JP6461969B2 - 無段変速機 - Google Patents

無段変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP6461969B2
JP6461969B2 JP2016539554A JP2016539554A JP6461969B2 JP 6461969 B2 JP6461969 B2 JP 6461969B2 JP 2016539554 A JP2016539554 A JP 2016539554A JP 2016539554 A JP2016539554 A JP 2016539554A JP 6461969 B2 JP6461969 B2 JP 6461969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating part
continuously variable
variable transmission
coupling
coupling module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016539554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016530466A (ja
Inventor
コブラー、ペーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UMS Maschinenbau GmbH
Original Assignee
UMS Maschinenbau GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UMS Maschinenbau GmbH filed Critical UMS Maschinenbau GmbH
Publication of JP2016530466A publication Critical patent/JP2016530466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6461969B2 publication Critical patent/JP6461969B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H29/00Gearings for conveying rotary motion with intermittently-driving members, e.g. with freewheel action
    • F16H29/12Gearings for conveying rotary motion with intermittently-driving members, e.g. with freewheel action between rotary driving and driven members
    • F16H29/16Gearings for conveying rotary motion with intermittently-driving members, e.g. with freewheel action between rotary driving and driven members in which the transmission ratio is changed by adjustment of the distance between the axes of the rotary members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、無段変速機に関する。ある回転部の回転速度が別の回転部の回転速度に変換される変速機は、無段変速機としても構築することができる。そのような変速機において、回転速度の変換比は、所定範囲において連続的に可変である。無段変速機は、たとえば、独国公開特許第102 34 463号明細書または独国公開特許第36 05 211号明細書から既知であるが、これらは各々、低トルクしか可能にしない。
この問題を解決するために本出願の発明者は、外側回転部または内側回転部が、互いに平行である回転軸を中心として回転することができ、互いに対して偏心してずらすことができる無段変速機を開発した。そのような無段変速機は、従来技術よりも高いトルクに適している。しかしながら、ここで、長期間の動作のためにまたはその寿命を増大させるために無段変速機を最適化することが必要とされている。
それゆえ、本発明の目的は、従来技術の問題を解決する無段変速機を提供することである。特に、長期間の動作において約100Nmから数百万Nm程度の高トルクが可能である無段変速機が提供されるべきである。
この目的は、請求項1の特徴を有する無段変速機によって達成される。無段変速機は、外側回転部と、内側回転部であって、内側回転部および/または外側回転部が互いに対して回転可能であるように外側回転部内に配置されている、内側回転部と、内側回転部および外側回転部を互いに結合するためのいくつかの結合機構と、内側回転部および外側回転部を互いに対して偏心調整するための調整デバイスと、内側回転部の殻面に沿って変速機内へと潤滑剤を送達するためのポンプと、結合機構内で内側回転部上に配置される密閉要素、または、所定量の潤滑剤を特定の結合機構に送達するためのノズルとを備える。
この無段変速機によって、高回転速度および/またはトルクにおいてさえ、無段変速機が円滑に運転する動作を実現することができる。さらに、これまでの従来技術の構成と比較して、無段変速機の寿命が改善される。
さらに、変速機の軽量かつ安価な構成によって、動作特性を改善することができ、生産コストを低減することができる。
それゆえ、本発明はさらに、外側回転部と、内側回転部であって、内側回転部および/または外側回転部が互いに対して回転可能であるように外側回転部内に配置されている、内側回転部と、内側回転部および外側回転部を互いに結合するためのいくつかの結合機構と、内側回転部および外側回転部を互いに対して偏心調整するための調整デバイスとを有する無段変速機に関する。
本発明の有利なさらなる構成が従属請求項に記載されている。
有利な一実施形態において、無段変速機は、無段変速機を収容するためのハウジングをさらに備え、潤滑剤を送達するためのポンプが、ハウジング内へと、および/または、ハウジングから循環式に配置されることが好ましい。
さらなる有利な変形形態によれば、外側回転部は、結合機構のためのベアリングボルトによって離間されているディスクを有する。
さらなる有利な変形形態によれば、外側回転部は、結合機構のためのベアリングボルトによって離間されている、互いに対して固定されている2つのケーシングを有する。
無段変速機のさらなる有利な実施形態において、結合機構の1つは、内側回転部上に配置されている内側結合モジュールと、外側回転部上に配置されている外側結合モジュールとを有し、内側結合モジュールは、少なくとも1つの結合モジュール、好ましくはただ1つの結合モジュール、特に好ましくは内側結合モジュールまたは外側結合モジュールのベアリングボルトの質量を平衡させるための質量平衡ボルトを有することが特に好ましく、このベアリングボルトによって、内側結合モジュールおよび外側結合モジュールを、膝継手と同様に、互いに対して回転可能/旋回可能に固定することができる。
さらに、さらなる有利な実施形態において、内側結合モジュールは、予張を伴うラミネートによって巻かれる炭素繊維を受け入れるための少なくとも1つのスロットを有する。
さらなる有利な実施形態において、内側回転部は、少なくとも1つの巻き金属シートを有する。少なくとも1つの巻き金属シートはここでは、管の中に配置されることが特に好ましい。
無段変速機において、さらなる有利な実施形態では、スプラグの下端が凹状構造になっており、スプラグは、結合機構の1つを内側回転部上で支持する役割を果たす。この構造によって、摩耗によって材料がある程度除去されたとしても、スプラグとの信頼可能な接触が依然として存在するため、寿命を増大させることができる。スプラグの上端に位置するスプラグの対応する他方の接触面は、凸状構造になっていることが好ましい。
内側接触面、すなわち、内側回転部の方向にあるスプラグの接触面は凹状構造になっており、外側接触面、すなわち、外側回転部の方向にあるスプラグの接触面は凸状構造になっていることが好ましい。少なくとも1つの接触面のコースが対数スパイラルに従い得ることが好ましい。
さらに、無段変速機のさらなる有利な実施形態において、調整デバイスの調整要素のための保持位置は、保持および案内モジュール上で軸方向において中央に配置され、これは、外側回転部を支持する役割を果たす。
