JP6452242B2 - 光伝送システム、光増幅器及びその励起光制御方法 - Google Patents

光伝送システム、光増幅器及びその励起光制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバを使用した光伝送システムに関し、特に、伝送路に使用される光増幅器及びその励起光制御方法に関する。
光ファイバは、クラッド中にクラッドの屈折率より高い屈折率を有する単一のコア部分を形成し、コア部分を光信号が全反射を繰り返しながら伝搬することで長距離の伝送を行う。光信号の伝送に際して光ファイバの損失によって生じる減衰は、一定距離ごとに介在する光増幅器(例えば、特許文献1参照)によって補償することで、更なる長距離の伝送を行うことが可能となる。
光増幅器には、例えば、希土類添加光ファイバを使用することで、励起光を用いて希土類元素へのエネルギ供給を行い、増幅作用を希土類元素に起させるように構成されている。
光増幅器の励起方法には、図15に示すように、光ファイバ1に対して、光信号の伝搬元側から励起光を供給することで信号光と励起光が同じ方向に伝搬する前方励起、光信号の伝搬先側から励起光を供給することで信号光と励起光が逆方向に伝搬する後方励起、両方から励起光を供給する双方励起がある。また、励起光は、信号光と一緒に希土類が添加された光ファイバのコア内を伝搬する場合もあれば、信号光とは別にコア外部のクラッド内を伝搬する場合がある。いずれの場合においても、図16に示すように、励起光が供給される位置から光ファイバの長軸方向に離れるにしたがって、そのパワーは指数的に減衰するという性質がある。
特開2000−77758号公報
これまで、励起光のパワーを光ファイバの長軸方向に対して自由に制御するためには、励起光が供給される位置を光ファイバの長軸方向に複数設けるように構成する必要があるが、光増幅器としての機構が非常に複雑化してしまうという課題があった。そのため、光増幅器内の励起光パワーを長軸方向に対して制御しようとする試みが行われたことはなかった。
本発明は上記実情に鑑みて提案されたもので、光ファイバを使用した光増幅器において、励起光の供給位置を一か所としながら、光増幅器内の励起光パワーが減衰することなく光ファイバの長軸方向に対して制御可能とする光増幅器及びその励起光制御方法、更には、この光増幅器を使用した光伝送システムを提供することを目的とする。
上述した構造の光増幅器において、励起光が信号光と同じコア内を伝搬してしまうと、励起光のパワーは直接信号光の増幅のために使われてしまうため、励起光パワーを光ファイバの長軸方向に対して制御することはできない。励起光がクラッド内を伝搬している場合であっても、長軸方向における励起光パワーを制御するためには、特別な手段を設ける必要がある。
そこで本発明は、希土類が添加されている光ファイバのコア部分に、励起光を結合する結合手段(例えば、逆結合長周期ファイバグレーティング)を設けることで、励起光がクラッドモードからコアモードに効率的に結合できるようにし、結合手段の後方のコア内における励起光パワーが、結合手段の前方の部分より高くなるように制御する。
すなわち、上記目的を達成するため本発明の請求項1は、希土類元素が添加されたコアを光信号の増幅媒体とし、前記希土類元素を励起状態にするための励起光が前記コアの外側のクラッドを経由して供給される光増幅器において、前記クラッドに供給されクラッドモードで該クラッド内を伝搬している励起光を前記コアのコアモードに結合させる結合手段を備え、前記結合手段は、前記光増幅器の長軸方向に分布して複数設けることを特徴としている。
また、前記結合手段は、前記コアに設けられたグレーティング構造であることを特徴としている。
また、前記コアに設けられたグレーティング構造は、異なる光学特性を備えた複数のグレーティングから成るグレーティング群であることを特徴としている。
請求項2は、請求項1の光増幅器において、前記グレーティング構造は、前記グレーティング群を周期的に繰り返して形成することを特徴としている。
請求項3は、請求項1の光増幅器において、前記結合手段は、前記クラッドに設けられ、前記励起光の伝搬方向に対して傾斜面となるV溝で構成されたことを特徴としている。
