JP6478219B2 - 統合制御サーバ、仮想アプリケーション構築システムおよびプログラム - Google Patents

統合制御サーバ、仮想アプリケーション構築システムおよびプログラム Download PDF

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本発明は、複数の仮想マシン構築システムに物理サーバを割り当て、アプリケーション構築システムに対し、ネットワーク上に仮想アプリケーションを構築する統合制御サーバ、仮想アプリケーション構築システムおよびプログラムに関する。
従来から、SDN(Software Defined Networking)やNFV(Network Function Virtualization)に関連する研究や技術開発が盛んに行なわれている。例えば、特許文献1には、仮想マシンを作成する際のサーバ管理者の負担の軽減と、サーバの負担を軽減するための技術が開示されている。この技術では、クライアントからの仮想マシン作成要求に対し、仮想マシン構築システムがサーバのリソース量を把握し、最もリソース使用量が少ないサーバを探索し、サーバに仮想マシンを構築する。また、サーバの負荷を平滑化するために、各サーバは、他のサーバの仮想マシンの起動数を把握し、仮想マシンの移動措置を動的に把握する。これにより、サーバの負荷の平滑化を図り、サーバのリソースを有効に利用できるようにしている。
特開2013−149076号公報
しかしながら、従来の技術では、仮想マシン構築システムが複数存在する場合に、どのように動作を定義すべきかについては開示されていない。このため、仮想マシン構築システムが複数存在する場合に想定されるリソース分割損に対応できない。すなわち、NFV等の仮想アプリケーションを構築する場合、各アプリケーション構築システムのアーキテクチャの違いにより、複数のアプリケーションおよび仮想マシン構築システムが存在し得る。このように複数の仮想マシン構築システムが存在する場合、各物理サーバは、それを制御するための1つの仮想マシン構築システムに対応付けられる。
例えば、仮想的なアプリケーションを構築するためのシステムが、3つ存在する場合に、アプリケーション1は、アプリケーション1構築システムが仮想マシン構築システム1を経由して構築され、アプリケーション2および3は、アプリケーション2および3構築システムが仮想マシン構築システム2を経由して構築されるとする。また、アプリケーションを構築する土台となる仮想マシンを作成するための物理サーバが4台存在すると仮定する。
従来の仮想マシン構築システムでは、各物理サーバは、仮想マシン構築システムからの制御を可能とするために、物理サーバにそのための設定をし、またはエージェントを配置する。また、各物理サーバは、1つの仮想マシン構築システムしか属することができないとされている。
その結果、当初の想定に反し、アプリケーション1は物理サーバのリソースをそれほど必要とせず、アプリケーション2および3は物理サーバのリソースを想定よりも必要となったとすると、アプリケーション1の物理サーバのリソースが余っているにも関わらず、アプリケーション2および3のために物理サーバの増設が必要となってしまう。従来の技術では、このような物理サーバの分割損に対応することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の仮想マシン構築システムが存在する場合に、物理サーバの分割損を回避し、リソースを有効に利用することができる統合制御サーバ、仮想アプリケーション構築システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の統合制御サーバは、複数の仮想マシン構築システムに物理サーバを割り当て、アプリケーション構築システムに対し、ネットワーク上に仮想アプリケーションを構築するための制御を行なう統合制御サーバであって、アプリケーションを構築するために必要なリソース量を示すアプリケーションスペック情報を格納する情報保管部と、前記各仮想マシン構築システムの設定情報を保持する設定保管部と、各物理サーバのスペック情報および前記アプリケーションスペック情報に基づいて、アプリケーションを構築するために必要な物理サーバを選択するサーバ選択部と、前記選択した物理サーバに対し、前記仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、前記設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示する構築指示部と、を備えることを特徴とする。
このように、各物理サーバのスペック情報およびアプリケーションスペック情報に基づいて、アプリケーションを構築するために必要な物理サーバを選択し、選択した物理サーバに対し、仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示するので、アプリケーションの構築に必要なリソースと物理サーバのリソースの使用状況に応じて、適切な物理サーバを選択することが可能となる。その結果、物理サーバの分割損の発生を回避し、リソースを有効に利用することが可能となる。
(2)また、本発明の統合制御サーバは、前記各仮想マシン構築システムの設定情報がインストールされた物理サーバ数を、前記仮想マシン構築システム毎に初期値として記録する初期値計算部を更に備えることを特徴とする。
このように、各仮想マシン構築システムの設定情報がインストールされた物理サーバ数を、仮想マシン構築システム毎に初期値として記録するので、次回以降の仮想アプリケーションの構築で初期値を利用することができるため、構築を迅速に実行することが可能となる。
(3)また、本発明の統合制御サーバは、前記仮想マシン構築システム毎の物理サーバ数の初期値に基づいて、前記各仮想マシン構築システムに次に割り当てると予測される物理サーバを選択し、前記選択した物理サーバに対し、前記仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすることを特徴とする。
このように、仮想マシン構築システム毎の物理サーバ数の初期値に基づいて、各仮想マシン構築システムに次に割り当てると予測される物理サーバを選択し、選択した物理サーバに対し、仮想マシン構築システムの設定情報をインストールするので、次回以降の仮想アプリケーションの構築を迅速に実行することが可能となる。なお、今回の構築において、初期値を更新することによって、常に最新の値を利用可能にすることが可能である。
(4)また、本発明の仮想アプリケーション構築システムは、上記(1)から(3)のいずれかに記載の統合制御サーバと、複数のアプリケーション構築システムと、複数の仮想マシン構築システムと、前記仮想マシン構築システムに管理される複数の物理サーバと、から構成されることを特徴とする。
このように、各物理サーバのスペック情報およびアプリケーションスペック情報に基づいて、アプリケーションを構築するために必要な物理サーバを選択し、選択した物理サーバに対し、仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示するので、アプリケーションの構築に必要なリソースと物理サーバのリソースの使用状況に応じて、適切な物理サーバを選択することが可能となる。その結果、物理サーバの分割損の発生を回避し、リソースを有効に利用することが可能となる。
(5)また、本発明のプログラムは、複数の仮想マシン構築システムに物理サーバを割り当て、アプリケーション構築システムに対し、ネットワーク上に仮想アプリケーションを構築するための制御を行なう統合制御サーバのプログラムであって、アプリケーションを構築するために必要なリソース量を示すアプリケーションスペック情報を格納する処理と、前記各仮想マシン構築システムの設定情報を保持する処理と、各物理サーバのスペック情報および前記アプリケーションスペック情報に基づいて、アプリケーションを構築するために必要な物理サーバを選択する処理と、前記選択した物理サーバに対し、前記仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、前記設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示する処理と、の一連の処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
このように、各物理サーバのスペック情報およびアプリケーションスペック情報に基づいて、アプリケーションを構築するために必要な物理サーバを選択し、選択した物理サーバに対し、仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示するので、アプリケーションの構築に必要なリソースと物理サーバのリソースの使用状況に応じて、適切な物理サーバを選択することが可能となる。その結果、物理サーバの分割損の発生を回避し、リソースを有効に利用することが可能となる。
