前記第1の付加部分に接続され、前記第2のアンテナ取付面部材は、前記第2の付加部分に接続され、前記側面部材は、前記本体部分に接続されるアンテナ搭載部材を備えたものである。


この発明によれば、アンテナ装置の高さを低くすることができる。
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置を航空機に搭載した場合にアンテナ装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の平面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の正面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の左側面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の右側面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の背面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の底面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の平面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の正面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の左側面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の右側面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の背面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の底面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する平面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する正面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する左側面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する右側面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する背面図である。 この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する底面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置を航空機に搭載した場合にアンテナ装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1に係るアンテナ装置1は、衛星通信に使用する場合で説明する。機外に設置されたアンテナ装置1は、レドーム2の内部に格納されている。アンテナ装置1は、アンテナ3、アンテナ3が受信した信号を増幅する受信増幅器4、送信する信号を増幅する送信増幅器5、アンテナ3を保持しアンテナ3が衛星の方向を向くように駆動する保持駆動装置6を有する。受信増幅器4と送信増幅器5は、信号線により機内のモデム7と接続される。保持駆動装置6は、機内の姿勢制御装置8により制御されてアンテナ3の指向方向すなわちアンテナの姿勢を制御する。
ここで、アンテナの高度角を、アンテナ装置1の底面に対して垂直な直線とアンテナ3の指向方向との間の角度とする。アンテナ装置1のAZ軸(アジマス軸)を、アンテナ装置1の底面に垂直な軸とする。アンテナ装置1のEL軸(エレベーション軸)を、アンテナ装置1の底面およびアンテナ3の長手方向に平行な軸とする。アンテナ装置1は、AZ軸の回りに回転できる。アンテナ3は、EL軸の回りに0度から90度の範囲で高度角を変更できる。
図2から図15を使用して、アンテナ装置1の構造を説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の斜視図である。図3から図8のそれぞれは、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を90度にした場合の、平面図、正面図、左側面図、右側面図、背面図、底面図である。図9が、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の斜視図である。図10から図16のそれぞれは、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構造を説明するアンテナの高度角を0度にした場合の、平面図、正面図、左側面図、右側面図、背面図、底面図である。
アンテナ3は、横長の楕円開口面形状で電波を反射する主反射面であるメインリフレクタ9、メインリフレクタ9の焦点の位置に設けられたサブリフレクタ10、メインリフレクタ9の中心を貫通して信号をサブリフレクタ10に向けて電波を放射および受信する導波路11(図示せず)を有する。サブリフレクタ10は、メインリフレクタ9で反射した電波を導波路11の開口の方向に反射する。また、導波路11を伝わって来てその開口から放射される電波をメインリフレクタ1の方へ反射する。メインリフレクタ9の向く方向がアンテナ3の指向方向である。
導波路11は、受信増幅器4との間を接続する受信信号が伝えられる導波路11Rと、送信増幅器5との間を接続する送信信号が伝えられる導波路11Sに分岐する。受信増幅器4は、メインリフレクタ9の裏面の図3における右側に配置される。送信増幅器5は、アンテナ3の背後にAZ軸を挟んだ位置に配置される。
メインリフレクタ9は、正面から見ると、横長の略長方形で横方向の両端が丸くなった形状である。メインリフレクタ9は、上から見ると、長手方向に湾曲している。導波路11R,11Sを含めて、アンテナ3全体を内部に含む最小の直方体の形状を、長手方向に垂直な方向での断面が正方形に近くなる形状としている。この長手方向に垂直な方向での断面の中心またはその近傍を通るように、EL軸は配置される。
保持駆動装置6は、機体に固定される移動体固定部材である機体固定部12、機体固定部12に回転可能に載置されるアンテナ搭載部材13、アンテナ搭載部材13と機体固定部12の間に設けられてアンテナ搭載部材13をAZ軸の回りに回転可能とするAZ軸ベアリング14、アンテナ3をアンテナ搭載部材13に回転可能に取付けるEL軸部材15A、15B、アンテナ装置1をAZ軸の回りに回転させる駆動力を発生するAZ軸駆動モータ16、EL軸を中心にアンテナ3を回転させる駆動力を発生するEL軸駆動モータ17、姿勢制御装置8からの制御信号を受けてEL軸駆動モータ17およびAZ軸駆動モータ16を駆動する電流を発生させる駆動電流発生装置18を有する。
図16から図22を使用して、アンテナ搭載部材13の構造を説明する。図16は、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する斜視図である。図17から図22のそれぞれは、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置が有するアンテナ搭載部材の構造を説明する、平面図、正面図、左側面図、右側面図、背面図、底面図である。
アンテナ搭載部材13は、底面が略台形の底面板および側面板を有する上面が開口した箱体に、台形の底辺側の両端に台形の底辺および底面板に垂直な2枚のEL軸支持板19A、19Bを付加した形状である。EL軸支持板19A、19Bのそれぞれと接続するように、アンテナ搭載部材13の底面板は台形に付加された三角形の部分を有する。EL軸支持板19A、19Bの高さは、アンテナ搭載部材13の箱体部分の側面板の高さより高い。EL軸支持板19A、19Bには、高度角を変更できるようにEL軸の回りにアンテナ3を回転可能に保持するための円形のEL軸穴20A、20Bがそれぞれ設けられる。EL軸穴20A、20Bは、それぞれの中心が底面板に平行なEL軸上に配置されるような位置に、同じ半径で設けられる。なお、メインリフレクタ9の短手方向の長さからEL軸穴20A、20Bの中心とアンテナ搭載部材13の底面板との距離を決める。
アンテナ搭載部材13の底面板には、信号線や電源ケーブルなどを通すための円形の中心穴21と、その周囲に設けられた円筒壁22が設けられる。中心穴21の中心がAZ軸ベアリング14の回転軸と一致するように、アンテナ搭載部材13はAZ軸ベアリング14に対して配置する。AZ軸ベアリング14の回転軸がAZ軸である。アンテナ搭載部材13のEL軸に近い側の側面板をアンテナ隣接面23と呼ぶ。アンテナ隣接面23は、EL軸の回りにアンテナ3が回転してもアンテナ3と接触しない位置に設ける。アンテナ装置1の奥行きが小さくなるように、中心穴21はその中心すなわちAZ軸がアンテナ隣接面23にできるだけ近い位置になるように設ける。
円筒壁22およびアンテナ隣接板23と側面板の間にはリブが設けられる。アンテナ搭載部材13は、金属または樹脂製である。アンテナ搭載部材13の材料と厚さは、頑丈さと重量を考慮して適切に決める。アンテナ搭載部材13の底面板および側面板には、軽量化のために穴を設けている。なお、軽量化のための穴は設けなくてもよい。
図11に示すように、メインリフレクタ9の背面側には、アンテナ搭載部材13のEL軸穴20A、20Bに回転可能に取付けるためのEL軸部材15A、15Bが取付けられる。メインリフレクタ9の背面側の対称な位置に設けられた取付部24A、24Bに、EL軸部材15A、15Bがそれぞれ取付けられる。取付部24A、24Bの位置は、アンテナ3がアンテナ軸の回りに回転してもアンテナ3が他の部材と接触せず、アンテナ装置1の高さが低くなるように決める。
EL軸部材15Aは、メインリフレクタ9の長手方向に平行な軸であるアンテナ軸の回りにアンテナ3が回転するように、アンテナ3の背面側に取付けられる第1のアンテナ軸部材である。EL軸部材15Bは、アンテナ軸の回りにアンテナ3が回転するように、EL軸部材15Aとは反対側にアンテナ3の背面側に取付けられる第2のアンテナ軸部材である。
EL軸部材15AはEL軸穴20Aに取付けられ、EL軸部材15BはEL軸穴20Bに取付けられる。アンテナ3のアンテナ軸がアンテナ搭載部材13の底面部材に平行になるように取付けられる。EL軸支持板19Aは、アンテナ軸が底面部材に平行になるようにEL軸部材15Aが回転可能に取付けられる底面部材に接続して設けられた第1のアンテナ取付面部材である。EL軸支持板19Bは、アンテナ軸が底面部材に平行になるようにEL軸部材15Bが回転可能に取付けられる底面部材に接続して設けられた第2のアンテナ取付面部材である。EL軸支持板19A、19Bにより、アンテナ軸がEL軸と一致するようにアンテナ3がアンテナ搭載部材13に取付けられる。
図11に示すように、図における左側のEL軸部材15Aは、EL軸穴20AによりEL軸支持板19Aに固定される支持側部材25A、メインリフレクタ9の取付部24Aに固定されるアンテナ側部材26A、EL軸ベアリング27Aを有する。EL軸部材15Aの軸方向には、送信増幅器5からの送信信号を導波路11Sに伝えるための信号線28が貫通している。
図における右側のEL軸部材15Bは、EL軸穴20BによりEL軸支持板19Bに固定される支持側部材25B、メインリフレクタ9の取付部24Bに固定されるアンテナ側部材26B、EL軸ベアリング27B、アンテナ3をEL軸の回りに回転させるためのEL軸回転駆動板29を有する。EL軸回転駆動板29は外周部に歯車が設けられている。この歯車が、EL軸駆動モータ17の回転軸に設けられた歯車と噛み合って、EL軸駆動モータ17によりアンテナ3をEL軸の回りに回転させる。
AZ軸の回りに回転させるために、機体固定部12の外周には歯車が設けられている。機体固定部12の歯車と噛み合う歯車が、AZ軸駆動モータ16の回転軸に設けられている。AZ軸駆動モータ16はアンテナ搭載部材13に固定されており、AZ軸駆動モータ16が回転するとアンテナ搭載部材13がAZ軸の回りに回転する。アンテナ搭載部材13の底面板には、アンテナ隣接板23よりもAZ軸側に、AZ軸駆動モータ16を取付けるためのモータ取付穴30が設けられる。
姿勢制御装置8からの制御信号を受けてEL軸駆動モータ17およびAZ軸駆動モータ16を駆動する電流を発生させる駆動電流発生装置18が、アンテナ搭載部材13の上部に設置される。アンテナ搭載部材13の側面板の高さは、アンテナ搭載部材13の上に駆動電流発生装置18が配置できるように、EL軸支持板19A、19Bよりも低くしている。また、送信増幅器5は、アンテナ搭載部材13の背面側に設置される。
動作を説明する。姿勢制御装置8が、衛星の位置と機体の位置および姿勢からアンテナ装置1から見て衛星が存在する方向すなわちアンテナ3が向くべき方向を決める。姿勢制御装置8は、アンテナ3が向くべき方向と現在向いている方向の差分を求め、差分に基づき駆動電流発生装置18に指令信号を出す。駆動電流発生装置18は、指令信号に基づきEL軸駆動モータ25およびAZ軸駆動モータ16のどちらかまたは両方を駆動する電流を発生させる。EL軸駆動モータ25よびAZ軸駆動モータ16のどちらかまたは両方が駆動して、アンテナ3を衛星が存在する方向に向ける。
アンテナ3が衛星を向いている状態で、アンテナ3が受信した衛星からの信号はモデム7に送られる。また、モデム7からの信号がアンテナ3から衛星の方向に送信される。
この発明に係るアンテナ装置が高さを低くできる理由を説明する。アンテナ3のメインリフレクタ9を正面から見て横長で上から見ると湾曲した形状としているので、アンテナ3の高度角を90度にした場合のアンテナ装置1の高さを、円形のメインリフレクタの場合よりも低くできる。
アンテナ3全体(導波路11R、11Sを含む)を内部に含み、アンテナの指向方向およびアンテナ軸に平行な面を有する最小の直方体をアンテナ外形直方体と呼ぶ。アンテナ外形直方体をアンテナ軸に垂直な平面で切って得られる長方形を、アンテナ外形長方形と呼ぶ。アンテナ外形長方形の内部に存在する、アンテナ軸に垂直な平面とアンテナ軸との交点をアンテナ軸点と呼ぶ。アンテナ外形直方体のアンテナの指向方向に平行な辺の長さを、アンテナの奥行きと呼ぶ。アンテナ外形直方体のアンテナの指向方向に垂直な辺の長さを、アンテナの高さと呼ぶ。
アンテナ外形長方形を正方形とし、かつ、アンテナ軸点をアンテナ外形長方形の重心に配置することで、アンテナをアンテナ軸の回りに回転させてもアンテナ装置の高さを最も低くすることができる。なお、アンテナ外形長方形が正方形でなくても、その縦と横の比の値が1に近い決められた範囲内であれば、アンテナが回転してもアンテナ装置の高さを低くすることができる。また、アンテナ軸点がアンテナ外形長方形の重心と異なっていても、アンテナ軸点が重心近傍に存在すれば、アンテナが回転してもアンテナ装置の高さを低くすることができる。なお、アンテナ軸点が重心近傍に存在するとは、アンテナ軸点とアンテナ外形長方形の重心との距離がアンテナ外形長方形のどちらかの辺の長さに対して0に近い決められた範囲内であることを言う。
アンテナ軸点をアンテナ外形長方形の重心近傍に配置されない場合でも、アンテナ外形長方形を正方形に近い形状とすることで、正方形に近い形状でない場合よりも、アンテナが回転してもアンテナ装置の高さを低くすることができる。アンテナ外形長方形が正方形に近い形状でない場合でも、アンテナ軸点をアンテナ外形長方形の重心近傍に配置することで、重心近傍に配置しない場合よりも、アンテナが回転してもアンテナ装置の高さを低くすることができる。
