JP6462913B1 - 金属検出機におけるセンサヘッド - Google Patents

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【課題】対向型の金属検出機におけるセンサヘッドを提供することを目的とする。【解決手段】対向型金属検出機におけるセンサヘッドであって,センサヘッドは,筐体と,コイルパターンを描いたコイルパターン基板と,保護部材と,固定部材と,を備えており,コイルパターン基板の両面を保護部材で挟み込み,コイルパターン基板および保護部材を固定部材に固定し,筐体に設けた開口部側にコイルパターン基板が位置するように,固定部材を筐体に取り付ける,対向型金属検出機におけるセンサヘッドである。【選択図】 図1

Description

本発明は対向型の金属検出機におけるセンサヘッドに関する。
食品,医薬品,医療品,化学原材料などの製造,加工工程において金属異物が混入することは安全性への観点から避けなければならない。そこで,食品,医薬品,医療品,化学原材料などの被検査物の製造,加工工程において,金属検出機を用いることで,金属異物の検出を行っている。
金属検出機には,大別して同軸型と対向型がある。同軸型の金属検出機は感度が高いものの,大型化が容易ではない問題がある。一方,対向型の金属検出機は,金属異物の検出感度は同軸型と比較すると劣るものの,安価であり,大型化も容易であることから,対向型の金属検出機もいまだに利用されている。
対向型の金属検出機は,たとえば特許文献1に示すように,コイルを備えたセンサヘッドを対向した位置にそれぞれ配置し,その間を被検査物が通過することで,金属異物の検出を行う。
実公平8−2634号公報
対向型の金属検出機に使われるセンサヘッドは,従来,ベークライト製の基板にネジを配置し,そのネジに対して巻いた線材のコイルを取り付ける。そしてコイルが動かないように,コイルの周囲をエポキシ樹脂で固めている。
このような製造方法をとっていたため,センサヘッドの製造に時間を要していた。またセンサヘッドの筐体の多くはアルミ製であり,アルミ製の筐体とベークライト製の基板との熱膨張率の差が大きかった。この熱膨張率の差によりエポキシ樹脂にクラックが入ることがあり,金属検出の際のノイズになってしまう問題があった。
本発明者は上記課題に鑑み,対向型の金属検出機におけるセンサヘッドを発明した。
第1の発明は,対向型金属検出機におけるセンサヘッドであって,前記センサヘッドは,筐体と,コイルパターンを描いたコイルパターン基板と,前記コイルパターン基板を保護する保護部材と,前記コイルパターン基板を取り付ける固定部材と,を備えており,前記コイルパターン基板および前記保護部材が前記固定部材に固定され,前記筐体に設けた開口部側に前記コイルパターン基板が位置するように,前記固定部材が前記筐体に取り付けられている,対向型金属検出機におけるセンサヘッドである。
また第2の発明は,対向型金属検出機におけるセンサヘッドであって,前記センサヘッドは,筐体と,コイルパターンを描いたコイルパターン基板と,保護部材と,固定部材と,を備えており,前記コイルパターン基板の両面は前記保護部材で挟み込まれ,前記コイルパターン基板および前記保護部材が前記固定部材に固定され,前記筐体に設けた開口部側に前記コイルパターン基板が位置するように,前記固定部材が前記筐体に取り付けられている,対向型金属検出機におけるセンサヘッドである。
従来の対向型金属検出機におけるセンサヘッドでは,ベークライト製の基板にネジを配置し,そのネジに対して巻いた線材のコイルを取り付け,コイルの周囲をエポキシ樹脂で固めている。そのため,センサヘッドの製造に時間を要してしまう。また,エポキシ樹脂にクラックが入ることによるノイズの発生が問題となっていた。
そこで,本発明のようにコイルパターン基板をセンサヘッドに用いることで,センサヘッドの製造に要する時間を大幅に短縮するとともに,エポキシ樹脂を用いないので,エポキシ樹脂のクラックに起因するノイズの発生も防止できる。
コイルパターン基板は薄いので,撓みやすく,振動に対して弱い。そのため振動に起因するノイズが発生する可能性がある。そこで,コイルパターン基板を保護するための保護部材をさらに備えることで,振動に起因するノイズを防止することができる。
上述の発明において,前記コイルパターン基板は,多層板である,対向型金属検出機におけるセンサヘッドのように構成することができる。
コイルパターン基板を用いる場合,単層板だとサイズが大きくならざるを得ない。そこで,多層板とすることで,そのサイズを小さくすることができる。
