JP6479950B1 - アカウント名寄せシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の外部サービスで用いられるアカウントの名寄せを行うアカウント名寄せシステムを提供する。【解決手段】 本発明によるアカウント名寄せシステムは、外部サービスから取得したデータを統合するデータ統合装置と、データ統合装置で統合されたデータを格納する統合データ記憶装置と、統合データ記憶装置に格納されたデータを用いてアカウントの名寄せを行う名寄せ装置と、名寄せ装置で名寄せされたデータを格納する名寄せデータ記憶装置と、統合データ記憶装置及び名寄せデータ記憶装置に格納されたデータに基づいてユーザ端末にデータの表示を行う統合サービス提供装置とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、アカウント名寄せシステムに関し、特に、同一人物や同一グループが所有する、電子メール、カレンダー、SNS等の複数種類のアカウントを統合するアカウント名寄せシステムに関する。
近年、モバイルデバイスやクラウドの発展により、同じ目的・機能を有するサービスが増加し、一人の人物が複数のサービスを併用することが一般的なものとなっている。また、サービスを利用するための機器や利用環境も、現行のPC、タブレット、スマートフォンだけでなく、今後は、音声認識アシスタント、自動運転プラットフォーム、IoT機器等、さらに多くのプラットフォームが登場し、その上にソフトウェアが乱立する状況が続くと予想される。
このような状況は、利便性を享受できる一方で、サービス過多、通知過多、情報の重複や分散といった問題を生じ、作業の非効率化と情報の質の低下を招くおそれがある。また、新しいプラットフォームの登場により、今後さらに上記のような問題の顕在化、複雑化が進むと考えられる。
その一因として、同一人物や同一グループが、複数のサービスを利用するために複数のアカウントを所有していることが挙げられる。例えば、人物Aが4つの電子メールアドレスe1、e2、e3、e4を所有していた場合に、人物Bが人物Aの電子メールアドレスe1とe3にメッセージPを送信し、人物Aが電子メールアドレスe3のみから返信をしたとする。後日、人物Aが電子メールアドレスe1を閲覧すると、人物BからのメッセージPに対して返信をしたという履歴は残っていない。そのため、人物Aが人物Bに対して返信をしたか否かを失念した場合には、人物Aはもう一方の電子メールアドレスe3の履歴を確認しなければならないという問題がある。
また、例えば、人物Aが3つのSNSを異なるニックネームa1、a2、a3で利用し、人物Bが4つのSNSを異なるニックネームb1、b2、b3、b4で利用している場合に、どのニックネームが誰のものであるのかを記憶しておくことは困難である。そのため、ニックネームa1、a2、b3からメッセージを受け取った場合に、それらが同一人物からのものであるか否かを判断するのは煩雑である。
このように、複数のサービスごとに異なるアカウントが用意される状況において、複数のサービスを連携させ、多数の人物とコミュニケーションを図るには、アカウントの名寄せは重要な課題であり、スマートな名寄せシステムが求められる。
特開2016−118931号公報
ネットワークを利用するユーザの名寄せを課題とするものとして、特許文献1では、ユーザ端末のブラウザから取得したブラウザ情報に基づいて、当該ブラウザ情報に対応するユーザ同士の類似度を判定し、類似度が所定の閾値以上である場合に、そのユーザ同士を同一のユーザとして名寄せする名寄せ装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1は、サービス提供者が、ユーザ端末のブラウザから得られる情報からユーザが過去にネットオークション等で不正な取引を行った者であるか否か等を審査し、不正な取引を行うおそれがあると認められるユーザの利用や登録を排除するために、複数の異なるアカウントを用いて出品を行う業者やユーザを同一人と特定するためのものであり、電子メールやSNS等の複数のサービスを連携させて利用するためにアカウントの名寄せを行うものではない。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、電子メールやSNS等の複数のサービスを連携させて利用するためのアカウント名寄せシステムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明では、同一人物や同一グループが所有する、電子メール、カレンダー、SNS等の複数種類のアカウントを統合する、アカウント名寄せシステムを提供する。
本発明によるアカウント名寄せシステムでは、複数の外部サービスで用いられる複数のアカウントが同一人物のアカウントであった場合にアカウントの名寄せを行い、名寄せ後のアカウントに基づいて、複数の外部サービスをあたかも一つのサービスを利用しているように複数の外部サービスからのデータを人物単位でまとめる。例えば、また、ユーザの友人が複数サービスを利用していたとしても、一つのタイムラインに統合することができる。これは同一人物が持つ複数サービスを統合できるだけでなく、同系列のメルマガや購入履歴をまとめることを意味する。
本発明によるアカウント名寄せシステムでは、外部サービスAと外部サービスBとを連携したとき、外部サービスAと外部サービスBとの間で横断的にデータの見直しがされ、自分自身のデータはどれであるかを特定する。これにより、(1)ユーザ自身の情報、(2)ユーザがやり取りした相手の情報、(3)ユーザが複数人で共有した情報、(4)他人だが同一人物や同系列の情報等を識別し、情報のフィルタリングやまとめを効率的に行う。
本発明によるアカウント名寄せシステムでは、(1)統合、(2)フィルタリング、(3)学習、(4)分類、(5)抽出、(6)リマインド、及び(7)リコメンドの処理を行う。統合やフィルタリングが完了した時点で、学習や分類、リコメンド等の次の工程へと進むため、より高度な効率化と名寄せを実現することが可能である。
本発明の第1の態様では、外部サービスから取得したデータを統合するデータ統合装置と、データ統合装置で統合されたデータを格納する統合データ記憶装置と、統合データ記憶装置に格納されたデータを用いてアカウントの名寄せを行う名寄せ装置と、名寄せ装置で名寄せされたデータを格納する名寄せデータ記憶装置と、統合データ記憶装置及び名寄せデータ記憶装置に格納されたデータに基づいてユーザ端末にデータの表示を行う統合サービス提供装置とを備えるアカウント名寄せシステムを提供する。
