JP6460636B2 - 読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラム - Google Patents

読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6460636B2
JP6460636B2 JP2014069834A JP2014069834A JP6460636B2 JP 6460636 B2 JP6460636 B2 JP 6460636B2 JP 2014069834 A JP2014069834 A JP 2014069834A JP 2014069834 A JP2014069834 A JP 2014069834A JP 6460636 B2 JP6460636 B2 JP 6460636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
report
interpretation
interpretation report
image
anatomical position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014069834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015191561A (ja
Inventor
吉田 昌史
昌史 吉田
弘祐 坂上
弘祐 坂上
茂如 石井
茂如 石井
池田 智
智 池田
山形 仁
仁 山形
高 増沢
高 増沢
杉山 直樹
直樹 杉山
宗泰 数野
宗泰 数野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2014069834A priority Critical patent/JP6460636B2/ja
Publication of JP2015191561A publication Critical patent/JP2015191561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6460636B2 publication Critical patent/JP6460636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明の一態様としての実施形態は、読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラムに関する。
画像診断において使用される各種検査装置(以下、モダリティ装置と呼ぶ)は、低侵襲に体内の検査を行うことができるため、現在の医療において不可欠である。モダリティ装置の高性能化により解像度の高い良質な画像を取得できるようになり、正確かつ精密な検査が画像診断において可能となった。たとえば、X線CT(Computed Tomography)装置は、被検体の内部組織の3次元情報を高解像度で取得することができ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置は、造影剤が入っていない新鮮な血液をMRIで画像化する非造影血管撮像法(MRA:MR Angiography)など、モダリティ装置ごとに様々な撮像方法がある。また、医用画像のデジタル化が進み、電子ネットワークを介して医師からの検査依頼を処理するオーダリングシステムである病院システム(HIS:Hospital Information System)、または放射線科情報システム(RIS:Radiology Information System)や、モダリティ装置で取得された画像を電子データとして蓄積する医用画像一元管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)などが発展してきている。
このように、モダリティ装置の発展により生体内を容易にかつ詳細に観察することが可能となった。一方、取得可能なデータ量は膨大になり、多くのモダリティ装置では、複数の画像から構成されるボリュームデータの形式でデータが取得される。ボリュームデータのデータ量は、全身を撮像した場合数千枚にもおよび、これらのデータを用いて読影を行い、診断を下す読影医等の負担が大きくなっている。読影は病気の診断や、治療方針を決定するために重要な作業であり、早期発見が望まれる中、大量の医用画像を分析し、早期に判断を下すことは容易ではない。そこで、画像診断を支援する発明として、セグメンテーション技術などを用いて解剖学的な部位を特定し、異常のある領域とその悪性度を判定する医用画像処理装置(たとえば、特許文献1等)や、脊椎など周期性を持った構造物により、異なる2つの検査において取得された画像の位置対応関係を決定する画像解析装置(たとえば、特許文献2等)が提供されている。
また、読影および診断には正確性が求められ、質の高い診断を下すためには、取得した医用画像について、異常部位や治療部位を的確に把握する必要がある。しかしながら、解剖学的な部位を医用画像から読み取ることは熟練の技術や知識が必要である。そこで、人体の解剖学的位置を、数学的手法を用いて表現、構築する技術の提供や研究が行われている。
解剖学的位置とは、医用画像を理解するうえで重要な役割を担う人体の特徴的な局所構造の位置ことであり、人体を解剖学的にマッピングする際の目印となる。局所構造には、たとえば、頭部においては、第1頚椎(頚椎I)の前弓(結節)が、胸部においては気管分岐部が、腹部においては右腎上極等が該当する。この解剖学的位置は、一般的な画像解析、パターン認識技術などにより、X線CT装置やMRI装置などのモダリティ装置で取得した医用画像から自動検出される。
特許第5197029号公報 特許第5138431号公報
上述のように、医用画像診断の電子化により、読影結果をまとめる読影レポートなども電子媒体で蓄積される。読影レポートは、過去に他の読影医が作成した類似の症例や病状について記載されている読影レポートを参照して作成される。このように、過去に作成された読影レポートを参考にすることで、所見の見落としや誤診を防止することができる。また、過去の読影レポートを流用すれば、読影レポートの作成をより効率的に行うことができる。
しかしながら、従来、読影レポートは、モダリティ装置種別や患者名などの限られた情報に基づき検索が実行されるため、検索結果として膨大な量の読影レポートがヒットする。したがって、読影医等は、膨大な量の読影レポートの内容を確かめ、レポート作成対象の検査内容や撮影された解剖学的位置または部位が一致するかどうかを調べながら、参考となる読影レポートを手作業で探す必要があった。
そこで、上述の解剖学的位置を用いて参照すべき読影レポートの抽出が容易な読影レポート作成装置が要望されている。
本実施形態に係る読影レポート作成装置は、複数の医用画像を記憶する医用画像記憶部と、前記複数の医用画像の各医用画像に関連付けられた読影レポートを記憶する読影レポート情報記憶部と、前記複数の医用画像の各医用画像から、人体の局所構造の解剖学的位置または部位を検出する解剖学的位置検出部と、前記複数の読影レポートの各読影レポートに関連付けされた前記医用画像から前記解剖学的位置検出部により検出された解剖学的位置または部位に基づいて、読影レポートごとに、前記各読影レポートに添付されたキー画像と、前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造とを含む情報を参照レポート情報として生成する参照レポート情報生成部と、所定の読影レポートに関連付けされた医用画像から前記解剖学的位置検出部により検出された解剖学的位置または部位と、前記参照レポート情報とに基づいて、前記所定の読影レポートと、前記各読影レポートとの一致度を算出する一致度算出部と、前記一致度に基づいて、前記複数の読影レポートの中から前記所定の読影レポートに対応する読影レポートを検索し、前記対応する読影レポートを参照レポートとして取得するレポート検索部と、前記参照レポートを表示する表示部と、備えた。
実施形態に係る読影レポート作成装置の一例を示す概念的な構成図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の機能構成例を示す機能ブロック図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の参照レポート情報を生成する動作の一例を示すフローチャート。 解剖学的位置の検出方法を説明する図。 局所構造の種類を説明する図。 解剖学的位置情報を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の参照レポートの解剖学的位置テーブルを説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の最近傍AL距離を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の参照画像のキー画像テーブルを説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の参照レポートを検索する動作の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る読影レポート作成装置の新規画像から検出された解剖学的位置情報を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の部位の一致による一致度の計算方法を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の部位の割合による一致度の計算方法を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の局所構造の種類による一致度の計算方法を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の最近傍AL距離による一致度の計算方法を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の表示例を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の絞り込み検索の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る読影レポート作成装置の絞り込み条件を入力する画面の第1表示例を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の原発部位ALによる絞込みを説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の絞り込み条件を入力する画面の第2の表示例を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の第2の表示例を説明する図。 実施形態に係る読影レポート作成装置の参考情報表示の表示例を説明する図。
以下、読影レポート作成装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
(1)構成
図1は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の一例を示す概念的な構成図である。図1に示すように、読影レポート作成装置100は、通信制御装置10、記憶部20、主制御部30、表示部40、入力部50を備えた構成である。通信制御装置10を介して電子ネットワーク経由で医用画像一元管理サーバ200、モダリティ装置300、および、HIS/RIS400、読影レポートサーバ500と接続している。通信制御装置10は、ネットワーク形態に応じた種々の通信プロトコルを実装する。ここで、電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全体を意味し、病院基幹LAN、無線/有線LANやインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバー通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。読影レポート作成装置100は医用画像一元管理サーバ200または、モダリティ装置300から検査データを電子ネットワーク経由で取得する。
なお、医用画像一元管理サーバ200、HIS/RIS400、読影レポートサーバ500、読影レポート作成装置100は、クラウド上のシステムとして構成されていてもよい。
モダリティ装置300には、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置あるいは、超音波診断装置などの各種医用画像撮像装置が含まれる。読影レポート作成装置100に入力されるデータは複数のスライス画像から構成されたボリュームデータである。
また、読影レポート作成装置100は、HIS/RIS400と接続している。HIS/RIS400は、検査オーダと呼ばれる医師等が作成した検査依頼等を処理するシステムである。HIS/RIS400からは患者を一意に特定するための患者ID、または、患者名、患者の性別や体格などの患者情報や、検査種類、検査目的、モダリティ装置種別などの検査情報を電子ネットワーク経由で取得できる。
また、読影レポート作成装置100は、読影レポートサーバ500と接続している。読影レポートサーバ500には、読影医等が作成した読影レポートが格納されている。読影レポートサーバ500には読影レポートが、検査依頼、所見、医用画像および医用画像の中のキー画像が関連付けされて蓄積されている。たとえば、読影レポートサーバ500に検査依頼、所見、医用画像および医用画像中のキー画像のデータをまとめて保存されていてもよいし、検査依頼や医用画像を一意に特定するIDなどにより、HIS/RIS400や医用画像一元管理サーバ200に蓄積されたデータと関連付けされて保存されていてもよい。
記憶部20に格納されたプログラムが、主制御部30によって実行されることで、ボリュームデータへの解剖学的位置情報の付与や読影レポートが作成される際に参照する参照レポートの検索などが行われる。
記憶部20は、RAMとROMをはじめとする記憶媒体などにより構成され、磁気的もしくは光学的記憶媒体または半導体メモリなどの、主制御部30により読み取り可能な記憶媒体を含んだ構成を有し、これらの記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。また、読影レポート作成装置100で行われる解剖学的位置情報の付与は、予め記憶部20に格納されたプログラムやデータを用いて行われてもよく、通信制御装置10を介して外部の記憶装置に格納されたデータ等を用いて実行されてもよいし、外部の記憶装置等に格納されたプログラムで実行されてもよい。
表示部40は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示装置により構成されるほか、主制御部30の制御に従って画像をディスプレイ表示する。
入力部50は、たとえばキーボード、タッチパネル、テンキー、マウスなどの一般的な入力装置により構成される。入力部50はユーザの読影レポートの選択や参照レポートの検索条件の入力などに対応した入力信号を主制御部30に出力する。
図2は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の機能構成例を示す機能ブロック図である。図2が示すように、読影レポート作成装置100は、医用画像記憶部21、読影レポート情報記憶部23、レポート作成部31、解剖学的位置検出部32、参照レポート情報生成部33、一致度算出部34、距離算出部35、レポート検索部36、参考情報生成部37、表示部40、入力部50を有する。上記構成のうち、レポート作成部31、解剖学的位置検出部32、参照レポート情報生成部33、一致度算出部34、距離算出部35、レポート検索部36、参考情報生成部37の各機能は記憶部20に格納されたプログラムを主制御部30が実行することによって実現される機能である。また、表示部40は、記憶部20に格納されたプログラムを主制御部30が実行することによって実現される機能と表示機能とを有する。
医用画像記憶部21は、医用画像一元管理サーバ200やモダリティ装置300から受信した医用画像データを記憶する。医用画像記憶部21には複数の医用画像データが記憶される。記憶される医用画像データは、複数のスライス画像から構成されたボリュームデータである。医用画像記憶部21には、新規作成される読影レポートの作成対象である医用画像データと、読影レポートを新規作成する際に参照する参照レポートに関連付けされた医用画像データとが記憶される。
読影レポート情報記憶部23は、医用画像と関連付けられた複数の読影レポートを記憶する。
以下、新規作成される読影レポートを「新規レポート」、新規作成される読影レポートの作成対象である医用画像データを、「新規画像データ」と呼ぶこととする。また読影レポートを新規作成する際に参照する読影レポートを、「参照レポート」、参照レポートに関連付けされた医用画像データを、「参照画像データ」と呼ぶこととする。
レポート作成部31は、医用画像と関連付けた読影レポートを作成する。読影レポートは、検査依頼に基づき取得された医用画像を読影し、発見した異常についてまとめたものである。読影レポートは所見とキー画像から構成され、所見には、異常が確認された解剖学的位置または部位とその異常の態様が記録される。読影レポートにまとめられるキー画像は、1つの医用画像データに含まれる複数の画像の中から、読影の鍵になると読影医によって判断された画像のことであり、1つの医用画像データについて1つまたは複数の画像がキー画像として指定される。レポート作成部31では、表示部40に表示された医用画像からキー画像が選択され、所見が入力される。レポート作成部31で作成された読影レポートは、読影レポート情報記憶部23や、読影レポートサーバ500に記憶される。
解剖学的位置検出部32は、レポート作成部31で関連付けられた医用画像から解剖学的位置または部位を検出し、検出した解剖学的位置および部位に関する情報(以下、解剖学的位置情報とよぶ)を医用画像データに付与する。なお、医用画像データには、予め解剖学的位置情報が付与されている場合もある。たとえば、医用画像データへの解剖学的位置情報の付与は、モダリティ装置300で画像が取得されたタイミングで実行されてもよいし、医用画像一元管理サーバ200に格納するタイミングで実行されてもよい。その場合、解剖学的位置検出部32での解剖学的位置の検出処理や、解剖学的位置情報の医用画像データへの付与処理は省略できる。解剖学的位置検出部32における解剖学的位置の検出方法については、後述する。
医用画像データに付与される解剖学的位置情報は、たとえば、XMLデータやバイナリデータなどのデータ形式で、対応する医用画像データなどと関連付けされた状態で保持されていてもよい。また、医用画像データは、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)形式に準拠したデータであり、解剖学的位置情報はDICOM規格における付帯情報として保持されていてもよい。
参照レポート情報生成部33は、読影レポート情報記憶部23に記憶された読影レポートを参照レポートとして、参照レポート情報を生成する。参照レポート情報生成部33は、参照画像から検出された解剖学的位置に基づいて参照レポートごとに参照レポート情報を提供する各種テーブルを生成する。また、生成された各種テーブルは、読影レポート情報記憶部23に記憶される。参照レポート情報生成部33での各種テーブルの生成方法については後述する。
一致度算出部34は、新規レポートと参照レポートとの一致度を、新規画像から検出された解剖学的位置と、参照レポート情報を提供するテーブルに基づいて新規レポートと参照レポートとの一致度を算出する。一致度算出部34の一致度の算出方法は後述する。
距離算出部35は、参照画像から検出された解剖学的位置に基づいて、参照レポートのキー画像の近傍に位置する解剖学的位置から参照レポートのキー画像までの距離、および、新規画像から検出された解剖学的位置に基づいて、新規レポートのキー画像の近傍に位置する解剖学的位置から新規レポートのキー画像までの距離を算出する。距離算出部35の距離の算出方法については後述する。
レポート検索部36は、解剖学的位置または部位に基づいて前記読影レポート情報記憶部に記憶された読影レポートを検索する。また、一致度算出部34で算出された一致度に基づいて参照レポートを検索する。レポート検索部36の参照レポートの検索方法については後述する。
参考情報生成部37は、解剖学的位置に対応する局所構造に関連する、参考文献、参考図書、医学情報、症例情報などを表示する参考情報表示を生成する。参考情報生成部37で生成される参考情報表示については後述する。
(2)動作
本実施形態に係る読影レポート作成装置100では、新しく読影レポートを作成する際に、新規レポートに類似し、新規レポートの作成において参考となる参照レポートの検索が行われる。この参照レポートの検索は、参照画像から検出された解剖学的位置情報に基づいて生成された参照レポート情報を使用して行われる。そこで、まず「参照レポート情報の生成方法」について説明し、次に生成した参照レポート情報を使って「参照レポートを検索する方法」を説明する。さらに、検索結果が表示された後、「検索結果を絞り込む方法」について説明する。
(参照レポート情報の生成方法)
図3は、実施形態に係る読影レポート作成装置の参照レポート情報を生成する動作の一例を示すフローチャートである。
