JP6479067B2 - 量子光学システム - Google Patents

量子光学システム Download PDF

Info

Publication number
JP6479067B2
JP6479067B2 JP2017029795A JP2017029795A JP6479067B2 JP 6479067 B2 JP6479067 B2 JP 6479067B2 JP 2017029795 A JP2017029795 A JP 2017029795A JP 2017029795 A JP2017029795 A JP 2017029795A JP 6479067 B2 JP6479067 B2 JP 6479067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transition
state energy
optical system
energy level
ground state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017029795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018063413A (ja
Inventor
ジョン ベネット アンソニー
ジョン ベネット アンソニー
ジェームス シールズ アンドリュー
ジェームス シールズ アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JP2018063413A publication Critical patent/JP2018063413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6479067B2 publication Critical patent/JP6479067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N10/00Quantum computing, i.e. information processing based on quantum-mechanical phenomena
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y20/00Nanooptics, e.g. quantum optics or photonic crystals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/70Nanostructure
    • Y10S977/773Nanoparticle, i.e. structure having three dimensions of 100 nm or less
    • Y10S977/774Exhibiting three-dimensional carrier confinement, e.g. quantum dots
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/70Nanostructure
    • Y10S977/813Of specified inorganic semiconductor composition, e.g. periodic table group IV-VI compositions
    • Y10S977/815Group III-V based compounds, e.g. AlaGabIncNxPyAsz
    • Y10S977/819III-As based compounds, e.g. AlxGayInzAs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/902Specified use of nanostructure
    • Y10S977/932Specified use of nanostructure for electronic or optoelectronic application
    • Y10S977/949Radiation emitter using nanostructure
    • Y10S977/95Electromagnetic energy
    • Y10S977/951Laser

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Description

実施形態によるデバイスおよびシステムは、量子光学の分野に関する。
量子光学の分野では、光子数スクイージング、コヒーレンス、重ね合わせ、およびもつれの特性を示す決定論的な量子光状態の光子を生成する必要性が存在する。
そのような必要性は、量子コンピューティング、計測学、センシングの分野にある。さらに、もつれ光子状態の生成、ならびに、任意の形状および長さのコヒーレントな光子の作成の必要性が存在する。
本発明の実施形態によるデバイスは、ここで、以下の図を参照して説明される。
図1(a)は、量子ドットにおけるエネルギー準位を示す図であり、図1(b)は、図1(a)の量子ドットにおける電子に関連するスピン状態を示し、図1(c)は、図1(a)の量子ドット全体に関連するスピン状態を示す。 図2は、図1(a)の量子ドットにおけるエネルギー準位と、本発明のある実施形態による外部レーザ入力および光子収集とを示すさらなる図である。 図3(a)〜図3(d)は、制御された光子出力を生成するために使用される本発明のある実施形態による一連の励起を示し、図3(a)は、初期状態の準備を示し、図3(b)は、基底状態における状態の重ね合わせを生成するための2−3遷移の励起を概略的に示し、図3(c)は、重ね合わせ状態をさらに変更するための制御パルスの印加を示し、図3(d)は、2−3遷移の最終励起を示す。 図4(a)〜図4(f)は、もつれ光子対を生成するために使用される本発明のある実施形態による一連の励起を示し、図4(a)は、初期状態の準備を示し、図4(b)は、基底状態における状態の重ね合わせを生成するための2−3遷移の励起を概略的に示し、図4(c)は、重ね合わせに依存してもつれのための第2の光子を供給するための放射ビーム(beam of radiation)の印加を示し、図4(d)は、2つの基底状態間の反転分布を示し、図4(e)および図4(f)は、もつれのための2つの最終状態を生成するための1−3遷移のさらなる励起を示す。 図5(a)〜図5(f)は、もつれ光子対を生成するために使用される本発明のある実施形態による一連の励起を示し、図5(a)は、初期状態の準備を示し、図5(b)は、基底状態における状態の重ね合わせを生成するための2−3遷移の励起を概略的に示し、図5(c)は、重ね合わせに依存してもつれのための第2の光子を供給するための放射ビームの印加を示し、図5(d)は、2つの基底状態間の反転分布を示し、図5(e)および図5(f)は、もつれのための2つの最終状態を生成するための1−3遷移のさらなる励起を示す。 図6(a)は、ピラーマイクロキャビティの概略図であり、図6(b)は、フォトニック結晶の概略図である。 図7(a)は、本発明のある実施形態による実験データを示し、図7(b)は、このデータに関連する遷移を示す。 図8(a)および図8(b)は、レーザと検出された光子とが図8(c)に示すように同じエネルギーであるときのコヒーレントな光子散乱の測定値を示す。
一実施形態では、荷電キャリアと、第1および第2の基底状態レベルと、複数の励起状態レベルとを有する荷電量子ドットを備える光学システムが提供され、第1および第2の基底状態エネルギー準位は、前記荷電キャリアがそのスピン状態を変化させることなく第1の基底状態エネルギー準位と第2の基底状態エネルギー準位との間で移動することができないように、異なるスピン状態を有し、
