JP6484499B2 - 燃料電池スタックの製造方法 - Google Patents

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本明細書によって開示される技術は、燃料電池スタックの検査装置および製造方法に関する。
燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電を行う燃料電池が知られている。燃料電池は、一般に、電解質層と電極(燃料極および空気極)とを含む燃料電池単セル(以下、単に「単セル」ともいう)が複数、直列に接続された燃料電池スタックの形態で使用される。燃料電池スタックの製造の際には、燃料電池スタックが組み立てられた後、燃料電池スタックの電流値や電圧値、抵抗値等を測定して発電特性を調べる発電特性検査が行われる(例えば特許文献1参照)。
特開2007−149443号公報
燃料電池の種類の1つである固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」ともいう)は、例えば摂氏700度から1000度といった高温で発電を行う。そのため、燃料電池スタックの電流値等の測定を行う際には、燃料電池スタックを電気炉等の加熱装置で加熱して発電可能な温度まで昇温させる必要があり、また測定後には、燃料電池スタックを冷却して検査装置から取り出せる温度まで降温させる必要がある。そのため、複数の燃料電池スタックを対象とした発電特性検査の際に、1つの燃料電池スタックに測定機器を接続し、その燃料電池スタックを発電可能な温度まで昇温させて測定を行い、測定の完了した燃料電池スタックを取り出し可能な温度まで降温させて測定機器を取り外し、その後に別の燃料電池スタックに測定機器を接続して同様の工程を繰り返すとすると、検査のために長時間を要する。
上述の理由から、従来は、複数の燃料電池スタックのそれぞれに対して1つの測定機器を準備し、複数の燃料電池スタックの発電特性検査(昇温、測定、降温等)を並行的に行うことが一般的である。この方法では、複数の燃料電池スタックを対象とした発電特性検査を短時間で行うことが可能であるが、各測定機器間の機差を要因として検査精度が悪化するおそれがあると共に、測定機器を燃料電池スタックの台数分だけ用意するための費用がかさむという課題がある。なお、このような課題は、SOFCに限らず、他のタイプの燃料電池スタックの発電特性検査の際に共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される一形態の検査装置は、複数の燃料電池スタックの発電特性検査のための検査装置であって、前記燃料電池スタックの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定する測定機器と、前記測定機器と前記複数の燃料電池スタックのそれぞれとを接続するための配線と、を備え、各前記配線の長さの最大値と最小値との差は、各前記配線の長さの平均値の10%以下であることを特徴とする。この検査装置によれば、1つの測定機器により複数の燃料電池スタックを対象とした発電特性検査を行うことができるため、測定機器を燃料電池スタックの台数分だけ用意する必要が無い上に、測定機器の機差による検査精度の低下を抑制することができると共に、複数の燃料電池スタックを対象とした検査の所要時間を短縮することができる。さらに、この検査装置によれば、1つの測定機器により複数の燃料電池スタックを対象とした測定を行うとしても、測定機器と複数の燃料電池スタックのそれぞれとを接続する各配線の長さの差を一定の範囲内に収めることにより、配線長差に起因するインダクタンス差によるノイズの影響で検査精度が低下することを抑制することができる。
(2)上記検査装置において、さらに、ガス源と前記複数の燃料電池スタックのそれぞれとを接続し、前記ガス源から前記複数の燃料電池スタックのそれぞれにガスを供給するための配管を備え、各前記配管の長さの最大値と最小値との差は、各前記配管の長さの平均値の10%以下である構成としてもよい。この検査装置によれば、ガス源から複数の燃料電池スタックのそれぞれにガスを供給する各配管の長さの差を一定の範囲内に収めることにより、配管長差に起因する圧損差によるガス供給量の違いが各燃料電池スタックの発電特性に影響して検査精度が低下することを抑制することができる。
(3)上記検査装置において、さらに、前記燃料電池スタックが載置される複数の載置部を備え、前記測定機器は、前記複数の載置部に囲まれる位置に配置されている構成としてもよい。この検査装置によれば、各燃料電池スタックについて、配線や配管の取り回し条件を互いに同様とすることができ、検査精度の低下をさらに効果的に抑制することができる。
