JP6478898B2 - 空気清浄器 - Google Patents

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Description

本発明は、機器状態検知器及びこの機器状態検知器を搭載した機器に関する。
従来、機器の制御内容を決定する制御手段と、当該機器の状態を検知する状態検知手段とを搭載した機器では、状態検知手段が検知した当該機器の状態を電気信号に変えて制御手段に送信し、制御手段は状態検知手段から送信された情報に応じて当該機器の制御内容を決定する。
従来技術である特許文献1には、電気掃除機の集塵室が満杯状態になると、当該集塵室が満杯状態であることを記憶手段に記憶するとともに集塵満杯の表示灯である表示手段を点灯させて、通電中に電気掃除機の集塵室の蓋が開くと状態検知手段である集塵室蓋開閉検知手段がこの蓋の開きを検知して、記憶手段に記憶された満杯状態であるとの記憶情報を解除するとともに制御手段が表示手段を消灯させる技術が開示されている。
特開2004−65357号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば機器への非通電中における蓋の開閉を検知することができない。そのため、非通電中における蓋の開閉に起因した誤動作を招くおそれがある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、非通電中における扉の開閉を検知可能な空気清浄器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ファンと、前記ファンによって室内の空気を取り込み、取り込んだ空気を前記室内へ排気する循環型の風路と、前記風路に配置され、塵埃を帯電させる荷電部と、前記風路に配置され、前記帯電された塵埃を集塵するフィルタと、前記荷電部または前記フィルタを取り外す際に開かれる、開閉する扉と、前記扉の開閉に連動して電気的に開閉する開閉部を有する扉開閉検知器と、前記扉開閉検知器の検知信号に基づいて前記ファンの運転および前記荷電部への通電を制御する制御回路と、を備える空気清浄器であって、前記扉開閉検知器は、一方の電極が前記開閉部の一方および外部電源に接続されるとともに他方の電極が前記開閉部の他方および前記外部電源に接続されたコンデンサと、前記コンデンサの両端電圧を検知し、検知された前記コンデンサの電圧値に基づいて前記扉の開閉状態を示す前記検知信号を出力する電圧検知部と、を備え、前記制御回路は、前記空気清浄器への通電開始時における前記電圧検知部の前記検知信号に基づいて前記空気清浄機への非通電中における前記扉の開閉の有無を検知し、前記非通電中に前記扉が開になったことを検知した場合には、前記ファンを動作させかつ前記荷電部には通電しない復帰運転を行い、前記非通電中に前記扉が開になったことを検知していない場合には、前記復帰運転を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、非通電中における機器の変化を検知可能な機器状態検知器を得ることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる機器状態検知器の一構成例を示す図 実施の形態1にかかる機器状態検知器の他の構成例を示す図 図1の構成において、非通電中に開閉部の開閉状態の変化がある場合の動作シーケンスを示す図 図1の構成において、非通電中に開閉部の開閉状態の変化がない場合の動作シーケンスを示す図 実施の形態2に係る空気清浄器の一構成例を示す断面図 実施の形態2に係る空気清浄器の一構成例を示すブロック図 実施の形態2に係る空気清浄器の扉の開閉状態と開閉部の開閉状態との関係を示す図 実施の形態3に係る空気清浄器の一構成例を示すブロック図 実施の形態4に係る空気清浄器の一構成例を示すブロック図 実施の形態4におけるVc(t)の時間変化を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる空気清浄器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる機器状態検知器の一構成例を示す図である。図1に示す機器状態検知器は、開閉する開閉部1と、一方の電極が開閉部1の一方に接続されるとともに他方の電極が開閉部1の他方に接続されたコンデンサ2と、コンデンサ2の両電極間の電圧である両端電圧を検知する電圧検知部3とを備え、コンデンサ2には抵抗素子5を介して外部電源4が接続されており、電圧検知部3には外部電源4が直接接続されている。そして、電圧検知部3で検知するコンデンサ2の電圧値に基づいて開閉部1の開閉状態が検知される。
通電中には外部電源4によってコンデンサ2が充電され、且つ電圧検知部3に電力が供給され、電圧検知部3はコンデンサ2の電圧値を検知する。開閉部1が開いていると、コンデンサ2の電圧値が外部電源4の出力電圧値程度の電圧値になるまでコンデンサ2が充電される。従って、電圧検知部3が検知したコンデンサ2の電圧値が外部電源4の出力電圧値程度の電圧値であれば、開閉部1は開いていると判定される。開閉部1が閉じていると、コンデンサ2の両電極間は開閉部1により短絡されるので、コンデンサ2は放電し、コンデンサ2の電圧値は0Vとなる。従って、電圧検知部3が検知したコンデンサ2の電圧値が0Vであれば、開閉部1は閉じていると判定される。外部電源4によるコンデンサ2の充電電流は抵抗素子5によって制限されているので、開閉部1が閉じても外部電源4は短絡されない。なお、開閉部1における開閉状態の判定は、電圧検知部3が行えばよい。なお、抵抗素子5が配される位置は図1に示す位置に限定されるものではなく、外部電源4の短絡を防止することができれば他の位置に配してもよい。
電圧検知部3による開閉部1の開閉状態判定では、コンデンサ2の電圧値に開閉判定しきい値を設定しておき、コンデンサ2の電圧値がこの開閉判定しきい値を超える場合には開閉部1が開いていると判定し、コンデンサ2の電圧値がこの開閉判定しきい値を超えない場合には開閉部1が閉じていると判定してもよい。ここで、この開閉判定しきい値は0V以上であって外部電源4の出力電圧値未満に設定すればよいが、外部電源4の出力電圧値の半分に設定することが最も好ましい。開閉判定しきい値を外部電源4の出力電圧値の半分に設定すると、誤判定を防止することができる。
なお、外部電源4の停止中には、コンデンサ2が充電されず、電圧検知部3に電力が供給されないため、コンデンサ2の電圧値を検知することができない。
コンデンサ2が充電された状態で非通電状態となった場合には、開閉部1が開状態を維持するとコンデンサ2の電荷は保持されるが、開閉部1が開状態から閉状態に変化するとコンデンサ2の電荷は開閉部1を介して放電され、コンデンサ2の電圧値は0Vになる。この状態で、開閉部1の開閉状態が閉状態から開状態に戻っても、コンデンサ2の電圧値は0Vを維持する。その後、機器への通電が開始されて外部電源4が動作すると、電圧検知部3はコンデンサ2の電圧値を検知可能となり、コンデンサ2への充電も開始される。しかしながら、コンデンサ2への充電開始直後はコンデンサ2の電圧値が低いため、開閉部1の現状の開閉状態に関わらず、開閉部1は閉状態と判定される。このようにして、非通電中に開閉部1が開状態から閉状態へ変化したことを、通電開始後に検知することができる。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる機器状態検知器の他の構成例を示す図である。図2に示す機器状態検知器では、図1に対して抵抗素子5に直列接続されたスイッチ6が追加されている。スイッチ6は、コンデンサ2の一方の電極に接続され、外部電源4からコンデンサ2への電圧供給を制御するスイッチであり、電圧検知部3がコンデンサ2の両端電圧を検知するまではオフ状態である。図2の構成においては、電圧検知部3によってコンデンサ2の両端電圧を検知するまでスイッチ6をオフ状態とすると、スイッチ6がオン状態となるまでコンデンサ2には電荷が充電されない。そのため、外部電源4の動作直後のコンデンサ2の電圧検知を確実に行うことができる。通電開始からスイッチ6をオンするまでの時間は、電圧検知部3がコンデンサ2の両端電圧を読み込む際のサンプリング周期と、電圧検知部3がコンデンサ2の両端電圧と電気ノイズによる誤信号とを区別するために設けているコンデンサ2の両端電圧確定時間との合計時間よりも長く設定する。なお、ここで、サンプリング周期は、代表的には1m秒であり、コンデンサ2の両端電圧確定時間は、代表的には100m秒である。
図3は、図1の構成において、非通電中に開閉部1の開閉状態の変化がある場合の動作シーケンスを示す図である。まず、機器への通電がある期間(1)には、外部電源4が動作することでコンデンサ2が充電される。ここで、開閉部1は開いているためコンデンサ2は放電せず、コンデンサ2の電圧は「High」となる。そして、機器への通電がない期間(2)には、外部電源4は停止しているのでコンデンサ2は充電されない。しかし、開閉部1は開いているためコンデンサ2は放電せず、コンデンサ2の電圧は「High」を維持する。ここで、開閉部1が閉じるとコンデンサ2は放電され、機器への通電が停止されているためコンデンサ2は充電されない。よって、期間(3)では、コンデンサ2の電圧は「Low」になる。その後、機器への通電を開始する時点(4)では、電圧検知部3は、コンデンサ2の電圧が「Low」であることを検知し、非通電中に開閉部1の開閉状態の変化があったと判定する。なお、図2の構成においては、電圧検知部3がコンデンサ2の電圧検知を完了するまでスイッチ6のオフを維持すると、コンデンサ2の電圧が「Low」であることを確実に検知することができる。
図4は、図1の構成において、非通電中に開閉部1の開閉状態の変化がない場合の動作シーケンスを示す図である。まず、図3と同様に、機器への通電がある期間(1)には、外部電源4が動作することでコンデンサ2が充電される。ここで、開閉部1は開いているためコンデンサ2は放電せず、コンデンサ2の電圧は「High」となる。そして、機器への通電がない期間(2)には、外部電源4は停止しているのでコンデンサ2は充電されない。しかし、開閉部1は開いているためコンデンサ2は放電せず、コンデンサ2の電圧は「High」を維持する。ここで、機器への通電が停止されている状態では、開閉部1は一度も閉じることなく機器への通電を再開する。機器への通電を開始する時点(3)では、電圧検知部3は、コンデンサ2の電圧が「High」であることを検知し、非通電中に開閉部1の開閉状態の変化がなかったと判定する。
実施の形態2.
実施の形態1にて説明した機器状態検知器は、様々な機器に適用することが可能である。本実施の形態では、このような機器の一例である空気清浄器について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る空気清浄器の一構成例を示す断面図である。図5に示す空気清浄器は、羽根車と電動機を有し、気流を生じるファン11と、ファン11が生じる気流によって室内の空気を取り込み、取り込んだ空気を清浄化した後に室内へ排気する循環型の風路12と、風路12中に配置されて、高電圧による電界空間を形成し、通過するウイルス及び花粉を不活性化させ、又は塵埃を帯電させる荷電部13と、風路12中に配置されて、取り込んだ空気を脱臭し、又は荷電部13により帯電した塵埃を集塵するフィルタ14と、メンテナンス時に荷電部13及びフィルタ14を取り外す際に開かれる扉15と、扉15の開閉有無を検知する扉開閉検知器16と、扉開閉検知器16からの信号によりファン11の運転及び荷電部13への通電を制御する制御回路17とを備える。
なお、荷電部13が電界空間を形成する際の高電圧は、代表的には5kVである。また、荷電部13及びフィルタ14は、メンテナンス時に空気清浄器から取り外して水洗い可能である。そして、図5に示す空気清浄器は、扉15を開かなければ、荷電部13及びフィルタ14を取り外すことができない構造である。
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気清浄器の一構成例を示すブロック図である。図6には、ファン11と、荷電部13と、扉開閉検知器16と、制御回路17とが示されている。扉開閉検知器16は開閉部1を含む。制御回路17は、コンデンサ2と、電圧検知部3と、外部電源4と、抵抗素子5とを含む。なお、図6の機器状態検知器も開閉部1、コンデンサ2及び電圧検知部3によって構成されている。
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気清浄器の扉15の開閉状態と開閉部1の開閉状態との関係を示す図である。図7(A)には、扉15が閉状態である場合が示されており、図7(B)には、扉15が開状態である場合が示されている。図7(A)に示すように、扉15が閉状態である場合には開閉部1が開状態となり、図7(B)に示すように、扉15が開状態である場合には開閉部1が閉状態となる。このような構成とすると、制御回路17は、実施の形態1にて説明したように扉15の開閉状態を検知することが可能となる。制御回路17は、検知した扉15の開閉状態に応じてファン11の運転及び荷電部13への通電を制御する。なお、制御回路17がマイコンを搭載している場合には、コンデンサ2の両電極間の電圧確認に必要な時間は、長くても数百m秒であり問題にならない。なお、図7(A),(B)の機器状態検知器は、開閉部1、コンデンサ2、電圧検知部3及びスイッチ6によって構成されている。
制御回路17は、空気清浄器の運転中、すなわちファン11の動作中又はファン11及び荷電部13の動作中に扉15の開状態を検知すると、安全確保のために空気清浄器を停止させ、すなわちファン11及び荷電部13の動作を停止させ、その後、扉15が閉状態であることを検知するまでファン11及び荷電部13の動作を停止させ、その後、扉15が閉状態であることを検知した後には、ファン11のみを動作させ、復帰運転期間中にはファン11のみを動作させて荷電部13には通電しないように復帰運転を行う。なお、復帰運転期間は、使用者又は管理者による設定が可能である。
メンテナンス時に荷電部13及びフィルタ14が水洗いされた後、十分に乾燥させずに空気清浄器に取り付けられ、荷電部13に高電圧が印加されると、電圧印加端子間に水滴を介して短絡電流が流れるおそれがある。そこで、このような復帰運転期間を設けることで、荷電部13及びフィルタ14が水洗いされた後に乾燥が不完全な状態で取り付けられたとしても復帰運転期間中に乾燥させることができる。そのため、電圧印加端子間に水滴を介して短絡電流が流れることによる誤動作を防止することが可能となる。すなわち、復帰運転期間は、ファン11の送風によって、荷電部13及びフィルタ14を確実に乾燥可能な時間となるように設定する。