システムは、第1の基底状態レベルから、複数の励起状態レベルからの選択された励起状態レベルへの前記量子ドット内の第1の遷移から、100マイクロeV以下のエネルギーを有する第1の放射ビーム(radiating beam)を制御するように適合されたコントローラをさらに備え、
システムは、第1の放射ビームからの光子の散乱によって光子が生成されるように、前記量子ドット内の第2の遷移の減衰率を、選択された励起状態レベルから第2の基底状態レベルに高めるが、第1の遷移の減衰率を高めないように適合され、
コントローラは、ちょうど1つの光子を生成するために、選択された励起状態の放射寿命よりも長い時間の間、量子ドットに第1の放射ビームを照射するように適合され、第1の放射ビームは、少なくとも1つのパルスを備える。
したがって、第1の照射ビーム(irradiating beam)は、単一のパルスまたは複数のパルスであり得る。いくつかの実施形態では、制御パルスなどのさらなるパルスが、第1の照射ビームのパルス間に点在する。
これは、ラマン散乱光子が、選択された励起状態遷移の放射寿命よりも長い光子長さ(photon length)を有するように、コントローラが第1の遷移を励起するように適合されていると考えられ得る。光子長さは、時間において光子の開始から終了まで測定される。これは、後述する統計的測定値である。
ラマン散乱は、物質との相互作用による光子の非弾性散乱である。上記の実施形態では、散乱光子は、元の入射光子とは異なるエネルギーを有する。
異なるスピン状態を有する2つの基底状態レベルを設けることによって、荷電キャリアは、スピンフリップ遷移を受ける必要がある。これは、励起状態から基底状態への放射減衰時間よりもかなり長く、したがって、励起状態の減衰を使用して可能なものよりもはるかに長いコヒーレンス時間を有するコヒーレントな単一の光子を生成することが可能である。上記は、空洞内の単一の量子ドットからのコヒーレントな散乱光を可能にする。ラマン散乱プロセスは、長い光子が生成されることを可能にし得る。以下で示すように、さらなる操作は、複雑なもつれ状態と光子−光子ゲートとにつながり得る。マイクロホンオフ
ある実施形態では、第1の放射ビームは、単一の強度最大値と、選択された励起状態寿命よりも長いパルス長とを各パルスが有するパルスビームであり、コントローラは、第1の基底状態にあるすべてのスピンを第2の基底状態に移行させるようにパルス領域を制御するように適合される。
さらなる実施形態では、コントローラは、第2の遷移エネルギーの100マイクロeV内のエネルギーで量子ドットを放射する第2の放射ビームを制御するようにさらに適合され、前記第2の放射ビームは、制御ビームであり、制御ビームは、第1の放射ビームの2つ以上のパルス間の量子ドットに印加され、コントローラは、荷電キャリアが、制御ビームの印加前に第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせであるエネルギー状態を有するように、第1の放射ビームを制御するように構成される。
光学システムは、もつれ光子の源として構成され得、コントローラは、荷電キャリアが、第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせである重ね合わせエネルギー状態を有するように、第1の放射ビームを制御するように構成され、コントローラは、前記重ね合わせエネルギー状態を使用して、もつれ光子対を生成するために、少なくとも1つのさらなる光子を散乱させるように第2の放射ビームを制御するようにさらに適合される。
上記の実施形態では、第2の遷移の減衰率を増加させる第2の遷移に対する強化が存在するが、それは、第1の遷移には適用されない。これは、図4を参照してより詳細に説明される。
上記は、n個のもつれ光子の源に拡張され得、ここで、nは、少なくとも2の整数であり、コントローラは、前記重ね合わせエネルギー状態を使用して、もつれ光子を生成するために、複数の光子で散乱するように第2の放射ビームを制御するように構成される。
コントローラは、第1のビームを照射する前に、第1の基底状態レベルにおける荷電キャリアを準備するように構成され得る。
ある実施形態では、第1および第2の基底状態レベルは、面内磁場によって生成される。
第2の遷移の減衰率は、いくつかの方法で、たとえば、所望の遷移の周波数に同調させた空洞によって、または導波路によって高められ得る。システムは、第2の遷移に結合し、第1の遷移に結合しない光偏光のみをサポートすることによって、第2の遷移の減衰率を選択的に高め、第1の遷移の減衰率を高めないように適合され得る。
ある実施形態では、第1の放射ビーム(radiation beam)は、遷移の放射線幅未満の線幅を有する狭帯域ビームである。疑義を回避するために、ここで考慮される線幅は、ラマン散乱ではなく、自然放出のためにシステムを励起した際に測定される線幅であるが、通常は、量子ドットにおいて1〜10マイクロeVである。
さらなる実施形態では、システム外にラマン散乱光子を通過させるように適合されたフィルタが設けられる。
量子ドットの基底状態におけるキャリアは、電子または正孔であり得る。
ある実施形態では、システムは、選択された励起状態から第2の基底状態への減衰の確率を、選択された励起状態から第1の基底状態への減衰の確率よりも大きくなるように変化させる。
ある実施形態では、第1の放射ビームの照射から作成された光子は、基底状態におけるスピンの寿命未満の長さを有する。さらに、ある実施形態では、レーザは、遷移から離調されない。
さらなる実施形態では、光学システムを動作させる方法が提供され、光学システムは、荷電キャリアと、第1および第2の基底状態レベルと、複数の励起状態レベルとを備える量子ドットを備え、第1および第2の基底状態エネルギー準位は、前記荷電キャリアがそのスピン状態を変化させることなく第1の基底状態エネルギー準位と第2の基底状態エネルギー準位との間で移動することができないように、異なるスピン状態を有し、
方法は、第1の基底状態レベルから、複数の励起状態レベルからの選択された励起状態レベルへの前記量子ドット内の第1の遷移から、100マイクロeV以下のエネルギーを有する第1の放射ビームを量子ドットに照射することを備え、
システムは、第1の放射ビームからの光子の散乱によって光子が生成されるように、前記量子ドット内の第2の遷移の減衰率を、選択された励起状態レベルから第2の基底状態レベルに高めるが、第1の遷移の減衰率は高めないように適合され、
量子ドットは、ちょうど1つの光子を生成するために、選択された励起状態の放射寿命よりも長い時間の間、第1の放射ビームを照射され、第1の放射ビームは、少なくとも1つのパルスを備える。
さらなる実施形態では、第1の放射ビームは、単一の強度最大値と、選択された励起状態寿命よりも長いパルス長とを各パルスが有するパルスビームであり、パルス領域は、第1の基底状態におけるすべてのスピンを第2の基底状態に移行させるように制御される。
さらなる実施形態では、第2の放射ビームは、第2の遷移エネルギーの100マイクロeV内のエネルギーで量子ドットを放射し、前記第2の放射ビームは、制御ビームであり、制御ビームは、第1の放射ビームの2つ以上のパルス間の量子ドットに印加され、第1の放射ビームは、荷電キャリアが、制御ビームの印加前に第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせであるエネルギー状態を有するように制御される。
さらなる実施形態では、方法は、もつれ光子を生成するように構成され、第1の放射ビームは、荷電キャリアが、第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせである重ね合わせエネルギー状態を有するように量子ドットを放射し、第2の放射ビームは、第2の遷移エネルギーの100マイクロeV内のエネルギーで量子ドットを放射し、前記第2の放射ビームは、制御ビームであり、コントローラは、前記重ね合わせエネルギー状態を使用して、もつれ光子対を生成するために、少なくとも1つのさらなる光子を散乱させるように第2の放射ビームを制御するようにさらに適合される。