上述の発明において,前記固定部材は,前記固定部材の熱膨張率が前記筐体の熱膨張率に近似する,対向型金属検出機におけるセンサヘッドのように構成することができる。
従来,筐体にアルミ材が用いられることが多かった。そのため,アルミとベークライトとの熱膨張率の差からエポキシ樹脂にクラックが入る要因となっていた。そこで,固定部材に用いる材質は,筐体の熱膨張率と近似する熱膨張率を有する固定部材(すなわち,固定部材の熱膨張率と筐体の熱膨張率との差が所定範囲内である)を用いることが好ましい。
上述の発明において,前記コイルパターン基板の周縁部には孔部が穿設され,前記コイルパターン基板の前記孔部に対応する位置に,前記固定部材の孔部が穿設され,前記コイルパターンの孔部と,前記固定部材の孔部とが,樹脂ネジによって螺合されることで,前記コイルパターン基板が前記固定部材に取り付けられる,対向型金属検出機におけるセンサヘッドのように構成することができる。
コイルパターン基板を固定部材に固定するにはさまざまな方法があるが,樹脂ネジを用いるとよい。樹脂ネジは磁界に影響を与えないためである。
上述の発明において,前記コイルパターン基板に描かれた前記コイルパターンの環状の内側には孔部が穿設され,前記コイルパターン基板の前記孔部に対応する位置に,前記固定部材の孔部が穿設され,前記コイルパターンの孔部と,前記固定部材の孔部とが,樹脂ネジによって螺合されることで,前記コイルパターン基板が前記固定部材に取り付けられる,対向型金属検出機におけるセンサヘッドのように構成することができる。
コイルパターン基板を固定部材に固定する場合,周縁部のみで固定すると,中心付近が浮きやすくなってしまう。そこで,コイルパターンの内側でも固定することで,中心付近の浮きを防止し,コイルパターン基板を固定部材にしっかりと固定できる。またコイルパターンの内側は磁界に影響を与えやすいが,樹脂ネジを用いることで,磁界に影響も与えない。
上述の発明において,前記固定部材にさらにシールド部材を固定する,対向型金属検出機におけるセンサヘッドのように構成することができる。
本発明のように,シールド部材で固定することで電界を遮蔽することができる。
上述の各発明のいずれかに記載のセンサヘッドを備えた対向型金属検出機を構成してもよい。
本発明によって,対向型の金属検出機におけるセンサヘッドの製造に要する時間を大幅に短縮することができる。また,従来のセンサヘッドで用いていたベークライト板を用いないので,ベークライト板に巻いたコイルを固めるためのエポキシ樹脂が不要となる。そのため,筐体とベークライト板との熱膨張率の差によるエポキシ樹脂にクラックが入ることを防止できる。その結果,クラックによるノイズを大きく軽減することができる。
対向型の金属検出機の外観の一例を示す図である。 対向型の金属検出機における検出部の外観の一例を示す図である。 対向型の金属検出機におけるセンサヘッドの分解斜視図である。 筐体の一例の斜視図である。 コイルパターン基板の斜視図である。 コイルパターンを印刷したコイルパターン基板の正面図である。 アクリル板の斜視図である。 塩ビ板の斜視図である。 コイルユニットの斜視図である。 電界シールド板の斜視図である。 コイルユニットを筐体に配置した状態の斜視図である。 電界シールド板を筐体に固定した状態の斜視図である。 化粧板の斜視図である。 化粧板を取り付けた状態の斜視図である。
本発明の対向型の金属検出機(以下,「金属検出機1」という)の外観の一例を図1に示す。金属検出機1は,検出部2と搬送部3と表示部4とを有する。検出部2は,金属異物の有無を検出する。搬送部3は,被検査物をベルトコンベアなどにより搬送する。搬送部3に載置された被検査物は,検出部2を通過することで,被検査物の有無が検出される。表示部4は,検出部2における検査状態を表示しており,たとえば金属異物が存在することを検出した場合には,所定の警告表示や警告音の出力を行うなど,所定の制御処理を実行する。
金属検出機1の検出部2においては,後述するように,送信コイルのコイルパターン213aが印刷されたコイルパターン基板21aを備えたセンサヘッド2aと,受信コイルのコイルパターン213bが印刷されたコイルパターン基板21bを備えたセンサヘッド2bとが対向して配置されている。通常は,上方のセンサヘッド2aに送信コイルを,下方のセンサヘッド2bに2つの受信コイルを備えているが,それに限定するものではない。コイルの中には磁界が発生する。受信コイルは,通常,送信コイルから同じ量だけの磁界(磁束)を受けるようになっているが,被検査物が検出部2を通過する際に,金属異物が含まれている場合には磁界が乱れるので,2つの受信コイルに磁界の差が生じる。その差を検出することで,金属異物を検出する。検出部2の斜視図を図2に示す。また,図3にセンサヘッドの分解斜視図を示す。