請求項4は、希土類元素が添加されたコアを光信号の増幅媒体とし、前記希土類元素を励起状態にするための励起光が前記コアの外側のクラッドを経由して供給される光増幅器の励起光制御方法であり、前記クラッドに供給されクラッドモードでクラッド内を伝搬する励起光を、前記コアの長軸方向における任意位置でコアモードに結合させて励起効率を制御することを特徴としている。
また、Cバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアモードに結合することで励起効率を制御するとともに、Lバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアに漏れ出すクラッド励起により励起を行うことで、前記Cバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を同時に増幅可能とすることを特徴としている。
請求項5は、請求項4の光増幅器の励起光制御方法において、コアを伝搬する光信号のコアモードが複数存在する場合に、各クラッドモードから各コアモードに結合する結合強度を、各モードペアに対応する結合によって個別に調整することで、コアモード毎の利得を制御することを特徴としている。
請求項6は、請求項4又は請求項5に記載の光増幅器の励起光制御方法において、クラッドモードの励起光のコアモードへの結合は、コアに設けられたグレーティング構造で行われることを特徴としている。
請求項7は、希土類元素が添加されたコアを光信号の増幅媒体とし、前記希土類元素を励起状態にするための励起光が前記コアの外側のクラッドを経由して供給される光増幅器を使用して光信号を伝搬する光伝送システムにおいて、Cバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアモードに結合することで励起効率を制御するとともに、Lバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアに漏れ出すクラッド励起により励起を行うことで、前記Cバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を同時に増幅可能とし、伝送路内の光増幅点においてCバンド帯域とLバンド帯域の光信号を分離することなく伝送することを特徴としている。
請求項8は、請求項7の光伝送システムにおいて、コアを伝搬する光信号のコアモードが複数存在する場合に、各クラッドモードから各コアモードに結合する結合強度を、各モードペアに対応する結合によって個別に調整することで、コアモード毎の利得を制御しモード間利得偏差の補償を行うことを特徴としている。
請求項1の光増幅器によれば、光増幅器の長軸方向に分布して結合手段を複数設けることにより、光増幅器(光ファイバ)の長軸方向の任意位置において、励起光をクラッドモードからコアモードに効率的に結合させることができる。
また、結合手段をグレーティング構造で構成することで、特定のクラッドモードの励起光を特定のコアモードに結合させることができる。
また、異なる光学特性を備えた複数のグレーティングから成るグレーティング群とすることで、複数の特定のクラッドモードの励起光をコアモードに結合させることができる。
請求項2の光増幅器によれば、グレーティング群を周期的に繰り返して形成することで、クラッドモードの励起光がコアモードに周期的に繰り返し結合されることにより、増幅媒体であるファイバ内における局所的な信号光の利得を、ファイバの長軸方向に対して調整し易くすることができる。
請求項3の光増幅器によれば、結合手段を励起光の伝搬方向に対して傾斜面となるV溝で構成することで、クラッド内の傾斜面での反射を使用してクラッドモードの励起光をコアモードに結合させることができる。
請求項4の励起光制御方法によれば、コアの長軸方向における任意位置でコアモードに結合させて励起効率を制御することができる。
また、クラッドモードの励起光のコアモードへの結合と、クラッド励起により励起が同時に行われることで、Cバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を同時に増幅可能とすることができる。
