JP6479304B2 - 木質系床材および床構造 - Google Patents

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Description

この発明は、鉄筋コンクリート造の床スラブ等に直貼りで施工される木質系床材および床構造に関する。
例えばマンション等においては直貼り工法で床仕上げを行う場合がある。直貼り工法は、コンクリートスラブ上に接着剤等によって床材を直接貼り付けて、床構造を形成するものである。
このような直貼り工法に用いられる床材としては、例えば下記特許文献1〜3に示すものが周知である。
特許文献1,2に示す床材は、基材層として5プライの合板を備え、その基材層の裏面側に複数の裏溝を形成して、反りが発生するのを防止するようにしている。
特許文献3に示す床材は、基材層として5プライの合板を備え、その基板層の裏面側に複数の裏溝を形成するとともに、基材層の裏面に緩衝材層を積層して、歩行感の向上を図るようにしている。
特許第2807108号 特許第4821335号 特開平8−326279号
ところで、従来の直貼り用の床材は、コンクリートスラブ上に直接貼り付けられるため、床材上に物品を落下させた際等の衝撃音が階下に伝わりやすくなっている。このため、従来より、直貼り用の床材の技術分野においては、遮音性を可及的に向上させることが強く望まれている。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、遮音性に優れた直貼り用の木質系床材および床構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]複数の単板が積層された合板によって構成される合板基材層と、前記合板基材層の表面側に設けられた化粧層と、前記合板基材層の裏面側に設けられた遮音層とを備え、直貼りで施工される木質系床材であって、
前記合板基材層に、床材幅方向に延び、かつ裏面側に開放する裏溝が、床材長さ方向に間隔をおいて複数形成され、
前記裏溝の上端位置が、合板基材層における上から2層目の単板内に配置され、
前記合板基材層を構成する複数の単板のうち、1層目の単板の厚みが0.2mm〜0.8mmに設定され、
前記遮音層が、合成樹脂発泡体および合成繊維不織布のうち少なくともいずれか一方によって構成されるとともに、
前記遮音層の厚みが2mm〜6mmに設定されていることを特徴とする木質系床材。
[2]前記遮音層が、ポリウレタン樹脂発泡体、ポリエチレン樹脂発泡体、エチレン酢酸ビニル樹脂発泡体、ポリプロピレン樹脂発泡体、ポリエステル繊維不織布、レーヨン繊維不織布の中から選択される1種または2種以上の素材によって構成されている前項1に記載の木質系床材。
[3]前記合板基材層における1層目の単板および最下層の単板が、他の単板よりも厚みが薄く形成されている前項1または2に記載の木質系床材。
[4]前記合板基材層が、5枚の単板を繊維方向を交互に直交させつつ積層一体化した5プライ合板によって構成されている前項1〜3のいずれか1項に記載の木質系床
[5]前記裏溝の上端位置から1層目単板の表面位置までの寸法である裏溝部残り厚みが0.4mm〜3.3mmに設定されている前項1〜3のいずれか1項に記載の木質系床材。
[6]前記合板基材層における最下層の単板の厚みが0.2mm〜1.5mmに設定されている前項1〜5のいずれか1項に記載の木質系床材。
[7]前記合板基材層の厚みが4mm〜12mmに設定されている前項1〜6のいずれか1項に記載の木質系床材。
[8]床材全体の厚みが7mm〜15mmに設定されている前項1〜7のいずれか1項に記載の木質系床材。
[9]スラブ床上に木質系床材が直貼りで施工された床構造であって、
前記木質系床材は、複数の単板が積層された合板によって構成される合板基材層と、前記合板基材層の表面側に設けられた化粧層と、前記合板基材層の裏面側に設けられた遮音層とを備え、
前記合板基材層に、床材幅方向に延び、かつ裏面側に開放する裏溝が、床材長さ方向に間隔をおいて複数形成され、
前記裏溝の上端位置が、合板基材層における上から2層目の単板内に配置され、
前記合板基材層を構成する複数の単板のうち、1層目の単板の厚みが0.2mm〜0.8mmに設定され、
前記遮音層が、合成樹脂発泡体および合成繊維不織布のうち少なくともいずれか一方によって構成されるとともに、
前記遮音層の厚みが2mm〜6mmに設定されていることを特徴とする床構造。
発明[1]の木質系床材によれば、後述の実施例から明らかなように、優れた遮音性を備える。さらに本発明の木質系床材は、特有の構成の合板基材層および遮音層を備えることによって、床材全体の厚みを薄くすることができる上、良好な歩行感も得ることができる。