(4)上記検査装置において、前記燃料電池スタックは、固体酸化物形または溶融炭酸塩形の燃料電池スタックである構成としてもよい。この検査装置によれば、比較的高温で発電を行う燃料電池スタックの発電特性検査を短時間で精度良く実行することができる。
(5)また、本明細書に開示される一形態の製造方法は、燃料電池スタックの製造方法において、複数の前記燃料電池スタックの発電特性を検査する検査工程を備え、前記検査工程は、測定機器と前記複数の燃料電池スタックのそれぞれとを配線によって接続する配線接続工程と、各前記燃料電池スタックの昇温を時間差で開始する昇温工程と、所定の温度まで昇温した前記燃料電池スタックから順に、前記燃料電池スタックの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを前記測定機器を用いて測定する測定工程と、を備えることを特徴とする。この製造方法によれば、1つの測定機器により複数の燃料電池スタックを対象とした発電特性検査を行うことができるため、測定機器を燃料電池スタックの台数分だけ用意する必要が無い上に、測定機器の機差による検査精度の低下を抑制することができる。さらに、この製造方法によれば、各燃料電池スタックの昇温が時間差で開始され、所定の温度まで昇温した燃料電池スタックから順に電流等の測定が行われるため、複数の燃料電池スタックを対象とした検査の所要時間を短縮することができる。
(6)上記製造方法において、前記配線接続工程では、各前記配線の長さの最大値と最小値との差は、各前記配線の長さの平均値の10%以下であるとしてもよい。この製造方法によれば、1つの測定機器により複数の燃料電池スタックを対象とした測定を行うとしても、測定機器と複数の燃料電池スタックのそれぞれとを接続する各配線の長さの差を一定の範囲内に収めることにより、配線長差に起因するインダクタンス差によるノイズの影響で検査精度が低下することを抑制することができる。
(7)上記製造方法において、前記検査工程は、さらに、ガス源と前記複数の燃料電池スタックのそれぞれとを配管によって接続する配管接続工程と、前記配管を用いて前記複数の燃料電池スタックのそれぞれに前記ガス源からのガスを供給するガス供給工程と、を備え、前記配管接続工程では、各前記配管の長さの最大値と最小値との差は、各前記配管の長さの平均値の10%以下であるとしてもよい。この製造方法によれば、ガス源から複数の燃料電池スタックのそれぞれにガスを供給する各配管の長さの差を一定の範囲内に収めることにより、配管長差に起因する圧損差によるガス供給量の違いが各燃料電池スタックの発電特性に影響して検査精度が低下することを抑制することができる。
(8)上記製造方法において、前記検査工程は、さらに、前記燃料電池スタックを載置する複数の載置部に前記燃料電池スタックを載置する載置工程を備え、前記測定機器は、前記複数の載置部に囲まれる位置に配置されているとしてもよい。この製造方法によれば、各燃料電池スタックについて、配線や配管の取り回し条件を互いに同様とすることができ、検査精度の低下をさらに効果的に抑制することができる。
(9)上記製造方法において、前記燃料電池スタックは、固体酸化物形または溶融炭酸塩形の燃料電池スタックであるとしてもよい。この製造方法によれば、比較的高温で発電を行う燃料電池スタックの発電特性検査を短時間で精度良く実行することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、複数の燃料電池スタックの発電特性検査のための検査装置または検査方法、燃料電池スタックの製造方法または製造装置等の形態で実現することが可能である。
第1実施形態における検査装置10の構成を概略的に示す説明図 燃料電池スタックFCSの製造方法を示すフローチャート 燃料電池スタックFCSの発電特性検査の流れを示すタイミングチャート 第1実施形態の変形例における検査装置10aの構成を概略的に示す説明図 第2実施形態における検査装置10bの構成を概略的に示す説明図 第2実施形態における燃料電池スタックFCSの発電特性検査の流れを示すタイミングチャート
A.第1実施形態:
A−1.検査装置10の構成:
図1は、第1実施形態における検査装置10の構成を概略的に示す説明図である。検査装置10は、複数の燃料電池スタックFCSを対象として、電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定し、燃料電池スタックFCSの発電特性を調べる発電特性検査のための装置である。ここで、燃料電池スタックFCSの一般的な構成は、例えば特開2012−3941号公報に記載されているように公知であるため詳細には説明しないが、概略的には、電解質層と電極(空気極および燃料極)とを含む単セルが複数、直列に接続されたものである。また、本実施形態の検査装置10の検査対象は、固体酸化物形の燃料電池スタックFCSである。
検査装置10は、測定機器100と、制御盤110と、4つの電気炉120(120F,120B,120L,120R)と、測定機器100と各電気炉120内に載置された燃料電池スタックFCSとを接続するための配線108と、4つの電気炉120に対応して設けられた4つのガス供給部130と、各ガス供給部130と各電気炉120内に載置された燃料電池スタックFCSとを接続して燃料電池スタックFCSに燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給するための第1配管136とを備える。なお、図示しないが、第1配管136は、酸化剤ガスが流れる酸化剤供給配管と燃料ガスが流れる燃料ガス供給配管とに分かれている。
制御盤110は、CPUやメモリ(ROMやRAM)を有するコンピュータを備えていると共に、検査装置10の各部と配線(不図示)を介して接続されており、検査装置10全体を制御する。例えば、制御盤110は、電気炉120の温度を制御したり、各ガス供給部130から燃料電池スタックFCSに供給するガスの流量を制御したり、測定機器100が実行する検査の種類を切り替えたりする。
測定機器100は、セル電圧スキャナ102と、インピーダンスメータ104と、電子負荷106とを備えており、配線108を介して接続された燃料電池スタックFCS全体または燃料電池スタックFCSに含まれる各単セルの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定し、I−V特性等の発電特性を特定する。
電気炉120は、燃料電池スタックFCSを内部に収容可能であると共に、燃料電池スタックFCSを載置する載置面を有する。本実施形態では、載置面は水平面である。また、電気炉120は、例えば電気ヒータ等の加熱手段とファン等の冷却手段とを備え、載置面に載置された燃料電池スタックFCSを加熱して発電可能な温度(例えば摂氏700度から1000度)まで昇温させたり、燃料電池スタックFCSを冷却して取り出し可能な温度(例えば摂氏100度以下)まで降温させたりする。電気炉120は、載置部の一例である。
各ガス供給部130は、検査装置10が設置されるサイト内のガスタンク132と第2配管134を介して接続されている。ガスタンク132は、燃料ガスとしての水素ガスおよび窒素ガスと酸化剤ガスとしての空気とを個別に収容するタンクである。ガス供給部130は、第2配管134を介してガスタンク132から供給された各ガスを、制御盤110によって指定された流量で、第1配管136を介して燃料電池スタックFCSに供給する。ガス供給部130によるガス供給圧力は例えば10kPa前後の微圧である。ガス供給部130またはガスタンク132は、ガス源の一例である。
ここで、図1に示すように、検査装置10において、4つの電気炉120は、それぞれ測定機器100の前後左右方向に位置している。すなわち、測定機器100は、4つの電気炉120に囲まれる位置に配置されている。ここで、測定機器100が複数の電気炉120に囲まれる位置に配置されているとは、測定機器100を通り電気炉120における燃料電池スタックFCSの載置面(本実施形態では水平面)に垂直な任意の仮想平面の両側に電気炉120が存在するような配置を意味する。例えば、検査装置10が電気炉120Fのみを備える場合や、検査装置10が電気炉120Fおよび電気炉120Rのみを備える場合等には、仮想平面の片側のみに電気炉120が存在するような仮想平面VP1を設定し得るため、測定機器100が複数の電気炉120に囲まれる位置に配置されているとは言えない。一方、図1に示す配置の他、検査装置10が電気炉120Fおよび電気炉120Bのみを備える場合や、検査装置10が電気炉120F、電気炉120Bおよび電気炉120Rのみを備える場合等も、仮想平面の角度をどのように設定しても仮想平面の両側に電気炉120が存在することとなるため、測定機器100が複数の電気炉120に囲まれる位置に配置されていると言える。
また、検査装置10において、測定機器100と各燃料電池スタックFCSとを接続する各配線108の長さは、互いにほぼ同一である。より具体的には、各配線108の長さの最大値と最小値との差は、各配線108の長さの平均値の10%以下である。
さらに、検査装置10において、各ガス供給部130と各燃料電池スタックFCSとを接続する各第1配管136の長さは、互いにほぼ同一である。より具体的には、各第1配管136の長さの最大値と最小値との差は、各第1配管136の長さの平均値の10%以下である。
なお、電気炉120には、燃料電池スタックFCSから排出される排ガスを含む電気炉120内で発生する排ガスを、電気炉120の外部に排出する排気管140が設けられている。本実施形態では、各排気管140の長さは互いにほぼ同一である。より具体的には、各排気管140の長さの最大値と最小値との差は、各排気管140の長さの平均値の10%以下である。各排気管140の長さを互いにほぼ同一にすると、各排気管140の配管長差に起因して発生する圧力変動(脈動)により発電出力が変動して検査精度が低下することを抑制することができるため、好ましい。なお、排気管140の前後または途中に、排ガスを処理する処理装置が設けられてもよい。