請求項5の励起光制御方法によれば、コアを伝搬する光信号のコアモードが複数存在する(マルチモードである)場合に、コアモード毎の利得の制御を可能とすることで、モード間利得偏差の制御を容易に行うことができる。
請求項6の励起光制御方法によれば、クラッドモードの励起光のコアモードへの結合は、コアに設けられたグレーティング構造で行われる。
請求項7の光伝送システムによれば、クラッドモードの励起光のコアモードへの結合と、クラッド励起により励起が同時に行われることで、Cバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を1台の増幅器で同時に増幅可能とすることができる。
請求項8の光伝送システムによれば、コアを伝搬する光信号のコアモードが複数存在する(マルチモードである)場合に、コアモード毎の利得の制御を可能とすることで、モード間利得偏差の制御を容易に行うことができる。
本発明の実施形態の一例に係る光増幅器の増幅原理を示す構成説明図である。 長周期ファイバグレーティングの透過特性を示すグラフである。 逆結合長周期ファイバグレーティングの透過特性を示すグラフである。 本発明の実施形態の他例に係る光増幅器の増幅原理を示す構成説明図である。 図4の光増幅器の断面説明図である。 光増幅器の実施形態を示す構成説明図である。 励起光パワーの長軸方向依存性を示すグラフである。 Cバンド帯域及びLバンド帯域を一括して増幅する光増幅器の構成概念図である。 Cバンド帯域及びLバンド帯域の信号光パワーの長軸方向における変化、及び、コア内の励起光パワーの変化を示すグラフである。 Cバンド帯域及びLバンド帯域を一括して増幅する光伝送システムのモデル図である。 従来技術によるC帯域及びL帯域を一括して増幅する光伝送システムのモデル図である。 本発明に係るマルチモード光増幅器の構成概念図である。 マルチモード光増幅器を使用したマルチモード光伝送システムのモデル図である。 マルチコアファイバの構造を示す斜視説明図である。 (a)〜(c)はそれぞれ光増幅器の励起方法を示すモデル図である。 光ファイバに供給された励起光の減衰状態を示すグラフである。
本発明に係る光増幅器の増幅原理について、図1を参照しながら説明する。
光増幅器は、長尺円柱状のクラッド11と、その中心に配置され希土類元素が添加されたコア13とから成る光ファイバ10で構成され、コア13を光信号の増幅媒体とするとともに、クラッド11の端部に一か所の励起光源(図示せず)からの励起光が供給されることで、クラッド11内を励起光が伝搬するようになっている。
コア13には、長軸方向の適宜位置に結合手段20が形成されている。結合手段20は、クラッドモードでクラッド11内を伝搬している励起光をコア13のコアモードに結合させる作用を備え、例えば逆結合長周期ファイバグレーティング構造で構成されている。
逆結合長周期ファイバグレーティング構造20は、コアモードからクラッドモードの特定モードと結合することにより特定波長で放射損失を生じさせる帯域阻止光フィルタとなる長周期ファイバグレーティングについて、逆に特定のクラッドモードからコアモードへ逆結合するように使用するものである。
光ファイバのコアに長周期ファイバグレーティングを作製した場合、コアを伝搬する信号光は、図2に示すように、位相整合条件を満たした特定の波長がコアモードからクラッドモードへ変換放射され損失が発生する。
上述したコア13の構造によれば、クラッド11に入射し複数のクラッドモードで伝搬する光は、逆結合長周期ファイバグレーティング構造20において特定のクラッドモードの特定波長の光がコア13内のコアモードに逆結合し、図3に示すように、長周期ファイバグレーティングとは逆の特性が得られる。すなわち、コア13の逆結合長周期ファイバグレーティング構造20において、クラッドモードとして伝搬する励起光の特定波長(共振波長成分)の光がコアモードに逆結合する。
なお、クラッド11内を伝搬する励起光のクラッドモードはマルチモードであり、複数の伝搬モードが存在し、逆結合長周期グレーティングはそれらのクラッドモードのうち、位相整合条件を満足する特定のクラッドモードのみをコアモードに結合させることになる。
