JP6480362B2 - 推定装置、推定方法及び推定プログラム - Google Patents

推定装置、推定方法及び推定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、推定装置、推定方法及び推定プログラムに関する。
従来、複数の装置間の通信品質を測定するために、複数の装置間のスループットを測定することが行われている。例えば、特許文献1には、端末が、サーバに通信パケットを送信してから、当該通信パケットの応答パケットをサーバから受信するまでの時間である往復遅延時間に基づいて、端末とサーバとの間のスループットを推定することが開示されている。
特開2015−154320号公報
ところで、往復遅延時間に基づいてスループットを推定する場合、通信環境によってはスループットの推定精度が低下するという問題がある。例えば、送信パケットのサイズが大きく設定されている場合に通信環境が劣悪であったり、送信パケットのサイズが小さく設定されている場合に通信環境が良好であったりすると、推定したスループットが実際のスループットに比べて低下するという問題がある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、通信環境によらず精度良くスループットを推定することができる推定装置、推定方法及び推定プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る推定装置は、データを配信する配信装置との間の通信路の品質を測定するための測定用パケットを前記配信装置に送信する送信部と、前記測定用パケットを送信してから、前記配信装置が前記測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する推定部と、前記推定部が推定した前記スループットに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを更新する送信制御部と、を備え、前記推定部は、前記送信制御部が前記サイズを更新した後の前記測定用パケットを送信してから前記応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する。
前記送信制御部は、前記推定部が推定した前記スループットに基づいて、前記送信部による前記測定用パケットの送信間隔を更新してもよい。
前記推定装置は、前記推定部が推定した前記スループットと、当該スループットを推定した時刻とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備え、前記送信制御部は、所定期間における前記スループットの変動が所定の範囲内である場合に前記送信間隔を更新してもよい。
前記送信部は、異なるサイズの前記測定用パケットを前記配信装置に送信し、前記推定部は、異なるサイズの前記測定用パケットのそれぞれについて、当該測定用パケットを送信してから、当該測定用パケットに対応する応答パケットを受信するまでの時間に基づいてスループットを推定し、前記送信制御部は、異なるサイズの前記測定用パケットのそれぞれに基づいて推定したスループットに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを一のサイズに更新してもよい。
前記推定部は、前記測定用パケットの送信数に対する前記応答パケットの受信数の割合を示すパケットロス率を算出し、前記送信制御部は、前記推定部が推定した前記スループットと、算出した前記パケットロス率とに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを更新してもよい。
前記推定装置は、前記送信制御部が前記サイズを更新した後に推定されたスループットに基づいて、前記推定装置が前記配信装置から動画データを受信する際に適している前記動画データの画質を判定する判定部をさらに備えてもよい。
前記判定部は、前記送信制御部がサイズを更新した後に推定されたスループットと、前記推定装置の処理能力とに基づいて前記画質を判定してもよい。
前記判定部は、前記送信制御部がサイズを更新した後に推定されたスループットと、前記推定装置が備える表示部の解像度とに基づいて前記画質を判定してもよい。
前記判定部は、前記送信制御部がサイズを更新した後に推定されたスループットと、前記推定装置が対応している通信方式とに基づいて前記画質を判定してもよい。
本発明の第2の態様に係る推定方法は、コンピュータにより実行される、データを配信する配信装置との間の通信路の品質を測定するための測定用パケットを前記配信装置に送信するステップと、前記測定用パケットを送信してから、前記配信装置が前記測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定するステップと、推定された前記スループットに基づいて、前記配信装置に送信する前記測定用パケットのサイズを更新するステップと、前記サイズが更新された後の前記測定用パケットを送信してから前記応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定するステップと、を備える。
本発明の第3の態様に係る推定プログラムは、コンピュータを、データを配信する配信装置との間の通信路の品質を測定するための測定用パケットを前記配信装置に送信する送信部、前記測定用パケットを送信してから、前記配信装置が前記測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する推定部、及び前記推定部が推定した前記スループットに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを更新する送信制御部、として機能させ、前記推定部は、前記送信制御部が前記サイズを更新した後の前記測定用パケットを送信してから前記応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する。
本発明によれば、通信環境によらず精度良くスループットを推定することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る通信システムの概要を示す図である。 本実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る推定装置が通信路の状況に適した動画データの画質を判定するまでの処理の流れを示すシーケンス図である。 RTTを構成する要素を示す図である。 通信環境が劣悪である場合の、異なるパケットサイズのそれぞれのRTTの実測例を示す図である。 通信環境が劣悪である場合の、異なるパケットサイズのそれぞれのスループットの実測例を示す図である。 第1モード〜第3モードの関係を示す図である。 測定用パケットの送信時刻と、パケットサイズとの関係を示す図である。パケットのサイズの増加量に対するRTTの増加量の算出結果に基づく直線を描画した図である。
<第1実施形態>
[通信システムSの概要]
図1は、第1実施形態に係る通信システムSの概要を示す図である。通信システムSは、推定装置1と、配信装置2とを備える。通信システムSは、推定装置1と、配信装置2との間の通信路のスループットを推定し、当該スループットに基づいて、推定装置1が配信装置2から動画データを受信する際に適している動画データの画質を判定するシステムである。
推定装置1は、配信装置2と無線により通信可能なスマートフォンやタブレット等の携帯端末である。配信装置2は、例えば、推定装置1のユーザ宅に設置されており、推定装置1と通信可能なSTB(Set Top Box)等のコンピュータであり、動画データ等の各種データを推定装置1に配信する。配信装置2は、例えば、無線LANのアクセスポイント(不図示)に有線で接続されており、アクセスポイントを介して推定装置1と通信を行う。
推定装置1は、ユーザから所定の操作を受け付けたことに応じて、通信路の品質を測定するための測定用パケットを配信装置2に送信し、配信装置2が測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信することにより、測定用パケットを送信してから応答パケットを受信するまでの往復遅延時間(Round Trip Time、以下、「RTT」という。)を測定する(図1の(1))。推定装置1は、測定したRTTに基づいて、推定装置1と、配信装置2との間の通信路のスループットを推定し(図1の(2))、当該スループットに基づいて、測定用パケットのパケットサイズを更新する(図1の(3))。このようにすることで、推定装置1は、測定用パケットのパケットサイズを、通信路の状況に適したパケットサイズに更新することができる。
推定装置1は、更新後のパケットサイズの測定用パケットを配信装置2に送信し、配信装置2が当該測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信することにより、RTTを測定する(図1の(4))。推定装置1は、測定したRTTに基づいて、推定装置1と、配信装置2との間の通信路のスループットを再度推定し(図1の(5))、当該スループットに基づいて、配信装置2から動画データを受信する際に適している動画データの画質を判定する(図1の(6))。通信路の状況に適したパケットサイズの測定用パケットに基づいて推定されたスループットは、通信路の状況が考慮されていないパケットサイズの測定用パケットに基づいて推定されたスループットに比べて精度が高いことから、推定装置1は、通信路の状況に適した動画データの画質を精度良く判定することができる。
以下、推定装置1の構成について説明する。
[推定装置1の構成例]
図2は、第1実施形態に係る推定装置1の構成を示す図である。
推定装置1は、入力部11と、表示部12と、無線部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
入力部11は、例えば、ボタンや、表示部12上に配置される接触センサ等により構成されており、推定装置1のユーザから操作入力を受け付ける。
表示部12は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイである。表示部12は、例えば、制御部15の制御に応じて、動画データの画質の判定画面を表示する。
