JP6466586B2 - 自動車用ホイール - Google Patents

自動車用ホイール Download PDF

Info

Publication number
JP6466586B2
JP6466586B2 JP2017536124A JP2017536124A JP6466586B2 JP 6466586 B2 JP6466586 B2 JP 6466586B2 JP 2017536124 A JP2017536124 A JP 2017536124A JP 2017536124 A JP2017536124 A JP 2017536124A JP 6466586 B2 JP6466586 B2 JP 6466586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
spoke
disk
rim
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017536124A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017033299A1 (ja
Inventor
寛介 今井
寛介 今井
薫 市川
薫 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Motor Wheel Co Ltd
Original Assignee
Central Motor Wheel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Motor Wheel Co Ltd filed Critical Central Motor Wheel Co Ltd
Publication of JPWO2017033299A1 publication Critical patent/JPWO2017033299A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6466586B2 publication Critical patent/JP6466586B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B1/00Spoked wheels; Spokes thereof
    • B60B1/06Wheels with compression spokes
    • B60B1/14Attaching spokes to rim or hub
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B3/00Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body
    • B60B3/08Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body with disc body formed by two or more axially spaced discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B3/00Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body
    • B60B3/10Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body apertured to simulate spoked wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、自動車用ホイールに関する。
従来より、「円筒状のリム」と、「リムに接合されたディスク」と、からなる自動車用ホイールが広く知られている(例えば、欧州特許第1262333号明細書を参照)。この文献に記載のホイールでは、ディスクは、「ハブ部」と、「ハブ部からホイール径方向外側に延びる複数のスポーク部」と、「複数のスポーク部のそれぞれのホイール径方向外側の先端部と連結された円環状のリング部」と、を備える。このリング部がリムと接合されている。
ところで、ホイールの剛性を高めるための方策の一つとして、複数のスポーク部の本数を増やしてディスクの剛性を高めることが考えられる。しかしながら、ディスクのスポークの本数が大きくなるほど、ディスクの形状が複雑になることによってディスクの製造が困難になる、という問題がある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、ディスクが製造し易く、且つ、剛性が高いホイールを提供することにある。
本発明に係る自動車用ホイール(100)は、上記文献に記載のホイールと同様、「円筒状のリム(10)」と、「第1ディスク(20)」と、を備える。第1ディスク(20)は、「第1ハブ部(21)」と、「前記第1ハブ部(21)からホイール径方向外側に延びる複数の第1スポーク部(22)」と、「前記複数の第1スポーク部(22)のそれぞれのホイール径方向外側の先端部と連結された円環状のリング部(23)」と、を備える。前記リング部(23)が前記リム(10)に接合されている。
本発明に係るホイール(100)の特徴は、「第1ディスク(20)」に加えて「第2ディスク(30)」を更に設けたことにある。第2ディスク(30)は、「第2ハブ部(31)」と、「前記第2ハブ部(31)からホイール径方向外側に延びる複数の第2スポーク部(32)」と、を備える。第2ディスク(30)には、第1ディスク(20)のリング部(23)に対応する部分は設けられていない。換言すれば、第2ディスク(30)単体では、各第2スポーク部(32)のホイール径方向外側の先端部(32b)はそれぞれ「自由端」になっている。
前記第2ハブ部(31)は、前記第1ハブ部(21)に対して同軸的且つ車両外側に位置している。前記複数の第2スポーク部(32)のそれぞれのホイール径方向外側の先端部(32b)は、ホイール周方向における隣り合う前記第1スポーク部(22)の間の位置にて前記リム(10)と接合されている。
本発明に係るホイールの構造では、リムに対して、第1ディスクのみならず、第2ディスクを設けたので、ホイール全体におけるスポーク部の本数の合計が、第1ディスクの複数の第1スポーク部の本数と、第2ディスクの複数の第2スポーク部の本数と、の和となる。換言すれば、第1、第2ディスクのそれぞれのスポーク部の本数を大きくすることなく、ホイール全体としてのスポーク部の本数を大きくすることができる。従って、第1、第2ディスクのそれぞれが製造し易く、且つ、剛性が高いホイールを提供することができる。
本発明に係るホイール(100)では、前記複数の第2スポーク部(32)のそれぞれが、前記第2ハブ部(31)から、隣り合う前記第1スポーク部(22)の間に形成された開口(W)を車両外側から車両内側に向けて通るように延び、前記複数の第2スポーク部のそれぞれの前記先端部(32b)と前記リム(10)とが接合される箇所(以下、「第1箇所」と呼ぶ)が、前記第1ディスクのリング部(23)と前記リム(10)とが接合される箇所(以下、「第2箇所」と呼ぶ)に対して、車両内側に位置するように構成されることが好適である。
この構造では、「第1箇所」が「第2か所」に対してホイール軸方向において同じ位置にある構造と比べて、リムがスポークによって支持されるホイール軸方向における箇所の個数を増やすことができる。即ち、所謂トラス構造に近い構造が得られる。従って、リムの剛性(従って、ホイール全体の剛性)をより一層高めることができる。
加えて、この構造では、各第2スポーク部が、車両外側から車両内側に向けて対応する「隣り合う第1スポーク部間に形成された開口」にそれぞれ入り込んでいく。換言すれば、ホイール周方向において隣り合う第1、第2スポーク部が、ホイール軸方向について交差する。従って、ホイールの外観に更に躍動感を与えることができ、美観向上の観点からホイールの価値を更に高めることができる。
また、本発明に係るホイール(100)では、ホイール周方向において隣り合う前記第1スポーク部(22)及び前記第2スポーク部(32)の一部同士がホイール軸方向において対向するように構成されることが好適である。即ち、ホイール周方向において隣り合う前記第1スポーク部(22)と前記第2スポーク部(32)とにおいて、ホイール軸に沿った車両外側から自動車用ホイール(100)をみた際に、前記第1スポーク部(22)と前記第2スポーク部(32)とが重なる領域(後述する図8の領域Eを参照)を有している。
この構造では、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク部と第2スポーク部とが、ホイール周方向において交差するように構成される。このため、第1スポーク部と第2スポーク部とにより所謂トラス構造に近い構造が得られる。この結果、ホイール全体の剛性を高めることができる。また、ホイールの外観に更に躍動感を与えることができ、美観向上の観点からホイールの価値を更に高めることができる。
また、本発明に係るホイール(100)では、前記第1スポーク部(22)と前記第2スポーク部(32)とが非接触で配置されるように構成されることがより好適である。
これによれば、第1スポーク部と第2スポーク部とが、それぞれ独立してリムからの応力を受けることになる。このため、第1スポーク部と第2スポーク部とにより所謂トラス構造に近い構造が得られる。この結果、ホイール全体の剛性を高めることができる。また、ホイールの外観に更に躍動感を与えることができ、美観向上の観点からホイールの価値を更に高めることができる。
また、本発明に係るホイール(100)では、前記第2ディスク(30)の前記各第2スポーク部(32)のホイール周方向における幅が、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて徐々に広がるように構成されることが好適である。
この構造では、各第2スポーク部の先端部とリムとの接合箇所のホイール周方向における幅を大きくすることができる。従って、各第2スポーク部の先端部とリムとの接合強度を大きくすることができ、この結果、ホイール全体の剛性をより一層高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車用ホイールを車両外側からみた斜視図である。 図2は、図1に示すホイールの分解斜視図(組み付け前の状態を示す図)である。 図3は、図1に示すホイールについて、リムに対して第1ディスクのみが組み付けられ且つ第2ディスクが組み付けられる前の状態を示す図である。 図4は、図1に示すホイールをホイール軸方向且つ車両外側からみた図である。 図5は、図4に示すホイールのA−A線についての断面構造を示す図である。 図6は、図2に示す第1ディスク単体をホイール軸方向且つ車両外側からみた図である。 図7は、図2に示す第2ディスク単体をホイール軸方向且つ車両外側からみた図である。 図8は、ホイール軸に沿った車両外側から自動車用ホイールをみた際に、第1、第2スポーク部が重なる領域を示す図である。 本発明の実施形態の第1の変形例についての図5に対応する図である。 本発明の実施形態の第2の変形例についての図5に対応する図である。 本発明の実施形態の第3の変形例についての図5に対応する図である。 本発明の実施形態の第4の変形例についての図5に対応する図である。
以下、本発明の実施形態に係る自動車用ホイール100(以下、単に「ホイール」ともいう)について図面を参照しながら説明する。なお、以下、「車両内側(外側)」とは、ホイール100を車両に装着した状態にてホイール軸方向における車両の内側(外側)を意味する。
(ホイール100の構成)
図1〜図3に示すように、ホイール100は、円環状のタイヤ(図示せず)が取り付けられるリム10と、第1ディスク20と、第2ディスク30と、を備える。リム10、第1ディスク20、及び、第2ディスク30のそれぞれは、典型的にはスチール製であるが、アルミ合金製、チタン合金製、マグネシウム合金製等であってもよい。それぞれの材質は、同じであっても異なっていてもよい。
図2及び図3に示すように、ホイール100は、リム10に、車両外側から第1ディスク20が組み付けられ、リム及び第1ディスク20からなるサブアッセンブリに、車両外側から第2ディスク30が組み付けられることによって、完成する。なお、図1に示すホイール100では、第2ディスク30に、車両外側からセンターキャップ50(図2及び図3には示されていない)が組み付けられている。
(リム10単体の構成)
図4及び図5に示すように、円筒状を呈するリム10は、車両内側から車両外側に向けて順に、内側フランジ部11、内側ビードシート部12、ウエル部13、外側ビードシート部14、及び、外側フランジ部15を備える。ウエル部13は、内側・外側ビードシート部12、14に対してホイール径方向内側に向けて円環状に窪んだ部分である。リム10は、典型的には、円筒状の素材に対してロール成形等を施すことによって一体成形され得る。
(第1ディスク20単体の構成)
図5及び図6に示すように、第1ディスク20は、第1ハブ部21と、複数(本例では、5本の)第1スポーク部22と、リング部23と、を備える。第1ディスク20の全体は、典型的には、板状の素材に対してプレス加工等を施すことによって一体成形され得る。
第1ハブ部21は円盤状を呈する。第1ハブ部21には、ホイール軸と同軸的にハブ穴21aが設けられ、ハブ穴21aの周囲には、ホイール周方向に等間隔にボルト穴21bが複数(本例では、5つ)設けられている。
複数の第1スポーク部22は、第1ハブ部21から、ホイール周方向に等間隔に、車両外側に突出するように屈曲しながらホイール径方向外側に延びている。各第1スポーク部22のホイール周方向における中央部には、ホイール径方向に延びる開口(スリット、貫通穴)22aが設けられている。開口22aが設けられているのは、ホイール100の美観向上、及び、ホイール100の軽量化のためである。なお、この開口22aは無くてもよい。図6から理解できるように、各第1スポーク部22の幅A1(ホイール径方向と直角方向の幅)は、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて連続して徐々に小さくなっている。
リング部23は、円環状を呈し、ホイール軸と同軸的に配置されている。リング部23は、各第1スポーク部22のホイール径方向外側端部と一体に連結されている。この結果、図6に示すように、ホイール周方向に隣り合う第1スポーク部22の間に、それぞれ、隣り合う第1スポーク部22とリング部23とによって画定される窓(飾り穴、貫通穴)Wが形成されている。
図5から理解できるように、本例では、リム10に、車両外側から第1ディスク20を組み付け、リング部23のホイール径方向の先端部をリム10の車両外側端部(具体的には、外側フランジ部15の先端部)に溶接等によって接合することによって、第1ディスク20がリム10に固定されている。
(第2ディスク30単体の構成)
図5及び図7に示すように、第2ディスク30は、第2ハブ部31と、複数(本例では、5本の)第2スポーク部32と、を備える。第2ディスク30では、第1ディスク20のリング部22に相当する部分が備えられていない。従って、図7に示すように、第2ディスク30単体では、各第2スポーク部32のホイール径方向外側の先端部32bはそれぞれ「自由端」になっている。第2ディスク30の全体は、典型的には、板状の素材に対してプレス加工等を施すことによって一体成形され得る。
第2ハブ部31はヒトデ形を呈し、第2ハブ部31には、ホイール軸と同軸的にハブ穴31aが設けられ、ハブ穴31aの周囲には、ホイール周方向に等間隔にボルト穴31bが複数(本例では、5つ)設けられている。ボルト穴31bのピッチ径は、ボルト穴21bのピッチ径と同じである。
複数の第2スポーク部32は、第2ハブ部31から、ホイール周方向に等間隔に、車両外側に突出するように屈曲しながらホイール径方向外側に延び、更に、それぞれの先端部32bは、車両内側に向けて屈曲している。各第2スポーク部32のホイール周方向における中央部には、ホイール径方向に延びる開口(スリット、貫通穴)32aが設けられている。開口32aが設けられているのは、ホイール100の美観向上、及び、ホイール100の軽量化のためである。なお、この開口32aは無くてもよい。図7から理解できるように、各第2スポーク部32の幅A2(ホイール径方向と直角方向の幅)は、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて連続して徐々に大きくなっている。
(リム10、第1ディスク20、及び第2ディスク30の配置関係)
図4及び図5等から理解できるように、本例では、リム及び第1ディスク20からなるサブアッセンブリに、車両外側から、各第2スポーク部32の先端部32b(車両内側に向けて屈曲している部分)を第1ディスク20の対応する開口Wを貫通するように組み付け、各第2スポーク部32の先端部32bの車両内側端部をリム10のホイール軸方向の中央部(具体的には、ウエル部13)の内壁面に溶接等によって接合することによって、第2ディスク30がリム10に固定されている。本例では、各先端部32bとリム10との接合箇所は、ホイール軸方向において同じである。
従って、図5から理解できるように、各第2スポーク部32の先端部32bとリム10とが接合される箇所は、第1ディスク20のリング部23とリム10とが接合される箇所に対して、車両内側に位置している。
また、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク22及び第2スポーク部32の一部同士がホイール軸方向において対向するように構成されている。即ち、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク部22と第2スポーク部32とにおいて、ホイール軸に沿った車両外側から自動車用ホイール100をみた際に、第1スポーク部22と第2スポーク部32とが重なる(交差する)領域E(図8にて斜線で示した領域を参照)を有している。本例では、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク22及び第2スポーク部32の一部同士がホイール軸方向において対向する領域(即ち、領域E)では、第1スポーク部22が第2スポーク部32に対して、車両内側に位置するように構成されている。加えて、第1スポーク部22と第2スポーク部32とは非接触で配置されるように構成されている。
このように、第2ディスク30がリム10に固定された状態では、図5から理解できるように、第2ディスク30の第2ハブ部31が第1ディスク20の第1ハブ部21に対して同軸的且つ車両外側に位置するとともに、第2ハブ部31が第1ハブ部21と接触している。第1、第2ハブ部21、31は、リベットなどの接合部材を用いることによって互いに固定されてもよいし、固定されていなくてもよい。
加えて、第2ディスク30がリム10に固定された状態では、図4から理解できるように、複数の第2スポーク部32のそれぞれの先端部32bが、ホイール周方向における隣り合う第1スポーク部22の間の位置にてリム10と接合されている。
更には、第2ディスク30がリム10に固定された状態では、第2ハブ部31の各ボルト穴31bと第1ハブ部21の対応するボルト穴21bとのホイール周方向の位相がそれぞれ合致している。従って、対応するボルト穴21b、31b同士によって構成される1つの貫通穴が、ホイール周方向に等間隔に、それぞれ形成されている。
従って、ハブH(図5を参照)から車両外側に突出する複数のハブボルト(図示せず)を前記貫通穴にそれぞれ挿通し、各ハブボルトにハブナット(図示せず)を螺合することによって、第1、第2ディスク20、30(従って、ホイール100全体)がハブHに固定される(図5を参照)。
(作用・効果)
以下、本発明の実施形態に係るホイール100の作用・効果について述べる。
(1)この構造では、リム10に対して、第1ディスク20のみならず、第2ディスク30が設けられている。従って、ホイール100全体におけるスポーク部の本数の合計が、第1ディスク20の複数の第1スポーク部22の本数と、第2ディスク30の複数の第2スポーク部32の本数と、の和となる。換言すれば、第1、第2ディスク20、30のそれぞれのスポーク部の本数を大きくすることなく、ホイール100全体としてのスポーク部の本数を大きくすることができる。従って、第1、第2ディスク20、30のそれぞれが製造し易く、且つ、剛性が高いホイール100を提供することができる。
(2)この構造では、図5から理解できるように、複数の第2スポーク部32のそれぞれの先端部32bとリム10とが接合される箇所(第1箇所)が、第1ディスク20のリング部23とリム10とが接合される箇所(第2箇所)に対して、車両内側に位置している。従って、「第1箇所」及び「第2か所」がホイール軸方向において同じ位置にある構造と比べて、リム10がスポークによって支持されるホイール軸方向における箇所の個数を増やすことができる。即ち、所謂トラス構造に近い構造が得られる。従って、リム10の剛性(従って、ホイール100全体の剛性)をより一層高めることができる。
(3)この構造では、図5から理解できるように、各第2スポーク部32の先端部32bが、車両外側から車両内側に向けて対応する開口Wにそれぞれ入り込んでいく。換言すれば、ホイール周方向において隣り合う第1、第2スポーク部22、32が、ホイール軸方向について交差する。従って、ホイール100の外観に更に躍動感を与えることができ、美観向上の観点からホイール100の価値を更に高めることができる。
(4)この構成では、図1、図4、及び図8から理解できるように、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク22及び第2スポーク部32の一部同士がホイール軸方向において対向するように構成されている。従って、周方向において隣り合う第1スポーク部22と第2スポーク部32とは、ホイール軸方向において交差するばかりでなく、ホイール周方向においても交差するように構成されている。このため、第1スポーク部22と第2スポーク部32とにより、所謂トラス構造に近い構造が得られる。この結果、ホイール100全体の剛性を高めることができる。また、ホイール100の外観に更に躍動感を与えることができ、美観向上の観点からホイールの価値を更に高めることができる。
(5)この構成では、第1スポーク部22と第2スポーク部32とは非接触で配置されるように構成されている。従って、第1スポーク部22と第2スポーク部32とは、それぞれ独立してリム10からの応力を受けることになる。このため、第1スポーク部22と第2スポーク部32とにより、所謂トラス構造に近い構造が得られる。この結果、ホイール100全体の剛性を高めることができる。また、ホイール100の外観に更に躍動感を与えることができ、美観向上の観点からホイール100の価値を更に高めることができる。
(6)この構造では、図4及び図7から理解できるように、第2ディスク30の各第2スポーク部32のホイール周方向における幅A1(図6を参照)が、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて連続的に徐々に広がっている。このため、各第2スポーク部32の先端部32bとリム10との接合箇所のホイール周方向における幅を大きくすることができる。従って、各第2スポーク部32の先端部32bとリム10との接合強度を大きくすることができ、この結果、ホイール100全体の剛性をより一層高めることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施形態では、第2ディスク30の第2スポーク部32の本数(本例では、5本)が、第1ディスク20の第1スポーク部22の本数(本例では、5本)と同じであったが、第1スポーク部22の本数より少なくてもよい(例えば、3本)。
また、上記実施形態では、複数の第2スポーク部32のそれぞれの先端部32bとリム10とが接合される箇所(第1箇所)が、第1ディスク20のリング部23とリム10とが接合される箇所(第2箇所)に対して、車両内側に位置しているが(図5を参照)、「第1箇所」及び「第2か所」がホイール軸方向において同じ位置にあってもよいし、「第1箇所」が「第2箇所」に対して車両外側に位置していてもよい。
また、上記実施形態では、複数の第2スポーク部32のそれぞれの先端部32bとリム10とが接合される箇所が、ホイール軸方向において同じであるが、異なっていてもよい。これにより、リム10がスポークによって支持されるホイール軸方向における箇所の個数をより一層増やすことができ、リム10の剛性(従って、ホイール100全体の剛性)をより一層高めることができる。
また、上記実施形態では、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク22及び第2スポーク部32の一部同士がホイール軸方向において対向する領域(即ち、領域E)では、第1スポーク部22が第2スポーク部32に対して、車両内側に位置するように構成されているが、領域Eにおいて、第2スポーク部32が第1スポーク22に対して、車両内側に位置するようにホイール100を構成してもよい。
また、上記実施形態では、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク22及び第2スポーク部32の一部同士がホイール軸方向において対向するように構成されているが、ホイール周方向において隣り合う第1スポーク22及び第2スポーク部32がホイール軸方向において対向しないように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、第1スポーク部22と第2スポーク部32とが非接触で配置されるように構成されているが、第1スポーク部22の一部が第2スポーク部32の一部と接触するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、第1ディスク20の各第1スポーク部22のホイール周方向における幅A1(図6を参照)が、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて連続的に徐々に小さくなっているが、ホイール径方向において一定であってもよいし、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて連続的に徐々に大きくなっていてもよい。
また、上記実施形態では、第2ディスク30の各第2スポーク部32のホイール周方向における幅A2(図7を参照)が、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて連続的に徐々に大きくなっているが、ホイール径方向において一定であってもよいし、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて連続的に徐々に小さくなっていてもよい。
また、上記実施形態(図5を参照)では、「第1ディスク20のリング部23のホイール径方向先端部」が「リム10の車両外側端部(外側フランジ部15の先端部)」に接合されているが、図9に示すように、「リング部23のホイール径方向先端部」が「リム10の車両外側端部より車両内側の部分(例えば、外側ビードシート部14)の内壁面」に接合されていてもよい。また、図10及び図11に示すように、「リング部23のホイール径方向先端部よりホイール径方向内側部分の車両内側面」が「リム10の車両外側端部(外側ビードシート部14の車両外側端部)」に接合されていてもよい。
また、上記実施形態(図5を参照)、並びに、図9及び図10に示す態様では、「第2ディスク30の各第2スポーク部32の先端部32b」が「リム10のウエル部13の内壁面」に接合されているが、図11及び図12に示すように、「第2ディスク30の各第2スポーク部32の先端部32b」が「リム10の外側ビードシート部14の内壁面」に接合されていてもよい。何れにしろ、複数の第2スポーク部32のそれぞれの先端部32bとリム10とが接合される箇所(第1箇所)が、第1ディスク20のリング部23とリム10とが接合される箇所(第2箇所)に対して、車両内側に位置していることが好適である。
10…リム、20…第1ディスク、21…第1ハブ部、22…第1スポーク部、23…リング部、30…第2ディスク、31…第2ハブ部、32…第2スポーク部、32b…先端部、100…ホイール(自動車用ホイール)

Claims (4)

  1. 円筒状のリムと、
    第1ハブ部と、前記第1ハブ部からホイール径方向外側に延びる複数の第1スポーク部と、前記複数の第1スポーク部のそれぞれのホイール径方向外側の先端部と連結された円環状のリング部と、を備え、前記リング部が前記リムに接合された第1ディスクと、
    第2ハブ部と、前記第2ハブ部からホイール径方向外側に延びる複数の第2スポーク部と、を備え、前記第2ハブ部が前記第1ハブ部に対して同軸的且つ車両外側に位置し、前記複数の第2スポーク部のそれぞれのホイール径方向外側の先端部が、ホイール周方向における隣り合う前記第1スポーク部の間の位置にて前記リムと接合された第2ディスクと、
    を備え
    前記リム、前記第1ディスク、及び、前記第2ディスクは、スチール製であり、
    前記リング部は、前記リムの車両外側端部に溶接により接合され、
    前記複数の第2スポーク部のそれぞれが、前記第2ハブ部から、隣り合う前記第1スポーク部の間に形成された開口を車両外側から車両内側に向けて通るように延び、
    前記複数の第2スポーク部のそれぞれの前記先端部は、前記リムのホイール軸方向中央部に位置するウエル部であってホイール径方向内側に向けて円環状に窪んだウエル部の内周壁面に溶接により接合され、
    前記第1ハブ部には、ホイール周方向に沿って複数の第1ボルト穴が形成され、
    前記第2ハブ部には、ホイール周方向に沿って複数の第2ボルト穴が形成され、
    前記複数の第1ボルト穴及び前記複数の第2ボルト穴のうちホイール周方向に互いに対応するもの同士のホイール周方向の位相がそれぞれ合致している、自動車用ホイール。
  2. 請求項1記載の自動車用ホイールにおいて、
    ホイール周方向において隣り合う前記第1スポーク部及び前記第2スポーク部の一部同士がホイール軸方向において対向するように構成された、自動車用ホイール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記第1スポーク部と前記第2スポーク部とが非接触で配置されるように構成された、自動車用ホイール。
  4. 請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記第2ディスクの前記各第2スポーク部のホイール周方向における幅が、ホイール径方向内側端部からホイール径方向外側端部に向けて徐々に広がるように構成された、自動車用ホイール。
JP2017536124A 2015-08-26 2015-08-26 自動車用ホイール Active JP6466586B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/073940 WO2017033299A1 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 自動車用ホイール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017033299A1 JPWO2017033299A1 (ja) 2018-03-15
JP6466586B2 true JP6466586B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=58100444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017536124A Active JP6466586B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 自動車用ホイール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6466586B2 (ja)
WO (1) WO2017033299A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3926375A1 (de) * 1989-08-07 1991-02-14 Porsche Ag Mehrteilige felge
FR2796593B1 (fr) * 1999-07-22 2002-01-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Roue de vehicule, notamment automobile
FR2995558A1 (fr) * 2012-09-14 2014-03-21 Peugeot Citroen Automobiles Sa Roues allegees a hautes performances

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017033299A1 (ja) 2018-03-15
WO2017033299A1 (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5612339B2 (ja) 自動車用ホイール
JP6125998B2 (ja) 車両用ホイールディスク
JP5394197B2 (ja) 自動車用ホイールディスク
JP5057602B2 (ja) 車両用ホイール
WO2013160997A1 (ja) 自動車用ホイール
JP5419989B2 (ja) 自動車用ホイールディスク
JP5167226B2 (ja) 自動車用ホイール
JP5770212B2 (ja) 自動車用ホイール
US20190135029A1 (en) Vehicle Wheel for Passenger Cars
WO2013160999A1 (ja) 自動車用ホイール
JP2019503932A5 (ja) 組立式車両ホイール
US9139039B2 (en) Automobile wheel
US20190283492A1 (en) Vehicle wheel manufactured by magnetic pulse welding
JP6466586B2 (ja) 自動車用ホイール
JP5374353B2 (ja) 自動車用ホイール
JP5857784B2 (ja) 車両用ホイール
JP6727778B2 (ja) 車両用ホイールディスク
CN110861441B (zh) 车轮以及具有这种车轮的车辆
IT201800001028A1 (it) Ruota ibrida per veicoli.
JP5495808B2 (ja) 自動車用ホイールディスク
JP2012040947A (ja) 車両用ホイール
JP5951466B2 (ja) 組立式自動車ホイール用ディスク
JP3901424B2 (ja) 車両用ブレーキドラム
JP5592197B2 (ja) 自動車用ホイール
JP2001010301A (ja) 自動車用ホイール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6466586

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250