JP6464711B2 - タッチパネルセンサの製造方法およびタッチパネルセンサ - Google Patents
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Description
はじめに図1を参照して、タッチパネルセンサ10を備えたタッチ位置検出機能付き表示装置60について説明する。図1に示すように、タッチ位置検出機能付き表示装置60は、タッチパネルセンサ10と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置50とを組み合わせることによって構成されている。表示装置50は、表示面51aを有する表示パネル51と、表示パネル51に接続された表示制御部(図示せず)と、を有している。表示パネル51は、映像を表示することができるアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を取り囲むようにしてアクティブエリアA1の外側に配置された非アクティブエリア(額縁領域とも呼ばれる)A2と、を含んでいる。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル51を駆動する。表示パネル51は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面51aに表示する。すなわち、表示装置50は、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置としての役割を担っている。
次に図2を参照して、タッチパネルセンサ10について説明する。図2は、基材11の第1面11a側から見た場合のタッチパネルセンサ10を示す平面図である。なお図2においては便宜上、後述する低反射層36を省略している。
次に、以上のような構成からなるタッチパネルセンサ10を製造する方法について、図5(a)〜(h)を参照して説明する。なお図5(a)〜(h)においては、図2の線IIIA−IIIAに対応する箇所で基材11を切断した場合の断面図が示されている。
その後、絶縁層35を介して第1接続部33に重なるように上述の第2接続部34を形成する第2接続部形成工程を実施する。第2接続部形成工程においては、はじめに図5(d)に示すように、第2接続部34を構成する金属材料を含む金属層13を基材11の第1面11a側に設ける。次に図5(e)に示すように、金属層13上に感光層16を設ける。
基材11の第1面11a側に感光層16を設けた後、金属層13のうち第2接続部34並びに額縁配線部41および端子部42となる部分の上に感光層16が残るよう、感光層16を露光する。その後、アルカリ性の現像液などを用いて感光層16を現像する。このような第1露光・現像工程を実施することによって、図5(f)に示すように、金属層13のうち第2接続部34並びに額縁配線部41および端子部42となる部分の上に設けられた感光層16を得ることができる。
その後、感光層16をレジストとして金属層13をエッチングする金属層エッチング工程を実施する。これによって、図5(g)に示すように、金属材料からなる第2接続部34並びに額縁配線部41および端子部42を形成することができる。エッチング液としては、第1電極部31、第2電極部32および第1接続部33を構成する導電層12を可能な限り溶かさないものが用いられることが好ましい。
次に、額縁配線部41および端子部42上に残っている感光層16が除去されるよう、感光層16をさらに露光および現像する第2露光・現像工程を実施する。この第2露光・現像工程は、第2接続部上に残っている感光層16が除去されないように実施される。
その後、第2接続部34上に残っている感光層16を焼成する焼成工程を実施する。これによって、図5(h)に示すように、第2接続部34上に低反射層36を形成することができる。このようにして、低反射層36によって覆われた第2接続部34を備えたタッチパネルセンサ10を得ることができる。焼成工程において、焼成温度や焼成時間などの焼成条件は、感光層16に含まれる樹脂や溶剤の特性や量などに応じて定められる。例えば、感光層16がノボラック樹脂を含む場合、焼成温度が200〜230℃の範囲内に設定される。
これに対して、本実施の形態において、第2接続部34上の低反射層36は、金属層13をエッチングして第2接続部34を形成する際にレジストとして用いられた感光層16からなる。このため第2接続部34の位置は、感光層16の位置に応じて定まることになる。従って、第2接続部34に対する低反射層36の相対的な位置精度に、露光光の照射精度の影響が現れることがない。このことは、第2接続部34の位置と低反射層36の位置とが精度良く一致することを意味している。例えば、第2接続部34の幅方向における中心位置と、第2接続部34上に設けられた低反射層36の幅方向における中心位置との差の平均値を、タッチパネルやカラーフィルタの作製の際に用いられる一般的な露光装置における露光光の照射誤差よりも小さくすることができ、例えば0.5μm以下にすることができる。上述の図4では、幅方向における第2接続部34の中心位置を通る中心線C1と、幅方向における低反射層36の中心位置を通る中心線C2とがほぼ一致している。
第2接続部34の幅w1は、金属層13をエッチングする際に生じるサイドエッチングに基づいて、エッチング工程の際に金属層13上に設けられている感光層16の幅よりも小さくなることがある。一方、低反射層36の幅w2は、感光層16が現像工程を経ることによって変化する、例えば小さくなることがある。特に、上述の第2露光・現像工程が実施される場合、第2接続部34の感光層16は、2回の現像工程を経ることになるので、変化量も大きくなる。
従って、サイドエッチングに基づく第2接続部34の幅w1の変化量が、現像工程に基づく感光層16の幅の変化量よりも大きい場合、第2接続部34の幅w1が、低反射層36の幅w2よりも小さくなると考えられる。反対に、現像工程に基づく感光層16の幅の変化量が、サイドエッチングに基づく第2接続部34の幅w1の変化量よりも大きい場合、第2接続部34の幅w1が、低反射層36の幅w2よりも大きくなると考えられる。なお、低反射層36の幅w2が第2接続部34の幅w1よりも大きいか、若しくは等しくなっている場合、低反射層36によって第2接続部34の表面を完全に覆うことができる。このため、第2接続部34が観察者に視認されてしまうことを防ぐうえでは、幅w2が幅w1よりも大きいか、若しくは等しくなっていることが好ましい。従って、感光層16の現像工程、および/または金属層13のエッチング工程は、幅w2が幅w1よりも大きいか、若しくは等しくなるように制御されることが好ましい。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、いくつかの変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
11 基材
12 導電層
13 金属層
16 感光層
30 電極部
31 第1電極部
32 第2電極部
33 第1接続部
34 第2接続部
35 絶縁層
36 低反射層
41 額縁配線部
42 端子部
50 表示装置
Claims (3)
- 外部導体の位置が検出され得るアクティブエリアと、前記アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、に少なくとも区画されるタッチパネルセンサの製造方法であって、
第1面および第2面を含む基材を準備する工程と、
基材の前記アクティブエリアの第1面上に、第1方向に沿って並ぶ複数の第1電極部と、前記第1方向に直交する第2方向に沿って並ぶ複数の第2電極部と、隣接する2つの前記第1電極部を接続する第1接続部と、を形成する工程と、
前記第1接続部上に絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
前記絶縁層を介して前記第1接続部に重なるよう配置され、隣接する2つの前記第2電極部を接続する第2接続部を前記アクティブエリアに形成し、前記第1電極部または前記第2電極部に接続される額縁配線部を前記非アクティブエリアに形成する第2接続部形成工程と、を備え、
前記第2接続部形成工程は、前記第2接続部を構成する金属材料を含む金属層を基材の前記アクティブエリア及び前記非アクティブエリアの第1面側に設ける工程と、前記金属層上にポジ型の感光剤を含む感光層を設ける工程と、前記金属層のうち前記第2接続部および前記額縁配線部となる部分の上に少なくとも前記感光層が残るよう、前記感光層を露光および現像する第1露光・現像工程と、前記感光層をレジストとして前記金属層をエッチングし、これによって前記第2接続部および前記額縁配線部を形成する金属層エッチング工程と、前記額縁配線部上に残っている前記感光層が除去されるよう、前記感光層をさらに露光および現像する第2露光・現像工程と、を含み、
前記タッチパネルセンサの製造方法は、前記第2接続部上に残っている前記感光層を焼成する焼成工程をさらに備える、タッチパネルセンサの製造方法。 - 前記第2接続部上に残っている前記感光層の端部は、前記第1電極部、前記第2電極部及び前記絶縁層に接触しておらず、
前記第2接続部形成工程の前記金属層エッチング工程及び前記第2露光・現像工程は、前記第2接続部上に残っている前記感光層の幅が前記第2接続部の幅よりも大きくなるように制御される、請求項1に記載のタッチパネルセンサの製造方法。 - 前記感光層が着色剤をさらに含む、請求項1または2に記載のタッチパネルセンサの製造方法。
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