JP6463281B2 - クランプ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、2本の骨格部品同士を所望角度の交叉状姿勢に連結する技術に関するものであり、特に、棒状部品や枠状部品などを互いに所定角度の交叉状に連結可能とする継ぎ手を製造、提供する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称される分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
農業用パイプハウスや建設用足場などのように、各種クランプ部品などを用いて複数本の金属製単管パイプ同士を組み合せ、目的に応じた構造の骨格枠を設営するものは、設置対象の敷地形状や面積、ビニルハウスや足場などの地上高、屋根型や丸型、平張り型などの各種ハウス形状や、くさび緊結式、枠組式、単管パイプなどの足場形式など、各種骨格形状に応じて金属製パイプ同士を所望角度の交叉状に固定する箇所が多く、このように交叉状に連結する箇所には、一般に、一対のクランプ部品の適所同士を互いに回転自在または回転不能に連結してなり、対象パイプの中途適所に一対のクランプ部品の中、一方のクランプ部品を装着し、付属のボルト・ナットで締め付け固定すると共に、対象交叉パイプの対応中途適所に他方のクランプ部品を装着して付属のボルト・ナットを締め付けて固定し、対象パイプに対して対象交叉パイプを互いにオフセットした(即ち、対象パイプと対象交叉パイプとが互いに隣り合うようズレた状態で)交叉状配置に連結・固定するようにした自在クランプや直交クランプなどのクランプ装置がある。
(従来の技術)
このようなクランプ装置類は、下記の特許文献1(1)ないし(4)に提案されているものに代表されるように、互いに底部を一体化した一対のクランプ部品からクランプ閉鎖用のボルトおよびナットや、その他の閉鎖機構部分、または、クランプの外郭形状部分などが、外がわに突出したものとなっているため、農業用ビニルハウスの骨格を組み立てる場合には、このような突出部分がビニルシートなどの外装材にストレスを与え、摩耗や損傷の原因となってしまうものであり、また、足場骨格などに用いた場合には、作業者の身体に接触したり衣類や工具類などに引っ掛かったりして安全且つ効率的な作業を妨げてしまう虞がある外、一対のクランプ部品双方に開閉機構および締め付け機構を有する為、構造が複雑で生産コストの削減が難しいものであった。
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(5)に見られるものは、一対のクランプ部品同士を連結する部品がわに締め付け機構を集中するよう配し、農業用ビニルハウスや足場などを組み立てる際に、外がわへの突出を無くすよう組み立て可能なものとしてハウス用ビニルシートの摩耗や破損を防止し、足場骨格からの突起を無くす効果が得られるものとなっているが、部品構成の複雑さを解消できるものとはなっておらず、また、下記の特許文献1(6)に示されているものは、外がわへの突出を無くし、ビニルシートなどの外装材に接触するような突起を排除したものとしているが、ビニルシートなどの外装材がわに配するパイプを固定するためのリベット部品は、クランプ本体がわの受け座部品に対してスライドさせて嵌合、装着するものとしてあり、農業用ビニルハウスに強風などによる振動が加わった場合にリベット部品が脱落してしまう虞などが懸念される。
(1)特開平8−128194号公報 (2)特開平9−78829号公報 (3)特開平10−88791号公報 (4)特開平10−102765号公報 (5)特開平9−112030号公報 (6)実開平6−32872号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種クランプ装置類は、何れも一対の対象パイプの夫々に装着するクランプ部品から外がわに突起する部分があって、農業用ビニルハウスの骨格に用いた場合には、ビニルシートなどの外装材に摩耗や損傷を与えて耐久寿命を縮め、利用者の経済的負担を大きくしてしまう虞があったり、また、足場骨格に用いた場合には、足場の通路内に突出して安全且つ円滑な作業の妨げとなってしまうことなどが懸念されたり、さらに、こうした突起を解消したクランプ装置類が既に開発済みとなっているとは云え、部品構造を簡素化することができないままとなっており、簡素化した場合には、振動などを受けると部品が離脱してしまう虞があるなどして、これまで提案のあるものでは経済性と安全性とを両立させることが難しいと考え、永年、農業用パイプハウスを開発、設置、利用してきた経験、およびこれまで得た様々な知見から、従前までのクランプ装置類の緊締構造などの突起による外装材の早期破損や、複雑な構造による生産コスト高騰などに疑問を抱き、より安全且つ経済的に農業用パイプハウスや建設用足場などを設営、利用可能とするためのクランプ装置の構成につき、更なる改善の可能性を痛感するに至ったものである。
(発明の目的)