EL軸を支えるEL軸支持板19A、19Bを底面板側に接続しているので、アンテナ3が回転してもEL軸支持板19A、19Bと接触することがなく、AL軸とEL軸の間の距離を小さくすることができる。AL軸とEL軸の間の距離が小さいので、アンテナ装置1の奥行きを小さくできる。EL軸支持板を横方向から支持する場合は、アンテナ3の背面側の機器と干渉することを避けるため、AL軸とEL軸の距離は小さくすることは難しい。
アンテナ搭載部材13の底面板を、AZ軸がほぼ中心に位置するようにして十分な面積を持たせるようにしたので、アンテナ装置1の重心をAZ軸に近い位置にすることができる。
アンテナ3の高度角を90度にした場合のメインリフレクタ9の先端とAZ軸との間の距離を半径とする円内に、送信増幅器5および駆動電流発生装置18を配置したので、送信増幅器5および駆動電流発生装置18のためにアンテナ装置1の幅または奥行きが大きくなることは無い。
アンテナの高度角を変更するためのEL軸は、EL軸支持板に設けられた穴を介して回転可能にEL軸支持板に支持したが、別の方法で回転可能に支持してもよい。
1:アンテナ装置
2:レドーム
3:アンテナ
4:受信増幅器
5:送信増幅器
6:保持駆動装置
7:モデム
8:姿勢制御装置
9:メインリフレクタ(主反射面)
10:サブリフレクタ
11、11R、11S:導波路
12:機体固定部(移動体固定部材)
13:アンテナ搭載部材
14:AZ軸ベアリング
15A:EL軸部材(第1のアンテナ軸部材)
15B:EL軸部材(第2のアンテナ軸部材)
16:AZ軸駆動モータ
17:EL軸駆動モータ
18:駆動電流発生装置
19A:EL軸支持板(第1のアンテナ取付面部材)
19B:EL軸支持板(第2のアンテナ取付面部材)
20A、20B:EL軸穴
21:中心穴
22:円筒壁
23:アンテナ隣接板
24A、24B:取付部
25A、25B:支持側部材
26A、26B:アンテナ側部材
27A、27B:EL軸ベアリング
28:信号線
29:EL軸回転駆動板
30:モータ取付穴

Claims (5)

  1. 長手方向に湾曲した横長の主反射面を有するアンテナと、
    前記主反射面の長手方向に平行な軸であるアンテナ軸の回りに前記アンテナが回転するように、前記アンテナの背面側に取付けられる第1のアンテナ軸部材と、
    前記アンテナ軸の回りに前記アンテナが回転するように、前記第1のアンテナ軸部材とは反対側に前記アンテナの背面側に取付けられる第2のアンテナ軸部材と、
    移動体に固定される移動体固定部材と、
    前記移動体固定部材に回転可能に取付けられる底面部材、前記アンテナ軸が前記底面部材に平行になるように前記第1のアンテナ軸部材が回転可能に取付けられ前記底面部材に接続して設けられた第1のアンテナ取付面部材、前記アンテナ軸が前記底面部材に平行になるように前記第2のアンテナ軸部材が回転可能に取付けられ前記底面部材に接続して設けられた第2のアンテナ取付面部材、前記底面部材において前記アンテナ軸方向の両端の辺にそれぞれ接続して設けられ、前記第1のアンテナ取付面部材及び前記第2のアンテナ取付面部材よりも前記底面部材からの高さが低い側面部材を有するアンテナ搭載部材とを備え、
    前記底面部材は、本体部分と、前記本体部分と同一平面上にある板状の部材であり前記本体部分の前記アンテナ側の辺において前記アンテナ軸方向の一方の端部に接続される第1の付加部分と、前記本体部分と同一平面上にある板状の部材であり前記本体部分の前記アンテナ側の辺において前記アンテナ軸方向の他方の端部に接続される第2の付加部分とを有し、
    前記第1のアンテナ取付面部材は、前記第1の付加部分に接続され、
    前記第2のアンテナ取付面部材は、前記第2の付加部分に接続され
    前記側面部材は、前記本体部分に接続される
    アンテナ装置。
  2. 前記アンテナを内部に含み前記アンテナの指向方向および前記アンテナ軸に平行な面を有する最小の直方体であるアンテナ外形直方体を前記アンテナ軸に垂直な平面で切って得られる長方形であるアンテナ外形長方形の重心近傍に、前記アンテナ軸に垂直な平面とアンテナ軸との交点であるアンテナ軸点を配置することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナ外形長方形の形状を正方形に近い形状とすることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナを内部に含み前記アンテナの指向方向および前記アンテナ軸に平行な面を有する最小の直方体であるアンテナ外形直方体を前記アンテナ軸に垂直な平面で切って得られる長方形であるアンテナ外形長方形の形状を正方形に近い形状とすることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナを前記アンテナ軸の回りに回転させる駆動力を発生させ、前記アンテナ軸と交差する方向に設けられた駆動モータを備えた請求項1から請求項4の何れか1項に記載のアンテナ装置。
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