JP6481228B1 - 決定装置、制御装置、撮像システム、飛行体、決定方法、及びプログラム - Google Patents

決定装置、制御装置、撮像システム、飛行体、決定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置を搭載する無人航空機などの飛行体が、飛行せずに静止した状態で、撮像装置に所望の構図の画像を撮像させることが望まれる場合において、撮像装置に所望の構図の画像を撮像させることが可能な、飛行体を飛行させずに静止させる場所を決定させる決定装置を提供する。
【解決手段】撮像装置を搭載する無人航空機(UAV)10が飛行することなく静止できる静止可能領域508を静止候補領域506の中から特定し、決定した静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域510を決定する。
【選択図】図4A

Description

本発明は、決定装置、制御装置、撮像システム、飛行体、決定方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、構造物を撮像した後に、無人航空ユニットを垂直降下させ着陸させることが記載されている。
特許文献1 特開2017−138162号公報
撮像装置を搭載する無人航空機などの飛行体が、着陸した状態などの飛行せずに静止した状態で、撮像装置に所望の構図の画像を撮像させることが望まれる場合がある。このような場合、飛行体を飛行させずに静止させる場所によっては、撮像装置に所望の構図の画像を撮像させることができない場合がある。
本発明の一態様に係る決定装置は、撮像装置を搭載する飛行体が飛行することなく静止できる静止可能領域を特定する特定部を備えてよい。決定装置は、静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を決定する決定部を備えてよい。
決定部は、予め定められたオブジェクトを含み、かつ撮像装置から予め定められたオブジェクトまでの距離より短い予め定められた距離までの範囲に存在する他のオブジェクトを含まない画像を撮像装置が撮像できる領域を、撮像可能領域として決定してよい。
決定装置は、予め定められたオブジェクトの指定を受け付ける第1受付部を備えてよい。
第1受付部は、撮像装置により撮像された画像の中から予め定められたオブジェクトの指定を受け付けてよい。
決定装置は、飛行体を飛行させることなく静止させる予定の静止予定領域の指定を受け付ける第2受付部を備えてよい。決定装置は、撮像装置により撮像された画像に基づいて、静止予定領域の中から平坦であることを示す予め定められた条件を満たす静止候補領域を抽出する抽出部を備えてよい。
決定装置は、撮像装置から静止候補領域までの距離を示す距離情報を取得する取得部を備えてよい。特定部は、距離情報に基づいて、静止候補領域の中から静止可能領域を特定してよい。
第2受付部は、飛行体が飛行中に撮像装置により撮像された画像に基づいて、静止予定領域の指定を受け付けてよい。
決定装置は、予め定められた条件を満たす構図の画像の指定を受け付ける第3受付部を備えてよい。
第3受付部は、飛行体が飛行中に撮像装置により撮像された画像の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像の指定を受け付けてよい。
決定部は、静止可能領域の中から、飛行体が飛行中に撮像装置が予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像したときの飛行体の位置から撮像装置の撮像方向の延長線上に存在する領域を、撮像可能領域として決定してよい。
決定部は、撮像装置に対して設定可能な画角の範囲に基づいて、撮像可能領域を決定してよい。
飛行体は、撮像装置の撮像方向を調整可能に撮像装置を支持する支持機構を搭載してよい。決定部は、支持機構で調整可能な撮像装置の撮像方向の範囲に基づいて、撮像可能領域を決定してよい。
本発明の一態様に係る制御装置は、上記決定装置を備えてよい。制御装置は、飛行体を制御して、撮像可能領域に飛行体を飛行させることなく静止させ、撮像装置を制御して、撮像装置に予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像させる制御部を備えてよい。
本発明の一態様に係る撮像システムは、上記制御装置を備えてよい。撮像システムは、撮像装置を備えてよい。
本発明の一態様に係る飛行体は、上記撮像システムを備えて飛行する。
飛行体は、撮像装置の姿勢を調整可能に撮像装置を支持する支持機構を備えてよい。
本発明の一態様に係る決定方法は、撮像装置を搭載する飛行体が飛行することなく静止できる静止可能領域を特定する段階を備えてよい。決定方法は、静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を決定する段階を備えてよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、撮像装置を搭載する飛行体が飛行することなく静止できる静止可能領域を特定する段階をコンピュータに実行させてよい。プログラムは、静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を決定する段階をコンピュータに実行させてよい。
