JP6470669B2 - 作業機の監視システム - Google Patents

作業機の監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP6470669B2
JP6470669B2 JP2015191624A JP2015191624A JP6470669B2 JP 6470669 B2 JP6470669 B2 JP 6470669B2 JP 2015191624 A JP2015191624 A JP 2015191624A JP 2015191624 A JP2015191624 A JP 2015191624A JP 6470669 B2 JP6470669 B2 JP 6470669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
work machine
monitoring
communication
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015191624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017068454A (ja
Inventor
三浦 敬典
敬典 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2015191624A priority Critical patent/JP6470669B2/ja
Priority to PCT/JP2016/078274 priority patent/WO2017057275A1/ja
Priority to DE112016004426.7T priority patent/DE112016004426T5/de
Publication of JP2017068454A publication Critical patent/JP2017068454A/ja
Priority to US15/938,670 priority patent/US11335133B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6470669B2 publication Critical patent/JP6470669B2/ja
Priority to US17/718,836 priority patent/US20220237957A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、作業機の監視システムに関する。
従来より、車両の保管場所を監視する技術として特許文献1に示すものがある。
特許文献1では、車両の保管場所である車庫の出入り口に、車両を検知することができるラインセンサを設置する。そのうえで、保管場所の警戒中には、ラインセンサで保管場所に向けて侵入しようとする侵入者を検知できるようにすることにより、保管場所の監視を行っている。
特開2010−102611号公報
特許文献1において、保管場所の監視を開始するには、保管場所に車両を止めた後、保管場所に設置した操作盤等を操作する必要があった。この場合、操作盤の操作を忘れてしまうと、保管場所の監視、即ち、車両の監視が行えないという問題がある。また、特許文献1は、自動車等の保管場所の監視を対象としており、作業機等の監視するシステムは未だ開発されていないのが実情である。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、作業機の監視を簡単に行うことができる作業機の監視システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
業機の監視システムは、作業機の保管場所及び/又は保管場所の周囲に設置され、無線通信が可能な第1通信装置と、前記作業機に搭載され且つ前記第1通信装置と無線通信可能な第2通信装置と、前記第1通信装置と第2通信装置との通信に基づいて、当該第2通信装置が搭載された作業機についての監視を行う監視部と、を備え、前記第1通信装置は、作業機の保管場所に設置され且つ前記第2通信装置と無線通信可能な内部通信装置と、前記保管場所の出入口の付近の前記保管場所外に設置され且つ前記第2通信装置と無線通信可能な外部通信装置とを含み、前記監視部は、前記外部通信装置が第2通信装置から受信した電波の受信強度が所定以上になった後、前記内部通信装置が第2通信装置から受信した電波の受信強度が所定以上である場合に、当該第2通信装置が搭載された作業機についての監視を開始する
前記第2通信装置は、サービスセット識別子に作業機の状態を付加して、前記作業機の状態が付加されたサービスセット識別子を、前記第1通信装置に送信する
