JP6458947B2 - Hf帯rfidシステム用の通信方法 - Google Patents
Hf帯rfidシステム用の通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6458947B2 JP6458947B2 JP2015138058A JP2015138058A JP6458947B2 JP 6458947 B2 JP6458947 B2 JP 6458947B2 JP 2015138058 A JP2015138058 A JP 2015138058A JP 2015138058 A JP2015138058 A JP 2015138058A JP 6458947 B2 JP6458947 B2 JP 6458947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reader
- writer
- carrier wave
- time
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims description 50
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
RFIDシステムで使用するRFタグにはアンテナ及びICチップが格納されており、リーダ・ライタのアンテナから送信された搬送波をRFタグのアンテナで受信し、ICチップに記録されている搬送物の識別データ等を副搬送波に乗せてリーダ・ライタへ返送することで非接触で交信する仕組みになっている。
この問題を解消するべく、例えばUHF帯の電波を利用するRFIDシステムでは、LBT ( Listen Before Talk ) と呼ばれるキャリアセンスによって空きチャンネルを確保して電波干渉を防ぐ手段が知られている(特許文献1参照)。
ここで、図5(b)に示すようにリーダ・ライタAから送信された搬送波Aは、リーダ・ライタAに隣接するリーダ・ライタBにも届いて受信される。一方、HF帯RFIDではRFタグからの副搬送波の強度が小さく、その到達距離は数十センチメートルと短いため、ある程度間隔を空けてリーダ・ライタA,Bを配置しておけば、RFタグRFAからの副搬送波Aは隣のリーダ・ライタBにまで届かず、リーダ・ライタBでは検出出来ない。
つまり、一つのリーダ・ライタが搬送波を送信すると、周囲のリーダ・ライタは、「どこかのリーダ・ライタが搬送波を送信中である」ことだけを認識できる(当該搬送波の内容まで認識できるとは限らない)。
同様の問題はリーダ・ライタBがRFタグRFBからの副搬送波Bを受信している間にリーダ・ライタAからの搬送波Aを受信した際にも生じる。
このように、HF帯の電波を利用するRFIDシステムでは周波数帯が13.56 MHzの1周波のみであるため、上記LBTを使用できず、リーダ・ライタ相互の電波干渉を防ぐ有効な手段が未だに開発されていないのが現状である。
また、前記遅延時間が乱数に基いてリーダ・ライタ毎に設定されることを特徴とする。
また、通信自粛時間をリーダ・ライタ毎に異なる値に設定するので、通信自粛中の複数のリーダ・ライタにおいて通信自粛が同時に終了することがなく、必ず複数のリーダ・ライタのうちいずれか一つのリーダ・ライタの通信自粛時間だけが早く終了し、このリーダ・ライタから搬送波が送信される。これにより、通信自粛を行っていた複数のリーダ・ライタ間で電波干渉が生じる事態も防止できる。
また、遅延時間を乱数に基いて設定することにすれば、作業者が手作業で設定する場合と比較して遅延時間の設定を自動化できる。特に、乱数を一定時間経過毎に変化させることにすれば、各リーダ・ライタの遅延時間を平均化でき、通信自粛を行なう回数をリーダ・ライタ間で平均化できる。
HF帯のRFIDシステムを構成する各種装置に関しては周知のものを使用すればよいため詳しい説明は省略するが、HF帯RFIDシステム1は管理対象である物品10を乗せるためのテーブル20、各物品10に貼り付けられるRFタグ30、テーブル20に物品10が乗せられたことを検知するセンサ40、複数のリーダ・ライタ50、リーダ・ライタ50やセンサ40の駆動を制御するコンピュータ60から概略構成されている。
なお、RFタグ30への電力供給方式として本発明ではパッシブタイプを採用するものとするが、アクティブタイプに適用することも可能である。
物品10をテーブル20に乗せるのは客や作業者等の人手によってもよく、あるいはベルトコンベアー等で物品10がテーブル20上に自動搬送されることにしてもよい。
テーブル20上の物品10に貼り付けられたRFタグ30は搬送波をアンテナで受信し、RFタグ30のICチップに記録されている識別データ等の各種情報を副搬送波に乗せてリーダ・ライタ50へ返送する。リーダ・ライタ50が受信した各種情報はコンピュータ60へ送信されて適宜処理される。
上述のとおり、リーダ・ライタ50が搬送波を送信した際に、当該搬送波は隣接するリーダ・ライタ50に届いて受信されてしまう結果、通常は複数のリーダ・ライタ50間で電波干渉が生じることになるが、次に述べるとおり本発明ではこれを防止することができる。
図2は、本発明の通信方法による電波干渉防止過程を示したフローチャートである。
まず、テーブル20に物品10が乗せられると、コンピュータ60の駆動制御により当該テーブル20に取り付けられたリーダ・ライタ50は、他のリーダ・ライタ50が搬送波を送信しているか否かを判断する( S100 第1ステップ)。
複数のテーブル20それぞれに物品10が乗せられた場合も同様に、当該テーブル20に取り付けられたリーダ・ライタ50は、他のリーダ・ライタ50が搬送波を送信しているか否かを判断する(第1ステップ)
これにより、搬送波A送信中のリーダ・ライタ50(リーダ・ライタA)と残りのリーダ・ライタ50(リーダ・ライタB)との間で電波干渉が生じる事態を防止できる。
当然のことながら、リーダ・ライタBから搬送波Bが送信されている場合にはリーダ・ライタAでは通信自粛時間が経過するまで搬送波Aの送信を停止する。
なお、通信自粛時間はリーダ・ライタ50のメモリやコンピュータ60のメモリに記録されている。
通信自粛時間は、一つのリーダ・ライタ50が搬送波を送信するのに必要な送信時間と、当該搬送波を受信したRFタグ30から返送される副搬送波をリーダ・ライタ50が受信し終えるまでに必要な応答時間と、乱数に基いてリーダ・ライタ50毎に設定される遅延時間とを足し合わせた時間である。
当該通信自粛時間は、システムを構成するリーダ・ライタ50及びRFタグ30のスペックや数、コンピュータ60の処理速度、通信規格(例えばISO14443やISO15693)等によって設定される。
遅延時間の設定方法は特に限定されないが、例えば遅延時間をT、乱数をnにして以下の計算式(1)で設定してもよい。
T = n × 応答時間・・・(1)
乱数nはリーダ・ライタ50毎に異なる値を割り振るものとすればよい。これにより遅延時間はリーダ・ライタ50毎に異なる値が算出され、通信自粛時間をリーダ・ライタ50毎に異なる値に設定することができる。
遅延時間をリーダ・ライタ50毎に異なる値に設定することで、複数のリーダ・ライタ50で通信自粛が同時に終了することがなく、必ず通信自粛中の複数のリーダ・ライタ50のうちいずれか一つのリーダ・ライタ50の通信自粛時間だけが早く終了する。
通信自粛中のリーダ・ライタ50は通信自粛時間が終了するまで待機し( S102 )、終了した場合( S102において「YES」)、他のリーダ・ライタ50が搬送波を送信中かどうか再び判断する( S100 )。そして、他のリーダ・ライタ50が搬送波を送信していないと判断した場合には( S100において「NO」 )、搬送波を送信して( S103 第3ステップ)終了する。
これにより、通信自粛を行っていた複数のリーダ・ライタ50間で電波干渉が生じる事態を防止できる。
また、乱数nを用いずに、作業者が手作業で各リーダ・ライタの遅延時間を設定することにしてもよい。
万が一複数のリーダ・ライタ50で同一の遅延時間Tが設定された場合には、これら複数のリーダ・ライタ50で同時に通信自粛が終了するだけでなく、搬送波の送信タイミングや副搬送波の受信タイミングも同一になるため、上述したような搬送波と副搬送波とが衝突して電波干渉が発生する事態は生じない。
10 物品
20 テーブル
30 RFタグ
40 センサ
50 リーダ・ライタ
60 コンピュータ
Claims (2)
- 一つ又は複数のリーダ・ライタが、他のリーダ・ライタから搬送波が送信されているか否かを判断する第1ステップと、
他のリーダ・ライタから搬送波が送信されている場合に、残りのリーダ・ライタは自身に設定された通信自粛時間が経過するまで搬送波の送信を停止する第2ステップと、
前記通信自粛時間の経過後、前記残りのリーダ・ライタのうち最も早く前記通信自粛時間が経過したリーダ・ライタのみが搬送波を送信する第3ステップとを備えており、
前記通信自粛時間が、リーダ・ライタが搬送波を送信するのに必要な送信時間と、当該搬送波を受信したRFタグから返送される副搬送波をリーダ・ライタが受信し終えるまでに必要な応答時間と、リーダ・ライタ毎に設定される遅延時間とを足し合わせた時間であることを特徴とするHF帯RFIDシステム用の通信方法。
- 前記遅延時間が乱数に基いてリーダ・ライタ毎に設定されることを特徴とする請求項1に記載のHF帯RFIDシステム用の通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015138058A JP6458947B2 (ja) | 2015-07-09 | 2015-07-09 | Hf帯rfidシステム用の通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015138058A JP6458947B2 (ja) | 2015-07-09 | 2015-07-09 | Hf帯rfidシステム用の通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017022525A JP2017022525A (ja) | 2017-01-26 |
JP6458947B2 true JP6458947B2 (ja) | 2019-01-30 |
Family
ID=57888685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015138058A Active JP6458947B2 (ja) | 2015-07-09 | 2015-07-09 | Hf帯rfidシステム用の通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6458947B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024101732A1 (ko) * | 2022-11-07 | 2024-05-16 | 김상모 | Nfc 리더 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4451334B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2010-04-14 | 三菱電機株式会社 | データ通信方法およびリーダライタ |
KR100641380B1 (ko) * | 2006-01-12 | 2006-11-02 | 주식회사 디앤에스 테크놀로지 | 무선태그 시스템에서 리더기간 충돌 방지방법 |
JP2007243291A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Fujitsu Ltd | タグ通信装置、制御装置およびタグ通信方法 |
JP2010021635A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Hitachi Ltd | Rfidタグ通信装置、及びrfidタグ通信システム |
-
2015
- 2015-07-09 JP JP2015138058A patent/JP6458947B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017022525A (ja) | 2017-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10834617B2 (en) | Automated RFID reader detection | |
EP1977375B1 (en) | Method of preventing collisions between rfid readers in rfid system | |
US9846794B2 (en) | Systems and methods for collision avoidance in a multiple RFID interrogator environment | |
US10657341B2 (en) | System, apparatus and method for sequencing objects having RFID tags on a moving conveyor | |
JP5068122B2 (ja) | Rfidシステム | |
JP2007312177A (ja) | Rfidシステム | |
KR20100064181A (ko) | 리더 충돌 방지 방법, 이를 포함하는 rfid 리더의 구동방법 및 이를 수행하기 위한 rfid 리더 | |
EP1717726A1 (en) | Radio frequency identification reader, radio frequency identification tag, system and method for identifying RFID tags | |
US20140110478A1 (en) | Method and apparatus for stocking and/or restocking an item | |
JP2011065455A (ja) | 商品管理システム | |
JP6458947B2 (ja) | Hf帯rfidシステム用の通信方法 | |
US20140313015A1 (en) | Defining a radio frequency identification read area | |
JP2010021684A (ja) | Rfidシステム、rfidリーダライタ、rfidタグおよびrfid通信方法 | |
JP2009057153A (ja) | 通過物品の読み取りシステム | |
JP4919490B2 (ja) | 無線認証システムおよびそれを用いる入出場管理システム | |
JP4744627B2 (ja) | Rfidタグのid送信方法およびrfidタグ | |
US9547781B2 (en) | Method for recognizing tag in environment using same frequency band and NFC device for the same | |
US9070003B2 (en) | Method for handling collision in an identification system | |
US8981907B1 (en) | RFID antenna multiplexing | |
CN113412487B (zh) | 通信系统及通信系统的通信方法 | |
JP2011154655A (ja) | 物品情報読取装置、及び物品情報読取方法 | |
JP2008182579A (ja) | 無線認証システムおよびそれを用いる入出場管理システム | |
JP2005318193A (ja) | Icタグ、パレット、icタグ位置算出装置 | |
JP6594728B2 (ja) | 無線タグ、パレット、パレット管理装置、およびパレット管理システム | |
EP4002195A1 (en) | Rfid reader with configuration for either an internal antenna or external antenna |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181122 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20181126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6458947 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |