JP6475261B2 - ヘアドライヤ - Google Patents

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Description

本発明は、手持型機器に関し、特にヘアドライヤ又は高温整髪ブラシなどのヘアケア機器に関する。
塗料又は毛髪などの物質の乾燥、及び表層の洗浄又は除去などの様々な用途には、送風機、特に温風送風機が使用される。また、髪を濡れた状態又は乾いた状態から整えるためにも、高温整髪ブラシなどの温風送風機が使用される。
一般的には、本体に流体を吸い込むモータ及びファンが設けられ、流体を本体から排出する前に加熱することができる。モータは、ほこり又は毛髪などの異物によって損傷を受け易く、従って通常はブロワへの流体吸気口にフィルタが設けられる。従来、このような機器は、機器から排出される流体流の形状及び速度を変化させる、取り付け及び取り外しが可能なノズルを備える。このようなノズルは、その時のユーザの要求に応じて、機器の流出を集中させたり、又は流出を拡散させたりするために使用することができる。
第1の態様によれば、本発明はヘアドライヤを提供する。
好ましい実施形態では、ヘアドライヤが、一次流体入口から一次流体出口に延びる一次流体流路と、一次流体流路に一次流体を引き込むファンユニットと、一次流体流路内の一次流体を加熱するヒータとを含み、ヒータ内を流れる一次流体は、ファンユニット内を流れる一次流体よりも低速である。
ヒータは、ファンユニットの下流に存在することが好ましい。
好ましい実施形態では、一次流体流路の断面積が、一次流体流路に沿って変化する。
一次流体流路の断面積は、ファンユニットの周囲よりもヒータの周囲の方が大きいことが好ましい。
好ましい実施形態では、ヘアドライヤがハンドルを含み、一次流体入口はハンドル内に存在する。
ヘアドライヤは本体を含み、一次流体出口は本体内に存在し、一次流体流路は、ハンドル内を一次流体入口から本体に延びることが好ましい。
好ましい実施形態では、ファンユニットがハンドル内に位置する。
ハンドルは、本体と実質的に直交することが好ましい。
好ましい実施形態では、一次流体流路が、ハンドル内で第1の方向に流れ、本体内で第2の方向に流れる。
第1の方向は、第2の方向と実質的に直交することが好ましい。
好ましい実施形態では、一次流体出口を流れる一次流体が、ヒータを流れる一次流体よりも高速である。
一次流体入口に流入する一次流体の速度は、ヒータを流れる一次流体の速度と同様であることが好ましい。
好ましい実施形態では、一次流体の速度が、一次流体入口からファンユニットにかけて上昇する。
一次流体の速度は、ファンユニットから本体に向かって低下することが好ましい。
好ましい実施形態では、ヘアドライヤが、本体への流体入口から本体からの流体出口に延びる流体流路を含む。
一次流体流路は、本体内で流体流路を取り囲むことが好ましい。
好ましい実施形態では、本体が、一次流体流路と流体流路とを分離する内側ダクトを含む。
ヒータは、内側ダクトを取り囲むことが好ましい。
好ましい実施形態では、ヒータが内側ダクトに沿って延びる。
ヘアドライヤは、高速モータを含むことが好ましい。ヘアドライヤは、気流を生み出すためのファンユニットを含み、ファンユニットは、空気入口と、空気出口と、インペラと、インペラを回転させて空気入口から空気出口に進む空気流を生み出すためのモータとを含み、モータは、使用時に少なくとも50,000rpmの速度で回転できるロータを有する。ロータは、少なくとも80,000rpmの速度で回転できることが好ましい。ロータは、最大110,000rpmの速度で回転できることが好ましい。ヘアドライヤは、増幅型ヘアドライヤであり、従ってファンユニットは、ヘアドライヤから排出される全ての流れを処理するわけではなく、すなわちヘアドライヤ内の流れの一部は、モータの作用によってヘアドライヤに引き込まれた流体に同伴する。ファンユニットは、ヘアドライヤのハンドル内に収容されることが好ましい。
本発明は、高圧モータを含むファンユニットを有するヘアドライヤを提供する。モータによって生じる圧力は、1400Pa〜2250Paであることが好ましい。25mm2の断面積内に存在するモータでは、この圧力が、9.4〜12l/sの流量、及び84,000rpm〜105,000rpmのモータ速度に等しい。従って、モータは、好ましくは35mm〜42mmの直径を有する把持可能なハンドル内に存在する。
本発明によれば、外壁の厚みは、2mm未満であることが好ましく、1mm未満であることがさらに好ましい。この厚みは、約0.7mmであることが理想的である。
別の態様では、ハンドル直径が20mm〜60mmであり、30mm〜50mmであることが好ましい。ハンドル直径は、35mm〜42mmであることが最も好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、モータを含むハンドルを有し、ハンドルの壁部が材料で裏打ちされる。通常、ライニング材の厚みは、4mm〜6mmである。
