JP6477485B2 - 送信端末、通信システム、通信方法、および、プログラム - Google Patents

送信端末、通信システム、通信方法、および、プログラム Download PDF

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Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2013−219503号(2013年10月22日出願)に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、送信端末、通信システム、通信方法、および、プログラムに関し、特に、パケットロスが発生し得るネットワークを介して受信端末と通信を行う送信端末、通信システム、通信方法、および、プログラムに関する。
パケットロスの発生する伝送路において、送信端末が受信端末に送信するパケットの到達を保証する方式として、「ARQ(Automatic Repeat reQuest)方式」や「FEC(Forward Error Correction)方式」が知られている。
ARQ方式では、パケットに順序を示すシーケンスナンバを付加して送信することにより、受信端末において未受信のパケットを検知し、送信端末に再送要求を発行する。
一方、FEC方式では、送信パケットに対して冗長パケットを付随させ、受信端末において未受信のパケットがある場合、冗長パケットによりロスパケットを復元する。また、FEC方式には、冗長パケットの元となるソースパケットから冗長パケットを無限に作成し、受信端末において冗長パケットからソースパケットを復号する「レートレス符号」と呼ばれるものが存在する。
図9は、レートレス符号を用いてパケット到達保証を行なう、関連技術に係る通信システムの構成を一例として示すブロック図である。図9を参照すると、通信システムは、ネットワーク130を介して通信する送信端末110と受信端末120を備えている。
送信端末110は、ソースパケット送信部111とレートレス符号エンコーダ114を備えている。また、レートレス符号エンコーダ114は、送信バッファ115、エンコードパケット生成部116、および、ACK受信部117を備えている。一方、受信端末120は、レートレス符号デコーダ121とソースパケット受信部125を備えている。また、レートレス符号デコーダ121は、受信バッファ122、エンコードパケット再生部123、および、ACK生成部124を備えている。
レートレス符号を用いたパケット到達保証を行う、図9の通信システムは、次のように動作する。
まず、送信端末110の動作を説明する。
ソースパケット送信部111は、受信端末120に送信したデータパケットを生成し、レートレス符号エンコーダ114内の送信バッファ115へ生成したパケットを送信する。また、送信バッファ115は、パケットを受け取ると、自身のバッファにパケットを挿入する。さらに、送信バッファ115は、自身のバッファの最大量のパケットが溜まると、パケットの送信を止める通知をソースパケット送信部111に送信する。
エンコードパケット生成部116は、送信バッファ115から所定数のソースパケットを取り出す。さらに、エンコードパケット生成部116は、ソースパケットをレートレス符号により符号化し、ネットワーク130へ送信する。
以下では、このレートレス符号により符号化されたパケットを「エンコードパケット」と呼ぶ。なお、レートレス符号化の例として、Random Linear Fountain符号やRaptor符号等が知られている(非特許文献1)。
エンコードパケット生成部116は、ACK受信部117から確認応答パケットを受信するまで、同じ種類のソースパケットによりエンコードパケットを生成して送信を続ける。また、エンコードパケット生成部116は、ACK受信部117から確認応答パケットを受信すると、現在使用しているソースパケットを破棄し、送信バッファ115から次のソースパケットを所定数だけ取り出す。
レートレス符号エンコーダ114が一度にエンコードを行うソースパケット数は、任意のパラメータとして決定することができる。
次に、受信端末120の動作を説明する。
レートレス符号デコーダ121は、ネットワーク130から到来したパケットを所定数受信すると、レートレス符号により復号化を試みる。
復号化が完了した場合、レートレス符号デコーダ121は、そのパケットをソースパケット受信部125へ送信する。また、ACK生成部124は、送信端末110へ到達確認パケットを送信する。一方、復号化が完了しなかった場合、レートレス符号デコーダ121は、ネットワーク130からの新たなパケットを待つ。
図9に示した通信システムにおいて、レートレス符号エンコーダ114でエンコードする「パケット数」は、ネットワーク帯域を有効に利用することを目的に設定されるパラメータとして使用されている。一例として、復号化完了時のACKにネットワーク情報を付加することで、次のパケットを送信する際にレートレス符号エンコーダ114がエンコードに用いるソースパケット数やその他のパラメータを変化させることができる。このように、現在のネットワーク状態に適したパラメータに設定することで、ネットワーク帯域を有効に活用することができる。
特開2009−152864号公報 特開2010−119133号公報
MacKay, D.J.C. "Fountain codes," Published in Communications, IEEE Proceedings, Volume 152, Issue 6.
