JP6476479B1 - 無線環境状況予測システム、無線環境状況予測方法、および、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑に無線環境が変化する状況においても、高精度で無線環境状況を予測する無線環境状況予測システムを実現する。【解決手段】無線環境状況予測システム1000では、互いに相関する複数種類のデータを取得し、取得した複数種類の相関データに基づいて、各データの予測処理(推論処理)を実行する。したがって、無線環境状況予測システム1000では、狭空間で、電波が飛び交う環境において、シャドウイング、マルチパス、干渉、反射波等の影響により、複雑に無線環境が変化する状況においても、高精度で無線環境状況を予測することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の情報要素を用いた無線環境状況予測技術に関する。
Machine−to−Machine(M2M)やInternet of Thing(IoT)に関する技術を用いて、例えば、工場の稼動状況の把握や制御、作業の管理等を効率良く行うシステムが開発されている。このようなシステムでは、例えば、工場での生産性を向上させるためにロボット、製造装置、工具などにセンサ等の機器を取り付け、当該機器により取得されたデータに基づいて、工場の稼動状況の把握や各装置・機器の制御、工場内の作業の管理等を行う。
上記のようなシステムにおいて、移動する機器への対応や配線の簡略化を実現するために、上記システムに用いられる機器の無線化が期待されている。その一方で、工場のような狭い空間では電波の干渉や反射、機器等の移動により無線環境が時々刻々と変動するため、無線通信が不安定化するという課題がある。
このような環境で安定した無線通信を実現するには、時々刻々変化する無線環境に応じて無線機器を適切に制御する必要がある。そのためには、伝搬状況や無線リソースの利用状況などの変動を高精度に予測する技術が必要となる。
例えば、非特許文献1には、無線チャネルのビジー/アイドル状態を、自己回帰モデルを用いて予測する技術の開示がある。非特許文献1の技術では、過去の所定期間の無線チャネルのビジー/アイドル状態を学習データとして自己回帰モデルを学習させ、学習済みの自己回帰モデルを用いて、高精度で将来の無線チャネル状態を予測することができる。非特許文献1の技術では、例えば、無線信号の反射波が一切存在しない無響室では、高精度で将来の無線チャネル状態を予測することができる。
Y. Hou, J. Webber, K. Yano, and T. Kumagai, "Channel busy/idle duration prediction using auto-regressive predictor for video and audio service over WLAN system," 2017年電子情報通信学会総合大会通信講演論文集1, p.483, B-5-147, March 2017.
しかしながら、非特許文献1の技術は、無線チャネルの状態を1種類のデータ(受信電力のデータ)により無線チャネルのビジー/アイドル状態を判定しているため、例えば、無線信号の反射波が多い狭い空間では、高精度で将来の無線チャネル状態を予測することは困難である。無線信号の反射波が多い狭い空間では、当該空間内での物の移動等により無線環境が複雑に変化する。このような複雑に無線環境が変化する状況において、非特許文献1の技術のように、無線チャネルの状態を取得(判定)するためのデータを1種類のデータ(受信電力のデータ)とするシステムでは、十分な学習データを取得することが難しく、その結果、精度の高い学習済みモデルを取得することが困難である。したがって、複雑に無線環境が変化する状況において、高精度で将来の無線チャネル状態を予測することは困難である。
また、無線チャネルの状態を示すデータは、連続的に変化するものだけではなく、離散的に変化するものもある。複雑に無線環境が変化する状況において、1種類のデータ(受信電力のデータ)のみを用いて、上記のような離散的に変化するデータ(無線チャネルの状態を示すデータ)の将来のデータを高精度で予測することは困難である。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、複雑に無線環境が変化する状況においても、高精度で無線環境状況を予測する無線環境状況予測システムを実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、空間内の所定の位置である第1地点の無線環境状況を予測するための無線環境状況予測システムであって、送信部と、受信部と、チャネル利用状況観測部と、チャネル状態データ取得部と、予測部と、を備える。
送信部は、データに対して送信処理を実行することで無線信号を生成する。
受信部は、無線信号に対して受信処理を実行することで当該無線信号により搬送されたデータを取得する。
チャネル利用状況観測部は、送信部および受信部の少なくとも一方を制御することで、無線信号の通信に使用されるチャネルの利用状況を観測する。
チャネル状態データ取得部は、送信部、受信部、および、チャネル利用状況観測部の少なくとも一つにより取得された信号に基づいて、第1期間において第1地点のチャネル状態に関する第1データと、第1データと相関のある第2データとを取得する。
予測部は、第1データおよび第2データに基づいて、第1地点の第1データの将来のデータを予測するとともに、第1データおよび第2データに基づいて、第1地点の第2データの将来のデータを予測する予測処理を行う。
この無線環境状況予測システムでは、相関のある第1データと第2データに基づいて、予測処理(推論処理)を実行する。複雑に無線環境が変化する状況において、1種類のデータ(受信電力のデータ)のみを用いて、離散的に変化するデータ(無線チャネルの状態を示すデータ)の将来のデータを高精度で予測することは困難である場合であっても、この無線環境状況予測システムでは、相関のある第1データおよび第2データを用いて、予測処理(推論処理)を実行するので、高精度の予測処理を実現することができる。
これにより、この無線環境状況予測システムでは、狭空間で、電波が飛び交う環境において、シャドウイング、マルチパス、干渉、反射波等の影響により、複雑に無線環境が変化する状況においても、高精度で無線環境状況を予測することができる。
なお、「無線環境状況予測システム」は、1つの無線通信装置で実現されるものであってもよいし、送信部、受信部、チャネル利用状況観測部、および、チャネル状態データ取得部を含む無線通信装置と、予測部を含むサーバとによって実現されるものであってもよい。
また、相関のあるデータとは、一方の変化に伴って、他方も変化するような関係にあるデータのことをいう。
第2の発明は、第1の発明であって、第1データは、伝搬状況を示すデータである伝搬状況データであり、第2データは、無線リソース利用状況を示すデータである無線リソース利用状況データである。
この無線環境状況予測システムでは、互いに相関するデータである伝搬状況データと無線リソース利用状況データとを用いて予測処理を行うことができる。
第3の発明は、第2の発明であって、伝搬状況データは、(1)受信電力、(2)伝搬路値、(3)遅延プロファイル、(4)遅延分散に関するデータのうち少なくとも1つを含むデータである。
これにより、この無線環境状況予測システムでは、伝搬状況データを、(1)受信電力、(2)伝搬路値、(3)遅延プロファイル、(4)遅延分散に関するデータのうち少なくとも1つを含むデータとして予測処理を行うことができる。
第4の発明は、第2または第3の発明であって、無線リソース利用状況データは、(1)無線リソース利用率、(2)再送回数、(3)フレーム誤り率、(4)使用伝送レートに関するデータのうち少なくとも1つを含むデータである。
これにより、この無線環境状況予測システムでは、無線リソース利用状況データを、(1)無線リソース利用率、(2)再送回数、(3)フレーム誤り率、(4)使用伝送レートに関するデータのうち少なくとも1つを含むデータとして予測処理を行うことができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明であって、第1期間は、サンプル時刻t−p+1(p:自然数)からサンプル時刻tまでの期間であり、チャネル状態データ取得部でサンプル時刻iにおいて取得される第1データをX1とし、第2データをX2とし、第1期間において取得される第1データをD1(X1t−p+1:X1)とし、第2データをD2(X2t−p+1:X2)とすると、予測部は、第1期間において取得される第1データD1(X1t−p+1:X1)および第2データD2(X2t−p+1:X2)を用いて予測処理を実行する。
これにより、この無線環境状況予測システムでは、相関のある第1データD1(X1t−p+1:X1)および第2データD2(X2t−p+1:X2)を用いて、予測処理(推論処理)を実行するので、高精度の予測処理を実現することができる。
第6の発明は、送信部と、受信部と、チャネル利用状況観測部と、を備える無線環境状況予測システムに用いられ、空間内の所定の位置である第1地点の無線環境状況を予測するための無線環境状況予測方法であって、チャネル状態取得ステップと、予測ステップと、を備える。
送信部は、データに対して送信処理を実行することで無線信号を生成する。
受信部は、無線信号に対して受信処理を実行することで当該無線信号により搬送されたデータを取得する。
チャネル利用状況観測部は、送信部および受信部の少なくとも一方を制御することで、無線信号の通信に使用されるチャネルの利用状況を観測する。
チャネル状態取得ステップは、送信部、受信部、および、チャネル利用状況観測部の少なくとも一つにより取得された信号に基づいて、第1期間において第1地点のチャネル状態に関する第1データと、第1データと相関のある第2データとを取得する。
予測ステップは、第1データおよび第2データに基づいて、第1地点の第1データの将来のデータを予測するとともに、第1データおよび第2データに基づいて、第1地点の第2データの将来のデータを予測する。
これにより、第1の発明と同様の効果を奏する無線環境状況予測方法を実現することができる。
第7の発明は、第6の発明である無線環境状況予測方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これにより、第1の発明と同様の効果を奏する無線環境状況予測方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを実現することができる。
本発明によれば、複雑に無線環境が変化する状況においても、高精度で無線環境状況を予測する無線環境状況予測システム、無線環境状況予測方法、および、プログラムを実現することができる。
第1実施形態に係る無線環境状況予測システム1000の概略構成図。 第1実施形態に係る無線装置A1の概略構成図。 第1実施形態に係るサーバSvrの概略構成図。 第1実施形態に係る無線環境状況予測システム1000の学習モードの動作を説明するための図。 第1実施形態に係る無線環境状況予測システム1000の推論モードの動作を説明するための図。 CPUバス構成を示す図。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
<1.1:無線環境状況予測システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る無線環境状況予測システム1000の概略構成図である。図1は、無線環境状況予測システム1000が壁Wall1で囲まれた空間SP1内に設置されている場合を模式的に示した図(上方から見た図)である。
図2は、第1実施形態に係る無線装置A1の概略構成図である。
図3は、第1実施形態に係るサーバSvrの概略構成図である。
無線環境状況予測システム1000は、図1に示すように、無線装置A1と、サーバSvrとを備える。無線装置A1は、有線あるいは無線のネットワークにより、サーバSvrと接続されており、無線装置A1とサーバSvrとは、互いに通信を行うことができる。
(1.1.1:無線装置の構成)
無線装置A1は、図2に示すように、送信部1と、受信部2と、チャネル利用状況観測部3と、チャネル状態データ取得部4と、第1インターフェース部5と、予測データ処理部6と、送信用アンテナAnt_txと、受信用アンテナAnt_rxと、送信用発振器Ocr1と、受信用発振器Ocr2と、を備える。
送信部1は、図2に示すように、ECC部11と、インターリーブ部12と、無線フレーム生成部13と、送信側RF部14と、アクセス制御部15と、を備える。
ECC部11は、データDinを入力し、データDinに対して誤り訂正符号化処理を実行する。そして、ECC部11は、誤り訂正符号化処理後のデータをデータDt1としてインターリーブ部12に出力する。
インターリーブ部12は、ECC部11から出力されるデータDt1を入力し、データDt1に対してインターリーブ処理を実行する。そして、インターリーブ部12は、インターリーブ処理後のデータをデータDt2として、無線フレーム生成部13に出力する。
無線フレーム生成部13は、インターリーブ部12から出力されるデータDt2と、アクセス制御部15から出力される制御信号CTL1とを入力する。無線フレーム生成部13は、制御信号CTL1に基づいて、データDt2に対してベースバンド処理(OFDMのベースバンド処理)を実行する。つまり、無線フレーム生成部13は、データDt2に対して、シリアル/パラレル変換、マッピング処理、逆FFT変換、ガードインターバル(GI)付加処理、D/A変換を行うことで、ベースバンドOFDM信号を取得する。そして、無線フレーム生成部13は、取得したベースバンドOFDM信号を信号Dt3として送信側RF部に出力する。
送信側RF部14は、無線フレーム生成部13から出力されるベースバンドOFDM信号Dt3と、アクセス制御部15から出力される制御信号CTL2と、送信用発振器Ocr1から出力される参照周波数信号fr_txとを入力する。送信側RF部14は、制御信号CTL2に基づいて、ベースバンドOFDM信号Dt3に対して、送信用発振器Ocr1から出力される参照周波数信号fr_txを用いた直交変調処理、アップコンバート処理、電力増幅処理を実行することで、搬送帯域OFDM信号を取得する。そして、送信側RF部14は、取得した搬送帯域OFDM信号を送信用アンテナAnt_txに出力する。
また、送信側RF部14は、チャネル利用状況観測部3と接続されており、チャネル利用状況観測部3からの指令により、キャリアセンス、あるいは、チャネルセンスを実行し、その実行結果を示す信号をチャネル利用状況観測部3に出力する。
