JP6468185B2 - デバイスツーデバイス通信の使用方法及び無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、デバイスツーデバイス通信の使用方法、無線通信システム及びアーキテクチャに関する。
以下の略語について説明する。
Figure 0006468185
一般的に、無線通信システムにおけるユーザ端末(UE)や他のモバイルデバイスが、セルラー通信モードで動作している場合、通信デバイスが互いに近接し配置されていても、データトラフィックは、基地局(BS)のような集中コントローラやアクセスノードを介して行われる。集中処理の利点の1つは、リソース制御及び管理と干渉制御及び管理の容易性を向上できることである。潜在的な欠点が少なく、効率的にリソースを利用できる。例えば、潜在的にリソースの2倍の量が、セルラーモードで動作するUEのために必要とされる。例えば、セルラー通信モードで動作している2つのUE間の通信では、1つのセルラーUEが、それ自身と基地局との間に割り当てられた第1の無線リソースを有する必要があり、別の無線リソースが、基地局(または別の基地局)と他のセルラーUEとの間に割り当てられる必要がある。集中コントローラの一例は、ロングタームエボリューション(LTE)の拡張ノードB(eNB)である。
上記と比較すると、直接通信(direct communication)モードまたはデバイスツーデバイス(D2D)モードで動作しているUEでは、直接通信を可能とするため2つのUEが互いに十分近接している場合、1つのD2D通信可能なUE(D2D-UE)とペアになるD2D-UEとの間の通信のために、1つの無線リソースのみが必要とされる。システムスループットの改善、すなわち全体的なセルスペクトル効率の改善を支援するためには、無線ネットワークにおいて、D2D-UEのペアを構成し、適切にD2Dモードで動作することが好ましい。
セルラーモードとD2Dモードの混合は、3GPP(3rd generation partnership project)のLTE-A(Long Term Evolution-Advanced)及びWiMax(worldwide interoperability for microwave access)のような新しい世代の無線技術として検討されている。D2Dモードネットワークの一例は、アドホックネットワークであり、アドホックネットワークでは、1つのD2D-UEが、ハンドシェイクや競合手続きを介して、ペアとなるUEとの直接接続(direct connection)をセットアップする。
セルラーネットワークは、例えば、UMTS(universal mobile telecommunications system)、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)ネットワーク、WiMAXネットワーク及び3GPP LTEネットワークのような、広域展開型ワイヤレスネットワーク(widely deployed wireless networks)を含む。
以前のまたは既存の装置、製品、システム、方法、プラクティス、出版物、または他の情報、あるいは、任意の関連する問題や課題への単なる言及は、それらが個別的にまたは任意の組み合わせで、当分野における当業者の共通の一般的知識の一部を形成すること、またはそれらが先行技術を許容することを、確認あるいは承認するものではないと、明らかに理解される。
上述したように、本発明は、セルラーネットワーク制御及び管理の下で直接デバイスツーデバイス通信が許容されるセルラーネットワークにおける、デバイス間の情報通信に関する。
具体的に、第1の形式では、本発明は、広く無線通信システムに関し、前記無線通信システムは、
1つ以上のアクセスノードを含むセルラーネットワークと、
1つ以上の前記アクセスノードを介して1つのUEから別のUEへデータが送信されるセルラーモードで動作可能なUE(ユーザ端末)と、を備え、少なくともいくつかのUEは、UEのペアが1つのUEから他のUEへデータを直接送信する直接通信モードでも動作可能なD2D−UE(D2D可能UE)であり、
前記直接通信モードで動作するD2D−UEは、前記セルラーネットワークとの制御シグナリング接続(control signalling connection)を維持し、前記セルラーモードに1回以上変更し、前記セルラーネットワークへCSI(channel state information:チャネル状態情報)を送信し、前記セルラーネットワークは、D2D−UEに前記直接通信モードまたは前記セルラーモードで動作させるかどうかの決定において、前記CSI及び/またはD2D−UEのためのネットワーク利用可能な地理的位置情報を使用するものである。
UEは、他のパーティ(UE)が遠くに位置するか、または直接通信のリンク品質がオーバーレイされた無線ネットワークよりも悪い場合、セルラーモードで動作してもよい。他方、D2D−UEは、ペアになるD2D-UEが、十分近くに位置し、直接通信のリンク品質がオーバーレイされたセルラー/無線ネットワークに比べて(少なくとも潜在的に)良い場合、直接通信モード(またはD2Dモード)で動作してもよい。
前記直接通信モード/D2Dモードでは、通信する2つのD2D−UEは、セルラーモードのUEと、セルラーネットワークのダウンリンクまたはアップリンクのリソースを共有してもよい。代わりに、通信する2つのD2D−UEは、直接通信専用リソースを使用してもよい。前記専用リソースは、スペクトルのペアブロックではなく、オーバーレイセルラーネットワークのアップリンクまたはダウンリンクのリソースのために使用されないものの、オーバーレイセルラーネットワークによって制御可能である、プライマリキャリアコンポーネントやセカンダリキャリアコンポーネントまたは専用のキャリアコンポーネントにおける、セルラーアップリンク専用またはセルラーダウンリンク専用のリソースでもよい。好ましくは、D2D通信の専用リソースでは、セル、ネットワークの一部、またはネットワーク全体の中で、セルラーモード通信は行わない。
任意の通信する2つのD2D−UEが、セルラーモードのUEとセルラーネットワークのダウンリンクまたはアップリンクのリソースを共有することができ、また、専用のセルラーアップリンクまたは専用のセルラーダウンリンクのリソース内の専用のリソースで動作することができるため、オーバーレイされたセルラーネットワークが任意の直接通信を制御し、それにより、少なくともシステム全体の整合性と品質を確保し、及び/または、全体的なスペクトル効率の改善を提供することを支援することが好ましいと理解される。さらに、任意の通信する2つのD2D−UEがモビリティの対象となってもよいことから(一方または両方が移動してもよい)、特に、2つのD2D通信するUEが互いに離れるように移動する場合、例えば、シャドーイング領域に移動する場合、直接通信リンクは、全体の直接通信セクションのために常に保証されず、劣化してもよい。
無線通信システムの一実施の形態では、前記無線通信システムはキャリアアグリゲーション(CA)機能を備えないD2D可能なロングタームエボリューション(LTE)時分割体重(TDD)システムであってもよい。この実施の形態では、前記セルラーモードは、ダウンリンク送信状態(downlink transmission state)及びアップリンク送信状態(uplink transmission state)を含んでいてもよい。前記ダウンリンク伝送状態では、割り当てられたキャリア周波数上で、アクセスノードが、信号(signal)及び/または物理チャネルの送信を実行しつつ、UEが、信号(signal)及び/または物理チャネルの監視または受信を実行してもよく、前記アップリンク送信状態では、前記キャリア周波数上で、前記アクセスノードが、信号(signal)及び/または物理チャネルの受信を実行しつつ、UEが、信号(signal)及び/または物理チャネルの送信を実行してもよい。D2D−UEのペアが直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEが前記キャリア周波数または直接通信専用のキャリアコンポーネントでD2D受信を実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行してもよい。
無線通信システムの別の実施の形態では、前記無線通信システムはキャリアアグリゲーション(CA)機能を備えないD2D可能なロングタームエボリューション(LTE)周波数分割多重(FDD)システムであってもよい。この実施の形態では、前記セルラーモードでは、ダウンリンクキャリア周波数上で、アクセスノードが、ダウンリンク信号(downlink signal)及び/または物理チャネルの送信を実行しつつ、UEが、ダウンリンク信号(downlink signal)及び/または物理チャネルの監視または受信を実行してもよく、同時に、アップリンクキャリア周波数上で、前記アクセスノードが、アップリンク信号(uplink signal)及び/または物理チャネルの受信を実行しつつ、UEが、アップリンク信号(uplink signal)及び/または物理チャネルの送信を実行してもよい。
D2D−UEのペアが前記直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEがD2D受信を前記ダウンリンクキャリア周波数または前記アップリンクキャリア周波数または直接通信専用のキャリア周波数で実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行してもよい。
前の段落で説明した無線通信システムの実施の形態において、
D2D−UEは、それぞれ、異なるキャリア周波数で同時に送信及び受信の実行を可能にするフルデュプレクサを有してもよく、
D2D−UEは、ダウンリンクキャリア周波数上の特定のサブフレームによりD2D受信を実行する前記直接通信モードで動作し、セルラーアップリンクキャリア周波数上の同じサブフレームによりセルラーアップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行してもよく、
D2D−UEは、セルラーアップリンクキャリア周波数上の特定のサブフレームによりD2D送信を実行する前記直接通信モードで動作し、セルラーダウンリンクキャリア周波数上の同じサブフレームによりセルラーダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行してもよい。
無線通信システムのさらに別の実施の形態では、無線通信システムはキャリアアグリゲーション(CA)機能を備えたD2D可能なロングタームエボリューション(LTE)時分割多重(TDD)システムであってもよい。この実施の形態では、前記セルラーモードは、ダウンリンク送信状態及びアップリンク送信状態を含んでもよく、
前記ダウンリンク送信状態では、CA機能を備えたアクセスノードは、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)のセルラーダウンリンクリソースと必要に応じてセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)のセルラーアグリゲートダウンリンクリソースとで、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行し、UEは、同じプライマリコンポーネントキャリアと必要に応じてセカンダリコンポーネントキャリアとで、信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行し、
前記アップリンク送信状態では、前記プライマリコンポーネントキャリアと必要に応じてセカンダリコンポーネントキャリアで、CA機能を備えたアクセスノードは、信号及び/または物理チャネルの受信を実行しつつ、UEは、アップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行する。
D2D−UEのペアが前記直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEが前記直接通信のネットワークによって設定されたリソース上でD2D受信を実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行してもよい。
前の段落で説明した無線通信システムの実施の形態において、
D2D−UEは、それぞれ、1つ以上のコンポーネントキャリア上で送信及び受信のいずれかの実行を可能にするCA機能を有してもよく、
直接通信のために前記ネットワークによって設定されたリソースが、プライマリコンポーネントキャリアである場合、直接通信モードでセルラー通信は実行されなくてもよく、
前記直接通信のためにネットワークにより設定されたリソースが、セカンダリコンポーネントキャリアまたは直接通信専用のコンポーネントキャリアである場合:
特定のサブフレームでD2D受信を実行する直接通信モードで動作するD2D−UEは、前記プライマリコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行してもよく、
特定のサブフレームでD2D送信を実行する直接通信モードで動作するD2D−UEは、前記プライマリコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーアップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行してもよい。
無線通信システムのさらなる実施の形態では、無線通信システムはキャリアアグリゲーション(CA)機能を備えたD2D可能なロングタームエボリューション(LTE)周波数分割複信(FDD)システムであってもよい。
この実施の形態では、前記セルラーモードでは、アクセスノードが、プライマリダウンリンクコンポーネントキャリアのセルラープライマリダウンリンクリソースとアグリゲートされたセカンダリダウンリンクコンポーネントキャリアのセルラーセカンダリダウンリンクリソースとの一方または両方で、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行し、UEは、前記プライマリダウンリンクコンポーネントキャリアと前記セカンダリダウンリンクコンポーネントキャリアとの一方または両方で、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行してもよく、
同時に、前記アクセスノードは、プライマリアップリンクコンポーネントキャリアのセルラープライマリアップリンクリソースとアグリゲートされたセカンダリアップリンクコンポーネントキャリアのセルラーセカンダリアップリンクリソースとの一方または両方で、アップリンク信号及び/または物理チャネルの受信を実行し、UEは、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアと前記セカンダリアップリンクコンポーネントキャリアとの一方または両方で、アップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行してもよい。
D2D−UEのペアが直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEが直接通信のネットワークによって設定されたリソース上でD2D受信を実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行してもよい。
前の段落で説明した無線通信システムの実施の形態において、
D2D−UEは、それぞれ、CA機能を有し、1つ以上のコンポーネントキャリア上で送信及び受信を実行可能としてもよく、
直接通信のためのネットワークにより設定されたリソースが、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアまたはプライマリダウンリンクコンポーネントキャリアである場合:
プライマリダウンリンクコンポーネントキャリアで特定のサブフレームによりD2D受信を実行するD2D−UEは、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリア上の同じサブフレームにより、セルラーアップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行してもよく、
前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアで特定のサブフレームによりD2D送信を実行するD2D−UEは、前記プライマリダウンリンクコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行してもよく、
さらに、直接通信のためのネットワークによって設定されたリソースが、前記セカンダリアップリンクコンポーネントキャリアまたはダウンリンクコンポーネントキャリアまたはD2D専用のコンポーネントキャリアである場合、特定のサブフレームでD2Dの送信または受信を実行するD2D−UEは、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアまたは前記ダウンリンクコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーアップリンク物理チャネル及び/または信号の送信とセルラーダウンリンク物理チャネル及び/または信号の監視または受信とを実行するように、必要に応じて構成されてもよい。
本発明の第1の形態の無線通信システムに関連するさらなるコメントを以下に示す。
前記システムは、セルラーカバレッジの下で、いくつかのモバイルデバイス(UE)のための無線接続性を提供するセルラーネットワークを形成する1つ以上のアクセスノードを含んでもよい。前記モバイルデバイスのうち、少なくとも2つは、直接デバイスツーデバイス通信が可能なD2D−UEであってもよい。前記D2D−UEは、同じアクセスノード、または異なるアクセスノードに属していてもよい。第1のD2D−UEが第2のD2D−UEと通信する必要がある場合、前記第1及び第2のD2D−UEは、まず、それらのアクセスノードと、シグナリングの確立/接続性の制御を行ってもよい。第1のD2D−UEが第2のD2D−UEと十分近くに位置し、例えば、D2D−UEのネットワーク利用可能な地理的情報から、それらのアクセスノードによって検出された場合、記アクセスノードは、前記セルラーアクセスノードとの接続性の制御を維持しつつ、データの送信及び受信のための直接通信を確立するよう、D2D−UEを設定してもよい。
本発明の前記第1の形態に係る無線通信システムのシステムモデルは、システム移行モデルと考えられる。前記システム移行モデルは、セルラー通信モード(またはセルラーモード)と直接通信モード(またはD2Dモード)の2つのモードを備えていてもよい。前記セルラーモードでは、直接通信に関連する機能及び特徴を無効にしてもよく、これは、アクセスノードすることによって認識されてもよい。直接通信モード/D2Dモードでは、直接通信に関連する機能及び特徴が有効となっている。直接通信モードでは、D2D−UEのペアの間で、サブフレームのような特定の時間内に、1つのD2D−UEのみが送信を実行し、他のD2D−UE(またはグループを形成する他のD2D−UE)が受信を実行してもよい。
ロングタームエボリューション(LTE)時分割多重(TDD)のD2D−UEのため、セルラー通信に関連する機能は、D2D−UEが直接通信モードにある間、活性化されなくてもよい。LTE周波数分割多重(FDD)のD2D−UEのため、セルラー送信に関連する機能は、D2D−UEが受信のための直接通信モードである間、活性化されてもよい。LTE FDDのD2D−UEのため、セルラー受信に関連する機能は、FDD D2D−UEが送信のための直接通信モードである間、活性化されてもよい。キャリアアグリゲーション(CA)を備えたLTE TDDまたはFDD D2D−UEのために、D2DモードのTDD D2D−UEがセカンダリキャリアコンポーネント(SCC)で構成されたセルラーネットワーク上で、または、またはD2D専用のキャリアコンポーネント上で、動作している間、セルラー通信に関連する機能は、セルラープライマリキャリアコンポーネント(PCC)上で活性化されてもよい。
D2D送信やD2D受信の実行では、D2D−UEは、セルラーネットワークダウンリンクフレーム、サブフレーム、D2D送信またはD2D受信用の基準タイミングとしてシンボルタイミングを使用してもよい。セルラーモードと直接通信モード間、及びその逆の周期的な遷移は、例えば、UL機能のための現在のLTE DRXやSPSを利用することによって、ネットワークの予め設定されたタイミングパターンに従ってサブフレーム毎に起こり得る。
第2の形態では、本発明は、広くD2D−UEの送信機と受信機のためのアーキテクチャに広く関連する。
本発明の前記第2の形態の1つの実施の形態では、D2D(デバイスツーデバイス)可能なUE(D2D−UE)の送信機(transmitter)のアーキテクチャが提供され、前記アーキテクチャは、
セルラーアップリンク送信のために割り当てられたリソースでセルラーアップリンク通信するロングタームエボリューション(LTE)送信機及びD2D送信のために割り当てられたリソースでD2D通信するD2D送信機を有する物理(Phys)レイヤと、
メディアアクセス制御(MAC)レイヤであって:
セルラー通信のための1つ以上のLTE HARQ(hybrid-automatic retransmission request:ハイブリッド自動再送要求)エンティティ及びD2D通信のためのD2D HARQエンティティと、
適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及びD2D通信の一方または両方のために適切な送信機を選択する、LTE−D2Dモードスイッチングエンティティと、を有し、
さらに、LTE無線リンク制御(radio link control:RLC)レイヤと、
パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol:PDCP)レイヤと、
を備えるものである。
前の段落におけるアーキテクチャの実施の形態では、前記D2D−UEは、キャリアアグリゲーション(CA)機能を備えなくてもよく、前記MACレイヤは、セルラー通信のための単一のLTE HARQエンティティを備えてもよく、 前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信またはD2D通信のいずれかに適切な送信機を選択してもよい。
あるいは、前記D2D−UEは、キャリアアグリゲーション(CA)機能を備えてもよく、前記MACレイヤは、セルラー通信のための1つ以上のLTE HARQエンティティを備えてもよく、前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及び/またはD2D通信のために適切な送信機を選択してもよい。
本発明の第2の形態の別の実施の形態では、D2D(デバイスツーデバイス)可能なUE(D2D−UE)の受信機(receiver)のアーキテクチャが提供され、前記アーキテクチャは、
セルラーダウンリンク送信のために割り当てられたリソースでセルラーダウンリンク通信するロングタームエボリューション(LTE)受信機及びD2D送信のために割り当てられたリソースでD2D通信するD2D受信機を有する物理(Phys)レイヤと、
メディアアクセス制御(MAC)レイヤであって:
セルラー通信でトランスポートチャネルの受信を処理する1つ以上のLTE HARQ(ハイブリッド自動再送要求)エンティティ及びD2D通信でトランスポートチャネルの受信を処理するD2D HARQエンティティと、
適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及びD2D通信の一方または両方のために適切な受信機を選択する、LTE−D2Dモードスイッチングエンティティと、を有し、
さらに、LTE無線リンク制御(RLC)レイヤと、
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、
を備えるものである。
前の段落におけるアーキテクチャの実施の形態では、前記D2D−UEは、キャリアアグリゲーション(CA)機能を備えなくてもよく、前記MACレイヤは、セルラー通信のための単一のLTE HARQエンティティを備えてもよく、前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信またはD2D通信のいずれかに適切な受信機を選択してもよい。
あるいは、前記D2D−UEは、キャリアアグリゲーション(CA)機能を備えてもよく、前記MACレイヤは、セルラー通信のための1つ以上のLTE HARQエンティティを備えてもよく、前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及び/またはD2D通信のために適切な受信機を選択してもよい。
第3の形態では、本発明は、広く無線通信システムにおけるD2D(デバイスツーデバイス)通信の使用方法に関し、
前記無線通信システムは、1つ以上のアクセスノードを含むセルラーネットワークと、1つ以上の前記アクセスノードを介して1つのUEから別のUEへデータが送信されるセルラーモードで動作可能なUE(ユーザ端末)と、を備え、少なくともいくつかのUEは、UEのペアがD2Dリンク(D2D通信リンク)を介して1つのUEから他のUEへデータを直接送信する直接通信モードでも動作可能なD2D−UE(D2D可能UE)であり、
前記使用方法は、
前記直接通信モードで動作するD2D−UEと前記セルラーネットワーク間の制御シグナリング接続を維持し、
前記直接通信モードで動作するD2D−UEを、前記セルラーモードに1回以上変更させ、前記セルラーネットワークへCSI(チャネル状態情報)を送信させ、
D2D−UEに前記直接通信モードまたは前記セルラーモードで動作させるかどうかを決定するために、前記CSI及び/またはD2D−UEのためのネットワーク利用可能な地理的位置情報を使用するものである。
前記使用方法は、さらに、以下の1つ以上を含んでもよい:
D2D−UEが直接通信を利用可能かどうか決定することを含み得るネットワークアシストディスカバリ(network assisted discovery)を実行し、
直接通信を確立するかどうか、または、セルラーモード通信を継続するかどうかを決定するために、D2Dリンクとセルラーネットワークの1つまたは両方のCSI(チャネル状態情報)を評価することを含み得る初期D2Dリンク評価(initial D2D link evaluation)を実行し、
前記D2Dリンクを確立するためにD2Dリンク確立(D2D link establishment)を実行し、
前記D2Dリンクを介して直接通信(direct communication)を実行し、
前記D2Dリンクを終了するD2Dリンク終了(D2D link termination)を実行する。
前記ネットワークアシストディスカバリの実行は、1つのD2D−UEにD2Dグループオーナの役割(role)を割り当て、1つ以上の他のD2D−UEにD2Dクライアントの役割を割り当てることを含んでもよく、前記D2Dグループオーナ及びD2Dクライアントは、直接通信するD2D−UEのペアである。
前記D2Dリンク確立、前記直接通信及び前記D2Dリンク終了は、D2D−UEが直接通信を利用可能であり、かつ、前記D2Dリンク評価においてD2D−UEが直接通信を行うことを決定された場合にのみ実行されてもよい。
前記初期D2Dリンク評価の実行は、以下を含んでいてもよい:
・D2D−UEのペアを前記直接通信モードに切り替え、
・前記直接通信モードにおいて、前記D2Dグループオーナは、前記D2Dクライアントへプローブ要求メッセージ(probe request message)を送信し、前記D2Dクライアントは、前記プローブ要求メッセージを受信すると、前記D2Dクライアントによって観察されたCSIを含むプローブ応答メッセージで前記D2Dグループオーナへ応答してもよく、
・前記D2Dグループオーナは、前記D2Dクライアントによって観察されたCSI及び前記D2Dグループオーナ自身のCSI測定に基づいてCSI測定(CSI measurement)を実行してもよく、
・D2D−UEのペアは、所定の時間にセルラーモードに切り戻し(switch back)、
・前記セルラーモードにおいて、前記D2Dグループオーナは、そのアクセスノードへD2DリンクCSIを送信し、
・前記アクセスノードは、D2Dリンク管理(D2D link management)を実行し、前記D2Dリンク管理は、報告されたD2DリンクCSIとセルラーリンクCSIとを比較し、前記直接通信をアクティブにするかどうか、または、D2D−UEのためのセルラー通信を継続するかどうか決定することを含んでもよい。
前記D2Dリンク管理の実行は、直接通信をアクティブにすると決定された場合に、前記直接通信で使用する直接通信パラメータ値を取得すること含んでもよい。
前記D2Dリンクを介した直接通信の実行は、さらに以下を含んでいてもよい:
・直接データ交換を開始するため、所定の時間に前記直接通信モードへD2D−UEのペアの両方を切り替え、
・D2D−UEのペアの間で直接データ交換を実行し、
・所定の時間にD2D−UEのペアによってD2DリンクCSI測定を実行し、
・所定の時間に、D2D−UEのペアの両方は、セルラーモードに切り替えて、CSIレポートをそれらのアクセスノードへ送信し、前記報告されたCSIは、前記直接通信モードで前記D2D-UEによって測定されたCSI及びセルラーモードで前記D2D-UEによって測定されたCSIを含み、
・報告されたCSIに基づいて、前記D2Dグループオーナのアクセスノードは、干渉管理及び接続評価手順(interference management & connection evaluation procedure)を実行し、D2D-UEへD2D再設定(reconfiguration)のための更新D2Dパラメータ値を送信し、
・更新D2Dパラメータ値のそれぞれを受信した後、D2D-UEは、直接通信の新たなサイクルのために直接通信モードに切り戻す。
前記D2Dリンク終了は、D2Dトランザクションが完了したとき、または、D2Dリンクの障害によって、または、セルラーネットワークアクセスノードによって、実行されてもよい。
ここに記載された特徴のいずれかは、本発明の範囲内で、ここに記載された任意の1つ以上の他の特徴と任意に組み合わせることが可能である。
本発明によれば、D2Dモードで適切に動作することができる。
図1は、基地局のような単一のコントローラに属し、直接通信のためのペアを形成する2つのD2D可能なLTE UEを、備える無線通信システムの一例を示す。 図2は、2つの異なる動作の基地局のような2つのコントローラに属し、直接通信のためのペアを形成する2つのD2D可能なLTE UEを、備える無線通信システムの一例を示す。 図3は、キャリアアグリゲーションを備えないD2D可能なLTE−TDDシステムのモード遷移図の一例を示す。 図4は、キャリアアグリゲーションを備えないD2D可能なLTE−FDDシステムのモード遷移図の一例を示す。 図5は、キャリアアグリゲーションを備えるD2D可能なLTE−TDDシステムのモード遷移図の一例を示す。 図6は、キャリアアグリゲーションを備えるD2D可能なLTE−FDDシステムのモード遷移図の一例を示す。 図7は、キャリアアグリゲーションを備えないレガシーLTE−UEの送信機に基づいてD2D−UEの送信機のアーキテクチャを生成するためのアーキテクチャエボリューションを示す。 図8は、キャリアアグリゲーションを備えないレガシーLTE−UEの受信機に基づいてD2D−UEの受信機に対応するアーキテクチャを生成するためのアーキテクチャエボリューションを示す。 図9は、キャリアアグリゲーションを備えたレガシーLTE−UEの送信機に基づいてD2D−UEの送信機のアーキテクチャを生成するためのアーキテクチャエボリューションを示す。 図10は、キャリアアグリゲーションを備えたレガシーLTE−UEの受信機に基づいてD2D−UEの受信機のアーキテクチャを生成するためのアーキテクチャエボリューションを示す。 図11は、ネットワークアシストディスカバリを備えたオーバーレイセルラーネットワーク制御の下で、直接通信を確立及び終了するための方法を示す。 図12Aは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属する直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図12Bは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属する直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図12Cは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属する直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図13Aは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属し、D2D接続が障害となる直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図13Bは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属し、D2D接続が障害となる直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図13Cは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属し、D2D接続が障害となる直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図14Aは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属し、アクセスノードにより接続の終了が開始される直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図14Bは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属し、アクセスノードによって接続の終了が開始される直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図14Cは、D2D−UEが単一のアクセスノードに属し、アクセスノードによって接続の終了が開始される直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図15Aは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属する直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図15Bは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属する直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図15Cは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属する直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図16Aは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属し、D2D接続が障害となる直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図16Bは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属し、D2D接続が障害となる直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図16Cは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属し、D2D接続が障害となる直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図17Aは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属し、アクセスノードによって接続の終了が開始される直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図17Bは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属し、アクセスノードによって接続の終了が開始される直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。 図17Cは、D2D−UEが複数のアクセスノードに属し、アクセスノードによって接続の終了が開始される直接通信の確立及び終了手順の説明を支援する。
本発明の好ましい特徴、実施の形態およびバリエーションは、本発明を実施するために、当業者に十分な情報を提供する以下の詳細な説明から理解することができる。この詳細な説明は、いかなる方法でも上記本発明の概要の範囲を限定するものと見なされるものではない。この詳細な説明では、上記の図面の番号を参照する。
図1は、同じセルでデバイスツーデバイスの直接通信を行う通信ネットワークを示す。図1は、一例の無線通信システム100を示す。図1に示す無線通信システム100は、マクロ基地局(base station:BS)である第1のアクセスノード110aを含む。基地局は、例えば、eNBであってもよい。アクセスノード/eNB110aは、マクロセルカバレッジと、ペアまたは非ペアのキャリア周波数F1上でUE120b、120c.l及び120c.2に無線接続102を提供する。無線通信システム100は、また、オーバーレイされたBS110aのマクロセルカバレッジ内のピコセルカバレッジのピコ基地局である第2のアクセスノード110bを含む。ピコ基地局は、ペアまたは非ペアのキャリア周波数F2上でUE120b及びUE120aに無線接続104を提供する。
第1のアクセスノード110a及び第2のアクセスノード110bは、他のアクセスノード及び/またはインターネットとのネットワーク接続を提供するモバイルネットワーク/インターネット130によって接続されている。UE120a、120b及び120cは、キャリアアグリゲーション(CA)の特徴/機能及び/またはD2Dの特徴/機能をサポート可能でもよい。ネットワークアクセスの際、第1(110a)または第2(110b)のアクセスノードのようなアクセスノードは、UEが、CAあり、またはなしで直接通信するように設定されることが可能であるかどうかを知らされるべきである。D2D−UE120c.l及びD2D−UE120c.2のように直接通信をサポート可能なUEについて、ネットワークベースのGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)のようなネットワーク利用可能な地理的位置情報に基づいて、BS110aのようなアクセスノードは、デバイスディスカバリ(デバイス検出)を支援(アシスト)してもよく、BS110aを通過するトラフィックをオフロード(負荷低減)するための手段として、キャリア周波数F3上の直接通信106のための制御及びカバレッジの下でD2D−UE120c.lとD2D−UE120c.2を設定してもよく、提供されるD2D−UE120c.1及びD2D−UE120c.2は、互いに十分近くに位置しており、良好な(または少なくとも十分な)ダイレクトリンク(直接リンク)品質を得ている。
図2は、異なるセルでデバイスツーデバイスの直接通信を行う通信ネットワークを示す。図2は、別の例の無線通信システムl00bisを示す。例えば、図2の例における無線通信システムl00bisは、図1の例における無線通信システム100に比べわずかに拡張され、無線通信システムl00bisは、さらに、ペアまたは非ペアのキャリア周波数F4上でUE120a及び120c.2に無線接続を提供する第3のアクセスノード(BS)110cを含む。第1のアクセスノードBS110aは、UE120b及び120c.lに無線接続を提供する。第1のアクセスノード及び第3のアクセスノードの両方は、第1の(110a)及び第3(110c)のアクセスノードを含み、すべてのアクセスノード間でシグナリングおよびデータのためのネットワーク接続を提供するモバイルネットワーク/インターネット130を介して相互に接続されている。ネットワーク利用可能な地理的位置情報に基づいて、BS110a及び110cのようなアクセスノードは、デバイスディスカバリを支援してもよく、それらのネットワーク(例えばBS110a及びBS110cを介して)を通過するトラフィックをオフロードするための手段として、キャリア周波数F3上の直接通信106のための制御及びカバレッジの下でD2D−UE120c.lとD2D−UE120c.2を設定してもよく、提供されるD2D−UE120c.l及びD2D−UE 120c.2は、互いに十分近くに位置しており、良好な(または少なくとも十分な)ダイレクトリンク品質を得ている。キャリア周波数F4は、キャリア周波数F1と同じであってもよい。
2つの通信するD2D−UE(例えば120c.l及び120c.2)は、セルラーモードのUE(120a及び120b)とセルラーネットワークのダウンリンクまたはアップリンクリソースを共有してもよい。すなわち、D2D接続106がD2D−UE120c.lと120c.2の間で確立されるキャリア周波数F3は、例示の無線通信システム100のためのF1と同じであってもよく、また、例示の無線通信システムl00bisのためのF1またはF4(F1とF4が異なる場合)のいずれかと同じであってもよい。
代わりに、2つの通信するD2D−UE120c.1及び120c.2は、D2D通信の専用リソースを使用してもよい。専用リソースは、専用セルラーアップリンクまたは専用セルラーダウンリンクリソースや、F3(F3≠F1かつF3≠F4)のようなスペクトルのペアブロックではなく、オーバーレイセルラーネットワークのアップリンクまたはダウンリンク通信のために使用されないが、オーバーレイセルラーネットワークによってまだ制御可能である専用リソースでもよい。D2D通信の専用リソースでは、セル、ネットワークの一部またはネットワーク全体の中であっても、セルラーモード通信は行われない。
ネットワーク制御の下での直接通信の主な態様では、D2D−UEのペアが、好ましくは、オーバーレイセルラーネットワークとのシグナリング接続を維持しながら、直接通信を実行することが可能である。これにより、D2D直接通信が、期待または許容可能な品質を超えて低下したか、または障害(失敗)が発生した場合、そのセルラーネットワークベースの通信を再開できることを確実に可能とし、もしくは少なくとも支援することができる。
ここで開示されるコンセプトは、レガシーUEシステムにほとんどまたは全く変更を必要としない追加コンポーネントまたは機能として、D2Dの特徴及び機能を、レガシーUEシステムに統合されることを可能にするシステムである。さらに、このコンセプトは、好ましくは、D2Dの特徴及び機能を、既存の全二重LTE−FDD及び半二重LTE−TDDシステムの両方に共通して適用可能である。
図3は、キャリアアグリゲーション(CA)を備えないD2D可能なLTE−TDDシステムのモード遷移図の一例を示している。図3では、このシステムは、参照符号200によって全体的に示されている。図3は、現在のレガシーLTE−TDDシステムが、2つの状態、すなわち、セルラー通信モード210を一緒に形成するダウンリンク送信状態210.a及びアップリンク送信状態210.bから構成されることを示している。
ダウンリンク送信状態210.aでは、キャリア周波数F1 213上で、UE120(例えば、D2D−UE120c.1または120c.2のような)が、信号(signal)及び/または物理チャネルの監視または受信214を実行しつつ、アクセスノード110a(eNBのような)は、信号(signal)及び/または物理チャネルの送信を実行する。
アップリンク送信状態210.bでは、キャリア周波数F1 213上で、UE(例えば、D2D−UE120c.lまたは120c.2のような)が、物理チャネル及び/または信号(signal)の送信215を実行しつつ、アクセスノード110a(eNBのような)は、信号(signal)及び/または物理チャネルの受信を実行する。
3GPP LTEにしたがって、ダウンリンク送信状態210.a及びアップリンク送信状態210.b間の遷移210 c、及びその逆は、7つの予め定義されたUL−DL設定パターン(UL-DL configuration patterns)に応じて、サブフレーム単位で生じる。セルラーダウンリンク送信状態210.aとセルラーアップリンク送信状態210.bのいずれかで同時に直接通信を可能とすることは、フルデュプレクサが、D2D可能なLTE−TDD UE(D2D−UE120c.lまたは120c.2のような)のために同時に送信及び受信をイネーブルにすることを要求されるように、好ましくない。
さらにまた、直接通信のためのセルラーネットワークのダウンリンクまたはアップリンクリソースを共有することは、D2D−UE120c.lまたは120c.2などのLTE−TDD D2D−UEが、同じキャリア周波数上で送信及び受信を行い、D2D−UEが自身の送信信号を受信することができる状況に導かれるように、望ましくない(あるいはできない場合がある)。
したがって、図3のように、本提案の直接通信では、現在のセルラーTDD通信モード210に、“直接通信モード”または“D2Dモード”230を追加し、またRRC_CONNECTEDにおけるD2D−UEを維持、つまり、オーバーレイセルラーネットワークとの制御シグナリング接続(control signalling connection)におけるD2D−UEを維持する。
提案された直接通信モード230では、D2D−UEのペア(例えば120c.l及び120c.2)のセルラー通信機能231は無効(ディスエーブル)であり、D2D−UEのペア(例えば120c.1及び120c.2)の直接通信機能232が有効(イネーブル)である。また、上述のように、共有ダウンリンクまたはアップリンクセルラーネットワークリソース(F1)または直接通信の専用リソース(F1またはF3)233が設定されたネットワーク上で、D2D−UE120c.lと120c.2のペアの間で、特定のサブフレームにより、一方のD2D−UE(すなわち120c.lまたは120c.2のいずれか)のみが、他方のD2D−UE(すなわち、それぞれ120c.2または120c.1)が受信235を実行している間、D2D送信234を実行する。
直接通信役割(role)スイッチング236(例えば、D2D−UEはそれぞれ、D2D送信及びD2D受信を実行し、スワップする)は、D2D−UEのペアの間でネゴシエートされたタイミングパターンに応じて、サブフレーム単位で可能となる。D2D−UEは、D2D送信234及びD2D受信235のための基準(参照)タイミングとして、セルラーネットワークのダウンリンクフレーム、サブフレーム、及びシンボルタイミングを使用する。
また、本提案は、周期的な遷移220.a及び220.bを含む。つまり、一方がセルラー通信状態210.a及び210.b(すなわち、セルラー通信モード210)であり、他方の直接通信モード230であり、及びその逆である。遷移220.a及び220.bは、UL機能のための、現在のLTE不連続受信(discontinuous reception:DRX)と半永続スケジューリング(semi persistent scheduling :SPS)を利用することにより、ネットワークの予め設定されたタイミングパターンに応じて、サブフレーム単位の周期で発生する。これは、以下でさらに説明される。
図4は、キャリアアグリゲーション(CA)を備えないD2D可能なLTE−FDDシステムのモード遷移図の一例を示している。図4では、このシステムは、参照番号300によって全体的に示されている。図4を参照して、直接通信をサポートするための本提案は、現在のセルラーFDD通信モード310に追加される“直接通信モード”330であり、オーバーレイセルラーネットワークとの接続制御のためのRRC_CONNECTEDにおけるD2D−UEを維持しつつ、“セルラー通信モード”310への/からの周期的なスイッチング340.a及び340.bのための方法である。
セルラーFDD通信モード310では、上記TDDシステム200のために定義された同じルールに従うことにより、D2D−UE120c.l及び120c.2のペアのセルラー通信機能312が有効であり、D2D−UEのペアの直接通信機能311が無効である。UE120(D2D−UE120c.l及び120c.2のペアを含む)は、キャリア周波数F1上で信号(signal)及び/または物理チャネルの監視または受信を実行しつつ、アクセスノード110a(eNBのような)は、同じキャリア周波数F1上のセルラーダウンリンクリソース313.bでダウンリンク信号(downlink signal)及び/または物理チャネルの送信を実行する。
同時に、UE120(D2D−UE120c.l及び120c.2を含む)が、キャリア周波数F1’上でアップリンク信号(uplink signal)及び/または物理チャネルの送信を実行しつつ、アクセスノード110a(eNBのような)は、同じペアリングアップリンクキャリア周波数F1’上のセルラーアップリンクリソース313でアップリンク信号受信(uplink signal)及び/または物理チャネルの受信を実行する。
直接通信モード330では、D2D−UE120c.1及び120c.2のペアの直接通信機能332が有効である。直接通信サブモード(330.a)における共有/専用ダウンリンクリソース333が設定されたネットワーク上で、または、直接通信サブモード(330.b)における共有/専用アップリンクリソース(333.b)が設定されたネットワーク上で、または、上述したような、直接通信のための専用リソース(F1、F1’またはF3)上で、D2D−UE120c.l及び120c.2のペアの間で、無線フレーム内の特定のサブフレームにより、一方のD2D−UE(120c.lまたは120c.2のいずれか)のみが、他方のD2D−UE(それぞれ120c.2または120c.l)が受信335を実行している間、D2D送信334を実行する。
直接通信役割スイッチング336は(例えば、D2D−UEはそれぞれ、D2D送信及びD2D受信を実行し、スワップする)、D2D−UEのペアの間で、ネゴシエートされたタイミングパターンに応じてサブフレームごとに可能となる。
D2D可能なFDD−UEは、異なるキャリア周波数で同時に送信及び受信を実行することを可能とするフルデュプレクサを有しているため:
・セルラーDLリソース333は、D2Dサブモード330.aのように直接通信(共有または専用)が設定される場合、D2D−UE120c.2のように、特定のサブフレームで直接通信の受信335の役割を果たしているD2D−UEのために、そのD2D−UEは、必要に応じて、セルラーULキャリア周波数F1’上の同じサブフレームでeNB110aへセルラーUL物理チャネル及び/または信号の送信313を実行するように構成可能である。
・セルラーULリソース333bは、D2Dサブモード330.bのように直接通信(共有または専用)が設定される場合、D2D−UE120c.1のように、特定のサブフレームで直接通信の送信334の役割を果たしているD2D−UEのために、そのD2D−UEは、必要に応じて、セルラーDLキャリア周波数F1上の同じサブフレームでeNB110aからセルラーDL物理チャネル及び/または信号の監視または受信313.bを実行するように構成可能である。
この提案では、セルラーUL送信またはDL受信機能は、D2D可能なFDD−UEのためのD2D直接通信の間、特に、直接通信のペアを形成するD2D−UEが異なるセルラーネットワークに属する場合、D2D報告(reporting)及び再設定(reconfiguration)におけるレイテンシー短縮を支援することができるよう、必要に応じて構成することができる。これは、以下でさらに説明される。
上記のように、D2D−UEは、D2D送信334及びD2D受信335のための基準タイミングとして、セルラーネットワークのDLフレーム、サブフレームおよびシンボルタイミングを使用する。
図5は、キャリアアグリゲーション(CA)を備えたD2D可能なLTE−TDDシステムのモード遷移図の一例を示している。図5では、このシステムは、参照番号400によって全体的に示されている。図5を参照して、直接通信をサポートするための本提案は、CAを備える現在のセルラーTDD通信モード410に追加される“直接通信モード”430であり、オーバーレイセルラーネットワークとの接続制御のためのPCellのRRC_CONNECTEDにおけるD2D−UEを維持しつつ、“セルラー通信モード”410への/からの周期的なスイッチング420のための方法である。
セルラーTDD通信モード410では、上記CAを備えないTDDシステム200のために定義された同じルールに従うことにより、D2D−UEのペア(例えば120c.l及び120c.2)の直接通信機能411は無効である。3GPP LTE−Aによれば、ダウンリンク送信状態410.aでは、CAを備えたアクセスノード110a(eNB局のような)は、UE120(D2D−UE120c.l及び120c.2のペアを含む)が、キャリアコンポーネントPCCF1及び、可能ならSCCF2上で信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行しつつ、それぞれ同じプライマリキャリアコンポーネント(PCC)F1上のセルラーダウンリンクリソース413で、そして可能ならセカンダリキャリアコンポーネント(SCC)F2上のセルラーアグリゲートダウンリンクリソース413.sで、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行する。
また、現在のLTE−Aに従って、アップリンク送信状態410.bでは、CAを備えるアクセスノード110a(eNBのような)は、UE120(D2D−UE120c.l及び120c.2のペアを含む)が、キャリアコンポーネントPCCF1及び、可能ならSCCF2上で信号及び/または物理チャネルの送信を実行しつつ、それぞれ同じプライマリキャリアコンポーネント(PCC)F1上のセルラーアップリンクリソース413で、そして可能ならセカンダリキャリアコンポーネント(SCC)F2上のセルラーアグリゲートアップリンクリソース413.sで、アップリンク信号及び/または物理チャネルの受信を実行する。
さらに、現在のLTE及びLTE−Aによれば、ダウンリンク送信状態410a及びアップリンク送信状態410.b間の遷移410.cは、7つの予め定義されたUL−DL設定パターン(UL-DL configuration patterns)に応じて、サブフレーム単位で発生する。さらに、現在のRel’11 LTEは、また、異なるUL−DL設定(UL-DL configurations)をPCell及びSCell上で設定することができる。
図5における提案された直接通信モード430では、D2D−UE120c.l及び120c.2のペアの直接通信機能431は、有効である。D2D−UE120c.l及び120c.2のペアの間で、特定のサブフレームにより、一方のD2D−UE(120c.lまたは120c.2のいずれか)のみが、他方(それぞれ120c.2または120c.1)がネットワーク設定されたリソース(network configured resource)上で受信435を実行している間、D2D送信434を実行する。直接通信役割スイッチング436は、D2D−UEのペアの間で、ネゴシエートされたタイミングパターンに応じて、サブフレーム単位で可能となる。
CAを備えたD2D可能なTDD−UEは、1以上のキャリアコンポーネントで受信または送信のいずれかを実行することができるため:
・直接通信のためのネットワーク設定されたリソース433がセルラーPCellのリソースである場合、それから、直接通信は、CAを備えないD2D可能なLTE−TDDシステムのために定義されたルールに従う。すなわち、直接通信モード430でセルラー通信が許可されない。
・直接通信のためのネットワーク設定されたリソース433が、セルラーScellのリソースF2または専用D2DリソースF3である場合、D2D−UE120c.2のような特定のサブフレームで直接通信の受信435の役割を果たしているD2D−UEのために、そのD2D−UEは、必要に応じて、プライマリキャリアコンポーネントF1上の同じサブフレームで、セルラーDLリソース上でeNB110aからセルラーDL物理チャネル及び/または信号の監視または受信437を実行するように構成されてもよい。
・直接通信のためのネットワーク設定されたリソース433が、セルラーSCellのリソースF2または専用D2DリソースF3 433である場合、D2D−UE120c.lのような特定のサブフレームで直接通信の送信434の役割を果たしているD2D−UEのために、そのD2D−UEは、必要に応じて、プライマリキャリアコンポーネントF1上の同じサブフレームで、セルラーULリソース上でeNB110aへセルラーUL物理チャネル及び/または信号の送信438を実行するように構成可能である。
この提案では、セルラーUL送信またはDL受信機能は、CAを備えたD2D可能なTDD−UEのためのD2D直接通信の間、特に、直接通信のペアを形成D2D−UEが異なるセルラーネットワークに属する場合、D2Dの報告及び再設定におけるレイテンシー短縮を支援することができるよう、必要に応じて構成することができる。これは、以下でさらに説明される。
上記のように、D2D−UEは、D2D送信434及びD2D受信435のための基準タイミングとして、セルラーネットワークのDLフレーム、サブフレームおよびシンボルタイミングを使用する。
図6は、キャリアアグリゲーション(CA)を備えたD2D可能なLTE−FDDシステムのモード遷移図の一例を示している。図6では、参照番号500によって全体的に示されている。図6を参照して、直接通信をサポートするために本提案は、CAを備える現在のセルラーFDD通信モード510に追加される“直接通信モード”530であり、オーバーレイセルラーネットワークとの接続制御のためのPCellのRRC_CONNECTEDにおけるD2D−UEを維持しつつ、“セルラー通信モード”510への/からの周期的なスイッチング520のための方法である。
セルラーFDD通信モード510では、上記TDDシステム400のために定義された同じルールに従うことにより、D2D−UE120c.l及び120c.2のペアのセルラー通信機能512は有効であり、D2D−UE120c.l及び120c.2のペアの直接通信機能511は無効である。3GPP LTE−Aによれば、アクセスノード110a(eNBのような)は、プライマリキャリアコンポーネント(PCC)F1上のセルラープライマリダウンリンクリソース513で、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行する。アクセスノード110aは、また、アグリゲートセカンダリキャリアコンポーネントF2上のセルラーセカンダリダウンリンクリソース514で、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行する。UE120(D2D−UE120c.l及び120c.2のペアを含む)は、プライマリDLキャリアコンポーネント及びセカンダリDLキャリアコンポーネントで、信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行する。
アクセスノード110a(eNBのような)は、また、UE120(D2D−UE120c.1及び120c.2を含む)が、同じプライマリULキャリアコンポーネント及びセカンダリULキャリアコンポーネントでアップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行しつつ、それぞれペアリングアップリンクキャリア周波数F1’及びF2’上のセルラープライマリアップリンクリソース(515)及びセルラーセカンダリアップリンクリソース(516)で、アップリンク信号の受信及び/または物理チャネルの受信を実行する。
図6における提案された直接通信モード530では、D2D−UE120c.l及び120c.2のペアの直接通信機能531は、有効である。また、D2D−UE120c.l及び120c.2のペアの間で、特定のサブフレームにより、一方のD2D−UE(120c.lまたは120c.2のいずれか)のみが、他方のD2D−UE(それぞれ120c.2または120c.l)がネットワーク設定されたリソース上で受信535を実行している間、D2D送信534を実行する。
D2D送信534またはD2D受信535の実行では、D2D−UEは、基準タイミングとしてセルラーネットワークのDLフレーム、サブフレーム及びシンボルタイミングを使用する。
CAを備えたD2D可能なFDD−UEは、1以上のキャリアコンポーネントで受信及び送信を実行することが可能であるため:
・直接通信のためのネットワーク設定されたリソース533がセルラーPCellのリソース(ULまたはDLリソースのいずれか)である場合、それから、直接通信は、CAを備えないD2D可能なLTE−TDD及びLTE−FDDシステムのために定義されたルールに従う。
・直接通信のためのネットワーク設定されたリソース533が、セルラーSCellのリソースのF2/F2’または専用D2DリソースF3である場合、特定のサブフレームで直接通信の送信534または受信535の役割を果たしているD2D−UEのために、そのD2D−UEは、必要に応じて、それぞれセルラープライマリキャリアコンポーネントF1/F1’上の同じサブフレームで、基地局110aへの/からのセルラーUL物理チャネル及び/または信号の送信と、セルラーDL物理チャネル及び/または信号の監視または受信537を行うように構成可能である。
本提案では、セルラーUL送信及びDL受信機能は、CAを備えたD2D可能なFDD−UEのためのD2D直接通信の間、デュアルモード接続の提供を支援できるよう、必要に応じて構成することができる。同時のセルラーモード及びD2Dモード、つまり、
・セルラーモードでは、D2D−UE(または他のD2D可能なデバイス)が、制御プレーン上でモバイルネットワークのRRCとの接続を維持することを可能し、また、ユーザプレーン上でモバイルネットワークとの接続を維持することを可能する。
・D2Dモードでは、D2D−UEのペア(または他のD2D可能なデバイス)が、セルラーネットワーク設定されたリソース上でユーザプレーンデータを互いに直接交換することを可能する。
また、ここでは、CAを備えない/備えたD2D−UEの送信機及び受信機のアーキテクチャが、提案される。
図7は、キャリアアグリゲーションなしの場合における、D2Dをサポートするための送信機アーキテクチャエボリューション(evolution:発展)を示している。図7は、CAを備えないレガシーLTE−UE610の送信機に基づいたD2D−UEの送信機630のために提案されたアーキテクチャを生成するアーキテクチャエボリューション600を示す。CAを備えない3GPP LTEにしたがって、基本的なLTE−UE送信機のアーキテクチャ610は、主要なレイヤ、PDCP、RLC、MACおよびPhy(物理)レイヤ(層)を含む。これらのレイヤのうち、図7の提案によれば、サービングセルのための単一のHARQエンティティ612を有するMACレイヤ611とLTE送信機616を有するPhyレイヤ615は、直接通信をサポートするように変更される。具体的には、それらは、以下の追加によって変更される:
・直接通信するための1つ以上のHARQエンティティ、
・次のためのLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ:
・直接通信またはセルラー通信のために、適切なHARQエンティティを選択し、選択されたHARQエンティティを管理し、
・時間とともに、直接通信またはセルラー通信のため、適切な送信機を選択する際に、制御シグナリングを提供する。
したがって、図7における、提案されるD2D−UE送信機のアーキテクチャ630は以下を含む:
1.以下を有する新たに提案されたMACレイヤ631:
a.セルラー通信のための既存のHARQエンティティ632に加えて、直接通信のためのD2D HARQエンティティ634。
b.適切なHARQエンティティ(632または634)を選択し、時間とともに、セルラー通信または直接通信いずれかのために、適切な送信機(636または638)を選択するための制御信号633.sを提供するLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ633。
2.セルラーアロケートリソース(cellular allocated resource)637でセルラーUL通信するための既存のLTE送信機636に加えて、D2Dアロケートリソース(D2D allocated resources)639で動作する直接通信のための追加されたD2D送信機638を有する新たに提案されたPhyレイヤ635。
図8は、キャリアアグリゲーションなしの場合における、D2Dをサポートするための受信機アーキテクチャエボリューションを示している。図8は、CAを備えないレガシーLTE−UE660の受信機に基づいた、対応するD2D−UEの受信機680のために提案されたアーキテクチャを生成するアーキテクチャエボリューション650を示す。CAを備えない現在のLTEにしたがって、基本的なLTE−UE受信機のアーキテクチャ660は、主要なレイヤとしてPDCP、RLC、MACおよびPhyレイヤを含む。これらのレイヤのうち。図8の提案によれば、サービングセルのトランスポートチャネルの受信を処理する単一のHARQエンティティ662を有するMACレイヤ661と、サービングセルの信号及び物理チャネルを処理するLTE受信機666を有するPhyレイヤ665は、直接通信をサポートするように変更される。具体的には、それらは、以下の追加によって変更される:
・直接通信におけるトランスポートチャネルを処理する1つ以上のHARQエンティティ、
・次のためのLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ:
・直接通信またはセルラー通信のために、適切なHARQエンティティを選択し、選択されたHARQエンティティを管理し、
・時間とともに、直接通信またはセルラー通信のため、適切な受信機を選択する際に、制御シグナリングを提供する。
したがって、図8における、提案されるD2D−UE受信機のアーキテクチャ680は以下を含む:
1.以下を有する新たに提案されたMACレイヤ681:
a.セルラー通信におけるトランスポートチャネルの受信を処理する既存のHARQエンティティ682に加えて、直接通信におけるトランスポートチャネルの受信を処理するためのD2D HARQエンティティ684。
b.適切なHARQエンティティ(682または684)を選択し、時間とともに、セルラー通信または直接通信のいずれかのために、適切な受信機(686または688)を選択するための制御信号683.sを提供するLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ683。
2.セルラーDLアロケート(割り当てられた)リソース687でセルラー通信するための既存のLTE受信機686に加えて、D2Dアロケート(割り当てられた)リソース689で動作する直接通信のためのD2D受信機688を有する新たに提案されたPhyレイヤ685。
図9は、キャリアアグリゲーションありの場合における、D2Dをサポートするための送信機アーキテクチャエボリューションを示している。図9は、CAを備えるレガシーLTE−UEの送信機710に基づいたD2D−UEの送信機730のために提案されたアーキテクチャを生成するアーキテクチャエボリューション700を示す。CAを備える3GPP LTEにしたがって、基本的なLTE−UE送信機のアーキテクチャ710は、主要なレイヤとして、PDCP、RLC、MACおよびPhyレイヤを含む。これらのレイヤのうち、図9の提案によれば、プライマリサービングセル(PCell)のための1つのHARQエンティティ712とセカンダリサービングセル(SCell)のための1つ以上のHARQエンティティ712.sを有するMACレイヤ711と、LTE送信機716を有するPhyレイヤ715は、直接通信をサポートするように変更される。具体的には、それらは、以下の追加によって変更される:
・直接通信におけるトランスポートチャネルを処理する1つ以上のHARQエンティティ、
・次のためのLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ:
・直接通信またはセルラー通信のために、適切なHARQエンティティを選択し、選択されたHARQエンティティを管理し、
・時間とともに、直接通信またはセルラー通信のため、適切な受信機を選択する際に、制御シグナリングを提供する。
したがって、図9における、提案されるD2D−UE送信機のアーキテクチャ730は以下を含む:
1.以下を有する新しいMACレイヤ731:
a.セルラー通信のための既存のHARQエンティティ732及び732.sに加えて、直接通信のためのD2D HARQエンティティ734。
b.適切なHARQエンティティ732及び/または734を選択し、時間とともに、セルラー通信及び/または直接通信のために適切な送信機736及び/または738を選択するための制御信号733.sを提供するLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ733。
(なお、セカンダリサービングセル(SCell)のためのHARQエンティティ732.sは、直接通信の間、オフする必要がある。セカンダリサービングセル(SCell)のためのHARQエンティティ732.sが直接通信の間に無効にされるため、必要に応じて、直接通信のために利用することができる。したがって、実装するハードウェアリソースが低減する。)
2.セルラーULアロケート(割り当てられた)リソース737でセルラー通信するための既存のLTE送信機736に加えて、D2Dアロケート(割り当てられた)リソース739で動作する直接通信のためのD2D送信機738を有する新しいPhyレイヤ735。
図10は、キャリアアグリゲーションありの場合における、D2Dをサポートするための受信機アーキテクチャエボリューションを示している。図10は、CAを備えるレガシーLTE−UEの受信機760に基づいた、対応するD2D−UEの受信機780のために提案されたアーキテクチャを生成するアーキテクチャエボリューション750を示しているCAを備える現在のLTEにしたがって、基本的なLTE−UE受信機アーキテクチャ760は、主要なレイヤとしてPDCP、RLC、MACおよびPhyレイヤを含む。これらのレイヤのうち、図10の提案によれば、プライマリサービングセル(PCell)からのトランスポートチャネル処理する1つのHARQエンティティ762とセカンダリサービングセル(SCell)からトランスポートチャネルを処理する1つ以上のHARQエンティティ762.sを有するMACレイヤ761と、LTE受信機766を有するPhyレイヤ765は、直接通信をサポートするように変更される。具体的には、それらは、以下の追加によって変更される:
・直接通信におけるトランスポートチャネルを処理する1つ以上のHARQエンティティ、
・次のためのLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ:
・直接通信及び/またはセルラー通信のために、適切なHARQエンティティを選択し、選択されたHARQエンティティを管理する(なお、上述の提案に応じたて、直接通信及びセルラー通信のために、同時に最大2つのHARQエンティティは、CA機能を備えたD2D−UEのために許可される)。
・時間とともに、直接通信及び/またはセルラー通信における、信号及び/または物理チャネルの受信のための適切な受信機を選択する際に、制御シグナリングを提供する。
したがって、図10における、提案されるD2D−UE受信機のアーキテクチャ780は以下を含む:
1.以下を有する新しいMACレイヤ781:
a.セルラー通信におけるトランスポートチャネルを処理する既存のHARQエンティティ(782および782.s)に加えて、直接通信におけるトランスポートチャネルを処理するD2D HARQエンティティ784。
b.適切なHARQエンティティ782及び/または784を選択し、時間とともに、セルラー通信及び/または直接通信のために適切な受信機786及び/または788を選択するための制御信号783.sを提供するLTE−D2Dモードスイッチングエンティティ783。(なお、セカンダリサービングセル(SCell)のためのHARQエンティティ782.sは、直接通信の間、オフにする必要がある。セカンダリサービングセル(SCell)のためのHARQエンティティ782.sが、直接通信の間、無効であるため、それらは、必要に応じて直接通信のために利用できる。)
2.セルラーDLアロケート(割り当てられた)リソース787でセルラー通信するための既存のLTE受信機786に加えて、D2Dアロケート(割り当てられた)リソース789で動作する直接通信のためのD2D受信機788を有する新しいPhyレイヤ785。
さらに、ここでは、ネットワークアシストディスカバリを備えるオーバーレイセルラーネットワーク制御の下で、直接通信を確立及び終了するための方法が提案される。図11は、ネットワークアシストディスカバリを備えるオーバーレイセルラーネットワーク制御の下で直接通信を確立及び終了するための方法を示す。
図11に示す一実施の形態の方法800は、ネットワークアシストディスカバリ(Network Assisted Discovery)810とともに開始される。ネットワークアシストディスカバリ810は、1つのD2D−UEが、そのサービスアクセスノードによって、グループオーナまたはマスタの役割が割り当てられる間、その他のD2D−UEが、そのサービスアクセスノードによって、直接通信ペアまたは直接通信グループを形成するクライアントまたはスレーブの役割が割り当てられる、役割(role)ネゴシエーションのための機能を含む。クライアントまたはスレーブとして割り当てられた複数のD2D−UEが存在してもよい。
3GPP LTE近接ベースサービス(proximity-based services:ProSe)によれば、セルラーネットワークは、ネットワークベースのGPSのような地理的位置情報を使用して直接通信を開始することにより、D2Dディスカバリを支援してもよい。しかし、地理的位置情報は、例えば、発生し得るシャドーイング等のようなその他の要因により、D2Dペアを形成するD2D−UE間のチャネル状態情報(channel state information :CSI)を正確に反映していない場合がある。したがって、提案された方法800は、さらに、直接通信を確立するか、セルラー通信を続行するかどうかを決定するため、セルラーネットワークのためのD2DリンクのCSIを測定するD2D初期リンク評価(D2D Initial Link Evaluation)820を含む。
図12A−12Cは、D2D−UEによる、単一のアクセスノード−直接通信確立−終了手順を示している。図13A−13cは、D2D−UE接続障害による、単一のアクセスノード−直接通信確立−終了手順を示している。図14A−14Cは、アクセスノードの終了開始による、単一のアクセスノード−直接通信確立−終了手順を示している。図15A−15Cは、D2D−UEによる、複数のアクセスノード−直接通信確立−終了手順を示している。図16A−16Cは、D2D−UEの接続障害による、複数のアクセスノード−直接通信確立−終了手順を示している。図17A−17Cは、アクセスノードの終了開始による、複数のアクセスノード−直接通信確立−終了手順を示している。
図12A−12C、13A−13C、14A−14C、15A−15C、16A−16C、及び17A−17Cのそれぞれに示す、例示的なシステム800.a、800.b、800.c、800.d、800.e及び800.fを参照すると、D2D初期リンク評価820は以下を含む:
・821によって示されるように、サービングアクセスノードは、サーチ(探索)するため、D2DグループオーナへProbing_REQ(searching)メッセージを送信し、822によって示されるように、サービングアクセスノードは、リスニングするため、D2DクライアントへProbing_REQ(listening)メッセージを送信する。システム800.a(図12A−12C)、800.b(図13A−13C)及び800.c(図14A−14C)に示すように、D2D−UEのペアが、同じアクセスノードに属する場合、ステップ821におけるアクセスノードは、ステップ822におけるものと同じであってもよい。そうでなければ、システム800.d(図15A−15C)、800.e(図16A−16C)及び800.f(図17A−17C)に示すように、アクセスノードは異なる。
・それらのアクセスノードからProbing_REQ()メッセージを正常に受信すると、D2D−UEのペアは、ネットワーク設定された“アクティベーションタイム(Activation time)”で、例えば、823で示されるような第1の時間にネットワーク設定されたD2Dモードへ切り替わる。
・初期設定されるD2Dモードでは、グループオーナは、D2D通信の確立を意図する、設定されたチャネル/リソースでProbe_Request()メッセージ824を送信することにより、所定の時間内で“サーチ(search)”を実行する。クライアントは、Probe_Request()メッセージのために設定されたチャネル/リソースを監視することにより、所定の時間内で“リッスン(listen)”を実行する。Probe_Request()を受信すると、クライアントは、Probe_Response()メッセージ825で応答する。クライアントは、応答メッセージにおいて、Probe_Request()のために設定されたチャネル/リソースを監視するとき、観察されるCSIを含めてもよい。
・クライアントからProbe_Response()メッセージを受信すると、グループオーナは、CSI測定(CSI measurement)826を実行する。グループオーナは、実際のD2DCSIを反映するため、自身のCSI測定に、クライアントによって観察されたCSIを含めてもよい。
・827によって示すように、D2D−UEのペアは、SFNのフォーマットにおける所定の時間と、セルラーアクセスノードによって設定されたサブフレーム番号で、ネットワークモード(例えばセルラーモード)にスイッチバックする(切り戻す)。
・ステップ827の後のネットワークモード(セルラーモード)では、所定のSFN及びサブフレーム番号で、グループオーナは、アクセスノードへ、最初に観察された直接通信CSIと定期的に測定されたセルラーネットワークCSIを含むProbing_RES()828を送信する。ステップ827の後のネットワークモード(セルラーモード)では、クライアントは、現在のところ保留とするか、以前に設定したDRXモードを再入力し、自身のアクセスノードからの更なる指示を待つために、セルラー通信を再開してもよい。
・グループオーナからProbing_RES()を受信すると、アクセスノードは、さらにD2Dリンク評価/管理(D2D link evaluation/management)829を実行する。D2Dリンク評価/管理829は、報告されたセルラーリンクCSIと報告されたD2DリンクCSIの比較、および、ペアを意図するD2D−UEの間のユーザデータの送受信のため、直接通信を有効にするか、またはセルラー通信を継続することがセルラーネットワークにとって有益であるかどうかの決定を含んでもよい。直接通信が、セルラーネットワークにとって有益であると考えられる場合、ステップ829において、D2Dリンク評価/管理は、さらに直接通信パラメータ値を導出(取得)する動作を伴ってもよい。直接通信パラメータ値は、最大送信電力(P_D_max)、初期送信電力(P_D_start)、電力制御ステップサイズ(P_D_delta)、リソースアロケーションを含むが、これに限らない。そうでなければ、直接通信設定のための試みは、方法800(図11参照)のパス830によって終了される。
直接通信をアクティベートする決定がD2D初期リンク評価820で確認されると、方法800は、さらに、直接通信するD2D−UEのペアを設定するため、デバイスツーデバイスリンク確立(Device to Device Link Establishment)840を進める。D2D設定(D2D configuration)は、D2D−UEが、制御プレーン接続のためのそれらのサービングアクセスノードと現在のRRC_CONNECTEDモードを維持することを許可するため、DRX設定(DRX configuration)およびULのためのSPS設定(SPS configuration)から設定されてもよい。
図12A−12C、13A−13Cおよび14A−14Cのそれぞれに示すシステム800.a、800.bと800.cを参照すると、D2D−UEのペアが単一のアクセスノードに属する場合、D2Dリンク確立ブロック840をさらに以下を含む:
・843によって示されるように、アクセスノードは、その制御下のD2D−UEへD2D_Connect_Config_REQ()メッセージを送信する。D2D_Connect_Config_REQ()メッセージは、再設定のため定期的にセルラーULチャネルを監視し、セルラーULチャネルで定期的にD2DリンクCSIレポートを送信し、それぞれ直接通信を動作させるため、さらに、DRX設定、ULのためのSPS設定、844で示されるような関連するアクティベーションタイムを有するD2D設定を含んでいてもよい。
・D2D_Connect_Config_REQ()の受信に応じて、D2D−UEのペアは、D2Dリンク確立の完了を確認するため、ステップ845で、そのアクセスノードへD2D_Connect_Config_CONF()メッセージを送信する。
・D2D−UEのペアからD2D_Connect_Config_CONF()メッセージを受信すると、アクセスノードは、ステップ846で、合意されたアクティベーションタイムにDRXおよび/またはUL_SPSをアクティベートする。
図15A−15C、16A−16C及び17A−17Cにそれぞれ示されるシステム800.d、800.eと800.fを参照すると、D2D−UEのペアが、複数のアクセスノードに属する場合、D2Dリンク確立840は、ステップ843を実施する前に、グループオーナのアクセスノードで導出される共通のD2D設定とクライアントのアクセスノードのための基準タイミングを通信するため、追加のステップ841および842を含み、以降は上記と同様である。
D2Dリンク確立840が完了すると、方法800はさらに、D2D直接通信手順860を実行する。D2D直接通信手順は以下を含む:
・直接通信は、セルラーネットワーク設定されたパラメータに従う。セルラーネットワーク設定されたパラメータは、最大送信電力(P_D_max)、初期送信電力(P_D_start)、電力制御ステップサイズ(P_D_delta)、およびD2Dリソースアロケーションを含むが、これらに限定されない。
・タイミングよく直接通信モードに切り替えて、ネットワーク設定されたリソース上で直接通信を行うよう、また、タイミングよく定期的にセルラーネットワークモードに切り戻して、予め設定されたセルラーULチャネルで最新のD2DリンクCSIを送信するように、D2D−UEを設定するため、3GPP LTE SPS−ConfigUL機能を使用する。
・タイミングよく直接通信モードに切り替えて、ネットワーク設定されたリソース上で直接通信を行うよう、また、タイミングよく定期的にセルラーネットワークモードに切り戻して、D2D通信の変更、修正または再設定のためセルラーDLチャネルを監視するように、D2D−UEを設定するため、3GPP LTE DRX機能を使用する。
図12A−12C、13A−13C、14A−14C、15A−15C、16A−16C及び17A−17Cのそれぞれに示される、システム800.a、800.b、800.s、800.d、800.e、および800.fを参照すると、D2D−UEのペアが単一のアクセスノードまたは複数のアクセスノードのいずれかに属する場合、D2D通信860は、さらに以下を含む:
・861によって示されるように、予め定義された基準タイミングで、D2D−UEのペアの両方が、同時に直接データ交換を開始するためにD2Dモードに切り替える。
・862によって示されるように、ステップ843で取得したD2D_Config情報に基づいて、D2D−UEのペアは、グループオーナ−クライアントまたはマスタ−スレーブのコンセプトを使用して互いに直接データ交換を実行する。
・863によって示されるように、設定されたSPS−ConfigULサイクルの終わり(end)の近くで定期的に、D2D−UEのペアは、D2DリンクCSI測定を実行する。
・864によって示されるように、D2D−UEがD2DリンクCSIを報告することになってされているサブフレームの前の所定の無線フレーム&サブフレームで、D2D−UEのペアは、セルラーモードに切り替える。
・865によって示されるように、無線フレーム内の所定のサブフレームで、及び、セルラーアクセスノードによって設定された所定のセルラーULアロケートリソースで、D2D−UEはそのアクセスノードにCSIレポートを送信する。報告されたCSIは、D2Dモードの間にD2D−UEによって測定されたCSIと、セルラーモードの間にD2D−UEによって測定されたCSIを含んでもよい。
・866によって示されるように、報告されたCSIに基づいて、グループオーナのアクセスノードは、“干渉管理および接続の評価(interference management & connection evaluation)”の手順を実行し、D2D再設定のためのD2Dパラメータ値の更新セットを導出する。D2D−UEのペアが異なるアクセスノードに属する場合、更新されたD2D再設定のために、クライアントの報告されたCSIをグループオーナのアクセスノードへ交換するルートを伴う、特別なステップ866.bis(システム800.d、800.eと800.fに示された)が存在する。
・867によって示されるように、DRXサイクルの終わりの近くで定期的に、D2D−UEは、セルラーモードとなることになり、また、セルラーアクセスノードによって設定された所定の無線フレーム及びサブフレームで、D2D−UEは、更新されたD2D再設定を設定するD2D_COM_ReConfig()メッセージのため、セルラーDLチャネルを監視する。
・868によって示されるように、D2D_COM_ReConfig()メッセージの各受信後、所定の無線フレーム及びサブフレームで、D2D−UEは、ステップ861から繰り返されるD2D通信の新たなサイクルのためにD2Dモードに切り戻す。
なお、セルラーモードからD2Dモードへおよびその逆を介した切り替えの数を減らすため、アクセスノードは、無線フレーム内のDRXサイクル終端とSPS−ConfigULサイクル終端を有するD2D−UEのためDRX及びSPS_ConfigULを設定してもよいことは、重要である。上記のアーキテクチャに従って、CA機能を備えたアーキテクチャは、デュアル接続モードで動作するD2D−UEが、D2D通信のために割り当てられた他のセカンダリキャリアコンポーネントで直接リンク通信を行いつつ、プライマリキャリアコンポーネントでセルラーネットワークの接続性を維持することを可能にする。
D2D直接通信手順860は、D2Dトランザクションが完了したときD2D−UEによって、または、セルラーネットワーク設定されたパラメータ値の制約の下で、所望のまたは十分な品質を維持しているD2Dリンクの障害によって、または、セルラー基地局のようなセルラーネットワークアクセスノードによって、終了させることができる。したがって、方法800はさらに、存在するD2D通信を終了するためのD2Dリンク終了880を含む。
D2Dトランザクションが完了したときD2D−UEによって直接通信が終了される場合について、D2Dリンク終了手順880を、さらに、それぞれの単一のアクセスノードと複数のアクセスノードのシステムのため、図12A−12C及び図15A−15Cに示されるシステム800.a及び800.dを参照して説明する。システム800.aと800.dを参照すると、D2D−UE880.aによるD2Dリンク終了は以下を含む:
・881.aによって示されるように、このステップは、D2Dモード内に存在し、このステップでは、D2D−UEのペアはD2Dトランザクションを完了し、電力の節約及びアロケート(割り当てられた)リソースの解放のためにD2D接続を終了することを決定する。
・882.aによって示されるように、D2D−UEによるD2D接続の終了の決定が確定すると、D2D−UEのペアは、セルラーモードに切り戻し、現在のSPS−ConfigULサイクルの終了を待って、ULのための現在のLTESPSに応じた予めスケジュールされたセルラーULチャネルで、D2D disconnection indicationメッセージをアクセスノードへ送信する。
・883.aによって示されるように、現在のSPS−ConfigULサイクルの終端で、無線フレーム内の所定のサブフレームで、また、セルラーアクセスノードによって設定された所定のセルラーULアロケートリソースで、D2D−UEは、そのアクセスノードへ、通常の“CSI Rep”メッセージの代わりにD2D_disconnect_IND()メッセージを送信する。
・885.aによって示されるように、D2D−UEからD2D_disconnect_IND()メッセージを受信すると、アクセスノードは、特定のD2D−UEのためのDRX及びSPSセッティングをディアクティベート(de-activate:非アクティベート)する。アクセスノードは、さらに、RRC_CONNECTEDモードがもはや特定のD2D−UEのために必要ではない場合、RRC_CONNECTEDモードからRRC_IDLEモードに移るよう、D2D−UEを設定してもよい。
D2D‐UEのペアが複数のアクセスノードに属している場合について、図15A−15Cに示される例示的なシステム800.dを参照すると、D2Dリンク終了880.aはさらに、追加のステップ884.aを含み、すなわち、ステップ885.aを実施する前に、D2D接続の終了を確認するため、D2D_Connect_Close_CFN()メッセージをクライアントのアクセスノードへ通信し、以降は上述と同様である。
セルラーネットワーク設定のパラメータ値の制約の下で所望のまたは十分な品質を維持しているD2Dリンクの障害によりD2D通信が終了される場合について、D2Dリンク終了手順880は、さらに、単一のアクセスノードと複数のアクセスノードのシステムのそれぞれのため、図13A−13C及び図16A−16Cに示されるシステム800.b及び800.eを参照して説明する。システム800.bと800.eを参照すると、D2D接続障害によるD2Dリンク終了880.bはさらに以下を含む:
・881.bによって示されるように、このステップはD2Dモードに存在する。このステップでは、セルラーネットワークによって設定された制限、例えば、P_D_maxのようなパラメータがもはや所望のまたは十分なD2D通信品質を維持するためにD2D−UEに適していない、という制限に達している。
・882.bによって示されるように、セルラーネットワークによって設定された上記制限に達すると、D2D通信は、DRXまたはSPS_ConfigULサイクルの残りのために保留する。
・883.bによって示されるように、依然としてD2Dモードである間、D2D−UEは通常のようにCSIの測定を行ってもよい。
・884.bによって示されるように、現在のSPS ConfigULサイクルの終端で、D2D−UEがD2DリンクCSIを報告することになっているサブフレームの前の所定の無線フレーム&サブフレームにおいて、D2D−UEのペアの両方は、セルラーモードに切り替える。
・885.bによって示されるように、無線フレーム内の所定のサブフレームで、また、セルラーアクセスノードによって設定された所定のセルラーULアロケートリソースで、D2D−UEは、アクセスノードへCSIレポートを送信する。報告されたCSIは、アクセスノードによる決定のため、D2D接続障害指示(D2D connection failure indication)および関連情報を含んでもよい。
・887.bによって示されるように、D2D−UEからD2D接続障害指示を有するCSIレポートを受信すると、アクセスノードは、D2D通信の継続パラメータ値の新しいセットをD2D−UEに提供し、または現在のD2D通信を終了し、そして、このケースのように、現在のトランザクションを完了するためにセルラー通信を再開してもよい。
それらのアクセスノードへD2D接続障害指示を有するCSIレポートを送信した後、D2D−UEは、さらにRRC制御情報(RRC control information)のため、セルラーDLチャネルを監視する。そのD2D−UEからD2D接続障害指示を有するCSIレポートを受信し、セルラーアクセスノードが現在設定されているD2D通信を終了することを決定すると、アクセスノードは、D2D接続の終了を確認するため、そのD2D−UEへD2D_COM_ReConfig(close)メッセージを送信し、さらに、必要な場合は、セルラーユーザデータ接続の再開を指示する。
・888.bによって示されるように、そのD2D−UEへD2D_COM_ReConfig(close)を送信すると、アクセスノードは、現在設定されているDRX及びSPS_ConfigULをディアクティベート(de-activate)し、セルラーデータ接続を用いて、現在のユーザーデータトランザクションを再開する。
D2D−UEのペアが複数のアクセスノードに属する場合について、図16A−16Cに示されるシステム800.eを参照すると、D2Dリンク終了880.bは、さらに、追加のステップ886.bを含み、すなわち、ステップ887.bを実施する前に、D2D接続の終了を指示するため、クライアントのアクセスノードへD2D_COM_ReConfig(CLOSE)メッセージを通信し、以降は上述と同様である。
セルラーアクセスノードによって直接通信が終了される場合について、D2Dリンク終了手順880は、さらに、単一のアクセスノードと複数のアクセスノードのシステムのそれぞれのため、図14A−14C及び17A−17Cに示されるシステム800.c及び800.fを参照して説明する。システム800.cと800.fを参照すると、アクセスノードによるD2Dリンク終了880.cは、さらに以下を含む:
・883.cによって、示されるように、アクセスノードがD2D接続を終了することを決定すると、その制御下のD2D−UEが、セルラーモードに切り戻し、セルラーDLチャネルを監視するため、現在のDRXサイクルの終端(end)まで待つことができる。現在のDRXサイクルの終端で、D2D−UEがRRCシグナリングのためのDLチャネルを監視することになっている無線フレーム内のサブフレームにおいてアクセスノードは、現在のD2Dリンクの終了を指示するため、意図しているD2D−UEへ、D2D_CON_ReConfig(close)を送信する。
・884.cによって示されるように、そのアクセスノードからD2D_CON_ReConfig(close)メッセージを受信すると、D2D−UEは、そのセルラー接続を再開し、現在のデータトランザクションを完了するため、そのペアリングD2D−UEを有するセルラーモードにおいてデータ接続を再確立してもよい。
D2D−UEのペアが複数のアクセスノードに属している場合について、図17A−17Cに示されるシステム800.fを参照すると、D2Dリンク終了ブロック880.cは、さらに、追加のステップ881.cを含み、すなわち、D2D接続の終了を指示するため、ペアリングのアクセスノードへD2D_CON_ReConfig(close)メッセージを通信する。D2D_CON_ReConfig(close)メッセージを受信すると、ペアリングのアクセスノードは、D2D接続の終了を確認するため、D2D_CON_CFN(close)882.cで応答する。上述したように、これらの追加のステップ881.cと882.cは、ステップ883.cを実施する前に、生じるべきであり、以降は、上記と同様である。
本明細書および請求項(任意)において、“備える”及び“含む”などの派生語は、記載された数の各構成を含むが、その他の1以上の数の構成を含むことを排除するものではない。
本明細書を通して1つの実施の形態への参照は、実施の形態に関連して記載される特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも本発明の1つの実施の形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通して様々な場所における「1つの実施の形態において」というフレーズの表現は、必ずしも全て同じ実施の形態を指すものではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つ以上の組合せで、任意の適切な方法で組み合わせることができる。
法令の遵守のため、本発明の構造的または方法的な特徴について、おおよそ具体的な表現で記載されている。本発明は、本明細書に記載の手段が有効に本発明を実施する好ましい形態を含むため、図示及び説明した特定の特徴に限定されないことが理解されるべきである。したがって、本発明は、当業者によって適切に解釈され、請求項(任意)の適切な範囲内で、その形態やその変形のいずれかが含まれる。
本出願は、2013年4月24日に出願されたオーストラリア特許出願第2013901432を基礎として優先権の利益を主張するものであり、参照によりその開示の全体が本明細書に組み込まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
D2D(デバイスツーデバイス)可能なUE(D2D−UE)の送信機のアーキテクチャであって、
セルラーアップリンク送信のために割り当てられたリソースでセルラーアップリンク通信するLTE(ロングタームエボリューション)送信機及びD2D送信のために割り当てられたリソースでD2D通信するD2D送信機を有する物理(Phys)レイヤと、
メディアアクセス制御(MAC)レイヤであって:
セルラー通信のための1つ以上のLTE HARQ(ハイブリッド自動再送要求)エンティティ及びD2D通信のためのD2D HARQエンティティと、
適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及びD2D通信の一方または両方のために適切な送信機を選択する、LTE−D2Dモードスイッチングエンティティと、を有し、
さらに、LTE無線リンク制御(RLC)レイヤと、
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、
を備える、送信機のアーキテクチャ。
(付記2)
前記D2D−UEは、CA(キャリアアグリゲーション)機能を備えず、
前記MACレイヤは、セルラー通信のための単一のLTE HARQエンティティを備え、
前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信またはD2D通信のいずれかに適切な送信機を選択する、
付記1に記載の送信機のアーキテクチャ。
(付記3)
前記D2D−UEは、CA(キャリアアグリゲーション)機能を備えており、
前記MACレイヤは、セルラー通信のための1つ以上のLTE HARQエンティティを備え、
前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及び/またはD2D通信のために適切な送信機を選択する、
付記1に記載の送信機のアーキテクチャ。
(付記4)
D2D(デバイスツーデバイス)可能なUE(D2D−UE)の受信機のアーキテクチャであって、
セルラーダウンリンク送信のために割り当てられたリソースでセルラーダウンリンク通信するLTE(ロングタームエボリューション)受信機及びD2D送信のために割り当てられたリソースでD2D通信するD2D受信機を有する物理(Phys)レイヤと、
メディアアクセス制御(MAC)レイヤであって:
セルラー通信でトランスポートチャネルの受信を処理する1つ以上のLTE HARQ(ハイブリッド自動再送要求)エンティティ及びD2D通信でトランスポートチャネルの受信を処理するD2D HARQエンティティと、
適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及びD2D通信の一方または両方のために適切な受信機を選択する、LTE−D2Dモードスイッチングエンティティと、を有し、
さらに、LTE無線リンク制御(RLC)レイヤと、
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、
を備える、受信機のアーキテクチャ。
(付記5)
前記D2D−UEは、CA(キャリアアグリゲーション)機能を備えず、
前記MACレイヤは、セルラー通信のための単一のLTE HARQエンティティを備え、
前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信またはD2D通信のいずれかに適切な受信機を選択する、
付記4に記載の受信機のアーキテクチャ。
(付記6)
前記D2D−UEは、CA(キャリアアグリゲーション)機能を備えており、
前記MACレイヤは、セルラー通信のための1つ以上のLTE HARQエンティティを備え、
前記LTE−D2Dモードスイッチングエンティティは、前記適切なHARQエンティティを選択し、制御信号を提供し、時間によりセルラー通信及び/またはD2D通信のために適切な受信機を選択する、
付記4に記載の受信機のアーキテクチャ。
100 無線通信システム
102、104 無線接続
106 直接通信
110a、110b、110c アクセスノード/基地局(BS)
120a、120b、120c UE(ユーザ端末)
130 モバイルネットワーク/インターネット
200 TDDシステム
210 セルラー通信モード
210.a ダウンリンク送信状態
210.b アップリンク送信状態
210.c ダウンリンク送信状態及びアップリンク送信状態間の遷移
211 直接通信機能
212 セルラー通信機能
213 キャリア周波数F1
214 信号/物理チャネルの監視または受信
215 物理チャネル/信号の送信
220a、220b セルラー通信状態及び直接通信モード間の遷移
230 直接通信モード
231 セルラー通信機能
232 直接通信機能
233 直接通信
234 D2D送信
235 D2D受信
236 直接通信役割スイッチング
300 LTE−FDDシステム
310 セルラーFDD通信モード
311 直接通信機能
312 セルラー通信機能
313 セルラーアップリンクリソース
313.b セルラーダウンリンクリソース
330 直接通信モード
330.a、330.b 直接通信サブモード
331 セルラー通信機能
332 直接通信機能
333、333.b 共有/専用ダウンリンクリソース
334 D2D送信
335 D2D受信
336 直接通信役割スイッチング
340a、340b 周期的スイッチング
400 TDDシステム
410 セルラーTDD通信モード
410.a ダウンリンク送信状態
410.b アップリンク送信状態
410.c ダウンリンク送信状態及びアップリンク送信状態間の遷移
411 直接通信機能
413 セルラーダウンリンクリソース/セルラーアップリンクリソース
413.s セルラーアグリゲートダウンリンクリソース/セルラーアグリゲートアップリンクリソース
420 周期的スイッチング
430 直接通信モード
431 直接通信機能
433 直接通信のリソース
434 D2D送信
435 D2D受信
436 直接通信役割スイッチング
437 セルラーDL物理チャネル/信号のモニタまたは受信
438 セルラーUL物理チャネル/信号の送信
500 LTE−FDDシステム
510 セルラーFDD通信モード
511 直接通信機能
512 セルラー通信機能
513 セルラープライマリダウンリンクリソース
514 セルラーセカンダリダウンリンクリソース
515 セルラープライマリアップリンクリソース
516 セルラーセカンダリアップリンクリソース
520 周期的スイッチング
530 直接通信モード
531 直接通信機能
532 セルラー通信機能
533 直接通信のリソース
534 D2D送信
535 D2D受信
536 周期的スイッチング
537 PCCまたはPCELLのリソース
600 アーキテクチャエボリューション
610 基本的なLTE−UE送信機アーキテクチャ
611 MACレイヤ
612 HARQエンティティ
615 Phyレイヤ
616 LTE送信機
617 アロケートリソース
620 LTE−UE送信機エボリューションパス
630 D2D−UE送信機アーキテクチャ
631 MACレイヤ
632 既存のHARQエンティティ
633 LTE−D2Dモードスイッチングエンティティ
633.s 制御信号
634 D2D HARQエンティティ
635 Phyレイヤ
636 LTE送信機
637 セルラーアロケートリソース
638 D2D送信機
639 D2Dアロケートリソース
650 アーキテクチャエボリューション
660 基本的なLTE−UE受信機アーキテクチャ
661 MACレイヤ
662 HARQエンティティ
665 Phyレイヤ
666 LTE受信機
667 アロケートリソース
670 LTE−UE受信機エボリューションパス
680 D2D−UE受信機アーキテクチャ
681 MACレイヤ
682 既存のHARQエンティティ
683 LTE−D2Dモードスイッチングエンティティ
683.s 制御信号
684 D2D HARQエンティティ
685 Phyレイヤ
686 LTE受信機
687 セルラーDLアロケートリソース
688 D2D受信機
689 D2Dアロケートリソース
700 アーキテクチャエボリューション
710 基本的なLTE−UE送信機アーキテクチャ
711 MACレイヤ
712、712.s HARQエンティティ
715 Phyレイヤ
716 LTE送信機
717、717.s アロケートリソース
720 LTE−UE送信機エボリューションパス
730 D2D−UE送信機アーキテクチャ
731 MACレイヤ
732、732.s 既存のHARQエンティティ
733 LTE−D2Dモードスイッチングエンティティ
733.s 制御信号
734 D2D HARQエンティティ
735 Phyレイヤ
736 LTE送信機
737 セルラーULアロケートリソース
738 D2D送信機
739 D2Dアロケートリソース
750 アーキテクチャエボリューション
760 基本的なLTE−UE受信機アーキテクチャ
761 MACレイヤ
762、762.s HARQエンティティ
765 Phyレイヤ
766 LTE受信機
767、767.s アロケートリソース
770 LTE−UE受信機エボリューションパス
780 D2D−UE受信機アーキテクチャ
781 MACレイヤ
782、782.s 既存のHARQエンティティ
783 LTE−D2Dモードスイッチングエンティティ
783.s 制御信号
784 D2D HARQエンティティ
785 Phyレイヤ
786 LTE受信機
787 セルラーDLアロケートリソース
788 D2D受信機
789 D2Dアロケートリソース

Claims (20)

  1. 無線通信システムにおけるD2D(デバイスツーデバイス)通信の使用方法であって、
    前記無線通信システムは、1つ以上のアクセスノードを含むセルラーネットワークと、1つ以上の前記アクセスノードを介して1つのUEから別のUEへデータが送信されるセルラーモードで動作可能なUE(ユーザ端末)と、を備え、少なくともいくつかのUEは、UEのペアがD2Dリンク(D2D通信リンク)を介して1つのUEから他のUEへデータを直接送信する直接通信モードでも動作可能なD2D−UE(D2D可能UE)であり、
    前記使用方法は、
    前記直接通信モードで動作するD2D−UEと前記セルラーネットワーク間の制御シグナリング接続を維持し、
    前記直接通信モードで動作するD2D−UEを、前記セルラーモードに1回以上変更させ、前記セルラーネットワークへCSI(チャネル状態情報)を送信させ、
    D2D−UEに前記直接通信モードまたは前記セルラーモードで動作させるかどうかを決定するために、前記CSI及び/またはD2D−UEのためのネットワーク利用可能な地理的位置情報を使用する方法であり
    前記使用方法は、
    D2D−UEが直接通信を利用可能かどうか決定することを含むネットワークアシストディスカバリを実行すること、
    直接通信を確立するかどうか、または、セルラーモード通信を継続するかどうかを決定するために、D2Dリンクとセルラーネットワークの1つまたは両方のCSI(チャネル状態情報)を評価することを含む初期D2Dリンク評価を実行すること、
    前記D2Dリンクを確立するためにD2Dリンク確立を実行すること、
    前記D2Dリンクを介して直接通信を実行すること、及び
    前記D2Dリンクを終了するD2Dリンク終了を実行すること、の1つ以上を含み、
    前記ネットワークアシストディスカバリの実行は、1つのD2D−UEにD2Dグループオーナの役割を割り当て、1つ以上の他のD2D−UEにD2Dクライアントの役割を割り当てることを含み、前記D2Dグループオーナ及びD2Dクライアントは、直接通信するD2D−UEのペアであり、
    前記初期D2Dリンク評価の実行では、
    D2D−UEのペアを前記直接通信モードに切り替え、
    前記直接通信モードにおいて、前記D2Dグループオーナは、前記D2Dクライアントへプローブ要求メッセージを送信し、前記D2Dクライアントは、前記プローブ要求メッセージを受信すると、前記D2Dクライアントによって観察された第1のD2DリンクCSIを前記D2Dグループオーナへ送信し、
    前記D2Dグループオーナは、CSI測定を実行して、第2のD2DリンクCSIを取得し、
    D2D−UEのペアは、所定の時間にセルラーモードに切り戻し、
    前記セルラーモードにおいて、前記D2Dグループオーナは、そのアクセスノードへ前記第1のD2DリンクCSI及び前記第2のD2DリンクCSIの両方を送信し、
    前記アクセスノードは、D2Dリンク管理を実行し、前記D2Dリンク管理は、報告された前記第1のD2DリンクCSI及び前記第2のD2DリンクCSIとセルラーリンクCSIとを比較し、前記直接通信をアクティブにするかどうか、または、D2D−UEのためのセルラー通信を継続するかどうか決定することを含む、
    使用方法。
  2. 前記D2Dリンク確立、前記直接通信及び前記D2Dリンク終了は、D2D−UEが直接通信を利用可能であり、かつ、前記D2Dリンク評価においてD2D−UEが直接通信を行うことを決定された場合にのみ実行される、
    請求項記載の使用方法。
  3. 前記D2Dリンク管理の実行は、直接通信をアクティブにすると決定された場合に、前記直接通信で使用する直接通信パラメータ値を取得することを含む、
    請求項1または2に記載の使用方法。
  4. 前記D2Dリンク終了は、D2Dトランザクションが完了したとき、または、D2Dリンクの障害によって、または、セルラーネットワークアクセスノードによって、実行される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の使用方法。
  5. 1つ以上のアクセスノードを含むセルラーネットワークと、
    1つ以上の前記アクセスノードを介して1つのUEから別のUEへデータが送信されるセルラーモードで動作可能なUE(ユーザ端末)と、を備え、少なくともいくつかのUEは、UEのペアが1つのUEから他のUEへデータを直接送信する直接通信モードでも動作可能なD2D−UE(D2D可能UE)であり、
    前記直接通信モードで動作するD2D−UEは、前記セルラーネットワークとの制御シグナリング接続を維持し、前記セルラーモードに1回以上変更し、前記セルラーネットワークへCSI(チャネル状態情報)を送信し、前記セルラーネットワークは、D2D−UEに前記直接通信モードまたは前記セルラーモードで動作させるかどうかの決定において、前記CSI及び/またはD2D−UEのためのネットワーク利用可能な地理的位置情報を使用
    前記セルラーネットワークは、ネットワークアシストディスカバリを実行し、前記ネットワークアシストディスカバリは、D2D−UEが直接通信を利用可能かどうか決定すること、1つのD2D−UEにD2Dグループオーナの役割を割り当て、1つ以上の他のD2D−UEにD2Dクライアントの役割を割り当てることを含み、前記D2Dグループオーナ及びD2Dクライアントは、直接通信するD2D−UEのペアであり、
    前記セルラーネットワークは、D2D−UEのペアを前記直接通信モードに切り替え、
    前記直接通信モードにおいて、前記D2Dグループオーナは、前記D2Dクライアントへプローブ要求メッセージを送信し、前記D2Dクライアントは、前記プローブ要求メッセージを受信すると、前記D2Dクライアントによって観察された第1のD2DリンクCSIを前記D2Dグループオーナへ送信し、前記D2Dグループオーナは、CSI測定を実行して、第2のD2DリンクCSIを取得し、前記セルラーネットワークは、D2D−UEのペアを、所定の時間にセルラーモードに切り戻し、
    前記セルラーモードにおいて、前記D2Dグループオーナは、そのアクセスノードへ前記第1のD2DリンクCSI及び前記第2のD2DリンクCSIの両方を送信し、前記アクセスノードは、D2Dリンク管理を実行し、前記D2Dリンク管理は、報告された前記第1のD2DリンクCSI及び前記第2のD2DリンクCSIとセルラーリンクCSIとを比較し、前記直接通信をアクティブにするかどうか、または、D2D−UEのためのセルラー通信を継続するかどうか決定することを含む、
    無線通信システム。
  6. 前記無線通信システムは、CA(キャリアアグリゲーション)機能を備えない、D2D可能なLTE(ロングタームエボリューション)TDD(時分割多重)システムである、
    請求項に記載の無線通信システム。
  7. 前記セルラーモードは、ダウンリンク送信状態及びアップリンク送信状態を含み、
    前記ダウンリンク送信状態では、キャリア周波数上で、アクセスノードが、信号及び/または物理チャネルの送信を実行しつつ、UEが、信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行し、
    前記アップリンク送信状態では、前記キャリア周波数上でまた、前記アクセスノードが、信号及び/または物理チャネルの受信を実行しつつ、UEが、信号及び/または物理チャネルの送信を実行する、
    請求項に記載の無線通信システム。
  8. D2D−UEのペアが直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEが前記キャリア周波数または直接通信専用のキャリアコンポーネントでD2D受信を実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行する、
    請求項に記載の無線通信システム。
  9. 無線通信システムはCA(キャリアアグリゲーション)機能を備えない、D2D可能なLTE(ロングタームエボリューション)FDD(周波数分割多重)システムである、
    請求項に記載の無線通信システム。
  10. 前記セルラーモードでは、ダウンリンクキャリア周波数上で、アクセスノードが、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行しつつ、UEが、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行し、
    同時に、アップリンクキャリア周波数上で、前記アクセスノードが、アップリンク信号及び/または物理チャネルの受信を実行しつつ、UEが、アップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行する、
    請求項に記載の無線通信システム。
  11. D2D−UEのペアが前記直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEがD2D受信を前記ダウンリンクキャリア周波数または前記アップリンクキャリア周波数または直接通信専用のキャリアコンポーネントで実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行する、
    請求項10に記載の無線通信システム。
  12. D2D−UEは、それぞれ、異なるキャリア周波数で同時に送信及び受信の実行を可能にするフルデュプレクサを有し、
    D2D−UEは、前記ダウンリンクキャリア周波数上の特定のサブフレームによりD2D受信を実行する前記直接通信モードで動作し、前記セルラーアップリンクキャリア周波数上の同じサブフレームによりセルラーアップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行可能であり、
    D2D−UEは、前記セルラーアップリンクキャリア周波数上の特定のサブフレームによりD2D送信を実行する前記直接通信モードで動作し、前記セルラーダウンリンクキャリア周波数上の同じサブフレームによりセルラーダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行可能である、
    請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 前記無線通信システムは、CA(キャリアアグリゲーション)機能を備えた、D2D可能なLTE(ロングタームエボリューション)TDD(時分割多重)システムである、
    請求項に記載の無線通信システム。
  14. 前記セルラーモードは、ダウンリンク送信状態及びアップリンク送信状態を含み、
    前記ダウンリンク送信状態では、CA機能を備えたアクセスノードは、プライマリコンポーネントキャリアのセルラーダウンリンクリソースと必要に応じてセカンダリコンポーネントキャリアのセルラーアグリゲートダウンリンクリソースとで、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行し、UEは、同じプライマリコンポーネントキャリアと必要に応じてセカンダリコンポーネントキャリアとで、信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行し、
    前記アップリンク送信状態では、前記プライマリコンポーネントキャリアと必要に応じてセカンダリコンポーネントキャリアで、CA機能を備えたアクセスノードは、信号及び/または物理チャネルの受信を実行しつつ、UEは、アップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行する、
    請求項13に記載の無線通信システム。
  15. D2D−UEのペアが直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEが前記直接通信のネットワークによって設定されたリソース上でD2D受信を実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行する、
    請求項14に記載の無線通信システム。
  16. D2D−UEは、それぞれ、1つ以上のコンポーネントキャリア上で送信及び受信のいずれかの実行を可能にするCA機能を有し、
    前記直接通信のために前記セルラーネットワークによって設定されたリソースが、プライマリコンポーネントキャリアである場合、直接通信モードでセルラー通信は実行されず、
    前記直接通信のためにネットワークにより設定されたリソースが、セカンダリコンポーネントキャリアまたは直接通信専用のコンポーネントキャリアである場合:
    特定のサブフレームでD2D受信を実行する直接通信モードで動作するD2D−UEは、前記プライマリコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行可能であり、
    特定のサブフレームでD2D送信を実行する直接通信モードで動作するD2D−UEは、前記プライマリコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーアップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行可能である、
    請求項15に記載の無線通信システム。
  17. 前記無線通信システムは、CA(キャリアアグリゲーション)機能を備えた、D2D可能なLTE(ロングタームエボリューション)FDD(周波数分割多重)システムである、
    請求項に記載の無線通信システム。
  18. 前記セルラーモードでは、アクセスノードが、プライマリダウンリンクコンポーネントキャリアのセルラープライマリダウンリンクリソースとアグリゲートされたセカンダリダウンリンクコンポーネントキャリアのセルラーセカンダリダウンリンクリソースとの一方または両方で、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行し、UEは、前記プライマリダウンリンクコンポーネントキャリアと前記セカンダリダウンリンクコンポーネントキャリアとの一方または両方で、ダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行し、
    同時に、前記アクセスノードは、プライマリアップリンクコンポーネントキャリアのセルラープライマリアップリンクリソースとアグリゲートされたセカンダリアップリンクコンポーネントキャリアのセルラーセカンダリアップリンクリソースとの一方または両方で、アップリンク信号及び/または物理チャネルの受信を実行し、UEは、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアと前記セカンダリアップリンクコンポーネントキャリアとの一方または両方で、アップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行する、
    請求項17に記載の無線通信システム。
  19. D2D−UEのペアが直接通信モードにおいて無線フレームの特定のサブフレームで動作している場合、他のD2D−UEが直接通信のネットワークによって設定されたリソース上でD2D受信を実行している間、1つのD2D−UEのみがD2D送信を実行する、
    請求項18に記載の無線通信システム。
  20. D2D−UEは、それぞれ、CA機能を有し、1つ以上のコンポーネントキャリア上で送信及び受信を実行することが可能であり、
    直接通信のためのネットワークにより設定されたリソースが、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアまたはプライマリダウンリンクコンポーネントキャリアである場合:
    プライマリダウンリンクコンポーネントキャリアで特定のサブフレームによりD2D受信を実行するD2D−UEは、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリア上の同じサブフレームにより、セルラーアップリンク信号及び/または物理チャネルの送信を実行可能であり、
    前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアで特定のサブフレームによりD2D送信を実行するD2D−UEは、前記プライマリダウンリンクコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーダウンリンク信号及び/または物理チャネルの監視または受信を実行可能であり、
    さらに、直接通信のためのネットワークによって設定されたリソースが、前記セカンダリアップリンクコンポーネントキャリアまたはダウンリンクコンポーネントキャリアまたはD2D専用のコンポーネントキャリアである場合、特定のサブフレームでD2Dの送信または受信を実行するD2D−UEは、前記プライマリアップリンクコンポーネントキャリアまたは前記ダウンリンクコンポーネントキャリア上の同じサブフレームによりセルラーアップリンク物理チャネル及び/または信号の送信とセルラーダウンリンク物理チャネル及び/または信号の監視または受信とを実行するように、必要に応じて構成されている、
    請求項19に記載の無線通信システム。
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