本発明のセンサヘッド2a,2bには,筐体20と,コイルパターン213を印刷したコイルパターン基板(プリント基板)21と,1枚または2枚のアクリル板22と,塩ビ板23と,複数の樹脂ネジ24と,電界シールド板25と,複数の金属ネジ26と,化粧板27とを用いる。
図4に筐体20の一例の斜視図を示す。筐体20は,たとえばアルミ製であり,金属検出機1の検出部2に取り付けられる。筐体20には凹部201を設けており,凹部201の開口部202に,後述するコイルパターン基板21とアクリル板22と塩ビ板23とを備えるコイルユニットAを取り付ける。筐体20の開口部202の長手方向の縁部には複数の孔部203を設ける。
図5にコイルパターン基板21の一例の斜視図を示す。図5では,コイルパターン213a,213bを印刷していない状態のコイルパターン基板21(21a,21b)を示している。コイルパターン基板21の大きさは,筐体20の開口部202とほぼ同一または開口部202よりは小さい大きさで形成する。コイルパターン基板21には,その周縁部に複数の孔部211と,コイルパターン基板21に印刷するコイルパターン213とは重複しない位置であって,コイルパターン213の環状の内側に複数の孔部212とを穿設する。
さらに,送信側とするコイルパターン基板21aには,一つの受信コイルパターン213aを,受信側とするコイルパターン基板21bには,二つの受信コイルパターン213bを,それぞれ印刷し,それが端子部214と接続している。図6(a)に送信コイルのコイルパターン213aを印刷したコイルパターン基板21aの正面図の一例を,図6(b)に受信コイルのコイルパターン213bを印刷したコイルパターン基板21bの正面図の一例をそれぞれ示す。コイルパターン基板21a,21bをそれぞれ多層板とし,各層に送信コイルのコイルパターン213a,受信コイルのコイルパターン213bを印刷することが好ましい。各層のコイルパターン213a,213bは,それぞれの層の端子部214を介して接続している。コイルパターン基板21としては多層,たとえば2〜10層からなる多層板を用いることができるが,それに限定するものではない。なおコイルパターン213はコイルパターン基板21に描かれていればよく,印刷以外の方法であってもよい。
コイルパターン基板21aとコイルパターン基板21bとでは,コイルパターン213a,213b以外の構成,特に孔部211,212の位置を同じとしてもよいし,異なる構成としてもよい。特にコイルパターン213の環状の内側に穿設する複数の孔部212の位置を変更してもよい。
図7に,保護部材の一例であるアクリル板22の斜視図を示す。アクリル板22は,コイルパターン基板21と同一またはほぼ同一の大きさである。アクリル板22には,コイルパターン基板21の孔部211に対応する位置に,複数の孔部221を穿設する。また,アクリル板22には,コイルパターン基板21の孔部212に対応する位置に,複数の孔部222を穿設する。さらにアクリル板22の短手方向(長手方向ではない方向)の一辺であって,コイルパターン基板21の端子部214に対応する位置に,切欠部223を設ける。
アクリル板22は,コイルパターン基板21を振動などから保護し,コイルパターン基板21が撓まないようにしている。コイルパターン基板21を保護する部材としてはアクリル板22であることが好ましいが,磁界に影響を与えない部材であればアクリル板22に限定するものではない。
図8に,固定部材の一例である塩ビ板23の斜視図を示す。塩ビ板23は,コイルパターン基板21,アクリル板22,筐体20の開口部202より大きく,筐体20の開口部02のある面以下の大きさであればよい。塩ビ板23には,コイルパターン基板21の孔部211に対応する位置に,複数の孔部231を穿設する。また塩ビ板23には,コイルパターン基板21の孔部212に対応する位置に,複数の孔部232を穿設する。さらに塩ビ板23には,筐体20の周縁部に設けた孔部203に対応する位置に,複数の孔部233を穿設する。