励起光の特定波長がクラッド11からコア13内に積極的に透過する構成とすることで、クラッドモードからコアモードに効率的に結合できるようにしている。クラッド11からコア13内に透過する光の波長およびクラッドモードは、逆結合長周期ファイバグレーティング構造20に形成される周期的な屈折率変調による光学特性に依存する。
すなわち、逆結合長周期ファイバグレーティング構造20によるクラッドモードからコアモードへの結合効率、並びに、どのクラッドモードからどのコアモードへ結合させるかは、長周期グレーティングの設計によって変えることが可能な変数であり、グレーティングを設ける長軸方向の位置も変数として自由に選択することが可能である。したがって、複数の逆結合長周期ファイバグレーティング構造20をコア13内に設け、それらの光学特性や設置位置を組み合わせることによって、光ファイバ10のコア13内の励起光パワーの長軸方向の分布を任意のプロファイルに制御することが可能となる。
例えば、同一の光学特性を備えた単一のグレーティングをコア13に分布させて複数設けることで、クラッドを伝搬する一つのクラッドモードの光がコア13を伝搬するシングルモードに各逆結合長周期ファイバグレーティング構造で結合させることができる。この場合、一定間隔で周期的に繰り返して単一のグレーティングを形成することにより、コア13に結合する励起光により増幅減衰を繰り返すCバンド帯域の信号光の場合に、逆結合長周期ファイバグレーティング出口付近での利得を調整し易く(均一な利得を得易く)することができる。
また、コア13に設けられた逆結合長周期ファイバグレーティング構造は、異なる光学特性を備えた複数のグレーティングから成るグレーティング群(例えば、グレーティングA、グレーティングB、グレーティングC)であってもよい。この場合においても、グレーティング群を周期的に繰り返して(例えば、ABC、ABCの順に)形成することで、コア13に結合する励起光により増幅減衰を繰り返すCバンド帯域の信号光の場合に、利得を調整し易くすることができる。
逆結合長周期ファイバグレーティング構造20は、光ファイバ10のコア13に対して、レーザ光の干渉によって生じる干渉縞を照射することで、干渉縞に基づいてコアの屈折率が周期的に変化するように構成されている。干渉縞は、短波長レーザ光の光路を二分割させた後の干渉(二光束干渉法)や、短波長レーザ光からの照射光が位相マスクを介する干渉(位相マスク法)で得ることができる。
例えば、光ファイバの長軸方向に複数の逆結合長周期ファイバグレーティング構造20を作製する場合は、長軸方向に位相マスクをずらしながら製作する。同じ光学特性のグレーティングを作製する場合は同じ位相マスクを使用し、異なる光学特性のグレーティングを作製する場合は異なる位相マスクを使用する。
また、上述した逆結合長周期ファイバグレーティング構造20に代えて、図4及び図5に示すように、クラッド11を加工することで形成した結合手段を使用しても良い。この結合手段は、光ファイバ10のクラッド11に励起光の伝搬方向に対してV字となるV溝15をコア13近傍位置まで作製する。クラッド11に励起光の伝搬方向に対して傾斜面となるV溝15が存在することで、V溝15の近傍においてクラッドモードの電磁界分布が変化し、コアモードの電磁界分布と重なる部分の範囲が大きくなる。その重なりを通じてクラッドモードからコアモード(シングルモード)への結合が生じ、クラッドモードを伝搬している励起光がコア13のコアモードを伝搬するようになる。
図4は、クラッドモードからコアモードへの結合を模式的に示したものであり、矢印は結合の様子を幾何学的に模式的に示したものである。
(実施例1)
続いて、光増幅器の具体的な実施例について、図6を参照して説明する。
光増幅器は、希土類元素が添加されたコア13と、コア13の外側に形成されたインナークラッド11と、インナークラッド11の外側に形成されたアウタークラッド12とを備えた光ファイバ10で構成され、コア13を光信号の増幅媒体とするとともに、インナークラッド11の端部の一か所に励起光が供給されることで、インナークラッド11内を励起光が伝搬するように構成されている。尚、この例では、コア13を伝搬する光信号はシングルモードとなっている。
コア13の外側に形成されたクラッドについて、インナークラッド11とアウタークラッド12との二層構造(デュアルクラッド構造)としたのは、インナークラッド11内を励起光が伝搬することによる励起光の閉じ込め効率を高めるためである。
