JP6475174B2 - コーヒーと食品の相性分析診断方法および相性分析診断装置 - Google Patents
コーヒーと食品の相性分析診断方法および相性分析診断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6475174B2 JP6475174B2 JP2016010728A JP2016010728A JP6475174B2 JP 6475174 B2 JP6475174 B2 JP 6475174B2 JP 2016010728 A JP2016010728 A JP 2016010728A JP 2016010728 A JP2016010728 A JP 2016010728A JP 6475174 B2 JP6475174 B2 JP 6475174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coffee
- food
- taste
- compatibility
- combination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
しかしながら、利用者が飲食した経験の無い食品とコーヒーとの組み合わせの場合には、コーヒーと食品の相性が良いか否かを、利用者が飲食前に知ることは困難である。また、コーヒーについても味は一定ではなく、コーヒー豆の生産地等によってその味は様々である。
そのため、いかなるコーヒーといかなる食品の相性が良いかを、利用者が飲食前に知ることはさらに困難である。
また、現状では、ソムリエ等の専門家による情報提供が一般化している酒類とは異なり、コーヒーについては、一般的に広く飲まれているにもかかわらず、他の食品との相性に関する情報提供は受けにくい状況にあるといえる。
1)センサを用いてコーヒー及び食品の味を分析し、基準液との差を数値化するステップ
2)食品に関して、分析データから、酸味、苦味、甘味、塩味、渋味、旨味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出するステップ
3)コーヒーに関して、分析データから、酸味、苦味、甘味、塩味、渋味、旨味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出するステップ
4)少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリーの味の強さ度合いを比較するステップ
5)コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せを相性データとして記憶するステップ
2)および3)における味の強さ度合いの算出は、食品の味の強さ度合いとコーヒーの味の強さ度合いの比較を行いやすくするための標準化、すなわち数値変換を含む。
なお、本明細書において、コーヒーとは、容器詰め飲料やインスタントタイプなどの形態のものも含まれる意味で用いており、抽出方法についても限定されるものではない。
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ、
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は酸味および苦味が強く、コーヒーは苦味が強い組合せ
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が相互に補完される組合せ
d)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は塩味が強く、コーヒーは苦味及び塩味が強い組合せ
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ
1)センサを用いてコーヒー及び食品の味を分析し、基準液との差を数値化する分析手段
2)食品に関して、分析データから、酸味、苦味、甘味、塩味、渋味、旨味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出する食品の味数値算出手段
3)コーヒーに関して、分析データから、酸味、苦味、甘味、塩味、渋味、旨味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出するコーヒーの味数値算出手段
4)少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリーの味の強さ度合いを比較する比較手段
5)コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せを相性データとして記憶する相性記憶手段
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は酸味および苦味が強く、コーヒーは苦味が強い組合せ
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が相互に補完される組合せ
d)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は塩味が強く、コーヒーは苦味及び塩味が強い組合せ
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ
本発明の相性分析診断システムは、クライアント端末とサーバがネットワークを介して接続されデータを送受信するシステムにおいて、クライアント端末は下記A−1)〜A−4)を備え、サーバは下記B−1)〜B−4)を備える。
A−2)食品情報をサーバに送信する手段
A−3)選択された食品とコーヒーとの相性診断結果をサーバから受信する手段
A−4)受信した相性診断結果を画面表示する手段
B−2)クライアント端末から受信した食品情報とコーヒー情報を照合し、上記相性データベースを用いて相性分析を行う相性分析手段
B−3)選択された食品と相性が良いコーヒーを選定するコーヒー選定手段
B−4)選択された食品とコーヒーとの相性診断結果をクライアント端末に送信する手段
クライアント端末としては、PCや携帯情報端末が好適に用いられる。また、ネットワークは、有線および無線のいずれの方式であっても構わない。
まず、試食者により、コーヒーとデザート以外の食品についての試食がなされた。試食者は任意に選ばれた成年者6名である。試飲対象となるコーヒーは、ライト系のコーヒーが5種類(コーヒーA,コーヒーB,コーヒーC,コーヒーD,コーヒーE)、バランス系のコーヒーが3種類(コーヒーF,コーヒーG,コーヒーH)、ヘビー系のコーヒーが5種類(コーヒーI,コーヒーJ,コーヒーK,コーヒーL,コーヒーM)である。