(6)また、本発明のプログラムは、前記各仮想マシン構築システムの設定情報がインストールされた物理サーバ数を、前記仮想マシン構築システム毎に初期値として記録する処理を更に含むことを特徴とする。
このように、各仮想マシン構築システムの設定情報がインストールされた物理サーバ数を、仮想マシン構築システム毎に初期値として記録するので、次回以降の仮想アプリケーションの構築で初期値を利用することができるため、構築を迅速に実行することが可能となる。
本発明によれば、アプリケーションの構築に必要なリソースと物理サーバのリソースの使用状況に応じて、適切な物理サーバを選択することが可能となる。その結果、物理サーバの分割損の発生を回避し、リソースを有効に利用することが可能となる。
本実施形態に係る仮想アプリケーション構築システムの概略構成を示す図である。 物理サーバの状態を示す図である。 ユーザから仮想アプリケーション構築システムの構築依頼があったときの状態を示す図である。 アプリケーションスペック情報の一例を示す図である。 サーバスペック定義情報の一例を示す図である。 サーバ情報の一例を示す図である。 統合制御サーバ1が、選択したホワイトノードとしての物理サーバに仮想マシン構築システムの設定をインストールする様子を示す図である。 準備ノードの初期値の一例を示す図である。 統合制御サーバ1によるデータベース更新の様子を示す図である。 仮想マシン構築システムが管理しているサーバのリソース残量を示す図である。 本実施形態に係る仮想アプリケーション構築システムの動作を示すシーケンスチャートである。 準備ノードの構築動作を示すフローチャートである。
本発明者らは、仮想マシン構築システムがネットワーク内に複数存在する場合に、物理サーバの分割損が発生することに着目し、物理サーバをどの仮想マシン構築システムに管理させるかを構築時に決定する統合制御サーバを導入することによって、仮想マシン構築システムが複数存在する場合に生じ得るリソース分割損を最小限に留めることができることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明の統合制御サーバは、複数の仮想マシン構築システムに物理サーバを割り当て、アプリケーション構築システムに対し、ネットワーク上に仮想アプリケーションを構築するための制御を行なう統合制御サーバであって、アプリケーションを構築するために必要なリソース量を示すアプリケーションスペック情報を格納する情報保管部と、前記各仮想マシン構築システムの設定情報を保持する設定保管部と、各物理サーバのスペック情報および前記アプリケーションスペック情報に基づいて、アプリケーションを構築するために必要な物理サーバを選択するサーバ選択部と、前記選択した物理サーバに対し、前記仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、前記設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示する構築指示部と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明者らは、アプリケーションの構築に必要なリソースと物理サーバのリソースの使用状況に応じて、適切な物理サーバを選択することを可能とした。その結果、物理サーバの分割損の発生を回避し、リソースを有効に利用することを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本実施形態に係る仮想アプリケーション構築システムの概略構成を示す図である。この仮想アプリケーション構築システムは、統合制御サーバ1がアプリケーション1構築システム13、アプリケーション2構築システム15およびアプリケーション3構築システム17の3つのアプリケーション構築システムの制御を行なう。また、各アプリケーション構築システムは、ネットワーク19を介して、仮想マシン構築システム1−A、2−A、1−B、2−Bを制御する。仮想マシン構築システム1−Aおよび2−Aは、エリアAに存在し、ネットワーク21を介して物理サーバ群を制御する。また、仮想マシン構築システム1−Bおよび2−Bは、エリアBに存在し、ネットワーク23を介して物理サーバ群を制御する。
