JP6470129B2 - 遮断器用油圧操作機構の監視システム及びその監視方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、電気回路を開閉する遮断器用油圧操作機構の動作を監視するための遮断器用油圧操作機構の監視システム及びその監視方法に関する。
一般に、遮断器は電力系統を雷害等から保護し、電力系統の安定した運用を実現するため、大電力の開閉制御を行う送変電機器の一つである。遮断器は、開路(遮断)及び閉路(投入)時のアーク放電の影響を最小限に抑えるため、高応答でかつ高速な可動接点の動作が要求される。その可動接点を駆動する操作機構には、主に油圧操作力を用いた油圧操作機構が広く適用されている。遮断器は、電力系統の安定化を維持するため、油圧操作機構の健全性を保つことが非常に重要である。
しかし、上記油圧操作機構は、遮断器の筐体内部に収納されているため、外観から油漏れやバルブの異常等の欠陥を発見することは極めて困難である。また、遮断器は、数十年単位の長期運用が求められていることから、既存の油圧操作機構の構造を把握し、異常現象の予兆を判別可能な熟練技術者が年々減少していく傾向にある。そのため、油圧操作機構の異常現象を事前に自動的に判別可能な監視システムが要求されている。
このような油圧操作機構の監視システムの従来例としては、例えば特許文献1に記載された技術がある。この技術は、油圧が所定の圧力以下に低下した際に駆動する油圧ポンプの起動回数、及び油圧が所定値までに昇圧する時間等に基づいて、異常の有無を自動的に検出する監視システムである。
上記従来例の油圧操作機構の監視システムにおいては、自動的に異常検出が可能になるため、技術者の知識や経験に頼る必要がなくなる。
特開2008−4413号公報
しかしながら、上記従来例では、油圧ポンプの起動回数及び昇圧時間等に基づいて異常の有無を判断しているため、異常個所の特定は困難である。その結果、上記従来例では、油圧操作機構が明らかに異常状態になってから異常が検出されることになる。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、油圧操作機構の異常を自動的に検出し、かつ異常個所の特定が可能な遮断器用油圧操作機構の監視システム及びその監視方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムは、遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を記録する測定値記録部と、前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析が実行可能な1次元等価回路網演算部と、前記測定値記録部で記録した測定値データと、前記1次元等価回路網演算部において正常状態の前記油圧操作機構の前記1次元等価回路網モデルで計算した計算値データとを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを判断する状態判断部と、前記状態判断部で異常と判断した場合、前記測定値データと前記1次元等価回路網演算部の計算値データとの差が予め設定した範囲内の条件を満たすように前記1次元等価回路網モデルのコンポーネントのパラメータを変更し、正常状態の値に対して一定値以上異なるパラメータの存在するコンポーネントが異常個所であると特定する異常個所特定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムは、遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を記録する測定値記録部と、前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析が実行可能な1次元等価回路網演算部と、前記1次元等価回路網演算部で正常状態の計算値データと、想定される異常モードの計算値データ群を格納している異常モードデータベースと、前記測定値記録部で記録した測定値データと、前記異常モードデータベースにおいて正常状態の前記計算値データ群とを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを判断する状態判断部と、前記状態判断部で異常と判断した場合、前記測定値データと前記異常モードデータベースの前記計算値データ群とを比較して、予め設定した範囲内の条件を満たす異常モードが、現在発生している異常モードであると特定する異常モード特定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る遮断器用油圧操作機構の監視方法は、遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、を用いて前記油圧操作機構を監視する遮断器用油圧操作機構の監視方法であって、前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を測定値記録部に記録する測定値記録工程と、1次元等価回路網演算部が前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析を実行する1次元等価回路網演算工程と、前記測定値記録工程で記録した測定値データと、前記1次元等価回路網演算工程において正常状態の前記油圧操作機構の前記1次元等価回路網モデルで計算した計算値データとを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを状態判断部で判断する状態判断工程と、前記状態判断工程で異常と判断した場合、異常個所特定部が前記測定値データと前記1次元等価回路網演算工程で計算した計算値データとの差が予め設定した範囲内の条件を満たすように前記1次元等価回路網モデルのコンポーネントのパラメータを変更し、正常状態の値に対して一定値以上異なるパラメータの存在するコンポーネントが異常個所であると特定する異常個所特定工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る遮断器用油圧操作機構の監視方法は、遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、を用いて前記油圧操作機構を監視する遮断器用油圧操作機構の監視方法であって、前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を測定値記録部に記録する測定値記録工程と、1次元等価回路網演算部が前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析を実行する1次元等価回路網演算工程と、前記1次元等価回路網演算工程で正常状態の計算値データと、想定される異常モードの計算値データ群を異常モードデータベースに格納する異常モードデータ格納工程と、前記測定値記録工程で記録した測定値データと、前記異常モードデータ格納工程において正常状態の前記計算値データとを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを状態判断部で判断する状態判断工程と、前記状態判断工程で異常と判断した場合、異常モード特定部が前記測定値データと前記異常モードデータベースの前記計算値データ群とを比較して、予め設定した範囲内の条件を満たす異常モードが、現在発生している異常モードであると特定する異常モード特定工程と、を有することを特徴とする。
本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第1実施形態を示すブロック図である。 図1の監視システムの油圧操作機構の投入状態を示す構成図である。 図2の油圧操作機構の投入状態から遮断状態に移行する途中の遮断動作過程を示す構成図である。 図2の油圧操作機構の遮断状態を示す構成図である。 図2〜図4の油圧操作機構の1次元等価回路網モデルの一例を示す油圧回路図である。 第1実施形態において油圧操作機構の遮断動作時の可動接点変位及び各弁の圧力波形の正常値である1次元等価回路網の計算値データの例を示す図である。 第1実施形態において異常発生した測定値データの例を示す図である。 本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第1実施形態の第1変形例を示すブロック図である。 本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第1実施形態の第2変形例を示すブロック図である。 本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第2実施形態を示すブロック図である。
以下に、本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第1実施形態を示すブロック図である。図2は図1の監視システムの油圧操作機構の投入状態を示す構成図である。図3は図2の油圧操作機構の投入状態から遮断状態に移行する途中の遮断動作過程を示す構成図である。図4は図2の油圧操作機構の遮断状態を示す構成図である。
なお、図2〜図4において、2種類のハッチングは油圧操作機構内の作動油を示しており、間隔の広いハッチングは低圧油を、間隔の狭いハッチングは高圧油を示している。
図1に示すように、本実施形態の遮断器用油圧操作機構の監視システムは、遮断器1の油圧操作機構2を監視するため、複数の圧力センサー3と、変位センサー4と、測定値記録部5と、異常監視装置6とを備える。この異常監視装置6は、状態判断部7と、1次元等価回路網演算部8と、異常個所特定部9とを備える。なお、本実施形態では、図2に示すように油圧操作機構2内に9個の圧力センサー3a〜3iが設置され、これらをまとめて説明する場合には、圧力センサー3として説明する。
図1及び図2に示すように、遮断器1は、タンク内に固定接点21と可動接点22が設置されている。遮断器1は、固定接点21に可動接点22が接触すると投入(閉路)状態となり、可動接点22が固定接点21から離間すると遮断(開路)状態となる。
油圧操作機構2は、遮断器1の可動接点22を往復駆動させ、遮断器1を遮断状態と投入状態との間で相互に移動させる。
圧力センサー3a〜3iは、油圧操作機構2の主要な弁及びアキュムレータの近傍にそれぞれ設置され、各弁の近傍及びアキュムレータの油圧を測定する。変位センサー4は、可動接点22に連結された連結リンク23の近傍に設置され、可動接点22の変位を測定する。複数の圧力センサー3a〜3i及び変位センサー4で測定された測定値は、測定値記録部5に随時一括して出力される。測定値記録部5は、複数の圧力センサー3a〜3iの測定結果と、変位センサー4の測定結果を記録する。
図2に示すように、油圧操作機構2は、主弁24、遮断主弁25、投入主弁26、切換弁27、遮断用電磁弁28、投入用電磁弁29、アキュムレータ30、油タンク31、及び油圧ポンプ32を備えている。
主弁24は、ピストンが連結リンク23に連結され、この連結リンク23を介して可動接点22を固定接点21に対して接触又は離間するように駆動するか、あるいは接触又は離間状態を保持する。
遮断主弁25は、主弁24に連結され、遮断器1の遮断時に動作して主弁24の高圧油を放出する。遮断主弁25には、遮断主弁ピストン33を常に下向きに動作するように付勢する遮断主弁用復帰ばね34が設けられている。
投入主弁26は、主弁24に連結され、遮断器1の投入時に動作して主弁24へ高圧油を供給する。投入主弁26には、投入主弁ピストン35を常に上向きに動作するように付勢する投入主弁用復帰ばね36が設けられている。
切換弁27は、遮断主弁25及び投入主弁26に連結され、遮断主弁25又は投入主弁26を動作させるために切換動作する。遮断用電磁弁28は、切換弁27に連結され、遮断開始時に励磁されて切換弁27を遮断動作位置へ動作させる。投入用電磁弁29は、切換弁27に連結され、遮断器1の投入動作開始時に励磁されて切換弁27を投入位置へ動作させる。
アキュムレータ30は、作動油を所定の高圧に保持する。油タンク31は、作動油を収容する。油圧ポンプ32は、油タンク31内の作動油をアキュムレータ30へ供給する。
なお、油圧操作機構2は、油圧を安定的に取り扱うために圧力スイッチや放圧弁等が一般に使用されるが、図2〜図4では省略している。
図2〜図4に示すように、圧力センサー3aは、アキュムレータ30の近傍の配管に設置され、その圧力がP1で示される。圧力センサー3bは、主弁24の近傍の配管に設置され、その圧力がP2で示される。圧力センサー3cは、主弁24に設置され、その圧力がP3で示される。圧力センサー3dは、遮断主弁25と投入主弁26と接続配管に設置され、その圧力がP4で示される。圧力センサー3eは、切換弁27の一方の出口配管に設置され、その圧力がP5で示される。圧力センサー3fは、遮断用電磁弁28の出口配管に設置され、その圧力がP6で示される。圧力センサー3gは、投入主弁26の出口配管に設置され、その圧力がP7で示される。圧力センサー3hは、切換弁27の他方の出口配管に設置され、その圧力がP8で示される。圧力センサー3iは、投入用電磁弁29の出口配管に設置され、その圧力がP9で示される。
図1に示す異常監視装置6は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ資源によって構成される。異常監視装置6は、図示しないハードディスク装置等の記憶媒体に記憶された動作プログラム及び各種データ等をCPUが読み出してメインメモリに展開し、この展開した動作プログラムを順次CPUが実行する。
測定値記録部5に入力された圧力センサー3及び変位センサー4の測定値信号は、測定値記録部5でデジタルデータに変換され、測定値データとして異常監視装置6内の状態判断部7に出力される。また、異常監視装置6内の1次元等価回路網演算部8には、油圧操作機構2の1次元等価回路網モデルを示すデータがあらかじめ格納されており、1次元等価回路網解析が実施可能である。
この1次元等価回路網解析とは、アキュムレータ、弁、油圧ポンプ、及び配管等の各部品を様々なパラメータ及び方程式が含まれたコンポーネントとして設定し、これらのコンポーネント同士を連結して、システム全体をモデル化し、応答を計算する手法である。
図5は図2〜図4の油圧操作機構の1次元等価回路網モデルの一例を示す油圧回路図である。
図5に示す油圧操作機構2の1次元等価回路網モデル50において、主弁モデル51は、主弁24に対応する。主弁モデル51は、ピストンコンポーネント71と質量コンポーネント72の組合せでモデル化されている。
遮断主弁モデル52及び投入主弁モデル53は、それぞれ遮断主弁25及び投入主弁26に対応する。遮断主弁モデル52及び投入主弁モデル53は、それぞれピストンコンポーネント71、質量コンポーネント72、段差付ピストンコンポーネント73、ばね減衰コンポーネント74、及び壁コンポーネント75の組合せでモデル化されている。
切換弁モデル54は、切換弁27に対応する。切換弁モデル54は、ピストンコンポーネント71、質量コンポーネント72、及び段差付ピストンコンポーネント73の組合せでモデル化されている。
遮断用電磁弁モデル55及び投入用電磁弁モデル56は、それぞれ遮断用電磁弁28及び投入用電磁弁29に対応する。遮断用電磁弁モデル55及び投入用電磁弁モデル56は、それぞれ段差付ピストンコンポーネント73及びソレノイドコンポーネント76の組合せでモデル化されている。
さらに、アキュムレータ30、油タンク31、及び油圧ポンプ32は、アキュムレーターコンポーネント77、油タンクコンポーネント78、及び油圧ポンプコンポーネント79でモデル化されている。また、各弁や機器を連結する配管は、配管コンポーネント80でモデル化されている。
なお、各コンポーネントには、コンポーネントを再現するためのパラメータが用意されており、パラメータにある値を入力して、モデル化する。例えば、ピストンコンポーネント71に関しては、ピストンの直径、ピストンロッドの直径、ピストンのストローク、隙間等のパラメータが用意されている。
各コンポーネントのパラメータに適切な値(初期値)を入力した1次元等価回路網モデル50を、1次元等価回路網演算部8で計算する。1次元等価回路網演算部8は、正常状態における各弁の圧力、及び可動接点22の変位の時刻歴変化を計算することができる。その計算結果は、計算値データとして状態判断部7へ出力される。
状態判断部7では、測定値記録部5から出力された測定値データと、1次元等価回路網演算部8から出力された計算値データとを比較して、予め設定した範囲の差以内の条件を満たすか否かを判断する。この判断結果に従い、条件を満たしていない場合は異常が発生していると判断し、測定値データを異常個所特定部9に出力する。
異常個所特定部9では、測定値データと1次元等価回路網演算部8の計算値データとが予め設定した範囲内の条件を満たすように1次元等価回路網モデル50のコンポーネントのパラメータを変更し、正常状態の値に対して大きく(一定値以上)異なるパラメータの存在するコンポーネントが異常個所であると特定することができる。
次に、油圧操作機構の具体的な動作例を挙げ、状態判断及び異常個所特定手法について説明する。
初めに、図2〜図4を用いて、油圧操作機構2の遮断動作の例について説明する。
図2の投入状態においては、油圧ポンプ32及びアキュムレータ30により、主弁24、遮断主弁25、投入主弁26、及び切換弁27には、高圧油が充填されている。図3に示すように、遮断動作の指令信号が遮断用電磁弁28に入力されると、遮断用電磁弁28は矢印A方向に動作し、図3において切換弁27の右側の高圧油を油タンク31へ放出する。それに伴い、切換弁27は、その左側との圧力差により矢印B方向に動作するので、遮断主弁25の上側の高圧油は、油タンク31へ放出される。
さらに、遮断主弁25は、下側との圧力差により矢印C方向に動作し、主弁24の上側の高圧油が油タンク31へ放出される。これにより、主弁24は、下側との圧力差により、矢印D方向へ移動する。主弁24は、連結リンク23を介して可動接点22を固定接点21から離間する方向へ駆動するので、遮断動作となる。主弁24が遮断状態の位置に達すると、遮断用電磁弁28は元の位置に戻り、また遮断主弁25も遮断主弁用復帰ばね34の付勢力により元の位置に復帰し、図4の遮断状態となる。なお、遮断動作中は、投入主弁26及び投入用電磁弁29は動作しない。
このように油圧操作機構2の遮断動作時には、遮断用電磁弁28、切換弁27、遮断主弁25、主弁24の順に作動する。これは、圧力センサー3fの圧力P6、圧力センサー3eの圧力P5、圧力センサー3dの圧力P4及び圧力センサー3cの圧力P3、圧力センサー3bの圧力P2の順に配管内の圧力が変化することになる。
図6は、油圧操作機構の遮断動作時の可動接点22の変位及び各弁の圧力波形の正常値である1次元等価回路網の計算値データの例である。図6(a)は、可動接点22の変位を示し、図6(b)〜(j)は、図3に示す圧力センサー3a〜3iが設置されている配管部の圧力P1〜P9の時刻歴変化を示す。なお、図6(a)においては、縦軸の上側を投入位置、下側を遮断位置と定義している。
時刻ゼロにおいて、遮断用電磁弁28が動作するので、圧力センサー3fの圧力P6、そして圧力センサー3eの圧力P5の順に圧力が減少し、次いで、圧力センサー3dの圧力P4及び圧力センサー3cの圧力P3が減少する。圧力センサー3cの圧力P3の減少により、圧力センサー3bの圧力P2との圧力差が生じるため、主弁24は遮断方向(図3のD方向)に動作し、可動接点22も遮断動作を開始する。
可動接点22が遮断位置付近に移動すると、主弁24の圧力P3側の出口配管が十分に絞られている場合、圧力P3は高くなり、可動接点22を制動する。
状態判断部7では、図6の正常値である1次元等価回路網の計算値データと測定値データとを比較し、予め設定した範囲の差以内の条件を満たさない場合、すなわち予め設定した閾値の範囲外の場合には、異常が発生していると判断して、異常個所特定部9に測定値データを出力する。
次に、異常個所特定部9の処理を図7に基づいて説明する。
図7では、可動接点22の動き出しが予め設定された範囲より遅れた測定値データの例を用いて説明する。なお、図7(a)〜(g)において、実線は1次元等価回路網演算部8で計算した正常状態の計算値データ、破線は可動接点22の動き出しが遅れた場合の測定値データの例を示す。また、図7において遮断動作では、圧力変化のほとんど見られない投入動作の圧力P7、圧力P8、及び圧力P9の圧力波形を省略している。
異常個所特定部9では、1次元等価回路網演算部8で1次元等価回路網モデル50内の各コンポーネントのパラメータを変化させた計算値データと測定値データとを比較する。具体的には、最適化ソフトを用いて計算値データと測定値データが所定の範囲以内の条件を満たすまで各コンポーネントのパラメータを変化させ、1次元等価回路網解析を実行し、計算値データと測定値データとの結果比較を繰り返す。
そして、計算値データと測定値データとの差が所定の範囲以内の条件を満たしたときに、コンポーネントのパラメータが正常値より大きく変化している部分が、異常個所であると特定することができる。
図7の測定値データの例は、計算値データに対して圧力P6、圧力P5、圧力P4及び圧力P3の測定値データが大きく変化していることが判る。上述したように遮断動作時には、最初に圧力センサー3fの圧力P6が変化し、続いて圧力センサー3eの圧力P5、圧力センサー3dの圧力P4及び圧力センサー3cの圧力P3が変化する。そのため、最初に圧力P6の測定値データが大きく変化していると、圧力センサー3eの圧力P5、圧力センサー3dの圧力P4及び圧力センサー3cの圧力P3の測定値データも同様に変化することになる。
したがって、圧力P6は、遮断用電磁弁モデル55の段差付ピストンコンポーネント73のパラメータに対応し、この遮断用電磁弁モデル55が遮断用電磁弁28に対応している。
よって、図7の測定値データの例は、遮断用電磁弁モデル55の段差付ピストンコンポーネント73のパラメータである摩擦力が正常値(計算値)よりも大きい場合を示すので、異常個所は遮断用電磁弁28であると特定することができる。
このように本実施形態によれば、異常個所を自動的に早期に特定することができるため、異常個所の部分的な部品交換で済むこととなる。その結果、作業の省力化及び遮断器停止時間の短縮が可能となる。
また、1次元等価回路網解析は、各部品を様々なパラメータや方程式が含まれたコンポーネントとして設定し、これらのコンポーネント同士を連結して、システム全体をモデル化する手法である。したがって、異なる構造の操作機構であっても、モデルの作成は容易であり、様々な操作機構への対応が容易である。
また、1次元等価回路網解析は、1条件の解析時間は非常に短いため、多数回の繰り返し解析においても、短時間で異常個所の特定が可能である。
なお、異常個所特定部9では、1次元等価回路網モデル50には多数のパラメータが存在するため、全ての組み合わせを計算し、異常個所を特定するには非常に時間がかかる。そこで、計算値データと測定値データとの差が最小となる最適解を導出する最適値探索手法(例えば、遺伝的アルゴリズム)を備えた演算手段を搭載することにより、さらに短時間での異常個所特定が可能となる。
図8は本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第1実施形態の第1変形例を示すブロック図である。なお、前記第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略し、異なる構成及び作用について説明する。
図8に示すように、第1変形例では、油圧操作機構2の周囲温度を測定可能な温度センサー10が設置されている。この温度センサー10は、油圧操作機構2内の作動油の温度を間接的に測定することになる。
したがって、第1変形例では、油圧操作機構2内の作動油の温度を温度センサー10により間接的に測定し、その測定値データを測定値記録部5に記録し、1次元等価回路網モデル50に測定温度を反映する。これにより、高精度の計算が可能となり、一段と精度の高い監視システムを提供することができる。
図9は本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第1実施形態の第2変形例を示すブロック図である。なお、前記第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略し、異なる構成及び作用について説明する。
図9に示すように、第2変形例では、複数(本変形例では3つ)の遮断器1用の油圧操作機構2に設けた圧力センサー3及び変位センサー4からの測定値データを1つの測定値記録部5に随時一括して記録している。
したがって、第2変形例では、複数の遮断器1用の油圧操作機構2に設けた圧力センサー3及び変位センサー4からの測定値データを1つの測定値記録部5に記録することにより、1つの異常監視装置6で、変電所全体又は複数の変電所の油圧操作機構2の状態監視を行うことが可能になる。
(第2実施形態)
図10は本発明に係る遮断器用油圧操作機構の監視システムの第2実施形態を示すブロック図である。なお、前記第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略し、異なる構成及び作用について説明する。
図10に示すように、本実施形態では、異常監視装置6は、状態判断部7、異常モードデータベース11、及び異常モード特定部12により構成されている。異常モードデータベース11には、1次元等価回路網演算部8において計算された正常状態の計算値データ、及び想定される異常モードにおける計算値データ群がデータベース化して保存されている。1次元等価回路網演算部8には、監視対象である油圧操作機構2の1次元等価回路網モデル50のデータが格納されている。
このように構成された本実施形態において、状態判断部7では、測定値記録部5から出力された測定値データと異常モードデータベース11に保存されている正常状態の計算値データとを比較して、予め設定した範囲の差以内の条件を満たすか否かを判断する。
この判断結果に従い、予め設定した範囲の差以内の条件を満たしていない場合は、異常が発生していると判断し、その測定値データを異常モード特定部12に出力する。
異常モード特定部12では、上記測定値データと異常モードデータベース11内に保存されている異常モードにおける計算値データ群とを比較して、予め設定した範囲内の差の条件を満たした異常モードが現在発生している異常モードであると特定し、異常部分を特定することができる。
すなわち、本実施形態では、異常モードを予め想定して、1次元等価回路網解析結果をデータベース化することで、異常モードデータベース11に登録された計算値データ群と異常と判断された測定値データとを比較して、最も相関性の高い異常モードが実際に発生している異常モードであると特定する。
このように本実施形態によれば、1次元等価回路網演算部8の正常状態の計算値データ及び想定される異常モードの計算値データ群をデータベース化して保存する異常モードデータベース11を異常監視装置6に設置したことにより、異常監視装置6には1次元等価回路網演算部8を設ける必要がなくなるので、小規模なシステムで異常部分を特定することが可能となる。
また、本実施形態によれば、異常モードデータベース11に1次元等価回路網演算部8において計算された正常状態の計算値データ、及び想定される異常モードにおける計算値データ群がデータベース化して保存されているので、異常モードを特定する際も、1次元等価回路網解析を実行する必要がなくなるので、短時間で異常個所を特定することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記各実施形態として油圧操作機構の一例を示したが、上記各実施形態と異なる構成の油圧操作機構にも適用することができる。
また、上記各実施形態では、遮断器の操作機構の駆動源として、油圧を用いているが、それ以外の駆動源、例えば空気圧や弾性体要素(圧縮コイル、捩りコイルばね、皿ばね、渦巻きばね、板ばね、空気ばねや引張りばね等)を用いた操作機構にも適用することができる。加えて、異なる駆動源を併用する操作機構にも適用可能である。
さらに、上記各実施形態では、遮断動作結果についての監視処理の例を示しているが、投入動作、及び遮断や投入状態等の待機状態での監視処理についても監視可能である。
また、上記第2実施形態に第1実施形態の第1、第2変形例を組み合わせることも可能である。
1…遮断器、2…油圧操作機構、3…圧力センサー、3a〜3i…圧力センサー、4…変位センサー、5…測定値記録部、6…異常監視装置、7…状態判断部、8…1次元等価回路網演算部、9…異常個所特定部、10…温度センサー、11…異常モードデータベース、12…異常モード特定部、21…固定接点、22…可動接点、23…連結リンク、24…主弁、25…遮断主弁、26…投入主弁、27…切換弁、28…遮断用電磁弁、29…投入用電磁弁、30…アキュムレータ、31…油タンク、32…油圧ポンプ、33…遮断主弁ピストン、34…遮断主弁用復帰ばね、35…投入主弁ピストン、36…投入主弁用復帰ばね、50…1次元等価回路網モデル、51…主弁モデル、52…遮断主弁モデル、53…投入主弁モデル、54…切換弁モデル、55…遮断用電磁弁モデル、56…投入用電磁弁モデル、71…ピストンコンポーネント、72…質量コンポーネント、73…段差付ピストンコンポーネント、74…ばね減衰コンポーネント、75…壁コンポーネント、76…ソレノイドコンポーネント、77…アキュムレーターコンポーネント、78…油タンクコンポーネント、79…油圧ポンプコンポーネント、80…配管コンポーネント

Claims (7)

  1. 遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、
    前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、
    前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を記録する測定値記録部と、
    前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析が実行可能な1次元等価回路網演算部と、
    前記測定値記録部で記録した測定値データと、前記1次元等価回路網演算部において正常状態の前記油圧操作機構の前記1次元等価回路網モデルで計算した計算値データとを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを判断する状態判断部と、
    前記状態判断部で異常と判断した場合、前記測定値データと前記1次元等価回路網演算部の計算値データとの差が予め設定した範囲内の条件を満たすように前記1次元等価回路網モデルのコンポーネントのパラメータを変更し、正常状態の値に対して一定値以上異なるパラメータの存在するコンポーネントが異常個所であると特定する異常個所特定部と、
    を備えることを特徴とする遮断器用油圧操作機構の監視システム。
  2. 前記油圧操作機構の周辺温度を測定する温度センサーをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の遮断器用油圧操作機構の監視システム。
  3. 前記異常個所特定部は、最適値探索手法による演算手段を搭載していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遮断器用油圧操作機構の監視システム。
  4. 遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、
    前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、
    前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を記録する測定値記録部と、
    前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析が実行可能な1次元等価回路網演算部と、
    前記1次元等価回路網演算部で正常状態の計算値データと、想定される異常モードの計算値データ群を格納している異常モードデータベースと、
    前記測定値記録部で記録した測定値データと、前記異常モードデータベースにおいて正常状態の前記計算値データ群とを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを判断する状態判断部と、
    前記状態判断部で異常と判断した場合、前記測定値データと前記異常モードデータベースの前記計算値データ群とを比較して、予め設定した範囲内の条件を満たす異常モードが、現在発生している異常モードであると特定する異常モード特定部と、
    を備えることを特徴とする遮断器用油圧操作機構の監視システム。
  5. 前記油圧操作機構の周辺温度を測定する温度センサーをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の遮断器用油圧操作機構の監視システム。
  6. 遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、を用いて前記油圧操作機構を監視する遮断器用油圧操作機構の監視方法であって、
    前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を測定値記録部に記録する測定値記録工程と、
    1次元等価回路網演算部が前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析を実行する1次元等価回路網演算工程と、
    前記測定値記録工程で記録した測定値データと、前記1次元等価回路網演算工程において正常状態の前記油圧操作機構の前記1次元等価回路網モデルで計算した計算値データとを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを状態判断部で判断する状態判断工程と、
    前記状態判断工程で異常と判断した場合、異常個所特定部が前記測定値データと前記1次元等価回路網演算工程で計算した計算値データとの差が予め設定した範囲内の条件を満たすように前記1次元等価回路網モデルのコンポーネントのパラメータを変更し、正常状態の値に対して一定値以上異なるパラメータの存在するコンポーネントが異常個所であると特定する異常個所特定工程と、
    を有することを特徴とする遮断器用油圧操作機構の監視方法。
  7. 遮断器の可動接点を往復駆動して、その遮断器を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる油圧操作機構の主要な弁近傍の油圧を測定する複数の圧力センサーと、前記可動接点の変位を測定する変位センサーと、を用いて前記油圧操作機構を監視する遮断器用油圧操作機構の監視方法であって、
    前記圧力センサー及び前記変位センサーの測定結果を測定値記録部に記録する測定値記録工程と、
    1次元等価回路網演算部が前記油圧操作機構の1次元等価回路網モデルを示すデータを格納し、1次元等価回路網解析を実行する1次元等価回路網演算工程と、
    前記1次元等価回路網演算工程で正常状態の計算値データと、想定される異常モードの計算値データ群を異常モードデータベースに格納する異常モードデータ格納工程と、
    前記測定値記録工程で記録した測定値データと、前記異常モードデータ格納工程において正常状態の前記計算値データとを比較して、その比較結果に基づいて前記油圧操作機構の状態が異常か否かを状態判断部で判断する状態判断工程と、
    前記状態判断工程で異常と判断した場合、異常モード特定部が前記測定値データと前記異常モードデータベースの前記計算値データ群とを比較して、予め設定した範囲内の条件を満たす異常モードが、現在発生している異常モードであると特定する異常モード特定工程と、
    を有することを特徴とする遮断器用油圧操作機構の監視方法。
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