JP6459905B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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本発明は、車両用表示装置に関するものである。
車両、特に自動車の運転支援のために、無線通信を利用した車々間通信によって得られた他車両に関する情報を自車両の運転者に提供することが実用化されつつある。例えば、自車両の前方位置に存在する側路から、自車両が走行している自車両走行レーンへ他車両が進入してようとしている一方、障害物によってこの他車両が自車両の運転者から目視できない場合に、他車両が自車両走行レーンに進入しようとしている旨の情報を自車両の運転者に提供する等のことが考えられている。
特許文献1には、他車両との通信可能な範囲である通信エリアと自車位置と他車位置を地図上に重ねてディスプレイに表示する者が開示されている。また、特許文献2には、受信強度が所定のしきい値以下のときに通信品質が悪いとして、通信品質が悪い旨の情報を自車両の運転者に提供することが開示されている。
特開2011−191814号公報 特開2014−86750号公報
車々間通信によって他車両の情報を入手する際に、車々間通信を行うための無線通信の品質というものが問題となる。すなわち、走行している車両にあっては、通信品質が時々刻々と変化するため、あるタイミングにおいて良好な通信品質が確保されていて、他車両に関する情報を適切に提供することができる場合があったり、通信品質が悪くて、他車両に関する情報を適切に提供することができない場合がある。特に、自車両が同じ位置にあっても、その向きや車速によっても通信品質がかなり大きく相違する場合が多々生じるものとなる。
上記のように、通信品質が状況によって相違するために、車々間通信によって他車両の状況等を知ろうとした場合に、通信品質が悪いために他車両の情報が得られないのか、あるいは特に注意すべき他車両が存在しないために他車両の情報が得られないのかの区別がしにくいものとなる。このため、特許文献1に記載のように、地図上に、通信可能なエリアを他車両位置と共に表示することも考えられるが、この場合は、通信エリアの外縁が自車両から大きく離間している場合も応々にして生じ、地図上の広い範囲に渡って目視によって通信エリアを確認することが極めて面倒となる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、車々間通信における通信品質に関する情報を、直感的に一目で理解できるようにした車両用表示装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
地図上における自車位置および自車進行方向を示す自車マークをディスプレイに表示するようにしたナビゲーション装置と、
他車両との間で無線通信を行う通信手段と、
前記通信手段による通信品質を推定する通信品質推定手段と、
前記通信品質推定手段によって推定された通信品質に関する情報を、前記自車マークに近接してあるいは重畳して前記ディスプレイに表示する通信品質表示手段と、
を備え
前記通信品質に関する情報が、自車両に対する複数の方向での通信品質を含むようにされ、
前記通信品質表示手段は、前記複数の方向についての通信品質の良否の程度を段階的に個別に表示するようにしている。
上記解決手法によれば、運転者は、地図上に重ねて表示される自車マークを見るだけで、通信品質を即座に直感的に知らせることができる。また、自車マークは、運転者により頻繁に目視されるので、通信品質の表示も頻繁に目視されることになり、通信品質が悪化して車々間通信が良好に行えない状況というものを見過ごしてしまう事態を防止あるいは抑制する上でも好ましいものとなる。さらに、通信品質を示す表示は、ディスプレイに表示される地図のうち、自車マークMに近接あるいは重畳して表示されるので、この表示内容が頻繁に切り替わっても運転者に煩わしさを与えてしまうこともない。また、自車両に対する複数の方向についての通信品質を個別に知ることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記複数の方向として、自車両に対する少なくとも前後左右の4方向を含むようにされている、ようにしてある(請求項対応)。この場合、自車両において重要となる前後左右の少なくとも4方向についての通信品質を知ることができる。
前記通信品質表示手段は、複数の方向のそれぞれについての通信品質の良否の程度を、自車マークの周囲に表示される線の本数の差によって表示する、ようにしてある(請求項対応)。この場合、表示される線の本数の差によって、通信品質の良否の程度を知ることができる。
