JP6467602B1 - ショッピングカートとその管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スーパーマーケット等で、店内で利用するショッピングカートが、駐車場等に放置され、駐車中の車に当って傷を負わせる等のトラブルが問題となっており、店側は、放置カートの回収作業員を別途配置せざるを得ない状況がある。放置カートの対策として、コインを投入して使用する連結装置が知られているが、この装置は高価であり、また小銭の持ち合わせが無いと使用が出来ないため、カートの利用そのものが敬遠され、客単価が下がるというような問題もある。【解決手段】ショッピングカートに、複数の通信タグと、カート同士の重なりによって通信が阻害される位置に電磁シールドを取り付け、通信タグの通信状況の変化によって、確実にネスティングされたか把握する管理システムを提供する。これにより、ショッピングカートの保管場所からの入庫、出庫を管理することを可能にする。【選択図】図1

Description

本発明は、店内で利用するショッピングカートとその管理システムに関する。
スーパーマーケットや量販店等では、店内で利用するショッピングカートが導入されているが、これらの店舗では、駐車場に放置されたショッピングカートがトラブルの原因になることがある。
例えば、郊外の量販店には、広い駐車場があるので、マイカーまでショッピングカートで荷物を運んだ後、それを保管場所に戻さずに、そのまま駐車場に放置しておく利用者がいる。
そうした放置カートは、駐車場を利用する者にとっては、邪魔になるし、ときには、それが風に煽られて、駐車中の車に当って傷を負わせることがある。そうした場合は、店側の管理責任が問われるので、店側は、放置されたショッピングカートの回収作業員を別途配置せざるを得ない状況がある。
この問題の解決策として、下記特許文献に開示されているように、コインを装置に投入すれば、前後に連結されたショッピングカートの連結が解除され、ショッピングカートを元の保管場所に戻して他のショッピングカートと連結すれば、投入したコインが手元に戻ってくる連結装置が知られている。
特開平9−137654号公報
しかし、この装置は、高価であり、それを個々のショッピングカートに取り付けることは、店側にとっては、大きな設備投資となる。また、買い物客にとっても、コインを投入して連結を解除しなければならないから、小銭の持ち合わせがなければ、使うことができないからショッピングカートの利用が敬遠されて、客単価が下がるというような問題もある。
そこで、ショッピングカートの保管場所からの出庫、入庫を監視し、利用されたショッピングカートが元の保管場所に戻されれば、そのショッピングカートを利用した顧客にサービスを提供したり、その会員カードにポイントを加算したりする新たなシステムが開発されている。
本発明は、そうしたシステムに利用することができる新たなショッピングカートと、そのショッピングカートの保管場所からの出庫・入庫を管理することができる管理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、第一の発明に係るショッピングカートは、複数のショッピングカートを前後方向から詰めた状態にネスティングすることができるショッピングカートであって、該ショッピングカートには、UHF帯で通信する複数の通信タグが取り付けられており、それらの通信タグの内、少なくとも一つの通信タグは、ネスティングによるショッピングカート同士の重なりによって通信が阻害される位置に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、ショッピングカートのネスティングの前後で、一つのショッピングカートに取り付けられた複数の通信タグが全て通信可能になったり、一部だけが通信可能になったりするので、その変化を捉えることにより、一つのショッピングカートがネスティングされたか、そのネスティングから解除されたかを判断することができる。
ここでの通信タグは、UHF帯で無線通信する通信タグであり、数メートルの範囲内に存在する通信タグを非接触で読み取ることが可能である。この通信タグは、パッシブタイプでもアクティブタイプでもかまわない。
