JP6482651B2 - トレランスリング - Google Patents

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Description

本開示はトレランスリングに、特に、折り畳み部分を有するトレランスリングに関する。
トレランスリングは、例えば、シャフトのような内側構成要素と、例えば、筐体に形成されるボアのような外側構成要素との間に形成される径方向隙間に配置される。トレランスリングは、内側構成要素と外側構成要素との間のトルク伝達を可能にする力制限器として作用する。トレランスリングを使用することにより、内側構成要素と外側構成要素との相互接続を維持しながら両構成要素の直径の変動に対応することができる。
典型的には、トレランスリングは、帯状の弾力材、例えば、ばね鋼のような金属を有し、その両端部が互いに近付けられることで環状のリングが形成される。トレランスリングは、典型的には、環状のリングを形成するよう湾曲された一片の弾力材を含むが、トレランスリングは環状の帯として製造されてもよい。通常、トレランスリングには突出部がスタンプ付けされているかロール付けされている。突出部は、内側構成要素と外側構成要素との間の径方向隙間にわたり、構成要素間で力を伝達することができる。
力負荷特徴が改善されたトレランスリングが依然として必要である。
実施形態が例として図示されるが、添付の図面によって制限されるものではない。
図1は、一実施形態によるトレランスリングの上面斜視図を示す。 図2Aは、図1のA−A線に沿って見た、トレランスリングの他の実施形態の断面側面図を示す。 図2Bは、図1のA−A線に沿って見た、トレランスリングの他の実施形態の断面側面図を示す。 図2Cは、図1のA−A線に沿って見た、トレランスリングの他の実施形態の断面側面図を示す。 図2Dは、図1のA−A線に沿って見た、トレランスリングの他の実施形態の断面側面図を示す。 図2Eは、図1のA−A線に沿って見た、トレランスリングの他の実施形態の断面側面図を示す。 図3は、図1のB−B線に沿って見た、一実施形態によるトレランスリングの断面側面図を示す。 図4は、トレランスリングの成形前の、一実施形態による一片の材料の正面図を示す。 図5は、トレランスリングの成形前及び成形中の、図4のC−C線に沿って見た、実施形態による一片の材料の断面側面図を示す。 図6は、トレランスリングの成形前及び成形中の、図4のC−C線に沿って見た、実施形態による一片の材料の断面側面図を示す。 図7は、円周方向端部が一緒に合せられた、一実施形態によるトレランスリングの上面斜視図を示す。 図8は、トレランスリングの成形中の、他の実施形態の一片の材料の上面斜視図を示す。 図9は、一緒に円周方向端部を成形する前の、他の実施形態によるトレランスリングの組立前の上面斜視図を示す。 図10は、一実施形態によるトレランスリングの断面側面図を示す。 図11は、一実施形態による、内側構成要素、外側構成要素、及び、トレランスリングを含む組立体の断面側面図を示す。
当業者には、図中に示す要素が簡略化且つ明瞭化のために例示され、必ずしも正確な縮尺率で示されてないことが理解されるであろう。例えば、図中の幾つかの要素の寸法は、本発明の実施形態の理解を向上させるために、他の要素に対して誇張して示されている場合もある。
以下の説明は、図面と共に本明細書の記載の理解を補助するために提供される。以下の説明は、記載の具体的な実施や実施形態に焦点を当てる。この焦点は、教授の説明を補助するために提供され、教授の範囲又は適用性を限定するものとして解釈されてはならない。しかしながら、他の実施形態が本明細書に記載するような該教授に基づいて使用されてもよい。範囲を参照する。
「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」といった用語、又は、その全ての他の変形語は、非排他的包含を網羅することを意図している。例えば、一覧の特徴を備える方法、アーチクル、又は、機器は、これらの特徴だけに必ずしも制限されず、明確に列挙されていない特徴又は該方法、アーチクル、又は、機器に特有でない他の特徴を含んでもよい。更に、明確に記載されない限り、「又は」は、包含的な「又は」であり、排他的な「又は」ではない。例えば、条件A又はBは、次のいずれか一つによって満たされる。Aは、真(又は有)でありBは偽(又は無)である、Aは偽(又は無)でありBは真(又は有)である、及び、A及びBは共に真(又は有)である。
冠詞の使用は、本願記載の素子や構成要素を説明するために用いられる。これは、便宜上、且つ、発明の範囲の一般的な要旨を提供するためだけに行われる。本説明は、他を意味することが明確でない限り、一つ、少なくとも一つ、又、複数も含む単数、或いは、その逆もあると理解されるべきである。例えば、本願で単一のアイテムが記載されている場合、二つ以上のアイテムが単一のアイテムの代わりに使用されてもよい。同様にして、本願で二つ以上のアイテムが記載されている場合、単一のアイテムが該二つ以上のアイテムと置換されてもよい。
特に定義されない限り、本願で使用する全ての技術的及び科学的用語は、本発明が属する技術分野において当業者が一般的に理解する意味と同じ意味を持つ。材料、方法、及び、実施例は、例示的に過ぎず、制限的であることは意図されない。本願で記載されない程度では、特定の材料や処理動作に関する多くの詳細は、従来通りであり、トレランスリングの技術に関する教科書や他のソースで見つけられるであろう。
本願記載の一つ以上の実施形態によるトレランスリングは、一般的に、厚さ分だけ離間された第一及び第二の対向する主面を有する側壁を有する。第一の主面は、側壁の第一の場所におけるトレランスリングの内径、及び、側壁の第二の場所におけるトレランスリングの外径を定め得る。一実施形態では、第一の主面は、側壁の第一の場所においてトレランスリングの径方向の最内面、及び、側壁の第二の場所においてトレランスリングの径方向の最外面を定め得る。一実施形態では、第二の場所における第一の主面に対する接線は、トレランスリングの中央軸に対して平行でもよい。
本願記載の一つ以上の実施形態によるトレランスリングは、一般的に、トレランスリングの軸方向長さの少なくとも25%に沿って軸方向に形成される多数の壁構造を含み得る。
ここで図1を参照するに、トレランスリング2は、一般的に一つ以上の折り畳み部分5を画成する側壁4を含む。側壁4は、中央軸8を有する略環状の形状、例えば、リング状でもよい。一実施形態では、折り畳み部分5は、側壁4の一部分を成形することで形成され得る。更なる実施形態では、折り畳み部分5は、側壁4の部分を成形することで少なくとも部分的に形成され得る。より特定的には、以下により詳細に説明するように、折り畳み部分5は側壁4の一方の軸方向端部を側壁4の反対側の軸方向端部の方に折り畳むことで少なくとも部分的に形成され得る。
一実施形態では、図2Aに示すように、側壁4の折り畳み部分5の少なくとも一つは、ばね効果を有する少なくとも一つの圧縮特徴6を画成し得、即ち、折り畳み部分5は、内側構成要素と外側構成要素、例えば、シャフトとボア(図11)との間の公差又はずれを吸収することができる。一実施形態では、ばね効果は、折り畳み部分5の材料特性を含む側壁4の材料特性から導出され得る。特定の実施形態では、以下により詳細に説明するように、ばね効果は高い収率及び/又は弾性強度を有する側壁材料を用いることで実現され得る。
例えば、図2B乃至図2Dに示すような他の実施形態では、トレランスリング2の折り畳み部分5の少なくとも一つは突出部7を含み得る。より特定的には、折り畳み部分5は、更に一つ以上の径方向に延在する突出部7を含み得る。突出部7は、当業者に認識されている処理によって側壁4にスタンプ付け、パンチング付け、ロール付け、又はその他、成形され得る。これらの実施形態では、公差は、突出部7の変形、例えば、塑性変形、 又は 弾性変形単独で、又は圧縮特徴6のばね効果と組み合わせによって吸収され得る。一実施形態では、圧縮特徴6及び突出部7の径方向の最内エッジは同一平面に沿って設けられ得る。別の実施形態では、最内の径方向エッジは異なる面に沿って設けられ得る。
図2Bを参照するに、ある実施形態では、両方の折り畳み部分5は、ゼロの又は公称のばね効果を発揮する。もっと正確に言えば、折り畳み部分5それぞれに形成される突出部7は、例えば、塑性変形又は弾性変形を介して公差及び径方向力を吸収することができる。特定の実施形態では、少なくとも一つの突出部7と側壁4との間に形成される空隙内にフィラー(図示せず)が組み込まれてもよい。つまり、フィラーは、突出部7の後ろに位置決めされ得る。フィラーは、剛性調節特徴を含み得る。このようにして、突出部7は、特定の用途のために特定の機械的特性で設計され得る。更なる特定の実施形態では、フィラーは、突出部7の空隙内に密閉され得る。
図2Cを特に参照するに、別の実施形態では、一方の折り畳み部分5aが突出部7を含み得る。図2Bに示す実施形態と同様に、折り畳み部分5aは、突出部7に占有されていない場所においてゼロの又は公称のばね効果を発揮し得る。このようにして、突出部7は、例えば、塑性変形又は弾性変形を介して公差及び径方向力を吸収し得る。他方の折り畳み部分5bは、ばね効果を有する圧縮特徴6を含み得る。このようにして、二つの軸方向に又は円周方向に隣接する折り畳み部分5a及び5bは、異なるメカニズム及び特性を通じて公差及び他の機械的ずれを吸収することができる。
図2Dを特に参照するに、更なる実施形態では、両方の折り畳み部分5は、公差吸収特性を有する圧縮特徴6及び突出部7を含み得る。このようにして、公差は、圧縮特徴6のばね効果と突出部7の変形との両方によって吸収され得る。圧縮特徴6及び突出部7の相対公差補償によって測定される公差吸収比は、特定の用途のために設計され得る。
図2Eを特に参照するに、更なる別の実施形態では、側壁4の折り畳まれていない部分はそこに形成される突出部7を含み得る。突出部7は、当業者に認識されている処理によって側壁4にスタンプ付け、パンチング付け、ロール付け、又は他に、成形され得る。折り畳み部分5は、ばね効果を有する圧縮特徴6を含み得る。当業者には、図2A乃至図2Eで説明した実施形態の幾つかの組み合わせが可能であることが理解されるであろう。更に、一実施形態では、トレランスリング2の円周方向に隣接した折り畳み部分はそれぞれ異なる構造及び配置、例えば、圧縮特徴及び突出部、を有してもよい。
一つ以上の実施形態によると、折り畳み部分5は、略径方向に、例えば、中央軸8に向かって径方向内方に又は中央軸8から離れるよう径方向外方に延在し得る。このようにして、折り畳み部分5は、内方に、外方に、又は、その組み合わせに成形され得る。例えば、特定の実施形態では、折り畳み部分5の少なくとも一つが径方向内方に延在され、少なくとも一つの他の折り畳み部分5が径方向外方に延在されてもよい。他の実施形態では、折り畳み部分5の少なくとも一つが径方向内方及び径方向外方の両方に延在され得る。より特定的には、折り畳み部分5は、径方向外方に延在される前に径方向内方に延在されてもよい。一実施形態では、折り畳み部分5は、トレランスリング2の内径及び外径の両方を形成し得る。
一実施形態では、折り畳み部分5は、隣接する圧縮特徴6及び突出部7の間の場所においてゼロの又は公称のばね効果を発揮し得る。例えば、図1及び図3に示すように、隣接する圧縮特徴6間に配置されるトレランスリングの部分は平坦化された二重壁構造を含み得、即ち、折り畳み部分の主面12は下位の主面12と接触される。一実施形態では、例えば、図9に示すように、隣接する圧縮特徴6間に配置されるトレランスリングの部分は単一壁構造を含み得、即ち、隣接する圧縮特徴6間に配置される主面12の一部分が露出される、例えば、主面12が該部分に沿って露出される。
成形前、側壁4は、最初、一片の材料14を備え得る。図4及び図5を参照するに、片14は、(第一の)主面10及び(第二の)主面12を定め得る。主面10及び12は、片14の厚さTだけ離間され得る。一実施形態では、トレランスリング2の形成前は、主面10及び12は略平行な面に沿って延在され得る(図5)。更なる実施形態では、片14は、成形前に測定された均一の厚さを有し得る(図5)。
一実施形態では、片14は、第一のエッジ16、第二のエッジ18、第三のエッジ20、及び、第四のエッジ22を定め得る。より特定の実施形態では、第一のエッジ16及び第三のエッジ20が片14の対向する側に配置され、第二のエッジ18及び第四のエッジ22が片14の対向する側に配置され得る。別の実施形態では、片14は、四つよりも多い又は少ない数のエッジを定め得る。例えば、片14は、三角形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、又は、任意の数の追加的なエッジを有する他の多角形を画成し得る。
一実施形態では、片14は、多角形状を有し得る。第一、第二、第三、及び、第四のエッジ16、18、20、及び、22は、円周方向配置において連続的に位置決めされる片14の周りに配置され得る。より特定の実施形態では、片14は、略長方形の形状を有し得る。これに関して、第一及び第三のエッジ16及び20が平行でもよく、第二及び第四のエッジ18及び22が平行でもよい。更に、第一及び第三のエッジ16及び20は、第二及び第四のエッジ18及び22に対して垂直でもよい。
特定の実施形態では、片14は、基板50を含み得る。基板50は、金属又は合金を含む又は本質的に含み得る。より特定的には、基板50は、鋼を含む又は本質的に含み得る。更なる特定の実施形態では、基板50は、例えば、ばね鋼等の中又は高炭素鋼を含む又は本質的に含み得る。一実施形態では、基板50は、高い降伏強度、例えば、少なくとも200MPa、例えば、少なくとも400MPa、少なくとも600MPa、少なくとも800MPa、又は、少なくとも1000MPaの降伏強度を有し得る。更なる実施形態では、基板50は、10,000MPa以下、例えば、5,000MPa以下、又は、2,000MPa以下の降伏強度を有し得る。
一実施形態では、片14は、ポリマー層52を更に含む又は本質的に含み得る。一実施形態では、ポリマー層52は低摩擦材料、例えば、鋼に対して乾燥状態で測定された場合に0.5未満、例えば、0.4未満、0.3未満、0.2未満、0.1未満、又は、0.05未満の静止摩擦係数を有する材料を含む又は本質的に含み得る。
ある実施形態では、ポリマー層52は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフルオロポリマーのような低摩擦ポリマーを含む又は本質的に含み得る。他の例示的なフルオロポリマーは、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ペルフルオロアルコキシ(PFA)、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、及び、フッ化ビニリデン(THV)のターポリマー、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレントテラフルオロエチレンコーポリマー(ETFE)、エチレンクロロトリフルオロエチレンコーポリマー(ECTFE)、又は、その任意の組み合わせを含み得る。追加的には、例えば、商標Norglide(登録商標)でサンゴバン社によって市販されているもの等、多数の他の摺動材料を用いることも可能である。
更なる実施形態では、ポリマー層52の上又はその内部に潤滑剤が配置されてもよい。模範的な潤滑剤は、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、黒鉛、グラフェン、膨張黒鉛、窒化ホウ素、タルク、フッ化カルシウム、又は、その任意の組み合わせを含む。追加的には、潤滑剤は、アルミナ、シリカ、二酸化チタン、フッ化カルシウム、窒化ホウ素、雲母、珪灰石、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ジルコニア、カーボンブラック、色素、又は、その任意の組み合わせを含み得る。
ポリマー層52は、例えば、接着剤、機械的固定、又は、押圧された或いはさもなければ形成されたラミネートによって基板50の少なくとも一部分に結合され得る。特定の実施形態では、ポリマー層52は、基板50の一方の表面に沿ってだけ延在され得る。非例示的な実施形態では、ポリマー層52は、基板50を完全に封入することができる。
図6を参照するに、成形中、片14の第一のエッジ16は、第三のエッジ20に向かって成形され得る。例えば、片14は、第一のエッジ16と第三のエッジ20との間の距離がエッジに沿った一か所以上の場所で減少して折り畳み部分5を形成するよう、折り畳まれるか、曲げられるか、さもなければ、操作され得る。特定の実施形態では、第一のエッジ16は、第三のエッジ20に向かって均一に成形され得、即ち、折り畳み部分5は第一のエッジ16の長さに沿って均一の形状及びサイズを有し得る。破線輪郭線A、B、及び、Cは、成形処理中に片14が通り得る形状の例示的な形態の輪郭線を示すことを意図している。当業者には、破線輪郭線A、B、及び、Cが例示的に過ぎず、本開示の範囲を制限することを意図していないことは理解されるであろう。
輪郭線Dによって示されるように、第一のエッジ16は下位の側壁4に向かって成形され得る。一実施形態では、第一のエッジ16は、下位の側壁4と接触してもよい。別の実施形態では、図示するように、第一のエッジ16は下位の側壁4と離間されてもよい。第一のエッジ16と下位の側壁4との間の公称距離は、内側構成要素と外側構成要素との間への初期の設置中に直面する初期の公差吸収には有利である。公称距離は、使用中に第三のエッジ20に向かう第一のエッジ16の相対的な軸方向の摺動を増加し得る。
一実施形態では、片14の事前形成された軸方向長さLPAは、第一のエッジ16が第三のエッジ20に向かって成形されるにつれて、少なくとも5%、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、又は、少なくとも45%減少されて、片14の新しい軸方向長さLが形成される。本願で使用する「事前形成された軸方向長さ」は、成形前に第一のエッジ16と第三のエッジ20との間で測定される片14の軸方向長さを指している(例えば、図4及び図5)。より特定的には、「事前形成された軸方向長さ」は、折り畳み部分5又は第一のエッジ16と第三のエッジ20との間の距離を減少させる任意の他の特徴を形成する前の第一のエッジ16と第三のエッジ20との間の長さを指している。より具体的には、「事前形成された軸方向長さ」は、第一及び第三のエッジに沿って各位置で測定される片14の相対的な軸方向長さを指してもよい。非長方形の形状を有する片では、事前形成された軸方向長さは、第二のエッジ18から第四のエッジ22まで測定された場合に変化し得る。これに関して、事前形成された軸方向長さ第一及び第三のエッジ16及び20に沿った特定の測定場所の関数であってもよい。更なる実施形態では、片14の事前形成された軸方向長さは、第三のエッジ20に向かう第一のエッジ16の成形中に、50%以下、例えば、49%以下、48%以下、47%以下、又は、46%以下減少され得る。
一実施形態では、片14は、側壁と、第一のエッジ16を第三のエッジ20に向かって折り畳むことで形成される折り畳み部分5との間で測定される内角が少なくとも10°、少なくとも45°、又は、少なくとも90°となるよう、折り畳まれ得る。更なる実施形態では、内角は、少なくとも100°、少なくとも135°、又は、少なくとも180°でもよい。
第三のエッジ20に向かう第一のエッジ16の成形中に形成される軸方向の頂点により、トレランスリング2の第一の軸方向端部26が形成され得る。
特定の実施形態では、突出部7は、第一のエッジ16を第三のエッジ20に向かって成形する前に形成される。このようにして、突出部7は、例えば、プレス又はハンマーによって平面に沿って形成され得る。当業者には、成形前に形成された突出部が、成形後に突出部が正しい径方向に方向付けられるよう逆向きで形成されてもよいことは理解されるであろう。別の実施形態では、突出部7は、第一のエッジ16が第三のエッジ20に向かって成形される間又は成形された後に形成され得る。このようにして、突出部7は、トレランスリング2の側壁4が最終位置に近付く又は到達すると形成され得る。これにより、第一のエッジ16が第三のエッジ20に向かって成形される際に結果として亀裂を生ずる、突出部7内又は突出部7に隣接する応力集中部の形成を減少又は排除し得る。
更なる非例示的な実施形態では、突出部は、少なくとも二つの円周方向列に沿って形成され得る。突出部の列は、片の成形前に片から同方向に延在され得る。このように、第一のエッジを第三のエッジに向かって成形することで、それぞれ内方及び外方に延在する突出部が形成され得る。より特定的な実施形態では、第一のエッジを第三のエッジに向かって成形することで、内方及び外方に延在する突出部が整列され、即ち、突出部は同じ軸方向及び円周方向の位置に沿って少なくとも実質的に配置される。
更に別の非例示的な実施形態では、突出部は、少なくとも二つの円周方向列に沿って形成され得、各列の突出部は片の成形前に片から反対方向に延在される。突出部は、第一のエッジを第三のエッジに向かって成形する際に、突出部が径方向に重なり合うよう僅かにオフセットされたサイズを有し得る。このように、突出部の設計された強度は特定の用途に対して設計され得る。
一実施形態では、第一のエッジ16を第三のエッジ20に向かって成形した後、片14の第二のエッジ18が第四のエッジ22に向かって成形され、環状の側壁4が画成される(図7)。例えば、片14は、第二のエッジ18と第四のエッジ22との間の距離が減少するよう折り畳まれるか、曲げられるか、さもなければ、操作され得る。これに関して、第二及び第四のエッジ18及び22は、トレランスリング2の円周方向端部を定め、トレランスリング2の軸方向長さに沿って延在する円周方向隙間を形成する。第二及び第四のエッジ18及び22は、円周方向隙間のサイズを更に減少させるよう一緒に合わせられ得る。特定の実施形態では、第二及び第四のエッジ18及び22は一緒に結合され得る。更なる実施形態では、第二及び第四のエッジ18及び22は、例えば、溶接、接着剤、ねじ付或いはねじ無しの締め付け、クリンピング等の機械的変形、又は、トレランスリングにおける円周方向隙間を接合するための技術において認識されている任意の他の好適な方法によって接合され得る。
一実施形態では、トレランスリング2は、多数の壁構造を有し得る。本願で使用する「多数の壁構造」は、環状の本体を含む側壁を指し、該本体は、環状本体の中央軸から径方向外方に延在する線が中央軸の少なくとも一つの軸方向の位置に沿った二つ以上の別個の環状の側壁と交差するように成形される。側壁が、例えば、基板と低摩擦材料を含むラミネートから形成される実施形態では、ラミネートは一枚の別個の環状の側壁と考えられる。「多数の壁構造」は、三枚の径方向に隣接した側壁、四枚の径方向に隣接した側壁、五枚の径方向に隣接した側壁、又は、六枚の径方向に隣接した側壁を含み得る。一実施形態によると、「多数の壁構造」は、100枚以下の径方向に隣接した側壁、例えば、50枚以下の径方向に隣接した側壁、又は、20枚以下の径方向に隣接した側壁を含み得る。本願で使用する「多数の壁構造」は、多層リングを形成するよう円周方向において同心円状にループが作られた単一の材料から形成される側壁を含まず、軸方向に成形された材料を含む。一実施形態では、トレランスリング2は、トレランスリング2の軸方向長さの少なくとも25%に沿って、例えば、軸方向長さの少なくとも50%、軸方向長さの少なくとも60%、軸方向長さの少なくとも75%、軸方向長さの少なくとも80%、又は、軸方向長さの少なくとも85%に沿って多数の壁構造を有し得る。別の実施形態では、トレランスリングは、トレランスリングの軸方向長さの100%未満、例えば、軸方向長さの99%以下、軸方向長さの98%以下、軸方向長さの97%以下、軸方向長さの96%以下、軸方向長さの95%以下、又は、軸方向長さの90%以下に沿って多数の壁構造を有し得る。
図8及び図9に示すより特定の実施形態では、一つ以上のスロット24が片14に形成され得る。破線輪郭線A(図8)は、成形前の片14を示す。
一実施形態では、スロット24の少なくとも一つは、第一のエッジ16を第三のエッジ20に向かって成形する前に片14に形成され得る。スロット24は、第一のエッジ16、第三のエッジ20、又は、その組み合わせに沿って形成され得る。スロット24の少なくとも一つは、第一又は第三のエッジ16又は20から第三又は第一のエッジ20又は16に向かってそれぞれ延在され得る。より特定的には、全てのスロット24が第一又は第三のエッジ16又は20から第三又は第一のエッジ20又は16に向かって延在され得る。スロット24は、第三のエッジ20に向かう第一のエッジ16、又は、第一のエッジ16に向かう第三のエッジ20の成形(以下により詳細に説明する)を容易にし得る。より特定的には、スロット24は、成形処理中に片14内に応力集中部が形成されることを緩和し得る。追加的には、スロット24は、例えば、低径方向負荷条件での圧縮特徴6の偏向を可能にすることで公差吸収又は公差感度さえをも増加し得る。更には、スロット24は、第二のエッジ18を片14の第四のエッジ22に向かって成形することを補助することができる。
特定の実施形態では、全てのスロット24は、略平行な方向に方向付けられ得る。本願で使用する「略平行な方向」は、二本以上の線、又は、非直線形の線(例えば、弓状線)の場合には中央線の間の角度的オフセットが15°以下、例えば、10°以下、5°以下、2°以下、又は、1°以下であることを指す。より特定の実施形態では、全てのスロット24は、平行な方向に方向付けられ得る。本願で使用する「平行な方向」は、二本上の線、又は、非直線形の線(例えば、弓状線)の場合には中央線の間の角度的オフセットが0.1°以下であることを指している。
更なる別の実施形態では、スロット24は、第一及び第三のエッジ16及び20に対して垂直に又は略垂直に(例えば、85°と95°の間等、75°と105°の間)に方向付けられ得る。
スロット24は、第一又は第三のエッジ16又は20からスロットの軸方向端部までの最短距離、例えば、第一又は第三のエッジ16又は20から第一又は第三のエッジ16又は20に対して垂直な方向に測定されるスロット24の最も遠い点までの距離によって測定される長さLを有し得る。一実施形態では、Lは、片14の事前形成された軸方向長さの50%以下でもよい。更なる実施形態では、Lは、事前形成された軸方向長さの45%以下、例えば、事前形成された軸方向長さの40%以下、事前形成された軸方向長さの35%以下、事前形成された軸方向長さの30%以下、事前形成された軸方向長さの25%以下、事前形成された軸方向長さの20%以下、事前形成された軸方向長さの15%以下、事前形成された軸方向長さの10%以下、又は、事前形成された軸方向長さの5%以下でもよい。更なる実施形態では、Lは、片14の事前形成された軸方向長さの0.1%以上、例えば、0.5%以上、1%以上、2%以上、3%以上、又は、4%以上でもよい。一実施形態では、各スロット24は、応力集中減少要素、例えば、円形の又はレリーフのスロット(図示せず)で終端され得る。応力集中減少要素は、成形中に片14内での応力集中部の蓄積を減少し得る。これにより、形成中及び使用中の片14の亀裂又は破砕が減少され得る。
より特定の実施形態では、少なくとも一つのスロット24が隣接する折り畳み部分5間に配置され得る。より特定的には、一つのスロット24が各折り畳み部分5間に配置され得る。スロット24は、負荷条件に対する各折り畳み部分5の独立した屈曲反応を増加し、トレランスリング2の同心性の能力を向上し得る。
別の実施形態では、片14の第一のエッジ16を第三のエッジ20に向かって成形した後であって、片14の第二のエッジ18を第四のエッジ22に向かって成形する前、片14の第三のエッジ20が第一のエッジ16に向かって成形され得る。例えば、片14は、第一のエッジ16と第三のエッジ20との間の距離が一片の材料14に沿った一か所以上の場所で更に減少されるよう折り畳まれるか、曲げられるか、さもなければ、操作され得る(図2)。一実施形態では、片14は、第三のエッジ20を第一のエッジ16に向かって成形する際に、少なくとも5%、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、又は、少なくとも45%更に減少される、第一のエッジ16を第三のエッジ20に向かって折り畳んだ後の軸方向長さを有し得る。本処理によって形成されるエッジにより、トレランスリング2の第二の軸方向端部28が形成され得る。更に、トレランスリング2の軸方向端部26又は28において又はその直ぐ隣りで、折り畳み部分5の二つの円周方向に延在する列がそれぞれ形成され得る。
上述した通り、一つ以上のスロット24は、第三のエッジ20に沿って片14に形成され得る。一実施形態では、第三のエッジ20を第一のエッジ16に向かって成形する前に、スロット24の少なくとも一つが片14に形成され得る。スロット24は、第三のエッジ20に沿って形成され得る。スロット24の少なくとも一つは、第三のエッジ20から第一のエッジ16に向かって延在され得る。より特定的には、全てのスロット24が第三のエッジ20から第一のエッジ16に向かって延在され得る。スロット24は、第一のエッジ16に向かう第三のエッジ20の成形を容易にし得る。より特定的には、スロット24は、成形処理中に片14内に応力集中部が形成されることを緩和し得る。追加的には、スロット24は、例えば、低径方向負荷条件での圧縮特徴6の偏向を可能にすることで公差吸収又は公差感度さえをも増加し得る。
第三のエッジ20に沿って形成されるスロット24は、第一のエッジ16に沿って形成されるスロット24と同様の特徴を任意の数だけ有し得る。例えば、第三のエッジ20に沿ったスロット24は、互いに対して略平行な、又は、平行な方向に方向付けられてもよい。別の実施形態では、第三のエッジ20に沿ったスロット24は、第一及び第三のエッジ16及び20に対して垂直に又は略垂直に(例えば、85°と95°の間等、75°と105°の間)に方向付けられ得る。更なる別の実施形態では、スロットは、第三のエッジ20からスロット24の軸方向端部までの最短距離で測定される長さLを有し得る。一実施形態では、Lは、片14の事前形成された軸方向長さの50%以下でもよい。更なる実施形態では、Lは、事前形成された軸方向長さの45%以下、例えば、事前形成された軸方向長さの40%以下、事前形成された軸方向長さの35%以下、事前形成された軸方向長さの30%以下、事前形成された軸方向長さの25%以下、事前形成された軸方向長さの20%以下、事前形成された軸方向長さの15%以下、事前形成された軸方向長さの10%以下、又は、事前形成された軸方向長さの5%以下でもよい。更なる実施形態では、Lは、片14の事前形成された軸方向長さの0.1%以上、例えば、0.5%以上、1%以上、2%以上、3%以上、又は、4%以上でもよい。更なる実施形態では、各スロット24は、応力集中減少要素、例えば、円形の又はレリーフのスロット(図示せず)で終端され得る。応力集中減少要素は、成形中に片14内での応力集中部の蓄積を減少し得る。これにより、形成中及び使用中の片14の亀裂又は破砕が減少され得る。
一実施形態によると、変形、トルキング、及び、ねじれに対してトレランスリング2の安定性及び抵抗性を向上させるために、少なくとも三つの圧縮特徴6又は突出部7がトレランスリング2の反対側の軸方向端部26及び28それぞれに沿って配置され得る。各軸方向端部26及び28に沿った三つの圧縮特徴6又は突出部7により、内側及び外側構成要素(図示せず)の一方と合計で六つの径方向接点が形成され得る。
一実施形態では、圧縮特徴6又は突出部7は、円周方向において均等に離間され得る。
ここで図10を参照するに、一実施形態では、トレランスリング2は、更に、側壁4の円周の周りに少なくとも部分的に延在するリブ30を含み得る。より特定的には、リブ30は、側壁4全体の周りに円周方向に延在され得る。リブ30は、トレランスリング2の中央場所に配置され得る。より特定的には、リブ30は、トレランスリング2の軸方向の中央場所に配置され得る。
特定の実施形態では、リブ30は、トレランスリング2の側壁4と一体、例えば、モノリシックでもよい。リブ30は、側壁4を曲げる、折り畳む、又は、さもなければ同様に操作することで成形され得る。一実施形態では、リブ30は、主面12に対して垂直に測定される、側壁4の厚さTの少なくとも25%の突出した径方向高さ32を有し得る。更なる実施形態では、突出した径方向高さ32は、少なくとも50%T、例えば、少なくとも75%T、少なくとも100%T、少なくとも125%T、少なくとも150%T、少なくとも175%T、又は、少なくとも200%Tでもよい。別の実施形態では、突出した径方向高さ32は、10,000%T以下、例えば、5,000%T以下、1,000%T以下、900%T以下、800%T以下、700%T以下、600%T以下、又は、500%T以下でもよい。
一実施形態では、リブ30は、主面12に沿って測定される、トレランスリング2の形成された軸方向長さの25%未満である、軸方向長さ34を有し得る。本願で使用する「形成された軸方向長さ」は、成形が終了した後、例えば、折り畳み部分5、リブ30、及び、トレランスリングの軸方向長さを変える全ての他の特徴を形成した後に測定されるトレランスリングの軸方向長さである。更なる実施形態では、リブ30は、トレランスリングの形成された軸方向長さの20%未満、例えば、トレランスリングの形成された軸方向長さの15%未満、トレランスリングの形成された軸方向長さの10%未満、又は、トレランスリングの形成された軸方向長さの5%未満の軸方向長さ34を有し得る。別の実施形態では、リブ30は、トレランスリングの形成された軸方向長さの少なくとも0.1%、例えば、トレランスリングの形成された軸方向長さの少なくとも0.5%、トレランスリングの形成された軸方向長さの少なくとも1%、トレランスリングの形成された軸方向長さの少なくとも2%、トレランスリングの形成された軸方向長さの少なくとも3%、又は、トレランスリングの形成された軸方向長さの少なくとも4%の軸方向長さ34を有し得る。
一実施形態では、折り畳み部分5は、自在に浮くことができ、例えば、成形後は主面12に固定されない代わりに、主面12に沿って移動することができる。リブ30は、軸方向停止部を形成し得、折り畳み部分5がトレランスリング2の軸方向長さに沿って所定の位置を超えて移動することを防止する。
一実施形態では、リブ30は、二枚の壁36及び38を画成する略円錐台形状を有し得る。より特定的には、側壁36及び38は、少なくとも45°、例えば、少なくとも60°、少なくとも75°、少なくとも90°、少なくとも105°、又は、少なくとも120°の相対底角度40を定め得る。更なる特定的な実施形態では、相対底角度40は、179°以下、例えば、175°以下、160°以下、145°以下、又は、130°以下でもよい。相対底角度40が90°未満の場合、リブ30の側壁36及び38は緊急停止部となり得、圧縮特徴6が更に移動することを防止する。相対底角度40が90°より大きい場合、リブ30の壁36及び38は楔を形成し、圧縮特徴6の連続移動に必要な力を増加させる。
別の実施形態では、リブ30は、リブ30が設けられていない同様のトレランスリングと比べて、少なくとも1%トレランスリングの剛性を増加し得る。本願で使用する「トレランスリングの剛性」は、例えば、捻り力又は回転力によって生ずる変形を回避するためのトレランスリングの相対能力を意味する。例えば、同一の力が同じ相対場所で二つのトレランスリングに印可され、第一のトレランスリングが5mm偏向され、第二のトレランスリングが10mm偏向された場合、第一のトレランスリングは第二のトレランスリングの剛性の200%の剛性を有する。更なる実施形態では、リブ30は、リブ30が設けられていない同様のトレランスリングと比べて、少なくとも2%、例えば、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも100%、少なくとも150%、少なくとも200%、又は、少なくとも500%トレランスリング2の剛性を増加し得る。別の実施形態では、リブ30は1000%以下、例えば、750%以下トレランスリング2の剛性を増加し得る。
図11を参照するに、組立体100は、内側構成要素、例えば、シャフト102と、外側構成要素、例えば、ボア104との間に形成される環状の隙間106内に配置されるトレランスリング2を有する。当業者には、折り畳み部分5が用途に応じて径方向外方(図示する)又は径方向内方に方向付けられ得ることが理解されるであろう。
一実施形態では、折り畳み部分5の少なくとも一部分は、トレランスリング2の最外部分に径方向負荷力が印可されるため、リブ30に向かって線42及び44に略沿って移動し得る。追加的には、折り畳み部分5は、線46及び48によって示されるように、径方向に更に圧縮し得る。これに関して、折り畳み部分5は、内側構成要素102と外側構成要素104との間の径方向負荷力を吸収することができる。
特定の実施形態では、組立体100は、ハードディスクドライブ(HDD)の一部分を備え得る。例えば、内側構成要素102がピボット、外側構成要素104がアクチュエータアームでもよく、トレランスリング2はそれら構成要素間にトルク伝達を提供し得る。しかしながら、組立体100が、HDD組立体に限定されることは意図されていない。例えば、組立体100は、自動車及び航空宇宙工業、エネルギー部門、並びに、トルク伝達器の使用を必要とする様々な機械産業において使用され得る。更なる例示的な適用法は、ステアリングカラム、ステータ、圧縮機、支柱、アクスル、及び、他の同様の往復及び回転組立体を含む。
一実施形態では、折り畳み部分5は、トレランスリング2の反対側の軸方向端部に又はその直ぐ隣りに配置され得る。従来のトレランスリングは、典型的には、(1)突出部の軸方向長さにわたって均一性を増加するようリングの軸方向端部から離間された突出部、又は、(2)トレランスリングの全軸方向長さに沿って延在する波形のいずれかを有する。このような特徴は、ねじり力、円周方向の力、軸方向の力、及び、その組み合わせに対するトレランスリングの安定化容量を減少させる。トレランスリング2の軸方向端部に沿った又は軸方向端部での折り畳み部分5の利用により、トレランスリングの軸方向長さによって許容される最大範囲まで円周方向に延在する突出部の列を互いと離間することで、安定化容量が増加され、揺れが減少され得る。
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。これら態様及び実施形態の幾つかを以下に説明する。本明細書を読んだ後、当業者には、これら態様及び実施形態が例示的に過ぎず、本発明の範囲を制限するものでないことは理解されるであろう。実施形態は、以下に列挙する付記のうち任意の一つ以上によるものでもよい。
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。これら態様及び実施形態の幾つかを以下に説明する。本明細書を読んだ後、当業者には、これら態様及び実施形態が例示的に過ぎず、本発明の範囲を制限するものでないことは理解されるであろう。実施形態は、以下に列挙する実施形態のうち任意の一つ以上の実施形態に記載されるものでもよい。
実施形態1
厚さ分だけ離間された第一及び第二の対向する主面を有する側壁を備え、該第一の主面は該側壁の第一の場所における該トレランスリングの内径、及び、該側壁の第二の場所における該トレランスリングの外径を定める、トレランスリング。
実施形態2
該トレランスリングの軸方向長さの少なくとも25%、例えば、該軸方向長さの少なくとも50%、該軸方向長さの少なくとも60%、該軸方向長さの少なくとも75%、該軸方向長さの少なくとも80%、又は、該軸方向長さの少なくとも85%、に沿って多数の壁構造を備える、実施形態1記載のトレランスリング。
実施形態3
該第一の主面は、該側壁の第一の場所において該トレランスリングの径方向の最外面、及び、該側壁の第二の場所において該トレランスリングの径方向の最内面を定める、実施形態1及び2のうち何れか一つに記載のトレランスリング。
実施形態4
該トレランスリングの軸方向長さの少なくとも25%、例えば、該軸方向長さの少なくとも50%、該軸方向長さの少なくとも60%、該軸方向長さの少なくとも75%、該軸方向長さの少なくとも80%、又は、該軸方向長さの少なくとも85%に沿って多数の壁構造を有するトレランスリング。
実施形態5
該多数の壁構造は、該トレランスリングの該軸方向長さの100%未満、例えば、該軸方向長さの99%以下、該軸方向長さの98%以下、該軸方向長さの97%以下、該軸方向長さの96%以下、該軸方向長さの95%以下、又は、該軸方向長さの90%以下に沿って延在される、実施形態1乃至4のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態6
該多数の壁構造は、二枚の側壁を備える、実施形態4又は5記載のうちの何れか一つに記載のトレランスリング。
実施形態7
該多数の壁構造は、少なくとも三枚の側壁、例えば、少なくとも四枚の側壁、又は、少なくとも五枚の側壁を備える、実施形態4乃至6のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態8
該多数の壁構造は、100枚以下の側壁、例えば、50枚以下の側壁、又は、20枚以下の側壁を備える、実施形態4乃至7のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態9
該側壁は金属を有する、実施形態1乃至8のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態10
該側壁は、ばね鋼等の鋼を備える、実施形態1乃至9のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態11
ポリマー層を更に備え、該ポリマー層は、該側壁の少なくとも一部分に結合される、実施形態1乃至10のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態12
該ポリマー層は、低摩擦材料を有する、実施形態11記載のトレランスリング。
実施形態13
該ポリマー材料は、PTFEを有する、実施形態11及び12のいずれか一方に記載のトレランスリング。
実施形態14
複数の折り畳み部分を備える、実施形態1乃至13のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態15
該折り畳み部分は圧縮特徴を備える、実施形態14記載のトレランスリング。
実施形態16
該圧縮特徴は、内側構成要素と外側構成要素との間の公差を吸収するよう適応される、実施形態15記載のトレランスリング。
実施形態17
該圧縮特徴は、該トレランスリングの軸方向端部に隣接して配置される、実施形態15及び16のいずれか一方に記載のトレランスリング。
実施形態18
第一及び第二の対向する軸方向端部を有し、少なくとも三つの圧縮特徴が該第一の軸方向端部に配置され、少なくとも三つの圧縮特徴が該第二の軸方向端部に配置される、実施形態15乃至17のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態19
該圧縮特徴は、該トレランスリングの周りに円周方向に均等に離間される、実施形態15乃至18のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態20
該圧縮特徴は、折り畳まれる、実施形態15乃至19のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態21
該折り畳み部分は、径方向に延在する突出部を備える、実施形態14乃至20のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態22
該折り畳み部分は、該トレランスリングの側壁と連続している、実施形態14乃至20のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態23
該折り畳み部分は、該トレランスリングの側壁と一体である、実施形態14乃至21のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態24
厚さを定める側壁を有し、該圧縮特徴は該側壁の該厚さよりも大きい突出した径方向高さを有する、実施形態15乃至22のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態25
該圧縮特徴の該突出した径方向高さは、該側壁の該厚さの少なくとも110%、例えば、少なくとも115%、少なくとも120%、少なくとも125%、少なくとも130%、少なくとも135%、少なくとも140%、少なくとも145%、少なくとも150%、少なくとも175%、少なくとも200%、少なくとも225%、少なくとも250%、少なくとも275%、少なくとも300%、又は、少なくとも500%である、実施形態24記載のトレランスリング。
実施形態26
該圧縮特徴の該突出した径方向高さは、該側壁の該厚さの1000%以下、例えば、900%以下、800%以下、又は、700%以下である、実施形態24及び25のいずれか一方に記載のトレランスリング。
実施形態27
該圧縮特徴は、軸方向に変形可能である、実施形態15乃至26のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態28
該圧縮特徴の少なくとも一つの少なくとも一部分は、径方向負荷条件を受けると軸方向に移動するよう適応される、実施形態15乃至27のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態29
全ての該圧縮特徴は、径方向負荷条件を受けると軸方向に移動するよう適応される、実施形態15乃至28のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態30
該圧縮特徴の移動は、該圧縮特徴が延在する該トレランスリングの反対側の軸方向端部に向かう方向に行われる、実施形態28及び29のいずれか一方に記載のトレランスリング。
実施形態31
該トレランスリングの周りに円周方向に延在されるリブを更に備える、実施形態1乃至30のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態32
該リブは、該トレランスリングの側壁と一体である、実施形態31記載のトレランスリング。
実施形態33
該リブは、軸方向の中央場所において該トレランスリングの周りに延在される、実施形態31及び32のいずれか一方に記載のトレランスリング。
実施形態34
該リブは、該トレランスリングの側壁の該厚さの少なくとも25%、例えば、少なくとも50%、少なくとも75%、又は、少なくとも100%の突出した径方向高さを有する、実施形態31乃至33のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態35
該リブは、該側壁の該厚さの1000%以下、例えば、900%以下、800%以下、又は、700%以下の突出した径方向高さを有する、実施形態31乃至34のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態36
該リブは、該トレランスリングの形成された軸方向長さの25%未満、例えば、20%未満、15%未満、10%未満、又は、5%未満の軸方向長さを有する、実施形態31乃至35のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態37
該リブは、該トレランスリングの形成された軸方向長さの少なくとも0.1%、例えば、少なくとも0.5%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、又は、少なくとも4%の軸方向長さを有する、実施形態31乃至36のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態38
該リブは、軸方向停止部であって、軸方向停止部は、圧縮特徴が該リブを超えて移動することを防止する、実施形態31乃至37のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態39
該リブは、リブが設けられていない同様のトレランスリングと比べて、少なくとも1%該トレランスリングの剛性を増加し、例えば、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、又は、少なくとも5%該トレランスリングの剛性を増加する、実施形態31乃至38のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態40
事前形成された軸方向長さLPAを有し、形成された軸方向長さLを有し、Lは95%L未満、例えば、90%L未満、85%L未満、80%L未満、75%L未満、70%L未満、65%L未満、60%L未満、又は、55%L未満である、実施形態1乃至39のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態41
は、少なくとも5%L、例えば、少なくとも10%L、少なくとも15%L、少なくとも20%L、少なくとも25%L、少なくとも30%L、少なくとも35%L、少なくとも40%L、又は、少なくとも45%Lである、実施形態40記載のトレランスリング。
実施形態42
形成された軸方向長さを有し、該形成された軸方向長さ全体がボア内に配置されるよう適応される、実施形態1乃至41のうちいずれか一つに記載のトレランスリング。
実施形態43
ボアを画成する外側構成要素と、
該ボアに配置される内側構成要素と、
実施形態1乃至42のうちいずれか一つに記載のトレランスリングであって、該内側構成要素と該外側構成要素との間に配置されるトレランスリングと、を備える組立体。
実施形態44
トレランスリングを形成する方法であって、
第一、第二、第三、及び、第四のエッジを有する一片の材料を提供することと、
該片の該第一のエッジを該第三のエッジに向かって成形することと、
該片の該第二のエッジを該第四のエッジに向かって成形することと、を備える、方法。
実施形態45
該第一のエッジを該第三のエッジに向かって成形することは圧縮特徴を形成する、実施形態44記載の方法。
実施形態46
該第一及び第三のエッジに沿って該一片の材料内にスロットを形成することを更に備える、実施形態44及び45のいずれか一つに記載の方法。
実施形態47
該スロットを形成することは、該第一のエッジを該第三のエッジに向かって成形することの前に実施される、実施形態46記載の方法。
実施形態48
該スロットは、該第一及び第三のエッジから該第三及び第一のエッジに向かってそれぞれ延在する、実施形態46及び47のいずれか一つに記載の方法。
実施形態49
該スロットは、平行方向に方向付けられる、実施形態46乃至48のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態50
該スロットは、該第一及び第三のエッジに対して垂直に方向付けられる、実施形態46乃至49のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態51
該スロットは長さを有し、該スロットの該長さは、該一片の材料の事前形成された軸方向長さの50%以下、例えば、45%以下、40%以下、35%以下、30%以下、25%以下、20%以下、15%以下、10%以下、又は、5%以下である、実施形態46乃至50のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態52
少なくとも一つのスロットは、隣接する圧縮特徴間に形成される、実施形態46乃至51のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態53
該第一のエッジを該第三のエッジに向かって成形することは、該トレランスリングの第一の軸方向端部を形成する、実施形態44乃至52のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態54
該第一のエッジを該第三のエッジに向かって成形することは、折り畳むことで実施される、実施形態44乃至53のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態55
該一片の材料は事前形成された軸方向長さを有し、該第一のエッジを該第三のエッジに向かって成形することは、該一片の材料の該事前形成された軸方向長さが少なくとも5%、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、又は、少なくとも45%減少されるよう実施される、実施形態44乃至54のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態56
該片の該第三のエッジを該片の該第一のエッジに向かって成形することを更に備える、実施形態44乃至55のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態57
該第三のエッジを該第一のエッジに向かって成形することは、該トレランスリングの第二の軸方向端部を形成する、実施形態56記載の方法。
実施形態58
該第三のエッジを該第一のエッジに向かって成形することは、折り畳むことで実施される、実施形態56及び76のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態59
該一片の材料は、該第一のエッジを該第三のエッジに向かって折り畳んだ後に軸方向長さを有し、該第三のエッジを該第一のエッジに向かって成形することは、該事前形成された軸方向長さが少なくとも5%、例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、又は、少なくとも45%更に減少されるように実施される、実施形態55乃至57のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態60
該第二のエッジを該第四のエッジに向かって成形することは該トレランスリングの円周方向端部を形成する、実施形態44乃至59のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態61
該第二のエッジを該第四のエッジに向かって成形することは、折り畳むことで実施される、実施形態44乃至60のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態62
該片の該第一のエッジを該第三のエッジに向かって成形することは、該片の該第二のエッジを該第四のエッジに向かって成形することの前に実施される、実施形態44乃至61のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態63
該片の該第二及び第四のエッジを一緒に結合することを更に備える、実施形態44乃至62のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態64
該片の該の第二のエッジを該第四のエッジに溶接することを更に備える、実施形態44乃至63のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態65
該一片の材料は、ばね鋼のような金属等の基板を備える、実施形態44乃至64のうちいずれか一つに記載の方法。
実施形態66
該一片の材料は、PTFEのようなフルオロポリマー等のポリマー層を更に備える、実施形態44乃至65のうちいずれか一つに記載の方法。
ここで、上述の特徴全ては必要でなく、特定の特徴の一部分が必要でなくてもよく、一つ以上の特徴が上述の特徴に加えて提供されてもよいことに注意されたい。更に、特徴が説明された順番は、必ずしも特徴が設置される順番でない。
ある特徴は、明瞭化のために、別個の実施形態と関連して本願において説明されるが、単一の実施形態において組み合わせて提供されてもよい。反対に、簡略化のために、単一の実施形態と関連して説明した様々な特徴は、別々の又は任意のサブ組み合わせで提供されてもよい。
恩恵、他の利点、及び、問題の解決策を具体的な実施形態に関して上述した。しかしながら、恩恵、利点、問題の解決策、及び、任意の恩恵、利点、又は、解決策が得られる或いはそれらをより明白にする全ての特徴は、任意の又は全ての請求項の重要、必要、又は、必須の特徴として解釈されてはならない。
本願記載の明細書及び実施形態の説明は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書及び図示は、本願記載の構造又は方法を使用する機器及びシステムの全ての要素及び特徴の包括的且つ総合的な説明となることを意図していない。別個の実施形態は単一の実施形態において組み合わせて提供されてもよく、反対に、簡略化のために、単一の実施形態と関連して説明した様々な特徴は別個に又は任意のサブ組み合わせで提供されてもよい。更に、範囲について記載される値の参照は、該範囲内の全ての各値を含む。当業者には、本明細書を読んだ後にのみ、多数の他の実施形態が明らかとなるであろう。他の実施形態が、例えば、構造的置換、論理的置換、又は、任意の変更が本開示の範囲から逸脱することなくなされ得るよう、本開示から使用され、導かれてもよい。従って、本開示は、限定的でなく例示的と考えられるべきである。

Claims (14)

  1. 厚さ分だけ離間された第一及び第二の対向する主面を有する側壁を備え、
    前記第一の主面は前記側壁の第一の場所におけるトレランスリングの内径、及び、前記側壁の第二の場所における前記トレランスリングの外径を定め
    前記トレランスリングは、円筒形状を有し、軸方向の中央場所において前記トレランスリングの周りに円周方向に延在されるリブを備え、該リブは、圧縮特徴が該リブを超えて軸方向に移動することを防止するよう構成される、トレランスリング。
  2. 前記トレランスリングの軸方向長さの少なくとも25%に沿って多数の壁構造を備える請求項1記載のトレランスリング。
  3. トレランスリングの軸方向長さの少なくとも25%に沿って多数の壁構造を有し、円筒形状を有し、軸方向の中央場所において前記トレランスリングの周りに円周方向に延在されるリブを備え、該リブは、圧縮特徴が該リブを超えて軸方向に移動することを防止するよう構成される、トレランスリング。
  4. 前記側壁の少なくとも一部分に結合される低摩擦材料を更に備える、請求項1及び2のうちいずれか一項記載のトレランスリング。
  5. 折り畳み部分を備える、請求項1、2、及び、3のうちいずれか一項記載のトレランスリング。
  6. 前記折り畳み部分は、圧縮特徴を備える、請求項5記載のトレランスリング。
  7. 前記圧縮特徴は、前記トレランスリングの軸方向端部に隣接して配置される、請求項6記載のトレランスリング。
  8. 前記リブは、前記圧縮特徴が前記リブを超えて変形することを防止するよう適応される、請求項1、2、及び、3のいずれか1項に記載のトレランスリング。
  9. トレランスリングを形成する方法であって、
    第一、第二、第三、及び、第四のエッジを有する一片の材料を提供することと、
    前記片の前記第一のエッジを前記第三のエッジに向かって成形することと、
    前記片の前記第二のエッジを前記第四のエッジに向かって成形することと、を備え、前記第一のエッジと前記第三のエッジは互いに対向し、前記第二のエッジと前記第四のエッジは互いに対向し、前記トレランスリングは、円筒形状を有し、軸方向の中央場所において前記トレランスリングの周りに円周方向に延在されるリブを備え、該リブは、圧縮特徴が該リブを超えて軸方向に移動することを防止するよう構成される、方法。
  10. 前記第一のエッジを前記第三のエッジに向かって成形することは圧縮特徴を形成する、請求項記載の方法。
  11. 前記第一のエッジを前記第三のエッジに向かって成形する前に、前記第一及び第三のエッジの少なくとも一つに沿って前記一片の材料内にスロットを形成することを更に備える、請求項及び1のいずれか一項記載の方法。
  12. 前記一片の材料は事前形成された軸方向長さを有し、
    前記第一のエッジを前記第三のエッジに向かって成形することは、前記一片の材料の前記事前形成された軸方向長さが少なくとも25%減少されるよう実施される、請求項及び1のいずれか一項記載の方法。
  13. 前記片の前記第三のエッジを前記片の前記第一のエッジに向かって成形することを更に備える請求項及び1のいずれか一項記載の方法。
  14. 前記一片の材料は、基板と低摩擦材料を備える、請求項及び1のいずれか一項記載の方法。
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