JP6467194B2 - 評価装置及び評価方法 - Google Patents

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本発明は、評価装置及び評価方法に関し、より詳しくは、ガスセンサの評価装置及び評価方法に関する。
従来、評価装置としては、N2ガス、O2ガス及び水蒸気の流量を調節するマスフローコントローラと、NH3ガスの流量を調節するもう一台のマスフローコントローラと、から供給されたガスを混合するミキシング装置を備え、その下流に温度センサ、ガスセンサ及びガス分析計を取り付けた測定パイプを接続したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、供給するガスの混合比率を変更することにより、ガスセンサの応答特性などを測定することができる。
特開2011−39041号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された評価装置では、ガスセンサの比較的遠い上流で供給ガスの混合を切り替えるため、例えば、ガスセンサの応答速度を評価する場合などにおいて、ガスセンサの応答速度に加えて、ガスの拡散速度が影響し、ガスセンサの適正な評価を行えないという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ガスセンサの特性をより適正に評価することができる評価装置及び評価方法を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
即ち、本発明の評価装置は、
ガスセンサを評価する評価装置であって、
ガスを流通可能でありガスセンサが取り付けられたチャンバーと、
前記チャンバー内に配設され、該チャンバー内と異なる雰囲気で前記ガスセンサを被覆及び被覆解除可能であるキャップ部と、
を備えたものである。
この評価装置は、チャンバー内と異なる雰囲気でガスセンサをキャップ部で被覆したあと、このキャップ部を被覆解除することによりガスセンサをチャンバー内の雰囲気に切り替え可能である。例えば、異なるガス雰囲気でのガスセンサの応答速度を検討する際に、供給するガスを切り替えて行う場合においては、ガスセンサの応答速度に加えて、ガスの拡散速度が影響し、適正な評価を行えないことがある。この装置では、キャップ部の被覆及び被覆解除により、ガスセンサの周囲の雰囲気をより迅速に切り替えることができる。したがって、ガスセンサの特性、特に応答特性をより適正に評価することができる。
本発明の評価装置において、前記キャップ部には、排出口から該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管が接続されているものとしてもよい。こうすれば、でキャップ部の内部空間にあったガスを排出することにより、この内部空間のガスの切替をより適正に行うことができる。このとき、前記排出管にはガスを排出及び排出停止する排出部が接続されており、前記排出部は、前記キャップ部が前記ガスセンサを被覆解除したあとにも前記内部空間のガスの排出を継続させるものとしてもよい。こうすれば、キャップ部の内部空間に存在するガスを排出することにより、内部空間のガスがチャンバー内に拡散してしまうのをより低減することができ、ガスセンサをより適正に評価しやすい。
本発明の評価装置において、前記キャップ部には、供給口から該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管が接続されているものとしてもよい。こうすれば、チャンバー内のガスと異なるガスを供給管から供給することにより、ガスセンサをチャンバー内のガス雰囲気と異なる状態にしやすい。このとき、前記供給管にはガスを供給及び供給停止する供給部が接続されており、前記供給部は、前記キャップ部が前記ガスセンサを被覆解除した際には前記内部空間へのガスの供給を停止するものとしてもよい。こうすれば、供給管から供給されるガスがチャンバー内へ拡散してしまうのをより低減することができ、ガスセンサをより適正に評価しやすい。
本発明の評価装置において、前記キャップ部には、供給口から該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管が前記チャンバー内のガス流通方向の上流側に接続され、排気口から該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管が前記チャンバー内のガス流通方向の下流側に接続されているものとしてもよい。こうすれば、キャップ部内とチャンバー内とのガス流通方向が統一されるので、ガス流れによる影響をより低減することにより、ガスセンサをより適正に評価することができる。あるいは、本発明の評価装置において、前記キャップ部には、前記ガスセンサと対向する位置に内管と外管とを有する2重配管が接続されており、前記内管及び前記外管のいずれか一方が該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管であり、他方が該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管であるものとしてもよい。こうすれば、2重配管を用いて、ガスセンサをより適正に評価することができる。このとき、前記2重配管は、前記キャップ部の移動方向に沿って設けられており、前記キャップ部の支持部材を兼ねているものとしてもよい。こうすれば、より構成を簡略化してガスセンサをより適正に評価することができる。