さらなる有利な実施形態において、外側結合モジュールおよび内側結合モジュールは、互いに対してある角度でスイベル回転することができ、この角度は常に180°未満であることが特に好ましい。これによって、結合機構が折り重なることはあり得ない。
一方における、内側回転部の中心点と内側結合モジュールの第1の連結部との間の幾何学的接続、および、他方における、内側結合モジュールの第1の連結部と外側結合モジュールの第2の連結部との間の幾何学的接続は、180°未満、好ましくは179°、178°、177°、176°または175°未満の角度を成すことが好ましい。言及したばかりの角度は、有利には上記の最大限度に加えて、20°よりも大きく、特に好ましくは30°よりも大きいことが好ましい。この文脈において、内側結合モジュールおよび外側結合モジュールが互いに旋回可能に接続される関節軸、たとえば、ベアリングボルトは、内側結合モジュールの第1の連結部に対応することが好ましく、外側結合モジュールの内側ベアリングおよび内側結合モジュールの外側ベアリングとしての役割を果たすベアリングが内側結合モジュールの第1の連結部に対応することが特に好ましい。外側結合モジュールの第2の連結部は、外側結合モジュールの外側ベアリングとしての役割を果たすベアリングに対応することが好ましい。
さらなる有利な実施形態において、内側回転部に対する結合機構および/または外側回転部の偏心および/または旋回可能性は、止め具を有する調整デバイスによって制限される。これは、結合機構内の止め具によって、特に好ましくは内側結合モジュールと外側結合モジュールとの間の相対的な旋回可能性の制限によって行われることが好ましい。
さらなる有利な実施形態において、ハウジングとベアリングとの間の結合機構および外側回転部を支持する役割を果たす案内モジュールの偏心は止め具によって制限される。
さらなる有利な実施形態において、結合機構の止め具は、関節軸において、外側結合モジュールの外側ベアリングから、ならびに/または、外側結合モジュールの内側ベアリングおよび内側結合モジュールの外側ベアリングとしての役割を果たすベアリングから形成される。
さらなる有利な実施形態において、外側結合モジュールの外側ベアリング、ならびに、外側結合モジュールの内側ベアリングおよび内側結合モジュールの外側ベアリングとしての役割を果たす他のベアリングは各々、各事例において、互いに回転可能にまたは剛直に接続される2つのベアリングとして構成されることが好ましい2つの部分を備える。
そのような構成の結合機構によって、結合機構の運動の正弦関数は、理想的な矩形関数に近づくように変形される。結果として、出力ドライブにおいて均一な回転運動が得られる。
内側結合モジュールおよび外側結合モジュールは1つの旋回点ではなく2つの旋回点を中心として運動することが好ましい。外側ベアリングおよび他のベアリングの2つの部分の間の角度は各事例において一定であることが特に好ましい。
さらなる有利な実施形態において、差動伝送を有する振動発生器が、無段変速機内に相互接続される。これは遊星歯車式変速機によって実現されることが好ましい。これにおいて、振動発生器の出力ドライブに接続される太陽歯車と、リング歯車との回転速度の比は5:1であることが特に好ましい。振動発生器は、内側回転部もしくは外側回転部または結合機構(複数可)を意味するものとして理解されることが好ましい。
さらなる有利な実施形態において、潤滑剤流は軸方向において内側回転部の殻面に沿って存在する。内側回転部と結合機構との間、有利には内側回転部と内側結合モジュール(複数可)との間に潤滑剤供給源が設けられることが特に好ましい。
本発明による潤滑剤供給源を、従来の無段変速機に転用することも可能である。
本発明のさらなる可能な実施態様はまた、例に関連して上記でまたは下記に説明されている特徴または実施形態の、明示的に言及されていない組み合わせも含む。この文脈において、当業者は、本発明の特定の基本形に対する改善または追加として、個々の態様も追加する。
本発明を、添付の図面を参照し、例を用いて以下により詳細に説明する。
第1の例による無段変速機の三次元図である。 第1の例による無段変速機の平面図である。 第1の例による無段変速機の断面図である。 第2の例による無段変速機の外側回転部の平面図である。 第2の例による無段変速機の外側回転部を通る図4の線A−Aに沿った断面図である。 第2の例による無段変速機の外側回転部を通る図4の線C−Cに沿った断面図である。 第3の例による無段変速機の外側回転部の平面図である。 第3の例による無段変速機の外側回転部を通る図7の線A−Aに沿った断面図である。 第5の例による無段変速機の内側回転部を通る、半径に平行な断面図である。 第5の例による無段変速機の内側回転部を通る長手方向断面図である。 第6の例による無段変速機の結合機構の構造を示す図である。 第6の例による無段変速機の結合機構の構造を示す図である。 第7の例による無段変速機の結合機構の構造の図である。 第8の例による無段変速機の内側結合モジュールの図である。 第8の例による無段変速機の内側結合モジュールの図である。 第8の例による無段変速機の内側結合モジュールの図である。 第8の例による無段変速機の外側結合モジュールの図である。 第8の例による無段変速機の外側結合モジュールの図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のスプラグの変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のスプラグの変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のスプラグのさらなる変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のスプラグのさらなる変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトの軸固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトの軸固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトの軸固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトの軸固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトのねじれに対する半径方向固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトのねじれに対する半径方向固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトのねじれに対する半径方向固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトのねじれに対する半径方向固定の変形形態の図である。 各事例における、第8の例による無段変速機のボルトまたはシャフトのねじれに対する半径方向固定の変形形態の図である。 潤滑剤供給源の変形形態を示すための無段変速機の好ましい実施形態の断面図である。
図面において、同一または機能が同一である要素は、別途記載されないかぎり、同じ参照符号を与えられる。
図1は、その上にハウジングなしで無段変速機10が取り付けられる底板1を示す。底板1は、必要に応じて別様に構成することもできる。変速機10は、第1の保持および案内モジュール11および第2の保持および案内モジュール12と、その軸A1を中心として回転可能である内側回転部13と、外側回転部14と、案内要素16内で案内され、ベアリング17によって回転可能に支持される調整要素15とを有する。
底板1が示されていない図2に示すように、無段変速機10は、いくつかの結合機構18と、第2の保持および案内モジュール12の周囲に配置されているハウジング19とをさらに有し、任意選択的にまた、調整要素15のための調整ドライブデバイス20および保持位置21をも有する。第2の保持および案内モジュール12のための固定フランジをハウジング19内に組み込むことができる。図1および図2による無段変速機10において、結合機構18は、シャフトとして構成される内側回転部13と、中空シリンダとして構成される外側回転部14とを結合する。したがって、内側回転部13の回転速度の、外側回転部14の回転速度への、または、その逆の変換を実施することができる。図1および図2に示す事例において、内側回転部13と外側回転部14との回転速度の比は1:1であり、それによって、無段変速機10は上方変換も下方変換も実施しない。内側回転部13および外側回転部14は、この事例においては同じ回転速度で回転可能である。
無段変速機10において、第1の保持および案内モジュール11は、内側回転部13を支持および案内する役割を果たす。内側回転部13は、第1の保持および案内モジュール11上で回転可能に支持され、内側回転部13の周囲で外側に配置されている外側回転部14内に配置される。第1の保持および案内モジュール11は、内側回転部13がその軸A1を中心とした回転運動を単独で実施することができることを保証する。
対照的に、第2の保持および案内モジュール12は、外側回転部14を支持および案内する役割を果たす。第2の保持および案内モジュール12は、外側回転部14と同様に、中空円筒またはドラム状形状を有し、その外側で外側回転部14を支持する。第2の保持および案内モジュール12は、外側回転部14を、内側回転部13に対して旋回可能に支持する。ねじ付きスピンドルの形態の調整要素15を用いて、旋回調整を実施することができる。調整要素15はここでは、無段変速機10における変換C > 1を確立するために、図1または図2の案内要素16内で上向きに動かすことができる。しかしながら、調整要素15が図1または図2の案内要素16内で下向きに動かされた場合、変換C > 1は同様に、無段変速機10内で確立することができる。この文脈において、外側回転部14は、内側回転部13が外側回転部14の軸に対して偏心して配置されるように調整することができる。そのような事例において、無段変速機10の変換は1:1には等しくない。特に、外側から内向きの変換、すなわち、外側回転部14から内側回転部13への変換は、内側から外向きの変換、すなわち、内側回転部13から外側回転部14への変換とは異なることが実験において分かっている。特に、外側回転部14の三次元旋回運動を、調整要素15を用いて実現することができる。保持する旋回点は、可能な限り離れてあるべきである。
図2に示すように、調整要素15は任意選択的にまた、モータとして、特にスピンドルギアモータなどとして、または、特にダブルアクション水圧ピストン、ダブルアクション空気圧ピストン等のようなピストンとして構成されている、調整ドライブデバイス20を用いて動かすこともできる。このために、調整ドライブデバイス20、より正確には図2の保持位置21はまた、第2の保持および案内モジュール12の軸方向において第2の保持および案内モジュール12上で中心に配置することもできる。その結果として、図2の調整ドライブデバイス20はまた、外側回転部14に対して軸方向中心に配置される。そのような配置において、力の伝達は特に有利である。しかしながら、その配置はまた、シリンダに沿った任意の点にあることもできる。しかしながら、全面的に、ハウジング19を伴う第2の保持および案内モジュール12の可能な最高のねじり安定性を得るために、調整または旋回支持の点は、可能な限り遠くにあるべきであることが考慮に入れられるべきである。
図2による無段変速機10の構造によれば、第2の保持および案内モジュール12、外側回転部14、ハウジング19のような機能部分は、環状形状を有する。この理由は、ほぼ環状の円筒形部品は、それらの直径に対してそれらの殻面において極度に高いねじり力および屈曲力に対応することができる。図2の内側回転部13は、最小の直径を有するが、最大の壁厚を有する。個々の機能部分の壁厚は、個々の機能部分の直径が増大するとともに低減する。この理由から、壁厚は小さく維持することができ、材質とは無関係に、最大強度において低重量をもたらす。
図2に示すハウジング19と第2の保持および案内モジュール12との間の環状間隙22は、絶対に必要であるわけではない。ハウジング19はまた、少なくとも一部の領域において、第2の保持および案内モジュール12に直に隣接して配置することもできる。
図3は、長手方向断面において、6つの結合機構18を有する変形形態における無段変速機10を示す。しかしながら、より多くのまたはより少ない結合機構18も存在してもよい。結合機構18は各々、外側回転部14の2つのバー141の間に配置される。バー141は各々、第1の回転部13の方向において外側回転部14の半径方向外向きに突出している。明瞭にするために、図3においてはほんのいくつかの結合機構18およびバー141にしか参照符号を設けていない。図3において、さらに、第1の密閉要素23、第2の密閉要素24、第3の密閉要素25、第4の密閉要素26、陥凹部27、外側回転部14を支持するためのベアリング28、および、結合機構18のためのベアリングボルト29が示されている。明瞭にするために、図3において、第2の密閉要素24のうち2つにしか参照符号を設けていない。結合機構18は、スプラグ型フリーホイールクラッチまたは半径方向サポートを介して内側回転部13の周囲に配置され、さらに、外側回転部14に接続される。結合機構18およびスプラグ型フリーホイールクラッチまたは半径方向サポートから成る結合システムにおいて、無段変速機10の動作中の質量加速度を伴うそれらの動作角度に対応して、約4,000N程度の非常に高い変動する張力および圧縮力が160Nmの出力トルクにおいて生じ、これらの力は内側回転部13と外側回転部14との間で作用する。それらの結果として、無段変速機10のすべての構成要素はこれらの強い力に耐えなければならない。それゆえ、外側回転部14は、その内側でバー141によって、2つのタスクを有する管状チャンバに分割される。一方において、バー141、および、それゆえチャンバは外側回転部14に、非常に高い半径方向安定性および保形を与え、他方において、環状バー141は、結合機構18を支持するための受器を形成する。
さらに、図3の無段変速機10は、潤滑剤を矢印5の方向、すなわち、軸方向においてハウジング19へと圧送することができるポンプ30を有する。矢印6の方向、すなわち、半径方向において、ポンプ30は潤滑剤をハウジング19から送り出すことができる。それゆえ、ポンプ30は、軸方向において、内側回転部13の周囲に配置されているすべての保持位置および結合機構18に潤滑剤を供給することができる。結果として、無段変速機10の温度を低く維持することができ、それによって、存在する摩擦は可能な限り小さくなる。潤滑剤10は、特に、油であってもよい。
図3に示すように、潤滑剤は、ポンプ30によって、軸方向において内側回転部13の殻線の上の環状陥凹部27へと圧送される。さらに、直列に配置されている結合要素18は、第1の密閉要素23、第2の密閉要素24、第3の密閉要素25、第4の密閉要素26によって互いからおよびハウジング19から軸方向に密閉され、それによって、潤滑剤供給源から最も遠く排除された結合システム/保持またはクラッチシステム/ベアリングにも、潤滑剤が十分に供給される。上述した密閉は、半径方向において潤滑剤に対して部分的に透過性であるように構成される。
その結果として、第2の密閉要素24は、内側回転部13の軸方向において内側回転部13の周囲に配置される。第2の密閉要素24は、特定量の潤滑剤が結合機構18および残りの保持位置に到達することを可能にする目的を有する、半径方向における溝またはチャネルまたは空孔を有するスラスト/密閉ワッシャとして構成することができる。無段変速機10の動作中、潤滑剤は、遠心力によって内側回転部13から外向きに外側回転部14およびハウジング19の方向において送達される。ハウジング内壁において、潤滑剤は、最低点へと流れ、そこからポンプ30によって吸い上げられ、矢印6の方向からハウジング19を脱して送達され得る。したがって、回転部の遠心力が、潤滑剤の一部を結合機構18およびすべての他の保持位置へと効率的に分散させる。ポンプ30はまた、歯車によって実現することもできる。
したがって、第1の例による無段変速機10は、内側回転部14が一体型部品として構成される高効率潤滑剤循環を含む。内側回転部13は、たとえば、シャフトが静力学的に弱くなることを表し、そこから破壊線が始まる可能性がある油供給孔を有しない。内側回転部13は、無段変速機10の他のすべての円筒形構成要素と比較して常に構造的に最も弱い部材であるため、これは大きな利点である。この理由は、内側回転部13が、他の円筒形構成要素と比較してその長さに対して最も小さい直径を常に有し、それゆえ、その屈曲が最も大きいことである。
この理由から、内側回転部13はまた、たとえば、特殊鋼のような、非常に高い引張/圧縮応力を有する高性能材料から、または、可能なもっとも大きい直径を有して製造することもできる。
第1の例の修正形態において、結合機構18は、内側回転部13の軸方向分離なしに配置される。この事例において、第2の密閉要素24は省かれる。潤滑剤送達溝またはチャネルまたは空孔はこのとき、結合機構18上で直に側方に取り付けられる。