発明[2]〜[8]の各木質系床材によれば、上記の効果をより確実に得ることができる。
発明[9]の床構造によれば、上記と同様に、同様の効果を得ることができる。
図1はこの発明の実施形態である木質系床材を示す側面断面図である。 図2は実施形態の床材に採用された合板基材層を示す側面断面図である。
図1はこの発明の実施形態である木質系床材を床材幅方向に直交する面で切断した際の断面に相当する側面断面図である。同図に示すように、この床材は、コンクリートスラブ等の床スラブS上に直貼りで施工されるものである。
この床材は、合板基材層1と、合板基材層1の表面側(上面側)に積層一体化された化粧層2と、合板基材層1の裏面側(下面側)に積層一体化された遮音層3とを基本的な構成要素として備えている。
図2は合板基材層1を床材幅方向に対し直交する面で切断した際の断面に相当する側面断面図である。同図に示すように、この合板基材層1は、5枚の単板11〜15が積層一体化された5プライ合板によって構成されている。各単板11〜15は、繊維方向を90°ずつ交互に配置するよう積層されており、上から1層目の単板(フェイス単板)11、上から3層目の単板13および5層目(最下端)の単板(バック単板)15の繊維方向は床材長さ方向に平行に配置されるとともに、上から2層目および4層目の単板12,14の繊維方向は床材幅方向に平行に配置されている。
本実施形態においては、合板基材層1を構成する複数枚(5枚)の単板11〜15のうち、フェイス単板11およびバック単板15の厚みを他の単板(2〜4層目の単板)12〜14に比べて、薄く形成するのが好ましい。すなわち、フェイス単板11およびバック単板15を薄く形成した場合、後述の実施例から明らかなように、十分な遮音性および歩行感を確保しつつ、床材総厚みを薄く形成することができる。
さらに本実施形態においては、フェイス単板11およびバック単板15は、同じ厚みに形成されていても良いし、フェイス単板11をバック単板15に対し薄く形成したり逆に厚く形成しても良い。
また本発明において、厚みが最も薄い単板は、必ずしも1枚だけに限られるものではなく、2枚以上存在する場合もある。例えばフェイス単板11およびバック単板15が同じ厚みで、それ以外の単板12〜14がフェイス単板11およびバック単板15よりも厚みが厚い場合、フェイス単板11またはバック単板15は、最も薄く形成された単板となる。すなわち本発明において、合板基材層1は、厚みが2種類以上に分類される複数の単板によって構成されており、フェイス単板11が、厚みが最も薄い種類に分類されている単板によって構成される場合、合板基材層1を構成する複数の単板のうち、フェイス単板11が最も薄く形成されているということになる。同様にバック単板15が、厚みが最も薄い種類に分類されている単板によって構成される場合、合板基材層1を構成する複数の単板のうち、バック単板15が最も薄く形成されているということになる。
また本発明において、厚みが同じ2枚の単板のうち、一方の単板を、その表面を調整するために軽く削ったような場合には、一方の単板が、他方の単板よりも厚みが薄いということになる。例えば床材を製造するに際して、合板基材層1用の合板として、フェイス単板11およびバック単板15が同じ厚みで、他の単板12〜14がフェイス単板11およびバック単板15よりも厚みが厚い単板を用いるものとし、床材製造過程のいずれかの段階で、フェイス単板11をその表面を調整するために軽く削ったような場合において、例えば見た目では、フェイス単板11とバック単板15との厚みの違いがほとんど区別できなくとも、フェイス単板11は、バック単板15よりも薄い、つまりフェイス単板11は、その単板11以外の単板12〜15よりも薄いということになる。同様に、フェイス単板11およびバック単板15が同じ厚みで、他の単板12〜14がフェイス単板11およびバック単板15よりも厚みが厚い単板を用いるものとし、床材製造過程のいずれかの段階で、バック単板15をその裏面を削ったような場合において、例えば見た目では、フェイス単板11とバック単板15との厚みの違いがほとんど区別できなくとも、バック単板15は、フェイス単板11よりも薄い、つまりバック単板15は、その単板15以外の単板11〜14よりも薄いということになる。
本実施形態においては、フェイス単板11の厚みを0.2mm〜0.8mmに設定する必要があり、好ましくは0.2mm〜0.5mmに設定するのが良い。すなわちフェイス単板11が、厚過ぎる場合には、後述の実施例から明らかなように、十分な遮音性を得ることができないおそれがある。逆にフェイス単板11が薄過ぎる場合には、十分な剛性が得られず、床材が折れ曲がって割れてしまうおそれがある。
本実施形態においては、バック単板15が、厚過ぎる場合には、フェイス単板11の厚みとの間でバランスが取りにくく、反りが発生するおそれがある。よってバック単板15としてはフェイス単板11に対しほぼ同じ厚みのものまたは少し薄いものを用いるのが良い。具体的には、バック単板15の厚みを0.2mm〜1.5mmに設定するのが良く、好ましくは0.2mm〜0.8mm、より好ましくは0.2mm〜0.5mmに設定するのが良い。
また2層目〜4層目の単板12〜14としては、厚みが1mm〜3mmの通常の厚みのものを好適に用いることができる。
なお本実施形態においては、3層目の単板13が、2層目および4層目の単板12,14よりも薄く設定されている。
本実施形態において、フェイス単板11が、他の単板12〜15よりも薄い合板、またはフェイス単板11の厚みが最も薄い合板を得る方法としては、周知の方法で取得した一般的な5プライ合板を、そのフェイス単板を所望の厚みに切削する方法を好適に採用することができる。また薄い単板と、それよりも厚い単板を予め準備しておき、薄い単板がフェイス単板となるように、その薄い単板と他の厚い複数枚の単板とを積層一体化させることにより、フェイス単板が他の単板よりも薄い合板、またはフェイス単板11の厚みが最も薄い合板を得ることができる。もっとも、本発明において、合板基材層1の製造方法は特に限定されるものではなく、どのような方法で製造しても良い。
またバック単板15が、フェイス単板11に対し同程度の厚さまたは薄い合板を得る方法としては、上記と同様な方法により、バック単板を所望の厚みに切削したり、予め準備した薄い単板がバック単板となるように、その薄い単板と他の単板とを積層一体化させて、合板を製作するようにすれば良い。
また本実施形態においては、合板基材層1の厚みを調整するに際しては、フェイス単板11を切削等によって薄くするよりも、バック単板15を切削等によって薄くするのが良い。すなわちフェイス単板11を薄くすると、後述する裏溝部残り厚みA3が薄くなり、強度の低下を来すおそれがある。これに対し、バック単板15を薄くしても、裏溝残り厚みA3は薄くならないので、十分な強度を確保することができる。
本実施形態においては、合板基材層1を構成する各単板11〜15の樹種としては、ラワン、カポール、ケンパス、アカシアマンギューム、ファルカータ、ユーカリ、カメレレ、カバ、スギ、エゾマツ、トドマツ、カラマツ、ラジアータパイン等を採用することができる。中でも、ラワンを好適に用いることができる。
さらにこれらの樹木を単独で使用しても良いし、複合して使用しても良い。すなわち合板基材層1を、同種の樹木からなる単板を複数枚積層して作製するようにしても良いし、樹種が異なる樹木からなる2種類以上の単板を複数枚積層して作製するようにしても良い。
本実施形態において、合板基材層1には、裏面側(下方側)に開放する裏溝4が形成されている。裏溝4は、床材幅方向(横方向)に平行に配置され、床材長さ方向に所定の間隔おきに複数形成されている。
この裏溝4は、その上端位置(溝底位置)を2層目の単板12内に配置するように設定する必要がある。すなわち、裏溝4の上端位置が、3〜5層目のいずれかの単板13〜15内に配置される場合には、後述の実施例(比較例)から明らかなように、十分な遮音性を得ることができないおそれがある。また裏溝4の上端位置が、フェイス単板11内に配置される場合には、十分な剛性が得られず、床材が折れ曲がって破損するおそれがある。
本実施形態においては、裏溝4の幅A1を1mm〜5mmに設定するのが良く、より好ましくは3mm以下に設定するのが良い。すなわちこの溝幅A1が広過ぎする場合には、十分な剛性を得ることが困難になるおそれがある。また溝幅A1が狭過ぎる場合には、十分な遮音性を得ることが困難になるおそれがある。
さらに本実施形態においては、隣り合う裏溝4の間隔A2を5mm〜15mmに設定するのが良い。すなわちこの間隔A2が広過ぎる場合には、十分な遮音性を得ることが困難になるおそれがある。また間隔A2が狭過ぎる場合には、十分な剛性を得ることが困難になるおそれがある。
また本実施形態においては、裏溝4の上端位置から合板基材層1の表面までの寸法である裏溝部残り厚みA3を0.4mm〜3.3mmに設定するのが良く、好ましくは0.4mm〜3.0mmに設定するのが良く、より好ましくは0.4mm〜2.0mmに設定するのが良く、さらに好ましくは0.4mm〜1.7mmに設定するのが良い。すなわちこの裏溝部残り厚みA3が厚過ぎるる場合には、十分な遮音性を得ることが困難になるおそれがある。また裏溝部残り厚みA3が薄過ぎる場合には、十分な剛性を得ることが困難になるおそれがある。
なお、2層目単板12は、少なくとも0.2mm以上の厚みを確保するのが良い。すなわちこの厚みが0.2mm未満となると、剛性が低くなり、床材が割れてしまうおそれがある。
本実施形態においては、合板基材層1の裏面側に、床材長さ方向(縦方向)に平行な裏溝を形成するようにしても良い。例えば、縦方向の裏溝を、床材幅方向に所定の間隔おきに複数形成することによって、遮音性の向上に加えて、反りの発生を有効に防止することができる。なお縦方向の裏溝の上端位置(溝底位置)は、合板基材層1における4層目(下から2層目)の単板14内に配置するのが良い。
合板基材層1には、必要に応じて、フェイス単板11の上面に表面保護層を積層するようにしても良い。表面保護層としては、中質繊維板(MDF)、硬質繊維板(HDF)等の木質繊維板や、樹脂含浸シート等を好適に用いることができる。
本実施形態において、合板基材層1の厚みは4mm〜12mmに設定するのが良く、好ましくは、5mm〜12mmに設定するのが良く、より好ましくは、5mm〜9mmに設定ずるのが良い。もっとも本発明において、合板基材層1の全体厚みは、製造予定の床材全体の厚みに応じて調整することができる。
図1に示すように、合板基材層1の表面(上面)に積層される化粧層2としては、突板、樹脂シート、紙、樹脂含浸紙等を好適に用いることができる。
また合板基材層1の裏面(下面)に積層される遮音層3としては、遮音性を有するシート、例えば合成樹脂発泡体(発泡合成樹脂)および合成繊維不織布によって構成する必要がある。具体的に合成樹脂発泡体としては、ポリウレタン(PU)樹脂発泡体、ポリエチレン(PE)樹脂発泡体、エチレン酢酸ビニル(EVA)樹脂発泡体、ポリプロピレン(PP)樹脂発泡体等を例示することができるとともに、合成繊維不織布としては、ポリエステル繊維不織布、レーヨン繊維不織布を例示することができる。さらに合成樹脂発泡体において、PU樹脂発泡体としては、密度が15kg/m〜30kg/m、好ましくは20kg/m〜25kg/mのものを用いるのが良い。またPE樹脂発泡体、EVA樹脂発泡体およびPP樹脂発泡体としては、発泡倍率が20倍〜50倍、好ましくは30倍〜40倍のものを用いるのが良い。
本発明においては、上記の遮音層用の素材を、1種類だけ用いて遮音層(遮音シート)を構成しても良いし、複数種類を組み合わせて遮音層(遮音シート)を構成するようにしても良い。
さらに遮音層3としては、厚みが2mm〜6mmのものを使用する必要があり、より好ましくは2mm〜4mmのもの、より一層好ましくは2mm〜3mmのものを用いるのが良い。すなわち遮音層3の厚みが薄過ぎると、遮音性能が悪くなり、逆に厚過ぎると、歩行感が悪くなってしまうおそれがある。
なお、本実施形態の床材は、合板基材層1や遮音層3として特有の構成を備えるものであるため、遮音層3を薄く設定できて、床材全体としての厚みを薄くしつつ、遮音性能および歩行感を向上させることができる。すなわち後述の実施例からも明らかとなるが例えば、遮音性能はL45またはΔLL(I)−4が一般的であり、これを満たすには遮音層3として厚さ4.5mm〜5mm程度のPU樹脂発泡体が必要であるが、そうすると、床材施工後の歩行時において、沈み込み速度が速く、沈み込み量も多くなり、フワフワ感が生じて良好な歩行感を得ることができない。これに対し、本発明においては、遮音層3として厚さ2.5mmの薄いPU樹脂発泡体を使用しても、L45またはΔLL(I)−4の遮音性能を確保できるとともに、フワフワ感のない良好な歩行感を得ることができる。
換言すれば、本実施形態の床材においては、遮音性および歩行感に優れる上、床材全体としての厚みを薄く形成することができる。このため、床材を重ね合わせた際に嵩張らず、軽量化も図ることができるため、床材の施工作業や、床材の搬入搬出作業等の取り扱い作業を容易に行うことができる。
また本実施形態の床材においては、全体としての厚みを7mm〜15mmに設定するのが良く、好ましくは、8mm〜15mmに設定するのが良く、より好ましくは、8mm〜14mmに設定するのが良い。
なお、図1に示すように本実施形態の床材における周囲4辺のうち隣り合う2辺には雄実部51が形成されるとともに、残り2辺には雌実部52が形成される。
以上のように構成された本実施形態の床材は、コンクリートスラブ等の床スラブS上に、接着剤等を介して直貼りで施工されて、床仕上げされるものである。
本実施形態の床材を施工して形成された床構造においては、後述する実施例からも明らかなように、十分な遮音性を得ることができる。
さらに弾力性のある遮音層3が床材全体の厚みに対し比較的薄く形成されるため、踏み込んだ際に、ゆっくりと少量沈み込むようになり、満足な歩行感(踏み心地)も確実に得ることができる。
なお、上記実施形態においては、合板基材層1として、5枚の単板を繊維方向を交互にしつつ積層した5プライの合板を用いる場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、合板基材層1として、3枚以上の単板を積層した3プライ以上の合板であればどのような合板も採用することができる。
Figure 0006479304
<実施例1>
図1に示すように、上記実施形態と同様に、実施例1の床材を準備した。すなわち、5プライのラワン合板からなる合板基材層1と、その合板基材層1の表面に積層された化粧層(突板)2と、合板基材層1の裏面に積層された遮音層(遮音シート)3とを備えた床材を準備した。また表1に示すように、この床材において、合板基材層1のフェイス単板11は0.8mmに設定され、バック単板15は1.1mmに設定されている。さらに合板基材層1の2層目、3層目および4層目の各単板12〜14は2.6mm、1.3mmおよび2.6mmに設定されている。
さらに化粧層2としての突板は、0.3mm厚のものを使用し、遮音層3としての遮音シートは、4.6mm厚のものを使用した。この遮音シートとして、密度が20kg/mのポリウレタン樹脂発泡体を使用した。
また合板基材層1には、裏面側に開放する裏溝4が形成されている。この裏溝4は、床材幅方向に平行に配置され、かつ床材長さ方向に等間隔おきに複数形成されている。また各裏溝4の上端位置(底面位置)は、合板基材層1の2層目単板12における上下方向のほぼ中間位置よりも上方に配置されている。さらに裏溝4の幅A1(図2参照)は3mm、隣り合う裏溝4間の間隔A2(図2参照)は9mmに設定されている。
なお、裏溝4の上端位置から合板基材層1の表面までの寸法である裏溝部残り厚みA3(図2参照)は1.6mmに設定されている。
また表1に示すように、床材全体の厚みは13.3mmに設定されている。
Figure 0006479304
この実施例1の床材に対し、推定L等級に基づき、遮音性能について評価した。その結果を表2に示す。
表2に示すように、実施例1の床材においては、規定の周波数帯域(125Hz、250Hz、500Hz、1kHz、2kHz)での床衝撃音レベル(dB)が、それぞれ44.6dB、44.7dB、44.1dB、36.5dB、23.4dBとなり、決定推定L数が44.7dBであった。従って、推定L等級は、L45の基準43.5〜46.4dBを満足するものであった。
Figure 0006479304
続けて上記実施例1の床材に対し、ΔL等級に基づき、遮音性能(床衝撃音低減性能)について評価した。その結果を表3に示す。
表3に示すように、規定の周波数帯域(125Hz、250Hz、500Hz、1kHz、2kHz)での低減量(dB)が、それぞれ11dB、21dB、28dB、39dB、53dBであった。従って各周波数帯域において、ΔLL(I)−4の基準(10dB以上、19dB以上、25dB以上、29dB以上、31dB以上)を満足するものであった。
<実施例2>
表1に示すように、合板基材層1におけるフェイス単板11として、0.5mm厚のものを使用した以外は、上記実施例1と同様にして、実施例2の床材を作製した。なお、床材全体厚みは、13.0mmであった。さらに裏溝部残り厚みA3は、1.3mmであった。
この実施例2の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表2,3に示すように、決定推定L数は44.1dBであり、L45の性能を満足するものであった。さらにΔL等級において、各周波数帯域での低減量が、全てΔLL(I)−4の基準を満足するものであった。
<比較例1>
表1に示すように、合板基材層1におけるフェイス単板11として、1.1mm厚のものを使用した以外は、上記実施例1と同様にして、比較例1の床材を作製した。なお、床材全体厚みは、13.6mmであった。さらに裏溝部残り厚みA3は、1.9mmであった。
この比較例1の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表2,3に示すように、決定推定L数は45.5dBであり、L45の性能を満足するものであった。しかしながら、比較例1の決定推定L級は、上記実施例1,2の決定推定L数と比較して大きいため、実施例1,2の床材よりも、衝撃音が大きくて遮音性に劣るものであった。
さらに比較例1のΔL等級においては、各周波数帯域での低減量が、全てΔLL(I)−4の性能を満足するものであった。しかしながら、比較例1の床材は、実施例1,2の床材と比較して、各周波数帯域での低減量が小さいものが多く、実施例1,2の床材よりも遮音性に劣るものであった。
<比較例2>