図1に示すように、本実施形態におけるネットワークは、複数のエリアで構成されている。このエリアとは、例えば、地域を意味する。各エリアには、少なくとも一つの仮想マシン構築システムが配置されている。図1において、アプリケーション構築システムとは、仮想マシン上のアプリケーションの構築や設定を行なうシステムである。本実施形態では、アプリケーション1構築システムは、仮想マシン構築システム1−X(ただし、Xは自然数)を経由してアプリケーションを構築するための仮想マシンを構築し、アプリケーション2構築システムとアプリケーション3構築システムは、仮想マシン構築システム2−Xを経由して仮想マシンを構築することを想定している。
本実施形態では、統合制御サーバ1をネットワーク内に配置し、アプリケーション構築システム、仮想マシン構築システムおよび物理サーバに対し、物理サーバのリソースを有効に利用することを目的として、統合的な制御を行なう。なお、統合制御サーバ1を始め、各システム間およびサーバ間またシステム‐サーバ間は、全てIP到達性が確保されていることを前提としている。
図1において、情報保管部3は、アプリスペック情報、サーバ情報、サーバスペック定義情報、リソース情報および初期値情報を格納する。アプリケーションスペック情報とは、図4に示すようなアプリケーションを1つ構築する際のリソース消費量を示す情報である。サーバスペック情報は、図5に示すように、CPU、MemoryおよびHDDのスペックを含む情報である。また、サーバ情報は、図6に示すように、存在するエリア、大・中・小等の大まかなスペック分け、ノードの識別およびIPアドレスを含む情報である。サーバ情報は、どの程度のスペックのマシンを準備すれば良いのかの判断に使用することができる。なお、情報保管部3は、物理サーバのリソース情報も保管する。このリソース情報は、主に2回目以降の構築に用いられる各仮想マシン構築システムが保持する残りリソース情報であり、次の式で表わされる。
(残りリソース)=(使用ノードの残りリソース)+(準備ノードのリソース)
サーバ選択部5は、情報保管部3が保有しているサーバ情報およびサーバスペック定義情報に基づいて、準備ノードを構築する際の物理サーバの選択を行なう。設定保管部7は、ホワイトノードを準備ノードにするための仮想マシン構築システム毎の設定が保管されている。構築指示部9は、アプリケーション構築システムや仮想マシン構築システムに指示を行なう。構築指示部9は、API(Application Programming Interface)を呼びだす機能を用いることが可能である。
初期値計算部11は、次の構築依頼を受け取る前に、事前に準備ノードを構築する際の台数を決定する。後述するように、例えば、あるエリアのn回目の構築の際に、その1回目からn回目構築時に構築した準備ノードの平均台数を初期値として更新し、(n+1)回目の構築までに準備としてその初期値をもとに準備ノードを構築する。これは図8に示される。
図2は、物理サーバの状態を示す図である。統合制御サーバ1は、各物理サーバを図2に示す3つの状態として定義する。図2(a)に示すホワイトノードとは、物理サーバにOS(Operating System)のみが存在している状態のノードである。図2(b)に示す準備ノードとは、制御する仮想マシン構築システムが設定されているノードである。すなわち、準備ノードとしての物理サーバには、ホストとなるOSが存在すると共に、どの仮想マシン構築システムから制御されるかの設定や、Middlewareが存在する。図2(b)では、設定1が存在する物理サーバを示す。図2(c)に示す使用ノードとは、実際に仮想的なアプリケーション(AP1)や仮想マシン(VM)が準備ノード上で動作しているノードである。初期状態においては、全ての物理サーバは、ホワイトノードであるとする。
図3は、ユーザから仮想アプリケーション構築システムの構築依頼があったときの状態を示す図である。図3に示す例では、ユーザは構築依頼30において、エリアを指定しているが、本発明にはこれに限定されるわけではなく、ユーザは常に指定する必要があるわけではない。統合制御サーバ1は、事前に登録しておいた、アプリケーションスペック情報を参照し、エリアA内の物理サーバ群の中からアプリケーションを構築することができる物理サーバをホワイトノードから選択する。
なお、物理サーバの選択においては、アプリケーション1を構築するための仮想マシン構築を担務する仮想マシン構築システム1−Aに制御させるホワイトノードの選択と、アプリケーション2および3を構築するための仮想マシン構築を坦務する仮想マシン構築システム2−Aに制御させるホワイトノードの選択を実施する。
図7は、統合制御サーバ1が、選択したホワイトノードとしての物理サーバに仮想マシン構築システムの設定をインストールする様子を示す図である。統合制御サーバ1は、ホワイトノードの選択が終了すると、選択した物理サーバそれぞれにアクセスし、仮想マシン構築システム1−Aに制御させるためのホワイトノードに対し、それ専用の設定情報をインストールし、同様に仮想マシン構築システム2−Aに制御させるためのホワイトノードに対し、それ専用の設定情報をインストールし、ホワイトノードを準備ノードへと転換させる。
次に、統合制御サーバ1は、それぞれのアプリケーション構築システムへ構築指示を行なう。なお、この際それぞれの仮想マシン構築システムへ指示する必要がある場合は、同様にそれぞれの仮想マシン構築システムへも指示を行なう。統合制御サーバ1は、アプリケーションの構築完了後、準備ノードを使用ノードとして認識する。そして、今回構築した準備ノードを1回目構築後の初期値として初期値計算部11へ出力し、初期値の更新を行なう。
このように、初回の構築においては、ホワイトノードを準備ノードに転換するために、設定情報を統合制御サーバ1から各ホワイトノードへインストールを実施するが、これにはネットワークの回線状況によっては時間がかかることが懸念される。初期値計算部11は、ユーザからの次の構築依頼を受け取る前に、上記の時間を短縮させるために、次回の構築依頼を受け取る前に、準備ノードを構築する台数決定を行なう。また、初期値は経験則に従わせるために、あるエリアのn回目の構築の際に、その1回目からn回目構築時に構築した準備ノードの平均台数を初期値として更新することができ、(n+1)回目の構築までに準備として、その初期値をもとに準備ノードを構築する。初期値情報は、図8のような形で統合制御サーバ1に格納される。
図9は、統合制御サーバ1によるデータベース更新の様子を示す図である。上記のように、統合制御サーバ1は、次回以降の構築をスムーズに実施するために、今回使用したホワイトノード数を初期値として仮想マシン構築システム1−A用、仮想マシン構築システム2−A用それぞれの準備ノードを構築する。最後に、仮想マシン構築システムへアクセスし、仮想マシン構築システムが管理している物理サーバのリソース残量を自身のリソース残量情報へ反映させる。
図10は、仮想マシン構築システムが管理しているサーバのリソース残量を示す図である。このリソース情報とは、図10に示すような2回目以降の構築に用いるために、各仮想マシン構築システムが保持するリソース情報である。一般的には、上述したように、(残りリソース)=(使用ノードの残りリソース)+(準備ノードの残りリソース)となる。
図11は、本実施形態に係る仮想アプリケーション構築システムの動作を示すシーケンスチャートである。仮想マシン構築システムは、定期的に各物理サーバに対して、定期的にリソース状況の把握を行なう(ステップT1、T2)。また、統合制御サーバは、各仮想マシン構築システムに対して、定期的にリソース状況の把握を行なう(ステップT3)。次に、ユーザから1回目の構築依頼があると(ステップT4)、統合制御サーバは、各物理サーバのスペックを確認し、物理サーバの選択を行ない、選択した物理サーバに対して、仮想マシン構築システムの設定をインストールする(ステップT5)。これにより、選択された物理サーバは、ホワイトノードから準備ノードに変わる。
次に、統合制御サーバは、アプリケーション構築依頼を行なう。すなわち、アプリケーション構築システムに対して、仮想マシン構築依頼を行ない(ステップT6)、アプリケーション構築システムは、仮想マシン構築システムに対して、仮想マシンの構築依頼を行ない(ステップT7)、仮想マシン構築システムは、物理サーバに対して、仮想マシンの作成指示を行なう(ステップT8)。
物理サーバは、仮想マシン構築システムに対し、仮想マシン作成完了通知を行ない(ステップT9)、仮想マシン構築システムは、アプリケーション構築システムに対し、仮想マシン作成完了通知を行なう(ステップT10)。アプリケーション構築システムは、物理サーバに対して、アプリケーションの設定を行ない(ステップT11)、統合制御サーバに対して、設定完了通知を行なう(ステップT12)。
統合制御サーバは、アプリケーション構築システムから、アプリケーションの設定完了通知を受けると、初期値を更新する。
次に、各物理サーバのリソース状況を確認して、再度準備ノードの構築を行なう(ステップT13)。そして、統合制御サーバは、リソースの状況を把握し(ステップT14)、データベースを更新する。
ユーザから2回目の構築依頼があると(ステップT15)、統合制御サーバは、各物理サーバのスペックを確認し、物理サーバの選択を行ない、アプリケーション構築依頼を行なう。すなわち、アプリケーション構築システムに対して、仮想マシン構築依頼を行ない(ステップT16)、アプリケーション構築システムは、仮想マシン構築システムに対して、仮想マシンの構築依頼を行ない(ステップT17)、仮想マシン構築システムは、物理サーバに対して、仮想マシンの作成指示を行なう(ステップT18)。
物理サーバは、仮想マシン構築システムに対し、仮想マシン作成完了通知を行ない(ステップT19)、仮想マシン構築システムは、アプリケーション構築システムに対し、仮想マシン作成完了通知を行なう(ステップT20)。アプリケーション構築システムは、物理サーバに対して、アプリケーションの設定を行ない(ステップT21)、統合制御サーバに対して、設定完了通知を行なう(ステップT22)。
統合制御サーバは、アプリケーション構築システムから、アプリケーションの設定完了通知を受けると、初期値を更新する。
次に、各物理サーバのリソース状況を確認して、再度準備ノードの構築を行なう(ステップT23)。そして、統合制御サーバは、リソースの状況を把握し(ステップT24)、データベースを更新する。
このように、構築2回目以降では、アプリケーション構築の前に準備ノード構築を実施しなくて良いことになるため、処理を迅速に行なうことが可能となる。
図12は、準備ノードの構築動作を示すフローチャートである。まず、ユーザからネットワーク構築要求があると(ステップS1)、エリアが指定されているかどうかを判断する(ステップS2)。エリアが指定されていない場合は、作成要求があったアプリケーションを作成できるエリアを検索し、抽出して(ステップS3)、ステップS4に遷移する。ここで、複数のエリアが存在する場合は、無作為に選択しても良い。
次に、ステップS2において、エリアが指定されている場合は、該当エリアのリソースを確認する(ステップS4)。次に、準備ノードを新たに構築する必要が無いかどうかを判断し(ステップS5)、準備ノードを新たに構築する必要が無い場合は、ステップS10に遷移して、構築を開始する。一方、ステップS5において、準備ノードを新たに構築する必要がある場合は、ホワイトノードを準備ノードに転換すればリソースが足りるかどうかを判断する(ステップS6)。
ステップS6において、ホワイトノードを準備ノードに転換すればリソースが足りる場合は、必要な追加準備ノードを計算し(ステップS8)、ホワイトノードに設定をインストールして準備ノードに転換し(ステップS9)、構築を開始する(ステップS10)。一方、ステップS6において、ホワイトノードを準備ノードに転換してもリソースが足りない場合は、リソース不足で構築できない旨をユーザに返して(ステップS7)、待機する。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の仮想マシン構築システムを用いた場合に、物理マシン(ホワイトノード)において、少しずつどの仮想マシン構築システムに制御されるかが決定されるので、物理サーバのリソースを無駄なく使用することができる。その結果、複数の仮想マシン構築システムを用いた場合であっても、物理サーバの分割損が発生し得る状況を、極力回避することが可能となる。
1 統合制御サーバ
1−A 仮想マシン構築システム
2−A 仮想マシン構築システム
1−B 仮想マシン構築システム
2−B 仮想マシン構築システム
3 情報保管部
5 サーバ選択部
7 設定保管部
9 構築指示部
11 初期値計算部
13 アプリケーション1構築システム
15 アプリケーション2構築システム
17 アプリケーション3構築システム
19 ネットワーク
21 ネットワーク
23 ネットワーク
30 構築依頼

Claims (6)

  1. 複数の仮想マシン構築システムのそれぞれが管理する1以上の物理サーバを選択し、アプリケーション構築システムに対し、ネットワーク上にアプリケーションを構築するための制御を行なう統合制御サーバであって、
    アプリケーションを構築するために必要なリソース量を示すアプリケーションスペック情報を格納する情報保管部と、
    前記各仮想マシン構築システムの設定情報を保持する設定保管部と、
    各物理サーバのスペック情報および前記アプリケーションスペック情報に基づいて、いずれかの前記仮想マシン構築システムの設定情報がインストールされた物理サーバの残りリソースがアプリケーションを構築するために不充分な場合、アプリケーションを構築するために必要な新たな物理サーバを選択するサーバ選択部と、
    前記選択した物理サーバに対し、前記仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、前記設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示する構築指示部と、を備え
    前記物理サーバの選択は、アプリケーションの構築依頼ごとにされ、
    前記選択された物理サーバは、前記複数の仮想マシン構築システムのうち、前記構築指示部により前記設定情報がインストールされた特定の仮想マシン構築システムにより管理され、前記特定の仮想マシン構築システムを制御する特定のアプリケーション構築システムが構築可能なアプリケーションが構築され、
    前記複数の仮想マシン構築システムのうち少なくとも2つは、前記仮想マシン構築システムのそれぞれを制御する特定のアプリケーション構築システムの集合が異なることを特徴とする統合制御サーバ。
  2. 前記サーバ選択部は、さらに前記物理サーバの存在エリアの情報を含むサーバ情報に基づいて、アプリケーションを構築するために必要な物理サーバを選択することを特徴とする請求項1記載の統合制御サーバ。
  3. 前記各仮想マシン構築システムの設定情報がインストールされた物理サーバ数を、前記仮想マシン構築システム毎に初期値として記録する初期値計算部を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の統合制御サーバ。
  4. 前記仮想マシン構築システム毎の物理サーバ数の初期値に基づいて、前記各仮想マシン構築システムに次に割り当てると予測される物理サーバを選択し、前記選択した物理サーバに対し、前記仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすることを特徴とする請求項記載の統合制御サーバ。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の統合制御サーバと、
    複数のアプリケーション構築システムと、
    複数の仮想マシン構築システムと、
    前記仮想マシン構築システムに管理される複数の物理サーバと、から構成されることを特徴とする統合制御システム。
  6. 複数の仮想マシン構築システムのそれぞれが管理する1以上の物理サーバを選択し、アプリケーション構築システムに対し、ネットワーク上にアプリケーションを構築するための制御を行なう統合制御サーバのプログラムであって、
    アプリケーションを構築するために必要なリソース量を示すアプリケーションスペック情報を格納する処理と、
    前記各仮想マシン構築システムの設定情報を保持する処理と、
    各物理サーバのスペック情報および前記アプリケーションスペック情報に基づいて、いずれかの前記仮想マシン構築システムの設定情報がインストールされた物理サーバの残りリソースがアプリケーションを構築するために不充分な場合、アプリケーションを構築するために必要な新たな物理サーバを選択する処理と、
    前記選択した物理サーバに対し、前記仮想マシン構築システムの設定情報をインストールすると共に、前記設定情報に基づいて、アプリケーション構築システムに対して、アプリケーションの構築を指示する処理と、の一連の処理をコンピュータに実行させ
    前記物理サーバを選択する処理は、アプリケーションの構築依頼ごとにされ、
    前記選択された物理サーバは、前記複数の仮想マシン構築システムのうち、前記設定情報をインストールする処理によりインストールされた特定の仮想マシン構築システムにより管理され、前記特定の仮想マシン構築システムを制御する特定のアプリケーション構築システムが構築可能なアプリケーションが構築され、
    前記複数の仮想マシン構築システムのうち少なくとも2つは、前記仮想マシン構築システムのそれぞれを制御する特定のアプリケーション構築システムの集合が異なることを特徴とするプログラム。
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