無線部13は、例えば、無線によって配信装置2等の外部装置と通信を行う。具体的には、無線部13は、制御部15から出力された信号を変調してRF(Radio Frequency)信号を生成し、アンテナ(不図示)を介して当該RF信号を無線送信する。無線部13は、アンテナを介して受信したRF信号を復調し、復調により得られた信号を制御部15に出力する。
記憶部14は、例えば、ROM及びRAM等である。記憶部14は、推定装置1を機能させるための各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部14は、推定装置1の制御部15を、後述する送信部151、受信部152、推定部153、送信制御部154、及び判定部155として機能させる通信プログラムとしての画質判定用アプリケーションを記憶する。
制御部15は、例えばCPUである。制御部15は、記憶部14に記憶されている各種プログラムを実行することにより、推定装置1に係る機能を制御する。制御部15は、送信部151と、受信部152と、推定部153と、送信制御部154と、判定部155とを備える。
続いて、制御部15の機能の詳細について、シーケンス図を用いながら説明する。
図3は、第1実施形態に係る推定装置1が通信路の状況に適した動画データの画質を判定するまでの処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、送信部151が、配信装置2との通信路の品質を測定するための測定用パケットを配信装置2に複数回送信し、受信部152が、測定用パケットに応じて配信装置2から送信された応答パケットを受信する(S1)。
具体的には、送信部151は、入力部11がユーザから所定の操作を受け付けると、ICMP(Internet Control Message Protocol)のpingを実行することにより、エコー要求を行うパケットとしての測定用パケットを配信装置2に複数回数送信する。ここで、測定用パケットのサイズは、第1サイズ(例えば5000バイト)であり、測定用パケットの送信間隔は、第1送信間隔(例えば200ms)である。
なお、送信制御部154は、過去に測定したRTT及びパケットロス率に基づいて、配信装置2に送信する測定用パケットのサイズ及び送信間隔を設定するようにしてもよい。また、送信制御部154は、推定装置1が、配信装置2との通信を中継するアクセスポイントが発信する電波の受信電波強度や、アクセスポイントとのリンク速度に基づいて、測定用パケットのサイズ及び送信間隔を設定するようにしてもよい。また、送信制御部154は、推定装置1が検出したアクセスポイントの数や、配信装置2との通信を中継するアクセスポイントとの通信に用いる通信チャネルと同一の通信チャネル又は干渉する通信チャネルによって通信を行う他のアクセスポイントの数に基づいて、測定用パケットのサイズ及び送信間隔を設定するようにしてもよい。
配信装置2は、推定装置1から測定用パケットを受信したことに応じて、応答パケットを推定装置1に送信する。ここで、応答パケットのサイズは、測定用パケットのサイズと同じである。
受信部152は、配信装置2から送信された応答パケットを受信する。
推定部153は、送信部151が測定用パケットを送信してから、受信部152が当該測定用パケットに対応する応答パケットを受信するまでの時間、すなわちRTTに基づいて、推定装置1と配信装置2との間の通信路のスループットを推定する(S2)。
具体的には、推定部153は、送信部151が配信装置2に測定用パケットを送信してから、受信部152が当該測定用パケットに対応する応答パケットを配信装置2から受信すると、当該応答パケットを受信した時刻から当該測定用パケットを送信した時刻を減算することにより、RTTを測定する。続いて、推定部153は、以下の式(1)に基づいて、スループットTを推定する。
T[Mbps] = (S * 8 * 2) / (RTT * 1000) ・・・(1)
式(1)において、Sは測定用パケット及び応答パケットのサイズ[byte]である。また、RTTの単位は、ミリセカンドである。
ここで、測定用パケットのパケットサイズと、スループットとの関係について説明する。図4は、RTTを構成する要素を示す図である。図4に示すように、RTTは、推定装置処理時間(A)と、送信キュー処理時間(B)と、往路通信所要時間(C)と、配信装置処理時間(D)と、送信キュー処理時間(E)と、復路通信所要時間(F)と、推定装置処理時間(G)とから構成されている。
例えば、推定装置処理時間(A)は、推定装置1が測定用パケットを生成したり、測定用パケットを送信キューに入力したりする処理にかかる時間である。送信キュー処理時間(B)は、送信キューにおける待ち時間である。往路通信所要時間(C)は、推定装置1と配信装置2との間の通信路における測定用パケットの送信時間である。配信装置処理時間(D)は、配信装置2が測定用パケットを受信してから応答パケットを生成したり、応答パケットを送信キューに入力したりする処理にかかる時間である。送信キュー処理時間(E)は、送信キューにおける待ち時間である。復路通信所要時間(F)は、推定装置1と配信装置2との間の通信路における応答パケットの送信時間である。推定装置処理時間(G)は、測定用パケットの送信時刻と応答パケットの受信時刻とに基づいて推定装置1においてRTTを算出する処理にかかる時間である。