表1に示すように、合板基材層1におけるバック単板15として、0.7mm厚のものを使用した以外は、上記比較例1と同様にして、比較例2の床材を作製した。なお、床材全体厚みは、13.2mmであった。さらに裏溝部残り厚みA3は、1.9mmであった。
この比較例2の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表2,3に示すように、決定推定L数は45.9dBであり、L45の性能を満足するものであった。しかしながら、比較例2の決定推定L級は、上記実施例1,2の決定推定L数と比較して大きいため、実施例1,2の床材よりも、衝撃音が大きくて遮音性に劣るものであった。
さらに比較例2のΔL等級においては、各周波数帯域での低減量が、全てΔLL(I)−4の性能を満足するものであった。しかしながら、比較例2の床材は、実施例1,2の床材と比較して、各周波数帯域での低減量がいずれも小さいものであるため、実施例1,2の床材よりも遮音性に劣るものであった。
<比較例3>
表1に示すように、合板基材層1におけるバック単板15として、0.4mm厚のものを使用した以外は、上記比較例1と同様にして、比較例3の床材を作製した。なお、床材全体厚みは、12.9mmであった。さらに裏溝部残り厚みA3は、1.9mmであった。
この比較例3の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表2,3に示すように、決定推定L数は45.9dBであり、L45の性能を満足するものであった。しかしながら、比較例3の決定推定L級は、上記実施例1,2の決定推定L数と比較して大きいため、実施例1,2の床材よりも、衝撃音が大きくて遮音性に劣るものであった。
さらに比較例3のΔL等級においては、各周波数帯域での低減量が、全てΔLL(I)−4の性能を満足するものであった。しかしながら、比較例3の床材は、実施例1,2の床材と比較して、各周波数帯域での低減量が小さいものが多く、実施例1,2の床材よりも遮音性に劣るものであった。
<実施例3>
Figure 0006479304
表4に示すように、合板基材層1として、厚みが5.4mmに設定された5プライのラワン合板を用いた。この合板は、フェイス単板11が0.7mm厚、2層目単板12が1.4mm厚、3層目単板13が1.2mm厚、4層目単板12が1.4mm厚、バック単板15が0.7mm厚である。
また遮音シート(遮音層3)としては、密度が25kg/m、厚みが2.5mmのポリウレタン樹脂発泡体を使用した。この遮音シートは、実施例1,2や比較例1〜3で用いられている4.6mm厚のものと比べて、半分程度でかなり薄いものである。
なお、床材全体厚みは8.2mmとし、裏溝部残り厚みA3は1.1mmとした。
これ以外は、上記実施例1と同様にして、実施例3の床材を作製した。
この実施例3の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果を表5,6に示す。
Figure 0006479304
Figure 0006479304
この実施例3の床材は、推定L等級およびΔL等級による遮音性能の評価では、比較例1〜3のものと大差はないが、この実施例3の床材は、遮音シート(遮音層3)として、比較例1〜3のものと比べて、半分程度のかなり薄いものを使用している。通常、遮音シートを薄くすると、当然、遮音性能も低下することになるが、実施例3の床材のように、本発明の要旨を含む場合には、遮音シートを半分程度に薄くしても、決定推定L数のL45の性能を満足し、ΔL等級においても、ΔLL(I)−4の基準を満足するものであった。換言すると、この実施例3の床材は、床材全体として優れた遮音性能を備えているものである。
特に実施例3の床材は、優れた遮音性能を備えつつも、床材全体の厚みが8.2mmであり、薄くて軽量である。
しかも、この実施例3の床材は、比較例1〜3の床材と比べて、踏み込んだ際に、沈み込み速度が遅く、かつ沈み込み量も少ないものであり、いわゆるフワフワ感のない良好な歩行感を備えていた。
<実施例4>
表4に示すように、合板基材層1として、厚みが8.3mmに設定された5プライのラワン合板を用いた。この合板は、フェイス単板11が0.7mm厚、2層目単板12が2.6mm厚、3層目単板13が1.3mm厚、4層目単板14が2.6mm厚、バック単板15が1.1mm厚である。
なお、床材全体厚みは11.1mmとし、裏溝部残り厚みA3は1.5mmとした。
これ以外は、上記実施例3と同様にして、実施例4の床材を作製した。
この実施例4の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果を表5,6に示す。
