JP6470999B2 - 化粧料 - Google Patents

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本発明は、冷涼感が持続する化粧料に関する。
化粧料を肌に塗布した際の冷涼感を与えるため、様々な技術が開発されている。一般にはアルコールなどの揮発性の成分と糖アルコールを配合し、アルコールが気化する際の冷感と糖アルコールの熱吸収性を利用する技術が多い。
特許文献1には、キシリトール、エタノール、液状油、分子内に炭素数10〜30の炭化水素基とカルボキシル基とを有するポリマーを、それぞれ特定の比率で含有するO/W化粧料が、べたつきがなく、みずみずしい感触で、しかも清涼感が持続する化粧料となることが開示されている(特許文献1)。
また、メントールは、冷感を引き起こす皮膚の受容体を刺激して冷涼感が得られるため、古くから化粧料に配合されてきた。しかし、少量を配合するだけでは冷涼感が持続せず、冷涼感を持続させるために多量に配合量すると、メントール臭がきつく生じたり、レセプターの刺激によって過度の冷涼感や皮膚の痛みや刺激が感じられたりすることが問題であった。このような中、皮膚や頭皮に冷涼感を付与し、その効果を持続させるために様々な技術提案がなされている。
例えば、メントールとボルネオールを含有する化粧料の技術では、メントールを多めに配合してもボルネオールがメントールの皮膚刺激を低減させ、清涼感の発現が強く、しかも発現した清涼感の持続性も優れることが開示されている(特許文献2)。
また、糖アルコールとメントールと常温で液状の油性成分と非イオン界面活性剤と水を含み乳化粒子経を400nm以下とした乳化組成物が、皮膚に塗布した時に冷涼感を与え、汗をかいたときに再び冷涼感を与えることが開示されている(特許文献3)。
さらにまた、メントール誘導体とシリコーンオイルを0.1から3.0質量%含有する皮膚化粧料に、さらに粒子径1μmから100μmの水不溶性球状粉体を含有すると、清涼感の効果及びその効果の持続性が優れたものになることが開示されている(特許文献4)。
しかしながら、これらの技術を用いても、メントールが少ない配合量の組成の場合には、十分に満足する効果が得られなかった。一方、エタノールを多量に配合すると、エタノールの揮発によって一時的に冷涼感が得られるものの、独特のエタノール臭は好まれず、また、冷涼感の持続性に欠けることが問題であった。
近年、皮膚の安全性を重視した化粧料が好まれる傾向にあり、メントールをより少なく配合した場合においても効果的に冷涼感を持続させる技術が求められている。
特開2011−162448号公報 特開2004−18411号公報 特開2014−201525号公報 特開2001−226252号公報
本発明は、メントール又はメントール誘導体の配合量を抑制しながら、メントール又はメントール誘導体の冷涼感が持続する化粧料を得ることを課題とする。
本発明者は、水を含む化粧料において、メントールやメントール誘導体とともに、キシリトール、2種以上の性質の異なる粉体を含ませると、メントールやメントール誘導体の配合量を少なくした場合でも、塗布直後の冷涼感がそのまま長時間持続することを見出し、本発明を完成した。
本発明の主な構成は、次のとおりである。
(1)水を含有する化粧料において、メントール0.045〜0.09質量%、キシリトール0.2〜0.3質量%、親油性球状粉体である平均粒子経20〜30μmの(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー0.5〜1質量%、親水性球状粉体である平均粒子径5〜30μmの無水ケイ酸0.2〜1質量%を含有する化粧料。
(2)エタノールを含有しないことを特徴とする(1)に記載の化粧料。
本発明の構成をとることで、メントール及び/又はメントール誘導体の配合量を少なくした場合でも、冷涼感が持続した化粧料が得られる。また、本発明の構成をとる化粧料は、エタノールを含まなくても冷涼感が持続し、メントール特有の刺激臭がなく、また、皮膚刺激の低減された化粧料となる。
本発明でいう「化粧料」とは、水を含む液状、乳液状、クリーム状、半固形状、固形状の化粧料のことであり、皮膚や頭皮に用いることを目的とするものである。本発明において水を含むとは、化粧料中に水を1質量%以上含むことを意味している。
以下に、本発明の化粧料の構成成分について説明する。
<メントール及び/又はメントール誘導体(成分A)>
本発明に用いるメントールとしては、l−メントール、dl−メントール、ハッカ油等を例示できる。メントール誘導体としては、メントールのエステル体である乳酸メンチル、酢酸メンチル等を例示できる。メントール及び/又はメントール誘導体を化粧料全量に対し、0.045〜0.1質量%、より好ましくは0.045〜0.09質量%配合することが好ましい。0.045〜0.09質量%の範囲だと、皮膚に塗布した時にメントール及び/又はメントール誘導体特有の刺激臭が気にならないので好ましい。
<キシリトール(成分B)>
本発明に用いるキシリトールとしては、化粧料に使用できるものであればいずれも配合可能である。化粧料全量に対し0.1〜0.5質量%、より好ましくは0.2〜0.3質量%配合することが好ましい。
<球状粉体(成分C・D)>
本発明には、特性の異なる球状粉体を2種以上配合することが必須である。ここで言う特性とは、球状粒子の水に対する親和性の相違である。特性が異なるとは、粉体表面が油と水のどちらに親和しやすいかにより区別する(粉体粒子表面に親油性基が存在する場合親油性粉体として挙動し、粉体粒子表面に親水性基を有する場合親水性粉体として挙動する。本発明においては、油(スクワラン)に親和しやすい(濡れやすい)球状粉体を親油性球状粉体、水に親和しやすい(濡れやすい)球状粉体を親水性球状粉体と呼ぶ。
球状粉体の粒径の調整は、その種類、使用目的、用途において、篩い、バーチカルグラニュレイターなどを用い、一般的な方法で任意に調整することができる。
本発明に用いる球状粉体の粒径は1〜30μm、より好ましくは20〜30μmの範囲のものを用いることが好ましい。この範囲のものを用いると、メントールの冷涼感が持続する効果がより一層高まる。この傾向は、特に親油性球状粉体において顕著であり、親油性球状粉体の平均粒子経が20〜30μmであることが好ましい。
本発明においては、化粧料中に親油性球状粉体を0.5〜1質量%、親水性球状粉体を0.2〜1質量%含有することが好ましい。親油性、親水性のいずれかの球状粉体の配合量が0.2質量%に満たないと冷涼感の持続効果が得られ難くなる恐れがある。本発明においては、球状粉体の配合量によってメントール及び/又はメントール誘導体の示す冷感の持続効果を増強するが、1質量%を超えて配合しても、冷涼感の持続効果が配合量に応じて強まるわけではない。各球状粉体の配合上限は、用いる剤型、使用対象、使用感等を考慮して適宜設定できる。
親油性球状粉体(成分C)としては、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーを用いることが好ましい。市販品としては、信越化学工業(株)製のKSP−105(平均粒子経;2μm)、KSP−100(平均粒子経;5μm)、KSP−102(平均粒子経;30μm)が例示できる。
親水性球状粉体(成分D)としては、無水ケイ酸(シリカ)を用いることが好ましい。市販品としては、鈴木油脂工業(株)製のゴッドボールE−2C(平均粒子経;1μm)、AGCエスアイテック(株)製のサンスフェアH−51(平均粒子経;5μm)、サンスフェアH−53(平均粒子経;5μm)、サンスフェアH−201(平均粒子経;20μm)が例示できる。
本発明の化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、植物油のような油脂類、炭化水素類、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、防腐剤、糖類、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子のような高分子、増粘剤、粉体成分、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、ヒアルロン酸のような保湿剤、香料、pH調整剤、乾燥剤等を含有させることができる。ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、常在菌コントロール剤、活性酸素消去剤、抗炎症剤、抗癌剤、美白剤、殺菌剤等の他の薬効成分、生理活性成分を含有させることもできる。
油脂類としては、例えばツバキ油、月見草油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、トウモロコシ油、ゴマ油、ホホバ油、胚芽油、小麦胚芽油、トリオクタン酸グリセリン等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ、モクロウ核油、硬化油、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、ヌカロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ等のロウ類が挙げられる。
炭化水素類としては、流動パラフィン、スクワレン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸として、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)等が挙げられる。
高級アルコールとして、例えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。
シリコーンとして、例えば、鎖状ポリシロキサンのジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等、環状ポリシロキサンのデカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤として、例えば、ラウリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、N−アシルサルコシン酸、スルホコハク酸塩、N−アシルアミノ酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤として、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤として、アルキルベタイン、アミドベタイン等のベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
非イオン界面活性剤として、例えば、ソルビタンモノオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体が挙げられる。
防腐剤として、例えばメチルパラベン、エチルパラベン等を挙げることができる。
金属イオン封鎖剤として、例えばエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、エデト酸、エデト酸ナトリウム塩等のエデト酸塩を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等を挙げることができる。
保湿剤として、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸、シクロデキストリン等が挙げられる。
薬効成分としては、ビタミンA油、レチノール等のビタミンA類、リボフラビン等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩等のB6類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−グルコシド等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム等のパントテン酸類、ビタミンD2、コレカルシフェロール等のビタミンD類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類等のビタミン類を挙げることができる。
プラセンタエキス、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ローヤルゼリー、ぶなの木エキス等の皮膚賦活剤、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸γ−オリザノール等の血行促進剤、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、アズレン等の消炎剤、アルギニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類、常在菌コントロール剤のマルトースショ糖縮合物、塩化リゾチーム等を配合することができる。
さらに、カミツレエキス、パセリエキス、ぶなの木エキス、ワイン酵母エキス、グレープフルーツエキス、スイカズラエキス、コメエキス、ブドウエキス、ホップエキス、コメヌカエキス、ビワエキス、オウバクエキス、ヨクイニンエキス、センブリエキス、メリロートエキス、バーチエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、トウガラシエキス、レモンエキス、ゲンチアナエキス、シソエキス、アロエエキス、ローズマリーエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、ハマメリスエキス、クワエキス等の各種抽出物を配合することができる。
また本発明は、高分子物質を本発明の効果を損なわない範囲で配合してもよい。例えば、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、ベントナイト等を挙げることができる。
本発明の化粧料は、化粧水、乳液、クリーム、美容液、日焼け止め、パック剤などの顔面皮膚用化粧料、ボディローション等の身体用化粧料、頭皮用ローション、頭皮用クリーム等の毛髪用化粧料とすることができる。
本発明の化粧料は常法により製造することができる。
表1、2の組成の実施例、及び比較例の化粧料を調製した。なお、組成表の数字の単位は質量%である。化粧料を皮膚に塗布した直後の冷涼感とその持続性については下記の基準により官能評価を行った。
[塗布直後の冷涼感評価]
専門の官能評価員2名により、官能評価を実施した。上腕内側部に試料を0.2g塗布し、塗布時に冷涼感を感じるか評価した。
○;冷涼感を感じる
×;冷涼感を感じない
[冷涼感の持続性評価]
専門の官能評価員2名により、官能評価を実施した。上腕内側部に試料を0.2g塗布し、冷涼感を感じるか時間を追って評価した。
◎;4時間以上冷涼感が持続する
○;2時間以上4時間未満冷涼感が持続する
△;11分以上2時間未満冷涼感が持続する
×;10分以内に冷涼感が消失する
<1.メントールの持続効果に及ぼす配合成分の効果試験>
各成分相互の冷涼感に及ぼす相互作用を確認した。
Figure 0006470999
試験結果:
表1に示すように、メントールとキシリトールと水親和性の異なる2種の球状粉体を含有させると、相互の作用により冷涼感が持続することがわかった(実施例1、2)。また、皮膚の刺激は感じなかった。
4つの成分(A、B、C、D)のいずれかを欠く組成の比較例については、メントールとキシリトールと親油性球状粉体を配合した比較例1は、皮膚に塗布した直後の冷涼感は得られたものの、10分以内に冷涼感が消失してしまい持続しなかった。比較例1の処方の親油性球状粉体を4倍量にした場合も、塗布した直後の冷涼感は得られたものの、10分以内に冷涼感が消失してしまい持続しなかった(比較例2)。
メントールとキシリトールと親水性球状粉体を配合した比較例3は皮膚に塗布した直後の冷涼感が得られなかった。
キシリトールと水親和性の異なる2種の球状粉体を配合した比較例4およびキシリトールの配合量を増量させた比較例5は、皮膚に塗布した直後の冷涼感が得られなかった。
メントールと2種の球状粉体を含有させた比較例6は、冷涼感が持続しなかった。
メントールを0.1質量%に増量して、さらに2種の球状粉体を含有させても冷涼感は持続しなかった(比較例7)。
さらにメントールとキシリトールを配合せず、エタノールと2種の球状粉体を含有させた場合も冷涼感は持続せず、また、エタノール臭が強く感じられ、好ましい評価を得られなかった(比較例8)。
<2.メントールの持続効果に及ぼす球状粉体の粒子径の影響確認試験>
球状粉体の粒子径が冷涼感に及ぼす効果を確認した。
Figure 0006470999
表2(実施例3〜7)に示すとおり、親油性球状粉体と親水性球状粉体の粒子径を変えて試験したところ、いずれも粒径が小さいもの(2μm)よりも、5μm、20μm、30μmと粒子サイズを大きくしたものの方が、清涼感を持続させる効果が高いことが分かった。特に親油性球状粉体は、この粒子径のサイズ効果が強かった。
また、実施例1と実施例5は、粒子径は同じであるが、親水性粉体としての表面特性が異なる粉体である。両者(サンスフェアH−51、サンスフェアH−53)を比較すると、無水ケイ酸の粒子径が同じ5μmで表面特性(細孔容積、細孔直径)が異なる粉体であるが、清涼感の持続性に違いは認められなかった。
さらにまた、実施例3〜7は、いずれも皮膚に対する刺激を感じさせなかった。
以上のとおり、本発明の構成をとることで、メントール及び/又はメントール誘導体の配合量を少なくした場合でも、冷涼感が持続した化粧料が得られた。また、従来技術でしばしば配合されるエタノールを含まなくても冷涼感が持続しており、さらにメントールに由来する皮膚刺激も低減された化粧料が提供できた。
処方例
化粧水
成分 配合量(質量%)
1.メントール 0.05
2.キシリトール 0.25
3.1,2−ペンタンジオール 1.5
4.ジグリセリン 3
5.1,3−ブチレングリコール 5
6.カルボキシビニルポリマー 0.05
7.水酸化カリウム 0.015
8.KSP−102(30μm) 0.5
9.サンスフェアH−51(5μm) 0.2
10.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.05
11.精製水 残余
すべての成分を均一に混合し、化粧水とした。得られた化粧水は、皮膚に塗布してから、4時間経過後も冷涼感が感じられた。また刺激性は感じられなかった。

Claims (2)

  1. 水を含有する化粧料において、メントール0.045〜0.09質量%、キシリトール0.2〜0.3質量%、親油性球状粉体である平均粒子経20〜30μmの(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー0.5〜1質量%、親水性球状粉体である平均粒子径5〜30μmの無水ケイ酸0.2〜1質量%を含有する化粧料。
  2. エタノールを含有しないことを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
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