JP6458514B2 - リニアモータのシャフト、およびその製造方法 - Google Patents

リニアモータのシャフト、およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、可動子をシャフトに沿って直線的に駆動させるシャフト型リニアモータのシャフト、およびその製造方法に関する。
近年、直線駆動する電気アクチュエータとしてシャフト型リニアモータが注目されている。この種リニアモータは、複数の棒状/筒状磁石が直列状に配列されたシャフト(固定子)と、該シャフトにスライド自在に外嵌する可動子とを備え、該可動子の内周部に設けられるコイルの励磁によって、可動子を直線的に駆動させるようになっている。このような構成によれば、コギングや速度ムラが少ないので、様々な分野での応用が検討されている。
ところで、リニアモータのシャフトは、通常、非磁性材料からなるステンレス製の円筒パイプの内部に複数の棒状/筒状磁石を互いに磁極対向させて直列状に内装配列された構成となっており、その製作にあたって、従来のものは、所定長さに設定された円筒パイプ内に収容するために必要な個数分の磁石を用意し、各磁石による互いの磁極反発に抗して押さえつけながら1つずつ円筒パイプ内に挿入セットする方法にて製作されていた(特許文献1の図1、項目0017、特許文献2の図2、項目0017参照)。なお、特許文献1のセンター軸(14)は筒状磁石の挿入セット時には何ら寄与しない。
しかしながら、この様なパイプ内に押し込んでゆく製作方法では、所定長さのパイプ内に挿入される各個の磁石は、その同極同士が向かい合って反発離間した状態では挿入できる個数が限られてしまい、また、必要となる個数分全てをパイプ内に密着した状態で押し込んで収容するためには、特殊な治具を用いて磁極反発に抗して締め付けながら密着させていく必要があり、しかも、シャフトの長さが長くなるに追随して、複数の磁石同士の反発力も増大していき、かつ、反発離間間隔も増大する。
このため、円筒パイプ内における全ての磁石同士を密着状態とするには相当の押圧力を伴ってこれを維持しながら押し込んでいくセット作業が強いられ、セット作業に時間を要するばかりか、作業の繁雑化を招来し、製作コストが高くなるという問題点に加え、磁石同士の密着精度上の問題を有していた。
また、筒状磁石を用いて製作するようにした特許文献1のもののように、ブラケット(11)に、パイプ(12)と略同じ長さのセンター軸(14)のおねじ(14−1)を螺入した後、パイプ(12)を予め挿着しておき、このパイプ(12)内に、必要個数分の全永久磁石(13)を磁極反発に抗して密着させながら挿入していき、この密着を保持した状態でナット(15)をおねじ(14−2)に螺合し、永久磁石(13)同士が確実に密着するように締め付けて製作することにより、磁石同士の密着精度上の問題を解決するようにしたものが知られているが、磁石(13)をパイプ(12)内に密着状に挿入するには、依然として特殊な治具を必要とすめため作業時間を要し、組み立て作業の繁雑化と製作コスト高の問題を有しているばかりか、パイプ(12)内部にセンター軸(14)とナット(15)を残した状態としなければ製作することができず、更なるコスト高を招来し、総重量が重くなってしまうという構造上の問題点を有しており、特許文献2に開示された、中心に中空軸孔を有するシャフトの如く軽量化が図られたもので、かつ、前述の問題点を解消されたものの出現が望まれていた。
特開平10−313566号公報 特開平2008−193760号公報
