JP6472000B2 - 無線通信システムおよび守衛端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムおよび守衛端末に関する。
アンライセンスバンドを利用した無線ネットワークとして、IEEE802.11の無線LAN(Local Area Network)が普及している。無線LANシステムでは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance)方式により他の無線LANシステムなどとアンライセンスバンドを共用するため、効率的な媒体予約手法などが検討されている(例えば、非特許文献1)。
家庭などにおいて、無線LANを構築し、プライベートなネットワークとして利用されたり、店舗、ショッピングモール、スタジアムなどの商業施設において、無線LANを構築し、顧客に開放したり、その商業施設の業務に利用されたりもしている。
また、移動体無線通信網を介してインターネットなどへのアクセスが可能な、携帯型の無線LANのアクセスポイント(基地局)や、無線LANのアクセスポイントとして機能するテザリング機能を有するスマートフォンなどの携帯電話端末も普及している。
棟田淳哉, 宮本伸一, 三瓶政一, 姜聞杰, "集中制御型無線LANシステムにおける高効率媒体予約手法の提案, " 信学技報, RSC2014-263, Dec. 2014.
しかしながら、無線LANなどの無線通信システムにおいては、同一伝送空間に存在する他の無線通信システムと周波数資源を供用する場合、他の無線通信システムの存在の有無やトラヒック量によって、自無線通信システムの伝送特性は左右されてしまい、安定した通信品質が保証されないことがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、同一伝送空間に存在する他の無線通信システムの影響を抑え、安定した通信品質を得ることができる無線通信システムおよび守衛端末を提供することである。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、少なくとも一つのアクセスポイントと少なくとも一つの守衛端末を有する無線通信システムにおいて、前記守衛端末のうち、少なくとも一つの守衛端末は、前記アクセスポイントからの信号に基づいて媒体予約信号のみを送信し、前記媒体予約信号に設定されている期間データ通信を行わないことを特徴とする無線通信システムである。
(2)また、本発明の他の態様は、(1)に記載の無線通信システムであって、前記アクセスポイントからの信号は、通信媒体を予約するための信号であることを特徴とする。
(3)また、本発明の他の態様は、(1)または(2)に記載の無線通信システムであって、前記無線通信システムには少なくとも一つの端末装置が含まれ、前記アクセスポイントからの信号は、前記アクセスポイントと前記端末装置が通信に使用する周波数とは異なる周波数帯域で送信されることを特徴とする。
(4)また、本発明の他の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の無線通信システムであって、前記無線通信システムは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、前記守衛端末は複数の周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする。
(5)また、本発明の他の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の無線通信システムであって、前記無線通信システムは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、前記守衛端末は複数の周波数チャネルのうち、媒体予約信号が送信可能な周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする。
(6)また、本発明の他の態様は、少なくとも一つのアクセスポイントと少なくとも一つの守衛端末を有する無線通信システムで使用される守衛端末であって、前記アクセスポイントからの信号に基づいて媒体予約信号のみを送信し、前記媒体予約信号に設定されている期間データ通信を行わないことを特徴とする守衛端末である。
(7)また、本発明の他の態様は、(6)に記載の守衛端末であって、前記アクセスポイントからの信号は、通信媒体を予約するための信号であることを特徴とする。
(8)また、本発明の他の態様は、(6)または(7)に記載の守衛端末であって、前記無線通信システムには少なくとも一つの端末装置が含まれ、前記アクセスポイントからの信号は、前記アクセスポイントと前記端末装置が通信に使用する周波数とは異なる周波数帯域で送信されることを特徴とする。
(9)また、本発明の他の態様は、(6)または(7)に記載の守衛端末であって、前記無線通信システムでは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、複数の周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする。
(10)また、本発明の他の態様は、(6)または(7)に記載の守衛端末であって、前記無線通信システムは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、複数の周波数チャネルのうち、媒体予約信号が送信可能な周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする。
この発明によれば、同一伝送空間に存在する他の無線通信システムの影響を抑え、安定した通信品質を得ることができる。
この発明の第1の実施形態による無線通信システム100の構成を示す模式図である。 同実施形態におけるチャネルの利用状況の例を示す周波数分布図である。 同実施形態におけるチャネルの利用状況の他の例を示す周波数分布図である。 同実施形態におけるCTSの送信タイミングの例を示すタイムチャートである。 同実施形態におけるアクセスポイント10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における守衛端末20aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における端末装置40aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるアクセスポイント10のCTSの送信に係る処理を説明するフローチャートである。 同実施形態における守衛端末20aのCTSの送信に係る処理を説明するフローチャートである。 この発明の第2の実施形態による無線通信システム100−1の構成を示す模式図である。 同実施形態における守衛端末20aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるモニタリング端末30aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における守衛端末20aの送信電力の制御に係る処理を説明するフローチャートである。 この発明の第3の実施形態によるアクセスポイント10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における守衛端末20aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における守衛端末20aのCTSの送信に係る処理を説明するフローチャートである。 同実施形態におけるCTSの送信タイミングの例を示すタイムチャートである。 同実施形態におけるCTSの送信タイミングの別の例を示すタイムチャートである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による無線通信システム100の構成を示す模式図である。無線通信システム100は、ある所有者が所有する空間Rに構築された無線LANであり、所有者の専用チャネルを有する。無線通信システム100は、アクセスポイント10、守衛端末20a、20b、20c、20d、20e、端末装置40a、40b、40cを含む。なお、無線通信システム100は、アクセスポイントを少なくとも一つ含んでいればよく、複数含んでいてもよい。同様に、無線通信システム100は、守衛端末を少なくとも一つ含んでいればよい。また、無線通信システム100は、端末装置を含んでいなくてもよい。通信範囲C1、N1、N2、N3、N4、N5は、それぞれ、アクセスポイント10、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eの通信範囲である。
図1では、空間Rに対する外来者が、アクセスポイント50(AP:Access Point)と端末装置(STA:Station)60とを持ち込んでいる。アクセスポイント10、守衛端末(G−STA:Guard Station)20a、20b、20c、20d、20eは、専用チャネルを用いて外来者のアクセスポイント50と端末装置60とが通信を行わないように、専用チャネルにおいて、周囲に対して送信を禁止する時間(Duration)、すなわち通信媒体を予約する時間が設定されたCTS(Clear To Send)を送信する。ここでCTSは通信媒体(無線リソース)を確保(予約)するために送信する信号(媒体予約信号)のひとつである。例えば、これらのCTSは、RA(Receiver Address)フィールドに自装置のMACアドレスが設定されたCTS to selfであってもよい。その場合、アクセスポイント10は、アクセスポイント10のMACアドレスを、RAフィールドに設定したCTSを送信し、守衛端末20aは、守衛端末20aのMACアドレスを、RAフィールドに設定したCTSを送信する。また、例えば、これらのCTSは、RAフィールドに予め決められたMACアドレスが設定されたCTSであってもよい。予め決められたMACアドレスは、アクセスポイント10、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eで共通であってもよいし、共通でなくてもよい。
守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、それらの通信範囲N1、N2、N3、N4、N5が、アクセスポイント50、端末装置60が通信を行ったときに、アクセスポイント10の通信範囲にある端末装置に対して、干渉を起こしてしまう位置をカバーするように配置されている。あるいは、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、それらの通信範囲N1、N2、N3、N4、N5が、空間Rをできるだけカバーするように配置されている。
なお、本実施形態では各守衛端末も全方向に電波を送信するオムニアンテナを想定しているが、指向性アンテナを使用したり、プレコーダーによるビームフォーミングを使ったりすることで、所定の方向(特にAPの位置と反対の方向)に、電波を送信することで、効率よく、空間を占有することが可能になる。
アクセスポイント50と端末装置60とは、これらのCTSを検出すると、送信の禁止が設定された時間をNAV(Network Allocation Vector)として設定して、NAVにおける送信を延期したり、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能により、専用チャネル以外のチャネルを選択して通信を行ったりする。