また、金属に触れても通信可能な金属対応タグであり、通常、ショッピングカートは、金属製が多いが、金属対応タグを使用すれば、既存のショッピングカートに貼り付けるだけで使用できるので、低コストで容易に対応させることが可能である。
第二の発明は、第一の発明のショッピングカートの荷物載置部には、後方から同一形状のショッピングカートの挿入を可能とする、跳ね上げ式の回動部材が設けられ、該回動部材には、後方のショッピングカートの荷物載置部が挿入されたときに、その後方のショッピングカートに取り付けられた少なくとも一つの通信タグと重なって、該通信タグの通信を阻害する電磁シールドが取り付けられていることを特徴とする。
この通信タグの通信を阻害する電磁シールドは、UHF帯の電波を遮断できる素材あればよいので、例えばアルミ箔や金属板、金網等の素材を使用することができる。
また、この電磁シールドは、ショッピングカートがネスティングされるときに、一つの通信タグの通信が阻害される位置に取り付けられる。例えば、前方のショッピングカートの後側から、後方のショッピングカートを押すと、前方のショッピングカートの荷物載置部の回動部材が跳ね上がり、そこに後方のショッピングカートの荷物載置部が挿入されるタイプでは、跳ね上がった前方の回動部材と重なる、後方のショッピングカートの荷物載置部の前部等に取り付ける。また、そうした回動部材のないショッピングカートであっても、ネスティングによって前後のショッピングカートが重なって通信が阻害される位置、例えば、ショッピングカートの脚部等、ショッピングカート同士が重なる適宜な位置に設置すれば良い。
第三の発明は、第一または第二の発明に係るショッピングカートと、各ショッピングカートの保管場所への出入りを管理するサーバと、を備えた管理システムであって、各ショッピングカートの通信タグには、それぞれに固有のID情報が記憶されており、前記保管場所には、該保管場所内の各ショッピングカートの通信タグと通信して、それぞれの通信タグのID情報を読み取るタグリーダが設けられ、前記サーバは、各ショッピングカートの複数の通信タグのID情報を記憶するとともに、前記タグリーダが受信した通信タグのID情報に基づいて、前記保管場所からのショッピングカートの出入りを把握することを特徴とする。
このタグリーダは、保管場所のエリア内が受信範囲となる位置に設置される。例えば、保管場所の壁の上部や天井、屋外では、保管場所として指定されたエリアの照明ポールの上部等、客の往来によって通信が遮断され難い位置に設置するのが望ましい。
これにより、設置場所の柔軟な対応が可能であり、設置による大掛かりな工事等も不要となるため、導入コストの低減が可能となる。また、保管場所にあるショッピングカートと、保管場所にはなく、顧客に利用されているショッピングカートとを識別することができるから、例えば、保管場所にショッピングカートが不足している場合には、ショッピングカートの回収や補充を作業員に指示することができる。
第四の発明は、第三の発明に係るサーバは、一つのショッピングカートの複数の通信タグのID情報が読み取れる状態から、一方の通信タグのID情報しか読み取れない状態に移行すると、前記ショッピングカートは、ネスティングされたと判断することを特徴とする。
第五の発明は、第三または第四の発明に係るサーバは、一つのショッピングカートの複数の通信タグのID情報が読み取れない状態から、各通信タグのID情報が読み取れる状態に移行すると、ネスティングされたショッピングカートが保管場所から取り出されたと判断することを特徴とする。
例えば、これまでは読み取れなかったショッピングカートの二つの通信タグのID情報が読み取れるようになると、そのショッピングカートは、保管場所に持ち込まれたと判断でき、その状態から一方の通信タグのID情報しか読み取れなくなると、そのショッピングカートは、保管場所でネスティングされたと判断することができる。
また、各ショッピングカートの一つの通信タグのID情報しか読み取れないときは、各ショッピングカートは、保管場所内でネスティングされていると判断でき、その状態から何れかのショッピングカートの二つの通信タグのID情報が読み取れるようになると、そのショッピングカートは、ネスティング状態から解除されたと判断し、続いて読み取っていた二つの通信タグのID情報が読み取れなくなると、そのショッピングカートは、保管場所から持ち出されたと判断することができる。
