JP6480612B1 - 電磁往復動流体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁往復動流体装置が故障する主な要因である往復動部材は装置内部にある為、製品として一旦駆動させると故障が起こるまで気づかず、また内部を空けても複数の要因が重なっている場合が多い為、適切な対策が取りにくかった。【解決手段】往復動部材の動きと流速の関係性より往復動部材のストロークの変化を計算し故障時期を明らかにし、その他のパラメータとの関係性を測定することで故障原因を調査し、故障を解決するパラメータを得ることを目的とする。【選択図】図3

Description

本発明は往復動部材と、該往復動部材を直線状経路に沿って往復駆動させる駆動部と、該往復動部材の動きに伴って流体を吸入する吸入口および該吸入口から吸入された流体を排気する排気口とを有する電磁往復動流体装置に関する。
このような電磁往復動流体装置には、往復動部材に固定された磁性体とその磁性体を磁気吸引力により直線経路に引きこむためのコアがあり、コアによって引き込まれた往復動部材は半波整流によって磁気吸引力がなくなると引き込まれる方向とは反対方向に付勢する弾性体によって押し出される。
特開2013−32723号公報
往復動部材の往復動によって流体の吸排気を行う電磁往復動流体装置が抱える多くの問題は該往復動部材が要因で起こる。従来、往復動部材は電磁往復動流体装置の内部にあるため、製品として一旦駆動させると流量低下や異常電力の発生、異常発熱、駆動停止などといった故障が発生した後に、内部を開けて見るまで故障原因の把握をすることはできず、また同じ故障でも原因が異なっている場合などもあるため、原因を故障停止後の製品内部の状態を見て想像することが多い。しかしあくまで想像である為、対策案も具体的なものが立たず、立てたとしても故障という結果が同じでも複数の原因が積み重なっている場合がある為、全製品に当てはまるものではなく、原因の究明が困難となっている。
よって本発明では電磁往復動流体装置の吸入口または排気口、あるいはその両方を通る流体の流速から往復動部材のストロークの変化を求めることによりストロークの変化から往復動部材の異常を検知し、故障原因や故障時期などをより詳細に調査できるようにすることを目的とする。
すなわち本発明は、
往復動部材と、該往復動部材を直線状経路に沿って往復駆動させる駆動部と、該往復動部材の動きに伴って流体を吸入する吸入口および該吸入口から吸入された流体を排気する排気口とを有する電磁往復動流体装置であって、
該吸入口または該排気口の少なくとも一方に配置されており、該少なくとも一方を通る流体の流速を測定し、測定データを送信する流速センサーと、
該測定データを受信し、該測定データに基づいて該電磁往復動流体装置における該往復動部材のストロークの変化を演算する演算手段と
を備えた電磁往復動流体装置を提供する。
当該電磁往復動流体装置では、吸入口または排気口、あるいはその両方を通る流体の流速から往復動部材のストロークの変化を求めることにより、往復動部材の異常動作を検知することができ、それによって故障原因や故障時期などをより詳細に調査できるようになる。
具体的には、該電磁往復動流体装置の電流・電力を測定するセンサー、または該電磁往復動流体装置の温度を測定するセンサーを該電磁往復動流体装置に備えることができる。
これにより故障原因となりえる追加のパラメータを得られるようになり、さらに詳細な故障原因を往復動部材のストロークの変化量データと該パラメータとの関係性から得ることができる。
また、該往復動部材のストロークの変化量データを無線にて外部機器へ送信する送信手段を有することができる。
さらに、流速データ及び往復動部材のストロークの変化を記憶する手段を有することができる。
また、該流速センサーは該吸気口と該排気口の両方、または少なくとも一方に配置することができる。
以下、本発明に係る電磁往復動流体装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の実施形態に係る電磁往復動流体装置の断面図 ステータコアの上面図 駆動している電磁往復動流体装置の流速―時間グラフ
図1に示した本発明の実施形態に係る電磁往復動流体装置1は外枠本体2とその内部に設けられたフロントシリンダ3とリアシリンダ4と往復動部材5を備えている。フロントシリンダ3とリアシリンダ4と往復動部材5はそれぞれが同軸上に配置されるようになっており、往復動部材5はフロントシリンダ3とリアシリンダ4の内壁部を摺動する。また外枠本体2はフロント側外枠本体2Aとリア側外枠本体2Bから成っている。フロント側外枠本体2Aとリア側外枠本体2Bの間にはステータコア6が挟まれ、固定されている。図2に示すようにステータコア6の内側には突起部7が設けられている。突起部7はステータコア6の内側で向き合うように配置されており、突起部7の間は往復動部材5に設けられているアマチャコア12が通過することのできるような円形のクリアランスが設けられている。また突起部7にはソレノイドコイル9が巻回されたコイルボビン10が嵌合されている。ソレノイドコイル9に供給される電流は電磁往復動流体装置1に供給される交流電流をダイオードによって単層半波整流した半波整流である。このような半波整流は電流が流れる状態と流れない状態が交互に繰り返される為、ソレノイドコイル9には間歇的に電流が供給され、それによってステータコア6の磁極面11には間歇的に磁束が発生する。往復動部材5には鉄系の磁性体からなるアマチャコア12設けられており、ステータコア6で発生される磁束による磁気吸引力によってリア側外枠本体2B方向へ引き込まれるようになっている。リアシリンダ4と往復動部材5の間には往復動部材5をフロント側外枠本体2A方向へ推し戻すように付勢する為の弾性体であるコイルバネ13が配置されている。
ソレノイドコイル9に電流が供給されてステータコア6に磁束が発生すると、往復動部材のアマチャコア12が磁束に磁気吸引されてリア側外枠本体2B方向に引き込まれ、連動して弾性体であるコイルバネ13が圧縮される。このとき、往復動部材に配置されたバルブ14が開き、リアシリンダ4から流体を取り込んでフロントシリンダ3と往復動部材5の間に流体を吸引する。ついで、ソレノイドコイル9への電流が流れない状態になると、ステータコア6の磁束が消えて磁気吸引力がなくなり、往復動部材5は圧縮された状態のコイルバネ10によって付勢されてフロント側外枠本体2A方向へ押し戻される。このとき、フロントシリンダ3と往復動部材5の間にある流体が圧縮され排出口15から流体を排出する。同時に往復動部材5とリアシリンダ4内の圧力が負圧となる為、リア外枠本体の吸入口16より流体を吸入する。このようなサイクルが、供給される電流の周波数と同じ周期で繰り返されることで、当該電磁往復動流体装置1は流体を搬送することができる。なお、供給される電流の周波数は、通常50Hz又は60Hzであるが、これら以外の周波数であってもよい。
本発明に用いる流速センサー17は図1に示すように排出口15及び吸入口16に設けられており、往復動部材5の駆動によって変化する排出口15または吸入口16を通る流速を測定する。また流速センサー17は測定した流速データから往復動部材5のストロークの変化を演算する演算手段と流速データ及び演算結果を記憶する記憶手段、外部データベースへ無線にて送信する送信手段を有する。
図3に往復動部材5が駆動している時の流速センサーから得られる流速―時間のグラフと正常時駆動時の流速―時間のグラフ、また往復動部材5が異常駆動している場合の流速―時間のグラフを示す。往復動部材5が正常に駆動している時は下死点から上死点に移動している際に吸入口16から空気を吸入し、排出口15から空気を排出するので流量が徐々に上昇する。上死点から下死点に移動する際の外側本体2内部の空気の流れとしては下死点から上死点に移動する際にリアシリンダ4に吸入した空気が負圧となっているフロントシリンダ3と往復動部材5の空間へ移動しているだけなので吸入口ならびに排出口での流体の流速変化はないので流速はほぼゼロの値まで減少する。このような下死点から上死点へ往復動部材5が移動する際に流速は上昇し、上死点から下死点へ往復動部材が移動する際に流速は減少するという現象を利用し電磁往復動流体装置1内部の往復動部材5のストロークの変化を把握する。また往復動部材5がフロントシリンダ3へ衝突する(ピストンショック)などの異常駆動を示した場合、図3の異常時の流速―時間グラフに示すように、正常駆動時よりも往復運動の距離が変化しているので流速の最大値を示す点も正常時とは異なる部分を示し、流速も減少する。このことから往復動部材5に異常駆動した際にも正常時の流速―時間グラフと比較を行うことで故障時期を把握することができる。流速センサー17には応答限界がある為、計測されるグラフとしては図3のセンサーが計測する正常時の流速―時間、およびセンサーが計測する異常時の流速―時間のようなグラフを描く。これは実際の流速とは数値的に異なるが、本発明では正常時と異常時の流速の比較により往復動部材5の正常時のストロークと異常時のストロークを把握できれば十分である為、正確な流速を検出することは必ずしも必要ではない。
さらに図1に示すようにサーモグラフィ(温度センサー)18と電流・電圧センサー19がさらに設けられている。図1の場合、圧縮された空気は排出口15から排出される為、電磁往復動流体装置1はガラス台20の上に配置し、その下にサーモグラフィを配置している。このサーモグラフィにより電磁往復動流体装置1の温度分布を測定できる。これにより、往復動部材5に異常が起きた際の電磁往復動流体装置1の温度や電流・電圧の変化も合わせて検出することができる。そうすることで電磁往復動流体装置1の故障原因をより詳細に調査することができる。
なお、流速センサー17はどちらかにのみ設けられてもよい。
電磁往復動流体装置1;外枠本体2;フロント側外枠本体2A;リア側外枠本体2B;フロントシリンダ3;リアシリンダ4;往復動部材5;ステータコア6;ステータコア突起部7;ステータコア外枠部8;ソレノイドコイル9;コイルボビン10;磁極面11;アマチャコア12;コイルバネ13;バルブ14;排出口15;吸入口16;流速センサー17;温度センサー18;電流・電圧センサー19;ガラス台20