そこで、この発明は、農業用パイプハウスの外装材にストレスを与えず、建設用足場の突起を削減可能とする上、部品構成を簡素化、軽量化してなるものとすることができる新たなクランプ技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のクランプ装置を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明のクランプ装置は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を突設し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を対象パイプに交叉状の向きに一体化し、同底壁の先端に緊締機構の一部を有する受け枠、および、該受け枠底壁の基端に対し、枢端を開閉自在に連結してあり、遊端に緊締機構の他部を有し、それら枢端と遊端との間に対象パイプ外壁に接合する他部抱持縁とした開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対からなり、互いに対応する箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間に配した主クランプ角度規制フランジ部の連結孔相互に連結ボルト・ナットを装着し、当該主クランプに対し、該連結スリーブを一体に組み合わせてなるものとした構成を要旨とするクランプ装置である。
この基本的な構成からなるクランプ装置は、より具体的には、対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を突設し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を対象パイプに交叉状の向きに一体化し、同底壁の先端に緊締機構の一部を有する受け枠、および、該受け枠底壁の基端に対し、枢端を開閉自在に連結してあり、遊端に緊締機構の他部を有し、それら枢端と遊端との間に対象パイプ外壁に接合する他部抱持縁とした開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対からなり、互いに対応する箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間に主クランプ角度規制フランジ部を配して一致させた連結孔に連結ボルト・ナットを装着し、当該主クランプに対し、該連結スリーブを一体に組み合わせ、主クランプを装着した対象パイプと、連結スリーブを装着した対象交叉パイプとを互いに隣り合うよう配置すると共に、交叉状配置に連結・固定可能になるものとしたクランプ装置となる。
そして、その表現を変えて示すならば、対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を突設し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を対象パイプに交叉状の向きに一体化し、同底壁の先端に、緊締ナットを螺着した回動ボルトの基端を回動自在に軸着した受け枠、および、該受け枠底壁の基端に対し、対象パイプ外壁に接合可能な他部抱持縁を有し、枢端を該受け枠底壁の基端に開閉自在に連結し、遊端に受け枠回動ボルトを係合する緊締溝と、同回動ボルト緊締ナット用の緊締座部とを持った開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対からなり、互いに対応する箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間に主クランプ角度規制フランジ部を配して一致させた連結孔に連結ボルト・ナットを装着し、当該主クランプに対し、該連結スリーブを一体に組み合わせてなるものとした構成からなるクランプ装置であるということができる。
さらに具体的には、対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁の一部周回り範囲に接合可能な一部抱持縁を突設し、同底壁の基端に基端枢着受けを、同底壁の先端に先端軸着部を夫々設け、該先端軸着部に、先端より緊締ナットを螺着した回動ボルトの基端を、対象パイプ軸心に平行な軸心回りに回動自在に軸着し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、対象パイプ軸心に平行する少なくとも1個の連結孔を穿設した角度規制フランジ部を、対象パイプ軸心に直交する角度姿勢に一体化した受け枠、および、該受け枠一部抱持縁が接合可能な対象パイプ外壁の一部周回りを除く他部周囲回りに接合可能な他部抱持縁を有し、枢端に設けた枢着部を、該受け枠基端枢着受けに対し、基端軸を介して開閉自在に連結し、遊端に受け枠回動ボルトを係合する緊締溝と、同回動ボルト緊締ナット用の緊締座部とを持った開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁周回り180°ないし350°範囲に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、対象交叉パイプ軸心に平行な組み合わせ配置とした主クランプ角度規制フランジ部を平行姿勢に挟み、且つ連結代用間隙を隔てて対峙する一対からなり、互いに対応する少なくとも1箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間主クランプ角度規制フランジ部を配し、一致させた連結孔に連結ボルト・ナットを装着し、当該主クランプに対して該連結スリーブを所定角度姿勢に一体に組み合わせてなるものとした構成からなるクランプ装置となる。
以上のとおり、この発明のクランプ装置によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、主クランプに連結スリーブを組み合わせたものとし、該主クランプを、農業用ビニルハウスの対象パイプに装着し、外がわに突起を持たない連結スリーブを、該対象パイプの外がわであって、ビニルシートなどの外装材に直接接する対象交叉パイプに装着することにより、ビニルシートなどの外装材に摩耗や損傷の原因となるストレスを大幅軽減し、外装材の耐久寿命を大幅に延命化し、より経済的な利用を達成可能とすることができ、また、足場骨格に当該クランプ装置を組み込み、足場通路内や作業空間への突起を削減し、作業の安全性および作業効率の格段の向上を達成可能とするものになるという秀でた特徴が得られるものである。
加えて、主クランプは、開閉自在に連結した受け枠および開閉枠を有し、回動ボルト緊締ナットによる緊締機構を設け、対象パイプへの装着作業性を高めたものとする一方、連結スリーブを筒帯枠および対峙フランジ部からなるものとして大幅に簡素化したから、連結スリーブ部分の耐久性向上および軽量化を達成し、製造工数、生産コストの格段の削減を可能として、より経済的なクランプ装置を市場に提供可能なものとすることができるという効果を発揮するものとなる。
そして、主クランプ角度規制フランジ部を、連結スリーブの一対の対峙フランジ部が、連結代用間隙を隔てて対峙すると共に、平行姿勢に挟むように配したものは、主クランプと連結スリーブとの連結部分に僅かな遊びを有し、当該クランプ装置およびそれによって連結する対象パイプおよび対象交叉パイプに加わる外力による振動や圧力による変形を柔軟に吸収し、過大な応力集中を回避し、ハウス骨格や足場骨格などの全体強度を格段に高めたものとすることができ、さらに、連結スリーブの対峙フランジ部が、主クランプの角度規制フランジ部に一致する同一寸法形状の板状か、または、主クランプの角度規制フランジ部を上回る大きさの板状かの何れか一方に設定し、主クランプが、連結スリーブに対して僅かに傾いた場合に、対峙フランジ部が、受け枠底壁に当接し、主クランプに対する連結スリーブの連結姿勢を所望範囲内に規制可能な形状のものとしてなるものは、当該クランプ装置およびそれによって連結する対象パイプおよび対象交叉パイプの外力による過大な変形を防止して、一段と剛性に秀でたパイプ骨格を実現化することができる。
角度規制フランジ部の連結孔が、1個または2個の何れか一方とし、対峙フランジ部の連結孔を2個または3個の何れか一方とし、各連結孔の軸心が対象パイプに平行し、各連結孔が対象交叉パイプに平行な直線上に適宜間隔を隔てて均衡配列してなるものは、角度規制フランジ部の1個の連結孔と、これに一致させた対峙フランジ部の何れか1個の連結孔に連結ボルト・ナットを装着し、さらに、その外の対峙フランジ部の連結孔に連結ボルト・ナットを装着したものは、主クランプと連結スリーブとの連結強度を充分に高めると共に、僅かに可動範囲を確保してパイプ結合部分に柔軟性を与えたものとすることができ、また、角度規制フランジ部の2個の連結孔と、それらに一致させた対峙フランジ部の2個の連結孔に連結ボルト・ナットを装着し、必要に応じて、その外の対峙フランジ部の連結孔に連結ボルト・ナットを装着したものは、主クランプと連結スリーブとの連結強度を格段に高め、一層強固な骨格を組み立てることができるものとなる。
そして、角度規制フランジ部の連結孔軸心および連結スリーブ対峙フランジ部の連結孔軸心が、主クランプに挟着する対象パイプの軸心に平行し、連結スリーブに抱持する対象交叉パイプ軸心に直交するよう角度設定してなるものは、このクランプ装置を用いて連結した対象パイプおよび対象交叉パイプを、正確な直交状に角度規制するよう連結することができるものとなる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
主クランプは、当該クランプ装置を対象パイプの中途適所に着脱自在に挟着、仮固定可能とし、連結スリーブと所定の角度姿勢を維持するよう連結可能とする機能を担うものであり、受け枠、および、該受け枠に対して開閉自在に連結した開閉枠を有するものとしなければならず、受け枠は、開閉枠と対をなして開閉自在に対象パイプの中途適所に挟着可能とし、連結スリーブを連結可能とする機能を担い、底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を有し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を一体化し、同底壁の先端に、緊締機構の一部を有するものとしなければならず、より具体的なものとして示すと、底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を有し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を一体化し、同底壁の先端に、緊締ナットを螺着した回動ボルトの基端を回動自在に軸着したものとするのが望ましく、後述する実施例にも示すように、底壁に対象パイプ外壁の一部周回り範囲に接合可能な一部抱持縁を有し、同底壁の基端に基端枢着受けを、同底壁の先端に先端軸着部を夫々設け、該先端軸着部に、先端より緊締ナットを螺着した回動ボルトの基端を、対象パイプ軸心に平行な軸心回りに回動自在に軸着し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、対象パイプ軸心に平行する少なくとも1個の連結孔を穿設した角度規制フランジ部を、対象パイプ軸心に直交する角度姿勢に一体化したものとすることができる。
受け枠の底壁は、受け枠の主要部分となり、一部抱持縁および角度規制フランジ部を一体化し、底壁基端に開閉枠と連結可能とし、底壁先端に緊締機構の一部を一体化する機能を担い、基端枢着受けおよび基端軸は、受け枠基端に対して、開閉枠枢端を開閉自在に軸着する機能を担うものであり、左右一対同心上配置の基端軸を有するものとすることができる外、1本の基端軸を左右端の基端枢着受けに貫通するよう装着したものとすることが可能であり、一部抱持縁は、対象パイプ外壁の一部に接合可能となり、開閉枠他部抱持縁と対をなして対象パイプに挟着可能とする機能を担い、後述する実施例にも示すように、受け枠底壁の基端に後背壁を立設し、該後背壁を含む底壁の対象パイプ軸心方向の両端から、夫々開閉枠がわに突出する平行な凸条となるよう設けたものとすることができる。
受け枠底壁外がわの角度規制フランジ部は、主クランプに対して連結スリーブを所定の位置関係とするよう連結可能とする機能を担うもので、板状、ブロック状などものとすることができ、直角クランプとして利用するものの場合には、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設したものとしなければならず、それ以外の傾斜角度に連結するクランプの場合には、連結孔を対象パイプ軸心に対して所望の角度傾けて穿設したものとすることができ、後述する実施例にも示すように、直角クランプとする場合には、底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、対象パイプ軸心に平行する少なくとも1個の連結孔を穿設した角度規制フランジ部を、対象パイプ軸心に直交する角度姿勢に一体化したものとすることができる。
緊締機構は、受け枠先端に対して、開閉枠遊端を閉じるよう緊締可能とする機能を担うものであり、ボルト・ナットを用いたものの外、バックル、スライド錠、その他の締め付け固定機構や閉鎖機構とすることが可能であり、緊締機構の一部は、緊締機構の他部との組み合わせによって受け枠先端に対して、開閉枠遊端を閉じるよう緊締可能とする機能を分担し、後述する実施例にも示すとおり、受け枠底壁の先端に、緊締ナットを螺着した回動ボルトの基端を回動自在に軸着したものとすることができ、緊締機構の他部は、緊締機構の一部との組み合わせによって受け枠先端に対して、開閉枠遊端を閉じるよう緊締可能とする機能を分担し、後述する実施例にも示してあるとおり、開閉枠遊端に受け枠回動ボルトを係合する緊締溝と、同回動ボルト緊締ナット用の緊締座部とを有するものとするのが望ましい。
連結スリーブは、外周囲に突起を形成せず、対象交叉パイプの外周壁に沿う外郭形状となり、当該クランプ装置を対象交叉パイプの中途適所に着脱自在に抱持、仮固定可能とし、主クランプと所定の角度姿勢を維持するよう連結可能とする機能を担い、対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁に沿って接合可能な断面C字形のものとし、周回りC字形開き端に、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対の対峙フランジ部を一体化し、対峙フランジ部の互いに対応する箇所に、対象パイプ軸心に平行(筒帯枠軸心に直交)に穿設した連結孔と、連結孔間に配した主クランプ角度規制フランジ部の連結孔とに連結ボルト・ナットを装着してなるものとすべきであり、後述する実施例にも示すとおり、当該対象パイプに直交する対象交叉パイプの外壁周回り180°ないし350°範囲に沿って接合可能な断面C字形筒帯枠の周回り両端には、同筒帯枠の周回りC字形開き端間に配し、対象交叉パイプ軸心に平行(対象パイプ軸心に直交)な組み合わせとした主クランプ角度規制フランジ部を、平行姿勢に挟み、且つ連結代用間隙を隔てて対峙する一対の対峙フランジ部を一体化し、対峙フランジ部の互いに対応する少なくとも1箇所に、対象パイプ軸心に平行(対象交叉パイプ軸心に直交)となるよう穿設した連結孔と、連結孔間に配した主クランプ角度規制フランジ部の連結孔とに連結ボルト・ナットを装着し、当該主クランプに連結スリーブを一体に組み合わせてなるものとすることができる。
連結スリーブの筒帯枠は、対象交叉パイプの外壁周回りに、外周がわへの突出形状とならないよう、確りと巻き付いて当該クランプ装置を、同対象交叉パイプに固定する機能を担っていて、充分な強度および可撓性を有する帯状のものとすべきであり、充分な強度を有する筒状、網状、綱状、鎖状その他の形状のものとすることが可能であり、前述のとおり、対象交叉パイプの外壁周回り180°ないし350°範囲に沿って接合可能な断面C字形のものとするのが良く、外壁周回り180°範囲未満では、一対の対峙フランジ部を平行姿勢にすることができず、外壁周回り350°範囲を超えると、連結代用間隙を充分に確保するのが難しいという欠点を生じてしまうことも考えられるが、連結ボルトを対象交叉パイプに干渉することなく装着可能な対峙フランジ部形状とすれば、筒帯枠を対象交叉パイプの外壁周回り180°未満の範囲に沿って接合する断面C字形のものとすることが可能であり、また、筒帯枠の内径を対象交叉パイプの外径に一致し、連結代用間隙を略無くすように設定したものとしさえすれば、対象交叉パイプの外壁周回り350°範囲を超え、360°に近い範囲に沿って接合可能なものとすることが可能である。
連結スリーブの対峙フランジ部は、連結ボルト・ナットの締め付けによって、該連結スリーブ筒帯枠の内径を縮小化し、同筒帯枠の周回り両端同士を近づけるよう緊締可能とすると共に、主クランプ角度規制フランジ部との連結ボルト・連結ナットによる結合を可能とする機能を分担し、筒帯枠壁よりも剛性を高めた一対のフランジ部分からなり、連結ボルト・連結ナットによる締め付けを受けた場合にも容易に変形しない程度の強度を有するものとするのが良く、後述する実施例にも示しているように、主クランプの角度規制フランジ部に一致する同一寸法形状の板状か、または、主クランプの角度規制フランジ部を上回る大きさの板状かの何れか一方に設定し、主クランプが、連結スリーブに対して僅かに傾いた場合に、対峙フランジ部が、受け枠底壁に当接し、主クランプに対する連結スリーブの連結姿勢を所望範囲内に規制可能な形状のものとすることができ、また、角度規制フランジ部の連結孔が、1個または2個の何れか一方とし、対峙フランジ部の連結孔を2個または3個の何れか一方とし、各連結孔の軸心が対象パイプに平行(対象交叉パイプに直交)し、各連結孔が対象交叉パイプに平行(対象パイプに平行)な直線上に適宜間隔を隔てて均衡配列してなるものとすることができ、さらにまた、角度規制フランジ部の連結孔軸心および連結スリーブ対峙フランジ部の連結孔軸心が、主クランプに挟着する対象パイプの軸心に平行し、連結スリーブに抱持する対象交叉パイプ軸心に直交するよう角度設定してなるものとすることができる。
連結代用間隙は、連結スリーブの一対の対峙フランジ部間に、主クランプ角度規制フランジ部を装着可能とすると共に、連結ボルト・ナットの締め付けによって連結スリーブ筒帯枠が、対象交叉パイプを抱持、固定可能とするよう縮径化可能とする余裕空間となる機能を担うもので、角度規制フランジ部と一対の対峙フランジ部間に不要な振動を抑制可能なバネ製や天然ゴム製、軟質合成樹脂製などの防振部品や緩衝部品などを組み込んだものとすることが可能である。
対象パイプおよび対象交叉パイプは、当該クランプ装置を介して所望の交叉角度に連結される棒状物であり、農業用ビニルハウスや建設用足場などに用いる単管パイプとすることができることは云うまでもなく、その他の棒体、枠体など、交差状に組み合わせる棒状態全てを対象とすることができ、それらは、少なくとも夫々の断面外周縁最外縁あるいはそれに相当する箇所の少なくとも幾つかに、この発明で、上述した受け枠、開閉枠、連結スリーブ夫々の内周面適所あるいはその全てが当接するようにできさえすれば、この発明のクランプ装置の対象となり得るものである。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造の幾つかについて詳述することとする。
図面は、この発明のクランプ装置の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
クランプ装置を示す斜視図である。 クランプ装置を示す側面図である。 クランプ装置を示す正面図である。 主クランプを開放したクランプ装置を示す平面図である。 主クランプを閉じたクランプ装置を示す平面図である。 主クランプを閉じたクランプ装置を示す下面図である。 連結スリーブを示す側面図である。 連結スリーブを示す正面図である。 主クランプおよび連結スリーブを示す平面図である。 主クランプおよび連結スリーブを示す下面図である。 使用中のクランプ装置を示す斜視図である。 主クランプおよび連結スリーブの組み立て例を示す斜視図である。
図1ないし図11に示す事例は、底壁30に一部抱持縁32,32を有し、該底壁30の一部抱持縁32,32とは反対がわとなる外がわに、連結孔40を有する角度規制フランジ部4を一体化し、同底壁30の先端に、緊締機構6の一部を有する受け枠3、および、該受け枠3底壁30基端に対して枢端を開閉自在に連結し、他部抱持縁50,50を有し、遊端に緊締機構6の他部を持った開閉枠5を有する主クランプ2を設け、断面C字形筒帯枠70の両端に一対の対峙フランジ部71,71を一体化し、対峙フランジ部71,71に連結孔72,72,72を穿設した連結スリーブ7を設け、該連結スリーブ7対峙フランジ部71,71間に主クランプ2角度規制フランジ部4を配して一致させた連結孔40,72,72,72,に連結ボルト73,73,73・連結ナット74,74,74を装着し、当該主クランプ2に対し、該連結スリーブ7を一体に組み合わせてなるものとした、この発明のクランプ装置における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明のクランプ装置1は、主クランプ2の主要部分となる受け枠3、開閉枠5および連結スリーブ7筒帯枠70の夫々が、鋼板をプレス成型後、亜鉛鍍金処理、防錆塗装処理、その他の表面処理を施してなるものとし、該受け枠3は、底壁30の基端より略鉛直上方に延伸した後背壁31を延伸し、該底壁30から後背壁31に及ぶ左右端縁夫々に、単管パイプである対象パイプ8外壁周回りの一部範囲に接合可能な円弧形凸条からなる一部抱持縁32,32を突設し、底壁30の後端に相当する後背壁31上端の左右縁に対応する一部抱持縁32,32の基端(後端)の左右端に、同一部抱持縁32,32に接合することとなる対象パイプ8の軸心に平行な軸孔34,34を互いに同心上配置とするよう穿設し、基端枢着受け33,33を設け、後述する基端軸35を左右軸孔34,34間に掛け渡すよう装着可能とする一方、該底壁30の先端を、同底壁30の左右幅より狭い正面U字形に成型し、その先端左右平行垂直壁に、対象パイプ8の軸心および前記軸孔34に平行な軸孔61,61を穿設して先端軸着部60を設けた上、該先端軸着部60には、緊締ナット64を先端より螺着し、基端に、自らの軸心に直角に貫通する軸孔65を穿設した回動ボルト63の基端を組み込み、一致させた前記軸孔61,65に先端軸62を装着し、回動ボルト63が回動自在となるよう軸着したものとしてある。
開閉枠5は、その左右端縁夫々に、単管パイプである対象パイプ8外壁周回りの他部範囲に接合可能な円弧形帯条からなる他部抱持縁50,50を一体化し、同開閉枠5枢端(後端)の左右端に、当該受け枠3底壁30の基端となる後背壁31上左右端の基端枢着受け33,33対峙壁間に配置可能な舌片状であって軸孔34,34に一致する軸孔52,52を穿設した枢着部51,51を一体に設け、枢着部51,51を受け枠3基端枢着受け33,33間に配し、軸孔34,34, 52,52に、基端軸35を横断状に装着し、受け枠3および開閉枠5を開閉自在なものとし、また、開閉枠5の遊端には、前記回動ボルト63の中途部を装着可能な先端開放状の緊締溝67を開口し、該緊締溝67の左右がわ外壁対応箇所に、緊締ナット64の座面となる緊締座部66,66を一体化し、前記緊締機構6の他部を形成するものとしている。
角度規制フランジ部4は、受け枠3底壁30の一部抱持縁32,32とは反対がわとなる外がわ壁中央に、1個の連結孔40を対象パイプ8軸心に平行する向きに穿設した矩形板を、対象交叉パイプ80軸心に直交するよう角度設定した垂直(直角)姿勢に一体化してあり、受け枠3一部抱持縁32,32と開閉枠5他部抱持縁50,50との間に対象パイプ8の中途適所を挟み込むよう閉鎖し、緊締機構6回動ボルト63先端がわを緊締溝67中に配して緊締ナット64を緊締座部66に向けて締め付け、該対象パイプ8を固定可能なものとしている。
連結スリーブ7は、単管パイプである対象交叉パイプ80の外壁周回り280°ないし300°範囲に沿って接合、抱持可能な断面C字形の鋼板製筒帯枠70を有し、該筒帯枠70の断面C字形周回り方向両端には、対象交叉パイプ80軸心に平行な組み合わせ配置とした主クランプ2角度規制フランジ部4を平行姿勢に挟み、且つ連結代用間隙D,Dを隔てて対峙する一対の矩形板であって、該角度規制フランジ部4に略一致する上下高さ、同角度規制フランジ部4を上回る対象交叉パイプ80軸心方向長さとし、上下間中央に対象交叉パイプ80軸心方向直線上の前後および中央の均衡配置となる3箇所に、対象交叉パイプ80軸心方向に直交する連結孔72,72,72を穿設した対峙フランジ部71,71を、互いに平行し、遠心がわに突出するよう一体化したものである。
当該クランプ装置1は、主クランプ2の角度規制フランジ部4を、連結スリーブ7の対峙フランジ部71,71間に連結代用間隙D,Dを隔てて配し、角度規制フランジ部4連結孔40を、対峙フランジ部71,71中央の連結孔72に一致するよう組み合わせ、対峙フランジ部71,71の合計6箇所の連結孔72,72,72および角度規制フランジ部4連結孔40に、合計3本の連結ボルト73,73,73および合計3個の連結ナット74,74,74を装着し、中央の連結ボルト73連結ナット74が、主クランプ2と連結スリーブ7とを互いに対象パイプ8および対象交叉パイプ80に直交する軸心回りに回転不能に一体化すると共に、それら連結ボルト73,73,73および連結ナット74,74,74の締め付けにより、筒帯枠70内周壁に対象交叉パイプ80の中途適所を抱持状に締め付け固定することが可能なものとしてある。
さらに、連結スリーブ7の対峙フランジ部71,71は、主クランプ2受け枠3の底壁30に対峙する遠心方向端縁が、底壁30下面壁との間に僅かな隙間を確保し、主クランプ2が連結スリーブ7に対して、中央配置の連結ボルト73を中心に揺動した場合に、底壁30下面壁に接触して大きな揺動を抑止し、僅かな揺動範囲に規制するものとしてある。
図12に示すように、当該クランプ装置1は、主クランプ2受け枠3角度規制フランジ部4に前後2個の連結孔40,40を設けたものとし、連結スリーブ7対峙フランジ部71,71を、角度規制フランジ部4に一致する形状および寸法のものとし、角度規制フランジ部4連結孔40,40に一致する位置に連結孔72,72を穿設し、2本の連結ボルト73,73および2個の連結ナット74,74を装着して連結したものとすることが可能である。
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの発明のクランプ装置1は、図1ないし図11に示すように、例えば、2本の同一直径、同一肉厚の単管パイプ8,80同士を直交状に交叉させた状態に確りと固定することが可能なものであり、図11に示すように、例えば、農業用ビニルハウスの外がわ(上がわ)配置となる対象交叉パイプ80の中途適所に連結スリーブ7筒帯枠70を外嵌し、内側配置(垂下状)とした主クランプ2を、農業用ビニルハウスの内がわ向きの所望姿勢となる角度姿勢に調節してから、3本の連結ボルト73,73,73および3個の連結ナット74,74,74を均等に締め付け固定した上、開閉枠5を開放した主クランプ2受け枠3一部抱持縁32,32に、農業用ビニルハウスの内がわ(下がわ)配置となる対象パイプ8の中途適所を接合し、開閉枠5を閉じて他部抱持縁50,50を接合し、緊締機構6回動ボルト63を先端軸62回りに回動して緊締溝67に嵌合し、緊締ナット64を緊締座部66に向けて締め付け、一部抱持縁32,32および他部抱持縁50,50間に対象パイプ8の中途適所を確り固定することによって農業用ビニルハウスの骨格を組み立てた上、骨格の外がわ(上がわ)にビニルシートなどの外装材(図示せず)を張着することにより、外がわに突起する部分の無い連結スリーブ7筒帯枠70が、外装材に不要なストレスを与えるのを防止し、外装材の耐久性を高め、より経済的な利用を実現化できるものとなる。
当該クランプ装置1が交叉状に固定した対象パイプ8および対象交叉パイプ80は、その交叉角度姿勢を正確かつ確実に維持するから、周囲他物などへの連結などを要さずとも、単独で姿勢維持し、より安全且つ効率的な組み立て作業性を達成するものとなり、角度規制フランジ部4と対峙フランジ部71,71との間に連結代用間隙D,Dを設け、角度規制フランジ部4と対峙フランジ部71,71とを中央一本の連結ボルト73・連結ナット74で連結しているから、連結スリーブ7に対して主クランプ2が僅かに揺動可能となり、単管パイプ8,80の撓みなどの変形を柔軟に吸収し、さらに、対峙フランジ部71,71が、中央一本の連結ボルト73を中心とした主クランプ2の揺動を僅かな範囲に規制する形状に設定してあるから、単管パイプ8,80に過大な変形が生じるのを抑制し、連結部分により高い耐久性を確保するものとなる。
また、図12に示すように、主クランプ2角度規制フランジ部4および連結スリーブ7対峙フランジ部71,71を、前後2本の連結ボルト73,73および2個の連結ナット74によって連結しているから、主クランプ2および連結スリーブ7の連結強度を一段と高め、対象パイプ8および対象交叉パイプ80の交叉部分を、より強固に連結可能なものとすることができる。
(結 び)
叙述の如く、この発明のクランプ装置は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からのクランプ装置技術に比較して大幅に、構造の簡素化と軽量化とを進め、生産コストの削減による低廉化を達成し、遥かに経済的なものとすることができる上、この発明のクランプ装置を組み込んだ農業用ビニルハウスの外装材の摩耗や破損を防止して延命化し、また、足場骨格の連結部分の突起を無くし、作業の安全性および作業効率を格段に高めることができるものとなるから、従前まで外装材の交換頻度の多さと、その作業負担の大きさとに苦慮していたハウス栽培農家や、より安全性が高く経済性に秀でた足場用クランプ装置の開発を望んでいた建築業界は固よりのこと、クランプ装置を提供する農業用および建築用の資材業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
1 クランプ装置
2 主クランプ
3 受け枠
30 同 底壁
31 同 後背壁
32 同 一部抱持縁
33 同 基端枢着受け
34 同 軸孔
35 同 基端軸
4 角度規制フランジ部
40 同 連結孔
5 開閉枠(枢端、遊端)
50 同 他部抱持縁
51 同 枢着部
52 同 軸孔
6 緊締機構
60 同 先端軸着部
61 同 軸孔
62 同 先端軸
63 同 回動ボルト
64 同 緊締ナット
65 同 軸孔
66 同 緊締座部
67 同 緊締溝
7 連結スリーブ
70 同 筒帯枠
71 同 対峙フランジ部
72 同 連結孔
73 同 連結ボルト
74 同 連結ナット
D 連結代用間隙
8 対象パイプ(単管パイプ)
80 同 対象交叉パイプ(単管パイプ)

Claims (6)

  1. 対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を突設し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を対象パイプに交叉状の向きに一体化し、同底壁の先端に緊締機構の一部を有する受け枠、および、該受け枠底壁の基端に対し、枢端を開閉自在に連結してあり、遊端に緊締機構の他部を有し、それら枢端と遊端との間に対象パイプ外壁に接合する他部抱持縁とした開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、互いに対応する箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化され、それら対峙フランジ部が、主クランプの角度規制フランジ部に一致する同一寸法形状の板状か、または、主クランプの角度規制フランジ部を上回る大きさの板状かの何れか一方に設定され、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対からなり、それら対峙フランジ部主クランプと組み合わせた場合に、主クランプの受け枠の底壁に対峙する遠心方向端縁と、該底壁の下面壁との間に僅かな隙間が確保された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間に配した主クランプ角度規制フランジ部の何れか1箇所に一致させた連結孔相互に連結ボルト・ナットを装着して角度規制フランジ部と対峙フランジ部とを1本の連結ボルト・ナットで連結し、当該主クランプに対し、該連結スリーブを一体に組み合わせてなるものとしたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を突設し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を対象パイプに交叉状の向きに一体化し、同底壁の先端に緊締機構の一部を有する受け枠、および、該受け枠底壁の基端に対し、枢端を開閉自在に連結してあり、遊端に緊締機構の他部を有し、それら枢端と遊端との間に対象パイプ外壁に接合する他部抱持縁とした開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、互いに対応する箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化され、それら対峙フランジ部が、主クランプの角度規制フランジ部に一致する同一寸法形状の板状か、または、主クランプの角度規制フランジ部を上回る大きさの板状かの何れか一方に設定され、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対からなり、それら対峙フランジ部主クランプと組み合わせた場合に、主クランプの受け枠の底壁に対峙する遠心方向端縁と、該底壁の下面壁との間に僅かな隙間が確保された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間に主クランプ角度規制フランジ部を配して何れか1箇所に一致させた連結孔に連結ボルト・ナットを装着して角度規制フランジ部と対峙フランジ部とを1本の連結ボルト・ナットで連結し、当該主クランプに対し、該連結スリーブを一体に組み合わせ、主クランプを装着した対象パイプと、連結スリーブを装着した対象交叉パイプとを互いに隣り合うよう配置すると共に、交叉状配置に連結・固定可能なものとし、且つ、主クランプが、連結スリーブに対して僅かに傾いた場合に、対峙フランジ部が、受け枠底壁に当接し、主クランプに対する連結スリーブの連結姿勢を所望範囲内に規制可能な形状のものとしてなることを特徴とするクランプ装置。
  3. 対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁に接合可能な一部抱持縁を突設し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、連結孔を対象パイプ軸心に平行する向きに穿設した角度規制フランジ部を対象パイプに交叉状の向きに一体化し、同底壁の先端に、緊締ナットを螺着した回動ボルトの基端を回動自在に軸着した受け枠、および、該受け枠底壁の基端に対し、対象パイプ外壁に接合可能な他部抱持縁を有し、枢端を該受け枠底壁の基端に開閉自在に連結し、遊端に受け枠回動ボルトを係合する緊締溝と、同回動ボルト緊締ナット用の緊締座部とを持った開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、互いに対応する箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化され、それら対峙フランジ部が、主クランプの角度規制フランジ部に一致する同一寸法形状の板状か、または、主クランプの角度規制フランジ部を上回る大きさの板状かの何れか一方に設定され、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対からなり、それら対峙フランジ部主クランプと組み合わせた場合に、主クランプの受け枠の底壁に対峙する遠心方向端縁と、該底壁の下面壁との間に僅かな隙間が確保された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間に主クランプ角度規制フランジ部を配して何れか1箇所に一致させた連結孔に連結ボルト・ナットを装着して角度規制フランジ部と対峙フランジ部とを1本の連結ボルト・ナットで連結し、当該主クランプに対し、該連結スリーブを一体に組み合わせてなるものとしたことを特徴とするクランプ装置。
  4. 対象パイプに平行状配置となる底壁に対象パイプ外壁の一部周回り範囲に接合可能な一部抱持縁を突設し、同底壁の基端に基端枢着受けを、同底壁の先端に先端軸着部を夫々設け、該先端軸着部に、先端より緊締ナットを螺着した回動ボルトの基端を、対象パイプ軸心に平行な軸心回りに回動自在に軸着し、該底壁の一部抱持縁とは反対がわとなる外がわに、対象パイプ軸心に平行する少なくとも1個の連結孔を穿設した角度規制フランジ部を、対象パイプ軸心に直交する角度姿勢に一体化した受け枠、および、該受け枠一部抱持縁が接合可能な対象パイプ外壁の一部周回りを除く他部周囲回りに接合可能な他部抱持縁を有し、枢端に設けた枢着部を、該受け枠基端枢着受けに対し、基端軸を介して開閉自在に連結し、遊端に受け枠回動ボルトを係合する緊締溝と、同回動ボルト緊締ナット用の緊締座部とを持った開閉枠を有する主クランプを設け、当該対象パイプに交叉する対象交叉パイプの外壁周回り180°ないし350°範囲に沿って接合、抱持可能な断面C字形筒帯枠のC字形周回り方向両端に、互いに対応する少なくとも1箇所に、対象パイプ軸心に平行となる連結孔を穿設した対峙フランジ部が一体化され、それら対峙フランジ部が、主クランプの角度規制フランジ部に一致する同一寸法形状の板状か、または、主クランプの角度規制フランジ部を上回る大きさの板状かの何れか一方に設定され、主クランプ角度規制フランジ部を挟み配置可能な一対からなり、それら対峙フランジ部主クランプと組み合わせた場合に、主クランプの受け枠の底壁に対峙する遠心方向端縁と、該底壁の下面壁との間に僅かな隙間が確保された連結スリーブを設け、該連結スリーブ対峙フランジ部間主クランプ角度規制フランジ部を配し、何れか1箇所に一致させた連結孔に連結ボルト・ナットを装着して角度規制フランジ部と対峙フランジ部とを1本の連結ボルト・ナットで連結し、当該主クランプに対して該連結スリーブを所定角度姿勢に一体に組み合わせてなるものとしたことを特徴とするクランプ装置。
  5. 角度規制フランジ部の連結孔を1個とし、対峙フランジ部の連結孔を2個または3個の何れか一方とし、各連結孔の軸心が対象パイプに平行し、各連結孔が対象交叉パイプに平行な直線上に適宜間隔を隔てて均衡配列してなるものとした、請求項1ないし4何れか一記載のクランプ装置。
  6. 角度規制フランジ部の連結孔軸心および連結スリーブ対峙フランジ部の連結孔軸心が、主クランプに挟着する対象パイプの軸心に平行し、連結スリーブに抱持する対象交叉パイプ軸心に直交するよう角度設定してなるものとした、請求項1ないし5何れか一記載のクランプ装置。


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