本発明は、上記の如き問題点を一掃すべく創案されたものであって、円筒パイプの内部に複数の筒状磁石を互いに磁極対向させて直列状に配設されたシャフトでありながら、特殊な治具を必要とすることなく、円筒パイプ内に収容すべき全個数分の筒状磁石を、長尺なスタッドボルトに対して、予め互いに磁極反発した離間状態で、かつ円筒パイプの終端側から数個分が露出した状態で挿入する仮組付けセットが行え、筒状磁石同士を確実に密着させて、その密着精度を保持した状態で円筒パイプ内に収容することができるだけでなく、円筒パイプ内へ磁極反発に抗して1つずつ押し込みセットする煩雑な組付け作業が完全に解消され、円筒パイプの長さに追随する筒状磁石の配列個数に何ら影響されることなく、スタッドボルトを取り外した中心に中空軸孔を有するシャフトを極めて容易に製作することが可能となり、作業時間の短縮と軽量化によるコスト低減が図られ、安価に製作することのできるリニアモータのシャフト、およびその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明のリニアモータのシャフトは、非磁性材料からなる円筒パイプの内部に、複数の筒状磁石を互いに磁極対向させて直列状に内装配列し、円筒パイプの始端側と終端側のそれぞれに、スタートキャップとエンドキャップが取着されたシャフトと、該シャフトにスライド自在に外嵌され、その内周部に備えるコイルの励磁によって直線的に駆動する可動子とによって構成されるリニアモータのシャフトであって、前記スタートキャップの中心に、筒状磁石をセットするためのスタッドボルトに螺合可能なナット孔を形成する一方、前記エンドキャップの中心に、前記シャフトよりも長尺なスタッドボルトを挿通可能とするボルト挿通孔を形成すると共に、前記スタッドボルトには、その一端側に前記スタートキャップを螺合し、他端側からシャフト内に収容すべき全個数の前記各筒状磁石を互いに磁極反発した離間状態で順次に挿入セットし、当該セット状態の筒状磁石に外嵌される前記円筒パイプと、スタッドボルトに挿入される前記エンドキャップと、スタッドボルトに螺合されるナットとをそれぞれ配設せしめ、前記ナットの締め付け操作で各筒状磁石同士を密着させて、前記円筒パイプの外周端部を前記スタートキャップとエンドキャップにそれぞれ固着することでシャフトを形成し、該シャフトは、前記エンドキャップ側に突出する前記ナットとスタッドボルトを取り外し可能に構成する一方、前記スタートキャップとエンドキャップには、それぞれ前記円筒パイプに挿入される挿着部を形成すると共に、エンドキャップの挿着部に終端凹溝を形成せしめ、前記円筒パイプの始端側外周面をスタートキャップの挿着部に固着しておき、円筒パイプの終端側外周面を、前記終端凹溝に対してその筒状磁石側となる溝面に片寄り状にカシメ圧着させて一体的に固定したことを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために本発明のリニアモータのシャフト製造方法は、非磁性材料からなる円筒パイプの内部に、複数の筒状磁石を互いに磁極対向させて直列状に内装配列し、円筒パイプの始端側と終端側のそれぞれに、スタートキャップとエンドキャップが取着されたシャフトと、該シャフトにスライド自在に外嵌され、その内周部に備えるコイルの励磁によって直線的に駆動する可動子とによって構成されるリニアモータのシャフトを製造する方法であって、前記筒状磁石を前記円筒パイプ内にセットするにあたり、前記スタートキャップとエンドキャップのそれぞれに、中心にナット孔とボルト挿通孔、および前記円筒パイプに挿入される挿着部を形成すると共に、エンドキャップの挿着部に終端凹溝を形成せしめ、前記スタートキャップを前記シャフトよりも長尺なスタッドボルトの一端側に螺合し、該スタッドボルトの他端側から前記各筒状磁石を互いに磁極反発した離間状態で順次に挿入セットすると共に、前記円筒パイプを、スタートキャップに予めセットし、または、離間状態の筒状磁石に挿入セットさせた状態で、スタッドボルトに前記エンドキャップを挿入した後にナットを螺合させ、スタートキャップとエンドキャップの挿着部が円筒パイプ内に挿入するまで、前記ナットを締め付け操作して、各筒状磁石同士を両挿着部間に挟み込んで密着せしめて円筒パイプ内に収容し、該円筒パイプの始端側をスタートキャップの挿着部に固着しておき、円筒パイプの終端側外周面を、前記終端凹溝に対してその筒状磁石側となる溝面に片寄り状にカシメ圧着させ、しかる後に、前記ナットとスタッドボルトを取り外して中空軸孔を有するシャフトを製造することを特徴とするものである。