本発明によれば、複数のサービスごとに異なるアカウントが用意される状況において、複数のサービスからのデータに基づいて、効率的なアカウントの名寄せを行うことができる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
図1は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステム全体を示す概念図である。 図2は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの名寄せ処理の例を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの処理の流れを示す図である。 図4は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの表示画面のうち、タイムラインの初期状態の一例を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの表示画面のうち、名寄せ画面の一例を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの表示画面のうち、名寄せ後のタイムラインの一例を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施例による統合されたデジタルコンテンツの表示画面の一例を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステム全体を示す概念図である。
アカウント名寄せシステム1は、データ統合装置10と、統合データ記憶装置20と、名寄せ装置30と、名寄せデータ記憶装置40と、統合サービス提供装置50とを含む。データ統合装置10は、外部サービス2により提供されるデータを統合し、統合したデータを統合データ記憶装置20に格納する。名寄せ装置30は、統合データ記憶装置20に格納されたデータを用いて、アカウントの名寄せを行い、名寄せ後のアカウント情報を名寄せデータ記憶装置40に格納する。統合サービス提供装置50は、統合データ記憶装置20に格納されたデータと、名寄せデータ記憶装置40に格納された名寄せ後のアカウント情報を取得し、ユーザ端末60に統合サービスで提供されるデータを表示する。
外部サービス2とは、例えば、1つ又は複数の電子メールサービス1、SNSサービス2、カレンダーサービス3、動画配信サービス4、ニュース配信サービス5、通信販売サービス46、配送サービス47等、インターネット(登録商標)等の公衆ネットワークを介して提供されるあらゆる種類のサービスである。外部サービス2により提供されるデータとは、送信者情報、受信者情報、メッセージ等が含まれる。
データ統合装置10は、1つ又は複数の外部サービス2から取得したデータを統合し、統合データ記憶装置20に格納する。データ統合装置10は、サーバ又はプロセッサである。
統合データ記憶装置20は、データ統合装置10で統合されたデータを記憶する。統合データ記憶装置20は、統合されたデータを記憶するデータベースであってもよい。
名寄せ装置30は、統合データ記憶装置20に格納されている統合されたデータを用いて名寄せを行う。名寄せ装置30は、サーバ又はプロセッサである。
名寄せデータ記憶装置40は、名寄せ装置30で名寄せ後のデータを格納する。名寄せデータ記憶装置40は、名寄せ後のデータを格納するデータベースであってもよい。
統合サービス提供装置50は、統合データ記憶装置20に格納されたデータと、名寄せデータ記憶装置40に格納された名寄せ後のアカウント情報を取得し、ユーザ端末60に統合サービスで提供されるデータを表示する。統合サービス提供装置50は、サーバ又はプロセッサである。
ユーザ端末60には、統合サービス提供装置50により提供されるサービスに基づいて、データが表示される。
図2は、本発明のアカウント名寄せシステムによる名寄せ処理の例を示す図である。
複数の外部サービスから5つの連絡先1〜5が抽出されたとする。図2の状態(a)は初期状態を示すものであり、連絡先1〜5のうち、連絡先1がユーザA1自身の連絡先である。初期状態である状態(a)においては、ユーザA1自身の連絡先である連絡先1以外の連絡先2〜5については、それぞれ友人C1〜C4の連絡先であると仮定されている。この状態(a)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身のアカウント1つと、友人のアカウントが4つ表示される。
図2の状態(b)は、状態(a)からの遷移の一例を示したものである。状態(b)は、連絡先2もユーザA1自身の連絡先であると判断された場合に、連絡先1と連絡先2がともにユーザA1の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(b)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身が2つの外部サービスで使用している2つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他に友人のアカウントが3つ表示される。
図2の状態(c)は、状態(b)からの遷移の一例を示したものである。状態(c)は、更に連絡先3もユーザA1自身の連絡先であると判断された場合に、連絡先1〜3がともにユーザA1の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(c)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身が3つの外部サービスで使用している3つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他に友人のアカウントが2つ表示される。
図2の状態(d)は、状態(c)からの遷移の一例を示したものである。状態(d)は、更に連絡先4もユーザA1自身の連絡先であると判断された場合に、連絡先1〜4がともにユーザA1の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(d)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身が4つの外部サービスで使用している4つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他に友人のアカウントが1つ表示される。