図1(a)は、2つの基底状態|1>、|2>と、2つの励起状態|3>、|4>とを有する4レベルエミッタとして構成された量子ドットの概略図である。この配列では、2つの基底状態|1>、|2>は、共通の励起状態|3>に光学的に結合される。
さらに、図6を参照して後に説明されるように、基底状態−励起状態遷移のうちの1つは、構造のフォトニックエンジニアリングによって強化される。これは、この遷移のためのより短い減衰時間と、したがって、この遷移の優先的な強化とをもたらす。このフォトニックエンジニアリングは、好ましい遷移の波長に同調された空洞、または同様に同調された導波路の導波モードなどによって達成され得る。代替的には、導波路などの広いエネルギー応答を有するフォトニック構造も、それが、第2の遷移には対応するが第1の遷移には対応しない光偏光をサポートする場合、1つの遷移を選択的に強化するために使用され得る。2−3遷移からの減衰を抑制することも可能である。言い換えれば、優先的な強化は、相対的な減衰率2−3および1−3を変化させる働きをする。
量子ドットの分野では、図1(a)の構造は、磁場中の量子ドットへの単一の荷電キャリアの追加によって実現され得る。試料の平面内で磁界の影響を受ける量子ドットの場合、量子ドットへの単一の電子(正孔)の追加は、図1(a)中の2つのエネルギー準位|1>、|2>をもたらす。電子−正孔対を作成する光子の吸収は、システムを上部状態|3>、|4>に移動させ、上部状態|3>、|4>は、励起の前に構造内に1つの電子が存在したとき、2つの電子と1つの正孔(または、励起の前に1つの正孔が存在した場合、1つの電子と2つの正孔)とから構成される。ラマン散乱では、電子−正孔対の作成がないが、後に説明される理由のため、励起状態|3>、|4>の概念を理解する必要があることが留意されるべきである。
図1(b)は、余分の電子で荷電された量子ドットからもたらされるエネルギー準位を示し、これは、負に荷電された励起子状態X−からの放出を示す。図1(c)は、余分の正孔で荷電された量子ドットからもたらされるエネルギー準位を示し、これは、正に荷電された励起子状態X+からの放出を示す。
矢印によって示される光学遷移は、単一の光子の放出をもたらす。前記光子は、電荷を担持しないので、単に1つの電子と1つの正孔の再結合から生じ得る。逆に、1つの光子がシステムを励起する光学励起は、電子と正孔との追加をもたらす。
試料の平面内の磁場について、基底状態エネルギー準位(1および2)は、係数ge/h*μB*Bぶんエネルギーで分離され、ここで、gは、単一の電子e(正孔h)の「g係数」であり、μBは、ボーア磁子(58マイクロeV/T)であり、Bは、印加される磁場である。図1(ii)の例では、最低エネルギー状態における電子のスピンは、電子スピンアップ(↑)とスピンダウン(↓)との重ね合わせである。図1(c)の例では、最低エネルギー状態における正孔のスピンは、
の重ね合わせである。同様に、図1(b)および(iii)中の上部状態は、キャリアスピンの重ね合わせである。この文書の残りにおける表記を単純化するために、図1(a)に示すように、これらは、状態1〜4と呼ばれる。
スピンの保存のため、図に示された遷移は、明確に定義された偏光を有する(光子は、再結合する電子および正孔からスピンの変化を運び去る)。実線矢印によって示された垂直遷移は、特定の直線偏光を有し、二重線矢印によって示された対角線遷移は、反対の直線偏光を有する。
レーザなどの光源は、遷移を光学的にアドレスするために使用される。
前記量子エミッタは、GaAs半導体内に形成されたInGaAs量子ドット、InP内に形成されたInGaAsドット、AlGaAs内に形成されたGaAs QD、その基底状態におけるスピンを有するダイヤモンド内の欠陥、WSeもしくはWS2などの2次元材料内の欠陥、または何らかの他のシステムであり得る。
上述したように、空洞は、図1(a)に示すように遷移1−3を選択的に強化するために使用され得る。この空洞は、エミッタの位置における状態の局部的な光学密度が、空洞がない場合に見られるものに対して遷移|1>から|3>のエネルギーにおいて増加される、十分に高い品質係数(Q)および十分に低いモード体積(V)のものである。状態の光学密度を変化させ得る空洞または光学構造の設計については、図6を参照して後に論じられる。代替的には、小さいモード体積と不十分な容量因子とを有する導波路または空洞などの、広いエネルギー応答を有するフォトニック構造はまた、前記フォトニック構造が、第2の遷移には対応するが第1の遷移には対応しない光偏光をサポートする場合、1つの遷移を選択的に強化するために使用され得る。
量子エミッタにおける遷移の共振光学アドレッシングは、レーザであり得る外部光源によって行われる。これらの光源は、大部分が、前述の遷移の100マイクロeV内で、遷移1−3および2−3と共振しなければならない。単純化のため、この文書の残りの部分では、レーザが遷移と共振する場合について論じる。それらのスペクトル幅は、光学遷移放射寿命によって定義される量子エミッタにおける遷移のエネルギー幅に対して狭くなければならない。エネルギーにおける遷移の幅dEは、
に制限され、ここで、τradは、放射寿命である。
状態間の光学遷移は、エネルギーと、スピンと呼ばれる量子力学的性質とを温存しなければならない(たとえば、電子は、スピン±1/2を有し、光子は、スピン±1を有する)。これは、図1において、キャリアスピンが状態2から状態1に移動される結果となる遷移2−3のエネルギーでのドットの照射が、(エネルギーの保存によって)エネルギー1−3のラマン光子を作成しなければならないことを意味する。状態2から状態1へのこの移行はまた、基底状態電荷のためのスピンの変化をもたらし、前記スピン変化は、生成された光子によって運び去られる。結果として生じる状態1におけるキャリアスピンは、エネルギーとスピンの両方の変化を伴うので、容易には状態に2に移行し戻ることができない。
ある実施形態では、本発明の動作のために、スピンは、光パルスよりもはるかに長い時間にわたって状態1で安定していなければならない。InGaAs量子ドットでは、これは、キャリアがドットから脱出するまたは位相散逸するのを助け得る欠陥の密度を低減するための、量子ドットの周囲のヘテロ構造の注意深い設計によって達成される。これらのシステムにおける純粋なスピンが、マイクロ秒の範囲にわたって安定であることが可能である。
エミッタ内の励起状態3および4の放射寿命と比較して長さが長い単一の光子を生成するためにシステムがどのように使用されるのかが、ここで、図2を参照して説明される。単一の光子の長さは、高速光検出器を用いた時間分解測定によって決定され得ることが留意されるべきである。たとえば、同じ条件下で出力された複数の光子は、測定され、検出器における分布または到着時間は、光子の時間的長さおよび形状に近い。
電子−正孔対の作成に取り組む単一の量子エミッタでは、エミッタは、ドット内の励起状態が一度に1つの励起のみを含み得るという原理に基づいて働く。これは、パウリの排他原理によるものである。励起が自然放出における光子の放出によって減衰した後、システムは、基底状態にあり、(時間Tre後に)再励起され、再び減衰するまで(Tdecay)、第2の光子を放出することができない。したがって、光子は、時間(Tre+Tdecay)だけ間隔を置かれ得、これは、アンチバンチングと呼ばれる。量子ドットでは、この時間は、典型的には1〜10ナノ秒である。
対照的に、本実施形態は、異なる物理的理由のためにアンチバンチングされた光子につながり、これは、(マイクロ秒のタイムスケールよりも長い)基底状態1または2における単一のスピンの長いスピン−フリップ時間である。システムを励起し、自然放出を待つ代わりに、ラマン光子は、単一の光子を生成するために、3を介して2から1にコヒーレントに駆動される。このラマンプロセスを駆動するための狭帯域レーザの使用は、母集団が状態1から移行され得ないことを確実にする。プロセスは、スピンが状態2に戻されるまで、再び開始することができない。
