JP6468354B2 - 無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
従来、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規定されたLTE(Long Term Evolution)などの移動体通信が知られている(たとえば、下記非特許文献1〜15参照。)。また、基地局が形成する各セルに選択確率やプライオリティを設定してセル間の負荷分散を行う技術が知られている(たとえば、下記非特許文献16,17参照。)。
また、基地局が、移動局がアイドルからアクティブに遷移する場合にアクセスする事前選択セルを選択するための選択確率を報知し、移動局が、選択情報に基づいて事前選択セルを選択して回線設定を行う技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、所定の帯域幅を有する複数のセルを運用する基地局において、各セルにおけるトラヒック状況を測定し、測定したトラヒック状況に基づいて、移動局を移行させる移行先セルを決定し、決定した移行先セルをページングチャネルにより移動局に通知する技術が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
国際公開第2008/023609号 国際公開第2008/023611号
3GPP TS36.300 V12.5.0、2015年3月 3GPP TS36.304 V12.4.0、2015年3月 3GPP TS36.211 V12.5.0、2015年3月 3GPP TS36.212 V12.4.0、2015年3月 3GPP TS36.213 V12.5.0、2015年3月 3GPP TS36.321 V12.5.0、2015年3月 3GPP TS36.322 V12.2.0、2015年3月 3GPP TS36.323 V12.3.0、2015年3月 3GPP TS36.331 V12.5.0、2015年3月 3GPP TS36.413 V12.5.0、2015年3月 3GPP TS36.423 V12.5.0、2015年3月 3GPP TS36.425 V12.1.0、2015年3月 3GPP TR36.842 V12.0.0、2013年12月 3GPP RP−150491、2015年3月 3GPP TS25.304 V12.5.0、2015年3月 3GPP R2−142495、2014年5月 3GPP R2−142530、2014年5月
しかしながら、上述した従来技術では、たとえばセル間の負荷の偏りを解消するために各セルに選択確率やプライオリティを設定することを要するため、システムへ与える影響が大きくなる。このため、システムへの影響を抑えつつセル間の負荷の偏りを解消することができない場合がある。
1つの側面では、本発明は、システムへの影響を抑えつつセル間の負荷の偏りを解消することができる無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、他の無線通信装置が構成する第一のセルへ接続する無線通信装置において、前記第一のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行い、前記第二のセルの選択または再選択を行うと、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンする無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法が提案される。
本願発明の別の一側面によれば、セルを構成する無線通信装置において、前記無線通信装置が構成するセルとは異なるセルを含む少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報を取得し、前記無線通信装置が構成するセルへの接続を規制する場合に、取得した前記制御情報を含む報知信号を送信する無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法が提案される。
本発明の一側面によれば、システムへの影響を抑えつつセル間の負荷の偏りを解消することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施の形態2にかかる無線通信システムに適用可能なアクセスクラス規制の一例を示す図である。 図3は、実施の形態2にかかる無線通信システムにおけるセルリセレクションの一例を示す図である。 図4は、実施の形態2にかかる端末の一例を示す図である。 図5は、実施の形態2にかかる端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、実施の形態2にかかる基地局の一例を示す図である。 図7は、実施の形態2にかかる基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。 図8は、実施の形態2にかかる端末のアイドルモードにおけるセルセレクションおよびセルリセレクションの一例を示す図(その1)である。 図9は、実施の形態2にかかる端末のアイドルモードにおけるセルセレクションおよびセルリセレクションの一例を示す図(その2)である。 図10は、実施の形態2にかかる端末のアイドルモードにおけるセルセレクションおよびセルリセレクションの一例を示す図(その3)である。 図11は、実施の形態2にかかる端末による処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態3にかかる無線通信システムにおけるセルリセレクションの一例を示す図である。 図13は、実施の形態3にかかる端末による処理の他の例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる無線通信システム100は、第一の無線通信装置110と、第二の無線通信装置120と、を含む。
第一の無線通信装置110は、第一のセル101を構成する。たとえば、第一の無線通信装置110は、第一のセル101における端末との間で無線通信が可能な基地局である。第一の無線通信装置110は、たとえば第一のセル101における負荷状況に応じて、第一のセル101への接続の規制を行う。
第一の無線通信装置110は、制御部111と、送信部112と、を備える。制御部111は、自装置が形成する第一のセル101への接続を規制する制御を行う。たとえば、制御部111は、自装置における規制確率および接続規制時間を設定することにより第一のセル101への接続を規制する。
規制確率は、たとえば、端末が、自端末が規制対象か否かを判断するために、自端末において算出した乱数値と比較する値である。すなわち、端末は、接続先のセルについて、該セルの規制確率と自端末において算出した乱数値とを比較し、比較結果に基づいて自端末が規制対象か否かを判断する。そして、端末は、自端末が規制対象であると判断した場合は、該セルと自端末との間の通信を制限する。
接続規制時間は、たとえば、端末が、自端末が規制対象であると判断した場合に、該セルと自端末との間の通信を制限する時間を算出するための値である。たとえば、端末は、自端末が規制対象であると判断した場合に、平均値が接続規制時間となる分布の確率を用いて接続規制時間を算出し、算出した接続規制時間だけ該セルと自端末との間の通信を制限する。
送信部112は、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報を取得する。そして、送信部112は、取得した制御情報を含む報知信号を無線により送信する。報知信号は、たとえば第一のセル101における各端末が受信可能な情報である。
少なくとも一つ以上のセルには、たとえば第一のセル101とは異なるセルが含まれる。たとえば、少なくとも一つ以上のセルには、第一のセル101と異なる第二のセル102が含まれる。第二のセル102は、第二の無線通信装置120が接続可能なセルである。また、少なくとも一つ以上のセルには、第二の無線通信装置120が接続可能でない第三のセル103が含まれていてもよい。なお、第二のセル102や第三のセル103は、第一のセル101と同一の基地局によって形成されたセルであってもよい。
接続の規制の度合いに対応する制御情報には、たとえば、接続の規制における規制確率が含まれる。または、接続の規制の度合いに対応する制御情報には、接続の規制における接続規制時間が含まれていてもよい。または、接続の規制の度合いに対応する制御情報には、上述した規制確率および接続規制時間の両方が含まれていてもよい。
または、接続の規制の度合いに対応する制御情報には、セルの選択またはセルの再選択のために各セルについて算出される基準値であって、各セルの無線品質の測定結果に基づく基準値に対するオフセット値が含まれていてもよい。または、接続の規制の度合いに対応する制御情報には、上述した規制確率および接続規制時間の少なくとも一方と、上述したオフセット値と、の両方が含まれていてもよい。
これにより、第一の無線通信装置110は、第二の無線通信装置120に対して、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報を通知することができる。また、第一の無線通信装置110は、たとえば、少なくとも一つ以上のセルのうちの接続の規制が行われていないセル(たとえば接続の規制度合いがゼロのセル)については、接続の規制度合いを示す制御情報を報知信号に含めなくてもよい。この場合は、第二の無線通信装置120は、報知信号に制御情報が含まれていないセルについては、接続の規制が行われていない(たとえば接続の規制度合いがゼロ)と判断する。
第二の無線通信装置120は、第一の無線通信装置110が構成する第一のセル101に接続している。第二の無線通信装置120は、たとえば基地局との間で無線通信が可能な端末である。第二の無線通信装置120は、制御部121を備えている。
制御部121は、第一の無線通信装置110によって第一のセル101への接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報の値に応じて、第一のセル101と異なる第二のセル102の選択または再選択を行う。この制御情報は、たとえば上述した第一の無線通信装置110からの報知信号によって得ることができる。
第二のセル102の選択は、たとえば接続先のセルを選択するセルセレクションである。第二のセル102の再選択は、たとえば接続先のセルを再選択するセルリセレクションである。第二の無線通信装置120は、制御部121によって第二のセル102の選択または再選択を行うと、第一のセル101ではなく第二のセル102にキャンプオンする。セルへのキャンプオンとは、たとえば、該セルに対するNAS(Non Access Stratum:非アクセス層)の登録を行い、該セルによるサービスを利用可能な状態となることである。すなわち、第二の無線通信装置120は、接続先のセルを第一のセル101から第二のセル102に切り替える。
このように、実施の形態1にかかる第二の無線通信装置120は、接続先の第一のセル101への接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報の値に応じて第二のセル102の選択または再選択を行う。そして、第二の無線通信装置120は、第二のセル102の選択または再選択を行うと、第一のセル101ではなく第二のセル102にキャンプオンする。
これにより、接続が規制された第一のセル101から他の第二のセル102への切り替えが行われ、接続が規制された第一のセル101における負荷を減らし、セル間の負荷の偏りを解消することができる。また、接続の規制の度合いに対応する制御情報の値を用いて第二のセル102の選択または再選択を行うことで、たとえばセルごとに選択確率やプライオリティを設定しなくてもセル間の負荷の偏りを解消できるため、システムへの影響を抑えることができる。
つぎに、図1に示した実施の形態1にかかる無線通信システム100の詳細について、実施の形態2,3を用いて説明する。実施の形態2,3は、上述した実施の形態1を具象化した実施例として捉えることができるため、実施の形態1と組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2にかかる無線通信システムに適用可能なアクセスクラス規制の一例を示す図である。図2に示すように、実施の形態2にかかる無線通信システム200は、基地局210と、端末201,202と、を含む。本実施の形態は、実施の形態1をより具象化した実施例として捉えることもでき、したがって実施の形態1と組み合わせて実施することが可能である。
基地局210には、たとえば3GPPにおいて規定されたeNB(evolved Node B)などの各種の基地局を適用することができる。また、基地局210は、範囲の大きいセル(マクロセル)を形成するマクロ基地局であってもよいし、範囲の小さいセル(スモールセル)を形成するスモール基地局であってもよい。
端末201,202には、たとえば3GPPにおいて規定されたUE(User Equipment:ユーザ端末)などの各種の端末を適用することができる。セル211は、基地局210によって形成されるセルである。端末201,202は、セル211に在圏しており、基地局210との間で無線通信が可能である。
基地局210は、たとえばセル211の負荷状態に応じて、一時的にセル211へのアクセスを規制するACB(Access Class Barring:アクセスクラス規制)を行う。ACBにおいては、たとえば、端末201,202からのデータ発信または制御信号発信を規制することが可能である。または、ACBにおいては、端末201,202からのデータ発信および制御信号発信の両方を同時に規制することも可能である。
基地局210は、ACBを行う場合に、セル211の範囲内に送信する報知信号250に、規制確率(ac−Barring Factor)および接続規制時間(ac−Barring Time)を格納する。規制確率および接続規制時間は、一例としては報知信号250のSIB(System Information Block:システム情報ブロック)に格納することができる。規制確率および接続規制時間は、たとえばセル211の負荷状態に応じて設定される。たとえば、セル211の負荷が大きいほど規制確率が低く設定される。また、たとえば、セル211の負荷が大きいほど接続規制時間が長く設定される。
規制確率は、各端末が、自端末が規制対象か否かを判断するための確率である。規制確率は、一例としては0〜95%の範囲で設定可能である。接続規制時間は、各端末が、自端末が規制対象であると判断した場合にデータ発信や制御信号発信を制限する時間を算出するための値である。接続規制時間は、一例としては4秒、8秒、16秒、…512秒の中から設定可能である。
端末201,202のそれぞれは、基地局210から報知信号250によって報知される規制確率および接続規制時間を取得する。そして、端末201,202のそれぞれは、自端末において乱数値を算出し、算出した乱数値が規制確率以上である場合は規制対象となり、セル211へのデータ発信や制御信号発信を制限する。また、端末201,202のそれぞれは、算出した乱数値が規制確率未満である場合は規制対象とならず、セル211へのデータ発信や制御信号発信を制限しない。
