JP6464731B2 - 蓄電装置モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置モジュールに関する。
従来の蓄電装置モジュールとしては、例えば特許文献1,2に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の蓄電装置モジュールは、複数の角形電池を絶縁性のセパレータを介して積層して構成された電池積層体と、電池積層体を両端面から挟持する1対のエンドプレートと、電池積層体の側面を締結するようにエンドプレートに固定されたバインドバーと、電池積層体を覆う外装上ケースとを備えている。特許文献2に記載の蓄電装置モジュールは、電池とこの電池を保持する電池ホルダとを有する積層体と、積層体の両側に配置された1対のエンドプレートと、積層体と一方のエンドプレートとの間に配置され、積層方向に弾性を有する弾性部材とを備えている。また、特許文献3には、複数のバッテリと、これらのバッテリを収容する箱体と、箱体の蓋体に取り付けられ、バッテリの温度を検出するサーミスタ温度計とを備えた電源装置が開示されている。
特開2012−243534号公報 特開2009−81056号公報 特開2006−186045号公報
蓄電装置モジュールにおいては、蓄電装置である電池の上面にサーミスタ温度計等の温度センサを載置することがある。このとき、温度センサにより電池の温度を正確に検知するためには、外装上ケース等のカバーに組み付けられる押さえ部によって温度センサを電池に対して押さえることが望ましい。しかし、このような構成では、以下の不具合が発生する。
即ち、電池の劣化等により電池が膨張する。このとき、電池積層体と一方のエンドプレートとの間に弾性部材が配置されていると、電池の膨張に追従して電池が弾性部材側に移動する。これに伴い、電池の上面に載置された温度センサも弾性部材側に移動する。ところが、カバーが1対のエンドプレートに固定されていると、カバーが電池の膨張に追従して弾性部材側に移動することはない。従って、電池が膨張すると、温度センサが押さえ部の位置からずれてしまい、押さえ部により温度センサを電池に対して押さえることができなくなる事がある。この場合には、電池の温度を正確に検知することが困難になる。また、温度センサが電池の上面から離れてしまうおそれがある。
本発明の目的は、蓄電装置が膨張しても、温度センサを蓄電装置に対して押さえることができる蓄電装置モジュールを提供することである。
本発明の一側面に係る蓄電装置モジュールは、一方向に配列された複数の蓄電装置を有する蓄電装置群と、蓄電装置群の両側に配置され、複数の蓄電装置を蓄電装置の配列方向に拘束する1対の拘束部材と、蓄電装置群の上方に配置されると共に、1対の拘束部材に固定されるカバーと、蓄電装置の上面に載置され、蓄電装置の温度を検出する温度センサとを備え、1対の拘束部材の何れか一方側には、蓄電装置の膨張を吸収する膨張吸収部が配置され、カバーには、温度センサを蓄電装置に対して押さえる押さえ部が組み付けられ、温度センサにおける膨張吸収部の反対側の端から押さえ部までの距離は、温度センサが載置された蓄電装置が複数の蓄電装置の膨張によって膨張吸収部側に移動する量よりも長いことを特徴とする。
このような蓄電装置モジュールにおいては、複数の蓄電装置が膨張すると、蓄電装置が膨張吸収部側に移動する。これに伴い、蓄電装置の上面に載置された温度センサも膨張吸収部側に移動する。一方、カバーは1対の拘束部材に固定されているため、カバーに組み付けられる押さえ部は膨張吸収部側に移動することはない。本発明では、温度センサにおける膨張吸収部の反対側の端から押さえ部までの距離は、温度センサが載置された蓄電装置が複数の蓄電装置の膨張によって膨張吸収部側に移動する量よりも長い。従って、蓄電装置の膨張により温度センサが膨張吸収部側に移動しても、温度センサが押さえ部により蓄電装置に対して押さえられた状態に維持される。
温度センサは、少なくとも2つの蓄電装置の上面に載置されており、温度センサにおける膨張吸収部の反対側の端から押さえ部までの距離は、膨張吸収部に近い温度センサほど長くなっていてもよい。複数の蓄電装置が膨張すると、蓄電装置が膨張吸収部側に移動するが、膨張吸収部に近い蓄電装置ほど膨張吸収部側に移動する量が大きくなる。そこで、温度センサにおける膨張吸収部の反対側の端から押さえ部までの距離を、膨張吸収部に近い温度センサほど長くすることにより、蓄電装置の膨張により各温度センサが膨張吸収部側に移動しても、各温度センサが押さえ部により蓄電装置に対して確実に押さえられた状態に維持される。
本発明の他の側面に係る蓄電装置モジュールは、一方向に配列された複数の蓄電装置を有する蓄電装置群と、蓄電装置群の両側に配置され、複数の蓄電装置を蓄電装置の配列方向に拘束する1対の拘束部材と、蓄電装置群の上方に配置されると共に、1対の拘束部材に固定されるカバーと、蓄電装置の上面に載置され、蓄電装置の温度を検出する温度センサとを備え、1対の拘束部材の何れか一方側には、蓄電装置の膨張を吸収する膨張吸収部が配置され、カバーには、温度センサを蓄電装置に対して押さえる押さえ部が組み付けられ、押さえ部は、温度センサの中心に対して膨張吸収部側にずれて配置されていることを特徴とする。
このような蓄電装置モジュールにおいては、複数の蓄電装置が膨張すると、蓄電装置が膨張吸収部側に移動する。これに伴い、蓄電装置の上面に載置された温度センサも膨張吸収部側に移動する。一方、カバーは1対の拘束部材に固定されているため、カバーに組み付けられる押さえ部は膨張吸収部側に移動することはない。本発明では、押さえ部は、温度センサの中心に対して膨張吸収部側にずれて配置されている。このため、温度センサにおける膨張吸収部の反対側の端から押さえ部までの距離が長くなる。従って、蓄電装置の膨張により温度センサが膨張吸収部側に移動しても、押さえ部により温度センサを蓄電装置に対して押さえることができる。
温度センサにおける膨張吸収部の反対側の端から押さえ部までの距離は、温度センサが載置された蓄電装置が複数の蓄電装置の膨張によって膨張吸収部側に移動する量よりも長くてもよい。この場合には、蓄電装置の膨張により温度センサが膨張吸収部側に移動しても、温度センサが押さえ部により蓄電装置に対して確実に押さえられた状態に維持される。
カバーの下面には突起が設けられており、押さえ部は、突起を取り囲むようにカバーに組み付けられるバネであってもよい。この場合には、蓄電装置の膨張により温度センサが膨張吸収部側に移動する際に、バネが突起に当たるため、バネが折れることが防止される。
突起の基端部には、バネの一端部が引っ掛かる張出部が設けられていてもよい。この場合には、バネの一端部が突起の張出部に引っ掛かるため、バネがカバーから外れにくくなる。
本発明によれば、蓄電装置が膨張しても、温度センサを蓄電装置に対して押さえることができる蓄電装置モジュールが提供される。
一実施形態に係る蓄電装置モジュールとして電池モジュールを示す分解斜視図である。 図1に示された電池モジュールにおけるバスバーカバーを除いた部分の上視平面図である。 図1に示された電池ユニット及びバスバーカバーを示す側面図である。 図3の部分拡大図である。 二次電池の膨張前(初期状態)におけるサーミスタに対するバネの位置を示す概略図である。 小型のサーミスタを使用した場合に、二次電池の膨張によりサーミスタがバネに対して移動する様子を示す概略図である。 図5に示されたサーミスタを使用した場合に、二次電池の膨張によりサーミスタがバネに対して移動する様子を示す概略図である。 他の実施形態に係る蓄電装置モジュールとしての電池モジュールにおいて、二次電池の膨張によりサーミスタがバネに対して移動する様子を示す概略図である。 更に他の実施形態に係る蓄電装置モジュールとしての電池モジュールにおいて、電池ユニット及びバスバーカバーを示す側面拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る蓄電装置モジュールとして電池モジュールを示す分解斜視図である。図2は、図1に示された電池モジュールの一部の上視平面図である。図1及び図2において、電池モジュール1は、複数(ここでは7つ)の電池ユニット2から構成される電池ユニット群3(蓄電装置ユニット群)と、この電池ユニット群3の両側に配置された1対の断面L字形のエンドプレート4とを備えている。電池モジュール1は、図示しない壁にエンドプレート4を介して片持ち支持されるように取り付けられる。
電池ユニット2は、図3にも示されるように、一方向に配列された二次電池5(蓄電装置)と、この二次電池5を保持する電池ホルダ6とを有している。本実施形態では、二次電池5はリチウムイオン二次電池である。二次電池5は、直方体状を呈している。二次電池5は、特に図示はしないが、電極組立体と、この電極組立体を収容するケースとを有している。ケース内には、電解質が充填されている。なお、複数の二次電池5は、二次電池群5G(蓄電装置群)を構成している。
二次電池5の上部には、正極端子7及び負極端子8が設けられている。隣り合う2つの二次電池5は、正極端子7及び負極端子8が互いに逆向きとなるように配置されている。そして、隣り合う2つの二次電池5の正極端子7及び負極端子8同士がバスバー9を介して接続されている。
電池ホルダ6は、樹脂からなっている。電池ホルダ6は、二次電池5を取り囲むように収容する枠体部10を有している。枠体部10の上部には、後述するボルト14のネジ部14aが挿通されるボルト挿通孔11aを有する2つのボルトガイド部11が設けられている。枠体部10の下部には、ボルト14のネジ部14aが挿通されるボルト挿通孔12aを有する2つのボルトガイド部12が設けられている。一方のボルトガイド部11における他方のボルトガイド部11と対向する側の面には、断面L字形の壁部13が突設されている。
エンドプレート4は、複数の電池ユニット2の二次電池5を4組のボルト14及びナット15により二次電池5の配列方向に両側から拘束する拘束部材である。エンドプレート4は、剛性の高い金属(例えば鉄)からなっている。エンドプレート4には、図示しない取付用ボルトが通る複数の孔部4aが形成されている。
一方のエンドプレート4と電池ユニット群3を構成する複数の電池ユニット2のうち一端側に位置する電池ユニット2との間には、ゴム部材16及び中間板17が電池ユニット2の配列方向に並ぶように配置されている。ゴム部材16は、エンドプレート4に隣接して配置されている。中間板17は、電池ユニット2に隣接して配置されている。ゴム部材16は、中間板17に固定されている。
ゴム部材16は、二次電池5の膨張を吸収する弾性部材(膨張吸収部)である。ゴム部材16は、平面視矩形の平板状を呈している。ゴム部材16は、二次電池5に対応する高さ位置に配置されている。
電池モジュール1は、二次電池5の温度を検出する複数(ここでは2つ)のサーミスタ18(温度センサ)を備えている。これらのサーミスタ18は、複数の二次電池5のうちゴム部材16の反対側から3つ目の二次電池5A及びゴム部材16側から3つ目の二次電池5Bの上面に載置されている。サーミスタ18は、例えば二次電池5A,5Bの上面に両面テープで貼り付けられている。サーミスタ18は、電池ホルダ6に設けられたボルトガイド部11及び壁部13により形成される空間に収容されている。
サーミスタ18は、特に図示はしないが、温度に応じて電気抵抗が変化するサーミスタ素子と、このサーミスタ素子を収容するサーミスタケースとを有している。このため、サーミスタケースの寸法を変えることにより、サーミスタ18の寸法を変えることが可能となる。サーミスタ素子には、信号線19が接続されている。信号線19は、接続端子20を介してコントローラ(図示せず)と接続されている。サーミスタ18の検出信号は、信号線19及び接続端子20を介してコントローラに送られる。
電池ユニット群3の上方には、バスバーカバー21が電池ユニット群3、ゴム部材16及び中間板17を覆うように配置されている。バスバーカバー21は、1対のエンドプレート4に固定されている。なお、図1、図3及び図4では、バスバーカバー21は概略的に示されている。
図4及び図5に示されるように、バスバーカバー21の下面には、2つの円柱状の突起22が設けられている。バスバーカバー21には、サーミスタ18を二次電池5A,5Bに対して押さえる2つのバネ23(押さえ部)が突起22を取り囲むように組み付けられる。突起22は、サーミスタ18の手前まで延びている。バネ23は、サーミスタ18側に付勢し、サーミスタ18を上から押さえ付ける。バネ23の一端部はバスバーカバー21の下面に接触し、バネ23の他端部はサーミスタ18の上面に接触している。
電池モジュール1では、二次電池5の充放電の繰り返し又は二次電池5の劣化に伴って二次電池5が膨張する。電池ユニット群3の一方側はエンドプレート4に直接固定されているが、電池ユニット群3の他方側はゴム部材16を介してエンドプレート4に固定されている。このため、二次電池5が膨張すると、当該二次電池5よりもゴム部材16側に位置する二次電池5がゴム部材16側に移動し、ゴム部材16が潰れる。つまり、各二次電池5は、ゴム部材16側に膨張移動することになる。このとき、各二次電池5の膨張量はほぼ等しい。このため、ゴム部材16に近い二次電池5ほど、ゴム部材16側への移動量が大きくなる。従って、二次電池5Bの移動量は、二次電池5Aの移動量よりも大きい。なお、二次電池5の膨張量は、電極組立体(前述)を構成する正極シート及び負極シートの材料、電解質の材料、ケース(前述)の材料及び寸法等で決まる。また、二次電池5が許容できる最大膨張量は、ゴム部材16で決まる。
突起22は、二次電池5の膨張前(初期状態)において、二次電池5A,5Bの上面に載置されたサーミスタ18の中央部分に対応する位置に配置されている。バネ23は、二次電池5の初期状態において、サーミスタ18の中央部分を二次電池5A,5Bに対して押さえる。
二次電池5の初期状態において、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、サーミスタ18が載置された二次電池5A,5Bが各二次電池5の膨張によってゴム部材16側に移動する量よりも長くなっている。そのようなサーミスタ18は、サーミスタケース(前述)の長さ寸法を大きくすることで対応可能である。なお、各二次電池5の膨張による二次電池5A,5Bの移動量は、予め実験により測定してもよいし、或いは二次電池5の膨張量から計算により求めることができる。
上述したように、二次電池5Bは二次電池5Aよりもゴム部材16に近いため、二次電池5Bの移動量は二次電池5Aの移動量よりも大きい。このため、二次電池5Bの上面に載置されたサーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離A2は、二次電池5Aの上面に載置されたサーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離A1よりも長くなっている。つまり、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、ゴム部材16に近いサーミスタ18ほど長くなっている。
ところで、上述したように、各二次電池5が膨張すると、二次電池5がゴム部材16側に移動する。このため、二次電池5A,5Bの上面に載置されたサーミスタ18もゴム部材16側に移動する。一方、バスバーカバー21は1対のエンドプレート4に固定されているため、バスバーカバー21の下面に設けられた突起22及びバネ23が二次電池5の膨張に追従してゴム部材16側に移動することはない。
従って、図6に示されるように、小型のサーミスタ18を使用する場合には、以下の不具合が発生する。即ち、各二次電池5の膨張により各二次電池5がゴム部材16側に移動すると、ゴム部材16が縮みきった状態となる。このとき、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aが短いため、各二次電池5の膨張により二次電池5A,5Bがゴム部材16側に移動すると、バネ23がサーミスタ18から離れてしまい、サーミスタ18がバネ23により二次電池5A,5Bに対して押さえられない状態となる。このため、サーミスタ18により二次電池5A,5Bの正確な温度検知を行うことが困難になる。また、サーミスタ18が二次電池5A,5Bの上面から離れてしまうおそれがある。
これに対して本実施形態では、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、サーミスタ18が載置された二次電池5A,5Bが各二次電池5の膨張によってゴム部材16側に移動する量よりも長い。このため、図7に示されるように、各二次電池5の膨張に追従してサーミスタ18がゴム部材16側に移動しても、ゴム部材16が縮みきった状態において、サーミスタ18がバネ23により二次電池5A,5Bに対して押さえられた状態に維持される。これにより、二次電池5A,5Bの膨張後においても、サーミスタ18による二次電池5A,5Bの温度検知を正確に行うことができる。また、サーミスタ18が二次電池5A,5Bの上面から離れてしまうことを防止できる。
また、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、ゴム部材16に近いサーミスタ18ほど長くなっている。従って、二次電池5A,5Bの膨張に追従して2つのサーミスタ18がゴム部材16側に移動しても、ゴム部材16が縮みきった状態において、各サーミスタ18がバネ23により二次電池5A,5Bに対して確実に押さえられた状態に維持される。
また、バスバーカバー21の下面には突起22が設けられ、バスバーカバー21には、サーミスタ18を二次電池5A,5Bに対して押さえるバネ23が突起22を取り囲むように組み付けられる。従って、各二次電池5の膨張に追従してサーミスタ18がゴム部材16側に移動する際に、バネ23が曲がるが、バネ23が突起22に当たって支持されるため、バネ23が折れることを防止できる。
図8は、他の実施形態に係る蓄電装置モジュールとしての電池モジュールにおいて、二次電池の膨張によりサーミスタがバネに対して移動する様子を示す概略図であり、図5に対応する図である。
図8において、サーミスタ18の長さ寸法は、図5に示されるサーミスタ18の長さ寸法よりも小さくなっている。なお、サーミスタ18の長さ寸法は、サーミスタ18における二次電池5の配列方向に沿った寸法のことである。
バスバーカバー21の下面に設けられた突起22及びバネ23は、二次電池5の膨張前(初期状態)において、二次電池5A,5Bの上面に載置されたサーミスタ18の中心Gに対してゴム部材16側にずれて配置されている。つまり、バネ23は、サーミスタ18における中心Gに対してゴム部材16側にずれた部位を二次電池5A,5Bに対して押さえる。具体的には、バネ23は、サーミスタ18におけるゴム部材16側の端部を二次電池5A,5Bに対して押さえる。
サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、サーミスタ18が載置された二次電池5A,5Bが各二次電池5の膨張によってゴム部材16側に移動する量よりも長くなっている。このとき、二次電池5Bの上面に載置されたサーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、二次電池5Aの上面に載置されたサーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aよりも長くなっている。
このように本実施形態においては、バネ23は、サーミスタ18の中心Gに対してゴム部材16側にずれて配置されている。このため、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離が長くなる。従って、各二次電池5の膨張に追従してサーミスタ18がゴム部材16側に移動しても、ゴム部材16が縮みきった状態において、バネ23によりサーミスタ18を二次電池5A,5Bに対して押さえることができる。これにより、二次電池5A,5Bの膨張後においても、サーミスタ18による二次電池5A,5Bの温度検知を正確に行うことができる。また、サーミスタ18が二次電池5A,5Bの上面から離れてしまうことを防止できる。
また、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、サーミスタ18が載置された二次電池5A,5Bが各二次電池5の膨張によってゴム部材16側に移動する量よりも長い。従って、各二次電池5の膨張に追従してサーミスタ18がゴム部材16側に移動しても、ゴム部材16が縮みきった状態において、サーミスタ18がバネ23により二次電池5A,5Bに対して確実に押さえられた状態に維持される。
さらに、バネ23をサーミスタ18の中心Gに対してゴム部材16側にずれた位置に配置することにより、長さ寸法が小さいサーミスタ18を使用することができる。
図9は、更に他の実施形態に係る蓄電装置モジュールとしての電池モジュールにおいて、電池ユニット及びバスバーカバーを示す側面拡大図であり、図4に対応する図である。
図9において、バスバーカバー21の下面から突出した突起22の基端部には、バネ23の一端部が引っ掛かる張出部22bが設けられている。張出部22bは、断面円形状を呈している。つまり、突起22は、円柱状の本体部22aと、この本体部22aよりも径が大きい張出部22bとを有している。本体部22aは、サーミスタ18の手前まで延びている。本体部22aの軸方向長さは、張出部22bの軸方向長さに比べて十分大きい。
本実施形態では、突起22の基端部に設けられた張出部22bにバネ23の一端部が引っ掛かるため、バネ23がバスバーカバー21から外れにくくなる。従って、バネ23をバスバーカバー21に組み付ける際に、バネ23の落下を防止することができる。また、本体部22aが張出部22bよりも長くなっていることにより、上述したように各二次電池5の膨張に追従してサーミスタ18がゴム部材16側に移動する際に、バネ23が本体部22aに当たって支持されるため、バネ23が折れることを防止できる。
なお、張出部22bの形状としては、特に断面円形状には限られず、断面角形状等であってもよい。また、張出部22bは、バスバーカバー21の下面から突起22の延在方向中央付近まで延びていてもよい。また、張出部22bは、突起22の基端部ではなく、バスバーカバー21の下面から離れた本体部22aの途中の部位に設けられていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aは、ゴム部材16に近いサーミスタ18ほど長くなっているが、特にその形態には限られない。サーミスタ18におけるゴム部材16の反対側の端からバネ23までの距離Aが、サーミスタ18が載置された二次電池5A,5Bが各二次電池5の膨張によってゴム部材16側に移動する量よりも長くなっていれば、全てのサーミスタ18について当該距離Aが一定であってもよい。
また、上記実施形態では、二次電池5の膨張を吸収するゴム部材16が一方のエンドプレート4と電池ユニット群3との間に配置されているが、二次電池5の膨張を吸収する膨張吸収部としては、特にゴム部材16には限られない。例えば膨張吸収部として、バネ等といったゴム以外の弾性体を用いてもよい。
また、エンドプレート4に形成される孔部4aの形状を断面長穴状とすることで、図示しない壁に対してエンドプレート4が二次電池5の配列方向に移動可能な構成としてもよい。この場合にも、二次電池5の膨張が吸収されるため、孔部4aと当該孔部4aを通る図示しない取付用ボルトとが膨張吸収部を構成することになる。
さらに、上記実施形態では、バスバーカバー21の下面に突起22が設けられ、サーミスタ18を二次電池5に対して押さえるバネ23が突起22を取り囲むようにバスバーカバー21に組み付けられるが、特にその形態には限られない。例えば、バスバーカバー21の下面に凹部を設け、その凹部にバネ23の一端部を嵌めてもよい。
また、サーミスタ18を二次電池5に対して押さえる押さえ部としては、特にバネ23には限られず、ゴム等といった他の弾性体を用いてもよい。
また、上記実施形態では、少なくとも2つの二次電池5の上面にサーミスタ18が載置されているが、電池モジュール1に備えられるサーミスタ18の数としては、1つであってもよい。このとき、例えば温度が高くなりやすい電池ユニット群3の中央付近に位置する少なくとも1つの二次電池5の上面にサーミスタ18を載置してもよい。
さらに、上記実施形態では、蓄電装置ユニットの蓄電装置がリチウムイオン二次電池等の二次電池5であるが、本発明は、特にそのような二次電池5には限られず、例えば電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置を備えた蓄電装置モジュールにも適用可能である。
1…電池モジュール(蓄電装置モジュール)、4…エンドプレート(拘束部材)、5,5A,5B…二次電池(蓄電装置)、5G…二次電池群(蓄電装置群)、16…ゴム部材(膨張吸収部)、18…サーミスタ(温度センサ)、21…バスバーカバー、22…突起、22b…張出部、23…バネ(押さえ部)。

Claims (6)

  1. 一方向に配列された複数の蓄電装置を有する蓄電装置群と、
    前記蓄電装置群の両側に配置され、前記複数の蓄電装置を前記蓄電装置の配列方向に拘束する1対の拘束部材と、
    前記蓄電装置群の上方に配置されると共に、前記1対の拘束部材に固定されるカバーと、
    前記蓄電装置の上面に載置され、前記蓄電装置の温度を検出する温度センサとを備え、
    前記1対の拘束部材の何れか一方側には、前記蓄電装置の膨張を吸収する膨張吸収部が配置され、
    前記膨張吸収部の前記配列方向の寸法は、前記蓄電装置の前記配列方向の寸法よりも小さく、
    前記複数の蓄電装置の合計許容膨張量は、前記膨張吸収部の前記配列方向の寸法以下であり、
    前記カバーには、前記温度センサを前記蓄電装置に対して押さえる押さえ部が組み付けられ、
    前記温度センサにおける前記膨張吸収部の反対側の端から前記押さえ部までの距離は、前記温度センサが載置された前記蓄電装置が前記複数の蓄電装置の膨張によって前記膨張吸収部側に移動する量よりも長いことを特徴とする蓄電装置モジュール。
  2. 前記温度センサは、少なくとも2つの前記蓄電装置の上面に載置されており、
    前記温度センサにおける前記膨張吸収部の反対側の端から前記押さえ部までの距離は、前記膨張吸収部に近い前記温度センサほど長くなっていることを特徴とする請求項1記載の蓄電装置モジュール。
  3. 一方向に配列された複数の蓄電装置を有する蓄電装置群と、
    前記蓄電装置群の両側に配置され、前記複数の蓄電装置を前記蓄電装置の配列方向に拘束する1対の拘束部材と、
    前記蓄電装置群の上方に配置されると共に、前記1対の拘束部材に固定されるカバーと、
    前記蓄電装置の上面に載置され、前記蓄電装置の温度を検出する温度センサとを備え、
    前記1対の拘束部材の何れか一方側には、前記蓄電装置の膨張を吸収する膨張吸収部が配置され、
    前記膨張吸収部の前記配列方向の寸法は、前記蓄電装置の前記配列方向の寸法よりも小さく、
    前記複数の蓄電装置の合計許容膨張量は、前記膨張吸収部の前記配列方向の寸法以下であり、
    前記カバーには、前記温度センサを前記蓄電装置に対して押さえる押さえ部が組み付けられ、
    前記押さえ部は、前記温度センサの中心に対して前記膨張吸収部側にずれて配置されていることを特徴とする蓄電装置モジュール。
  4. 前記温度センサにおける前記膨張吸収部の反対側の端から前記押さえ部までの距離は、前記温度センサが載置された前記蓄電装置が前記複数の蓄電装置の膨張によって前記膨張吸収部側に移動する量よりも長いことを特徴とする請求項3記載の蓄電装置モジュール。
  5. 前記カバーの下面には突起が設けられており、
    前記押さえ部は、前記突起を取り囲むように前記カバーに組み付けられるバネであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の蓄電装置モジュール。
  6. 前記突起の基端部には、前記バネの一端部が引っ掛かる張出部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の蓄電装置モジュール。
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