本発明によれば、ヘアドライヤが、ファンユニットを収容するハンドルを含み、ハンドルはライニング材で裏打ちされる。ライニング材は、入口側消音器及び出口側消音器の少なくとも一方を含むことが好ましい。ファンユニットの下流端からハンドル20の下流端までの出口側消音器SOの長さは、100mm以下であることが好ましい。ファンユニットの上流端から入口の下流端までの入口側消音器SIの長さは、10mm〜200mmであることが好ましい。入口側消音器SIと出口側消音器SOとの比率は、1.2を上回ることが好ましい。一定直径のハンドル20を有するヘアドライヤ10では、この比率が0.1を上回ることが好ましい。
本発明によれば、流体入口からハンドルの上流エッジまでの本体の長さLxと、ハンドルの下流エッジから本体の下流端の流体出口までの本体の長さLzとが一定の関係を有する。Lz≦40mmであり、Lx≦20mmであることが理想的である。2Lx=Lzであることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、本体の外壁の直径daと内側ダクトの直径dbとの間に一定の関係を有する。一定直径のハンドルを有するヘアドライヤでは、db:daの比率が0.49〜0.6であることが好ましい。
本発明によれば、非一定又は可変直径のハンドルを有するヘアドライヤでは、db:daの比率が0.4〜0.9であることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、本体の長さl2とハンドルの直径dhとの間に一定の関係を有する。一定直径のハンドルを有するヘアドライヤでは、l2対dhの比率が1.9〜2.5であることが好ましい。非一定又は可変直径のハンドルを有するヘアドライヤでは、l2対dhの比率が1.9〜2.5であることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、本体の外壁の直径daとハンドルの直径dhとの間に一定の関係を有する。一定直径のハンドルを有するヘアドライヤでは、da:dhの比率が1.6〜3.4であることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、本体の長さl2と本体の直径daとの間に一定の関係を有する。ハンドル内にファンユニットを有するヘアドライヤでは、l2:daの比率が1.1〜1.6であることが好ましい。本体内にヒータが存在してハンドル内にファンユニットが存在するヘアドライヤでは、l2:daの比率が0.8〜1.6であることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、本体の長さl2と内側ダクトの直径dbとの間に一定の関係を有する。l2:dbの比率は、1.8〜3.4であることが好ましい。本体内にヒータが存在してハンドル内にファンユニットが存在するヘアドライヤでは、l2:daの比率が1〜3.4であることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、側壁を介して外壁に接続された内側ダクトを有する。1つの実施形態では、側壁が外壁と直交する。
本発明によれば、ヘアドライヤがハンドル及び本体を含み、本体の一次流体流路内の流れは、ハンドルの一次流体流路内の流れに対して90°を成す。本体内の一次流体流は、流体流路内を流れる流体と平行であることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、円錐部分及び管状部分を含む内側ダクトを有する本体を含み、内側ダクトの円錐部分と管状部分との間の半径rは、0.5mm〜50mmである。
本発明によれば、ヘアドライヤが、円錐部分及び管状部分を含む内側ダクトを有する本体を含み、円錐部分は、少なくとも部分的に流体入口を定め、管状部分は、少なくとも部分的に流体出口を定め、内側ダクトは、円錐部分から流体出口に向かって直径が増加する。
本発明によれば、ヘアドライヤが、外壁と、入口端部と、出口端部とを有する本体を含み、出口端部には面取り部が設けられ、外壁の直径は、面取り部において外壁の中心A−Aに向かって減少し、面取り部は30°〜60°である。面取り部は、30°〜60°であることが理想的である。好ましくは35°〜55°の前方面取り部が設けられ、さらに好ましくは45°の前方面取り部が設けられる。
本発明によれば、ヘアドライヤが、第1の表面及び第2の表面によって定められた一次流体出口を含む本体を有し、第1の表面及び第2の表面は、一次流体出口の外側環状限界及び内側環状限界をそれぞれ定める実質的に平行な表面である。本体は内側ダクトを含み、第1の表面及び第2の表面は、内側ダクトとも実質的に平行であることが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、第1の表面及び第2の表面によって定められた一次流体出口を含む本体を有し、第1の表面及び第2の表面は、一次流体出口の外側環状限界及び内側環状限界をそれぞれ定める実質的に平行な表面である。本体は内側ダクトを含み、第1の表面及び第2の表面は、一次流体出口に隣接して内側ダクトの方にさらに傾斜することが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、第1の表面及び第2の表面によって定められた一次流体出口を含む本体を有し、第1の表面及び第2の表面は、一次流体出口の外側環状限界及び内側環状限界をそれぞれ定める実質的に平行な表面である。本体は内側ダクトを含み、第1の表面及び第2の表面は、一次流体出口に隣接して内側ダクトから離れてさらに傾斜することが好ましい。
本発明によれば、ヘアドライヤが、管状の外壁を有する本体と、本体と実質的に直交するハンドルとを含み、本体は、管状の外壁から管状の外壁の中心に向かって延びる側壁によって少なくとも部分的に定められた流体入口を有し、側壁は、管状の外壁に対して1°〜90°の角度を成す。この角度は、30°〜60°であることが好ましい。この角度は、45°であることがさらに好ましい。
以下、添付図面を参照しながら本発明を一例として説明する。
本発明によるヘアドライヤの斜視図である。 図1に示すヘアドライヤの断面図である。 ヘアドライヤの内壁の側面図である。 ヘアドライヤの内側ダクトの断面図である。 ヘアドライヤの側面図である。 ヘアドライヤの後端面図である。 ヘアドライヤの別の側面図である。 ヘアドライヤの前端面図である。 ヘアドライヤの底面図である。 ヘアドライヤの後方斜視図である。 ヘアドライヤのハンドル内の消音器の長さを示すグラフである。 本発明による別のヘアドライヤの端面図である。 本発明による別のヘアドライヤの端面図である。 本発明による別のヘアドライヤの端面図である。 本発明による別のヘアドライヤの端面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明による他のヘアドライヤの端面図である。 本発明による他のヘアドライヤの端面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明によるヘアドライヤの側面図である。 本発明による別のヘアドライヤの側面図である。 本発明による別のヘアドライヤの側面図である。 図16a及び図16bに示す別のヘアドライヤの対応する端面図である。 本発明による別のヘアドライヤの側面図である。 本発明による別のヘアドライヤの側面図である。 図16d及び図16eに示す別のヘアドライヤの対応する端面図である。 本発明によるヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明によるヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明によるヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明による他のヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明による他のヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明による他のヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明による他のヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明によるヘアドライヤの別の前方面取り部を示す図である。 本発明によるヘアドライヤの別の前方面取り部を示す図である。 本発明によるヘアドライヤの出口構成を示す図である。 本発明によるヘアドライヤの別の出口構成を示す図である。 本発明によるヘアドライヤの別の出口構成を示す図である。 使用時のヘアドライヤの内部の側面図である。 本発明によるヘアドライヤ内の速度プロファイルのグラフである。 一次流体流路の断面積を概略的に示す図である。
図1及び図2に、ハンドル20及び本体30を備えたヘアドライヤ10を示す。ハンドルは、本体30に接続された第1の端部22と、本体30から遠位側に存在する、一次流体入口40を含む第2の端部24とを有する。ヘアドライヤ10には、ケーブル50を介して電力が供給される。
本体30は、第1の端部32及び第2の端部34を有し、2つの部分を有していると見なすことができる。第1の端部32からは、概ね管状の第1のパーツ36が延び、第2の端部34からは、第2のパーツ38が延びて第1のパーツ36に交わる。第2のパーツ38は円錐形であり、その長さに沿って本体30の第1のパーツ36の直径から本体の第2の端部34のより小さな直径へと直径が変化する。この例では、第2のパーツ38が一定の傾斜を有し、この例における本体30の第1のパーツ36の外壁360から定められる角度αは約40°である。
ハンドル20は、本体30からハンドルの遠位端24に延びる外壁200を有する。ハンドルの遠位端24では、外壁200を横切って端壁210が広がる。ケーブル50は、この端壁210を通じてヘアドライヤに入り込む。ハンドル20の一次流体入口40は、ハンドルの外壁200に沿ってその周囲に広がる第1の開口部42と、ハンドル20の端壁210を貫いてその全体に広がる第2の開口部46とを有する。ケーブル50は、端壁210のほぼ中央に位置し、従ってハンドル20の中心から延びる。端壁210は、ハンドルの外壁200及び内壁220に直交する。
一次流体入口40の上流には、ファンユニット70が設けられる。ファンユニット70は、ファン及びモータを含む。ファンユニット70は、一次流体入口40から本体30内に延びる一次流体流路400を通じて、一次流体入口40から本体30に向けて流体を吸い込み、ハンドル20と本体30は90において接合される。一次流体流路400は、本体30内を本体の第2の端部34に向かい、ヒータ80の周囲を通って一次流体出口440まで続き、ファンユニットによって吸い込まれた流体は、ここで一次流体流路400から出る。一次流体流路400は直線ではなく、ハンドル20内では第1の方向に進み、本体30内では第1の方向と直交する第2の方向に進む。