この実施例4の床材においても、実施例3と同様、薄い遮音シートを用いてるにもかかわらず、推定L等級およびΔL等級による遮音性能の評価において、L45およびΔLL(I)−4の性能を有し、優れた遮音性を備えていた。さらにこの床材においても、上記実施例3の床材と同様、良好な歩行感を備えるものであった。
<実施例5>
Figure 0006479304
表7に示すように、裏溝4の幅A1を1.5mm、裏溝部残り厚みA3を2.1mmとした以外は、上記実施例1と同様にして、実施例5の床材を作製した。
この実施例5の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果を表8,9に示す。
Figure 0006479304
Figure 0006479304
実施例5の決定推定L数は44.5dBであり、L45の性能を満足するものであった。さらにΔL等級において、各周波数帯域での低減量が、全てΔLL(I)−4の基準を満足するものであった。
<実施例6>
表7に示すように、裏溝4の幅A1を1.5mm、裏溝部残り厚みA3を1.8mmとした以外は、上記実施例2と同様にして、実施例6の床材を作製した。
この実施例6の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表8,9に示すように、実施例6の決定推定L数は44.2dBであり、L45の性能を満足するものであった。さらにΔL等級において、各周波数帯域での低減量が、全てΔLL(I)−4の基準を満足するものであった。
<実施例7>
表7に示すように、裏溝4の幅A1を1.5mm、裏溝部残り厚みA3を1.4mmとした以外は、上記実施例3と同様にして、実施例7の床材を作製した。
なお、遮音シート(遮音層3)としては、密度が25kg/mのポリウレタン樹脂発泡体によって構成された厚みが2.5mmの薄いものを用いている。
この実施例7の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表8,9に示すように、実施例7の床材は、決定推定L数は44.1dBであり、L45の性能を満足するものであった。さらにΔL等級において、各周波数帯域での低減量が、全てΔLL(I)−4の基準を満足するものであった。換言すれば、実施例7の床材は、遮音シートが薄いにもかかわらず、上記各実施例と同程度の遮音性能を備えていた。
さらにこの実施例7の床材においても、上記各実施例の床材と同様、良好な歩行感を備えるものであった。
<実施例8>
表7に示すように、裏溝4の幅A1を1.5mm、裏溝部残り厚みA3を2.0mmとした以外は、上記実施例4と同様にして、実施例8の床材を作製した。
なお、遮音シート(遮音層3)としては、密度が25kg/mのポリウレタン樹脂発泡体によって構成された厚みが2.5mmの薄いものを用いている。
この実施例8の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表8,9に示すように、実施例8の床材は、決定推定L数のL45の性能を満足し、ΔL等級においても、ΔLL(I)−4の基準を満足するものであった。換言すると、この実施例8の床材は、実施例3,4,7と同様、遮音シートとして薄いものを使用しているにもかかわらず、所定の遮音性能を満足するものであった。
さらにこの実施例8の床材においても、上記各実施例の床材と同様、良好な歩行感を備えるものであった。
<実施例9>
表7に示すように、合板基材層1として、フェイス単板11、2層目単板12、3層目単板13、4層目単板14およびバック単板15の各厚みがそれぞれ、0.7mm、1.5mm、1.2mm、1.5mm、0.5mmの5プライ合板を使用した。これ以外は、上記実施例7と同様にして、実施例9の床材を作製した。
この実施例9の床材に対し、上記と同様に、推定L級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表8,9に示しように、実施例9の床材は、決定推定L級数のL45の性能を満足し、ΔL等級においても、ΔLL(I)−4の基準を満足するものであった。さらにこの実施例9の床材においても、上記各実施例の床材と同様、良好な歩行感を得ることができた。
このように合板基材層1のバック単板15が、フェイス単板11よりも薄い場合であっても、本件発明の要旨を満足していれば、十分な遮音性能および良好な歩行感を得ることができる。
特にこの実施例9のようにバック単板15として薄いものを使用した場合には、遮音性や歩行感等の所望の性能を確保しつつ、床材全体の厚みを、より一層薄く形成することができる。
<比較例4>
