JP2013227286A - 保湿剤及びそれを含有する皮膚外用剤又は化粧料 - Google Patents

保湿剤及びそれを含有する皮膚外用剤又は化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】保湿感および保湿感の持続性に優れた保湿剤、及びそれを含有する皮膚外用剤又は化粧料を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)、(B);
(A)Hydropathy Indexが正であるアミノ酸
(B)メントール、メントール誘導体またはカンファから選ばれる1種または2種以上
を含有することを特徴とする保湿剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、Hydropathy Indexが正であるアミノ酸とメントール、メントール誘導体またはカンファから選ばれる1種または2種以上を含有する保湿剤及びそれを含有する皮膚外用剤又は化粧料に関するものであり、保湿感および保湿感の持続性に優れたことを特徴とするものである。
従来から、皮膚外用剤や化粧料には肌上の水分を保持し、しっとり感を与えるために各種の保湿剤が用いられている。なかでも、アミノ酸は角質層に存在する天然保湿成分(Natural Moisturizing Factor NMF)の一種として、高い保湿性を得るために多くの化粧料に配合されている。例えば、アミノ酸と有機酸やエチルグルコシドを組み合わせることで、皮膚の水分保持機能やその維持を高めた皮膚化粧料が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、メントールやカンファ等は冷感剤として、化粧料や皮膚外用剤に限らず、チューイングガム、キャンデー及び飲料等の飲食物等に幅広く利用されている。このようにメントールやカンファ等は冷感効果を付与することは知られているが、保湿性を高めることについては知られていない。
一方、化粧料のうちで粉末化粧料は一般に仕上げ用化粧料として用いられ、肌質感の演出、汗・皮脂の抑制、化粧持ちの改善などの目的で広く用いられており、これらの効果は粉体による汗・皮脂の吸着に起因するもので、同時に肌の乾燥を引き起こす。これを改善するために粉末化粧料に保湿感を付与する種々の方法が検討されている。例えば、保湿剤をメソポーラス粉末に吸着させた粉末を配合した粉末化粧料(例えば、特許文献2参照)や、粉体に油剤や不揮発性液状水溶性成分等を組み合わせることにより保湿性や耐衝撃性を有する固形粉末化粧料(例えば、特許文献3参照)や、粉体をアミノ酸やリン脂質等で被覆した保湿性粉体を配合した粉体化粧料(例えば、特許文献4参照)等が提案されている。
特開平11−292751号公報 特開2001−288030号公報 特開2011−116774号公報 特開平8−48612号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、保湿剤であるアミノ酸や荒れ肌改善効果のある有機酸等との組み合わせによる保湿効果に関するものであるが、未だ保湿効果は満足のいくものではなく、その持続効果も不十分であった。また、特許文献2の技術は、粉体に吸着させている保湿剤が水溶性成分であるため、保湿効果の持続性に欠けるという欠点があった。また、特許文献3の技術は、油剤によるべたつきが生じてしまい、さらに、保湿効果及びその持続効果は不十分なものであった。特許文献4の技術は、粉体をアミノ酸やリン脂質等で被覆し、その処理粉体が肌上に残存することによる保湿効果であり、処理粉体自体が多量に残存しなければ十分な保湿効果は期待できず、処方開発上でも制約されるものである。
このため、保湿感の更なる向上及びその保湿感の持続性に優れた保湿剤、及び該効果を有する皮膚外用剤又は化粧料の開発が望まれていた。
かかる事情に鑑み、本発明者は鋭意研究を行った結果、保湿成分の肌への作用を高め、さらにその保湿感の持続性を高めることが重要であると考えた。そこで、まず、保湿成分について検討したところ、炭化水素鎖や芳香族炭化水素鎖のような疎水性の強い側鎖を持つアミノ酸が、疎水性の強い肌表面になじみやすく、また、肌上に長く残存し保湿感の持続に有効であると予想された。このようなアミノ酸として、Hydropathy Index(疎水性指標)が正であるアミノ酸が有効であると考えた。また、このHydropathy Indexが正であるアミノ酸に、角質層の脂質流動性を増大させ肌の経皮吸収能を高める成分としてメントール、メントール誘導体またはカンファを組み合わせることで、Hydropathy Indexが正であるアミノ酸の肌への作用が飛躍的に高まり、保湿感及びその持続性に優れることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)Hydropathy Indexが正であるアミノ酸
(B)メントール、メントール誘導体またはカンファから選ばれる1種または2種以上
を有効成分として含有することを特徴とする保湿剤を提供するものである。
前記成分(A)がアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンから選ばれる1種以上であることを特徴とする前記保湿剤を提供するものである。
前記成分(B)がl−メントール及び/又はカンファであることを特徴とする前記保湿剤を提供するものである。
前記成分(A)及び成分(B)の含有質量割合(A)/(B)が1〜10000であることを特徴とする前記保湿剤を提供するものである。
前記成分(A)の平均粒径が100〜300nmであることを特徴とする前記保湿剤を提供するものである。
前記保湿剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料を提供するものである。
粉末状であることを特徴とする前記皮膚外用剤又は化粧料を提供するものである。
本発明は保湿感とその持続性に優れた保湿剤、及びそれを含有する皮膚外用剤又は化粧料に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の保湿剤は、成分(A)Hydropathy Indexが正であるアミノ酸及び成分(B)メントール、メントール誘導体またはカンファから選ばれる1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする保湿剤であり、成分(B)によって成分(A)の肌への作用が飛躍的に高まり、保湿感及びその持続性に優れる保湿剤である。また、本発明の保湿剤を皮膚外用剤や化粧料に含有させることで、保湿感及びその持続性に優れる皮膚外用剤や化粧料を得ることができる。
本発明に用いられる成分(A)のHydropathy Indexが正であるアミノ酸は、肌に保湿感を与え、また、肌上に残存しやすいため保湿感の持続性に優れる成分である。Hydropathy Index(ハイドロパシーインデックス)とは、疎水性の度合いを示す指標であり、(“A Simple Method for Displaying the Hydropathic Characterof a Protein”,Jack Kyte and Russel F.Doolittel,J.Mol.Biol.,(1982)157,pp.105−132)に定義されているものである。Hydropathy Indexが正であるアミノ酸とは、アラニン(1.8)、システイン(2.5)、バリン(4.2)、メチオニン(1.9)、イソロイシン(4.5)、ロイシン(3.8)、フェニルアエラニン(2.8)であり、これらから選ばれる1種又は2種以上を使用することができる。なお、該アミノ酸のHydropathy Indexの値を該アミノ酸に括弧書きで示した。これらの中でも、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンから選ばれる1種又は2種以上であると、使用後の保湿感に更に優れるため、より好ましい。
また、本発明において成分(A)は固形状のまま用いてもよく、また、他の成分と混合や溶解等をすることで半固形状や液状で用いてもよい。成分(A)を固形状として用いる場合には平均粒径が100〜300nmであると、保湿感がより優れ、また使用感の点においても粒子によるざらつき感がなく好ましい。なお、平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定により求めたものである。
本発明に用いられる成分(B)は、メントール、メントール誘導体またはカンファから選ばれる1種または2種以上であり、保湿感とその持続性に優れる成分である。メントールについては、l−メントール、dl−メントール、ハッカ油等を例示することができ、メントール誘導体については乳酸メンチル、酢酸メンチル、ピロリドンカルボン酸(PCA)メンチル等のメントール有機酸エステル、メンチルグリセリルエーテル、メントールの配糖体等を例示することができる。成分(B)は、通常化粧料等に含有されるものであれば特に限定されず、天然物由来の精製品、あるいは合成品のいずれでもかまわない。また、成分(B)は固形状のまま用いてもよく、また、他の成分と混合や溶解等をすることで半固形状や液状で用いてもよい。
本発明に用いられる成分(B)は通常皮膚外用剤又は化粧料において、冷感付与や収斂効果付与のために用いられるが、角質層の脂質流動性を増大させることが示唆されている成分でもある。すなわち本発明は、成分(B)によって角質層の脂質流動性が増大し、経皮吸収がおこりやすい状態となる。したがって上記の成分(A)が角質層に浸透しやすくなり、塗布後の成分(A)の肌内部や肌上での残存量・時間共に増加すると考えられ、使用直後の保湿感とその持続性が著しく向上する。
また、本発明において成分(A)と成分(B)の含有質量割合(A)/(B)は、特に限定されないが、1〜10000がより好ましく、50〜1000がさらに好ましい。この範囲であると保湿感の持続性がさらに優れるため、より好ましい。
本発明の保湿剤の製造方法は、特に限定されないが、例えば、成分(A)と成分(B)を予めヘンシェルミキサー等を用いて均一に混合する方法等が挙げられる。また、必要に応じて乳鉢やパルベライザー等を用いて粉砕してもよい。なお、これらの際に他の任意成分を含んでもよい。
本発明の保湿剤は、上記必須成分の他に、本発明の効果を妨げない範囲で通常の皮膚外用剤又は化粧料に含有される任意成分、すなわち、油剤、アルコール類、粉体、水溶性高分子、皮膜形成剤、界面活性剤、油溶性ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、樹脂、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤等を含有することができる。
本発明の保湿剤の形態は、粉末状の他にも、必要に応じて、液状、ペースト状、ゲル状、クリーム状、半固形状、固形状、スティック状等にしてもよい。また、本発明の保湿剤の剤型としては、粉体型の他にも、水中油型、油中水型、マルチプルエマルション、油性型等にしてもよい。
<皮膚外用剤又は化粧料>
本発明の保湿剤は、その優れた保湿効果を利用して、保湿剤を好ましくは0.1〜30%の範囲で用いて、これに他の成分を含有して皮膚外用剤又は化粧料とすることができる。
本発明の皮膚外用剤の用途は、外用液剤、外用ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、リニメント剤、ローション剤、ハップ剤、硬膏剤、噴霧剤、エアゾール剤等法等が挙げられる。
本発明の化粧料の用途は、化粧水、乳液、クリーム、アイクリーム、美容液、マッサージ料、パック料、ハンドクリーム、ボディクリーム、日焼け止め化粧料等のスキンケア化粧料や、パウダーファンデーション、リキッドファンデーション、フェイスパウダー、化粧用下地化粧料、白粉、コンシーラー、アイシャドウ等のメーキャップ化粧料を例示することができる。またその使用法は、手や指で使用する方法、スキンケア化粧料の場合では不織布等に含浸させて使用する方法等が挙げられる。
なお、本発明の保湿剤は保湿効果が非常に高いことから、従来では保湿効果を付与することが困難であった粉末状製剤に含有させると、その保湿効果を十分に発揮し、粉末状製剤を使用した際の乾燥を防ぐことができるため、特に好ましい。
本発明の皮膚外用剤又は化粧料には、本発明の保湿剤の他に、本発明の効果を妨げない範囲で通常の皮膚外用剤又は化粧料に含有される任意成分、すなわち、油剤、アルコール類、粉体、水溶性高分子、皮膜形成剤、界面活性剤、油溶性ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、樹脂、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤等を含有することができる。
本発明の皮膚外用剤又は化粧料の製造方法は、特に限定されないが、例えば、成分(A)と成分(B)をそれぞれ粉砕し残りの区分に添加混合する方法等が挙げられる。また、その外にも、成分(A)と成分(B)を他の成分と予め混合して粉砕する方法や、乳化組成物において、成分(A)を含む水性成分と油性成分をそれぞれ均一に加温混合した後、これら2つを混合して乳化し、冷却した後、成分(B)を含む残りの区分を添加混合する方法等が挙げられる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらにより何ら制約されるものではない。
実施例1〜17:保湿剤
下記表1及び表2に示す処方の保湿剤を下記製造方法により調製した。また、実施例1〜17の保湿剤を実施例18〜34のフェイスパウダーに用いた。
※1:QUWSTICE POWDER J(ジボダン社製)
(製造方法)
A.成分1〜8を乳鉢にて粉砕混合する。
B.成分9〜10を乳鉢にて粉砕混合する。
C.AにBを加え、均一に混合し、保湿剤を得た。
実施例18〜34及び比較例1〜4:フェイスパウダー
下記表3及び表4に示す処方のフェイスパウダーを下記製造方法により調製し、保湿感及び保湿感の持続性について下記の方法により評価した。その結果も併せて表3及び表4に示す。
※2:KSP−100(信越化学工業社製)
※3:マツモトマイクロスフェアー M−305(松本油脂製薬社製)
※4:SHP−3(水島合金鉄社製)
※5:PDM−10L(トピー工業社製)
※6:ガンツパール G0605(ガンツ化成社製)
※7:サンスフェアNP−100(AGCエスアイティック社製)
(製造方法)
A.成分1〜10、21〜23を均一に混合する。
B.成分11〜18を乳鉢にて粉砕混合する。
C.成分19、20を乳鉢にて粉砕混合する。
D.BにCを加え、均一に混合する。
E.AにDを加え、均一に混合する。
F.Eを容器に充填して、フェイスパウダーを得た。
(評価方法)
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.保湿感:肌に塗布して30分後の官能評価
ロ.保湿感の持続性:寝る前に肌に塗布して翌朝の官能評価
イ、ロの項目について、20名による化粧品評価専門パネルにより使用テストを行い、下記の基準で保湿感について評価を行った。
(判定):(判定基準)
◎:保湿感を感じた人が18名以上。
○:保湿感を感じた人が15名以上17名以下。
△:保湿感を感じた人が10名以上14名以下。
×:保湿感を感じた人が9名以下。
表3及び表4の結果から明らかなように、本発明の実施例18〜34のフェイスパウダーは、比較例1〜4のフェイスパウダーに比べ、保湿感および保湿感の持続性ともに優れたものであった。
一方、成分(A)のHydropathy Indexが正であるアミノ酸を含有しない比較例1は、保湿感と保湿感の持続性ともに全く満足のいくものが得られなかった。成分(A)の代わりにHydropathy Indexが負のアミノ酸を含有した比較例2は特に保湿感の持続性の点で満足のいくものが得られなかった。また、成分(B)を含有しない比較例3では保湿感や保湿感の持続性で満足いくものが得られなかった。更に、成分(B)の代わりに細胞間脂質の流動性を増大させる成分としてオレイン酸エチルを含有した比較例4では、保湿感と保湿感の持続性ともに満足のいくものが得られなかった。
実施例35:化粧水
(成分) (%)
1.グリセリン 5
2.1,3−ブチレングリコール 5
3.乳酸 0.05
4.乳酸ナトリウム 0.1
5.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 1.2
6.l−メントール 0.02
7.エチルアルコール 8
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.香料 0.05
10.精製水 残 量
11.l−アラニン 5
(製造方法)
A:成分6〜9を混合溶解する。
B:成分1〜5及び10、11を混合溶解する。
C:BにAを添加混合し、化粧水を得た。
実施例35の化粧水は、使用後の保湿感及び保湿感の持続性が優れた化粧水であった。
実施例36:水中油型乳液
(成分) (%)
1.モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 1
2.トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 0.5
3.グリセリルモノステアレート 1
4.ステアリン酸 0.5
5.ベヘニルアルコール 0.5
6.スクワラン 8
7.カルボキシビニルポリマー ※8 0.1
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.水酸化ナトリウム 0.05
10.l−バリン 5
11.精製水 残 量
12.l−メントール 0.02
13.エタノール 5
14.香料 0.05
※8 CARBOPOL 980(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)
(製造方法)
A:成分11に成分7〜10を加えて70℃で均一に混合する
B:成分1〜6を70℃で混合溶解する。
C:成分12〜14を混合溶解する。
D:AにBを加えて乳化し、室温まで冷却する。
E:DにCを加えて均一に混合し、水中油型乳液を得た。
実施例36の水中油型乳液は、使用後の保湿感及び保湿感の持続性が優れた水中油型乳液であった。
実施例37:水中油型クリーム状リキッドファンデーション
(成分) (%)
1.アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 ※9 0.5
2.トリエタノールアミン 1.5
3.l−ロイシン 1
4.l−イソロイシン 1
5.精製水 残 量
6.グリセリン 5
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
8.1,3―ブチレングリコール 5
9.水素添加大豆リン脂質 ※10 0.5
10.酸化チタン 5
11.ベンガラ 0.1
12.黄酸化鉄 1
13.黒酸化鉄 0.05
14.ステアリン酸 0.9
15.モノステアリン酸グリセリン 0.3
16.セトステアリルアルコール 0.4
17.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 0.2
18.トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 0.2
19.パラメトキシケイ皮酸2―エチルヘキシル 5
20.l−メントール 0.02
21.香料 0.02
※9 ペミュレンTR−2(NOVEON社製)
※10 レシノール S−10(日光ケミカルズ社製)
(製造方法)
A:成分6〜13を分散する。
B:Aに成分14〜20を加え70℃で混合溶解する。
C:成分1〜5を70℃で混合溶解する。
D:CにBを加え乳化し、室温まで冷却する。
E:Dに成分21を添加し均一に混合して水中油型クリーム状リキッドファンデーションを得た。
実施例37の水中油型クリーム状リキッドファンデーションは使用後の保湿感及び保湿感の持続性が優れた水中油型クリーム状リキッドファンデーションであった。
実施例38:日焼け止め化粧料(油中水型クリーム状)
(成分) (%)
1.モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 0.2
2.ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 0.1
3.精製水 残 量
4.l−アラニン 2
5.l−イソロイシン 0.5
6.ジプロピレングリコール 10
7.硫酸マグネシウム 0.5
8.アスコルビルリン酸マグネシウム 3
9.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン ※12 3
10.デカメチルシクロペンタシロキサン 20
11.イソノナン酸イソトリデシル 5
12.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8
13.l−メントール 0.02
14.ジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト 1.2
※12 KF−6028(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分1〜8を均一に分散する。
B:成分9〜14を均一に分散する。
C:Bを攪拌しながら徐々にAを加えて乳化し、油中水型クリーム状日焼け止め化粧料を得た。
実施例38の油中水型クリーム状日焼け止め化粧料は、使用後の保湿感及び保湿感の持続性が優れた油中水型クリーム状日焼け止め化粧料であった。
実施例39:水中油型クリーム
(成分) (%)
1.ステアリン酸 18
2.セタノール 4
3.トリエタノールアミン 2
4.グリセリン 5
5.l−バリン 0.5
6.l−ロイシン 0.5
7.l−イソロイシン 0.5
8.グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
9.酢酸dl−α―トコフェロール 0.2
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
11.l−メントール 0.01
12.精製水 残 量
(製造方法)
A.成分3〜8および12の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B.成分1、2、9〜11を加熱混合し、75℃に保つ。
C.AにBを徐々に加え乳化し、これを冷却して水中油型クリームを得た。
実施例39の水中油型クリームは、使用後の保湿感及び保湿感の持続性が優れた水中油型クリームであった。
実施例40:不織布含浸パック料
(処方) (%)
1.ポリエキシエチレン(25)フィトステロール 1.0
2.ステアリルアルコール 0.2
3.セタノール 0.2
4.水素添加大豆リン脂質 ※13 0.3
5.プロピレングリコール 10.0
6.ジグリセリン 8.0
7.流動パラフィン 1.0
8.メドウフォーム油 0.5
9.マイクロクリスタリンワックス ※14 5.0
10.精製水 残 量
11.l−アラニン 2
12.l−バリン 0.25
13.l−ロイシン 0.25
14.エタノール 3.0
15.カンファ 0.02
16.香料 0.01
※13 レシノール S−10E(日光ケミカルズ社製)
※14 MULTIWAX W445(SONNEBO社製)
(製造方法)
A:成分1〜9を80℃に加熱混合する。
B:成分10〜13を撹拌混合し、80℃に加熱する。
C:成分14〜16を均一に混合する。
D:AにBを添加して混合撹拌し乳化する。
E:Cを室温まで冷却する。
F:EにCを加えて均一に混合攪拌し原液を得た。
E:Dを不織布に含浸させ、不織布含浸パック料を得た。
実施例40の不織布含浸パック料は使用後の保湿感及び保湿感の持続性が優れた不織布含浸パック料であった。

Claims (7)

  1. 次の成分(A)及び(B);
    (A)Hydropathy Indexが正であるアミノ酸
    (B)メントール、メントール誘導体またはカンファから選ばれる1種または2種以上
    を有効成分として含有することを特徴とする保湿剤。
  2. 前記成分(A)がアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1記載の保湿剤。
  3. 前記成分(B)がl−メントール及び/又はカンファであることを特徴とする請求項1又は2記載の保湿剤。
  4. 前記成分(A)及び成分(B)の含有質量割合(A)/(B)が1〜10000であることを特徴とする請求項1〜3の何れかの項記載の保湿剤。
  5. 前記成分(A)の平均粒径が100〜300nmであることを特徴とする請求項1〜4の何れかの項記載の保湿剤。
  6. 前記請求項1〜5の何れかの項記載の保湿剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料。
  7. 粉末状であることを特徴とする請求項6記載の皮膚外用剤又は化粧料。
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KR101720186B1 (ko) * 2015-12-10 2017-03-27 한국생명공학연구원 멘솔 배당체를 포함하는 보습용 조성물 및 이의 제조방법

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