送信用発振器Ocr1は、参照周波数信号fr_txを生成し、生成した参照周波数信号fr_txを送信側RF部14に出力する。
アクセス制御部15は、無線フレーム生成部13を制御するための制御信号CTL1を生成し、所定のタイミングで、制御信号CTL1を無線フレーム生成部13に出力する。また、アクセス制御部15は、送信側RF部14を制御するための制御信号CTL2を生成し、所定のタイミングで、制御信号CTL2を送信側RF部14に出力する。また、アクセス制御部15は、予測データ処理部6から制御信号CTL3を入力し、制御信号CTL3に基づいて、制御信号CTL1、CTL12を生成する。
送信用アンテナAnt_txは、外部へRF信号(搬送帯域OFDM信号)を送信するためのアンテナである。送信用アンテナAnt_txは、送信側RF部14からの搬送帯域OFDM信号を入力し、搬送帯域OFDM信号を外部に送信する。
受信用アンテナAnt_rxは、外部からのRF信号(搬送帯域OFDM信号)を受信するためのアンテナである。受信用アンテナAnt_rxは、受信したRF信号(搬送帯域OFDM信号)を信号Dr1として、受信側RF部21に出力する。なお、受信用アンテナAnt_rxは、送信用アンテナAnt_txと共用してもよい。つまり、無線装置A1において、送信用アンテナAnt_txおよび受信用アンテナAnt_rxを設ける代わりに、1つの送受信用アンテナを設けるようにしてもよい。
受信部2は、図2に示すように、受信側RF部21と、受信用発振器Ocr2と、同期処理部22と、ベースバンド処理部23と、デインターリーブ部24と、ECC部25と、を備える。
受信側RF部21は、受信用アンテナAnt_rxからの搬送帯域OFDM信号Dr1と、受信用発振器Ocr2から出力される参照周波数信号fr_rxとを入力する。受信側RF部21は、搬送帯域OFDM信号Dr1に対して、増幅処理、参照周波数信号fr_rxに基づくダウンコンバート処理、自動周波数制御処理(AFC処理)、参照周波数信号fr_rxに基づく直交復調処理、A/D変換処理を実行することで、復調搬送帯域OFDM信号を信号Dr2として取得する。そして、受信側RF部21は、復調搬送帯域OFDM信号Dr2を同期処理部22およびベースバンド処理部23に出力する。
また、受信側RF部21は、チャネル利用状況観測部3と接続されており、チャネル利用状況観測部3からの指令により、キャリアセンス、あるいは、チャネルセンスを実行し、その実行結果を示す信号をチャネル利用状況観測部3に出力する。
同期処理部22は、受信側RF部21から出力される復調搬送帯域OFDM信号Dr2を入力し、入力された復調搬送帯域OFDM信号Dr2に基づいて、同期処理を実行する。同期処理部22は、同期処理により、OFDMシンボルの始まりを検出するためのシンボルタイミング同期などに使用される同期タイミング信号Sig_Syncを取得する。そして、同期処理部22は、取得した同期タイミング信号Sig_Syncをベースバンド処理部23に出力する。また、同期処理部22は、復調搬送帯域OFDM信号Dr2のプリアンブル部の信号(プリアンブル信号)から受信用発振器Ocr2の周波数オフセットの検出を行い、受信用発振器Ocr2の発振周波数を制御するための信号(発振周波数制御信号)fs_ctlを生成し、生成した発振周波数制御信号fs_ctlを受信用発振器Ocr2に出力する。
また、同期処理部22は、同期処理により、伝搬路値、遅延プロファイル等のデータを取得する。そして、同期処理部22は、取得した伝搬路値、遅延プロファイル等のデータをデータData2としてチャネル状態データ取得部4に出力する。
受信用発振器Ocr2は、同期処理部22から出力される発振周波数制御信号fs_ctlを入力し、発振周波数制御信号fs_ctlに基づいて、受信側RF部21の処理動作の基準となるクロック信号である参照周波数信号fr_rxを生成する。そして、受信用発振器Ocr2は、生成した参照周波数信号fr_rxを受信側RF部21に出力する。
ベースバンド処理部23は、受信側RF部21から出力される復調搬送帯域OFDM信号Dr2と、同期処理部22から出力される同期タイミング信号Sig_Syncとを入力する。ベースバンド処理部23は、同期タイミング信号Sig_Syncに基づいて、ガードインターバル(GI)除去処理、FFT変換、デマッピング処理、パラレル/シリアル変換を行うことで、復調ベースバンドOFDM信号を信号Dr3として取得する。そして、ベースバンド処理部23は、取得した復調ベースバンドOFDM信号Dr3をデインターリーブ部24に出力する。
デインターリーブ部24は、ベースバンド処理部23から出力される復調ベースバンドOFDM信号Dr3を入力する。デインターリーブ部24は、復調ベースバンドOFDM信号Dr2に対してデインターリーブ処理を実行し、デインターリーブ処理後の信号(データ)を信号(データ)Dr4として取得する。そして、デインターリーブ部24は、取得したデータDr4をECC部25に出力する。
ECC部25は、デインターリーブ部24から出力されるデータDr4を入力し、データDr4に対してエラー訂正処理を実行する。ECC部25は、エラー訂正処理後のデータをデータDoutとして出力する。また、ECC部25は、エラー訂正処理の結果を示すデータをデータRst_ECCとしてチャネル状態データ取得部4に出力する。
チャネル利用状況観測部3は、各周波数帯(各周波数帯の中では1つ以上の無線チャネル)の利用状況(各無線チャネルの空き状況など)を観測するために、キャリアセンス、および/または、チャネルセンスを実行するための指令信号を生成する。そして、チャネル利用状況観測部3は、生成した指令信号を、送信側RF部14、および/または、受信側RF部21に出力することで、キャリアセンス、および/または、チャネルセンスを実行する。
また、チャネル利用状況観測部3は、受信電力を取得するための指令信号を、送信側RF部14、および/または、受信側RF部21に出力し、無線装置A1の受信電力を取得する。また、取得した受信電力の値を所定の期間観測することで、無線リソース利用率(COR:channel occupation ratio)を取得する。そして、チャネル利用状況観測部3は、取得した受信電力、無線リソース利用率CORを含むデータをデータData1としてチャネル状態データ取得部4に出力する。
チャネル状態データ取得部4は、チャネル利用状況観測部3から出力されるデータData1と、同期処理部22から出力されるデータData2と、ECC部25から出力されるデータRst_ECCと、ECC部25から出力されるデータDoutとを入力する。チャネル状態データ取得部4は、入力されたデータに基づいて、チャネル状態に関する第1データと、当該第1データと相関のある第2データとを取得する。
以下では、説明便宜のため、(1)第1データを伝搬状況を示すデータである伝搬状況データとし、(2)第2データを無線リソース利用状況を示すデータである無線リソース利用状況データとして説明する。
チャネル状態データ取得部4は、伝搬状況データの予測処理用データをデータX1として取得する。さらに、チャネル状態データ取得部4は、時刻t−p+1から時刻tまでの期間(p個のサンプル時刻を含む期間)に取得されたp個(p:自然数)の伝搬状況データの予測処理用データを取得し、取得したp個の伝搬状況データの予測処理用データを含むデータを予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)として、第1インターフェース部5に出力する(予測処理を実行するモードである推論モードの場合)。
また、チャネル状態データ取得部4は、無線リソース利用状況データの予測処理用データをデータX2として取得する。さらに、チャネル状態データ取得部4は、時刻t−p+1から時刻tまでの期間(p個のサンプル時刻を含む期間)に取得されたp個(p:自然数)の無線リソース利用状況データの予測処理用データを取得し、取得したp個の無線リソース利用状況データの予測処理用データを含むデータを予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)として、第1インターフェース部5に出力する(予測処理を実行するモードである推論モードの場合)。
また、チャネル状態データ取得部4は、学習を行うモードである学習モードのときは、伝搬状況データの教師データRtrsm(X1t+1)を、データData1、および/または、データData2から取得し、第1インターフェース部5に出力する。
また、チャネル状態データ取得部4は、学習モードのとき、無線リソース利用状況データの教師データRrsrc(X2t+1)を、データData1、および/または、データData2から取得し、第1インターフェース部5に出力する。
第1インターフェース部5は、推論モードの場合、チャネル状態データ取得部4から出力される伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)を入力する。そして、第1インターフェース部5は、伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)を、ネットワークを介してサーバSvrに出力する。
また、第1インターフェース部5は、ネットワークを介してサーバSvrから伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)を受信した場合、受信した当該予測データを予測データ処理部6に出力する。
また、第1インターフェース部5は、学習モードの場合、チャネル状態データ取得部4から出力される伝搬状況データの教師データRtrsm(X1t+1)を入力し、当該教師データRtrsm(X1t+1)をネットワークを介してサーバSvrに出力する。
また、第1インターフェース部5は、学習モードの場合、チャネル状態データ取得部4から出力される無線リソース利用状況データの教師データRrsrc(X2t+1)を入力し、当該教師データRrsrc(X2t+1)をネットワークを介してサーバSvrに出力する。
予測データ処理部6は、第1インターフェース部5から出力される伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)を入力し、入力した当該予測データに基づいて、制御信号CTL3を生成する。そして、予測データ処理部6は、生成した制御信号CTL3をアクセス制御部15に出力する。
(1.1.2:サーバの構成)
サーバSvrは、図3に示すように、第2インターフェース部Sv1と、予測部Sv2とを備える。
第2インターフェース部Sv1は、ネットワークを介して、無線装置A1と通信するための通信インターフェースである。
第2インターフェース部Sv1は、無線装置A1から受信した伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)を予測部Sv2に出力する。
また、第2インターフェース部Sv1は、予測部Sv2から出力された無線装置A1の伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)を入力し、入力した当該予測データを、ネットワークを介して、無線装置A1に送信する。
また、第2インターフェース部Sv1は、学習モードの場合、無線装置A1から受信した伝搬状況データの教師データRtrsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの教師データRrsrc(X2t+1)を予測部Sv2に出力する。
予測部Svr2は、第2インターフェース部Sv1から出力される伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)を入力する。
予測部Svr2は、学習モードの場合、伝搬状況データについて、伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)と、伝搬状況データの教師データRtrsm(X1t+1)とを用いて、学習を行い、モデルの最適化を行う。
また、予測部Svr2は、学習モードの場合、無線リソース利用状況データについて、伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)と、無線リソース利用状況データの教師データRrsrc(X2t+1)とを用いて、学習を行い、モデルの最適化を行う。
予測部Svr2は、推論モードの場合、伝搬状況データについて、伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)を用いて、予測処理を実行し、無線装置A1の時刻t+1の伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)を取得する。
また、予測部Svr2は、推論モードの場合、無線リソース利用状況データについて、伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)を用いて、予測処理を実行し、無線装置A1の時刻t+1の無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)を取得する。
そして、予測部Svr2は、取得した無線装置A1の伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)を第2インターフェース部Sv1に出力する。
<1.2:無線環境状況予測システムの動作>
以上のように構成された無線環境状況予測システム1000の動作について、以下、説明する。
図1に示すように、無線装置A1は、壁Wall1で囲まれた空間SP1内にの固定の位置に設置されている。無線装置A1は、位置Pos(A1)に設置されている。例えば、移動可能な無線装置B1(移動可能な装置)が図1に示す位置に存在しており、無線装置A1と通信している場合において、搬送車v1が、図1の矢印Dir1の方向に移動する場合を例に、無線環境状況予測システム1000の動作を説明する。なお、図1に示すように、搬送車v1の時刻t1、t2、t3の位置を、それぞれ、位置Pos_v1(t1)、Pos_v1(t2)、Pos_v1(t3)とする。
図4は、図1と同様に空間SP1内を模式的に示す図(学習モードの図)であり、(1)無線装置A1で観測される伝搬状況データの一例である受信電力と時刻との関係を示すグラフG1、および、(2)無線装置A1で観測される無線リソース利用状況データの一例である無線リソース消費量(例えば、無線リソース利用率)と時刻との関係を示すグラフG2を示した図である。
図5は、図1と同様に空間SP1内を模式的に示す図(推論モードの図)であり、(1)無線装置A1で観測される伝搬状況データの一例である受信電力と時刻との関係を示すグラフG11、および、(2)無線装置A1で観測される無線リソース利用状況データの一例である無線リソース消費量と時刻との関係を示すグラフG12を示した図である。
説明便宜のため、無線環境状況予測システムにおいて、無線リソース利用状況データを受信電力とし、無線リソース利用状況データを無線リソース消費量(例えば、無線リソース利用率)とした場合の予測処理を実行する場合について、説明する。
なお、伝搬状況の変動と無線リソース利用状況の変動との間には相関性がある。つまり、無線リソース利用状況データ(例えば、受信電力)と無線リソース利用状況データ(例えば、無線リソース消費量、無線リソース利用率)との間には相関性がある。
例えば、無線環境状況予測システム1000において、無線装置A1が利用している無線チャネルの伝搬損が大きくなった場合、無線装置A1の受信電力が小さくなる。そして、無線装置A1の受信電力が小さくなると、無線環境状況予測システムにおいて、無線装置A1が利用している無線チャネルの伝送レートを下げる処理が実行される。そうすると、当該無線チャネルにより同一情報を送信するために必要な時間が長くなり、その結果、当該無線チャネルの無線リソース利用状況データの値(例えば、無線リソース消費量、無線リソース利用率)が大きくなる。
つまり、無線リソース利用状況データ(例えば、受信電力)と無線リソース利用状況データ(例えば、無線リソース消費量、無線リソース利用率)との間には相関性がある。この相関性については、図4のグラフG1、G2からも認識することができる。図4では、期間t21〜t4に含まれる時刻において、無線装置A1の受信電力が低下していることを検知し、伝送レートを下げる処理が実行された場合を示している。
なお、上記の場合において、無線装置A1の受信電力は、連続的に変化するが、伝送レートは、離散的に(ステップ的に)変化するので、それに伴い、無線リソース消費量(例えば、無線リソース利用率)も離散的に(ステップ的に)変化する。このように離散的に(ステップ的に)変化する無線リソース消費量(例えば、無線リソース利用率)を、無線リソース消費量についてのデータだけを用いて、予測することは困難である。
そこで、無線環境状況予測システム1000では、離散的に(ステップ的に)変化する無線リソース利用状況データ(例えば、無線リソース消費量、無線リソース利用率)を、相関性のあるデータである無線リソース利用状況データ(例えば、受信電力)と無線リソース利用状況データ(例えば、無線リソース消費量、無線リソース利用率)とを用いて予測する。
以下では、(1)学習モードと、(2)推論モードとに分けて、無線環境状況予測システムの動作を説明する。
(1.2.1:学習モード)
無線装置A1において、チャネル利用状況観測部3は、キャリアセンス、あるいは、チャネルセンスを実行し、時刻t0〜t21までの期間の受信電力のデータを取得する。なお、時刻t0がサンプル時刻t−p+1に相当し、時刻t21がサンプル時刻t(現時刻)に相当するものとする。つまり、無線装置A1において、時刻t0〜t21までの期間で、p個の受信電力のデータX1t−p+1〜X1が取得される。この無線装置A1で取得されたp個の受信電力のデータX1t−p+1〜X1は、無線装置A1が設置されている位置Pos(A1)の受信電力のデータであるとみなすことができる。
また、無線装置A1において、チャネル利用状況観測部3は、受信電力を所定の期間監視(所定の閾値と比較)することで、時刻t0〜t21までの期間のp個の無線リソース利用率CORを取得し、取得した無線リソース利用率CORに基づいて、時刻t0〜t21までの期間のp個の無線リソース消費量のデータ(無線リソース消費量データ)を取得する。
無線装置A1のチャネル状態データ取得部4は、チャネル利用状況観測部3により取得されたp個の受信電力のデータを、伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)として取得し、チャネル利用状況観測部3により取得されたp個の無線リソース消費量のデータを、無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)として取得する。
そして、取得された伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)は、無線装置A1の第1インターフェース部5を介して、サーバSvrに送信される。
さらに、無線装置A1のチャネル状態データ取得部4は、サンプル時刻t+1(時刻t21〜t4の期間に含まれる時刻(例えば、時刻t3))において取得した受信電力のデータを伝搬状況データの教師データRtrsm(X1t+1)として取得し、サンプル時刻t+1において取得した無線リソース消費量データを無線リソース利用状況データの教師データRrsrc(X2t+1)として取得する。そして、無線装置A1は、取得した伝搬状況データの教師データRtrsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの教師データRrsrc(X2t+1)を、第1インターフェース部5を介して、サーバSvrに送信する。
サーバSvrは、第2インターフェース部Sv1により、無線装置A1から送信される伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)と、伝搬状況データの教師データRtrsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの教師データRrsrc(X2t+1)を取得する。
そして、サーバSvrの予測部Sv2は、無線装置A1についての伝搬状況データの予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルを取得するための学習を行う。具体的には、予測部Sv2は、以下のデータを入力データ、教師データとする。
入力データ:
Dtrsm(X1t−p+1:X1
Drsrc(X2t−p+1:X2
教師データ:
Rtrsm(X1t+1
そして、予測部Sv2は、パラメータをθ1とし、条件付き確率P(X1t+1|Dtrsm(X1t−p+1:X1),Drsrc(X2t−p+1:X2);θ1)を最大にするパラメータθ1optを求める。つまり、予測部Sv2は、下記数式に相当する処理を実行することで最適パラメータθ1optを取得する。
Figure 0006476479
なお、上記数式において、X1t+1は、無線装置A1のサンプル時刻t+1において取得される伝搬状況データ(例えば、受信電力)である。
X1は、ここでは、受信電力のデータ(1次元のデータ)であるが、伝搬状況を示す複数のデータを含むベクトルデータであってもよい。X1は、例えば、(1)受信電力、(2)伝搬路値、(3)遅延プロファイル、(4)遅延分散の2以上のデータを要素するベクトルデータであってもよい。
そして、上記により取得した最適パラメータθ1optを学習モデルに設定することで、無線装置A1についての伝搬状況データの予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルを取得する。
なお、最適化する対象のモデル(無線装置A1についての予測処理(推論処理)を行うためのモデル)は、(1)ニューラルネットワーク(例えば、DNN(Deep Neural Network)、CNN(Convolutional Neural Network)、RNN(Recurrent Neural Network))によるモデルであってもよいし、(2)多入力を前提とする非線形の動的モデルであってもよい。多入力を前提とする非線形の動的モデルを用いた処理を行う場合、例えば、下記文献に開示されている技術を用いるようにしてもよい。
Y. Matsubara and Y. Sakurai, “Regime shifts in streams: real-time forecasting of co-evolving time sequences,” Proc. Of ACM SIGKDD International Conference on Knowledge Discovery and Data Mining (KDD), Aug. 2016.
つまり、上記文献に開示されているように、複数の入力変数、複数の出力変数、複数の状態変数を設定した非線形の状態空間モデルを設定し、設定した状態空間モデルを最適化するパラメータを取得することで、モデルの最適化処理(モデルの学習)を行うようにしてもよい。
なお、パラメータθ1、最適パラメータθ1optは、スカラー、ベクトル、またはテンソルである。
また、サーバSvrの予測部Sv2は、無線装置A1についての無線リソース利用状況データの予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルを取得するための学習を行う。具体的には、予測部Sv2は、以下のデータを入力データ、教師データとする。
入力データ:
Dtrsm(X1t−p+1:X1
Drsrc(X2t−p+1:X2
教師データ:
Rrsrc(X2t+1
そして、予測部Sv2は、パラメータをθ2とし、条件付き確率P(X2t+1|Dtrsm(X1t−p+1:X1),Drsrc(X2t−p+1:X2);θ2)を最大にするパラメータθ1optを求める。つまり、予測部Sv2は、下記数式に相当する処理を実行することで最適パラメータθ2optを取得する。
Figure 0006476479
なお、上記数式において、X2t+1は、無線装置A1のサンプル時刻t+1において取得される無線リソース利用状況データ(例えば、無線リソース消費量データ)である。
X2は、ここでは、受信電力のデータ(1次元のデータ)であるが、無線リソース利用状況を示す複数のデータを含むベクトルデータであってもよい。X2は、例えば、(A)COR、(B)再送回数、(C)フレーム誤り率、(D)使用伝送レートの2以上のデータを要素するベクトルデータであってもよい。
そして、上記により取得した最適パラメータθ2optを学習モデルに設定することで、無線装置A1についての無線リソース利用状況データの予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルを取得する。
なお、最適化する対象のモデル(無線装置A1についての予測処理(推論処理)を行うためのモデル)は、(1)ニューラルネットワーク(例えば、DNN(Deep Neural Network)、CNN(Convolutional Neural Network)、RNN(Recurrent Neural Network))によるモデルであってもよいし、(2)多入力を前提とする非線形の動的モデルであってもよい。多入力を前提とする非線形の動的モデルを用いた処理を行う場合、例えば、複数の入力変数、複数の出力変数、複数の状態変数を設定した非線形の状態空間モデルを設定し、設定した状態空間モデルを最適化するパラメータを取得することで、モデルの最適化処理(モデルの学習)を行うようにしてもよい。
なお、パラメータθ2、最適パラメータθ2optは、スカラー、ベクトル、またはテンソルである。
以上のようにして、無線環境状況予測システム1000では、学習モードの処理が実行される。
(1.2.2:推論モード)
次に、推論モードにおける無線環境状況予測システム1000の動作について、図5を参照しながら説明する。なお、推論モードにおいても、搬送車v1は、図4に示した学習モードのときと同様の動作(移動)を行うものとする。
無線装置A1において、チャネル利用状況観測部3は、キャリアセンス、あるいは、チャネルセンスを実行し、時刻t0〜t21までの期間の受信電力のデータを取得する。なお、時刻t0がサンプル時刻t−p+1に相当し、時刻t21がサンプル時刻t(現時刻)に相当するものとする。つまり、無線装置A1において、時刻t0〜t21までの期間で、p個の受信電力のデータXt−p+1〜Xが取得される。この無線装置A1で取得されたp個の受信電力のデータXt−p+1〜Xは、無線装置A1が設置されている位置Pos(A1)の受信電力のデータであるとみなすことができる。
また、無線装置A1において、チャネル利用状況観測部3は、受信電力を所定の期間監視(所定の閾値と比較)することで、時刻t0〜t21までの期間のp個の無線リソース利用率CORを取得し、取得した無線リソース利用率CORに基づいて、時刻t0〜t21までの期間のp個の無線リソース消費量のデータ(無線リソース消費量データ)を取得する。
無線装置A1のチャネル状態データ取得部4は、チャネル利用状況観測部3により取得されたp個の受信電力のデータを、伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)として取得し、チャネル利用状況観測部3により取得されたp個の無線リソース消費量のデータを、無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)として取得する。
そして、取得された伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)は、無線装置A1の第1インターフェース部5を介して、サーバSvrに送信される。
サーバSvrは、第2インターフェース部Sv1により、無線装置A1から送信される伝搬状況データの予測処理用データDtrsm(X1t−p+1:X1)および無線リソース利用状況データの予測処理用データDrsrc(X2t−p+1:X2)を取得する。
サーバSvrの予測部Sv2は、無線装置A1についての伝搬状況データ(受信電力)の予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルを用いて、無線装置A1についての伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)を取得する処理を行う。
具体的には、予測部Sv2は、以下のデータを、無線装置A1についての伝搬状況データの予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルへの入力データとし、当該学習済みモデルから出力を無線装置A1についての伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)として取得する。
入力データ:
Dtrsm(X1t−p+1:X1
Drsrc(X2t−p+1:X2
上記により取得される無線装置A1についての伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)は、例えば、図5の状況の場合、グラフG11の期間t21〜t4のデータである。図4に示す学習モードのときと近似する伝搬状況データおよび無線リソース利用状況データが予測部Sv2に入力されるため、予測部Sv2(学習済みモデル)から出力される無線装置A1についての伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)は、無線装置A1の伝搬状況データの教師データR_trsm(X1t+1)に近似したデータとなる。つまり、図5に示す状態におけるサンプル時刻t+1の伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)は、高精度なものとなる。
そして、上記により取得された無線装置A1の伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)は、第2インターフェース部Sv1を介して、無線装置A1に送信される。
また、サーバSvrの予測部Sv2は、無線装置A1についての無線リソース利用状況データ(無線リソース消費量データ)の予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルを用いて、無線装置A1についての無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)を取得する処理を行う。
具体的には、予測部Sv2は、以下のデータを、無線装置A1についての無線リソース利用状況データの予測処理(推論処理)を行う学習済みモデルへの入力データとし、当該学習済みモデルから出力を無線装置A1についての無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)として取得する。
入力データ:
Dtrsm(X1t−p+1:X1
Drsrc(X2t−p+1:X2
上記により取得される無線装置A1についての無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)は、例えば、図5の状況の場合、グラフG12の期間t21〜t4のデータである。図4に示す学習モードのときと近似する伝搬状況データおよび無線リソース利用状況データが予測部Sv2に入力されるため、予測部Sv2(学習済みモデル)から出力される無線装置A1についての無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)は、無線装置A1の無線リソース利用状況データの教師データR_rsrc(X2t+1)に近似したデータとなる。つまり、図5に示す状態におけるサンプル時刻t+1の無線リソース利用状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)は、高精度なものとなる。
そして、上記により取得された無線装置A1の無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)は、第2インターフェース部Sv1を介して、無線装置A1に送信される。
そして、無線装置A1は、第1インターフェース部5を介して、伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)および無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)を受信する。そして、予測データ処理部6が、伝搬状況データの予測データEst_trsm(X1t+1)、および/または、無線リソース利用状況データの予測データEst_rsrc(X2t+1)に基づいて、適宜、制御信号CTL3を生成し、適切な処理が実行されるように、無線装置A1の送信部1を制御する。
以上のように、無線環境状況予測システム1000では、相関のある複数種類のデータ(伝搬状況データと無線リソース利用状況データ)に基づいて、学習させた学習済みモデルを用いて、予測処理(推論処理)を実行する。複雑に無線環境が変化する状況において、1種類のデータ(受信電力のデータ)のみを用いて、離散的に変化するデータ(無線チャネルの状態を示すデータ)の将来のデータを高精度で予測することは困難である場合であっても、無線環境状況予測システム1000では、相関のある複数種類のデータにより学習させた学習させた学習済みモデルを用いて、予測処理(推論処理)を実行するので、高精度の予測処理を実現することができる。
これにより、無線環境状況予測システム1000では、狭空間で、電波が飛び交う環境において、シャドウイング、マルチパス、干渉、反射波等の影響により、複雑に無線環境が変化する状況においても、高精度で無線環境状況を予測することができる。
なお、上記では、伝搬状況データを受信電力とし、無線リソース利用状況データを無線リソース消費量データとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば、以下のようなデータを、伝搬状況データおよび無線リソース利用状況データとして設定し、予測処理の対象としてもよい。
≪伝搬状況データ≫
(1)受信電力
(2)伝搬路値
(3)遅延プロファイル
(4)遅延分散
≪無線リソース利用状況データ≫
(A)COR
(B)再送回数
(C)フレーム誤り率
(D)使用伝送レート
なお、(2)伝搬路値、および、(3)遅延プロファイルのデータは、同期処理部22により取得されるデータData2に基づいて、チャネル状態データ取得部4により取得することができる。
(4)遅延分散は、チャネル状態データ取得部4により、(2)伝搬路値、または、(3)遅延プロファイルのデータから計算により取得される。
(A)CORは、チャネル利用状況観測部3により、受信電力を所定の期間監視(所定の閾値と比較)することで取得される。
(B)再送回数は、受信部2により、ECC部25の処理後のデータDoutを用いて、ACK検出処理を実行し、ACK検出できない場合に実行される再送処理の回数をカウントすることで取得される。
(C)フレーム誤り率は、チャネル状態データ取得部4が、ECC部25により取得されるエラー訂正処理の結果を示すデータRst_ECCを調べることで、取得される。
(D)使用伝送レートは、チャネル状態データ取得部4が、ECC部25の処理後のデータDoutを用いて、ヘッダ情報を調べることで取得される。
チャネル状態データ取得部4は、伝搬状況データとして、上記(1)〜(4)のうちの1または複数のデータを含むデータを伝搬状況データX1(スカラーまたはベクトル)として生成し、p個のデータX1を含む伝搬状況データDtrsm(X1t−p+1:X1)を第1インターフェース部5を介して、サーバSvrに送信するようにしてもよい。
また、チャネル状態データ取得部4は、無線リソース利用状況データとして、上記(A)〜(D)のうちの1または複数のデータを含むデータを無線リソース利用状況データX2(スカラーまたはベクトル)として生成し、p個のデータX2を含む無線リソース利用状況データDrsrc(X2t−p+1:X2)を第1インターフェース部5を介して、サーバSvrに送信するようにしてもよい。
[他の実施形態]
上記実施形態では、無線環境状況予測システム1000が、相関のある2種類のデータ(伝搬状況データと無線リソース利用状況データ)を用いて処理を実行する場合について説明したが、これに限定されることはなく、無線環境状況予測システム1000は、相関のあるN種類(N:自然数、N≧3)のデータを用いて処理を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サーバSvrが予測部Sv2を備える場合について説明したが、予測部Sv2と同様の処理を実行する機能部(予測部)を無線装置A1に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、OFDMを採用した無線環境状況予測システム1000について説明したが、これに限定されることはなく、他の変調方式を用いてもよい。
また、上記実施形態で説明した無線環境状況予測システムにおいて、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
また、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
例えば、上記実施形態の各機能部を、ソフトウェアにより実現する場合、図6に示したハードウェア構成(例えば、CPU、ROM、RAM、入力部、出力部等をバスBusにより接続したハードウェア構成)を用いて、各機能部をソフトウェア処理により実現するようにしてもよい。
また、上記実施形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
なお、本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
1000 無線環境状況予測システム
A1 無線装置
Svr サーバ
1 送信部
2 受信部
3 チャネル利用状況観測部
4 チャネル状態データ取得部
5 第1インターフェース部
Sv1 第2インターフェース部
Sv2 予測部

Claims (7)

  1. 空間内の所定の固定位置である第1地点の無線環境状況を予測するための無線環境状況予測システムであって、
    データに対して送信処理を実行することで無線信号を生成する送信部と、
    無線信号に対して受信処理を実行することで当該無線信号により搬送されたデータを取得する受信部と、
    前記送信部および前記受信部の少なくとも一方を制御することで、前記無線信号の通信に使用されるチャネルの利用状況を観測するチャネル利用状況観測部と、
    前記送信部、前記受信部、および、前記チャネル利用状況観測部の少なくとも一つにより取得された信号に基づいて、第1期間において前記第1地点のチャネル状態に関する第1データと、前記第1データと相関のある第2データとを取得するチャネル状態データ取得部であって、前記第1データは、前記第1地点において測定される連続的に変化する物理量に基づいて取得されるデータであって、時系列において連続的に変化するデータであり、前記第2データは、前記第1地点のチャネル状態を示すデータであって、時系列において離散的に変化するデータである、前記チャネル状態データ取得部と、
    (1)学習時において、離散的に変化する前記第2データの所定期間における時系列データと、前記第2データと相関のある前記第1データの前記所定期間における時系列データとを教師データとして、学習を行うことで学習済モデルを取得し、
    (2)予測時において、前記学習済モデルを用いて、前記第1データおよび前記第2データに基づいて、前記第1地点の前記第1データの将来のデータを予測するとともに、前記第1データおよび前記第2データに基づいて、前記第1地点の前記第2データの将来のデータを予測する予測処理を行う予測部と、
    を備える無線環境状況予測システム。
  2. 前記第1データは、伝搬状況を示すデータである伝搬状況データであり、
    前記第2データは、無線リソース利用状況を示すデータである無線リソース利用状況データである、
    請求項1に記載の無線環境状況予測システム。
  3. 前記伝搬状況データは、
    (1)受信電力、(2)伝搬路値、(3)遅延プロファイル、(4)遅延分散に関するデータのうち少なくとも1つを含むデータである、
    請求項2に記載の無線環境状況予測システム。
  4. 前記無線リソース利用状況データは、
    (1)無線リソース利用率、(2)再送回数、(3)フレーム誤り率、(4)使用伝送レートに関するデータのうち少なくとも1つを含むデータである、
    請求項2または3に記載の無線環境状況予測システム。
  5. 前記第1期間は、サンプル時刻t−p+1(p:自然数)からサンプル時刻tまでの期間であり、
    前記チャネル状態データ取得部でサンプル時刻iにおいて取得される前記第1データをX1とし、前記第2データをX2とし、
    前記第1期間において取得される前記第1データをD1(X1t−p+1:X1)とし、前記第2データをD2(X2t−p+1:X2)とすると、
    前記予測部は、
    前記第1期間において取得される前記第1データD1(X1t−p+1:X1)および前記第2データD2(X2t−p+1:X2)を用いて前記予測処理を実行する、
    請求項1から4のいずれかに記載の無線環境状況予測システム。
  6. データに対して送信処理を実行することで無線信号を生成する送信部と、
    無線信号に対して受信処理を実行することで当該無線信号により搬送されたデータを取得する受信部と、
    前記送信部および前記受信部の少なくとも一方を制御することで、前記無線信号の通信に使用されるチャネルの利用状況を観測するチャネル利用状況観測部と、
    を備える無線環境状況予測システムに用いられ、空間内の所定の固定位置である第1地点の無線環境状況を予測するための無線環境状況予測方法であって、
    前記送信部、前記受信部、および、前記チャネル利用状況観測部の少なくとも一つにより取得された信号に基づいて、第1期間において前記第1地点のチャネル状態に関する第1データと、前記第1データと相関のある第2データとを取得するチャネル状態データ取得ステップであって、前記第1データは、前記第1地点において測定される連続的に変化する物理量に基づいて取得されるデータであって、時系列において連続的に変化するデータであり、前記第2データは、前記第1地点のチャネル状態を示すデータであって、時系列において離散的に変化するデータである、前記チャネル状態データ取得ステップと、
    (1)学習時において、離散的に変化する前記第2データの所定期間における時系列データと、前記第2データと相関のある前記第1データの前記所定期間における時系列データとを教師データとして、学習を行うことで学習済モデルを取得し、
    (2)予測時において、前記学習済モデルを用いて、前記第1データおよび前記第2データに基づいて、前記第1地点の前記第1データの将来のデータを予測するとともに、前記第1データおよび前記第2データに基づいて、前記第1地点の前記第2データの将来のデータを予測する予測ステップと、
    を備える無線環境状況予測方法。
  7. 請求項6に記載の無線環境状況予測方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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