本発明は、上記のように構成したことにより、円筒パイプの内部に複数の筒状磁石を互いに磁極対向させて直列状に配設されたシャフトでありながら、特殊な治具を必要とすることなく、円筒パイプ内に収容すべき全個数分の筒状磁石を、長尺なスタッドボルトに、予め互いに磁極反発した離間状態で、かつ円筒パイプの終端側から数個分が露出した状態で挿入する仮組付けセットができるようになり、このものにエンドキャップを挿入させて、ナットを締め付け操作するだけの簡単な組付け作業によって、筒状磁石同士を確実に密着させ、その密着精度を保持した状態で円筒パイプ内に収容することができるだけでなく、円筒パイプ内へ磁極反発に抗して1つずつ押し込みセットする煩雑な作業が完全に解消され、円筒パイプの長さに追随して増加する筒状磁石の配列個数に何ら影響されることなく、スタッドボルトを取り外した中心に中空軸孔を有するシャフトを極めて容易に製作することが可能となり、作業時間の短縮と軽量化によるコスト低減が図られ、安価に製作することができ、しかも、要望に応じてナット孔やボルト挿通孔を利用して、中空軸孔に別途軸芯材を螺装させたシャフトとして、更には、孔塞ぎキャップを螺入することでシャフト内部を密封状にしたものとして、これらの選択的な提供を行うことができる。
シャフト型リニアモータの全体斜視図である。 本発明の実施形態にかかるシャフトの断面図である。 スタートキャップとエンドキャップの断面詳細図である。 円筒パイプ端部をカシメ圧着する状態を示す(A)はスタートキャップ側の説明図、(B)はエンドキャップ側の説明図である。 本発明の実施形態にかかるシャフトの製作手順を示し、(A)は組付け配置状態を示す分解説明図、(B)は仮組付けセット状態を示す説明図、(C)は円筒パイプ内に収容セットした状態を示す説明断面図である。
以下、本発明の実施の形態を好適な実施の形態として例示するリニアモータの可動子を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、シャフト型リニアモータの斜視図、図2は、本発明の実施形態に係るシャフトの断面図、図3は、スタートキャップとエンドキャップの断面詳細図である。これら図に示すように、シャフト型リニアモータ1は、0.5mm程度の非磁性体ステンレス円筒パイプ21(アルミニウム合金、銅合金等でもよい)内に、その中心に孔が穿設された複数の筒状磁石2aを互いの磁極が対向するように直列状に配列されたシャフト2と、該シャフト2にスライド自在に外嵌する可動子3とを備え、該可動子3の内周部に設けられるコイルの励磁により、可動子3を直線的に駆動させる。
シャフト2は、円筒パイプ21内における筒状磁石2a…の始端側と終端側に、それぞれ筒状磁石2aと同径の非磁性体よりなるアルミ製の筒状スペーサ2b、2bが介在され、その両端部に磁性体よりなるステンレス製のスタートキャップ22とエンドキャップ23が取着されて構成される。この様に筒状スペーサ2b、2bを配設することによって、円筒パイプ21内に収容された筒状磁石2aは、スタートキャップ22とエンドキャップ23により互いに磁極反発した状態で密着保持されるが、その密着収容する工程における組付け作業時に、スタートキャップ22とエンドキャップ23が、始端と終端に配置された筒状磁石2a、2aに対し、直接接触して押圧密着することが回避されると共に、カシメ圧着工程時に支持受け部材として機能し、比較的脆い材質よりなる筒状磁石2aの破損を防止することができる。
また、シャフト2の形成後においては、シャフト2の始端側と終端側に配設されたスペーサ2b、2bの円筒パイプ21部分は、基台等が備える例えばクランプ等の支持部に取着するための支持端部となり、可動子3が進退移動しない非駆動領域となるため、筒状スペーサ2b、2bがパイプ端部を補強する補強部材として機能し、支持部に挟装して支持止めする際にパイプ変形などの発生を防止することができ、シャフト2自体の端部強度を向上させることができるだけでなく、筒状磁石2aを削減してその破損を未然に防止すると共にコスト低減を図ることができる。なお、筒状スペーサ2bは、その長さを任意に設定でき、また、配設を省略しても良い。
スタートキャップ22とエンドキャップ23は、それぞれ円筒パイプ21の外径と同径の広幅な外周面域をもって円筒パイプ21の開口端から突出する膨出部221、231と、この膨出部221、231から面落ちして円筒パイプ21に挿入される挿着部222、232と、該挿着部222、232の外周面に環状の始端凹溝22aと終端凹溝23aとを有して外観形成されると共に、スタートキャップ22の中心に、後述する筒状磁石2aをセットする際に用いるスタッドボルト4を螺合するためのナット孔223が形成されており、また、エンドキャップ23の中心に、シャフト2よりも長尺なスタッドボルト4を挿通可能とするボルト挿通孔233が穿設されている。なお、本実施例においては、ボルト挿通孔233にはナット孔加工が施されている。
つまり、シャフト2は、スタートキャップ22とエンドキャップ23を含めて中心に中空軸孔が連通形成されたものとして構成され、必要において、スタッドボルト4の螺合用のナット孔223とボルト挿通孔233を利用して孔塞ぎキャップを螺入し、シャフト2内部を密封状にしたものとして構成することで選択的な提供を行うことができるようになっている。
スタートキャップ22側に形成された始端凹溝22aは、底面22a1と、底面22a1から外方に向けて拡開状に45度の角度をもって傾斜する傾斜面22a2、22a2とによって断面視台形状に形成されており、エンドキャップ23側に形成された終端凹溝23aは、底面23a1と、底面23a1の内側に外方に向けて拡開状に45度の角度をもって傾斜する傾斜面23a2と、外側に底面23a1から90度折曲する垂直面23a3とによって、カシメ幅よりも広幅に形成されている。なお、傾斜面22a2、23a2の傾斜角度を45度に設定したが、角度設定は任意である。
次に、円筒パイプ21の両端部をスタートキャップ22とエンドキャップ23に固着する方法について、図4(A)(B)に基づいて説明する。図4(A)はスタートキャップ22側のカシメ状態を示し、図4(B)はエンドキャップ23側のカシメ状態を示す説明図である。固着の方法は、ネジ止め、溶接、カシメ等があるが、本実施例においてはこれら図に示すようにカシメによる固着方法を採用している。つまり、スタートキャップ22に円筒パイプ21の始端側を挿入した状態で、カシメ機5の支持ローラ51上に置き、外周が円弧状のカシメローラ52を始端凹溝22aの中心位置で下動させ、回転させながら両ローラ51、52間に挟み込んで、円筒パイプ21の端部を始端凹溝22a内に絞り込み回動しつつ溝面に円弧状に圧着変形させて固定する。その際、膨出部221と支持受け部材として機能する筒状スペーサ2bとが、支持ローラ51上で確りと支持受けされ、回動を伴う絞り込みによる圧接荷重をバランス良く受け止めて、変形応力が筒状磁石2aに直接加わることがなく、左右対称状に形成された始端凹溝22aの左右の傾斜面22a2、22a2に対して均等にカシメ圧着される。なお、スタートキャップ22側は、カシメ圧着によらなくとも、始端凹溝22aを形成せずに他の固定手段を採用しても良い。
