JP6472560B2 - 振動発生器 - Google Patents
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Description
好ましくは、ボトムプレートからトッププレートに向かう方向において、弾性部材の寸法は揺動部の寸法を有している。
好ましくは、弾性部材は、スリットにより分かれた2本の梁を有する。
好ましくは、2本の梁の長手方向は、揺動部の揺動方向に対して垂直な方向である。
好ましくは、振動発生器は、弾性部材を含む複数の弾性部材を備え、複数の弾性部材は、揺動部の揺動方向に並んでいる。
好ましくは、弾性部材は、揺動部の揺動方向に延在するフレーム接合部を有し、フレーム接合部は、フレームに接合されている。
また、この発明のある局面に従うと、振動発生器は、筒形状を有するフレームと、ボトムプレートと、トッププレートと、揺動部と、トッププレートに対向する上面とボトムプレートに対向する下面とを有するアーム部と、を備え、フレームと揺動部とは、アーム部を介して接続されており、アーム部は、上面から下面まで貫通するスリットを有する。
ボトムプレートからトッププレートに向かう方向において、アーム部の寸法は揺動部の寸法を有している。
好ましくは、アーム部は、スリットにより分かれた2本の梁を有する。
好ましくは、2本の梁の長手方向は、揺動部の揺動方向に対して垂直な方向である。
好ましくは、振動発生器は、アーム部を含む複数のアーム部を備え、複数のアーム部は、揺動部の揺動方向に並んでいる。
好ましくは、アーム部は、揺動部の揺動方向に延在するフレーム接合部を有し、フレーム接合部は、フレームに接合されている。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける振動発生器を示す平面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、振動発生器の構造を示す斜視図である。
図3に示されるように、振動発生器1は、大まかに、基板10と、トッププレート20と、ボトムプレート30と、コイル40と、振動子50とを有している。図1に示されるように、振動子50は、本実施の形態において、フレーム55と、揺動部60と、4つのアーム部(弾性部材の一例)80(80a,80b,80c,80d)とを有している。
図2に示されるように、揺動部60は、マグネット61と、バックヨーク63と、ウエイト65とを有している。マグネット61は、永久磁石であり、揺動部60の略中央に配置されている。バックヨーク63は、例えば鉄などの軟磁性体であり、マグネット61の上部に配置されている。ウエイト65は、マグネット61及びバックヨーク63の周囲に、マグネット61及びバックヨーク63を保持するようにして配置されている。ウエイト65は、例えば、比重が比較的大きい金属などで構成されている。
本実施の形態において、振動子50は、フレーム55、揺動部60(マグネット61、バックヨーク63、及びウエイト65)、及び4つのアーム部80が、インサート成形により一体成形されて構成されている。振動子50の製造は、次のようにして行われる。
振動発生器1において、揺動部60は、アーム部80の梁部85を変形させながら、フレーム55に対して変位可能である。コイル40は、揺動部60をフレーム55に対して往復運動させるための磁場を発生する。コイル40が励磁されると、それに伴って、揺動部60がフレーム55に対して変位する。振動発生器1は、揺動部60の往復運動が繰り返されることで、振動を発生させる。
ここで、本実施の形態において、各アーム部80の梁部85の形状は、次のように、振動子50が効率良く動作するように決定されている。
以上説明したように、本実施の形態においては、振動子50が、フレーム55と、揺動部60と、アーム部80とが一体成形されて構成されている。したがって、振動子50を、容易に、かつ、高い組立精度で組み立てることができる。揺動部60をフレーム55に取り付ける手間も掛からず、部品点数も少なく抑えられるので、振動発生器1の製造コストを低減できる。また、揺動部60及びフレーム55は一体に形成されているので、揺動部60とフレーム55との取り付け部は、もろくなることはない。したがって、振動発生器1の衝撃に対する信頼性を高めることができる。揺動部60のフレーム55への取り付けに、ねじなどの別の部材を要することがないので、振動発生器1の小型化、薄型化、軽量化を進めることができる。
上記の特許文献1に記載されているような振動発生器は、板ばねにより磁石を付勢して磁石を移動させるものであるため、板ばねが変形するスペースを比較的広く確保することが必要である。そのため、振動発生器に対する振動子の大きさを大きくするのには限界があり、振動量を大きくするのは困難である。換言すると、振動量を大きくするには、振動発生器自体を大型化する必要がある。
また、特許文献1に記載されているような振動発生器は、互いに別部材である磁石、板ばね、及び枠部を組み合わせて構成されるものである。そのため、振動発生器を組み立てるのに必要な工数は多く、振動発生器の製造工程が比較的複雑になる。また、組立精度を確保するのが比較的困難になるため、振動発生器の性能のばらつき(個体差)が大きくなる。
振動子は、アーム部の梁部にスリットを有していてもよい。
ウエイトの溝部及びアーム部の突出部は、設けられていなくてもよい。ウエイト側にゲート位置を設けなくても、接合強度は十分確保される。
図9は、他の実施の形態における振動発生器(リニア振動モータ)の構造を示す分解斜視図であり、図10は、その振動発生器の断面構造を示す図である。
10 フレキシブルプリント基板
20 トッププレート
30 ボトムプレート
40 コイル
50 振動子
55 フレーム
60 揺動部
61 マグネット
63 バックヨーク
65 ウエイト
67,267 溝部(ゲート)
80,180 アーム部(弾性部材の一例)
85,185 梁部
102 外側ケース
109a,109b フレーム
186 スリット
Claims (12)
- 筒形状を有するフレームと、
ボトムプレートと、
トッププレートと、
揺動部と、
前記トッププレートに対向する上面と前記ボトムプレートに対向する下面とを有する弾性部材と、を備え、
前記フレームと前記揺動部とは、前記弾性部材を介して接続されており、
前記弾性部材は、前記上面から前記下面まで貫通するスリットを有する、振動発生器。 - 前記ボトムプレートから前記トッププレートに向かう方向において、前記弾性部材の寸法は前記揺動部の寸法を有している、請求項1に記載の振動発生器。
- 前記弾性部材は、前記スリットにより分かれた2本の梁を有する、請求項1又は2に記載の振動発生器。
- 前記2本の梁の長手方向は、前記揺動部の揺動方向に対して垂直な方向である、請求項3に記載の振動発生器。
- 前記弾性部材を含む複数の弾性部材を備え、
前記複数の弾性部材は、前記揺動部の揺動方向に並んでいる、請求項1から4のいずれかに記載の振動発生器。 - 前記弾性部材は、前記揺動部の揺動方向に延在するフレーム接合部を有し、
前記フレーム接合部は、前記フレームに接合されている、請求項1から5のいずれかに記載の振動発生器。 - 筒形状を有するフレームと、
ボトムプレートと、
トッププレートと、
揺動部と、
前記トッププレートに対向する上面と前記ボトムプレートに対向する下面とを有するアーム部と、を備え、
前記フレームと前記揺動部とは、前記アーム部を介して接続されており、
前記アーム部は、前記上面から前記下面まで貫通するスリットを有する、振動発生器。 - 前記ボトムプレートから前記トッププレートに向かう方向において、前記アーム部の寸法は前記揺動部の寸法を有している、請求項7に記載の振動発生器。
- 前記アーム部は、前記スリットにより分かれた2本の梁を有する、請求項7又は8に記載の振動発生器。
- 前記2本の梁の長手方向は、前記揺動部の揺動方向に対して垂直な方向である、請求項9に記載の振動発生器。
- 前記アーム部を含む複数のアーム部を備え、
前記複数のアーム部は、前記揺動部の揺動方向に並んでいる、請求項7から10のいずれかに記載の振動発生器。 - 前記アーム部は、前記揺動部の揺動方向に延在するフレーム接合部を有し、
前記フレーム接合部は、前記フレームに接合されている、請求項7から11のいずれかに記載の振動発生器。
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