塩ビ板23は,コイルパターン基板21,アクリル板23を筐体20に固定する。塩ビ板23を用いることによって,従来のベークライトよりもアルミ製の筐体20との膨張率の差が1/4〜1/3に狭まるので,熱変化によるノイズを軽減することができる。なお筐体20との熱膨張率の差が大きくない(塩ビ板23と同程度の熱膨張率)のであれば,塩ビ板23以外の固定部材であっても構わない。また筐体20がアルミ以外の素材の場合には,筐体20の熱膨張率と,固定部材の熱膨張率とが近似する部材(すなわち,筐体20の熱膨張率と固定部材の熱膨張率との差が所定範囲以内である部材)を用いることが好ましい。
コイルパターン基板21の上下両面をアクリル板22でそれぞれ挟み込む。この際にコイルパターン基板21の端子部214が,アクリル板22の切欠部223から露出するように挟み込む。なお,コイルパターン基板21は,アクリル板22で挟み込むことが好ましいが,いずれか一方の面,特にコイルパターン213が印刷されている面に固定する。
さらに,アクリル板22で挟み込んだコイルパターン基板21を,塩ビ板23に固定する。すなわち,コイルパターン基板21の孔部211,コイルパターン基板21を挟む上下2枚のアクリル板22の孔部221,塩ビ板23の孔部231を樹脂ネジ24で螺合する。またコイルパターン基板21の孔部212,コイルパターン基板21を挟む上下2枚のアクリル板22の孔部222,塩ビ板23の孔部232を樹脂ネジ24で螺合する。
より好ましくは,コイルパターン基板21の孔部211,212の直径と,アクリル板22の孔部221,222の直径を,樹脂ネジ24のネジ部の外径より若干,大きく形成する。また,塩ビ板23の孔部231,232はネジ穴として形成する。そして,樹脂ネジ24を,コイルパターン基板21の孔部211,212と,アクリル板22の孔部221,222に貫通させ,塩ビ板23の孔部231,232で螺合する。
コイルパターン基板21の孔部211,212と,アクリル板22の孔部221,222と,塩ビ板23の孔部231,232のすべての孔部をネジ穴として形成し,樹脂ネジ24により完全に固定した場合,一方が他方よりも大きく熱膨張した際に歪みが発生し,金属検出の際のノイズとなる恐れがある。そこで,上述のように構成することで,コイルパターン基板21,アクリル板22が熱の影響を受けて微妙に熱膨張をしても,コイルパターン基板21の孔部211,212,アクリル板22の孔部221,222で熱膨張を吸収し,歪みの発生を防止することができ,金属検出の際のノイズの防止を図ることができる。
なお,コイルパターン基板21,アクリル板22,塩ビ板23の固定方法は,樹脂ネジ24に限定するものではなく,コイルパターン基板21に印刷したコイル213の磁界の検出に影響を与えない方法であれば如何なる方法を用いてもよい。
このように固定したユニットをコイルユニットAとする。図9にコイルユニットAの一例の斜視図を示す。
図10に,シールド部材の一例である電界シールド板25の斜視図を示す。電界シールド板25は,電界を遮蔽する板であって,塩ビ板23と同一またはほぼ同一の大きさである。電界シールド板25は,コイルパターン基板21に印刷したコイルパターン213よりも大きいことが望ましい。電界シールド板25には,塩ビ板23の孔部233に対応する位置に,複数の孔部251を穿設する。
そしてコイルユニットAにおけるコイルパターン基板21,上下両面を挟むアクリル板22が筐体20の凹部201側に位置するように,コイルユニットAの塩ビ板23を筐体20に配置する。この状態の斜視図を図11に示す。
さらに,コイルユニットAの塩ビ板23の上方から,電界シールド板25を固定する。すなわち,電界シールド板25の孔部251と,塩ビ板23の孔部233と,筐体20の孔部203との位置が対応するように,コイルユニットAを筐体20に配置し,ネジ26で螺合する。なお,コイルユニットA,電界シールド板25を筐体20に固定する方法として,金属ネジのようなネジ26で螺合するほか,別の方法によって固定することもできる。図12に電界シールド板25を筐体20に固定した状態の一例の斜視図を示す。
図13に,化粧部材の一例である化粧板27の斜視図を示す。化粧板27は筐体20に固定したコイルユニットAや電界シールド板25が見えないように隠蔽する部材である。化粧板27には,電界シールド板25の孔部251に対応する位置に,複数の孔部271を穿設する。孔部271は,コイルユニットAや電界シールド板25を筐体20に固定するために,ネジ26が電界シールド板25の上に露出しているので,それを隠蔽する。
図12の状態の電界シールド板25に重畳して化粧板27を固定する。この際に,化粧板27の孔部271と,ネジ26との位置が対応するように,化粧板27を固定する。この固定は,たとえば化粧板27を電界シールド板25に接着すればよいが,それ以外の方法によって固定してもよい。化粧板27を取り付けた状態の一例の斜視図を図14に示す。