図4に示すように、RTTには、通信路のスループットに直接関係する往路通信所要時間(C)と、復路通信所要時間(F)との他に、通信路のスループットとは関係のない推定装置1における処理時間と、配信装置2における処理時間とが含まれる。このため、通信路の環境が良好であり、実際のスループットが大きい場合には、往路通信所要時間(C)と、復路通信所要時間(F)とが短くなり、推定部153が算出するRTTにおいて、通信路のスループットとは関係のない時間の占める割合が大きくなる。よって、実際のスループットよりも小さいスループットが算出されてしまう。
また、通信路の環境が劣悪であり、実際のスループットが小さい場合、測定用パケット及び応答パケットのパケットサイズが大きいと、配信装置2やアクセスポイントに設けられているバッファがオーバフローしてパケットロスが発生したり、パケットロスに伴うパケットの再送が発生したりして、推定部153が算出するRTTが、実際のスループットに対応するRTTよりも大きくなるという問題がある。このため、通信路の状況に応じて測定用パケット及び応答パケットのパケットサイズを適切に設定することが望まれる。
図5は、通信環境が劣悪である場合の、異なるパケットサイズのそれぞれのRTTの実測例を示す図である。図5(a)は、測定用パケット及び応答パケットのサイズを30KB、測定用パケットの送信間隔を200msとして、測定用パケット及び応答パケットを150回送信したときのRTTの値を示す図である。図5(b)は、測定用パケット及び応答パケットのサイズを6KB、測定用パケットの送信間隔を200msとして、測定用パケット及び応答パケットを150回送信したときのRTTの値を示す図である。両条件における試行回数は10回である。
図6は、通信環境が劣悪である場合に得られた異なるパケットサイズのRTTの値(図5に示すRTT)に対応するスループットの実測例を示す図である。図6には、測定用パケット及び応答パケットのサイズを30KBとしたときのスループットの値と、測定用パケット及び応答パケットのサイズを6KBとしたときのスループットの値とが示されている。図5及び図6に示されるように、通信環境が劣悪である場合において、測定用パケット及び応答パケットのサイズを大きくすると、パケットの再送や送信キューにおける待ち時間の増大等が発生し、RTTが大きくなるとともに、スループットが低下することが確認できる。また、測定用パケット及び応答パケットのサイズを小さくすることにより、パケットの再送や送信キューにおける待ち時間の増大等の発生を抑制することができ、スループットの測定精度が向上していることが確認できる。
図3に説明を戻し、推定部153は、測定用パケットの送信数に対する応答パケットの受信数の割合を示すパケットロス率を算出する(S3)。具体的には、推定部153は、送信部151が測定用パケットを配信装置2に送信してから、受信部152が当該測定用パケットに対応する応答パケットを所定時間内に受信しなかった場合、測定用パケット又は応答パケットが通信途中に消失したものとする。推定部153は、推定装置1が配信装置2に送信した複数の測定用パケットのそれぞれに対応して応答パケットを取得できたか否かを判定することにより、パケットロス率を算出する。
続いて、送信制御部154は、推定部153が推定したスループットと、算出したパケットロス率とに基づいて、送信部151が送信する測定用パケットのサイズと、測定用パケットの送信間隔との少なくともいずれかを更新する(S4)。例えば、送信制御部154は、推定部153が、現在時刻から過去の所定時間(例えば、1秒)までの間に推定されたスループットの統計値(例えば、平均値や中央値)が、第1閾値(例えば、5Mbps)を超えるとともに、算出されたパケットロス率が第3閾値(例えば、20%)未満である場合、送信部151が送信する測定用パケットのサイズを第1サイズから第2サイズ(例えば、60000バイト)に更新する。また、送信制御部154は、推定部153が、スループットの統計値が、第2閾値(例えば、20Mbps)を超えるとともに、算出されたパケットロス率が第3閾値未満である場合、送信部151が送信する測定用パケットの送信間隔を第1送信間隔(例えば、200ms)から、第2送信間隔(例えば、50ms)に更新する。
また、推定部153が推定したスループットと、当該スループットを測定した時刻とを関連付けて記憶部14に記憶させておき、所定期間におけるスループットの変動が所定の範囲内である場合に、送信制御部154が送信間隔を更新するようにしてもよい。例えば、送信制御部154は、所定期間におけるスループットの変動が所定の範囲内である場合に、通信路のスループットが安定していることから、送信間隔を、現在の送信間隔よりも短い送信間隔に更新する。このようにすることで、送信間隔の更新後にスループットの推定にかかる時間を短縮することができる。
続いて、送信部151は、送信制御部154によって更新されたサイズの測定用パケットを、更新された後の送信間隔で配信装置2に複数回送信し、受信部152が、配信装置2から応答パケットを受信する(S5)。
続いて、推定部153は、送信制御部154が測定用パケットのサイズを更新した後の測定用パケットを送信してから応答パケットを受信するまでのRTTに基づいて、通信路のスループットを再び推定する(S6)。