A−2.燃料電池スタックFCSの製造方法:
図2は、燃料電池スタックFCSの製造方法を示すフローチャートである。はじめに、燃料電池スタックFCSの組み立て工程が行われる(ステップS102)。燃料電池スタックFCSの組み立て工程は、例えば特開2012−3941号公報に記載されているように公知であるため詳細には説明しないが、概略的には、電解質層と電極(燃料極および空気極)とを含む単セルが複数製造され、複数の単セルが集電部材等を介して積層され、ボルト等によって互いに締結されることにより、燃料電池スタックFCSが組み立てられる。
次に、図1に示す検査装置10を用いて、燃料電池スタックFCSの発電特性検査が行われる(ステップS104)。本実施形態では、複数の燃料電池スタックFCSの発電特性検査が並行的に実行される。図3は、燃料電池スタックFCSの発電特性検査の流れを示すタイミングチャートである。
図3に示すように、1つの燃料電池スタックFCS(例えば燃料電池スタック1)に注目すると、発電特性検査の際には、「セット」、「昇温」、「測定」、「降温」、「取出」の各工程が順に行われる。セット工程は、燃料電池スタックFCSを電気炉120内に搬入して載置し、燃料電池スタックFCSに配線108および第1配管136を接続する工程である。昇温工程は、燃料電池スタックFCSを電気炉120内において発電可能な温度(摂氏700度から1000度)まで昇温させる工程である。測定工程は、発電可能な温度まで達した燃料電池スタックFCSにガス供給部130から燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給して発電を行わせ、燃料電池スタックFCSの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定機器100を用いて測定する工程である。降温工程は、電気炉120内において燃料電池スタックFCSを取り出し可能な温度(摂氏100度以下)まで降温させる工程である。取出工程は、取出可能な温度まで達した燃料電池スタックFCSから配線108や第1配管136を外し、電気炉120の外に取り出す工程である。
また、図3に示すように、本実施形態では、複数の燃料電池スタックFCSに対する上記各工程が、所定の長さの期間TN(N=1,2,・・・)毎にタイミングをずらしながら実行される。なお、期間TNの長さは、上述の各工程の所要時間の内、最も長い所要時間と同一またはわずかに長い期間に設定されている。
具体的には、最初の期間T1では、4つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1−4)のセット工程が実行される。セット工程が完了した時点で、測定機器100と4つの燃料電池スタックFCSのそれぞれとが配線108によって接続され、かつ、各ガス供給部130と各燃料電池スタックFCSとが第1配管136によって接続された状態となる。
ここで、測定機器100と燃料電池スタックFCSとが配線108によって接続された状態とは、配線108の一方の端子が測定機器100に物理的に接続され、かつ、配線108の他方の端子が燃料電池スタックFCSに物理的に接続された状態を意味する。なお、各配線108には、電気的な接続状態を切り替えるリレー(不図示)が設けられており、リレーの切り替えによって、同時に1つの燃料電池スタックFCSのみが測定機器100と配線108を介して電気的に接続される。
また、ガス供給部130と燃料電池スタックFCSとが第1配管136によって接続された状態とは、第1配管136の一方の端部がガス供給部130のガス流出口(不図示)に物理的に接続され、かつ、第1配管136の他方の端部が燃料電池スタックFCSのガス流入口(不図示)に物理的に接続された状態を意味する。なお、各第1配管136には、流路を開閉する弁(不図示)が設けられており、弁の開閉によって、同時に1つの燃料電池スタックFCSのみがガス供給部130からガスの供給を受ける。