表7に示すように、合板基材層1におけるフェイス単板11として、0.6mm厚のものを使用した。さらに裏溝部残り厚みA3を3.9mmに設定して、裏溝4の上端位置(底面位置)を合板基材層1の3層目単板13内に配置した。他の構成は、上記実施例5と同様にして、比較例4の床材を作製した。なお、比較例4における基材層1の総厚および床材総厚は、フェイス単板11の厚みが薄い分(0.2mm分)、実施例5よりも薄くなっている。
この比較例4の床材に対し、上記と同様に、推定L等級およびΔL等級に基づいて遮音性能を評価した。その結果、表8,9に示すように、決定推定L数は、54.9dBでL55の性能となり、ΔL等級は、ΔLL(I)−2の性能となり、推定L等級およびΔL等級共に、実施例や他の比較例と比べて2ランクも遮音性能が劣っていた。
この比較例4から明らかなように、フェイス単板11の厚みが薄い床材であっても、裏溝の上端位置が、3層目単板内に配置されている場合には、良好な遮音性能を得ることができないことを確認できた。
以上のように、本発明に関連した実施例1〜9の床材は、本発明の要旨を逸脱する比較例1〜4の床材と比較して、遮音性能に優れるものであった。
この発明の木質系床材は、鉄筋コンクリート造のマンション等における床仕上げに用いることができる。
1:合板基材層
11:1層目の単板(フェイス単板)
15:5層目(最下層)の単板(バック単板)
2:化粧層
3:遮音層
4:裏溝
A3:裏溝部残り厚み
S:コンクリートスラブ(スラブ床)

Claims (8)

  1. 複数の単板が積層された合板によって構成される合板基材層と、前記合板基材層の表面側に設けられた化粧層と、前記合板基材層の裏面側に設けられた遮音層とを備え、直貼りで施工される木質系床材であって、
    前記合板基材層に、床材幅方向に延び、かつ裏面側に開放する裏溝が、床材長さ方向に間隔をおいて複数形成され、
    前記裏溝の上端位置が、合板基材層における上から2層目の単板内に配置され、
    前記合板基材層を構成する複数の単板のうち、1層目の単板の厚みが0.2mm〜0.8mmに設定され、
    前記遮音層が、ポリウレタン樹脂発泡体または合成繊維不織布によって構成されるとともに、
    前記遮音層の厚みが2mm〜mmに設定され、
    遮音性能としての推定L等級がL45の基準またはΔL等級がΔLL(I)−4の基準を満足していることを特徴とする木質系床材。
  2. 前記合板基材層における1層目の単板および最下層の単板が、他の単板よりも厚みが薄く形成されている請求項1に記載の木質系床材。
  3. 前記合板基材層が、5枚の単板を繊維方向を交互に直交させつつ積層一体化した5プライ合板によって構成されている請求項1または2に記載の木質系床材。
  4. 前記裏溝の上端位置から1層目単板の表面位置までの寸法である裏溝部残り厚みが0.4mm〜3.3mmに設定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の木質系床材。
  5. 前記合板基材層における最下層の単板の厚みが0.2mm〜1.5mmに設定されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の木質系床材。
  6. 前記合板基材層の厚みが4mm〜12mmに設定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の木質系床材。
  7. 床材全体の厚みが7mm〜15mmに設定されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の木質系床材。
  8. スラブ床上に木質系床材が直貼りで施工された床構造であって、
    前記木質系床材は、複数の単板が積層された合板によって構成される合板基材層と、前記合板基材層の表面側に設けられた化粧層と、前記合板基材層の裏面側に設けられた遮音層とを備え、
    前記合板基材層に、床材幅方向に延び、かつ裏面側に開放する裏溝が、床材長さ方向に間隔をおいて複数形成され、
    前記裏溝の上端位置が、合板基材層における上から2層目の単板内に配置され、
    前記合板基材層を構成する複数の単板のうち、1層目の単板の厚みが0.2mm〜0.8mmに設定され、
    前記遮音層が、ポリウレタン樹脂発泡体または合成繊維不織布によって構成されるとともに、
    前記遮音層の厚みが2mm〜mmに設定され、
    遮音性能としての推定L等級がL45の基準またはΔL等級がΔLL(I)−4の基準を満足していることを特徴とする床構造。
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