JP6474817B2 - 直流電源を短絡するためのスイッチ及び直流電圧電源システム - Google Patents

直流電源を短絡するためのスイッチ及び直流電圧電源システム Download PDF

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Description

本発明は、直流電圧電源に関し、特に直流電圧電源の安全性を確保することを目的とした電気機器製品に関する。
直流電圧電源は、一般的に、電気化学の蓄電装置の使用に基づいている。これら電圧電源は、例えば、電気及びハイブリッドの輸送システム又は組み込みシステムの分野において使用される。
電気化学の蓄電装置は、通常、次の規模の公称電圧を持っている。
NiMH型バッテリの1.2V
リチウムイオンリン酸鉄LiFePO技術の3.3V
リチウムイオン型をベースにした酸化コバルト技術の4.2V
これら公称電圧は、電力供給されるほとんどのシステムとの関連で低すぎる。適切な電圧レベルを得るために、多数の蓄電装置が直列に設けられる。高い電力及び容量を得るために、多数の蓄電装置が並列に設けられる。段数(直列に設けられる蓄電装置の数)、及び、各段において並列に設けられる蓄電装置の数は、バッテリに要求される電圧、電流、及び、容量の機能によって変化する。多数の蓄電装置の組み合わせは、蓄電池と呼ばれる。
そのようなバッテリは、例えば、インバータを介して交流電動機を駆動する車両に使用される。そのようなバッテリは、また、電気方式の車両の領域において有効に作用させるために、高い容量を持つ。一般的に、電動車両は、400V程度の公称電圧、200Aのピーク電流、及び、20kWhの容量を使用する。
そのような車両に使用される電気化学の蓄電装置は、一般的に、重量や体積を持つ大きなエネルギーを蓄えられる容量のリチウムイオン型である。リチウムイオンリン酸鉄LiFePO型のバッテリ技術は、エネルギー容量密度のわずかな減少を犠牲にして、本来備わっている高い安全性レベルのおかげで大きな発展の主題となっている。
国際公開第2012/171917号は、蓄電装置を備え、かつ、直流電圧電源を形成するために直列接続されるバッテリ素子について記載している。各バッテリ素子は、この素子のバッテリを他の素子から独立させることを目的とし、又は、直流電圧電源の供給の連続性を確保することを目的とし、又は、この直流電圧電源の保全作業を許可することを目的とした、保護装置が設けられている。各バッテリ素子は、2つの端子間を接続する並列接続された2つの枝路を備える。第1の枝路では、バッテリはノーマルオープン型のMOSFETスイッチに直列に接続されている。第2の枝路では、2つの端子がノーマルクローズ型のスイッチを介して接続されている。その素子が使用される場合、ノーマルクローズ型のスイッチはオープン状態を維持し、かつ、ノーマルオープン型スイッチはクローズ状態を維持する。故障又は保全のために制御を停止した場合、ノーマルクローズ型のスイッチはクローズのままであり、ノーマルオープン型のスイッチはオープンのままであり、バッテリの電圧はその素子の端子に供給されない。
実際には、そのような素子には課題がある。MOSFETスイッチ及びそれらの制御には、特にそれらにヒートシンクを取り付ける必要があるため、比較的高いコストがかかる。さらに、これらのスイッチは、それらがオープン状態のときでも、スプリアスのエネルギー損失及びオーバーヒートの源となる。特に、ノーマルクローズ型のスイッチは、故障の発生確率が減るが、その素子の動作において(したがってこのスイッチがオープンの時)永続的な損失を引き起こす。
仏国特許発明第1605493号明細書は、ミサイルを発射するためのスイッチについて記載している。そのスイッチは、発射時に一時的に閉じて、その後、壊れる。ここで、ミサイルも結局は壊れるので不自由ではない。そのようなスイッチは、それ故、制御停止のクローズ状態を保証するのにふさわしくない。
米国特許第2721240号明細書は、2つの電極と、火工式装薬によって推進される導電性素子と、を備えたスイッチについて記載している。その推進力により、導電性素子は、電極付近を通過して、それらの間に電気的な接触を形成する。そのような接触の信頼性は、スイッチのクローズ状態が維持されることを保証するのに十分ではない。
国際公開第2012/171917号 仏国特許発明第1605493号明細書 米国特許第2721240号明細書 米国特許第3590877号明細書 欧州特許第0381880号明細書
本発明の目的は、1又はそれ以上の課題を解決するためのものである。本発明は、添付された請求項において定義されるようなスイッチに関する。
本発明は、さらに、添付された請求項において定義されるような直流電圧電源システムに関する。
本発明のその他の特徴及び効果は、下記に例示的かつ非限定的に示される本明細書の記述及び添付図面から明らかにされる。
本発明は、直流電圧電源のための安全なスイッチを提案する。そのようなスイッチは、導電性の第1及び第2の電極と、導電性素子と、を備える。まず、電気絶縁媒体は、これらの電極を互いに分離させるとともに、少なくとも前記導電性素子を前記第2の電極から分離させる。前記スイッチは、さらに、火薬を含んだ火工素子を備え、その爆発は、前記導電性素子を、前記第2の電極に接触するように駆動するとともに、前記第1及び前記第2の電極間に頑丈かつ耐久性のある導電性リンクを形成するように前記導電性素子を前記第2の電極に結合する。「頑丈かつ耐久性のある」は、爆発後も前記導電性リンクが維持される、という意味に理解されるべきである。それ故、結合はこの爆発によって破壊されない。