本体30は、外壁360及び内側ダクト310を含む。一次流体流路400は、ハンドル20と本体30の接合部90から本体に沿って、外壁360とダクト310の間を本体30の第2の端部34における一次流体出口440に向かって延びる。
本体内には別の流体流路も設けられ、この流れはファンユニット又はヒータによって直接処理されず、ヘアドライヤ内の一次流を生成するファンユニットの作用によってヘアドライヤに吸い込まれる。この流体流は、一次流体流路400内を流れる流体によってヘアドライヤ内に取り込まれる。
本体の第1の端部32は、流体入口320を含み、本体の第2の端部34は、流体出口340を含む。流体入口320及び流体出口340は、本体内を本体に沿って延びる、本体30の内壁であるダクト310によって少なくとも部分的に定められる。流体流路300は、ダクト内を流体入口320から流体出口340に延びる。本体30の第1の端部32では、外壁360とダクト310との間に側壁350が広がる。この側壁350は、少なくとも部分的に流体入口320を定める。本体の第2の端部34では、外壁360とダクトの間に間隙が設けられ、この間隙が一次流体出口440を定める。一次流体出口440は環状であり、流体流路を取り囲む。一次流体出口440は、一次流体流路400が本体30内で流体流路300に合流できるように内側に存在することができる。或いは、一次流体出口440は外側に存在し、流体出口340において流体流路300からの流体とは別に本体30から排出される。
本体の外壁360は、ダクト310、及び本体30の中心線A−Aに向かって収束する。ダクト310に向かって収束する外壁360には、一次流体出口440から排出される一次流が本体30の中心線A−Aに向かって導かれるという利点がある。一次流体出口440から排出される流体は、この一次出口440からの流体の動きに起因して、ヘアドライヤの外側からの流体の何らかの外部同伴490を引き起こす。この効果は、ダクト310に向かって収束する外壁360によって高められる。この理由は、1つには、一次流が発散性でなく集中性であるためであり、1つには、本体30の外壁360がヘアドライヤの第2の端部34に向かって傾斜しているためである。
ダクト310は、ヘアドライヤの外側からアクセスできるヘアドライヤの内壁である。従って、ダクト310は、ヘアドライヤの外周壁である。ダクト310は、本体30内の奥まった所に存在し、従って外壁360とダクト310を接続する側壁350は、外壁360に対して角度を成す。
本体30内の側壁350及び流体入口320の近くには、ヘアドライヤの制御電子回路を含むPCB75が存在する。PCB75はリング状であり、ダクト310と外壁360の間においてダクト310の周囲に延びる。PCB75は、一次流体流路400と流体連通する。PCB75は、流体流路300の周囲に延び、ダクト310によって流体流路300から分離される。
PCB75は、ヒータ80の温度及びファンユニット70の回転速度などのパラメータを制御する。PCB75は、内部配線(図示せず)によってヒータ80、ファンユニット70及びケーブル50に電気的に接続される。PCB75には、例えばユーザが様々な温度設定及び流速から選択を行えるように設けられた制御ボタン62、64が接続される。
使用時には、ファンユニット70の作用によって流体が一次流体流路400内に吸い込まれ、任意にヒータ80によって加熱されて一次流体出口440から排出される。この処理流により、流体入口320において流体が流体流路300内に取り込まれるようになる。この流体は、本体の第2の端部34において処理流と合流する。図2に示す例では、この処理流が、流体出口340を通じてヘアドライヤから排出される取り込まれた流れを取り囲む環状流として一次流体出口440及びヘアドライヤから排出される。従って、ファンユニット及びヒータによって処理された流体は、取り込まれた流れによって増大する。
ハンドル20は、ハンドル20内を通る一次流体流路400を少なくとも部分的に定める外壁200及び内壁250を有する。内壁250は、本体30からハンドル20の第2の端部24に向かって下流端254に延びる。ハンドル20は管状であり、ハンドル20の外壁200は、成形プラスチックなどのいずれかの好適な材料、或いはアルミニウム、アルミニウム合金又は鋼などの圧延金属板で作製された円筒形スリーブである。ハンドルは、第1の端部22において本体30に接続され、遠位側の第2の端部24には一次流体入口40が設けられる。一次流体入口40は、一次流体流路400に入り込む流体を濾過する第1の手段である。
図3を参照すると、内壁250と外壁200との間には、ライニング材270が位置する。ライニング材270は、ファンユニット70によってハンドル20内に流体が引き込まれる際に発生するノイズを少なくとも軽減する(消音効果を有する)発泡体又はフェルトである。明確にするために、ライニング材270は、内壁250の一部の周囲にしか示していない。内壁250は、ライニング材270と一次流体流路400内を流れる流体とを接触させ、従ってノイズの軽減を可能にするために、内壁250の長さに少なくとも部分的に沿ってその周囲に広がる穿孔部256を含む。
ライニング材270は、ファンユニット70の作用によって流体が一次流体入口40に引き込まれる際に発生するノイズを低減するために設けられる。