本発明の評価装置は、前記ガスセンサを被覆する位置と前記ガスセンサを被覆解除する位置とに前記キャップ部を移動させる移動部、を備えたものとしてもよい。こうすれば、移動部によりキャップ部を移動することができる。このとき、前記移動部は、前記ガスセンサを被覆解除する際に、前記キャップ部を前記チャンバーの空間から退避させるものとしてもよい。こうすれば、キャップ部の存在によるチャンバー内のガス流通への影響をより低減することができ、ガスセンサをより適正に評価することができる。
本発明の評価方法は、
ガスセンサを評価する評価方法であって、
(a)ガスを流通可能であるチャンバーに取り付けられたガスセンサを該チャンバー内と異なる雰囲気でキャップ部により被覆した状態で該ガスセンサの検出信号を取得するステップと、
(b)前記キャップ部の被覆を解除した状態で該ガスセンサの検出信号を取得するステップと、
を含むものである。
この評価方法では、上述した評価装置と同様に、キャップ部の被覆及び被覆解除によりガスセンサの周囲の雰囲気をより迅速に切り替え可能である。したがって、ガスセンサの特性、特に応答特性をより適正に評価することができる。なお、この評価方法において、上述した評価装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した評価装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
評価装置10の概略説明図。 ガスセンサ100の構成を表す概略説明図。 キャップ部25の概略説明図。 別の評価装置10Bの概略説明図。 別のキャップ部25Cの概略説明図。 実験例1〜4の時間経過に伴う酸素濃度検出値の測定結果。 実験例1〜4の時間経過に伴う酸素濃度検出値の測定結果。
次に、本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。図1は、評価装置10の概略説明図であり、上段がガスセンサ100の検出部を被覆した図であり、下段がガスセンサ100の検出部を被覆解除した図である。図2は、ガスセンサ100の構成を表す概略説明図である。図3は、キャップ部25の概略説明図である。評価装置10は、ガスセンサ100の特性、例えば、ガスの変化に対する応答性を評価する装置として構成されている。
ガスセンサ100は、例えば、車両のエンジンからの排気経路である配管に取り付けられて使用されるものであり、エンジンから排出された被測定ガスとしての排ガスに含まれるNOxや酸素、ハイドロカーボン(HC)などのガス成分のうちいずれか1以上の濃度を検出するよう構成されている。ガスセンサ100は、その中心軸が配管の被測定ガスの流れに垂直な状態でチャンバー20に固定されている。なお、ガスセンサ100は、被測定ガスの流れに対して所定の角度(例えば45°)だけ傾いた状態でチャンバー20に固定されてもよい。ガスセンサ100は、図2に示すように、被測定ガス中のガス成分の濃度を検出する機能を有するセンサ素子110と、このセンサ素子110を保護する保護カバー120とを備えている。
センサ素子110は、細長な長尺の板状体形状の素子であり、ジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性固体電解質層からなる。センサ素子110は、センサ素子110を加熱して保温する温度調整の役割を担うヒーターを内部に備えている。このようなセンサ素子110の構造やガス成分の濃度を検出する原理は公知であり、例えば特開2008−164411号公報に記載されている。保護カバー120は、センサ素子110の周囲を取り囲むように配置されている。この保護カバー120は、センサ素子110の先端を覆う有底筒状の内側保護カバー121と、内側保護カバー121を覆う有底筒状の外側保護カバー124とを有している。内側保護カバー121には、外部と連通する内側ガス孔122が形成されている。外側保護カバー124には、外部と連通する外側ガス孔125が形成されている。この外側ガス孔125は、外側保護カバー124の側面側に形成された横孔126と、外側保護カバー124の底面側に形成された縦孔127とを含む。また、外側保護カバー124の先端には、先端ガス孔128が形成されている。これらのガス孔を介して被測定ガスがセンサ素子110まで導入される。
評価装置10は、図1に示すように、チャンバー20と、キャップ部25と、移動部38と、制御装置16とを備えている。チャンバー20は、その内部の空間21に被測定ガスを流通させるものであり、ガスセンサ100が取り付けられている。このチャンバー20は、ガスセンサ100を実際にセンサとして用いる配管の材質や形状に模擬して作成されている。チャンバー20は、例えば、被測定ガスの流通方向に直交する断面が円形の筒状体としてもよいし、この断面が矩形の筒状体としてもよい。ここでは、チャンバー20は、断面矩形の筒状体として説明する。このチャンバー20には、空間21の圧力を測定する圧力センサ22や、空間21の温度を測定する温度センサ23が配設されている。また、チャンバー20には、被測定ガスの流通方向の上流側に配管11が接続され、下流側に配管12が接続されている。配管11には、上流側から順に、被測定ガスに含まれる物質を除去するフィルタ13、ガスを流通させる流通ポンプ14、ガス流量を一定に調節するマスフローコントローラ15などが配設されている。配管11には、被測定ガス、例えば、酸素、窒素、NOx、HCなどのうち1以上を含むガスが供給される。また、配管12には、被測定ガスの流通を停止及び開放する電磁弁17が配設されている。このチャンバー20の空間21には、キャップ部25が上下動可能に配設されている。
キャップ部25は、チャンバー20内に配設され、チャンバー20の空間21と異なる雰囲気でガスセンサ100を被覆及び被覆解除可能である部材である。キャップ部25は、図1,3に示すように、被覆部材26と、2重配管30とを備えている。被覆部材26は、ガスセンサ100に向かって開口部を有するカップ状の部材であり、開口部から連通する内部空間27を有している。ガスセンサ100の検出部(保護カバー120)は、この内部空間27に収容される。被覆部材26の開口縁には、チャンバー20の壁面と当接して機密性を高めるシール部材28が形成されている。被覆部材26の開口縁は、当接するチャンバー20の壁面に沿った形状で形成されている。キャップ部25の被覆部材26には、供給口31から内部空間27へガスを供給する内管32が接続されている。また、キャップ部25の被覆部材26には、排出口34から内部空間27のガスを排出する外管35が接続されている。このキャップ部25では、ガスセンサ100と対向する位置、即ち被覆部材26の底面に供給管としての内管32と排出管としての外管35とを有する2重配管30が接続されている。この2重配管30は、キャップ部25の移動方向(図1,3では上下方向)に沿って設けられており、キャップ部25の支持部材を兼ねている部材である。内管32は、供給口31が排出口34よりも突出した位置(ガスセンサ100側)になるように延在しており、供給されたガス(パージガスとも称する)で内部空間27を満たしやすくなっている。評価装置10では、ガスセンサ100の先端に縦孔127が形成され、供給口31と対向しているため、センサ素子110をパージガス雰囲気にしやすい。
キャップ部25において、2重配管30の内管32には内部空間27へガスを供給する供給管46が接続されており、2重配管30の外管35には内部空間27からガスを排出する排出管50が接続されている(図1参照)。供給管46には、例えば、被測定ガスと種類、濃度及び温度のいずれかが異なるパージガスが供給される。供給管46には、供給管46を流通するガスの圧力を測定する圧力センサ47と、温度を測定する温度センサ48とが配設されている。供給管46の上流には、第1配管40と第2配管43とが接続されている。第1配管40には、上流側から順に、電磁弁41と、マスフローコントローラ42とが配設されており、窒素などの第1ガスが供給される。第2配管43には、上流側から順に、電磁弁44と、マスフローコントローラ45とが配設されており、酸素などの第2ガスが供給される。供給管46には、第1配管40及び第2配管43から送られたガスが混合されて流通する。排出管50には、電磁弁51やガスを強制的に排出する排出ポンプ52などが配設されている。
移動部38は、ガスセンサ100を被覆する位置とガスセンサ100を被覆解除する位置とにキャップ部25を移動させるものである。移動部38は、上下方向にキャップ部25を移動させる。この移動部38は、サーボモータの回転駆動によりキャップ部25を上下に移動させる機構としてもよいし、シリンダーの上下動に伴いキャップ部25を上下に移動させる機構としてもよい。移動部38は、2重配管30の下方に配設されており、2重配管30を介して被覆部材26を移動させる。また、移動部38は、ガスセンサ100を被覆解除する際に、キャップ部25をチャンバー20の空間21から退避させるまで移動可能に構成されている(図1下段参照)。
制御装置16は、装置全体を制御するものであり、CPUやRAMなどを備える。この制御装置16は、ガスセンサ100のほか流通ポンプ14や排出ポンプ52、移動部38、各電磁弁、各圧力センサ、各温度センサなどと電気的に接続されており、これらの機器と信号のやりとりを行う。
次に、こうして構成された評価装置10の動作、特にガスセンサ100の応答性を評価する際の処理について説明する。まず、評価装置10の評価条件を説明する。チャンバー20は、温度が10〜70℃、圧力が±30hPa、被測定ガスの流量が10〜500kg/h、流速が1〜20m/sとすることができる。第1配管40及び第2配管43では、ガス流量が0.1〜10L/minとすることができる。移動部38によるキャップ部25の移動速度は、10〜500mm/sとすることができる。キャップ部25のストロークは、チャンバー20の太さにもよるが、10〜120mmとすることができる。作業者は、上記評価条件を設定し、評価対象であるガスセンサ100をチャンバー20に取り付け、評価を開始させる。
評価を開始すると、制御装置16は、移動部38を駆動させてキャップ部25がチャンバー20の内壁に当接する被覆位置に移動させ、ガスセンサ100の検出部を被覆部材26により被覆させる(図1上段参照)。次に、制御装置16は、電磁弁17を開放し、マスフローコントローラ15で流量調節した被測定ガスを配管11からチャンバー20へ供給させる。これにより、チャンバー20は、被測定ガスの雰囲気に満たされる。また、制御装置16は、電磁弁41,44,49,51を開放し、マスフローコントローラ42,45で流量調節されたガスを第1配管40及び第2配管43に流通させ、パージガスを内部空間27に供給させる。これにより、内部空間27は、パージガスで満たされ、ガスセンサ100の検出部もパージガスで満たされる。このとき、移動部38は、キャップ部25をチャンバー20の内壁側へ押圧し続けてもよい。こうすれば、キャップ部25の開口部からのガス漏れをより低減することができる。また、キャップ部25でガスセンサ100を被覆したあとに供給管46を流通するパージガスの流量を増加させてもよい。なお、パージガスは、被測定ガスと異なるガスであり、その組成や濃度などは評価対象(ガスセンサ100)に応じて適宜設定される。このパージガスは、排出管50を流通し、電磁弁51及び排出ポンプ52を介して系外へ排出される。なお、パージガスは供給管46及び排出管50を接続し、循環するものとしてもよい。
次に、制御装置16は、ガスセンサ100からガスの検出信号を取得し、それを記憶する。ガス流量の安定を図る所定時間が経過したのち、制御装置16は、ガスセンサ100からガスの検出信号を取得しつつ、移動部38を駆動させてキャップ部25を被覆解除する位置に移動させる(図1下段参照)。ここでは、移動部38は、キャップ部25をチャンバー20の空間21から退避させる。このとき、制御装置16は、キャップ部25がガスセンサ100を被覆解除した際には、パージガスの供給を停止するよう電磁弁49を閉鎖する。このため、パージガスは、供給管46からの供給が停止され、チャンバー20への拡散がより抑制される。また、制御装置16は、キャップ部25がガスセンサ100を被覆解除したあとにもパージガスの排出を継続させるよう、電磁弁51を開放したまま排出ポンプ52を駆動させる。このため、内部空間27に存在するパージガスは、チャンバー20に拡散せず速やかに排出管50から排出される。また、評価装置10では、ガスセンサ100の検出部がさらされる雰囲気を、キャップ部25の被覆解除によって、より迅速に切り替えることができる。また、このときのガスセンサ100の応答を検出することができるのである。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のガスセンサ100が本発明のガスセンサに相当し、チャンバー20がチャンバーに相当し、キャップ部25がキャップ部に相当し、2重配管30が2重配管に相当し、移動部38が移動部に相当する。また、電磁弁49が供給部に相当し、電磁弁51が排出部に相当する。なお、本実施形態では、評価装置10の動作を説明することにより本発明の評価方法の一例も明らかにしている。
以上説明した実施形態の評価装置10は、チャンバー20内と異なる雰囲気でガスセンサ100をキャップ部25で被覆したあと、このキャップ部25を被覆解除することによりガスセンサをチャンバー20内の雰囲気に切り替え可能である。例えば、ガス雰囲気が変化した際のガスセンサの応答性を検討する際に、チャンバー20の上流から供給するガスを切り替えて行う場合においては、ガスセンサ100の応答速度に加えて、ガスの拡散速度が影響し、適正な評価を行えないことがある。評価装置10では、キャップ部25の被覆及び被覆解除により、ガスセンサの周囲の雰囲気をより迅速に切り替えることができる。したがって、ガスセンサの特性、特に応答特性をより適正に評価することができる。
また、キャップ部25には、排出口34から内部空間27のガスを排出する排出管50が接続されているため、内部空間27のガスの切替をより適正に行うことができる。更に、キャップ部25がガスセンサ100を被覆解除したあとにもパージガスの排出を継続させるため、キャップ部25の内部空間27にあったガスがチャンバー20へ拡散してしまうのをより低減することができ、ガスセンサ100をより適正に評価しやすい。更にまた、キャップ部25には、供給口31から内部空間27へパージガスを供給する供給管46が接続されているため、ガスセンサ100をチャンバー20内のガス雰囲気と異なる状態にしやすい。そして、キャップ部25がガスセンサ100を被覆解除した際にはパージガスの供給を停止するため、供給管から供給されるガスがチャンバー内へ拡散してしまうのをより低減することができ、ガスセンサ100をより適正に評価しやすい。
また、キャップ部25には、ガスセンサ100と対向する位置に内管32と外管35とを有する2重配管30が接続されているため、2重配管30を用いて、ガスセンサ100をより適正に評価することができる。更に、2重配管30は、キャップ部25の移動方向に沿って設けられており、キャップ部25の支持部材を兼ねているため、より構成を簡略化してガスセンサ100をより適正に評価することができる。更にまた、ガスセンサ100を被覆する位置とガスセンサ100を被覆解除する位置とにキャップ部25を移動させる移動部38を備えるため、移動部38によりキャップ部25を移動することができる。そして、移動部38は、ガスセンサ100を被覆解除する際に、キャップ部25をチャンバー20の空間21から退避させるため、キャップ部25の存在によるチャンバー20内のガス流通への影響をより低減することができ、ガスセンサ100をより適正に評価することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、キャップ部25には供給管46や排出管50が接続されているものとしたが、特にこれに限定されず、これらのうちいずれか1以上を省略してもよい。例えば、供給管46のみを省略した場合には、パージガスを配管11から供給し、チャンバー20をパージガスで満たした状態でキャップ部25によりガスセンサ100を被覆すればよい。この被覆状態で、配管11から被測定ガスを供給しチャンバー20を満たせば、内部空間27にはパージガスが満たされ、チャンバー20の空間21は被測定ガスで満たされるから、上述した実施形態と同様になる。また、排出管50のみを省略した場合は、キャップ部25とチャンバー20の内壁とに隙間を設けた状態で供給管46からパージガスを供給しつつ、その後キャップ部25によりガスセンサ100を封止すればよい。キャップ部25の被覆解除時に内部空間27からパージガスを排出できないが、内部空間27の容積をより小さくするなどすれば、その影響を極小とすることもできる。また、供給管46と排出管50とを省略した場合は、上記説明した組合せにより対処することができる。
上述した実施形態では、キャップ部25がガスセンサ100を被覆解除したあとにも内部空間27のガスの排出を継続させるものとしたが、これを省略してもよい。また、上述した実施形態では、キャップ部25がガスセンサ100を被覆解除した際には内部空間27へのガスの供給を停止するものとしたが、これを省略してもよい。なお、チャンバー20内の雰囲気を考慮すると、被覆解除後の内部空間27のパージガス供給は停止することが好ましく、被覆解除後の内部空間27のパージガス排出は継続した方が好ましい。
上述した実施形態では、供給管46及び排出管50は2重配管30に接続されているものとしたが、2重配管でないものとしてもよい。また、上述した実施形態では、ガスセンサ100に対向する位置に2重配管30の供給口31及び排出口34が配設されているものとしたが、特にこれに限定されない。供給口31及び排出口34は、ガスセンサ100に形成されたガス孔に対向して設けることが好ましい。また、上述した実施形態では、2重配管30は、キャップ部25の移動方向に沿って設けるものとしたが、特にこれに限定されない。また、2重配管30はキャップ部25の支持部材を兼ねているとしたが、特にこれに限定されず、他の支持部材を有していてもよい。
上述した実施形態では、ガスセンサ100に対向する位置に2重配管30の供給口31及び排出口34が配設されているものとしたが、例えば、供給口31及び排出口34を被測定ガスの流通方向に沿う位置に設けるものとしてもよい。図4は、別の評価装置10Bの概略説明図である。この評価装置10Bは、キャップ部25Bには供給口からキャップ部25Bの内部空間27へガスを供給する供給管32Bがチャンバー20内のガス流通方向の上流側に接続され、排気口からキャップ部25Bの内部空間27のガスを排出する排出管35Bがチャンバー20内のガス流通方向の下流側に接続されている。この評価装置10Bでは、キャップ部25内とチャンバー内とのガス流通方向が統一されるので、ガス流れによる影響をより低減することにより、ガスセンサ100をより適正に評価することができる。
上述した実施形態では、チャンバー20は、ガス流通方向に直交する断面が矩形である、即ちキャップ部25が当接する面が平面であるものとしたが、特にこれに限定されない。図5は、別のキャップ部25Cの概略説明図である。このキャップ部25Cは、ガス流通方向に直交する断面が円形である。即ち、キャップ部25Cは、キャップ部25が当接する面が曲面である。こうしても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、評価装置10は、制御装置16を備え、制御装置16が流通ポンプ14や排出ポンプ52、移動部38、各電磁弁などを制御するものとしたが、特にこれに限定されず、制御装置16以外(例えば作業者)が各構成を操作するものとしてもよい。
上述した実施形態では、本発明を評価装置10として説明したが、評価方法としてもよい。
以下には、評価装置を具体的に作製し、ガスセンサの評価を行った例を実験例として説明する。実験例1が本発明の実施例に該当し、実験例2〜4が比較例に該当する。なお、本発明は下記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
[実験例1]
図1に示した評価装置10を作製した。チャンバー20の実容積は、1.26Lであり、キャップ部の内部空間の容積は、1.57mLである。ガスセンサは、NOxセンサーとし、被測定ガスを酸素ガスとし、パージガスを酸素/窒素ガスとした。評価条件は、チャンバー温度が15〜45℃、圧力が±30hPa、被測定ガスの流量が200kg/h、流速が13m/sとした。また、パージガスは、供給管のガス流量が2L/min、ガス濃度が酸素/窒素=8体積%/92体積%とした。移動部のストロークは60mmとし、キャップ部の移動速度は100mm/s以上とした。キャップ部でガスセンサの先端を被覆した状態から被覆解除し、そのときの酸素ガス濃度の変化を測定した。
[実験例2]
バーナー式でガス濃度を変更する評価装置を作製した(バーナー式)。バーナーで酸素を除去した状態からバーナーを停止し、そのときの酸素ガス濃度を測定した。
[実験例3、4]
チャンバーへガスを供給する配管にパージガスを供給可能な供給管を接続し、マスフローコントローラにより、チャンバーの上流側でガスを切り替えることによりガス濃度を変更する評価装置を作製した(モデルガス式)。被測定ガスの流量を11m/sとした場合を実験例3とし、30m/sとした場合を実験例4とした。
(結果と考察)
図6、7は、実験例1〜4の時間経過に伴う酸素濃度検出値の測定結果である。なお、標準のセンサの波形を図6に示し、標準センサに対して保護カバーの形状を変更し応答性を改善したセンサの波形を図7に示した。また、実験例1〜4の各方式における評価条件の範囲を表1にまとめた。図6,7に示すように、実験例2〜4では、センサの検出値の応答が遅いことがわかった。ガスセンサ自体は同じものであり、応答特性が同じであるため、これは、ガスセンサに至るまでのガス拡散が影響しているものと推察された。これに対し、キャップ部によるガス切替を行った実験例1では、応答性が高い結果であった。これは、ガス拡散による応答性への影響がより低減され、ガスセンサ自体の応答特性をより示しているものと推察された。このように、本発明では、ガスセンサの特性、特に応答特性をより適正に評価することができることがわかった。
10,10B,10C 評価装置、11 配管、12 配管、13 フィルタ、14 流通ポンプ、15 マスフローコントローラ、16 制御装置、17 電磁弁、20,20C チャンバー、21 空間、22 圧力センサ、23 温度センサ、25,25B,25C キャップ部、26 被覆部材、27 内部空間、28 シール部材、30 2重配管、31 供給口、32 内管、32B 供給管、34 排出口、35 外管、35B 排出管、38 移動部、40 第1配管、41 電磁弁、42 マスフローコントローラ、43 第2配管、44 電磁弁、45 マスフローコントローラ、46 供給管、47 圧力センサ、48 温度センサ、49 電磁弁、50 排出管、51 電磁弁、52 排出ポンプ、100 ガスセンサ、110 センサ素子、120 保護カバー、121 内側保護カバー、122 内側ガス孔、124 外側保護カバー、125 外側ガス孔、126 横孔、127 縦孔、128 先端ガス孔。

Claims (14)

  1. ガスセンサを評価する評価装置であって、
    ガスを流通可能でありガスセンサが取り付けられたチャンバーと、
    前記チャンバー内に配設され、該チャンバー内と異なる雰囲気で前記ガスセンサを被覆及び被覆解除可能であるキャップ部と、を備え
    前記キャップ部には、排出口から該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管が接続されている、評価装置。
  2. ガスセンサを評価する評価装置であって、
    ガスを流通可能でありガスセンサが取り付けられたチャンバーと、
    前記チャンバー内に配設され、該チャンバー内と異なる雰囲気で前記ガスセンサを被覆及び被覆解除可能であるキャップ部と、を備え
    前記キャップ部には、供給口から該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管が前記チャンバー内のガス流通方向の上流側に接続され、排気口から該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管が前記チャンバー内のガス流通方向の下流側に接続されている、評価装置。
  3. ガスセンサを評価する評価装置であって、
    ガスを流通可能でありガスセンサが取り付けられたチャンバーと、
    前記チャンバー内に配設され、該チャンバー内と異なる雰囲気で前記ガスセンサを被覆及び被覆解除可能であるキャップ部と、を備え
    前記キャップ部には、前記ガスセンサと対向する位置に内管と外管とを有する2重配管が接続されており、前記内管及び前記外管のいずれか一方が該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管であり、他方が該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管である、評価装置。
  4. ガスセンサを評価する評価装置であって、
    ガスを流通可能でありガスセンサが取り付けられたチャンバーと、
    前記チャンバー内に配設され、該チャンバー内と異なる雰囲気で前記ガスセンサを被覆及び被覆解除可能であるキャップ部と
    前記ガスセンサを被覆する位置と前記ガスセンサを被覆解除する位置とに前記キャップ部を移動させる移動部と、を備えた評価装置。
  5. 前記移動部は、前記ガスセンサを被覆解除する際に、前記キャップ部を前記チャンバーの空間から退避させる、請求項に記載の評価装置。
  6. 前記キャップ部には、排出口から該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管が接続されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載の評価装置。
  7. 前記排出管にはガスを排出及び排出停止する排出部が接続されており、
    前記排出部は、前記キャップ部が前記ガスセンサを被覆解除したあとにも前記内部空間のガスの排出を継続させる、請求項1又は6に記載の評価装置。
  8. 前記キャップ部には、供給口から該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管が接続されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の評価装置。
  9. 前記供給管にはガスを供給及び供給停止する供給部が接続されており、
    前記供給部は、前記キャップ部が前記ガスセンサを被覆解除した際には前記内部空間へのガスの供給を停止する、請求項に記載の評価装置。
  10. 前記キャップ部には、供給口から該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管が前記チャンバー内のガス流通方向の上流側に接続され、排気口から該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管が前記チャンバー内のガス流通方向の下流側に接続されている、請求項1、3〜9のいずれか1項に記載の評価装置。
  11. 前記キャップ部には、前記ガスセンサと対向する位置に内管と外管とを有する2重配管が接続されており、前記内管及び前記外管のいずれか一方が該キャップ部の内部空間へガスを供給する供給管であり、他方が該キャップ部の内部空間のガスを排出する排出管である、請求項1、2、4〜10のいずれか1項に記載の評価装置。
  12. 前記2重配管は、前記キャップ部の移動方向に沿って設けられており、前記キャップ部の支持部材を兼ねている、請求項11に記載の評価装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の評価装置であって、
    前記ガスセンサを被覆する位置と前記ガスセンサを被覆解除する位置とに前記キャップ部を移動させる移動部、を備えた評価装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の評価装置を用いてガスセンサを評価する評価方法であって、
    (a)ガスを流通可能であるチャンバーに取り付けられたガスセンサを該チャンバー内と異なる雰囲気でキャップ部により被覆した状態で該ガスセンサの検出信号を取得するステップと、
    (b)前記キャップ部の被覆を解除した状態で該ガスセンサの検出信号を取得するステップと、
    を含む評価方法。
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