ST101では、読影レポート作成装置100が医用画像一元管理サーバ200、モダリティ装置300または読影レポートサーバ500などの外部の記憶装置から、参照画像データを受信する。受信した参照画像データは医用画像記憶部21に格納される。なお、参照画像データは読影レポート作成装置100の読影レポート情報記憶部23に格納されていてもよいし、参照レポート情報生成部33の要求に応じて、医用画像一元管理サーバ200、モダリティ装置300または読影レポートサーバ500などの外部の記憶装置から受信してもよい。
ST103では、解剖学的位置検出部32が、参照画像データから解剖学的位置を検出する。なお、参照画像について解剖学的位置情報がすでに付与されている場合は、この処理は省略できる。
図4は、解剖学的位置の検出方法を説明する図である。図4(a)は解剖学的位置の検出に使用するモデルa5の生成方法の例を示している。図4(a)に示されるモデルa5は、予め読影レポート作成装置100の記憶部20に格納されていてもよいし、外部の記憶装置に格納されていてもよい。
図4(a)に示すように、解剖学的位置の検出に使用するモデルa5は、一般的な機械学習やパターン認識により生成される。図4(a)には、画像データベースa1と、解剖学的位置正解データa2とを用いてモデルa5が生成される例が示されている。画像データベースa1とは、異なる体形の被検体について、X線CT装置やMRI装置によって取得されたボリュームデータの集合である。図4(a)に例示されるように、画像データベースa1には、全身のボリュームデータ(画像A)に限らず、体の一部分を撮像したボリュームデータ(画像BおよびC)が含まれる。解剖学的位置正解データa2は、画像データベースa1のそれぞれの画像について、医師等の専門家により予め正しい解剖学的位置が判定されたデータである。図4(a)で示すように、特徴抽出部a3が、画像データベースa1のそれぞれのボリュームデータから特徴を抽出し、解剖学的位置正解データa2を用いて、学習アルゴリズムa4によりモデルa5を生成する。モデルa5は、学習アルゴリズムa4の結果生成され、画像データベースa1から抽出された特徴と、解剖学的位置とを対応付けるための方法を示すものである。このモデルa5には、たとえば、機械学習など用いたモデルがある。また、このようなモデルは、性別、年齢、人種や体格などに応じて異なるモデルが生成されていてもよいし、これらの違いを吸収できるようなモデルであってもよい。
図4(b)は解剖学的位置検出部32で実行される処理の例を示している。解剖学的位置検出部32は、解剖学的位置が未知の解析対象画像データb1について、図4(a)の特徴抽出部a3と同様に、特徴を抽出し、すでに生成済みのモデルa5を用いて解剖学的位置を検出する。より具体的には、局所構造を検出するとともに、検出した局所構造の医用画像中における位置を解剖学的位置として算出する。このようにして算出された解剖学的位置情報b2は、解析対象画像データb1に付与される。
なお、上記解剖学的位置は、上述した方法に限られず、計算解剖学と呼ばれる数理統計的枠組み(計算解剖モデル)により検出することもできる。
図5は、局所構造の種類を説明する図である。局所構造は、医用画像を理解するうえで重要な役割を担う人体の特徴的な構造のことであり、解剖学的ランドマーク(AL:Anatomical Landmark)と呼ばれることもある。たとえば、図5(a)は頭部および頸部の局所構造の例を示している。図5(a)には、上から順に第1頚椎(頚椎I)の前弓(結節)、歯突起の上端(頚椎II)、右眼球上面、左眼球上面、右眼球中心、左眼球中心、が例示されている。同様に、図5(b)には、胸部の局所構造について、気管分岐部、右肺尖部、左肺尖部、右肩甲骨下角、左肩甲骨下角、左鎖骨下動脈始点、が例示されている。図5(c)には、腹部の局所構造について、右腎上極、左腎上極、右腎下極、左腎下極、膵頭、膵尾先端、が例示されている。図5(d)には、下肢の局所構造として、右大腿骨の外側上顆、右大腿骨の内側上顆、左大腿骨の外側上顆、左大腿骨の内側上顆、右脛骨の外側顆、右脛骨の内側顆、が例示されている。局所構造は、たとえば、図5に示したような粒度で全身に定義されており、人体を構成する種々の骨や筋肉、臓器等について複数の局所構造が定められている。解剖学的位置は、これらの局所構造のそれぞれについて検出される。
このような解剖学的位置は、解剖学的位置情報として医用画像データと関連付けた状態で保持される。解剖学的位置情報は、たとえば、医用画像を一意に特定するためのIDなどと関連付けされてXMLやテキスト形式等で記憶部20等にデータベースとして保持されてもよいし、DICOMの付帯情報として医用画像データと一体となって保持されていてもよい。
解剖学的位置情報は、解剖学的位置の情報に加えて、その解剖学的位置に対応する局所構造が属する胸部や腹部といった部位情報や、骨系や呼吸器系など、その解剖学的位置に対応する局所構造の人体における機能系統に応じた体組織情報などを含むことができる。
図6は、解剖学的位置情報を説明する図である。図6(a)の表は、解剖学的位置情報の例を示している。図6(a)の解剖学的位置情報を示す表には、左から、解剖学的位置の、識別子、名称、信頼度、部位、体組織、患者座標系(X軸、Y軸、Z軸)での位置が示されている。図6(a)には腹部の解剖学的位置情報の一部が例示されている。図6(a)の表は左から、識別子(ABDO25.C))、名称(L5の身体の中心)、信頼度(0.87)、部位(腹部)、体組織(骨系)、患者座標系(X軸(−3.1)、Y軸(23.4)、Z軸(90.0))が示されている。同様に、2段目は、識別子(ABDO32.C))、名称(右腸骨棘上面)、信頼度(0.82)、部位(腹部)、体組織(骨系)、患者座標系(X軸(−11.1)、Y軸(−54.4)、Z軸(84.1))、3段目は、識別子(ABDO39.C))、名称(左腸骨棘上面)、信頼度(0.83)部位、(腹部)、体組織(骨系)、患者座標系(X軸(−3.0)、Y軸(30.0)、Z軸(104.0))が示されている。
識別子は解剖学的位置を一意に特定するためのIDである。名称は、局所構造の名称を示しており、解剖学的、医学的に専門的な用語で示されている。信頼度は、解剖学的位置の正確性を示す数値である。解剖学的位置は機械学習アルゴリズムやパターン認識などによって、計算により推定されたデータであることから、解剖学的位置それぞれについて、それらの位置がどれくらいの正確性を持って算出されたかを示す数値が与えられる。図6(a)に示した例では、0から1の間の数値で表現しており、1に近い数値であるほど信頼性が高いことを示している。部位は、局所構造が属する人体の部位を示しており、たとえば、胸部や腹部のように分類される。体組織は、局所構造の機能に応じて分類されており、たとえば、神経系、骨系、呼吸器系などである。このような、部位や体組織以外にも、心臓、肺、大腿骨など、臓器名や解剖学的な構造体の単位に関する情報を、解剖学的位置情報として有することもできる。患者座標系は、X軸、Y軸、Z軸の座標により、解剖学的位置を示している。
図6(b)は、患者座標系について説明する図である。図6(b)に示すように、患者座標系は、患者の左右方向をX軸、患者の背腹側方向をY軸、患者の頭足方向をZ軸とする座標系である。X軸は患者の中心から右方向を、Y軸は患者の中心から背側方向を正として増加し、Z軸は患者の足部から頭部の方向に増加する。このような患者座標系は、ボリュームデータが有する基準位置など、任意の位置により相対的に表されている。
なお、図6の例は、解剖学的位置情報に含まれる情報やデータ形式の一例を示すものである。
図3のフローチャートに戻って説明する。
ST105では、参照レポート情報生成部33が参照レポート情報を生成する。参照レポート情報生成部33は、参照画像から検出された解剖学的位置に基づいて各種テーブルを生成する。たとえば、参照画像から検出された解剖学的位置に対応する局所構造の種類や、局所構造が属する部位や臓器などの情報を一覧化した解剖学的位置テーブルを生成する。また、参照レポートのキー画像から最も近い位置に存在する解剖学的位置に対応する局所構造(以下、最近傍ALと呼ぶ)を一覧化したキー画像テーブルを生成する。
ST107では、読影レポート情報記憶部23が参照レポート情報として、解剖学的位置テーブルやキー画像テーブルを記憶する。
以下、図7乃至8で読影レポート情報記憶部23に格納される各種テーブルについて説明する。
図7は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の参照レポートの解剖学的位置テーブルを説明する図である。参照レポートの解剖学的位置テーブルは、参照画像から検出された解剖学的位置に基づいて生成される。図7の解剖学的位置テーブルには左から、「参照レポートID」、「局所構造の種類」、「部位」、「臓器」が示されている。「参照レポートID」は参照レポートを一意に特定するためのIDである。「局所構造の種類」は図6(a)に示した解剖学的位置情報の「名称」と対応する情報であってもよいし、「識別子」に対応する情報であってもよい。また、「部位」や「臓器」は参照画像から検出された解剖学的位置が属する部位や臓器を示している。図6で説明したように、解剖学的位置情報は、部位や臓器に関する情報を有している。そのほかにも、解剖学的位置情報が含む「体組織」を一覧化して解剖学的位置テーブルに加えてもよい。
図7に例示した解剖学的位置テーブルには「参照レポートID」(RE−001)の1段目の「局所構造の種類」として「AL5、AL6、AL7、AL8、AL9、AL10」が示され、対応する「部位」として「胸部」が示されている。また、「臓器」の列には上から、「右肺」、「左肺」、「右肺」、「左肺」、「横隔膜」「横隔膜」が示されている。同様に、「参照レポートID」(RE−002)では、「局所構造の種類」に「AL11、AL12、AL13、AL14」が示され、対応する「部位」として「胸部」が、対応する「臓器」として「心臓」が示されている。同様に、「局所構造の種類」に「AL15、AL16、AL17、AL18」に対応する部位として「腹部」が示され、対応する「臓器」として「肝臓」が示されている。「参照レポートID」(RE−003)の「局所構造の種類」には「AL19、AL20、AL21、AL22、AL23」が示され、局所構造に対応する「部位」として「腹部」が示され、対応する「臓器」として上から「右腎臓」、「左腎臓」、「右腎臓」、「左腎臓」、「膀胱」が示されている。
参照レポート情報生成部33は、参照画像から検出された解剖学的位置に基づいて、図7に例示したような解剖学的位置テーブルを生成する(ST105)。生成した解剖学的位置テーブルは読影レポート情報記憶部23に格納される(ST107)。