図2の状態(e)は、状態(d)からの遷移の一例を示したものである。状態(e)は、更に連絡先5もユーザA1自身の連絡先であると判断された場合に、連絡先1〜5がともにユーザA1の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(e)になると、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身の5つの外部サービスで使用している5つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、友人のアカウントは1つも表示されない。
図2の状態(f)は、状態(a)からの遷移の他の例を示したものである。状態(f)連は、連絡先2と連絡先3が同じ友人C1の連絡先であると判断された場合に、連絡先2と連絡先3がともに友人C1の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(f)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、友人C1が2つの外部サービスで使用している2つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他にユーザ自身の連絡先が1つと、その他の友人のアカウントが2つ表示される。
図2の状態(g)は、状態(f)からの遷移の一例を示したものである。状態(g)は、連絡先4と連絡先5が同じ友人C2の連絡先であると判断された場合に、連絡先4と連絡先5がともに友人C2の連絡先であるとして更に名寄せが行われた状態を示している。この状態(g)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、友人C2が2つの外部サービスで使用している2つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他にユーザ自身の連絡先が1つと、まとめられた友人C1の連絡先が1つ表示される。
図2の状態(h)は、状態(g)からの遷移の一例を示したものである。状態(h)は、連絡先2〜5が全て友人C1の連絡先であると判断された場合に、連絡先2〜5がともに友人C1の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(h)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、友人C1が4つの外部サービスで使用している4つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他にユーザ自身の連絡先が1つ表示される。このように、一度まとめられた連絡先同士が更にまとめられる場合もある。
図2の状態(i)は、状態(f)からの遷移の他の例を示したものである。状態(i)は、更に連絡先4も友人C1の連絡先であると判断された場合に、連絡先2〜4がともに友人C1の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(i)においては、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、友人C1が3つの外部サービスで使用している3つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他にユーザ自身の連絡先が1つと、その他の友人C2の連絡先が1つ表示される。
図2の状態(j)は、状態(h)からの遷移の一例を示したものである。状態(j)は、更に連絡先2もユーザA1自身の連絡先であると判断された場合に、連絡先1と連絡先2がともにユーザA1自身の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(j)では、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身の2つの外部サービスで使用している2つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他にまとめられた友人C1の連絡先が1つ表示される。
図2の状態(k)は、状態(j)からの遷移の一例を示したものである。状態(k)は、一度まとめられた友人C1の連絡先のうち、連絡先5のみが他の友人C2の連絡先であると判断された場合に、連絡先5が分離され、名寄せが一部解消された状態を示している。この状態(k)では、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身の2つの外部サービスで使用している2つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他にまとめられた友人C1の連絡先が1つと、友人C2の連絡先が1つ表示される。このように、一度名寄せがされたものについて、名寄せを一部解消することもできる。
図2の状態(l)は、状態(j)からの遷移の他の例を示したものである。状態(j)は、更に連絡先3もユーザA1自身の連絡先であると判断された場合に、連絡先1〜3がともにユーザA1自身の連絡先であるとして名寄せが行われた状態を示している。この状態(l)では、ユーザ端末60に表示されるタイムラインには、ユーザA1自身の3つの外部サービスで使用している3つのアカウントが一つにまとめられた状態で表示され、その他にまとめられた友人C1の連絡先が1つ表示される。
以上の通り、名寄せの例を図2を用いて説明したが、名寄せの例は図2の場合に限られず、その他のあらゆる状態及び状態の遷移の例を含み得る。
