JP6480774B2 - Staircase construction method and staircase - Google Patents
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Description
本発明は、階段室の施工方法、およびこの方法で施工された階段室に関する。 The present invention relates to a method for constructing a staircase and a staircase constructed by this method.
住宅等の建物の施工方法として、従来、建物を構成する複数種類の部材を施工現場から離れた場所にある工場で組み立ててユニット化しておき、それを施工現場に運んで取り付けるようにした方法が知られている。ユニット化した部材としては、例えば、特許文献1に示すような、ささら桁と、踏板と、蹴込み板と、からなる階段ユニット等がある。こうすることで、階段ユニットを階段室に設置するだけで建物の階段を施工することができるので、施工の手間とコストを低減することができる。
As a construction method for a building such as a house, there has been a method in which a plurality of types of members constituting a building are assembled at a factory located away from the construction site and unitized, and then transported to the construction site for installation. Are known. As a unitized member, for example, there is a stair unit composed of a counter girder, a tread board, and a kick board as shown in
また、特許文献1に示したような階段ユニットを用いた建物の施工においては、複数の柱に囲まれた階段室となる空間に階段ユニットを先に設置し、柱と階段ユニットの間にできる隙間に壁を構成する板材を後から挿入して固定することが多い。これは、板材が無い分だけ階段ユニットを運び入れるための作業空間を広くとることができる、高所の板材を取り付ける際にユニット階段を足場として利用できる、といった施工性の高さが理由となっている。
Further, in the construction of a building using a stair unit as shown in
最近の住宅では、板材に石膏ボードを用いることが多い。石膏ボードは耐火性や防音性を備える反面、割れやすい部材であるため、柱に固定する際には、釘などの固定具を木材等の場合よりも間隔を短くして多く打ち付ける必要がある。ここで、上述したように板材を固定する前に階段ユニットを設置すると、板材の一部がささら桁に遮蔽されてしまうが、遮蔽されていない箇所に固定具を打ち込んだだけでは固定が不十分となる場合が多い。そこで、従来は、ささら桁から柱へと固定具を打ち込み、板材をささら桁ごと柱に固定していた。すなわち、階段ユニットが壁に固定されていた。
しかしながら、階段ユニットが壁に固定されてしまうと、階段を上り下りする際の振動が固定具を介して壁に伝わり易くなるので、当該壁に隣接する居室に足音が大きく響いてしまうことになる。
In recent houses, plasterboard is often used for the plate material. The gypsum board has fire resistance and soundproofing, but it is a fragile member. Therefore, when fixing to a pillar, it is necessary to squeeze a fixing tool such as a nail at a shorter interval than in the case of wood or the like. Here, as described above, if the stair unit is installed before the plate material is fixed, a part of the plate material is shielded by the girders, but the fixing is insufficient only by driving the fixing tool into the non-shielded portion. In many cases. Therefore, conventionally, a fixing tool is driven from the spar to the column, and the plate material is fixed to the column together with the slab. That is, the staircase unit was fixed to the wall.
However, if the staircase unit is fixed to the wall, vibrations when going up and down the stairs are easily transmitted to the wall via the fixture, so that footsteps will greatly affect the living room adjacent to the wall. .
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ユニット式の階段を備える階段室において、施工の手間を増やすことなく、階段を上り下りする際の振動を壁に伝わりにくくすることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and in a staircase room having a unit type staircase, it is intended to make it difficult to transmit vibrations when going up and down the staircase to a wall without increasing the labor of construction. To do.