コア13では、LP01モードの励起光によって希土類元素が励起され、LP01モードの信号光が増幅される。LP01モードの信号光は、インナークラッド11を伝搬する励起光のコア13への染み出しによっても増幅され得るが、インナークラッド11からコア13への染み出しによる励起光パワーは小さいため、それによる利得も小さいものとなってしまい、効率の悪い増幅しかできない。
そこで、本実施例においては、クラッドモードでインナークラッド11内を伝搬している励起光をコア13のコアモードに結合させる結合手段として、光増幅器の長軸方向に間隔をおいて分布する光学特性の異なる複数(3個)の逆結合長周期ファイバグレーティング構造21〜23をコア13に作製している。
一番目(左側位置)の逆結合長周期ファイバグレーティング構造21では、クラッドLP01モードがコアLP01モードに結合されるようになっている。二番目(中央位置)の逆結合長周期ファイバグレーティング構造22では、クラッドLP02モードがコアLP01モードに結合されるようになっている。三番目(右側位置)の逆結合長周期ファイバグレーティング構造23では、クラッドLP03モードがコアLP01モードに結合されるようになっている。
上述したモード番号の組み合わせは一例であり、他のモード番号同士の組み合わせであってもよい。
また、本実施例では、希土類元素が添加されたコア13にグレーティングが書き込まれているが、グレーティングが書き込まれる部分には希土類元素が添加されておらず、その直前後のコア13には希土類元素が添加されている構成であってもよい。
また、本実施例では、インナークラッド11への励起光の閉じ込め効率を高めるため、クラッドを二層としたデュアルクラッド構造としているが、単純な一層クラッドで構成してもよい。
図7は、上述した光増幅器で得られるコアLP01モードの励起光パワーの長軸方向の変化を模式的に示したものである。参考のため、通常の前方励起の場合の励起光パワー、及び、通常のクラッド励起の場合の励起光パワーも示す。
この光増幅器では、光学特性の異なる3個の逆結合長周期ファイバグレーティング構造を設けることで、各グレーティング挿入位置で励起光パワーが上昇し、その後に減衰するようになる。励起光パワーのピーク値は、グレーティング挿入位置によって自由に設定することができる。この例では、各グレーティング挿入位置における各ピーク値が異なるようにしているが、全てのグレーティング挿入位置でピーク値を等しくすることも可能である。
光増幅器で得られるコアLP01モードの励起光パワーは、グレーティング挿入位置で励起光パワーが上昇するので、通常のクラッド励起の場合にコアへ染み出してくる励起光パワーに比較して大きな値とすることができる。
また、光増幅器で得られるコアLP01モードの励起光パワーは、通常の前方励起の場合の励起光パワーが指数的に減衰するのに対して、グレーティング挿入位置で自由に励起光パワーを上昇させることができるので、高い励起光パワーを得るとともに、従前方法では得られない単純な指数的減少以外の励起光パワー変化のプロファイルとすることができる。
(実施例2)
図8の光増幅器は、Cバンド帯域(1530〜1565nm)とLバンド帯域(1565〜1625nm)の光信号の増幅を1台で行う実施例を示す。図6と同じ構成をとる部分については同一符号を付している。
通常のLバンド増幅器では、比較的長尺の希土類添加ファイバを使用するが、その場合、Lバンド帯域では、単位長あたりではCバンド帯域に比べてかなり小さい希土類添加ファイバの利得が、長尺にわたって累積していくことで最終的には大きな利得が得られるように構成される。この時、Cバンド帯域では、希土類添加ファイバの前半の短い部分で既に十分に大きな利得が得られてしまい、信号光のパワーが励起光のパワーよりも大きくなってしまう現象が生じ、後半では信号光パワーが希土類元素に吸収されてしまい、最終的にはCバンド帯域での利得が得られなくなる。
本実施例では、Cバンド帯域の増幅において、信号光が吸収されてしまってCバンド帯域の利得がなくなるのを防ぐため、コア13に複数の逆結合長周期ファイバグレーティング群21〜24(結合手段)を長軸方向に周期的に分布して作製することで、周期的に大きなパワーの励起光をコア13内に導入するように構成した。
その結果、Lバンド帯域の信号光の利得を得るために長尺の希土類添加ファイバを用いた場合であっても、Cバンド帯域の信号光が吸収によって消えずに最後まで残るようにすることで、Cバンド帯域及びLバンド帯域の信号光の一括増幅を可能とする。
図9は、光ファイバの長軸方向の関数として示したコア内の励起光パワーの変化、Cバンド帯域の信号光パワーの変化、Lバンド帯域の信号光パワーの変化をそれぞれ模式的に示したグラフである。
コア13内の励起光パワーは、光ファイバ10の各逆結合長周期ファイバグレーティング構造21〜24の挿入位置でグラッド11からの励起光が結合するので励起光パワーが上昇する。
Cバンド帯域の信号光パワーは、コア13内において、結合された励起光パワーを受けて上昇しその後に減衰することを繰り返す。したがって、逆結合長周期ファイバグレーティング構造21〜24を周期的に配置することで、周期的に励起光パワーを上昇させて信号光パワーの利得を同じ割合で調整することができる。
Lバンド帯域の信号光パワーは、コア13内において、インナークラッド11からコア13へ染み出してくる励起光パワー(クラッド励起)による利得が長尺にわたって累積していくことで最終的には大きな利得が得られるようになる。
(実施例3)
図10は、図8のCバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を一括して増幅する光増幅器10を使用して光伝送システムを構成したものである。
光増幅器10の入力側に接続された光ファイバ1には、Cバンド帯域及びLバンド帯域波長多重化装置2を介して複数のCバンド帯域の光送信端局装置3と複数のLバンド帯域の光送信端局装置3が接続され、光増幅器10の出力側に接続された光ファイバ1には、Cバンド帯域及びLバンド帯域波長分離装置5を介して複数のCバンド帯域の光受信端局装置6と複数のLバンド帯域の光受信端局装置6が接続されている。
この構成の光伝送システムによれば、Cバンド帯域及びLバンド帯域波長多重化装置2により多重化されて光ファイバ1を伝搬する光信号(Cバンド帯域及びLバンド帯域の光信号)に対して、光増幅器10で一括して増幅することが可能となる。
これに対して従前技術によれば、図11に示すように、Cバンド帯域及びLバンド帯域波長多重化装置2により多重化されて光ファイバ1を伝搬する光信号に対して増幅作用を行う場合は、C/L分離器51でCバンド帯域とLバンド帯域に分離した後に、それぞれの増幅器50で増幅させ、C/L多重器52で多重化する必要があった。図11中、図10と同じ構成をとる部分は同一符号を付している。
本実施例の光伝送システムによれば、図8に示したCバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を一括して増幅する光増幅器10を使用することで、C/L分離器51及びC/L多重器52が不要となるので構成を簡略化でき、伝送システムの構築にかかわるコストを削減することが可能となる。
また、C/L分離器51とC/L多重器52においては、CバンドとLバンドとの境界部分において、バンド間の干渉を抑圧するためのギャップ(いわゆるガードバンド)を設ける必要があり、ガードバンドに含まれる波長帯域を使用することはできない。これに対して、本実施例ではガードバンドが不要であり、ガードバンドのために波長帯域を無駄にする必要がなくなるという効果がある。
(実施例4)
上述した例では、光ファイバ10のコア13内を伝搬する光信号がシングルモードである場合を説明したが、光信号がマルチモードで多モード増幅の場合のマルチモード光増幅器30を図12に示す。
この実施例によるマルチモード光増幅器30では、マルチモードの各モードの利得を制御するため、複数のクラッドモードから複数のコアモードへそれぞれ結合する光学特性の異なる複数の逆結合長周期グレーティング構造31〜34をコア13に設けている。
各逆結合長周期グレーティング群31〜34はピッチL1、L2、L3を隔てて作製され、各ピッチは隣接するグレーティングの各周期の広い方より広いピッチを設けることでグレーティング間の干渉を防止する。
個々のグレーティング構造は、それぞれ特定のクラッドモードから特定のコアモードへと励起光を結合させるように構成されている。図12の例では、一番目の逆結合長周期グレーティング構造31でクラッドLP01モードがコアLP01モードに、二番目の逆結合長周期グレーティング構造32でクラッドLP11モードがコアLP11モードに、三番目の逆結合長周期グレーティング構造33でクラッドLP02モードがコアLP02モードに、四番目の逆結合長周期グレーティング構造34でクラッドLP22モードがコアLP22モードにそれぞれ結合される。
なお、これはあくまで一例であり、他のモード番号の組み合わせでも構わない。
また、コアモードのそれぞれに対応するグレーティング構造を配置する順番も任意であり、図12に示す順番での配置は一例に過ぎない。
ある特定のコアモードに結合されるクラッドモードの数も変数の一つであり、例えばコアLP01モードには、クラッドLP01モード、クラッドLP11モード、クラッドLP21モードの三種のモードが結合するという構成も可能である。このような構成をとることで、多モード増幅される任意のコアモードのそれぞれについて、必要な量の励起光パワーを、任意のクラッドモードから相互に独立に供給することで結合強度を調整できるので、多モード増幅器のモード間利得偏差の制御を容易に行うことができる。
(実施例5)
図13は、図12に示した、コア13内を伝搬するマルチモードの光信号を一括して多モード増幅するマルチモード光増幅器30を使用して光伝送システムを構成したものである。
マルチモード光増幅器30の入力側に接続された光ファイバ1には、波長多重化装置2及びモード多重化装置を介して複数の光送信端局装置3が接続され、マルチモード光増幅器30の出力側に接続された光ファイバ1には、波長分離装置5及びモード分離装置を介して複数の光受信端局装置6が接続されている。図13中、図10と同一の構成をとる部分は、同一符号を付している。
この実施例によれば、マルチモード光増幅器30を使用することで、多モード増幅される任意のコアモードのそれぞれについて、必要な量の励起光パワーを、任意のクラッドモードから相互に独立に供給することができるので、これまで実現が困難であったモード間の利得偏差を等化したマルチモード光伝送システムの実現が可能となる。
上述した光増幅器の各実施例は、全てクラッド中のコア部分が単一の場合であったが、図14に示すような、クラッド11中に複数のコア13が存在している、いわゆるマルチコアファイバ40においても各コア13に逆結合長周期グレーティング構造20を分布させて設けることで、各コア13について同様の効果を得ることが可能である。
マルチコア光ファイバ40は、円柱状に形成されたクラッド11中に、軸方向に沿った複数のコア13を有している。マルチコア光ファイバ40に内在する複数のコア13は、クラッド11の屈折率より高い屈折率で形成され、マルチコア光ファイバ40の中心軸に対して同心円状に配置されている。この例では、中心軸の周囲に6個のコア13が同心円状にそれぞれ等間隔に配置されている。
マルチコア光ファイバ40にグレーティング構造を作製するに際して、干渉縞による焦点面(高いコントラストが得られる範囲)は、照射方向に10ミクロン程度であり、マルチコア光ファイバ40の全てのコア13に同時に干渉縞焦点面を位置させることは不可能である。そこで、各コア13にグレーティング構造を作製するためには、各コア13の空間的な位置と、干渉縞焦点面の位置とを相対的に変化させながらレーザ光の照射を行うことが必要となる。
各コア13の空間的な位置と、干渉縞焦点面の位置とを相対的な変化は、例えば、マルチコア光ファイバ40について中心軸を中心に回転させることで、中心軸に対して同心状に配置された各コア13に干渉縞焦点面を位置させるようにして、全てのコア13へ逆結合長周期ファイバグレーティング構造を順次形成する。
上述した各光増幅器によれば、希土類が添加されている光ファイバのコア13に、クラッドモードからコアモードへ励起光を結合するための結合手段20(例えば、逆結合長周期ファイバグレーティング構造)を設けることで、励起光がクラッドモードからコアモードに効率的に結合できるようにし、励起光パワーが減衰することなく光ファイバの長軸方向に対して制御することができる。
1…光ファイバ、 2…波長多重化装置、 3…光送信端局装置、 5…波長分離装置、 6…光受信端局装置、 8…モード多重化装置、 9…モード分離装置、 10…光増幅器(光ファイバ)、 11…クラッド(インナークラッド)、 12…アウタークラッド、 13…コア、 15…V溝、 20…結合手段(逆結合長周期ファイバグレーティング構造)、 21〜24…逆結合長周期ファイバグレーティング群、 30…マルチモード光増幅器(光ファイバ)、 31〜34…逆結合長周期ファイバグレーティング群、 40…マルチコア光ファイバ(光ファイバ)。

Claims (8)

  1. 希土類元素が添加されたコアを光信号の増幅媒体とし、前記希土類元素を励起状態にするための励起光が前記コアの外側のクラッドを経由して供給される光増幅器において、
    前記クラッドに供給されクラッドモードで該クラッド内を伝搬している励起光を前記コアのコアモードに結合させる結合手段を備え、
    前記結合手段は、前記光増幅器の長軸方向に分布して前記コアに複数設けたグレーティング構造であり、
    前記コアに設けられたグレーティング構造は、異なる光学特性を備えた複数のグレーティングから成るグレーティング群である
    ことを特徴とする光増幅器。
  2. 前記グレーティング構造は、前記グレーティング群を周期的に繰り返して形成する請求項1に記載の光増幅器。
  3. 前記結合手段は、前記クラッドに設けられ、前記励起光の伝搬方向に対して傾斜面となるV溝で構成された請求項1に記載の光増幅器。
  4. 希土類元素が添加されたコアを光信号の増幅媒体とし、前記希土類元素を励起状態にするための励起光が前記コアの外側のクラッドを経由して供給される光増幅器において、
    前記クラッドに供給されクラッドモードでクラッド内を伝搬する励起光を、前記コアの長軸方向における任意位置でコアモードに結合させて励起効率を制御し、
    Cバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアモードに結合することで励起効率を制御するとともに、
    Lバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアに漏れ出すクラッド励起により励起を行うことで、
    前記Cバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を同時に増幅可能とする
    ことを特徴とする光増幅器の励起光制御方法。
  5. コアを伝搬する光信号のコアモードが複数存在する場合に、各クラッドモードから各コアモードに結合する結合強度を、各モードペアに対応する結合によって個別に調整することで、コアモード毎の利得を制御する請求項4に記載の光増幅器の励起光制御方法。
  6. クラッドモードの励起光のコアモードへの結合は、コアに設けられたグレーティング構造で行われる請求項4又は請求項5に記載の光増幅器の励起光制御方法。
  7. 希土類元素が添加されたコアを光信号の増幅媒体とし、前記希土類元素を励起状態にするための励起光が前記コアの外側のクラッドを経由して供給される光増幅器を使用して光信号を伝搬する光伝送システムにおいて、
    Cバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアモードに結合することで励起効率を制御するとともに、
    Lバンド帯域の光信号については、前記クラッド内を伝搬する励起光がコアに漏れ出すクラッド励起により励起を行うことで、
    前記Cバンド帯域及びLバンド帯域の光信号を同時に増幅可能とし、
    伝送路内の光増幅点においてCバンド帯域とLバンド帯域の光信号を分離することなく伝送することを特徴とする光伝送システム。
  8. コアを伝搬する光信号のコアモードが複数存在する場合に、各クラッドモードから各コアモードに結合する結合強度を、各モードペアに対応する結合によって個別に調整することで、コアモード毎の利得を制御しモード間利得偏差の補償を行う請求項7に記載の光伝送システム。
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