内壁220の穿孔部256は、ノイズを最も効果的に減衰するように選択された直径を有する。1mm〜10mmの直径が適しており、小さな直径は、(人間の主な音域を上回る音を低減する)良好な音響パワーを得るのに有利であり、大きな直径は、高周波の減衰に有利である。穿孔部は、内壁220、250の表面積の少なくとも40%を形成することが好ましい。
ライニング材270を内壁250の背後に配置することにより、ライニング材270を一次流体流路に露出するように導く場合よりも厚みの大きなライニング材を使用することができる。この理由は、ハンドル20の内壁250と外壁200との間の間隙内にライニング材270を押し潰す内壁250によって一次流体流路400の直径が決まるからである。通常、ライニング材の厚みは4mm〜6mmであるが、外壁200と内壁250との間で圧縮される。
多層ハンドル20を有することの重要な特徴は、製品によって生じるノイズの軽減を、材料特性を用いて向上させることができる点である。ファンユニット70及び一次流体流路400に流入する流体によって生じる空気伝搬ノイズは、ライニング材270によって軽減されるが、一部のノイズは、ライニング材270を通じて伝わる。
ハンドル20に必要なさらなる特徴は、一次流体流路内に制限をもたらす曲げを容易に生じない把持可能なハンドルを提供するように十分な剛性を有することである。従って、軽量で堅い管が得られるという理由で、アルミニウム又は炭素繊維補強複合材などの材料が理想的である。或いは、外壁をプラスチック材料で製造する。当業者であれば、同様の利点をもたらす材料は他にも存在すると気付くであろう。
ハンドル20の直径がユーザにとって過度に大きくならないように、外壁200の厚みは2mm未満であることが好ましく、1mm未満であることがさらに好ましい。この厚みは、約0.7mmであることが理想的である。ハンドル20の外壁200を比較的薄くすることにより、製品の重量も減少する。
高速モータが存在すると高周波数のノイズが発生し、その一部が人間の耳を刺激することがある。しかしながら、高周波数をより効果的に減衰できる時には高速モータが有利である。
ハンドルの直径は、20mm〜60mmであることが理想的であり、30mm〜50mmであることが好ましい。ハンドルの直径は、35mm〜42mmであることが最も好ましい。発明者らは、ノイズの軽減を最大化して把持可能なハンドルを提供するために、ハンドル20に材料の組み合わせを用いた。第1に、外層200は、ハンドル20内のライニング材270の厚みを最大化することによって消音媒体、すなわちライニング材270によるハンドル20内の音の軽減を最大化できるように硬質でありながら薄い。高速モータによって生じる高周波ノイズ(典型的には約1.8Khz〜約2Khz)を減衰させるために必要なライニング材270又は消音媒体は、少なくとも6mmであることが理想的である。
図7を参照して分かるように、ライニング材270の長さも重要である。モータは、流体がモータに入り込む時及びモータから出る時にノイズを生じるので、モータ70の上流と下流の両方にライニング材270が存在することが理想的である。
ここで図10を参照すると、ハンドル20内の高速モータによって生じるノイズと、ファンユニット70の入口40からの距離との関係のグラフを示している。一般に、ライニング消音材が長ければ長いほど多くの音が減衰するが、実用性を保ちながら製品をどこまで長くできるかには限度がある。従って、ハンドル20内にモータを有するヘアドライヤでは、ハンドルの長さの範囲内にノイズ面から見たモータにとっての最適な位置が存在する。グラフで分かるように、入口側消音器が長ければ長いほど多くのノイズが減衰し、モータが入口からX軸に沿って離れるにつれて入口ノイズ280は減少する。しかしながら、所与のハンドル長さlhでは、入口側消音器SIを長くすればするほど、出口側消音器SOを短くしなければならない。
出口側消音器SOについて言えば、所与のハンドル長さlhでは、モータが入口に位置する(X軸の値がゼロの)場合に出口側消音器SOの出口ノイズレベル282が最小になり、モータがハンドルに沿って移動するにつれて出口側消音器SOの長さが減少してノイズの減衰が減少するので騒音レベルが上昇する。従って、モータには入口からの最適な距離が存在する。ハンドル20から本体30内に一次流体流路400が流れる増幅型ヘアドライヤでは、一次流体流路の形状及びサイズが、ハンドル内の円形断面400aから本体内の環状又はドーナツ形断面400bに変化する。このため、モータから出る流体によって生じるノイズの一部は、本体30内に移行する流体によって減衰するので、騒音の面から見ればハンドル内の入口側消音器と出口側消音器は等しくない。
入口側消音器SIと出口側消音器SOの両方を組み合わせたノイズ出力284は、最初はモータが入口から離れるにつれて減少し、入口側消音器SIのノイズレベルと出口側消音器SOのノイズレベルとが交わる最適地点に達した後に再び上昇する、グラフ上の圧縮値である。
ヘアドライヤの総ノイズ出力288は、圧縮値284と、ヘアドライヤの本体30内で生じたノイズである、ハンドル20内のモータの位置によって影響されない増幅値286とを加えたものである。この特定のヘアドライヤ10では、最適な入口側消音器SIは70mm〜100mmである。しかしながら、例えば、モータ速度、ハンドルの直径又は入口の特徴のうちのいずれかが変化した場合には、この値も変化する。