本実施の形態の空気清浄器では、通電開始時に制御回路17が非通電中における扉15の開閉の有無を検知し、非通電中に扉15が開状態となったことを検知した場合にのみ復帰運転を行い、非通電中に扉15が開状態となったことを検知していない場合には復帰運転を行わないように動作させる。このように動作させることで、荷電部13及びフィルタ14の水濡れによる誤動作を防止するとともに、荷電部13及びフィルタ14が水濡れしていないにも関わらず復帰運転を行ってしまうことを防止することができ、空気清浄器の効率的な運用が可能となる。なお、ここでは検知結果に応じて復帰運転を行うか否かを決定しているが、本発明はこれに限定されず、検知結果に応じて通電開始後の復帰運転以外の運転内容を決定してもよい。
なお、本実施の形態においては開閉部1の開閉と連動する扉15の開閉を検知しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、荷電部13及びフィルタ14の着脱と開閉部1の開閉とを連動させてもよい。換言すると、開閉部1の開閉と連動する部材の着脱を検知してもよい。または、開閉部1の開閉と連動するスイッチの切替を検知してもよい。すなわち、開閉可能な扉を備え、開閉部1がこの扉の開閉と連動して開閉することで、電圧検知部3で検知するコンデンサ2の電圧値に基づいて、非通電時にこの扉が開閉されたことを検知する機器も本発明に含まれる。また、着脱可能な部材を備え、開閉部1がこの部材の着脱と連動して開閉することで、電圧検知部3で検知するコンデンサ2の電圧値に基づいて、非通電時にこの部材が着脱されたことを検知する機器も本発明に含まれる。また、接点を切替可能なスイッチを備え、開閉部1がこのスイッチの切替と連動して開閉することで、電圧検知部3で検知するコンデンサ2の電圧値に基づいて非通電時にこのスイッチが切替されたことを検知する機器も本発明に含まれる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る空気清浄器の一構成例を示すブロック図である。図8に示す空気清浄器は、図6に示す空気清浄器の扉開閉検知器16に代えて扉開閉検知器16aを備え、制御回路17に代えて制御回路17aを備える。扉開閉検知器16aは、メンテナンス表示灯21を備える点が扉開閉検知器16と異なり、制御回路17aは、集中管理システム通信部23を備え、リモコン22によって制御される点が制御回路17と異なる。なお、図8の機器状態検知器も開閉部1、コンデンサ2及び電圧検知部3によって構成されている。
メンテナンス表示灯21は、空気清浄器の運転時間が設定時間を超えると点灯して、空気清浄器の使用者又は管理者にメンテナンスすべきことを視覚的に知らせるものであり、代表的にはLED(Light Emitting Diode)が用いられる。リモコン22は、空気清浄器の使用者又は管理者によって操作されるリモートコントローラであり、有線リモコンであってもよいし、無線リモコンであってもよい。集中管理システム通信部23は、建屋全体の集中管理室と通信するために設けられた通信部である。
制御回路17aは、空気清浄器の運転時間をカウントし、空気清浄器の運転時間が設定時間に到達すると、メンテナンス表示灯21を点灯させる。
一般的に、メンテナンス時には安全確保のためにブレーカをオフして非通電状態とし、メンテナンス終了後にリモコン又は空気清浄器本体のボタンの操作によりメンテナンス表示灯21を消灯させることでメンテナンス表示をクリアして完了する。しかしながら、このような構成では、空気清浄器への通電復帰後にメンテナンス表示のクリア操作を行うことを要し、ブレーカ又はリモコンが扉の近くにない場合には、メンテナンス表示のクリア操作に手間がかかり、又はクリア操作をし忘れるおそれもあった。
本実施の形態の空気清浄器によれば、非通電中における扉15の開状態の有無を検知することができるため、扉15が開いたことを検知した場合にはメンテナンス表示灯21を自動で消灯してメンテナンス表示を自動でクリアすることで、メンテナンス表示のクリア操作の手間を省き、また、クリア操作のし忘れを防止することができる。また、リモコン22の操作によりメンテナンス表示をクリアする構成である場合には、リモコン22の誤操作によって他の機器のメンテナンス表示をクリアしてしまうことを防止することもできる。
また、集中管理室にもメンテナンス表示がされる場合には、扉15が開いたことを検知すると、集中管理システム通信部23が集中管理室にメンテナンス表示クリア情報を送信することでメンテナンス表示を自動でクリアすることができる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る空気清浄器の一構成例を示すブロック図である。図9に示す空気清浄器は、図8に示す空気清浄器の制御回路17aに代えて制御回路17bを備える。制御回路17bは、制御回路17aに対して設定スイッチ31及び抵抗素子32が追加された点が異なる。設定スイッチ31は、施工時及びメンテナンス時に空気清浄器の風量帯を設定するスイッチである。抵抗素子32は、開閉部1に直列接続されている抵抗素子である。なお、図9の機器状態検知器も開閉部1、コンデンサ2及び電圧検知部3によって構成されている。
非通電中に扉15が開かれると、コンデンサ2の時間tにおける両端電圧Vc(t)は、Vc(t)=Vo・exp(−t/RC)となる。ここで、Vo[V]は充電された状態のコンデンサ2の初期電圧であり、t[秒]はコンデンサ2の放電開始からの時間であり、R[Ω]は抵抗素子32の抵抗値であり、C(F)はコンデンサ2の静電容量である。上記の式に示すように、Vc(t)の最大値及び時間経過により低下する割合は、Vo,t,R,Cのパラメータ変更によって調整可能である。抵抗素子32を追加することで、Vc(t)の低下を緩やかにすることができる。
図10は、Vc(t)の時間変化を示す図である。横軸はコンデンサ2の放電開始からの時間t[秒]であり、縦軸は時間tにおけるコンデンサ2の両端電圧Vc(t)である。
一般に、空気清浄器のメンテナンス作業において、設定スイッチ31の切替は数秒で完了するのに対し、荷電部13及びフィルタ14の清掃は数十分を要する。したがって、復帰運転を行うか否かのしきい値を、一例として放電開始から60秒後の電圧である両端電圧Vc(60s)に設定し、通電開始直後のコンデンサ2の電圧値がVc(60s)よりも大きい場合には、非通電中に行われた作業は設定スイッチ31の切替のみであり、荷電部13及びフィルタ14の清掃は行われておらず、復帰運転は不要と判断する。逆に、通電開始直後のコンデンサ2の電圧値がVc(60s)よりも小さい場合には、非通電中に荷電部13及びフィルタ14の清掃が行われたと判断し、荷電部13及びフィルタ14が乾燥していないおそれがあるため復帰運転を行う。
本実施の形態によれば、復帰運転を要する場合には確実に復帰運転を行うことができ、非通電中に扉15が開いた場合であっても、荷電部13及びフィルタ14の清掃が行われていない場合には復帰運転を省略することが可能である。そのため、荷電部13及びフィルタ14の水濡れによる誤動作を防止するとともに、荷電部13を動作させることができるにも関わらず復帰運転を行ってしまうことを防止することができ、空気清浄器の効率的な運用が可能となる。
従来の技術では、機器が非通電状態になると、機器の状態変化を検知することができず、通電復帰後の機器の状態が前回の通電時と同じであるとして制御を開始していたが、このように機器を動作させると誤動作するおそれがあった。以上説明した実施の形態1から4によれば、このような誤動作を防止することができる。
また、従来の技術では、誤動作の防止のために、通電開始直後に機器の状態検知制御を行うことも考えられるが、機器の構成によってはこの制御に多大な時間を要するおそれがあった。以上説明した実施の形態1から4によれば、短い時間で状態検知を行うことが可能である。
また、従来の技術では、状態検知機能を有していない機器において誤動作の防止を行う場合には、復帰運転期間を設ける必要があった。以上説明した実施の形態1から4によれば、復帰運転期間を設けずに状態検知を行うことが可能である。
以上実施の形態1から4にて説明したように、通電開始直後にコンデンサの両電極間の電圧を確認することで、非通電中に機器の状態が変化したかどうかを短時間で検知することができる。以上実施の形態1から4にて説明した機器状態検知器では、通電中にはコンデンサを充電し、非通電となった後に機器の状態変化がない場合には、コンデンサの両電極間の開放状態を保ち、コンデンサの両電極間の電圧低下を防止する。また、非通電となった後に機器の状態変化がある場合には、コンデンサの両電極間を短絡又は抵抗を介して短絡することで、コンデンサを放電してコンデンサの両電極間の電圧を低下させる。そして、通電開始直後にコンデンサ両電極間の電圧を検知し、この電圧が設定したしきい値以上である場合には非通電中に状態変化がなかったと判定し、しきい値以下である場合には非通電中に状態変化があったと判定する。このようにして、非通電中の状態変化の有無に応じて通電開始後の機器の制御が可能となり、非通電中に機器の状態変化があった場合には、機器の状態確認及び復帰運転を行なうことで誤動作を防止でき、非通電中に機器の状態変化がなかった場合には、通電開始直後に短時間のコンデンサ両電極間の電圧確認を行うのみで通常運転に移行して、機器の機能を発揮して制限なく運転させることができる。なお、コンデンサの両電極間の電圧確認に要する時間は、制御手段にマイコンを用いた場合には数十ms以上数百ms以下の短時間で可能である。また、実施の形態1から4は、簡素な構成で実現可能である。
なお、通電中に機器の状態が変化した場合には、コンデンサへの充電量よりも放電量の方が多くなるように設定しておくと、通電中における機器の状態変化も検知可能である。このように動作させることで、機器の通電状態に関わらず機器の状態変化の有無を検知することができる。
以上実施の形態1から4にて説明したように、停電が生じた場合又はブレーカにより電源ラインが遮断された場合であっても非通電状態における機器の状態変化を、その後の通電時に短時間で検知することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 開閉部、2 コンデンサ、3 電圧検知部、4 外部電源、5 抵抗素子、6 スイッチ、11 ファン、12 風路、13 荷電部、14 フィルタ、15 扉、16 扉開閉検知器、17 制御回路、21 メンテナンス表示灯、22 リモコン、23 集中管理システム通信部、31 設定スイッチ、32 抵抗素子。

Claims (3)

  1. ファンと、
    前記ファンによって室内の空気を取り込み、取り込んだ空気を前記室内へ排気する循環型の風路と、
    前記風路に配置され、塵埃を帯電させる荷電部と、
    前記風路に配置され、前記帯電された塵埃を集塵するフィルタと、
    前記荷電部または前記フィルタを取り外す際に開かれる、開閉する扉と、
    前記扉の開閉に連動して電気的に開閉する開閉部を有する扉開閉検知器と、
    前記扉開閉検知器の検知信号に基づいて前記ファンの運転および前記荷電部への通電を制御する制御回路と、を備える空気清浄器であって、
    前記扉開閉検知器は、
    一方の電極が前記開閉部の一方および外部電源に接続されるとともに他方の電極が前記開閉部の他方および前記外部電源に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサの両端電圧を検知し、検知された前記コンデンサの電圧値に基づいて前記扉の開閉状態を示す前記検知信号を出力する電圧検知部と、を備え、
    前記制御回路は、前記空気清浄器への通電開始時における前記電圧検知部の前記検知信号に基づいて前記空気清浄器への非通電中における前記扉の開閉の有無を検知し、
    前記非通電中に前記扉が開になったことを検知した場合には、前記ファンを動作させかつ前記荷電部には通電しない復帰運転を行い、
    前記非通電中に前記扉が開になったことを検知していない場合には、前記復帰運転を行わない
    ことを特徴とする空気清浄器
  2. 前記コンデンサの一方の電極に接続され、前記外部電源から前記コンデンサへの電圧供給を制御するスイッチを備え、
    前記電圧検知部が前記コンデンサの両端電圧を検知するまでは前記スイッチはオフ状態であることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄器
  3. 前記電圧検知部への通電が開始された場合には、前記電圧検知部が前記コンデンサの両端電圧を検知するまでは前記スイッチはオフ状態であることを特徴とする請求項2に記載の空気清浄器
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