図2に示す例では、基地局210がセル211について報知信号250によって報知した規制確率が40%であったとする。また、端末201,202が算出した乱数値がそれぞれ30%および60%であったとする。この場合は、端末201は、算出した乱数値(30%)が規制確率(40%)未満であるため、規制対象とならず、セル211へのデータ発信や制御信号発信を制限しない(アクセス可)。端末202は、算出した乱数値(60%)が規制確率(40%)以上であるため、規制対象となり、セル211へのデータ発信や制御信号発信を制限する(アクセス不可)。
図3は、実施の形態2にかかる無線通信システムにおけるセルリセレクションの一例を示す図である。図3に示す、実施の形態2にかかる無線通信システム300は、図2に示した無線通信システム200に対応する。無線通信システム300は、マクロセル311,312と、スモールセル321〜326と、端末301〜306と、を含む。
マクロセル311,312(MC1,MC2)およびスモールセル321〜326(SC1〜SC6)のそれぞれは、たとえば図2に示したセル211に対応する。端末301〜306のそれぞれは、たとえば図2に示した端末201または端末202に対応する。
マクロセル311,312は、それぞれ周波数がF1,F2の周波数のセルである。マクロセル311は、マクロ基地局310によって形成される。マクロセル312は、マクロ基地局310、またはマクロ基地局310と異なるマクロ基地局によって形成される。
スモールセル321〜326は、それぞれ周波数がF3,F3,F4,F3,F4,F2のセルである。スモールセル321〜326は、それぞれスモール基地局によって形成される。
図3に示す例では、端末301〜306がスモールセル326に接続しており、スモールセル326においてACBが行われる場合について説明する。この場合に、スモールセル326は、スモールセル326において送信する報知信号により規制確率リスト350を報知する。
規制確率リスト350は、スモールセル326(自セル)における規制確率に加えて、スモールセル326の周辺のセルであるスモールセル322,323およびマクロセル312(他セル)の規制確率を示す情報である。また、規制確率リスト350は、スモールセル322,323,326およびマクロセル312における接続規制時間をさらに示していてもよい。スモールセル326,322,323(SC6,SC2,SC3)およびマクロセル312(MC2)の規制確率は、図3に示す例ではそれぞれ70%、10%、30%および40%である。
たとえば、スモールセル326を形成する基地局は、スモールセル322,323およびマクロセル312を形成する各基地局から規制確率や接続規制時間を示す情報を収集することにより規制確率リスト350を生成することができる。規制確率や接続規制時間を示す情報の収集には、たとえばスモールセル326と他の各基地局との間の基地局間インタフェース(たとえばX2インタフェース)を用いることができる。
端末301〜306のそれぞれは、スモールセル326において報知される規制確率リスト350を取得する。そして、端末301〜306のそれぞれは、算出した乱数値と、接続中のスモールセル326における規制確率(70%)と、を比較する。図3に示す例では、端末301〜306のうちの端末301,303,304において、乱数値がスモールセル326の規制確率(70%)以上となり、規制対象になったとする。
この場合に、規制対象となった端末301,303,304のそれぞれは、接続先のセルを再選択するセルリセレクションを行う。この際に、端末301,303,304のそれぞれは、再選択の候補の各セルについての無線品質の測定結果に基づいて、再選択の候補の各セルをランキングすることによりベストセル(Best Cell)を選択する。無線品質の測定結果には、一例としてはRSRP(Reference Signal Received Power:基準信号受信電力)が用いられる。たとえば、ベストセルは、無線品質の測定結果や他の情報(たとえばオフセット値)に基づく評価値が最も高いセルである。
さらに、端末301,303,304のそれぞれは、ベストセルの選択において、無線品質の測定結果に加えて、再選択の候補の各セルの規制確率および接続規制時間の少なくともいずれかを用いる。再選択の候補の各セルの規制確率および接続規制時間は、規制確率リスト350から取得することができる。
図3に示す例では、端末301は、セルリセレクションの結果、スモールセル323へ接続先を変更している。また、端末303は、セルリセレクションの結果、スモールセル322へ接続先を変更している。また、端末303は、セルリセレクションの結果、マクロセル312へ接続先を変更している。
図1に示した第一の無線通信装置110は、たとえばマクロセル311,312およびスモールセル321〜326を形成する各基地局によって実現することができる。図1に示した第二の無線通信装置120は、たとえば端末301〜306によって実現することができる。
図4は、実施の形態2にかかる端末の一例を示す図である。図3に示した端末301〜306は、たとえば図4に示す端末400により実現することができる。端末400は、無線通信部410と、制御部420と、記憶部430と、を備える。無線通信部410は、無線送信部411と、無線受信部412と、を備える。これらの各構成は、一方向または双方向に、信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
無線送信部411は、ユーザデータや制御信号を、アンテナを介して無線通信で送信する。無線送信部411が送信する無線信号には、任意のユーザデータや制御情報など(符号化や変調等がなされる)を含めることができる。無線受信部412は、ユーザデータや制御信号を、アンテナを介して無線通信で受信する。無線受信部412が受信する無線信号には、任意のユーザデータや制御信号など(符号化や変調等がなされる)を含めることができる。なお、アンテナは送信と受信で共通でもよい。
制御部420は、他の無線局へ送信するユーザデータや制御信号を無線送信部411に出力する。また、制御部420は、無線受信部412によって受信されたユーザデータや制御信号を取得する。制御部420は、後述する記憶部430との間でユーザデータ、制御情報、プログラムなどの入出力を行う。また、制御部420は、無線通信部410との間で、他の通信装置などとの間で送受信するユーザデータや制御信号の入出力を行う。制御部420は、これら以外にも、端末400における種々の制御を行う。記憶部430は、ユーザデータ、制御情報、プログラムなどの各種情報の記憶を行う。
図1に示した第二の無線通信装置120の制御部121は、たとえば制御部420により実現することができる。
図5は、実施の形態2にかかる端末のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示した端末400は、たとえば図5に示す端末500により実現することができる。端末500は、たとえば、アンテナ511と、RF回路512と、プロセッサ513と、メモリ514と、を備える。これら各構成要素は、たとえばバスを介して各種信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
アンテナ511は、無線信号を送信する送信アンテナと、無線信号を受信する受信アンテナと、を含む。また、アンテナ511は、無線信号を送受信する共用アンテナであってもよい。RF回路512は、アンテナ511によって受信された信号や、アンテナ511によって送信される信号のRF(Radio Frequency:高周波)処理を行う。RF処理には、たとえばベースバンド帯とRF帯との周波数変換が含まれる。
プロセッサ513は、たとえばCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)やDSP(Digital Signal Processor)などである。また、プロセッサ513は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)などのデジタル電子回路により実現してもよい。
メモリ514は、たとえばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などのRAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリにより実現することができる。メモリ514は、たとえばユーザデータ、制御情報、プログラムなどを格納する。
図4に示した無線通信部410は、たとえばアンテナ511およびRF回路512により実現することができる。図4に示した制御部420は、たとえばプロセッサ513により実現することができる。図4に示した記憶部430は、たとえばメモリ514により実現することができる。
図6は、実施の形態2にかかる基地局の一例を示す図である。図3に示したマクロセル311,312およびスモールセル321〜326を形成する基地局のそれぞれは、たとえば図6に示す基地局600により実現することができる。図6に示すように、基地局600は、たとえば、無線通信部610と、制御部620と、記憶部630と、通信部640と、を備える。無線通信部610は、無線送信部611と、無線受信部612と、を備える。これらの各構成は、一方向または双方向に、信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
無線送信部611は、ユーザデータや制御信号を、アンテナを介して無線通信で送信する。無線送信部611が送信する無線信号には、任意のユーザデータや制御情報など(符号化や変調等がなされる)を含めることができる。無線受信部612は、ユーザデータや制御信号を、アンテナを介して無線通信で受信する。無線受信部612が受信する無線信号には、任意のユーザデータや制御信号など(符号化や変調等がなされる)を含めることができる。なお、アンテナは送信と受信で共通でもよい。
制御部620は、他の無線局へ送信するユーザデータや制御信号を無線送信部611に出力する。また、制御部620は、無線受信部612によって受信されたユーザデータや制御信号を取得する。制御部620は、後述する記憶部630との間でユーザデータ、制御情報、プログラムなどの入出力を行う。また、制御部620は、後述する通信部640との間で、他の通信装置などとの間で送受信するユーザデータや制御信号の入出力を行う。制御部620は、これら以外にも、基地局600における種々の制御を行う。
記憶部630は、ユーザデータ、制御情報、プログラムなどの各種情報の記憶を行う。通信部640は、たとえば有線信号によって、他の通信装置との間でユーザデータや制御信号を送受信する。上述した規制確率や接続規制時間を示す情報の収集に用いられる基地局間インタフェースは、たとえば通信部640により実現することができる。
図1に示した第一の無線通信装置110の制御部111は、たとえば制御部620により実現することができる。図1に示した第一の無線通信装置110の送信部112は、たとえば無線送信部611および制御部620により実現することができる。
図7は、実施の形態2にかかる基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。図6に示した基地局600は、たとえば図7に示す基地局700により実現することができる。基地局700は、アンテナ711と、RF回路712と、プロセッサ713と、メモリ714と、ネットワークIF715と、を備える。これら各構成要素は、たとえばバスを介して各種信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
アンテナ711は、無線信号を送信する送信アンテナと、無線信号を受信する受信アンテナと、を含む。また、アンテナ711は、無線信号を送受信する共用アンテナであってもよい。RF回路712は、アンテナ711によって受信された信号や、アンテナ711によって送信される信号のRF処理を行う。RF処理には、たとえばベースバンド帯とRF帯との周波数変換が含まれる。
プロセッサ713は、たとえばCPUやDSPなどである。また、プロセッサ713は、ASIC、FPGA、LSIなどのデジタル電子回路により実現してもよい。
メモリ714は、たとえばSDRAMなどのRAM、ROM、フラッシュメモリにより実現することができる。メモリ714は、たとえばユーザデータ、制御情報、プログラムなどを格納する。
ネットワークIF715は、たとえば有線によってネットワークとの間で通信を行う通信インタフェースである。ネットワークIF715は、たとえば基地局間で有線通信を行うためのXnインタフェースを含んでもよい。
図6に示した無線通信部610は、たとえばアンテナ711およびRF回路712により実現することができる。図6に示した制御部620は、たとえばプロセッサ713により実現することができる。図6に示した記憶部630は、たとえばメモリ714により実現することができる。図6に示した通信部640は、たとえばネットワークIF715により実現することができる。
図8〜図10は、実施の形態2にかかる端末のアイドルモードにおけるセルセレクションおよびセルリセレクションの一例を示す図である。図8〜図10に示す状態遷移/プロシージャ800は、実施の形態2にかかる端末400のアイドルモードにおけるセルセレクションおよびセルリセレクションの状態遷移およびプロシージャを示している。
状態遷移/プロシージャ800には、たとえば3GPPのTS25.304に規定されたアイドルモードにおけるセルセレクションおよびセルリセレクションの状態遷移およびプロシージャを適用することができる。端末400は、新しいPLMN(Public Land Mobile Network:公衆陸上移動体ネットワーク)を選択した場合に状態801へ移行する。
たとえば、端末400は、選択したPLMNについて保存したセル情報がない場合は、状態801から図8の太線矢印のように状態遷移して初期セルセレクション802を行う。そして、端末400は、初期セルセレクション802によって適切なセル(suitable cell)を発見した場合は、発見した適切なセルへ接続して正常キャンプ803(Camped Normally)の状態となる。正常キャンプ803は、端末400が発見した適切なセルへ接続(キャンプオン)した状態である。
また、端末400は、選択したPLMNについて保存したセル情報がある場合は、状態801から図9の太線矢印のように状態遷移し、保存したセル情報に基づいてセルを選択する保存情報セルセレクション901(Stored information Cell Selection)を行う。そして、端末400は、保存情報セルセレクション901によって適切なセルを発見した場合は、発見した適切なセルへ接続して正常キャンプ803の状態となる。
また、端末400は、正常キャンプ803において、セルリセレクションのトリガが発生すると、図10の太線矢印のように状態遷移し、セルリセレクション評価プロセス1001(Cell Reselection Evaluation Process)を行う。そして、端末400は、セルリセレクション評価プロセス1001によって適切なセルを発見した場合は、発見した適切なセルへ接続して正常キャンプ803へ戻る。セルリセレクションのトリガは、一例としては周期的に発生する周期である。
図11は、実施の形態2にかかる端末による処理の一例を示すフローチャートである。実施の形態2にかかる端末400は、たとえば図11に示す各ステップを実行する。まず、端末400は、自端末がキャンプオンしているセルからの報知信号を受信する(ステップS1101)。つぎに、端末400は、自端末がキャンプオンしているセルにおいてACBが実施されているか否かを判断する(ステップS1102)。ステップS1102の判断は、たとえばステップS1101によって受信した報知信号に含まれる情報に基づいて行うことができる。
ステップS1102において、ACBが実施されていない場合(ステップS1102:No)は、端末400は、一連の処理を終了する。ACBが実施されている場合(ステップS1102:Yes)は、端末400は、ステップS1101によって受信した報知信号に含まれる規制確率リストを取得する(ステップS1103)。規制確率リストは、たとえば、端末400がキャンプオンしているセルにおける規制確率と、端末400がキャンプオンしているセルの周辺のセルにおける規制確率と、を示す情報である。
つぎに、端末400は、自端末が算出した乱数値が、自端末がキャンプオンしているセルにおける規制確率未満か否かを判断する(ステップS1104)。自端末がキャンプオンしているセルにおける規制確率は、たとえば、ステップS1103によって取得した規制確率リストから取得することができる。
ステップS1104において、乱数値が規制確率以上である場合(ステップS1104:No)は、端末400は、自端末が規制対象でないと判断し、一連の処理を終了する。乱数値が規制確率未満である場合(ステップS1104:Yes)は、端末400は、自端末が規制対象であると判断する。この場合は、端末400は、自端末が算出した乱数値が規制確率未満となるセルの中からベストセルを選択し、選択したベストセルにキャンプオンし(ステップS1105)、一連の処理を終了する。
ステップS1105において、端末400は、たとえば、報知信号に含まれる規制確率リストが示す各セルをセルリセレクション先の候補のセルとし、セルリセレクション先の候補のセルのそれぞれについて報知信号が示す規制確率を取得する。セルリセレクション先の候補には、端末400がキャンプオンしているセルを含めてもよいし、端末400がキャンプオンしているセルを含めなくてもよい。
端末400は、セルリセレクション先の候補のセルのそれぞれについて、自端末が算出した乱数値と報知信号が示す規制確率を比較する。ステップS1105において用いる乱数値は、セルリセレクション先の候補のセルのそれぞれについて算出した乱数値であってもよいし、セルリセレクション先の候補のセルについて算出した共通の乱数値であってもよい。また、ステップS1105において用いる乱数値は、ステップS1104において用いた乱数値と同じ乱数値であってもよい。
端末400は、セルリセレクション先の候補のセルのうちの乱数値が規制確率未満のセルの中からベストセルを選択し、選択したベストセルへキャンプオンする。たとえば、端末400は、乱数値が規制確率未満のセルのうちの、端末400における無線品質(たとえばRSRP)が最も高いセルをベストセルとして選択する。これにより、規制確率が高い、すなわち規制度合が低いセルへ端末400が接続先を変更する確率を高くし、セル間の負荷を分散させることができる。
ただし、ベストセルの選択方法はこれに限らず各種の方法を採用することができる。たとえば、端末400は、乱数値が規制確率未満のセルのうちの、規制確率が最も高い(規制度合が最も低い)セルをベストセルとして選択してもよい。または、端末400は、乱数値が規制確率未満のセルを、端末400における無線品質および規制確率に基づいてランキングし、ランキングの結果に基づいてベストセルを選択してもよい。この場合は、端末400における無線品質が高いセルほどベストセルに選択されやすくする。また、規制確率が高い(規制の度合いが低い)セルほどベストセルに選択されやすくする。
たとえば、端末400は、乱数値が規制確率未満のセルのそれぞれについて下記(1)式によって基準値を算出し、算出した基準値が最も高いセルをベストセルとして選択する。下記(1)式におけるA,Bは0より大きい係数である。
基準値=A×無線品質+B×規制確率 …(1)
また、ベストセルの選択において、規制確率に代えて接続規制時間を用いてもよい。この場合は、接続規制時間が短い(規制の度合いが低い)セルほどベストセルに選択されやすくする。たとえば、端末400は、乱数値が規制確率未満のセルのそれぞれについて下記(2)式によって基準値を算出し、算出した基準値が最も高いセルをベストセルとして選択する。下記(2)式におけるCは0より大きい係数である。
基準値=A×無線品質−C×接続規制時間 …(2)
また、ベストセルの選択において、規制確率および接続規制時間の両方を用いてもよい。たとえば、端末400は、乱数値が規制確率未満のセルのそれぞれについて下記(3)式により基準値を算出し、算出した基準値が最も高いセルをベストセルとして選択する。
基準値=A×無線品質+B×規制確率−C×接続規制時間 …(3)
また、乱数値が規制確率未満のセルの中からベストセルを選択する場合について説明したが、規制確率リストが示す各セルの中から、ACBによる規制の度合いに基づいてベストセルを選択してもよい。たとえば、端末400は、規制確率リストが示す各セルについて上記(1)〜(3)式のいずれかによって基準値を算出し、算出した基準値が最も高いセルをベストセルとして選択する。
図11を用いて説明したように、端末400は、自端末が規制対象になった場合に、規制確率リストが示す各セルの規制の度合いを用いてセルリセレクションを行うことができる。これにより、規制の度合いが低い、すなわち負荷の小さいセルへ端末400が接続先を変更する確率を高くし、セル間の負荷を分散させることができる。
このように、実施の形態2によれば、端末400が、接続先のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおけるACBの規制確率や接続規制時間の値に応じてセルリセレクション(再選択)を行う。そして、端末400は、セルリセレクションによって選択したベストセルにキャンプオンする。
これにより、接続が規制されたセルから他のセルへの切り替えが行われ、接続が規制されたセルにおける負荷を減らし、セル間の負荷の偏りを解消することができる。また、ACBの規制確率や接続規制時間の値を用いてセルリセレクションを行うことで、たとえばセルごとに選択確率やプライオリティを設定しなくてもセル間の負荷の偏りを解消できるため、システムへの影響を抑えることができる。
たとえば、システム設計において、セルごとのパラメータとして選択確率やプライオリティを追加したり、セルごとの選択確率やプライオリティを算出する処理を追加したりしなくても、セル間の負荷の偏りを解消することが可能になる。
端末400がセルリセレクション(再選択)を行う場合について説明したが、本実施の形態は端末400がセルセレクション(選択)を行う場合についても適用可能である。これにより、接続が規制されたセルとは異なるセルへの接続が行われる可能性を高くすることができる。このため、接続が規制されたセルにおける負荷を減らし、セル間の負荷の偏りを解消することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3について、実施の形態2と異なる部分について説明する。本実施の形態は、実施の形態1をより具象化した実施例として捉えることもでき、したがって実施の形態1と組み合わせて実施することが可能である。また、後述のように実施の形態2と組み合わせることも可能である。
図12は、実施の形態3にかかる無線通信システムにおけるセルリセレクションの一例を示す図である。図12において、図3に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。スモールセル326,322,323(SC6,SC2,SC3)およびマクロセル312(MC2)のそれぞれは、セルリセレクションにおいて自セルの基準値を算出するためのQoffset_tempを設定している。
Qoffset_tempは、セルの負荷状態に応じて設定される。Qoffset_tempの設定には、たとえば3GPPのTS36.331に規定された技術を適用することができる。たとえば、Qoffset_tempは、セルの負荷が大きいほど大きく設定される。このQoffset_tempは、接続の規制の度合いに対応する制御情報である。たとえば、Qoffset_tempが大きく設定されたセルは、セルリセレクションのために算出される基準値が低くなり、ベストセルとして選択されにくくなる。
スモールセル326は、スモールセル326において送信する報知信号によりオフセットリスト1210を報知する。オフセットリスト1210は、スモールセル326におけるQoffset_tempと、スモールセル326の周辺のセルであるスモールセル322,323およびマクロセル312におけるQoffset_tempと、を示す情報である。スモールセル326,322,323(SC6,SC2,SC3)およびマクロセル312(MC2)のQoffset_tempは、図12に示す例では、スモールセル326,322,323およびマクロセル312の規制確率がそれぞれ70%、10%、30%および40%となるように設定される。
たとえば、スモールセル326を形成する基地局は、スモールセル322,323およびマクロセル312を形成する各基地局からQoffset_tempを示す情報を収集することによりオフセットリスト1210を生成することができる。Qoffset_tempを示す情報の収集には、たとえばスモールセル326と他の各基地局との間の基地局間インタフェース(たとえばX2インタフェース)を用いることができる。
端末301〜306のそれぞれは、算出した乱数値と、接続中のスモールセル326における規制確率と、を比較する。図12に示す例では、端末301〜306のうちの端末301,303,304において、乱数値がスモールセル326の規制確率以上となり、規制対象になったとする。
この場合に、規制対象となった端末301,303,304のそれぞれは、接続先のセルを再選択するセルリセレクションを行う。この際に、端末301,303,304のそれぞれは、再選択の候補の各セルについての無線品質(たとえばRSRP)の測定結果に基づいて、再選択の候補の各セルをランキングすることによりベストセルを選択する。
さらに、端末301,303,304のそれぞれは、ベストセルの選択において、無線品質の測定結果に加えて、再選択の候補の各セルについて、オフセットリスト1210が示すQoffset_tempを用いる。
図12に示す例では、端末301は、セルリセレクションの結果、スモールセル323へ接続先を変更している。また、端末303は、セルリセレクションの結果、スモールセル322へ接続先を変更している。また、端末304は、セルリセレクションの結果、マクロセル312へ接続先を変更している。
図13は、実施の形態3にかかる端末による処理の他の例を示すフローチャートである。実施の形態3にかかる端末400は、たとえば図13に示す各ステップを実行する。まず、端末400は、自端末がキャンプオンしているセルからの報知信号を受信する(ステップS1301)。つぎに、端末400は、自端末がキャンプオンしているセルにおいてACBが実施されているか否かを判断する(ステップS1302)。ステップS1302の判断は、たとえばステップS1301によって受信した報知信号に含まれる情報に基づいて行うことができる。
ステップS1302において、ACBが実施されていない場合(ステップS1302:No)は、端末400は、一連の処理を終了する。ACBが実施されている場合(ステップS1302:Yes)は、端末400は、ステップS1301によって受信した報知信号に含まれるオフセットリストを取得する(ステップS1303)。オフセットリストは、たとえば、端末400がキャンプオンしているセルにおけるQoffset_tempと、端末400がキャンプオンしているセルの周辺のセルにおけるQoffset_tempと、を示す情報である。
つぎに、端末400は、自端末が算出した乱数値が、自端末がキャンプオンしているセルにおける規制確率未満か否かを判断する(ステップS1304)。自端末がキャンプオンしているセルにおける規制確率は、たとえば、ステップS1301により受信した報知信号から取得することができる。乱数値が規制確率以上である場合(ステップS1304:No)は、端末400は、自端末が規制対象でないと判断し、一連の処理を終了する。
ステップS1304において、乱数値が規制確率未満である場合(ステップS1304:Yes)は、端末400は、自端末が規制対象であると判断する。この場合は、端末400は、セルリセレクションの候補の各セルについて、該セルの無線品質の測定結果にQoffset_tempをかけた基準値を算出する(ステップS1305)。
つぎに、端末400は、ステップS1305によって算出した基準値に基づいてベストセルを選択し、選択したベストセルにキャンプオンし(ステップS1306)、一連の処理を終了する。
たとえば、端末400は、セルリセレクションにおいて、下記(4)式に示すR(s)およびR(n)をセル選択基準値として算出する。R(s)は、端末400がキャンプオンしているセル(サービングセル)についてのセル選択基準値である。R(n)は、端末400の周辺のセルであってサービングセルと異なるセル(ネイバーセル)についてのセル選択基準値である。
R(s)=Q(meas’s)+Q(Hyst)−Qoffset_temp
R(n)=Q(meas’s)+Qoffset−Qoffset_temp
…(4)
Q(meas’s)は、端末400において測定されたRSRPである。Q(Hyst)は、セル内の報知信号によって報知されるヒステリシス値である。Qoffsetはセル間におけるオフセット値である。Qoffset_tempは、セルに対して一時的に適用されるオフセット値である。一例としては、Qoffset_tempは0〜15[dB]の範囲で設定可能である。
端末400は、サービングセルについては上記(4)式のR(s)をセル選択基準値として算出し、ネイバーセルについては上記(4)式のR(n)をセル選択基準値として算出する。この際に、端末400は、サービングセルから報知されたオフセットリストを用いて、サービングセルのR(s)におけるQoffset_tempに加えて、ネイバーセルのR(n)におけるQoffset_tempも設定する。そして、端末400は、算出したセル選択基準値が最も高いセルをベストセルとして選択する。
セルリセレクションにおいては、サービングセルより高いプライオリティが設定された、サービングセルと異なる周波数のセルを選択する場合や、異なるRAT(Radio Access Technology:無線アクセステクノロジ)のセルを選択する場合がある。また、セルリセレクションにおいては、同じプライオリティが設定された、サービングセルと異なる周波数のセルを選択する場合や、サービングセルと同じ周波数の、サービングセルと異なる基地局によって形成されたセルを選択する場合などがある。
図12を用いて説明したように、端末400は、自端末が規制対象になった場合にセルリセレクションを行う。そして、端末400は、セルリセレクションのために各セルについて算出する基準値に対して、オフセットリストに基づいて各セルに設定されたオフセットをかける。これにより、規制の度合いが低い、すなわち負荷の小さいセルへ端末400が接続先を変更する確率を高くし、セル間の負荷を分散させることができる。
このように、実施の形態3によれば、端末400が、接続先のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおけるQoffset_tempに応じてセルリセレクション(再選択)を行う。そして、端末400は、セルリセレクションによって選択したベストセルにキャンプオンする。
これにより、接続が規制されたセルから他のセルへの切り替えが行われ、接続が規制されたセルにおける負荷を減らし、セル間の負荷の偏りを解消することができる。また、Qoffset_tempを用いてセルリセレクションを行うことで、たとえばセルごとに選択確率やプライオリティを設定しなくてもセル間の負荷の偏りを解消できるため、システムへの影響を抑えることができる。
たとえば、システム設計において、セルごとのパラメータとして選択確率やプライオリティを追加したり、セルごとの選択確率やプライオリティを算出する処理を追加したりしなくても、セル間の負荷の偏りを解消することが可能になる。
端末400がセルリセレクション(再選択)を行う場合について説明したが、本実施の形態は端末400がセルセレクション(選択)を行う場合についても適用可能である。たとえば、端末400は、下記(5)式を満たすセルを接続先のセル(Suitable CellまたはAcceptable Cell)として選択する。
Srxlev>0 AND Squal>0 where:
Srxlev=Q(rxlevmeas)
−(Q(rxlevmin)+Q(rxlevminoffset))
−Pcompensation−Qoffset_temp
Squal =Q(qualmeas)
−(Q(qualmin)+Q(qualminoffset))
−Qoffset_temp
…(5)
上記(5)式において、Q(rxlevmeas)は、受信レベルの測定結果(たとえばRSRP)である。Q(rxlevmin)は、セル内において要する最小の受信レベル[dBm]である。Q(rxlevminoffset)は、Q(rxlevmin)に関するオフセットである。Pcompensationは、端末の上り送信電力能力に関する補正値である。Qoffset_tempは、セルに対して一時的に適用されるオフセット値である。一例としては、Qoffset_tempは0〜15[dB]の範囲で設定可能である。
Q(qualmeas)は、たとえばRSRQ(Reference Signal Received Quality:基準信号受信品質)などの受信品質の測定結果である。Q(qualmin)は、セル内において要する最小の受信品質[dB]である。Q(qualminoffset)は、Q(qualmin)に関するオフセットである。
端末400は、セルセレクションを行う際に、報知されたオフセットリストを用いて、接続先の候補の各セルについて、上記(5)式のQoffset_tempを設定する。これにより、接続が規制されたセルとは異なるセルへの接続が行われる可能性を高くすることができる。このため、接続が規制されたセルにおける負荷を減らし、セル間の負荷の偏りを解消することができる。
以上説明したように、無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法によれば、システムへの影響を抑えつつセル間の負荷の偏りを解消することができる。
また、端末が接続先のセルにおける規制対象となった場合にセルリセレクションを行うことで、たとえば端末が該接続先のセルにおいて接続規制時間に基づく時間だけ待機する場合と比べて、端末の通信再開までの時間を短くすることができる。
また、セルリセレクションを行う際に、セルリセレクションの候補の各セルにおける規制の度合いに対応する制御情報を用いることで、負荷の小さいセルを新たな接続先として選択することが可能になる。また、たとえばセル間の負荷の偏りが生じた場合に、該偏りが解消するまでの時間を短くすることができる。
なお、上述した各実施の形態は、組み合わせて実施することも可能である。たとえば、各基地局は、規制確率リスト350(たとえば図3参照)およびオフセットリスト1210(たとえば図12参照)の両方を報知してもよい。この場合に、各端末は、規制確率リスト350およびオフセットリスト1210の少なくともいずれかを用いてセルセレクション等を行う。たとえば、実施の形態2に関する図11に示したステップS1105において、自セルが再度ベストセルとして選択(再選択)された場合は、実施の形態3によるベストセルの選択へ移行するようにしてもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)他の無線通信装置が構成する第一のセルへ接続し、前記第一のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行う制御部を備え、
前記制御部によって前記第二のセルの選択または再選択を行うと、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンする、
ことを特徴とする無線通信装置。
(付記2)前記少なくとも一つ以上のセルは、前記第一のセルとは異なるセルを含むことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)前記少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報は、前記少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制における規制確率を含むことを特徴とする付記1または2に記載の無線通信装置。
(付記4)前記少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報は、前記少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制における接続規制時間を含むことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記5)前記少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報は、前記選択または再選択のために前記少なくとも一つ以上のセルについて算出される基準値であって、前記少なくとも一つ以上のセルの無線品質の測定結果に基づく基準値に対するオフセット値を含むことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記6)前記少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報は、前記第一のセルによって送信される報知信号に含まれることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記7)自装置が構成するセルへの接続を規制する制御部と、
前記自装置が構成するセルとは異なるセルを含む少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報を含む報知信号を送信する送信部と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。
(付記8)第一のセルを構成する第一の無線通信装置と、
前記第一のセルに接続し、前記第一のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行い、前記第二のセルの選択または再選択を行うと、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンする第二の無線通信装置と、
を含むことを特徴とする無線通信システム。
(付記9)他の無線通信装置が構成する第一のセルへ接続する無線通信装置による無線通信方法であって、
前記第一のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行い、
前記第二のセルの選択または再選択を行うと、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンする、
ことを特徴とする無線通信方法。
(付記10)セルを構成する無線通信装置による無線通信方法であって、
前記無線通信装置が構成するセルとは異なるセルを含む少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制の度合いに対応する制御情報を取得し、
前記無線通信装置が構成するセルへの接続を規制する場合に、取得した前記制御情報を含む報知信号を送信する、
ことを特徴とする無線通信方法。
100,200,300 無線通信システム
101 第一のセル
102 第二のセル
103 第三のセル
110 第一の無線通信装置
111,121,420,620 制御部
112 送信部
120 第二の無線通信装置
201,202,301〜306,400,500 端末
210,600,700 基地局
211 セル
250 報知信号
310 マクロ基地局
311,312 マクロセル
321〜326 スモールセル
350 規制確率リスト
410,610 無線通信部
411,611 無線送信部
412,612 無線受信部
430,630 記憶部
511,711 アンテナ
512,712 RF回路
513,713 プロセッサ
514,714 メモリ
640 通信部
715 ネットワークIF
800 状態遷移/プロシージャ
801 状態
802 初期セルセレクション
803 正常キャンプ
901 保存情報セルセレクション
1001 セルリセレクション評価プロセス
1210 オフセットリスト

Claims (7)

  1. 他の無線通信装置が構成する第一のセルへ接続し、前記第一のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制における規制確率または接続時間規制の少なくとも1つを含む制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行う制御部を備え、
    前記制御部によって前記第二のセルの選択または再選択を行うと、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンする、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記少なくとも一つ以上のセルは、前記第一のセルとは異なるセルを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御情報は、前記選択または再選択のために前記少なくとも一つ以上のセルについて算出される基準値であって、前記少なくとも一つ以上のセルの無線品質の測定結果に基づく基準値に対するオフセット値を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 自装置が構成する第一のセルへの接続を規制する制御部と、
    前記自装置が構成する第一のセルとは異なるセルを含む少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制における規制確率または接続時間規制の少なくとも1つを含む制御情報を含む報知信号を送信することにより、前記第一のセルへ接続する他の無線通信装置に対して、前記第一のセルへの接続を規制する際に、前記制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行わせ、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンさせる送信部と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  5. 第一のセルを構成する第一の無線通信装置と、
    前記第一のセルに接続し、前記第一のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制における規制確率または接続時間規制の少なくとも1つを含む制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行い、前記第二のセルの選択または再選択を行うと、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンする第二の無線通信装置と、
    を含むことを特徴とする無線通信システム。
  6. 他の無線通信装置が構成する第一のセルへ接続する無線通信装置による無線通信方法であって、
    前記第一のセルへの接続が規制されると、少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制における規制確率または接続時間規制の少なくとも1つを含む制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行い、
    前記第二のセルの選択または再選択を行うと、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンする、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  7. セルを構成する無線通信装置による無線通信方法であって、
    前記無線通信装置が構成する第一のセルとは異なるセルを含む少なくとも一つ以上のセルにおける接続の規制における規制確率または接続時間規制の少なくとも1つを含む制御情報を取得し、
    取得した前記制御情報を含む報知信号を送信することにより、前記第一のセルへ接続する他の無線通信装置に対して、前記第一のセルへの接続を規制する場合に、前記制御情報の値に応じて、前記第一のセルとは異なる第二のセルの選択または再選択を行わせ、前記第一のセルではなく前記第二のセルにキャンプオンさせる、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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