故障が発生した場合、2つの電極間の接続は、前記スイッチの端子間に接続される電気システムを短絡するために、特に安全性の注意が求められている場合において強固に確実に丈夫に閉じられる。爆発によって前記導電性素子に対して供給されるエネルギーのため、前記導電性素子は前記第2の電極に結合され、そのことは、高負荷の電流が低損失で前記第1及び前記第2の電極間を通過することを許容するような、前記導電性素子及び前記第2の電極間の電気的な接続を確実にすることができる。前記第1及び前記第2の電極間の導通は、例えば、直流電圧電源の短絡電流でさえも途切れないことが保証され得る。
通常、当業者は危険と考えられる成分(例えばリチウムイオン型の電気化学セルに基づく直流電圧電源)の近くにおいて火工素子の使用を考えないが、そのようなスイッチは、それ故、直流電圧電源を保護するのに特に有利であることを示している。実際には、そのような成分の爆発に関連するリスクは、特にエアバッグの製造に関して、その成分の大量生産のおかげでうまく制御される。したがって、爆発により放出されるエネルギー量、及び、爆発の保証は、火工素子において完全に制御されるパラメータとなる。
本発明の実施の形態1に係るスイッチの動作構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係るスイッチの別の動作構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係るスイッチの動作構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係るスイッチの別の動作構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態3に係るスイッチの動作構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態3に係るスイッチの別の動作構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態4に係るスイッチの動作構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態4に係るスイッチの別の動作構成を模式的に示す図である。 実施の形態3に係るスイッチの火工素子活性化前の変形例を示す図である。 実施の形態4に係るスイッチの火工素子活性化前の変形例を示す図である。 実施の形態3に係るスイッチの火工素子活性化前の他の変形例を示す図である。 実施の形態2に係るスイッチを備えた直流電源の動作構成の例を示す電気回路図である。 実施の形態2に係るスイッチを備えた直流電源の別の動作構成の例を示す電気回路図である。 実施の形態2に係るスイッチを備えた直流電源を示す電気回路図である。 実施の形態2に係るスイッチの変形例を模式的に示す図である。 実施の形態3に係るスイッチを備えた直流電源を示す電気回路図である。 直列接続された多数のモジュールを備えた直流電源の例を示す電気回路図であって、モジュールの一つに故障が発生したときの供給の連続性を示している。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るスイッチ1を模式的に示す断面図である。スイッチ1は、第1の電極11及び第2の電極12間においてノーマルオープン型である。電極11,12は、導電性のものである。電極11は、例えば、コネクタ111に電気的に接続されている。電極12は、例えば、コネクタ112に電気的に接続されている。コネクタ111,112は、好適には、スイッチ1を、回路内において、又は、電気システムの端子に、接続することを可能にする。
電極11,12は、ここではチャンバー16に格納されている。電極11,12は、それらが機械的に固定されるのを確実にするため、チャンバー16の内部壁161に固定されている。スイッチ1は、さらに、導電性素子15を備える。素子15は、チャンバー16の内部に格納されている。素子15は、チャンバー16内に存在する電気絶縁媒体162を介して、電極11,12から分離している。媒体162は、例えば、不活性ガスである。このため、素子15は、電極11,12から分離することが保たれる。ここでは、素子15は、壁161の反対のチャンバー16の壁に保持されている。電気絶縁媒体162は、また、電極11,12を、チャンバー16内においてそれらを電気的に絶縁するために、分離している。チャンバー16の内壁面は、電極11、電極12及び導電性素子15間の電気的な絶縁を保証するため、電気的に絶縁されている。図1に示すように、スイッチ1は、電極11,12間においてノーマルオープン型の構成を有する。ここでは、スイッチ1は、そのオープン構成において導電性素子15から絶縁された電極11,12のみを有する。
素子15は、第1の電極11の真上に一部を有し、第2の電極12の真上に一部を有する。スイッチ1は、さらに、火工素子17を有する。火工素子17は、導電性素子15に取り付けられた火薬171と、火薬171の爆発を開始させる起爆装置172と、を有する。火薬171の爆発は、任意の適切な手段、例えば、制御回路9を介して、又は、火薬171の全体的な加熱を介して、起爆装置172に対して電気的な信号を供給することにより、制御可能である。
火薬171は、その爆発により生成されるガスにより、素子15がチャンバー16を通過して電極11,12の方向に推進するように構成されている。爆発すると、火薬171により生成されたガスは、チャンバー16から素子15を引き離すために、素子15を電極11,12の両方に接触するように推進させるために、及び、素子15を加熱するために、素子15に圧力を付与する。図2に示すように、素子15は、一方に電極11が、他方に電極12が、強固かつ丈夫に結合されるのに十分なエネルギーで推進される。爆発により生成されたガスによる素子15の加熱は、さらに、素子15と電極11,12との間の結合を促進する。電極11,12間の導通は、素子15、及び、電極11,12に対する素子15の結合部を介して確実になる。
その結果、スイッチ1は、信頼性のある、かつ、耐久性のある、電極11,12間が閉じられた構成を持つ。電極11,12及び素子15は、好適には金属材料を備える。素子15の金属材料は、電極11,12の金属材料に接触するように溶け込み、火薬171の爆発による結合部を形成する。
ろう付け接合は、2つの要素間に中間材料を追加して当該2つの要素を結集するのに対し、結合は、それらの材料間の接触面にて、それら自身の材料間の溶融によって、素子15を直接的に各電極11,12に固定する。ここでは、結合は、素子15と各電極11,12間の接触面において短い溶融を発生させるような、頑丈かつ耐久性のある方法により行われている。接触面での非常に短時間のこの結合は、結合中に接触している表面がほぼすぐに固体に戻るという形で反映される。固体の状態に戻ることは、跳ね返り効果を避けることができる。
さらに、素子15は、爆発によって、接合されるべき各電極の接触面に垂直な方向に駆動される。それにより、接合の品質は素子15と各電極間において最大化され、また、跳ね上がりしないことにも有利である。好適には、電極11,12の接触面は実質的に平坦である。
素子15に対する爆発からのガスの直接的な圧力は、それらの加熱(それにより、電極12に接触したときの接触面での結合)、電極12に接触する際の変形、及び、超音速での推進に有利である。そのような推進は、また、例えば、素子15を形成するために銅が用いられ、電極12を形成するためにアルミニウムが用いられている場合(又はその逆)等のように、2つの異なる材料間の結合を有利にする。そのようなガスの直接的な圧力は、また、移動させる材料の量を減らすことを可能にするとともに、火薬材料の量をより少なくすることを可能にする。
火薬の速い爆発は、素子15を7500m/s程度のスピードで推進させることができ、火薬の遅い爆発は、素子15を1500及び2000m/sの間の典型的なスピードで推進させることができる。そのようなタイプの結合は、特に、伝熱管の修理のための米国特許第3590877号明細書に詳細に示されている。欧州特許第0381880号明細書は、また、結合される素子の重量の関数として見積もり時に使用するために、特にニトログアニジンをベースにした火薬の量の寸法ルールを提供している。
エアバッグ製品のために販売された火工素子を使用することにより、テストでは爆発のエネルギーの25〜30%が素子15に対する動的なエネルギーとして伝達されていた。素子15と電極12との間の接合部を生成するために必要なエネルギーを決定することにより、火工素子17に含まれる火薬171の量を容易に決定することができる。
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2に係るスイッチ1を模式的に示す断面図である。そのスイッチ1も、第1の電極11及び第2の電極12間においてノーマルオープン型である。実施の形態2のスイッチ1は、実施の形態1のスイッチ1の特徴を再現し、かつ、そのオープン構成において、素子15が電極11に電気的にリンクして電極11に機械的に固定されているということのみ異なる。素子15と電極11との間の電気的な接触、及び、それらのリンクの機械的強度を有利にするため、電極11及び素子15は、好適には一体に形成される。図3では、スイッチ1は、電極11,12間においてノーマルオープン接続の構成であることが示されている。
火薬171は、その爆発により生成されるガスにより、素子15の端部がチャンバー16を通過して電極12の方向に推進するように構成されている。この端部は、初めは電極12の真上にある。爆発すると、火薬171により生成されたガスは、素子15の端部を電極12に接触するように推進させるために、及び、素子15を加熱するために、素子15の端部に圧力を付与する。図4に示すように、素子15は、電極12に結合されるのに十分なエネルギーで推進される。爆発により生成されたガスによる素子15の加熱は、さらに、素子15と電極12との間の結合を促進する。電極11,12間の導通は、素子15、電極11との接続部、及び、電極12との接合部を介して確実になる。素子15は、また、電極11とのリンクの表面積を増加させて、火薬171の爆発時に電極11との接合部を形成することもできる。
<実施の形態3>
図5は、本発明の実施の形態3に係るスイッチ1を模式的に示す断面図である。そのスイッチ1は、ここでは、反転スイッチである。ここで、スイッチ1は、第1の電極11と第2の電極12との間においてノーマルオープンスイッチの機能を有する。また、スイッチ1は、第1の電極11と第3の電極13との間においてノーマルクローズスイッチの機能を有する。
電極11,12は導電性のものである。電極11は、例えば、コネクタ111に電気的に接続されている。電極12は、例えば、コネクタ112に電気的に接続されている。電極13は、例えば、コネクタ113に電気的に接続されている。
電極11〜13は、ここでは、チャンバー16に格納されている。電極11,12は、それらが機械的に固定されるのを確実にするため、チャンバー16の内部壁161に固定されている。電極13は、壁161の反対のチャンバー16の内部壁に固定されている。スイッチ1は、さらに、導電性素子15を備える。素子15は、チャンバー16の内部に格納されている。素子15は、チャンバー16内に存在する電気絶縁媒体162を介して、電極12から分離している。このため、素子15は、電極12から分離することが保たれる。ここでは、素子15は、壁161の反対のチャンバー16の壁に保持されている。電気絶縁媒体162は、また、電極11,12を、チャンバー16内においてそれらを電気的に絶縁するために、分離している。チャンバー16の内壁面は、電極11,12間、電極13,12間、及び、導電性素子15及び電極12間の電気的な絶縁を保証するため、電気的に絶縁されている。図5に示すように、スイッチ1は、電極11,12間においてノーマルオープン型の構成を有する。
素子15は、電極11に電気的にリンクして、電極11に機械的に固定されている。素子15と電極11との間の電気的な接触、及び、それらのリンクの機械的強度を有利にするため、電極11及び素子15は、好適には一体に形成される。素子15は、さらに、電極13に電気的にリンクして、電極13に機械的に固定されている。図5に示すように、スイッチ1は、電極11,13間においてノーマルクローズ型の構成を有する。
素子15は、電極12の真上に端部を有する。スイッチ1は、さらに、火工素子17を有する。火工素子17は、導電性素子15に取り付けられた火薬171と、火薬171の爆発を開始させる起爆装置172と、を有する。火薬171の爆発は、任意の適切な手段、例えば、制御回路9を介して、起爆装置172に対して電気的な信号を供給することにより、制御可能である。
火薬171は、その爆発により生成されるガスが、素子15の端部と電極13との間のリンクを切り離すように構成されている。その結果、電極11及び電極13間の接続はオープンになる。電極12,13間の接続もオープンのままである。火薬171の爆発により生成されるガスは、さらに、素子15の端部をチャンバー16を通過して電極12の方向に推進させる。爆発すると、火薬171により生成されたガスは、素子15の端部を電極12に接触するように推進させるために、及び、素子15を加熱するために、素子15の端部に圧力を付与する。図6に示すように、素子15は、電極12に結合されるのに十分なエネルギーで推進される。爆発により生成されたガスによる素子15の加熱は、さらに、素子15と電極12との間の結合を促進する。電極11,12間の導通は、素子15、電極11との接続部、及び、電極12との接合部を介して確実になる。素子15は、また、電極11とのリンクの表面積を増加させて、火薬171の爆発時に電極11との接合部を形成することもできる。
<実施の形態4>
図7は、本発明の実施の形態4に係るスイッチ1を模式的に示す断面図である。そのスイッチ1は、第1の電極11及び第2の電極12間においてノーマルオープン型であって、第3の電極13及び第4の電極14間においてノーマルクローズ型である。電極11,12,13,14は、導電性のものである。電極11は、例えば、コネクタ111に電気的に接続されている。電極12は、例えば、コネクタ112に電気的に接続されている。電極13は、例えば、コネクタ113に電気的に接続されている。電極14は、例えば、コネクタ114に電気的に接続されている。
電極11〜14は、チャンバー16に格納されている。電極11,12は、それらが機械的に固定されるのを確実にするため、チャンバー16の内部壁161に固定されている。電極13,14は、それらが機械的に固定されるのを確実にするため、壁161の反対のチャンバー16の内部壁に固定されている。
スイッチ1は、さらに、導電性素子15を備える。素子15は、チャンバー16の内部に格納されている。素子15は、チャンバー16内に存在する電気絶縁媒体162を介して、電極11,12から分離している。このため、素子15は、電極11,12から分離することが保たれる。ここでは、素子15は、電極13,14に固定されており、電極13,14に電気的に接続されている。図7に示すように、スイッチ1は、電極13,14間においてノーマルクローズ型の構成を有する。
電気絶縁媒体162は、また、電極11,12を、チャンバー16内においてそれらを電気的に絶縁するために、分離している。絶縁媒体162は、また、電極11,12を、電極13,14から分離している。チャンバー16の内壁面は、電極11及び電極12間のお互いの電気的な絶縁を保証するため、及び、導電性素子15、電極13、及び、電極14の電気的な絶縁を保証するため、電気的に絶縁されている。図7に示すように、スイッチ1は、電極11,12間においてノーマルオープン型の構成を有する。
素子15は、第1の電極11の真上に一部を有し、第2の電極12の真上に一部を有する。スイッチ1は、さらに、火工素子17を有する。火工素子17は、導電性素子15に取り付けられた火薬171と、火薬171の爆発を開始させる起爆装置172と、を有する。火薬171の爆発は、任意の適切な手段、例えば、制御回路9を介して、起爆装置172に対して電気的な信号を供給することにより、制御可能である。
火薬171は、その爆発により生成されるガスが、素子15を電極13,14から引き離すように、かつ、素子15をチャンバー16を通過して電極11,12の方向に推進させるように、構成されている。爆発すると、火薬171により生成されたガスは、素子15を電極13,14から引き離すために、素子15を電極11,12の両方に接触するように推進させるために、及び、素子15を加熱するために、素子15に圧力を付与する。図8に示すように、素子15は、一方に電極11が、他方に電極12が、結合されるのに十分なエネルギーで推進される。爆発により生成されたガスによる素子15の加熱は、さらに、素子15と電極11,12との間の結合を促進する。電極11,12間の導通は、素子15、及び、電極11,12に対する素子15の結合部を介して確実になる。
その結果、スイッチ1は、信頼性のある、かつ、耐久性のある、電極11,12間が閉じられた構成を持つ。また、スイッチ1は、電極13,14間、電極11,13間、電極11,14間、電極12,13間、及び電極12,14間が開いた(それから、媒体162により分離された)構成を持つ。
図9は、実施の形態3に係るスイッチ1の火薬171爆発前の変形例を模式的に示す断面図である。爆発時に素子15及び電極13間の切り離しを促進するため、素子15及び電極13は導電性連結部151によってリンクされており、素子15、電極13及び連結部151は一体形成されており、連結部151の横断面は電極13の横断面より小さく、素子15の横断面よりも小さい。爆発時の素子15及び電極13間の電気的な接続の切り離しを保証するため、リンク151の破断荷重は、電極13及びチャンバー16間が固定される機械的強度よりも小さくなっている。
爆発時に、電極11に対して素子15の旋回軸となることを促進するため、素子15及び電極11は導電性連結部152によってリンクされており、素子15、電極11及び連結部152は一体形成されており、連結部152の横断面は、電極11の横断面より小さく、素子15の横断面よりも小さい。
図10は、実施の形態4に係るスイッチ1の火薬171爆発前の変形例を模式的に示す断面図である。
爆発時に素子15及び電極13間の切り離しを促進するため、素子15及び電極13は導電性連結部151によってリンクされており、素子15、電極13及び連結部151は一体形成されており、連結部151の横断面は電極13の横断面より小さく、素子15の横断面よりも小さい。爆発時の素子15及び電極13間の電気的な接続の切り離しを保証するため、リンク151の破断荷重は、電極13及びチャンバー16間が固定される機械的強度よりも小さくなっている。
爆発時に素子15及び電極14間の切り離しを促進するため、素子15及び電極14は導電性連結部153によってリンクされており、素子15、電極14及び連結部153は一体形成されており、連結部153の横断面は電極14の横断面より小さく、素子15の横断面よりも小さい。爆発時の素子15及び電極14間の電気的な接続の切り離しを保証するため、リンク153の破断荷重は、電極14及びチャンバー16間が固定される機械的強度よりも小さくなっている。
図11は、本発明の実施の形態3に係るスイッチ1の他の変形例を模式的に示す断面図である。電極11は、金属ケーブルの端部によって形成されている。電極13も、金属ケーブルの端部によって形成されている。これら金属ケーブルの端部は、一直線に並んでいる。素子15は、一方に電極11が、他方に電極13が、固定されている。素子15は、電極11及び電極13を電気的にリンクする。素子15の内部に空洞が形成されている。その空洞は、火薬171を含んでいる。空洞の横断面は、好適には、素子15及び電極11間の連結部での空洞の横断面と比較して、素子15及び電極13間の連結部において大きくなる。それにより、爆発時に、素子15及び電極13間において材料の切り離しが起きるのに対し、素子15及び電極11間において材料の連続性が維持される。
電極12は、素子15を取り囲む導電性スリーブを有する。電極12のスリーブは、環状空間によって素子15から分離している。その環状空間は、また、電極11,13間の分離も形成する。電極11,13は、好適には、絶縁ブロック18の内部において固定されている。絶縁ブロック18は、電極12に対して電極11,13を電気的に絶縁する。
火薬171の爆発時、電極11及び電極13間の接続をオープンにするために、素子15及び電極13間において切り離しが行われる。素子15は、電極12のスリーブに接触するまで環状空間内で変形する。それ故、電極11及び電極12間の電気的な接続はクローズする。電極12及び電極13は、ブロック18及び環状空間に存在する絶縁媒体162を介して電気的な絶縁を維持する。
200Aの公称電流では、金属の銅のケーブルは、70mmの横断面をもつことができる。素子15は、電極12のスリーブと同等の接合表面積を保証する寸法で形成されることができる。
図12及び図13は、本発明の実施の形態2に係るスイッチの異なる動作モードでの適用事例を示す電気回路図である。直流電圧電源システム3は、第1及び第2の出力端子31,32を備える。第1の例に係るスイッチ41は、第1の端子31に接続された電極11と、第2の端子32に接続された電極12と、を有する。電源システム3は、さらに、直流電圧電源2、この場合は電気化学の蓄電装置の電池、を備える。電源2は、第1及び第2の極21,22を有する。第1の極21は、スイッチ42を介して、第1の電極11及び第1の端子31に接続されている。電源システム3は、端子31,32間において2つの並列な枝路、即ち、スイッチ42及び電源2が直列に接続された第1の枝路、及び、スイッチ41によって導通が条件付けられる第2の枝路、を備えている。
スイッチ41はノーマルオープン型である。スイッチ42は、図示しない制御回路を介して選択的にオープン又はクローズすることができる。
通常動作において、電源2からの電圧が端子31,32間に付与された場合、図12に示すように、スイッチ41はオープンのままであり、スイッチ42はクローズのままである。
故障の場合において、例えば電源2又はその接続部において過度温度(例えば電気化学の蓄電装置の熱暴走温度に近い温度)が測定された場合、スイッチ41の火工素子の火薬が爆発するように制御される。それにより、スイッチ41はクローズして、端子31,32間には、これらの端子間の導通を維持する短絡回路が形成される。さらに、スイッチ42はオープンになり、それ故、電源2がもはや電流を出力できないように端子31及び極21間のリンクは切り離される。
図14は、本発明の実施の形態2に係るスイッチの通常動作モードでの適用事例を示す電気回路図である。図12の電源システムと比較して、スイッチ42がヒューズ43に置き換えられている。それ故、電源システム3は、端子31,32間において2つの並列な枝路、即ち、ヒューズ43及び電源2が直列に接続された第1の枝路、及び、スイッチ41によって導通が条件付けられる第2の枝路、を備えている。
スイッチ41はノーマルオープン型であるため、通常動作では、電源2の極21,22間の電圧が端子31,32間に付与される。
電源2によって過電流が出力される故障が発生した場合、火薬171の爆発によりスイッチ41がクローズするように制御されるとともに、ヒューズ43が極21及び端子31間の接続をオープンにするように融解する。
図15は、実施形態2に係るスイッチ41の変形例を模式的に示す図である。図14に示すような電源システムへの適用では、予定される電源2からの短絡電流に関連付けられたヒューズ43の加熱が、火薬171の爆発のトリガに使用されることが好ましい。それにより、ヒューズ43の加熱は、自動的にスイッチ41をクローズさせることができる。このような目的で、ヒューズ43がその加熱時に火薬171の起爆装置を形成するように、ヒューズ43及び火薬171間には熱橋が形成される。ヒューズ43及び火薬171間の熱橋は、例えば、火薬171を含む熱伝導性の包装に接触させてヒューズ43を配置することにより生成可能である。短絡電流の大きさや期間に基づいて、ヒューズ43は、端子31から極21を絶縁させるために最終的にオープンになる。
自動的なトリガを得るため、ヒューズ43は、好適には次のような寸法に形作られる。Iccmaxが直流電圧電源2より出力される最大短絡電流を表す場合、ヒューズ43は、火薬171の爆発を開始させるためにその加熱が十分になるまでの期間において電流Iccmaxが通過するときには、閉じたままとなるような寸法に形作られる。
図16は、本発明の実施の形態3に係るスイッチの適用事例を示す電気回路図である。直流電圧電源2の極21は、スイッチ1の第3の電極13に接続されている。システム3の端子31は、スイッチ1の第1の電極11に接続されている。第2の電極12は、極22及び端子32に接続されている。前述のように、電極11及び電極13間の導通は、ノーマルクローズ型であって、電極11及び電極12間の接続は、ノーマルオープン型である。それ故、通常動作では、極21,22間の電位差が端子31,32間に付与される。故障時には、火薬171が、電極11及び電極13間の接続をオープンにするとともに、電極11及び電極12間の接続をクローズにする。それにより、極21は端子31から切り離され、端子31,32間において短絡回路が形成される。この変形は、通常動作における電極11,13間の半導体スイッチの導電損失を回避することができる。
図17には、電源システム31が示されている。このシステム31は、図16に詳細に示される直列に接続された多数のシステム3を備えている。これらシステム3は、それぞれ直流電圧電源201,202,203を備える。電源201での故障のため、スイッチ1の電極11及び電極13間の接続はオープンになり、スイッチ1の電極11及び電極12間の接続はクローズになる。それ故、端子31,32は短絡する。電源202,203には故障がないので、それらのシステム3は通常動作モードを維持する。その結果、電源202,203は電流を出力し続けることができる。システム31は供給の連続性を可能にする。これは、車両のモータ駆動に電力を供給する場合に特に有効である。
図12及び図14に詳細に示されるシステム3を直列に接続することにより、同様の供給の連続性が得られる。

Claims (16)

  1. 第1及び第2の出力端子(31,32)と、
    第1の電極(11)が前記第1の出力端子(31)に接続され、かつ、第2の電極(12)が前記第2の出力端子(32)に接続されたスイッチ(1)と、
    第1及び第2の極(21,22)間に電位差を付与し、前記第1の極が前記第1の出力端子に接続され、前記第2の極が前記第2の出力端子に接続された、直流電圧電源(2)と、
    前記直流電圧電源(2)の前記第1の極(21)を、前記第1の電極(11)及び前記第1の出力端子(31)に接続する、ヒューズ(43)と、
    前記ヒューズの加熱が火薬の爆発を開始させる起爆装置(172)を形成するように、前記ヒューズ(43)及び前記火薬(171)間に設けられた熱橋と、
    を備え、
    前記スイッチは、
    導電性の前記第1及び前記第2の電極(11,12)と、
    導電性素子(15)と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とを分離させるとともに、前記導電性素子を前記第2の電極から分離させる、電気絶縁媒体(162)と、
    前記火薬(171)を含んだ火工素子(17)と、を備え、
    前記火薬の爆発は、前記第1及び前記第2の電極間に導電性リンクを形成しつつ、前記導電性素子と前記第2の電極とがその接触部分における材料間の溶融によって結合されるように、前記導電性素子(15)を、加熱し、かつ、前記第2の電極(12)の接触面に接触させるように駆動する、
    直流電圧電源システム(3)。
  2. 前記スイッチにおいて、
    前記第2の電極(12)及び前記導電性素子(15)は、
    それぞれ、前記火薬の爆発により接触かつ結合される金属材料を備える、
    請求項1に記載の直流電圧電源システム(3)
  3. 前記スイッチは、
    前記火薬(171)の爆発により生成される加圧ガスが放出され、かつ、前記導電性素子(15)が前記火薬の爆発により生成された前記加圧ガスに接触するように配置された、チャンバー(16)を備えた、
    請求項1又は2に記載の直流電圧電源システム(3)
  4. 前記スイッチにおいて、
    前記第2の電極(12)は、前記チャンバーの内部壁(161)に固定されている、
    請求項3に記載の直流電圧電源システム(3)
  5. 前記スイッチにおいて、
    前記電気絶縁媒体(162)は、前記導電性素子(15)を前記第1の電極(11)から分離させ、
    前記火薬(171)の爆発は、前記導電性素子を前記第1の電極に接触させるように駆動するとともに、前記第1及び前記第2の電極(11,12)間に前記導電性リンクを形成するように、前記導電性素子を前記第1の電極に結合させる、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の直流電圧電源システム(3)
  6. 前記スイッチにおいて、
    前記導電性素子(15)及び前記第1の電極(11)は一体に形成されている、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の直流電圧電源システム(3)
  7. 前記スイッチは、
    前記導電性素子(15)に電気的に接続された第3の電極(13)をさらに備え、
    前記第3の電極(13)は、前記電気絶縁媒体(162)により前記第2の電極から分離され、
    前記火薬の爆発は、前記電気絶縁媒体により前記導電性素子を前記第3の電極から分離させるように、当該導電性素子を駆動する、
    請求項6に記載の直流電圧電源システム(3)
  8. 前記スイッチにおいて、
    前記第3の電極(13)、前記導電性素子(15)、及び、前記第3の電極及び前記導電性素子間の導電性連結部(151)は、一体に形成され、
    前記導電性連結部は、前記導電性素子の横断面よりも小さく、かつ、前記第3の電極の横断面よりも小さい、横断面を有する、
    請求項7に記載の直流電圧電源システム(3)
  9. 第1及び第2の出力端子(31,32)と、
    第1の電極(11)が前記第1の出力端子(31)に接続され、かつ、第2の電極(12)が前記第2の出力端子(32)に接続されたスイッチ(1)と、
    第1及び第2の極(21,22)間に電位差を付与し、前記第1の極が前記第1の出力端子に接続され、前記第2の極が前記第2の出力端子に接続された、直流電圧電源(2)と、
    前記直流電圧電源(2)の前記第1の極(21)を、前記第1の電極(11)及び前記第1の出力端子(31)に接続する、ヒューズ(43)と、
    前記ヒューズの加熱が火薬の爆発を開始させる起爆装置(172)を形成するように、前記ヒューズ(43)及び前記火薬(171)間に設けられた熱橋と、
    を備え、
    前記スイッチは、
    導電性の前記第1及び前記第2の電極(11,12)と、
    導電性素子(15)と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とを分離させるとともに、前記導電性素子を前記第2の電極から分離させる、電気絶縁媒体(162)と、
    前記火薬(171)を含んだ火工素子(17)と、
    前記導電性素子(15)に電気的に接続され、前記電気絶縁媒体(162)によって前記第2の電極から分離された第3の電極(13)と、を備え、
    前記第1の電極は、第1の金属ケーブルの端部によって形成され、
    前記第3の電極は、第2の金属ケーブルの端部によって形成され、
    前記導電性素子は、前記第1及び前記第3の電極を接続し、かつ、前記火薬が格納される空洞を備え、
    前記第2の電極は、前記導電性素子を取り囲み、かつ、環状空間を介して前記導電性素子から分離した導電性スリーブを有し、
    前記火薬の爆発は、前記第1及び前記第2の電極間に導電性リンクを形成しつつ、前記導電性素子と前記第2の電極とがその接触部分における材料間の溶融によって結合されるように、前記導電性素子(15)を、加熱し、かつ、前記第2の電極(12)の接触面に接触させるように駆動し、
    前記火薬の爆発は、さらに、前記電気絶縁媒体により前記導電性素子を前記第3の電極から分離させるように、当該導電性素子を駆動する、
    直流電圧電源システム(3)。
  10. 前記スイッチにおいて、
    前記火薬は、当該火薬の爆発により、前記導電性素子が前記第2の電極(12)の接触面に垂直な方向に駆動されるように設けられる、
    請求項1〜9の何れか一項に記載の直流電圧電源システム(3)
  11. 前記スイッチにおいて、
    前記導電性素子(15)の駆動は、前記導電性素子(15)と前記第2の電極(12)の接触面との間の接触における前記第2の電極(12)の接触面に垂直な方向である、
    請求項1〜10の何れか一項に記載の直流電圧電源システム(3)
  12. 前記直流電圧電源(2)は、最大短絡電流Iccmaxを有し、
    前記ヒューズは、前記火薬(171)の爆発を開始させるためにその加熱が十分になるまでの期間において、Iccmaxが通過するときには閉じたままとなるように見積もられる、
    請求項1〜11の何れか一項に記載の直流電圧電源システム(3)。
  13. 記第1の電極(11)及び前記第1の出力端子(31)が、前記導電性素子(15)及び前記第3の電極(13)を介して、前記第1の極(21)に接続されている、
    請求項7〜9の何れか一項に記載の直流電圧電源システム(3)。
  14. 制御回路(9)をさらに備え、
    前記火工素子(17)は、
    前記制御回路によって供給される信号に基づいて前記火薬の爆発を開始させる起爆装置(172)をさらに有する、
    請求項1〜13の何れか一項に記載の直流電圧電源システム。
  15. 導電性の第1及び第2の電極(11,12)と、
    導電性素子(15)と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とを分離させるとともに、前記導電性素子を前記第2の電極から分離させる、電気絶縁媒体(162)と、
    火薬(171)を含んだ火工素子(17)と、
    前記導電性素子(15)に電気的に接続された第3の電極(13)と、
    を備え、
    前記導電性素子(15)及び前記第1の電極(11)は一体に形成され、
    前記第3の電極(13)は、前記電気絶縁媒体(162)により前記第2の電極から分離され、
    前記第3の電極(13)、前記導電性素子(15)、及び、前記第3の電極及び前記導電性素子間の導電性連結部(151)は、一体に形成され、
    前記導電性連結部は、前記導電性素子の横断面よりも小さく、かつ、前記第3の電極の横断面よりも小さい、横断面を有し、
    前記火薬の爆発は、前記第1及び前記第2の電極間に導電性リンクを形成しつつ、前記導電性素子と前記第2の電極とがその接触部分における材料間の溶融によって結合されるように、前記導電性素子(15)を、加熱し、かつ、前記第2の電極(12)の接触面に接触させるように駆動し、
    前記火薬の爆発は、前記電気絶縁媒体により前記導電性素子を前記第3の電極から分離させるように、当該導電性素子を駆動する、スイッチ。
  16. 導電性の第1及び第2の電極(11,12)と、
    導電性素子(15)と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とを分離させるとともに、前記導電性素子を前記第2の電極から分離させる、電気絶縁媒体(162)と、
    火薬(171)を含んだ火工素子(17)と、
    前記導電性素子(15)に電気的に接続され、前記電気絶縁媒体(162)によって前記第2の電極から分離された第3の電極(13)と、を備え、
    前記第1の電極は、第1の金属ケーブルの端部によって形成され、
    前記第3の電極は、第2の金属ケーブルの端部によって形成され、
    前記導電性素子は、前記第1及び前記第3の電極を接続し、かつ、前記火薬が格納される空洞を備え、
    前記第2の電極は、前記導電性素子を取り囲み、かつ、環状空間を介して前記導電性素子から分離した導電性スリーブを有し、
    前記火薬の爆発は、前記第1及び前記第2の電極間に導電性リンクを形成しつつ、前記導電性素子と前記第2の電極とがその接触部分における材料間の溶融によって結合されるように、前記導電性素子(15)を、加熱し、かつ、前記第2の電極(12)の接触面に接触させるように駆動し、
    前記火薬の爆発は、さらに、前記電気絶縁媒体により前記導電性素子を前記第3の電極から分離させるように、当該導電性素子を駆動する、スイッチ。
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