JP6466684B2 - 可視光送信装置、可視光受信装置、可視光通信システム、可視光通信方法及びプログラム - Google Patents

可視光送信装置、可視光受信装置、可視光通信システム、可視光通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は可視光送信装置、可視光受信装置、可視光通信システム、可視光通信方法及びプログラムに関し、特に2次元カラーコードを用いた可視光通信技術に関する。
可視光を搬送波として情報通信を行う可視光通信システムが知られている。可視光通信システムには、単色の光源(例えば白色LED:Light Emitting Diode)を発光させるシステムや、複数の光源(例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色のLED)を組み合わせて白色光を発光させるシステムなどがある。
RGBのLEDを組み合わせて発光させるシステムは、白色LEDを発光させるシステムに比べ、高速な情報伝送が可能である。その理由は、RGBのLEDは白色LEDよりも光変調時の応答速度が速く、またRGBそれぞれのLEDを異なる情報で変調することができるためである。このように、色の異なる複数の光源がそれぞれ異なる情報を伝送する方式を、色多重方式あるいは波長多重方式と称する。
色多重方式の応用として、色座標符号化方式(CSK:Color Shift Keying)が提案されている(特許文献1)。CSKは、色座標(色度座標とも称する)上に自由に情報点を設定し、各情報点に任意のビット列を割り当てることで、発光色による情報伝送を行う方式である。CSKは、発光色や伝送速度の設定に自由度があり、かつ通常の色多重方式に比べて光伝播路における減衰や外乱の影響に強いという特徴がある。
図2に、CSKによる可視光通信方法の一例を示す。図2では、色座標上に4つの信号点が設定されており、それぞれの信号点に2bitの入力信号(00,01,10又は11)が割り当てられている。
まず、送信装置は、送信データを、2ビットごとにこれらの信号点の1つに変換する。すなわち、2bitのデータを、色座標上の信号点の座標(x,y)に変換する。これは、2bitの入力に対して1symbol(信号点)を発生する4位相偏移変調(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)に例えることができよう。
次に、送信装置は、座標点(x,y)を3色のLEDの発光強度を表す値(R,G,B)に変換する。例えば、座標点(x,y)と発光強度(R,G,B)との関係は、以下の式1により規定される。
=R・x+G・x+B・x
=R・y+G・y+B・y ・・・(1)
R+G+B=1
ここで、(x,y),(x,y),(x,y)の3点は、3色のLED光源RGBそれぞれの発光色の色座標上の位置を示している。これらの3色のLED光源を、式1により求められた発光強度(R,G,B)で同時に発光させることで、すなわち発光強度(R,G,B)の値に応じて各LEDを光強度変調することで、座標点(x,y)に相当する色の信号光が発生する。
受信装置は、上記信号光を、RGB3色に対応する光感度を持ったフォトダイオード(PD:Photo Diode)によって光電変換し、受信光の強度(R,G,B)を得る。この(R,G,B)を式1により座標点(x,y)に逆変換したものが受信信号点となる。受信装置は、この受信信号点(x,y)を、受信信号点に予め割り当てられたビット列に逆変換することで、送信データを復調する。
ここで、図2の例のように、色座標上の4つの信号点を配置(シンボルマッピングと称する)したCSK方式を4CSKと呼ぶこととする。信号点の数は任意に設定することができ、例えば図3に示すように8CSK、16CSKも実現可能である。なお、8CSKにおいては最大3bits/symbol、16CSKにおいては最大4bits/symbolの情報量を伝送可能である。このように、色座標上で信号点を増やせば、1symbolで伝送できる情報量が増えるため、伝送速度の高速化を図ることができる。さらに、CSKは、色座標での通信接続性が保証されること、総合発光強度が一定であるため輝度変化によるフリッカーが抑制されること等の多くの利点を有する。
特許文献2には、送信装置がディスプレイ装置等にCSK通信用の色情報(CSKコード)を、受信装置はカメラ等でCSKコードを撮影することにより情報伝送を行うシステムが開示されている。また特許文献2は、CSKコードとして、複数の色情報を2次元配置した2次元カラーコードを採用している。このように、空間分割多重により1フレーム(画像)あたりの伝送量を向上させたCSK方式をSDM(Space Division Multiplex)−CSKと呼ぶ。さらに、ディスプレイ装置が複数のSDM−CSKを所定のフレームレートで連続表示し、カメラがこれを動画撮影することにより、所定の伝送速度を得ることが可能である。
図4に、2次元カラーコードであるSDM−CSKコードの一例を示す。これらのコードは、セル数および信号点の数(色数)が異なるため、それぞれ情報伝送量が異なる。例えば、表示フレームレートが15fpsの場合、セル数4×4、信号点数4のSDM−CSKコード(4×4SDM−4CSK)では480bps、セル数64×64、信号点数16のSDM−CSKコード(64×64SDM−16CSK)では240kbpsの伝送速度が得られる。
ところで、特許文献2のようにディスプレイ−カメラ間通信を行う場合、ディスプレイやカメラの色特性や干渉光の影響により、受信した色座標が誤差を含む場合がある。すなわち、送信装置が送信を意図した真の色座標と、受信装置が認識した色座標とが異なることがある。
この点、特許文献2は、色配列が既知のリファレンスセルを利用して、色補正を行う手法を開示している。具体的には、SDM−CSKコードの複数の位置に、基準色を所定の順序で配列したリファレンスセルを配置する。基準色の配列とは、例えばいかなる基準色が、いかなる順序で、何度繰り返して配置されているかを示す情報である。また、基準色は、色座標上の4つの信号点の色に相当する。
図5は、リファレンスセルを配置した16×16SDM−4CSKコードの一例を示している。この例では、SDM−CSKコードの上下2箇所にリファレンスセルが配置されている。それぞれのリファレンスセルは、4色の基準色の並びが4回繰り返される構造となっている。
特許文献2は、リファレンスセルから認識された色座標を基準として、SDM−CSKコードのデータ領域を復調する。また、上下のリファレンスセルから認識される色座標が異なった場合、その間を線形補完して基準色を生成し、データ領域の復調を行う。これにより、特許文献2は、ディスプレイやカメラの色特性や干渉光の影響を補正している。
特許文献3もまた、CSKコードではないものの、多色型2次元バーコードにより情報を伝送する場合に、ディスプレイやカメラの色特性の違いにより、正しくデータを送信できない問題が生じ得ることを指摘している。特許文献3は、送信装置が、多色型二次元バーコードの一部のドットに、色調を示す基準ドットやバーコードに用いる色調数を示すコンペアドットを設け、受信装置が、基準ドットが示す色調を参照して、撮影された映像の色調を補正することにより、上記問題を解決する構成を示している。
特開2008−252570号公報 特開2014−116706号公報 特許第4337879号公報
特許文献2及び3記載のようなディスプレイ−カメラ間通信においては、受信装置であるカメラ側はまず、カメラが撮影した画像中から、SDM−CSKコードのような2次元カラーコードを識別する必要がある。しかしながら、受信装置は、画像中の他の図形を2次元カラーコードと誤認識することがあった。
また、画像から2次元カラーコードを正しく識別できたとしても、2次元カラーコードが予定された向きを保たず回転角がついた状態で撮像された場合等に、受信装置は2次元カラーコードを正しく復調できないという問題があった。これは、受信装置において2次元カラーコードの回転角を特定する手法が存在しないためである。
さらに、従来のディスプレイ−カメラ間通信においては、送信装置が、可視光通信に用いる信号点の数(色数)や、2次元カラーコードのセル数といったパラメータを変化させたとき、受信装置は2次元カラーコードを正しく解析することができなかった。これは、送信装置から受信装置にパラメータを通知する手法が存在しないためである。この問題の解決手法として、例えば2次元カラーコードの送受とは独立にパラメータを通知することが考えられる。しかしこの場合、パラメータ通知のために専用の処理やハードウェアが追加的に必要となるという問題があった。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、2次元カラーコードの誤検出を抑制し、2次元カラーコードの回転に頑健であり、かつ2次元カラーコードのパラメータを独立に通知することなく通信が可能である可視光送信装置、可視光受信装置、可視光通信システム、可視光通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかる可視光送信装置は、送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを生成する生成部と、前記2次元カラーコードを表示する表示部と、を有し、前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、前記リファレンス領域は、前記信号点と同一である参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなるものである。
本発明にかかる可視光受信装置は、送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、前記リファレンス領域は、前記信号点と同一である参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなるものである。
本発明にかかる可視光通信システムは、上記可視光送信装置と、上記可視光受信装置と、を含み、前記可視光受信装置の前記撮像部は、前記可視光送信装置の前記表示部が表示した前記2次元カラーコードを含む前記画像を取得するものである。
本発明にかかる可視光送信方法は、送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを生成する生成ステップと、前記2次元カラーコードを表示する表示ステップと、を有し、前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、前記リファレンス領域は、前記信号点と同一である参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなるものである。
本発明にかかる可視光受信方法は、送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、前記リファレンス領域は、前記信号点と同一である参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなるものである。
あるいは、上記の可視光送信装置、可視光送信装置、可視光送信方法、および可視光受信方法において、前記参照点は、色度座標上の任意の点として定義されたものであっても良い。
本発明にかかるプログラムは、コンピュータに、上記可視光送信方法を実行させるためのプログラムである。
本発明にかかる他のプログラムは、コンピュータに、上記可視光受信方法を実行させるためのプログラムである。
本発明により、2次元カラーコードの誤検出を抑制し、2次元カラーコードの回転に頑健であり、かつ2次元カラーコードのパラメータを独立に通知することなく通信が可能である可視光送信装置、可視光受信装置、可視光通信システム、可視光通信方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態における可視光通信システム100の構成を示す図である。 CSKによる可視光通信方法の一例を示す図である。 CSKにおける信号点の設定の一例を示す図である。 2次元カラーコード(SDM−CSKコード)の一例を示す図である。 リファレンス領域を含む2次元カラーコード(SDM−CSKコード)の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における可視光通信システム100の動作を示す図である。 本発明の実施の形態1における可視光通信システム100の動作を示す図である。 相関係数の計算結果の一例を示す図である。 候補領域の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2における可視光通信システム100の動作を示す図である。 2次元カラーコード(SDM−CSKコード)のパラメータ(色数、セル数)の関係を示す図である。 本発明の実施の形態3における2次元カラーコード(SDM−CSKコード)の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3における可視光通信システム100の動作を示す図である。 周波数分析結果の一例を示す図である。 周波数分析結果を利用した計算量削減手法を示す図である。 リファレンス領域の配置形態の一例を示す図である。 リファレンス領域の配置形態の一例を示す図である。 リファレンス領域の配置形態の一例を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施の形態1>
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態1にかかる可視光通信システム100の構成について説明する。
可視光通信システム100は、送信データを2次元カラーコードに変調して送信する可視光送信装置110、2次元カラーコードを受信して送信データを復調する可視光受信装置120を有する。
可視光送信装置110は、制御プログラムに基づいて各種処理を実行する制御装置、制御プログラムや各種データを保持する記憶装置、及び表示装置等を備えた情報処理装置であり、典型的にはスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、又はデジタルサイネージ装置等である。可視光送信装置110は、生成部111、表示部112を有する。
生成部111は、2次元カラーコードを生成する処理を行う。生成部111が生成する2次元カラーコードの構成を、図5の例を用いて説明する。
2次元カラーコードは複数のセルを含み、これらのセルの一部はリファレンス領域として、他の部分はデータ領域として使用される。また、リファレンス領域は、データ領域を基準とする所定の位置に配置される。例えば図5の矩形の2次元カラーコードは、内部に矩形のセルがマトリクス状に配置された構造を有する。セルの数は16セル×16セルである。このうち、1行目及び16行目はリファレンス領域として使用される。また、2行目から15行目はデータ領域として使用される。すなわち、データ領域の上辺及び下辺にあたる部分にリファレンス領域が配置された構造となっている。なお、リファレンス領域を構成するセルをリファレンスセル、データ領域を構成するセルをデータセルと称する。
リファレンス領域には、色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルが、所定の順序で配列される。例えば図5の2次元カラーコードのリファレンス領域では、4種類のリファレンスセルS0,S1,S2,S3の並びが4回繰り返されている。この例では、4種類のリファレンスセルS0乃至S3の色(参照色)は、色度座標上に設定された4つの信号点の色(基準色)と同一に設定されている。なお、参照色は基準色と必ずしも一致している必要はなく、色度座標上に任意に設定して差し支えない。
データ領域には、送信データがCSKコードに変調されて格納される。送信データのCSKコードへの変調方法は公知であるため(例えば特許文献2を参照されたい)、ここでは詳細な説明を省略する。図5の例では、色度座標上に4つの信号点が定義され(すなわち4CSK)、各データセルはいずれかの信号点の色(基準色)を有することにより2bitsの情報を保持している(2bits/Symbol)。すなわち、4つのデータセルからなる1フレームで1byteのデータを伝送できる。図5の2次元カラーコードは、送信データを変調したデータフレームD0乃至D49のほか、制御用フレームとしてFRTN、FREM、P0乃至P3を含む。FRTNはフレームの総数を示す。FREMはフレームの残り数を示す。P0乃至P3はエラー訂正符号である。この2次元カラーコードによれば、50個のデータフレームがそれぞれ8bitのデータを表現できる。この2次元カラーコードを15Hzのフレームレートで表示すると、6kbpsの伝送速度が得られることになる。
表示部112は、生成部111が生成した2次元カラーコードを、視認可能な画像として表示する処理を行う。典型的には、ディスプレイやプロジェクタがこれに含まれる。生成部111が所定のフレームレートで2次元カラーコードを出力する場合、表示部112も当該フレームレートで2次元カラーコードを表示する。この場合観察者からは、2次元カラーコードは輝度変化によるちらつき(フリッカー)のない動画として観察される。CSKコードの特性により、2次元カラーコードの総合発光強度が一定であるためである。
可視光受信装置120は、制御プログラムに基づいて各種処理を実行する制御装置、制御プログラムや各種データを保持する記憶装置、及び画像入力装置等を備えた情報処理装置であり、典型的にはスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)等である。可視光受信装置120は、撮像部121、識別部122、復調部123を有する。
撮像部121は、2次元カラーコードを含む画像を取得するための処理を行う。典型的にはカメラユニットである。可視光送信装置110が2次元カラーコードを動画として送信する場合、撮像部121は少なくとも当該動画のフレームレートで動画撮影を行い、動画を構成する個々の画像フレームを出力可能なものであることが望ましい。
識別部122は、撮像部121が出力する画像フレームから、2次元カラーコードを識別する処理を行う。従来、画像フレームからの2次元カラーコードの識別は、例えば2次元カラーコードの形状の特徴を識別することにより行われていた。よって、2次元カラーコードに類似する形状の物体等を、2次元カラーコードと誤認識することがあった。一方、識別部122は、2次元カラーコードに類似する形状の物体等が含まれる画像からも、2次元カラーコードのみを正しく識別する。また、識別部122は、画像中の2次元カラーコードが、図5のような規定の姿勢(リファレンス領域が上辺及び下辺に水平に配置された状態)でない場合、すなわち回転角がついた状態において、2次元カラーコードの回転角を識別する。また、識別部122は、リファレンス領域を解析することにより、2次元カラーコードのパラメータ、すなわち信号点の数及びセルの数を特定する処理を行う。
復調部123は、識別された2次元カラーコードから、送信データを復調する処理を行う。
つづいて、図6及び図7のフローチャートを用いて、本発明の実施の形態1にかかる可視光通信システム100の動作について説明する。まず、可視光送信装置110の動作を説明する。なお、本実施の形態では、2次元カラーコードの仕様は16×16SDM−4CSKであるものとする。
S101:データ領域を生成
生成部111は、送信データをCSKによりエンコードしてデータセルを生成する。CSKによるデータセルの生成方法は公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する(例えば特許文献2を参照されたい)。生成部111は、データセルを所定の構造で配列することにより、データ領域を生成する。
本実施の形態では、生成部111は、図5に示すように、16セル×14セルのマトリクス状のデータ領域を生成する。
S102:リファレンス領域を生成
生成部111は、色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の順序で配列することにより、リファレンス領域を生成する。
本実施の形態では、生成部111は、図5に示すように、4種類のリファレンスセルS0,S1,S2,S3の並びを4回繰り返した16セル×1セルのリファレンス領域を、データ領域の最前部と最後部の2箇所に付加する。すなわち、データ領域を上下から挟み込むように、2つの同内容のリファレンス領域を配置する。ここで、4種類のリファレンスセルS0乃至S3の色(参照色)は、色度座標上に設定された4つの信号点の色(基準色)と同一である。
これにより、図5に示すように、16セル×1セルの参照領域、16セル×14セルのデータ領域、及び16セル×1セルの参照領域からなる16セル×16セルのCSKコードが生成される。
S103:2次元カラーコードを表示
表示部112は、生成部111が生成した2次元カラーコードをディスプレイに表示する。
続いて、可視光受信装置120の動作について説明する。
S201:画像を取得
撮像部121は、2次元カラーコードを含む画像を取得する。典型的には、2次元カラーコードを表示しているディスプレイ装置(表示部112)をカメラで撮影することにより、2次元カラーコードを含む画像を生成、出力する。
S202:画像から特定形状領域を検出
識別部122は、撮像部121が出力する画像から、2次元カラーコードが存在している蓋然性が高い領域を抽出する。具体的には、2次元カラーコードの形状が既知であるから、当該形状に一致するオブジェクトを画像から検出する。例えば、図5の2次元カラーコードは四角形である。よって、識別部122は、画像中に含まれる四角形のオブジェクトを検出する。なお、画像からの特定形状の検出は、公知の種々の方法を用いて実現可能であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
特定形状の領域が1以上検出された場合、S203に遷移する。一方、特定形状の領域が検出されない場合は、2次元カラーコードが識別できなかったものとして処理を終了する。
S203:リファレンス領域の検出
識別部122は、S202において検出された特定形状領域が2次元カラーコードであるか否かを判定する。具体的には、特定形状領域がリファレンス領域を含むか否かを判定することによって、2次元カラーコードの存在を判定する。
より具体的には、識別部122は、特定形状領域のうち、リファレンス領域である蓋然性が高い領域(候補領域と称する)の特徴を調べることにより、当該領域がリファレンス領域であるか否かを判定する。例えば、図5の四角形の2次元カラーコードは、4辺のうち特定の2辺がリファレンス領域である。これは識別部122にとって既知の仕様である。よって、識別部122は、特定形状領域として検出された四角形の4辺を候補領域とし、これらの候補領域の特徴を、リファレンス領域の既知の仕様と逐次比較する。そして、リファレンス領域の仕様と特徴が一致する候補領域が存在すれば、当該候補領域はリファレンス領域であると判定する。本実施の形態では、識別部122は、候補領域とリファレンス領域の仕様との相互相関を計算することにより、リファレンス領域の検出を行う。
さらに具体的な手順を以下に示す。まず、識別部122は、特定形状領域として検出された四角形の辺Aの長さの256分の1を1辺の長さとする四角形a0,a1,・・・a255を、辺Aの内側に沿って配列してなる領域を画定する。この領域を候補領域とする。ここで、辺Aの分割数は256に限定されないが、2次元カラーコードの1辺あたりのセル数よりも十分大きい数であることが好ましい。
次に、識別部122は、四角形a0,a1,・・・a255の色度を測定する。色度の測定方法は公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。識別部122は、測定した色度を、色度座標上のx座標及びy座標の値としてそれぞれ出力する。例えば、a0の色度を(x,y)、a1の色度を(x,y)、a255の色度を(x255,y255)として出力する。
ここで出力されるa0,a1,・・・a255の色度(認識値と称する)は、あくまで可視光受信装置120が認識した色度であることに留意すべきである。たとえ特定形状領域が2次元カラーコードであったとしても、可視光送信装置110が生成した2次元カラーコードにおけるa0,a1,・・・a255の色度(真値と称する)と同一となるとは限らない。例えば表示部112、撮像部121、及び光伝搬路の特性等により、2次元カラーコードの色度の真値と認識値は相違することがある。
ここで、識別部122は、a0,a1,・・・a255の色度の真値を、予め保持しているものとする。そのため、識別部122は、a0,a1,・・・a255の色度の真値と、認識値と、の相互相関を評価することにより、辺Aの内側がリファレンス領域であるか否かを判定することができる。
式2乃至式4は、相互相関の評価方法の一例である。ここでは、相互相関を示す指標として、色度のx座標の相関係数Cの計算方法を式2、色度のy座標の相関係数Cの計算方法を式3、x座標及びy座標の相関係数の平均値Cの計算方法を式4に示す。本実施の形態では式4を評価関数とし、Cを総合的な相関係数とする。
ここで、x,yはaiの色度の認識値、X,Yはaiの色度の真値、
はxの平均値、
はXの平均値、
はyの平均値、
はYの平均値である。また、1−≦C≦1である。
なお、本発明は式2乃至4に示す相関係数に限定されるものでなく、相互相関を示す指標であればいかなる指標を用いても良い。例えば、相関係数は正規化された指標であるが、正規化を行わない指標(式2及び3における分母を省略したもの)を利用しても良い。
図8に、様々な候補領域における相関係数Cの計算結果の一例を示す。グラフは、iを横軸としたときの、x及びXの値、並びにy及びYの値をプロットしたものである。なお、グラフはx,yを太線、X,Yを細線で表している。
図8(a)は、特定形状領域として図5に示す2次元カラーコードを検出し、図9に示す候補領域a0〜a255を評価した場合の例である。この場合、候補領域は、2次元カラーコードのリファレンス領域(上部)と重複する。この場合の相関係数Cは0.941であった。グラフによれば、この場合のxとXの値は、xが増加するときXも増加し、xが減少するときXも減少するというように、相関関係がある様子が観察できる。yとYについても同様の相関が見られる。
図8(b)、(c)は、候補領域が2次元カラーコードではなかった場合であり、相関係数Cは0.058、0.078である。この場合、グラフではxとXの値に明らかな相関性は観察されない。yとYについても同様である。
図8(d)は、特定形状領域として図5に示す2次元カラーコードが180度回転したものを検出し、図9に示す候補領域a0〜a255を評価した場合の例である。この場合、候補領域は、2次元カラーコードのリファレンス領域(下部)と重複するが、(a)の場合と比較して、リファレンスセルの並びが逆順となる。この場合の相関係数Cは−0.369であった。グラフでは、xが増加するときXも増加し、xが減少するときXも減少するというような、逆相関関係が観察できる。yとYについても同様である。
図8(e)は、特定形状領域として図5に示す2次元カラーコードが90度回転したものを検出し、図9に示す候補領域a0〜a255を評価した場合の例である。この場合の相関係数Cは0.028であった。グラフではxとXの値に明らかな相関性は観察されない。yとYについても同様である。
図8(f)は、特定形状領域として図5に示す2次元カラーコードが270度回転したものを検出し、図9に示す候補領域a0〜a255を評価した場合の例である。この場合の相関係数Cは0.419であった。グラフではxとXの値が一部連動する様子が観察される。yとYについても同様である。
このように、特定形状領域として2次元カラーコードを検出し、かつ候補領域がリファレンス領域と一致した場合の相関係数は、非常に大きくなる(概ね0.9以上)。一方、検出した特定形状領域が2次元カラーコードでなかった場合の相関係数は、非常に小さくなる(概ね0.1以下)。よって、所定の閾値、例えばCth=0.5等を設定し、Cが閾値以下の場合は特定形状領域を2次元カラーコードと認定しないようにするならば、2次元カラーコードの誤検出の確率を抑制することができる。
なお、特定形状領域として2次元カラーコードを検出した場合であっても、2次元カラーコードが回転している場合の相関係数は、(d)のように逆相関を示すマイナス値となることがある。あるいは、(f)のように比較的大きな相関係数が現れる場合もある。このような場合であっても、特定形状領域の4辺A,B,C,Dにおける相関係数を全て計算し、その中で相関係数が最大となった辺について上述の閾値Cthによる評価を行うこととすれば、2次元カラーコードを取りこぼしなく検出することができる。同時に、この手法によれば、特定形状領域の4辺のうち、どの辺にリファレンス領域が位置しているかを特定することができる。そのため、2次元カラーコードの回転角を特定することができる。したがって、後段で当該回転角を補正するなどの処理を行うこととすれば、画像中で2次元カラーコードが回転している場合であっても、正しく復調を行うことが可能となる。
以上の処理により、画像から2次元カラーコードが1以上検出された場合は、S204に遷移する。一方、2次元カラーコードが検出されない場合は、処理を終了する。
S204:2次元カラーコードを選択
識別部122は、検出された2次元カラーコードのうち、画像の中心に最も近い2次元カラーコードを1つ選択し、処理対象とする。これにより、複数の2次元カラーコードが検出された場合に、1つのみを処理対象として処理を進めることができる。なお、S204に係る処理は必須ではなく、例えば全ての2次元カラーコードについてS205以降の処理を順次行うこととしても差し支えない。
S205:2次元カラーコードの回転を補正
識別部122は、S204で選択された2次元カラーコードが回転しているものである場合は、当該回転を補正する。例えば、2次元カラーコードを、S203において特定された回転角度だけ逆回転させることにより、回転のない2次元カラーコードを得ることができる。
S206:復調
復調部123は、S205で得られた2次元カラーコードから、送信データを復調する。送信データの復調方法は公知であるため詳細な説明を省略するが(例えば特許文献2を参照されたい)、復調部123は概略以下の処理を行う。
復調部123はまず、個々のデータセルの色度を認識し、色座標上のx座標、y座標に変換する。次に復調部123は、データセルの座標に最も近い信号点(基準色)を特定する。そして、当該信号点が代表するビット列を復調データとして出力する。
本実施の形態によれば、可視光送信装置110は、リファレンス領域とデータ領域とを含む2次元カラーコードを生成する。また、可視光受信装置120は、リファレンス領域を検出することによって2次元カラーコードを識別する。これにより、2次元カラーコードの誤認識を抑制し、認識率を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、可視光受信装置120は、リファレンス領域の色度の認識値と真値の相互相関を評価することによって、リファレンス領域を検出する。これにより、認識値と真値との間に相違が生じる場合においても、精度良くリファレンス領域を検出することができる。
また、本実施の形態によれば、可視光受信装置120は、特定形状領域の全ての辺を対象にリファレンス領域の検出処理を行い、最もリファレンス領域である蓋然性の高い辺を特定する。これにより、可視光受信装置120は、2次元カラーコードが回転している場合であっても高い精度で2次元カラーコードを検出することができる。また、2次元カラーコードの回転角を特定することができるので、送信データを正しく復調することが可能である。
<実施の形態2>
実施の形態1では、相関関係を評価することにより、候補領域がリファレンス領域であるかを判定した。これに対し、実施の形態2では、座標距離を用いて、候補領域を評価する手法を提示する。
実施の形態2にかかる可視光通信システム100の構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図6及び図10のフローチャートを用いて、実施の形態2にかかる可視光通信システム100の特徴的な動作について説明する。
S101乃至S103、及びS201乃至S202にかかる動作は、実施の形態1と同様である。
S303:リファレンス領域の検出
識別部122は、S202において検出された特定形状領域が、リファレンス領域を含むか否かを判定することによって、2次元カラーコードの存在を判定する。具体的には、識別部122は、特定形状領域として検出された四角形の4辺を候補領域とし、これらの候補領域の特徴を、リファレンス領域の既知の仕様と逐次比較する。そして、リファレンス領域の仕様と特徴が一致する候補領域が存在すれば、当該候補領域はリファレンス領域であると判定する。本実施の形態では、識別部122は、候補領域とリファレンス領域の仕様との関連性を座標間距離を用いて評価することにより、リファレンス領域の検出を行う。
さらに具体的な手順を以下に示す。まず、識別部122は、特定形状領域として検出された四角形の辺Aの長さの256分の1を1辺の長さとする四角形a0,a1,・・・a255を、辺Aの内側に沿って配列してなる領域を画定する。この領域を候補領域とする。ここで、辺Aの分割数は256に限定されないが、2次元カラーコードの1辺あたりのセル数よりも十分大きい数であることが好ましい。
次に、識別部122は、四角形a0,a1,・・・a255の色度を測定し、その認識値を、色度座標上のx座標及びy座標の値としてそれぞれ出力する。例えば、a0の色度を(x,y)、a1の色度を(x,y)、a255の色度を(x255,y255)として出力する。ここで、識別部122は、a0,a1,・・・a255の色度の真値も、予め保持しているものとする。
識別部122は、例えば式5により、認識値の座標と、真値の座標との座標間距離を示す指標を計算する。ここでは、座標間距離を示す指標として、座標間距離の総和Dを計算している。なお、本発明は式5に示す評価式に限定されるものでなく、座標間距離を用いた指標であればいかなる指標を用いても良い。例えば、座標間距離の平均値D/nを利用しても良い。
ここで、x,yはaiの色度の認識値、X,Yはaiの色度の真値である。
一般に、特定形状領域として2次元カラーコードを検出し、かつ候補領域がリファレンス領域と一致した場合の座標間距離Dkは、非常に小さくなる。一方、検出した特定形状領域が2次元カラーコードでなかった場合の相関係数は、非常に大きくなる。よって、所定の閾値、例えばDth=0.5等を設定し、Dが閾値以上の場合は特定形状領域を2次元カラーコードと認定しないようにするならば、2次元カラーコードの誤検出の確率を抑制することができる。
なお、2次元カラーコードが回転している場合に対応するためには、特定形状領域の4辺A,B,C,Dにおける座標間距離を全て計算し、その中で座標間距離が最小となった辺について上述の閾値Dthによる評価を行うこととすれば良い。候補領域がリファレンス領域と一致した場合の座標間距離Dが最も小さくなるので、特定形状領域のどの辺にリファレンス領域が位置しているかを特定することができる。これを利用して、2次元カラーコードの回転角を特定することが可能である。したがって、後段で当該回転角を補正するなどの処理を行うこととすれば、画像中で2次元カラーコードが回転している場合であっても、正しく復調を行うことが可能となる。
続くS204乃至S207にかかる動作は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態によれば、可視光受信装置120は、リファレンス領域の色度の認識値と真値の座標間距離を評価することによって、リファレンス領域を検出する。これにより、精度良くリファレンス領域を検出し、2次元カラーコードの回転角を特定することができる。
なお、実施の形態1と実施の形態2とを比較すれば、原理的には、実施の形態2によるリファレンス領域の検出手法のほうが、計算量が少なく有利である。一方、実施の形態1によるリファレンス領域の検出手法は、原理的には、検出精度において有利である。
<実施の形態3>
実施の形態3では、SDM−CSKによる可視光通信で使用されるパラメータが、可視光送信装置110において設定又は変更されたとき、可視光受信装置120がレファレンス領域を解析することによりパラメータを検知する手法を提示する。これにより、可視光送信装置110は特にパラメータを通知することなく、実施の形態1に示したような手順で2次元カラーコードを送信するだけで、SDM−CSKを用いた可視光通信を実施することができる。
ここで、SDM−CSKのパラメータとは、データセルを生成する際の信号点の数すなわち基準色の色数、及び、2次元カラーコードのセル数である。例えば、SDM−CSKのパラメータとして、4色(4CSK)、8色(8CSK)、16色(16CSK)の3種類の色数と、8×8、16×16、32×32の3種類のセル数が存在し得るものとする。この場合、色数とセル数との組み合わせは、9パターン存在することになる。
また、可視光送信装置110が生成する2次元カラーコードの仕様は、例えば以下のとおりであるものとする。2次元カラーコードは所定のセル数のマトリクス状の構造を有し、その1行目及び16行目にリファレンス領域が配置されている。信号点と同じ数の参照点が設定され、リファレンスセルの数は信号点の数と同一に設定される。各参照点に対応するリファレンスセルは所定の順序で配列され、当該配列がリファレンス領域に繰り返し配置される。この参照色の繰り返し可能回数は、2次元カラーコードのセル数により規定される。基準色の数(=参照色の数)、セル数、繰り返し可能回数の対応関係を、図11に示す。ここで、色数16色とセル数8×8の組み合わせは使用されない。8セルからなる1行内に、16色の参照色の配列を表示することができないためである。
図12に、本実施の形態において可視光送信装置110が生成する2次元カラーコードの一例を示す。この2次元カラーコードは16×16SDM−16CSK(16色、16×16セル)であり、色座標上に設定された16の参照点に対応するリファレンスセルS0乃至S15が、1行目及び16行目に配列されている。
本実施の形態では、参照点と信号点との数は同一であり、典型的には参照点と信号点とは同一に設定される。このような場合、2次元カラーコードの色数及びセル数は、リファレンス領域における上記配列の繰り返し出現回数に影響する。よって、可視光受信装置120は、リファレンスセルの色度や配置を認識、解析することにより、送信側が使用しているパラメータ、すなわち色数及びセル数を特定することができる。
実施の形態3にかかる可視光通信システム100の構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図6及び図13のフローチャートを用いて、実施の形態3にかかる可視光通信システム100の特徴的な動作について説明する。
可視光送信装置110にかかる動作は実施の形態1と同様である(S101乃至S103)。すなわち、可視光送信装置110は、パラメータを通知するための特段の処理を要せず、実施の形態1と同様に2次元カラーコードを生成、出力する。
続いて、可視光受信装置120の動作について説明する。可視光受信装置120は、実施の形態1と同様にS201乃至S202にかかる処理を実行する。すなわち、2次元カラーコードを含む画像を取得し、2次元カラーコードが存在している蓋然性が高い特定形状領域を抽出する。特定形状領域が1以上検出された場合、S421に遷移する。一方、特定形状の領域が検出されない場合は処理を終了する。
S421:周波数分析
識別部122は、特定形状領域の候補領域のうち、2次元カラーコードが回転していなかったならばリファレンス領域が存在するであろう候補領域を対象に、周波数分析(FFT)を行う。周波数分析により、候補領域において、同様の色の配列が何度繰り返されているかを知ることができる。
図12の例では、2次元カラーコードのリファレンス領域(S0乃至S15)において、16色のリファレンスセルの配列が1回配置されている。この場合、周波数分析によれば、配列の繰り返し回数として1を検出できる。
図14に、正しいリファレンス領域に対して周波数分析(FFT)を行った結果の一例を示す。図14(a)乃至(d)の各グラフにおいて、上段は可視光送信装置110が生成した2次元カラーコードのリファレンス領域の電力スペクトル、下段は可視光受信装置120が取得した2次元カラーコードのリファレンス領域の電力スペクトルである。直流成分すなわち周波数=0のときの値を無視すれば、図11に示す繰り返し周波数と同じ周波数成分の強度が最大になることがわかる。
すなわち、周波数分析により、参照点の数のリファレンスセルからなる配列の繰り返し数を知ることができる。繰り返し数が分かれば、図11により、対応するセル数及び色数は限定される。すなわち、繰り返し数に対応するパラメータが特定できる。対応するパラメータが1つであれば、S206に遷移し、そのパラメータに基づいて2次元カラーコードの解読を行うことができる。対応するパラメータが複数存在する場合は、それぞれのパラメータを用いて2次元カラーコードの識別を試行し、妥当な結果を以下の手順により選択すればよい。
繰り返し数に対応するパラメータが複数特定できる場合、識別部122は、それらのパラメータそれぞれについて、S203にかかる処理を実施する。すなわち、色数、セル数をパラメータに基づき仮定したうえで、相関係数を用いたリファレンス領域の検出を試行する。なお、ここで、S203の処理に代えて、S303の座標間距離を用いたリファレンス領域の検出処理を行ってもよい。
かかる後、識別部122は、算出されたすべての相関係数(又は座標間距離)を比較する。相関係数(又は座標間距離)が最大(又は最小)となったパラメータが、送信された2次元カラーコードのパラメータである蓋然性が最も大きい。よって、S206に遷移し、特定されたパラメータに基づいて2次元カラーコードの解読を行うことができる。
本実施の形態によれば、識別部122が候補領域の周波数分析を行うことにより、また、必要に応じ実施の形態1又は2にかかる候補領域の評価を実施することにより、2次元カラーコードのパラメータを特定することができる。本実施の形態にかかる周波数分析を行わない場合、受信側でパラメータを特定するためには、実施の形態1又は2にかかる候補領域の評価を、存在し得るパラメータの数だけ繰り返し行う必要がある。図11の例では、8種類の組み合わせに対してそれぞれ相関関数又は座標間距離の計算を行うので、計算量が膨大となる。一方、本実施の形態によれば、相関関数又は座標間距離の計算を試行する前に、試行すべきパラメータの数を絞り込むことができる。したがって、計算量の大幅な削減が可能となる。例えば、図15に示すように、繰り返し数が特定できれば、対応するパラメータの数は最大3個まで削減できる。
なお、周波数分析の結果、繰り返し数として想定し得ない数値(図15の例では1,2,4,8以外の数値)が得られた場合には、異常値として足切りを行う。すなわち、望ましい結果が得られなかったものとして、実施の形態1又は2にかかる候補領域の評価を、存在し得るパラメータの数だけ繰り返し行うこととなる。
本実施の形態は、周波数分析の対象である候補領域が、リファレンス領域と一致することを前提としている。すなわち、特定形状領域が2次元カラーコードでなかったり、2次元カラーコードが回転している場合には、上述のように適切な繰り返し数が得られない。この場合、実施の形態1又は2にかかる候補領域の評価を、存在し得るパラメータの数だけ繰り返し行うこととなる。しかし、もし正しいリファレンス領域を周波数分析することができた場合には、大幅な計算量削減が可能となる。そのため、本実施の形態にかかる処理を、実施の形態1又は2にかかる候補領域の評価の前処理として導入することは有効である。
<実施の形態4>
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態では、参照点と信号点が一致している例を主に示した。これは2次元カラーコードに含まれる色数が抑制できるという点で有利であるが、参照点と信号点とは必ずしも一致している必要はない。参照点は、信号点に関係なく色座標上に自由に設定することが可能である。
これらの自由度を利用すれば、検出誤りの少ない参照色の配列すなわちリファレンス領域を作成することが可能である。例えば、データセルや画像中の他のオブジェクトとの相互相関の低い参照色を用いることや、特徴点の多いスペクトルを有する参照色配列などを自由に設計できる。実施の形態3においては、スペクトル解析だけではパラメータを一意に特定することが必ずしもできなかったが、特徴点の多いスペクトルを有する参照色配列であれば、スペクトル解析だけでパラメータを一意に特定することも可能である。
また、上述の実施の形態では、図5のように、データ領域に隣接した、1次元の参照色配列からなるリファレンス領域の例を主に示した。しかしながら、リファレンス領域は、データ領域を基準として所定の位置に配置されていれば、すなわち2次元カラーコード中の位置が推定できれば、任意の位置に配置されてよい。例えば図16のようなデータ領域の内部、図17のような2次元配列、図18のようなデータ領域から離れた位置、格子状、あるいは規定されたランダム位置に配置されても良い。
また、上述の実施の形態では、2次元カラーコード及び特定形状領域が四角形である例を主に示した。しかしながら、2次元カラーコード及び特定形状領域の形状は、識別部122においてそれらの外形を検出でき、かつそれらの外形に基づいて1以上の候補領域を特定できるものであれば、他の任意の形状であっても良い。
また、上述の実施の形態では、本発明を主にハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
100 可視光通信システム
110 可視光送信装置
111 生成部
112 表示部
120 可視光受信装置
121 撮像部
122 識別部
123 復調部

Claims (27)

  1. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを生成する生成部と、
    前記2次元カラーコードを表示する表示部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記生成部は、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、及び、1以上の前記パラメータに対応する前記リファレンスセルの配色パターンを予め保持しており、
    通信開始時又は通信中に、受信側に通知することなく前記パラメータを選択又は変更して、前記パラメータに従って前記2次元カラーコードを生成するとともに、前記リファレンス領域を前記パラメータに応じた前記リファレンスセルの配色パターンに設定又は変更する
    可視光送信装置。
  2. 前記参照点が、色度座標上の任意の点として定義された
    請求項1記載の可視光送信装置。
  3. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別部は、
    評価用参照色を予め保持しており、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記評価用参照色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の座標空間上の距離の計算結果に基づき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出し、
    前記識別部は、更に、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    可視光受信装置。
  4. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別部は、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、及び、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターンを予め保持しており、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    全ての前記評価用参照色の配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の座標空間上の距離の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信装置。
  5. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別部は、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターン、及び、前記評価用参照色の配列パターン毎の周波数スペクトルの特徴を予め保持しており、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルと、1以上の前記評価用参照色の前記配列パターンの周波数スペクトルと、の特徴が一致するとき、
    前記周波数スペクトルが一致した全ての前記評価用参照色の前記配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の座標空間上の距離の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信装置。
  6. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別部は、
    評価用参照色を予め保持しており、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記評価用参照色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の相互相関の計算結果に基づき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出し、
    前記識別部は、更に、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    可視光受信装置。
  7. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別部は、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、及び、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターンを予め保持しており、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    全ての前記評価用参照色の配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の相互相関の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信装置。
  8. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別部は、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターン、及び、前記評価用参照色の配列パターン毎の周波数スペクトルの特徴を予め保持しており、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルと、1以上の前記評価用参照色の前記配列パターンの周波数スペクトルと、の特徴が一致するとき、
    前記周波数スペクトルが一致した全ての前記評価用参照色の前記配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の相互相関の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信装置。
  9. 前記識別部は、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    請求項4、5、7,8のいずれか1項記載の可視光受信装置。
  10. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像部と、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別部と、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調部と、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別部は、
    評価用参照色の配列を予め保持しており、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記評価用参照色の配列の周波数スペクトルと、前記候補領域中の配色の周波数スペクトルと、の特徴の比較結果に基づき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信装置。
  11. 前記識別部は、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    請求項10記載の可視光受信装置。
  12. 前記参照点が、色度座標上の任意の点として定義された
    請求項3乃至11のいずれか1項記載の可視光受信装置。
  13. 請求項1又は請求項2記載の可視光送信装置と、
    請求項4、5、7,8、9のいずれか1項記載の可視光受信装置と、を含み、
    前記可視光受信装置の前記撮像部は、前記可視光送信装置の前記表示部が表示した、前記パラメータに従って生成され、かつ前記リファレンス領域が前記パラメータに応じた前記リファレンスセルの配色パターンを含む前記2次元カラーコードを含む前記画像を取得する
    可視光通信システム。
  14. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを生成する生成ステップと、
    前記2次元カラーコードを表示する表示ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記生成ステップは、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、及び、1以上の前記パラメータに対応する前記リファレンスセルの配色パターンを予め保持し、
    通信開始時又は通信中に、受信側に通知することなく前記パラメータを選択又は変更して、前記パラメータに従って前記2次元カラーコードを生成するとともに、前記リファレンス領域を前記パラメータに応じた前記リファレンスセルの配色パターンに設定又は変更する
    可視光送信方法。
  15. 前記参照点が、色度座標上の任意の点として定義された
    請求項14記載の可視光送信方法。
  16. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別ステップは、
    評価用参照色を予め保持し、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記評価用参照色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の座標空間上の距離の計算結果に基づき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出し、
    前記識別ステップは、更に、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    可視光受信方法。
  17. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別ステップは、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、及び、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターンを予め保持し、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    全ての前記評価用参照色の配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の座標空間上の距離の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信方法。
  18. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別ステップは、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターン、及び、前記評価用参照色の配列パターン毎の周波数スペクトルの特徴を予め保持し、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルと、1以上の前記評価用参照色の前記配列パターンの周波数スペクトルと、の特徴が一致するとき、
    前記周波数スペクトルが一致した全ての前記評価用参照色の前記配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の座標空間上の距離の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信方法。
  19. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別ステップは、
    評価用参照色を予め保持し、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記評価用参照色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の相互相関の計算結果に基づき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出し、
    前記識別ステップは、更に、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    可視光受信方法。
  20. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別ステップは、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、及び、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターンを予め保持し、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    全ての前記評価用参照色の配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の相互相関の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信方法。
  21. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別ステップは、
    前記データ領域にかかる前記信号点の数と、前記データセルの数と、の組合せを示す複数のパラメータ、1以上の前記パラメータに対応する評価用参照色の配列パターン、及び、前記評価用参照色の配列パターン毎の周波数スペクトルの特徴を予め保持し、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルと、1以上の前記評価用参照色の前記配列パターンの周波数スペクトルと、の特徴が一致するとき、
    前記周波数スペクトルが一致した全ての前記評価用参照色の前記配列パターンに含まれる色の色度座標と、前記候補領域中の色の色度座標と、の相互相関の計算結果に基づき、前記2次元カラーコードの前記パラメータを特定し、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信方法。
  22. 前記識別ステップは、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    請求項17、18、20、21のいずれか1項記載の可視光受信方法。
  23. 送信データを含むデータ領域と、リファレンス領域と、を含む2次元カラーコードを含む画像を取得する撮像ステップと、
    前記リファレンス領域を検出することにより、前記画像中の前記2次元カラーコードを識別する識別ステップと、
    前記リファレンス領域の検出結果に基づいて、前記データ領域の傾きを特定し、前記データ領域から前記送信データを復調する復調ステップと、を有し、
    前記データ領域は、色度座標上に定義された複数の信号点のいずれかに対応する信号色をそれぞれ有する複数のデータセルを2次元に配列してなり、
    前記リファレンス領域は、前記色度座標上に定義された複数の参照点のいずれかに対応する参照色をそれぞれ有する複数のリファレンスセルを、所定の配列で、かつ前記データ領域を基準とする所定の位置に配置してなり、
    前記識別ステップは、
    評価用参照色の配列を予め保持し、
    前記画像より、前記リファレンス領域と思われる候補領域を特定し、
    前記評価用参照色の配列の周波数スペクトルと、前記候補領域中の配色の周波数スペクトルと、の特徴の比較結果に基づき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出する
    可視光受信方法。
  24. 前記識別ステップは、
    前記候補領域中の色配列の周波数スペクトルが予想されるピークを持たないとき、前記候補領域を前記リファレンス領域として検出しない
    請求項23記載の可視光受信方法。
  25. 前記参照点が、色度座標上の任意の点として定義された
    請求項16乃至請求項24のいずれか1項記載の可視光受信方法。
  26. コンピュータに、請求項14又は請求項15記載の可視光送信方法を実行させるためのプログラム。
  27. コンピュータに、請求項16乃至請求項25のいずれか1項記載の可視光受信方法を実行させるためのプログラム。
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