図3は、本発明によるアカウント名寄せシステムの処理の流れを示す図である。ステップS301では、データ統合装置10により外部サービスから取得したデータの統合が行われる。ステップS302では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30によりフィルタリングが行われる。ステップS303では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30により学習が行われる。ステップS304では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30によりデータの分類が行われる。ステップS305では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30によりデータの抽出が行われる。ステップS306では、名寄せデータ記憶装置40に格納されたデータについて統合サービス提供装置50によりリマインドが行われる。ステップS307では、名寄せデータ記憶装置40に格納されたデータについて統合サービス提供装置50によりリコメンドが行われる。
ステップS301では、データ統合装置10により外部サービスから取得したデータの統合が行われる。データの統合には、アカウントの統合、アドレス帳の統合、メッセージの統合、ニュースの統合が含まれる。
1.アカウントの統合
アカウントの統合では、図2を参照して説明した名寄せ処理を行う前段階の処理として、データ統合装置10は、複数の外部サービスからアカウントのデータを取得し、メールアドレスと、そのメールアドレスのユーザに関する情報とを紐付けて統合データ記憶装置20に格納する。ユーザに関する情報には、ユーザの氏名、電話番号、ユーザが所属するグループ等が含まれる。アカウントのデータは、各々の外部サービスで使用されているアドレス帳等から取得する。
2.コミュニケーション履歴の統合
コミュニケーション履歴の統合では、複数の外部サービスからコミュニケーション履歴を取得する。コミュニケーション履歴とは、例えば、ユーザAからユーザBに電話があった、ユーザAからユーザBにメールが送信された等のコミュニケーションの履歴を意味する。例えば、ユーザAがユーザBに電話をかけた場合、ユーザA側の履歴では、ユーザBに電話をかけたことが記録されており、ユーザB側の履歴では、ユーザAから電話がかかってきたことが記録されている。これらのコミュニケーション履歴は、実際には同じタイミングで行われた1つの出来事である。しかし、ユーザA側の履歴とユーザB側の履歴として2つの履歴に分かれて記録されている。コミュニケーション履歴の統合では、2つに分かれた履歴を、二人又は複数のユーザ間の1つのコミュニケーションとして統合する。統合されたコミュニケーション履歴は、データ統合装置10により統合データ記憶装置20に格納される。
3.メッセージの統合
メッセージの統合では、複数の外部サービスで送信されたメッセージと受信されたメッセージとを1つの同じメッセージとして統合する。統合されたメッセージは、データ統合装置10により統合データ記憶装置20に格納される。これにより、複数の外部サービスの送信箱および受信箱に別々に格納されていた対応する送信されたメッセージと受信されたメッセージとが1つにまとめられ、1つの対話を構成する送信されたメッセージと受信されたメッセージとを一度に閲覧、管理することが可能となる。
ここで、メッセージとは、典型的には電子メールのメッセージであるが、これに限られず、SNSのメッセージ、音声メールのメッセージ、インスタント・メールのメッセージ、動画によるメッセージ、写真や画像によるメッセージ等、あらゆる種類のメッセージであってもよい。
例えば、端末のユーザである「こあら」氏が、友人の「ひよこ」氏から「来週の金曜の午後は空いていますか?」というメッセージM1を電子メールで受信したとする。このメッセージM1は、「こあら」氏の端末の受信箱に格納される。このメッセージM1に対し、「こあら」氏が「はい、大丈夫です。」というメッセージM2を電子メールで「ひよこ」氏に送信した。このメッセージM2は、「こあら」氏の端末の送信箱に格納される。しかしながら、2日後に都合が悪くなった「こあら」氏が「ひよこ」氏に「先日の約束を来週の木曜の午前に変更させてください。」というメッセージM3を送信した。このメッセージM3は、「こあら」氏の端末の送信箱に格納される。このメッセージM3に対し、「ひよこ」氏は「来週の木曜は午後なら空いています。」というメッセージM4を「こあら」氏に送信した。このメッセージM4は「こあら」氏の端末の受信箱に格納される。このメッセージM4に対して「こあら」氏は、「では、木曜の午後で大丈夫です。」というメッセージM5を「ひよこ」氏に送信した。このメッセージM5は、「こあら」氏の端末の送信箱に格納される。後日、「こあら」氏が「ひよこ」氏との約束を確認しようとした場合、「こあら」氏は、自身の端末の受信箱から、「ひよこ」氏から受信したメッセージM1、M4を探し出して内容を確認し、端末の送信箱から「ひよこ」氏へ送信したメッセージM2、M3、M5を探し出して、最後のメッセージM5の内容を把握することが必要である。これらのメッセージM1〜M5の間には、他の友人や仕事先からの多数のメッセージや、他の話題についての「ひよこ」氏とのメッセージのやり取りが受信箱および送信箱に格納されているため、メッセージM1〜M5を探すことには手間がかかる。
メッセージの統合では、受信箱と送信箱にばらばらに格納されているメッセージM1〜M5の文脈を解析し、メッセージM1〜M5を一連の対話として認識し、1つのメッセージにまとめることができる。データ統合装置10は、メッセージの送受信の時刻からメッセージのやり取りを時系列に並べ、対話の開始、途中経過、結論のいずれに相当するメッセージであるかを判定するようにしてもよい。
メッセージの文脈を解析するために用いられる特定の単語は、予め定められ、統合データ記憶装置20に格納される。特定の単語は、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加することができる。また、名寄せ装置30による学習の結果として抽出された単語を、特定の単語として、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加するようにしてもよい。
4.ニュースの統合
ニュースの統合では、ニュース配信サービス等の複数の外部サービスから配信されたニュースからキーワードを電子メールの件名や本文から自動的に抽出し、同一のキーワードを含むニュースを統合する。また、同じ意味を持つキーワードは、1つのキーワードとして統合される。例えば、「自動販売機」と「自販機」は同じ1つのキーワードとして統合される。