前記通信品質表示手段は、複数の方向のそれぞれについての通信品質の良否の程度を色分けよって表示する、ようにしてある(請求項対応)。この場合、色分けによって、極めて明確に通信品質の良否の程度を知ることができる。
前記通信品質表示手段は、良好な通信品質を有する方向を矢印表示によって行う、ようにしてある(請求項対応)。この場合、矢印の有無によって、通信品質の良好な方向と悪い方向とを明確に知ることができる。
前記通信品質表示手段は、自車位置周囲の通信可能エリアを自車マークに近接させて簡略表示する、ようにしてある(請求項対応)。この場合、通信可能なエリア範囲を簡便かつ網羅的に知ることができる。
記通信品質表示手段は、良好な通信品質を有する方向を、前記通信可能エリアと重畳される矢印表示でもって行う、
ようにしてある(請求項対応)。この場合、請求項6,請求項7に対応した効果を得ることができる。
前記通信品質表示手段は、通信品質の良否の程度を前記自車マークの色分けまたは該自車マークの形状を相違させることによって表示する、ようにしてある(請求項対応)。この場合、自車マークそのものを有効に利用して通信品質を知ることができる。また、通信品質の表示に際して、自車マーク以外に別途の表示を行う必要がなくなるので、ディスプレイでの表示内容が煩雑になるのを防止あるいは抑制する上でも好ましいものとなる。
本発明によれば、車々間通信における通信品質に関する情報を、直感的に一目で理解させることができる。
ディスプレイの配設例を示す図。 本発明の制御系統例を示す図。 地図上に自車マークと複数の方向についての受信強度とを表示する一例を示す図。 方向に応じて受信強度が相違する一例を示す図。 図4の受信状況において自車マークと複数方向についての受信強度の表示例を示す図。 図4の場合と自車両の向きが相違する場合において、方向に応じて受信強度が相違する例を示す図。 図6の受信状況において自車マークと複数方向についての受信強度の表示例を示す図。 図4の受信状況において自車マークと複数方向についての受信強度の別の表示例を示す図。 図6の受信状況において自車マークと複数方向についての受信強度の表示例を示す図。 自車マークと簡略化された受信エリアと複数方向についての受信強度の表示例を示す図。 自車両の向きを図10に示す場合と相違させた場合において、自車マークと簡略化された受信エリアと複数方向についての受信強度の表示例を示す図。 本発明による制御例を示すフローチャート。
図1は、自車両の車室内から前方を見たときの図であり、図中1はインストルメントパネル、2はステアリングハンドル、3はフロントウインドガラスである。インストルメントパネル1の車幅方向略中央部には、運転者から目視しやすい位置に、ディスプレイ4が配設されている。このディスプレイ4は、ナビゲーション装置NB用となっている。
図2は、自車両に構成された車々間通信のための制御系統例を示すものである。この図2において、Uはマイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)である。コントローラUには、各種機器類S1〜S5からの信号が入力される一方、コントローラUから情報提供手段としてのディスプレイ4に出力される。なお、コントローラUは、そのメモリ(記憶手段)に、通信品質を推定するために用いる走行環境がデータベースとしてあらかじめ作成、記憶されている。このデータベースは、例えば、交差点の状況や、その周囲に存在する建物等の電波障害物や電波反射物を種々類型化して、他車両からの電波が自車両に到達する電波軌跡を取得するために用いるデータとして利用されることなる。そして、このデータベースに記憶されている走行環境に対応して、自車両が走行レーンに沿った向きとなっているときの他車両からの自車両への電波軌跡を対応づけて記憶している。
上記S1は、他車両との間で無線通信を行うための通信手段の一構成要素となるアンテナである。このアンテナS1は、互いに相違する位置に複数設定されて、ダイバーシティ仕様での通信用とされており、自車両の全周囲からの電波を受信するようになっており、特に前方(斜め前方を含む)からの電波に対する受信感度が良好となるように設定されている。S2は、車速検出手段としての車速センサである。S3は、自車両の位置情報を取得するGPSであり、ナビゲーション装置のものを利用している。S4は、カメラであり、自車両の周囲、特に前方の走行環境を入手するためのものとなっている。S5は、レーダ(例えばミリ波レーダや赤外線レーダ等)であり、カメラS4と同様に、自車両の周囲、特に前方の走行環境を入手するためのものとなっている。上記入手する走行環境としては、前方の道路状況の他、他車両との間で通信の阻害要因となる各種障害物(例えば建物や塀)の存在をその位置と共に入手するものとなっている。