以上のような手順で組み立てた送信コイル側のセンサヘッド2a,受信コイル側のセンサヘッド2bを,検出部2の対向する位置に配置することで検出部2を構成する。
本発明によって,対向型の金属検出機におけるセンサヘッドの製造に要する時間を大幅に短縮することができる。また,従来のセンサヘッドで用いていたベークライト板を用いないので,ベークライト板に巻いたコイルを固めるためのエポキシ樹脂が不要となる。そのため,筐体とベークライト板との熱膨張率の差によるエポキシ樹脂にクラックが入ることを防止できる。その結果,クラックによるノイズを大きく軽減することができる。
1:金属検出機
2:検出部
3:搬送部
4:表示部
20:筐体
201:凹部
202:開口部
21:コイルパターン基板
211:孔部
212:孔部
213:コイルパターン
214:端子部
22:アクリル板
221:孔部
222:孔部
223:切欠部
23:塩ビ板
231:孔部
232:孔部
233:孔部
24:樹脂ネジ
25:電界シールド板
251:孔部
26:ネジ
27:化粧板
271:孔部

Claims (8)

  1. 対向型金属検出機におけるセンサヘッドであって,
    前記センサヘッドは,
    筐体と,コイルパターンを描いたコイルパターン基板と,前記コイルパターン基板を保護する保護部材と,前記コイルパターン基板を取り付ける固定部材と,を備えており,
    前記コイルパターン基板および前記保護部材が前記固定部材に固定され,
    前記筐体に設けた開口部側に前記コイルパターン基板が位置するように,前記固定部材が前記筐体に取り付けられている,
    ことを特徴とする対向型金属検出機におけるセンサヘッド。
  2. 対向型金属検出機におけるセンサヘッドであって,
    前記センサヘッドは,
    筐体と,コイルパターンを描いたコイルパターン基板と,保護部材と,固定部材と,を備えており,
    前記コイルパターン基板の両面は前記保護部材で挟み込まれ,
    前記コイルパターン基板および前記保護部材が前記固定部材に固定され,
    前記筐体に設けた開口部側に前記コイルパターン基板が位置するように,前記固定部材が前記筐体に取り付けられている,
    ことを特徴とする対向型金属検出機におけるセンサヘッド。
  3. 前記コイルパターン基板は,多層板である,
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の対向型金属検出機におけるセンサヘッド。
  4. 前記固定部材は,
    前記固定部材の熱膨張率が前記筐体の熱膨張率に近似する,
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の対向型金属検出機におけるセンサヘッド。
  5. 前記コイルパターン基板の周縁部には孔部が穿設され,
    前記コイルパターン基板の前記孔部に対応する位置に,前記固定部材の孔部が穿設され,
    前記コイルパターンの孔部と,前記固定部材の孔部とが,樹脂ネジによって螺合されることで,前記コイルパターン基板が前記固定部材に取り付けられる,
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の対向型金属検出機におけるセンサヘッド。
  6. 前記コイルパターン基板に描かれた前記コイルパターンの環状の内側には孔部が穿設され,
    前記コイルパターン基板の前記孔部に対応する位置に,前記固定部材の孔部が穿設され,
    前記コイルパターンの孔部と,前記固定部材の孔部とが,樹脂ネジによって螺合されることで,前記コイルパターン基板が前記固定部材に取り付けられる,
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の対向型金属検出機におけるセンサヘッド。
  7. 前記固定部材にさらにシールド部材を固定する,
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の対向型金属検出機におけるセンサヘッド。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のセンサヘッドを備えた対向型金属検出機。
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