ファンユニット70の下流端70bからハンドル20の下流端22までの出口側消音器SOの長さは、最大100mmであることが好ましい。ファンユニットの上流端70aから入口40の下流端40bまでの入口側消音器SIの長さは、10mm〜200mmであることが好ましい。入口側消音器SIと出口側消音器SOとの比率は、1.2を上回ることが好ましい。一定直径のハンドル20を有するヘアドライヤ10では、この比率が0.1を上回ることが好ましい。
次に図5、図11a〜図11dを参照すると、ヘアドライヤ10は、本体30の外壁360の直径daと内側ダクト310の直径dbとの間に一定の関係を有する。図11c及び図11dに示すような一定直径のハンドル20を有するヘアドライヤ10では、db:daの比率が0.49〜0.6であることが好ましい。図11a及び図11bに示すような非一定又は可変直径のハンドル20を有するヘアドライヤ130では、db:daの比率が0.4〜0.9であることが好ましい。
次に、図12を詳細に参照すると、流体入口320からハンドル202の上流エッジまでの本体30の長さLxと、ハンドル20の下流エッジ204から本体30の下流端の流体出口340までの本体30の長さLzとの間には一定の関係がある。Lz≦40mmであり、Lx≦20mmであることが理想的である。2Lx=Lzであることが好ましい。
次に図13a及び図13bを参照すると、ヘアドライヤ132、134は、本体30の長さl2とハンドル20の直径dhとの間に一定の関係を有する。一定直径のハンドル20を有するヘアドライヤ10では、l2:dhの比率が1.9〜2.5であることが好ましい。図13c及び図13dに示すような非一定又は可変直径のハンドル164を有するヘアドライヤ160、162では、l2:dhの比率が1.9〜2.5であることが好ましい。
次に図14a及び14bを参照すると、ヘアドライヤ136、138は、本体30の外壁360の直径daとハンドル20の直径dhとの間に一定の関係を有する。一定直径のハンドル20を有するヘアドライヤ10では、da:dhの比率が1.6〜3.4であることが好ましい。
次に図15a〜図15cを参照すると、ヘアドライヤ140及び142は、本体30の長さl2と本体30の直径daとの間に一定の関係を有する。ハンドル20内にファンユニット70を有するヘアドライヤ10では、l2:daの比率が1.1〜1.6であることが好ましい。図15cに示すような、本体30内にヒータ80が存在してハンドル20内にファンユニット70が存在するヘアドライヤ144では、l2:daの比率が0.8〜1.6であることが好ましい。
次に図16a〜図16cを参照すると、ヘアドライヤ146、148は、本体30の長さl2と内側ダクト310の直径dbとの間に一定の関係を有する。l2:dbの比率は、1.8〜3.4であることが好ましい。次に図16d〜図16fを参照すると、本体30内にヒータ80が存在してハンドル20内にファンユニット70が存在するヘアドライヤ150、152では、l2:daの比率が1〜3.4であることが好ましい。
本発明の別の特徴は、本体30の一次流体流路400b内の流れが、ハンドル20の一次流体流路400a内の流れに対して90°になる点である。本体30内の一次流体流は、流体流路300内を流れる流体と平行である。
次に図2、図3b及び図9を参照すると、内側ダクト310は、流体出口340から流体入口320に向かって延びる概ね管状の部分312と、概ね管状の部分312と本体30の外壁360とを接続する側壁350を形成する概ね円錐形の部分314とを有する。
図17aに示すように、側壁352は、外壁360と直交することもできる。実際には、別個の側壁350、352を省き、内側ダクト354が、流体入口320から直径が次第に減少するシリンダのように流体出口340に向かって円錐台の形で延びることもできる。
図18aを参照すると、内側ダクト354aは、第1の端部32において外壁360から延び、管に向かって湾曲して第2の端部34において円形ダクトを形成する。内側ダクト354aによって生じる形はトランペット形状である。図18bには、図18aと同様の内側ダクト354aを示しているが、内側ダクト354aの円錐部分358が短く、流体入口320の傾斜がきつくなっている。
徐々に湾曲する内側ダクトには、流体入口320において流体が流体流路に入り込む際に生じる乱流が少ないのでノイズが減少するという点で利点がある。湾曲した側壁では、流体流路300内に取り込まれた流れが、渦をもたらしてノイズの発生を高める尖ったへりに衝突しないので、音響的に有利である。側壁は、内側ダクト310の管状部分と融合する。
図18cには、図18aの内側ダクト354aとフレア状のボア354cとの組み合わせを示す。内側ダクトは、第1の端部32から移行地点364に延び(362)、この地点でシリンダの徐々に減少する直径が第2の端部34に向かってわずかに増加するように変化する。このように内側ダクトをフレア状にすることにより、流体入口320内への流体の取り込み量が増加する。
図18dには、図18bの円錐部分358とフレア状の内側ダクト354dとの組み合わせを示す。内側ダクト354dの円錐領域を短くすることによってフレア部分を長くすることができる。