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1〜7に示すように、柱11と、固定具15により前記柱11の側面に固定された板材13,13Aと、からなる壁10,10Aに囲まれ、桁材41と、前記桁材41に設けられた複数の踏板42と、を有し、前記桁材41が前記壁10,10Aに隣接するように配置された階段40を備える階段室20の施工方法において、所定箇所に前記柱11を立設し、前記桁材41における前記柱11の側面と対向することになる部位に、前記固定具15より径が大きい穴41dを形成した前記階段40を、前記桁材41の側面が前記柱11の側面から前記板材13,13Aの厚さ以上の距離だけ離間するように設置し、前記柱11と前記桁材41との間に前記板材13,13Aを挿入し、前記穴41dから、前記板材13,13Aに前記固定具15を打ち込むまたは螺入させることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in
請求項1に記載の発明によれば、桁材41に開けられた固定具15の径よりも大きな穴41dから固定具15を用いて板材13,13Aを柱11に固定するので、階段40の設置後に板材13,13Aを挿入しても、板材13,13Aだけを柱11に固定することができるとともに、階段40を壁10,10Aに接しているだけの状態とすることができる。このため、階段40を上り下りする際の振動が壁10,10Aに伝達されにくくなるので、当該壁10,10Aに隣接する居室等に足音を響きにくくすることができる。
According to the first aspect of the present invention, the
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の階段室20の施工方法において、例えば図2,3,5,7に示すように、前記板材13,13Aを、一側端部が前記柱11の側面に当接するように挿入し、他の板材13,13Aを、他側端部が当該柱11の側面に当接するとともに前記板材13,13Aの一側端部に当接するように挿入し、前記穴41dから、前記板材13,13Aの一側端部及び前記他の板材13,13Aの他側端部のそれぞれに前記固定具15を打ち込むまたは螺入させることを特徴とする。
The invention according to claim 2 is the construction method of the
請求項2に記載の発明によれば、穴41dから、隣接する2枚の板材13,13Aの周縁部が継目J1,J2を挟んで露出するので、一つの穴で2枚の板材13,13Aを留めることができる。このため、穴の数を増やし過ぎて桁材41の強度を必要以上に落とすこと無く、施工の手間を低減することができる。
According to the second aspect of the present invention, the peripheral portions of the two
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の階段室20の施工方法において、例えば図2,3に示すように、他の穴41eを、前記穴41dの上方または下方であって、前記穴41dよりも前記板材13,13Aと前記他の板材13,13Aとの継目J1,J2の側方にずらして形成することを特徴とする。
The invention according to claim 3 is the construction method of the
請求項3に記載の発明によれば、複数の穴41d,41eを利用して板材13,13Aを複数個所で固定できる。また、穴41dの真上に何らかの障害物が存在し、固定具15を打ち込む/螺入させることも穴41dを形成することもできない場合であっても、板材13,13Aまたは他の板材13,13Aの固定が不十分になるのを防ぐことができる。
According to the third aspect of the present invention, the
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の階段室20の施工方法において、前記階段40として、蹴込み板43を有するものを設置し、前記板材13,13Aを固定した後、前記壁10,10Aに、巾木50を、前記踏板42の端部上面および前記蹴込み板43の端部側面に沿うように取り付けることを特徴とする。
The invention according to
請求項4に記載の発明によれば、蹴込み板43によって桁材41や桁材41に開けられた穴41dが遮蔽されるとともに、巾木50によって壁10,10Aと階段40との間に生じる隙間が遮蔽されるので、階段室20の見栄えを良くすることができる。
According to the invention of
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか一項に記載の階段室20の施工方法において、前記板材13,13Aとして、石膏ボードを用いることを特徴とする。
The invention according to claim 5 is characterized in that in the construction method of the
石膏ボードは建材として広く流通する安価な材料なので、請求項5に記載の発明によれば、容易にかつ低コストで壁を施工することができる。また、石膏ボードは防音性を有するので、階段40を上り下りする際の振動がより一層壁10,10Aに伝達されにくくなる。
Since gypsum board is an inexpensive material that is widely distributed as a building material, according to the invention described in claim 5, it is possible to construct a wall easily and at low cost. Moreover, since the gypsum board has soundproofing properties, vibrations when going up and down the
請求項6に記載の発明は、柱11と、固定具15により前記柱11の側面に固定された板材13,13Aと、からなる壁10,10Aに囲まれ、桁材41と、前記桁材41に設けられた複数の踏板42と、を有し、前記桁材41が前記壁10,10Aに隣接するように配置された階段40を備える階段室20において、前記桁材41における前記柱11と対向する部位には、前記固定具15より径が大きい穴41dが形成され、前記板材13,13Aにおける前記穴41dから露出する部位および前記柱11には前記固定具15が打ち込まれまたは螺入されており、前記階段40は、前記壁10、10Aに固定されていないことを特徴とする。
The invention according to claim 6 is surrounded by
請求項6に記載の発明によれば、板材13,13Aだけが柱11に固定され、階段40は壁10,10Aに接しているだけの状態となっているので、階段40を上り下りする際の足音が壁10に伝達されず、当該壁10,10Aに隣接する居室等に足音を響きにくくすることができる。
According to the sixth aspect of the present invention, only the
本発明によれば、ユニット式の階段を備える階段室において、施工の手間を増やすことなく、階段を上り下りする際の振動を壁に伝わりにくくすることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, in the staircase provided with a unit type staircase, the vibration at the time of going up and down a staircase can be made difficult to be transmitted to a wall, without increasing the construction effort.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
〔建物の構造〕
まず、本実施形態に係る建物1の構造について説明する。図1は建物1の内部を示した平面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図2のIII−III断面図、図4は図1の建物に設けられた階段を構成するささら桁41(桁材)の側面図、図5は図2のVが付された破線で囲まれた部分を、図2とは反対側(紙面の裏側)から見たときの拡大図である。
[Building structure]
First, the structure of the
本実施形態の建物1は、複数階建てとなっている。建物1の内部は、複数の壁10,10Aによって複数の空間に仕切られ、そのうちの一つの空間が、図1に示すように階段室20となっている。階段室20は、図2に示すように、建物1の上階FUと下階FLとの間に跨って設けられている。そして、階段室20には、廻り階段ユニット30と、直階段ユニット40(階段)と、巾木50と、が備えられている。
The
階段室20を囲む本実施形態の壁には2種類ある。具体的には、階段室20内において、直階段ユニット40を上る者から見て右手(図1の上方)や、廻り階段ユニット30を上る者から見て左手(図1の右方)に設けられた内壁10と、直階段ユニット40を上る者から見て左手(図1の下方)に設けられた界壁10Aである。
There are two types of walls in this embodiment surrounding the
各内壁10は、図1に示したように、複数の柱11と、下地材12と、複数の板材13と、断熱材14と、固定具15(釘やビス等)と、で構成されている。
各柱11は、階段室20の周囲に、互いに所定間隔を空けて鉛直上方に延びるように立設されている。
下地材12は、ある柱11から固定具15のピッチだけ離れた箇所に隣の柱が無い場合等に、板材13を固定するために設けられる角材である。下地材12を複数設ける場合は、図1の界壁10Aにおいて示したように、千鳥配置にするとよい。すなわち、壁10の階段室20側寄りに立設されたものと、壁10を隔てて階段室20と隣接する空間寄りに立設されたものが水平方向に交互に並ぶようにする。なお、柱11が十分な本数立設されている場合には下地材12は不要である。
As shown in FIG. 1, each
Each
The
板材13は、石膏ボードであり、耐火性、防音性を有するという利点がある反面、割れやすく、多くの固定具15を用いて固定する必要がある。板材13の正面視形状は、所定の幅、高さを有する矩形となっている。各板材13は、一方の長辺に沿う周縁部を柱11または下地材12の側面に当接させるとともに、他方の長辺に沿う周縁部を隣接する柱11または下地材12に当接させ、かつ、互いの長辺が接するようにして配置されている。すなわち、板材13と隣接する板材13との継目J1が柱11の側面と重なるようになっている。そして、各板材13は、周縁部および他の固定が必要な部位に固定具15が打ち込まれる/螺入されることによって柱11や下地材12に固定されている。
断熱材14は、柱11及び板材13に囲まれた空間内に充填されている。
The
The
界壁10Aは、他の部屋との境界となる壁で、内壁10と同様、複数の柱11と、複数の下地材12と、断熱材14と、固定具15(釘やビス等)と、を備えているが、板材13の構成が異なっている。具体的には、界壁10Aの板材13Aは、石膏ボードを2枚重ねにすることにより、内壁10の板材13よりも厚いものとなっている。これにより内壁10よりも防音性や耐火性が高められている。また、板材13Aを構成する石膏ボードは、界壁10Aの内側と外側とで固定位置が水平方向に固定具15のピッチ分(例えば石膏ボードの横幅の半分の距離)だけずれている。すなわち、図2,3に示すように、界壁10Aの内側に位置する内側石膏ボード13aの継目J1と内側石膏ボード13aの外側に重ねられた外側石膏ボード13bの継目J2が一致しないようになっている。これにより、継目を一致させた場合よりも防音性や耐火性が高められている。そして、内側石膏ボード13aは、周縁部および他の固定が必要な部位に固定具15が打ち込まれる/螺入されることによって柱11や下地材12に固定されている。また、外側石膏ボード13bは、周縁部および内側石膏ボード13aの継目J1と重なる部位に、固定具15が、内側石膏ボード13aのみを固定する固定具15の側方または上下方に僅かにずれるようにして打ち込まれる/螺入されることによって柱11や下地材12に固定されている。
10 A of boundary walls are walls used as a boundary with other rooms, and similarly to the
このように構成された壁10,10Aは、下地材12の千鳥配置および石膏ボード13a,13bにより防音性が高められている。また、断熱材14により断熱性と共に防音性も向上している。
The
廻り階段ユニット30は、図2に示したように、支持台31と、複数の踏板32と、複数の蹴込み板33と、で構成されている。
支持台31は、複数の支持部31a〜31cで構成されている。各支持部31a〜31cは、上面が水平かつ階段のそれぞれの段の高さよりも踏板32の厚さ分だけ低くなるよう構成されている。最上段を構成する支持部31cの上面端部は、直階段ユニット40の下端部を載置するための載置部31dとなっている。
各踏板32は、図1に示したように、略正方形を一角から放射状に延びる直線で切り取った形状をしており、支持台31の各支持部31a〜31cの上面に固定されている。
各蹴込み板33は、対応する踏板32の形状に応じた幅を有する矩形に形成されている。各蹴込み板33は、各踏板32の下に固定されている。
As shown in FIG. 2, the surrounding
The
As shown in FIG. 1, each
Each kick plate 33 is formed in a rectangular shape having a width corresponding to the shape of the
直階段ユニット40は、図2に示したように、一対のささら桁41(桁材)と、複数の踏板42と、複数の蹴込み板43と、で構成されている。
各ささら桁41は、図4に示すように、短手方向端部が、直階段ユニット40を階段室20に設置した時に水平となる複数の踏板取付面41aと、踏板取付面41aと略直交する複数の蹴込み板取付面41bと、によってジグザグに形成されている。また、各ささら桁41の長手方向端部には、係合部41cが形成されている。
As shown in FIG. 2, the
As shown in FIG. 4, each
また、各ささら桁41には、穴41dが複数形成されている。穴41dは、直階段ユニット40を階段室20に設置したときに、柱11の側面または下地材12の側面と対向する部位に、踏板取付面41aと並行(水平方向)に延びるように形成されている。従って、穴41dの配置は、柱11や下地材12の立設間隔に応じて、左右のささら桁41で同じになる場合もあれば、図1に示したように左右で異なる場合もある。また、各穴41dの形状は、短手(鉛直)方向の幅が、固定具15の頭部の直径よりも大きく、長手(水平)方向の幅が、固定具15の頭部の直径の2倍よりも大きくなっている。
In addition, a plurality of
各踏板42は、幅が一対のささら桁41の外側を向く両側面の距離と略等しい矩形となっている。各踏板42は、両端部を一対のささら桁41の踏板取付面41aに載置させた状態でささら桁41に固定されている。
各蹴込み板43は、踏板42と幅が等しい矩形となっている。各踏板42は、両端部を一対のささら桁41の蹴込み板取付面41bに当接させた状態でささら桁41に固定されている。
Each tread plate 42 has a rectangular shape whose width is substantially equal to the distance between both side surfaces facing the outside of the pair of
Each kick plate 43 has a rectangular shape with the same width as the tread plate 42. Each tread plate 42 is fixed to the
このように構成された直階段ユニット40は、図2に示したように、一対のささら桁41の各他端部が廻り階段ユニット30の載置部31dに載置されるとともに、各係合部41cが建物1の二階を構成する二階躯体60(柱の上端部や梁、床パネル等)に係合することにより、階段室20に設置されている。また、板材13,13Aの一部はささら桁41に遮蔽され、穴41dからは、板材13,13Aの一部およびこの部分から柱11または下地材12へと打ち込まれた/螺入された固定具15の頭部が露出している。特に、穴41dが2枚の板材13,13Aの継目J1,J2に重なる場合、図5に示すように、互いに接する2枚の板材13の周縁部およびそれぞれの板材13,13Aに固定された2つの固定具15の頭部が露出することになる。
As shown in FIG. 2, the
巾木50は、踏板32,42の上面、および蹴込み板33,43の側面に沿うジグザグの帯状に形成され、壁10,10Aに固定されている。これにより、壁10,10Aと廻り階段ユニット30との間、或いは壁10,10Aと直階段ユニット40との間に僅かにできる隙間が遮蔽されている。
The
このように構成された本実施形態の建物1は、直階段ユニット40が壁10,10Aに固定されておらず、壁10,10Aと接しただけの状態となっている。このため、壁10,10Aに固定されている場合に比べて直階段ユニット40を人が上り下りした時の振動が壁10に伝達しにくく、壁10,10Aを介して隣接する居室に足音が響きにくくなっている。
The
〔建物の施工方法〕
次に、上述した階段室20を有する建物1を施工する方法について説明する。
まず、工場において、廻り階段ユニット30および直階段ユニット40を組み立てる。このとき、設計図を参照して、一対のささら桁41には、柱11および/または下地材12の側面と対向することになる箇所に穴41dを予め形成しておく。こうすることで、穴41dの形成位置がそのまま固定具15を打ち込む/螺入させる箇所となるので、位置決めの手間が省け、後の固定作業が容易になる。
[Building method]
Next, a method for constructing the
First, the
なお、板材13,13Aの継目J1,J2が蹴込み板43の側方を通る場合(図2の係合部41c近傍を参照)には、当該蹴込み板の下方の部位に穴41dを形成することになるが、ささら桁41における蹴込み板取付面41bの下方の部位は細く、ここに穴41dを複数形成することは強度の関係上困難である。このような場合には、図4に示したように、ささら桁41における蹴込み板取付面41bの側方(係合部41c寄り)の部位に一方の板材13,13Aのみを固定するための穴41eを形成すればよい。
When the joints J 1 and J 2 of the
階段ユニット30,40の製造と並行して、施工現場では、柱11を複数本立設するとともに、必要に応じて下地材12を立設する。その後、廻り階段ユニット30を運び入れ、建物の一階を構成する一階躯体70の所定箇所に載置する。次に、直階段ユニット40を運び入れ、下端部を廻り階段ユニット30の載置部31dに、ささら桁41が内壁10を構成する柱11や下地材12と接するように載置するとともに、係合部41cを二階躯体60に係合させることにより階段室20に設置する。この時、界壁10Aを構成する柱11や下地材12と直階段ユニット40との間には、石膏ボード三枚分の厚さよりも僅かに(数mm程度)長い幅の隙間ができる。
In parallel with the manufacture of the
次に、柱11や下地材12と廻り階段ユニット30との隙間に複数の板材13を挿入し、従来通りの方法で固定していく。そして、柱11や下地材12と直階段ユニット40との隙間に複数の板材13、内側石膏ボード13aを挿入し、固定具15を用いて柱11や下地材12に固定していく。このとき、隣接する内側石膏ボード13aと内側石膏ボード13aとの継目J1が柱11の側面或いは下地材12の側面に接するように内側石膏ボード13aを並べていく。こうすることで、ささら桁41の各穴41dからは、2枚の内側石膏ボード13aの周縁部およびこれらの継目J1が露出することになり、2枚の板材13の周縁部を一つの穴41dから固定することができる。なお、内側石膏ボード13aのうち、ささら桁41と重ならない部位については、従来通り直接固定具15で固定する。また、高所における内側石膏ボード13aの固定は、設置した階段ユニット30,40を足場にして行う。
Next, a plurality of
次に、複数の外側石膏ボード13bを、継目J2が内側石膏ボード13aの継目J1から固定具15のピッチ分だけずらして挿入する。そして、外側石膏ボード13bを固定具15を用いて柱11や下地材12に固定していく。穴41dから臨む外側石膏ボード13bの向こう側には、既に内側石膏ボード13aを固定している固定具15が存在しているので、その固定具15と干渉しないように注意しながら新たに固定具15を打ち込む/螺入させて外側石膏ボード13bを固定する。
Then, a plurality of
板材13Aの固定を終えたら、直階段ユニット40A,40Bを界壁10Aに当接するまで移動させ、内壁10を構成する柱11や下地材12と直階段ユニット40との間に板材13を挿入するための隙間を形成する。そして、その隙間に板材13を挿入し、界壁10Aの内側石膏ボード13aと同様にして固定する。壁10,10Aの施工を終えたら、壁10,10Aと階段ユニット30,40との間にできる隙間を塞ぐように巾木50を取り付ける。こうして、直階段ユニット40が壁10,10Aに固定されていない階段室20を有する建物1が施工される。
After the fixing of the
以上のように、上記実施形態では、柱11と、固定具15により柱11の側面に固定された板材13,13Aと、からなる壁10,10Aに囲まれ、階段用のささら桁41(桁材)と、ささら桁41に設けられた複数の踏板42と、を有し、ささら桁41が壁10,10Aに隣接するように配置された直階段ユニット40(階段)と、を備える建物1の施工方法において、所定箇所に柱11を立設し、ささら桁41における柱11の側面と対向することになる部位に、固定具15より径が大きい穴41dを形成し、直階段ユニット40を、ささら桁41の側面が柱11の側面から板材13の厚さ以上の距離だけ離間するように設置し、柱11とささら桁41との間に板材13を挿入し、穴41dから、板材13に固定具15を打ち込むまたは螺入させるようにした。
As described above, in the above-described embodiment, the
こうすることで、ささら桁41に開けられた固定具15の径よりも大きな穴41dから固定具15を用いて板材13,13Aを柱11に固定するので、直階段ユニット40の設置後に板材13,13Aを挿入しても、板材13,13Aだけを柱11に固定することができるとともに、直階段ユニット40を壁10,10Aに接しているだけの状態とすることができる。このため、直階段ユニット40を上り下りする際の振動が壁10、10Aに伝達されにくくなるので、当該壁10,10Aに隣接する居室等に足音を響きにくくすることができる。
By doing so, the
また、上記実施形態では、板材13を、一側端部が柱11の側面に当接するように挿入し、他の板材13を、他側端部が当該柱11の側面に当接するとともに板材13,13Aの一側端部に当接するように挿入し、穴41dから、板材13,13Aの一側端部及び他の板材13,13Aの他側端部のそれぞれに固定具15を打ち込むまたは螺入させるようにした。
こうすることで、穴41dから、隣接する2枚の板材13,13Aの周縁部が継目J1,J2を挟んで露出するので、一つの穴で2枚の板材13,13Aを留めることができる。このため、穴の数を増やし過ぎてささら桁41の強度を必要以上に落とすこと無く、施工の手間を低減することができる。
Further, in the above embodiment, the
By doing so, the peripheral portions of the two
また、上記実施形態では、他の穴41eを、穴41dの上方または下方であって、穴41dよりも板材13,13Aと他の板材13との継目J1,J2の側方にずらして形成するようにした。
こうすることで、複数の穴41d,41eを利用して板材13,13Aを複数個所で固定できる。また、穴41dの真上に蹴込み板43等が存在し、固定具15を打ち込む/螺入させることも穴41dを形成することもできない場合であっても、板材13,13Aまたは他の板材13,13Aの固定が不十分になるのを防ぐことができる。
Further, in the above embodiment, the
By doing so, the
また、上記実施形態では、直階段ユニット40として、蹴込み板43を有するものを設置し、板材13,13Aを固定した後、壁10,10Aに、巾木50を、踏板42の端部上面および蹴込み板43の端部側面に沿うように取り付けるようにした。
こうすることで、蹴込み板43によってささら桁41やささら桁41に開けられた穴41dが遮蔽されるとともに、巾木50によって壁10,10Aと直階段ユニット40との間に生じる隙間が遮蔽されるので、階段室20の見栄えを良くすることができる。
Moreover, in the said embodiment, after installing the thing which has the kick board 43 as the
In this way, the kicking plate 43 shields the
また、上記実施形態では、板材13,13Aとして、石膏ボードを用いるようにした。
石膏ボードは建材として広く流通する安価な材料なので、こうすることで、容易にかつ低コストで壁を施工することができる。また、石膏ボードは防音性を有するので、直階段ユニット40を上り下りする際の振動がより一層壁10,10Aに伝達されにくくなる。
Moreover, in the said embodiment, the plaster board was used as the board |
Since gypsum board is an inexpensive material that is widely distributed as a building material, this makes it possible to construct walls easily and at low cost. Moreover, since the gypsum board has a soundproofing property, vibrations when going up and down the
〔変形例〕
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、廻り階段ユニット30と直階段ユニット40を一つずつ備えた略直線上の階段を例に説明したが、図6,7に示したように、廻り階段としてもよい。具体的には、2つの直階段ユニット40A,40Bと、廻り階段ユニット30と、踊場ユニット80と、を備えるようにし、階段室20内において、2つの直階段ユニット40A,40Bの間に内壁10設けるとともに、階段室20の周囲に界壁10Aを設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、直階段ユニット40を、ささら桁に踏板を載置して固定したものとしたが、穴または溝を有する側桁に踏板の両端を差し込んで固定したものとしてもよい。
また、上記実施形態では、直階段ユニット40を、上端部を二階躯体60に係合させるものとしたが、上端部から鉛直下方に延びる支持部材を備えることにより、二階躯体60に係合させることなく自立できるものとしてもよい。
また、上記実施形態では、蹴込み板33,43を有する階段ユニット30,40としたが、蹴込み板を有さないものであってもよい。
また、上記実施形態では、穴41d,41eを全て長穴としたが、固定具を一つしか用いない箇所に設けるものについては丸穴としてもよい。
また、上記実施形態では、一対のささら桁41の間に踏板42および蹴込み板43を備えた直階段ユニット40,40A,40Bを用いたが、ささら桁41を踏板42および蹴込み板43の一端側にだけ備え、他端側は柱や台で支えられたものでもよい。
また、上記実施形態の階段は、複数階建ての建物の上階と下階とに跨るものとしたが、同一階における高さの異なる床面に跨るものとしてもよい。
また、上記実施形態の階段は、四方を壁10,10Aに囲まれたものとしたが、少なくともささら桁41の側方に壁10,10Aを有するものであればよい。
[Modification]
As mentioned above, although this invention was concretely demonstrated based on embodiment, this invention is not limited to the said embodiment, It can change in the range which does not deviate from the summary.
For example, in the above-described embodiment, a substantially straight staircase having one
In the above-described embodiment, the
Moreover, in the said embodiment, although the
Moreover, in the said embodiment, although it was set as the
Moreover, in the said embodiment, although all the
Further, in the above embodiment, the
Moreover, although the staircase of the said embodiment shall straddle the upper floor and lower floor of a multi-storey building, it is good also as straddling the floor surface from which the height in the same floor differs.