Claims (3)

  1. 往復動部材と、該往復動部材を直線状経路に沿って往復駆動させる駆動部と、該往復動部材の動きに伴って流体を吸入する吸入口および該吸入口から吸入された流体を排気する排気口とを有する電磁往復動流体装置であって、
    該吸入口または該排気口の少なくとも一方に配置されており、該少なくとも一方を通る流体の流速を測定し、測定データを送信する流速センサーと、
    該測定データを受信し、該測定データに基づいて該電磁往復動流体装置における該往復動部材のストロークの変化を演算する演算手段と、該測定データ及び該演算結果を記憶する手段と、
    該電磁往復動流体装置の電流・電力を測定するセンサー、及び該電磁往復動流体装置の温度を測定するセンサーと、
    を備え
    正常時と異常時の流速の比較により往復動部材の正常時のストロークと異常時のストロークとを把握して故障時期を把握すると共に、
    往復動部材に異常が起きた際の電磁往復動流体装置の温度や電流・電圧の変化を検出することにより電磁往復動流体装置の故障原因を特定することを特徴とし
    電磁往復動流体装置。
  2. 該演算手段を用いて算出された演算結果を無線にて外部機器へ送信する送信手段を有している、請求項1に記載の電磁往復動流体装置。
  3. 該流速センサーは該吸気口と該排気口の両方に配置されている、請求項1乃至の何れかに記載の電磁往復動流体装置。
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