続いて、判定部155は、送信制御部154が測定用パケットのサイズを更新した後に推定されたスループットに基づいて、推定装置1が配信装置2から動画データを受信する際に適している動画データの画質を判定する(S7)。例えば、判定部155は、現在時刻から過去の所定時間までの間に推定されたスループットの統計値が第1閾値(例えば、5Mbps)未満である場合には、動画データの画質を第1画質(例えば、低画質)であると判定し、第1閾値以上かつ第2閾値(例えば、20Mbps)未満である場合には、動画データの画質を第2画質(例えば、高画質)であると判定し、推定されたスループットが第2閾値以上である場合には、動画データの画質を第3画質(例えば超高画質)であると判定する。また、判定部155は、スループットの統計値が第1閾値よりも小さい所定の閾値(例えば、1Mbps)未満である場合には、動画データの視聴が困難であると判定してもよい。その後、推定装置1は、配信装置2に、判定した画質に対応する動画データの取得要求を行い、当該画質の動画データを受信する。
なお、判定部155は、送信制御部154が測定用パケットのサイズを更新した後に推定されたスループットと、推定装置1の処理能力とに基づいて画質を判定するようにしてもよい。例えば、判定部155は、推定装置1のCPUのクロック数を示す情報を取得し、当該CPUのクロック数に基づいて、推定装置1が、推定されたスループットに基づいて判定された画質で動画データを表示するのに十分な処理能力を有しているか否かを判定する。そして、判定部155は、当該判定結果に基づいて、十分な処理能力を有していないと判定した場合には、画質を一段階落とすようにしてもよい。例えば、判定部155は、スループットに基づいて受信に適した動画データの画質を高画質と判定していた場合において、十分な処理能力を有していないときには、受信に適した動画データの画質を低画質としてもよい。このようにすることで、推定装置1は、自身が十分な処理能力を有していない場合に、当該処理能力に合わせて画質を設定することができる。
また、判定部155は、送信制御部154が測定用パケットのサイズを更新した後に推定されたスループットと、推定装置1が備える表示部12の解像度とに基づいて画質を判定するようにしてもよい。例えば、判定部155は、推定装置1の表示部12の解像度を示す情報を取得し、当該解像度に適している画質を判定する。そして、判定部155は、送信制御部154がサイズを更新した後に推定されたスループットに基づいて判定した画質が、解像度に適している画質よりも大きい場合には、推定装置1が配信装置2から動画データを受信する際に適している動画データの画質を、解像度に適している画質とする。このようにすることで、推定装置1は、表示部12の解像度を考慮して画質を設定することができる。
また、判定部155は、送信制御部154が測定用パケットのサイズを更新した後に推定されたスループットと、表示部12の画面のサイズに基づいて画質を判定してもよい。例えば、判定部155は、推定装置1の表示部12の画面サイズを示す情報を取得し、当該画面サイズに適している画質を判定してもよい。このようにすることで、推定装置1は、表示部12の画面のサイズを考慮して画質を設定することができる。
また、判定部155は、送信制御部154がサイズを更新した後に推定したスループットと、推定装置1が対応している通信方式とに基づいて画質を判定するようにしてもよい。例えば、判定部155は、推定装置1又は推定装置1と配信装置2との通信を中継する中継装置が、所定の通信方式(例えば、IEEE 802.11ac)に対応していない場合には、動画データの画質を第3画質(例えば超高画質)であると判定しないようにしてもよい。このようにすることで、推定装置1は、自身が対応している通信方式に適した画質を選択することができる。
[第1実施形態における効果]
以上のとおり、第1実施形態に係る通信システムSでは、推定装置1は、測定用パケットを送信してから、配信装置2が測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信するまでの時間(RTT)に基づいて、通信路のスループットを推定し、当該スループットに基づいて、送信する測定用パケットのサイズを更新し、更新した後の測定用パケットを送信してから応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、通信路のスループットを推定する。このように、推定装置1は、測定用パケットのパケットサイズを、通信路の状況に適したパケットサイズに更新し、当該パケットサイズの測定用パケットを配信装置2に送信することによって、通信環境によらず精度良くスループットを推定することができる。
また、推定装置1は、測定用パケットのサイズを更新した後に推定されたスループットに基づいて、自身が配信装置2から動画データを受信する際に適している動画データの画質を判定するので、通信路の状況に応じて、受信に適している動画データの画質を精度良く判定することができる。
<第2実施形態>
[動的に画質の判定を行う]
