JP6470530B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、画像処理装置の一例としての、撮影後にLFデータから任意の被写体距離に合焦した画像を生成可能なデジタルカメラに、本発明を適用した例を説明する。しかし本発明は、LFデータから任意の被写体距離に合焦した画像を生成することが可能な任意の機器に適用可能である。
本実施形態のデジタルカメラ100が有する撮像部106から出力される画像信号のように、3次元の被写体空間を記述した光線空間情報のことを示す。本実施形態では、画像信号の画素(画素信号)の各々は、通過した撮像光学系104の瞳領域及び入射方向の組み合わせが異なる光束に対応した信号強度を示している。
LFデータを構成する画素を所望の組み合わせで合成するなどして新たに生成する画像であり、本実施形態では、LFデータから生成される、任意の被写体距離に合焦した画像を含む。具体的には生成する被写体距離に対応する焦点j面(再構成面、リフォーカス面)での画素配置に従ってLFデータの画素を並び替え、再構成画像の1画素(単位画素)に対応するLFデータの複数の画素(副画素)の画素値を合算することで該画素の画素値を得る。再構成面における画素配置は、再構成面に撮像素子が存在した場合に入射する光束の入射方向(入射角度)に基づいて決定される。該画素配置において1つのマイクロレンズに対応する複数の画素の画素値を足し合わせることで、再構成画像の1画素を生成することができる。再構成画像としては他にも、マイクロレンズごとに存在する、マイクロレンズからの入射方向が同じ副画素(同じ視点の副画素)から生成される各視点の画像なども含む。この視点画像の生成の際には、他の視点(マイクロレンズからの入射方向)からの画像を視差分の移動量を踏まえて位置合わせをして加算するなどしてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
ここで、本実施形態のデジタルカメラ100において、光軸上の撮像光学系104と撮像素子との間に設けられたマイクロレンズアレイ105について、図を用いて説明する。
ここで、特定の被写体距離に合焦した再構成画像の生成方法の概要について、図を用いて説明する。
のようになる。このように得られた2種類の再構成画像は、それぞれ対応する分割瞳領域の重心位置を擬似的に光軸とした画像である。
で表される。なお、Fは撮像レンズからマイクロレンズアレイまでの距離、αFは撮影レンズから再構成面までの距離(αはリフォーカス係数:再構成面までの距離を決定するための可変係数)である。
で表される。なお、(u,v)を瞳領域の代表座標とすることで、該式は単純加算により計算できる。
ここで、本実施形態の特徴的な処理であるリフォーカスの制限に関する処理について説明する。上述したようなLFデータからは様々な被写体距離に合焦した再構成画像を生成することができるため、撮影範囲に含まれるプライバシー情報が適切に保護されない可能性がある。即ち、例えば通常は撮影やコピーを許可していない文書等が撮影範囲に含まれていた場合、該文書を読み取り可能な再構成画像が生成される可能性があった。また、近年では撮影により得られた画像がオンラインの画像共有サービス等に公開されることも多くなっており、LFデータが任意に再構成可能な状態で公開されることも考えられる。例えば背景の建物内部等、意図せず撮影範囲に写り込んでしまった人物はLFデータからの再構成画像の生成条件によっては、該人物の意思に反して肖像権が侵害される可能性がある。そこで、本実施形態では、斯様な保護対象となる被写体が存在すること、該被写体が合焦されてしまうリフォーカス範囲を判定し、そのリフォーカス範囲へのリフォーカスを制限する為の情報をLFデータ等に付加する。また、リフォーカスのための再構成画像に限らず、視点変更やパース変更など、何らかの目的で再構成画像が生成される場合に、保護対象に合焦させない、あるいは視認しにくくするための制限情報をLFデータに付加する。
θ=−ψ/2+(ψ/P)・p (5)
D1=(δ・F1・a2)/(f2−δ・F1・a) (6)
D2=(δ・F2・a2)/(f2+δ・F2・a) (7)
以上から、式(6)と式(8)を解くことで、絞り値F1毎の、建物〈1〉を被写界深度に含まない被写体距離aを算出することができる。この結果をまとめたものが、図10A及び26(b)のリフォーカス制限テーブルとなる。
次に、リフォーカス制限情報を利用して、画像再生時にリフォーカス範囲を制限して再構成する手順について、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、制限情報付加処理で説明した、図10(a)のリフォーカス制限領域と図10(b)のリフォーカス制限テーブルが付加されている撮像データ(LFデータ)を、再生する手順を例に、説明を行う。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えばROM102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、RAM103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本再生処理は、例えばユーザによりLFデータ(対象LFデータ)の閲覧指示がなされた際に開始されるものとして説明する。
本発明の実施形態2について説明する。