ニュースから自動的に抽出されたキーワードは、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に格納される。ニュースの統合に用いるキーワードは、予め定められ、統合データ記憶装置20に格納されるようにしてもよい。また、ニュースの統合に用いるキーワードは、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加することができる。また、名寄せ装置30による学習の結果として抽出された単語を、キーワードとして、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加するようにしてもよい。
5.購入メールの統合
購入の統合では、通信販売サービス、オンライン・ショッピング、予約サービス等の複数の外部サービスにおける商品又はサービスの購入や予約に関する電子メールを統合する。例えば、異なるオンライン・ショッピングの店舗で同一の商品やサービスを購入した場合、同一の商品やサービスに関する電子メールであるとして自動的に名寄せがされる。例えば、店舗Aで購入した商品Pと店舗Bで購入した商品Pに関する電子メールのやり取りとは、同じ商品Pに関する電子メールのやり取りであるとして名寄せがされる。そのため、次回、同じ商品Pを追加で購入しようとした場合に、ユーザは、名寄せ後の商品Pに関するやり取りのメールを確認し、店舗Aと店舗Bのいずれで購入すべきかを比較して購入を検討することができる。
ある電子メールが購入メールであると判定するため送信元から判断される。また判定のための単語は、予め定められ、特定の単語としてカテゴリーごとに統合データ記憶装置20に格納される。また、購入メールから購入に関する商品名やサービス名を自動的に抽出し、購入メールに関する特定の単語として、統合データ記憶装置20に格納するようにしてもよい。特定の単語は、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加することができる。また、名寄せ装置30による学習の結果として抽出された単語を、特定の単語として、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加するようにしてもよい。
ステップS302では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30によりフィルタリングが行われる。フィルタリングでは、複数の外部サービスのアカウントやコミュニケーションの相手、件名、本文の内容等を自動的に解析し、例えば、広告メールやメールマガジン等を除いて、ユーザ間のコミュニケーションのメールのみを抽出するようにフィルタリングする。同様に、ECサイトなどの購入メールのみを抽出するようにフィルタリングすることができ、メールマガジンのみを抽出するようにフィルタリングすることもできる。どのような種類のメールのみを抽出するかは、各サービスの内容や画面への表示項目等に合わせて、自動的に取捨選択して表示されるようにしてもよい。
フィルタリングは、電子メールの件名に特定の単語が含まれているか否かを判定することにより行われるようにしてもよい。例えば、電子メールの件名オンライン・ショッピングの店舗名が記載されている場合に、その電子メールは商品の購入に関連する購入メールであると判定し、購入メールのカテゴリーに分類される。また、電子メールの件名又は送信者に、メールマガジンの発行者の名称又はアドレスが含まれている場合に、その電子メールはメールマガジンであると判定し、メールマガジンのカテゴリーに分類される。また、電子メールのアカウントやコミュニケーションの相手、件名の内容に、例えば「重要」、「至急」又はユーザにとって重要な単語等の特定の単語が含まれている場合に、その電子メールは重要メールであると判定し、重要メールのカテゴリーに分類される。重要メールであるか否かの判定は、連絡先がアドレス帳に登録されているか否か、過去に電子メールの送受信を行ったことがあるか否か等により行われるようにしてもよい。
特定の単語は、カテゴリーごとに予め定められ統合データ記憶装置20に格納されている。特定の単語は、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加することができる。また、名寄せ装置30による学習の結果として抽出された単語を、特定の単語として、カテゴリーごとに統合データ記憶装置20に新たに追加するようにしてもよい。
ステップS303では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30により学習が行われる。名寄せ処理の精度を高めるため、そのメッセージに対するユーザのアクションを学習し、次回の名寄せ処理に学習結果を反映することができる。ここで、ユーザのアクションとは、例えば、そのメッセージに対して返信をした、重要ではないとしてフラグを立てた、期待するアクションを取らなかった等の何らかのアクションを意味する。
学習には、例えば複数の電子メールの件名から、特定のカテゴリーに関する電子メールのやり取りで用いられる頻度の高い単語を学習し、特定の単語又はキーワードとして抽出することが含まれる。学習により抽出された特定の単語又はキーワードが、データの統合、フィルタリング又は名寄せに用いるための特定の単語又はキーワードとして統合データ記憶装置20に格納されていない場合は、新たな特定の単語又は新たなキーワードとして、統合データ記憶装置20にカテゴリーごとに格納するようにしてもよい。このような学習により、統合データ記憶装置20に格納された特定の単語又はキーワードは強化され、データ統合装置10でのデータの統合や、名寄せ装置30での名寄せ処理の精度を高める。
ステップS304では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30によりデータの分類が行われる。複数の外部サービスから取得した複数種類のデータについて、横断的にカテゴリー分類をする。メール、Todo、カレンダー、購買履歴、ECチケット、ニュース等の複数種類のサービスを対象に、あるキーワードによるカテゴリーに分類することができる。例えば、メールサービスから取得した「大雨警報」を知らせる通知メールと、ニュース配信サービスから取得した「天気予報」のニュースとを、「天気」というキーワードで分類することができる。