期間T1に続く期間T2では、1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1)に対する昇温工程が実行され、残り3つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック2−4)は待ち状態とされる。次の期間T3では、1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1)に対する測定工程が実行され、別の1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック2)に対する昇温工程が実行され、残り2つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック3,4)は待ち状態とされる。次の期間T4では、1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1)に対する降温工程が実行され、別の1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック2)に対する測定工程が実行され、さらに別の1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック3)に対する昇温工程が実行され、残り1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック4)は待ち状態とされる。次の期間T5では、1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1)に対する取出工程が実行され、別の1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック2)に対する降温工程が実行され、さらに別の1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック3)に対する測定工程が実行され、さらに別の1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック4)に対する昇温工程が実行される。期間T5の満了時には、1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1)に対する発電特性検査は完了しているが、残り3つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック2−4)に対する発電特性検査はまだ完了していない。
その後の期間でも同様に、各燃料電池スタックFCSに対する各工程が実行され、期間T8において1つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック4)に対する取出工程が実行されると、1巡目の4つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1−4)に対する発電特性検査が完了する。このように、本実施形態の発電特性検査工程では、各燃料電池スタックFCSに対する昇温工程や測定工程が時間差で行われる。期間T8に続く期間T9以降では、2巡目の4つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック5−8)に対して、上述した燃料電池スタック1−4に対する各工程と同様の工程が実行される。
なお、ある期間TNにおいて、当該期間TNの満了前にある燃料電池スタックFCSに対して実行される工程が完了した場合には、当該期間TNの満了まで、その燃料電池スタックFCSは待ち状態とされる。また、各順目の4つの燃料電池スタックFCSのセット工程は、必ずしも同一の期間TNで行われる必要は無く、1つまたは複数の燃料電池スタックFCS毎に順番に行われてもよい。
A−3.第1実施形態の効果:
上述したように、第1実施形態の燃料電池スタックFCSの製造方法は、複数の燃料電池スタックFCSの発電特性を検査する検査工程を備える。また、検査工程は、測定機器100と複数の燃料電池スタックFCSのそれぞれとを配線108によって接続する工程と、各燃料電池スタックFCSの昇温を時間差で開始する工程と、所定の温度まで昇温した燃料電池スタックFCSから順に、燃料電池スタックFCSの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定機器100を用いて測定する工程とを有する。そのため、この燃料電池スタックFCSの製造方法では、1つの測定機器100により複数の燃料電池スタックFCSを対象とした発電特性検査を行うことができ、測定機器100を燃料電池スタックFCSの台数分だけ用意する必要が無い上に、測定機器100の機差による検査精度の低下を抑制することができる。また、この燃料電池スタックFCSの製造方法では、発電特性検査の際に各燃料電池スタックFCSの昇温が時間差で開始され、所定の温度まで昇温した燃料電池スタックFCSから順に電流等の測定が行われるため、複数の燃料電池スタックFCSを対象とした検査の所要時間を短縮することができる。
また、上述したように、第1実施形態の検査装置10は、燃料電池スタックFCSの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定する測定機器100と、測定機器100と複数の燃料電池スタックFCSのそれぞれとを接続するための配線108とを備え、各配線108の長さの最大値と最小値との差は、各配線108の長さの平均値の10%以下である。そのため、検査装置10において各配線108の長さの差を一定の範囲内に収めることができる。各配線108の長さの差が大きいと、各配線108のインダクタンス差に起因するノイズ等の影響で検査精度が低下するおそれがある。本実施形態の検査装置10を用いて燃料電池スタックFCSの発電特性検査を行えば、各配線108の長さの差を一定の範囲内に収めることができるため、ノイズ等の影響で検査精度が低下することを抑制することができる。
また、上述したように、検査装置10の各第1配管136の長さの最大値と最小値との差は、各第1配管136の長さの平均値の10%以下である。そのため、検査装置10において各第1配管136の長さの差を一定の範囲内に収めることができる。各第1配管136の長さの差が大きいと、各第1配管136の圧損差等の影響で各燃料電池スタックFCSの発電性能に影響が出て、検査精度が低下するおそれがある。本実施形態の検査装置10を用いて燃料電池スタックFCSの発電特性検査を行えば、各第1配管136の長さの差を一定の範囲内に収めることができるため、圧損差等の影響で検査精度が低下することを抑制することができる。
また、上述したように、検査装置10の測定機器100は、4つの電気炉120に囲まれる位置に配置されている。そのため、検査装置10において、各燃料電池スタックFCSに接続される配線108や第1配管136について、長さだけでなく取り回し条件も互いに同様とすることができる。従って、この検査装置10を用いて燃料電池スタックFCSの発電特性検査を行えば、検査精度の低下をさらに効果的に抑制することができる。
A−4.第1実施形態の変形例:
図4は、第1実施形態の変形例における検査装置10aの構成を概略的に示す説明図である。第1実施形態の変形例における検査装置10aの構成の内、上述した第1実施形態の検査装置10の構成と同一構成については、同一の符号を付すことによって、その説明を省略する。
第1実施形態の変形例における検査装置10aは、測定機器100と4つの電気炉120との位置関係が、上述した第1実施形態の検査装置10と異なる。具体的には、第1実施形態の変形例における検査装置10aでは、測定機器100が4つの電気炉120に囲まれていない。すなわち、測定機器100を通り電気炉120における燃料電池スタックFCSの載置面(水平面)に垂直な仮想平面であって、仮想平面の片側のみに電気炉120が存在するような仮想平面VP2が存在する。
上記点を除き、第1実施形態の変形例における検査装置10aの構成は、第1実施形態の検査装置10と同様である。例えば、第1実施形態の変形例における検査装置10aにおいても、各配線108の長さの最大値と最小値との差は各配線108の長さの平均値の10%以下であり、各第1配管136の長さの最大値と最小値との差は各第1配管136の長さの平均値の10%以下である。そのため、第1実施形態の変形例においても、1つの測定機器100により複数の燃料電池スタックFCSを対象とした発電特性検査を行うことができ、測定機器100を燃料電池スタックFCSの台数分だけ用意する必要が無い上に、測定機器100の機差による検査精度の低下を抑制することができる。また、発電特性検査の際に各燃料電池スタックFCSの昇温が時間差で開始され、所定の温度まで昇温した燃料電池スタックFCSから順に電流等の測定が行われるため、複数の燃料電池スタックFCSを対象とした検査の所要時間を短縮することができる。また、配線108の長さの差に起因するインダクタンス差によるノイズの影響で検査精度が低下することを抑制することができると共に、第1配管136の長さの差に起因する圧損差が各燃料電池スタックFCSの発電特性に影響して検査精度が低下することを抑制することができる。
B.第2実施形態:
図5は、第2実施形態における検査装置10bの構成を概略的に示す説明図である。第2実施形態における検査装置10bの構成の内、上述した第1実施形態の検査装置10の構成と同一構成については、同一の符号を付すことによって、その説明を省略する。
第2実施形態における検査装置10bは、第1実施形態における4つの電気炉120の代わりに、1つの電気炉120bを備える。第2実施形態の電気炉120bは、取出・セットゾーン122と、昇温ゾーン124と、測定ゾーン126と、降温ゾーン128とを有している。電気炉120bの4つのゾーンは、測定機器100およびガス供給部130の回りを囲むような正方形の枠状の平面配置とされている。電気炉120bに載置された燃料電池スタックFCSは、例えばコンベアのような搬送手段(不図示)によって一定速度で搬送され、上記各ゾーンに順番に運ばれる。電気炉120bの各ゾーンは、載置部の一例である。