一方、円筒パイプ21の終端側にエンドキャップ23を挿入した、所謂スタッドボルト4がスタートキャップ22に螺合され、ナット41により円筒パイプ21内に筒状磁石2a…が密着された状態で、カシメ機5の支持ローラ51上に置き、カシメローラ52を終端凹溝23aの傾斜面23a2に片寄らせた位置で下動させ、回転させながら両ローラ間に挟み込んで、円筒パイプ21の終端部を終端凹溝23a内に絞り込み回動しつつ、底面23a1と傾斜面23a2に円弧状に圧着変形させて固定する。その際、膨出部231と支持受け部材として機能する筒状スペーサ2bとが、支持ローラ51上で確りと支持受けされて、回動を伴う絞り込みによる圧接荷重がバランス良く受け止められ、変形応力が筒状磁石2aに直接加わることがない。しかも、終端凹溝23aがカシメ幅よりも広幅に形成されているので、垂直面23a3側が円弧状に絞り込まれた円筒パイプ21の終端部側の逃げ空域23bとなって、軸方向となる傾斜面23a2側に片寄り状の押圧力をもってカシメることができるので、円筒パイプ21の終端部側がエンドキャップ23により筒状磁石2aを押さえつける状態で絞り込み変形され、反発する筒状磁石2a同士を密着させる方向に圧着力を作用させて、スタッドボルト4を取り外した後においても、密着精度を保持した状態で傾斜面23a2に対して確りとカシメ固着することができる。なお、このカシメ構造および工法は、中心に孔が穿設されていない棒状磁石を採用した際にも同様に機能して適用することができる。
続いて、シャフト2の製造方法を図5に基づいて説明する。図5(A)は組付け配置状態を示す分解説明図、(B)は仮組付けセット状態を示す説明図、(C)は円筒パイプ21内に収容セットした状態を示す説明断面図である。これら図において、先ず、シャフト2よりも充分に長尺な組付け用のスタッドボルト4を用意し、その一端側にスタートキャップ22をナット孔223を介して螺合しておく。この状態で、図5(B)に示す如く、スタッドボルト4の他端側から筒状スペーサ2b、円筒パイプ21内に収容すべき全個数分の筒状磁石2a…、円筒パイプ21、筒状スペーサ2b、エンドキャップ23を順次に挿入してセットし、最後にナット41を螺入して仮組付け状態とする。その際、各筒状磁石2a…は、互いに磁極反発した離間状態で円筒パイプ21の終端側から数個分が露出した状態で挿入セットされる。なお、円筒パイプ21のセット順位は、筒状磁石2aを挿入する前工程でスタートキャップ22に予めセットし、または、筒状磁石2aの挿入途中、或いは全個数挿入後であっても良く、これらの何れかを任意に選択してセットすることが可能である。
次いで、スタートキャップ22とエンドキャップ23の挿着部222、232が円筒パイプ21内に挿入されるまで、離間状態の各筒状磁石2a…同士を互いの磁極反発に抗してナット41を締め付け操作して行き、筒状スペーサ2b、2bを介して両挿着部222、232間に挟み込んで密着せしめることにより、図5(C)に示す如く、円筒パイプ21内に収容する。その際、各筒状磁石2a…同士の磁極反発力はかなり強いものとなるが、ナット41の締め付け操作により均等な間隔をもって徐々に密着させて行くことができ、円筒パイプ21内への収容を容易かつスムーズに行うことができる。しかる後に、円筒パイプ21の始端側外周面を、始端凹溝22aに対してカシメ圧着すると共に、円筒パイプ21の終端側外周面を、終端凹溝23aに対してその筒状磁石2a側となる溝面に片寄り状にカシメ圧着させてシャフト2を形成し、最後に、ナット41とスタッドボルト4を取り外せば中空軸孔を有するリニアモータのシャフト2を製造することができる。なお、円筒パイプ21の始端側外周面を、予めスタートキャップ22にカシメまたは他の手段により固定しておいても良い。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、リニアモータのシャフト2を、円筒パイプ21の両端にスタートキャップ22とエンドキャップ23が取着された状態で、その内部に、複数の筒状磁石2a…を互いに磁極対向させて直列状に内装配列させた構成として製作するのであるが、本発明におけるシャフト2は、スタートキャップ22の中心に筒状磁石2a…をセットするためのスタッドボルトに螺合可能なナット孔223を形成する一方、エンドキャップ23の中心にシャフト2よりも長尺なスタッドボルト4を挿通可能とするボルト挿通孔233を形成すると共に、スタッドボルト4の一端側に、スタートキャップ22を螺合し、該スタッドボルト4の他端側からシャフト2内に収容すべき全個数の各筒状磁石2a…を互いに磁極反発した離間状態で順次に挿入セットし、当該セット状態の筒状磁石2a…に外嵌される円筒パイプ21と、スタッドボルト4に挿入されるエンドキャップ23と、スタッドボルト4に螺合されるナット41とをそれぞれ配設せしめ、ナット41の締め付け操作で各筒状磁石2a…同士を密着させて、円筒パイプ21の外周端部をスタートキャップ22とエンドキャップ23にそれぞれ固着することでシャフト2を形成し、該シャフト2は、エンドキャップ23側に突出するナット41とスタッドボルト4を取り外し可能に構成されている。
この様に構成すると、円筒パイプ21の内部に複数の筒状磁石2a…を互いに磁極対向させて直列状に配設されたシャフト2でありながら、特殊な治具を必要とすることなく、円筒パイプ21内に収容すべき全個数分の筒状磁石2a…を、長尺なスタッドボルト4に対して、予め互いに磁極反発した離間状態で、かつ円筒パイプ21の終端側から数個分が露出した状態で挿入セットできるようになり、このものにエンドキャップ23を挿入させて、ナット41を締め付け操作するだけの簡単な組付け作業によって、筒状磁石2a…同士を確実に密着させ、その密着精度を保持した状態で円筒パイプ21内に収容することができるだけでなく、円筒パイプ21内へ磁極反発に抗して1つずつ押し込みセットする煩雑な作業が完全に解消され、円筒パイプ21の長さに追随して増加する筒状磁石2a…の配列個数とその磁極反発力の強さに何ら影響されることなく、スタッドボルト4を取り外した中心に中空軸孔を有するシャフト2を極めて容易に製作することが可能となり、作業時間の短縮と軽量化によるコスト低減が図られ、安価に製作することができる。
しかも、円筒パイプ21は、そのセット順位を、筒状磁石2aを挿入する前工程でスタートキャップ22に予めセットし、または、筒状磁石2aの挿入途中、或いは全個数挿入後にセットすることができ、これらの何れかを任意に選択して組付け作業を行うことが可能となるばかりか、予めスタートキャップ22にカシメ圧着した固定状態からも組付け作業を行うことができ、更には、要望に応じてナット孔223やボルト挿通孔233を利用して、専用孔を設けることなく、中空軸孔に別途軸芯材を螺装させたシャフト2として、或いは、孔塞ぎキャップを螺入することでシャフト2内部を密封状にしたものとしてバリエーション化を図ることができ、これらの選択的な提供を行うことができると共に、基台等が備える支持部に取着する際に、両端側から取付けネジを螺合して引っ張り力をもって締め付け固定することもできるので、シャフト2が長くなるに追随して、その自重で湾曲したり撓みを生じてしまうことなどの影響を軽減または防止することができる。
また、スタートキャップ22とエンドキャップ23には、それぞれ円筒パイプ21に挿入される挿着部222、232を形成すると共に、エンドキャップ23の挿着部232に終端凹溝23aを形成せしめ、円筒パイプ21の始端側外周面を、スタートキャップ22の挿着部222に固着しておき、終端側外周面を、終端凹溝23aに対してその筒状磁石2a側となる溝面に片寄り状にカシメ圧着させて一体的に固定されている。
つまり、スタートキャップ22の挿着部222には、その両側溝面が上方に拡開する傾斜面22a2、22a2を有する始端凹溝22aが形成されており、終端凹溝23aは、カシメ幅よりも広幅に形成され、かつ、筒状磁石2a側となる片側溝面が上方に拡開する傾斜面23a2に形成されている。
この様に構成すると、左右対称状に形成された始端凹溝22aに対して、円筒パイプ21の始端側外周面が、両傾斜面22a2、22a2に均等に絞り込まれて圧着させることができる。一方、筒状磁石2a…が円筒パイプ21内に密着された状態で、円筒パイプ21の終端側外周面を、終端凹溝23aの傾斜面23a2に対して片寄り状にカシメ圧着させると、カシメ幅よりも広幅に形成された終端凹溝23aの垂直面23a3側が円筒パイプ21の終端部側の逃げ空域23bとなって、軸方向となる傾斜面23a2側に片寄り状の押圧力をもってカシメることができるので、円筒パイプ21の終端部側がエンドキャップ23により筒状磁石2aを押さえつける状態で絞り込み変形され、反発する筒状磁石2a同士を密着させる方向に圧着力を作用させて、スタッドボルト4を取り外した後においても、密着精度を保持した状態で傾斜面23a2に対して確りとカシメ固着することができる。
また、筒状磁石2aとスタートキャップ22およびエンドキャップ23との間には、それぞれ筒状スペーサ2b、2bが介在されているので、カシメ圧着する際に、筒状スペーサ2b、2bが支持受け部材として機能し、膨出部221、231の周面と、挿着部222、232に隣接配置された筒状スペーサ2b部分の円筒パイプ21の周面とが、カシメ機5の支持ローラ51上に確りと支持受けされて、回動を伴う絞り込みによる圧接荷重がバランス良く受け止められ、変形応力が筒状磁石2aに直接加わることが回避されて、円筒パイプ21自体の変形が防止されると共に、円筒パイプ21内に収容された筒状磁石2aは、スタートキャップ22とエンドキャップ23により互いに磁極反発した状態で密着保持されるが、始端と終端に配置された筒状磁石2a、2aに対し、スタートキャップ22およびエンドキャップ23の挿着部222、232が直接接触して押圧密着することも回避され、比較的脆い材質よりなる筒状磁石2aの破損を防止することができる。
しかも、シャフト2の形成後においては、シャフト2の始端側と終端側に配設されたスペーサ2b、2bの円筒パイプ21部分は、基台等が備える支持部に取着するための支持端部となるため、筒状スペーサ2b、2bがパイプ端部を補強する補強部材として機能し、クランプ等の支持部に挟装して支持止めする際にパイプ変形などの発生を防止することができ、シャフト2自体の端部強度を向上させることができるだけでなく、筒状磁石2aを削減してその破損を未然に防止すると共にコスト低減を図ることができる。
1 シャフト型リニアモータ
2 シャフト
2a 筒状磁石
2b 筒状スペーサ
21 円筒パイプ
22 スタートキャップ
221 膨出部
222 挿着部
22a 始端凹溝
22a1 底面
22a2 傾斜面
223 ナット孔
23 エンドキャップ
231 膨出部
2 挿着部
23a 終端凹溝
23a1 底面
23a2 傾斜面
23a3 垂直面
23b 空域
233 ボルト挿通孔
3 可動子
4 スタッドボルト
41 ナット
5 カシメ機
51 支持ローラ
52 カシメローラ

Claims (6)

  1. 非磁性材料からなる円筒パイプの内部に、複数の筒状磁石を互いに磁極対向させて直列状に内装配列し、円筒パイプの始端側と終端側のそれぞれに、スタートキャップとエンドキャップが取着されたシャフトと、該シャフトにスライド自在に外嵌され、その内周部に備えるコイルの励磁によって直線的に駆動する可動子とによって構成されるリニアモータのシャフトであって、
    前記スタートキャップの中心に、筒状磁石をセットするためのスタッドボルトに螺合可能なナット孔を形成する一方、前記エンドキャップの中心に、前記シャフトよりも長尺なスタッドボルトを挿通可能とするボルト挿通孔を形成すると共に、
    前記スタッドボルトには、その一端側に前記スタートキャップを螺合し、他端側からシャフト内に収容すべき全個数の前記各筒状磁石を互いに磁極反発した離間状態で順次に挿入セットし、
    当該セット状態の筒状磁石に外嵌される前記円筒パイプと、スタッドボルトに挿入される前記エンドキャップと、スタッドボルトに螺合されるナットとをそれぞれ配設せしめ、
    前記ナットの締め付け操作で各筒状磁石同士を密着させて、前記円筒パイプの外周端部を前記スタートキャップとエンドキャップにそれぞれ固着することでシャフトを形成し、
    該シャフトは、前記エンドキャップ側に突出する前記ナットとスタッドボルトを取り外し可能に構成する一方、
    前記スタートキャップとエンドキャップには、それぞれ前記円筒パイプに挿入される挿着部を形成すると共に、エンドキャップの挿着部に終端凹溝を形成せしめ、前記円筒パイプの始端側外周面をスタートキャップの挿着部に固着しておき、円筒パイプの終端側外周面を、前記終端凹溝に対してその筒状磁石側となる溝面に片寄り状にカシメ圧着させて一体的に固定したことを特徴とするリニアモータのシャフト。
  2. 請求項1において、前記シャフトは、前記スタートキャップとエンドキャップを含めて中心に中空軸孔が連通形成されていることを特徴とするリニアモータのシャフト。
  3. 請求項1または2において、前記筒状磁石と前記スタートキャップおよびエンドキャップとの間には、それぞれ筒状スペーサが介在されていることを特徴とするリニアモータのシャフト。
  4. 請求項1乃至の何れかにおいて、前記ナット孔とボルト挿通孔には、孔塞ぎキャップが挿着されていることを特徴とするリニアモータのシャフト。
  5. 非磁性材料からなる円筒パイプの内部に、複数の筒状磁石を互いに磁極対向させて直列状に内装配列し、円筒パイプの始端側と終端側のそれぞれに、スタートキャップとエンドキャップが取着されたシャフトと、該シャフトにスライド自在に外嵌され、その内周部に備えるコイルの励磁によって直線的に駆動する可動子とによって構成されるリニアモータのシャフトを製造する方法であって、
    前記筒状磁石を前記円筒パイプ内にセットするにあたり、
    前記スタートキャップとエンドキャップのそれぞれに、中心にナット孔とボルト挿通孔、および前記円筒パイプに挿入される挿着部を形成すると共に、エンドキャップの挿着部に終端凹溝を形成せしめ、
    前記スタートキャップを前記シャフトよりも長尺なスタッドボルトの一端側に螺合し、該スタッドボルトの他端側から前記各筒状磁石を互いに磁極反発した離間状態で順次に挿入セットすると共に、
    前記円筒パイプを、スタートキャップに予めセットし、または、離間状態の筒状磁石に挿入セットさせた状態で、スタッドボルトに前記エンドキャップを挿入した後にナットを螺合させ、スタートキャップとエンドキャップの挿着部が円筒パイプ内に挿入するまで、前記ナットを締め付け操作して、各筒状磁石同士を両挿着部間に挟み込んで密着せしめて円筒パイプ内に収容し、
    該円筒パイプの始端側をスタートキャップの挿着部に固着しておき、円筒パイプの終端側外周面を、前記終端凹溝に対してその筒状磁石側となる溝面に片寄り状にカシメ圧着させ、
    しかる後に、前記ナットとスタッドボルトを取り外して中空軸孔を有するシャフトを製造することを特徴とするリニアモータのシャフト製造方法。
  6. 請求項において、前記スタートキャップの挿着部には、その両側溝面が上方に拡開する傾斜面を有する始端凹溝を形成すると共に、前記終端凹溝は、カシメ幅よりも広幅に形成され、かつ、前記筒状磁石側となる片側溝面が上方に拡開する傾斜面に形成されていることを特徴とするリニアモータのシャフト製造方法。
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