JP6468798B2 - ベルトコンベヤ搬送装置 - Google Patents

ベルトコンベヤ搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6468798B2
JP6468798B2 JP2014218997A JP2014218997A JP6468798B2 JP 6468798 B2 JP6468798 B2 JP 6468798B2 JP 2014218997 A JP2014218997 A JP 2014218997A JP 2014218997 A JP2014218997 A JP 2014218997A JP 6468798 B2 JP6468798 B2 JP 6468798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
head
tail
substantially vertical
pulleys
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014218997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016084224A (ja
Inventor
純一 永里
純一 永里
中村 亮
亮 中村
浩武 寺園
浩武 寺園
康太 丈達
康太 丈達
田口 一生
一生 田口
法時 佐別當
法時 佐別當
秀之 冨永
秀之 冨永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2014218997A priority Critical patent/JP6468798B2/ja
Publication of JP2016084224A publication Critical patent/JP2016084224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468798B2 publication Critical patent/JP6468798B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

本発明は、無端のコンベヤベルトの中間部に屈曲部を有するベルトコンベヤ搬送装置に関する。
従来より、トンネルの現場において、切羽から坑口までの間に平面視で屈曲部が存在している場合、複数台のベルトコンベヤ搬送装置を前記屈曲部にて互いに屈曲する向きに配置し、当該複数台のベルトコンベヤ搬送装置を乗り継ぐようにして、地盤を掘削した際に発生する掘削ズリを搬出していた。しかし、複数台のベルトコンベヤ搬送装置を同時に作動させると、その制御が煩雑となるため、キャリアラインの途中において屈曲が可能な単一の無端コンベヤベルトを備えたベルトコンベヤ搬送装置が望まれていた。
このような中、引用文献1には、単一の無端コンベヤベルトにおける上流側搬送路と下流側搬送路の間に、複数の捻転ローラを備える折曲装置にて屈曲部を形成したベルトコンベヤ式搬送装置が開示されている。
特開2007−145575号公報
しかし、引用文献1に記載のベルトコンベヤ式搬送装置で使用されているコンベヤベルトの折曲装置を用いて、例えば図4で示すように、コンベヤベルト11のキャリアライン11aを平面視で90°屈曲させると、次のような課題が生じる。
(1)コンベヤベルト11のキャリアライン11a及びリターンライン11bにおいて、捻転角度90°の捻転部13が鉛直方向に存在する。
一般にコンベヤベルトを捻転する場合、捻転部13を挟んで対をなす捻転ローラ12の軸間距離に、コンベヤベルト11の捻転角度が45°でベルト幅の2.5倍、90度でベルト幅の5倍、180度でベルト幅の10倍の長さが必要とされている。このため、図4において一対の捻転ローラ12における軸間距離は、ベルト幅の5倍の長さを確保する必要がある。
してみると、例えば小断面のトンネルにおいて、トンネルのインバートからキャリアライン11aの搬送面までの高さにベルト幅の5倍の長さを確保できない場合、当該折曲装置10を使用することができない。
(2)折曲装置10を構成する捻転ローラ12や該捻転ローラ12に当接するコンベヤベルト11のリターンライン11bが、屈曲部の外側にはみ出す。
このため、例えばトンネル坑内にてベルトコンベヤ式搬送装置の設計計画を立てる場合には、折曲装置10を配置するためのスペースをコンベヤベルト11の屈曲部外側に確保しなければならず、トンネル坑内の作業スペースと錯綜する。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、無端のコンベヤベルトの中間部に、高さ方向および平面方向にコンパクトな屈曲部を有する、ベルトコンベヤ搬送装置を提供することである。
かかる目的を達成するため本発明のベルトコンベヤ搬送装置5は、ヘッドプーリー6bとテールプーリー6aの間に張設される無端のコンベヤベルト6と、コンベヤベルト6の中間部におけるキャリアライン7及びリターンライン8に設けた余長部分7c、8cに設置され、コンベヤベルト6に平面視で屈曲部9を形成するコンベヤベルト屈曲装置1とを備えたベルトコンベヤ搬送装置5であって、前記コンベヤベルト屈曲装置1が、前記キャリアライン7の余長部分7cに、テール側キャリアライン7aに連続するテール側略鉛直部7vを形成するテール側方向転換プーリー2、ヘッド側キャリアライン7bに連続するヘッド側略鉛直部7vvを形成するヘッド側方向転換プーリー22、および前記キャリアライン7のテール側略鉛直部7vとヘッド側略鉛直部7vvを捻転する一対の捻転プーリー3、33を備えるともに、前記リターンライン8の余長部分8cに、テール側リターンライン8aに連続するテール側略鉛直部8vを形成するテール側方向転換プーリー2’、ヘッド側リターンライン8bに連続するヘッド側略鉛直部8vvを形成するヘッド側方向転換プーリー22’、および前記リターンライン8のテール側略鉛直部8vとヘッド側略鉛直部8vvを捻転する一対の捻転プーリー3’、33’とを備え、前記リターンライン8に設けるテール側方向転換プーリー2’が、前記キャリアライン7に設けるテール側方向転換プーリー2より搬送方向後方側に配置されるとともに、前記リターンライン8に設けるヘッド側方向転換プーリー22’が、前記キャリアライン7に設けるヘッド側方向転換プーリー22より搬送方向前方側に配置されてなり、前記テール側方向転換プーリー2、2’及び前記ヘッド側方向転換プーリー22、22’は、平面視で軸線を互いに屈曲角θで交差する方向に向けて間隔を設けて配置され、前記キャリアライン7側の前記一対の捻転プーリー3、33及び前記リターンライン8側の前記一対の捻転プーリー3’、33’は、前記屈曲角θを2等分する分割線Lと平行となる方向に軸線を向けて、前記テール側方向転換プーリー2、2’及び前記ヘッド側方向転換プーリー22、22’より下方に間隔を設けて配置され、前記キャリアライン7の余長部分7cに備えた前記一対の捻転プーリー3、33間の斜行部7hと、前記リターンライン8の余長部分8cに備えた前記一対の捻転プーリー3’、33’間の斜行部8hとが、互いに平行でかつ前記屈曲部9の内側に配置されるとともに、前記キャリアライン7の余長部分7cにおける前記テール側略鉛直部7vおよび前記ヘッド側略鉛直部7vvと、前記リターンライン8の余長部分8cにおける前記テール側略鉛直部8vおよび前記ヘッド側略鉛直部8vvとが、それぞれ(90°−θ/2)だけ捻転されることを特徴とする。
上記のベルトコンベヤ搬送装置5によれば、キャリアライン7の余長部分7cに、コンベヤベルト屈曲装置1を構成するテール側方向転換プーリー2及びヘッド側方向転換プーリー22を平面視で軸線が互いに屈曲角θで交差する方向に向けて配置することにより、キャリアライン7にはコンベヤベルト屈曲装置1を挟んでテール側キャリアライン7aとヘッド側キャリアライン7bが成す屈曲部9が形成される。
一方、キャリアライン7の余長部分7cには、テール側方向転換プーリー2及びヘッド側方向転換プーリー22を介して、ベルト面が屈曲角θで交差するテール側略鉛直部7vとヘッド側略鉛直部7vvが形成される。そして、その下端部は、コンベヤベルト屈曲装置1を構成する一対の捻転プーリー3、33を介して、上端部に対して屈曲角θの分割線Lと平行になる方向に捻転される。このとき、テール側略鉛直部7vおよびヘッド側略鉛直部7vvは常に、捻転角度が90°以下となる。
このため、テール側略鉛直部7vとヘッド側略鉛直部7vvはその長さを、コンベヤベルト6におけるベルト幅の5倍以下に抑えることが可能となる。これに伴い、テール側方向転換プーリー2と捻転プーリー3及びヘッド側方向転換プーリー22と捻転プーリー33各々の軸間距離も、コンベヤベルト6におけるベルト幅の5倍以下に配置することが可能となる。
上記の点は、リターンライン8の余長部分8cも同様である。
これにより、本発明のベルトコンベヤ搬送装置5は、従来技術のベルトコンベヤ式搬送装置と比較してコンベヤベルト屈曲装置1の高さを低くすることができ、ひいてはベルトコンベヤ搬送装置5の屈曲部9全体の高さを低くコンパクトに収めることが可能となる。
さらに、キャリアライン7の余長部分7cを構成するテール側略鉛直部7vおよびヘッド側略鉛直部7vvは、それぞれ捻転角度が90°を超えないため、ベルト自身の損傷を抑制することも可能となる。これらの点は、リターンライン8の余長部分8cを構成するテール側略鉛直部8vおよびヘッド側略鉛直部8vvも同様である。
また、キャリアライン7の余長部分7cを構成するテール側略鉛直部7v及びヘッド側略鉛直部7vvは、屈曲角θの分割線Lと平行となる方向に軸線を向けて平行に配される一対の捻転プーリー3、33を介して、その下端部を上端部に対してそれぞれ捻転されるため、当該下端部のベルト面は互いに屈曲部9を挟んで平行に向かい合う。
このため、一対の捻転プーリー3、33間に位置する余長部分7cは、前記テール側略鉛直部7vの下端部と前記ヘッド側略鉛直部7vvの下端部にねじれることなく連続し、屈曲部9を跨ぐように配置される斜行部7hとなる。
したがって、キャリアライン7の余長部分7cは、テール側略鉛直部7vがテール側キャリアライン7aの下方に、ヘッド側略鉛直部7vvがヘッド側テール側キャリアライン7bの下方に、そして斜行部7hが屈曲部9の内側に収まることとなる。よって、屈曲部9の外側にスペースを別途確保する必要がなく、コンベヤベルト屈曲装置1をトンネル内の側壁部に沿わせて配置でき、トンネル坑内の作業スペースとの錯綜を最小限に抑えることが可能となる。
上記の点は、リターンライン8の余長部分8cも同様である。
このように、本発明のベルトコンベヤ搬送装置5は、従来技術のベルトコンベヤ式搬送装置と比較して屈曲部9の平面を、小さくコンパクトに収めることが可能となる。
本発明のベルトコンベヤ搬送装置5は、前記コンベヤベルト6のキャリアライン7に、テール側方向転換プーリー2に対して搬送方向前方でかつ高さ方向上方にテール側キャリアライン7aを折り返すテール側折返しプーリー4が配置されるとともに、ヘッド側方向転換プーリ22ーに対して搬送方向後方でかつ高さ方向上方にヘッド側キャリアライン7bを折り返すヘッド側折返しプーリー44が配置されてなり、前記テール側折返しプーリー4が、ヘッド側折返しプーリー44より高さ方向上方であって、ヘッド側折返しプーリー44より搬送方向前方に位置するキャリアライン7bの上方に配置されることを特徴とする。
上記のベルトコンベヤ搬送装置5によれば、テール側折返しプーリー4が、ヘッド側折返しプーリー44より搬送方向前方に位置するキャリアライン7bの上方に配置される。これにより、平面視でテール側キャリアライン7aとヘッド側キャリアライン7bの交差部が形成されるため、テール側キャリアライン7aからヘッド側キャリアライン7bへ搬送物を確実に乗継させることが可能となる。
本発明によれば、無端のコンベヤベルト6の中間部において、キャリアライン7とリターンライン8の各々に余長部分7c、8cを確保する。そして当該余長部分7c、8cにテール側略鉛直部7v、8vを形成するテール側方向転換プーリー2,2’と、ヘッド側略鉛直部7vv、8vvを形成するヘッド側方向転換プーリー22,22’と、テール側略鉛直部7v及びヘッド側略鉛直部7vvを捻転する一対の捻転プーリー3、33と、テール側略鉛直部8v及びヘッド側略鉛直部8vvを捻転する一対の捻転プーリー3’、33’とを備えるコンベヤベルト屈曲装置1を設けるのみの構成で、屈曲部9を高さ方向および平面方向にコンパクトな構成とすることが可能となる。
ベルトコンベヤ搬送装置の全体構成を示す側面図である。 ベルトコンベヤ搬送装置の屈曲部およびコンベヤベルト屈曲装置の詳細を示す平面図である。 コンベヤベルト屈曲装置の詳細を示す斜視図である。 従来のベルトコンベヤ搬送装置を示す図である。
本実施の形態では、本発明のベルトコンベヤ搬送装置5をトンネルの坑内に設置し、トンネル掘削機の掘進により発生した掘削ズリを搬送する場合を事例とし、図1〜図4を用いて説明する。
図1の全体図に示すように、ベルトコンベヤ搬送装置5は、トンネルTの切羽F近傍から坑口M方向に向かって連続する無端のコンベヤベルト6を備えている。該コンベヤベルト6は、切羽F近傍に配置されたテールプーリー6aと坑口M方向に配置されたヘッドプーリー6bに張設されて、上側がキャリアライン7、下側がリターンライン8として各々機能している。
これらキャリアライン7およびリターンライン8の各々は、図2の平面図に示すように、その中間部がコンベヤベルト屈曲装置1により平面視で屈曲されており、切羽Fから坑口Mに至る途中に構築されたトンネルTの屈曲形状に沿う形状の屈曲部9を有している。
本実施の形態では、図2に示すように、屈曲部9を挟んで、キャリアライン7の切羽F側を切羽F側キャリアライン7a、坑口M側を坑口M側キャリアライン7bと称する。同様に、屈曲部9を挟んで、リターンライン8の切羽F側を切羽F側リターンライン8a、坑口M側を坑口M側リターンライン8bと称する。また、図3に示すように、キャリアライン7において切羽F側キャリアライン7aと坑口M側キャリアライン7bとの間を余長部分7cと称し、同じく、リターンライン8において切羽F側リターンライン8aと坑口M側リターンライン8bとの間を余長部分8cと称する。
すなわち、キャリアライン7およびリターンライン8は、キャリアライン7の余長部分7cおよびリターンライン8の余長部分8cがコンベヤベルト屈曲装置1にて案内されることにより、屈曲部9を形成するものである。
これらキャリアライン7の余長部分7cおよびリターンライン8の余長部分8cが案内されるコンベヤベルト屈曲装置1について図2及び図3を用いて詳述する。
なお、本実施の形態では図2に示すように、無端のコンベヤベルト6が屈曲角αで屈曲するトンネルTに沿う形状となるよう、コンベヤベルト屈曲装置1にて屈曲させる無端のコンベヤベルト6の屈曲角θ=αとしている。
コンベヤベルト屈曲装置1は、図3の斜視図に示すように、キャリアライン7の余長部分7cが案内される切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33、切羽F側及び坑口M側の折返しプーリー4、44を備えるとともに、リターンライン8の余長部分8cが案内される切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2’、22’、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’を備えている。
キャリアライン7の余長部分7cが案内される切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22は、図2に示すように、平面視で互いの軸線を屈曲角αで交差する方向に向けて間隔を有して配置されている。これにより、キャリアライン7の余長部分7cには、図3に示すように、互いのベルト面が屈曲角αで向かい合う切羽F側略鉛直部7vおよび坑口M側略鉛直部7vvが形成される。
なお、図3において、切羽F側の方向転換プーリー2が坑口M側の方向転換プーリー22より高い位置となるように配置されているが、必ずしもこの高さ位置に限定されるものではない。例えば、切羽F側方向転換プーリー2と坑口M側方向転換プーリー22とを同一高さに配置してもよい。
また、キャリアライン7の余長部分7cが案内される切羽F側及び坑口M側の折返しプーリー4、44各々は、図3に示すように、平面視で切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22各々と平行に配置されている。そして、切羽F側の折返しプーリー4は、切羽F側の方向転換プーリー2に対して搬送方向前方でかつ高さ方向上方に配置される。また、坑口M側の折返しプーリー44は、坑口M側の方向転換プーリー22に対して、搬送方向後方でかつ高さ方向上方に配置される。
これにより、切羽F側の折返しプーリー4にて、切羽F側キャリアライン7aはその先端部が切羽F側の方向転換プーリー2より搬送方向前方まで突出されるとともに折り返されて、余長部分7cと連続される。また、坑口M側の折返しプーリー44にて、坑口M側キャリアライン7bは、その後端部が坑口M側の方向転換プーリー22より搬送方向後方まで突出されるとともに折り返されて、余長部分7cと連続される。