Moreover, although the staircase of the said embodiment shall be surrounded by the
1 建物
10 内壁(壁)
10A 界壁(壁)
11 柱
12 下地材
13,13A 板材
13a 内側石膏ボード
13b 外側石膏ボード
14 断熱材
15 固定具
20 階段室
30 廻り階段ユニット
31 支持台
31a-31c 支持部
31d 載置部
32 踏板
33 蹴込み板
40,40A,40B 直階段ユニット(階段)
41 ささら桁(桁材)
41a 踏板取付面
41b 蹴込み板取付面
41c 係合部
41d 穴
41e 穴(他の穴)
42 踏板
43 蹴込み板
50 巾木
60 二階躯体
70 一階躯体
80 踊場ユニット
FL 下階
FU 上階
J1,J2 継目
1 Building 10 Inner wall (wall)
10A Wall (wall)
11
41 Sasara Girder (Girder)
41a Tread
42 step board 43
Claims (6)
階段用の桁材と、前記桁材に設けられた複数の踏板と、を有し、前記桁材が前記壁に隣接するように配置された階段を備える階段室の施工方法において、
所定箇所に前記柱を立設し、
前記桁材における前記柱の側面と対向することになる部位に、前記固定具より径が大きい穴を形成した前記階段を、前記桁材の側面が前記柱の側面から前記板材の厚さ以上の距離だけ離間するように設置し、
前記柱と前記桁材との間に前記板材を挿入し、
前記穴から、前記板材に前記固定具を打ち込むまたは螺入させることを特徴とする階段室の施工方法。 Surrounded by a wall consisting of a column and a plate fixed to the side of the column by a fixture,
In a construction method of a staircase having a staircase material for staircases, and a plurality of treads provided in the girder material, and comprising a staircase arranged so that the girder material is adjacent to the wall,
Establish the pillar at a predetermined place,
The staircase in which a hole having a diameter larger than that of the fixture is formed in a portion that faces the side surface of the column in the beam material, and the side surface of the beam material is equal to or greater than the thickness of the plate material from the side surface of the column. Set up to be separated by a distance,
Inserting the plate material between the pillar and the beam member;
A method for constructing a staircase, wherein the fixing tool is driven or screwed into the plate member from the hole.
前記板材を、一側端部が前記柱の側面に当接するように挿入し、
他の板材を、他側端部が当該柱の側面に当接するとともに前記板材の一側端部に当接するように挿入し、
前記穴から、前記板材の一側端部及び前記他の板材の他側端部のそれぞれに前記固定具を打ち込むまたは螺入させることを特徴とする階段室の施工方法。 In the construction method of the staircase according to claim 1,
Insert the plate material so that one side end abuts the side surface of the column,
Insert the other plate material so that the other side end abuts the side surface of the column and the one side end of the plate material,
A method for constructing a staircase, wherein the fixing tool is driven or screwed into each of one end portion of the plate member and the other end portion of the other plate member from the hole.
他の穴を、前記穴の上方または下方であって、前記穴よりも前記板材と前記他の板材との継目の側方にずらして形成することを特徴とする階段室の施工方法。 In the construction method of the staircase according to claim 2,
A method for constructing a staircase, wherein the other hole is formed above or below the hole and shifted to the side of the joint between the plate member and the other plate member from the hole.
前記階段として、蹴込み板を有するものを設置し、
前記板材を固定した後、前記壁に、巾木を、前記踏板の端部上面および前記蹴込み板の端部側面に沿うように取り付けることを特徴とする階段室の施工方法。 In the construction method of the staircase according to any one of claims 1 to 3,
As the stairs, install a thing with a kick board,
After fixing the said board | plate material, the construction method of the staircase characterized by attaching a baseboard to the said wall so that the end part upper surface of the said tread board and the edge part side surface of the said kick board may be followed.
前記板材として、石膏ボードを用いることを特徴とする階段室の施工方法。 In the construction method of the staircase according to any one of claims 1 to 4,
A staircase construction method, wherein a plaster board is used as the plate material.
桁材と、前記桁材に設けられた複数の踏板と、を有し、前記桁材が前記壁に隣接するように配置された階段を備える階段室において、
前記桁材における前記柱と対向する部位には、前記固定具より径が大きい穴が形成され、
前記板材における前記穴から露出する部位および前記柱には前記固定具が打ち込まれまたは螺入されており、
前記階段は、前記壁に固定されていないことを特徴とする階段室。 Surrounded by a wall consisting of a column and a plate fixed to the side of the column by a fixture,
In a staircase comprising a girder and a plurality of treads provided on the girder, and comprising a staircase arranged so that the girder is adjacent to the wall,
A hole having a diameter larger than that of the fixture is formed in a portion of the girder facing the column.
The fixing tool is driven or screwed into the portion exposed from the hole and the pillar in the plate material,
The staircase is characterized in that the staircase is not fixed to the wall.
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