JP6462035B2 - バックプレーン基板及びそれを用いた有機発光表示装置 - Google Patents

バックプレーン基板及びそれを用いた有機発光表示装置 Download PDF

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本発明は、バックプレーン基板に関し、特に、超高解像度を有する構造において、小さくなったサブ画素でも十分なストレージ容量を確保することができるバックプレーン基板及びそれを用いた有機発光表示装置に関する。
移動通信端末機、ノートパソコンのような各種携帯用電子機器の発展に伴い、これらに適用できる平板表示装置(Flat Panel Display Device)に対する要求が増大している。
平板表示装置としては、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device)、プラズマ表示装置(Plasma Display Panel device)、電界放出表示装置(Field Emission Display Device)、有機又は無機発光表示装置(Organic or Inorganic Light Emitting Diode Display Device)などが研究されている。このような平板表示装置の中でも、特に有機発光表示装置は、量産技術の発展、駆動手段の容易性、低電力消費、高画質、大画面の実現及び軟性化の利点によって、適用分野が拡大されている。
また、このような平板表示装置は複数個の画素をマトリクス状に備え、複数個の画素は、それぞれが3つ以上のサブ画素を有するため、各サブ画素を個別的に制御することができるTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)をサブ画素内に1つ以上備える。
ところが、拡張現実や仮想現実のように高解像度が要求される表示装置においては、限定された表示装置のサイズ内に高解像度を有するため、個別画素の大きさが次第に小さくなる。また、有機発光表示装置のように、発光素子を個別素子に直接有する表示装置においては、個別サブ画素の選択的な階調表現のために、小さくなった個別サブ画素内に最小2T1C(2 transistors and 1 capacitor)の回路素子を含めなければならないが、個別サブ画素の面積が小さいため、十分なホールディング特性を有する素子の具現が難しく、そのため、画面上に実感のある階調表現が不可能であるのが現状である。
特開2016−006516号公報
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたもので、超高解像度を有する構造において、小さくなったサブ画素でも十分なストレージ容量を確保することができるバックプレーン基板及びそれを用いた有機発光表示装置を提供することに、その目的がある。
上記のような目的を達成するための本発明のバックプレーン基板は、複数個のサブ画素を有する基板と、前記サブ画素の各々に、第1方向に配置されたスキャンライン及びセンシングラインと、前記サブ画素の各々に、第1方向と交差する方向に配置された第1電圧ライン及びデータラインと、前記サブ画素内の、前記スキャンライン及びセンシングラインと前記第1電圧ライン及びデータラインとが交差して定義されたストレージキャパシタ領域に、第1ストレージ電極、前記第1ストレージ電極と一部重畳する第2ストレージ電極、前記第1及び第2ストレージ電極の両方と重畳し、前記第2ストレージ電極と第1ノードで接続された第2ストレージ接続電極、及び前記第2ストレージ接続電極と重畳し、前記第1及び第2ストレージ電極が重畳しない第2ノードで前記第1ストレージ電極と接続された第1ストレージ接続電極を含むストレージキャパシタとを含む。
そして、前記第2ストレージ接続電極が前記第1ノードで貫通して側面接続する第1半導体層、及び前記第1ストレージ接続電極が前記第2ノードで貫通して側面接続する第2半導体層をさらに含む。
また、前記第1半導体層の上側に重畳する前記スキャンラインの領域をスイッチングゲート電極とし、前記第1半導体層の両端に前記データライン及び前記第1ノードと接続されたスイッチング薄膜トランジスタと、前記第2半導体層の下側に重畳する前記第2ストレージ電極を駆動ゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第1電圧ラインとそれぞれ前記第2ストレージ電極の外側で接続された駆動薄膜トランジスタとをさらに含むことができる。
また、前記サブ画素に前記データラインと平行な第2電圧ラインをさらに含み、前記第2半導体層は、前記第2ノードから延びて前記第2電圧ライン上に接続されてもよい。
前記第2半導体層の上側に重畳する前記センシングラインの領域をセンシングゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第2電圧ラインとそれぞれ前記センシングラインの外側で接続されたセンシング薄膜トランジスタをさらに含むことができる。
前記第1ストレージ電極は、前記ストレージキャパシタ領域の50%以上〜100%の面積を占めることができる。
そして、前記第1ストレージ電極は、平面的に前記スキャンライン及びセンシングラインに上下が隣接し、前記データライン及び第1電圧ラインに左右が隣接することができる。
また、前記基板上に、前記第1ストレージ電極、前記第2ストレージ電極、前記第1及び第2半導体層、前記スキャンライン及びセンシングライン、前記データライン及び第1及び第2電圧ライン、第2ストレージ接続電極、第1ストレージ接続電極の順で配置されていることが好ましい。
前記第1ストレージ電極と前記第2ストレージ電極との層間に第1絶縁膜と、前記第2ストレージ電極と前記第1及び第2半導体層との層間に第1ゲート絶縁膜と、前記第1及び第2半導体層と、前記スキャンライン及びセンシングラインとの層間に第2ゲート絶縁膜と、前記スキャンライン及びセンシングラインと、前記データライン及び第1及び第2電圧ラインとの層間に第2絶縁膜と、前記データライン及び第1及び第2電圧ラインと前記第2ストレージ接続電極との層間に第3絶縁膜と、前記第2ストレージ接続電極と前記第1ストレージ接続電極との層間に第4絶縁膜とをさらに含むことができる。
同一の目的を達成するための本発明の有機発光表示装置は、複数個のサブ画素を有する基板と、前記サブ画素の各々に、第1方向に配置されたスキャンライン及びセンシングラインと、前記サブ画素の各々に、第1方向と交差する方向に配置された第1電圧ライン及びデータラインと、前記サブ画素内の、前記スキャンライン及びセンシングラインと前記第1電圧ライン及びデータラインとが交差して定義されたストレージキャパシタ領域に、第1ストレージ電極、前記第1ストレージ電極と一部重畳する第2ストレージ電極、前記第1及び第2ストレージ電極の両方と重畳し、前記第2ストレージ電極と第1ノードで接続された第2ストレージ接続電極、及び前記第2ストレージ接続電極と重畳し、前記第1及び第2ストレージ電極が重畳しない第2ノードで前記第1ストレージ電極と接続された第1ストレージ接続電極を含むストレージキャパシタと、前記第2ストレージ接続電極が前記第1ノードで貫通して側面接続する第1半導体層、及び前記第1ストレージ接続電極が前記第2ノードで貫通して側面接続する第2半導体層と、前記第1半導体層の上側に重畳する前記スキャンラインの領域をスイッチングゲート電極とし、前記第1半導体層の両端で前記データライン及び前記第1ノードと接続されたスイッチング薄膜トランジスタと、前記第2半導体層の下側に重畳する前記第2ストレージ電極を駆動ゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第1電圧ラインとそれぞれ前記第2ストレージ電極の外側で接続された駆動薄膜トランジスタと、前記第1ストレージ接続電極とアノードが接続され、接地端子とカソードが接続され、前記アノードとカソードとの間に発光層を含む有機層を有する有機発光ダイオードと、を含んでなることができる。