したがって、切羽F側の折返しプーリー4を、坑口M側の折返しプーリー44よりも高くし、かつ坑口M側の折返しプーリー44より搬送方向前方の坑口M側キャリアライン7b上方に配置することで、切羽F側キャリアライン7aと坑口M側キャリアライン7bは平面視で交差する。これにより、切羽F側キャリアライン7aから坑口M側キャリアライン7bへ搬送物を確実に乗継させることが可能となる。
さらに、キャリアライン7の余長部分7cが案内される切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33は、図2に示すように、切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22の軸線がなす屈曲角αを2等分に分割する分割線Lと平行になるよう軸線を向けている。
つまり、捻転プーリー3、33の軸線は、図2に示すように、方向転換プーリー2、22の軸線に対して(90°−α/2)だけ傾斜して配置される。そして、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33各々は、図3に示すように、切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22各々の直下に高さ方向に間隔を有して配置される。
これにより、切羽F側略鉛直部7vおよび坑口M側略鉛直部7vvは、上端部に対して下端部が、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33にて(90°−α/2)だけ捻転される。
ここで、前述したように、一般にコンベヤベルトを捻転する場合において、捻転部を挟んで対をなすプーリーの軸間距離には、コンベヤベルトの捻転角度が45°でベルト幅の2.5倍、90度でベルト幅の5倍、180度でベルト幅の10倍の長さが必要とされている。しかし、本発明の切羽F側略鉛直部7vおよび坑口M側略鉛直部7vvはいずれも、捻転角度が(90°−α/2)と90°以下である。
したがって、切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22各々とその直下に配置した切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33各々との軸間距離は、コンベヤベルト6のベルト幅の5倍以下に設定すればよい。
また、図3に示すように、切羽F側略鉛直部7vおよび坑口M側略鉛直部7vvは、上端部に対して下端部が、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33にて屈曲角αを2等分に分割する分割線Lと平行になるよう捻転される。
このため、切羽F側略鉛直部7vと坑口M側略鉛直部7vvの下端部は、互いのベルト面が屈曲部9を挟んで平行に向かい合う。したがって、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33の間に位置するキャリアライン7の余長部分7cは、ねじれが生じることなく切羽F側略鉛直部7vの下端部と坑口M側略鉛直部7vvの下端部とに連続し、図2に示すように、屈曲部9を跨ぐように配される斜行部7hとなる。
上記のコンベヤベルト屈曲装置1にて案内される余長部分7cは、切羽F側の折返しプーリー4にて折り返された切羽F側キャリアライン7aから連続し、切羽F側の方向転換プーリー2にて略鉛直方向に方向転換され切羽F側略鉛直部7vとなる。次に、切羽F側の捻転プーリー3にて捻転されるとともに略水平方向に方向転換されて斜行部7hとなる。この後、坑口M側の捻転プーリー33にて再度鉛直方向に方向転換されるとともに捻転されて坑口M側略鉛直部7vvとなる。そして、坑口M側の方向転換プーリー22にて搬送方向の後方側に方向転換され、坑口M側の折返しプーリー44にて坑口Mに向けて折り返され、坑口M側キャリアライン7bに連続する。
このように、キャリアライン7の余長部分7cは、コンベヤベルト屈曲装置1に設置されることにより、切羽F側の方向転換プーリー2と切羽F側の捻転プーリー3との間に位置する切羽F側略鉛直部7v、坑口M側の方向転換プーリー22と坑口M側の捻転プーリー33との間に位置する坑口M側略鉛直部7vv、および切羽F側の捻転プーリー3と坑口M側の捻転プーリー33との間に位置する斜行部7hを形成することとなる。
そして、キャリアライン7の余長部分7cのうち、切羽F側略鉛直部7vおよび坑口M側略鉛直部7vvは、図3に示すように、切羽F側キャリアライン7a及び坑口M側キャリアライン7bの下方に収まることとなる。また、切羽F側の捻転プーリー3と坑口M側の捻転プーリー33との間に位置する斜行部7hは、図2に示すように、屈曲部9の内側に配置される。
さらに、切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33および切羽F側及び坑口M側の折返しプーリー4、44はいずれも、図2に示すように、切羽F側キャリアライン7a及び坑口M側キャリアライン7bの下方に収まる。
一方、リターンライン8の余長部分8cが案内される切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2’、22’は、キャリアライン7の余長部分7cが案内される切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22と同様に、図2に示すように、平面視で互いの軸線を屈曲角αで交差する方向に向けて間隔を有して配置される。
しかし、図3に示すように、切羽F側の方向転換プーリー2’は、キャリアライン7を案内する切羽F側の方向転換プーリー2より搬送方向後方に配置され、坑口M側の方向転換プーリー22’は、キャリアライン7を案内する坑口M側の方向転換プーリー22より搬送方向前方に配置される。
また、リターンライン8の余長部分8cが案内される切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’は、図2に示すように、切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2’、22’の軸線が成す屈曲角αの分割線Lと平行となるように軸線を向けている。そして、図3に示すように、リターンライン8に設けた切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2’、22’各々の直下に高さ方向に間隔を有して配置される。
上記のコンベヤベルト屈曲装置1にて案内される余長部分8cは、坑口M側リターンライン8bから連続するものであって、坑口M側の方向転換プーリー22’にて鉛直方向に方向転換され切羽F側略鉛直部8vvとなる。次に、坑口M側の捻転プーリー33’にて捻転されるとともに水平方向に方向転換されて斜行部8hとなる。その後、切羽F側の捻転プーリー3’にて再度鉛直方向に方向転換されるとともに捻転され坑口M側略鉛直部8vとなる。この後、切羽F側の方向転換プーリー2’にて切羽Fに向けて方向転換され、切羽F側リターンライン8aに連続する。
このように、リターンライン8の余長部分8cは、コンベヤベルト屈曲装置1に設置されることにより、切羽F側の方向転換プーリー2’と切羽F側の捻転プーリー3’との間に位置する切羽F側略鉛直部8v、坑口M側の方向転換プーリー22’と坑口M側の捻転プーリー33’との間に位置する坑口M略鉛直部8vv、および切羽F側の捻転プーリー3’と坑口M側の捻転プーリー33’との間に位置する斜行部8hを形成することとなる。
ここで、キャリアライン7の切羽F側略鉛直部7v及び坑口M側略鉛直部7vvと同様に、切羽F側略鉛直部8vと坑口M側略鉛直部8vvは、上端部においてベルト面が屈曲角αで互いに向かいあう。また、下端部において図2に示すように、切羽F側略鉛直部8vは、切羽F側の捻転プーリー3’を介して(90°―α/2)だけ上端部に対して屈曲部9の外側に捻転されるとともに、坑口M側略鉛直部8vvも、坑口M側の捻転プーリー33’を介して(90°―α/2)だけ上端部に対して屈曲部9の外側に捻転される。
そして、切羽F側略鉛直部8vおよび坑口M側略鉛直部8vvはいずれも、捻転角度が(90°−α/2)であるから90°以下となる。
したがって、切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2’、22’各々とその直下に配置した切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’各々との軸間距離も、コンベヤベルト6のベルト幅の5倍以下に設定すればよい。
上述するように、本発明のコンベヤベルト屈曲装置1は、キャリアライン7の余長部分7aを案内する切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22各々とその直下に配置した切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33各々との軸間距離だけでなく、リターンライン8を案内する切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2’、22’各々とその直下に配置した切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’各々との軸間距離も、コンベヤベルト6のベルト幅の5倍以下に設定することが可能となる。
したがって、コンベヤベルト屈曲装置1の高さを低くすることができ、ひいてはベルトコンベヤ搬送装置5の屈曲部9全体の高さを低くコンパクトに収めることが可能となる。
また、キャリアライン7の切羽F側略鉛直部7v及び坑口M側略鉛直部7vvと同様に、切羽F側略鉛直部8vおよび坑口M側略鉛直部8vvは、上端部に対して下端部が、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’にて屈曲角αを2等分に分割する分割線Lと平行になるよう捻転される。
このため、切羽F側略鉛直部8vと坑口M側略鉛直部8vvの下端部は、互いのベルト面が屈曲部9を挟んで平行に向かい合う。したがって、切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’の間に位置するリターンライン8の余長部分8cは、ねじれが生じることなく切羽F側略鉛直部8vの下端部と坑口M側略鉛直部8vvの下端部とに連続し、屈曲部9を跨ぐように配される斜行部8hとなる。
そして、リターンライン8の余長部分8cのうち、切羽F側略鉛直部8vおよび坑口M側略鉛直部8vvは、図3に示すように、切羽F側リターンライン8a及び坑口M側リターンライン8bの下方に収まることとなる。また、切羽F側の捻転プーリー3’と坑口M側の捻転プーリー33’との間に位置する斜行部8hは、図2に示すように、屈曲部9の内側に配置される。
なお、リターンライン8では、図3に示すように、切羽F側の方向転換プーリー2’がキャリアライン7に設けた切羽F側の方向転換プーリー2より搬送方向後方に配置されることに伴い、切羽F側の方向転換プーリー2’の直下に配置される切羽F側の捻転プーリー3’もキャリアライン7に設けた切羽F側の捻転プーリー3より搬送方向後方に配置される。
同じく、坑口M側の方向転換プーリー22’がキャリアライン7に設けた坑口M側の方向転換プーリー22より搬送方向前方に配置されることに伴い、坑口M側の方向転換プーリー22’の直下に配置される坑口M側の捻転プーリー33’もキャリアライン7に設けた坑口M側の捻転プーリー33より搬送方向前方に配置される。
これにより、図3に示すように、リターンライン8の余長部分8cは、略鉛直部8v、8vvがともにキャリアライン7の略鉛直部7v、7vvと平行でかつ位置をずらして配置される。また、リターンライン8の斜行部8hもキャリアライン7の斜行部7hと平行でかつ位置をずらして配置される。このため、リターンライン8の余長部分8cとキャリアライン7の余長部分7cは、屈曲部9において互いに錯綜することはない。
上述するように、コンベヤベルト屈曲装置1、コンベヤベルト屈曲装置1に案内されたキャリアライン7の余長部分7cおよびリターンライン8の余長部分8cは、コンベヤベルト6の下方及び屈曲角9の内側に配置されることとなる。このため、コンベヤベルト屈曲装置1にて屈曲部9を形成したベルトコンベヤ搬送装置5は、図2に示すように、トンネルTの側壁部に沿わせて配置することができ、トンネル坑内の作業エリアとの錯綜も最小限に抑えることが可能となる。
このように、本発明のベルトコンベヤ搬送装置5は、屈曲部9の平面を小さくコンパクトに収めることが可能となる。
なお、本発明のコンベヤベルト折曲装置1は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば本実施の形態では、キャリアライン7における切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33およびリターンライン8における切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’を、軸線が屈曲角αを2等分に分割する分割線Lと平行となるように軸線を向けて配置したが、必ずしもこれに限定されるものではない。分割線Lは、屈曲角αを2つに分割する分割線Lであれば、いずれを用いてもよい。
例えば、切羽F側の捻転プーリー3、3’及び坑口M側の捻転プーリー33、33’を、軸線が屈曲角α(=α1+α2)をα1およびα2に分割する分割線Lと平行となるように配置する場合には、切羽F側と坑口M側の捻転プーリー3、3’の軸線のうち、いずれか一方の捻転角度が(90°−α1)、他方の捻転角度が(90°−α2)となる。この場合にも、捻転角度が90°を超えることがないため、その高さをベルト幅の5倍以下に抑えることが可能となる。
なお、分割線Lに屈曲角αを2等分する2等分線を用いると、切羽F側の捻転プーリー3、3’と坑口M側の捻転プーリー33、33’およびこれに案内されるキャリアライン7の余長部分7c及びリターンライン8の余長部分8cが屈曲部9を境にして対称に配置されるため、最も捻転距離を小さくすることができるとともに、工学的なバランスが優れ安定する形状となる。
また、本実施の形態では、図3に示すように、キャリアライン7に設けた切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3、33各々を切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2、22各々の直下に、またリターンライン8に設けた切羽F側及び坑口M側の捻転プーリー3’、33’各々を切羽F側及び坑口M側の方向転換プーリー2’、22’各々の直下に配置したが、必ずしもこれに限定されるものではない。
例えば、切羽F側の捻転プーリー3を切羽F側の方向転換プーリー2の下方であって搬送方向前方側に、坑口M側の捻転プーリー33を坑口M側の方向転換プーリー22の下方であって搬送方向後方側にずらす構成としてもよい。
こうすると、一対の捻転プーリー3、33が平面視でより屈曲角9の内側に位置するため、一対の捻転プーリー3、33との間に位置する余長部分7cも、より屈曲部9の内側に入り込むこととなる。
さらに、本実施の形態では、切羽F側キャリアライン7aの先端部および坑口M側キャリアライン7bの後端部に折返しプーリー4、44を設けた。これらは、切羽F側の折返しプーリー4を、坑口M側キャリアライン7bの上方に位置させるとともに、坑口M側の折返しプーリー44を、切羽F側キャリアライン7a超えるよう位置させることにより、切羽F側キャリアライン7aにて搬送された掘削ズリを坑口M側キャリアライン7bに確実に投下させ、坑口まで搬送することを目的としたものである。
しかし、必ずしも切羽F側および坑口M側の折返しプーリー4、44を設置しなくてもよい。なお、設置しない場合には、切羽F側キャリアライン7aの先端部に切羽F側の方向転換プーリー2、坑口M側キャリアライン7bの後端部に坑口M側の方向転換プーリー22が配置されることとなる。
この場合には、切羽F側の方向転換プーリー2を坑口M側キャリアライン7bの上方に配置するとともに、切羽F側の捻転プーリー3を切羽F側の方向転換プーリー2の下方であって搬送方向後方側にずらす。このようにすると、切羽F側の鉛直部7vと坑口M側キャリアライン7bが干渉することなく、切羽F側キャリアライン7aにて搬送された掘削ズリを坑口M側キャリアライン7bに投下でき、坑口Mまで搬送することが可能となる。
本発明によれば、無端のコンベヤベルト6の中間部において、キャリアライン7とリターンライン8の各々に余長部分7c、8cを確保し、当該余長部分7c、8cにコンベヤベルト屈曲装置1を設ける。
これにより、余長部分7c、8cを構成するテール側略鉛直部7v、8v及びヘッド側略鉛直部7vv、8vvの捻転角度を90°以下とすることができるため、これらの長さをコンベヤベルト6におけるベルト幅の5倍以下に抑えることができる。したがって、コンベヤベルト屈曲装置1の高さを低くすることができ、ひいてはベルトコンベヤ搬送装置5の屈曲部9全体の高さを低くコンパクトに収めることが可能となるものである。
また、コンベヤベルト屈曲装置1、コンベヤベルト屈曲装置1に案内されたキャリアライン7の余長部分7cおよびリターンライン8の余長部分8cは、コンベヤベルト6の下方及び屈曲角9の内側に配置されることとなる。したがって、コンベヤベルト屈曲装置1にて屈曲部9を形成したベルトコンベヤ搬送装置5は、屈曲部9の平面を小さくコンパクトに収めることが可能となる。
1 コンベヤベルト屈曲装置
2 切羽F側(テール側)の方向転換プーリー
22 坑口M側(ヘッド側)の方向転換プーリー
3 切羽F側(テール側)の捻転プーリー
33 坑口M側(ヘッド側)の捻転プーリー
4 切羽F側(テール側)の折返しプーリー
44 坑口M側(ヘッド側)の折返しプーリー
5 ベルトコンベヤ搬送装置
6 コンベヤベルト
6a テールプーリー
6b ヘッドプーリー
7 キャリアライン
7a 切羽F側(テール側)キャリアライン
7b 坑口M側(ヘッド側)キャリアライン
7c 余長部分
7v 切羽F側(テール側)略鉛直部
7vv 坑口M側(ヘッド側)略鉛直部
7h 斜行部
8 リターンライン
8a 切羽F側(テール側)キャリアライン
8b 坑口M側(ヘッド側)キャリアライン
8c 余長部分
8v 切羽F側(テール側)略鉛直部
8vv 坑口M側(ヘッド側)略鉛直部
8h 斜行部
9 屈曲部
10 折曲装置
11 コンベヤベルト
12 捻転ローラ
13 捻転部
T トンネル
F 切羽
M 坑口
L 分割線

Claims (2)

  1. ヘッドプーリー(6b)とテールプーリー(6a)の間に張設される無端のコンベヤベルト(6)と、コンベヤベルト(6)の中間部のキャリアライン(7)及びリターンライン(8)に設けた余長部分(7c、8c)に設置され、コンベヤベルト(6)に平面視で屈曲部(9)を形成するコンベヤベルト屈曲装置(1)とを備えたベルトコンベヤ搬送装置(5)であって、
    前記コンベヤベルト屈曲装置(1)が、前記キャリアライン(7)の余長部分(7c)に、テール側キャリアライン(7a)に連続するテール側略鉛直部7vを形成するテール側方向転換プーリー(2)、ヘッド側キャリアライン(7b)に連続するヘッド側略鉛直部(7vv)を形成するヘッド側方向転換プーリー(22)、および前記キャリアライン(7)のテール側略鉛直部(7v)とヘッド側略鉛直部(7vv)を捻転する一対の捻転プーリー(3、33)を備えるともに、前記リターンライン8の余長部分(8c)に、テール側リターンライン(8a)に連続するテール側略鉛直部(8v)を形成するテール側方向転換プーリー(2’)、ヘッド側リターンライン(8b)に連続するヘッド側略鉛直部(8vv)を形成するヘッド側方向転換プーリー(22’)、および前記リターンライン(8)のテール側略鉛直部(8v)とヘッド側略鉛直部(8vv)を捻転する一対の捻転プーリー(3’、33’)とを備え、
    前記リターンライン(8)に設けるテール側方向転換プーリー(2’)が、前記キャリアライン(7)に設けるテール側方向転換プーリー(2)より搬送方向後方側に配置されるとともに、前記リターンライン(8)に設けるヘッド側方向転換プーリー(22’)が、前記キャリアライン(7)に設けるヘッド側方向転換プーリー(22)より搬送方向前方側に配置されてなり、
    前記テール側方向転換プーリー(2、2’)及び前記ヘッド側方向転換プーリー(22、22’)は、平面視で軸線を互いに屈曲角θで交差する方向に向けて間隔を設けて配置され、
    前記キャリアライン(7)側の前記一対の捻転プーリー(3、33)及び前記リターンライン(8)側の前記一対の捻転プーリー(3’、33’)は、前記屈曲角θを2等分する分割線Lと平行となる方向に軸線を向けて、前記テール側方向転換プーリー(2、2’)及び前記ヘッド側方向転換プーリー(22、22’)より下方に間隔を設けて配置され、
    前記キャリアライン(7)の余長部分(7c)に備えた前記一対の捻転プーリー(3、33)間の斜行部(7h)と、前記リターンライン(8)の余長部分(8c)に備えた前記一対の捻転プーリー(3’、33’)間の斜行部(8h)とが、互いに平行でかつ前記屈曲部(9)の内側に配置されるとともに、
    前記キャリアライン(7)の余長部分(7c)における前記テール側略鉛直部(7v)および前記ヘッド側略鉛直部(7vv)と、前記リターンライン(8)の余長部分(8c)における前記テール側略鉛直部(8v)および前記ヘッド側略鉛直部(8vv)とが、それぞれ(90°−θ/2)だけ捻転されることを特徴とするベルトコンベヤ搬送装置。
  2. 前記コンベヤベルト(6)のキャリアライン(7)に、テール側方向転換プーリー(2)に対して搬送方向前方でかつ高さ方向上方にテール側キャリアライン(7a)を折り返すテール側折返しプーリー(4)が配置されるとともに、ヘッド側方向転換プーリ(22)ーに対して搬送方向後方でかつ高さ方向上方にヘッド側キャリアライン(7b)を折り返すヘッド側折返しプーリー(44)が配置されてなり、
    前記テール側折返しプーリー(4)が、ヘッド側折返しプーリー(44)より高さ方向上方であって、ヘッド側折返しプーリー(44)より搬送方向前方に位置するキャリアライン(7b)の上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベヤ搬送装置。
JP2014218997A 2014-10-28 2014-10-28 ベルトコンベヤ搬送装置 Active JP6468798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218997A JP6468798B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 ベルトコンベヤ搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218997A JP6468798B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 ベルトコンベヤ搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016084224A JP2016084224A (ja) 2016-05-19
JP6468798B2 true JP6468798B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=55973192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014218997A Active JP6468798B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 ベルトコンベヤ搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6468798B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3091406B1 (en) 2015-05-08 2017-12-20 Sandvik Intellectual Property AB A method of determining pull-out of a cutting tool and a rotatable tool holder for a cutting tool
RU2729923C1 (ru) * 2016-12-20 2020-08-13 Сандвик Интеллекчуал Проперти Аб Устройство для отклонения ленты транспортера
CH719980A1 (de) * 2022-08-23 2024-02-29 Agir Aggregat Ag Förderbandanlage und Verfahren zur Installation einer Förderbandanlage.

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108713U (ja) * 1983-01-05 1984-07-21 インタ−化工産業株式会社 方向変換用ベルトコンベア
JP4829603B2 (ja) * 2005-11-30 2011-12-07 株式会社大林組 ベルトコンベア式搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016084224A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6468798B2 (ja) ベルトコンベヤ搬送装置
JP4480776B2 (ja) コンベヤチェーンおよびコンベヤチェーン搬送装置
CN107406209B (zh) 薄膜卷支撑装置
JP6488797B2 (ja) ベルトコンベヤ搬送装置
US9650212B2 (en) Unit for the conveyance and sorted alignment of products
JP4829603B2 (ja) ベルトコンベア式搬送装置
KR20130027002A (ko) 워크 정렬 반송 장치
JP2018041030A5 (ja)
CN107792695A (zh) 一种口罩打片机一拖二翻面输送装置
US9457958B2 (en) Deflection device for a belt conveyor comprising an endless conveyor belt
TW201607866A (zh) 振動式零件搬送裝置
ITBO20110654A1 (it) Sistema per trasferire oggetti fra due linee di trasporto disposte ortogonali fra loro
KR102073040B1 (ko) 피봇식 버킷 컨베이어
JP2004123335A (ja) コンベヤチェーン
CN207374772U (zh) 一种包装机烟包调头装置
CN206750778U (zh) 防溢出型智能导料机构
JP5733569B2 (ja) 搬送コンベヤ及び搬送設備
JP2010214291A (ja) 選別搬送装置
CN204400026U (zh) 一种多点进出料弯道链式输送机构
JP4905276B2 (ja) シート状媒体処理装置の分岐部構造およびシート状媒体処理装置
CN104773321B (zh) 一种方瓶两级转向机
JP7238822B2 (ja) 姿勢変更装置
CN110984992B (zh) 连续式采煤工艺
JP4567403B2 (ja) 製袋機構およびそれを用いた縦形製袋充填機
JP2008214928A (ja) 連続ベルトコンベアシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6468798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250