このように、各ショッピングカートに取り付けられた二つの通信タグのID情報が読み取れるか否かにより、保管場所に持ち込まれたショッピングカート、ネスティングされているショッピングカート、ネスティングされていないショッピングカート、保管場所から持ち出されたショッピングカートの何れも把握することが可能になる。
このように、保管場所からのショッピングカートの出庫や入庫が判別できるので、ショッピングカートが保管場所に戻されたことを条件に利用者にサービスを提供するシステムにおいて利用することができる。
本発明によれば、ショッピングカートに複数の通信タグを取り付け、それらの通信タグと通信可能状態にあるか否かによって、ショッピングカートが保管場所でネスティングされたか、そこから出庫されたかを判別することができるので、利用されたショッピングカートが保管場所へ入庫されたことを条件に利用者にサービスを提供するシステムへの利用が可能になる。しかも、通信タグは、従来の連結装置に比べて、極めて安価であるため、店側にとっては、導入し易く、客側にとっては、コインが無くても、これまで通りに使用することができるので、客足が遠のく問題を解消することができる。
ショッピングカート上部に通信タグを設置した場合の実施例 ショッピングカート脚部に通信タグを設置した場合の実施例 通信タグAの通信阻害状態の具体例 本発明のショッピングカートとその管理システムの実施形態図 本管理システムの構成ブロック図 サーバ内のデータベース構成図
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、一般的なショッピングカートAに二つの通信タグ1,2を取り付けた一例を示す。一方の通信タグ1は、ネスティングによって通信が阻害される位置、例えば荷物載置部Bの前側上部に取り付けられており、他方の通信タグ2は、常時通信が可能な位置、例えば荷物載置部Bの後側上部に取り付けられている。そして、図1(a)がネスティングされていない状態のショッピングカートA。図1(b)がネスティングによって、後続のショッピングカートAの荷物載置部Bの前側上部に取り付けられた通信タグ1が、前方のショッピングカートAの跳ね上がった回動部材Cの下側に潜り込んで通信が阻害されている状態を示している。
また、ネスティングよって跳ね上げられる回動部材Cの、前記通信タグ1と上下に重なる位置には、UHF帯の通信を阻害する電磁シールド3が取り付けられ、ネスティングによって、回動部材Cの下側に通信タグ1が潜ると、その通信が遮断されるようになっている。また、他方の通信タグ2は、ショッピングカートAのネスティングの有無とは無関係に常時読み取りが可能な位置に取り付けられている。図1では、荷物載置部Bの後側上部に取り付けているが、常時読み取りが可能な位置であれば、この位置には、限定されさない。例えば、ショッピングカートAの上部フレームでもよいし、キャスターの上部フレーム等であってもかまわない。
二つの通信タグ1,2は、ショッピングカートAごとにペアとして後述のサーバ5に登録されており、このペアの通信タグ1、2のID情報が読み取れるか否かによって、ショッピングカートAの保管場所からの出庫・入庫と、ネスティングされているか否かが把握されるようになっている。
また、この実施形態では、一つのショッピングカートAに二つの通信タグ1、2を荷物載置部Bの前後に取り付けているが、例えば、タグリーダ4の受信が不安定なエリアであれば、ショッピングカートAに、通信タグ1、2を3個以上取り付けることで、より確実に通信タグ1、2のID情報を取得することも可能である。ただし、この場合には、一つのショッピングカートAに取り付けられている複数の通信タグの各ID情報は、ショッピングカートAと互いに紐付けにされて、これらのID情報からどのショッピングカートAのものであるかが判別できるようになっている。
図2は、本発明のショッピングカートAの脚部に、ネスティングによるショッピングカートA同士の重なりによって通信が阻害される位置に取り付けられている通信タグ1と、常時通信が可能な位置に取り付けられている通信タグ2とを備えたショッピングカートAの実施例を示している。図2(a)では、ショッピングカートA単体を示し、図2(b)では複数のショッピングカートAがネスティングされた場合を示している。