上記特許文献および非特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
図9に示した関連技術に係る通信システムによると、ソースパケット送信部111からソースパケットが送信されてからソースパケット受信部125でパケットを受信するまでの遅延を最大許容遅延以内に抑えることができないという問題がある。その理由は、レートレス符号エンコーダ114で使用されるパラメータは、ソースパケット送信部111からソースパケット受信部125までのソースパケット到達遅延を加味したものとはなっていないからである。
また、関連技術に係る通信システムによると、ソースパケット送信部111からソースパケットが送信されてからソースパケット受信部125でパケットを受信するまでの遅延がシステムの許容遅延を満たせない場合に、システムが正常に動作しないという問題もある。その理由は、ネットワーク状態の変化に応じてシステムが実現することのできるパケット到達遅延を考慮していないからである。
そこで、パケットロスが発生し得るネットワークを介して送信端末と受信端末が通信を行うシステムにおいて、ユーザが指定したパケットの遅延時間に関する特性を保証できるようにすることが要望される。本発明の目的は、かかる要望に寄与する送信端末、通信システム、通信方法、および、プログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点に係る送信端末は、
ネットワークを介して受信端末と通信を行う送信端末であって、
所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出するエンコードパケット生成部と、
前記ネットワークの状態を計測するネットワーク環境計測部と、
前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定するパラメータ計算部と、を備える。
本発明の第2の視点に係る通信システムは、
ネットワークを介して通信を行う送信端末および受信端末を備え、
前記送信端末は、所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出するエンコードパケット生成部と、
前記ネットワークの状態を計測するネットワーク環境計測部と、
前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定するパラメータ計算部と、を備える。
本発明の第3の視点に係る通信方法は、
ネットワークを介して受信端末と通信を行う送信端末が、
所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出する送出工程と、
前記ネットワークの状態を計測する計測工程と、
前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定する決定工程と、を含む。
本発明の第4の視点に係るプログラムは、
ネットワークを介して受信端末と通信を行う送信端末に設けられたコンピュータに対して、
所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出する送出処理と、
前記ネットワークの状態を計測する計測処理と、
前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定する決定処理と、を実行させる。
なお、プログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)に記録されたプログラム製品として提供することができる。
本発明に係る送信端末、通信システム、通信方法、および、プログラムによると、パケットロスが発生し得るネットワークを介して送信端末と受信端末が通信を行う通信システムにおいて、ユーザが指定したパケットの遅延時間に関する特性を保証することが可能となる。
一実施形態に係る通信システムの構成を一例として示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの構成を一例として示すブロック図である。 保証値入力部が保持するユーザ指定保証値テーブルを一例として示す表である。 ネットワーク環境計測部が保持するネットワーク状態テーブルを一例として示す表である。 送信バッファからエンコードパケット生成部へのパケットの流れを一例として示すブロック図である。 レートレス符号エンコーダの動作を一例として示すフロー図である。 レートレス符号デコーダの動作を一例として示すフロー図である。 保証値入力部とネットワーク環境計測部とパラメータ計算部の動作を一例として示すフロー図である。 関連技術の通信システムの構成を一例として示すブロック図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
図1は、一実施形態に係る通信システムの構成を一例として示すブロック図である。図1を参照すると、通信システムは、ネットワーク30を介して通信を行う送信端末10と受信端末20を備えている。
送信端末10は、所定の個数のパケットをエンコードしてネットワーク30を介して受信端末20に送出するエンコードパケット生成部16と、ネットワーク30の状態を計測するネットワーク環境計測部18と、送信端末10から受信端末20にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性とネットワーク30の状態とを用いて上記所定の個数を決定するパラメータ計算部13と、を備えている。
エンコードパケット生成部16は、上記所定の個数のパケットをレートレス符号化によりエンコードしてもよい。ただし、本発明におけるエンコード方法は、これに限定されない。
