JP6456629B2 - 復旧作業支援装置および復旧作業支援システム - Google Patents

復旧作業支援装置および復旧作業支援システム Download PDF

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Description

本発明は、復旧作業を支援する復旧作業支援装置および当該復旧作業支援装置を備える復旧作業支援システムに関する。
鉄道敷地内には、信号機、転てつ機、軌道回路、ATS(Automatic Train Stop)等の信号機器が設置されている。これらの信号機器は、駅の機器室等に設置されている制御装置によって制御される(特許文献1参照)。そして、信号機器が故障した場合には、制御装置に設けられている故障報知手段の報知状態(例えば、制御装置に設けられているLEDの発光状態)に基づいて、作業員等が故障機器やその故障状態を判別するようになっている。
特開2006−281960号公報
しかしながら、鉄道敷地内には複数の信号機器が設置されており、故障状態の種類も複数あるため、故障機器やその故障状態を誤って判別してしまう、復旧作業の仕方が覚えきれずマニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりしなければ復旧作業を行うことができない等の不都合が発生し易い。このような不都合が発生すると、故障機器の復旧までに多大な時間を費やしてしまい、列車利用者に迷惑がかかってしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、迅速かつ適確に復旧作業が行えるよう支援することが可能な復旧作業支援装置および当該復旧作業支援装置を備える復旧作業支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、
撮影機能を備える携帯端末によって取得された互いに連携している複数の制御装置の撮影画像に基づいて、故障を有する機器を判別または推定して対応する復旧作業データを前記携帯端末へ送信する復旧作業支援装置であって、
複数の携帯端末から送信された複数の制御装置の撮影画像に基づいて、前記複数の制御装置の連携状態を判定する連携判定手段と、
前記複数の制御装置の撮影画像に基づいて、当該制御装置が備える故障報知手段の報知状態を認識する認識手段と、
前記認識手段による認識結果に基づいて、前記複数の制御装置によって制御可能な複数の被制御機器の中から故障を有する機器を判別または推定するとともに、その故障状態を判別または推定する判別手段と、
故障に対応して機器を復旧させるための復旧作業の内容を指示する指示情報が予め記憶された記憶手段と、
前記判別手段による判別または推定結果に基づいて、前記故障を有する機器を復旧させるために前記連携状態に応じて前記複数の制御装置で連携して行う復旧作業の内容を指示する指示情報を前記記憶手段から読み出して前記複数の携帯端末にそれぞれ表示させるための復旧作業データを作成する作成手段と、
前記複数の携帯端末によって送信された前記複数の制御装置の撮影画像を受信するとともに、前記作成手段によって作成された前記復旧作業データを対応する携帯端末に送信する通信手段と、を備えるようにしたものである
したがって、迅速かつ適確に復旧作業が行えるよう支援することができる。
具体的には、復旧作業支援装置が故障機器やその故障状態を判別または推定するため、作業員等は、故障機器やその故障状態を判別する必要がない。よって、故障機器やその故障状態を誤って判別してしまうことがないため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
また、復旧作業の内容を指示する指示情報が携帯端末に表示されるため、作業員等は、復旧作業の仕方を覚えていなくても、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりする必要がない。よって、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりしなくても復旧作業を行うことができるため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
ここで、「撮影画像」は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。また、「撮影画像」は、モノクロ画像であってもよいし、カラー画像であってもよい。
また、「故障を有する機器を判別」とは、故障を有する機器を1つに決定することであり、「故障を有する機器を推定」とは、故障を有する機器の候補を決定することである。
また、「故障状態を判別」とは、故障状態を1つに決定することであり、「故障状態を推定」とは、故障状態の候補を決定することである。
また、望ましくは、前記故障報知手段は、複数の発光部からなり、
前記認識手段は、前記報知状態として、前記複数の発光部それぞれの位置と、各位置にある発光部の発光の有無、発光色、および発光周期のうちの少なくとも1つと、の組み合わせを認識するように構成する。
このように構成することで、認識手段は、故障報知手段の報知状態として、複数の発光部の発光状態を認識することができる。
また、望ましくは、前記指示情報は、前記制御装置における操作部位を指し示すとともに操作方法を示す情報であり、
前記作成手段は、前記復旧作業データとして、前記通信手段によって受信された前記制御装置の撮影画像に、前記指示情報を重畳したものを、前記携帯端末に表示させるためのデータを作成するように構成する。
このように構成することで、作業員等に対し復旧作業の内容を視覚的に伝えることができるため、作業員等が復旧作業の内容を誤って理解してしまうことを抑制することができる。
あるいは、前記作成手段は、前記復旧作業データとして、前記携帯端末にライブビュー表示されている前記制御装置の画像に、前記指示情報を重畳させて表示するためのデータを作成するように構成してもよい。
このように構成することで、作業員等に対し復旧作業の内容を視覚的に伝えることができるため、作業員等が復旧作業の内容を誤って理解してしまうことを抑制することができる。
また、望ましくは、前記復旧作業には、複数の手順があり、
前記作成手段は、前記複数の手順毎に前記復旧作業データを作成し、
前記通信手段は、
一の手順の復旧作業データを前記携帯端末に送信した後、当該復旧作業データに基づく復旧作業後に当該携帯端末によって取得された前記制御装置の撮影画像を受信すると、当該撮影画像に基づいて当該復旧作業データに基づく復旧作業が正しく行われたか否か判断し、
正しく行われたと判断した場合に、次の手順の復旧作業データを、前記携帯端末に送信するように構成する。
このように構成することで、作業員等は、携帯端末に表示される順に復旧作業を行えばよいため、復旧作業の順番に間違いが生じることがない。
また、復旧作業支援装置は、故障機器が復旧するまでの進捗状況を確認することができ
る。
また、望ましくは、前記通信手段によって受信される撮影画像には、複数の制御装置の撮影画像が含まれており、
前記作成手段は、前記複数の制御装置毎に前記復旧作業データを作成し、
前記通信手段は、前記携帯端末に、当該携帯端末が送信してきた前記撮影画像の被写体になった制御装置用の復旧作業データを送信するように構成する。
このように構成することで、作業員等が他の制御装置で行うべき復旧作業を誤って行ってしまうことを防止することができる。
また、望ましくは、前記復旧作業の作業時間を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている作業時間に基づいて、前記故障を有する機器が復旧するまでの残り時間を予測し、当該予測した残り時間を前記携帯端末に表示させるための残り時間データを作成する予測手段と、を備え、
前記通信手段は、前記予測手段によって作成された残り時間データを前記携帯端末に送信するように構成する。
このように構成することで、故障機器が復旧するまでの残り時間が携帯端末に表示されるため、作業員等は、故障機器が復旧するまでの残り時間を把握することができる。
ここで、「記憶手段」には、制御装置で行う復旧作業の作業時間の他に、制御装置で行う復旧作業以外の復旧作業の作業時間が記憶されていてもよい。
また、上記目的を達成するため本発明は、復旧作業支援システムであって、
前記復旧作業支援装置と、前記制御装置と、前記被制御機器と、前記携帯端末と、を備える。
したがって、迅速かつ適確に復旧作業が行えるよう支援することができる。
具体的には、復旧作業支援装置が故障機器やその故障状態を判別または推定するため、作業員等は、故障機器やその故障状態を判別する必要がない。よって、故障機器やその故障状態を誤って判別してしまうことがないため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
また、復旧作業の内容を指示する指示情報が携帯端末に表示されるため、作業員等は、復旧作業の仕方を覚えていなくても、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりする必要がない。よって、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりしなくても復旧作業を行うことができるため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
本発明によれば、迅速かつ適確に復旧作業が行えるよう支援することができる。
本実施形態の復旧作業支援システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の復旧作業支援システムが備える制御装置の操作面の一例を示す模式図である。 連携状態データ記憶領域のデータ構成の一例を示す図である。 復旧作業フローの一例を示す図である。 本実施形態における復旧作業支援処理の一例を示すフローチャートである。 復旧作業ルートの一例を示す図である。 復旧作業指示画面の一例を示す図である。
図面を参照しつつ、本発明にかかる復旧作業支援装置および復旧作業支援システムの実施形態について説明する。なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態の復旧作業支援システムの概略構成の一例を示すブロック図であり、図2は、本実施形態の復旧作業支援システムが備える制御装置の操作面の一例を示す模式図である。
本実施形態の復旧作業支援システム1は、図1に示すように、鉄道敷地内(具体的には、鉄道敷地内の鉄道軌道上など)に設置されている信号機、転てつ機、軌道回路、ATS等の信号機器10と、駅の機器室等に設置されている制御装置20と、作業員等が携帯しているユーザ端末30と、中央指令室等に設置されている復旧作業支援装置40と、ユーザ端末30と復旧作業支援装置40とを通信可能に接続するインターネット等の通信ネットワークNと、を主に備えて構成される。
本実施形態では、X駅と当該X駅に隣接するY駅との間に5つの信号機器10(信号機器H,I,J,K,L)が設置されているとともに、X駅のメイン機器室に2つの制御装置20(制御装置A,B)、X駅のサブ機器室に1つの制御装置20(制御装置C)、Y駅のメイン機器室に1つの制御装置20(制御装置D)が設置されており、これら5つの信号機器10を、これら4つの制御装置20が連携して制御するよう構成されている場合を例に説明する。
なお、隣接する2つの駅の間に設置されている信号機器10の数、信号機器10を制御する制御装置20の数、駅に設けられている機器室の数、機器室に設置されている制御装置20の数等の構成は、図1に示す構成に限定されるものではなく、現状、場所(駅)によって異なっている。
5つの信号機器10のうち、信号機器H,I,Jは、X駅のメイン機器室に設置されている制御装置Bと直接接続されており、信号機器K,Lは、X駅のサブ機器室に設置されている制御装置Cと直接接続されている。信号機器H,I,Jと制御装置B、信号機器K,Lと制御装置Cは、有線接続されていてもよいし、無線接続されていてもよい。なお、信号機器H,I,Jのうちの少なくとも1つは、制御装置B以外の制御装置20(すなわち、制御装置A,C,Dのうちの何れか1つ)に直接接続されていてもよい。また、信号機器K,Lのうちの少なくとも1つは、制御装置C以外の制御装置20(すなわち、制御装置A,B,Dのうちの何れか1つ)に直接接続されていてもよい。
また、4つの制御装置20、すなわち制御装置A,B,C,Dは、互いに接続されている。制御装置A,B,C,Dは、互いに有線接続されていてもよいし、互いに無線接続されていてもよい。
制御装置20は、例えば、制御対象である複数の信号機器10を制御・操作するための制御盤であり、図2に示すように、前面にスイッチ21や表示灯22などが設けられている。
スイッチ21は、例えば、押しボタン式のスイッチである。スイッチ21には、当該スイッチ21を発光させるためにLEDが内蔵されている。
また、表示灯22には、LEDが内蔵されている。
制御装置20においては、当該制御装置20の操作面(例えば、前面)に設けられている複数のLED(具体的には、スイッチ21や表示灯22などに内蔵されているLED)の発光状態に基づいて、制御対象である信号機器10の状態(例えば、故障したか否か等
)を把握できるようになっている。ここで、「発光状態」とは、複数のLEDそれぞれの位置と、各位置にあるLEDの発光の有無、発光色、および発光周期(すなわち、点滅周期)のうちの少なくとも1つと、の組み合わせである。
なお、制御装置20は、スイッチ(LED内蔵型スイッチ)21を複数備えているのであれば、表示灯22は備えていなくてもよい。また、制御装置20は、表示灯22を複数備えているのであれば、スイッチ(LED内蔵型スイッチ)21は備えていなくてもよい。すなわち、制御装置20は、操作面に複数のLEDが設けられていればよい。
ユーザ端末30は、例えば、通信ネットワークNを介して他の装置と通信するための通信機能と、被写体の撮影画像を取得するための撮影機能と、撮影機能が取得した撮影画像や通信機能が受信した所与の画像を表示するための表示機能と、を備えた携帯端末である。ユーザ端末30としては、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末を用いることができる。
本実施形態においては、X駅とY駅との間で行う作業を指揮する作業責任者等が、中央指令室等からX駅とY駅との間で信号機器故障が発生した旨の連絡を受けると、X駅のメイン機器室、X駅のサブ機器室、およびY駅のメイン機器室のそれぞれに作業員を派遣する。そして、X駅のメイン機器室に派遣された作業員が、携帯するユーザ端末30(ユーザ端末E)を用いてX駅のメイン機器室に設置されている制御装置20(制御装置A,B)の操作面を撮影して、その撮影画像を復旧作業支援装置40に送信し、X駅のサブ機器室に派遣された作業員が、携帯するユーザ端末30(ユーザ端末F)を用いてX駅のサブ機器室に設置されている制御装置20(制御装置C)の操作面を撮影して、その撮影画像を復旧作業支援装置40に送信し、Y駅のメイン機器室に派遣された作業員が、携帯するユーザ端末30(ユーザ端末G)を用いてY駅のメイン機器室に設置されている制御装置20(制御装置D)の操作面を撮影して、その撮影画像を復旧作業支援装置40に送信するようになっている。
そして、復旧作業支援装置40は、これらの撮影画像に基づいて、信号機器H,I,J,K,Lのうちの何れが故障しているのかを判別または推定するとともに、その故障状態を判別または推定して、復旧作業ルートを選択するよう構成されている。
本実施形態の復旧作業支援装置40は、例えば、ユーザ端末30をクライアントとする、クラウド型サーバである。
具体的には、復旧作業支援装置40は、例えば、図1に示すように、制御部41と、画像認識エンジン42と、記憶部43と、通信部44と、を主に備えて構成される。
制御部41は、CPU、ROM、RAM等を備えており、復旧作業支援装置40全体を統括的に制御する。
画像認識エンジン42は、ユーザ端末30から送信されてきた制御装置20の撮影画像を解析して、当該制御装置20の操作面に設けられている複数のLEDの発光状態を認識する処理を行う。なお、ユーザ端末30から送信されてきた制御装置20の撮影画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよいが、制御装置20がLEDを点滅させて信号機器10の故障等を報知する場合には動画像が好ましい。また、ユーザ端末30から送信されてきた制御装置20の撮影画像は、モノクロ画像であってもよいし、カラー画像であってもよいが、制御装置20がLEDの発光色を変化させて信号機器10の故障等を報知する場合にはカラー画像が好ましい。
画像認識エンジン42を用いて複数のLEDの発光状態を認識する技術については、公知の技術を適用することができるので、詳しい説明は省略する。
記憶部43は、例えば、制御装置データ記憶領域43a、発光状態データ記憶領域43
b、連携状態データ記憶領域43c、復旧作業フロー記憶領域43d等を有している。
制御装置データ記憶領域43aには、例えば、制御装置20の名称(例えば「制御装置A」)と、当該制御装置20の設置場所(例えば「X駅メイン機器室」)と、予め撮影されて取得された当該制御装置20の撮影画像と、が対応付けて記憶されている。
制御部41は、制御装置データ記憶領域43aに記憶されている撮影画像の中から、ユーザ端末30から送信されてきた制御装置20の撮影画像に一致するものを見つけ出し、見つけ出した撮影画像に対応する名称や設置場所を制御装置データ記憶領域43aから取得することで、送信されてきた撮影画像の被写体の名称や設置場所を特定することができる。
ここで、似たような制御装置20が複数あり、制御装置20の操作面を見ただけでは当該制御装置20を識別することが困難である場合、制御装置データ記憶領域43aには、制御装置20の撮影画像に加えて(あるいは、撮影画像に代えて)、当該制御装置20を識別するための識別情報を記憶させるよう構成することも可能である。この識別情報としては、例えば、GPS情報、QRコード(登録商標)等を用いることができる。
制御装置データ記憶領域43aに記憶されている識別情報がGPS情報である場合、例えば、ユーザ端末30は、GPS機能を備え、制御装置20の撮影画像を復旧作業支援装置40に送信する際に、当該制御装置20の位置情報(GPS情報)も送信するよう構成される。これにより、制御部41は、制御装置データ記憶領域43aに記憶されている識別情報の中から、ユーザ端末30から送信されてきたGPS情報に一致するものを見つけ出し、見つけ出した識別情報に対応する名称や設置場所を制御装置データ記憶領域43aから取得することで、当該GPS情報とともに送信されてきた撮影画像の被写体の名称や設置場所を特定することができる。
また、制御装置データ記憶領域43aに記憶されている識別情報がQRコードである場合、例えば、各制御装置20にはQRコードが付されており、ユーザ端末30は、QRコード読取機能を備え、制御装置20の撮影画像を復旧作業支援装置40に送信する際に、当該制御装置20から読み取ったQRコードも送信するよう構成される。これにより、制御部41は、制御装置データ記憶領域43aに記憶されている識別情報の中から、ユーザ端末30から送信されてきたQRコードに一致するものを見つけ出し、見つけ出した識別情報に対応する名称や設置場所を制御装置データ記憶領域43aから取得することで、当該QRコードとともに送信されてきた撮影画像の被写体の名称や設置場所を特定することができる。
あるいは、制御装置20に、当該制御装置20の名称や設置場所を記憶するICタグを取り付けておいてもよい。この場合、例えば、ユーザ端末30は、ICタグ読取機能を備え、制御装置20の撮影画像を復旧作業支援装置40に送信する際に、当該制御装置20に取り付けられているICタグから読み取った読取情報も送信するよう構成される。これにより、制御部41は、制御装置データ記憶領域43aに記憶されているデータを参照しなくても、ユーザ端末30から送信されてきた読取情報を解読することで、当該読取情報とともに送信されてきた撮影画像の被写体の名称や設置場所を特定することができる。
発光状態データ記憶領域43bには、例えば、制御装置20が取り得る状態と、当該状態であるときのLED発光状態と、が対応付けて記憶されている。
ここで、制御装置20が取り得る状態とは、例えば、「正常状態」や「故障報知状態」などである。「故障報知状態」には、例えば、「信号機故障報知状態」や「転てつ機故障報知状態」や「軌道回路故障報知状態」や「ATS故障報知状態」などがある。
また、当該状態であるときのLED発光状態とは、例えば、制御装置20の状態が「正
常状態」であるときにおける当該制御装置20に設けられている複数のLEDの発光状態(例えば「全LEDが緑色で点灯」)や、制御装置20の状態が「信号機故障報知状態」であるときにおける当該制御装置20に設けられている複数のLEDの発光状態(例えば「LED1が赤色で点滅(点滅周期:1秒)、その他のLEDは緑色で点灯」)などである。
制御部41は、発光状態データ記憶領域43bに記憶されているLED発光状態の中から、画像認識エンジン42を用いて認識した実際のLED発光状態に一致するものを見つけ出し、見つけ出したLED発光状態に対応する制御装置20が取り得る状態を発光状態データ記憶領域43bから取得することで、制御装置20の現在の状態を判別することができる。
連携状態データ記憶領域43cには、例えば、図3に示すように、支援対象である制御装置20(対象装置)の名称や設置場所と、当該制御装置20の連携状態と、が対応付けて記憶されている。
制御部41は、連携状態データ記憶領域43cに記憶されている制御装置20の名称や設置場所の中から、送信されてきた撮影画像の被写体の名称や設置場所(具体的には、制御装置データ記憶領域43aに記憶されているデータを参照して特定した名称や設置場所)に一致するものを見つけ出し、見つけ出した名称や設置場所に対応する連携状態を連携状態データ記憶領域43cから取得することで、制御装置20の連携状態を把握することができる。
復旧作業フロー記憶領域43dには、例えば、信号機器10の故障が発生してから復旧するまでの流れを示す復旧作業フロー(図4参照)が記憶されている。この復旧作業フローは、例えば、既存のマニュアル等に基づき作成されたものである。
具体的には、復旧作業フローは、例えば、作業工程と判定工程とからなり、復旧作業フローに従って「作業(復旧作業)」や「判定」を行っていくと、故障していた信号機器10が復旧して、当該故障に伴い運転を見合わせていた列車が運転可能な状態になる。
また、復旧作業フローに含まれる各作業工程(「作業(ア)」等)には、当該作業に要する作業時間(「作業時間10分」等)が付加されている。
従来、復旧作業フローに含まれる判定工程は、人間(作業責任者や作業員など)が行っていた。そのため、故障機器やその故障状態を誤って判別してしまって、正しい復旧作業ルートが選択できない等の不都合が発生してしまうことがあった。そこで、このような不都合の発生を抑制するために、本発明では、復旧作業支援装置40が、復旧作業フローに含まれる複数の判定工程のうちの、制御装置20の操作面に設けられている複数のLEDの発光状態に基づき判定する判定工程を行って、復旧作業ルートを選択するよう構成した。
また、復旧作業フローに含まれる作業工程は、人間(作業責任者や作業員など)が行うが、復旧作業の種類は複数あるため、復旧作業の仕方が覚えきれずマニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりしなければ復旧作業を行うことができない等の不都合が発生してしまうことがあった。そこで、このような不都合の発生を抑制するために、本発明では、復旧作業フローに含まれる複数の作業工程のうちの、制御装置20の操作面を操作して作業する作業工程については、当該作業(復旧作業)の内容を復旧作業支援装置40から指示するよう構成した。
ここで、復旧作業フローに含まれる複数の作業工程のうちの、制御装置20の操作面を操作して作業する作業工程以外の作業工程には、例えば、機器室に作業員を派遣する作業、信号機器10に接続されているケーブルの状態を確認する作業、ケーブルの損傷箇所を補修する作業等がある。
また、復旧作業フローに含まれる複数の判定工程のうちの、制御装置20の操作面に設
けられている複数のLEDの発光状態に基づき判定する判定工程以外の判定工程には、例えば、ケーブルが損傷しているか否かの判定等がある。
通信部44は、通信ネットワークNを介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
<復旧作業支援処理>
次に、本実施形態の復旧作業支援装置40の制御部41が行う復旧作業支援処理について説明する。図5は、本実施形態における復旧作業支援処理の一例を示すフローチャートである。
制御部41は、まず、通信部44が、制御装置20の撮影画像を受信したか否かを判定する(ステップS1)。
具体的には、制御部41は、例えば中央指令室等に設置されている他の装置からX駅とY駅との間で信号機器故障が発生した旨の通知を受信した場合、制御装置データ記憶領域43aに記憶されているデータを参照しながら、X駅とY駅との間に設置されている信号機器10を制御する制御装置20(制御装置A,B,C,D)全ての撮影画像を受信したか否かを判定する。
ステップS1で、制御装置20の撮影画像を受信していないと判定した場合(ステップS1;No)には、ステップS1の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS1で、制御装置20の撮影画像を受信したと判定した場合(ステップS1;Yes)、具体的には、制御装置Aの撮影画像、制御装置Bの撮影画像、制御装置Cの撮影画像、および制御装置Dの撮影画像を受信したと判定した場合には、制御部41は、受信した各撮影画像を、画像認識エンジン42を用いて解析し、各制御装置20の操作面に設けられている複数のLEDの発光状態を認識する(ステップS2)。
すなわち、制御部41および画像認識エンジン42が、撮影機能を備える携帯端末(ユーザ端末30)によって取得された制御装置20の撮影画像に基づいて、当該制御装置20が備える故障報知手段の報知状態(本実施形態の場合、複数のLEDの発光状態)を認識する認識手段をなす。
次いで、制御部41は、発光状態データ記憶領域43bに記憶されているデータを参照して、ステップS2で認識した複数のLEDの発光状態に基づき各制御装置20の現在の状態を判別する(ステップS3)。ここで、各制御装置20の現在の状態は、故障機器の種類や個数、故障状態の種類等によって、同一である場合もあるし、異なる場合もある。
次いで、制御部41は、連携状態データ記憶領域43cに記憶されているデータを参照して当該各制御装置20の連携状態を把握し、当該把握した連携状態と、ステップS3で判別した当該各制御装置20の現在の状態と、に基づき復旧作業フロー記憶領域43dに記憶されている復旧作業フローの中から今回使用する復旧作業ルートを選択する(ステップS4)。
次いで、制御部41は、変数Nに「1」を設定し(ステップS5)、ステップS4で選択した復旧作業ルートに基づき手順N番目の復旧作業データを作成して、当該作成した手順N番目の復旧作業データを、通信部44を介して各ユーザ端末30に送信する(ステップS6)。
具体的には、制御部41は、制御装置A用の手順N番目の復旧作業データおよび制御装置B用の手順N番目の復旧作業データを作成してユーザ端末Eに送信し、制御装置C用の手順N番目の復旧作業データを作成してユーザ端末Fに送信し、制御装置D用の手順N番目の復旧作業データを作成してユーザ端末Gに送信する。これにより、ユーザ端末Eの表
示部には、故障機器(故障を有する信号機器10)を復旧させるために制御装置Aで行う復旧作業の内容を指示する復旧作業指示画面や制御装置Bで行う復旧作業の内容を指示する復旧作業指示画面が表示され、ユーザ端末Fの表示部には、故障機器を復旧させるために制御装置Cで行う復旧作業の内容を指示する復旧作業指示画面が表示され、ユーザ端末Gの表示部には、故障機器を復旧させるために制御装置Dで行う復旧作業の内容を指示する復旧作業指示画面が表示される。
すなわち、制御部41が、判別手段による判別または推定結果に基づいて、故障を有する機器(故障機器)を復旧させるために制御装置20で行う復旧作業の内容を指示する指示情報P1を携帯端末(ユーザ端末30)に表示させるための復旧作業データを作成する作成手段をなす。
また、制御部41および通信部44が、携帯端末(ユーザ端末30)によって送信された制御装置20の撮影画像を受信するとともに、作成手段によって作成された復旧作業データを当該携帯端末に送信する通信手段をなす。
そして、通信手段(制御部41および通信部44)は、携帯端末(ユーザ端末30)に、当該携帯端末が送信してきた撮影画像の被写体になった制御装置20用の復旧作業データを送信するように構成されている。
例えば、ステップS4で図6に示すような復旧作業ルートが選択された場合であって、変数Nに「1」が設定されている場合、ユーザ端末Eの表示部には、制御装置Aで行う復旧作業の内容を指示する復旧作業指示画面として、図7(a)に示すような画面が表示され、制御装置Bで行う復旧作業の内容を指示する復旧作業指示画面として、図7(b)に示すような画面が表示される。
具体的には、ユーザ端末30の表示部には、復旧作業指示画面として、例えば、復旧作業の内容を指示する指示情報P1と、当該復旧作業の手順番号や当該復旧作業が行われる制御装置20の名称などに関する情報P2と、が制御装置20の画像P3に重畳されたものが表示される。指示情報P1には、手順N番目の復旧作業が行われる制御装置20用の指示情報と、手順N番目の復旧作業が行われない制御装置20用の指示情報と、がある。手順N番目の復旧作業が行われる制御装置20用の指示情報は、例えば図7(b)に示す指示情報P1のように、制御装置20における操作部位(図7(b)に示す例の場合「右下にあるスイッチ21」)を指し示すとともに操作方法(図7(b)に示す例の場合「OFF」)を示す情報である。また、手順N番目の復旧作業が行われない制御装置20用の指示情報は、例えば図7(a)に示す指示情報P1のように、復旧作業の待機を指示する情報である。
なお、復旧作業指示画面には、手順N番目の復旧作業が行われる制御装置20用の指示情報として、制御装置20における操作部位を指し示すとともに操作方法を示す情報に加えて(あるいは、代えて)、例えば制御装置20の画像P3に隣接する位置に、既存のマニュアル等から抜粋した当該復旧作業の内容を詳細に説明するためのテキスト情報等が表示されてもよい。
ここで、作成手段(制御部41)は、復旧作業データとして、通信部44によって受信された制御装置20の撮影画像(ステップS1やステップS8で受信した制御装置20の撮影画像)に、指示情報P1等を重畳したものを、携帯端末(ユーザ端末30)に表示させるためのデータを作成してもよいし、携帯端末(ユーザ端末30)にライブビュー表示されている制御装置20の画像に、指示情報P1等を重畳させて表示するためのデータを作成してもよい。
例えば、復旧作業データが、通信部44によって受信された制御装置20の撮影画像に、指示情報P1等を重畳したものを表示させるためのデータである場合、ユーザ端末30は、復旧作業支援装置40から送信されてきた復旧作業データに基づく画像を表示部に表示するだけで、復旧作業指示画面を表示することができる。この場合、ユーザ端末30が
復旧作業データを受信する前に取得して復旧作業支援装置40に送信した制御装置20の撮影画像が、制御装置20の画像P3になる。
一方、復旧作業データが、ユーザ端末30にライブビュー表示されている制御装置20の画像に、指示情報P1等を重畳させて表示するためのデータである場合、ユーザ端末30は、予め導入されている専用のソフト(アプリ)を起動し、表示部にライブビュー表示している制御装置20の画像に対し画像認識処理等を行って、当該ライブビュー表示している制御装置20の画像に合うように復旧作業支援装置40から送信されてきた復旧作業データに基づく画像を重畳して表示することで、復旧作業指示画面を表示することができる。この場合、ユーザ端末30の表示部にライブビュー表示されている制御装置20の画像が、制御装置20の画像P3になる。
そして、ステップS4で図6に示すような復旧作業ルートが選択された場合であって、変数Nに「1」が設定されている場合、制御装置Bで行う復旧作業が指示されるため、X駅のメイン機器室に派遣されている作業員は、ユーザ端末Eに表示されている復旧作業指示画面を見て、復旧作業支援装置40からの指示に従い制御装置Bを操作した後、ユーザ端末Eを用いて制御装置Bの操作面を撮影し、その撮影画像、すなわち手順1番目の復旧作業データに基づく作業完了時に取得された制御装置Bの撮影画像を復旧作業支援装置40に送信する。一方、この場合、制御装置A,C,Dで行う復旧作業は指示されない(待機である)ため、制御装置A,C,Dの撮影画像は復旧作業支援装置40に送信されない。したがって、この場合、制御部41は、通信部44が制御装置Bの撮影画像を受信した場合に、手順1番目の復旧作業データに基づく作業完了時に取得された制御装置20の撮影画像を受信したと判定する。
次いで、制御部41は、通信部44が手順N番目の復旧作業データに基づく作業完了時に取得された制御装置20の撮影画像を受信したか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7で、手順N番目の復旧作業データに基づく作業完了時に取得された制御装置20の撮影画像を受信していないと判定した場合(ステップS7;No)には、ステップS7の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS7で、手順N番目の復旧作業データに基づく作業完了時に取得された制御装置20の撮影画像を受信したと判定した場合(ステップS7;Yes)には、制御部41は、受信した作業完了時の撮影画像を、画像認識エンジン42を用いて解析し、復旧作業が行われた制御装置20の操作面に設けられている複数のLEDの発光状態を認識する(ステップS8)。
次いで、ステップS8で認識した複数のLEDの発光状態に基づいて、復旧作業が正しく行われたか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9で、復旧作業が正しく行われていないと判定した場合(ステップS9;No)、すなわち誤った復旧作業が行われた場合には、ステップS6の処理に戻る。なお、その際、誤った復旧作業が行われる前の状態に戻す操作法を指示する情報をユーザ端末30に表示させるためのデータを、対応するユーザ端末30に送信し、当該操作後に取得された制御装置20の撮影画像を、画像認識エンジン42を用いて解析して、誤った復旧作業が行われる前の状態に戻ったことが確認できた場合に、ステップS6の処理に戻るよう構成することも可能である。
一方、ステップS9で、復旧作業が正しく行われたと判定した場合(ステップS9;Yes)には、制御部41は、変数Nに「1」を加算して更新し(ステップS10)、手順N番目があるか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11で、手順N番目があると判定した場合(ステップS11;Yes)、すなわち次の手順がある場合には、ステップS6の処理に移行する。
一方、ステップS11で、手順N番目がないと判定した場合(ステップS11;No)
、すなわち次の手順がない場合には、復旧作業支援処理を終了する。
例えば、ステップS4で図6に示すような復旧作業ルートが選択された場合であって、ステップS10で変数Nに「2」、「3」、「4」、または「5」が設定された場合には、手順N番目があると判定し、ステップS6で手順2番目、手順3番目、手順4番目、または手順5番目の復旧作業データを作成して各ユーザ端末30に送信する一方、ステップS10で変数Nに「6」が設定された場合には、手順N番目(すなわち手順6番目)がないと判定して、復旧作業支援処理を終了する。
すなわち、通信手段(制御部41および通信部44)は、一の手順の復旧作業データを携帯端末(ユーザ端末30)に送信した後、当該復旧作業データに基づく復旧作業後に当該携帯端末によって取得された制御装置20の撮影画像を受信すると、当該撮影画像に基づいて当該復旧作業データに基づく復旧作業が正しく行われたか否か判断し、正しく行われたと判断した場合に、次の手順の復旧作業データを、携帯端末(ユーザ端末30)に送信するように構成されている。
なお、ステップS11で、手順N番目がないと判定した場合(ステップS11;No)には、制御部11は、例えば、復旧作業フローに基づいて、手順N−1番目の復旧作業後に引き続いて行われる作業工程(すなわち、制御装置20の操作面を操作して作業する作業工程以外の作業工程)や判定工程(すなわち、制御装置20の操作面に設けられている複数のLEDの発光状態に基づき判定する判定工程以外の判定工程)の内容を、既存のマニュアル等から抜粋したものをユーザ端末30に表示させるためのデータを作成して、各ユーザ端末30に送信するように構成することも可能である。これにより、作業員等は、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりしなくても、手順N−1番目の復旧作業後に引き続いて行うべき作業工程や判定工程を実行することができる。
また、前述した復旧作業支援処理の説明では、便宜上、ステップS4で一の復旧作業ルートが選択された場合を例に挙げたが、ステップS4では複数の復旧作業ルートが選択される場合もある。
具体的には、例えば、ステップS2で認識した発光状態に基づいて、故障機器および故障状態を判別できる場合と、故障機器および故障状態を推定できる場合と、故障機器および故障状態のうちの一方を判別でき他方を推定できる場合と、がある。判別できる場合とは、1つに決定することができる場合であり、故障機器および故障状態を判別できる場合に、ステップS4で一の復旧作業ルートが選択される。一方、推定できる場合とは、1つに決定することはできないが、候補を決定することはできる場合のことであり、故障機器および故障状態を推定できる場合と、故障機器および故障状態のうちの一方を判別でき他方を推定できる場合と、にステップS4で複数の復旧作業ルートが選択され、ステップS8で認識した発光状態に基づき、選択された複数の復旧作業ルートの中から復旧作業ルートが絞られていって、最終的に故障機器および故障状態が判別(1つに決定)される。
すなわち、制御部41が、認識手段による認識結果に基づいて、制御装置20によって制御可能な複数の被制御機器(本実施形態の場合、信号機器10)の中から故障を有する機器(故障機器)を判別または推定するとともに、その故障状態を判別または推定する判別手段をなす。
より具体的には、ステップS4では、例えば、図4に示すルートR1のように分岐(判定工程)を含まない復旧作業ルートが選択される場合もあるし、図4に示すルートR2のように分岐(判定工程)を含む復旧作業ルートが選択される場合もある。ルートR2には、図4に示すように、ルートR21(「作業(カ)」→(「判定(え)」→)「作業(キ)」→「作業(ク)」→「作業(ケ)」のルート)と、ルートR22(「作業(カ)」→(「判定(え)」→)「作業(サ)」→(「判定(お)」→)「作業(シ)」のルート)と、ルートR23(「作業(カ)」→(「判定(え)」→)「作業(サ)」→(「判定(お)」→)「作業(セ)」→「作業(ソ)」のルート)と、が含まれているため、分岐を
含む復旧作業ルートが選択された場合が、複数の復旧作業ルートが選択された場合になる。一方、分岐を含まない復旧作業ルートが選択された場合が、一の復旧作業ルートが選択された場合になる。
ここで、ステップS4で選択される復旧作業ルートに含まれる判定工程が、制御装置20の操作面に設けられている複数のLEDの発光状態に基づき判定する判定工程であり、ステップS4で選択される復旧作業ルートに含まれる作業工程が、制御装置20の操作面を操作して作業する作業工程である。
ステップS4において、ルートR2が選択されたとする。ルートR2に含まれるルートR21とルートR22とルートR23とは、手順1番目の復旧作業が「作業(カ)」で共通のため、変数Nに「1」が設定されている際におけるステップS6では「作業(カ)」の内容を指示する指示情報P1を表示させるための復旧作業データが各ユーザ端末30に送信される。そして、その後のステップS8での認識結果(すなわち「作業(カ)」の完了時に取得された制御装置20の撮影画像を認識した結果)に基づき「判定(え)」を行って、ルートR21を選択するか、ルートR22,R23を選択するかを判定する。
ルートR21を選択すると判定した場合には、復旧作業ルートが1つに絞られて、手順2番目の復旧作業が「作業(キ)」、手順3番目の復旧作業が「作業(ク)」、手順4番目の復旧作業が「作業(ケ)」になる。
一方、ルートR22,R23を選択すると判定した場合には、手順2番目の復旧作業が「作業(サ)」で共通のため、変数Nに「2」が設定されている際におけるステップS6では「作業(サ)」の内容を指示する指示情報P1を表示させるための復旧作業データが各ユーザ端末30に送信される。そして、その後のステップS8での認識結果(すなわち「作業(サ)」の完了時に取得された制御装置20の撮影画像を認識した結果)に基づき「判定(お)」を行って、ルートR22を選択するか、ルートR23を選択するかを判定する。これにより、使用する復旧作業ルートが1つに絞られる。
また、制御部41は、ステップS6で、復旧作業フローに含まれる各作業工程に付加されている作業時間に基づいて復旧までの残り時間を算出し、算出した復旧までの残り時間をユーザ端末30に表示させるための残り時間データを作成し、作成した残り時間データを復旧作業データとともに各ユーザ端末30に送信することも可能である。これにより、各作業員等は、ユーザ端末30の表示部に表示される復旧作業指示画面を見ることで、復旧までの残り時間を把握することができる。図4に示す復旧作業フローの場合、制御装置20で行う復旧作業(具体的には、制御装置20の操作面を操作して行う復旧作業)の作業時間の他に、制御装置20で行う復旧作業以外の復旧作業の作業時間も付加されている。
なお、復旧作業ルートによって復旧までの残り時間も変わってくるので、例えば、複数の復旧作業ルートが選択された場合には、平均残り時間(あるいは、最も長い残り時間等であってもよい)を、復旧までの残り時間として算出するとよい。
すなわち、記憶部43の復旧作業フロー記憶領域43dが、復旧作業の作業時間を記憶する記憶手段をなす。
また、制御部41が、記憶手段に記憶されている作業時間に基づいて、故障を有する機器(故障機器)が復旧するまでの残り時間を予測し、当該予測した残り時間を携帯端末(ユーザ端末30)に表示させるための残り時間データを作成する予測手段をなす。
さらに、制御部41は、例えば、復旧作業データを各ユーザ端末30に送信してから、当該復旧作業データに基づく作業完了時に取得された制御装置20の撮影画像を受信するまでの時間を計測し、当該計測結果に基づいて、復旧作業フローに含まれる各作業工程に付加されている作業時間を更新することも可能である。
具体的には、例えば、「作業(イ)」の内容を指示する指示情報P1を表示させるため
の復旧作業データをユーザ端末30に送信してから、「作業(イ)」の完了時に取得された制御装置20の撮影画像を通信部44が受信するまでの時間を計測し、当該計測結果が「3分」であった場合には、「作業(イ)」に付加されている作業時間を「5分」から「3分」に更新することも可能である。
復旧作業フローに含まれる各作業工程に付加されている作業時間として、最初に記憶される時間値は、例えば、復旧作業フローを作成した者が経験等に基づき設定した時間値である。したがって、復旧作業データを各ユーザ端末30に送信してから、当該復旧作業データに基づく作業完了時に取得された制御装置20の撮影画像を受信するまでの時間を計測し、当該計測結果に基づいて、復旧作業フローに含まれる各作業工程に付加されている作業時間を更新することで、より正確な残り時間を算出することが可能となるため、作業員等により正確な残り時間を通知することができ、ひいては列車利用者に適確な情報を提供することが可能となる。
以上説明した復旧作業支援装置40によれば、撮影機能を備える携帯端末(ユーザ端末30)によって取得された制御装置20の撮影画像に基づいて、当該制御装置20が備える故障報知手段の報知状態(本実施形態の場合、複数のLEDの発光状態)を認識する認識手段(制御部41および画像認識エンジン42)と、認識手段による認識結果に基づいて、制御装置20によって制御可能な複数の被制御機器(本実施形態の場合、信号機器10)の中から故障を有する機器(故障機器)を判別または推定するとともに、その故障状態を判別または推定する判別手段(制御部41)と、判別手段による判別または推定結果に基づいて、故障を有する機器を復旧させるために制御装置20で行う復旧作業の内容を指示する指示情報P1を携帯端末に表示させるための復旧作業データを作成する作成手段(制御部41)と、携帯端末によって送信された制御装置20の撮影画像を受信するとともに、作成手段によって作成された復旧作業データを当該携帯端末に送信する通信手段(制御部41および通信部44)と、を備える。
したがって、迅速かつ適確に復旧作業が行えるよう支援することができる。
具体的には、復旧作業支援装置40が故障機器やその故障状態を判別または推定するため、作業員等は、故障機器やその故障状態を判別する必要がない。よって、故障機器やその故障状態を誤って判別してしまうことがないため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
また、復旧作業の内容を指示する指示情報P1が携帯端末(ユーザ端末30)に表示されるため、作業員等は、復旧作業の仕方を覚えていなくても、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりする必要がない。よって、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりしなくても復旧作業を行うことができるため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
なお、制御装置20によって制御可能な複数の被制御機器は、信号機、転てつ機、軌道回路、ATS等の信号機器10に限られることはなく、鉄道分野で使用されるその他の機器であってもよいし、鉄道分野以外の分野で使用される機器であってもよい。
また、制御装置20の撮影画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。また、制御装置20の撮影画像は、モノクロ画像であってもよいし、カラー画像であってもよい。
また、以上説明した復旧作業支援装置40によれば、故障報知手段は、複数の発光部(LED)からなり、認識手段(制御部41および画像認識エンジン42)は、報知状態として、複数の発光部それぞれの位置と、各位置にある発光部の発光の有無、発光色、および発光周期のうちの少なくとも1つと、の組み合わせを認識するように構成することも可能である。
このように構成することで、認識手段は、故障報知手段の報知状態として、複数の発光部(LED)の発光状態を認識することができる。
なお、発光部は、LEDに限ることはなく、電球等のLED以外の発光体であってもよい。
また、故障報知手段は、複数の発光部からなるもの、すなわち発光によって故障を報知するものに限ることはなく、例えば、表示によって故障を報知することが可能な表示装置等であってもよい。
また、以上説明した復旧作業支援装置40によれば、指示情報P1は、制御装置20における操作部位を指し示すとともに操作方法を示す情報であり、作成手段(制御部41)は、復旧作業データとして、通信手段(通信部44)によって受信された制御装置20の撮影画像に、指示情報P1を重畳したものを、携帯端末(ユーザ端末30)に表示させるためのデータを作成するように構成することも可能である。
このように構成することで、作業員等に対し復旧作業の内容を視覚的に伝えることができるため、作業員等が復旧作業の内容を誤って理解してしまうことを抑制することができる。
また、ユーザ端末30は、復旧作業支援装置40から送信されてきた復旧作業データに基づく画像を表示部に表示するだけで、復旧作業指示画面を表示することができる。
あるいは、作成手段(制御部41)は、復旧作業データとして、携帯端末(ユーザ端末30)にライブビュー表示されている制御装置20の画像に、指示情報P1を重畳させて表示するためのデータを作成するように構成してもよい。
このように構成することで、作業員等に対し復旧作業の内容を視覚的に伝えることができるため、作業員等が復旧作業の内容を誤って理解してしまうことを抑制することができる。
また、ユーザ端末30にライブビュー表示されている制御装置20の画像に指示情報P1を重畳させて表示しながら、復旧作業を行うことで、制御装置20の操作面を操作しようとしている作業員等の指もライブビュー表示されるため、作業員等が操作しようとしている操作部位と、指示情報P1が指し示している操作部位と、が一致しているか否かが分かりやすい。
また、以上説明した復旧作業支援装置40によれば、復旧作業には、複数の手順があり、作成手段(制御部41)は、複数の手順毎に復旧作業データを作成し、通信手段(制御部41および通信部44)は、一の手順の復旧作業データを携帯端末(ユーザ端末30)に送信した後、当該復旧作業データに基づく復旧作業後に当該携帯端末によって取得された制御装置20の撮影画像を受信すると、当該撮影画像に基づいて当該復旧作業データに基づく復旧作業が正しく行われたか否か判断し、正しく行われたと判断した場合に、次の手順の復旧作業データを、携帯端末に送信するように構成することも可能である。
このように構成することで、作業員等は、携帯端末(ユーザ端末30)に表示される順に復旧作業を行えばよいため、復旧作業の順番に間違いが生じることがない。
また、復旧作業支援装置40は、故障機器が復旧するまでの進捗状況を確認することができる。
なお、ユーザ端末30に、各手順の復旧作業データを一度に送信してもよい。
また、以上説明した復旧作業支援装置40によれば、通信手段(通信部44)によって受信される撮影画像には、複数の制御装置20の撮影画像が含まれており、作成手段(制御部41)は、複数の制御装置20毎に復旧作業データを作成し、通信手段(制御部41
および通信部44)は、携帯端末(ユーザ端末30)に、当該携帯端末が送信してきた撮影画像の被写体になった制御装置20用の復旧作業データを送信するように構成することも可能である。
このように構成することで、作業員等が他の制御装置20で行うべき復旧作業を誤って行ってしまうことを防止することができる。
なお、ユーザ端末30に、当該ユーザ端末30が送信してきた撮影画像の被写体になった制御装置20用の復旧作業データとともに、当該ユーザ端末30が送信してきた撮影画像の被写体になった制御装置20以外の制御装置20用の復旧作業データを送信してもよい。
また、以上説明した復旧作業支援装置40によれば、復旧作業の作業時間を記憶する記憶手段(記憶部43)と、記憶手段に記憶されている作業時間に基づいて、故障を有する機器(故障機器)が復旧するまでの残り時間を予測し、当該予測した残り時間を携帯端末(ユーザ端末30)に表示させるための残り時間データを作成する予測手段(制御部41)と、を備え、通信手段(制御部41および通信部44)は、予測手段によって作成された残り時間データを携帯端末に送信するように構成することも可能である。
このように構成することで、故障機器が復旧するまでの残り時間が携帯端末(ユーザ端末30)に表示されるため、作業員等は、故障機器が復旧するまでの残り時間を把握することができる。
なお、残り時間データを作成して送信するタイミングは、復旧作業データを作成して送信するタイミングに限ることはなく、適宜任意に変更可能である。
また、以上説明した復旧作業支援システム1によれば、復旧作業支援装置40と、制御装置20と、被制御機器(本実施形態の場合、信号機器10)と、携帯端末(ユーザ端末30)と、を備える。
したがって、迅速かつ適確に復旧作業が行えるよう支援することができる。
具体的には、復旧作業支援装置40が故障機器やその故障状態を判別または推定するため、作業員等は、故障機器やその故障状態を判別する必要がない。よって、故障機器やその故障状態を誤って判別してしまうことがないため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
また、復旧作業の内容を指示する指示情報P1が携帯端末(ユーザ端末30)に表示されるため、作業員等は、復旧作業の仕方を覚えていなくても、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりする必要がない。よって、マニュアル等を見たり製造メーカ等に問い合わせたりしなくても復旧作業を行うことができるため、迅速かつ適確に復旧作業を行うことができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 復旧作業支援システム
10 信号機器(被制御機器)
20 制御装置
30 ユーザ端末(携帯端末)
40 復旧作業支援装置
41 制御部(認識手段、判別手段、作成手段、通信手段、予測手段)
42 画像認識エンジン(認識手段)
43 記憶部(記憶手段)
44 通信部(通信手段)
P1 指示情報

Claims (8)

  1. 撮影機能を備える携帯端末によって取得された互いに連携している複数の制御装置の撮影画像に基づいて、故障を有する機器を判別または推定して対応する復旧作業データを前記携帯端末へ送信する復旧作業支援装置であって、
    複数の携帯端末から送信された複数の制御装置の撮影画像に基づいて、前記複数の制御装置の連携状態を判定する連携判定手段と、
    前記制御装置の撮影画像に基づいて、当該制御装置が備える故障報知手段の報知状態を認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果に基づいて、前記複数の制御装置によって制御可能な複数の被制御機器の中から故障を有する機器を判別または推定するとともに、その故障状態を判別または推定する判別手段と、
    故障に対応して機器を復旧させるための復旧作業の内容を指示する指示情報が予め記憶された記憶手段と、
    前記判別手段による判別または推定結果に基づいて、前記故障を有する機器を復旧させるために前記連携状態に応じて前記複数の制御装置で連携して行う復旧作業の内容を指示する指示情報を前記記憶手段から読み出して前記複数の携帯端末にそれぞれ表示させるための復旧作業データを作成する作成手段と、
    前記複数の携帯端末によって送信された前記複数の制御装置の撮影画像を受信するとともに、前記作成手段によって作成された前記復旧作業データを対応する携帯端末に送信する通信手段と、を備えることを特徴とする復旧作業支援装置。
  2. 前記故障報知手段は、複数の発光部からなり、
    前記認識手段は、前記報知状態として、前記複数の発光部それぞれの位置と、各位置にある発光部の発光の有無、発光色、および発光周期のうちの少なくとも1つと、の組み合わせを認識することを特徴とする請求項1に記載の復旧作業支援装置。
  3. 前記指示情報は、前記制御装置における操作部位を指し示すとともに操作方法を示す情報であり、
    前記作成手段は、前記復旧作業データとして、前記通信手段によって受信された前記制御装置の撮影画像に、前記指示情報を重畳したものを、前記携帯端末に表示させるためのデータを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の復旧作業支援装置。
  4. 前記指示情報は、前記制御装置における操作部位を指し示すとともに操作方法を示す情報であり、
    前記作成手段は、前記復旧作業データとして、前記携帯端末にライブビュー表示されている前記制御装置の画像に、前記指示情報を重畳させて表示するためのデータを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の復旧作業支援装置。
  5. 前記復旧作業には、複数の手順があり、
    前記作成手段は、前記複数の手順毎に前記復旧作業データを作成し、
    前記通信手段は、
    一の手順の復旧作業データを前記携帯端末に送信した後、当該復旧作業データに基づく復旧作業後に当該携帯端末によって取得された前記制御装置の撮影画像を受信すると、当該撮影画像に基づいて当該復旧作業データに基づく復旧作業が正しく行われたか否か判断し、
    正しく行われたと判断した場合に、次の手順の復旧作業データを、前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の復旧作業支援装置。
  6. 前記通信手段によって受信される撮影画像には、複数の制御装置の撮影画像が含まれており、
    前記作成手段は、前記複数の制御装置毎に前記復旧作業データを作成し、
    前記通信手段は、前記携帯端末に、当該携帯端末が送信してきた前記撮影画像の被写体になった制御装置用の復旧作業データを送信することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の復旧作業支援装置。
  7. 前記復旧作業の作業時間を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている作業時間に基づいて、前記故障を有する機器が復旧する
    までの残り時間を予測し、当該予測した残り時間を前記携帯端末に表示させるための残り時間データを作成する予測手段と、を備え、
    前記通信手段は、前記予測手段によって作成された残り時間データを前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の復旧作業支援装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の復旧作業支援装置と、前記複数の制御装置と、前記複数の被制御機器と、前記複数の携帯端末と、を備えることを特徴とする復旧作業支援システム。
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