ある実施形態では、ラマンプロセスを駆動するために、狭帯域光レーザからの長い光パルスが使用され得、レーザの線幅に近い線幅と、状態3の放射寿命よりも長い光子長さとを有する光子を生成する。そのような光子は、固体中の希土類イオンに基づく量子メモリと、単一の原子およびイオン中で見られる狭い光学遷移とに対応し、半導体量子ドットと、上述した量子メモリにおける長い量子ビット記憶時間の両方の最良の特徴に基づく光学技術を可能にする。さらに、レーザパルスを正確に成形するために商業的に利用可能な光強度変調器が使用され得る(これらは、数100ピコ秒の応答時間を有する)。量子光学において任意に成形された光子を作ることができることには利点があり、例として、単一の光子で2レベル遷移を最適に励起するために、その光子は、指数関数的に減衰する尾部が続く鋭い先端部を有するべきである。
任意の線幅のレーザが使用され得ることが留意されるべきである。しかしながら、ある実施形態では、レーザの線幅は、
以下であるべきである。ここで、
は、換算プランク定数である。
光子の形状は、時間の関数としての光子の電場強度を指す。光子の形状の変更は、電気信号発生器によって駆動される可変強度変調器で達成され得る。理想的には、時間の関数としての光子の強度の変更は、その光の空間分布、スペクトル、または位相を変化させない。ある実施形態では、遷移1−3と共振する空洞は、ラマンプロセスが効率的であることを確実にする。空洞が存在しない横方向磁場では、遷移1−3、2−4、1−4、および2−3のすべては、等しい強度を有する。遷移1−3にパーセル効果を付与する空洞の使用は、この遷移を優先的に強化し、したがって、遷移2−3を駆動するレーザは、エネルギー2−3における光子につながるよりも、エネルギー1−3におけるラマン光子を生成する可能性がより高くなる。このフォトニック構造は、図6を参照して詳細に論じられるが、(i)エネルギーを使用して、すなわち、1−3と共振し、他の遷移と共振しないエネルギーを有する、遷移1−3による減衰を選択的に強化し得、または(ii)1−3からの光子に対応し、他の遷移からの光子に対応しない可視偏光を維持するように設計され得、(iii)これらの遷移の状態の光学密度を減少させることによって1−3以外のすべての遷移を抑制し得る。
上記のデバイスでは、1−3遷移から放出された光子は、システムを駆動するために収集され、レーザは、使用されない。これは、遷移1−3のみと共振する挟スペクトルフィルタで達成され得る。代替的には、または加えて、遷移1−3からの光を選択的に通過させるが、レーザを通過させない偏光フィルタが使用され得る。
上記の実施形態では、2−3と共振するレーザパルスの開始前に基底状態1および2におけるスピンを準備する必要はない。この場合、スピンは、2つの状態1および2のインコヒーレントな混合となり、励起サイクルの半分の間に平均で1つの光子しか生成されない。
さらなる実施形態では、状態2におけるスピンは、エネルギー2−3におけるレーザパルスの開始前に準備される。これは、(i)状態2におけるスピンを準備するのに十分な時間にわたって遷移1−4を光学的に駆動すること、または(ii)2のエネルギーにおいてキャリアを選択的にトンネリングするために半導体内のヘテロ構造を使用することによって達成され得る。
図3(a)〜図3(d)は、本発明のさらなる実施形態を示し、単一の「制御」光子が第2の「ターゲット」光子に位相シフトを与えるためにどのように使用され得るのかを示す。これは、フォトニックゲートの機能における基本的な動作である。図3(a)〜図3(d)は、ステップ(i)〜(iv)をそれぞれ示す。
図3(a)に示すステップ(i)では、システムは、ある実施形態では光ポンピングによって達成され得る状態2において準備される。たとえば、光子は、状態4に励起され得、状態2に減衰することが可能であり得る。
この実施形態では、図3(b)に示すステップ(ii)では、2−3遷移は、図1および図2を参照して説明したように励起される。しかしながら、ここでは、パルスは、いわゆるπ/2パルスであり、時間の50%で光子をもたらすように、特定の領域(振幅掛ける長さ)を有するように選択される。したがって、状態2から状態1への完全な母集団の移行は存在せず、キャリアのエネルギー状態は、図3のステップ(ii)の後に、第1および第2のレベルのエネルギー状態の重ね合わせにある。
この重ね合わせ状態では、状態は、図3(c)に示すように、ステップ(iii)において制御パルスを使用してさらに変更され得る。遷移2−3および遷移1−3は、コントローラ(図示せず)の制御下でレーザを使用して励起される。コントローラは、パルス形状を制御するように適合される。
図3(d)に示すステップ(iii)では、コントローラは、図3(b)に示すように2−3遷移を放射するように切り戻す。しかしながら、図3(d)では、パルス領域は、スピンのすべての残りの母集団をレベル2からレベル1に完全に移動させるpiパルスとして選択される。2−3遷移は、2つのステップで励起されるが、プロセスは、図3(b)および図3(d)を見ると、2つの光パルスを用いる単一のステップとして最もよく理解される。このステップは、量子ドットへの制御パルスの中断された印加である。
時間およびエネルギー2−3で分離され、それぞれ、pi/2およびpiのパルス領域を有する2つの光パルス(図3(b)および3(d))は、「ターゲット」光子を作成するエミッタから散乱する。2つの時間ビン間で共有されるエネルギー1−3におけるこの単一のラマン光子は、しかし、エネルギー2−3における2つのパルスがコヒーレントであれば(たとえば、同じレーザから得られていれば)、共通のコヒーレンスを有する。原理的には、入射パルスは、2つの時間ビンにわたって共有される単一の光子またはレーザパルスであり得る。入射パルスがレーザから得られる場合、単一の光子のみが散乱される。この例では、光子の状態は、[Eii+Eiv]であり、下付き文字は、異なるビンの2つの時間を示す。本発明によれば、これらの2つの部分の時間間隔は、一実施形態では純粋なスピン寿命まで、広く分離され得、状態のコヒーレンスは、状態1および2におけるスピンのコヒーレンスによって制限されることになる。
本発明は、「ターゲット」ラマン光子に条件付き位相シフトを与えることによって光子−光子ゲート動作を可能にする。これは、ステップ(ii)とステップ(iv)との間でシステムに入射するエネルギー1−3における第2の光パルス(「制御」パルス)によって達成される。これは、図3中のステップ(iii)として描かれる。「制御」パルスは、2つの部分重ね合わせであり、これらのうちの1つは、遷移1−3から散乱することができ、1つは、散乱することができない。たとえば、この重ね合わせは、偏光量子ビットであり得、その1つの直線偏光のみが1−3遷移から散乱することになる。代替的には、制御パルスは、2つの時間の重ね合わせそれ自体であり得、そのうちの1つは、ステップ(ii)とステップ(iv)との間にシステムに入射し、そのうちの1つは、[E0+Eiii]などのこの範囲外である。遷移1−3と共振する空洞の存在は、ステップ(iii)が高効率であり得ることを確実にする。
しかしながら、これらの2つのラマン光子間でシステムに入射したエネルギー1−3における光子は、ラマン光子に位相シフトを与えることになる。この例では、ステップ(iii)における単一の光子における偏光量子ビットは、ステップ(ii)および(iv)におけるラマン光子に符号化された位相量子ビットを変化させている。これは、条件付き位相シフトゲートであり、
ターゲット光子:[E0+Eiii
制御光子:[Eii+Eiv
ゲート後の状態:[E0,Eii+Eiii,Eii+E0,Eiv+eiii,Eiv]である。
ここで、θは、ステップ(iii)によって与えられる条件付き位相である。ある実施形態では、この位相は、πである。
上記のシステムは、図4に示すもつれ光子源の基礎を形成する。ここで、レーザのスペクトル特性を保持する、すなわち高いコヒーレンスを有する一対の縮退時間ビンもつれ光子が高効率で生成される実施形態が示される。これは、自然放出に依存する量子ドットを使用して光子をもつれさせ、したがって、固体環境によって制限されるそれらのスペクトル特性を有する光子をもたらす他の方式とは対照的である。典型的には、これは、光子が自然放出では4マイクロeVよりも大きい線幅を有することを意味するが、本方式を使用すると、光子は、ナノeV以下のオーダーであり得るレーザのエネルギーにほぼ匹敵するエネルギーを有する。
プロセスは、以下の通りである。
図4(a)に示すステップ(i) スピンが状態2にあることを確実にするのに十分な長さおよび強度の、遷移1−4と共振する光パルスを使用する状態2へのスピンの準備。このステップは、デバイスの放出を監視することなく実行され得るが、エネルギー2−4における単一の光子の検出は、スピンの状態2への移行を告知することになる。
図4(b)に示すステップ(ii) エネルギー2−3におけるレーザは、エネルギー1−3におけるラマン光子を作成する。このレーザパルスは、いわゆるπ/2パルスであり、時間の50%で光子をもたらすように、特定の領域(振幅掛ける長さ)を有するように選択される。この時点で、システムは、状態[|1,Eii>+|2,0ii>]においてもつれ、ここで、Eiiは、(ii)が放出された時点の光子を示し、0iiは、光子を示さない。
図4(c)に示すステップ(iii) エネルギー1−3におけるレーザは、遷移1−3から散乱する。1−3からの遷移は、空洞によって強く増強されるので、これは、1および2における母集団を変化させない非常に効率的なプロセスであり得る。システムは、ここで、もつれ状態[1,Eii,Eiii>+|2,0ii,0iii>]にある。これは、レーザからの1つの光子を反映する遷移と考えられ得、遷移は、一度に1つの光子のみを反映することができることが示されている。
図4(d)に示すステップ(iv) 遷移1および2の母集団は、コヒーレントに交換されなければならず、これは、非共振レーザパルスで達成され得る。これは、もつれ状態[|2,Eii,Eiii>+|1,0ii,0iii>]をもたらす。これは、量子ドットに、円偏光の、長さが数ピコ秒の明るい光パルスを照射することによって達成され得、この光パルスは、システム内のすべての遷移から離調された1〜3meVのエネルギーを有する。このパルスは、システム内でキャリアを作成しない(励起が存在しない)が、状態1および2において格納される量子ビットの回転を規定する。
図4(e)に示すステップ(v) エネルギー1−3におけるパルスは、状態[|2,Eii,Eiii,0v>+|1,0ii,0iii,Ev>]を作成するように遷移から散乱する。
図4(f)に示すステップ(vi) エネルギー1−3におけるパルスは、状態[|2,Eii,Eiii,0v>+|1,0ii,0iii,Ev>]を作成するように遷移から散乱する。最後に、ステップ(vii)において、スピンの状態は、たとえば、システムの外にトンネリングすることによって、破壊されなければならない。これは、もつれ状態[|Eii,Eiii,0v,0iv>+|0ii,0iii,Ev,Eiv>]をそのままにする。これは、図示されない。
この方法によって、もつれ状態は、(量子エミッタにおける位相緩和によって制限されない)レーザのコヒーレンスを有する光子から作成される。効率的な空洞のため、このフォトニック状態は、明確に定義された光子数(それは、2つの光子のみで構成され、それよりも多くもそれよりも少なくもない)という追加の利点を有する。
さらなる実施形態では、図5に示すように、図4に関連して説明した方法は、2よりも多くの光子にわたって量子もつれ状態を作成するように拡張される。これは、量子計測学、量子コンピューティング、および量子秘密共有に適用される。生成されたフォトニック状態は、N00N状態と呼ばれる。この状態は、N個の光子を、状態[|N,0>+|0,N>]において2つのモードにわたってコヒーレントに共有させる。この状態は、古典的な光源によって達成され得るものを超えて、小さい位相シフトの測定において量子力学的な利点を提供する。
図5は、N00N状態を作成するためのデバイスの動作を示す。本発明の動作は、図4に示すものと同様の線に沿って進行するが、ステップ(c)およびステップ(e)は、[N−1]回反復される。これは、最初のN個の時間ビンにおけるN個の光子か、または最後のN個の時間ビンにおけるN個の光子のいずれかを有するフォトニック状態を作成する。
図6は、実施形態による空洞の概略的な画像を示す。他の空洞設計も可能である。
図6aは、半導体構造にエッチングされた直径1〜5ミクロンの「ピラーマイクロキャビティ」である。これは、GaAs(クリーム色)およびAlxGax-1As(ピンク色)の交互のλ/4n層の底部鏡を備え、ここで、合金のアルミニウム含有量xは、1に近く、λは、自由空間における波長であり、nは、層の屈折率である。図示の例では、底部鏡は、GaAsとAlGaAsとの間で交互になっている4分の1波長層の15以上の反復から構成される。中心スペーサは、整数の半波長の厚み、たとえば、1波長、λ/nGaAsであるGaAsから構成される。この空洞内に、電場内で最大に位置するように設計された量子エミッタの層が配置される。スペーサの上には、5回以上の反復の第2の鏡がある。ドットから大部分の光が上方向に出るのを確実にするために、この空洞は、典型的には、(より少ない数の反復を使用することによって達成される)より低い反射率を有することになる。
図6(b)では、その中心に量子エミッタを含み、デバイスの中心における量子エミッタからの放出を横方向に抑制するように選択された、三角形格子状に穴がパターン化されたGaAsの(100〜300nmの厚さの)スラブを備える2Dフォトニック結晶が示されている。空洞は、線状に3つの穴が形成されていないこの例にあるように、いくつかの穴を除去しないことによってこのフォトニック結晶内に形成され得る。そのような空洞は、非常に高い品質係数と低いモード体積とを有し得、モードと共振する量子エミッタ内に位置する光学遷移の強い強化につながる。
図7は、本発明のある実施形態による実験データを示す。このデータでは、9Tの磁場におけるピラーマイクロキャビティ内の量子ドットは、遷移3の寿命が約100psであるとき、遷移2−3と共振する4ナノ秒のコヒーレントなパルスによって励起される。これは、レーザとコヒーレントな単一の光子を生成する。光パルスが励起状態寿命の40倍であるにもかかわらず、デバイスは、各サイクルで単一の光子を生成する(各サイクル間で、スピンは、別の光パルスによって状態1から2に移行し戻された)。
図8は、レーザと検出された光子とが同じエネルギーであるときのコヒーレントな光子散乱の測定値を示す。この場合では、CWコヒーレントなレーザが、遷移を駆動するために使用され、これは、図8Aに示す強いアンチバンチング放出をもたらした。放出された量子光のスペクトル測定値(図8B中のデータ点)は、計器のスペクトル分解能(0.78マイクロeV)と同様の幅を示し、これは、光子の線幅がきわめて狭い、自然放出される光子で可能であるよりもはるかに小さいことを示唆する。これは、光子が図4(c)および図4(e)、図5(c)および図5(e)のステップで生成されるのと同じプロセスである。
上記の実施形態は、本発明が、もつれN光子状態生成デバイス、フォトニック量子ゲート、および/または超長時間のアンチバンチングタイムスケールで単一の光子源に使用され得ることを実証している。
上記の実施形態は、スケーラブルであり、自然放出によって制限されない光子コヒーレンスを有する。
上記の実施形態は、寿命よりも40倍長い光パルスでg(2)(0)〜4%を示している。さらに、光子のコヒーレンス時間は、現在の測定能力よりもはるかに長い。良好なスケーラビリティを有する大きいもつれ状態を生成することが可能である。
特定の実施形態について説明したが、これらの実施形態は、単なる例として提示されており、本発明の範囲を限定するものではない。実際に、本明細書で説明される新規の方法およびシステムは、様々な他の形態で具体化され得、さらに、本明細書で説明される方法およびシステムの形態における様々な省略、置換、および変更は、本発明の精神から逸脱することなく行われ得る。添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物は、本発明の範囲および精神に入るような変更のそのような形態を包含することが意図される。

Claims (22)

  1. 荷電キャリアと、第1および第2の基底状態エネルギー準位と、複数の励起状態エネルギー準位とを有する量子ドットを備える光学システムであって、前記第1および第2の基底状態エネルギー準位が、前記荷電キャリアがそのスピン状態を変化させることなく前記第1の基底状態エネルギー準位と前記第2の基底状態エネルギー準位との間で移動することができないように、異なるスピン状態を有し、
    前記光学システムが、前記第1の基底状態エネルギー準位から前記複数の励起状態エネルギー準位の中から選択された励起状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第1の遷移のエネルギーの100マイクロeV内のエネルギーを有する第1の放射ビームを制御するように適合されたコントローラをさらに備え、
    前記光学システムが、前記第1の放射ビームからの光子の散乱によって光子が生成されるように、前記選択された励起状態エネルギー準位から前記第2の基底状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第2の遷移の減衰率を高めるが、前記第1の遷移の減衰率を高めないように適合され、
    前記光学システムが、所望の遷移の周波数に同調された空洞によって、前記第2の遷移の前記減衰率を高めるように適合され、
    前記コントローラが、ちょうど1つの光子を生成するために、前記選択された励起状態エネルギー準位の放射寿命よりも長い時間の間、前記量子ドットに前記第1の放射ビームを照射するように適合され、前記第1の放射ビームが、少なくとも1つのパルスを備える、光学システム。
  2. 前記光学システムが、導波路によって、前記第2の遷移の前記減衰率を高めるように適合された、請求項に記載の光学システム。
  3. 前記第2の遷移に結合するが前記第1の遷移に結合しない光偏光をサポートするフォトニック構造を備える請求項1または2に記載の光学システム。
  4. 荷電キャリアと、第1および第2の基底状態エネルギー準位と、複数の励起状態エネルギー準位とを有する量子ドットを備える光学システムであって、前記第1および第2の基底状態エネルギー準位が、前記荷電キャリアがそのスピン状態を変化させることなく前記第1の基底状態エネルギー準位と前記第2の基底状態エネルギー準位との間で移動することができないように、異なるスピン状態を有し、
    前記光学システムが、前記第1の基底状態エネルギー準位から前記複数の励起状態エネルギー準位の中から選択された励起状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第1の遷移のエネルギーの100マイクロeV内のエネルギーを有する第1の放射ビームを制御するように適合されたコントローラをさらに備え、
    前記光学システムが、前記第1の放射ビームからの光子の散乱によって光子が生成されるように、前記選択された励起状態エネルギー準位から前記第2の基底状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第2の遷移の減衰率を高めるが、前記第1の遷移の減衰率を高めないように適合され、
    前記光学システムが、導波路によって、前記第2の遷移の前記減衰率を高めるように適合され、
    前記コントローラが、ちょうど1つの光子を生成するために、前記選択された励起状態エネルギー準位の放射寿命よりも長い時間の間、前記量子ドットに前記第1の放射ビームを照射するように適合され、前記第1の放射ビームが、少なくとも1つのパルスを備える、光学システム。
  5. 前記第2の遷移に結合するが前記第1の遷移に結合しない光偏光をサポートするフォトニック構造を備える請求項に記載の光学システム。
  6. 荷電キャリアと、第1および第2の基底状態エネルギー準位と、複数の励起状態エネルギー準位とを有する量子ドットを備える光学システムであって、前記第1および第2の基底状態エネルギー準位が、前記荷電キャリアがそのスピン状態を変化させることなく前記第1の基底状態エネルギー準位と前記第2の基底状態エネルギー準位との間で移動することができないように、異なるスピン状態を有し、
    前記光学システムが、前記第1の基底状態エネルギー準位から前記複数の励起状態エネルギー準位の中から選択された励起状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第1の遷移のエネルギーの100マイクロeV内のエネルギーを有する第1の放射ビームを制御するように適合されたコントローラをさらに備え、
    前記光学システムが、前記第1の放射ビームからの光子の散乱によって光子が生成されるように、前記選択された励起状態エネルギー準位から前記第2の基底状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第2の遷移の減衰率を高めるが、前記第1の遷移の減衰率を高めないように適合され、
    前記光学システムが、前記第2の遷移に結合するが前記第1の遷移に結合しない光偏光をサポートするフォトニック構造を備え、
    前記コントローラが、ちょうど1つの光子を生成するために、前記選択された励起状態エネルギー準位の放射寿命よりも長い時間の間、前記量子ドットに前記第1の放射ビームを照射するように適合され、前記第1の放射ビームが、少なくとも1つのパルスを備える、光学システム。
  7. 前記第1の放射ビームが、単一の強度最大値と、前記選択された励起状態エネルギー準位の前記放射寿命よりも長いパルス長とを各パルスが有するパルスビームであり、前記コントローラが、前記第1の基底状態エネルギー準位におけるすべてのスピンを前記第2の基底状態エネルギー準位に移行させるようにパルス領域を制御するように適合された、請求項1から6のいずれか1項に記載の光学システム。
  8. 前記コントローラが、前記第2の遷移のエネルギーの100マイクロeV内のエネルギーで前記量子ドットに照射される第2の放射ビームを制御するようにさらに適合され、前記第2の放射ビームが、制御ビームであり、前記制御ビームが、前記第1の放射ビームのパルス間において前記量子ドットに印加され、前記コントローラが、前記荷電キャリアが前記制御ビームの印加前に前記第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせであるエネルギー状態を有するように、前記第1の放射ビームを制御するように構成された、請求項1から6のいずれか1項に記載の光学システム。
  9. もつれ光子の源として構成され、前記コントローラが、前記荷電キャリアが前記第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせである重ね合わせエネルギー状態を有するように、前記第1の放射ビームを制御するように構成され、前記コントローラが、前記重ね合わせエネルギー状態を使用して、もつれ光子対を生成するために、少なくとも1つのさらなる光子を散乱させるように第2の放射ビームを制御するようにさらに適合された、請求項1から6のいずれか1項に記載の光学システム。
  10. n個のもつれ光子の源として構成され、nが、少なくとも2の整数であり、前記コントローラが、前記重ね合わせエネルギー状態を使用して、もつれ光子を生成するために、複数の光子を散乱するように前記第2の放射ビームを制御するように構成された、請求項に記載の光学システム。
  11. 前記コントローラが、前記第1の放射ビームを照射する前に、前記第1の基底状態エネルギー準位に前記荷電キャリアを準備するように構成された、請求項1から10のいずれか1項に記載の光学システム。
  12. 前記第1および第2の基底状態エネルギー準位が、面内磁場によって生成される、請求項1から11のいずれか1項に記載の光学システム。
  13. 前記第1の放射ビームが、前記第2の遷移の放射線幅未満の線幅を有する狭帯域ビームである、請求項1から12のいずれか1項に記載の光学システム。
  14. 前記光学システム外にラマン散乱光子を通過させるように適合されたフィルタをさらに備える、請求項1から13のいずれか1項に記載の光学システム。
  15. 前記荷電キャリアが、電子または正孔である、請求項1から14のいずれか1項に記載の光学システム。
  16. 前記光学システムが、前記選択された励起状態エネルギー準位から前記第2の基底状態エネルギー準位への減衰の確率を、前記選択された励起状態エネルギー準位から前記第1の基底状態エネルギー準位への減衰の確率よりも大きくなるように変化させる、請求項1から15のいずれか1項に記載の光学システム。
  17. 前記第1の放射ビームの照射から作成された光子が、前記第1の基底状態エネルギー準位または前記第2の基底状態エネルギー準位におけるスピンの寿命未満の長さを有する、請求項1から16のいずれか1項に記載の光学システム。
  18. 前記第1の放射ビームを提供するために使用されるレーザが、前記第1の遷移から離調されない、請求項1から17のいずれか1項に記載の光学システム。
  19. 光学システムを動作させる方法であって、前記光学システムが、荷電キャリアと、第1および第2の基底状態エネルギー準位と、複数の励起状態エネルギー準位とを備える量子ドットを備え、前記第1および第2の基底状態エネルギー準位が、前記荷電キャリアがそのスピン状態を変化させることなく前記第1の基底状態エネルギー準位と前記第2の基底状態エネルギー準位との間で遷移することができないように、異なるスピン状態を有し、
    前記方法が、
    前記第1の基底状態エネルギー準位から前記複数の励起状態エネルギー準位の中から選択された励起状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第1の遷移のエネルギーの100マイクロeV内のエネルギーを有する第1の放射ビームを前記量子ドットに照射することを備え、
    前記光学システムが、前記第1の放射ビームからの光子の散乱によって光子が生成されるように、前記選択された励起状態エネルギー準位から第2の基底状態エネルギー準位への前記量子ドット内の第2の遷移の減衰率を高めるが、前記第1の遷移の減衰率を高めないように適合され、
    前記光学システムが、所望の遷移の周波数に同調された空洞によって、前記第2の遷移の前記減衰率を高めるように適合され、
    前記量子ドットが、ちょうど1つの光子を生成するために、前記選択された励起状態エネルギー準位の放射寿命よりも長い時間の間、前記第1の放射ビームで照射され、前記第1の放射ビームが、少なくとも1つのパルスを備える、方法。
  20. 前記第1の放射ビームは、単一の強度最大値と、選択された励起状態寿命よりも長いパルス長とを各パルスが有するパルスビームであり、パルス領域が、前記第1の基底状態エネルギー準位におけるすべてのスピンを前記第2の基底状態エネルギー準位に移行させるように制御される、請求項19に記載の方法。
  21. 第2の放射ビームが、前記第2の遷移の前記エネルギーの100マイクロeV内のエネルギーで前記量子ドットに照射され、前記第2の放射ビームが、制御ビームであり、前記制御ビームが、前記第1の放射ビームのパルス間において前記量子ドットに印加され、前記第1の放射ビームが、前記荷電キャリアが前記制御ビームの印加前に前記第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせであるエネルギー状態を有するように制御される、請求項19に記載の方法。
  22. もつれ光子を生成するように適合され、前記第1の放射ビームが、前記荷電キャリアが前記第1および第2の基底状態エネルギー準位の重ね合わせである重ね合わせエネルギー状態を有するように前記量子ドットに照射され、第2の放射ビームが、前記第2の遷移の前記エネルギーの100マイクロeV内のエネルギーで前記量子ドットに照射され、前記第2の放射ビームが、制御ビームであり、前記第2の放射ビームが、前記重ね合わせエネルギー状態を使用して、もつれ光子対を生成するために、少なくとも1つのさらなる光子を散乱させるように制御される、請求項19に記載の方法。
JP2017029795A 2016-10-14 2017-02-21 量子光学システム Active JP6479067B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1617527.5A GB2554938B (en) 2016-10-14 2016-10-14 A quantum optical system
GB1617527.5 2016-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018063413A JP2018063413A (ja) 2018-04-19
JP6479067B2 true JP6479067B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=57680774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017029795A Active JP6479067B2 (ja) 2016-10-14 2017-02-21 量子光学システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9996802B2 (ja)
JP (1) JP6479067B2 (ja)
GB (1) GB2554938B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11009375B2 (en) * 2018-06-07 2021-05-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Methodology for in situ characterizing and calibrating an entangled photon distribution system
JP2022548821A (ja) * 2019-09-20 2022-11-22 フンボルト-ウニベルシテート・ツ・ベルリン 単一光子を生成するための装置
CN113592091B (zh) * 2021-07-14 2024-04-12 清华大学 构建纠缠态的方法、装置、实现节点连接的方法及装置
CN113592092B (zh) * 2021-07-22 2024-05-03 清华大学 一种实现动量反冲的方法、构建量子逻辑门的方法及装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6720589B1 (en) * 1998-09-16 2004-04-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
US7019333B1 (en) * 1999-11-16 2006-03-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Photon source
GB2366666B (en) * 2000-09-11 2002-12-04 Toshiba Res Europ Ltd An optical device and method for its manufacture
US7132676B2 (en) * 2001-05-15 2006-11-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Photon source and a method of operating a photon source
JP4421319B2 (ja) * 2004-02-13 2010-02-24 独立行政法人科学技術振興機構 レーザ装置及びレーザ発振方法
GB2420908B (en) * 2004-12-03 2008-01-23 Toshiba Res Europ Ltd Photon source
GB2443220B (en) * 2006-10-23 2011-10-26 Toshiba Res Europ Ltd A semiconductor device and method of its manufacture
GB2475099B (en) * 2009-11-06 2012-09-05 Toshiba Res Europ Ltd A photon source for producing entangled photons
GB2495994B (en) * 2011-10-28 2014-03-12 Toshiba Res Europ Ltd Quantum memory
GB2502509B (en) * 2012-03-30 2016-08-03 Toshiba Res Europe Ltd Photon Source
US10261250B2 (en) * 2014-06-16 2019-04-16 University Of Copenhagen Efficient spin-photon interface using glide-plane-symmetric waveguide
EP3113306B1 (en) * 2015-06-30 2020-04-22 Hitachi Ltd. Photon source

Also Published As

Publication number Publication date
GB2554938B (en) 2020-10-21
US9996802B2 (en) 2018-06-12
JP2018063413A (ja) 2018-04-19
GB2554938A (en) 2018-04-18
GB201617527D0 (en) 2016-11-30
US20180107937A1 (en) 2018-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Dombi et al. Strong-field nano-optics
JP6479067B2 (ja) 量子光学システム
de Léséleuc et al. Optical control of the resonant dipole-dipole interaction between Rydberg atoms
Högele et al. Voltage-controlled optics of a quantum dot
JP4996407B2 (ja) 単一光子発生装置、量子ビット読出装置および方法
Boyer de La Giroday et al. Exciton-spin memory with a semiconductor quantum dot molecule
JP5426597B2 (ja) 量子ビットを制御する量子ロジックコンポーネント及び方法
US20120008182A1 (en) Quantum computing method and quantum computer
Xu et al. Single charged quantum dot in a strong optical field: absorption, gain, and the ac-Stark effect
Kristensen et al. Decay dynamics of radiatively coupled quantum dots in photonic crystal slabs
JP6419889B2 (ja) 光子源
Kloeffel et al. Controlling the Interaction of Electron and Nuclear Spins<? format?> in a Tunnel-Coupled Quantum Dot
RU2682559C2 (ru) Эффективное спин-фотонное взаимодействие при использовании симметричного в плоскости скольжения волновода
JP2007219314A (ja) 光子対生成装置
Lin et al. Enhanced two-photon processes in single quantum dots inside photonic crystal nanocavities
Mohammadzadeh et al. Resonance fluorescence of a hybrid semiconductor-quantum-dot–metal-nanoparticle system driven by a bichromatic field
Schwartz et al. Deterministic coherent writing of a long-lived semiconductor spin qubit using one ultrafast optical pulse
Hilaire et al. Deterministic assembly of a charged-quantum-dot–micropillar cavity device
Lee et al. Controllable photonic time-bin qubits from a quantum dot
Ouellet-Plamondon et al. Spatial multistability induced by cross interactions of confined polariton modes
Sipahigil et al. Single-Photon Switching and Entanglement of Solid-State Qubits in an Integrated Nanophotonic System
RU2477907C2 (ru) Способ формирования спиновых волн
Bohnet et al. A quasi-continuous superradiant Raman laser with< 1 intracavity photon
Mitsumori et al. Anomalous optical diffraction by a phase grating induced by a local field effect in semiconductor quantum dots
Solomon et al. Single emitters in isolated quantum systems

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6479067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151