上記の保証すべき特性は、上記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含むことが好ましい。このとき、パラメータ計算部13は、最大許容遅延値と保証確率を満たすように、上記所定の個数を決定する。
また、ネットワーク環境計測部18は、送信端末10と受信端末20の間のパケットの往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズを計測し、パラメータ計算部13は、計測された往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズに基づいて上記所定の個数を決定してもよい。
さらに、受信端末20は、送信端末10から受信したエンコードされた上記所定の個数のパケットのデコードに成功すると、送信端末10に対して応答パケットを送信し、ネットワーク環境計測部18は、応答パケットに含まれる情報を用いてネットワークの状態を計測してもよい。
かかる通信システムによると、パケットが送信端末10から送出されてから受信端末20で受信されるまでに要する遅延をユーザ任意の値に保証することが可能となる。その理由は、ネットワーク環境計測部18によりネットワーク環境を測定し、その情報を用いてユーザ任意の遅延値を保証する符号化のパラメータを決定し、決定したパラメータを用いて送信端末10がパケットを符号化して送信するからである。
<実施形態1>
次に、第1の実施形態に係る通信システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
図2は、本実施形態に係る通信システムの構成を一例として示すブロック図である。図2を参照すると、通信システムは、パケットを送信する送信端末10と、パケットを受信する受信端末20を備えている。送信端末10と受信端末20は、パケットを転送する伝送路であるネットワーク30を介して接続される。
送信端末10は、ソースパケット送信部11、レートレス符号エンコーダ14、保証値入力部12、および、パラメータ計算部13を備えている。ソースパケット送信部11は、送信端末10内でパケットを生成する。レートレス符号エンコーダ14は、ソースパケットをエンコードしてネットワーク30へ送信する。保証値入力部12は、ユーザにより指定された遅延時間を受け付ける。パラメータ計算部13は、レートレス符号エンコーダ14のパラメータを、ユーザにより指定された遅延時間を保証する値となるように決定する。
ここで、保証値入力部12とパラメータ計算部13は、送信端末10の外部から送信端末10と情報をやり取りできれば、送信端末10の外部に設けられていてもよい。
レートレス符号エンコーダ14は、送信バッファ15、エンコードパケット生成部16、ACK受信部17、および、ネットワーク環境計測部18を備えている。送信バッファ15は、ソースパケット送信部11から受信したパケットを保持する。エンコードパケット生成部16は、パラメータ計算部13で決定されたパケット数のパケットを送信バッファ15から取り出し、取り出したパケットをエンコードしてネットワーク30へ送信する。ACK受信部17は、受信端末20からの確認応答パケットを受信する。ネットワーク環境計測部18は、ネットワーク状態を計測し、現在のネットワーク状態をパラメータ計算部13に反映する。
受信端末20は、レートレス符号デコーダ21およびソースパケット受信部25を備えている。レートレス符号デコーダ21は、エンコードパケットをソースパケットにデコードする。ソースパケット受信部25は、デコードしたソースパケットを受信する。
レートレス符号デコーダ21は、受信バッファ22、エンコードパケット再生部23、および、ACK生成部24を備えている。受信バッファ22は、ネットワーク30から到着したエンコードパケットを保持する。エンコードパケット再生部23は、受信バッファ22内のパケットのデコードを試みデコードしたソースパケットをソースパケット受信部25へ送信する。ACK生成部24は、受け取ったエンコードパケットがデコードできたことを送信端末10に知らせる確認応答パケットを送信する。
図3は、保証値入力部12が保持するユーザ指定保証値テーブルT1を一例として示す。図3を参照すると、保証値入力部12は、ユーザ指定保証値テーブルT1の項目として、「最大許容遅延」および「保証確率」を含む。ユーザ指定保証値テーブルT1が保持する情報は、ユーザからの任意の要求に基づいて外部から入力されるパラメータである。
図4は、ネットワーク環境計測部18が保持するネットワーク状態テーブルT2を一例として示す。図4を参照すると、ネットワーク環境計測部18は、ネットワーク状態テーブルT2の項目として、「往復伝送遅延(RTT:Round Trip Time)」、「パケットロス率」、「送信帯域(送信レート)」および「パケットサイズ」を含む。ネットワーク環境計測部18が保持する情報は、確認応答パケットと自身の送信情報を用いて生成される。
次に、送信端末10の各部の動作について、詳細に説明する。
ソースパケット送信部11は、送信端末10が送信したいデータをパケット化し、レートレス符号エンコーダ14に送信する。このとき、ソースパケット送信部11は、送信するパケットのヘッダにタイムスタンプを付加し、パケットのタイムアウトタイマーを起動する。
保証値入力部12は、ユーザから「最大許容遅延」と「保証確率」が入力されると、ユーザ指定保証値テーブルT1内の値を更新する。また、ユーザ指定保証値テーブルT1は、テーブル値が更新されると、更新されたテーブル値をパラメータ計算部13へ送信する。
パラメータ計算部13は、後述する遅延保証式に、保証値入力部12から受信したユーザ指定保証値テーブルT1と、レートレス符号エンコーダ14から受信したネットワーク状態テーブルT2のパラメータを入力し、レートレス符号エンコーダ14で「一度にエンコードを行うソースパケット数」を決定する。さらに、パラメータ計算部13は、決定した「一度にエンコードを行うソースパケット数」をレートレス符号エンコーダ14に送信する。
遅延保証パラメータの計算方法の具体例については、各部の動作の説明後に説明する。
レートレス符号エンコーダ14は、ソースパケット送信部11から送信されるパケットをレートレス符号によりエンコードし、エンコードパケットをネットワーク30へ送信する。このとき、レートレス符号エンコーダ14は、パラメータ計算部13により計算された「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」を一度にレートレス符号に基づいてエンコードする。
次に、レートレス符号エンコーダ14内の各部の動作について詳細に説明する。図5は、本実施形態の送信端末10における送信バッファ15からエンコードパケット生成部16へのパケットの流れの詳細を一例として示すブロック図である。
送信バッファ15は、ソースパケット送信部11から送信されるパケットを受信すると、自身のバッファにパケットを挿入する。また、送信バッファ15は、挿入されたパケットが自身のバッファ量の最大値(最大値:Buff)に達すると、パケットの送信を止めるメッセージをソースパケット送信部11に送信する。
エンコードパケット生成部16は、パラメータ計算部13により計算された「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」のパケットP〜Pを送信バッファ15から取り出し、レートレス符号によりエンコードを行う。また、エンコードパケット生成部16は、エンコードパケットのヘッダに対して「使用したソースパケット数」、「使用したソースパケットの最大シーケンスナンバ」、「エンコードパケットシーケンスナンバ」および「タイムスタンプ」を付加し、エンコードパケットE、E、…をネットワーク30へ送信する。
エンコードパケット生成部16は、ACK受信部17から確認応答パケットが到着した旨の情報を受信すると、現在エンコードに使用しているソースパケットの送信が完了したものとみなし、現在エンコードに使用しているソースパケットを破棄し、「エンコードパケットシーケンスナンバ」をリセットする。次に、エンコードパケット生成部16は、再度、パラメータ計算部13により計算された「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」のパケットを送信バッファ15から取り出し、エンコードを行う。
また、エンコードパケット生成部16は、レートレス符号により「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」のパケットをエンコードしたパケットを生成する。レートレス符号とは、ある一定数のソースパケットに対してエンコードパケットを無限に生成する方式であり、受信端末20においてある一定数のエンコードパケットを受信するとデコードが可能となり、ソースパケットが再生可能となる方式をいう。レートレス符号の具体例として、Random Linear Fountain符号やRaptor符号などが知られている(非特許文献1)。
ACK受信部17は、受信端末20からの確認応答パケットを受け取ると、エンコードパケット生成部16に確認応答パケットを受信した旨の情報を送信する。ここで、確認応答パケットは、「受信したエンコードパケット数」、「受信したエンコードパケットの最大シーケンスナンバ」、「使用したソースパケットの最大シーケンスナンバ」、「タイムスタンプ」および「パケットロス数」を含む。また、ACK受信部17は、確認応答パケットを受け取ると、確認応答パケットに含まれる情報をネットワーク環境計測部18へ送信する。
ネットワーク環境計測部18は、ACK受信部17より確認応答パケットを受け取ると、「パケットロス率」と「往復伝送遅延(RTT:Round Trip Time)」を計算する。「パケットロス率」は、「パケットロス数」÷「受信したエンコードパケットの最大シーケンスナンバ」で計算される。「往復伝送遅延」は、「ACK受信時刻」−「受信したエンコードパケットの最大シーケンスナンバの送信時刻」で計算される。
また、ネットワーク環境計測部18は、エンコードパケット生成部16より送信されるパケット間隔を取得し、「送信帯域」を計測する。
ネットワーク環境計測部18は、「パケットロス率」、「往復伝送遅延」および「送信帯域」の計算をある一定周期で行い、パラメータ計算部13へ送信する。ここで、一定周期として、例えば、ACKをN個受信する毎としてもよい。
次に、受信端末20内の各部について詳細に説明する。
ソースパケット受信部25は、レートレス符号デコーダ21から受信した再生後のソースパケットを受信する。また、ソースパケット受信部25は、パケットからデータを取得する。
レートレス符号デコーダ21は、ネットワーク30からエンコードパケットを受信する。また、レートレス符号デコーダ21は、受信したエンコードパケットを使用して、パケットヘッダに記載されている「使用したソースパケット数」分のソースパケットをデコードする。さらに、レートレス符号デコーダ21は、デコードが完了した際、送信端末10へ確認応答パケットを送信し、デコードしたソースパケットをソースパケット受信部25へ送信する。
次に、レートレス符号デコーダ21内の各部について詳細に説明する。
受信バッファ22は、ネットワーク30からエンコードパケットを受信した際、自身のバッファにパケットを挿入する。また、受信バッファ22は、パケットを受信したことをエンコードパケット再生部23へ通知する。
