JP6452901B1 - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

開閉装置の駆動装置において、設置環境の影響を受けにくく、点検を容易にする構造を提供することを目的とする。圧力タンク(11b)の内部の気密性を有する連結部(3a)を介して、固定接点(22)に接離可能に設けられた可動接点(23)を有する可動側導体(21)を駆動する駆動装置(6a)を、圧力タンク(11b)の外部でのぞき窓(5)を有する気密化されたケース(4)で覆い、発塵等を防ぎ、点検を容易にする。また、ケース(4)と圧力タンク(11b)との接続部(17)に防振部材(7)を配置し、駆動装置(6a)が高速駆動した際の駆動装置(6a)からのぞき窓(5)への振動の伝搬を抑制し、のぞき窓(5)が破損しないようにする。

Description

この発明は、主に電力の送配電系統に設置される開閉装置に関するもので、特に接点を接離する駆動装置に関する。
開閉装置の接離動作は、固定側導体の端部に設けられた固定接点に対し、一端にこの固定接点と接離可能に設けられた可動接点を有する可動側導体に絶縁ロッドを介して連結された操作ロッドを駆動することで行われる。この操作ロッドは、電動機により蓄勢されたばねエネルギーを利用したばね駆動装置や、電流を通電させたコイルによって発生する電磁力によって、鉄製の可動子を駆動する電磁駆動装置等により、駆動される。
電力系統に設置される回路の接離を行う開閉装置は、屋外設置や汚損雰囲気中に設置されることが多く、塵埃の付着や発錆等による劣化が危惧され、特に駆動装置においては、定期的なメンテナンス、清掃、グリスアップ、オーバホールなどが必要になる。
また、駆動軸となる操作ロッドおよびその周辺に異物が混入される、もしくは操作ロッド等の駆動に係る部材が湿気等により錆びることで、開閉極動作に支障が生じることが懸念されている。
これに対し、駆動装置の信頼性向上のために、固定接点や可動接点が収納され、絶縁ガスの充填された圧力タンクに対し、圧力タンクに連結して配設される駆動装置を圧力タンク内の圧力より低い圧力で気密にする操作箱を有する構造が開示されている(特許文献1)。
また、駆動装置をカバーで覆う構造も開示されている(特許文献2)。
特許5183831号公報 国際公開第2011/052288号公報
従来の開閉装置においては、駆動装置は回動部や摺動部を有するために定期的もしくは不定期に保守が必要になることがある。この場合、通電を停止し、停電とする必要が生じる、点検時間、費用を要してしまう。
また、特許文献1及び特許文献2では、駆動装置全体をケースで覆っているため、開閉装置の設置環境を受けにくいが、点検時にケースを外して目視点検する必要がある。その際、特許文献1では、圧力タンク内の主回路と連通しているため、停電が必要となる上に、タンク内のガス種によっては、一端ガスを回収して、再度充填するといった手間を要することになる。さらに、ケース開放中に湿度、塵埃の影響を受け、発錆や駆動部の摩擦力上昇を引き起こす可能性がある。
特許文献2の図2で示されている圧力タンク用ののぞき窓を特許文献1の操作箱に設ければ、操作箱を大気開放せずに駆動装置内部を点検可能となる。しかし、接点の接離を行う駆動装置の動作は、操作装置自身に衝撃を与えるため、のぞき窓が破損する虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、開閉装置の駆動装置を外部環境から遮断し、駆動装置の点検を容易とする開閉装置を提供することを目的とする。
本発明の開閉装置は、端部に固定接点の設けられた固定側導体と、一端に前記固定接点に接離可能に設けられた可動接点を有する可動側導体と、前記固定側導体と前記可動側導体とを有する遮断器が収納された圧力タンクと、前記可動側導体を駆動する駆動装置と、を備えた開閉装置であって、前記駆動装置は、のぞき窓を有する気密化されたケースで覆われ、前記可動側導体の他端に連結された絶縁ロッドと気密性を有する連結部を介して前記可動側導体に接続され、前記ケースは防振部材を介して前記圧力タンクの外部に設けられたことを特徴とするものである。
本発明の開閉装置によれば、駆動装置をケースで覆って気密にすることで、駆動装置に塵埃の入り込みを防ぐことが可能となり、駆動装置の摩擦力上昇を抑えることができる。
また、ケースに設けられたのぞき窓により、駆動装置を目視確認できるので、定期点検時にケースを外す必要がなくなり、点検時間の短縮を図ることができる。さらに、のぞき窓と駆動装置との間に防振部材が介在するので、駆動装置高速操作により大きな振動が発生しても、のぞき窓への振動の伝搬を防ぐことができ、のぞき窓の破損を防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る開閉装置を備えた受変電設備の全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る開閉装置のうち遮断器とその駆動装置の構成を示す断面図である。 図2において駆動装置がケースで覆われている状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る開閉装置の駆動装置およびその周辺部を示す他の例の図である。 本発明の実施の形態1に係る開閉装置の駆動装置およびその周辺部を示すさらに他の例の図である。 本発明の実施の形態2に係る開閉装置の駆動装置およびその周辺部を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る開閉装置の駆動装置およびその周辺部を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る開閉装置の駆動装置およびその周辺部を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る開閉装置の駆動装置およびその周辺部を示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る開閉装置とその駆動装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態7に係る開閉装置とその駆動装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態8に係る開閉装置とその駆動装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照して説明する。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る開閉装置を備えた受変電設備の全体構成を示す図で、一例としてキュービクル式受変電設備10(以下、キュービクルと称す)の構成を示したものである。
図において、キュービクル10は電気的に接地された圧力タンク11a、11bを有し、タンク内には遮断器12、断路器13、母線14等を備え、絶縁性ガスとして、SFガス、または、温暖化係数がほぼ零で地球温暖化防止に有効な乾燥空気、N(窒素)、CO(二酸化炭素)といった絶縁性ガスが高圧力で封入されている。
上部側タンク11a内にある母線14は断路器用駆動装置6bにより駆動される断路器13を介して、下部側の圧力タンク11b内の導体16aに接続されている。また、下部側の圧力タンク11b内の機器に接続される導体16bは、ケーブル15を介して外部の電力系統と接続される。
圧力タンク11b内には開閉装置の1つである遮断器12を構成する真空バルブ1が設置されている。この遮断器12は遮断器用駆動装置6aによって、真空バルブ1内の接点が接離される。
このように構成されたキュービクル10は、例えば、ケーブル15から引き込まれた電力を真空バルブ1を介して圧力タンク11a内の上部に引き出す構造である。電流の流れている通常時に電気的な事故(地絡、短絡)が発生した場合、発生する事故電流を真空バルブ1で遮断することで、電力系統や周辺の機器への事故の波及を防ぐ。
図2は、本発明の実施の形態1に係る開閉装置のうち遮断器とその駆動装置の構成を示す断面図で、図1の一部詳細図である。
図において、フランジ17は圧力タンク11bの隔壁に設けられ、圧力タンク11bの内部は、遮断器12を構成する真空バルブ1を備える。