また、試食対象となる食品は、バゲットサンド、そば、ハンバーグ、焼き鮭、炒飯および炭火照り焼きチキンである。これらについて、全ての組み合わせで6名により試食がなされ、相性の良し悪しが判定された。
味覚の分析装置としては、インテリジェントセンサーテクノロジー社製の味認識装置(型名:SA402B)を使用した。
本味認識装置では、食品を口に入れた際の先味と食品を飲み込んだ後の後味の両方の味について分析可能である。先味としては、酸味(2種類)、苦味(2種類)、渋味刺激、旨味、塩味、甘味があり、後味としては、苦味(3種類)、渋味、旨味コクが存在する。先味における苦味雑味は、薬品由来の苦味と、食品由来の苦味に分類される。後味としての苦味は、にがり系苦味、薬品由来の苦味および食品由来の苦味に分類される。本実施例では、これらの味覚項目の内、食品由来の苦味(以下、「苦味」と略す。)、塩味、旨味および酸味について検出し、分析を行った。
まず、試食者により、コーヒーとデザートについての試食がなされた。試食者は任意に選ばれた成年者6名である。試飲対象となるコーヒーは、ライト系のコーヒーが5種類(コーヒーa,コーヒーb,コーヒーc,コーヒーd,コーヒーe)、バランス系のコーヒーが3種類(コーヒーf,コーヒーg,コーヒーh)、ヘビー系のコーヒーが3種類(コーヒーi,コーヒーj,コーヒーk)である。
また、試食対象となるデザートは、リングケーキ(ショコラ味,キャラメル味,抹茶味)、バトンケーキ(フルーツ味,コーヒー味,アールグレイ味)、ホットケーキ、濃厚ショコラケーキ、ミルクレープ、モンブラン、マンゴープリン、杏仁豆腐およびチーズケーキの計13種類である。
前述した本味認識装置で検出可能な13種類全ての味覚項目について、コーヒーおよびデザートに関して分析を行った。ここでは、上述の基準液を用い、その基準液の数値を基準値0として測定を行った。測定した数値が、マイナスとなる場合には、人間の味覚では味を感じにくいといえるため、11種類のコーヒーと13種類のデザートの全てにおいてマイナスの数値が測定結果として得られた渋味刺激については、相性分析の対象となる味覚項目からは除外されている。そして、本実施例では、最も相性分析に適していると考えられる苦味、塩味および酸味の3軸を用いて分析を行った。
各コーヒーの味の分析値と系統毎の味の平均値は、下記表2に示すとおりである。各コーヒーの味の分析値が、実施例1と異なるのは、レーダーチャート上でのデザートとの比較を容易にするために、一定の係数を用いて数値変換を行っているためである。また、各デザートの味の分析値は、下記表3に示すとおりである。なお、デザートについても、コーヒーとの比較を容易にするために、一定の係数を用いて数値変換を行っている。
図4は、実施例2の味覚の分析値を表示した濃厚さ同調型のレーダーチャートであり、(1)はデザートの分析値、(2)はコーヒーの分析値、(3)はコーヒーの平均値およびデザートの分析値を表示したものを示している。
図4(1)に示すように、リングケーキショコラ味、濃厚ショコラケーキおよびモンブランは、いずれも塩味が高い傾向にある。また、リングケーキショコラ味および濃厚ショコラケーキについては、苦味も高い傾向にあるが、いずれのデザートも、酸味については低い傾向にある。図4(2)に示すように、ヘビー系のコーヒーであるコーヒーi、コーヒーjおよびコーヒーkは、いずれも苦味が最も高くなっている。また、塩味もやや高い傾向にあるが、酸味は低い傾向にある。図4(3)に示すように、ヘビー系コーヒーの平均値と、上記デザートの1つである濃厚ショコラケーキの分析値を比較すると、レーダーチャート上では、いずれも塩味および苦味が高くなっている。したがって、苦味および塩味の強いヘビー系のコーヒーと苦味および塩味の強いデザートは好相性であることが分かる。
図5は、実施例2の味覚の分析値を表示した酸味同調型のレーダーチャートであり、(1)はデザートの分析値、(2)はコーヒーの分析値、(3)はコーヒーの平均値およびデザートの分析値を表示したものを示している。
図5(1)に示すように、バトンケーキフルーツ味、バトンケーキアールグレイ味、マンゴープリンおよびチーズケーキは、いずれも酸味が最も高い傾向にある。図5(2)に示すように、ライト系のコーヒーであるコーヒーa、コーヒーb、コーヒーc、コーヒーdは、いずれも酸味が最も高い傾向にある。図5(3)に示すように、ライト系コーヒーの平均値と、上記デザートの1つであるマンゴープリンの分析値を比較すると、レーダーチャート上では、いずれも酸味が高くなっている。したがって、酸味の強いライト系のコーヒーと酸味の強いデザートは好相性であることが分かる。
図6は、実施例2の味覚の分析値を表示したバランス型のレーダーチャートであり、(1)はデザートの分析値、(2)はコーヒーの分析値、(3)はコーヒーの平均値およびデザートの分析値を表示したものを示している。
図6(1)に示すように、リングケーキキャラメル味は、苦味が高い傾向にあるが、酸味および塩味についてはバランスがとれた傾向となっており、バトンケーキコーヒー味および杏仁豆腐については、いずれも酸味、苦味および塩味のバランスがとれた傾向にある。図6(2)に示すように、バランス系のコーヒーであるコーヒーf、コーヒーgおよびコーヒーhは、いずれも酸味、苦味および塩味のバランスがとれた傾向にある。図6(3)に示すように、バランス系コーヒーの平均値と、上記デザートの1つであるバトンケーキコーヒー味の分析値を比較すると、いずれも、酸味、苦味および塩味のバランスがとれた傾向となっている。したがって、酸味、苦味および塩味のバランスがとれたコーヒーと酸味、苦味および塩味のバランスがとれたデザートは好相性であることが分かる。
食品と相性の良いコーヒーの選定は、好相性のコーヒーが複数見つかった場合に重要となる。すなわち、例えば、ある食品と好相性と判定されるコーヒーが複数ある場合であっても、1つの好相性分類に該当する場合よりも、複数の好相性の分類に適合する場合には、より相性が良いと判定される。また、1つの好相性分類に該当する場合であっても、その分類の重要性が高い場合には、その分類が重視され、最も相性の良いコーヒーとして選定される。
データベースには、食品情報、コーヒー情報および相性データが保存ざれ、相性分析診断システムを利用する際には、かかるデータベースを使用して、相性診断を行う。
食品情報とは、食品の名称、味の種類、味認識装置により分析された分析値等をいい、コーヒー情報とは、コーヒーの名称、豆の生産地、豆の配合割合等をいう。相性データとは、データベースに記憶された食品情報を構成する各食品とコーヒー情報を構成する各コーヒーとの相性に関するデータである。上述した相性分析診断方法により相性データは構築される。下記表4は相性データの一例を示したものである。