例えば、オンライン・ショッピング等における購入メールについては、さらに詳細なカテゴリーに分類するようにしてもよい。例えば、単に店舗からの広告を受け取っただけであるのか、購入意思が高い商品や、既に購入手続中又は購入済の商品であるのかに基づいて、その電子メールの重要度を判定するようにしてもよい。また、送受信の時刻から、現在、購入手続のどの段階まで進んでいるのかを時系列に沿って判定するようにしてもよい。例えば、ユーザが受信した電子メールが、購入メールに分類される場合に、メールの件名又は本文の内容から、商品購入後に注文内容を確認する注文内容確認メールであると判定するようにしてもよい。
分類されるカテゴリーは、例として、例えば、ビジネス、XX会社、オンライン・ショッピング、オンライン・チケット、デジタルコンテンツ、旅行、レストラン、マネー等が含まれる。商品やサービスについては、さらに、本、美容、家電、食料品等の第二階層のカテゴリーとして分類するようにしてもよい。
ステップS305では、統合データ記憶装置20に格納されたデータについて名寄せ装置30によりデータの抽出が行われる。複数の外部サービスから取得したデータについて、その外部サービスの内容に応じて、その外部サービスの提供に必要な特定の情報のみを抽出してユーザに分かりやすく提示する。例えば、購入履歴については、購入日、商品名、金額、配達日、ポイント、クーポンの情報のみを抽出して提示する。旅行については、目的地、金額、および日程の情報のみを抽出して提示する。即ち、データから不必要な情報を省いて抽出し、ユーザに提示する。
ステップS306では、名寄せデータ記憶装置40に格納されたデータについて統合サービス提供装置50によりリマインドが行われる。名寄せ処理が完了した後に、ユーザによる何らかのアクションが必要になったときに、そのアクションを行うべき直前や前日に、スマートフォンやPC等のユーザ端末に対して、アラートの通知を送信し、ユーザがそのアクションを行うことを失念することを防ぐ。名寄せ処理が完了しているため、無駄なリマインドが通知されることを防ぐことができる。リマインドは、統合サービス提供装置50がユーザ端末60に通知を送信することにより行われる。
統合サービス提供装置50は、リマインドを行う際に、前記統合データ記憶装置20又は名寄せデータ記憶装置40に格納された過去のメッセージのやり取りの履歴を解析し、ユーザが取るべき未来の行動又はユーザが取らなければならない未来の行動を予測するようにしてもよい。例えば、電子メールの本文等に含まれていた配達情報や航空券、映画のチケット、予約に関する情報から、配達日、搭乗日、鑑賞日、予約日等、ユーザが行動を取るべき日の前日又は当日等にリマインドを通知するようにしてもよい。
統合サービス提供装置50は、リマインドを行う際に、過去のメッセージのやり取りの履歴を解析し、ユーザのルーチン行動、即ち、一定のパターンや周期に沿って行われる行動を抽出し、その行動を取るべき日を予測するようにしてもよい。例えば、購入メールの履歴から、定期的に購入している商品を抽出し、その商品の購入間隔を判定し、次の購入予定日を予測し、購入予定日の前日又は当日等にリマインダを行うようにしてもよい。
ステップS307では、名寄せデータ記憶装置40に格納されたデータについて統合サービス提供装置50によりリコメンドが行われる。ここで、リコメンドとは、ユーザが取るべき行動をユーザに勧めることを意味する。例えば、連絡を取るべき人に連絡を取ること、読むべきニュースを読むこと、やるべきタスクを行うこと、返信すべきメールに返信すること等をユーザに勧めて、行動を促す。リコメンドは、統合サービス提供装置50がユーザ端末60に通知を送信することにより行われる。リコメンドは、名寄せ処理が完了した後に行われるため、無駄なリコメンドを防ぐことができる。
統合サービス提供装置50は、アカウント名寄せシステム1の全体の情報や履歴から、ユーザと同様の嗜好や行動パターンを有する他のユーザを類似のユーザとして抽出し、抽出された類似のユーザの行動と同様の行動を取ることをユーザに勧める。即ち、類似のユーザの行動と同様の行動に関する情報をユーザ端末60に通知する。例えば、旅行を好むユーザAが、翌月の観光ツアーのカタログを注文する電子メールを送信した場合、ユーザAに類似する類似のユーザBに対して、同じ観光ツアーのカタログの注文をリコメンドするようにしてもよい。また、例えば、アカウント名寄せシステム1の全体の情報や履歴、特に、統合データ記憶装置20及び名寄せデータ記憶装置40に格納された情報を解析した結果、旅行や映画館に行く頻度が多いユーザはグルメ情報を好む傾向があるとの情報が得られた場合には、旅行や映画館に行く頻度が多いと分析されたユーザに対して、グルメ情報をリコメンドするようにしてもよい。
図4〜図6は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの表示画面の一例を示す図である。
図4は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの表示画面のうち、タイムライン400の初期状態の一例を示す図である。
図4の401〜404は、この端末のユーザである「こあら」が、「くじら」、「ひよこ」、「ぶた」、「かえる」の4人からそれぞれメッセージを受け取ったことを示している。例えば、401の矢印は、「くじら」からこの端末のユーザである「こあら」へメッセージが送信されたことを示している。同様に、402の矢印は「ひよこ」から「こあら」へメッセージが送信されたことを示し、403の矢印は「ぶた」から「こあら」へメッセージが送信されたことを示し、404の矢印は「かえる」から「こあら」へメッセージが送信されたことを示している。
また、図4の405〜409は、複数の連絡先を含むグループから、この端末のユーザを含む複数の連絡先にメッセージが送信されたことを示している。例えば、405の矢印は、「ひよこ」と「くじら」を構成員として含む「ひよこ,くじら」という名称のグループから、「こあら」と「くじら」に対してメッセージが送信されたことを示している。同様に、406の矢印は、「ぶた」と「くじら」を構成員として含む「ぶた,くじら」という名称のグループから「こあら」と「くじら」に対してメッセージが送信されたことを示している。407の矢印は、「かえる」と「くじら」を構成員として含む「かえる,くじら」という名称のグループから「こあら」と「くじら」に対してメッセージが送信されたことを示している。408の矢印は、「ひよこ」と「くじら」を構成員として含む「ひよこ,くじら」という名称のグループから「こあら」と「ひよこ」に対してメッセージが送信されたことを示している。409の矢印は「ぶた」と「ひよこ」を構成員として含む「ぶた,ひよこ」という名称のグループから「こあら」と「ひよこ」に対してメッセージが送信されたことを示している。
このように、図4のタイムライン400は、この端末のユーザが受信した複数のメッセージを時系列に表示する。好ましくは、表示されるメッセージのうち最も新しいメッセージが画面の最も上に表示され、最も古いメッセージが画面の最も下に表示されるが、これに限られず、ユーザが設定することにより変更できるようにしてもよい。
図5は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの表示画面のうち、名寄せ画面500の一例を示す図である。
図5の501は、名寄せ後のアイコンおよび名称を示している。図5の例では、名寄せ後の名称は「ぶた,ひよこ,くじら」であり、「ぶた」のアイコンが割り当てられている。502、503および504は、「ぶた,ひよこ,くじら」に含まれる連絡先のアドレスを示している。502〜504の3つの連絡先が「ぶた,ひよこ,くじら」として名寄せされている。
名寄せは、名寄せ装置30により自動的に行われて、その結果が図5のような画面として表示されるが、505の「連絡先を追加」をクリックすることで、名寄せする連絡先を手動で追加できるようにしてもよい。
図6は、本発明の第1の実施例によるアカウント名寄せシステムの表示画面のうち、名寄せ後のタイムライン600の一例を示す図である。
図6は、図4の初期状態のタイムラインに対して、図5の名寄せ処理を行った後のタイムライン600を示している。601の矢印は、図5で名寄せされた「ぶた,ひよこ,くじら」の「くじら」のアドレスから、この端末のユーザである「こあら」にメッセージが送信されたことを示している。602の矢印は、「かえる」から「こあら」にメッセージが送信されたことを示している。「かえる」については、図5において名寄せの対象とされていないため、図4の404がそのまま残されている。603の矢印は、「かえる」と「ぶた,ひよこ,くじら」を構成員とする「かえる,ぶ,ひよこ,くじら」という名称のグループから、「こあら」と「くじら」に対してメッセージが送信されたことを示している。604の矢印は、「ぶた,ひよこ,くじら」と「かえる」を構成員とする「ぶた,ひよこ,くじら,かえる」という名称のグループから、「こあら」と「ひよこ」に対してメッセージが送信されたことを示している。605の矢印は、「ぶた,ひよこ,くじら」と「かえる」を構成員とする「ぶた,ひよこ,くじら,かえる」という名称のグループから、「こあら」と「くじら」と「ひよこ」に対してメッセージが送信されたことを示している。同様に、606の矢印は「ぶた,ひよこ,くじら,かえる」から「こあら」と「ぶた」に対してメッセージが送信されたことを示し、607の矢印は「ぶた,ひよこ,くじら,かえる」から「こあら」と「くじら」と「ぶた」に対してメッセージが送信されたことを示し、608の矢印は「ぶた,ひよこ,くじら,かえる」から「こあら」と「ひよこ」と「ぶた」に対してメッセージが送信されたことを示し、609の矢印は「ぶた,ひよこ,くじら,かえる」から「こあら」と「くじら」と「ひよこ」と「ぶた」に対してメッセージが送信されたことを示している。
このように、名寄せを行うことで、一つのタイムラインに実質的により多くの情報を集約して表示することができる。
実施例1では、電子メールの連絡先を統合する機能について説明したが、実施例2では、実施例1と同じアカウント名寄せシステム1を用いて、電子メールに含まれるデジタルコンテンツの購入履歴から、ユーザが購入したデジタルコンテンツを統合する機能について説明する。
電子メールには、動画配信サービス4、ニュース配信サービス5、通信販売サービス46、配送サービス47等の外部サービス2において提供されるデジタルコンテンツの購入確認メール等が含まれる。ここで、デジタルコンテンツとは、例えば、写真等の画像、動画、音楽、音声ファイル、ラジオ、電子書籍、漫画等、あらゆる種類のデジタルコンテンツをいう。
従来のシステム又はサービスにおいては、ユーザが複数の外部サービス2から、動画や音楽、電子書籍等のデジタルコンテンツを購入した場合、購入したデジタルコンテンツを視聴又は閲覧するためには、それぞれのデジタルコンテンツの購入元である外部サービス2にログインすることが必要となる。このような状況においては、例えば、動画Aを視聴するためには「AA」という動画配信サービスにログインし、ログインした動画配信サービス「AA」のページあるいはインタフェースから動画Aを視聴する必要があり、動画Bを視聴するためには「BB」という他の動画配信サービスにログインし、ログインした動画配信サービス「BB」のページあるいはインタフェースから動画Bを視聴する必要がある。このように、同じ「動画」というジャンルであるにも関わらず、動画Aに続いて動画Bを視聴したい場合には、異なる動画配信サービスへログインし、異なるページ又はインタフェースを介して、動画を視聴することが必要になる。即ち、同じジャンルのデジタルコンテンツが、複数の異なる外部サービス2に散らばった状態となっている。
一方、本発明によるアカウント名寄せシステム1を用いて、複数の異なる外部サービス2に散らばった複数のデジタルコンテンツをジャンルごとに統合し、一つのまとまったページあるいはインタフェースを介して視聴又は閲覧することが可能となる。即ち、本発明によるアカウント名寄せシステム1は、電子メールを介して蓄積された動画や音楽、電子書籍等の複数のデジタルコンテンツのハブとして機能する。これにより、複数のクラウドサービスを横断した仮想の本棚(ライブラリ)を提供することができる。仮想の本棚(ライブラリ)には仮想のパッケージあるいは表紙が表示さる。予め外部サービス2にログインしておくことにより、本棚に表示された仮想のパッケージあるいは表紙をクリックのみで、動画や音楽、電子書籍等のデジタルコンテンツを視聴又は閲覧することができる。
デジタルコンテンツの統合は、電子メールに含まれるデジタルコンテンツの購入履歴を解析することにより行われる。複数の外部サービス2から送信された購入確認メール等には、購入したデジタルコンテンツへのリンク又はその他の入手手段が含まれている。この購入確認メール等を複数の外部サービス2から統合し、名寄せに用いられる。