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、推定装置1は、パケットサイズを一度更新し、その後に推定されたスループットに基づいて、動画データの画質を判定した。しかしながら、通信路の状況によっては、時間の経過に応じてスループットが大きく変動することが考えられる。そこで、第2実施形態では、推定装置1が、パケットサイズ及び送信間隔を動的に更新し、更新された後のパケットサイズ及び送信間隔で測定用パケットを送信してスループットを推定する。以下、第1実施形態と異なる部分について説明を行う。第1実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
第2実施形態において、送信制御部154は、判定部155により画質の判定が行われ、第1時間(例えば1分)が経過した後、測定用パケット及び応答パケットのパケットサイズ及び送信間隔を更新する。具体的には、送信制御部154は、測定用パケット及び応答パケットのパケットサイズ及び送信間隔がそれぞれ異なる送信モードである第1モード、第2モード及び第3モードの間を遷移することにより、測定用パケット及び応答パケットのパケットサイズ及び送信間隔を動的に更新する。
図7は、第1モード〜第3モードの関係を示す図である。第2実施形態において、送信部151が配信装置2に最初に測定用パケットを送信する場合、送信モードは、例えば第1モードに設定されている。第1モードにおける測定用パケットのパケットサイズは、「小」、すなわち、第1サイズ(例えば、5000バイト)であり、送信間隔は、「長」、すなわち、第1送信間隔(例えば、200ms)である。送信制御部154は、第1モードで測定用パケットを送信した結果に基づいて推定されたスループットが第1閾値(例えば、5Mbps)以上、かつ、算出されたパケットロス率が第3閾値(例えば、20%)未満である場合、送信モードを第2モードに遷移させる。第2モードにおける測定用パケットのパケットサイズは、「大」、すなわち、第2サイズ(例えば、65500バイト)であり、送信間隔は、「長」、すなわち、第1送信間隔である。
送信制御部154は、第2モードで測定用パケットを送信した結果に基づいて推定されたスループットが第2閾値(例えば、20Mbps)以上、かつ、算出されたパケットロス率が第3閾値未満である場合、送信モードを第3モードに遷移させる。第3モードにおける測定用パケットのパケットサイズは、「大」、すなわち、第2サイズであり、送信間隔は、「短」、すなわち、第2送信間隔(例えば、50ms)である。また、送信制御部154は、第2モードで測定用パケットを送信した結果に基づいて推定されたスループットが第1閾値未満、又は、算出されたパケットロス率が第4閾値(例えば、50%)以上である場合、送信モードを第1モードに遷移させる。
送信制御部154は、第3モードで測定用パケットを送信した結果に基づいて推定されたスループットが第2閾値未満、かつ、算出されたパケットロス率が第4閾値以上である場合、送信モードを第2モードに遷移させる。
そして、判定部155は、送信制御部154がサイズを更新した後に推定されたスループットに基づいて、推定装置1が配信装置2から動画データを受信する際に適している動画データの画質を判定する。
なお、送信制御部154は、各通信モードの切り替え頻度を抑制するために、第1モードから第2モードへの遷移に用いる第1閾値と、第2モードから第1モードへの遷移に用いる第1閾値とを異なる値としてもよい。例えば、第1モードから第2モードへの遷移に用いる閾値を、第1閾値に第1の値だけ加算した値とし、第2モードから第1モードへの遷移に用いる閾値を、第1閾値から第1の値(例えば、1Mbps)だけ減算した値としてもよい。同様に、第2モードから第3モードへの遷移に用いる閾値を、第2閾値に第2の値(例えば、5Mbps)だけ加算した値とし、第3モードから第2モードへの遷移に用いる閾値を、第2閾値から第2の値だけ減算した値としてもよい。また、送信制御部154は、切り替え頻度を抑制するために、他の通信モードに遷移してから所定回数までの通信モードに係る遷移の判定では、第1の値及び第2の値を一時的に高くするようにしてもよい。また、送信制御部154は、他の通信モードに遷移してから予め定められた待機時間が経過するまで、スループットの推定を行わないようにしてもよい。このようにすることで、推定装置1は、切り替えの頻度を低減させることができる。
[第2実施形態における効果]
以上のとおり、第2実施形態に係る通信システムSでは、推定装置1は、パケットサイズ及び送信間隔を動的に更新し、更新された後のパケットサイズ及び送信間隔で測定用パケットを送信してスループットを推定する。このようにすることで、推定装置1と配信装置2との間の通信路の状態が不安定な場合であっても、それぞれの時間における通信路の状態に基づいてスループットを推定することができる。これにより、通信路の状況に応じて、動画データの受信に適した画質を精度良く判定することができる。
[第2実施形態の変形例]
なお、第2実施形態では、送信制御部154は、送信モードを第1モード〜第3モードの間で遷移させることにより、パケットサイズを更新することとしたが、これに限らない。例えば、TCP/IPの輻輳制御と同様の手法でパケットサイズを動的に変更するようにしてもよい。
例えば、送信制御部154は、TCP/IPの輻輳制御において用いられるスロースタートアルゴリズム及び輻輳回避アルゴリズムを利用して測定用パケットのパケットサイズを動的に変更してもよい。図8は、測定用パケットの送信時刻と、パケットサイズとの関係を示す図である。
まず、送信制御部154は、パケットサイズを第1サイズとし、スロースタートアルゴリズムを用いてパケットサイズを変更する。具体的には、送信部151が第1サイズの測定用パケットを送信して、受信部152が当該測定用パケットに対応する応答パケットを受信すると、送信制御部154は、パケットサイズを現在のサイズの2倍のサイズに変更する。その後、送信制御部154は、パケットのサイズが所定サイズを超えるか、受信部152が所定時間(例えば2秒)以内に応答パケットを受信しなくなるまで、スロースタートアルゴリズムを用いてパケットサイズを現在のサイズの2倍のサイズに変更する。図8に示す例では、送信制御部154は、送信を開始してから時間がT1[ms]経過するまでスロースタートアルゴリズムを利用してパケットサイズを変更する。
送信制御部154は、パケットのサイズが所定サイズを超えると、輻輳回避アルゴリズムを利用してパケットサイズを変更する。具体的には、送信制御部154は、新たに送信する測定用パケットのパケットサイズを、現在のサイズに所定量加算したサイズに変更する。図8に示す例では、送信制御部154は、送信を開始してから時間がT1[ms]経過すると、輻輳回避アルゴリズムを利用してパケットサイズを変更する。これにより、新たに送信する測定用パケットのパケットサイズは、線形的に増加する。
そして、送信制御部154は、受信部152が所定時間以内に応答パケットを受信しなくなるパケットロス又は輻輳が発生したと判定し、パケットのサイズを現在のサイズの半分のサイズに変更する。その後、送信制御部154は、受信部152が所定時間以内に応答パケットを受信すると、新たに送信する測定用パケットのパケットサイズを、現在のサイズに所定量加算したサイズに変更する。図8に示す例では、送信制御部154は、送信を開始してから時間がT2[ms]経過したとき、及びT3[ms]経過したときに、輻輳が発生したと判定し、パケットのサイズを現在のサイズの半分のサイズに変更する。
このように、TCP/IPの輻輳制御において用いられるスロースタートアルゴリズム及び輻輳回避アルゴリズムを利用して測定用パケットのパケットサイズを動的に変更することにより、推定装置1は、通信路の環境に適したパケットサイズを動的に更新することができる。
<第3実施形態>
[第1サイズの測定用パケットと第2サイズの測定用パケットとを混合して配信装置2に送信する]
続いて、第3実施形態について説明する。第1実施形態では、推定装置1は、配信装置2に最初に第1サイズの測定用パケットを送信し、スループットを推定した。これに対して、第3実施形態では、異なるサイズの測定用パケットを配信装置2に一度に送信する点で第1実施形態と異なる。
第3実施形態において、送信部151は、入力部11がユーザから所定の操作を受け付けると、異なるサイズの測定用パケットを配信装置2に送信する。例えば、送信部151は、第1サイズの測定用パケットと、第2サイズの測定用パケットを交互に配信装置2に送信する。
推定部153は、異なるサイズの測定用パケットのそれぞれについて、送信部151が当該測定用パケットを送信してから、受信部152が当該測定用パケットに対応する応答パケットを配信装置2から受信するまでの時間に基づいてRTTを測定し、複数のRTTのそれぞれについて、スループットを推定する。例えば、推定部153は、第1サイズの測定用パケットに基づいてスループットを推定するとともに、第2サイズの測定用パケットに基づいてスループットを推定する。
続いて、送信制御部154は、異なるサイズの測定用パケットのそれぞれに基づいて推定したスループットに基づいて、送信部151が送信する測定用パケットのサイズを一のサイズに更新する。
[第3実施形態における効果]
以上のとおり、第3実施形態に係る通信システムSでは、推定装置1は、異なるサイズの測定用パケットのそれぞれに基づいて推定したスループットを推定し、当該スループットに基づいて、測定用パケットのサイズを一のサイズに特定する。
異なるパケットサイズのそれぞれで、スループットを推定する場合、通信環境が良好であれば、パケットサイズが相対的に大きい測定用パケットで推定したスループットのほうが、パケットサイズが相対的に小さい測定用パケットで推定したスループットに比べて大きくなり、通信環境が劣悪であれば、パケットサイズが相対的に小さい測定用パケットで推定したスループットのほうが、パケットサイズが相対的に大きい測定用パケットで推定したスループットに比べて大きくなる。したがって、推定装置1は、一度に、異なるパケットサイズのそれぞれでスループットを推定することにより、環境に適したパケットサイズを精度良く特定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1・・・推定装置、11・・・入力部、12・・・表示部、13・・・無線部、14・・・記憶部、15・・・制御部、151・・・送信部、152・・・受信部、153・・・推定部、154・・・送信制御部、155・・・判定部、2・・・配信装置、S・・・通信システム

Claims (11)

  1. データを配信する配信装置との間の通信路の品質を測定するための測定用パケットを前記配信装置に送信する送信部と、
    前記測定用パケットを送信してから、前記配信装置が前記測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する推定部と、
    前記推定部が推定した前記スループットに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを更新する送信制御部と、
    を備え、
    前記推定部は、前記送信制御部が前記サイズを更新した後の前記測定用パケットを送信してから前記応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する、
    推定装置。
  2. 前記送信制御部は、前記推定部が推定した前記スループットに基づいて、前記送信部による前記測定用パケットの送信間隔を更新する、
    請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記推定部が推定した前記スループットと、当該スループットを推定した時刻とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備え、
    前記送信制御部は、所定期間における前記スループットの変動が所定の範囲内である場合に前記送信間隔を更新する、
    請求項2に記載の推定装置。
  4. 前記送信部は、異なるサイズの前記測定用パケットを前記配信装置に送信し、
    前記推定部は、異なるサイズの前記測定用パケットのそれぞれについて、当該測定用パケットを送信してから、当該測定用パケットに対応する応答パケットを受信するまでの時間に基づいてスループットを推定し、
    前記送信制御部は、異なるサイズの前記測定用パケットのそれぞれに基づいて推定したスループットに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを一のサイズに更新する、
    請求項1又は2に記載の推定装置。
  5. 前記推定部は、前記測定用パケットの送信数に対する前記応答パケットの受信数の割合を示すパケットロス率を算出し、
    前記送信制御部は、前記推定部が推定した前記スループットと、算出した前記パケットロス率とに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを更新する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の推定装置。
  6. 前記送信制御部が前記サイズを更新した後に推定されたスループットに基づいて、前記推定装置が前記配信装置から動画データを受信する際に適している前記動画データの画質を判定する判定部をさらに備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の推定装置。
  7. 前記判定部は、前記送信制御部がサイズを更新した後に推定されたスループットと、前記推定装置の処理能力とに基づいて前記画質を判定する、
    請求項6に記載の推定装置。
  8. 前記判定部は、前記送信制御部がサイズを更新した後に推定されたスループットと、前記推定装置が備える表示部の解像度とに基づいて前記画質を判定する、
    請求項6又は7に記載の推定装置。
  9. 前記判定部は、前記送信制御部がサイズを更新した後に推定されたスループットと、前記推定装置が対応している通信方式とに基づいて前記画質を判定する、
    請求項6から8のいずれか1項に記載の推定装置。
  10. コンピュータにより実行される、
    データを配信する配信装置との間の通信路の品質を測定するための測定用パケットを前記配信装置に送信するステップと、
    前記測定用パケットを送信してから、前記配信装置が前記測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定するステップと、
    推定された前記スループットに基づいて、前記配信装置に送信する前記測定用パケットのサイズを更新するステップと、
    前記サイズが更新された後の前記測定用パケットを送信してから前記応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定するステップと、
    を備える推定方法。
  11. コンピュータを、
    データを配信する配信装置との間の通信路の品質を測定するための測定用パケットを前記配信装置に送信する送信部、
    前記測定用パケットを送信してから、前記配信装置が前記測定用パケットに応じて送信した応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する推定部、及び
    前記推定部が推定した前記スループットに基づいて、前記送信部が送信する前記測定用パケットのサイズを更新する送信制御部、
    として機能させ、
    前記推定部は、前記送信制御部が前記サイズを更新した後の前記測定用パケットを送信してから前記応答パケットを受信するまでの時間に基づいて、前記通信路のスループットを推定する、
    推定プログラム。

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