図7では参照画像から検出された解剖学的位置に基づいて、局所構造、部位、臓器などを一覧化したテーブルの例を示したが、参照レポート情報として生成されるテーブルはこれに限定されない。たとえば、参照レポート情報生成部33は、参照レポートのキー画像から最も近い位置に存在する解剖学的位置に対応する局所構造(最近傍AL)を一覧化したキー画像テーブルを生成してもよい。さらに、最近傍ALの解剖学的位置からキー画像の所定の位置までの距離(以下、最近傍AL距離と呼ぶ)を一覧化したキー画像テーブルを生成してもよい。最近傍AL距離は、距離算出部35により算出される。以下、図8および図9で参照レポートのキー画像ごとに最近傍ALと最近傍AL距離を一覧化したキー画像テーブルの例を説明する。
図8は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の最近傍AL距離を説明する図である。最近傍AL距離は、距離算出部35で算出される。図8の例では、白抜きで示したスライス画像は、局所構造「AL1」に対応する解剖学的位置を含むスライス画像(スライス番号N)を、網掛けで示したスライス画像は、キー画像(スライス番号M)を示している。図8では、スライス番号Nに含まれるAL1の座標として(X1a、Y1a、Z1a)が示されている。また、キー画像にはアノテーションが付与されており、アノテーションの座標として、(X1b、Y1b、Z1b)が示されている。
アノテーションとは、読影レポートの作成において、1つの医用画像データに含まれる複数の画像の中から、読影の鍵になると読影医によって判断されたキー画像上に、注意して観察すべき部分を示すために表示される。アノテーションはキー画像上に矢印等の記号や領域を囲む線として表示される。したがって、アノテーションの座標は、アノテーションが記された矢印の座標であってもよいし、一定の領域が選択された場合は、その中心の座標であってもよい。
解剖学的位置やアノテーションなどの座標は、医用画像データに関連付けされた解剖学的位置情報の患者座標系で表されてもよい。また、医用画像データのスライス方向AをZ軸に対応させると、スライス画像はXY平面に対応する。医用画像データは付帯情報として撮像条件に関する情報を含む。撮像条件には、たとえば、ピクセルサイズ、スライス厚やスライス間隔、撮像開始位置や基準位置などの情報が含まれる。図6(a)で説明したように、解剖学的位置は患者座標系と呼ばれる座標系で示されているが、医用画像データのスライス方向AをZ軸とすると、ピクセルサイズ、スライス厚やスライス間隔などの情報により、解剖学的位置の患者座標系を医用画像データのボクセル座標または、スライス画像の座標とスライス番号に変換することができる。
キー画像の最近傍AL距離は、図8のL、Lx、Ly、Lzのいずれかの距離であってもよいし、組み合わせであってもよい。たとえばLzは、図12で示したキー画像と最近傍ALを含むスライス画像のスライス番号から算出したスライス間距離を示している。キー画像と最近傍ALを含むスライス画像のスライス間距離は、スライス番号Mとスライス番号Nの差をスライス厚とスライス間隔とで換算して算出できる。また、Lは、AL1の座標とキー画像のアノテーションの座標との点間距離(ユークリッド距離)を示しており、下記式(1)で算出される。
Figure 0006460636
さらに、LxはAL1のX座標とキー画像のアノテーションのX座標との距離を、LyはAL1のY座標とキー画像のアノテーションのY座標との距離を、それぞれ示している。それぞれ、AL1とキー画像のアノテーションのX座標とY座標の差をピクセルサイズで換算することで距離を求めることができる。
図8では、AL1の座標とアノテーションの座標との距離をそれぞれ例示したが、距離算出部35は、たとえばキー画像の中心の座標に基づき最近傍AL距離を算出してもよい。
図9は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の参照画像のキー画像テーブルを説明する図である。図9の例は、参照レポートを一意に特定するための「参照レポートID」ごとに、キー画像を一意に特定するための「キー画像ID」と、「最近傍AL」と、「最近傍AL距離(mm:ミリメートル)」がそれぞれ示されている。図9の「参照レポートID」(RE−001)に対応する表の1段目には、「キー画像ID」(IMG−0035)の「最近傍AL」として(AL5)が特定され、「最近傍AL距離」が(15mm)であることが示され、2段目には、「キー画像ID」(IMG−0042)の「最近傍AL」として(AL6)が特定され、「最近傍AL距離」が(30mm)であることが示されている。同様に、「参照レポートID」(RE−002)に対応する表の1段目には、「キー画像ID」(IMG−0152)の「最近傍AL」として(AL6)が特定され、「最近傍AL距離」が(25mm)であることが示され、2段目には、「キー画像ID」(IMG−0254)の「最近傍AL」として(AL18)が特定され、「最近傍AL距離」が(123mm)であることが示されている。「参照レポートID」(RE−003)に対応する表の1段目には、「キー画像ID」(IMG−0015)の「最近傍AL」として(AL5)が特定され、「最近傍AL距離」が(35mm)であることが示され、2段目には、「キー画像ID」(IMG−0018)の「最近傍AL」として(AL6)が特定され、「最近傍AL距離」が(68mm)であることが示されている。「参照レポートID」(RE−004)に対応する表の1段目には、「キー画像ID」(IMG−0048)の「最近傍AL」として(AL5)が特定され、「最近傍AL距離」が(40mm)であることが示され、2段目には、「キー画像ID」(IMG−0053)の「最近傍AL」として(AL6)が特定され、「最近傍AL距離」が(45mm)であることが示されている。
上述のように参照レポート情報生成33は参照レポートまたは参照画像を解析して参照レポート情報として各種テーブルを生成する。生成した参照レポート情報は、読影レポート情報記憶部23に格納され、参照レポートの検索に利用される。
なお、参照レポート情報生成部33で生成される各種テーブルは、医用画像一元管理サーバ200、読影レポートサーバ500あるいは外部の記憶装置で生成されてもよい。同様にこれらのテーブルは、医用画像一元管理サーバ200、読影レポートサーバ500あるいは外部の記憶装置に記憶され、必要に応じて読影レポート作成装置100が読込、あるいは参照することで、参照レポートの検索に使用されてもよい。
(参照レポートを検索する方法)
次に、生成した参照レポート情報を使って新規レポートに類似し、新規レポートを作成する際に参照される参照レポートの検索方法について説明する。
図10は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の参照レポートを検索する動作の一例を示すフローチャートである。
ST201では、レポート作成部31が新規レポートの作成を開始する。新規レポートの作成を開始する際、新規レポートの作成対象である新規画像が選択される。たとえば、表示部40などに表示された読影レポート未作成の医用画像データの一覧から、ユーザが入力部50を介した選択に基づき入力される。
ST203では、読影レポート作成装置100は、新規レポートの作成対象である新規画像データを医用画像一元管理サーバ200またはモダリティ装置300から受信する。受信した新規画像データは医用画像記憶部21に格納される。
ST205では、解剖学的位置検出部32が、新規画像データから解剖学的位置を検出する。なお、新規画像について解剖学的位置情報がすでに付与されている場合は、この処理は省略できる。
ST207では、レポート検索部36が、新規画像から検出された解剖学的位置情報に基づいて、参照レポートを検索する。
図11は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の新規画像から検出された解剖学的位置情報を説明する図である。図11に例示するように、新規画像に含まれるすべての解剖学的位置について、解剖学的位置を示す局所構造の種類ごとに、その局所構造が属する部位および臓器が一覧化されている。図11の1段目の局所構造の種類は「AL7」であり、部位は「胸部」、臓器は「右肺」である。2段目の局所構造の種類は「AL8」であり、部位は「胸部」、臓器は「左肺」、3段目の局所構造の種類は「AL9」であり、部位は「胸部」、臓器は「横隔膜」、4段目の局所構造の種類は「AL10」であり、部位は「胸部」、臓器は「横隔膜」である。6段目から9段目の局所構造の種類は順に「AL11、AL12、AL13、AL14」であり、部位は「胸部」、臓器は「心臓」である。同様に、10段目から13段目の局所構造の種類は順に「AL15、AL16、AL17、AL18」であり、部位は「腹部」、臓器は「肝臓」である。さらに、14段目の局所構造の種類は「AL19」であり部位は「腹部」、臓器は「右腎臓」である。
レポート検索部36は、新規画像の解剖学的位置情報の局所構造や部位あるいは臓器をキーとして、読影レポート情報記憶部23に格納された解剖学的位置テーブルを検索し、参照レポートを検索してもよい。たとえば、レポート検索部36は、新規画像の解剖学的位置がAL7からAL19のいずれかが含まれる参照レポートを読影レポート情報記憶部23に格納された解剖学的位置テーブルから抽出してもよい。また、新規画像の検査目的から特定した部位や臓器などに基づいて参照レポートを検索してもよい。
このように、新規画像から検出された解剖学的位置情報に基づき、参照レポート情報を検索することで、新規画像と類似する医用画像に基づき作成された参照レポートを検索することができる。
また、レポート検索部36は、一致度算出部34で算出された一致度に基づいて参照レポートを検索してもよい。以下、図12乃至15で一致度算出部34での一致度の算出方法を説明する。
図12は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の部位の一致による一致度の計算方法を説明する図である。
図12(a)は、検査目的部位として「胸部」が選択された例を示している。検査目的部位とは、検査において代表的な部位を指す。検査目的部位は、たとえば、検査依頼から取得してもよいし、読影医等が入力部50から入力してもよい。また、新規画像データの解剖学的位置情報の部位の比率から、検査において検査目的部位を選択してもよい。たとえば、図11に示した新規画像データの解剖学的位置情報には、「腹部」に属する局所構造が5種であるのに対して、「胸部」に属する局所構造が8種ある。このように、局所構造の種類数が多い部位を検査目的部位として自動で選択してもよい。
図12(a)の下部には、図7で示した参照画像データの解剖学的位置テーブルの一部が示されている。参照レポートIDが「RE−001」の6個の局所構造はすべて「胸部」に属する。また参照レポートIDが「RE−002」の8個の局所構造のうち、4個が「胸部」に属する。一方、参照レポートIDが「RE−003」は「胸部」に属する局所構造が1つもない。
図12(b)は一致度算出部34で算出された一致度を示している。図12(b)は、新規画像の検査目的部位に対応する部位を含む場合を一致度を「1」とし、含まない場合を「0」としたときの一致度を一覧で示している。図12(a)に示すとおり、参照レポートID「RE−001」および「RE−002」は新規画像の検査目的部位である「胸部」を含むため、一致度の欄に「1」が示されている。一方、参照レポートID「RE−003」は「胸部」を含まないため、一致度の欄に「0」が示されている。
図12では、一致度算出部34が新規画像の検査目的部位を含むか否かに基づいて一致度を算出する例を示したが、一致度の算出方法は上述の方法に限らない。
図13は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の部位の割合による一致度の計算方法を説明する図である。
図13(a)は、図11に示した新規画像の解剖学的位情報の「部位の割合」を一覧化した表を示している。部位の割合は、それぞれの部位に対応する局所構造の数を全体の局所構造の数で割った数値である。たとえば、図11では、「胸部」に属する局所構造の数は8個であり、「腹部」に属する局所構造の数は5個である。全体の局所構造の数は13個である。したがって、胸部の「部位の割合」は、8÷13により求められる「0.62(小数第3位四捨五入)」となり、腹部の「部位の割合」は、6÷13により求められる「0.38(小数第3位四捨五入)」となる。以下、一致度算出部34で算出された結果は、記載の関係上「小数第3位四捨五入」した数値で示すこととする。
図13(b)は参照画像の部位割合を示している。図13(b)の左から3列目の「部位の割合」は、図13(a)と同様の方法で算出され、参照レポートID「RE−001」では胸部の割合が「1.00」、腹部の割合が「0.00」、参照レポートID「RE−002」では胸部の割合が「0.50」、腹部の割合が「0.50」、参照レポートID「RE−003」では胸部の割合が「0.00」、腹部の割合が「1.00」が示されている。
なお、図13(b)に示した表は、部位割合テーブルとして参照レポート情報生成部33で予め生成され、読影レポート情報記憶部23に格納されていてもよい。一致度算出部34は、iを部位の種類とし、新規画像の部位iの割合をt[i]、参照画像の部位iの割合をr[i]、全部位数をN、一致度をCとして、下記数式(2)から一致度を算出する。なお、数式(2)は、新規レポートと参照レポートの2つのレポートを比較するため、定数2で割った割合を1から引いた数を一致度として算出している。
Figure 0006460636
たとえば、上記式に図13(a)(新規レポート)、および図13(b)の1段目(参照レポートID「RE−001」)の値を当てはめると、全部位数Nは「胸部」と「腹部」の2種類でN=2となる。同様に、図10(a)の表より、「胸部」の新規画像の割合t[胸部]=0.62、「腹部」の新規画像の割合t[腹部]=0.38である。図10(b)の1段目から、参照画像ID「0001」の「胸部」の参照画像の割合r[胸部]=1.00、「腹部」の参照画像の割合r[腹部]=0.00である。これらの数値を数式(1)に当てはめると、参照画像ID「0001」の参照レポートID「RE−001」の一致度Cは、「0.62」となる。
図13(c)は、上述の数式(2)により一致度算出部34で算出された一致度を示している。上述の計算のとおり、図13(c)の1段目の、参照レポートID「RE−001」の一致度は、「0.62」となる。同様に、2段目の参照レポートID「RE−002」の一致度は、「0.88」、3段目の参照レポートID「RE−003」の一致度は、「0.38」と算出される。
上述のように、図12および図13では、局所構造が属する部位の種類や部位の割合に応じて一致度を算出する例を示した。このように、本実施形態に係る読影レポート作成装置100では、新規画像と参照画像との局所構造の属する部位から算出した一致度により、新規画像と類似する参照画像に関連する参照レポートを検索することができる。
また、新規画像の解剖学的位置情報および参照レポート情報の解剖学的位置テーブルには、局所構造が属する「臓器」の情報が含まれる。したがって、図12および図13で説明した方法と同様の方法で、一致度算出部34は検査目的の「臓器」を対象とした一致度の算出や、臓器の割合に基づく一致度の算出を行うことできる。たとえば、HIS/RIS400などから取得した新規画像の検査目的が「肺がんの精密検査」の場合は、「肺」に属する局所構造を一致度の算出に使用してもよい。さらに、局所構造の種類や、局所構造の割合に基づく一致度も同様に算出することができる。
図14は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の局所構造の種類による一致度の計算方法を説明する図である。
図14(a)は、図11に示した新規画像データの解剖学的位置情報の局所構造の種類を示している。図14(a)の例では、13種類の局所構造が示されている。
図14(b)は、図7に示した参照画像データの解剖学的位置テーブルに一覧化された局所構造の種類を示している。図14(b)の例では、参照レポートID「RE−001」の局所構造は6種、参照レポートID「RE−002」の局所構造は8種、参照レポートID「RE−003」の局所構造は5種であることがわかる。それぞれ、図14(a)に示した新規画像の局所構造の種類と一致するものは、参照レポートID「RE−001」では4種(AL7、AL8,AL9、AL10)、参照レポートID「RE−002」の局所構造は8種(AL11、AL12、AL13、AL14、AL15、AL16、AL17、AL18)、参照レポートID「RE−003」の局所構造は1種(AL19)である。一致度算出部34は、一致した局所構造の種類数を、すべての局所構造の種類数で割った数値を一致度として算出する。たとえば、新規画像と参照レポートID「RE−001」を比較すると、局所構造の種類は15種類である。そのうち一致した局所構造の種類数は4種類である。したがって、一致度は、4÷15により「0.27」と求めることができる。
図14(c)は、一致度算出部34で算出された一致度を示している。図14(c)の1段目に示すように、参照レポートID「RE−001」の一致度は、「0.27」となる。同様に、2段目の参照レポートID「RE−002」の一致度は、「0.62」、3段目の参照レポートID「RE−003」の一致度は、「0.06」と算出される。
上述のように、一致度算出部34は、部位、臓器または、局所構造の種類などに基づいて一致度を算出することができる。したがって、検査結果として実際に取得された医用画像データに撮像された部位や臓器に基づいて、取得された医用画像データと、実際の検査内容が類似する参照レポートの検索が可能となる。
また、新規画像と参照画像とにキー画像が特定されている場合は、キー画像に基づき一致度を算出することができる。たとえば、キー画像の最も近い位置に存在する解剖学的位置に対応する局所構造(最近傍AL)が一致するかどうか、または、一致する最近傍ALの種類や割合に基づいて、一致度を算出してもよい。また、キー画像が複数ある場合は、代表キー画像を抽出して一致度を算出してもよい。さらに、最近傍ALの解剖学的位置からキー画像の所定の位置までの距離(最近傍AL距離)に基づいて、一致度を算出してもよい。なお、図8で説明したとおり、最近傍AL距離は距離算出部35によって算出される。
図15は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の最近傍AL距離による一致度の計算方法を説明する図である。
図15(a)は、新規画像のキー画像についてそれぞれ特定された最近傍ALと、最近傍AL距離が一覧で示されている。図15(a)の表は左からキー画像を一意に特定するための「キー画像ID」、「最近傍AL」、「最近傍AL距離(mm:ミリメートル)」が示されている。図15(a)の表の1段目には、「キー画像ID」(IMG−0025)の「最近傍AL」として(AL5)が特定され、「最近傍AL距離」が(20mm)であることが示されている。同様に、2段目には、「キー画像ID」(IMG−0030)の「最近傍AL」として(AL6)が特定され、「最近傍AL距離」が(30mm)であることが示され、3段目には、「キー画像ID」(IMG−0225)の「最近傍AL」として(AL18)が特定され、「最近傍AL距離」が(105mm)であることが示されている。
図15(b)は、図9と同じキー画像テーブルを示している。一致度算出部34は、最近傍ALの種類をiとして、新規画像の最近傍ALiの最近傍AL距離をtd[i]、参照画像の最近傍ALiの最近傍AL距離をrd[i]、最近傍ALの種類が一致する数をN、定数αとして、下記式(3)に基づき一致度を算出してもよい。
Figure 0006460636
図15(a)の新規画像と、図15(b)の参照画像の参照レポートID「RE−001」との一致度を算出する場合、上述の式(3)の最近傍ALの種類が一致する数をNは「2」となる。具体的には、図15(a)の新規画像と図13(b)の参照レポートID「RE−001」とで一致するキー画像の「最近傍AL」は(AL5、AL6)の2種である。また、定数αは、たとえば、最近傍AL距離の差として想定される最大値や平均値など、最近傍AL距離の差を正規化するための数値が使用される。
図15(a)から、新規画像の最近傍AL5の最近傍AL距離をtd[AL5]=20、最近傍AL6の最近傍AL距離をtd[AL6]=30である。同様に、図13(b)から、参照レポートID「RE−001」の最近傍AL5の最近傍AL距離はrd[AL5]=15、最近傍AL6の最近傍AL距離をrd[AL6]=30である。数式(1)に当てはめると、一致度Cは0.98となる。
図15(c)は定数αを100として式(3)に基づき一致度を算出した結果を示している。上述のとおり、1段目は新規画像と、参照レポートID「RE−001」との一致度を示しており、「0.98」となる。同様に、参照レポートID「RE−002」との一致度は「0.89」、参照レポートID「RE−003」との一致度は「0.74」、参照画像「RE−004」との一致度は「0.71」である。
また、一致度算出部34は、新規画像と参照画像とにそれぞれ特定されたキー画像が複数ある場合は、「代表キー画像」を定めて、代表キー画像の最近傍AL距離から一致度を算出してもよい。
図15(d)は、代表キー画像の最近傍AL距離から一致度を算出した結果を示している。図15(a)の新規画像の3つのキー画像についてそれぞれ「AL5、AL6、AL18」の最近傍ALが抽出されている。たとえば、そのうち最近傍AL距離が一番短いものを代表キー画像とすると、「IMG−0025」が代表キー画像となり、それに対応する最近傍ALは「AL5」となる。最近傍AL距離の長短ではなく、検査依頼や検査目的の部位や臓器などに基づき、代表キー画像を選択してもよい。
代表キー画像「AL5」としたとき、図15(b)の参照画像の「RE−002」は「AL5」を含まないため、一致度の算出対象から外れる。このように、代表キー画像の最近傍ALを用いることで、より厳しい条件で参照レポートの一致度を算出することができる。代表キー画像を設定した場合の一致度は、新規画像の代表キー画像の最近傍AL距離をtd、新規画像の代表キー画像の最近傍ALと対応する参照画像のキー画像の最近傍AL距離をrd、定数αとすると、下記の式(4)により算出される。
Figure 0006460636
代表キー画像の最近傍ALを「AL5」とすると、図15(a)より、新規画像の代表キー画像の最近傍AL距離td=20、図15(b)より、参照画像の代表キー画像の最近傍AL距離td=15である。定数α=100とすると、上記式(4)より、レポートID「RE−001」の一致度Cは0.95となる。
図15(d)は上記式(4)により算出された参照画像の一致度が示されている。上述のとおり、図15(d)の1段目には、参照レポートID「RE−001」の一致度「0.95」が示されている。同様に、2段目には、参照レポートID「RE−003」の一致度「0.85」、3段目には参照レポートID「RE−004」の一致度「0.80」が示されている。
なお、一致度算出部34は、単純に代表キー画像が一致するか否かによって一致度を算出してもよい。
このように、実施形態に係る読影レポート作成装置100は、キー画像の解剖学的位置に基づき、一致度を算出することができる。キー画像は異常が観察される特徴的な局所構造や部位を含むスライス画像である。このようなキー画像により参照レポートを検索することで、異常が観察される局所構造や部位が類似する参照レポートを、所見の内容などに依存せず検索することができる。
図10のフローチャートに戻って説明する。
ST209では、レポート検索部36は検索結果に基づき、検索結果表示を生成する。
ST211では、表示部40が、検索結果表示を表示する。検索結果表示は、たとえば、予め一致度の高い順から参照レポートを並べて表示されるように設定されていてもよいし、参照レポートのヒット順に表示されてもよい。
図16は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の第1の表示例を説明する図である。図16は、レポート検索部36で生成された参照レポートの検索結果表示の例を示している。図16の検索結果表示を示す表示は、「レポート作成日時」、「患者名」、「検査日」、「モダリティ装置」、「代表部位」、「一致度」が示されている。図16の「一致度」は、代表部位の一致度を示している。このほかにも、代表キー画像の最近傍ALや、代表キー画像の最近傍AL距離などを表示してもよい。また、代表部位、キー画像の最近傍ALなどのそれぞれの要素に基づいて算出された一致度に、それぞれ重みを付けて、総合的な一致度を示してもよい。図16の例では、「一致度」の高い順で参照レポートを並べた検索結果表示を示している。
上述のような検索結果表示が表示部40に表示されたのち、ユーザである読影医等は、所望の参照レポートを検索結果の中から選択する。たとえば、図16の表のある行を選択すると、対応する参照レポートが表示部40上に表示されてもよい。また、参照レポートで使用されているフォーマットや、所見に記載された局所構造や部位など、流用可能な記載が新規レポートに自動で適用されてもよい。
(検索結果の絞り込み)
また、本実施形態に係る読影レポート作成装置100では、検索結果表示に大量の参照レポートが表示された場合、参照レポートの絞り込みを行うことができる。以下で、検索結果表示の絞り込みについて説明する。
図17は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の絞り込み検索の動作の一例を示すフローチャートである。図17では、検索結果表示が表示部40に表示された後の処理を説明する。
ST301では、入力部50から入力された絞り込み条件が入力される。入力された絞り込み条件はレポート検索部36が取得する。
ST303では、レポート検索部36が、入力された絞り込み条件に基づき、参照レポートの検索を実行する。
ST305では、レポート検索部36が検索結果に基づき検索結果表示を生成する。
ST307では、表示部40が、検索結果表示を表示する。
図18は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の絞り込み条件を入力する画面の第1の表示例を説明する図である。
図18(a)の例では、図14で例示した検索結果表示の表のヘッダ部分にボタンB1が示されている。ボタンB1を押下すると、検索結果表示のそれぞれの列の順序を並び替えることができる。たとえば、ボタンB1の上側のボタンを押下すると、レポート作成日時の昇順に並び替えが実行され、ボタンB1の下側のボタンを押下すると、レポート作成日時の降順に並び替えが実行される。
また、ボタンB1を押下すると、列内に存在するデータの一覧が表示されてもよい。図18(b)は、図18(a)の代表部位のボタンB1を押下し、列内に存在するデータの一覧を表示する例を示している。図18(b)には「頭部」、「胸部」、「腹部」が示されており、チェックボックスにより1つ以上の部位を選択することで、代表部位の種類により参照レポートの絞り込みが実行される。
図18(c)は、絞り込み条件をプルダウンメニューで入力する例を示している。図18(c)の例では、「転移先/併発部位」が選択された例が示されている。「転移先/併発部位」が選択されると、レポート検索部36は、新規画像の原発部位に関連する解剖学的位置に対応する局所構造(以下、原発部位AL)に基づいて、転移先/併発部位に関連する参照レポートを表示する。
なお、図18(c)では、絞り込み条件としてプルダウンメニューにより「転移先/併発部位」が選択された例を示したが、たとえば、読影において使用された読影手順を案内するナビゲーションの種類や、読影順序、読影の際に使用した画像処理の種類など、読影において実行された各種処理や手順が類似するかどうかによって参照レポートの絞り込みが行われてもよい。
また、新規画像データの原発部位ALに基づいて、新規画像データから転移先/併発部位に関連する解剖学的位置を含むスライス画像を表示してもよいし、被検体の過去の検査データなどから、原発部位ALや新規画像データから転移先/併発部位に関連する解剖学的位置に関するデータを表示してもよい。
図19は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の原発部位ALによる絞込みを説明する図である。
図19は「原発部位AL」と「疾患名」ごとに、転移先および併発部位に関連する解剖学的位置に対応する局所構造(以下、転移先/併発部位ALと呼ぶ)を一覧化した表である。図19の1段目は、原発部位ALが「AL7」、疾患名が「疾患A」であり、対応する転移先/併発部位ALとして「AL1、AL3」が示されている。同様に、2段目は、原発部位ALが「AL7」、疾患名が「疾患B」であり、対応する転移先/併発部位ALとして「AL15、AL22」、3段目は、原発部位ALが「AL8」、疾患名が「疾患A」であり、対応する転移先/併発部位ALとして「AL2、AL4」、4段目は、原発部位ALが「AL8」、疾患名が「疾患B」であり、対応する転移先/併発部位ALとして「AL14、AL20、AL23」、5段目は、原発部位ALが「AL9」、疾患名が「疾患D」であり、対応する転移先/併発部位ALとして「AL2、AL3、AL5、AL6」が示されている。
レポート検索部36は、図19の表に基づいて、新規画像データについて検出された局所構造の一部または全部を原発部位ALとして参照レポートの検索を行う。また、新規レポートに関連付けされた検査依頼などから想定病名や、既往歴などの疾患名を取得し、原発部位ALと疾患名とから参照レポートを検索する。このように、新規画像の解剖学的位置に対応する局所構造に基づき、転移や併発の可能性のある局所構造を含む参照レポートを確認することにより、転移や併発の見落としを防止することができる。
図20は、実施形態に係る読影レポート作成装置の絞り込み条件を入力する画面の第2の表示例を説明する図である。
図20(a)は、絞り込み条件として、一致度計算条件を変更する方法を示している。図16および図18では、代表部位とその一致度が示されていたが、一致度の計算対象と計算方法を絞り込み条件として入力することもできる。その場合、入力部50から入力された計算条件は、レポート検索部36を介して、一致度算出部34に入力され、入力された条件に応じた一致度が算出される。図20(a)の例では、ボタンB2を押下することで、一致度計算条件がプルダウンで表示される。条件1として「キー画像の最近傍AL」が選択され、条件2として「距離」が選択される例が示されている。また、「距離」以外の選択肢として、プルダウンメニューに一致有無、一致数、一致割合などが示されている。またボタンB3を押下することで、そのほかの条件(たとえば、その他の計算条件や、重みづけなどの条件)を追加することができてもよい。また、計算条件は何度も変更することが可能である。計算条件が変更されるたびに一致度算出部34で一致度が再算出されてもよいし、一致度算出実行ボタンなどを画面に設け、ボタンの押下により一致度の算出処理が実行されてもよい。
図20(a)の下部には、さらに、一致度の上限値を入力する欄が示されている。図20(a)の下部の入力ボックスには「0.8」が入力され、その横に示した「以上」のラジオボタンが選択され、一致度の上限値として、「0.8以上」が指定されている。このように、一致度の上限値を設定することで、一致度について設定された上限値に応じて参照レポートを絞り込むことができる。一致度が設定された上限値より小さい参照レポートは、検索結果表示に表示されなくなる。
図20(b)は、一致度計算条件に「距離」が選択された場合、距離の算出方法を選択する方法を示している。複数の距離の組み合わせにより一致度が算出されてもよいことから、チェックボックスで複数の距離の算出方法が選択されてもよい。
図21は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の第2の表示例を説明する図である。図16および図18では、表形式の参照レポートの検索結果表示の例を示したが、図21は、それぞれの参照レポートを示すアイコンを表示する例を示している。図21には、参照レポート選択画面W1が示され、それぞれの参照レポートを示すアイコンの中から、所望のアイコンをマウスなどを備えた入力部50から選択することで、選択した参照レポートを開くことができる。図21の参照レポート選択画面W1の参照レポート表示D1は、参照レポートのサムネイル画像を示している。参照レポート画像が複数ページに及ぶ場合は、代表的なページもしくは、第1ページ目のサムネイル画像であってもよい。参照レポートのサムネイル画像には、参照レポートに記載された所見やキー画像が表示されている。
また、図21の参照レポート表示D1には、解剖図D2が表示されている。解剖図D2は、人体内の構造物の位置、外観、形状を理解するためのものであって、臓器、部位、器官ごとにイラストまたは写真等で表したものである。解剖図D2に示された点は、参照レポートのキー画像の最近傍ALまたは、アノテーションの位置を示している。また、解剖図D2に示された点は、新規画像の解剖学的位置と対応する位置に表示されてもよい。
図21の上部には、絞り込み条件を入力するためのプルダウンメニューが表示されている。これらのプルダウンメニューによる絞込みだけでなく、新規画像の解剖学的位置を表示した解剖図により、参照レポートの絞り込みが行えてもよい。たとえば、表示部40に新規画像の解剖学的位置を表示した解剖図と参照レポート選択画面W1とを併せて表示し、新規画像の解剖学的位置を選択することで、対応する参照レポートが絞り込まれてもよい。
図21の例では、解剖図への解剖学的位置の表示により、視覚的に参照レポートを選択することができる。また、解剖図の表示により直観的な操作による参照レポートの絞り込みが可能となる。
図22は、実施形態に係る読影レポート作成装置100の参考情報表示の表示例を説明する図である。参考情報表示は、解剖学的位置に基づき、参考情報表示生成部37で生成される。
図22には図21の参照レポート表示D1に解剖図D2が表示された参照レポートのアイコンが示されている。図22は、解剖図D2上の点を選択することで、その点に対応する局所構造や、その局所構造に関する参考図書や参考文献、医学情報、症例情報、インターネットなどの検索結果が表示される例を示している。
解剖図D2上の点を選択すると、図22の矢印の右側に示した表示がポップアップ表示される。ポップアップ表示中の「表示」ボタンを押下することで、その局所構造に関する参考図書などが表示され、その局所構造に関する症例などを表示してもよいし、解剖学辞典から該当の解剖学的位置または部位の解説などを表示してもよい。このような参考図書などは、読影レポート作成装置100の記憶部20に格納されていてもよいし、外部記憶装置からダウンロードされてもよく、外部記憶装置を直接参照してもよい。また、その局所構造についてインターネットで検索された検索結果を表示してもよい。このように、局所構造について調べられることにより、読影医などのユーザは様々な情報を読影レポート作成装置100から取得することができる。
このように、読影レポートを新規作成する際に参考となる読影レポートを、新規画像データの解剖学的位置を用いて検索を行うことにより、より精度の高い検索が可能となる。また、新規画像に特定されたキー画像の近傍に位置する解剖学的位置を用いて、参照レポートを検索することも可能であり、新規作成する読影レポートとより近い条件の読影レポートを参照することが可能となる。したがって、参照レポートの多くの部分を新規レポートに流用することができ、より効率のよい読影レポートの作成が可能となる。さらに、解剖学的位置を用いることで、転移や併発部位に関係する参照レポートの検索を漏れなく実施することができ、見落としを防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 読影レポート作成装置
200 医用画像一元管理サーバ
300 モダリティ装置
400 HIS/RIS
500 読影レポートサーバ
10 通信制御装置
20 記憶部
30 主制御部
40 表示部
50 入力部
21 医用画像記憶部
23 読影レポート情報記憶部
31 レポート作成部
32 解剖学的位置検出部
33 参照レポート情報生成部
34 一致度算出部
35 距離算出部
36 レポート検索部
37 参考情報生成部

Claims (14)

  1. 複数の医用画像を記憶する医用画像記憶部と、
    前記複数の医用画像の各医用画像に関連付けられた読影レポートを記憶する読影レポート情報記憶部と、
    前記複数の医用画像の各医用画像から、人体の局所構造の解剖学的位置または部位を検出する解剖学的位置検出部と、
    前記複数の読影レポートの各読影レポートに関連付けされた前記医用画像から前記解剖学的位置検出部により検出された解剖学的位置または部位に基づいて、読影レポートごとに、前記各読影レポートに添付されたキー画像と、前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造とを含む情報を参照レポート情報として生成する参照レポート情報生成部と、
    所定の読影レポートに関連付けされた医用画像から前記解剖学的位置検出部により検出された解剖学的位置または部位と、前記参照レポート情報とに基づいて、前記所定の読影レポートと、前記各読影レポートとの一致度を算出する一致度算出部と、
    前記一致度に基づいて、前記複数の読影レポートの中から前記所定の読影レポートに対応する読影レポートを検索し、前記対応する読影レポートを参照レポートとして取得するレポート検索部と、
    前記参照レポートを表示する表示部と、
    を備えた読影レポート作成装置。
  2. 前記参照レポート情報生成部は、前記各読影レポートに関連付けされた前記医用画像から検出された解剖学的位置または部位に基づいて、前記各読影レポートを一意に特定するためのレポートIDごとに、前記各読影レポートに添付された前記キー画像と、前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造とを一覧化した情報を前記参照レポート情報として生成する、
    請求項1に記載の読影レポート作成装置。
  3. 前記一致度算出部は、前記局所構造の種類、前記局所構造が属する部位および前記局所構造が属する臓器の少なくともいずれか1つが一致するか否かにより、前記一致度を算出する、
    請求項1または2に記載の読影レポート作成装置。
  4. 前記一致度算出部は、前記局所構造の種類の割合、前記局所構造が属する部位の割合および前記局所構造が属する臓器の割合の少なくともいずれか1つが一致するか否かにより、前記一致度を算出する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  5. 前記一致度算出部は、前記参照レポート情報に含まれる前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造と、前記所定の読影レポートのキー画像の近傍に位置する前記局所構造とが一致するか否かにより、前記一致度を算出する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  6. 前記一致度算出部は、前記参照レポート情報に含まれる前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造の割合と、前記所定の読影レポートのキー画像の近傍に位置する前記局所構造の割合とが一致するか否かにより、前記一致度を算出する、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  7. 複数の医用画像を記憶する医用画像記憶部と、
    前記複数の医用画像の各医用画像に関連付けられた読影レポートを記憶する読影レポート情報記憶部と、
    前記複数の医用画像の各医用画像から、人体の局所構造の解剖学的位置または部位を検出する解剖学的位置検出部と、
    前記複数の読影レポートの各読影レポートに関連付けされた前記医用画像から前記解剖学的位置検出部により検出された解剖学的位置または部位に基づいて、読影レポートごとに、前記各読影レポートに添付されたキー画像と、前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造とを含む情報を参照レポート情報として生成する参照レポート情報生成部と、
    前記各読影レポートに関連付けされた前記医用画像から検出された解剖学的位置に基づいて、前記参照レポート情報に含まれる前記キー画像の近傍に位置する解剖学的位置から前記各読影レポートに添付されたキー画像までの第1の距離を算出すると共に、所定の読影レポートに関連付けされた医用画像から検出された解剖学的位置に基づいて、前記所定の読影レポートのキー画像の近傍に位置する解剖学的位置から前記所定の読影レポートの前記キー画像までの第2の距離を算出する距離算出部と、
    前記第1の距離と、前記第2の距離とに基づいて、前記所定の読影レポートと、前記各読影レポートとの一致度を算出する一致度算出部と、
    前記一致度に基づいて、前記複数の読影レポートの中から前記所定の読影レポートに対応する読影レポートを検索し、前記対応する読影レポートを参照レポートとして取得するレポート検索部と、
    前記参照レポートを表示する表示部と、
    を備えた読影レポート作成装置。
  8. 前記一致度算出部は、前記一致度の算出方法に応じて重みづけして、総合的な一致度を算出する、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  9. 前記レポート検索部は、前記所定の読影レポートに関連付けされた前記医用画像の前記局所構造から転移または併発の可能性のある前記局所構造を特定し、前記転移または併発の可能性のある前記局所構造に関する前記参照レポートを取得する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  10. 前記レポート検索部は、前記所定の読影レポートの読影手順と類似する読影手順で読影された読影レポートを前記参照レポートとして取得する、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  11. 前記レポート検索部は、前記複数の読影レポートそれぞれのサムネイルと、前記各読影レポートに関連付けされた前記医用画像について検出された前記解剖学的位置を示す解剖図とを重ね合わせた重畳画像を生成し、
    前記表示部は、前記重畳画像を表示する、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  12. 前記解剖学的位置に対応する局所構造に関連する、参考文献、参考図書、医学情報、又は、症例情報を参考情報として生成する参考情報生成部をさらに備え、
    前記表示部は、前記参考情報を表示する、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の読影レポート作成装置。
  13. 電子ネットワーク上で動作する読影レポートを作成する読影レポート作成システムであって、
    複数の医用画像を記憶する医用画像記憶部と、
    前記複数の医用画像の各医用画像に関連付けられた読影レポートを記憶する読影レポート情報記憶部と、
    前記複数の医用画像の各医用画像から、人体の局所構造の解剖学的位置または部位を検出する解剖学的位置検出部と、
    前記複数の読影レポートの各読影レポートに関連付けされた前記医用画像から前記解剖学的位置検出部により検出された解剖学的位置または部位に基づいて、読影レポートごとに、前記各読影レポートに添付されたキー画像と、前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造とを含む情報を参照レポート情報として生成する参照レポート情報生成部と、
    所定の読影レポートに関連付けされた医用画像から前記解剖学的位置検出部により検出された解剖学的位置または部位と、前記参照レポート情報とに基づいて、前記所定の読影レポートと、前記各読影レポートとの一致度を算出する一致度算出部と、
    前記一致度に基づいて、前記複数の読影レポートの中から前記所定の読影レポートに対応する読影レポートを検索し、前記対応する読影レポートを参照レポートとして取得するレポート検索部と、
    前記参照レポートを表示する表示部と、
    を備えた読影レポート作成システム。
  14. 複数の医用画像を記憶する医用画像記憶部と、前記複数の医用画像の各医用画像に関連付けられた読影レポートを記憶する読影レポート情報記憶部と、表示部とを備えたコンピュータを、
    前記複数の医用画像の各医用画像から、人体の局所構造の解剖学的位置または部位を検出する解剖学的位置検出手段、
    前記複数の読影レポートの各読影レポートに関連付けされた前記医用画像から前記解剖学的位置検出手段により検出された解剖学的位置または部位に基づいて、読影レポートごとに、前記各読影レポートに添付されたキー画像と、前記キー画像の近傍に位置する前記局所構造とを含む情報を参照レポート情報として生成する参照レポート情報生成手段、
    所定の読影レポートに関連付けされた医用画像から前記解剖学的位置検出手段により検出された解剖学的位置または部位と、前記参照レポート情報とに基づいて、前記所定の読影レポートと、前記各読影レポートとの一致度を算出する一致度算出手段、
    前記一致度に基づいて、前記複数の読影レポートの中から前記所定の読影レポートに対応する読影レポートを検索し、前記対応する読影レポートを参照レポートとして取得するレポート検索手段、
    前記参照レポートを前記表示部に表示させる表示手段、
    として機能させる読影レポート作成プログラム。
JP2014069834A 2014-03-28 2014-03-28 読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラム Active JP6460636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014069834A JP6460636B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014069834A JP6460636B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015191561A JP2015191561A (ja) 2015-11-02
JP6460636B2 true JP6460636B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=54425972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014069834A Active JP6460636B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6460636B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6644646B2 (ja) * 2016-06-14 2020-02-12 株式会社ジェイマックシステム リクエスト処理装置、リクエスト処理方法およびリクエスト処理プログラム
JP2018014059A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 株式会社トプコン 医療情報処理システム及び医療情報処理方法
JP6719421B2 (ja) 2017-06-20 2020-07-08 富士フイルム株式会社 学習データ生成支援装置および学習データ生成支援方法並びに学習データ生成支援プログラム
JP7055708B2 (ja) * 2017-06-30 2022-04-18 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線ct装置および医用情報処理装置
JP7109910B2 (ja) * 2017-12-11 2022-08-01 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 読影レポート作成支援装置及び読影レポート作成支援方法
JP6843785B2 (ja) * 2018-02-28 2021-03-17 富士フイルム株式会社 診断支援システム、診断支援方法、及びプログラム
JP7000206B2 (ja) * 2018-03-06 2022-01-19 富士フイルム株式会社 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラム
US20190327330A1 (en) * 2018-04-20 2019-10-24 Facebook, Inc. Building Customized User Profiles Based on Conversational Data
JPWO2022054373A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17
JP2021051776A (ja) * 2020-12-15 2021-04-01 株式会社トプコン 医療情報処理システム及び医療情報処理方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4450695B2 (ja) * 2004-08-19 2010-04-14 富士通株式会社 読影レポート解析プログラム
JP5248157B2 (ja) * 2008-03-25 2013-07-31 株式会社東芝 レポート作成支援システム及びレポート作成装置
JP5455470B2 (ja) * 2009-07-02 2014-03-26 株式会社東芝 医用画像読影システム
JP5139603B2 (ja) * 2011-02-14 2013-02-06 パナソニック株式会社 類似症例検索装置および類似症例検索方法
CN103200861B (zh) * 2011-11-04 2015-10-14 松下电器产业株式会社 类似病例检索装置以及类似病例检索方法
JP5698787B2 (ja) * 2013-04-15 2015-04-08 株式会社東芝 医用情報システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015191561A (ja) 2015-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6460636B2 (ja) 読影レポート作成装置、読影レポート作成システムおよび読影レポート作成プログラム
JP6595193B2 (ja) 読影レポート作成装置および読影レポート作成システム
JP6490985B2 (ja) 医用画像処理装置および医用画像処理システム
US20210158531A1 (en) Patient Management Based On Anatomic Measurements
JP6548393B2 (ja) 医用画像表示装置および医用画像表示システム
JP6542004B2 (ja) 医用画像処理装置、および医用画像処理システム
JP6419441B2 (ja) 医用画像処理装置、医用画像処理システム、および医用画像処理プログラム
JP5383431B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP4800127B2 (ja) 医用画像分割装置、及び、医用画像分割プログラム
US20080058611A1 (en) Medical image processing apparatus
US8934687B2 (en) Image processing device, method and program including processing of tomographic images
JP5661890B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2009072412A (ja) 画像表示システム及び画像表示装置並びに画像表示方法
JP2007307205A (ja) 医用画像部位認識装置、及び、医用画像部位認識プログラム
JP6885896B2 (ja) 自動レイアウト装置および自動レイアウト方法並びに自動レイアウトプログラム
JP2008006188A (ja) 医用画像表示処理装置、及び、医用画像表示処理プログラム
JP6510196B2 (ja) 読影レポート作成支援装置
JP2019008349A (ja) 学習データ生成支援装置および学習データ生成支援方法並びに学習データ生成支援プログラム
JP2019153249A (ja) 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラム
JP6258084B2 (ja) 医用画像表示装置、医用画像表示システムおよび医用画像表示プログラム
JP6738305B2 (ja) 学習データ生成支援装置および学習データ生成支援装置の作動方法並びに学習データ生成支援プログラム
CN104217423B (zh) 选出图像数据组的自动产生
JP5172262B2 (ja) レポート作成支援システム及びレポート作成支援方法
JP2018089157A (ja) 画像管理装置、画像表示方法及び記録媒体
JP2009066060A (ja) 医用画像システム、所見レポート生成装置、所見レポート生成方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181031

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6460636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150