実際、外壁360と内側ダクト350、354a、354b、354c及び354dとの間の角度βには、1°〜90°のうちのどの角度を選択してもよい。
図18c及び図18dを詳細に参照すると、内側ダクト354d、354cの円錐部分358、362と管状部分312との間の半径rは様々とすることができる。この半径は、0.5mm〜50mmであることが好ましい。
或いは、図17b及び図17cに示すように、内側ダクト310の直径を側壁366から流体出口340に向けて増加させることもできる。これにより、流体流路300を通じて同伴する流れが増加するので有利である。従って、流体出口340及び一次流体出口440からの総流体排出量が増加し、或いは同等の総出力を生じるためにファンユニットを低速で動作させて製品のノイズを減少させることができる。図17cの方が、内側ダクト310の直径の増加が顕著であり、これによって内側ダクト310内の同伴量が多くなる。
次に図7に示すように、ハンドル20内のライニング材の長さは様々とすることができる。入口40の下流端40bからファンユニット70の上流端70aまでの入口ライニングの長さSIは、10mm〜200mmであることが好ましい。
図1、図2、図6、図19a及び図19bに示すように、ヘアドライヤの前方部分38(図2)は、様々な面取り部372、374、376を有することができ、この前方面取り部372、374、376は、本体30の外壁360の直径の変化である。直径は、外壁360の中心A−Aに向かって減少する。前方面取り部372、374、376は、一次出口440からの流体の移動に起因するヘアドライヤの外部からの外部同伴490に影響を与える。本体30の前面を鈍化すると、外部同伴490の流れ及び流体流路300内の流れの両方が制限される。前方面取り部は、図19aに示すような30°と図19bに示すような60°との間で選択されることが理想的である。前方面取り部は、妥当な量の外部同伴490を実現するという理由で、35°〜55°であることが好ましく、35°であることがさらに好ましい。
一次流体出口から排出される流れの方向は、所望の結果に応じて様々である。図20a、図20b及び図20cに、一次流体のための異なる空気出口を示す。まず図20aを参照すると、一次流体出口440は、一次流体出口440の外側環状限界及び内側環状限界をそれぞれ定める実質的に平行な第1の表面442及び第2の表面444を有する。実質的に平行な第1の表面442及び第2の表面444は、内側ダクト310とも実質的に平行である。この構成は、外部同伴流490と、内部同伴流492、すなわち流体流路300内に引き込まれた流体との間の均衡をもたらす。
図20bでは、一次流体出口440aが、本体30の外壁360の中心の方に向いている。この例では、一次流体出口440aを定める第1の表面446及び第2の表面448は互いに実質的に平行であるが、内側ダクト310の方に傾斜する。一次流体出口440aは、内側ダクト310及び外壁360の中心の方に向いている。一次流体出口440aから排出される流体494は、外部同伴流体490と同様に、流体出口340から排出される流体の方に向かう。これにより、全ての流体が内側ダクト310内を流れる内部同伴流体の方に向かうので、ヘアドライヤからの出力が集中し、従ってヘアドライヤから排出された流体ジェットが狭い断面積に集中するので、ヘアドライヤがさらに強力に感じられる。この構成では、図20aを参照して説明した傾斜していない例よりも、相対的に外部同伴流490が多くなり、内側ダクト310内の内部同伴流が少なくなる。
図20cでは、一次流体出口440bが、本体30の外壁360の中心から離れて方向付けられている。この例では、一次流体出口440aを定める第1の表面450及び第2の表面452は互いに実質的に平行であるが、内側ダクト310から離れて傾斜する。一次流体出口440bは、外壁360の方に向けられる。一次流体出口440bから排出された流体496は、流体出口340から排出された流体から離れて外部同伴流体490の方に向かう。これにより、全ての流体が外向きに導かれるので、ヘアドライヤからの出力が拡散し、従ってヘアドライヤから排出される流体ジェットが広い断面積に広がるので、ヘアドライヤがそれほど強力でないように感じられる。この構成では、図20aを参照して説明した傾斜していない例よりも、相対的に外部同伴流490が少なくなり、内側ダクト310に沿った内部同伴流が多くなる。
図21に、ヘアドライヤ10の制御ボタンのアクセスのしやすさ、及び制御ボタン64(図2を参照)をヘアドライヤの本体の傾斜面に配置したことの人間工学的利点を示す。従来、ヘアドライヤを手500によって普通に把持すると、親指がハンドルの周囲に位置して、人差し指502と共に完全な又は部分的な円を形成する。このヘアドライヤ10では、従来通りに親指504を握ることもできるが、製品後部の流体入口320の一部を形成する側壁350に配置された制御ボタン64によって温度及び/又はヘアドライヤ内の流れなどの設定を変更するために親指を操作することもできる。従って、ユーザは、恐らくは親指をハンドル20から側壁350に半径方向に動かす以外に握りを調整することなくヘアドライヤ10の設定を変更することができる。側壁350は、本体30の外壁360に対して角度を成していることが好ましい。この角度γは、1°〜90°であることが理想的であり、30°〜60°であることが好ましい。角度γは、45°であることが最も好ましい。
図22に、ヘアドライヤ10内の速度プロファイルのグラフを示す。流体入口40において、流体入口40に入り込んだ流体は比較的低速(402)であり、流体が入口側消音器内を通過するとハンドル20内の断面積が減少するので速度が上昇(404)する。また、流体がファンユニットに入り込むと、ファンユニット70のモータ及びインペラを通過する流体流路400がさらに制限されることによって再び速度が上昇(406)し、ファンユニット70の上流では流体流路の制限が再び緩くなるので、出口側消音器内では速度が低下(408)する。流体がハンドル20からヘアドライヤ10の本体30内に進むと、最低速度410に達する。この理由は、本体30がハンドルよりも大きな断面積を有し、流体で満たされたプレナムとして機能して流体を減速させるからである。本体内の速度410は、入口の速度402と同様である。流体がヒータ80を通過する際には、加熱要素が流体流をわずかに制限するので、速度はわずかに上昇(412)する。流体が一次流体出口440に近づくと、本体30内の断面積が、一次流体出口440を定める環状リングまで減少し、本体内の速度は、一次流体出口440において最大速度に上昇(414)する。
流体がファンユニット70からヒータ80に移動する際に速度を低下させると、流体がハンドル20内の円形流400aから本体30内の環状流400bに移行した時に、本体30が流れを安定させるプレナムのような役割を果たし、流体を減速させてヒータ80を通る流れをさらに均一にするので速度及び乱流が減少し、ヘアドライヤによって生じるノイズが減少し、一次流体出口440を形成する環状リングの周囲の負荷が均一になるといういくつかの利点が得られる。
速度がファンユニット速度406からヒータ速度412まで低下する主な理由は、流体流路の断面積がハンドル内の円形流400aの面積A1から本体30内の環状流400bの断面積A2に変化するためであり、このことを図22bに概略的に示しており、A2>A1である。
ハンドル20の外壁200は、圧延金属板で作製されると説明したが、別の製造方法及び材料を使用することもでき、これらは、以下に限定されるわけではないが、押し出し管及びプラスチック押し出し/成形管、又は炭素繊維強化プラスチックなどの複合管を含む。
ヘアドライヤに関して本発明を詳細に説明したが、本発明は、流体を吸い込んでこの流体を機器から流出させるように導くあらゆる機器に適用可能である。
この機器は、ヒータの有無に関わらず使用することができ、流体の高速流出作用は乾燥効果を有する。
一般に、機器内を流れる流体は空気であるが、異なる気体又は一種類の気体の組み合わせであってもよく、機器の性能、或いは出力が向けられる毛髪などの物体及びそのスタイリングに機器が与える影響を改善する添加物を含むこともできる。
本発明は、上述した詳細な説明に限定されるものではない。当業者には、変形例が明らかであろう。
402 入口の速度
404 入口側消音器内の速度
406 ファンユニット内の速度
408 出口側消音器内の速度
410 本体内の速度
412 ヒータ内の速度
414 一次流体出口の速度
20 ハンドル
30 本体
1 円形流の面積
2 環状流の断面積

Claims (6)

  1. 鉛直姿勢のハンドル及び水平姿勢の本体を備えた側面視略T字形のヘアドライヤであって、
    前記ハンドルの下端に設けられた一次流体入口から前記本体の一端に設けられた一次流体出口に延びる一次流体流路と、
    前記ハンドル内に設けられ、前記一次流体流路に一次流体を引き込むファンユニットと、
    前記本体内に設けられ、前記一次流体流路内の前記一次流体を加熱するヒータと、
    を備え、
    前記一次流体の速度は、前記一次流体入口から前記ファンユニットにかけて増加し、
    前記ヒータ内を流れる前記一次流体が前記ファンユニット内を流れる前記一次流体よりも低速であるように、前記一次流体流路の断面積は、前記ファンユニットの周囲よりも前記ヒータの周囲の方が大きく、
    前記一次流体出口を流れる前記一次流体は、前記ヒータを流れる前記一次流体の速度の2倍以上の速度を有する
    ことを特徴とするヘアドライヤ。
  2. 前記一次流体流路は、前記ハンドル内で第1の方向に流れ、前記本体内で第2の方向に流れる
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘアドライヤ。
  3. 前記第1の方向は、前記第2の方向と実質的に直交する
    ことを特徴とする請求項2に記載のヘアドライヤ。
  4. 前記一次流体入口に流入する前記一次流体の速度は、前記ヒータを流れる前記一次流体の速度と同様である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のヘアドライヤ。
  5. 前記一次流体の速度は、前記ファンユニットから前記本体に向かって低下する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のヘアドライヤ。
  6. 前記ファンユニットは、高速モータを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のヘアドライヤ。
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