この図において、通信タグ1は、後方のショッピングカートAがネスティングによって通信が阻害される位置、例えばショッピングカートAの脚部に取り付けられている。このショッピングカートAの脚部には、通信タグ1の通信を阻害する電磁シールド3が取り付けられており、確実にネスティングされると、後方のショッピングカートAの通信タグ1の通信が遮断されるようになっている。
この場合、通信タグ1は、ショッピングカートAがネスティングされた際に、前後のショッピングカートA同士の重なりによって通信が阻害される位置に設置すればよく、ショッピングカートAの回動部材Cや脚部以外でも、ショッピングカートAの形状に応じて適宜な位置に取り付けることが可能である。また、通信を阻害する電磁シールド3は、例えばアルミ箔や金網等でも可能であり、安価に設置することができるし、既に使用しているショッピングカートAにも取り付けることができるため、導入コストも抑えることができる。
なお、本発明は、あらゆるタイプのショッピングカートAに適用できるため、図1(a)と図1(b)、並びに、図2(a)と図2(b)では、タイプの異なるショッピングカートAを示している。
図3は、子供用のシートを備えたショッピングカートAがネスティングによって通信タグ1が通信阻害状態となった一例を示す。この形状のショッピングカートAでも、ネスティングされると、通信タグ1と回動部材Cに取り付けられた電磁シールド3が、上下に重なり、通信を確実に阻害することが可能になる。
ここで使用する通信タグ1、2は、金属に貼り付けて使える金属対応タグであるから、後述のタグリーダ4からの電波をより確実に受信するため、電磁シールド3との重なりが不十分であると、通信が遮断されにくい特徴がある。この性質を活かし、ショッピングカートAが確実にネスティングされているか、されていないかを把握することが可能となる。
図4は、本発明のショッピングカートAとその管理システムの実施形態を示す。この図において、タグリーダ4は、保管場所のエリア全体が受信範囲となる位置に設置される。図4(a)は、保管場所の受信エリア内でショッピングカートAがネスティングされている状態を示し、図4(b)は、受信エリア内で放置されているショッピングカートAを示している。
この場合において、タグリーダ4は、人体等、通信を遮断するものに影響を受けにくいエリアの上方位置、例えば、天井や壁の上部等に設置される。これにより、例えば、床面にタグリーダ4を設置する場合の大掛かりな工事等が不要になる。また屋外の場合は、保管場所として指定されたエリアの照明用のポールの上部等に取り付ける。これにより、地面等に設置する場合の大掛かりな工事等が不要となる。このように、設置場所の柔軟な対応が可能であり、導入コストの低減が可能となる。
タグリーダ4は、それが設置されたエリア内のショッピングカートAの通信タグ1、2のID情報を取得し、それを後述のサーバ5に送信する。サーバ5は、受信した各エリアからの情報に基づいて、どのエリアにどのショッピングカートAがあるのか、どのショッピングカートAがネスティングされているのか、また、ネスティングされずに放置されているのか、といった情報を、受け取った各ID情報から把握することができる。
また、後述のサーバ5は、保管箇所ごとに、ネスティングされているショッピングカートAの数や、エリア内で放置されているショッピングカートAの数が把握できるので、どのエリアでショッピングカートAが不足し、どのエリアでショッピングカートAが過剰であるのか、といった情報から、ショッピングカートAの回収や補充を行う作業員の最適配置等も可能となる。
また、タグリーダ4を保管場所以外のエリアで、店舗内を広範囲に網羅するように複数配置すれば、使用されているショッピングカートAの動線検知も可能となる。
さらに、保管場所以外の敷地内や駐車場の出入口等、ショッピングカートAが通常使用されないエリアにタグリーダ4を設置すれば、ショッピングカートAの想定外の持ち出し等を把握することも可能となる。
図5は、本管理システムの構成ブロック図を示す。
この管理システムは、前述のショッピングカートAと、タグリーダ4と、各タグリーダ4から各ショッピングカートAのID情報を受け取って保管場所への出入りを管理するサーバ5とを備えている。各ショッピングカートAの通信タグ1,2には、それぞれに固有のID情報が記憶され、各保管場所のタグリーダ4は、各ショッピングカートAの通信タグ1,2と通信して、それぞれのID情報を読み取る。サーバ5は、各ショッピングカートAの複数の通信タグ1,2のID情報を記憶するとともに、タグリーダ4が受信した通信タグ1,2のID情報に基づいて保管場所からのショッピングカートAの出入りを把握する。
タグリーダ4は、具体的には、図示しない制御部と、サーバ5と通信する送受信部と、バッテリーを備え、通信タグ1,2から取得したID情報をサーバ5に送信する。この場合、タグリーダ4に備えられる制御部とサーバ5と通信する送受信部とバッテリーは、例えば、タグリーダ4と接続されたPC等でもよいし、タグリーダ4内に予め組み込まれたものでもよい。
サーバ5は、通信タグ1,2のID情報と、それと紐付けされているショッピングカートAとを照合し、ショッピングカートAの位置と、ネスティングの状態等を把握する。
また、タグリーダ4の送受信部とサーバ5は、有線で接続してもよいし無線で接続してもよい。
通信タグ1,2は、タグリーダ4からの電波を受信したタグから順次応答する。受信エリア内に多数の通信タグ1,2が存在していても、順次行われる通信タグ1,2の応答は極めて高速であり、体感的にはほぼ同時に受信エリア内に存在する通信タグ1,2のID情報を取得することが可能である。
また、ショッピングカートAに取り付けられた通信タグ1のID情報が読み取れない状態から、通信タグ1のID情報が読み取れる状態に移行すると、ショッピングカートAが受信エリアから出庫された状態を示しており、ショッピングカートAの出庫、入庫も把握することが可能である。
サーバ5は、保管場所からのショッピングカートAの出庫や入庫を判別することで、ショッピングカートAが保管場所に確実に戻されたことを条件に、そのショッピングカートAを使用した顧客に対してサービスを提供することが可能となる。
また、この場合、保管箇所に一度入庫されたショッピングカートAが、出庫される状態に移行すると、そのショッピングカートAが新規の利用者に利用されたと判断することができる。
図6は、サーバ5内で記憶されるデータベースの一例を示す。この図において、データベースは、ショッピングカートAのIDごとに、通信タグ1、2の固有IDが紐付けされたテーブルと、エリアごとに、どのショッピングカートAが入庫され、ネスティングされずに放置されているかを示すテーブルと、ショッピングカートAごとに、それがどのエリアに何時に入庫され、出庫されたか、それがどの時刻に売り場エリアG004を通過したかを示すショッピングカートAごとのテーブルとを備えている。
タグリーダ4は、通信タグ1,2からの返信を促す電波を一定周期で発信して、そのエリア内の各ショッピングカートAからID情報を順次受信していく。そうして受け取った各ID情報は、その都度サーバ5に送信される。
サーバ5は、各エリアのタグリーダ4から受信したID情報に基づいて、どのショッピングカートAがどのエリアに存在するかを逐次把握する。そして、或るショッピングカートAのID情報が受信できなくなると、そのショッピングカートAは、そのエリアから出庫されたと判断する。また、新たな通信タグ1、2のID情報が或るエリアのタグリーダ4から送信されてくると、その通信タグ1,2のID情報に対応するショッピングカートAが、そのエリアに入庫された判断する。続いて、一方の通信タグ2のID情報しか受信しなくなると、そのショッピングカートAは、そのエリアでネスティングされたと判断する。
こうして、サーバ5は、各ショッピングカートAの入庫・出庫、ネスティング等を時間の経過とともに把握していく。その際、各ショッピングカートAについては、何時、どのエリアに入庫したか、出庫したか、どの売り場エリアを通過したか等の情報を記録していくと、任意の時刻での保管場所におけるショッピングカートAの台数や、売り場での各ショッピングカートAの動線等を把握することができる
この場合の任意の時刻とは、例えば、ショッピングカートAの出入りが激しい箇所であれば秒単位での計測時刻であっても良いし、ショッピングカートAの状態を随時把握できるタイミングで計測された時刻であっても良い。
また、この場合のエリアとは、例えば保管場所の他に、店舗内の特定のエリア、例えば生鮮食品売り場や日用品売り場等であったり、または出入口等の通過ゲート等であったりする。
これにより、どのショッピングカートAが、どの保管場所でネスティングされたか、入庫されたか、何時出庫されたか、また、通過ゲートを何時通過したか等を把握することが可能になる。また、売り場エリアであれば、ショッピングカートAのその売り場での滞在時間等も把握することも可能である。
このように、ショッピングカートAのIDとエリア情報、時間経過から、ショッピングカートAがどのように移動したかも計測が可能で、ショッピングカートAの動線検知も可能である。また、ある時刻で、どのエリアにも計測されていないショッピングカートAは、その時刻の直前に計測された位置と、その直後に計測された位置の間の範囲にあると推測することも可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の実施形態も採用可能である。例えば、タグリーダ4にサーバ5の管理機能の一部を負担させ、タグリーダ4毎にショッピングカートAの入庫・出庫・ネスティング等を把握させるようにしても良い。その場合、サーバ5は、各タグリーダ4からショッピングカートAごとの入庫・出庫、ネスティング等の情報を受け取って管理し、それに基づいて、ショッピングカートAのエリア間の移動、即ち、タグリーダ4間の移動を把握したり、どの保管場所にショッピングカートAが不足し、どこに過剰になっているかを判断したりする。こうして、ショッピングカートAの動線や利用状況の把握から、ショッピングカートAの保管場所や売り場のレイアウト等を変更する際の有用な情報を提供することができる。
1 通信タグ1
2 通信タグ2
3 電磁シールド
4 タグリーダ
5 サーバ
A ショッピングカート
B 荷物載置部
C 回動部材

Claims (5)

  1. 複数のショッピングカートを前後方向から詰めた状態にネスティングすることができるショッピングカートであって、該ショッピングカートには、UHF帯で通信する複数の通信タグが取り付けられており、それらの通信タグの内、少なくとも一つの通信タグは、ネスティングによるショッピングカート同士の重なりによって通信が阻害される位置に取り付けられていることを特徴とするショッピングカート。
  2. 前記ショッピングカートの荷物載置部には、後方から同一形状のショッピングカートの挿入を可能とする、跳ね上げ式の回動部材が設けられ、該回動部材には、後方のショッピングカートの荷物載置部が挿入されたときに、その後方のショッピングカートに取り付けられた少なくとも一つの通信タグと重なって、該通信タグの通信を阻害する電磁シールドが取り付けられている請求項1に記載のショッピングカート。
  3. 請求項1または2に記載のショッピングカートと、各ショッピングカートの保管場所への出入りを管理するサーバと、を備えた管理システムであって、各ショッピングカートの通信タグには、それぞれに固有のID情報が記憶されており、前記保管場所には、該保管場所内の各ショッピングカートの通信タグと通信して、それぞれの通信タグのID情報を読み取るタグリーダが設けられ、前記サーバは、各ショッピングカートの複数の通信タグのID情報を記憶するとともに、前記タグリーダが受信した通信タグのID情報に基づいて、前記保管場所からのショッピングカートの出入りを把握することを特徴とする管理システム。
  4. 前記サーバは、一つのショッピングカートの複数の通信タグのID情報が読み取れる状態から、一方の通信タグのID情報しか読み取れない状態に移行すると、前記ショッピングカートは、ネスティングされたと判断することを特徴とする請求項3に記載の管理システム。
  5. 前記サーバは、一つのショッピングカートの複数の通信タグのID情報が読み取れない状態から、各通信タグのID情報が読み取れる状態に移行すると、ネスティングされたショッピングカートが保管場所から取り出されたと判断することを特徴とする請求項3又は4に記載の管理システム。
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