本発明の一態様によれば、飛行体が飛行せずに静止した状態で、撮像装置に所望の構図の画像をより確実に撮像させることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
無人航空機及び遠隔操作装置の外観の一例を示す図である。 無人航空機の機能ブロックの一例を示す図である。 静止予定領域、静止候補領域、静止可能領域、及び撮像可能領域について説明するための図である。 撮影可能領域の決定方法について説明するための図である。 図4Aに示す状況を上から見た図である。 撮影可能領域の決定方法について説明するための図である。 撮影手順の一例を示すフローチャートである。 撮影手順の一例を示すフローチャートである。 ハードウェア構成の一例について説明するための図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下の実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/またはアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、無人航空機(UAV)10及び遠隔操作装置300の外観の一例を示す。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、及び撮像装置100を備える。ジンバル50、及び撮像装置100は、撮像システムの一例である。UAV10は、空中を移動する飛行体の一例である。飛行体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機、飛行船、ヘリコプター等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
複数の撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV10が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズまたは魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置300は、UAV10と通信して、UAV10を遠隔操作する。遠隔操作装置300は、UAV10と無線で通信してよい。遠隔操作装置300は、UAV10に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV10の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV10の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV10が位置すべき高度を示してよい。UAV10は、遠隔操作装置300から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV10を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV10は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV10は、上昇命令を受け付けても、UAV10の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
図2は、UAV10の機能ブロックの一例を示す。UAV10は、UAV制御部30、メモリ32、通信インタフェース36、推進部40、GPS受信機41、慣性計測装置42、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60及び撮像装置100を備える。
通信インタフェース36は、遠隔操作装置300などの他の装置と通信する。通信インタフェース36は、遠隔操作装置300からUAV制御部30に対する各種の命令を含む指示情報を受信してよい。メモリ32は、UAV制御部30が、推進部40、GPS受信機41、慣性計測装置(IMU)42、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60、及び撮像装置100を制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ32は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリ等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ32は、UAV本体20の内部に設けられてよい。UAV本体20から取り外し可能に設けられてよい。
UAV制御部30は、メモリ32に格納されたプログラムに従ってUAV10の飛行及び撮像を制御する。UAV制御部30は、CPUまたはMPU等のマイクロプロセッサ、MCU等のマイクロコントローラ等により構成されてよい。UAV制御部30は、通信インタフェース36を介して遠隔操作装置300から受信した命令に従って、UAV10の飛行及び撮像を制御する。推進部40は、UAV10を推進させる。推進部40は、複数の回転翼と、複数の回転翼を回転させる複数の駆動モータとを有する。推進部40は、UAV制御部30からの命令に従って複数の駆動モータを介して複数の回転翼を回転させて、UAV10を飛行させる。
GPS受信機41は、複数のGPS衛星から発信された時刻を示す複数の信号を受信する。GPS受信機41は、受信された複数の信号に基づいてGPS受信機41の位置(緯度及び経度)、つまりUAV10の位置(緯度及び経度)を算出する。IMU42は、UAV10の姿勢を検出する。IMU42は、UAV10の姿勢として、UAV10の前後、左右、及び上下の3軸方向の加速度と、ピッチ、ロール、及びヨーの3軸方向の角速度とを検出する。磁気コンパス43は、UAV10の機首の方位を検出する。気圧高度計44は、UAV10が飛行する高度を検出する。気圧高度計44は、UAV10の周囲の気圧を検出し、検出された気圧を高度に換算して、高度を検出する。温度センサ45は、UAV10の周囲の温度を検出する。湿度センサ46は、UAV10の周囲の湿度を検出する。
撮像装置100は、撮像部102及びレンズ部200を備える。レンズ部200は、レンズ装置の一例である。撮像部102は、イメージセンサ120、撮像制御部110、及びメモリ130を有する。イメージセンサ120は、CCDまたはCMOSにより構成されてよい。イメージセンサ120は、複数のレンズ210を介して結像された光学像を撮像し、撮像された画像データを撮像制御部110に出力する。撮像制御部110は、CPUまたはMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。撮像制御部110は、UAV制御部30からの撮像装置100の動作命令に応じて、撮像装置100を制御してよい。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ130は、撮像制御部110がイメージセンサ120などを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
レンズ部200は、複数のレンズ210、複数のレンズ駆動部212、及びレンズ制御部220を有する。複数のレンズ210は、ズームレンズ、バリフォーカルレンズ、及びフォーカスレンズとして機能してよい。複数のレンズ210の少なくとも一部または全部は、光軸に沿って移動可能に配置される。レンズ部200は、撮像部102に対して着脱可能に設けられる交換レンズでよい。レンズ駆動部212は、カム環などの機構部材を介して、複数のレンズ210の少なくとも一部または全部を光軸に沿って移動させる。レンズ駆動部212は、アクチュエータを含んでよい。アクチュエータは、ステッピングモータを含んでよい。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ制御命令に従って、レンズ駆動部212を駆動して、機構部材を介して1または複数のレンズ210を光軸方向に沿って移動させる。レンズ制御命令は、例えば、ズーム制御命令、及びフォーカス制御命令である。
レンズ部200は、メモリ222、位置センサ214をさらに有する。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ動作命令に応じてレンズ駆動部212を介して、レンズ210の光軸方向への移動を制御する。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ動作命令に応じてレンズ駆動部212を介して、レンズ210の光軸方向への移動を制御する。レンズ210の一部または全部は、光軸に沿って移動する。レンズ制御部220は、レンズ210の少なくとも1つを光軸に沿って移動させることで、ズーム動作及びフォーカス動作の少なくとも一方を実行する。位置センサ214は、レンズ210の位置を検出する。位置センサ214は、現在のズーム位置またはフォーカス位置を検出してよい。
レンズ駆動部212は、振れ補正機構を含んでよい。レンズ制御部220は、振れ補正機構を介して、レンズ210を光軸に沿った方向、または光軸に垂直な方向に移動させることで、振れ補正を実行してよい。レンズ駆動部212は、ステッピングモータにより振れ補正機構を駆動して、振れ補正を実行してよい。なお、振れ補正機構は、ステッピングモータにより駆動されて、イメージセンサ120を光軸に方向に沿った方向、または光軸に垂直な方向に移動させることで、振れ補正を実行してよい。
メモリ222は、レンズ駆動部212を介して移動する複数のレンズ210の制御値を記憶する。メモリ222は、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。
このように構成された撮像装置100は、UAV10が飛行中に撮像するために利用される場合が多い。UAV10が飛行しながら撮像装置100で撮影できる時間は、UAV10に搭載されたバッテリの容量などに依存する。撮影時間を長くするには、UAV10の飛行をできるだけ短くすることが望ましい。UAV10が飛行せずに静止している状態で、例えば、UAV10が着陸した状態で撮像装置100が所望の構図の画像を撮像できる場合がある。そのような状態で撮像装置100に撮像させることができるのであれば、UAV10のバッテリの消費を抑制でき、撮影可能時間を長くできる。しかしながら、UAV10を飛行させずに静止させる場所によっては、障害物の存在などによって、撮像装置100が所望の構図の画像を撮像できない可能性がある。
そこで、本実施形態に係るUAV10によれば、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を探索する。UAV10は、探索された撮像可能領域に飛行せずに静止して、撮像装置100は、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像する。UAV10は、例えば、撮像可能領域に着陸して、飛行せずに静止してよい。UAV本体20などに設けられたワイヤなどの引掛け部を、建物、電柱などの建造物に設けられたフック、または木の枝などの係止部に引掛けることで、UAV10は飛行せずに静止してもよい。
UAV制御部30は、受付部61、抽出部62、取得部63、特定部64、決定部65、及び撮像指示部70を有する。UAV制御部30は、撮像可能領域を決定する決定装置の一例である。UAV制御部30の少なくとも一部の機能は、UAV制御部30以外の制御部、例えば、撮像制御部110または遠隔操作装置300に設けられてもよい。
受付部61は、ユーザからの各種指示を遠隔操作装置300などを介して受け付ける。受付部61は、第1受付部、第2受付部、及び第3受付部の一例である。受付部61は、撮像対象の予め定められたオブジェクトの指定を受け付ける。受付部61は、撮像装置100により撮像された画像の中から予め定められたオブジェクトの指定を受け付けてよい。受付部61は、撮像装置100により撮像された画像の中から所望の人物、構造物、風景などの指定を受け付けてよい。受付部61は、UAV10、遠隔操作装置300、またはネットワーク上のデータベースなどに予め格納されている画像の中から所望のオブジェクトを含む画像を、予め定められたオブジェクトとして受け付けてよい。このとき、UAV10は、遠隔操作装置300に設けられた位置情報装置による位置情報に基づいてオブジェクトを設定してもよい。位置情報としては、GPSまたは遠隔操作装置300からのWiFi(登録商標)、またはBluetooth(登録商標)を例えば用いることができる。遠隔操作装置300は、例えば、遠隔操作装置300を操作する人物を撮影する場合、位置情報を用いることでオブジェクトを撮影することができる。
受付部61は、UAV10を飛行させることなく静止させる予定の静止予定領域の指定を受け付ける。受付部61は、UAV10が飛行中に撮像装置100により撮像された画像に基づいて、静止予定領域の指定を受け付けてよい。受付部61は、複数の静止予定領域の指定を受け付けてよい。受付部61は、画像内の予め定められた領域を静止予定領域として受け付けてよい。受付部61は、UAV10が飛行中に撮像装置100により撮像された画像に基づいて、ユーザがUAV10に飛行させずに静止させたい領域である静止予定領域の指定を受け付けてよい。受付部61は、UAV10が飛行中に撮像装置100により撮像された画像の中から、ユーザにより指定されたUAV10を着陸させたい領域を、静止予定領域として受け付けてよい。ユーザは、例えば、遠隔操作装置300が備えるディスプレイに表示された、撮像装置100により撮像された図3に示すような画像500の中から、静止予定領域502を指定してよい。ユーザは、撮像装置100により撮像された画像の中から、例えば、崖の上、屋根の上、家具の上などUAV10が着陸できそうな領域を指定してよい。
抽出部62は、撮像装置100により撮像された画像に基づいて、静止予定領域の中から平坦であることを示す予め定められた条件を満たす静止候補領域を抽出する。例えば、抽出部62は、画像500を複数のブロック504に分割する。抽出部62は、静止予定領域内のブロック504ごとに特徴量を導出する。特徴量は、輝度、画素値などでよい。抽出部62は、複数のブロック504の中から1つの注目ブロックを選択し、注目ブロックの周囲のブロックの特徴量と、注目ブロックの特徴量との差が予め定められた閾値以下の注目ブロックを抽出する。抽出部62は、差が閾値以下の注目ブロックを、静止候補領域506として抽出する。抽出部62は、複数の静止候補領域506を抽出してよい。
取得部63は、撮像装置100から静止候補領域506までの距離情報を取得する。取得部63は、画像を構成する各画素の距離を示す距離画像を距離情報として取得してよい。取得部63は、撮像装置100に静止候補領域506を含む2つの画像を撮像させ、2つの画像の各画素の視差に基づく三角測量により距離を導出することで、各画素の距離を示す距離画像を距離情報として取得してよい。
特定部64は、距離情報に基づいて、撮像装置100を搭載するUAV10が飛行することなく静止できる静止可能領域を特定する。特定部64は、例えば、静止候補領域506の中から平坦で水平な領域を静止可能領域508として特定してよい。抽出部62により抽出された静止候補領域506の中には、例えば傾斜面で、UAV10が着陸できない領域も含まれる。そこで、特定部64は、静止候補領域506の中から距離情報に基づいて、UAV10が着陸できる平坦で水平な領域を静止可能領域508として特定してよい。特定部64は、UAV10が着陸できる平坦で、傾斜角度が予め定められた角度以下の領域を静止可能領域508として特定してよい。
決定部65は、静止可能領域508の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像装置100が撮像できる撮像可能領域510を決定する。決定部65は、UAV10が着陸した状態で、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像装置100が撮像できる領域を、撮像可能領域510として決定する。決定部65は、撮像装置100に対して設定可能な画角の範囲に基づいて、撮像可能領域510を決定してよい。決定部65は、ジンバル50で調整可能な撮像装置100の撮像方向の範囲に基づいて、撮像可能領域510を決定してよい。決定部65は、予め定められたオブジェクトの位置、撮像装置100に設定される画角、及びジンバル50により設定される撮像装置100の撮像方向と、静止可能領域508内のそれぞれの位置との関係に基づいて、静止可能領域508内のそれぞれの位置について、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像装置100が撮像できるか否かを判断してよい。決定部65は、静止可能領域508内の予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像装置100が撮像できる各位置を撮像可能領域510として決定してよい。決定部65は、複数の撮像可能領域510を決定してよい。決定部65が複数の撮像可能領域510を決定した場合には、受付部61が、複数の撮像可能領域510の中から所望の領域の指定をユーザから受け付けてもよい。例えば、ジンバル50のヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを回転させた場合に、地面または壁等のオブジェクトとは関係のないものが撮影されてしまう。このような状態を避けるために、予めジンバル50で調整可能な撮像装置100の撮像方向を定める。
決定部65は、予め定められたオブジェクトを含み、かつ撮像装置100から予め定められたオブジェクトまでの距離より短い予め定められた距離までの範囲に存在する他のオブジェクトを含まない画像を撮像装置100が撮像できる領域を、撮像可能領域510として決定してよい。決定部65は、撮像装置100に設定される画角内に、予め定められたオブジェクトを含み、かつ撮像装置100から予め定められたオブジェクトまでの距離より短い予め定められた距離までの範囲に存在する他のオブジェクトを含まない画像を撮像装置100が撮像できる領域を、撮像可能領域510として決定してよい。決定部65は、撮像装置100に設定される撮像方向における撮像装置100に設定される画角内に、予め定められたオブジェクトを含み、かつ撮像装置100から予め定められたオブジェクトまでの距離より短い予め定められた距離までの範囲に存在する他のオブジェクトを含まない画像を撮像装置100が撮像できる領域を、撮像可能領域510として決定してよい。
図4Aは、撮像可能領域の決定方法について説明するための図である。図4Bは、図4Aに示す状況を上から見た図である。受付部61は、例えば、予め定められたオブジェクト400の指定を受け付ける。抽出部62は、撮像装置100により撮像された画像の輝度、画素値などの特徴量に基づいて、ユーザにより指定された静止予定領域の中から平坦であることを示す予め定められた条件を満たす静止候補領域506を抽出する。特定部64は、静止候補領域506の距離情報に基づいて、UAV10が着陸できる平坦で水平な領域を静止可能領域508として特定する。決定部65は、予め定められたオブジェクト400を含み、かつ撮像装置100から予め定められたオブジェクト400までの距離より短い予め定められた距離までの範囲に存在する他のオブジェクトを含まない画像を撮像装置100が撮像できる領域を、撮像可能領域510として決定する。例えば、UAV10がUAV10bで示す場所に着陸した場合、予め定められた距離までの範囲402b内に他のオブジェクト450が存在する。したがって、UAV10がUAV10bで示す場所に着陸した場合、撮像装置100は予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できないとして撮像可能領域の候補から除外する。一方、UAV10がUAV10aまたはUAV10cで示す場所に着陸した場合、予め定められた距離までの範囲402aまたは範囲402c内に他のオブジェクト450を含む他のオブジェクトが存在しない。したがって、決定部65は、撮像装置100は予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できると判断して、UAV10a及び10cで示す場所を含む領域を、撮像可能領域510として決定する。
決定部65により決定された撮像可能領域510にUAV10を着陸させて、撮像装置100により予め定められたオブジェクト400を撮像する。UAV10は、自動で撮像可能領域510に着陸してよい。または、遠隔操作装置300を介してユーザにUAV10を操作させて、UAV10を撮像可能領域510に着陸させてもよい。これにより、UAV10が飛行することに伴うバッテリの消費を抑制し、かつ予め定められた条件を満たす構図の画像を得ることができる。
受付部61は、予め定められた条件を満たす構図の画像の指定を受け付けてもよい。受付部61は、UAV10の飛行中に撮像装置100により撮像された画像の中から予め定められた条件を満たす構図の画像の指定を受け付けてよい。受付部61は、UAV10、遠隔操作装置300、またはネットワーク上のデータベースなどに予め格納されている画像の中から予め定められた条件を満たす構図の画像の指定を受け付けてよい。
決定部65は、静止可能領域の中から、UAV10が飛行中に撮像装置100が予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像したときのUAV10の位置から撮像装置100の撮像方向の延長線上に存在する領域を、撮像可能領域として決定してよい。
例えば、図5に示すように、UAV10を飛行させて、予め定められたオブジェクト400を撮像装置100に撮像させる。このときに撮像装置100により撮像された画像を、受付部61が、予め定められた条件を満たす構図の画像として指定を受け付ける。UAV制御部30は、撮像装置100によりその画像が撮像されたときのUAV10の緯度、経度、及び高度を示す情報をメモリ32に格納する。その後、UAV10を飛行させながら、撮像装置100に画像を撮像させ、撮像された画像から抽出部62が静止候補領域506を抽出する。さらに、特定部64が、静止候補領域506の中から平坦で水平な領域を静止可能領域508として特定する。決定部65は、静止可能領域508の中から、UAV10が飛行中に撮像装置100が予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像したときのUAV10の位置から撮像装置100の撮像方向の延長線410上に存在する領域を、撮像可能領域510として決定してよい。決定部65は、撮像装置100の撮像方向の延長線410上に存在する領域のうち、予め定められたオブジェクト400を含み、かつ撮像装置100から予め定められたオブジェクト400までの距離より短い予め定められた距離までの範囲に存在する他のオブジェクトを含まない画像を撮像装置100が撮像できる領域を、撮像可能領域510として決定してよい。例えば、UAV10がUAV10bで示す領域に着陸する場合には、撮像装置100から予め定められた距離までの範囲402bに他のオブジェクト450が存在するので、決定部65は、その領域を撮像可能領域の候補から除外する。一方、UAV10がUAV10aで示す領域に着陸する場合には、撮像装置100から予め定められた距離までの範囲402aに他のオブジェクトは存在しないので、決定部65は、その領域を撮像可能領域510として決定する。
図6は、撮影手順の一例を示すフローチャートである。受付部61が、UAV10が飛行せずに静止した状態で撮像装置100に撮像させる指定撮影モードの選択を受け付ける(S100)。UAV10を飛行させて、撮像装置100に画像を撮像させる。さらに、受付部61は、撮像装置100が撮像した画像から撮像対象のオブジェクトの選択を受け付ける(S102)。さらに、受付部61は、撮像装置100が撮像した画像から、静止予定領域の指定を受け付ける(S104)。抽出部62は、画像の特徴量に基づいて、静止予定領域の中から、平坦であることを示す予め定められた条件を満たす静止候補領域を抽出する(S106)。取得部63は、静止候補領域の距離情報を取得する(S108)。
特定部64は、距離情報に基づいて、静止候補領域の中からUAV10が飛行せずに静止できる静止可能領域を特定する(S110)。決定部65は、特定部64により特定された静止可能領域が存在する否かを判断する(S112)。静止可能領域が存在しない場合には、処理を終了する。
静止可能領域が存在する場合には、決定部65は、静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を、撮像装置100が撮像できる撮像可能領域を決定する(S114)。UAV10は、撮像可能領域に着陸する(S116)。UAV制御部30は、撮像装置100及びジンバル50を制御して、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できるように、撮像装置100の撮像方向及び画角を調整する(S118)。調整後、撮像装置100が画像を撮像する(S120)。
以上のように、UAV10が着陸した状態で、撮像装置100が所望の構図の画像を撮像できる領域が存在する場合には、その領域にUAV10を着陸させて、撮像装置100に画像を撮像させる。これにより、UAV10が飛行することに伴うバッテリの消費を抑えることができ、撮影可能時間を延長できる。UAV10が静止した状態で撮像装置100は画像を撮像できるので、UAV10の飛行に伴う振動により、撮像装置100により撮像される画像がぶれることを防止できる。
図7は、撮影手順の一例を示すフローチャートである。受付部61が、UAV10が飛行せずに静止した状態で撮像装置100に撮像させる指定撮影モードの選択を受け付ける(S200)。UAV10を飛行させて、撮像装置100に予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像させる(S202)。抽出部62は、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像装置100が撮像したときのUAV10の位置、及び撮像装置100の撮像方向を特定する(S204)。UAV10をさらに飛行させて、UAV10が着陸できそうな領域を含む画像を撮像装置100に撮像させる。受付部61は、撮像装置100により撮像された画像の中から静止予定領域の指定を受け付ける(S206)。
抽出部62は、特定された位置から特定された撮像方向の延長線上に存在する平坦であることを示す予め定められた条件を満たす静止候補領域を静止予定候補の中から抽出する(S208)。取得部63は、静止候補領域が存在するか否かを判定する(S210)。静止候補領域が存在しなければ処理を終了する。
静止候補領域が存在すれば、取得部63は、静止候補領域の距離情報を取得する(S212)。特定部64は、距離情報に基づいて、静止候補領域の中からUAV10が着陸できる静止可能領域を特定する(S214)。決定部65は、静止可能領域が存在するか否かを判定する(S216)。静止可能領域が存在しなければ、処理を終了する。
静止可能領域が存在する場合には、決定部65は、静止可能領域の中から予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を決定する(S218)。UAV10は、撮像可能領域に着陸する(S220)。UAV制御部30は、撮像装置100及びジンバル50を制御して、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できるように、撮像装置100の撮像方向及び画角を調整する(S222)。調整後、撮像装置100が画像を撮像する(S224)。
以上のように、UAV10が飛行中に撮像装置100が撮像した所望の構図の画像を、UAV10が着陸した状態でも撮像装置100が撮像できる場合には、UAV10を着陸させた状態で、撮像装置100に所望の画像を撮像させることができる。これにより、UAV10が飛行することに伴うバッテリの消費を抑えることができ、撮影可能時間を延長できる。UAV10が静止した状態で撮像装置100は画像を撮像できるので、UAV10の飛行に伴う振動により、撮像装置100により撮像された画像がぶれることを防止できる。
図8は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の一例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーションまたは当該装置の1または複数の「部」として機能させることができる。または、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該オペレーションまたは当該1または複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/またはコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR−ROM、USBメモリまたはICカードのようなコンピュータ可読記録媒体またはネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、またはROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、またはUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上またはコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 UAV
20 UAV本体
30 UAV制御部
32 メモリ
36 通信インタフェース
40 推進部
41 GPS受信機
42 慣性計測装置
43 磁気コンパス
44 気圧高度計
45 温度センサ
46 湿度センサ
50 ジンバル
60 撮像装置
61 受付部
62 抽出部
63 取得部
64 特定部
65 決定部
70 撮像指示部
100 撮像装置
102 撮像部
110 撮像制御部
120 イメージセンサ
130 メモリ
200 レンズ部
210 レンズ
212 レンズ駆動部
214 位置センサ
220 レンズ制御部
222 メモリ
300 遠隔操作装置
400 オブジェクト
410 延長線
450 他のオブジェクト
500 画像
502 静止予定領域
506 静止候補領域
508 静止可能領域
510 撮像可能領域
1200 コンピュータ
1210 ホストコントローラ
1212 CPU
1214 RAM
1220 入力/出力コントローラ
1222 通信インタフェース
1230 ROM

Claims (17)

  1. 撮像装置を搭載する飛行体が飛行することなく静止できる静止可能領域を特定する特定部と、
    前記静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を決定する決定部と
    を備える決定装置。
  2. 前記決定部は、予め定められたオブジェクトを含み、かつ前記撮像装置から前記予め定められたオブジェクトまでの距離より短い予め定められた距離までの範囲に存在する他のオブジェクトを含まない画像を前記撮像装置が撮像できる領域を、前記撮像可能領域として決定する、請求項1に記載の決定装置。
  3. 前記予め定められたオブジェクトの指定を受け付ける第1受付部をさらに備える、請求項2に記載の決定装置。
  4. 前記第1受付部は、前記撮像装置により撮像された画像の中から前記予め定められたオブジェクトの指定を受け付ける、請求項3に記載の決定装置。
  5. 前記飛行体を飛行させることなく静止させる予定の静止予定領域の指定を受け付ける第2受付部と、
    前記撮像装置により撮像された画像に基づいて、前記静止予定領域の中から平坦であることを示す予め定められた条件を満たす静止候補領域を抽出する抽出部と、
    前記撮像装置から前記静止候補領域までの距離を示す距離情報を取得する取得部と
    をさらに備え、
    前記特定部は、前記距離情報に基づいて、前記静止候補領域の中から前記静止可能領域を特定する、請求項1に記載の決定装置。
  6. 前記第2受付部は、前記飛行体が飛行中に前記撮像装置により撮像された画像に基づいて、前記静止予定領域の指定を受け付ける、請求項5に記載の決定装置。
  7. 前記予め定められた条件を満たす構図の画像の指定を受け付ける第3受付部をさらに備える、請求項1に記載の決定装置。
  8. 前記第3受付部は、前記飛行体が飛行中に前記撮像装置により撮像された画像の中から、前記予め定められた条件を満たす構図の画像の指定を受け付ける、請求項7に記載の決定装置。
  9. 前記決定部は、前記静止可能領域の中から、前記飛行体が飛行中に前記撮像装置が前記予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像したときの前記飛行体の位置から前記撮像装置の撮像方向の延長線上に存在する領域を、前記撮像可能領域として決定する、請求項8に記載の決定装置。
  10. 前記決定部は、前記撮像装置に対して設定可能な画角の範囲に基づいて、前記撮像可能領域を決定する、請求項1に記載の決定装置。
  11. 前記飛行体は、前記撮像装置の撮像方向を調整可能に前記撮像装置を支持する支持機構をさらに搭載し、
    前記決定部は、前記支持機構で調整可能な前記撮像装置の撮像方向の範囲に基づいて、前記撮像可能領域を決定する、請求項1に記載の決定装置。
  12. 請求項1から11の何れか1つに記載の決定装置と、
    前記飛行体を制御して、前記撮像可能領域に前記飛行体を飛行させることなく静止させ、前記撮像装置を制御して、前記撮像装置に前記予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像させる制御部と
    を備える制御装置。
  13. 請求項12に記載の制御装置と、
    前記撮像装置と
    を備える撮像システム。
  14. 請求項13に記載の撮像システムを備えて飛行する飛行体。
  15. 前記撮像装置の姿勢を調整可能に前記撮像装置を支持する支持機構をさらに備える請求項14に記載の飛行体。
  16. 撮像装置を搭載する飛行体が飛行することなく静止できる静止可能領域を特定する段階と、
    前記静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を決定する段階と
    を備える決定方法。
  17. 撮像装置を搭載する飛行体が飛行することなく静止できる静止可能領域を特定する段階と、
    前記静止可能領域の中から、予め定められた条件を満たす構図の画像を撮像できる撮像可能領域を決定する段階と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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