第1の例のさらなる修正形態によれば、潤滑剤は、ハウジング19上の固定ノズルを通じて結合機構18上に噴霧することができる。ノズルはまた、第2の保持および案内モジュール12上に固定することもできる。結合機構18は、潤滑剤が保持位置へと案内されることを可能にする、外側回転部14に面した側にある軸方向潤滑剤案内スロットを有する。
無段変速機10において、振動発生器としての内側回転部13および外側回転部14の動作回転速度および関連性能は、重要な柱を表す。振動発生器を数回にわたって入力回転速度で駆動する可能性、および、対応して出力回転速度を同じ変換Cで下方変換する可能性がある。例えば、1:3入力ドライブ、3:1出力ドライブである。
結合機構18は入力回転速度と比較してより多く回転またはシフトしなければならないため、シフトパルスあたりの伝達トルクは降下する。すなわち、結合機構は、変換に従ってより低いトルクでより多くシフトする。それゆえ、可能な限り回転不平衡のない、可能な限り一定の高回転速度を有する振動発生器が利用可能であるべきである。さらなる例は、このための特定のさらなる構成を示す。
その上、入力回転速度の位相角に基づいて、入力変換に従ってパルスが生成される、すなわち、振動発生器は、外側回転部14上に各事例において60°変位して配置されている6つの結合機構18を有することが留意されるべきである。これは、1:3に入力変換において、パルスは、入力回転速度の位相角に基づいて20°ごとに起こることを意味する。変速機10において、変換C=1:1において、入力ドライブ回転速度は出力ドライブ回転速度と同じであると仮定すると、入力変換は、振動発生器後は再び逆に、すなわち3:1にならなければならない。これは、6つの結合機構18を有する上記の例から開始して、パルスは60°ごとの伝動出力において起こり、唯一の差は振動発生器がエネルギーを3回より多く伝達されるようにシフトさせていることであり、対応するより低い結合トルクを伴うことを意味する。この方法を使用して、変換範囲を拡大することができ、結合システムのトルクのシフトを低減することができる。
下流差分およびゼロ通過を有する無段変速機10において、この利点は特に効果を奏する。これらの特性の拡張は、差分伝動を有する振動発生器の接続を表す。太陽歯車上の20個およびリング歯車上の100個の歯を有する歯遊星歯車式変速機によってこの構成が実現される場合、太陽歯車を、入力回転速度より5回速く回転する振動発生器の出力ドライブに接続することができ、リング歯車は、入力回転速度の反対に1回回転する。リング歯車が外歯上で駆動される場合、追加の歯車が必要とされる。リング歯車が内部で駆動される場合、この歯車は免除される。この構成が振動発生器のC=0における動作において設定されるとき、太陽歯車は5回、リング歯車は反対方向において1回回転する。その結果、伝動出力ドライブを表す遊星歯車設定が成立する。上述した、6つの結合機構18を利用する例から開始して、パルス位相角60°はここでは、動力分割の係数、ここでは5の係数で除算される。これより、結果として60°は5で除算されて12°に等しくなる。基準レベルはゼロであるため、一方においてパルスの数および変換は遊星歯車式変速機の分割比に応じて決まり、他方において、これは、無段変速機10が、図示されていない入力駆動機械の回転速度に対して変換される範囲に応じて決まる。
第2の例によれば、図4〜図6に示し、下記に説明するように、外側回転部14が修正される。無段変速機10は他の様態においては第1の例のように構築される。
本例において、外側回転部14について、特に環状構成であるディスク142が、ねじ、ロッドおよびナットのような固定要素143によってベアリングボルト144上に固定される。固定要素143は、ベアリングボルト144の端部上に配置される。ディスク142の一方は開口を有することができ、他方はねじ穴を有することができる。ディスク142の数は、バー141によって形成されるチャンバの数によって決定される。さらに、ねじ、バーおよびナットなどのような固定要素145、ならびにベアリングボルト146が、第2の保持および案内モジュール12に対して設けられる。図4〜図6において、したがって、固定要素143、145として、各事例において、その2端にねじを切られているロッドが、ナットによってねじ止めされる。代替的に、ロッドはまた、その2端のうち一方のみにねじを切られてもよい。ロッドは、中空円筒回転部、ベアリングボルト144またはベアリングボルト146内に配置される。ベアリングボルト144は、結合機構18の外側部分のベアリングとしての役割を果たし、この部分は、以下において外側結合モジュールとも呼ばれる。ベアリングボルト146は、第2の保持および案内モジュール12のベアリングとしての役割を果たす。図6において、さらにサポートが参照符号149を設けられている。
外側回転部14のこの実施形態において、目的は、2つの環状ディスク142が、互いに対してシフトすることができないように、それらを接続することである。圧縮応力構造とも呼ばれるこの構造は、これら2つの構成要素があたかも特に環状であるワンピースの構成要素であるかのような強度を取得するように、それらの構成要素のねじりおよび屈曲に対する耐性を決定的に増大させる。この構造は、全体的に無段変速機10内に、すなわち、無段変速機10のすべての同心円状の部品について利用することができる。
殻面がないことに起因して、ベアリングボルト144、146は屈曲に対してより良好に備えられる。外側回転部14のねじり方向においてより高い不安定性が発現する可能性があるが、これはたとえば、各事例において2つの対向するクロスバーによって対処することができる。
図5にさらに示すように、外側回転部14の中心の2つのディスク142は、たとえば、ディスク142の周縁に構成される突起147および溝148から形成される歯147、148の補助を受けて互いに連結される。歯147、148はまた、台形または波型であってもよい。
ねじれ剛性を得るためのさらなる手段は、ベアリングボルト144に加えて追加の要素が、管/ロッドの原理に従って利用され、対応して張力をかけられることである。環状ディスク142に可能な最小の重量で最大の安定性を与えるために、型押しパターン/線などをその領域にわたって圧入することができる。
さらに、外側回転部14のサポートは、第2の保持および案内モジュール12のスイベル回転または調整が可能になるだけの、および、出力ドライブ歯車の環状接続セグメントが実現可能になるだけの十分な大きさのみであるべきである。
その上、外側回転部14によって形成されるシリンダは、その殻面に、ある種の格子構造が形成されるように、重量を低減するための穴を有することができる。したがって、低構成要素重量で、極度に高いねじり安定性/屈曲強度が達成される。第3の例によれば、図7および図8に示し、以下に説明するように、外側回転部14が修正される。無段変速機10は他の様態においては第2の例のように構築される。
本例においては、図4〜図6のディスク142の代わりに、2つのケーシング150、151が互いに対して固定される。特に、2つのケーシング150、151は互いに対してねじ止めされる。しかしながら、他の適切なタイプの固定も考えられる。
さらに、本例においては、外側回転部14内で、図5および図6からのベアリングボルト144の少なくともいくつかは、2つの部品、すなわち、管144Aおよびロッド144Bから形成される。図7および図8において、管144Aおよびロッド144Bは、ケーシング150、151によって互いに対して張力をかけられ、それによって、図4〜図6に関連して既に上述したように、最大強度が達成される。ベアリングボルト144の屈曲は大きく最小化される。したがって、ベアリングボルト144は、一方では保持位置を形成する管144Aから、および、他方では、ねじ山および頭部を有するロッド144Bから製造することができる。管144Aの1つの長さは、ケーシング150、151の分離、それゆえ、外側回転部14のサイズを規定する。たとえば、ロッド144Bとしてのねじが管144Aの穴および1つのケーシング151を通じて、たとえば、そのねじ山が他方のケーシング150のねじ穴に入る状態で管144Aの他端において突出するように押し込まれた場合、管144Aは、ケーシング150、151と非常に密にねじ止めすることができ、すなわち、管144Aは、張力下でロッド144Bとしてのねじの圧力下で応力をかけられる。これは、高い安定性を保証し、製造において非常に好ましい張力構造である。保持位置、すなわち、管144Aは、張力接合による不意のねじれに対して効果的に固定される。
説明されているこの管/ロッド固定は、ケーシング150、151に対してだけでなく、図4〜図6のディスク142の事例においても利用することができる。
第4の例によれば、環状バー141が、外側回転部14の殻面を超えて外向きに延伸する。外側回転部14のベアリングボルト144はここでは上記のように配置することができるが、外側回転部14の外側にも配置することができる。この事例において、外側回転部14の殻面は、結合機構18のための空間を作成するために、対応する点において穿孔される。ベアリングボルト144は、結合機構18のベアリングを対にすることが必要とされることを保証するように、不意のねじれに対して固定されなければならない。無段変速機10は他の様態においては第1の例のように構築される。
図9および図10に横断面および長手方向断面で示すように、第5の例によれば、内側回転部13は、高性能接着剤および任意選択的に引張応力によって、巻き構造の1つまたは複数の金属シート131、132から製造される。したがって、内側回転部13の中央に中空空間133が形成される。巻き構造はまた、鋼/炭素の様々な材料による複合材技術においてラミネートすることもできる。結合機構18の、後述するスプラグ/ベアリングに適切な表面を与えるために、閉鎖パイプ134をこの複合構造の上に押し込み、接着することができる。
図9によれば、らせん構造にある複合構造が、内側回転部13としての波型部品を形成する。図9において、らせんは、各事例において材料シート131、132の間に中間空間が存在するため、良好に図解するために開らせんとして示されている。しかしながら、実際には、内側回転部13において、金属シート131、132は層を重ねて巻かれており、それによって、材料シート131、132の間に中間空間は存在しない。
したがって、フライス加工/旋盤技術による鋼からの部品の製造の代替形態がここで提示され、複合材料およびそのラミネート技法を使用した構造が説明される。たとえば、巻き方向に対して波状または波型にされている鋼板を使用することができる。金属シート131、132に、ここでは巻き方向において特定の引張応力を加えることができる。
さらに、巻き動作の間、液体ラミネート接着剤を層の間に導入することができる。ガラス/炭素繊維の最も多様な材料も、ともにラミネートすることができる。巻き動作が終了してラミネートが固化すると、巻き技法の予張を取り除くことができ、このブランクは、ラミネート樹脂を用いて鋼管内に押し込まれ、固化することを可能にされ、その後、オーブン内で最終強度に戻され得る。管134はここでは、たとえば、内側回転部13に関する、以下において説明される内側結合モジュールのクラッチの高度に強化された作動面を形成するタスクを有する。この技法の利点は、たとえば、高合金鋼よりもより高い弾性およびより低い比重で、構造的要素の相当の強度を保証することである。
結合機構18は、内側回転部13上で、または、ハウジング19のベアリングプレートの間で軸方向に案内することができる。その結果として、すべての結合機構18は、内側回転部13に対してそれらの端部において、それらの近隣の結合機構に軸方向において隣接し、それによって、最も遠く排除された結合機構18のみが、内側回転部13に対するそれらの端部において軸方向に案内されなければならない。外側回転部14に対してそれらの端部において、結合機構18は、外側回転部14内のサポートにおいて軸方向に案内される必要はない。しかしながら、結合機構18は、外側回転部14内のサポートにおいて軸方向に案内されてもよい。
図11および図12は、第6の例による結合機構18の構造の図を示す。結合機構18は、外側結合モジュール180と、内側結合モジュール181と、外側結合モジュール180のための外側ベアリング182と、外側結合モジュール180のための内側ベアリングとしての、および、内側結合モジュール181のための外側ベアリングとしての役割を果たすベアリング183とを備える。外側結合モジュール180および内側結合モジュール181は、回転矢印によって示すように、角度αだけ互いに対して旋回可能である。結合機構18はここでは、角度αが、図11に示すような180°未満であるように構成される。これによって、結合機構18は、矢印184の方向において図12に示す状態へと折り重なることはあり得ない。図11はここでは、結合機構18の最大限に偏心した状態を示す。対照的に、図12の状態は、許容できない状態である。
そのような結合機構18を達成するために、第1の変形形態によれば、結合機構18の偏心を、調整要素15および/または調整ドライブデバイス20による調整デバイスによって、または、ハウジング19と第2の保持および案内モジュール12との間で「止め具」によって制限することができる。代替的にまたは加えて、第2の変形形態によれば、結合機構18のための止め具をまた、外側ベアリングおよび内側ベアリング182、183、184、185の少なくとも1つの関節軸内に形成することもできる。しかしながら、不明確な動作状態が第2の変形形態において形成する可能性があるため、前者の変形形態が好ましい。内側結合モジュール181および外側結合モジュール180のための関節式止め具の可能性には、以下が挙げられる。
関節軸またはベアリング182を通る外側結合モジュール180が外側回転部14において止まる。
内側結合モジュール181および外側結合モジュール180が、図11の角度αがより大きくなり得ないように、関節軸またはベアリング183の周辺に止め具を有する。
加えて、上述した関節式止め具の可能性の組み合わせが可能である。
上述したように、結合機構18は、スプラグを介して回転部13、14上に配置される。スプラグは、全体的に硬質金属、たとえば、タングステン、炭化ケイ素から製造することができる。
さらに、結合機構18のクラッチは、外部から制御することができるディスクブレーキとして構築することができる。結合単位ごとに追加の結合機構18を実装することによって、運動学からもたらされるブレーキデバイスの強制的な制御が可能になる。ブレーキの開閉のような制御は、懸案の結合機構18に先立って行われなければならない。
図13は、第7の例による結合機構18の構造の図を示す。結合機構18はここでは、クランクベアリングボルト182A、182Bおよび183A、183Bを備える。その結果として、外側結合モジュール180の外側ベアリング182は、2つの部分182A、182Bを備え、外側結合モジュール180のための内側ベアリング184としての、および、内側結合モジュール181のための外側ベアリング185としての役割を果たす他方のベアリング183は、2つの部分183A、183Bを備える。それゆえ、内側結合モジュール181および外側結合モジュール180は図11および図12のような1つの旋回点を中心としては運動せず、2つの旋回点を中心として運動する。角度αはここでは、各事例において、部分182B、183Bにおいて一定である。これによってまた、結合機構18が許容できない状態に折り重なることはあり得ない。図13に示す結合機構18の意味および目的は、結合機構18の運動の正弦関数を、出力ドライブにおける回転運動を均一に維持する目的で、理想的な矩形関数に近づくように変形させることである。
図14および図15は、第8の例による軽量構造の内側結合モジュール181の2つのビューを示す。図14に示すように、内側結合モジュール181は、ダブルカムの形態を有する。内側結合モジュール181は、中央二点鎖線に対称に構成されている。内部開口181Aにおいて、内側結合モジュール181は、スプラグセットまたはサポートのための作動面181Bを有する。
図15は、側面図において内側結合モジュール181が一体型部品ではなく、いくつかのスロット181Cを有することを示す。スロット181Cは、たとえば、内側結合モジュール181において内側開口へと半径方向に対応してねじ止めすることによって生成することができる。内側結合モジュール181はまた、スロット181Cを生成するためにディスク形態で構築することもできる。
図16に図14の断面A−Aにおいて示すように、スロット181C内に炭素繊維181Dを、予張下のラミネートによって巻くことができる。しかしながら、炭素繊維は必ずしも設けられなくてもよい。さらに、外側結合モジュール180のベアリングボルト181Eの質量を平衡させることができる質量平衡ボルト180Aを、内側結合モジュール181上に設けることができる。これによって、質量が、図16の中央二点鎖線の両側で正確に同じになる。ベアリングボルト181Eは、質量測定的に内側結合モジュール181に属し、ベアリングケーシング181F内で案内される。反対の質量平衡ボルト180Aは、対称面にわたる正確な釣り合いおもりを表す。
全体として図15およびまた図16に示す手段によって、本例において、大幅な重量低減が、一体型構成要素と比較して内側結合モジュール181においてもたらされる。その上、内側結合モジュール181は、質量平衡ボルト180Aによって非常に有利に平衡することができる。