図3は、ディスプレイ4に表示される地図と自車両位置を示す自車マークMとの表示例が示される。自車マークMのうち、先端の尖っている向きが、自車両の向きとなる。後述するように、自車マークMに近接して、自車両における複数方向での受信強度が表示されるようになっている。
次に、図4、図5を参照しつつ、自車両における複数方向での受信強度について説明する。まず、図4において、自車両Vが走行している道路が符号11で示され、道路11と交差する道路が符号12で示される。自車両Vの付近には、他車両VB1、VB2、VB3が存在している。他車両VB1は、道路11と13との交差点αよりも遠方の対向車両となっている。他車両VB2は、自車両Vの右方側において、交差点αに向けて道路12を走行している。他車両VB3は、自車両Vの左側方において、交差点αに向けて道路12を走行している。
図4の例では、自車両Vと他車両VB1、VB2、VB3との間での車々間通信において、他車両VB1とVB2からの受信強度が強く、他車両VB3からの受信強度は弱いものとなっている。なお、自車両Vは、道路11の方向に対して若干右方向に傾いた状態となっている。
図4に示す自車両Vに対する方向に応じた受信強度の相違は、例えば、図5に示すように行われる。すなわち、自車マークMの前後左右の4方向について、自車マークMを中心とした円弧状の表示線が表示される。表示線は、自車両Vの前方からの受信強度を示す表示線HFFと、自車両Vの後方からの受信強度を示す表示線HRRと、自車両Vの右方からの受信強度を示す表示線HRTと、自車両Vの左方からの受信強度を示す表示線HLTとされる。なお、以下の説明で、方向を区別することなく単に表示線を示すときは、単に符号Hのみを用いる場合がある。
受信強度に応じた表示線Hの相違は、次のように設定されている。まず、表示線は、基本的に、自車マークMの中心を中心とする円弧状とされる。そして、受信強度が強いほど、円弧状の線を同心的に増加させるようにしてある。実施形態では、受信強度を3段階に区別して表示するようにしてあり、受信強度がもっとも強い強のときは、同心の3重の円弧線とされる(表示線HFF、HRTが対応)。受信強度が中程度のときは、同心の2重の円弧線とされる(表示線HRRが対応)。受信強度がもっとも弱い弱のときは、1重の円弧線とされる((表示線HLT対応)。なお、表示線Hは、外側に表示されるものほど、線の長さが短くなるようにされているが、同一長さの表示とすることもできる。
実施形態では、受信強度を上記のように強、中、弱の3段階に区別したとき、受信強度が中または強であれば他車両との車々間通信が良好に行える一方、受信強度が弱であれ場他車両との車々間通信が良好に行えないことを意味する。なお、受信強度が弱の場合でも表示線Hを表示するのは、受信強度が弱いということを運転者に対して積極的に知らせるためである。なお、車々間通信が良好に行えない状況のときは、表示線Hをなんら表示しないことも考えられるが、この場合は、通信系統そのものに異常があるのではという不安を運転者に対して与えかねないので、通信系統に異常がないことを示す意味でも、表示線Hを表示しておくのが好ましいものとなる。
図6は、図4と同じ環境において、自車両Vの向きを道路11の方向と合致させた場合の受信強度の例を示す。すなわち、図6の場合では、他車両VB1〜VB3からの受信強度が全て中程度となっている。このときに自車マークMの周囲に表示される表示線Hは、図7に示すようになる。
表示線Hを、自車マークMに近接して表示することにより、運転者は、自車マークMを目視するだけで、複数方向についての受信強度を即座に知ることができる。例えば図5の例では、左方側については受信強度が弱なので、この左方側についての他車両からの情報は得られない(あるいは情報が得られたとしても信頼性が薄い)ものと即座に判断できる。この一方、その他の方向(前方、右方、後方)からの他車両に関する情報は、十分に信頼性があるものと即座に判断することができる。
図4、図6のような環境においても、自車両Vの車速が相違したり向きが相違すると、各方向からの受信強度が図4、図6の場合とはかなり相違する場合も生じる。自車マークMは、運転者により頻繁に目視される対象となり、したがって表示線Hも運転者により頻繁に目視される対象となる。したがって、運転者は、自車マークMに近接して表示される表示線Hを見ることにより、走行環境や車速、自車両Vの向きに応じた各方向での受信強度がどのように相違するのかを、容易に学習できることにもなる。
図8は、複数の方向における受信強度の相違を示す別の例を示し、図4、図5のような受信状況のときの表示例となっている。本例では、自車両Vにおける複数方向として、前後左右の4方向に加えて、左右の斜め前方と左右の斜め後方とを加えて合計8方向からの受信強度を区別して表示するようにしてある。受信強度の表示は、自車両Vを中心とする円上に周方向等間隔に配設された小さな丸印H2の色分けによって行うようになっている。実施形態では、白抜きの丸印H2(実際には例えば赤色)が受信強度「弱」の場合を、ハッチングを付した丸印H2(実際には例えば水色)が受信強度「中」の場合を、黒塗りした丸印H2(実際には例えば緑色)が受信強度「強」の場合を示す。
図9は、図6、図7のような受信状況において、図8と同様に丸印H2を利用した表示例を示す。なお、表示H、H2は、丸印の他に、△印等、その形状そのものは適宜選択できる。
図10、図11は、複数方向での受信強度の相違を示す別の表示例を示す。すなわち、自車両Vにおいて他車両から受信可能なエリアが受信エリアEとして示される。この受信エリアEは、自車両Vを取り巻くように形成されるが、その指向性の観点から、受信エリアEの外縁は非円形とされている。この受信エリアEは、ディスプレイ4において大きな面積範囲に渡らないように、自車マークMの付近にのみ位置するように大きく縮小表示(デフォルメ)されたものとされる。
図10、図11の例では、他車両から十分な受信強度が得られている方向が、図中矢印Yで示される。この矢印Yは、通信エリアEの外縁を跨ぐように表示されるが、通信エリアEの内部に表示するようにしてもよい。
図12は、コントローラUによる制御例を示すものである。なお、以下の説明でQはステップを示す。まず、Q1において、各種センサS1〜S5等からデータ入力される。次いでQ2において、あらかじめ設定された複数方向について、その受信強度が推定される。この後Q3において、複数の各方向についての受信強度が、前述したように自車マークMに近接して表示される。そして、Q4において、車々間通信によって他車両から得られて情報が、例えば情報提供手段としてのディスプレイ4上にポップアップ形式で表示される。なお、Q4における情報表示は、ディスプレイ4とは別の位置、例えば運転者の前方に表示されるヘッドアップディスプレイを利用した表示とすることもできる。
ここで、通信品質の良否を判定するためのコントローラUによる制御例について説明する。まず、自車両Vの車速が取得される。この後、カメラS4、レーダS5からの信号に基づいて、自車両Vの前方の走行環境が入手される(例えば電波障害物や電波反射物の形状、大きさ、位置等)。取得した走行環境に応じて、電波軌跡、つまり自車両Vに到達する電波の方向が取得される。すなわち、入手された走行環境を、データベースの記憶内容のうちもっとも近似している走行環境が選択されて、このもっとも近似している走行環境に対応した電波軌跡が取得されることになる(データベースに走行環境と電波軌跡が対応づけて記憶されているため)。なお、走行環境と電波軌跡とを対応づけて記憶しておくことなく、記憶されている走行環境からあらためて電波軌跡を演算によって取得するようにしてもよい。この後、自車両Vが走行している道路に対する自車両Vの進行方向が取得される。この自車両Vの進行方向としては、平面視において、道路に沿う方向を角度0度として、例えば右周りに360度の回転角度でもって示される。この後、車速と電波軌跡と自車両Vの向きとに基づいて、通信品質が推定される。この通信品質の推定は、例えば、従来既知のセルラー系のモデルとなるLCR(Level Crossing Rate)の関数に対して、自車両Vの向き(角度)をパラメータとする関数を乗算することにより得ることができる。なお、セルラー系のモデルLCRでは、移動体の速度に応じた最大ドップラー周波数と環境に依存したフェーシング特性の2つの要素によって通信品質を推定するものとなっており、セルラー系の推定モデルを自車両Vの向きをパラメータとする関数で補正するものと考えることができる。通信品質が推定された後は、前述したような通信品質(としての受信強度)の表示を含めて、他車両に関する情報がディスプレイ4等に表示される。なお、セルラー系のモデルとしてLCRの代わりにAFD(Average Fade Duration)を用いてもよい。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。自車両Vへ向かう電波軌跡を精度よく取得(推定)することが、最終的な通信品質の推定に大きく影響を及ぼすことから、自車両Vの向きを加味した通信品質の推定に際しては、他車両の位置および車速の少なくとも一方あるいは両方を利用するのが好ましい。他車両としては、実施形態では前側方から自車両走行道路11に進入するものを対象としたが、斜め後方からの接近車両等、適宜の他車両を対象とすることができる。
通信品質としての受信強度の表示は、自車マークMと重畳して表示したり(例えば図10、図11に示す矢印Yを、自車マークMの外縁を跨ぐように表示する)、自車マークM内に表示することもできる(例えば図10、図11に示す矢印Yを、自車マークM内に表示する)。通信品質の表示を、自車マークMそのものを利用して行うこともできる。例えば、通信品質としての受信強度に応じて、自車マークMの色を全体的あるいは部分的に相違させたり、自車マークMの形状や大きさを相違させることができる。
通信品質の良否の程度を、通信可能と通信不能との2段階での表示としたり、4段階以上での表示とすることもできる。なお、本発明とは別の観点となるが、図10、図11に示すような通信エリアEと矢印Yの表示を、ディスプレイ4のうち自車マークMとは離れた別の位置(例えばディスプレイ4の右上隅や右下隅等の隅位置)に表示することもできる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、車々間通信を利用した情報授受を行う上で好適である。
1:インストルメントパネル
4:ディスプレイ(表示手段)
11:道路(自車両走行)
12:道路(他車両走行)
α:交差点
U:コントローラ
NB:ナビゲーション装置
S1:アンテナ(無線通信用)
S2:車速センサ
S3:GPS
S4:カメラ(走行環境取得用)
S5:レーダ(走行環境取得用)
V:自車両
VB1〜VB3:他車両
M:自車マーク
H:表示線(本数分け)
H2:表示印(色分け)
E:通信エリア
Y:矢印(通信品質が良好な方向)

Claims (8)

  1. 地図上における自車位置および自車進行方向を示す自車マークをディスプレイに表示するようにしたナビゲーション装置と、
    他車両との間で無線通信を行う通信手段と、
    前記通信手段による通信品質を推定する通信品質推定手段と、
    前記通信品質推定手段によって推定された通信品質に関する情報を、前記自車マークに近接してあるいは重畳して前記ディスプレイに表示する通信品質表示手段と、
    を備え
    前記通信品質に関する情報が、自車両に対する複数の方向での通信品質を含むようにされ、
    前記通信品質表示手段は、前記複数の方向についての通信品質の良否の程度を段階的に個別に表示することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 請求項において、
    前記複数の方向として、自車両に対する少なくとも前後左右の4方向を含むようにされている、ことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項または請求項において、
    前記通信品質表示手段は、複数の方向のそれぞれについての通信品質の良否の程度を、自車マークの周囲に表示される線の本数の差によって表示する、ことを特徴とする車両用表示装置。
  4. 請求項または請求項において、
    前記通信品質表示手段は、複数の方向のそれぞれについての通信品質の良否の程度を色分けよって表示する、ことを特徴とする車両用表示装置。
  5. 請求項または請求項において、
    前記通信品質表示手段は、良好な通信品質を有する方向を矢印表示によって行う、ことを特徴とする車両用表示装置。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか1項において、
    前記通信品質表示手段は、自車位置周囲の通信可能エリアを自車マークに近接させて簡略表示する、ことを特徴とする車両用表示装置。
  7. 請求項において
    記通信品質表示手段は、良好な通信品質を有する方向を、前記通信可能エリアと重畳される矢印表示でもって行う、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  8. 請求項1又は請求項2において、
    前記通信品質表示手段は、通信品質の良否の程度を前記自車マークの色分けまたは該自車マークの形状を相違させることによって表示する、ことを特徴とする車両用表示装置。
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