真空バルブ1は、セラミック等の絶縁材料からなる筒状の固定側絶縁筒26a、可動側絶縁筒26bと、この真空バルブ1内に収容され、真空バルブ1の固定側を気密封止する固定側端板25aに接合された固定側導体20と、一端がこの固定側導体20と接離可能に設けられ他端が真空バルブ1の可動側端部を気密封止する可動側端板25bに装着されたベローズ24を介して真空バルブ1外に伸びる可動側導体21とで構成されている。
真空バルブ1は絶縁支持物28によってタンク11bとの絶縁を保ちながら、機械的に保持されている。絶縁支持物28は絶縁性樹脂により形成されている。
真空バルブ1外に伸びた可動側導体21は絶縁ロッド2に接続されるが、絶縁ロッド2は、他端が操作ロッド27と連結されており、可動側導体21と操作ロッド27とを電気的に絶縁できる絶縁距離を確保するように接続されている。
圧力タンク11bの外部には固定側導体20に接続された固定接点22と可動側導体21に接続された可動接点23とを接離開閉する駆動装置6aを備える。駆動装置6aは、操作ロッド27および絶縁ロッド2を介して可動側導体21を水平方向に移動させることで、固定接点22と可動接点23を接離開閉する。このとき、ベローズ24が可動側導体21の移動に追従するので、真空バルブ1内の真空は保持される。
また、操作ロッド27は、フランジ17と接続される気密性を有する連結部(ベローズ)3aと貫通して接続されている。フランジ17を貫通し、操作ロッド27は遮断器用駆動装置6aと接続され、駆動される。操作ロッド27が駆動してもベローズ3aにより圧力タンク11bの気密性が維持される。
圧力タンク11bの外部の駆動装置6aは、ケース4で覆われ、ケース4内部はフランジ17と気密部材8a(例えばOリング)により気密化されている。またケース4とフランジ17とは防振部材7を介して接続されている。
この防振部材7はゴム製の部材を用いてもよい。防振部材7として使用するゴムの種類としては、例えば天然ゴム、ニトリルゴム、クロロブレンゴム、ブチルゴム等が使用される。ゴムの形状はシート状で、中心はフランジ17の開口部に合わせて、くり貫かれている。
このゴム製の防振部材7は、ケース4とフランジ17とを固定する図示しないボルトにより、固定される。また、この防振部材7でケース4内を気密封止してもよいし、ダンパーのような弾性部材を防振部材7として、ケース4とフランジ17間に設置してもよい。
駆動装置6aと接続され、駆動装置6aを制御、駆動するための配線18はケース4に設けられた気密部材8bを介して外部に引き出され、開閉装置の制御機器や電源(図示せず)と接続される。
上述したように、駆動装置6aには操作ロッド27が接続され、操作ロッド27が駆動されるが、操作ロッド27が駆動しても、駆動装置6aを覆うケース4内部もベローズ3aにより気密性が維持される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る開閉装置のうち遮断器とその駆動装置の構成を示す図で、図2の駆動装置6aを覆うケース4を外部から見た図を示す。
図において、ケース4には、駆動装置6aの駆動箇所や開閉表示、動作回数計(図示せず)を目視することができる位置にフランジ(図示せず)を設けてのぞき窓5が設置されている。
駆動装置6aに設置された、閉極用コイル62に通電することで、可動子61がフランジ17方向に移動する。また、開極用コイル63に通電することで、可動子61がフランジ17から離れる方向に移動する。図示しないが、駆動装置6aにはバネが設置されており、閉極時には、開極バネが蓄勢され、開極時には閉極用のバネが蓄勢される構造となる場合もある。また、図示しないが投入保持用に永久磁石が設置され、開極する際に永久磁石の保持力を打ち消す方向に磁束が発生するコイルを通電することで、開極時のエネルギーを得る場合もある。
図2と図3の駆動装置6aを比較すると、図3では、可動子61がフランジ17方向に移動しているのがわかる。この時真空バルブ1内では可動接点23と固定接点22が接し、遮断器12が閉じている。このようにのぞき窓5を備えることで、駆動装置6aの駆動箇所を観察でき、遮断器12の開閉状況を確認できる。
図2では遮断器が開、図3では遮断器が閉の状態を例示したが、駆動装置6aは高電圧機器において短絡電流を遮断し、投入時に発弧時間を低減するために、高速で開閉を実施する必要がある。
そのため、駆動装置6aの動作時には大きな振動が発生する。そのため、駆動装置6aからのぞき窓5への振動の伝搬を抑制する防振部材の配置が必要である。本実施の形態のように、防振部材7を介して、フランジ17とケース4を接続することで、ケース4への振動の伝搬を防ぐことができ、ケース4に設けたのぞき窓5の破損を防止できる。
図2、3において、圧力タンク内側の気密性を有する連結部材として蛇腹形状のベローズ3aを使用した例を示したが、図4に示すように、操作ロッド27周囲に気密部材としてOリング3bを設けることもできる。また、図5に示すように、Oリング3bに代わってTリング、Xリング等の気密部材3cを用いてもよい。
以上のとおり、本実施の形態1の構成によれば、駆動装置6aをケース4で気密にすることで、駆動装置6aに周囲の塵埃の入り込みを防ぐことが可能となり、駆動装置6aの摩擦力上昇を抑えることができる。
また、従来周囲雰囲気の湿度上昇により駆動装置が酸化し摩擦力上昇が生じていたが、これも抑えることができる。
さらに、ケース4に設けられたのぞき窓5により、駆動装置6aを目視確認できるので、定期点検時にケースを外す必要がなくなり、点検時間の短縮を図ることができる。駆動装置6aの高速操作により、大きな振動が発生するが、防振部材7を介して、フランジ17とケース4を接続することにより、ケース4及びのぞき窓5への振動の伝搬を防ぐことができ、ケース4に設けたのぞき窓5の破損を防止することができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る開閉装置の駆動装置とその周辺部を示す図である。
図において、ケース4はフランジ17と気密部材8aを介して接続することで、内部が気密化されている。ケース4にはガスを封入するための仕切弁30および圧力計31が設けられている。気密化されたケース4内にドライエア(乾燥空気)、CO、N等のガスを例えば、大気圧と同じ、もしくは高い圧力で封入し充填する。大気圧より高い圧力でガスを封入するため、ケース4は大気圧との差圧に耐えるだけの強度の部材(例えば所定の厚みのステンレス)で構成する。
他の構成は、実施の形態1の図4と同様であるが、気密部材(Oリング)3bは実施の形態1で示した他の気密部材、ベローズ等でもよい。
外気がケース4内に流入してしまうと、ケース4内の湿度上昇による駆動装置6aの発錆、空気中の塵埃等の流入による駆動装置6aの摩擦力上昇の可能性がある。
そのため、ケース4内を大気圧より高いガスで気密にすることで、仮にガス漏れが発生したとしても、ケース4内の圧力を圧力計31で監視することで、容易にガス漏れを判別することができるので、本実施の形態により、駆動装置6aの信頼性が向上する。
以上のとおり、本実施の形態2の構成によれば、駆動装置6aを覆うケース4にガス封入用の仕切弁を設けて、ケース4内にガスを封入して加圧状態としたので、実施の形態1の効果に加え、駆動装置6aの発錆や塵埃等の流入による駆動装置6aの摩擦力上昇が抑制され、駆動装置6aの信頼性が向上する。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る開閉装置の駆動装置とその周辺部を示す図である。
図において、駆動装置6aを覆うケース4はフランジ17と気密部材8aを介して接続することで、内部が気密化されている。ケース4の内部には、吸着剤(または乾燥剤)32を設置する。
他の構成は、実施の形態1の図4と同様であるが、気密部材(Oリング)3bは実施の形態1で示した他の気密部材、ベローズ等でもよい。
ケース4内に吸着剤32を設置することで、開閉装置設置後の経年による湿度変化を抑え、ケース4内の湿度を一定に保つことができる。実施の形態2のようなガス封入を行うことなく、駆動装置6aの発錆化を抑制できる。吸着剤32は点検時に適宜交換すればよい。
以上のとおり、本実施の形態3の構成によれば、駆動装置6aを覆うケース4内に吸着剤32を配置したので、実施の形態1の効果に加え、駆動装置6aの発錆化が抑制され、駆動装置6aの信頼性が向上する。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る開閉装置の駆動装置とその周辺部を示す図である。
図において、駆動装置6aを覆うケース4はフランジ17と気密部材8aを介して接続することで、内部が気密化されている。ケース4にはのぞき窓5が設けられているが、防振部材7bをのぞき窓5とケース4との取付部(図示しないフランジ)に設置する。
他の構成は、実施の形態1の図4と同様であるが、気密部材(Oリング)3bは実施の形態1で示した他の気密部材、ベローズ等でもよい。
実施の形態1から3では、ケース4とフランジとの間に防振部材7を設けていたが、本実施の形態ではのぞき窓5周囲に防振部材7bを設けたので開閉装置からのぞき窓への振動の伝搬を直接抑制することができ、のぞき窓5を保護することができる。また、図のようにのぞき窓5の周囲のみに防振部材7bを取り付ければ良いので、防振部材7の取付箇所が減り、必要な防振部材7を減らすことができる。
また、図では、のぞき窓5の周囲のみに防振部材7bを設けたが、実施の形態1から3のようにケース4とフランジ17との間にも防振部材7を設ければ、振動の抑制効果は向上する。
以上のとおり、本実施の形態4の構成によれば、駆動装置6aを覆うケース4に設けたのぞき窓5のケース4への取付部に防振部材7bを設けたので開閉装置からのぞき窓への振動の伝搬を直接抑制することができ、実施の形態1の効果に加え、のぞき窓5の破損防止の効果も向上する。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る開閉装置の駆動装置とその周辺部を示す断面図である。
図において、駆動装置6aを覆うケース4はフランジ17と気密部材8aを介して接続することで、内部が気密化されている。ケース4内において、防振部材7cは駆動装置6aとフランジ17との取付部に設置する。ケース4に設けられたのぞき窓5の位置は点線で示している。
他の構成は、実施の形態1の図4と同様であるが、気密部材(Oリング)3bは実施の形態1で示した他の気密部材、ベローズ等でもよい。
駆動装置6aに直接防振部材7cを設けることで、駆動装置6aの動作による振動のフランジ17への伝搬を防ぐことができる。すなわち、フランジ17を介してケース4ののぞき窓5への振動の伝搬が抑制できることになる。従って、本実施の形態5の構成により、駆動装置6aのケース4に設けたのぞき窓5の破損をより防止でき、実施の形態1の効果と同様の効果を奏する。
実施の形態6.
上述の実施の形態1から5においては、真空バルブ1が圧力タンク11bに収容されている開閉装置について説明したが、圧力タンクに収容されていない開閉装置の例について説明する。
図10は、本発明の実施の形態6に係る開閉装置とその駆動装置の構成を示す断面図である。図において、開閉装置の駆動装置6c、および駆動装置6cによる動作を真空バルブ1の可動部に伝達するリンク機構104は、ケース4内に設置される。リンク機構104には、操作ロッド27が接続される。操作ロッド27が開閉動作を行っても摺動部に設置した気密部材3bにより、ケース4内は気密が維持される。
前記操作ロッド27は、駆動装置部と通電部とを絶縁するための絶縁ロッド2を介して、真空バルブ1と接続され、真空バルブ1の開閉動作を行う。
駆動装置6cには、駆動装置を制御、駆動するための電源(制御)線となる配線18が接続され、ケース4から気密部材8bを介して、外部に引き出される。引き出された配線18は図示しない開閉装置の制御機器や制御電源と接続される。また、ケース4には駆動装置6cおよびリンク機構104を目視できるように、気密部材8b(例えば、OリングやTリング)、防振部材7bを介してのぞき窓5が設けられている。
真空バルブ1は、セラミック等の絶縁材料からなる筒状の絶縁筒126(ここでは固定側絶縁筒と可動側絶縁筒とを含む)と、この真空バルブ1内に収容され、一端が真空バルブ1の固定側を気密封止する固定側端板25aに接合された固定側導体20と、この固定側導体20と接続された固定接点22と、固定接点22と接離可能に設けられた可動接点23と、この可動接点23と接続され、他端が真空バルブ1を気密封止するため、可動側端板25bに装着されたベローズ24を介して真空バルブ1外に伸びる可動側導体21とで構成されている。
駆動装置6cによる動作は、駆動装置6cと接続されるリンク機構104により、真空バルブ1の固定接点22と可動接点23とを接離開閉する動作に変更される。駆動装置6cは、操作ロッド27および絶縁ロッド2を介して、可動側導体21を駆動し、固定接点22と可動接点23を接離開閉する。このとき、ベローズ24が可動側導体21の移動に追従するので、真空バルブ1内の真空は保持される。
真空バルブ1は絶縁支持物107によってケース4との絶縁を保ちながら、機械的に保持されている。絶縁支持物107は絶縁性樹脂により形成されている。
なお、絶縁ロッド2は、その両端を操作ロッド27および可動側導体21と連結されており、可動側導体21と操作ロッド27とを電気的に絶縁できる絶縁距離を確保しながら接続されている。
上述したように、駆動装置6cとリンク機構104を介して接続され、駆動装置6cはケース4により覆われており、ケース内と外気との連通部に気密部材3bを設置することで、ケース4内が密閉もしくは気密される。
なお、気密部材3bは実施の形態1に記載したようにOリングに限らず、べローズ、Tリング、Xリング等の気密部材であってもよい。
図10に示した開閉装置において、電力は例えば、上部の端子108aから入り、真空バルブ1を通って下部の端子108bに引き出される。通常流れている電流、および電力系統において電気的な事故(地絡、短絡)が起きた際に発生する事故電流を真空バルブ1で遮断することで、周辺の機器への事故の波及を防ぐことができる。
以上のとおり、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果を奏する。すなわち、本実施の形態によれば真空バルブ1以外は大気中にある開閉装置において、駆動装置6cをケース4で覆い、内部を密閉もしくは気密することで、駆動装置6cやリンク機構104に設置箇所周囲の塵埃が入り込むことが無くなるので、駆動装置6cやリンク機構104の摩擦力増加を抑えることができ、開閉極速度の低下や装置故障を防ぐことができる。
また、駆動装置6cを覆うケース4に設けたのぞき窓5を気密部材8b、防振部材7b介して設けたので、駆動装置6cおよびリンク機構104を目視確認できるので、定期点検時にケースを外す必要がなくなり、点検時間の短縮を図ることができる。開閉装置からのぞき窓への振動の伝搬を直接抑制することもでき、のぞき窓5の破損防止の効果も向上する。
実施の形態7.
図11は、本発明の実施の形態7に係る開閉装置とその駆動装置の構成を示す断面図である。本実施の形態では実施の形態6のケース4にガスを封入する仕切弁と圧力計を設けた例を示す。
図において、ケース4は気密部材3bを介して操作ロッド27と接続することで、内部が気密化されている。ケース4にはガスを封入するための仕切弁30および圧力計31が設けられている。気密化されたケース4内にドライエア(乾燥空気)、CO、N等のガスを例えば、大気圧と同じ、もしくは高い圧力で封入し充填する。大気圧より高い圧力でガスを封入するため、ケース4は大気圧との差圧に耐えるだけの強度の部材(例えば所定の厚みのステンレス)で構成する。
他の構成は、実施の形態6の図10と同様であるが、気密部材(Oリング)3bはOリングに限らず、べローズ、Tリング、Xリング等の気密部材であってもよい。
外気が駆動装置6cケース4内に流入してしまうと、ケース4内の湿度上昇による駆動装置6cおよびリンク機構104の発錆、空気中の塵埃等の流入による駆動装置6cおよびリンク機構104の摩擦力上昇の可能性がある。
そのため、ケース4内を大気圧より高いガスで気密にすることで、ガス漏れが発生した場合でも、ケース4内の圧力を圧力計31で監視することで、容易にガス漏れを判別することができ、駆動装置6cの信頼性が向上する。
以上のとおり、本実施の形態7の構成によれば、駆動装置6cを覆うケース4にガス封入用の仕切弁を設けて、ケース4内にガスを封入して加圧状態としたので、実施の形態6の効果に加え、駆動装置6cの発錆や塵埃等の流入による駆動装置6cの摩擦力上昇が抑制され、駆動装置6cおよびリンク機構104の信頼性が向上する。
実施の形態8.
図12は、本発明の実施の形態8に係る開閉装置とその駆動装置の構成を示す断面図である。
図において、駆動装置6cを覆うケース4は気密部材3bを介して操作ロッド27と接続することで、内部が気密化されている。ケース4の内部には、吸着剤(または乾燥剤)32を設置する。
他の構成は、実施の形態6の図10と同様であるが、気密部材(Oリング)3bは、Oリングに限らず、べローズ、Tリング、Xリング等の気密部材であってもよい。
ケース4内に吸着剤32を設置することで、開閉装置設置後の経年による湿度変化を抑え、ケース4内の湿度を一定に保つことができる。実施の形態7のようなガス封入を行うことなく、駆動装置6cの発錆化を抑制できる。吸着剤32は点検時に適宜交換すればよい。
以上のとおり、本実施の形態8の構成によれば、駆動装置6cを覆うケース4内に吸着剤32を配置したので、実施の形態6の効果に加え、駆動装置6c及びリンク機構104の発錆化が抑制され、駆動装置6c及びリンク機構104の信頼性が向上する。
上記実施の形態では、開閉装置の1つとして真空バルブを有する遮断器を示し、その駆動装置について例示して説明したが、これに限るものではなく、駆動装置を備えた開閉装置であれば他のものであってもよい。
例えば、SFガス中で遮断を実施するガス遮断器や、空気中で遮断を実施する空気遮断器であってもよい。上記実施の形態ではコイルに通電することで、可動子を駆動する電磁駆動装置を示しているが、電動機によってバネを蓄勢し、そのエネルギーにより駆動するバネ駆動装置であってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を組み合わせたり、適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1:真空バルブ、 2:絶縁ロッド、 3a:ベローズ、 3b:Oリング、 3c:気密部材、 4:ケース、 5:のぞき窓、 6a:遮断器用駆動装置、 6b:断路器用駆動装置、 6c:駆動装置、 7、7b、7c:防振部材、 8a、8b:気密部材、 10:キュービクル、 11a、11b:圧力タンク、 12:遮断器、 13:断路器、 14:母線、 15:ケーブル、 16a、16b:導体、 17:フランジ、 18:配線、 20:固定側導体、 21:可動側導体、 22:固定接点、 23:可動接点、 24:ベローズ、 25a:固定側端板、 25b:可動側端板、 26a:固定側絶縁筒、 26b:可動側絶縁筒、 27:操作ロッド、 28:絶縁支持物、 30:仕切弁、 31:圧力計、 32:吸着剤(または乾燥剤)、 61:可動子、 62:閉極用コイル、 63:開極用コイル、 104:リンク機構、 107:絶縁支持物、 108a、108b:端子、 126:絶縁筒。

Claims (6)

  1. 端部に固定接点の設けられた固定側導体と、一端に前記固定接点に接離可能に設けられた可動接点を有する可動側導体と、
    前記固定側導体と前記可動側導体とを有する遮断器が収納された圧力タンクと、
    前記可動側導体を駆動する駆動装置と、を備えた開閉装置であって、
    前記駆動装置は、
    のぞき窓を有する気密化されたケースで覆われ、
    前記可動側導体の他端に連結された絶縁ロッドと気密性を有する連結部を介して前記可動側導体に接続され、
    前記ケースは防振部材を介して前記圧力タンクの外部に設けられたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記のぞき窓は前記防振部材を介して前記ケースに設けられたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記ケースの内部は、ドライエア、窒素、二酸化炭素のいずれかのガスが充填されていることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉装置。
  4. 前記ケースの内部に、吸着剤または乾燥剤を設置したことを特徴とする請求項1または2に記載の開閉装置。
  5. 前記固定側導体と前記可動側導体とは真空バルブ内に収容されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の開閉装置。
  6. 前記駆動装置は前記防振部材を介して前記圧力タンクの外部に設けられたことを特徴とする請求項5に記載の開閉装置。
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