上述した実施形態では、図3に示した撮像光学系104、マイクロレンズアレイ105、及び撮像部106の構成により取得されたLFデータを対象としたが、本発明は図13に示すような構成により得られたLFデータが使用されてもよい。図13の構成は、文献「Todor Georgiev and Andrew Lumsdaine, "Superresolution with Plenoptic 2.0 Camera", Signal Recovery and Synthesis, Optical Society of America, 2009"に記載されるプレノプティックカメラに対応する。図13の構成では、撮像光学系104の焦点がマイクロレンズアレイ105の面上ではなく、より撮像光学系104の射出瞳に近い位置に設けられている点が異なる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (17)
- ライトフィールドデータを取得するデータ取得手段と、
被写体を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された被写体に合焦させないための制限情報であり、前記ライトフィールドデータの再構成にあたり、合焦可能な深度方向の範囲を制限する制限情報を出力する出力手段と、を有し、
前記選択手段は、前記ライトフィールドデータを撮影した撮像装置の地理的位置を特定し、外部装置から受信される地理的位置の位置情報に関連付けられた情報に基づいて、被写体を選択する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記出力手段により出力された前記制限情報を前記ライトフィールドデータに関連付けて記録する記録手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記ライトフィールドデータを再構成して再構成画像を生成する再構成手段と、
前記制限情報に基づいて前記特定の被写体に合焦した再構成画像を生成させないように、前記再構成手段を制御する制御手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記制限情報に基づいて前記選択手段により選択された被写体に合焦する被写体距離あるいは該被写体が被写界深度に含まれる生成条件が設定されないように前記再構成手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、生成される再構成画像の各領域のうち、合焦した再構成画像の生成が制限される被写体に対応する領域については前記制限情報に基づいて再構成画像を生成し、それ以外の領域については任意の被写体距離の再構成画像を生成するように前記再構成手段を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
- 前記出力手段は、再構成画像の被写体距離及び絞り値に応じて決定される被写界深度の情報に基づき、前記制限情報を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記選択手段は、前記ライトフィールドデータを撮影した撮像装置の位置、方向、及び被写体との距離の情報に基づいて、被写体を選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記制限情報は、生成される再構成画像における前記選択手段により選択された被写体の位置、該再構成画像の絞り状態、及び該再構成画像において合焦する被写体距離の少なくともいずれかを含む情報であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記位置情報に関連付けられた情報は、建物、ランドマーク、観光名所の少なくともいずれかであることを示す情報を含む、被写体の種類を特定する情報であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記位置情報に関連付けられた情報は、合焦を禁止する被写体であるか否かを示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記出力手段は、前記選択手段により選択された被写体毎に、前記制限情報を異ならせて構成することが可能であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記ライトフィールドデータは、画素信号の各々が、前記ライトフィールドデータを撮像した際の撮像光学系の瞳領域及び入射方向の組み合わせが異なる光束に対応した信号強度を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記ライトフィールドデータは、被写体の3次元空間を記述する光線空間情報であり、データを再構成することにより、任意の被写体距離に合焦する再構成画像を生成可能であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記再構成画像の生成は、被写体距離に対応する再構成面上において、前記再構成画像の各画素位置に対応するデータを合成することにより行われることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
- ライトフィールドデータを取得するデータ取得工程と、
被写体を選択する選択工程と、
前記選択工程において選択された被写体に合焦させないための制限情報であり、前記ライトフィールドデータの再構成にあたり、合焦可能な深度方向の範囲を制限する制限情報を出力する出力工程と、を有し、
前記選択工程において、前記ライトフィールドデータを撮影した撮像装置の地理的位置を特定され、外部装置から受信される地理的位置の位置情報に関連付けられた情報に基づいて、被写体が選択される
ことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- 請求項16に記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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