デジタルコンテンツの名寄せは、例えば、動画、音楽、電子書籍等のジャンルに基づいて行う。統合した複数の購入確認メール等から、連絡先を抽出し、購入確認メールの連絡先、タイトル、本文等から、どのジャンルのデジタルコンテンツを購入したのかを判断する。例えば、動画配信サービス「AA」と他の動画配信サービス「BB」の電子メールの連絡先をまとめて、「動画」に関する連絡先として名寄せする。また、音楽配信サービス「CC」と他の音楽配信サービス「DD」の電子メールの連絡先をまとめて、「音楽」に関する連絡先として名寄せする。同様に、電子書籍配信サービス「EE」と他の電子書籍配信サービス「FF」の電子メールの連絡先をまとめて、「電子書籍」に関する連絡先として名寄せする。
名寄せされた各ジャンルに含まれる複数のデジタルコンテンツには、それぞれ仮想のパッケージ又は表紙が付与され、その仮想のパッケージ又は表紙には、そのデジタルコンテンツへのリンクが割り当てられている。仮想のパッケージ又は表紙をクリックすると、その仮想のパッケージ又は表紙に対応するデジタルコンテンツを視聴又は閲覧することが可能となる。
図7は、本発明の第2の実施例による統合されたデジタルコンテンツの表示画面700の一例を示す図である。
701は、名寄せ後の「動画」に含まれる動画を一覧として表示している。702は、名寄せ後の「電子書籍」に含まれる電子書籍を一覧として表示している。703は、名寄せ後の「音楽」に含まれる音楽を一覧として表示している。図7の各デジタルコンテンツの配置は一例であり、これに限定されるものではない。
また、本発明による同じアカウント名寄せシステム1を用いて、図7の704のように、ニュースを統合して表示するようにしてもよい。例えば、「政治」、「経済」、「スポーツ」、「科学」等のニュースのジャンルについて、名寄せを行うようにしてもよい。
また、ユーザが設定した自由なテーマにより分類したものを統合して表示するようにしてもよい。例えば、特定の人物、特定のスポーツチーム、特定の話題等について、名寄せを行うようにしてもよい。
上記記載は実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の精神と添付の請求の範囲の範囲内で種々の変更および修正をすることができることは当業者に明らかである。
1 アカウント名寄せシステム
2 外部サービス
10 データ統合装置
20 統合データ記憶装置
30 名寄せ装置
40 名寄せデータ記憶装置
50 統合サービス提供装置
60 ユーザ端末

Claims (9)

  1. アカウント名寄せシステムであって、
    外部サービスから取得したデータを統合するデータ統合装置と、
    前記データ統合装置で統合されたデータを格納する統合データ記憶装置と、
    前記統合データ記憶装置に格納されたデータを用いてアカウントの名寄せを行う名寄せ装置と、
    前記名寄せ装置で名寄せされたデータを格納する名寄せデータ記憶装置と、
    前記統合データ記憶装置及び前記名寄せデータ記憶装置に格納されたデータに基づいてユーザ端末にデータの表示を行う統合サービス提供装置と
    を備え、
    前記名寄せ装置は、複数のアカウントを含む名寄せ後のアカウントと、他の複数のアカウントを含む他の名寄せ後のアカウントとを一つにまとめるよう更に名寄せを行い、
    前記統合サービス提供装置は、前記名寄せ装置により名寄せされた名寄せ後のアカウントに含まれるいずれかのアカウントからメッセージを受信した場合、前記ユーザ端末が受信した1つのメッセージを示す領域内に、前記メッセージを送信したアカウントが含まれる前記名寄せ後のアカウントの名称及び/又はアイコンを表示するとともに、前記メッセージを送信したアカウントと前記メッセージを受信したアカウントとを示すアイコンを表示することを特徴とする、前記アカウント名寄せシステム。
  2. 前記データ統合装置は、複数の外部サービスで送信されたメッセージと受信されたメッセージとを1つの同じメッセージとして統合し、前記統合データ記憶装置に格納することを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
  3. 前記名寄せ装置は、前記データ統合装置が取得した連絡先をユーザ自身の連絡先であると判断した場合に、前記取得した連絡先と、前記統合データ記憶装置に格納されたユーザ自身の連絡先とを一つの連絡先としてまとめることを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
  4. 前記名寄せ装置は、電子メールの件名又は本文に、前記統合データ記憶装置に格納された特定の単語が含まれているか否かを判定し、前記電子メールの件名又は本文に含まれる前記特定の単語に基づいて、前記電子メールのフィルタリングを行うことを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
  5. 前記名寄せ装置は、複数の電子メールの件名又は本文から、特定のカテゴリーに関する電子メールのやり取りで用いられる頻度の高い単語を学習し、抽出した単語を特定の単語として前記統合データ記憶装置に格納することを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
  6. 前記名寄せ装置は、前記統合データ記憶装置に格納されたデータをカテゴリーごとに分類することを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
  7. 前記名寄せ装置は、前記統合データ記憶装置に格納されたデータから前記外部サービスの提供に必要な特定の情報のみを抽出することを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
  8. 前記統合サービス提供装置は、前記統合データ記憶装置又は前記名寄せデータ記憶装置に格納された過去のメッセージのやり取りの履歴を解析し、ユーザが取るべき未来の行動又はユーザが取らなければならない未来の行動を予測し、前記ユーザ端末に通知を送信することを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
  9. 前記統合サービス提供装置は、ユーザと同様の嗜好や行動パターンを有する他のユーザを類似のユーザとして抽出し、前記類似のユーザの行動と同様の行動に関する情報を前記ユーザ端末に通知を送信することを特徴とする、請求項1に記載のアカウント名寄せシステム。
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