さらに、この例によれば、外側結合モジュール180を、図17の断面図および図18の側面図に示すように構築することができる。外側結合モジュール180は、図16からも見てとれるように、外側結合モジュール180の開口180Dを介して内側結合モジュール181のベアリングボルト181Eによって、内側結合モジュール181に、膝継手と同様に回転可能/旋回可能に接続される。外側結合モジュール180は、領域L1におけるその重量が領域L2におけるその重量に等しくなるように構築されることが好ましい。L1とL2との間の線はベアリング中心点を正確に通ることが好ましい。さらに、外側結合モジュール180において、中央バー180Bが2つのアーム180Cを接続し、これによって、2つの対向する側で外側結合モジュール180の境界が定められる。たとえば、その中央バー180Bおよび/またはそのアーム(複数可)180Cのような外側結合モジュール180の外形はまた、たとえば、管状、二重T字形状などであってもよい。
したがって、外側結合モジュール180も、説明されている質量分散によって非常に有利に平衡される。
上述した外側結合モジュール180および内側結合モジュール181によって、内側結合モジュールおよび外側結合モジュールの完全な質量平衡を保証することができる。結果として、回転結合機構要素は、無段変速機10に必要とされる高回転速度を実施することができる。
外側結合モジュール180は、深絞りおよび/または板金プレス技法によって製造することができる。外側回転部14内に環状リングによってチャンバが形成されず、それゆえ、外側結合モジュール180が先細りにされない場合、外側結合モジュールは平面図において矩形の基本形状を有する。
外側結合モジュール180において、チークまたはアーム180C内に、内側結合モジュール181のボルト181Eの保持位置への潤滑剤供給を実現する給油孔を、ベアリング孔180Dの周囲で特に溝のような陥凹部内に半径方向に設けることができる。さらに、半径方向開口、特に貫通孔を、内側結合モジュール181のベアリングボルト181Eのベアリングケーシング181F内に配置することができる。外側結合モジュール180はまた、外側回転部14のチャンバ内の代わりに、ベアリングボルト29(図3)自体の上で軸方向に案内することもできる。内側回転部13上での内側結合モジュール181の軸方向案内は、絶対に必要なわけではない。
クラッチ要素(スプラグ)はエネルギーを伝達することも可能でなければならないため、図19〜図22は、このための有利な変形実施形態を示す。
図19は、内側回転部13上にあるスプラグ要素の下足部領域31Aを示す。スプラグ要素の下足部領域31Aは凹状形状であり、一方で内側回転部13は凸状形状である。ここで、スプラグ要素31の下足部領域の凹状湾曲の半径は、内側回転部13の凸状湾曲の半径よりも大きい。
他方、図20の変形実施形態において、スプラグ要素の下足部領域31Bは、球形状である。したがって、スプラグ要素の下足部領域31Bおよび内側回転部13はここでは凸状形状である。この変形実施形態において、スプラグ要素の下足部領域31Bおよび内側回転部13からわずかな線形接触のみが存在する。図20の変形実施形態において、スプラグ要素31Bおよび内側回転部13の接触領域はそれゆえ、図19の変形実施形態よりも大きな摩耗を受ける。
図21および図22において、高回転速度への到達は、スプラグ要素34の個々のばね取り付けによって達成される。加えてまたは代替的に、高回転速度への到達は、遠心力または投擲力によって、たとえば、図21および図22に示すような、スプラグ形状、重心、環状間隙内への圧入によって達成することができる。さらに、既に上述したように、内側結合モジュール181および外側結合モジュール180ならびに外側回転部14は、可能な限り軽量かつ強固であるべきである。
図21は、矢印35の方向において、シャンク34Aを有するスプラグ34を圧迫するばね33を示す。スプラグ34を所望の位置へと圧入することができるばね33は、スプラグ34を受け入れるケージ39上に支持することができる。結果として、スプラグ34は、たとえば、内側回転部13と内側結合モジュール181との間で、環状間隙36へと圧入される。動力伝達の間、動力伝達はこの降下させる動作によって起こる。シャンク34Aの範囲が、ばね33の力に加えて遠心力をもたらし、スプラグ34を環状間隙36へと圧入する。図21はその上、入力ドライブ方向40および出力ドライブ方向50に対するスプラグ34の配置を示す。
図22において、スプラグ34の一端は、スプラグシュー38内の保持要素37によって配置される。ばね33はここでは、S字形状に形成される。この変形形態によって、摩耗を低減するために、スプラグ34の表面積を増大させることができる。スプラグシュー38上のスプラグ34の端部は、スプラグシュー38内のスプラグ34の端部のための対応する受器の半径以下の半径を有する。
無段変速機10の外側結合モジュール180は三次元運動を実施することができるため、半径方向支持のための機能構成要素は軸方向にも支持されるべきである。このための幾つかの可能性を下記に説明する。
図23〜図26は各々、たとえば、ディスク142のような板形状要素51に対するボルトまたはシャフト50の軸固定の異なる変形形態を示す。そのような軸固定は、たとえば、ベアリングボルト180Aおよび/または内側回転部13などにも利用することができる。
図23の変形形態によれば、シャフト50およびディスク51は、たとえば、溶接点、溶接線などの形態の溶接接合部52によって互いに対して固定される。
図24の変形形態によれば、シャフト50はその一端にペグ53を有し、その他端にペグ54を有する。ペグ53、54は各々、ディスク51の開口へとねじ込まれる。ペグ53はここでは、右ねじを有する。ペグ54はここでは、左ねじを有する。
図25の変形形態によれば、シャフト50は、ディスク51の開口内に配置され、その中に圧入される。このために、特に、シャフトの外周は、ディスク51の開口の直径よりもいくらか大きくすることができる。
図26の変形形態によれば、シャフト50はその2端の各々に開口55を有する。図26の左側に示すように、プレートねじ56を開口55の各々の中にねじ止めすることができる。
図27〜図30は各々、たとえば、ディスク142(図5および図6)のような板形状要素51に対するボルトまたはシャフトのねじれに対する固定の様々な変形形態を示す。そのようなねじれに対する半径方向固定は、たとえば、内側回転部13またはベアリングボルト180Aなどに利用することができる。ねじれに対する半径方向固定は、図19〜図22による軸固定と組み合わせることができる。
図27の変形形態によれば、ディスク51において、ディスク51の開口内に歯57が設けられる。シャフトが対応して歯付きである場合、シャフトはディスク51と係合することができ、このようにして、ディスク51に対するねじれに対して固定することができる。
図28の変形形態によれば、開口58は、スプラインシャフトに適合するように構成される。
図29の変形形態によれば、開口59は平坦にされ、シャフトはそれに応じて構成される。
図30および図31の変形形態によれば、ディスク51は、その表面上に、ディスク51の半径方向において、軸方向に隆起した部分60を有するが、そのすべてが図30において参照符号を設けられてはいない。隆起した部分60は、図31に示すように、所定範囲までディスクから突出している。
図32は、無段変速機10の潤滑剤供給源の好ましい実施形態を示す。これは、内側回転部13と結合機構18との間、特に好ましくは、内側回転部13と内側結合モジュール(複数可)との間に、ポンプによって強制的な潤滑剤供給をもたらす。ここで、潤滑剤流は軸方向において内側回転部13の殻面に沿って出る。加えて、内側回転部の保持位置への第1の案内チャネル194が、保持および案内モジュール11内に、好ましくは内側回転部13の保持プレート112内に設けられ、それを通じて、潤滑剤が、第1の案内ケーシング196、すなわち、固定部分(ハウジングなど)の回転部(内側結合モジュール181)への接合部分を介して、内側回転部13の殻面へと導入される。この領域は、内側回転部13の環状間隙および結合機構18の、好ましくは内側結合モジュール181の空孔によって与えられることが特に好ましい。ここで、潤滑剤は、内側回転部13に沿って軸方向に送達される。内側回転部13の軸方向において直列に配置される結合機構18の間で、規定の潤滑剤喪失を意図することができることが有利であり、これによって、軸方向サポートおよび/または内部機械要素に遠心力によって潤滑剤が供給されることが好ましい。さらに、他方の保持および案内モジュール内、好ましくは内側回転部13の他方の保持プレート内の第2の案内チャネル、および、特に好ましくは、固定部分の、回転可能部分に対する接合部分としての第2の案内ケーシングが設けられることが好ましく、これは第1の案内チャネルおよび第1の案内ケーシングと比較して、軸方向において、内側回転部13の反対側の端部にあることが特に好ましい。第2の案内チャネルは、出ていく潤滑剤がハウジングの対応するベアリング内を流れることができるように設けられることが有利である。第2の案内チャネル198を通じて、潤滑剤の返流が与えられ、または、潤滑剤が吸い上げられる。内側回転部13の殻面に沿った潤滑剤流は、各事例においてシャフト密閉リング136によって内側回転部13の両端において制限される。したがって、潤滑剤流は、内側回転部13の、ハウジング19内にある領域においてのみ与えられることが好ましい。