取出・セットゾーン122は、燃料電池スタックFCSを電気炉120b内に搬入して載置し、燃料電池スタックFCSに配線108および第1配管136を接続するセット工程と、測定が完了した燃料電池スタックFCSから配線108や第1配管136を外し、電気炉120bの外へ取り出す取出工程とが行われるゾーンである。昇温ゾーン124は、例えばトンネル釜のような構成を有しており、搬送される燃料電池スタックFCSを電気ヒータ等の加熱手段によって加熱して発電可能な温度(摂氏700度から1000度)まで昇温させる昇温工程が行われるゾーンである。測定ゾーン126は、発電可能な温度まで達した燃料電池スタックFCSにガス供給部130から燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給して発電を行わせ、燃料電池スタックFCSの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定機器100を用いて測定する測定工程が行われるゾーンである。降温ゾーン128は、測定完了後に搬送される燃料電池スタックFCSを例えばファン等の冷却手段によって取り出し可能な温度(摂氏100度以下)まで降温させる降温工程が行われるゾーンである。
なお、第2実施形態の検査装置10bでは、測定機器100は電気炉120bの各ゾーンに囲まれる位置に配置されている。また、第2実施形態の検査装置10bでは、第1実施形態と同様に、測定機器100と各燃料電池スタックFCSとを接続する各配線108の長さの最大値と最小値との差は、各配線108の長さの平均値の10%以下であり、各ガス供給部130と各燃料電池スタックFCSとを接続する各第1配管136の長さの最大値と最小値との差は、各第1配管136の長さの平均値の10%以下である。なお、図5では図示を省略したが、第2実施形態の検査装置10bにおいても、第1実施形態と同様に、ガス供給部130はサイト内に設置されたガスタンク132と接続されており、測定ゾーン126には排気管140が設けられている。
図6は、第2実施形態における燃料電池スタックFCSの発電特性検査の流れを示すタイミングチャートである。第2実施形態でも第1実施形態と同様に、1つの燃料電池スタックFCS(例えば燃料電池スタック1)に注目すると、「セット」、「昇温」、「測定」、「降温」、「取出」の各工程が順に行われる。ただし、図5に示した検査装置10bの構成上、取出・セットゾーン122におけるセット工程は、各期間TNで1台ずつ行われる。また、昇温ゾーン124における昇温工程および降温ゾーン128における降温工程は、3つの連続する期間TNにわたって実行される。検査装置10bには同時に8つの燃料電池スタックFCSが収容されるため、8つの燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック1−8)が1巡目の検査の対象となり、9番目以降の燃料電池スタックFCS(燃料電池スタック9〜)が2巡目以降の検査対象となる。その他の点は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態においても、上述した第1実施形態と同様に、複数の燃料電池スタックFCSの発電特性を検査する検査工程は、測定機器100と複数の燃料電池スタックFCSのそれぞれとを配線108によって接続する工程と、各燃料電池スタックFCSの昇温を時間差で開始する工程と、所定の温度まで昇温した燃料電池スタックFCSから順に、燃料電池スタックFCSの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを測定機器100を用いて測定する工程とを有する。そのため、第2実施形態においても、1つの測定機器100により複数の燃料電池スタックFCSを対象とした発電特性検査を行うことができ、測定機器100を燃料電池スタックFCSの台数分だけ用意する必要が無い上に、測定機器100の機差による検査精度の低下を抑制することができる。また、第2実施形態においても、発電特性検査の際に各燃料電池スタックFCSの昇温が時間差で開始され、所定の温度まで昇温した燃料電池スタックFCSから順に電流等の測定が行われるため、複数の燃料電池スタックFCSを対象とした検査の所要時間を短縮することができる。
また、第2実施形態においても、検査装置10bの各配線108の長さの差を一定の範囲内に収めることができ、この検査装置10bを用いて燃料電池スタックFCSの発電特性検査を行えば、配線108の長さの差に起因するインダクタンス差によるノイズの影響で検査精度が低下することを抑制することができる。また、第2実施形態においても、検査装置10bの各第1配管136の長さの差を一定の範囲内に収めることができ、この検査装置10bを用いて燃料電池スタックFCSの発電特性検査を行えば、第1配管136の長さの差に起因する圧損差が各燃料電池スタックFCSの発電特性に影響して検査精度が低下することを抑制することができる。