一方、端末装置40a、40b、40cは、専用チャネルにおいてCTSを検出しても、送信の禁止が設定された時間において、アクセスポイント10との通信を行う。なお、端末装置40a、40b、40cは、予め決められたMACアドレス(自装置以外を含む)が、RAフィールドに設定されているCTSのときに、送信の禁止が設定された時間においても、アクセスポイント10との通信を行うようにしてもよいし、RAフィールドに設定されているMACアドレスに関係なく、送信の禁止が設定された時間において、アクセスポイント10との通信を行うようにしてもよい。また、CCA(Clear Channel Assessment)レベルを変化させることで、通信を行うようにするようにしてもよい。CCAレベルとは、どれだけの送信電力の信号を受けたかによって、通信の開始を決定するための電力を変化させるものであり、例えば−82dBmに設定された端末に対して、−30dBmに設定された端末は、送信機会を多く得ることが可能になる。
このようにアクセスポイント10、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eが専用チャネルにおいてCTSを送信することで、これらの通信範囲C1、N1、N2、N3、N4、N5において専用チャネルにて通信を行う装置を、アクセスポイント10と端末装置40a、40b、40cのみにすることができる。
図2は、本実施形態におけるチャネルの利用状況の例を示す周波数分布図である。図2において、横軸は周波数である。空間Rにおいて利用されているチャネルCH1、CH2、CH3、CH4のうち、チャネルCH4のみが専用チャネルECである。残りのチャネルCH1、CH2、CH3は共用チャネルSCである。すなわち、アクセスポイント10、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、チャネルCH4においてCTSを送信し、アクセスポイント10と端末装置40a、40b、40cは、チャネルCH4において通信を行う。一方、アクセスポイント50と端末装置60とは、共用チャネルSCであるチャネルCH1、CH2、CH3のうちの少なくとも一つのチャネルを用いて通信を行う。
なお、各チャネルは周波数チャネル、サブチャネル、コンポーネントキャリア等と呼ばれる場合があり、それぞれの帯域のみで独立して通信システムが構築することができる。また、各チャネルの帯域幅をシステムバンドと呼ぶこともある。
図3は、本実施形態におけるチャネルの利用状況の他の例を示す周波数分布図である。図3では、チャネルCH1、CH2、CH3、CH4の全てが専用チャネルECである。図示は省略するが、他の例としては、チャネルCH1、CH4など、複数のチャネルが専用チャネルECであり、残りのチャネルCH2、CH3が共用チャネルSCであってもよい。なお、専用チャネルECが、複数のチャネルからなるときは、アクセスポイント10、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、それら複数のチャネルにおいて、CTSの送信を行う。
図4は、本実施形態におけるCTSの送信タイミングの例を示すタイムチャートである。図4のタイムチャートにおいて、横軸は時間である。まず、アクセスポイント10が、送信を禁止する時間として時間Tが設定されたCTSのフレームCTS1を送信する。守衛端末20aは、このフレームCTS1を検出すると、SIFS(Short InterFrame Space)と呼ばれる予め決められた時間SIFS1経過後に、送信を禁止する時間として時間Tが設定されたCTSのフレームCTS1aを送信する。守衛端末20bは、このフレームCTS1aを検出すると、SIFS(Short InterFrame Space)と呼ばれる予め決められた時間SIFS1a経過後に、送信を禁止する時間として時間Tが設定されたCTSのフレームCTS1bを送信する。同様のことを、守衛端末20c、20d、20eも繰り返す。
アクセスポイント10は、CTSのフレームCTS1を送信してから、時間Tが経過すると、同じく送信を禁止する時間として時間Tが設定されたCTSのフレームCTS2を送信する。すると、フレームCTS1が送信されたときと同様の動作を、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、繰り返す。以下、同様にして、アクセスポイント10と、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、CTSのフレームの送信を繰り返す。アクセスポイント10は、CTSのフレームの送信と送信の間、端末装置40a、40b、40cと、専用チャネルECを用いた通信を行う。
なお、アクセスポイント10が、CTSのフレームの送信を繰り返す間隔と、CTSに設定される、送信を禁止する時間Tとが同じであるとして説明したが、異なっていてもよい。例えば、CTSのフレームの送信を繰り返す間隔を、CTSに設定される送信を禁止する時間Tよりも長くすることで、専用チャネルECにおいても、専用でない共用の時間帯を設けるようにしてもよい。例えば、アクセスポイント10は、他のネットワークの信号を検出する頻度が多いほど、CTSのフレームの送信を繰り返す間隔から送信を禁止する時間を引いた値が大きくなるように、CTSのフレームの送信を繰り返す間隔または送信を禁止する時間を設定するようにしてもよい。
また、図4において、アクセスポイント10、もしくは各守衛端末のCTSのフレームを検出したときに、CTSのフレームを送信する守衛端末は、一つとしているが複数であってもよい。例えば、アクセスポイント10のCTSのフレームを検出したときに、CTSのフレームを送信する守衛端末は、守衛端末20a、守衛端末20dの2つであってもよい。このようにすることで、複数の守衛端末が同じ時間にCTSのフレームを送信するようになるが、これらの守衛端末の通信範囲は重なっていない方が望ましい。
図5は、アクセスポイント10の構成を示す概略ブロック図である。アクセスポイント10は、アンテナ部11、無線通信部12、制御部13、通信部14を含む。アンテナ部11は、専用チャネルECにおいて、無線LANのフレームの信号の送受信を行う。なお、アンテナ部11は、共用チャネルSCにおいても、無線LANのフレームの信号の送受信を行ってもよい。無線通信部12は、アンテナ部11を介して送受信される無線LANのフレームの信号の変復調を行う。また、無線通信部12は、無線LANのプロトコルに応じた処理を行う。制御部13は、無線通信部12を介して送受信する無線LANのフレームと、通信部14を介して送受信するイーサネット(登録商標)のフレームとの変換を行う。制御部13は、無線通信部12、アンテナ部11を介して、CTSのフレームを定期的に送信する。通信部14は、他の機器とイーサネット(登録商標)により接続され、イーサネット(登録商標)のフレームの信号の変復調を行う。
図6は、守衛端末20aの構成を示す概略ブロック図である。守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、同様の構成であるので、守衛端末20b、20c、20d、20eの説明は省略する。守衛端末20aは、アンテナ部21、無線通信部22、制御部23を含む。アンテナ部21は、専用チャネルECにおいて、CTSのフレームの信号の送受信を行う。無線通信部22は、アンテナ部21を介して送受信されるCTSのフレームの信号の変復調を行う。制御部23は、無線通信部22を介して、所定のCTSのフレームを受信すると、無線通信部22を介してCTSのフレームを送信する。
図7は、端末装置40aの構成を示す概略ブロック図である。端末装置40a、40b、40cは、同様の構成であるので、端末装置40b、40cの説明は省略する。端末装置40aは、アンテナ部41、無線通信部42、制御部43を含む。アンテナ部41は、専用チャネルECにおいて、無線LANのフレームの信号の送受信を行う。無線通信部42は、アンテナ部41を介して送受信される無線LANのフレームの信号の変復調を行う。また、無線通信部42は、無線LANのプロトコルに応じた処理を行う。制御部43は、アプリケーションの実行処理、/IPなどの上位層の処理などを行い、無線通信部42を介して無線LANのフレームを送受信する。
図8は、アクセスポイント10のCTSの送信に係る処理を説明するフローチャートである。制御部13は、まず、CTSのフレームの送信を、無線通信部12に指示する。無線通信部12は、CTSのフレームを変調して信号を生成し、アンテナ部11を介して送信する(Sa1)。次に、制御部13は、時間Tだけ待機する(Sa2)。次に、制御部13は、電源オフ時など、処理を終了するときは(Sa3−Y)、処理を終了する。一方、処理を終了するときなく、処理を継続するときは(Sa3−N)、制御部13は、ステップSa1の処理に戻る。
図9は、守衛端末20aのCTSの送信に係る処理を説明するフローチャートである。以下において、特に言及しない限り、守衛端末20b、20c、20d、20eの処理も同様である。制御部23は、まず、無線通信部22がアンテナ部21を介して受信し、復調した受信フレームを取得する(Sb1)。次に、制御部23は、受信フレームが、所定のCTSのフレームであるか否かを判定する(Sb2)。ここで、所定のCTSのフレームとは、例えば、RAフィールドに予め決められたMACアドレスが設定されているCTSのフレームのことである。守衛端末20aの場合は、予め決められたMACアドレスは、例えば、アクセスポイント10のMACアドレスであり、守衛端末20bの場合は、予め決められたMACアドレスは、例えば、守衛端末20aのMACアドレスである。
ステップSb2において、所定のCTSのフレームでないと判定したときは(Sb2−N)、制御部23は、ステップSb1の処理に戻る。一方、ステップSb2において、所定のCTSのフレームであると判定したときは(Sb2−Y)、制御部23は、SIFSだけ待機する(Sb3)。次に、制御部23は、無線通信部22にアンテナ部21を介したCTSのフレームの送信を指示する。制御部23は、このCTSのフレームのRAフィールドには、予め決められたMACアドレス、例えば、自装置のMACアドレスを設定するように指示する。無線通信部22は、制御部23の指示に従いCTSのフレームを変調して信号を生成し、アンテナ部21を介して送信する(Sb4)。次に、制御部23は、電源オフ時など、処理を終了するときは(Sb5−Y)、処理を終了する。一方、処理を終了するときなく、処理を継続するときは(Sb5−N)、制御部23は、ステップSb1の処理に戻る。
なお、上述の実施形態において、各装置は、専用チャネルECを予約する信号として、CTSのフレームの信号に変えて、媒体予約信号の一つであるRTS(Request to Send)のフレームの信号を送信するようにしてもよい。その場合、各守衛端末20a〜20eは、例えば図8のステップSb2において、CTSのフレームのRAフィールドに替えて、RTSのフレームのTA(Transmitter Address)フィールドを参照するようにしてもよい。
また、各守衛端末20a〜20eがCTSのフレームを送信するタイミングは、アクセスポイント10が各守衛端末20a〜20eに指示しても良い。例えば、各守衛端末20a〜20eは送信するCTSのフレームのRAフィールドに設定するMACアドレスがアクセスポイント10より予め通知され、各守衛端末20a〜20eは他の守衛端末が送信するCTSのフレームのRAフィールドに自装置のMACアドレスが設定されている場合、SIFSだけ待機後にCTSのフレームを送信するなどである。また、別の例として、各守衛端末20a〜20eは、CTSのフレームを送信するトリガーとしてTAフィールドに特定のMACアドレスが設定されている他の守衛端末のCTSを検出後に、SIFSだけ待機してCTSのフレームを送信するなどである。この場合、特定のMACアドレスは、アクセスポイント10より各守衛端末20a〜20eへ各々通知されていても良い。
また、上述の実施形態において、アクセスポイント10と、端末装置40a、40b、40cとの通信は、IEEE802.11のいずれにも準拠していない通信であってもよい。あるいは、アクセスポイント10と、端末装置40a、40b、40cとは、専用チャネルECを予約する信号により予約されている時間帯は、IEEE802.11のいずれにも準拠していない通信を行い、予約されていない時間帯は、IEEE802.11のいずれかに準拠している通信を行うようにしてもよい。
このように、アクセスポイント10が、専用チャネルECを予約する信号を送信し、端末装置40a、40b、40cは、その予約された専用チャネルECにおいても通信をするので、専用チャネルECにおける通信を、他の装置による干渉を受けずに行うことができる。
さらに守衛端末は、複数のアクセスポイントに対して守衛端末として動作してもよい。守衛端末が複数のアクセスポイントから送信される媒体予約信号を受信し、守衛端末として動作することで、空間を効率的に使用することが可能になる。
なお、守衛端末が複数のアクセスポイントに対して守衛端末として動作するときは、アクセスポイントに対して優先度を設定することができるようにしてもよい。より重要な無線通信システムのアクセスポイントに優先度を与えることで、通信の優先度をより柔軟に設定出来るようになる。
優先度は、通信媒体を予約する時間の大きさ(例えば、優先度が高いほど大きい)を変えることで設定してもよいし、複数のアクセスポイントについて通信媒体を予約するタイミングが重なった場合に、一方のアクセスポイントに対して、優先度を与えるように設定してもよい。すなわち、複数のアクセスポイントについて通信媒体を予約するタイミングが重なったときに、優先度の高い方のアクセスポイントについて通信媒体を予約する信号を有線して送信するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図10は、この発明の第2の実施形態による無線通信システム100−1の構成を示す模式図である。図10における無線通信システム100−1は、アクセスポイント10、守衛端末20a、20b、20c、20d、20e、モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30e、端末装置40a、40b、40cを含む。
無線通信システム100−1は、図1における無線通信システム100とは、モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eを有する点と、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eの構成が異なる。以下、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eと、モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eとを中心に説明する。
本実施形態における守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、第1の実施形態と同様にして、CTSのフレームの信号を送信する。ただし、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、CTSのフレームの信号を送信する際の送信電力を、それぞれ、モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eによる受信電力の測定結果に基づき制御する点が、第1の実施形態とは異なる。モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eは、空間Rと外部との境界付近に設置される。好ましくは、空間Rと外部との境界であって、対応する守衛端末に最も近い境界付近に設置される。モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eは、専用チャネルECにおける受信電力を測定し、それぞれ、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eに通知する。本実施形態では、この通知に基づき送信電力を制御することで、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eが送信した信号により空間Rの外部において起きる干渉を、抑える。
モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eは、それぞれ、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eと、有線により通信可能に接続されているが、アクセスポイント10を介した無線通信、直接の無線通信など他の手段により接続されていてもよい。また、一つの守衛端末に対して、複数のモニタリング端末が接続されていてもよいし、一つのモニタリング端末が、複数の守衛端末に接続されていてもよい。
図11は、本実施形態における守衛端末20aの構成を示す概略ブロック図である。本実施形態における守衛端末20b、20c、20d、20eの構成も同様であるので、説明を省略する。守衛端末20aは、アンテナ部21、無線通信部22、制御部23−1、通信部24を含む。アンテナ部21、無線通信部22は、図6におけるアンテナ部21、無線通信部22と同様である。制御部23−1は、図6における制御部23とは、通信部24を介して対応するモニタリング端末(守衛端末20aの場合は、モニタリング端末30a)と通信する点と、その通信により受信電力を取得し、取得した受信電力に基づきCTSのフレームの信号を送信する際の送信電力を制御する点が異なる。通信部24は、対応するモニタリング端末30aと接続され、モニタリング端末30aから、モニタリング端末30aが測定した受信電力を受信する。
図12は、モニタリング端末30aの構成を示す概略ブロック図である。モニタリング端末30b、30c、30d、30eの構成は、モニタリング端末30aと同様であるので、説明を省略する。モニタリング端末30aは、アンテナ部31、電力測定部32、通信部33を含む。アンテナ部31は、専用チャネルECの信号を受信する。電力測定部32は、アンテナ部31が受信した信号の電力を測定する。なお、電力測定部32は、所定のCTSのフレームの信号の電力のみを測定するようにしてもよい。電力測定部32は、所定のCTSのフレームの信号であるか否かを、例えば、CTSのフレームのRAフィールドを検出し、RAフィールドの値が予め決められたMACアドレス(例えば、対応する守衛端末20aのMACアドレス)であるか否かにより判定する。あるいは、電力測定部32は、対応する守衛端末20aから指示された時間帯の信号の受信電力を測定するようにしてもよい。通信部33は、対応する守衛端末20aと接続され、電力測定部32が測定した受信電力を送信する。
図13は、守衛端末20aの送信電力の制御に係る処理を説明するフローチャートである。以下において、特に言及しない限り、守衛端末20b、20c、20d、20eの処理も同様である。まず、制御部23−1は、通信部24を介して、対応するモニタリング端末(守衛端末20aの場合は、モニタリング端末30a)から、受信電力を取得する(Sc1)。次に、制御部23−1は、取得した受信電力が、予め設定された最大値よりも大きいか否かを判定する(Sc2)。大きいと判定したときは(Sc2−Y)、制御部23−1は、無線通信部22に対して設定している送信電力の設定値の大きさを削減する(Sc3)。次に、制御部23−1は、電源オフ時など、処理を終了するときは(Sc4−Y)、処理を終了する。一方、処理を終了するときなく、処理を継続するときは(Sc4−N)、制御部23−1は、ステップSc1の処理に戻る。
なお、受信電力を取得するほか、受信CTS数をカウントし、所定の閾値を設けて、CTSのカウント数により、送信電力の増加、低減を行う処理を行ってもよい。
一方、ステップSc2にて、取得した受信電力が最大値よりも大きくないと判定したときは(Sc2−N)、制御部23−1は、取得した受信電力が、予め設定された最小値よりも小さいか否かを判定する(Sc5)。小さいと判定したときは(Sc5−Y)、制御部23−1は、無線通信部22に対して設定している送信電力の設定値の大きさを増加させ(Sc6)、ステップSc4の処理に進む。
一方、ステップSc5にて、取得した受信電力が最小値よりも小さくないと判定したときは(Sc5−N)、制御部23−1は、ステップSc4の処理に進む。
なお、守衛端末20aに対応するモニタリング端末が複数ある場合は、ステップSc1にて対応する全てのモニタリング端末が測定した受信電力を測定し、それらのうち、最も値が大きいものについて、以降の処理を行うようにする。
また、本実施形態では、モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eが受信電力を測定し、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、その受信電力に基づき、送信電力を決定しているが、モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eが、送信電力を決定するようにしてもよい。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、モニタリング端末30a、30b、30c、30d、30eが測定した受信電力に基づき、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eの送信電力を制御することで、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eが送信した信号による、空間Rの外部における干渉を、抑えることができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態による無線通信システム100の構成は、図1による無線通信システム100と同様である。ただし、本実施形態における守衛端末20a、20b、20c、20d、20eは、アクセスポイント10と、ミリ波による無線通信を行う。アクセスポイント10は、このミリ波による無線通信を用いて、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eの各々がCTSのフレームの信号を送信するタイミングを制御する。
図14は、本実施形態におけるアクセスポイント10の構成を示す概略ブロック図である。アクセスポイント10は、アンテナ部11、無線通信部12、制御部13−2、通信部14、アンテナ部15、ミリ波通信部16を含む。アンテナ部11、無線通信部12、通信部14は、図5と同様なので、説明を省略する。アンテナ部15は、ミリ波の信号の送受信を行う。ミリ波通信部16は、アンテナ部15を介して送受信される信号の変復調を行う。制御部13−2は、ミリ波通信部16に対して、アンテナ部15を介した守衛端末20a、20b、20c、20d、20eとの通信を指示する。この通信により、制御部13−2は、CTSの送信タイミングを、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eに対して指示する。
図15は、本実施形態における守衛端末20aの構成を示す概略ブロック図である。本実施形態における守衛端末20b、20c、20d、20eの構成は、守衛端末20aと同様であるので、説明を省略する。本実施形態における守衛端末20aは、アンテナ部21、無線通信部22、制御部23−2、アンテナ部25、ミリ波通信部26を含む。アンテナ部21、無線通信部22は、図6と同様なので、説明を省略する。アンテナ部25は、ミリ波の信号の送受信を行う。ミリ波通信部26は、アンテナ部25を介して送受信される信号の変復調を行う。制御部23−2は、ミリ波通信部26に対して、アンテナ部25を介したアクセスポイント10との通信を指示する。制御部23−2は、この通信により指示された送信タイミングに従い、CTSのフレームの送信を、無線通信部22に対して指示する。
ここで、ミリ波は通信に使用する周波数帯を限定するものではなく、その一例であり、無線通信部12等で使用する周波数帯と異なる周波数帯であればよい。
図16は、本実施形態における守衛端末20aのCTSの送信に係る処理を説明するフローチャートである。以下において、特に言及しない限り、守衛端末20b、20c、20d、20eの処理も同様である。制御部23−2は、まず、ミリ波通信部26がアンテナ部25を介してアクセスポイント10から受信し、復調した受信フレームを取得する(Sd1)。次に、制御部23−2は、取得した受信フレームが、CTSの送信を指示するものであるか否かを判定する(Sd2)。CTSの送信を指示するものでないと判定したときは(Sd2−N)、制御部23−2は、ステップSd1の処理に戻る。
一方、ステップSd2にて、CTSの送信を指示するものであると判定したときは(Sd2−Y)、制御部23−2は、無線通信部22に対して、アンテナ部21を介したCTSのフレームの信号の送信を指示する。無線通信部22は、制御部23-2の指示に従いCTSのフレームを変調して信号を生成し、アンテナ部21を介して送信する(Sd3)。次に、制御部23−2は、電源オフ時など、処理を終了するときは(Sd4−Y)、処理を終了する。一方、処理を終了するときなく、処理を継続するときは(Sd4−N)、制御部23−2は、ステップSd1の処理に戻る。
なお、アクセスポイント10から守衛端末20aなどに対するCTSの送信タイミングの指示は、図16のように、その指示を受信したら送信するという指示であってもよいし、指示の中に、送信タイミングを示す情報が含まれていてもよい。
図17は、本実施形態におけるCTSの送信タイミングの例を示すタイムチャートである。図17における例では、アクセスポイント10の制御部13−2は、自装置におけるCTSのフレームCTS1の送信の後、守衛端末20a、20dに対して、同時のCTSのフレームCTS1a、CTS1dの送信を指示する。次に、制御部13−2は、守衛端末20b、20eに対して、同時のCTSのフレームCTS1b、CTS1eの送信を指示する。最後に、制御部13−2は、守衛端末20cに対して、同時のCTSのフレームCTS1cの送信を指示する。これにより、CTSのフレームCTS1a、CTS1dは、同時に送信される。同様に、CTSのフレームCTS1b、CTS1eは、同時に送信される。
図18は、本実施形態におけるCTSの送信タイミングの別の例を示すタイムチャートである。図18における例では、アクセスポイント10の制御部13−2は、自装置におけるCTSのフレームCTS1の送信の前に、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eに対して、同時のCTSのフレームCTS1a、CTS1b、CTS1c、CTS1d、CTS1eの送信を指示する。これにより、CTSのフレームCTS1、CTS1a、CTS1b、CTS1c、CTS1d、CTS1eは同時に送信される。なお、このように複数の装置が、CTSのフレームを同時に送信する場合は、これらの装置が送信する信号を同じにするようにしてもよい。
なお、本実施形態において、アクセスポイント10と、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eとは、ミリ波通信により接続されているが、その他の無線通信や有線通信により接続されていてもよい。
また、アクセスポイント10と、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eとの間のミリ波通信において、ビームフォーミングを利用してもよい。
本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、モニタリング端末を備え、モニタリング端末により測定された受信電力に基づき、守衛端末の送信電力を制御してもよい。
また、CTSのフレームの送信を繰り返す間隔を、CTSに設定される送信を禁止する時間Tよりも長くすることで、専用チャネルECにおいても、専用でない共用の時間帯を設ける場合、アクセスポイント10は、他のネットワークの信号を検出する頻度として、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eが検出した頻度も用いるようにしてもよい。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、アクセスポイント10が、守衛端末20a、20b、20c、20d、20eのCTSの送信タイミングを制御することで、CTSの送信に要する時間を短縮し、オーバーヘッドを少なくすることができる。
また、図1におけるアクセスポイント10、守衛端末20a、端末装置40a、図10におけるアクセスポイント10、守衛端末20a、モニタリング端末30a、端末装置40a各々の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各装置を実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した図1におけるアクセスポイント10、守衛端末20a、端末装置40a、図10におけるアクセスポイント10、守衛端末20a、モニタリング端末30a、端末装置40aの各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず、専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。ハイブリッド、モノリシックのいずれでも良い。一部は、ハードウェアにより、一部はソフトウェアにより機能を実現させても良い。
また、半導体技術の進歩により、LSIに代替する集積回路化等の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10…アクセスポイント
11…アンテナ部
12…無線通信部
13、13−2…制御部
14…通信部
15…アンテナ部
16…ミリ波通信部
20a、20b、20c、20d、20e…守衛端末
21…アンテナ部
22…無線通信部
23、23−1、23−2…制御部
24…通信部
25…アンテナ部
26…ミリ波通信部
30a、30b、30c、30d、30e…モニタリング端末
31…アンテナ部
32…電力測定部
33…通信部
40a、40b、40c…端末装置
41…アンテナ部
42…無線通信部
43…制御部
50…アクセスポイント
60…端末装置
100、100−1…無線通信システム

Claims (10)

  1. 少なくとも一つのアクセスポイントと少なくとも一つの守衛端末を有する無線通信システムにおいて、
    前記守衛端末のうち、少なくとも一つの守衛端末は、前記アクセスポイントからの信号に基づいて媒体予約信号のみを送信し、前記媒体予約信号に設定されている期間データ通信を行わないことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記アクセスポイントからの信号は、通信媒体を予約するための信号であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線通信システムには少なくとも一つの端末装置が含まれ、
    前記アクセスポイントからの信号は、前記アクセスポイントと前記端末装置が通信に使用する周波数とは異なる周波数帯域で送信されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線通信システムは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、
    前記守衛端末は複数の周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の無線通信システム。
  5. 前記無線通信システムは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、
    前記守衛端末は複数の周波数チャネルのうち、媒体予約信号が送信可能な周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の無線通信システム。
  6. 少なくとも一つのアクセスポイントと少なくとも一つの守衛端末を有する無線通信システムで使用される守衛端末であって、
    前記アクセスポイントからの信号に基づいて媒体予約信号のみを送信し、前記媒体予約信号に設定されている期間データ通信を行わないことを特徴とする守衛端末。
  7. 前記アクセスポイントからの信号は、通信媒体を予約するための信号であることを特徴とする請求項6に記載の守衛端末。
  8. 前記無線通信システムには少なくとも一つの端末装置が含まれ、
    前記アクセスポイントからの信号は、前記アクセスポイントと前記端末装置が通信に使用する周波数とは異なる周波数帯域で送信されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の守衛端末。
  9. 前記無線通信システムでは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、
    複数の周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかの項に記載の守衛端末。
  10. 前記無線通信システムは複数の周波数チャネルを用いて通信が行われ、
    複数の周波数チャネルのうち、媒体予約信号が送信可能な周波数チャネルで媒体予約信号を送信することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかの項に記載の守衛端末。
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