結合機構18の軸方向サポート上で、隣接する結合機構18の溝の中へと突出する、これを包囲する環状バーを取り付けることができることが好ましい。
無段変速機10の潤滑剤供給源の特に好ましい実施形態において、互いの方に延伸し、わずかに離間されているリングが結合機構18上で利用されるか、または、液圧シールまたは機械シールが設けられることが好ましい。
潤滑剤供給源のさらなる好ましい実施形態において、重なり合う密閉リング138が、各事例において、軸方向において隣接する2つの結合機構18の間に設けられ、これは、隣接する結合機構18の間の可能性のある中間空間を、内側回転部13の殻面上の潤滑剤流から封鎖する。これらの密閉リング138の厚さは、潤滑剤流の方向において先細りになっていることが特に好ましい。
たとえば、内部機械要素および/または結合機構18の潤滑のために潤滑剤が出ることによって潤滑剤の実質的な喪失が起こらないいわゆる漏れ防止潤滑剤供給源と、潤滑剤の喪失のある潤滑剤供給源との間の任意の所望の組み合わせも考えられる。そのような組み合わせは、たとえば、すべての結合機構の間ではなく、いくつかのみの結合機構の間に密閉リング138を配置することであり得る。
潤滑剤供給源のこれらの好ましい実施形態によってにおいて、内部機械要素内に固定して位置付けられるノズル、または、同時に回転するノズルは必要ないことが有利である。しかしながら、代わりにおよび/または加えて固定ノズルも設けられてもよい。
ポンプの吸引ライン内に、潤滑剤供給源の潤滑剤流を保証する精密フィルタ要素がさらに設けられることが有利である。
その上、無段変速機の垂直または水平位置整合に応じて、すなわち、内側回転部13の軸方向が、無段変速機の始動中に垂直または水平に位置整合されているか否かに応じて、特に、ポンプの動作中に潤滑剤が集まっている容器上に、潤滑剤を吸い上げるための対応する空孔がポンプに対して設けられる。空孔はここでは、重力に起因して潤滑剤が集まる、無段変速機の下部の潤滑剤ライン上に常にあることが好ましい。
上述した無段変速機10のすべての構成は個々に、または、可能なすべての組み合わせにおいて使用することができる。特に、上述した例の特徴は所望に応じて組み合わされてもよく、または、必要に応じて省かれてもよい。加えて、特に以下の修正形態が考えられる。図面に示す部品は線図形式であり、上述したその機能が保証される限り、精密な構成においては図面に示す形式から逸脱してもよい。
内側回転部13は、入力ドライブまたは出力ドライブとして使用することができる。その結果として、外側回転部14も、出力ドライブまたは入力ドライブとして使用することができる。
無段変速機10の各部分について、すべてのタイプの鋼、コーティング、硬質金属、複合材料、炭素−ガラス繊維などを利用する可能性がある。
本出願人は、本発明にとって必須である本出願文書において開示されているすべての特徴を、それらが個々にまたは組み合わせにおいて、従来技術に対して新規である場合に、特許請求する権利を保有している。それ自体が有利であり得る特徴も、個々の図面において記載されていることをさらに指摘しておく。図面に記載されている特定の特徴もまた、この図面からさらなる特徴を採用することなく有利であり得ることを、当業者は直に理解することができる。個々のまたは複数の異なる図面に示されているいくつかの特徴の組み合わせによって利点がもたらされ得ることを、当業者はさらに理解することができる。


Claims (14)

  1. 無段変速機(10)であって、外側回転部(14)と、
    内側回転部(13)であって、前記内側回転部(13)および/または前記外側回転部(14)が互いに対して回転可能であるように前記外側回転部(14)内に配置されている、内側回転部(13)と、
    前記内側回転部(13)および前記外側回転部(14)を互いに結合するためのいくつかの結合機構(18)と、
    前記内側回転部(13)および前記外側回転部(14)を互いに対して偏心調整するための調整デバイスと、
    前記内側回転部(13)の殻面に沿って前記変速機(10)内へと潤滑剤を送達するためのポンプ(30)と、
    前記結合機構(18)内で前記内側回転部(13)上に配置される密閉要素、または、所定量の潤滑剤を特定の前記結合機構(18)に送達するためのノズルとを備え
    前記内側回転部(13)に対する前記外側回転部(14)の偏心は、止め具を有する前記調整デバイスによって制限される、無段変速機(10)。
  2. 前記無段変速機は、前記無段変速機(10)を受け入れるためのハウジング(19)をさらに有し、前記潤滑剤を送達するための前記ポンプ(30)は、前記ハウジング(19)内へと、および/または、前記ハウジング(19)から循環式に配置される、請求項1に記載の無段変速機(10)。
  3. 前記外側回転部(14)は、前記結合機構(18)のためのベアリングボルト(144)によって離間されているディスク(142)を有する、請求項1または2に記載の無段変速機(10)。
  4. 前記外側回転部(14)は、前記結合機構(18)のためのベアリングボルト(144)によって離間されている、互いに対して固定されている2つケーシング(150、151)を有する、請求項1または2に記載の無段変速機(10)。
  5. 前記結合機構(18)の1つは、
    前記内側回転部(13)上に配置されている内側結合モジュール(181)、および、
    前記外側回転部(14)上に配置されている外側結合モジュール(180)を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の無段変速機(10)。
  6. 前記内側結合モジュール(181)は、少なくとも1つの結合モジュール(180、181)のベアリングボルト(180A)の質量を平衡させるための質量平衡ボルト(181)を有し、該ベアリングボルト(180A)によって、前記内側結合モジュール(181)および前記外側結合モジュール(180)は回転可能に/旋回可能に互いに対して固定することができる
    ことを特徴とする、
    請求項5に記載の無段変速機(10)。
  7. 前記内側結合モジュールは、予張によるラミネートによって巻かれている炭素繊維181Dを受け入れるための少なくとも1つのスロットを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の無段変速機(10)。
  8. 前記内側回転部(13)は、少なくとも1つの巻き金属シート(131、132)を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の無段変速機(10)。
  9. 前記少なくとも1つの巻き金属シート(131、132)は、管(134)の中に配置される、請求項8に記載の無段変速機(10)。
  10. スプラグ要素(31A)の下端が凹状構造になっており、前記スプラグ(31A)は、前記結合機構(18)の1つを前記内側回転部(13)上で支持する役割を果たす、請求項1〜9のいずれか一項に記載の無段変速機(10)。
  11. 前記調整デバイスの調整要素(15)のための保持位置(21)が、保持および案内モジュール(12)上で軸方向において中央に配置されており、これは、前記外側回転部(14)を支持する役割を果たす、請求項1〜10のいずれか一項に記載の無段変速機(10)。
  12. 前記外側結合モジュール(180)および前記内側結合モジュール(181)は、互いに対してある角度でスイベル回転することができ、この角度は180°未満である
    ことを特徴とする、
    請求項5に記載の無段変速機(10)。
  13. ハウジング(19)と前記外側回転部(14)を支持する役割を果たす保持および案内モジュール(12)との間の前記結合機構(18)の前記偏心が止め具によって制限される
    ことを特徴とする、
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の無段変速機(10)。
  14. 潤滑剤流が、前記内側回転部(13)の殻面に沿って軸方向に存在し、それによって、前記内側回転部(13)と前記結合機構(18)との間に潤滑剤供給が与えられる
    ことを特徴とする、
    請求項1〜13の少なくとも一項に記載の無段変速機(10)。
JP2016539554A 2013-09-05 2014-09-05 無段変速機 Expired - Fee Related JP6461969B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102013109697.2 2013-09-05
DE102013109697 2013-09-05
PCT/EP2014/068955 WO2015032902A1 (de) 2013-09-05 2014-09-05 Stufenloses getriebe

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016530466A JP2016530466A (ja) 2016-09-29
JP6461969B2 true JP6461969B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=51492959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016539554A Expired - Fee Related JP6461969B2 (ja) 2013-09-05 2014-09-05 無段変速機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10591034B2 (ja)
EP (1) EP3042104B1 (ja)
JP (1) JP6461969B2 (ja)
CN (1) CN105658996B (ja)
WO (1) WO2015032902A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015002680B4 (de) * 2015-03-04 2024-10-31 Ums Maschinenbau Gmbh Stufenloses Getriebe

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH586859A5 (ja) 1974-01-14 1977-04-15 Meucci Amleto
US3892139A (en) * 1974-05-09 1975-07-01 Harris Dynamics Variable speed transmission
DE3605211A1 (de) 1986-02-19 1987-08-20 Uwe Niebuhr Getriebe zum stufenlosen veraendern einer drehzahl unter voller last
DE10234463A1 (de) 2002-07-29 2004-02-12 Werner Heck Kontinuierlich variierbare Übersetzung
EP2128494B1 (en) 2008-05-29 2012-05-23 Girotto Brevetti S.R.L. Continuously variable transmission
DE102008029975A1 (de) 2008-06-23 2009-12-31 Michael Weitzel Freilauf zum stufenlosen Getriebe
FR2942284B1 (fr) * 2009-02-16 2011-03-04 Snecma Lubrification et refroidissement d'un reducteur a train d'engrenages epicycloidal
DE102009057292A1 (de) 2009-12-07 2011-06-09 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Stufenloses Getriebe für eine Antriebsanordnung
JP5557147B2 (ja) * 2011-02-04 2014-07-23 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用駆動装置
JP5694858B2 (ja) * 2011-06-03 2015-04-01 本田技研工業株式会社 無段変速機の潤滑油供給構造
EP2610525B1 (en) * 2011-12-30 2017-09-06 LEONARDO S.p.A. Epicyclic gear train for a hovering aircraft having annularly arranged lubricant nozzles
WO2013128278A1 (de) * 2012-03-02 2013-09-06 Peter Kobler Stufenloses getriebe
JP6866838B2 (ja) 2017-12-01 2021-04-28 オムロン株式会社 データ生成装置、データ生成方法、データ生成プログラムおよびセンサ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160258518A1 (en) 2016-09-08
EP3042104B1 (de) 2018-03-28
JP2016530466A (ja) 2016-09-29
CN105658996A (zh) 2016-06-08
EP3042104A1 (de) 2016-07-13
US10591034B2 (en) 2020-03-17
WO2015032902A1 (de) 2015-03-12
CN105658996B (zh) 2019-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5000651B2 (ja) 無段変速機およびその駆動方法
US11067153B2 (en) Speed change device
CN107228174A (zh) 具备扭转振动降低装置的变矩器
JP7218383B2 (ja) シャフト継手
JP2017512960A (ja) ギア装置
KR20050117528A (ko) 연속가변식 트랜스미션
KR102367587B1 (ko) 복합 유성 마찰 드라이브
JP2020514647A (ja) 複合遊星ギア構成およびギアホイール構成
US4967615A (en) Mechanical transmission
JP6461969B2 (ja) 無段変速機
CN105782019A (zh) 一种可变量齿轮泵
JP6758057B2 (ja) 無段変速機
US7344467B2 (en) Self-regulating continuously variable transmission
RU2334141C1 (ru) Способ адаптивного изменения передаточного отношения механической передачи и адаптивный зубчатый вариатор
US10859137B2 (en) Pumpjack inertia capacitor
EP2473734B1 (en) Stepless gear ratio variator
CN104896026B (zh) 滚柱减速器
KR20200077231A (ko) 정밀 감속기
US20220401244A1 (en) Orthopedic joint device
JP2007516380A (ja) 液圧モータ/ポンプ
WO2020238816A1 (zh) 同位差动减速器
CN104088975B (zh) 速比可调式双偏心轮摇臂减速器
RU2558414C2 (ru) Автоматическая силовая передача
WO2022008315A1 (en) Device, method and use for transmission of rotational energy
RU2482353C1 (ru) Механизм передачи вращательного движения

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6461969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees