JP6465221B2 - 航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける装置 - Google Patents
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Description
航空機用水タンクでは、両側のドーム部の中央に、タンク本体の内部の清掃を行なうための開口部が設けられている。開口部は、ドーム部の中央に取着された口金と、Oリングを介して口金に着脱可能に結合される蓋とで構成されている。
口金は、蓋の雄ねじが螺合される雌ねじが形成された筒状部と、筒状部の端部から筒状部の半径方向外側に拡がるスカート部を備え、インナーライナーはこのスカート部の内周面に接着剤で取着され、繊維強化樹脂層はスカート部の外周面に取着されている(特許文献1)。
そして、インナーライナーの端部は、スカート部の内周面上でOリングよりもタンク本体の内部寄りに位置し、航空機用水タンクの使用時、インナーライナーの端部を含むスカート部の内周面に飲料水が直接接触する。
そのため、従来の航空機用水タンクでは、使用時、口金と、インナーライナーをスカート部に取着する接着剤に対して水が直接触れないことを目的として、インナーライナーの端部の周辺のスカート部の表面に、FDA(Food and Drug Administration)認定を受けた材料を塗布するコーティング工程が必要となる。
そのため、航空機用水タンクの製造工程にコーティング工程が加わり、また、メンテナンス時に、このコーティングを点検し、補修しなければならず、生産効率を高めコストダウンを図る上で、また、メンテナンス作業の効率を高める上で何らかの改善が望まれていた。
そこで、本出願人は、インナーライナーの端部を、Oリングよりもタンク本体の外部寄りに離し、航空機用水タンクの使用時、インナーライナーの端部に飲料水を接触させない航空機用水タンクを提案している(特許文献2)。
この提案では、口金に、蓋が結合される筒状部を設けると共に、この筒状部の軸心方向の端部に半径方向外方に広がるスカート部を設け、筒状部にスカート部と逆方向に向いた第1環状面を形成し、スカート部に第1環状面と逆方向に向いた第2環状面を形成しておく。
また、インナーライナーをブロー成形により、円筒部と、ドーム部と、ドーム部の半径方向内側に続く円筒状の筒部とを形成しておく。
そして、インナーライナーの筒部を口金の筒状部の内側に挿入し、インナーライナーの筒部を金型により口金の第1環状面に当接し熱変形させて取着し、インナーライナーのドーム部の内周部を第2環状面に当接して接着剤により取着するようにしている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、インナーライナーの筒部を熱変形させて筒状部の第1環状面に沿わせて変形させ、また、接着剤によりインナーライナーのドーム部の内周部を第2環状面に取着し、同時に、インナーライナーの筒部を熱変形させるための熱がインナーライナーのドーム部の内周部に伝達されることを抑制することでインナーライナーの耐久性を確保できる航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける装置を提供することにある。
そして、上型に、インナーライナーの筒部を口金の第1環状面に当接する外側当接面および外側当接面を加熱する加熱部と、上型側位置合わせ円筒面とを設け、下型に、インナーライナーの筒部の周囲のドーム部の箇所を口金の第2環状面に当接する内側当接面と、上型側位置合わせ円筒面に係合可能な下型側位置合わせ円筒面とを設けた。
さらに、下型側位置合わせ円筒面を有する箇所を上型よりも熱伝導性の低い材料で形成した。
そのため、インナーライナーの筒部を上型の外側当接面により熱変形させて口金の第1環状面に沿わせて変形させ、また、インナーライナーのドーム部の内周部を下型の内側当接面により口金の第2環状面に当接して接着剤により取着する場合、インナーライナーの筒部を熱変形させるための上型の外側当接面の熱の上型側位置合わせ円筒面から下型への伝導を抑制することができる。
また、上型の外側当接面の熱が下型に逃げないため、インナーライナーの筒部を口金の第1環状面に沿わせて短時間で確実に熱変形させることができ、成形時間の短縮を図る上で有利となる。
また、インナーライナーのドーム部の内周部を口金の第2環状面に取着するための接着剤の硬化時、接着剤に硬化熱が生じるが、この硬化熱に上型の外側当接面の熱が加えられることが抑制されるため、インナーライナーの温度の上昇を抑制でき、インナーライナーの耐久性を確保する上で有利となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず図1を参照して航空機用水タンク10について説明する。
航空機用水タンク10は、航空機に設置されて飲料水を収容するものであり、航空機用水タンク10は、その内部が水収容空間とされるタンク本体12を備えている。
タンク本体12は、円筒部14と、円筒部14の両側に設けられたドーム部16とを有している。
図2に示すように、両側のドーム部16の中央に、タンク本体12の内部の清掃を行なうための開口部18が設けられ、開口部18は蓋34により開閉される。
また、円筒部14の上部に、水を航空機の各所に供給するための不図示の配管用のノズル部が設けられ、円筒部14の下部に、水を排出するための不図示の配管用のノズル部が設けられている。
インナーライナー22は、航空機用水タンク10の輪郭を形成する中空体をなし、ブロー成形によって形成される。ブロー成形は、合成樹脂を溶融してパイプ状としたものを金型で挟み込み、パイプの内側に空気を吹き込むことで成形品を得るものである。
ブロー成形により得られたインナーライナー22は、図4に示すように、円筒部22Aと、円筒部22Aの両側に設けられたドーム部22Bと、ドーム部22Bの中央から突設する筒部22Cとを有している。
インナーライナー22には、熱可塑性樹脂であるポリプロピレンやポリエチレンを含むポリオレフィン系樹脂など、FDA認定を受けた従来公知の様々な材料が使用可能である。
熱硬化性樹脂として、エポキシ樹脂など従来公知のさまざまな合成樹脂が使用可能である。また、強化繊維として、カーボン繊維、ガラス繊維など従来公知のさまざまな繊維が使用可能である。
図5に示すように、口金26は、ドーム部16の中央に配置される筒状部30と、スカート部32と、膨出部38とを含んで構成されている。
筒状部30の軸心方向の一端の内周部に、蓋34が結合される口金側結合部として雌ねじ36が設けられている。
スカート部32は、筒状部30の軸心方向の他端の外周部全周から筒状部30の半径方向外方に拡がっている。
膨出部38は、筒状部30の軸心方向の他端の内周部全周から半径方向内側に膨出し、膨出部38は、雌ねじ36の内径よりも半径方向内側に膨出している。
膨出部38は筒状部30の軸心方向の一端側に向いた外側膨出面40と、膨出部38の半径方向内側を向いた内周面41と、内周面41に続く湾曲面43とを有している。
外側膨出面40は、傾斜面4002と、環状の面4004と、平坦面4006とを含んで構成されている。
傾斜面4002は、筒状部30の軸心方向の一端側に至るにつれて次第に内径が大きくなる円錐面で形成され、傾斜面4002の軸心方向の他端は内周面41に接続している。
環状の面4004は、傾斜面4004の軸心方向の一端に接続し傾斜面4004の一端の内径よりも大きい外径で軸心方向と直交する平面で環状に形成されている。
平坦面4006は、環状の面4004よりもインナーライナー22の厚さ分軸心方向の一端側に離れた膨出部38の箇所に環状の面4004の半径方向外側で軸心方向と直交する環状の平面で形成されている。
凹溝42を構成する互いに対向する一対の側面のうちの膨出部38側の側面は平坦面4006と同一面上に位置している。
スカート部32は筒状部30の軸心方向の一端と反対の方向をむいた内側スカート面3202と、筒状部30の軸心方向の一端側に向いた外側スカート面3204とを有している。
内側スカート面3202の内周端、内周面41、湾曲面43は、図10に示すように、インナーライナー22のドーム部22Bの中央部と筒部22Cの基部とに対応した形状で形成され、後述するインナーライナー22が内側スカート面3202から膨出部38の表面にわたり円滑に取着できるように図られている。
図2に示すように、繊維強化樹脂層24は、インナーライナー22の円筒部22A、ドーム部22Bから口金26の外側スカート面3204、筒状部30の外周面にわたって取着されている。
インナーライナー22は、筒部22Cの周囲のドーム部22Bの箇所が内側スカート面3202に当接して接着剤により取着され、筒部22Cが外側膨出面40に当接した状態に熱変形されている。
本実施の形態では、外側膨出面40が特許請求の範囲の第1環状面(以下第1環状面40ともいう)に相当しており、内側スカート面3202が特許請求の範囲の第2環状面(以下第2環状面3202ともいう)に相当している。
熱変形されたインナーライナー22の端部2202は、環状の面4004上で雌ねじ36の内径よりも半径方向内側に位置している。これにより、筒部22Cの外側膨出面40への熱変形時、雌ねじ36の内側からインナーライナー22が外側膨出面40に確実に当接された状態で取り付けられているか否か簡単に視認できるように図られ、生産効率の向上が図られている。
環板部44の外周部には、口金側結合部に結合される蓋側結合部として雄ねじ50が形成され、雄ねじ50は雌ねじ36に螺合可能である。
また、本実施の形態では、端面寄りの筒部46の外周面の箇所に、シール部材としてOリング52が装着されている。Oリング52を蓋34に装着させることで、蓋34による開口部18の開閉作業の簡易化が図られている。
なお、本実施の形態では、口金26と蓋34はFDA認定を受けた同一の合成樹脂材料で形成され、雄ねじ50と雌ねじ36とが円滑に結合できるように図られている。
本実施の形態では、Oリング52を圧縮する蓋34の部分は、環板部44の端面4402と筒部46の外周面4602とで構成される角部であり、Oリング52を圧縮するインナーライナー22の部分は、傾斜面4002に位置する部分である。
そして、膨出部38の表面に取着されたインナーライナー22の端部2202は、Oリング52が圧縮される箇所よりも水収容空間12Aから離れた膨出部38の表面の箇所に位置している。
したがって、航空機用水タンク10の使用時、タンク本体12の内部に収容された水がインナーライナー22の端部2202に接触することはない。
そのため、インナーライナー22の端部2202の周辺のスカート部32の表面(内側スカート面3202)への、FDA認定を受けた材料による水漏れ防止のコーティング作業を省略でき、航空機用水タンク10の生産効率を高めコストダウンを図る上で有利となる。また、メンテナンス時に、FDA認定を受けた材料による水漏れ防止のコーティングを点検し、補修する作業も省略でき、メンテナンス作業の効率を高める上で有利となる。
また、航空機用水タンク10の使用時、飲料水中に位置する口金26の内側スカート面3202および膨出部38の表面はインナーライナー22で覆われているので、口金26と飲料水とが直接接触することはない。
したがって、口金26を製造するに際して、FDA認定を受けた材料に限定されることなく、種々の性状を備えた所望の材料を用いることができ、設計の自由度を拡大する上で有利となる。
図6〜図9に示すように、取り付け装置54は、上型56、下型58、付勢部60を含んで構成されている。
上型56は、上型本体62と加熱部64とを含んで構成されている。
上型56は、剛性を有する材料で形成され、このような材料として金属を含む従来公知の様々な材料が採用可能であり、本実施の形態では、アルミ合金を用いている。
図11(A)、(B)に示すように、上型本体62はほぼ円板状を呈し、上型本体62には、軸挿通孔6202、加熱部収容凹部6204、上部円筒面部6206、上型側位置合わせ円筒面6208、外側当接面6210が設けられ、軸挿通孔6202、上部円筒面部6206、上型側位置合わせ円筒面6208、外側当接面6210は同軸上に位置している。
軸挿通孔6202は、上型本体62の中央部のボス部61に嵌合された軸受63の内周面で形成されている。上型本体62の軸心と軸受63の軸心とは合致しており、軸挿通孔6202は、後述する軸部材70と共に、上型56と下型58とを同軸上に位置合わせするために機能し、軸受63は軸部材70を回転可能に支持する。
加熱部収容凹部6204は、上型本体62の上面に周方向に延在して設けられ、加熱部64は加熱部収容凹部6204に収容されて外側当接面6210を加熱する。加熱部64として電気ヒータなど従来公知の様々な加熱部材が使用可能である。
上部円筒面部6206は、上型本体62の上部に雌ねじ36の内径よりも小さい寸法の外径の外周面で形成されている。
上型側位置合わせ円筒面6208は、上型本体62の下部に上部円筒面部6206よりも小さい寸法の外径の外周面で形成され、言い換えると、上型本体62の軸心と中心とした円筒面で形成されている。この上型側位置合わせ円筒面6208は、上型56と下型58とを同軸上に位置合わせするために機能する。
上型側位置合わせ円筒面6208の下端には、下方に至るにつれて次第に外径が小さくなる傾斜面6208Aが形成され、上型側位置合わせ円筒面6208と後述する下型側位置合わせ円筒面5804とが円滑に係合されるように図られている。
外側当接面6210は、筒部22Cの端部2202を環状の面4004に当接する第1当接面6210Aと、端部2202に続く筒部22Cの箇所を傾斜面4002に当接する第2当接面6210Bとを含んで構成されている。
第1当接面6210Aは、環状の面4004よりも大きな外径の環状の平坦な面で形成され、筒部22Cの端部2202を環状の面4004に当接すると共に、平坦面4006に当接する。
第2当接面6210Bは、第1当接面6210Aの内周端から上型側位置合わせ円筒面6208に向かうにつれて次第に外径が小さくなる傾斜面4002で形成され、本実施の形態では、円錐面で形成されている。
第2当接面6210Bは、その下端が上型56の軸心方向から見て、上型56の半径方向において口金26の傾斜面4002の内周端にインナーライナー22の厚さを加えた箇所の内側に位置するように延在している。
下型58は、内側当接面5802と下型側位置合わせ円筒面5804とを有している。
内側当接面5802は、筒部22Cの周囲のドーム部22Bの箇所を第2環状面3202に当接し接着剤により取着する箇所である。
下型側位置合わせ円筒面5804は、下型58の軸心を中心軸とした円筒面で形成され、上型側位置合わせ円筒面6208に係合可能である。
下型側位置合わせ円筒面5804と上型側位置合わせ円筒面6208とが係合することで上型56と下型58とが同軸上に位置合わせされる。
なお、軸部材70が軸受63に挿通されることで上型56と下型58とが同軸上に位置合わせされ、下型側位置合わせ円筒面5804と上型側位置合わせ円筒面6208とが係合することで上型56と下型58とが同軸上に位置合わせされる。本実施の形態では、軸部材70が軸受63に挿通されることで上型56と下型58とが同軸上に位置合わせされ、下型側位置合わせ円筒面5804と上型側位置合わせ円筒面6208とが係合することで上型56と下型58とが同軸上に補助的に位置合わせされる。
下型58は、下型側位置合わせ円筒面5804を有する箇所が上型56よりも熱伝導性の低い材料で形成されている。
基板部66は、第2環状面3202の外径に対応した外径を有する均一厚さの円板状の部材で構成されている。
基板部66は、剛性を有する材料で形成され、このような材料として金属を含む従来公知の様々な材料が採用可能であり、本実施の形態では、アルミ合金を用いている。
外周部材68は、基板部66の外周部にねじNにより着脱可能に取着されている。
外周部材68は、上型56よりも熱伝導性が低く剛性およびインナーライナー22に比較して高い耐熱性を有する材料で形成されている。
このような熱伝導性が低く剛性および耐熱性を有する材料としてフッ素樹脂などの従来公知の様々な材料が採用可能である。
外周部材68は環板状を呈し、その内周面は上型側位置合わせ円筒面6208に係合可能な下型側位置合わせ円筒面5804として形成されている。
また、外周部材68の上面は、内側当接面5802として形成されている。
外周部材68の内周端寄りの部分は、図6〜図9に示すように、上型側位置合わせ円筒面6208の半径方向外側で、口金26の膨出部38の内周面41、湾曲面43に対向するように上方に起立した起立部6802として形成されている。
軸部材70は、基板部66の中心に嵌合された軸受67に挿通されている。
インナーライナー22と口金26との取り付け時、軸部材70は、上型56の軸受63に挿通される。
付勢部60は、軸部材70に巻装され上型本体62を下型58に向けて付勢するコイルスプリング72を含んで構成されている。
すなわち、コイルスプリング72の一端は、上型本体62の内周部の上面に当接し、コイルスプリング72の他端は、軸部材70に螺合されたナット74に当接している。
そして、ナット74を回動することによりコイルスプリング72の圧縮長さが調節され、上型本体62を下型58に押し付ける力が調節される。
そのため、図12〜図15に示すように、下型58を2つの分割体で構成し、2つの分割体を折曲した状態で口金26の内側からインナーライナー22の内部に挿入し、その後、インナーライナー22の内部で2つの分割体を開くようにしている。
すなわち、図12(A)〜(D)、図13(A)、(B)に示すように、基板部66は、平面上に展開された展開状態と互いに近づく方向に折曲された折曲状態との間でヒンジ78を介して揺動可能に連結された2つの基板分割体66A、66Bで構成されている。
2つの基板分割体66A、66Bのうちの一方の基板分割体66Aには、基板部66の中央に位置するように肉厚の円筒状ボス部6602が設けられ、軸受67はこの円筒状ボス部6602の孔に嵌合されている。
また、2つの基板分割体66A、66Bのうちの他方の基板分割体66Bには、円筒状ボス部6602に係合可能な半円弧状の欠部6604が設けられている。
図13(C)に示すように、軸部材70は、軸受67に挿入され、軸部材70の端部には軸部材70と一体に回転するように保持部材76が取着されている。
保持部材76は、2つの基板分割体66A、66Bが折曲される際には、図13(A)、(C)に示すように、軸部材70が設けられた基板分割体66Aの下面に位置し、展開状態では、図13(B)に示すように、双方の基板分割体66A、66Bの下面にわたって延在し、展開状態を保持するように機能する。
すなわち、本実施の形態では、2つの基板分割体66A、66Bの展開状態の保持を可能とした保持部が、保持部材76により構成されている。
図14(A)〜(D)に示すように、外周部材68は、2つの基板分割体66A、66Bの外周部に設けられた外周分割体68A、68Bで構成されている。
2つの基板分割体66A、66Bの展開状態で、各基板分割体66A、66Bに取着された外周分割体68A、68Bにより内側当接面5802と下型側位置合わせ円筒面5804とが形成される。
インナーライナー22の円筒部22Aが、複数の円筒部分割体が接合することで構成される場合、口金26の軸心方向の両端はそれぞれ開放された空間が位置するので、下型58は実施の形態のような2つの分割体で構成する必要はなく、上型56と同様に下型58を単一体で構成すればよい。
この場合には、軸挿通孔6202、軸部材70、付勢部60を省略し、上型56と下型58とをそれぞれ昇降手段により昇降させるようにしてもよい。また、この場合には、下型側位置合わせ内周面5804と上型側位置合わせ外周面6208とを係合させることのみで、上型56と下型58とを同軸上に位置合わせするようにしてもよい。
ブロー成形により成形されたインナーライナー22は、図4に示すように、円筒部22Aと、円筒部22Aの両側のドーム部22Bと、ドーム部22Bの中央から突設された筒部22Cとを有している。
まず、図10に示すように、筒部22Cの周囲のドーム部22Bの表面に接着剤を塗布し、筒部22Cが膨出部38の内側に挿入されるように口金26を筒部22Cの周囲のドーム部22Bの表面に載置する。
次に、筒部22Cの内側から下型58をドーム部22Bの内側に挿入する。
この挿入は、図15(A)、(B)、(C)に示すように、2つの基板分割体66A、66Bを折曲状態として軸部材70を介して筒部22Cの内側からインナーライナー22の内部に挿入することで行なう。
そして、図6に示すように、下型58の内側当接面5802を内側スカート面3202に当接されたインナーライナー22の部分に当接する。
次に、図7、図8に示すように、軸部材70に上型56を挿通させ、上型56の上型側位置合わせ円筒面6208をインナーライナー22の筒部22Cに挿入する。
次に、上型56の上にコイルスプリング72、ナット74を配置し、加熱部64により上型56の外側当接面6210を加熱する。
図9に示すように、このコイルスプリング72の弾性力により上型56と下型58は互いに近づく方向に付勢され、上型56の第2当接面6210Bは、筒部22Cを半径方向外側に熱変形させて口金26の傾斜面4002に当接する。
また、上型56の第1当接面6210Aは、筒部22Cの端部2202を半径方向外側に熱変形させ、筒部22Cの端部2202を環状の面4004に当接する。
また、コイルスプリング72の弾性力により外周部材68の内側当接面5802は、筒部22Cの周囲に位置するインナーライナー22のドーム部22Bの箇所を口金26の内側スカート面3202に当接する。
コイルスプリング72の弾性力が作用した状態で、上型56の第1当接面6210Aと第2当接面6210Bによる筒部22Cの環状の面4004、傾斜面4002への当接と、下型58の内側当接面5802による筒部22Cの周囲のドーム部22Bの箇所の内側スカート面3202への当接は、所要の時間継続して行なわれる。
このような加工時、軸部材70が上型56の軸受63に挿入されることで、また、下型58の下型側位置合わせ円筒面5804に上型56の上型側位置合わせ円筒面6208が挿入されることで、上型56と下型58とが同軸上に位置合わせされた状態となっている。
次に、軸部材70により下型58を口金26の下方に変位させ、軸部材70により保持部材76を回転させて基板分割体66A、66Bを折曲可能な状態とする。
次に、作業者は、筒部22Cの内側から手を入れて、2つの基板分割体66A、66Bを折曲状態とし、軸部材70を介して下型58を口金26の内側からインナーライナー22の外部に取り出し、作業を終了する。
また、外周部材68が、インナーライナー22に比較して高い耐熱性を有する材料で形成されているので、型56の熱により外周部材68が変形または劣化することを防止する上で有利となる。
そのため、上型56の外側当接面6210の熱が下型58に逃げないため、インナーライナー22の筒部22Cを口金26の筒状部30の内周部(第1環状面40)に沿わせて短時間で確実に熱変形させることができ、成形時間の短縮を図る上で有利となる。
そのため、簡単な構造により上型56の外側当接面6210の熱の下型58への伝導を抑制することができ、成形時間の短縮を図る上で有利となり、インナーライナー22の耐久性を確保する上で有利となる。
したがって、簡単な構成により下型58の内側当接面5802と上型56の外側当接面6210とによりインナーライナー22を介在させた状態で外側膨出面40と内側スカート面3202とで挟まれた口金26の箇所を挟持でき、インナーライナー22と口金26とを確実に取り付けることが可能となる。
したがって、筒部22Cの端部2202が傾斜面4002の上端の半径方向外側の平坦な環状の面4004に当接した状態で熱変形され、熱変形された後の筒部22Cの内周部が見やすくなる。
そのため、口金26の雌ねじ36側から筒部22Cが傾斜面4002に沿って熱変形されているか否か、また、筒部22Cの端部2202が環状の面4004に沿って熱変形されているか否かを容易に視認する上で有利となる。
次に第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材については第1の実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図16〜図19に示すように、第2の実施の形態の取り付け装置80は、上型56、下型58、付勢部60を含んで構成されている。
上型56は、上型本体62と加熱部64とを含んで構成されている。
上型本体62を構成する材料は、第1の実施の形態と同様であり、図20(A)、(B)に示すように、上型本体62には、軸挿通孔6202、加熱部収容凹部6204、上部円筒面部6206、上型側位置合わせ円筒面6220、外側当接面6210が設けられ、軸挿通孔6202、上部円筒面部6206、上型側位置合わせ円筒面6220、外側当接面6210は同軸上に位置している。
上型側位置合わせ円筒面6220は、上部円筒面部6206の下部の半径方向内側および外側当接面6210の半径方向内側に内周面として形成されている。
外側当接面6210は、上部円筒面部6206の下部に設けられている。
下型58は、内側当接面5802と下型側位置合わせ円筒面5810とを有している。
内側当接面5802は、筒部22Cの周囲のドーム部22Bの箇所を第2環状面(内側スカート面)3202に当接し接着剤により取着する箇所である。
下型側位置合わせ円筒面5810は、下型58の軸心を中心軸とした円筒面で形成され、上型側位置合わせ円筒面6220に係合可能である。
基板部66は、第2環状面3202の外径に対応した外径を有する円板状の部材で構成され、第1の実施の形態と同様に、基板部66にアルミ合金が用いられている。
基板部66の外周部の上面は、内側当接面5802として形成されている。
筒状部材82は、筒部22Cの内径よりも小さい外径で基板部66から筒状に立設され、上型56よりも熱伝導性が低く、剛性およびインナーライナー22に比較して高い耐熱性を有する材料で形成され、基板部66に着脱可能に取着されている。筒状部材82には、第1の実施の形態の外周部材68と同様に、フッ素樹脂が用いられている。
筒状部材82の外周面は上型側位置合わせ円筒面6220に係合可能な下型側位置合わせ円筒面5810として形成されている。
筒状部材82の基端の外周部には、内側当接面5802の内周端から次第に起立して下型側位置合わせ円筒面5810に連続状に接続する湾曲面8202が形成されている。
筒状部材82の先端の外周端には、上方に至るにつれて直径が小さくなる円錐面8204が形成され、上型側位置合わせ円筒面6220と下型側位置合わせ円筒面5810とが円滑に係合するように図られている。
軸部材70は、2つの基板分割体66A、66Bのうちの一方の基板分割体66Aに回転可能に結合されて一方の基板分割体66Aから軸挿通孔6202に向けて突設されている。
上型本体62と反対に位置する一方の基板部分割体66Aの箇所に、軸部材70と一体に回転し、2つの基板分割体66A、66Bの折曲状態の形成を可能とし、2つの基板分割体66A、66Bの展開状態の保持を可能とした保持部材76が取着されている。
2つの基板分割体66A、66Bの展開状態で、各基板分割体66A、66Bの外周部の上面により内側当接面5802が形成され、各筒状部材分割体82A、82Bの外周面により下型側位置合わせ円筒面5810が形成される。
図10に示すように、筒部22Cの周囲のドーム部22Bの表面に接着剤を塗布し、筒部22Cが膨出部38の内側に挿入されるように口金26を筒部22Cの周囲のドーム部22Bの表面に載置する。
次に、第1の実施の形態と同様に、2つの基板分割体66A、66Bを折曲状態として軸部材70を介して筒部22Cの内側からインナーライナー22の内部に挿入し、作業者は、筒部22Cの内側から手を入れて、2つの基板分割体66A、66Bを展開状態とし、軸部材70により保持部材76を回転させ、2つの基板分割体66A、66Bの展開状態を保持部材76により保持させる。
そして、図16に示すように、下型58の内側当接面5802を内側スカート面3202に当接されたインナーライナー22の部分に当接する。
次に、軸部材70に上型56を挿通させ、図17、図18に示すように、上型56の上にコイルスプリング72、ナット74を配置し、加熱部64により上型56の外側当接面6210を加熱し、上型側位置合わせ円筒面6220を下型側位置合わせ円筒面5810に係合する。
図19に示すように、このコイルスプリング72の弾性力により上型56と下型58は互いに近づく方向に付勢され、上型56の第2当接面6210Bは、筒部22Cを半径方向外側に熱変形させて口金26の傾斜面4002に当接する。
また、上型56の第1当接面6210Aは、筒部22Cの端部2202を半径方向外側に熱変形させ、筒部22Cの端部2202を環状の面4004に当接する。
また、コイルスプリング72の弾性力により基板部66の内側当接面5802は、筒部22Cの周囲に位置するインナーライナー22のドーム部22Bの箇所を口金26の内側スカート面3202に当接する。
コイルスプリング72の弾性力が作用した状態で、上型56の第1当接面6210Aと第2当接面6210Bによる筒部22Cの環状の面4004、傾斜面4002への当接と、下型58の内側当接面5802による筒部22Cの周囲のドーム部22Bの箇所の内側スカート面3202への当接は、所要の時間継続して行なわれる。
このような加工時、軸部材70が上型56の軸受63に挿入されることで、また、下型58の下型側位置合わせ円筒面5810が上型56の上型側位置合わせ円筒面6220に挿入されることで、上型56と下型58とが同軸上に位置合わせされた状態となっている。
次に、軸部材70により下型58を口金26の下方に変位させ、軸部材70により保持部材76を回転させて基板分割体66A、66Bを折曲可能な状態とする。
次に、作業者は、筒部22Cの内側から手を入れて、2つの基板分割体66A、66Bを折曲状態とし、軸部材70を介して下型58を口金26の内側からインナーライナー22の外部に取り出し、作業を終了する。
また、簡単な構造により上型56の外側当接面6210の熱の下型58への伝導を抑制することができ、成形時間の短縮を図る上で有利となり、インナーライナー22の耐久性を確保する上で有利となる。
また、口金26の雌ねじ36側から筒部22Cが傾斜面4002に沿って熱変形されているか否か、また、筒部22Cの端部2202が環状の面4004に沿って熱変形されているか否かを容易に視認する上で有利となる。
また、付勢部60に代えリンク機構やエアシリンダを用いて構成するなど任意である。例えば、図8の状態において口金26と上型56を上方に移動不能に支持し、リンク機構やエアシリンダなどを用いて軸部材70を上方に移動させるようにしてもよく、付勢部60の構成は実施の形態に限定されず、従来公知の様々な構成が採用可能である。ただし、実施の形態のように付勢部60をコイルスプリング72を含んで構成すると、付勢部60の構造の簡単化、部品点数の削減化を図る上で有利となり、装置のコストダウンを図る上で有利となる。
22 インナーライナー
22A 円筒部
22B ドーム部
22C 筒部
2202 端部
26 口金
32 スカート部
3202 内側スカート面(第2環状面)
40 外側膨出面(第1環状面)
4002 傾斜面
4004 環状の面
54 取り付け装置
56 上型
58 下型
5802 内側当接面
5804 下型側位置合わせ円筒面
5810 下型側位置合わせ円筒面
60 付勢部
62 上型本体
6208 上型側位置合わせ円筒面
6210 外側当接面
6210A 第1当接面
6210B 第2当接面
6220 上型側位置合わせ円筒面
64 加熱部
66 基板部
68 外周部材
70 軸部材
72 コイルスプリング
80 取り付け装置
82 筒状部材
Claims (7)
- インナーライナーのドーム部の中央に位置する筒部を筒状の口金の内側に位置させ、前記口金の軸心を中心として環状に拡がる第1環状面に前記筒部を当接した状態で熱変形させ、前記筒部の周囲の前記ドーム部の箇所を、前記口金の軸心を中心として環状に拡がり前記第1環状面と反対の方向を向いた第2環状面に当接して接着材により取着する航空機用水タンクのインナーライナーと口金とを取り付ける装置であって、
上型と、前記上型の下方で前記上型と同軸上に配置される下型とを備え、
前記上型は、上型本体と加熱部とを有し、
前記上型本体は、前記筒部を前記第1環状面に当接する外側当接面と、前記上型本体の軸心を中心軸とした円筒面からなる上型側位置合わせ円筒面とを有し、
前記加熱部は前記外側当接面を加熱するように前記上型本体に設けられ、
前記下型は、前記筒部の周囲の前記ドーム部の箇所を前記第2環状面に当接する内側当接面と、前記下型の軸心を中心軸とし前記上型側位置合わせ円筒面に係合可能な円筒面からなる下型側位置合わせ円筒面とを有し、
前記下型は、前記下型側位置合わせ円筒面を有する箇所が前記上型よりも熱伝導性の低い材料で形成されている、
ことを特徴とする航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける取り付け装置。 - 前記下型は、前記第2環状面の外径に対応した外径を有する基板部と、前記基板部の外周部に取着され前記上型よりも熱伝導性の低い材料で形成された外周部材とを含んで構成され、
前記内側当接面は、前記外周部材の上面に設けられ、前記下型側位置合わせ円筒面は前記外周部材の内周面で形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける取り付け装置。 - 前記上型本体は、前記上型本体の軸心に設けられた軸挿通孔を備え、
前記下型は、前記基板部と前記外周部材に加え、前記基板部から突設され前記軸挿通孔に移動可能に挿通されることで前記下型を前記上型本体と同軸上に位置させる軸部材を含んで構成され、
前記基板部は、平面上に展開された展開状態と互いに近づく方向に折曲された折曲状態との間で揺動可能に連結された2つの基板分割体で構成され、
前記外周部材は、前記2つの基板分割体の外周部にそれぞれ設けられた外周分割体で構成され、
前記2つの基板分割体の展開状態で、前記2つの基板分割体に設けられた前記外周分割体の上面により前記内側当接面が形成されると共に、前記外周分割体の内周面により前記下型側位置合わせ円筒面が形成され、
前記軸部材は、前記2つの基板分割体のうちの一方の基板分割体に回転可能に結合されて前記一方の基板分割体から前記軸挿通孔に向けて突設され、
前記上型本体と反対に位置する前記一方の基板部分割体の箇所に、前記軸部材と一体に回転し、前記2つの基板分割体の折曲状態の形成を可能とし、前記2つの基板分割体の展開状態の保持を可能とした保持部材が取着されている、
ことを特徴とする請求項2記載の航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける取り付け装置。 - 前記下型は、前記第2環状面の外径に対応した外径を有する基板部と、前記筒部の内径よりも小さい外径で前記基板部から筒状に立設され前記上型よりも熱伝導性の低い材料で形成された筒状部材とを含んで構成され、
前記内側当接面は前記基板部の上面に設けられ、
前記下型側位置合わせ円筒面は前記筒状部材の外周面で形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける取り付け装置。 - 前記上型本体は、前記上型本体の軸心に設けられた軸挿通孔を備え、
前記下型は、前記基板部と前記筒状部材に加え、前記基板部から突設され前記軸挿通孔に移動可能に挿通されることで前記下型を前記上型本体と同軸上に位置させる軸部材を含んで構成され、
前記基板部は、平面上に展開された展開状態と互いに近づく方向に折曲された折曲状態との間で揺動可能に連結された2つの基板分割体で構成され、
前記筒状部材は、前記2つの基板分割体にそれぞれ設けられた筒状部材分割体で構成され、
前記2つの基板分割体の展開状態で、前記2つの基板分割体の外周部の上面により前記内側当接面が形成されると共に、前記筒状部材分割体の外周面により前記下型側位置合わせ円筒面が形成され、
前記軸部材は、前記2つの基板分割体のうちの一方の基板分割体に回転可能に結合されて前記一方の基板分割体から前記軸挿通孔に向けて突設され、
前記上型本体と反対に位置する前記一方の基板部分割体の箇所に、前記軸部材と一体に回転し、前記2つの基板分割体の折曲状態の形成を可能とし、前記2つの基板分割体の展開状態の保持を可能とした保持部材が取着されている、
ことを特徴とする請求項4記載の航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける取り付け装置。 - 前記上型本体と前記下型とを近づける方向に付勢し前記第1環状面と前記第2環状面とで挟まれた口金の箇所を前記インナーライナーを介在させた状態で前記内側当接面と前記外側当接面とにより挟持する付勢部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3または5記載の航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける取り付け装置。 - 前記第1環状面は、前記口金の軸心方向の一端側に至るにつれて次第に内径が大きくなる傾斜面と、前記傾斜面の前記軸心方向の一端に接続し前記傾斜面の前記一端の内径よりも大きい外径で前記口金の軸心と直交する面上を延在する環状の面とを含んで構成され、
前記外側当接面は、前記筒部の端部を前記環状の面に当接する第1当接面と、前記端部に続く前記筒部の箇所を前記傾斜面に当接する第2当接面とを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の航空機用水タンクのインナーライナーに口金を取り付ける取り付け装置。
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