ここで、前記第1ストレージ接続電極の上部に、前記第1ストレージ接続電極の一部を露出する第1コンタクトホールを有する平坦層、及び前記アノード上に、前記第1コンタクトホールと異なる位置にバンクホールを有するバンクをさらに含むことができる。
前記アノードは、前記第1コンタクトホールを介して前記第1ストレージ接続電極上に接続され、前記有機層は、前記バンクホール内の前記アノード上に接することができる。
前記複数個のサブ画素において、前記第1コンタクトホールは同じ位置にあり、前記バンクホールは、前記第1コンタクトホールとは異なる同じ位置にあってもよい。
前記アノードは前記ストレージキャパシタ領域をカバーすることが好ましい。
また、前記サブ画素に前記データラインと平行な第2電圧ラインをさらに含み、前記第2半導体層は、前記第2ノードから延びて前記第2電圧ライン上に接続されてもよい。
前記第2半導体層の上側に重畳する前記センシングラインの領域をセンシングゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第2電圧ラインとそれぞれ前記センシングラインの外側で接続されたセンシング薄膜トランジスタをさらに含むことができる。
前記第1ストレージ電極は、前記ストレージキャパシタ領域の50%以上〜100%の面積を占めることができる。
前記第1ストレージ電極は、平面的に前記スキャンライン及びセンシングラインに上下が隣接し、前記データライン及び第1電圧ラインに左右が隣接することができる。
本発明のバックプレーン基板及びそれを用いた有機発光表示装置は、次のような効果がある。
第一に、高解像度化によってサブ画素の大きさが減少し、限定されたサブ画素面積内にサブ画素の駆動のための回路構成を全て含めなければならないところ、サブ画素のホールディング特性のために要求されるストレージキャパシタを、備えられた配線の間の領域を最大限活用し、特に、並列構成のストレージキャパシタをメインストレージキャパシタに重畳させて配置させることによって、回路的及び面積の割り当ての面で他の薄膜トランジスタの配置に影響を与えることなく十分な容量のストレージキャパシタの具備が可能である。
第二に、このような並列構造のストレージキャパシタを有するバックプレーン基板は、ストレージキャパシタを含む表示装置であればいかなる構造でも適用可能であるため、限定された面積のサブ画素に十分な容量を要求する様々な形態の表示装置で利用することができる。
第三に、半導体層の下側に位置する互いに重畳するストレージ電極のうち上側に位置する第2ストレージ電極の材料を透明金属酸化膜とすることによって、半導体層を基準として上下に互いに異なる層にそれぞれストレージキャパシタ電極(接続電極)を有する構造のコンタクト部を形成する過程で、前記透明金属酸化膜からなる第2ストレージ電極の下側の第1ストレージ電極を保護することができる。これによって、コンタクト部を形成する過程で、深いエッチングが要求されても、第1ストレージ電極と第2ストレージ電極とのショートを防止することができる。また、材料的に半導体層の直下層の第2ストレージ電極を透明金属酸化膜とするとき、一般的な金属よりも、蒸着後に表面の粗さが少ないため、半導体層の結晶化特性を安定化させることもできる。
第四に、ミラー形態で隣接サブ画素を有する構造において、各サブ画素の回路構成は反転された構成であるとしても、各サブ画素の有機発光ダイオード(OLED)は同じ位置、特に、発光領域の同じ位置に配置することによって、各サブ画素の発光領域別の偏差がないため、本発明の有機発光表示装置は、領域別の発光効率の均一性を得ることができる。
第五に、本発明のサブ画素の構造を備えたバックプレーン基板及び有機発光表示装置は、安定した駆動特性を有する駆動薄膜トランジスタを備えるため、長時間の駆動及び高電圧駆動にも安定した特性の回路構成を有する。
本発明の有機発光表示装置のサブ画素の回路図である。 図1のサブ画素領域内のストレージキャパシタ領域を示した平面図である。 本発明のバックプレーン基板の平面図である。 図3のI〜I’線上の断面図である。 図4のストレージキャパシタを示した回路図である。 第1比較例のバックプレーン基板を示した断面図である。 第2比較例のバックプレーン基板を示した断面図である。 本発明の有機発光表示装置の断面図である。 本発明の有機発光表示装置のサブ画素の配置の様々な実施例を示した概略図(その1)である。 本発明の有機発光表示装置のサブ画素の配置の様々な実施例を示した概略図(その2)である。 本発明の一実施例に係るバックプレーン基板の平面図である。 図9のバックプレーン基板を用いた有機発光表示装置の製造方法を示した工程平面図(その1)である。 図9のバックプレーン基板を用いた有機発光表示装置の製造方法を示した工程平面図(その2)である。 図9のバックプレーン基板を用いた有機発光表示装置の製造方法を示した工程平面図(その3)である。 比較例のバックプレーン基板、及び本発明のバックプレーン基板における駆動薄膜トランジスタの転移カーブ特性を示したグラフである。 比較例のバックプレーン基板、及び本発明のバックプレーン基板における駆動薄膜トランジスタの出力カーブ特性を示したグラフである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を説明する。明細書全体において同一の参照番号は実質的に同一の構成要素を意味する。以下の説明において、本発明と関連する公知の技術あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、以下の説明で使用される構成要素の名称は、明細書作成の容易さを考慮して選択されたもので、実際の製品の部品の名称と異なり得る。
図1は、本発明の有機発光表示装置のサブ画素の回路図であり、図2は、図1のサブ画素領域内のストレージキャパシタ領域を示した平面図である。
本発明の有機発光表示装置の各サブ画素は、図1及び図2に示したように、水平方向に平行なスキャンライン(SL)110及びセンシングライン(SSL)120と、前記スキャンライン(SL)110及びセンシングライン(SSL)120に交差し、互いに平行な第1電圧ライン(VDL)130、データライン(DL)140及び第2電圧ライン(RL)150の配線を有し、前記スキャンライン(SL)110とデータライン(DL)140との交差部にスイッチング薄膜トランジスタSw−Trと、前記スイッチング薄膜トランジスタSw−Trと前記第1電圧ライン(VDL)130との間に駆動薄膜トランジスタD−Trと、前記センシングライン(SSL)120と前記第2電圧ライン(RL)150との交差部にセンシング薄膜トランジスタRef−Trとを備える。
ここで、前記スイッチング薄膜トランジスタSw−Trと駆動薄膜トランジスタD−Trとの接続ノードを第1ノードAといい、駆動薄膜トランジスタD−Trとセンシング薄膜トランジスタRef−Trとの接続ノードを第2ノードBという。
前記第1ノードAと第2ノードBとの間には、サブ画素のホールディング特性のためにストレージキャパシタCstが備えられ、前記ストレージキャパシタCstの一方の電極、すなわち、第2ノードB側は有機発光ダイオード(OLED)と接続される。前記第2ノードBに前記有機発光ダイオード(OLED)のアノード電極が接続され、接地(ground)端子にカソード電極が接続され、前記アノード電極とカソード電極との間に有機発光層が備えられる。
前記スイッチング薄膜トランジスタSw−Trは、スイッチングゲート電極SGがスキャン(SL)110の部分であるか、またはこれから突出したパターンからなることができ、スイッチングドレイン電極SDがデータライン(DL)140に接続され、スイッチングソース電極SSが第1ノードAに接続され、前記第1ノードAは、駆動薄膜トランジスタD−Trのゲート電極DGとも接続されてなる。
そして、駆動薄膜トランジスタD−Trは、第1ノードAに接続した電極を駆動ゲート電極DGとし、駆動ドレイン電極DDは第1電圧ラインVDLに接続され、駆動ソース電極DSは第2ノードBに接続されてなる。
また、センシング薄膜トランジスタRef−Trは、センシングゲート電極RGがセンシングライン(SSL)120の部分であるか、またはこれから突出したパターンからなることができ、センシングドレイン電極RDが第2電圧ラインRLに接続され、センシングソース電極RSが第2ノードBに接続されてなる。
ここで、前記センシングライン(SSL)120、第2電圧ライン(RL)150及びセンシング薄膜トランジスタRef−Trは、場合によってサブ画素から省略されてもよい。
スイッチング薄膜トランジスタSw−Trは、スキャンラインSL及びデータラインDLに接続され、当該サブ画素を選択する機能を果たす。そして、駆動薄膜トランジスタD−Trは、スイッチング薄膜トランジスタSw−Trによって選択された画素の有機発光ダイオード(OLED)を駆動する機能を果たす。前記センシング薄膜トランジスタRef−Trが備えられる場合、センシングラインSSLと第2電圧ラインRLとの間に接続されて、第2ノードBの電圧値をセンシングするか、または初期化する。以下の説明では、初期化及びセンシングの利点からセンシング薄膜トランジスタRef−Trを備えた例を基準として説明する。
図示のサブ画素の回路図の第1電圧ライン(VDL)130には駆動電圧ラインが供給され、第2電圧ライン(RL)150には基準電圧が供給されたり、第2電圧ライン150を介して第2ノードBの電圧値が読み出されたりすることができる。
前記サブ画素は、基板(以下、図4の100参照)上に複数個がマトリクス状に備えられ、各サブ画素内に、前記離隔したスキャンライン(SL)110及びセンシングライン(SSL)120と、離隔した前記第1電圧ライン(VDL)130及びデータライン(DL)140とが交差する領域内にストレージキャパシタ領域STRが定義される。
前記ストレージキャパシタ領域STRは、対向する第1及び第2ストレージ電極が占める領域である。本発明のバックプレーン基板では、1500ppi(pixel per inch)以上のレベルの超高解像度の具現が可能であり、個別サブ画素の幅が数μm以内と非常に小さいため、サブ画素内の回路が占める面積も減少する。このような超高解像度の構造において、ストレージキャパシタCstが占めるストレージキャパシタ領域STRを、サブ画素内のラインの間の空間を最大限利用し、容量を増加させるためにストレージキャパシタCstの回路的構成を並列に構成して、各サブ画素の階調表現を一定時間維持するためにホールディング特性を十分に維持できるようにする。
この場合、前記ストレージキャパシタをなす第1ストレージ電極は、前記ストレージキャパシタ領域STRの50%以上〜100%の面積を占めることができる。したがって、前記第1ストレージ電極は、前記スキャンライン、前記センシングライン、前記データライン及び前記第1電圧ラインのうち少なくともいずれか1つに接する程度の大きさを有することができる。これは、ストレージキャパシタ領域がサブ画素内の他の薄膜トランジスタの領域と重畳することを意味し、これを通じて、サブ画素内の空間活用を最大化することを意味する。
図3は、本発明のバックプレーン基板の平面図であり、図4は、図3のI〜I’線上の断面図であり、図5は、図4のストレージキャパシタを示した回路図である。
図3乃至図5に示したように、本発明のバックプレーン基板は、複数個のサブ画素を有する基板と、前記各サブ画素に、第1方向に配置されたスキャンライン110及びセンシングライン120と、前記各サブ画素に、第1方向と交差する方向に配置された第1電圧ライン130及びデータライン140と、前記サブ画素内に前記スキャンライン110及びセンシングライン120と、前記第1電圧ライン130及びデータライン140とが交差して定義されたストレージキャパシタ領域STRに、第1ストレージ電極170、前記第1ストレージ電極170と一部重畳する第2ストレージ電極180、前記第1及び第2ストレージ電極170,180の両方と重畳し、前記第2ストレージ電極180と第1ノードAで接続された第2ストレージ接続電極185、及び前記第2ストレージ接続電極185と重畳し、前記第1及び第2ストレージ電極170,180が互いに重畳しない第2ノードBで前記第1ストレージ電極170と接続した第1ストレージ接続電極175を含むストレージキャパシタCstと、を含む。
そして、前記第2ストレージ接続電極185が前記第1ノードAで貫通して側面接続する第1半導体層163、及び前記第1ストレージ接続電極175が前記第2ノードBで貫通して側面接続する第2半導体層165が備えられる。特に、第1及び第2ノードA,Bで前記第1及び第2半導体層163,165を貫通して電気的コンタクトが行われるため、ストレージキャパシタをなす電極以外に、それぞれスイッチング薄膜トランジスタSw−Trのソース電極や駆動薄膜トランジスタD−Tr及びセンシング薄膜トランジスタRef−Trのソース電極を別途に形成する必要がなく、これによって、これらの電極とのコンタクト部位を別途に形成する必要がないため、画素内のストレージキャパシタと備えられた薄膜トランジスタとの重畳構成が可能であり、回路的にストレージキャパシタ領域STRを完全に利用できるので、小さい面積のサブ画素において複数個の薄膜トランジスタの構成が容易である。
また、スイッチング薄膜トランジスタSw−Trは、前記第1半導体層163の上側に重畳する前記スキャンライン110の領域をスイッチングゲート電極とし、前記第1半導体層163の両端にそれぞれ前記データライン140及び前記第2ストレージ接続電極185と第1及び第2コンタクト部CT1,CT2を置いて接続されている。前記第2コンタクト部CT2は第1ノードAに該当し、前記第1ノードAに接続される電極、すなわち、第1半導体層163の領域、第2ストレージ電極180、第2ストレージ接続電極185は全て同一の電位を有する。ここで、前記第1半導体層163は、前記スキャンライン110を中央に置いて、その両端に、スキャンライン110と離隔してデータライン140及び第2ストレージ接続電極185を備える。この場合、前記データライン140及び第2ストレージ接続電極185は、それぞれスイッチングドレイン電極とスイッチングソース電極として用いられる。そして、前記第2ストレージ接続電極185は、第1ノードAで前記第1半導体層163を貫通し、下側に前記第2ストレージ電極180と接続されている。
前記第1半導体層163は、一例として、上下反転された‘L’字状であり、中央にスキャンライン110の重畳部位をチャネル領域として有し、前記チャネル領域は、不純物がドープされない真性領域であり、前記チャネル領域の両側にドーピング領域が定義されて、各ドーピング領域において、データライン140及び第2ストレージ接続電極185との接続部位が位置する。したがって、第1ノードAは、前記第1半導体層163のドーピング領域に位置する。
前記駆動薄膜トランジスタD−Trは、前記第2半導体層165の下側に重畳する前記第2ストレージ電極180を駆動ゲート電極とし、前記第2ストレージ電極180の外側に第2半導体層165と第1電圧ライン130及び第1ストレージ接続電極175とが第3及び第4コンタクト部CT3,CT4を置いて接続されている。前記第4コンタクト部CT4は第2ノードBに該当し、前記第2ノードBに接続される電極、すなわち、第1ストレージ電極170、第2半導体層165の第4コンタクト部CT4との接続領域、第1ストレージ接続電極175は全て同一の電位を有する。ここで、駆動ゲート電極として機能するものは、第2半導体層165の下側の第2ストレージ電極180であって、第1ノードAとの電気的な接続を有するため、前記スイッチング薄膜トランジスタのソース電極の電位と同一の電位を有し、前記駆動薄膜トランジスタD−Trがターンオンされるためには、スイッチング薄膜トランジスタSw−Trが選択されなければならない。そして、前記第2半導体層165は、前記第2ストレージ電極180を中央に置いて、その両端に、スキャンライン110と離隔してそれぞれ第1電圧ライン130及び第1ストレージ接続電極175が接続され、接続部位がそれぞれの駆動ドレイン電極及び駆動ソース電極として用いられる。そして、前記第1ストレージ接続電極175は、第2ノードBで前記第1半導体層165を貫通し、下側に前記第1ストレージ電極170と接続されている。
一方、図4を参照すると、垂直断面視で、基板100に近い側に前記第1及び第2ストレージ電極170,180、第2ストレージ接続電極185及び第1ストレージ接続電極175が配置され、これらの電極は全てストレージキャパシタ領域STR内に位置し、第2ノードBにおいて、前記第1ストレージ接続電極175は、第1ストレージ電極170との間の層間に位置する第2ストレージ電極180及び第2ストレージ接続電極185と非接続状態を維持しなければならないため、相対的に、第2ストレージ電極180及び第2ストレージ接続電極185は、第2ノードB、すなわち、第4コンタクト部CT4を避けて位置しなければならない。したがって、前記第2ストレージ電極180及び前記第2ストレージ接続電極185は、第1ストレージ電極170及び第1ストレージ接続電極175よりも小さい面積で形成される。
前記第1ストレージ電極170は、前記ストレージキャパシタ領域STRの50%以上〜100%の面積を占めることができ、場合によっては、前記第1ストレージ電極170は、他の配線と異なる層に備えられているため、前記スキャンライン110、前記センシングライン120、前記データライン140及び前記第1電圧ライン130のうち少なくともいずれか1つに接することもできる。そして、第1ストレージ電極170と第2ストレージ電極180がそれぞれ一つの接続電極及び一つの接続部位を有する場合を図示したが、接続電極及び接続部位は複数個備えられてもよい。
本発明のバックプレーン基板において、図5に示したように、各サブ画素のストレージキャパシタCstの容量は、前記第2ストレージ電極180の大きさが小さいことで、第1ストレージ電極170との重畳部位から得られる第1ストレージキャパシタCst1のみの容量が小さくても、再びこれと重畳する上側に第2ストレージ接続電極185と第2ストレージ接続電極185の第2ストレージキャパシタCst2を備えることによって、並列接続されたストレージキャパシタの接続によって、単一接続のストレージキャパシタの構造に比べて2倍の水準に総ストレージキャパシタンスを向上させることができる。また、ストレージキャパシタンスを増加させても、サブ画素の他の部位を侵入せず、既に利用している第1ストレージ電極170のサイズ内で補助容量の第2ストレージキャパシタCst2をさらに備えて、超高解像度の限定されたサブ画素面積を有する構造において十分なストレージキャパシタンスを確保することができ、これによって活用が容易である。
また、前記サブ画素に前記データライン(DL)140と平行な第2電圧ライン150をさらに含み、前記第2半導体層165は、前記第2ノードBから延びて前記第2電圧ライン150上に接続され得る。
そして、前記第2半導体層165の上側に重畳する前記センシングライン120の領域をセンシングゲート電極とし、そのセンシングドレイン電極及びセンシングソース電極が前記第2ノードB及び前記第2電圧ライン150とそれぞれ前記センシングライン120の外側で接続されたセンシング薄膜トランジスタ(Ref−Tr)をさらに含むことができる。一方、前記センシング薄膜トランジスタRef−Trは、場合によって、サブ画素に備える回路を2T1Cとするとき、省略することができ、この場合、センシングラインと第2電圧ラインも共に省略され、このときのストレージキャパシタ領域STRは、前記スキャンラインと、前記スキャンラインと交差するデータライン及び第1電圧ラインとの間の領域として定義できる。
そして、前記第1ストレージ電極170は、図3に示したように、平面的に前記スキャンライン110とセンシングライン120に上下が隣接したり、前記データライン140と第1電圧ライン130に左右が隣接したりすることができる。これは、前記第1ストレージ電極170が他のラインと異なる層に位置するため、平面的に空間自由度を有し得るためである。しかし、平面的にスキャンライン110とセンシングライン120の上下に一定間隔に離隔し、前記データライン140と第1電圧ライン130に左右が重畳しないようにすることが好ましく、これは、これらの重畳または隣接部位に意図せぬ寄生容量の発生を防止するためである。
一方、前記第2半導体層165は、第2ノードBで互いに接続された駆動薄膜トランジスタD−Trとセンシング薄膜トランジスタRef−Trの領域にわたって、例えば、左右反転された‘Z’字状に形成される。そして、前記第2ストレージ電極180と重畳された部分、及び前記センシングライン120と重畳された部分が真性領域で定義され、それぞれ駆動薄膜トランジスタD−Tr及びセンシング薄膜トランジスタRef−Trのチャネル領域となり、前記チャネル領域を除いた領域はドープされて、それぞれ第3〜第5コンタクト部CT3,CT4,CT5が位置し得る。ここで、前記第3及び第5コンタクト部CT3,CT5は、それぞれ第2絶縁膜195、第2ゲート絶縁膜194を選択的に除去して形成される。図示したように、第3及び第5コンタクト部CT3,CT5に対応する前記第2半導体層165の厚さまで除去して、第3及び第5コンタクト部CT3,CT5に入るソース/ドレイン金属が前記第2半導体層165の側面に接続することもできるが、これに限定されず、第2半導体層165の表面と接続してもよい。
図3の平面図は、前記第2電圧ライン150が前記データラインDLの左側に隣接するように図示したが、前記第2電圧ライン150を前記第1電圧ライン130の右側に隣接するように配置させることもできる。この場合、前記第2半導体層165は左右反転された‘コ’字状であり、第5コンタクト部CT5は、前記センシングライン120の下側に延びた第2半導体層165が右側の第1及び第2電圧ライン130,150を順次重畳するように曲がって延びたパターンの先端において、前記第2電圧ライン150と重畳した部分として定義される。
図4に示したように、前記第1ストレージ電極170と前記第2ストレージ電極180との層間に第1絶縁膜192と、第2ストレージ電極180と前記第1及び第2半導体層163,165との層間に第1ゲート絶縁膜193と、前記第1及び第2半導体層163,165と前記スキャンライン110及びセンシングライン120との層間に第2ゲート絶縁膜194と、スキャンライン110及びセンシングライン120と前記データライン140(図4には第1電圧ライン130が表示されていないが、これは、前記データライン140及び第2電圧ライン150と同じ層に位置する)及び第1及び第2電圧ライン130,150との層間に第2絶縁膜195と、前記データライン140及び第1及び第2電圧ライン130,150と前記第2ストレージ接続電極185との層間に第3絶縁膜196と、前記第2ストレージ接続電極185と前記第1ストレージ接続電極175との層間に第4絶縁膜197と、をさらに含む。
場合によって、前記基板100と第1ストレージ電極170との層間にバッファ層191をさらに備えてもよい。このようなバッファ層191は選択的である。
本発明のバックプレーン基板において、駆動薄膜トランジスタD−Trは、駆動ゲート電極(第2ストレージ電極180)を第2半導体層165の下側に有するため、ボトムゲート構造を有し、スイッチング薄膜トランジスタSw−Trとセンシング薄膜トランジスタRef−Trは、それぞれ第1及び第2半導体層163,165に対して上側にゲート電極として機能するスキャンライン110とセンシングライン120を有するため、トップゲート構造を有するもので、異種のゲート構造を一つのサブ画素内に含んでいる。特に、駆動薄膜トランジスタは、駆動ゲート電極として機能する第2ストレージ電極180と第1ノードAで前記第2ストレージ接続電極185が電気的に接続されているため、前記第2半導体層165の上部にも、駆動ゲート電極と同じ電位の前記第2ストレージ接続電極185が位置して、まるで第2半導体層165の上下に駆動ゲート電極を備えた形態となることによって、駆動薄膜トランジスタD−Trの特性をより安定化させることができる。
そして、本発明のバックプレーン基板において、第1及び第2半導体層163,165の下側に位置する第1及び第2ストレージ電極170,180は、薄い厚さに形成する。前記2つの層は両方とも1000Åよりも小さい厚さに形成し、好ましくは、それぞれ500Åの厚さを有するようにすることができる。これは、第1及び第2ストレージ電極170,180の上部を通る第1及び第2半導体層163,165は、一次的に非晶質シリコンで堆積された後、レーザー結晶化を通じてポリシリコン化され、このとき、結晶特性の均一性を確保するために、下部層の表面段差が小さいほど良いため、前記第1及び第2ストレージ電極170,180は薄い厚さに形成するものである。
また、前記第1ノードAに、第2コンタクト部CT2を備え、前記第3絶縁膜196、第2絶縁膜195、第2ゲート絶縁膜194、第1半導体層163及び第1ゲート絶縁膜193を貫通するコンタクトホールを有する。そして、前記第2ストレージ接続電極185は、前記第2コンタクト部CT2内のコンタクトホールに入って前記第2ストレージ電極180と接続される。
ここで、前記第2ストレージ電極180は透明金属酸化膜(transparent metal oxide)とすることが好ましい。透明金属酸化膜を用いる理由は、前記第2コンタクト部CT2を形成するとき、複数層の絶縁膜及び半導体層を一度にエッチングして、深い深さでエッチングが行われるため、この過程で、前記絶縁膜及び半導体層を除去するエッチング液やエッチングガスに脆弱なモリブデンなどの金属材料を第2ストレージ電極として用いる場合、第2コンタクト部CT2の下側に位置する第2ストレージ電極まで除去されてしまい、激しい場合には、その下側で重畳する第1ストレージ電極までエッチングされるためである。このように、第2コンタクト部CT2の下側に位置する第2ストレージ電極と共に、その下側の第1ストレージ電極まで除去されるか、または一部でもエッチングされると、第2コンタクト部CT2の形成後、第2コンタクト部CT2を満たす第2ストレージ接続電極185が、第2ストレージ電極はもちろん、第1ストレージ電極の側部と接続されてしまい、第1ストレージ電極と第2ストレージ電極とのショートが発生するおそれがある。
したがって、このような電気的ショートを防止するために、第2コンタクト部CT2を形成するためのエッチング液やエッチングガスに対して耐性のある透明金属酸化膜として第2ストレージ電極180を備え、第2コンタクト部CT2の形成時に前記第2ストレージ電極180を損傷せず、安定的に維持する。
このような前記透明金属酸化膜の例としては、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ITZO(Indium Tin Zinc Oxide)、及びIGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)などを挙げることができる。
一方、前記第2ノードBには、前記第4絶縁膜197、第3絶縁膜196、第2絶縁膜195、第2ゲート絶縁膜194、第2半導体層165、第1ゲート絶縁膜193及び第1絶縁膜192を貫通するコンタクトホールを有する第4コンタクト部CT4が備えられ、前記第4コンタクト部CT4のコンタクトホールに入る前記第1ストレージ接続電極175は、下部の前記第1ストレージ電極170と接続される。
このような第1ストレージ電極170は遮光性金属であってもよい。第1ストレージ電極170として用いる遮光性金属は、例えば、金、銀、銅、アルミニウム、クロム、モリブデン、チタンのいずれか1つであるか、またはこれらのうち少なくともいずれか1つを含む金属積層体や合金からなることができる。
また、前記第1及び第2ストレージ接続電極175,185の材料もまた、第1ストレージ電極170と同様に、導電率に優れた遮光性金属であってもよい。
一方、前記遮光性金属からなる第1ストレージ電極170は、第4コンタクト部CT4の形成時に用いるエッチング液やエッチングガスに対して脆弱性があるため、一部除去されるか、または第4コンタクト部CT4に対応する部位の厚さが除去され得るが、厚さ側で除去されても、前記第4コンタクト部CT4内の第1ストレージ接続電極175は第1ストレージ電極170と側部コンタクトすることができるため、ストレージキャパシタの動作には問題がない。
図6Aは、第1比較例のバックプレーン基板を示した断面図であり、図6Bは、第2比較例のバックプレーン基板を示した断面図である。
第1及び第2比較例は、第1及び第2ストレージ電極70,80の材料を共通的にモリブデンのような遮光性材料としたものである。
図6Aのように、第2コンタクト部CT2を形成するエッチング過程で、エッチング液またはエッチングガスに反応して第2ストレージ電極80までエッチングされてしまい、下側の第1ストレージ電極70まで第2コンタクト部CT2のコンタクトホールが形成された状態を示す。第1及び第2ストレージ電極70,80と第2コンタクト部CT2の内部に入る第2ストレージ接続電極85とが電気的に共に接続されてしまい、ショートが発生する。
このような第2ストレージ電極80がエッチング液またはエッチングガスに対して脆弱であるという問題を避けるために、図6Bのように、第2比較例は、第1ストレージ電極70を第2コンタクト部CT2と重畳しないように幅を減らして形成することを示す。
しかし、第2比較例の場合は、第1ストレージキャパシタCst1’をなす下側の第1ストレージ電極70の幅(面積)が減少して、全体ストレージキャパシタCstの容量が減少することになる問題がある点を示したものである。
本発明のバックプレーン基板の前記第2ストレージ電極180を透明導電酸化膜として、比較例で発生するこのような電気的ショート及びストレージキャパシタの容量低下の問題を同時に解決することができる。
また、本発明のバックプレーン基板は、材料的に第1及び第2半導体層163,165の直下層の第2ストレージ電極180を透明金属酸化膜とするとき、一般的な金属よりも、蒸着後に表面の粗さが少ないため、半導体層の結晶化特性を安定化させることができる。
一方、上述したバックプレーン基板の構造は、上述したストレージキャパシタの並列構造及びサブ画素の境界部の配線を含む構造であればいずれも適用可能であり、限定された面積のサブ画素に十分な容量を要求する様々な形態の表示装置で利用することができる。
以下では、上述したバックプレーン基板の構造を有機発光表示装置に利用する例を説明する。
図7は、本発明の有機発光表示装置の断面図である。
バックプレーン基板の構造は上述した通りであるので、説明を省略する。
図7に示したように、有機発光ダイオード(OLED)は、第1ストレージ接続電極175と接続したアノード(anode)210と、前記アノード210上に発光層を含む有機層230と、前記有機層230上にカソード240とを含んでなる。
前記有機層230には正孔輸送層(hole transport layer)、有機発光層(organic light emitting layer)及び電子輸送層(electron transport layer)を含むことができ、前記正孔輸送層の下側とアノードとの間には正孔注入層(hole injection layer)を、前記電子輸送層とカソードとの間には電子注入層(electron injection layer)をさらに含むことができる。
また、前記バックプレーン基板の構成まで含む構造において、表面の凹凸を平坦化するために、平坦化層198がアノード210の下側にさらに備えられ、前記平坦化層198には、前記第1ストレージ接続電極175の一部を露出する平坦層ホールPCHを備える。
そして、前記アノード210と発光層230との層間に、前記発光層230の発光領域を定義するバンクホールBHを有するバンク220をさらに含む。前記バンク220は、バンクホールBHを除いた領域が位置し、有機発光層を含む有機層230の蒸着工程で、気相化された有機物が蒸着時に各サブ画素の少なくとも平坦化バンクホールBHはカバーして、有機層230が形成される。
本発明の有機発光表示装置において、前記バンクホールBHは前記平坦層ホールPCHを避けて位置させて、有機層230の形成時に蒸着部位の段差を減少させ、前記バンクホールBHは完全に平坦な領域に備えることによって、有機層230を形成する蒸着過程で、段差による有機層230の切れを防止し、前記バンクホールBHが完全に発光領域として利用され得るようにして、発光効率を向上させることができる。また、本発明の有機発光表示装置は、層間構造において下側に位置した平坦化層198の平坦層ホールPCHを、各サブ画素別に同一の位置に備えることによって、バンクホールBHの位置自由度を高めることができ、段差のないバンクホールBHの配置が容易であるため、均一な発光領域を確保することができる。
前記有機層230は、各サブ画素別に区分して形成するか、またはサブ画素を含むアクティブ領域に全面形成される構造を目的とすることができる。ところが、厚い厚さで形成されるバンク220の特性上、バンクホールBHの側部に蒸着特性が良くなく、特に、平坦層ホールPCHと重畳してバンクホールBHを備える場合、アノード210の形成部位に段差が大きく発生し得るため、アノード210の上部に形成される有機層230の蒸着特性が悪くなり得る。しかし、本発明では、発光領域となり得るバンクホールBHの領域を、平坦層ホールPCHを避けて平坦な平坦化層198上に備えることによって、このような蒸着劣化を防止し、この部位の発光損失を防止することができる。
一方、前記アノード210は、各サブ画素に前記平坦層ホールPCHを含め、前記第1ストレージ接続電極175を十分にカバーするように形成する。実質的にストレージキャパシタ領域STRよりも大きく形成することによって、以降に形成されるバンクホールBHの領域を、平坦層ホールPCHを除いた領域で可能な限り大きく確保して、最大の発光領域を備える。すなわち、単一のサブ画素を基準として考慮すると、図2の構造では、サブ画素の境界部の内側に前記アノード210を形成し、境界部に最大限近く形成するようにする。但し、隣接するサブ画素別アノード210は離隔しているため、工程上の許容範囲下で隣接するサブ画素別アノード210間の離隔距離を有する。
後述する構造は、隣接するサブ画素においてミラー型のサブ画素の構造を有するもので、例えば、第2電圧ライン及び/又はセンシングラインを隣接するサブ画素で共有することができる。
図8A及び図8Bは、本発明の有機発光表示装置のサブ画素の配置の様々な実施例を示した概略図である。
図8Aの構造は、水平方向に隣接する2つのサブ画素が垂直方向の第2電圧ラインを共有する場合を示す。
図8Aに示された図面は、各サブ画素のデータラインに隣接サブ画素から隣接するように配置させた2つのサブ画素で、左右に反転された形態の構造を有する。この構造では、左側サブ画素と右側サブ画素の両端でそれぞれ第1及び第2電圧ラインが配置され、第2電圧ラインが前段及び後段のサブ画素で共有され得る。
図8Bに示された図面は、隣接する4つの上下左右のサブ画素が垂直方向の第2電圧ライン及びセンシングラインを共有する場合を示す。
図8Bに示された図面において、例えば、左上のサブ画素が‘P’字状であると、右上のサブ画素は左右反転されて‘q’の形状を有することになり、左下のサブ画素は上下反転された‘b’の形状を、右下のサブ画素は‘d’の形状を有することになる。
このように、ラインを共有するとき、より小さい面積のパネルにサブ画素の配置を増加させることができるため、より高解像度に有利である。
前記のミラー形態の隣接サブ画素を有する構造でも、図2に示したように、各サブ画素ではストレージキャパシタ領域STRを有することができ、これによって、ストレージキャパシタの形成のためにサブ画素の別途の領域を割り当てないため、ストレージキャパシタの並列構成によって、小さい面積でも十分なストレージキャパシタンスを確保することができる。
また、後述する図面の説明からわかるように、各サブ画素の回路構成は反転された構成であるとしても、各サブ画素の有機発光ダイオード(OLED)は同じ位置、特に、発光領域の同じ位置に配置することによって、各サブ画素の発光領域別の偏差がないため、本発明の有機発光表示装置は、領域別の発光効率の均一性を得ることができる。
図9は、本発明の一実施例に係るバックプレーン基板の平面図であり、図10A乃至図10Cは、図9のバックプレーン基板を用いた有機発光表示装置の製造方法を示した工程平面図である。
図9乃至図10Cの図面では、バックプレーン基板の形成後、平坦層ホールPCHが同一の位置にあり、これによって、前記バンクホールBHが前記平坦層ホールPCHを避けて位置する点を示すために、横方向の配線は、便宜上、省略して図示したが、構成上、上述したスキャンライン及びセンシングラインの配線をさらに含むことができる。
図9に示したように、上下左右の隣接する4つのサブ画素がセンシングラインと第2電圧ラインを共有した構造では、それぞれストレージキャパシタの第1ノードA及び第2ノードBが隣接するサブ画素において互いにミラー状に反転された位置にあるようになる。
ところが、図10A及び図7のように、平坦化層198の形成時に、各サブ画素の平坦層ホールPCHの位置をそれぞれ同一の位置に備え、次いで、図10Bのように、アノード210を、前記平坦層ホールPCHを介して各サブ画素で各第1ストレージ接続電極175と接し、前記第1ストレージ接続電極175を完全にカバーするように形成し、次いで、図10Cのように、バンクホールBHを前記平坦層ホールPCHを除いた第1アノード210上に有するようにしてバンク220を形成すると、バンクホールBHとして定義された領域が、各サブ画素において均一な位置に十分に大きく形成されて、高解像度の小さくなったサブ画素に十分に発光面積を得ることができる。すなわち、前記アノード210は、前記ストレージキャパシタ領域STRをカバーして、下側の並列構成されたストレージキャパシタCstの容量の伝達がストレージキャパシタ領域STRで全面的に行われ、また、下側配線を反射性のアノード210で遮って、下側の配線構成が上部から露出または観察されないようにする。
次いで、図7に示したように、前記バンクホールBHを含んだアノード210の上部に有機発光層を含む有機層230を形成し、前記有機層230上にカソード240をサブ画素を含むアクティブ領域に全面形成する。
ここで、前記アノード210、有機発光層を含む有機層230及びカソード240を含めて有機発光ダイオード(OLED)200という。
ここで、前記カソード240は透明電極であって、有機層230からの発光は前記カソード240を介して上側に伝達され、上側方向から反射または屈折して内側に入る光は、前記アノード210で反射されて再び発光に用いることができる。
一方、上述した図9乃至図10Cのミラー構成は、それぞれ下側のバックプレーン基板の上下左右の隣接するサブ画素が互いに反転されて異なる形状を有する構成でも、平坦層ホールとバンクホールが、それぞれのサブ画素において、それぞれ互いに同一の位置に位置して、均一な発光特性を確保する点を示しており、もし、各サブ画素が配線を共有しないため、それぞれ図3及び図4のように、配線を全て含むときは、バックプレーン基板の構成が全てのサブ画素において同一であるため、上側の有機発光ダイオード(OLED)も全てのサブ画素において同一の形状を有することが容易であり、したがって、この場合にも、当然にサブ画素別に偏差なしに均一な発光特性を得ることができる。
以下、本発明の有機発光表示装置の特性を説明する。
以下の実験は、比較例として、サブ画素のトランジスタ(スイッチング薄膜トランジスタ、センシング薄膜トランジスタ及び駆動薄膜トランジスタ)を全て同じ形態のトップゲート構造で形成して特性を実験し、本発明は、上述したように、スイッチング薄膜トランジスタ及びセンシング薄膜トランジスタはトップゲート構造で、駆動薄膜トランジスタは、図4に示したように、ボトムゲートを含む異種の形態で具現して実験を行った。
図11は、サブ画素のトランジスタを同一のゲート構造として利用した比較例のバックプレーン基板、及び異種のゲート構造を有する本発明のバックプレーン基板における駆動薄膜トランジスタの転移カーブ(transfer curve)特性を示したグラフである。
図11のように、転移カーブ特性は、比較例と本発明においてほぼ同様であり、ゲート電圧(Vg)の0〜5Vの増加範囲で駆動電流(Id)の線形増加の特性を示していることがわかり、2つの構造がいずれも有機発光表示装置として階調表現が可能であることを示す。
図12は、サブ画素のトランジスタを同一のゲート構造として利用した比較例のバックプレーン基板、及び異種のゲート構造を有する本発明のバックプレーン基板における駆動薄膜トランジスタの出力カーブ(output curve)特性を示したグラフである。
図12のグラフを説明すると、比較例の構造及び本発明の構造において、駆動薄膜トランジスタのゲート電圧(Vg)を0Vから5Vに1Vずつ順次増加させて第2ノードの出力駆動電流(Id)を測定してみると、第1電圧ライン(VDL)に印加される電圧値が大きくなると増加する特性を示してはいるが、本発明の場合は、印加された電圧が高電圧に行くほど次第にサチュレーション(saturation)された特性を示すのに反して、比較例は、10V以上の高電圧に行くほど、駆動電流の増加幅が大きくなり、高電圧の印加に対して素子特性が安定的ではないという点を示している。すなわち、本発明のサブ画素の構造を備えたバックプレーン基板及び有機発光表示装置は、安定した駆動特性を有する駆動薄膜トランジスタを備えるため、長時間の駆動及び高電圧駆動にも安定した特性の回路構成を有することがわかる。
一方、駆動薄膜トランジスタのゲート電圧(Vg)を0V又は1Vとする場合は、第1電圧ライン(VDL)に印加する電圧を変化させても、ほとんど駆動電流に影響を及ぼさず、これは、比較例と本発明の構造でほぼ同等の結果を示した。これは、駆動薄膜トランジスタの閾値電圧{しきいち/いきち でんあつ}以下で駆動薄膜トランジスタのターンオンが正常に示されないことを意味し、正常動作状態ではないもので、各素子特性の判断に考慮せず、比較例と本発明の構造では、駆動薄膜トランジスタのゲート電圧(Vg)を2V以上としたときを有意な値として把握する。
上述したバックプレーン基板は、高解像化によってサブ画素の大きさが減少し、限定されたサブ画素の面積内にサブ画素の駆動のための回路構成を全て含めなければならないところ、サブ画素のホールディング特性のために要求されるストレージキャパシタを、備えられた配線の間の領域を最大限活用し、特に、並列構成のストレージキャパシタをメインストレージキャパシタに重畳させて配置させることによって、回路的及び面積の割り当ての面で他の薄膜トランジスタの配置に影響を与えることなく十分な容量のストレージキャパシタの具備が可能である。
また、このような並列構造のストレージキャパシタを有するバックプレーン基板は、ストレージキャパシタを含む表示装置であればいかなる構造でも適用可能であるため、限定された面積のサブ画素に十分な容量を要求する様々な形態の表示装置で利用することができる。
そして、ミラー形態で隣接サブ画素を有する構造において、各サブ画素の回路構成は反転された構成であるとしても、各サブ画素の有機発光ダイオード(OLED)は同じ位置、特に、発光領域の同じ位置に配置することによって、各サブ画素の発光領域別の偏差がないため、本発明の有機発光表示装置は、領域別の発光効率の均一性を得ることができる。
究極的に、本発明のサブ画素の構造を備えたバックプレーン基板及び有機発光表示装置は、安定した駆動特性を有する駆動薄膜トランジスタを備え、高解像度のサブピクセルで十分なストレージキャパシタの容量を確保することができるため、長時間の駆動及び高電圧駆動にも安定した特性の回路構成を有する。
一方、以上で説明した本発明は、上述した実施例及び添付の図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で様々な置換、変形及び変更が可能であるということは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって明らかである。
100 基板
110 スキャンライン
120 センシングライン
130 第1電圧ライン
140 データライン
150 第2電圧ライン
STR ストレージキャパシタ領域
163 第1半導体層
165 第2半導体層
170 第1ストレージ電極
175 第1ストレージ接続電極
180 第2ストレージ電極
185 第2ストレージ接続電極
198 平坦層
PCH 平坦層ホール
200 OLED
210 アノード
220 バンク
BH バンクホール
230 有機層
240 カソード

Claims (27)

  1. 複数個のサブ画素を有する基板と、
    前記サブ画素の各々に、第1方向に配置されたスキャンラインと、
    前記サブ画素の各々に、第1方向と交差する方向に配置された第1電圧ライン及びデータラインと、
    前記サブ画素内の、前記スキャンラインと前記第1電圧ライン及びデータラインとが交差して定義されたストレージキャパシタ領域に、第1ストレージ電極、前記第1ストレージ電極と一部重畳する第2ストレージ電極、前記第1及び第2ストレージ電極とそれぞれ重畳し、前記第2ストレージ電極と第1ノードで接続された第2ストレージ接続電極、及び前記第2ストレージ接続電極と重畳し、前記第1及び第2ストレージ電極が互いに重畳しない第2ノードで前記第1ストレージ電極と接続された第1ストレージ接続電極を含むストレージキャパシタと、
    前記第1ストレージ電極と前記第1ストレージ接続電極との間に配置される第1半導体層と、前記第2ストレージ電極と前記第2ストレージ接続電極との間に配置される第2半導体層とを含み、
    前記第1半導体層では、前記第2ストレージ接続電極が前記第1ノードで貫通して側面接続し、
    前記第2半導体層では、前記第1ストレージ接続電極が前記第2ノードで貫通して側面接続する、バックプレーン基板。
  2. 前記第1半導体層の上側に重畳する前記スキャンラインの領域をスイッチングゲート電極とし、前記第1半導体層の両端に前記データライン及び前記第1ノードと接続されたスイッチング薄膜トランジスタと、
    前記第2半導体層の下側に重畳する前記第2ストレージ電極を駆動ゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第1電圧ラインとそれぞれ前記第2ストレージ電極の外側で接続された駆動薄膜トランジスタとをさらに含む、請求項に記載のバックプレーン基板。
  3. 前記サブ画素に、前記スキャンラインと平行なセンシングライン、及び前記データラインと平行な第2電圧ラインをさらに含み、
    前記第2半導体層は、前記第2ノードから延びて前記第2電圧ライン上に接続されている、請求項に記載のバックプレーン基板。
  4. 前記第2半導体層の上側に重畳する前記センシングラインの領域をセンシングゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第2電圧ラインとそれぞれ前記センシングラインの外側で接続されたセンシング薄膜トランジスタをさらに含む、請求項に記載のバックプレーン基板。
  5. 前記第1ストレージ電極は、前記ストレージキャパシタ領域の50%以上〜100%の面積を占める、請求項に記載のバックプレーン基板。
  6. 前記第1ストレージ電極は、平面的に前記スキャンライン及びセンシングラインに上下が隣接し、前記データライン及び第1電圧ラインに左右が隣接する、請求項に記載のバックプレーン基板。
  7. 前記基板上に、前記第1ストレージ電極、前記第2ストレージ電極、前記第1及び第2半導体層、前記スキャンライン及びセンシングライン、前記データライン及び第1及び第2電圧ライン、第2ストレージ接続電極、第1ストレージ接続電極の順で配置されている、請求項に記載のバックプレーン基板。
  8. 前記第1ストレージ電極と前記第2ストレージ電極との層間に第1絶縁膜と、
    前記第2ストレージ電極と前記第1及び第2半導体層との層間に第1ゲート絶縁膜と、
    前記第1及び第2半導体層と、前記スキャンライン及びセンシングラインとの層間に第2ゲート絶縁膜と、
    前記スキャンライン及びセンシングラインと、前記データライン及び第1及び第2電圧ラインとの層間に第2絶縁膜と、
    前記データライン及び第1及び第2電圧ラインと前記第2ストレージ接続電極との層間に第3絶縁膜と、
    前記第2ストレージ接続電極と前記第1ストレージ接続電極との層間に第4絶縁膜と、をさらに含む、請求項に記載のバックプレーン基板。
  9. 前記第1ノードに、前記第3絶縁膜、第2絶縁膜、第2ゲート絶縁膜、第1半導体層及び第1ゲート絶縁膜を貫通する第1コンタクトホールを有し、
    前記第2ストレージ接続電極は、前記第1コンタクトホール内で前記第2ストレージ電極に接続されている、請求項に記載のバックプレーン基板。
  10. 前記第2ストレージ電極は透明金属酸化膜である、請求項に記載のバックプレーン基板。
  11. 前記透明金属酸化膜は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ITZO(Indium Tin Zinc Oxide)、及びIGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)のいずれか1つからなる、請求項10に記載のバックプレーン基板。
  12. 前記透明金属酸化膜は1000Å以下の厚さを有する、請求項10に記載のバックプレーン基板。
  13. 前記第2ノードに、前記第4絶縁膜、第3絶縁膜、第2絶縁膜、第2ゲート絶縁膜、第2半導体層、第1ゲート絶縁膜及び第1絶縁膜を貫通する第2コンタクトホールを有し、
    前記第1ストレージ接続電極は、前記第2コンタクトホール内で前記第1ストレージ電極に接続されている、請求項に記載のバックプレーン基板。
  14. 前記第1ストレージ電極は遮光性金属である、請求項13に記載のバックプレーン基板。
  15. 前記第1ストレージ電極は1000Å以下の厚さを有する、請求項13に記載のバックプレーン基板。
  16. 複数個のサブ画素を有する基板と、
    前記サブ画素の各々に、第1方向に配置されたスキャンラインと、
    前記サブ画素の各々に、第1方向と交差する方向に配置された第1電圧ライン及びデータラインと、
    前記サブ画素内の、前記スキャンラインと前記第1電圧ライン及びデータラインとが交差して定義されたストレージキャパシタ領域に、第1ストレージ電極、前記第1ストレージ電極と一部重畳する第2ストレージ電極、前記第1及び第2ストレージ電極とそれぞれ重畳し、前記第2ストレージ電極と第1ノードで接続された第2ストレージ接続電極、及び前記第2ストレージ接続電極と重畳し、前記第1及び第2ストレージ電極が重畳しない第2ノードで前記第1ストレージ電極と接続された第1ストレージ接続電極を含むストレージキャパシタと、
    前記第2ストレージ接続電極と第2ストレージ電極との層間に位置し、前記第2ストレージ接続電極が前記第1ノードで貫通して側面接続する第1半導体層、及び前記第1ストレージ接続電極が前記第2ノードで貫通して側面接続する第2半導体層と、
    前記第1半導体層の上側に重畳する前記スキャンラインの領域をスイッチングゲート電極とし、前記第1半導体層の両端で前記データライン及び前記第1ノードと接続されたスイッチング薄膜トランジスタと、
    前記第2半導体層の下側に重畳する前記第2ストレージ電極を駆動ゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第1電圧ラインとそれぞれ前記第2ストレージ電極の外側で接続された駆動薄膜トランジスタと、
    前記第1ストレージ接続電極とアノードが接続され、接地端子とカソードが接続され、前記アノードとカソードとの間に発光層を含む有機層を有する有機発光ダイオードと、を含む、有機発光表示装置。
  17. 前記第1ストレージ接続電極の上部に、前記第1ストレージ接続電極の一部を露出する第1コンタクトホールを有する平坦層と、
    前記アノード上に、前記第1コンタクトホールと異なる位置にバンクホールを有するバンクとをさらに含む、請求項16に記載の有機発光表示装置。
  18. 前記アノードは、前記第1コンタクトホールを介して前記第1ストレージ接続電極上に接続され、
    前記有機層は、前記バンクホール内の前記アノード上に接している、請求項17に記載の有機発光表示装置。
  19. 前記複数個のサブ画素において、前記第1コンタクトホールは同じ位置にあり、
    前記バンクホールは、前記複数個のサブ画素において、前記第1コンタクトホールとは異なる同じ位置にある、請求項18に記載の有機発光表示装置。
  20. 前記アノードは前記ストレージキャパシタ領域をカバーする、請求項19に記載の有機発光表示装置。
  21. 前記サブ画素に、前記スキャンラインと平行なセンシングライン、及び前記データラインと平行な第2電圧ラインをさらに含み、
    前記第2半導体層は、前記第2ノードから延びて前記第2電圧ライン上に接続されている、請求項16に記載の有機発光表示装置。
  22. 前記第2半導体層の上側に重畳する前記センシングラインの領域をセンシングゲート電極とし、前記第2ノード及び前記第2電圧ラインとそれぞれ前記センシングラインの外側で接続されたセンシング薄膜トランジスタをさらに含む、請求項21に記載の有機発光表示装置。
  23. 前記第1ストレージ電極は、前記ストレージキャパシタ領域の50%以上〜100%の面積を占める、請求項21に記載の有機発光表示装置。
  24. 前記第1ストレージ電極は、平面的に前記スキャンライン及びセンシングラインに上下が隣接し、前記データライン及び第1電圧ラインに左右が隣接する、請求項23に記載の有機発光表示装置。
  25. 前記第1ストレージ電極と前記第2ストレージ電極との層間に第1絶縁膜と、
    前記第2ストレージ電極と前記第1及び第2半導体層との層間に第1ゲート絶縁膜と、
    前記第1及び第2半導体層と、前記スキャンライン及びセンシングラインとの層間に第2ゲート絶縁膜と、
    前記スキャンライン及びセンシングラインと、前記データライン及び第1及び第2電圧ラインとの層間に第2絶縁膜と、
    前記データライン及び第1及び第2電圧ラインと前記第2ストレージ接続電極との層間に第3絶縁膜と、
    前記第2ストレージ接続電極と前記第1ストレージ接続電極との層間に第4絶縁膜と、をさらに含む、請求項16に記載の有機発光表示装置。
  26. 前記第1ノードに、前記第3絶縁膜、第2絶縁膜、第2ゲート絶縁膜、第1半導体層及び第1ゲート絶縁膜を貫通する第1コンタクトホールを有し、
    前記第2ストレージ接続電極は、前記第1コンタクトホール内で前記第2ストレージ電極に接続されている、請求項25に記載の有機発光表示装置。
  27. 前記第2ストレージ電極は透明金属酸化膜である、請求項26に記載の有機発光表示装置。
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