エンコードパケット再生部23は、受信バッファ22からエンコードパケットを受信した旨の情報を受信すると、受信バッファ22内のエンコードパケットのデコードを試みる。エンコードパケット再生部23は、デコードできない場合、動作を停止する。一方、デコードできた場合、エンコードパケット再生部23は、受信バッファ22内のエンコードパケットを破棄し、デコード後のソースパケットをソースパケット受信部25へ送信する。さらに、エンコードパケット再生部23は、エンコードパケットがデコードできた旨の情報をACK生成部24に通知する。
ACK生成部24は、エンコードパケット再生部23からエンコードパケットがデコードできたという情報を受信すると、確認応答パケットを生成して送信端末10へ送信する。ACK生成部24は、確認応答パケットのヘッダに対して、「デコード完了直前に受信したエンコードパケットのシーケンスナンバ」、「実際に受信したエンコードパケット数」および「デコード完了直前に受信したエンコードパケットのヘッダに付加されたタイムスタンプ値」を付加する。
次に、パラメータ計算部13で行う遅延保証パラメータの計算方法について、図3、図4および図5を参照して、詳細に説明する。
今回考慮したい遅延時間は、送信端末10のソースパケット送信部11からパケットを送信した時刻と、受信端末20のソースパケット受信部25がパケットを受信した時刻との差である。パラメータ計算部13は、この遅延時間の確率分布関数を求め、ユーザから入力される「最大許容遅延」と「保証確率」を代入することで、レートレス符号のパラメータである「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」を求める。
送信バッファ15に最大量のパケット(Buff個)が挿入されているときの送信バッファ15の最後尾のパケットがソースパケット受信部25へ到達するために必要な時間が、ソースパケットの受ける最大の遅延となる。したがって、遅延時間の確率分布関数として、送信バッファ15の最後尾のパケット(PBuff)が送信バッファ15に到着してから、PBuffがソースパケット受信部25に到着するまでの時間の確率分布関数を求めればよい。
また、レートレス符号エンコーダ14は、送信バッファ15から「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」を取り出し、エンコードパケットを生成して受信端末20へ送信し、受信端末20からK個のパケット(P〜P)を受信できたことを示す確認応答パケットを受信する。その後、レートレス符号エンコーダ14は、送信バッファ15から次のK個のパケット(PK+1〜PK+K)を取り出す。したがって、K個のパケットを送信する動作を[Buff÷K]回行った際の遅延が、パケットPBuffの受ける遅延となる。ここで、[]は床関数を表す。
レートレス符号エンコーダ14とレートレス符号デコーダ21により「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」を送受信する動作を[Buff÷K]回行った際の遅延保証式を以下に示す。
Figure 0006477485
Figure 0006477485
Figure 0006477485
式(1)において、Tは「最大許容遅延」、Sは「送信バッファ15の最後尾のパケットの送信が完了するまでに必要なエンコードパケット送信数」、Bandwidthは「送信帯域」、RTTは「往復伝送遅延」、Buffは「送信バッファ最大量」、Kは「レートレス符号エンコーダ14で使用するパケット数」を示す。
式(2)は式(1)のSの範囲で定義される式である。式(2)において、p(x)は「パケットロス率とレートレス符号に必要な冗長パケット数が与えられたとき、送信端末10でx個のエンコードパケットを送信した際に、受信端末20でK個のソースパケットがデコードされる確率密度関数」を示す。また、[p(x)][Buff÷K]は「p(x)の[Buff÷K]重畳み込み積分」を示す。さらに、P(S)は「送信端末10でS個のエンコードパケットを送信した際に、最後尾のパケットを含むすべてのパケットがデコードされる累積分布関数」を示す。
式(3)は、式(2)のp(x)を与える。式(3)において、pは「パケットロス率と符号化パケット冗長数を加味した復号パケットロス率」を示す。また、pcodeは「本システムで使用される符号化方式の符号化パケット冗長数(符号化方式による固定値)」を示す。さらに、pLinkは「パケットロス率」を示す。また、xは「K個のソースパケットをデコードするのに必要なエンコードパケット数」を示す。
パラメータ計算部13は、式(1)ないし(3)に、保証値入力部12から送信された「最大許容遅延(T)」と「保証確率(P(S))」を入力し、ネットワーク環境計測部18から送信された「往復伝送遅延(RTT:Round Trip Time)」、「パケットロス率(p(x)で使用されるパラメータ)」および「送信帯域(Bandwidth)」を入力する。これにより、パラメータ計算部13は、レートレス符号エンコーダ14内のエンコードパケット生成部16が送信バッファ15から取り出す「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」を決定し、レートレス符号エンコーダ14に送信する。
なお、上述の値を式(1)ないし(3)に代入した際、ユーザ任意の「最大許容遅延」と「保証確率」が満たせない可能性もある。具体的には、式(1)のSを満たすための式(2)で与えるKが求まらない場合がある。この場合、パラメータ計算部13は、保証値入力部12に対して、遅延保証式を満たす値に変更するか、送信端末10の動作を停止する。
[動作]
次に、図2および図6を参照して、本実施形態の送信端末10内のソースパケット送信部11からパケットが送信され、レートレス符号エンコーダ14においてエンコードパケットが送信される動作について詳細に説明する。
まず、ステップA1は、送信端末10がパケットの送信を始める最初の機会であり、送信バッファ15はソースパケット送信部11から送信されるソースパケットを受信する。
次に、ステップA2において、エンコードパケット生成部16は、送信バッファ15に溜まっているソースパケットのうちの先頭からK個のソースパケットを送信バッファ15から抜き出す。なお、エンコードパケット生成部16は、送信バッファ15にK個未満のソースパケットしかない場合、すべてのソースパケットを送信バッファから抜き出す。このとき、K個として、前述したパラメータ計算部13により計算された「一度にエンコードを行うソースパケット数(K個)」を用いる。
次に、ステップA3では、ステップA2において抜き出したソースパケットをエンコードパケット生成部16に格納する。
次に、ステップA4では、エンコードパケット生成部16はステップA3において抜き出したソースパケットを用いてエンコードパケットを生成し、ネットワーク30へ送信する。エンコードパケット生成部16は、エンコードパケットのヘッダに情報として「パケット送信時間」、「エンコードパケットシーケンスナンバ」、「使用したソースパケット数」および「使用したソースパケットの最大シーケンスナンバ」を付加する。
次に、ステップA5では、ACK受信部17が受信端末20から確認応答パケットを受信したかどうかを確認する。確認応答パケットを受信していない場合(ステップA5のNo)、ステップA4に遷移し、エンコードパケット生成部16は、再度同一のソースパケットを用いてエンコードパケットを生成してネットワーク30へ送信する。一方、確認応答パケットを受信している場合(ステップA5のYes)、エンコードパケット生成部16は現在格納しているソースパケットを破棄し、ステップA2へ遷移する。
次に、図2および図7を参照して、本実施形態の受信端末20内のレートレス符号デコーダ21がエンコードパケットを受信し、ソースパケットをソースパケット受信部25へ送信する動作について詳細に説明する。
まず、ステップB1において、受信バッファ22がネットワーク30からエンコードパケットを受信し、自身のバッファにエンコードパケットを挿入する。エンコードパケットのヘッダに記載されている「使用したソースパケット数」以上のパケットがバッファに挿入されると、ステップB2へ遷移する。
次に、ステップB2において、エンコードパケット再生部23は、受信バッファ22に存在するパケットのすべてを用いてデコード処理を行う。エンコードパケット再生部23は、デコード方式として、本実施形態で使用されるレートレス符号に基づくデコード方法を使用する。
次に、ステップB3では、エンコードパケット再生部23は、ステップB2においてデコードを行った結果、正常にソースパケットがデコードできたかどうかを判定する。正常にデコードできている場合(ステップB3のYes)、エンコードパケット再生部23は、デコードしたソースパケットをソースパケット受信部25へ送信し、ステップB4に遷移する。一方、正常にデコードできていない場合(ステップB3のNo)、エンコードパケット再生部23の動作を終了する。なお、受信バッファ22が次のエンコードパケットを受信すると、ステップB1から再度判定を行う。
ステップB4において、ACK生成部24は、送信端末10に対して現在送信端末10が送信しているソースパケットの受信が完了したことを知らせる確認応答パケットを送信する。ACK生成部24は、確認応答パケットのヘッダに対して、「デコード完了直前に受信したエンコードパケットのシーケンスナンバ」、「実際に受信したエンコードパケット数」および「デコード完了直前に受信したエンコードパケットのヘッダに付加されたタイムスタンプ値」を付加する。
次に、図2および図8を参照して、本実施形態の送信端末10内の保証値入力部12およびネットワーク環境計測部18の値が更新されたときのパラメータ計算部13の動作を詳細に説明する。
まず、ステップC1において、保証値入力部12がユーザ指定保証値テーブルT1を更新するとステップC4に遷移する。具体的には、保証値入力部12は、ユーザからの入力情報として、図3に示す「最大許容遅延」および「保証確率」を受け付ける。
さらに、ステップC2において、ネットワーク環境計測部18がネットワーク状態テーブルT2を更新すると、ステップC3に遷移する。具体的には、ネットワーク環境計測部18は、図4に示す「RTT」、「パケットロス率」、「送信帯域」および「パケットサイズ」をネットワーク状態テーブルT2に入力する。
次に、ステップC3において、ネットワーク状態テーブルT2の更新回数をカウントし、N回目の更新の場合(ステップC3のYes)、ステップC4へ遷移し、それ以外の場合(ステップC3のNo)、何も操作を行わず処理を終了する。ここで、更新回数「N」は、システム運用者が任意のパラメータとして変更可能なものとしてもよい。
次に、ステップC4において、パラメータ計算部13は入力されたテーブル値に基づいて遅延保証式を計算し、レートレス符号エンコーダ14が使用する「エンコードに使用するパケット数(K個)」を更新する。更新された「パケット数(K)」は、更新後に、図6のステップA2に遷移した際に使用されるパラメータとなる。
本実施形態に係る通信システムによると、送信端末10内のソースパケット送信部11でパケットが送出されてから受信端末20内のソースパケット受信部25へパケットが受信されるまでにかかる遅延をユーザ任意の値に保証できる。その理由は、レートレス符号エンコーダ14によりネットワーク環境を測定し、その情報を用いてユーザ任意の遅延値を保証するレートレス符号化のパラメータを決定し、そのパラメータを用いて送信端末10がパケットを送信するからである。
また、本実施形態に係る通信システムによると、送信端末10内のソースパケット送信部11から受信端末20内のソースパケット受信部25へパケットが受信されるまでにかかる遅延がシステムの最大遅延を満たせない場合に、システムが正常動作できないことを未然に把握できる。その理由は、ネットワーク状態の変化に応じて、システムが保証できる遅延値を計算しているからである。
なお、本発明において、下記の形態が可能である。
[形態1]
上記第1の視点に係る送信端末のとおりである。
[形態2]
前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
前記パラメータ計算部は、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する、形態1に記載の送信端末。
[形態3]
前記ネットワーク環境計測部は、前記送信端末と前記受信端末の間のパケットの往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズを計測し、
前記パラメータ計算部は、計測された往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズに基づいて前記所定の個数を決定する、形態1または2に記載の送信端末。
[形態4]
前記受信端末は、前記送信端末から受信した、エンコードされた前記所定の個数のパケットのデコードに成功すると、前記送信端末に対して応答パケットを送信し、
前記ネットワーク環境計測部は、前記応答パケットに含まれる情報を用いて、前記ネットワークの状態を計測する、形態1ないし3のいずれか一に記載の送信端末。
[形態5]
前記エンコードパケット生成部は、前記所定の個数のパケットをレートレス符号化によりエンコードする、形態1ないし4のいずれか一に記載の送信端末。
[形態6]
上記第2の視点に係る通信システムのとおりである。
[形態7]
前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
前記パラメータ計算部は、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する、形態6に記載の通信システム。
[形態8]
前記ネットワーク環境計測部は、前記送信端末と前記受信端末の間のパケットの往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズを計測し、
前記パラメータ計算部は、計測された往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズに基づいて前記所定の個数を決定する、形態6または7に記載の通信システム。
[形態9]
前記受信端末は、前記送信端末から受信した、エンコードされた前記所定の個数のパケットのデコードに成功すると、前記送信端末に対して応答パケットを送信し、
前記ネットワーク環境計測部は、前記応答パケットに含まれる情報を用いて、前記ネットワークの状態を計測する、形態6ないし8のいずれか一に記載の通信システム。
[形態10]
上記第3の視点に係る通信方法のとおりである。
[形態11]
前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
前記決定工程において、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する、形態10に記載の通信方法。
[形態12]
前記計測工程において、前記送信端末と前記受信端末の間のパケットの往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズを計測し、
前記決定工程において、計測された往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズに基づいて前記所定の個数を決定する、形態10または11に記載の通信方法。
[形態13]
前記受信端末が、前記送信端末から受信した、エンコードされた前記所定の個数のパケットのデコードに成功すると、前記送信端末に対して応答パケットを送信する工程を含み、
前記計測工程において、前記応答パケットに含まれる情報を用いて、前記ネットワークの状態を計測する、形態10ないし12のいずれか一に記載の通信方法。
[形態14]
前記送出工程において、前記所定の個数のパケットをレートレス符号化によりエンコードする、形態10ないし13のいずれか一に記載の通信方法。
[形態15]
上記第4の視点に係るプログラムのとおりである。
[形態16]
前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
前記決定処理において、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する、形態15に記載のプログラム。
[形態17]
前記計測処理において、前記送信端末と前記受信端末の間のパケットの往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズを計測し、
前記決定処理において、計測された往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズに基づいて前記所定の個数を決定する、形態15または16に記載のプログラム。
[形態18]
前記受信端末は、前記送信端末から受信した、エンコードされた前記所定の個数のパケットのデコードに成功すると、前記送信端末に対して応答パケットを送信し、
前記計測処理において、前記応答パケットに含まれる情報を用いて、前記ネットワークの状態を計測する、形態15ないし17のいずれか一に記載のプログラム。
[形態19]
前記送出処理において、前記所定の個数のパケットをレートレス符号化によりエンコードする、形態15ないし18のいずれか一に記載のプログラム。
なお、上記特許文献および非特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、110 送信端末
11、111 ソースパケット送信部
12 保証値入力部
13 パラメータ計算部
14、114 レートレス符号エンコーダ
15、115 送信バッファ
16、116 エンコードパケット生成部
17、117 ACK受信部
18 ネットワーク環境計測部
20、120 受信端末
21、121 レートレス符号デコーダ
22、122 受信バッファ
23、123 エンコードパケット再生部
24、124 ACK生成部
25、125 ソースパケット受信部
30、130 ネットワーク
、E エンコードパケット
〜PBuff ソースパケット
T1 ユーザ指定保証値テーブル
T2 ネットワーク状態テーブル

Claims (7)

  1. ネットワークを介して受信端末と通信を行う送信端末であって、
    所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出するエンコードパケット生成部と、
    前記ネットワークの状態を計測するネットワーク環境計測部と、
    前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定するパラメータ計算部と、を備え
    前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
    前記パラメータ計算部は、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する、送信端末。
  2. 前記ネットワーク環境計測部は、前記送信端末と前記受信端末の間のパケットの往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズを計測し、
    前記パラメータ計算部は、計測された往復伝送遅延、パケットロス率、送信帯域およびパケットサイズに基づいて前記所定の個数を決定する、請求項1に記載の送信端末。
  3. 前記受信端末は、前記送信端末から受信した、エンコードされた前記所定の個数のパケットのデコードに成功すると、前記送信端末に対して応答パケットを送信し、
    前記ネットワーク環境計測部は、前記応答パケットに含まれる情報を用いて、前記ネットワークの状態を計測する、請求項1又は2に記載の送信端末。
  4. 前記エンコードパケット生成部は、前記所定の個数のパケットをレートレス符号化によりエンコードする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の送信端末。
  5. ネットワークを介して通信を行う送信端末および受信端末を備え、
    前記送信端末は、所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出するエンコードパケット生成部と、
    前記ネットワークの状態を計測するネットワーク環境計測部と、
    前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定するパラメータ計算部と、を備え、
    前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
    前記パラメータ計算部は、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する、通信システム
  6. ネットワークを介して受信端末と通信を行う送信端末が、
    所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出する送出工程と、
    前記ネットワークの状態を計測する計測工程と、
    前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定する決定工程と、を含み、
    前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
    前記決定工程において、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する、通信方法
  7. ネットワークを介して受信端末と通信を行う送信端末に設けられたコンピュータに対して、
    所定の個数のパケットをエンコードしてネットワークを介して前記受信端末に送出する送出処理と、
    前記ネットワークの状態を計測する計測処理と、
    前記送信端末から前記受信端末にパケットが到達するのに要する遅延時間に関して保証すべき特性と、前記ネットワークの状態とを用いて、前記所定の個数を決定する決定処理と、を実行させる、プログラムであって、
    前記保証すべき特性は、前記遅延時間について許容し得る最大値である最大許容遅延値と、当該最大許容遅延値の保証確率を含み、
    前記決定処理は、前記最大許容遅延値と前記保証確率を満たすように、前記所定の個数を決定する処理を含む、プログラム
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