前記監視部は、前記第1通信装置が受信した前記サービスセット識別子に、前記作業機の状態として作業機が停止したことが含まれる場合に、前記監視の開始を行う
前記監視部は、前記作業機の監視中において、前記第1通信装置が第2通信装置から受信したサービスセット識別子に、前記作業機の状態として作業機が駆動したことが含まれる場合に、外部に警報を出力する
本発明によれば、作業機の監視を簡単に行うことができる。
第1実施形態における作業機の監視システムの全体図である。 イグニッションスイッチとSSIDとの関係を示す図である。 ステータス情報とSSIDとの関係を示す図である。 第2実施形態における作業機の監視システムの全体図である。 電波強度を説明する説明図である。
以下、本発明に係る作業機の監視システムについて、適宜図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、作業機の監視システムの全体図である。
作業機の監視システム1では、作業機2を保管場所Pに保管した状況下で監視を行うシステムである。作業機2とは、バックホー等の建設機械、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、或いは、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ等である。
図1に示すように、作業機の監視システム1は、第1通信装置10と、第2通信装置20とを有している。
第1通信装置10は、作業機2の保管場所P又は保管場所Pの周囲に設置される通信装置である。保管場所Pとは、作業機2が農業機械の場合は、例えば、農家の納屋であり、作業機が建設機械の場合は、倉庫、駐車場である。保管場所Pの周囲とは、保管場所の周辺であって、例えば、納屋、倉庫において作業機2が通る出入口、納屋の屋根、倉庫の屋根等である。当然の如く、保管場所Pは、前述した例に限定されず、作業機を保管するために予め決められた場所であればよい。納屋等の保管場所Pの壁や柱等には、収容箱40が設置されている。収容箱40には、第1通信装置10が収容可能である。
第1通信装置10は、例えば、WiFi(R)、Bluetoooth(R)、ZigBee(R)等の近距離無線通信を行うことが可能な通信モジュールである。なお、第1通信装置10を、通信モジュールを搭載したスマートフォン、タブレットPC等であってもよい。第1通信装置10は、作業機2の監視を行う際は、必ず、保管場所P又は保管場所Pの周囲に設置される。例えば、第1通信装置10が通信モジュールである場合は、当該通信モジュールが収容箱40に入れられ、常時、保管場所P又は保管場所Pの周囲に設置にされる。一方、第1通信装置10は、スマートフォン、タブレットPC等の携帯可能な装置である場合、作業機2の監視時には、収容箱40に収容し、監視時のみ持ち運びが不能である。
第2通信装置20は、作業機2に搭載されていて、第1通信装置10と無線通信可能な通信装置である。第2通信装置20は、WiFi(R)、Bluetoooth(R)、ZigBee(R)等の近距離無線通信を行うことが可能な通信モジュールである。なお、第2通信装置20に、携帯電話通信網と接続可能な通信モジュールを搭載してもよい。
以下、第1通信装置10及び第2通信装置20について詳しく説明する。
先に、第2通信装置20について説明する。
第2通信装置20は、作業機2に設けられた車載通信ネットワークに接続されている。第2通信装置20は、処理部21と、第1通信部(出力部)22と、第1記憶部23とを有している。処理部21は、CPU等で構成されている。
処理部21は、車載通信ネットワークに流れる作業機の情報(ステータス情報ということがある)を取得可能である。処理部21は、例えば、ステータス情報として、作業機2に搭載されたセンサ(アクセルペダルセンサ、エンジン回転検出センサ、クランク位置センサ、燃料センサ、水温センサ、振動センサ等)の値を取得する。また、処理部21は、ステータス情報として、作業機2に搭載されたスイッチ(イグニッションスイッチ、駐車ブレーキスイッチ、PTOスイッチ等)の状態(ON、OFF)、或いは、作業機2に搭載されたCPU等の制御部の制御信号を取得可能である。
また、処理部21は、取得した作業機の状態(ステータス情報)を送信信号に付加する。ここで、送信信号とは、第1通信装置10と第2通信装置20との無線通信で用いられるブロードキャストの信号であって、サービスセット識別子(SSID)などを含む信号である。
処理部21は、SSIDにステータス情報を付加する。以下、説明の便宜上、予め定められたSSIDのことを「設定SSID」、ステータス情報が付加されたSSIDのことを「変更SSID」ということがある。
図2は、SSIDの推移を示した図である。
図2に示すように、時点P1において、作業機のイグニッションスイッチ(IG−SW)がオフ(OFF)からオン(ON)に変化した場合、処理部21は、イグニッションスイッチがオンしたことを示すステータス情報であるキーオン情報を取得する。処理部21がキーオン情報を取得すると、処理部21は、設定SSIDである「KUBOTA」に、キーオン情報を付加することにより、変更SSIDを「KUBOTA−010」する。即ち、処理部21は、イグニッションスイッチがオンしたことを示す「010」を、設定SSIDの末尾に加える。なお、設定SSIDである「KUBOTA」と、「010」との間に示される記号「−」は、設定SSIDと、新たに加えられたキーオン情報との区切りを示している。
また、時点P2において、イグニッションスイッチ(IG−SW)がオン(ON)からオフ(OFF)に変化した場合、処理部21は、イグニッションスイッチがオフしたことを示すステータス情報であるキーオフ情報を取得する。処理部21がキーオフ情報を取得すると、処理部21は、設定SSIDである「KUBOTA」に、キーオフ情報を付加することにより、変更SSIDを「KUBOTA−011」する。即ち、処理部21は、イグニッションスイッチがオフしたことを示す「011」を、設定SSIDの末尾に加える。したがって、処理部21では、設定SSIDに、イグニッションスイッチのオン、オフを示すステータス情報を付加することができる。
上述した実施形態では、イグニッションスイッチのオン又はオフにおけるステータス情報について説明したが、当然の如く、これに限定されない。
本発明においては、作業機の動き(駆動)を確認できるステータス情報をSSIDに付加することが好ましい。図3に示すように、例えば、エンジンの始動の有無、作業装置の駆動の有無、作業機の振動の有無、走行の有無等を示すステータス情報を、SSIDに付加することが好ましい。なお、エンジンの始動の有無は、エンジン回転検出センサやクランク位置センサによって検出することができる。作業機の始動の有無は、作業装置のPTOスイッチのオン又はオフで検出することができる。作業機の振動の有無は、振動センサで検出することができる。
したがって、処理部21によれば、作業機の駆動の有無、即ち、作業機の駆動の変化を認識することができるステータス情報を、設定SSIDに付加することができる。
なお、処理部21は、変更SSIDを作成するに際して、設定SSIDの末尾にステータス情報を示す数字等(例えば、010、011)を加えていたが、ステータス情報を示す数字等は、設定SSIDのどこの位置に加えてもよい。また、処理部21は、所定のステータス情報に基づき、設定SSIDを予め定められた計算式等で変化させてもよい。また、処理部21が取得したステータス情報と、ステータス情報を示す数字との関係は、予め第2通信装置20に記憶されており、処理部21は、この関係を用いて変更SSIDを作成する。
第1通信部22は、近距離無線通信を行うチップ等であり、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズに準拠したWi−Fi(登録商標)による無線通信を実行する。第1通信部22は、第1通信装置10から受信したデータ(情報)を受信したり、SSID(設定SSID、変更SSID)を含む送信信号を第1通信装置10に出力する。
第1記憶部23は、不揮発性のメモリ等から構成されている。第1記憶部23は、通信に関する通信情報、ステータス情報、変更SSIDを作成するためのデータ等を記憶可能である。通信情報とは、例えば、ネットワーク上において設定された固有のMACアドレス、第2通信装置20を識別するための識別子(設定SSID、変更SSID)、暗号化キー(ネットワークキー)等である。
第1通信装置10は、第2通信部11と、第2記憶部12とを有している。
第2通信部11は、近距離無線通信を行うチップ等であり、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズに準拠したWi−Fi(登録商標)による無線通信を実行可能である。また、第2通信部11は、データ通信網や携帯電話通信網によって通信を行うことができるものであってもよい。
第2記憶部12は、不揮発性のメモリ等から構成されている。第2記憶部12は、通信情報、第2通信装置20から取得したステータス情報を記憶可能である。通信情報は、例えば、ネットワーク上において設定された固有のMACアドレス、暗号化キー(ネットワークキー)、電子メール(通知先)等が記憶されている。
作業機の監視システム1は、作業機についての監視を行う監視部30を備えている。監視部30は、第1通信装置10に設けられている。第1通信装置10に組み込まれた電気、電子部品、プログラム等から構成されている。
監視部30は、監視中(監視開始後)において、作業機の状態が変化すると、外部に警報を出力する。例えば、監視部30は、監視中において、作業機のエンジンが停止した状態から始動したり、作業機が停止している状態から移動を検知すると、外部に警報を出力する。
図1を用いて、作業機2の監視について詳しく説明する。
図1に示すように、作業機2の監視を行う前には、収容箱40に第1通信装置10が収められている。例えば、第1通信装置10が持ち運びが可能な通信装置で構成した場合は、収容箱40に収納後、施錠することによって作業機2の監視時には常時、収容箱40内に固定である。この場合は、作業機2の監視を行っていない場合のみ、第1通信装置10を収容箱40から取出しが行える。一方、第1通信装置10が持ち運びが不能な通信装置で構成した場合は、当該第1通信装置10は、常時、収容箱40に収容される。
第1通信装置10の通信範囲(通信距離)は、保管場所Pと略同じ大きさに設定されている。なお、第1通信装置10の通信範囲(通信距離)は、保管場所Pよりも大きくてもよいし、保管場所Pであって作業機2が停止する位置において、第2通信装置20からの電波が受信可能な範囲であればよい。
作業機2による作業が終了すると、第2通信装置20を搭載した作業機2が納屋Pに帰ってくることになる。作業機2の第2通信装置20は一定の間隔(例えば、1秒毎、数秒毎)で、SSIDを外部に出力する。第2通信装置20がSSIDを出力する間隔は、上述したものに限定されない。
作業機2が保管場所に入り所定の場所に停止すると、作業機の駆動は停止する。例えば、作業機のイグニッションスイッチはオフされ、エンジン及び作業装置の駆動を停止することになる。
作業機2が納屋Pに入り、イグニッションスイッチがオフすると、上述したように、第2通信装置20の処理部21がイグニッションスイッチがオフしたことを示す「011」が付加された変更SSIDを生成する。第1通信部22は変更SSIDを外部に出力する。一方、第1通信装置10の第2通信部11は、第2通信装置20が出力した変更SSIDを取得することができる。つまり、第1通信装置10は、変更SSIDを通じて作業機2が停止した(作業機2の駆動が停止した)ことを把握することができる。
さて、監視部30は、第1通信装置10と第2通信装置20との通信における電波に基づいて、作業機2の監視を行う。上述した例の場合、第1通信装置10が受信した電波(変更SSID)に作業機2の停止を示す情報(011)が含まれているため、監視部30は、作業機2の停止を示す変更SSIDを第1通信装置10が受信した時点で第2通信装置20が搭載された作業機についての監視を開始する。当然のごとく、作業機2の停止を示す情報は「011」に限定されず、エンジン駆動が無しを示す「025」であってもよいし、その他の情報であってもよい。
監視部30は、監視の開始後(監視中)、作業機2のイグニッションスイッチがオンし、第1通信装置10が第2通信装置20から「イグニッションスイッチがオンになっている」ことを示す変更SSID(「KUBOTA−010」)を受信した場合、納屋Pの内部及び外部に警報を鳴らす。或いは、監視部30は、第1通信装置10の第2記憶部12に記憶されている電子メール等の連絡先に、作業機の変化を通知する。警報は、どのような方式であってもよく、音で警報を知らせても、光で警報を知らせてもよい。
監視部30における監視の終了は、例えば、第1通信装置10に入力部を設けて、入力したパスワードと、予め第1通信装置10の第2記憶部12に記憶していたパスワードとを比較し、パスワードが一致した場合に、監視の終了(監視の解除)を行う。なお、監視の終了は、特に限定されない。例えば、第2通信装置20に入力部を設けて、入力したパスワードを第1通信装置10に送信する。そして、第2通信装置20から送信したパスワードと、第1通信装置10の第2記憶部12に記憶しているパスワードとを比較し、パスワードが一致した場合に、監視の終了を行ってもよいし、その他の方法であってもよい。
以上によれば、監視部30は、第1通信装置10が受信した電波(SSID)に作業機の停止を示す情報が含まれる場合に、第2通信装置20が搭載された作業機2についての監視を開始しているため、撮像装置等の大掛かりな装置を用いなくても作業機2の監視を簡単に行うことができる。
さて、上述した実施形態では、第1通信装置10と第2通信装置20との通信における電波(変更SSID)に作業機2の停止が含まれる場合に、監視部10は作業機2の監視を行っているが、これに代え、第1通信装置10が第2通信装置20から受信した電波の強度(受信強度)を用いて、監視部30による監視を開始してもよい。
以下、第1通信装置10の受信強度による作業機の監視について説明する。
図1に示すように、第1通信装置10が収容箱40に収容している状況下で、作業機2が保管場所Pから離れた場所では、第2通信装置20と第1通信装置10とが離れているため、第2通信装置20に対する第1通信装置10の受信強度、即ち、送信信号等の信号の受信強度は小さい。特に、第1通信装置10から見て第2通信装置20が通信エリア外に位置する場合は、第1通信装置10は、第2通信装置20からの送信信号等の信号を受信することができない。つまり、第1通信装置10が第2通信装置20からの信号を受信できない場合は、当該第2通信装置20を搭載した作業機は、保管場所Pから離れていると言える。
作業機が保管場所Pに次第に近づき、第1通信装置10と第2通信装置20との距離が短くなると、第1通信装置10は第2通信装置20から送信された送信信号を受信する。即ち、第1通信装置10と第2通信装置20との距離が短くなると、第2通信装置20が送信された送信信号の受信強度は次第に大きくなる。ここで、第1通信装置10の受信強度が所定値(閾値)以上となると、監視部30は、監視を開始する。即ち、作業機が保管場所Pに入ることによって、第1通信装置10の受信強度が所定値以上となると、監視部30は、監視を開始する。したがって、作業機が保管場所Pに入るだけで、自動的に作業機の監視を行うことができる。特に、複数の作業機を保管場所Pに止めて保管する場合、各作業機が作業場から保管場所Pに帰ってくる度に、監視する作業機の台数を増やすことができる。なお、電波強度の強さを判定する所定値(閾値)は、作業機2が保管場所に到達した場合(保管場所の中に入った場合)の電波強度であり、実験や理論式で求めることが可能である。
監視部30は、監視中(監視開始後)において、例えば、第1通信装置10の受信強度が所定値未満なると、作業機2が保管場所Pから離れた可能性があるため、警報を外部に出力する。なお、監視の開始は、電波強度を用いて行い、監視は、上述したように、作業機2の状態等をステータス情報(SSID)によって監視してもよい。
また、第1通信装置10の受信強度のみで、監視部30よる監視を行う場合は、第2通信装置20の処理部21は、変更SSIDを生成しなくてもよく、第2通信装置20は、電波(例えば、設定SSID)を外部に出力するものであればよい。
上述した例では、第1通信装置10の受信強度が所定値以上となると、監視部30は監視を開始していたが、これに加え、作業機が作業場所から保管場所Pに帰って来た場合の動作と連動して、監視を開始してもよい。
バックホーの建設機械、トラクタ、コンバイン及び田植機の農業機械は、トラック等の運搬車に載せられて、作業場所から保管場所Pに帰って来ることが多い。運搬車における運搬中は、建設機械や農業機械は駆動を停止している。即ち、建設機械や農業機械はイグニッションスイッチがオフの状態(エンジンを停止した状態)で作業場所から保管場所Pへと運搬される。そして、運搬車が保管場所P或いは保管場所Pの周囲に到着すると、建設機械や農業機械は、イグニッションスイッチ等をオフからオンにして、エンジンを始動し自走し、再び、保管場所P内で停止位置にくると、イグニッションスイッチをオフにする。
つまり、作業機(建設機械、農業機械)の作業場所から保管場所Pへ帰ってくる経緯を見てみると、保管場所Pに至るまではイグニッションスイッチはオフであり、保管場所Pに到達すると、イグニッションスイッチはオンしたのちオフする。そこで、監視部30は、第1通信装置10の受信強度が所定値以上で且つ監視中でない状況下で、作業機(建設機械、農業機械)のイグニッションスイッチがオフからオンに変化した場合(変更SSIDがKUBOTA−011からKUBOTA−010に変化した)場合、監視を開始する。なお、作業機のイグニッションスイッチがオフからオンに変化し、さらに、オンからオフに変化した場合に、監視を行ってもよい。
これによれば、第1通信装置10の受信強度の状態と、作業機におけるイグニッションスイッチの変化により、作業機が保管場所Pへ帰ってきたことを、より確実に検出したうえで、作業機の監視を行うことができる。
なお、監視の開始後における監視の処理は、電波強度のみで行ってもよいし、SSID(ステータス情報)の変化で行ってもよいし、電波強度とSSIDとの両方を用いて行ってもよい。
さて、作業機が駆動している状態では、当該作業機は振動する。作業機が振動しているか否かは、上述したように、変更SSIDから把握することができる。そこで、監視部30は、第1通信装置10の受信強度が所定値以上である状況下で、作業機の振動が無くなった(振動が得られない)場合に、監視を開始してもよい。なお、第1通信装置10の受信強度が所定値以上である第1条件、イグニッションスイッチがオフからオンに変化した第2条件と、振動が得られないという第3条件の全てが揃った場合に、監視部30が監視を開始してもよい。
さて、作業機が保管場所Pに留まっている状況、即ち、作業機が保管場所Pで止まっている状況下では、第1通信装置10と第2通信装置20との距離は常に近いため、第1通信装置10の受信強度は常に所定値以上となる。そこで、監視部30は、第1通信装置10の受信強度が所定値以上である時間、即ち、受信強度が連続して所定値以上の経過時間が所定時間以上である場合に、監視を開始してもよい。所定時間とは、作業機が保管場所Pで停止して保管していると考えられる長さであって、例えば、数分(2,3分)である。当然の如く、この数値は限定されないが、10分を超えないことが望ましい。これによれば、イグニッションスイッチの状態や振動の状態等、作業機の状態が得られない場合でも、自動的に作業機の監視を行うことができる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態における作業機の監視システムを示している。図4に示すように、作業機の監視システムは、第1通信装置10は、内部通信装置10Aと、外部通信装置10Bとを含んでいる。内部通信装置10Aとは、保管場所内に設置され且つ第2通信装置20と無線通信が可能な通信装置である。外部通信装置10Bとは、保管場所外に設置され且つ第2通信装置20と無線通信が可能な通信装置である。即ち、図4に示すように、作業機の監視システム1では、保管場所Pの内部及び外部に、第1通信装置10を設置したシステムである。
内部通信装置10Aは、例えば、納屋Pの柱に設けた収容箱40に収容されている。内部通信装置10Aの通信範囲(通信距離)は、保管場所Pと略同じ大きさに設定されている。なお、内部通信装置10Aの通信範囲(通信距離)は、保管場所Pよりも大きくてもよいし、保管場所Pであって作業機2が停止する位置において、第2通信装置20からの電波が受信可能な範囲であればよい。
外部通信装置10Bは、例えば、納屋Pの屋根、或いは、納屋Pの出入口の外に設置されている。内部通信装置10A及び外部通信装置10Bは、第2通信部11及び第2記憶部12をそれぞれ有している。
監視部30は、内部通信装置10Aに設けられている。内部通信装置10Aと外部通信装置10Bとは接続されていて、内部通信装置10Aは、外部通信装置10Bが受信した電波(第2通信装置20から発信された電波)の受信強度を取得可能である。以下、説明の便宜上、外部通信装置10Bが受信した電波のことを「第1電波」、内部通信装置10Aが受信した電波のことを「第2電波」、外部通信装置10Bにおける第1電波の電波強度を第1電波強度、内部通信装置10Aにおける第2電波の電波強度を第2電波強度という。
監視部30は、外部通信装置10Bが第2通信装置20から受信した電波の第1受信強度が所定値以上で且つ、内部通信装置10Aが第2通信装置20から受信した電波の第2受信強度が所定値以上である場合に、第2通信装置20が搭載された作業機2についての監視を開始する。
例えば、図4に示すように、作業機2が保管場所Pから遠く離れている場所にいる場所に居るとき、外部通信装置10Bと第2通信装置20とが遠く離れているため、図4に示すように、外部通信装置10Bの第1電波強度は小さい。また、内部通信装置10Aと第2通信装置20とも遠く離れているため、内部通信装置10Aの第2電波強度も小さい。
図4に示すように、作業機2が保管場所Pに近づくにつれて、外部通信装置10Bの第1電波強度は次第に大きくなる。作業機2が保管場所Pの付近に位置した場合は、外部通信装置10Bの第1電波強度は最も大きく、保管場所Pの出入口で所定値(第1閾値)以上になる。一方、内部通信装置10Aの第2電波強度は、出入口付近から次第に大きくなる。さらに、作業機2が保管場所Pの出入口を通過して、保管場所Pに入ると、内部通信装置10Aの第2電波強度は所定値(第2閾値)以上になる。監視部30は、第1電波強度が所定値(第1閾値)以上で且つ、第2電波強度が所定値(第2閾値)以上になった場合に、作業機2の監視を行う。第1閾値は、例えば、保管場所Pの出入口から数m〜数十m離れた位置(保管場所に近づいたとみなされる位置)における電波強度である。なお、図4では、第1閾値と第2閾値とが同じとなってるが、保管場所P等の大きさに応じて閾値は設定すればよく、第1閾値と第2閾値は異なっていてもよい。
このように、外部通信装置10Bの第1電波強度の推移を見ることによって、作業機1が保管場所Pに近づいているのか離れているのかを把握することができる。また、内部通信装置10Aの第2電波強度を見ることによって、作業機1が保管場所Pに入ったか否かを把握することができる。例えば、外部通信装置10Bの第1電波強度が所定値以上であったものの、内部通信装置10Aの第2電波強度が所定値未満である場合には、作業機2は保管場所Pの近くに居るものの、保管場所Pには入ってないことが分かる。
つまり、監視部30が第1電波強度と第2電波強度との両方を用いて、作業機2の監視をするか否かを決定しているため、外部から保管場所Pに帰ってきた作業機2の監視を行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 作業機の監視システム
2 作業機
10 第1通信装置
10A 内部通信装置
10B 外部通信装置
11 第2通信部
12 第2記憶部
20 第2通信装置
21 処理部
22 第1通信部
23 第1記憶部
30 監視部
40 収容箱
P 保管場所
N1 車載通信ネットワーク

Claims (4)

  1. 作業機の保管場所及び/又は保管場所の周囲に設置され、無線通信が可能な第1通信装置と、
    前記作業機に搭載され且つ前記第1通信装置と無線通信可能な第2通信装置と、
    前記第1通信装置と第2通信装置との通信に基づいて、当該第2通信装置が搭載された作業機についての監視を行う監視部と、
    を備え、
    前記第1通信装置は、作業機の保管場所に設置され且つ前記第2通信装置と無線通信可能な内部通信装置と、前記保管場所の出入口の付近の前記保管場所外に設置され且つ前記第2通信装置と無線通信可能な外部通信装置とを含み、
    前記監視部は、前記外部通信装置が第2通信装置から受信した電波の受信強度が所定以上になった後、前記内部通信装置が第2通信装置から受信した電波の受信強度が所定以上である場合に、当該第2通信装置が搭載された作業機についての監視を開始する作業機の監視システム。
  2. 前記第2通信装置は、サービスセット識別子に作業機の状態を付加して、前記作業機の状態が付加されたサービスセット識別子を、前記第1通信装置に送信する請求項1の作業機の監視システム。
  3. 前記監視部は、前記第1通信装置が受信した前記サービスセット識別子に、前記作業機の状態として作業機が停止したことが含まれる場合に、前記監視の開始を行う請求項2に記載の作業機の監視システム。
  4. 前記監視部は、前記作業機の監視中において、前記第1通信装置が第2通信装置から受信したサービスセット識別子に、前記作業機の状態として作業機が駆動したことが含まれる場合に、外部に警報を出力する請求項1〜3のいずれかに記載の作業機の監視システム。
JP2015191624A 2015-09-29 2015-09-29 作業機の監視システム Active JP6470669B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015191624A JP6470669B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 作業機の監視システム
PCT/JP2016/078274 WO2017057275A1 (ja) 2015-09-29 2016-09-26 作業機の管理システム
DE112016004426.7T DE112016004426T5 (de) 2015-09-29 2016-09-26 Verwaltungssystem für Arbeitsmaschine
US15/938,670 US11335133B2 (en) 2015-09-29 2018-03-28 Management system for working machine
US17/718,836 US20220237957A1 (en) 2015-09-29 2022-04-12 Management system for working machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015191624A JP6470669B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 作業機の監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017068454A JP2017068454A (ja) 2017-04-06
JP6470669B2 true JP6470669B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=58492475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015191624A Active JP6470669B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 作業機の監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6470669B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6343811B2 (ja) * 2016-06-22 2018-06-20 株式会社ベイビッグ 検知システム及び検知方法
KR102125664B1 (ko) * 2020-01-13 2020-06-22 이상룡 굴삭 레벨 검측 장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5595853B2 (ja) * 2010-09-29 2014-09-24 株式会社クボタ 作業機の動作制限システム
JP5723704B2 (ja) * 2011-07-06 2015-05-27 株式会社クボタ 作業機の情報通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017068454A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2021221470B2 (en) A tracking and theft-recovery system for mobile assets
US9701305B2 (en) Automatic valet parking
US9369830B2 (en) Method and system for launching an application
RU2718428C2 (ru) Способ и устройство для оказания поддержки водителю транспортного средства, в частности коммерческого транспортного средства
US20130295911A1 (en) Cellphone Controllable Car Intrusion Recording and Monitoring Reaction System
US20150005984A1 (en) Remote start system for a motor vehicle
CN105100192A (zh) 用于启动应用的方法和系统
US20150264545A1 (en) 911 assist by wireless charger with nfc in the vehicle
WO2020236387A1 (en) Tractor trailer vehicle area network with trailer sub-network
US20120286950A1 (en) Methods and systems for detecting theft of an item
JP6470669B2 (ja) 作業機の監視システム
US9159233B2 (en) System including vehicle location alert based communication with a vehicle audio entertainment system and related methods
JP2019501318A (ja) 車両における1つ以上の機能をトリガする方法
KR101034426B1 (ko) 복합기능이 구비된 휴대폰 연동시스템
US20200191951A1 (en) Under vehicle inspection
KR20150042477A (ko) 유무선 게이트웨이를 이용한 블랙박스 기능 제공 시스템 및 그 방법
US10251211B1 (en) Vehicle connection maintenance system
ITMO20080176A1 (it) Apparato e metodo di segnalazione per sistemi antifurto di autoveicoli o simili
WO2017057275A1 (ja) 作業機の管理システム
KR101602341B1 (ko) Avn 장치를 이용한 차량 내 스마트폰 분실 방지 방법 및 시스템
US20140274012A1 (en) System including vehicle speed alert based communication with a vehicle audio entertainment system and related methods
US20200273340A1 (en) Vehicle warning method and apparatus
CN108995589A (zh) 基于相对位置确定车辆视图
US8653954B2 (en) Systems and methods for detecting an error in the installation of an electrical component
JP2008250365A (ja) 作業機械の盗難防止監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20151001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150