また、第2実施形態においても、検査装置10bの測定機器100は電気炉120bの各ゾーンに囲まれる位置に配置されているため、各燃料電池スタックFCSに接続される配線108や第1配管136の取り回し条件を互いに同様とすることができ、この検査装置10bを用いて燃料電池スタックFCSの発電特性検査を行えば、検査精度の低下をさらに効果的に抑制することができる。
C.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記第1実施形態では、検査装置10は4つの電気炉120を備えているが、検査装置10が2以上の任意の個数の電気炉120を備えるとしてもよい。また、上記第2実施形態では、検査装置10bに同時に8つの燃料電池スタックFCSが収容される構成であるが、検査装置10bに同時に設置される燃料電池スタックFCSの数は任意の数に変更可能である。また、上記第2実施形態では、電気炉120bの4つのゾーンは測定機器100の回りを囲むような正方形の枠状の平面配置とされているが、測定機器100の回りを囲むような長方形の枠状の平面配置や測定機器100の回りを囲むような円環状の平面配置とされてもよい。
また、上記実施形態では、1つのガスタンク132から各ガス供給部130にガスが供給されるとしているが、各ガス供給部130について専用のガスタンクが準備されてもよいし、各ガス供給部130にガスタンク以外のガス源からガスが供給されるとしてもよい。
また、上記実施形態では、各ガス供給部130と各燃料電池スタックFCSとを接続する各第1配管136の長さの最大値と最小値との差が、各第1配管136の長さの平均値の10%以下であるとしているが、ガスタンク132と各燃料電池スタックFCSとを接続する各配管の長さ、すなわち、各第2配管134とそれに接続される各第1配管136との合計の長さについて、長さの最大値と最小値との差が長さの平均値の10%以下であるとしてもよい。このようにすると、第2配管134と第1配管136との合計の長さの差に起因する圧損差が各燃料電池スタックFCSの発電特性に影響して検査精度が低下することを抑制することができる。
上記実施形態では、検査装置10の検査対象は固体酸化物形の燃料電池スタックFCSであるとしているが、検査対象は他のタイプの燃料電池スタックであってもよい。ただし、上記実施形態の検査装置10や製造方法は、固体酸化物形や溶融炭酸塩形のような比較的高温(例えば摂氏600度程度以上)で発電を行う燃料電池スタックの検査に好適である。
10:検査装置 100:測定機器 102:セル電圧スキャナ 104:インピーダンスメータ 106:電子負荷 108:配線 110:制御盤 120:電気炉 122:取出・セットゾーン 124:昇温ゾーン 126:測定ゾーン 128:降温ゾーン 130:ガス供給部 132:ガスタンク 134:第2配管 136:第1配管 140:排気管

Claims (4)

  1. 燃料電池スタックの製造方法において、
    前記燃料電池スタックは、固体酸化物形または溶融炭酸塩形の燃料電池スタックであり、
    複数の前記燃料電池スタックの発電特性を検査する検査工程を備え、
    前記検査工程は、
    測定機器と前記複数の燃料電池スタックのそれぞれとを配線によって接続する配線接続工程と、
    各前記燃料電池スタックの昇温を時間差で開始する昇温工程と、
    所定の温度まで昇温した前記燃料電池スタックから順に、発電を行わせ、前記燃料電池スタックの電流値と電圧値と抵抗値との少なくとも1つを前記測定機器を用いて測定する測定工程と、を備えることを特徴とする、燃料電池スタックの製造方法。
  2. 請求項に記載の製造方法において、
    前記配線接続工程では、各前記配線の長さの最大値と最小値との差は、各前記配線の長さの平均値の10%以下であることを特徴とする、燃料電池スタックの製造方法。
  3. 請求項または請求項に記載の製造方法において、
    前記検査工程は、さらに、
    ガス源と前記複数の燃料電池スタックのそれぞれとを配管によって接続する配管接続工程と、
    前記配管を用いて前記複数の燃料電池スタックのそれぞれに前記ガス源からのガスを供給するガス供給工程と、を備え、
    前記配管接続工程では、各前記配管の長さの最大値と最小値との差は、各前記配管の長さの平均値の10%以下であることを特徴とする、燃料電池スタックの製造方法。
  4. 請求項から請求項までのいずれか一項に記載の製造方法において、
    前記検査工程は、さらに、
    前記燃料電池スタックを載置する複数の載置部に前記燃料電池スタックを載置する載置工程を備え、
    前記測定機器は、前記複数の載置部に囲まれる位置に配置されることを特徴とする、燃料電池スタックの製造方法。
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