JP6482558B2 - モノリシックに集積された三電極cmut装置 - Google Patents

モノリシックに集積された三電極cmut装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板と、前記基板に対向し、前記基板との間にギャップを持つセル膜と、前記セル膜に結合された第1の電極と、前記第1の電極に対向するセルフロアに埋め込まれ、気体又は真空キャビティにより前記第1の電極から分離された第2の電極とを有する容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ(CMUT)セルに関し、前記セルフロアは、前記基板の上面を有する。更に、本発明は、本発明によるCMUTセルのアレイを有するプローブ、及び本発明によるこのようなプローブを有する超音波撮像システムに関する。
このような容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル、プローブ及び撮像システムは、EP1944070に開示されている。
これらの製品は、医療診断スキャンに対して使用される。
CMUTトランスデューサは、通常は互いに対向する2つの電極を有する数十個のマイクロメートルサイズの振動板のようなセルである。送信に対して、前記電極に加えられる容量電荷は、前記装置の振動板(膜)を振動/移動するように変調され、これにより音波を送信する。音波伝搬の途中に配置された対象は、波を反射する。反射された音波は、前記膜の振動を生じ、前記CMUTトランスデューサの2つの電極の間の容量を変調し、これにより電気信号を生成する。この信号は、前記膜に当たる前記反射された音波を表す。
前記CMUTセルは、高周波ビーム形成に対してアレイ内に配置される。
良好な性能のために、CMUTは、前記電極間に加えられる高いバイアス電圧(例えば100V)を要求する。
3D撮像が(例えばコストの理由、限定的な利用可能領域又は要求されるフレームレートのため)実行可能ではない場合、二面(bi-plane)2D撮像が、適用されうる。
二面撮像において、CMUTのアレイは、実質的に2つの方向に沿って配置されたトランスデューサ素子の2つのグループに分割され、各CMUT素子は、両方のグループ内で駆動されることができる。従来技術において、これは、アレイ内の素子の全ての上部電極をx軸に沿った主要方向(main orientation)を持つ金属化パターンに接続し、全ての底部電極をy軸に沿った主要方向を持つ金属化パターンに接続することにより実現される。DC電源は、RCフィルタ(バイアスTフィルタとしても知られる)を介して前記グループの各素子に供給される。このバイアスTフィルタは、前記信号のAC成分をDC成分から分離し、前記プローブの検出信号を処理するASIC技術は、前記信号のAC成分に対処しなければならないだけであり、高電圧にさらされることを防止される。
前記アレイ内の前記バイアスTフィルタは、各相互接続された素子に対して個別の高電圧結合キャパシタ及び個別の高インピーダンス抵抗器を有する。前記グループ内の「N」個の素子の場合、「N」個の個別の高電圧キャパシタ及び同量の個別の抵抗器が、備えられなければならない。これらの高電圧コンポーネントの比較的大きな寸法のため、CMUTアレイにおける前記Tバイアスフィルタの適用は、小型化の得られる利益を除去し、例えば、超音波カテーテルに実装されることはほとんどできない。更に、これらの個別のコンポーネントの寄生効果は、前記アレイの性能を制限するかもしれない。
本発明の目的は、小型により適したCMUTアレイに対する改良された及び効率的な高電圧供給を可能にする、冒頭の段落に記載された種類の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセルを提供することである。
本発明によると、この目的は、第3の電極を有する容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセルを提供することにより実現され、これにより前記第1又は第2の電極は、前記第3の電極と容量結合され、これにより前記容量結合が、前記容量結合された電極の間に挟まれ、前記容量結合された電極と直接的に接触する誘電層により実現される。
前記セル内に組み込まれた3つの電極を有する、前記CMUTセルのこの有利な設計は、改良されたCMUT装置を提供し、前記超音波トランスデューサ及び前記RCフィルタの容量性コンポーネントは、1つのCMUTセル内に実装される。前記別個の第3の電極は、前記2つの電極の間に配置され、前記CMUTセルの2つの電極のいずれかと容量関係を持ち、前記2つの電極は、前記キャビティにより分離される。この容量結合は、前記容量結合された電極の間に挟まれた前記誘電層により実現される。したがって、前記第3の電極は、前記CMUTキャビティを介して前記2つの電極の一方に及び前記誘電層を介して他方の電極に容量結合され、後者の関係は、前記CMUTセルRCフィルタ内に組み込まれたものに対するキャパシタを規定する。したがって、高バイアス電圧に関する蓄積された電荷は、2つの導電性金属板によりユーザ/患者から分離されることができる。
本発明の一実施例において、前記第3の電極は、前記キャビティ側から前記第2の電極に対向する前記セルフロア内に配置される。この実施例は、三電極CMUTセルの特定の実現を記載し、前記3つの電極は、前記キャビティ側から前記第2の電極に対向するような前記セルフロア内に配置される。この場合、前記第2及び第3の電極の両方に対して、前記第1の電極に対する分離距離は、前記CMUTキャビティを有する。この構成の可能な利点は、CMUT製造プロセスの単純化でありえ、3つのうち2つの電極は、前記CMUTキャビティの非振動フロア内に配置される。
本発明の一実施例において、前記第2の電極と前記第3の電極との間の容量関係は、前記第3の電極と前記第1の電極との間の容量関係より大きいか又は等しい。
前記RCフィルタ容量性コンポーネントの効率的な実施を提供し、信号減衰を防止するために、前記第2及び第3の電極により形成されたキャパシタは、前記CMUTキャビティにより規定されたキャパシタより大きいか又は等しくなくてはならない。
本発明の他の実施例において、前記誘電層は、高誘電率を持つ材料の層を有する。
この条件は、前記第2及び第3の電極の間の容量関係に対する要件の結果である。この容量を前記CMUTの容量より上に保つために、前記誘電層は、高誘電率を持つ材料(いわゆるハイ‐k誘電体)でありうる。これは、前記電極間の漏れ電流を防止し、前記CMUTの動作の安定性を達成することをも可能にする。漏れ電流は、望ましくもなく故障でもないので、誘電体の厚さを減少することを制限してもよく(加えられたバイアス電圧に耐えることが望ましい)、したがって、前記容量の比(Cc/Cf)を制限する。
本発明の他の実施例において、前記容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセルは、接地電位との関連で前記第3の電極に対するDCバイアス電圧を生じるDC電源と、前記第1の電極及び前記第2の電極に結合され、前記膜の振動を生じる/感知する信号送信器/受信器(105)とを有する。
前記DCバイアス電圧は、前記別個の第3の電極を介して与えられるのに対し、(ASIC電子工学により提供される)前記信号送信器/受信器は、別個の信号(第1及び第2の)電極に対する結合を介して駆動及び/又は感知することができる。この電極の構成は、前記信号成分からDCバイアス成分を分離することを可能にする。結果として、ASIC技術の高電圧要件は、前記第1及び第2の電極の両方が能動的に制御される場合に、低減されることができる。これは、両方の側から前記CMUTセルを駆動する利点を利用することをも可能にする。
本発明の更に他の実施例において、前記DCバイアス電源は、前記CMUTセルの共振周波数において前記第1の電極と前記第3の電極との間のインピーダンスより大きいインピーダンスを持つ抵抗器(R)を介して前記第3の電極に接続される。
この実施例は、前記CMUTセル内に完全に組み込まれたRCフィルタを可能にする。容量性コンポーネントは、前記第2の電極と前記第3の電極との間の前記誘電層により実装され、高インピーダンスコンポーネントは、前記第3の電極と直列に接続された前記抵抗器により実装され、前記抵抗器を介して、前記DC電圧が印加されることができる。したがって、この実施例において、トランスデューサCMUTセルごとに、バイアス‐ノード接続内に独自の高インピーダンス遮蔽抵抗器を持ってもよい。これは、大きな短絡電流を生じず、したがって、接続されたASICのアレイ全体の故障を生じない「欠陥cMUTセル」をもたらす。
本発明の他の実施例において、前記プローブは、前記CMUTセルのアレイを有し、前記アレイは、前記CMUTセルの第1及び第2のサブグループを有し、前記CMUTセルの第1のサブグループは、前記2つの方向の一方に沿って相互接続された前記第1の電極を持ち、前記CMUTセルの第2のサブグループは、他方の方向に沿って相互接続された前記第2の電極を持つ。
この実施例は、アレイ内の前記第1及び第2の電極の両方を介して前記プローブ内の各CMUTセルを駆動する機会を探る。前記第1のサブグループにおける前記第1の電極及び前記第2のサブグループにおける前記第2の電極の相互接続は、両方のサブグループに対して同じCMUTセルを使用する可能性及び各サブグループを個別に駆動する能力を提供する。
本発明の更に他の実施例において、前記アレイ内のCMUTセルの前記第3の電極は、直列抵抗器を介して同じDCバイアス電圧源に接続される。同じDCバイアス電圧源を印加することは、前記プローブ内の電子相互接続を単純化し、前記超音波プローブの寸法の更なるスケールダウンを可能にする。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載される実施例を参照して説明され、明らかになる。
本発明の原理による3つの電極を有するCMUTセルを示す。 セルフロアに対してつぶれた膜を持つCMUTセルを示す。 (a)組み込まれたRCフィルタを持つCMUTセルの機能図を描写し、(b)本発明のCMUTセルのシンボル表現を描写し、(c)本発明の原理によるCMUTセルの主な要素の概略的表現を示す。 (a)CMUTセル内への高インピーダンス抵抗器のオンチップ実装を示し、(b)CMUTセルの基板内への抵抗器の集積を示し、(c)第3の電極及び高インピーダンス抵抗器の結合された集積を示す。 (a)信号の送信中に異なる回路構成を使用する信号送信器/受信器の実装を示し、(b)エコー信号の受信中に異なる回路構成を使用する信号送信器/受信器の実装を示し、(c)別々の送信及び受信ノードを持つシングルエンド回路構成を使用する信号送信器/受信器の実装を示す。 二面構成に構成されたCMUTセルの2Dアレイを描写する。 本発明の一実施例による3つの電極及び追加のバイアス電極B2を有するCMUTセルを示す。 本発明の原理によって動作されるように構成された超音波撮像システムをブロック図形式で示す。
本発明の実施において、超音波トランスデューサアレイ10'(図8)の素子は、CMUTセルを有する。図1は、本発明によるCMUTセル1の一実施例を示す。可撓性膜又は振動板114は、基板112の上に(又は対向して)懸架され、その間にギャップ8が存在する。前記基板は、シリコン又はガラスのような他のCMOS互換材料のいずれかで作成されることができる。第1の電極S1は、セル膜114に結合され、膜114とともに移動することができる。図1に示された実施例において、第3の電極Bは、基板112の上面を有する前記セルのフロア130内に埋め込まれる。電極S1設計の他の実現が検討されることができ、電極S1は、膜114に埋め込まれてもよく、又は追加の層として膜114上に堆積されてもよい。この例において、底部電極Bは、セルフロア130内に埋め込まれ、円形に構成される。加えて、膜層114は、基板層112の上面に対して固定され、膜層114と基板層112との間の球形又は円筒形キャビティ8を規定するように構成され、そのような寸法にされる。
前記セル及びキャビティ8は、代替的な幾何構成を持ちうる。例えば、キャビティ8は、長方形若しくは正方形断面、六角形断面、楕円形断面、又は不規則な断面を規定することができる。ここで、前記CMUTセルの直径に対する基準は、前記セルの最大の横寸法と理解されるべきである。
第3の電極Bは、典型的には、追加の絶縁層132を用いてキャビティに面する面において絶縁される。好適な絶縁層は、第3の電極Bの上かつ第1の電極S1の下に形成された、テトラエチルオキシシラン(TEOS)ベースのPECVDプロセスにおいて堆積された二酸化ケイ素(SiO2)誘電層である。絶縁層132に対する代替材料は、酸化‐窒化‐酸化(ONO)、ハイ‐k誘電体及び酸化物(参加アルミニウム、シラン、SiH4を含む様々なグレードに基づくPECVD SiO2)であることができる。ハイ‐k誘電体及び酸化物は、原子層堆積(ALD)技術を使用して堆積されることもできる。前記絶縁層は、装置不安定性並びに音響出力圧のドリフト及び減少を生じる電荷蓄積を有利に減少させてもよい。前記絶縁層の使用は、図2を参照してここに記載される、つぶれた(collapsed)膜を持つCMUTに対して望ましい。このタイプのCMUTは、懸架膜で動作されるCMUTより電荷保持の影響を受けやすい。開示されたコンポーネントは、CMOS互換材料、例えば、Al、Ti、窒化物(例えば、窒化ケイ素)、酸化物(様々なグレード、熱酸化物又はTEOS/SiH4 LPCVD/PECVDベース)、ケイ素のみ等から製造されうる。CMOS製造において、例えば、酸化物及び窒化物層は、化学蒸着により形成されえ、金属化(電極)層は、スパッタリングプロセスにより置かれうる。適切なCMOSプロセスは、LPCVD及びPECVDであり、後者は、400℃より低い比較的低い動作温度を持つ。開示されたキャビティ8を生成する典型的な技術は、膜層114の上面を加える前に膜層114の初期部分において前記キャビティを規定することを含む。図1に描写された典型的な実施例において、キャビティ8の直径は、第2の電極Bの直径より大きくてもよい。第1の電極S1は、第3の電極Bと同じ外径を持ってもよいが、このような適合性は必須ではない。したがって、本発明の典型的な実施において、第1の電極S1は、下の第3の電極Bとアラインするように膜層114の上面に対して固定される。
前記CMUT製造プロセスは、前記膜の下の前記キャビティが、まず前記基板上に犠牲層を付着し、次いで前記膜層を付着し、続いて選択的エッチャントを用いて前記犠牲層を除去することにより形成される、「犠牲除去プロセス」、又は前記キャビティが、プライムウエハ及び他のウエハ内の前記膜上に形成され、次いで両方のウエハが、一緒に結合され、前記膜により閉じ込められる前記キャビティが形成される(B.T. Khuri-Yakub, J. Micromech. Microeng. 21 (2011) 054004)、「ウエハ結合プロセス」のいずれかを有することができる。
本発明の原理によると、前記CMUTセルの第2の電極S2は、キャビティ8に対向する側において第3の電極Bに対向して基板112上に堆積される。したがって、第3の電極Bは、第1の電極S1と第2の電極S2との間に配置される。厚さ「t」を持つ誘電層131は、前記第2及び第3の電極の間に挟まれ、直接的に接触し、したがって、これら2つの電極の間の容量関係を提供する。
前記CMUTセルの第1電極S1及び第3電極Bは、前記CMUT装置の容量性板を提供し、追加の絶縁層132と組み合わせて厚さ「D」を持つキャビティ8のギャップは、前記キャパシタの板の間の誘電体を形成する。
第1の電極(S1)は、第2の電極S2及び第1の電極S1に対してAC電圧を印加するように構成された信号送信器/受信器105を用いて振動するようにされることができ、これは、音響ビームの生成の結果となる。後で前記膜が、受信された音響信号の結果として振動する場合、前記電極の間の誘電ギャップの変化する寸法は、前記CMUTの変化する容量を生じ、これは、受信された音響エコーに対する前記CMUTの応答として、前記膜及び第2の電極に結合された信号送信器/受信器105により検出される。
CMUT装置感度は、キャビティ8を通る電場を増加することにより改良されることができ、これは、以下の方法、すなわち、1)前記第1及び第3の電極の間の誘電体の誘電率及び間隔により規定される前記cMUTの減少された有効誘電体厚、及び2)前記電極上に集められた「自由」電荷の増加された量で達成されうる。前記有効誘電体厚は、つぶれたモードにおいて減少され、これは、十分なDC電圧を印加することにより達成され、前記集められた電荷の量は、増加する前記DCバイアス電圧とともに増加されることができる。
前記CMUT電極(S1及びB)の間の間隔は、DCバイアス電源104から第3の電極BにDCバイアス電圧を印加することにより制御される。送信に対して、第1の電極S1及び第2の電極S2は、(信号送信器/受信器105として一般化される)r.f.生成器により駆動(制御)され、そのa.c.信号は、前記膜を振動させ、音響信号を送信する。CMUTセル1の基板112は、特定用途向け集積回路(ASIC)層の上面37に結合されることができ、第2の電極S2と前記ASIC層の上面37との間の距離は、「d」として示される。一般に、距離「d」は、集積回路電子装置(この例においてASIC)に対して第2の電極S2に対する絶縁機能を持ついわゆる「埋め込み酸化物(buried oxide)」層(図示されない)により規定されることができる。前記「埋め込み酸化物」層は、約2マイクロメートルの厚さを持つ酸化ケイ素層であることができる。図1において、信号送信器/受信器105は、別の要素として描写されるが、信号送信器/受信器105が、ASICにより設けられた回路電子素子の一部として実装されてもよいと理解されるべきである。前記CMUTセルは、一連のCMOSプロセスにおいて前記ASICの上に製造されるか、又は例えばフリップチップ技術により前記ASICに付着されるかのいずれかであることができる。
図3は、前記CMUTセルの動作の好適かつ非限定的な例を示し、CMUTセル1'の膜114は、つぶれた膜である。CMUT動作中のつぶれた膜7は、セルフロア130に対してつぶされえ、前記膜の懸架部分7は、電極間の印加された電気信号の下で移動/振動するように構成されることができる。技術の観点から、つぶれた膜を持つ前記CMUTは、原理的に、CMUTに膜を備えるステップと、前記膜をつぶれた状態にするために、電気(バイアス電圧)、機械、膜応力又は圧力のような異なる手段を適用するステップとを有する従来の方法で製造されることができる。
前記つぶれたモードにおいて、CMUT容量は、主に、追加の絶縁層132及び印加された電圧により決定される。例えば、60マイクロメートルの直径を持つ円形CMUT装置は、500nm厚の追加の絶縁層を持ちうる。CMUT容量は、ゼロ印加DC電圧において約0.04pFであり、140VのDCバイアス電圧における前記つぶれたモードにおいて約0.1pF(2.5倍高い)である。他のCMUT幾何構成に対して、この比は異なりうる。
前記CMUTセルの前記基板における第2の電極S2の実装は、前記CMUT装置に一般に印加されるDCバイアス電圧からa.c.信号成分を分離することを可能にする。これは、両方の信号(膜及び基板)電極が能動的に制御される場合に、超音波プローブにおいてCMUT関連電子装置の寸法を減少する。
特に二面撮像に対する、アレイにおいて前記CMUT装置を構成する方法の1つは、RCフィルタのネットワークを前記CMUTアレイに設けることであり、DCバイアス電圧は、前記RCフィルタを介して各CMUT装置に印加される。この構成において、前記CMUTアレイは、各相互接続されたCMUT装置に対して個別の高電圧結合キャパシタ及び個別の高インピーダンス抵抗器を有する。個別のRCフィルタコンポーネントの寸法は、前記CMUTアレイを有する超音波プローブをスケールダウンするのに不利でありうる。
本発明の原理による三電極CMUTセルは、図3を参照して以下に詳細に記載されるように前記RCフィルタの集積容量部を持つCMUT装置を表す。第3の電極Bは、前記CMUTセルにDCバイアス電圧を提供するのに使用され、前記集積RCフィルタの容量部は、誘電層131により分離される第2の電極S2及び第3の電極Bの導電板により実現される。
図3Aを参照すると、好適な実施例において、効率的なRCフィルタリングを提供するために、第3の電極Bと第2の電極S2との間の容量関係Cfは、膜電極S1と第3の電極Bとの間のCMUT容量関係Cc(すなわちCMUT装置容量)より大きいか又は等しくなくてはならない。この条件は、高周波数に対して、Cc及びCfの直列接続が(Cc+Cf)/Cfによる前記信号の減衰を引き起こし、Cfが高いほど信号が低く減衰されるという事実によって生じる。前記信号減衰は、送信及び受信の両方の間に起こり、Cfを増加することにより制限されうる。固定のCcの場合、Cf≧Ccの条件は、誘電層131の厚さ「t」及び/又は前記層の材料の誘電率を調整することにより実現されることができる。前記組み込まれたRCフィルタの容量Cfの値は、前記第1の電極に関連して第3の電極B及び第2の電極S2の重複領域を増加することにより更に改良されることができる。これの一例が、(単純化の理由で、現在の実施例に関するCMUTセルの主な要素のみが示される)図3Cに示され、円形形状の第1の電極S1は、両方とも等しい正方形形状を持つ第3の電極B及び第2の電極S2の寸法より小さい直径を持つ。典型的なCc値が、前記アレイ内の前記CMUTセルの数に対応することに注意する。
誘電層131は、二酸化ケイ素、窒化物(例えば、窒化ケイ素)又はハイ‐k誘電体のような広く知られた絶縁材料で作成されることができる。誘電層131は、多層(例えばONO)を有することもできる。CMOS製造において、例えば前記酸化物及び窒化物層は、化学蒸着により形成されてもよい。適切なCMOSプロセスは、LPCVD及びPECVDであり、後者は、400℃より低い比較的低い動作温度を持つ。
例えば、60マイクロメートルの直径を持つ楕円断面CMUTセルの典型的な容量は、それぞれ、0VのDCバイアス電圧(非つぶれモード)又は140V(つぶれモード)においてCc=0.04pF又は0.1pFである。したがって、最適な三電極CMUTの動作に対して、前記RCフィルタの容量は、少なくとも前述のCc値に等しくなくてはならない。好適な容量値から、及び誘電層131の誘電率を知って、層131の好適な厚さ「t」を計算することができる。この例において、二酸化ケイ素(ε=3.9)を使用すると、前記CMUTセルの非つぶれモードにおいてt<2630nmであり、又は前記CMUTセル動作の前記つぶれモードにおいてt≦1050nmである。実際に、5の比が、CcとCfとの間で好適であり、ここでCf>5×Ccである。同じ幾何構成及び層スタックに対して、これは、動作の非つぶれモードにおいてt<525nm又はつぶれモードにおいてt<210nmの好適な二酸化ケイ素の厚さを意味する。低い側の層厚が、絶縁破壊/バイアス電圧により制限されることに注意する。
前記Cf値を最適化しながら考慮されることができる他の必須の因子は、(主に厚さdにより規定される)基板112に対する寄生容量Cpである。このCpは、第2の電極S2に対して駆動する又はそれから受信する間に、前記回路電子装置において追加の負荷を引き起こしうる。基板112に対するa.c.信号漏れを防止するために、前記Cp値は、前記CMUTの容量Cc以下、すなわちCp<Ccであることが好ましい。したがって、前記RCフィルタの組み込まれた容量部を有する前記CMUTセルの改良された性能は、最適なRCフィルタ性能の条件(Cf≧Cc)及び寄生容量の影響の制限(Cp<Cc)を組み合わせることにより達成されうる。前記楕円CMUTセルの上述の例に対して、酸化ケイ素層の適切な厚さは、前記つぶれモードにおいて2.5マイクロメートル又は2.1マイクロメートルより上である。実際に、CpとCcとの間で係数2又は5が好適であり、Cp<Cc/2又はCp<Cc/5である。後者の場合、これは、2.5より高い係数の好適な酸化物の厚さ(すなわち前記つぶれモードにおいて13.1マイクロメートルより上又は5.2マイクロメートルより上)を意味する。
しかしながら、他の厚さ「t」及び「d」も可能である。これらの正確な値は、各所定のCMUTセル(アレイ)に対する前記RCフィルタ実装に対して要求されるカットオフ周波数に依存する。
本発明は、特定の実施例に限定されなくてもよい。前記第3の電極が膜層114内に実装されてもよいと当業者により理解されるべきであり、誘電層131は、膜層114内に配置され、第1の電極S1及び前記第3の電極を容量的に絶縁してもよい。前記RCフィルタの容量部(Cf)は、前記第3の電極及び前記第1の電極の容量関係により規定される。
本発明の他の実施例において、DCバイアス源(104)は、図3Aに概略的に示されるように高インピーダンス抵抗器(R)を介して前記第3の電極に接続される。利便性のために、前記三電極CMUTセルのシンボル表現が、図3Bに示される。この実施例は、前記CMUTセルに対する全てのRCフィルタコンポーネントの完全な組み込みを記載する。前記抵抗器は、例えば蛇行して成形された、導電層として実装されることができる。前記蛇行(meander)の抵抗器は、使用された導電材料の抵抗率と、前記導電層の断面積により除算された導電経路長との積に等しい。蛇行の場合、前記抵抗器の抵抗は、前記蛇行の長さ、厚さ及び導電材料選択を変更することにより調整されてもよい。
第3の電極Bによる信号漏れを防止するために、高インピーダンス抵抗器Rの抵抗の好適な値は、所定の動作周波数において前記CMUTセルのインピーダンスより約1桁高い。
例えば、周波数f=5MHzにおいて動作する前記2Dアレイに対して、前記CMUT容量値は、(120マイクロメートルの直径及び動作のつぶれモードに対して)約Cc=0.5pFである。CMUTセルインピーダンスZ=1/(2πfCc)=63kオームである。したがって、抵抗Rの好適な値500kオーム以上でありうる。
他の例において、以前の例と同じ直径を持ち、同じ周波数において動作する42のCMUTセルを有る1Dアレイに対して、前記Cc値は、セル数に対応し、C_c=0.5×42=21pFである。したがって、以前の例と比較して、前記好適な値の高インピーダンス抵抗器は、1Dアレイ内の素子の数だけ減少され、R≧500/42=11.9kオームである。前記組み込まれたRCフィルタのカットオフ周波数も、前記抵抗器の値により決定されることに注意する。
図4Aに示されるように、前記抵抗器は、例えば前記CMUTセルの隣に配置された、(基板114内に組み込まれた)オンチップ抵抗器でありうる。図4Bにおいて、他の実施例が示され、抵抗器Rは、第2の電極S2の下の前記基板内に深く(前記ASICの上面37に面する方向に)組み込まれる。この実施例は、前記CMUTアレイの更なる最小化を可能にし、第3の電極S2と高インピーダンス抵抗器Rとの間の相互接続は、層間金属接点(すなわちビア)により実装されうる。
前記抵抗器の実装に対する好適な導電材料は、70/100−150/>250マイクロオーム・cmの抵抗率を持つTiW、NiCr又はポリシリコンのような、比較的高い抵抗率を持ち、CMOS互換のある材料である。
図5Aを参照すると、本発明の他の実施例は、完全差動(fully differential)電子装置を用いる超音波信号の送信中の信号送信器/受信器105の特定の実施を記載する。前記DCバイアス電圧の減結合の可能性は、前記トランスデューサにおける差動電子装置の実装を単純化する。前記三電極CMUTに加えられる前記差動電子装置の重要な利点は、信号送信を作動するのに要求される供給電圧の減少である。第1の電極S1及び第2の電極S2は、高電圧送信パルサの差動出力部Txに結合されてもよく、駆動信号の有効振幅は、第1の電極S1に印加されるa.c.信号(Vout+)と第2の電極S2に印加されるa.c.信号(Vout−)との間の差であり、前記供給電圧の振幅の2倍(2×Vout)であることができる。送信モードにおけるこの電子装置構成は、第2の高調波の最小化された歪み及び明確に定義された電流ループの結果となり、信号は、バイアスノードを通過しない。
実際に、これは、a.c.供給電圧がより低い(例えば60Vの代わりに30V)ことが可能であり、これが前記ASIC技術の電圧要件及びクリーページのようなトランスデューサシステムの電圧制御に関する要件を減少することを意味する。要求されるバイアス電圧が依然として高いが、この第3の電極Bが、関連する電流を提供する必要がないことに注意する。したがって、例えば1Mオームの高インピーダンス直列抵抗器は、安全性の理由で前記システムに組み込まれてもよい。
前記エコー信号の受信中の信号送信器/受信器105の実現に同様の差動電子装置を使用するために、第1の電極S1及び第2の電極S2は、図5Bに示されるように低ノイズ受信増幅器の差動入力部Rxに結合されうる。送信の場合のように、これは、第2の信号高調波の歪を最小化し、明確に定義された電流ループ、より良好な電源除去比(PSRR)及び前記CMUTセルの間の減少されたクロストークをもたらす。本発明の原理による前記信号の送信及び受信を実施する他の可能性は、図5Cに示される。送信中に、信号電極の1つ(本例において第1の電極S1)は、出力部Tx1(高電圧送信パルサ)に結合されうる。受信中に、他方の信号電極(本例において第2の電極S2)は、入力部Rx2(低ノイズ受信増幅器)に結合されうる。前記DCバイアス電圧の減結合のため、前記Tx及びRxの「接地」(GND)は、同一であることができ、これは、前記電子装置を単純化し、電源除去比を改良する。更に、定電圧コンポーネントのみを使用して受信器電子装置を実現することが可能であり、これは、受信器性能を改良する。この次に、前記送信器により引き起こされる寄生容量は、前記受信器の性能にほとんど影響を与えない。最終的に、一般に使用される送信‐受信スイッチ16(図8)は、2つの信号電極(S1及びS2)の間の受信機能及び送信機能の分離のため、本実施例において必要とされない。
本発明の他の実施例において、三電極CMUTの二次元(2D)アレイ10'は、図6に提示される。前記アレイにおける前記CMUTセルは、二面撮像構成に構成される。アレイ10'は、実質的に2つの方向(図6の非限定的な例において水平及び垂直)に沿って配置されたCMUTセルの2つのサブグループ33、34を有する。前記CMUTセルの第1のサブグループ34は、前記2つの方向の一方(与えられた例において水平)に沿って相互接続された第1の電極S1を持ち、前記CMUTセルの第2のサブグループ35は、他方の方向(与えられた例において垂直)に沿って相互接続された第2の電極S2を持つ。この実施例において、前記アレイの全てのCMUTセルが、第1の電極S1及び第2の電極S2のいずれかにより前記信号を制御することにより両方の「サブグループ」33、34において能動的に使用されうる。
第1のサブグループ34内で、水平方向(行)に沿った全てのセルが、相互接続され、第2のサブグループ33内で、垂直方向(列)に沿った全てのセルが、相互接続される。この相互接続構成は、前記超音波プローブにおける前記二面撮像の実施を可能にする。各行(列)の複数のCMUTセルは、並列に作動されることができ、1つのトランスデューサ素子を表すことができる。したがって、前記CMUTの各サブグループの素子は、一次元超音波アレイを表してもよい。このようなサブグループを有する二次元アレイ10'は、N×Mの素子を持ち、Nは、前記第1のサブグループ内の素子(行)の数であり、Mは、前記第2のサブグループ内の素子(列)の数である。前記行及び列は、第1のサブグループ31及び第2のサブグループ32の信号送信器/受信器回路に接続され、列回路32を接地しながら、行回路31を作動することにより、ビームステアリングは、垂直方向において「面外」(out of plane)で可能であり、行回路31を接地しながら、列回路32の差動により、ビームステアリングは、水平方向において「面外」で可能である。アレイ10'において、前記セルの前記第3の電極は、別のDCバイアス電源(図示されない)に接続されるか、又は1つのDCバイアス電源104に対する共通の接続を持つかのいずれかでありうる。後者の場合、1つの高インピーダンス抵抗器35のみが、前記サブグループのいずれか一方の各素子に対して実装されうる。バイアス電極接続の方向の向きは、第2の電極S2相互接続の方向に等しい。
二面2D撮像のこの実施例は、(例えばコストの理由、限定的な利用可能エリア又は要求されるフレームレートのため)3D撮像が実行可能ではない場合、及び例えば体内超音波撮像に対して通常の2D撮像が十分ではない場合に、特定の見込みがある。
本発明の更に他の実施例において、前記CMUTセルは、第3の電極B及び追加のバイアス電極B2が図7に示されるように前記CMUTセルのキャビティを介して互いに対向するように配置された追加のバイアス電極B2を有してもよい。利便性のため、繰り返す参照符号のいくつかは、示されない。この実施例において、前記DCバイアス電圧は、第3の電極Bと追加のバイアス電極B2との間に印加される。前記追加のバイアス電極は、前記膜内に埋め込まれてもよく、膜誘電層133を用いて第1の電極S1から電気的に分離されてもよい。
図8を参照すると、CMUTアレイプローブ10を持つ超音波診断撮像システムが、ブロック図形式で示される。CMUTトランスデューサアレイ10'は、2D面において又は3D撮像に対して三次元において操作することができるトランスデューサ素子の二次元アレイである。3D撮像の場合及び時々2D撮像において、前記トランスデューサアレイは、前記CMUTアレイセルによる信号の送信及び受信を制御する前記プローブ内のマイクロビームフォーマ12に結合される。マイクロビームフォーマは、米国特許5997479(Savord他)、6013032(Savord)、及び6623432(Powers他)に記載されるようにトランスデューサ素子のグループ又は「パッチ」により受信された信号の少なくとも部分的なビーム形成をすることができる。前記マイクロビームフォーマは、送信モードと受信モードとの間で切り替える送信/受信(T/R)スイッチ16にプローブケーブルにより結合される。マイクロビームフォーマ12の制御下のトランスデューサアレイ10からの超音波ビームの送信は、ユーザインタフェース又は制御パネル38のユーザの動作からの入力を受信するメインシステムビームフォーマ20及び前記T/Rスイッチに結合されたトランスデューサコントローラ18により方向付けされる。前記トランスデューサコントローラにより制御される機能の1つは、ビームがステアリング及び集束される方向である。ビームは、前記トランスデューサアレイから真っ直ぐに(直交して)、又はより幅広い視野に対して異なる角度にステアリングされてもよい。トランスデューサコントローラ18は、CMUTアレイ10'に対するDCバイアス制御部45を制御するように結合されることができる。DCバイアス制御部45は、前記CMUTセルに印加されることができるDCバイアス電圧を設定するためにDCバイアス電圧源104を制御する。前記CMUTアレイの信号送信器/受信器105は、マイクロビームフォーマ12を介して又は直接的にビームフォーマ20に結合されることができる。
受信中に、(使用される場合に)マイクロビームフォーマ12により生成された部分的にビーム形成された信号は、トランスデューサ素子の個別のパッチからの部分的にビーム形成された信号が完全にビーム形成された信号に結合されるメインビームフォーマ20に結合される。例えば、メインビームフォーマ20は、128のチャネルを持ちえ、前記チャネルの各々は、数ダース又は数百のCMUTトランスデューサセルのパッチから部分的にビーム形成された信号を受信する。このようにして、CMUTトランスデューサアレイの数千のトランスデューサ素子により受信された前記信号は、単一のビーム形成された信号に効率的に寄与することができる。
前記ビーム形成された信号は、信号プロセッサ22に結合される。信号プロセッサ22は、バンドパスフィルタリング、デシメーション、I及びQ成分分離、及び組織及びマイクロバブルから返された非線形(基本周波数のより高次の高周波)エコー信号の識別を可能にするように線形信号及び非線形信号を分離するように機能する高調波信号分離のような、様々な方法で受信されたエコー信号を処理することができる。前記信号プロセッサは、スペックル減少、信号合成、及びノイズ除去のような追加の信号強化を実行してもよい。
前記処理された信号は、Bモードプロセッサ26及びドップラプロセッサ28に結合される。Bモードプロセッサ26は、体内の血管及び器官の組織のような体内の構造の撮像に対して前記受信されたエコー信号の振幅の検出を採用する。体の構造のBモード画像は、米国特許6283919(Roundhill他)及び米国特許6458083(Jago他)に記載されるように、高調波画像モード又は基本画像モード又は両方の組み合わせのいずれかで形成されうる。ドップラプロセッサ28は、画像フィールドにおいて血液細胞の流れのような物質の運動の検出に対して血流及び組織運動から時間的に区別できる信号を処理する。前記ドップラプロセッサは、典型的には、体内の選択されたタイプの材料から返されるエコーを通過及び/又は拒絶するように設定されるパラメータを持つ壁フィルタを含む。例えば、前記壁フィルタは、高速度材料からの比較的低い振幅の信号を通過し、低い又はゼロ速度材料からの比較的強い信号を拒絶する通過帯域特性を持つように設定されることができる。この通過帯域特性は、流れる血液からの信号を通過し、心臓の壁のような近くの静止した又はゆっくり動く対象からの信号を拒絶する。逆の特性は、組織の運動を検出及び描写する組織ドップラ撮像と称されるものに対して、心臓の動く組織からの信号を通過し、血流信号を拒絶する。前記ドップラプロセッサは、画像フィールド内の異なる点からの時間的に離散的なエコー信号のシーケンスを受信及び処理し、前記エコーのシーケンスは、アンサンブルと称される特定の点からのものである。比較的短い間隔にわたり立て続けに受信されたエコーのアンサンブルは、流れる血液のドップラシフト周波数を推定するのに使用されることができ、速度に対する前記ドップラ周波数の対応は、血流速度を示す。より長い時間期間にわたり受信されたエコーのアンサンブルは、ゆっくり流れる血液又はゆっくり動く組織の速度を推定するのに使用される。
前記Bモード及びドップラプロセッサにより生成された構造及び運動信号は、スキャンコンバータ32及び多面リフォーマッタ(multiplanar reformatter)44に結合される。前記スキャンコンバータは、所望の画像フォーマットにおいて前記エコー信号を、これらが受信された空間関係に配置する。例えば、前記スキャンコンバータは、前記エコー信号を二次元(2D)セクタ形状フォーマット、又はピラミッド形三次元(3D)画像内に配置しうる。前記スキャンコンバータは、前記画像フィールド内の組織の運動及び血流を描写するカラードップラ画像を生成するようにドップラ推定速度に対応する前記画像フィールド内の点における運動に対応する色でBモード構造画像を重ねることができる。前記多面リフォーマッタは、米国特許6443896(Detmer)に記載されるように、体の体積領域内の共通の面内の点から受信されたエコーを当該面の超音波画像に変換する。体積レンダラ42は、米国特許6530885(Entrekin他)に記載されるように、3Dデータセットの前記エコー信号を、所定の基準点から見られる投影された3D画像に変換する。前記2D又は3D画像は、更なる強化、バッファリング及び画像ディスプレイ40上の表示に対する一時的記憶のために、スキャンコンバータ32、多面リフォーマッタ44及び体積レンダラ42から画像プロセッサ30に結合する。撮像に使用されるのに加えて、ドップラプロセッサ28により生成された血流速度値及びBモードプロセッサ26により生成された組織構造情報は、定量化プロセッサ34に結合される。流れ定量化プロセッサは、体積血流量のような異なる流れ条件の尺度並びに器官のサイズ及び在胎期間のような構造的測定値を生成する。前記定量化プロセッサは、測定がなされるべきである画像の生体構造内の点のような、ユーザ制御パネル38からの入力を受信してもよい。前記定量化プロセッサからの出力データは、ディスプレイ40上の画像とともに測定グラフィック及び値の再生のためにグラフィックプロセッサ36に結合される。グラフィックプロセッサ36は、超音波画像とともに表示するグラフィックオーバレイを生成することもできる。これらのグラフィックオーバレイは、患者名、日付及び前記画像の時間、及び撮像パラメータ等のような標準的な識別情報を含むことができる。これらの目的に対して、前記グラフィックプロセッサは、タイプされた患者名のような、ユーザインタフェース38からの入力を受信する。前記ユーザインタフェースは、トランスデューサアレイ10'からの超音波信号及び前記トランスデューサアレイ及び前記超音波システムにより生成された画像の生成を制御するように送信コントローラ18に結合される。前記ユーザインタフェースは、MPR画像の画像フィールドにおいて定量化された測定を実行するのに使用されうる複数の多面リフォーマット(MPR)画像の面の選択及び制御に対して多面リフォーマッタ44に結合される。
本発明は、
cMUTバイアス関連電子装置の小型化、
ユーザ安全性改良。高バイアス電圧に関連した蓄積された電荷は、非常に高いインピーダンスの直列抵抗器の可能な実装とともに前記第3及び第1の電極の2つの導電性金属板により前記ユーザ/患者から分離される。
システム供給電圧の減少、
のため、カテーテルの超音波アレイにおけるCMUTセルの応用に対して特に関心がある。
本発明は、歩留まりに関しても有益である。トランスデューサCMUTセルごとに、バイアス‐ノード接続内に独自の高インピーダンス遮蔽抵抗器を持つので、「欠陥cMUTセル」は、大きな短絡電流を引き起こさず、したがって、前記アレイ全体又は前記接続されたASICの故障を引き起こさない。
本発明は、図面及び先行する記載において詳細に図示及び記載されているが、このような図示及び記載は、例示的又は典型的であり、限定的ではないと見なされるべきであり、本発明は、開示された実施例に限定されない。開示された実施例に対する他の変形例は、図面、開示及び添付の請求項の検討から、請求された発明を実施する当業者により理解及び達成されることができる。
請求項において、単語「有する」は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞"a"又は"an"は、複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットが、請求項に記載された複数のアイテムの機能を満たしてもよい。特定の方策が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの方策の組み合わせが有利に使用されることができないことを示さない。

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板に対向し、その間にギャップが存在する、セル膜と、
    前記セル膜に結合された第1の電極と、
    前記第1の電極に対向するようにセルフロア内に埋め込まれ、気体又は真空キャビティにより前記第1の電極から分離され、前記セルフロアが前記基板の上面を有する、第2の電極と、
    第3の電極と、
    を有する容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセルにおいて、
    前記第3の電極が、キャビティ側から前記第2の電極に対向する前記セルフロア内に配置され、前記第3の電極が、前記第1又は第2の電極と容量的に結合され、容量結合が、前記容量的に結合された電極と直接的に接触し、前記容量的に結合された電極の間に挟まれた誘電層により実現される、
    容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  2. 前記第2の電極と前記第3の電極との間の容量関係が、前記第3の電極と前記第1の電極との間の容量関係より大きいか又は等しい、請求項1に記載の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  3. 前記誘電層が、高誘電率を持つ材料の層を有する、請求項1乃至2のいずれか一項に記載の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  4. 前記第3の電極と前記第1の電極との間の容量関係が、前記基板に対する前記CMUTセルの寄生容量より大きい、請求項2に記載の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  5. 接地電位に関して前記第3の電極に対するDCバイアス電圧を生じるDC電源と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極に結合され、前記膜の振動を引き起こす/感知する信号送信器/受信器と、
    を有する、請求項1に記載の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  6. 前記DC電源が、抵抗器を介して前記第3の電極に結合される、請求項5に記載の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  7. 前記抵抗器が、オンチップ抵抗器である、請求項6に記載の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  8. 前記DC電源が、前記CMUTセルの動作中に前記セルフロアに対してつぶされるように前記セル膜をセットするように構成される、請求項7に記載の容量性マイクロマシン超音波トランスデューサセル。
  9. 請求項1に記載のCMUTセルを少なくとも1つ有する超音波プローブ。
  10. 前記プローブが、前記CMUTセルのアレイを有し、前記アレイが、前記CMUTセルの第1及び第2のサブグループを有し、前記CMUTセルの第1のサブグループが、2つの方向の一方に沿って相互接続された前記第1の電極を持ち、前記CMUTセルの第2のサブグループが、他方の方向に沿って相互接続された前記第2の電極を持つ、請求項9に記載の超音波プローブ。
  11. 前記アレイ内の前記CMUTセルの前記第3の電極が、直列抵抗器を介してDCバイアス電圧源に結合される、請求項10に記載の超音波プローブ。
  12. 前記第3の電極が前記DCバイアス電圧源に相互接続する方法が、前記第2のサブグループの相互接続の方向である、請求項11に記載の超音波プローブ。
  13. 前記2つの方向の一方に沿って相互接続された前記アレイ内の前記CMUTセルの前記サブグループのいずれかの前記第3の電極が、各相互接続に対して1つの直列抵抗器を介して前記DCバイアス電圧源に結合される、請求項12に記載の超音波プローブ。
  14. 請求項10乃至13のいずれか一項に記載の超音波プローブを有する超音波撮像システム。
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