例えば、焼き鮭はナンバーNo.1とされており、相性の良いコーヒーの系統はライト系、最も相性の良いコーヒー名はコーヒーA、2番目に相性の良いコーヒーはコーヒーDであるとデータベース上に記憶されている。そばはNo.2とされており、相性の良いコーヒーの系統はバランス系、最も相性の良いコーヒー名はコーヒーG、2番目に相性の良いコーヒーはコーヒーHであるとデータベース上に記憶されている。また、ハンバーグはNo.3とされており、相性の良いコーヒーの系統はヘビー系、最も相性の良いコーヒー名はコーヒーM、2番目に相性の良いコーヒーはコーヒーJであるとデータベース上に記憶されている。
このように、データベースを用いると、クライアント端末において、ある食品を選択するだけで、相性の良いコーヒーを端末画面上に表示することが可能となる。利用者としては、例えば、苦味が強いコーヒーが合うといった味の傾向で、相性の良いコーヒーの情報を得ることもできるし、具体的なコーヒーの商品名で、当該食品と相性の良いコーヒーの情報を得ることもできる。
食品の選択は、食品名だけではなく、具体的な味付けを追加で選択するものであってもよい。また、ライト系等のコーヒーの系統については、系統の名称だけではなく、例えば、ライト系であれば「この食べ物とは、酸味が強いコーヒーが合います」といった具体的な説明を付加するものであっても良い。相性の良いコーヒーの順位は、3位以下を表示するものでもよい。
(1)実施例1および2とは異なり、食品およびコーヒーに関して、分析データから、酸味、苦味、甘味、塩味、渋味、旨味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出した上で、例えば、その中から、酸味、苦味、塩味のカテゴリーの味の強さ度合いのみを比較して相性分析を行ってもよい。
(2)実施例3とは異なり、クライアント端末においてコーヒー情報を入力し、管理サーバにおいてコーヒー情報と食品情報とを照合し、当該コーヒーと相性の良い食品を分析・選定する相性診断システムであってもよい。
2a,2b,2c クライアント端末
3 インターネット
Claims (9)
- 食品とコーヒーの味覚の相性を相性データに基づき分析診断する方法であって、
1)コンピュータが備える分析手段が、センサを用いてコーヒー及び食品の少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリー毎の味を分析し、コーヒー及び食品のそれぞれについて、前記カテゴリーにおける味覚平均値となるように調整された味覚基準液との差を数値化するステップ、
2)コンピュータが備える食品の味数値算出手段が、食品に関して、食品に関する前記数値を数値変換し、少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出するステップ、
3)コンピュータが備えるコーヒーの味数値算出手段が、コーヒーに関して、コーヒーに関する前記数値を数値変換し、少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出するステップ、
4)コンピュータが備える比較手段が、食品とコーヒーとで、少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリーの味の強さ度合いを比較するステップ、
5)コンピュータが備える相性記憶手段が、コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せと、コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せとから選択される1種以上の組合せを、コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せとし、前記相性データとして記憶するステップ、
を備えることを特徴とするコーヒーと食品との相性分析診断方法。 - コンピュータが備える選定手段が、食品を選定するステップ、
コンピュータが備えるデータ探索手段が、選定された食品と相性が良いコーヒーを前記相性データから探索するステップ、
コンピュータが備える出力手段が、選定された食品と相性が良いコーヒーとして、前記相性データに記憶されているコーヒーの種別を出力するステップ、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の相性分析診断方法。 - 食品がデザート以外である場合は、
上記5)のステップに換えて、
コンピュータが備える相性記憶手段が、
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ、
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は酸味および苦味が強く、コーヒーは苦味が強い組合せ、
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が相互に補完される組合せ、
d)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ、
から選択される1種以上の組合せを、コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せとし、前記相性データとして記憶するステップを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の相性分析診断方法。 - 食品がデザートである場合は、
上記5)のステップに換えて、
コンピュータが備える相性記憶手段が、
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ、
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は塩味が強く、コーヒーは苦味及び塩味が強い組合せ、
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ、
から選択される1種以上の組合せを、コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せとし、前記相性データとして記憶するステップを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の相性分析診断方法。 - 食品とコーヒーの味覚の相性を相性データに基づき分析診断する装置であって、
1)センサを用いてコーヒー及び食品の少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリー毎の味を分析し、コーヒー及び食品のそれぞれについて、前記カテゴリーにおける味覚平均値となるように調整された味覚基準液との差を数値化する分析手段と、
2)食品に関して、食品に関する前記数値を数値変換し、少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出する食品の味数値算出手段と、
3)コーヒーに関して、コーヒーに関する前記数値を数値変換し、少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリー毎に、人が感じる味の強さ度合いを算出するコーヒーの味数値算出手段と、
4)食品とコーヒーとで、少なくとも酸味、苦味、塩味のカテゴリーの味の強さ度合いを比較する比較手段と、
5)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せと、コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せとから選択される1種以上の組合せを、コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せとし、前記相性データとして記憶する相性記憶手段、
を備えることを特徴とするコーヒーと食品との相性分析診断装置。 - 食品を選定する選定手段、
選定された食品と相性が良いコーヒーを前記相性データから探索するデータ探索手段、
選定された食品と相性が良いコーヒーとして、前記相性データに記憶されているコーヒーの種別を出力する出力手段、
を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の相性分析診断装置。 - 食品がデザート以外である場合は、
上記5)の相性記憶手段に換えて、
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ、
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は酸味および苦味が強く、コーヒーは苦味が強い組合せ、
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が相互に補完される組合せ、
d)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ、
から選択される1種以上の組合せを、コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せとし、前記相性データとして記憶する相性記憶手段を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の相性分析診断装置。 - 食品がデザートである場合は、
上記5)の相性記憶手段に換えて、
a)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、酸味が共に最も強い組合せ、
b)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素の内、食品は塩味が強く、コーヒーは苦味及び塩味が強い組合せ、
c)コーヒーと食品のそれぞれの味覚のカテゴリー要素が共にバランスする組合せ、
から選択される1種以上の組合せを、コーヒーの種別と食品の種別で相性が良いものの組合せとし、前記相性データとして記憶する相性記憶手段を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の相性分析診断装置。 - クライアント端末とサーバがネットワークを介して接続されデータを送受信するシステムにおいて、
A)クライアント端末は、
食品情報を入力又は選択させる食品情報入力手段と、
食品情報をサーバに送信する手段と、
選択された食品と相性の良いコーヒー情報をサーバから受信する手段と、
受信したコーヒー情報を画面表示する手段と、
を備え、
B)サーバは、
食品情報をクライアント端末から受信する手段と、
請求項1、3又は4のいずれかの相性分析診断方法を用いて記憶された相性データを用いて、クライアント端末から受信した食品情報とコーヒー情報を照合する相性分析手段と、
選択された食品と相性が良いコーヒーを選定するコーヒー選定手段と、
選択された食品と相性の良いコーヒー情報をクライアント端末に送信する手段と、
を備えたことを特徴とする相性分析診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016010728A JP6475174B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | コーヒーと食品の相性分析診断方法および相性分析診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016010728A JP6475174B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | コーヒーと食品の相性分析診断方法および相性分析診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017130142A JP2017130142A (ja) | 2017-07-27 |
JP6475174B2 true JP6475174B2 (ja) | 2019-02-27 |
Family
ID=59394974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016010728A Active JP6475174B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | コーヒーと食品の相性分析診断方法および相性分析診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6475174B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021235471A1 (ja) | 2020-05-19 | 2021-11-25 | ||
JP7398855B2 (ja) * | 2021-05-12 | 2023-12-15 | 株式会社味香り戦略研究所 | 飲料と食品、料理と調味料、調味料、食品構成材料それぞれの相性情報提示装置及び飲料と食品の相性診断方法 |
JP7079880B1 (ja) | 2021-07-06 | 2022-06-02 | ユーシーシー上島珈琲株式会社 | ブレンドコーヒー作製方法、装置及びプログラム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3559339B2 (ja) * | 1995-02-06 | 2004-09-02 | 株式会社酒類総研 | 日本酒の香味特性の表示ラベル |
JPH09257741A (ja) * | 1996-03-25 | 1997-10-03 | Kajitsu Ihakai Hinshitsu Kenkyusho:Kk | 味解析用の信号形成装置 |
AU6789600A (en) * | 1999-08-19 | 2001-03-13 | Procter & Gamble Company, The | Method and apparatus for the selection of coffee |
JP2004242645A (ja) * | 2003-02-10 | 2004-09-02 | Win Cube International:Kk | 日本酒と料理の相性判定システム |
JP2008102688A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Hakutsuru Shuzo Kk | 日本酒と料理の相性判定方法、相性判定システム、並びに、相性判定プログラム及びそれを記録した記録媒体 |
-
2016
- 2016-01-22 JP JP2016010728A patent/JP6475174B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017130142A (ja) | 2017-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Lawless et al. | Descriptive analysis | |
Moussaoui et al. | Exploring consumer product profiling techniques and their linkage to a quantitative descriptive analysis | |
Paulsen et al. | Consumer perception of food–beverage pairings: The influence of unity in variety and balance | |
Hemmerling et al. | Preference for naturalness of European organic consumers: First evidence of an attitude-liking gap | |
Bicho et al. | Impact of roasting time on the sensory profile of Arabica and Robusta coffee | |
JP6475174B2 (ja) | コーヒーと食品の相性分析診断方法および相性分析診断装置 | |
KR102044419B1 (ko) | 유전자 검사를 통한 사용자 맞춤형 음료추천 시스템 및 그 구동방법 | |
JP7018279B2 (ja) | 代替レシピ提示装置、代替レシピ提示方法、コンピュータプログラム及びデータ構造 | |
Aquino et al. | Identifying cheese whey an adulterant in milk: Limited contribution of a sensometric approach | |
EP1764708A1 (en) | Sense database | |
Kustos et al. | Intertwined: What makes food and wine pairings appropriate? | |
Schlich et al. | Temporal dominance of sensations | |
Kim et al. | Identification of drivers of liking for bar‐type snacks based on individual consumer preference | |
Song et al. | Learning to know what you like: a case study of repeated exposure to ethnic flavors | |
WO2021255945A1 (ja) | 情報提供方法 | |
Mason et al. | Sensory evaluation manual | |
Navarini et al. | Espresso coffee beverage: Classification of texture terms | |
CN110362739A (zh) | 一种基于大数据的推荐食谱方法 | |
Nugroho | nDalem Prince Joyokusuman’s (Gadri Resto) Food Quality: Consumer Response as the Research Approach | |
JP2021189900A (ja) | 流通管理システム、流通管理方法、プログラム並びに管理サーバ | |
Kwak et al. | Long‐term change in consumer acceptance for salt‐reduced ‘udon noodle soup’over repeated intake at home | |
US20230196433A1 (en) | Presentation apparatus of information on each compatibility of drink and food, of cuisine and seasoning, of seasonings, and of food components, as well as method of diagnosing compatibility of drink and food | |
JP2020119346A (ja) | お勧め提示装置、お勧め提示システム、お勧め提示方法、お勧め提示プログラム | |
JP7448274B2 (ja) | 嗜好商品情報提示装置及び嗜好飲料・食品情報提示装置 | |
Keefer | Sensory Methods to Investigate Consumer Perception of Food Products |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170704 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180726 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190131 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6475174 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |