JP6446991B2 - 携帯端末の充電装置及び携帯端末システム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末の充電装置及び携帯端末システムに関するものである。
携帯型コードリーダや携帯型タグリーダなどの携帯端末は、ユーザが様々な場所に携帯して使用することを想定しているため、充電可能な電池を筐体内に収容し、この電池から供給される電力を用いて装置内の各種部品を駆動する構成となっている。このような携帯端末では、ある程度の頻度で充電を行うことが必須となっており、例えば、据置型の充電装置などに載置して充電するような構成が広く採用されている。
特開2011−72123公報
ところで、携帯端末を充電する状況は様々であり、衝撃や振動を受けやすい状況も想定される。或いは、何らかの部品(例えば、ケーブル等)が引っ掛かりやすいような状況などもありうる。このように携帯端末に対して何らかの外的要因が加わりやすい状況下では、携帯端末を単に置くだけの充電装置を用いた場合、充電装置に載置される携帯端末が振動等によって簡単に外れやすく、意図しない充電停止や機器の落下などの不具合が生じることが懸念される。従って、携帯端末を充電装置によって充電するシステムでは、振動等が生じた場合でも携帯端末が充電装置から離脱しにくい構成が求められている。
また、携帯端末を充電装置によって充電するシステムでは、1つの充電装置によって複数種類の携帯端末を充電することが求められる場合もある。例えば、長さの異なる2種類以上の携帯端末を1つの充電装置によって充電し得るシステム構成とすれば、装置の共用化が図られるため、コスト的にも、装置を管理する管理負担の面でも、ユーザにとって大きなメリットとなる。但し、このシステムでは、対象となるいずれの種類の携帯端末を充電装置に載置する場合でも、振動や衝撃などによって携帯端末が離脱しにくいことが望ましく、単一種類の携帯端末だけを想定するよりは、問題がより複雑になる。
これらの問題に関連する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が提案されている。この技術では、固定構造の受け台と変位可能な構造のロックレバーとによって携帯端末を上下に挟み込むことで、携帯端末を外れにくくしている。また、特許文献1の図10では、ロックレバーの位置を携帯端末の高さ方向に変化可能とした構成も開示されており、この構成によれば、高さの異なる複数種類の携帯端末を充電対象とすることも可能になる。
しかしながら、特許文献1の構成は、ロックレバーが回転可能に構成され、その支持部(携帯端末に接触する先端55a)が回転によって上下に移動する構成であるため、携帯端末による上への押し上げ力によってロックレバーが移動してロックが解除されてしまう虞がある。例えば、携帯端末に強い振動や衝撃が加わり、携帯端末がばねの付勢よりも強い力でロックレバーを上方に押し上げるように移動したときに、ロックレバーが容易に回転変位してロックが解除されてしまい、携帯端末が外れてしまうことになる。そして、このような問題は、高さの異なるいずれの携帯端末を保持する場合でも生じることになる。このような構造では、例えば、車載用途、工場等の現場用途などの強い振動が生じやすい用途において、特に不利益が大きく、ユーザの利便性を大きく低下させてしまうことになる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、複数種類の携帯端末を保持することが可能であり、いずれの種類の携帯端末を保持する場合でも、振動や衝撃などによって携帯端末が充電装置から離脱しにくい構成を提供することを目的とする。
第1の発明は、
複数種類の携帯端末を部分的に保持可能な保持部を備えた充電装置本体部と、
前記充電装置本体部に対して相対的に変位可能に構成され、第1支持部と第2支持部とを備えた変位部材と、
を有し、
前記変位部材は、
所定の第1変位のときに、前記第1支持部が前記保持部と向かい合う所定の第1位置に配置され、前記第1支持部と前記保持部との間に所定の第1種類の携帯端末が配置された場合に、前記第1位置に配置された前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
所定の第2変位のときには、前記第2支持部が前記第1位置とは異なる所定の第2位置に配置され、前記第2支持部と前記保持部との間に前記第1種類の携帯端末とは外形の異なる所定の第2種類の携帯端末が配置された場合に、前記第2位置に配置された前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
前記第1支持部及び前記第2支持部の各支持部が前記保持部と共に携帯端末を挟み込む向きが、前記第1支持部及び前記第2支持部が変位する向きと交差する向きとなっており、
前記第1種類の携帯端末における長手方向の長さと、前記第2種類の携帯端末における長手方向の長さとが異なっており、
前記保持部は、前記第1種類の携帯端末及び前記第2種類の携帯端末の各長手方向端部側を保持可能な端部側保持部を備えており、
前記変位部材が前記第1変位のときの前記第1支持部と前記端部側保持部との間隔と、前記変位部材が前記第2変位のときの前記第2支持部と前記端部側保持部との間隔とが異なっており、
前記変位部材が前記第1変位のときには、前記端部側保持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
前記変位部材が前記第2変位のときには、前記端部側保持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
前記変位部材は、所定の中心軸を中心として回転可能に構成され、所定の第1回転位置のときに前記第1変位となり、所定の第2回転位置のときに前記第2変位となる構成であり、
前記中心軸の方向と平行な所定方向において前記端部側保持部と前記変位部材とが向かい合う構成となっており、
前記中心軸の方向を高さ方向としたとき、前記第1支持部と前記第2支持部とが高さの異なる構造となっていることを特徴とする。
第2の発明は、
所定の第1種類の携帯端末と、
前記第1種類の携帯端末とは外形の異なる所定の第2種類の携帯端末と、
複数種類の携帯端末を部分的に保持可能な保持部を備え、少なくとも前記第1種類の携帯端末と前記第2種類の携帯端末とをそれぞれ別々の時期に前記保持部によって保持しつつ充電可能な充電装置と、
を備えた携帯端末システムであって、
前記充電装置は、
前記第1種類の携帯端末が前記充電装置に配置される場合に当該第1種類の携帯端末を部分的に保持し、前記第2種類の携帯端末が前記充電装置に配置される場合に当該第2種類の携帯端末を部分的に保持する充電装置本体部と、
前記充電装置本体部に対して相対的に変位可能に構成され、第1支持部と第2支持部とを備えた変位部材と、
を有し、
前記変位部材は、
所定の第1変位のときに、前記第1支持部が前記保持部と向かい合う所定の第1位置に配置され、前記第1支持部と前記保持部との間に前記第1種類の携帯端末が配置された場合に、前記第1位置に配置された前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
所定の第2変位のときには、前記第2支持部が前記第1位置とは異なる所定の第2位置に配置され、前記第2支持部と前記保持部との間に前記第2種類の携帯端末が配置された場合に、前記第2位置に配置された前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
前記第1支持部及び前記第2支持部の各支持部が前記保持部と共に携帯端末を挟み込む向きが、前記第1支持部及び前記第2支持部が変位する向きと交差する向きとなっており、
前記第1種類の携帯端末における長手方向の長さと、前記第2種類の携帯端末における長手方向の長さとが異なっており、
前記保持部は、前記第1種類の携帯端末及び前記第2種類の携帯端末の各長手方向端部側を保持可能な端部側保持部を備えており、
前記変位部材が前記第1変位のときの前記第1支持部と前記端部側保持部との間隔と、前記変位部材が前記第2変位のときの前記第2支持部と前記端部側保持部との間隔とが異なっており、
前記変位部材が前記第1変位のときには、前記端部側保持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
前記変位部材が前記第2変位のときには、前記端部側保持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
前記変位部材は、所定の中心軸を中心として回転可能に構成され、所定の第1回転位置のときに前記第1変位となり、所定の第2回転位置のときに前記第2変位となる構成であり、
前記中心軸の方向と平行な所定方向において前記端部側保持部と前記変位部材とが向かい合う構成となっており、
前記中心軸の方向を高さ方向としたとき、前記第1支持部と前記第2支持部とが高さの異なる構造となっていることを特徴とする。
請求項1の発明では、変位部材が所定の第1変位のときに、第1支持部が保持部と向かい合う所定の第1位置に配置され、第1支持部と保持部との間に所定の第1種類の携帯端末が配置された場合に、第1位置に配置された第1支持部によって第1種類の携帯端末の一部を支持する構成となっている。また、変位部材が所定の第2変位のときには、第2支持部が第1位置とは異なる所定の第2位置に配置され、第2支持部と保持部との間に第1種類の携帯端末とは外形の異なる所定の第2種類の携帯端末が配置された場合に、第2位置に配置された第2支持部によって第2種類の携帯端末の一部を支持する構成となっている。そして、第1支持部及び第2支持部の各支持部が保持部と共に携帯端末を挟み込む向きが、第1支持部及び第2支持部が変位する向きと交差する向きとなっている。
この構成によれば、第1種類の携帯端末の充電を行う場合、変位部材を第1変位にすることで、この第1種類の携帯端末を第1支持部と保持部とによって挟み込むように強固に保持することができる。また、第2種類の携帯端末の充電を行う場合、変位部材を第2変位にすることで、この第2種類の携帯端末を第2支持部と保持部とによって挟み込むように強固に保持することができる。このように、外形の異なる少なくとも2種類の携帯端末を安定的に保持することができ、いずれの種類の携帯端末を保持する場合でも振動等が生じた場合に離脱しにくくなる。しかも、第1支持部及び第2支持部の各支持部が保持部と共に携帯端末を挟み込む向きは、これら第1支持部及び第2支持部が変位する向きと交差する向きとなっているため、いずれの支持部によって携帯端末を支持している場合でも、振動等に起因して携帯端末から支持部に対して強い押圧力(挟み込みに反するような力)が加わったときに支持部の移動可能方向に大きな移動力が生じにくく、変位部材が変位しにくいため、挟み込みによる保持が解除されにくくなる。よって、これらのいずれの種類の携帯端末を保持する場合でも、強い振動や衝撃などによって携帯端末が充電装置から離脱しにくくなり、離脱に起因する不具合が生じることをより抑えやすくなる。
さらに、第1種類の携帯端末における長手方向の長さと、第2種類の携帯端末における長手方向の長さとが異なっており、保持部は、第1種類の携帯端末及び第2種類の携帯端末の各長手方向端部側を保持可能な端部側保持部を備えている。そして、変位部材が第1変位のときの第1支持部と端部側保持部との間隔と、変位部材が第2変位のときの第2支持部と端部側保持部との間隔とが異なっている。そして、変位部材が第1変位のときには、端部側保持部によって第1種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、第1支持部によって第1種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成となっており、変位部材が第2変位のときには、端部側保持部によって第2種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、第2支持部によって第2種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成となっている。
この構成によれば、長手方向のサイズが異なる2種類の携帯端末をいずれも充電対象とすることができ、いずれを充電する場合にも、携帯端末を長手方向に挟み込みながら強固に保持することができる。
特に、変位部材は、所定の中心軸を中心として回転可能に構成され、所定の第1回転位置のときに第1変位となり、所定の第2回転位置のときに第2変位となる構成であり、中心軸の方向と平行な所定方向において端部側保持部と変位部材とが向かい合う構成となっている。そして、中心軸の方向を高さ方向としたとき、第1支持部と第2支持部とが高さの異なる構造となっている。
この構成によれば、高さの異なる2つの支持部を挟み込み方向と平行な中心軸を中心として回転させるという簡易な構成で、長さの異なる2種類の携帯端末を安定的に保持することが可能となる。しかも、挟み込み方向と平行な中心軸を中心として変位部材が回転する構成、即ち、変位部材が挟み込み方向と直交する平面方向に沿って回転する構成であるため、振動等によって携帯端末の長手方向に押し戻す力(挟み込みに反するような逆方向の力)が生じても、その力は、変位部材を回転させるように作用しにくくなる。従って、振動等によって強い力が生じたとしても、支持部による支持がより解除されにくく、挟み込みによる保持がより一層解除されにくくなる。
請求項の発明では、変位部材が、回転本体部と、回転本体部から延びる延出部と、を備えており、充電装置本体部が、所定の係止部を備えている。そして、変位部材が第2回転位置のときに延出部と係止部とが接触して引っ掛かることで変位部材の所定回転方向の回転が規制される構成となっている。
この構成によれば、変位部材が第2変位に設定されて第2種類の携帯端末を保持している状態(即ち、変位部材の第2支持部と端部側保持部とによって挟み込んで保持している状態)において、何らかの理由によって変位部材が所定回転方向へ回転してしまうことを、延出部と係止部との引っ掛かりによって防ぎ易くなる。よって、偶発的な変位部材の回転に起因する意図しない挟み込みの解除をより低減しやすくなる。
請求項の発明では、変位部材が第2変位のときに、第2種類の携帯端末と係止部とに挟まれて延出部の一部が配置されることで、変位部材の所定回転方向の回転及び所定回転方向とは逆方向の回転が規制されるようになっている。
この構成によれば、変位部材が第2変位(第2回転位置)にあるときに、第2変位から外れようとする両方向の回転が規制されるため、いずれの回転方向にも偶発的な回転が生じにくくなる。従って、変位部材を第2変位(第2回転位置)に設定すべき場合に、より安定的に第2変位を維持することができ、ひいては、第2種類の携帯端末がより一層離脱しにくい充電装置を実現することができる。
請求項の発明では、変位部材が第2変位にあるときには、第2種類の携帯端末における所定方向の端部と第2支持部とが所定方向に向かい合って互いに接触し、且つ変位部材において第2支持部とは異なる位置に設けられた第3支持部が、第2種類の携帯端末における第2支持部による接触部位とは異なる部位に対し、所定方向と異なる向きに接触可能に対向するようになっている。
この構成では、変位部材が第2変位のときに第2種類の携帯端末を保持する際に、第2支持部と保持部とによって所定方向に挟み込むだけでなく、第3支持部によってその挟み込み方向とは異なる向きに押圧して支持すること可能となる。従って、第2種類の携帯端末を保持している際に、当該携帯端末の端部側での大きな横変位(第2種類の携帯端末の端部付近と第3支持部とが向かい合う方向における変位)を抑えやすくなり、第2種類の携帯端末をより一層強固に保持することが可能となる。
請求項の発明では、変位部材は、第1変位及び第2変位のときに、充電装置本体部内に設けられた所定の収容部の外側に延びた配置となり、第1変位及び第2変位とは異なる所定の第3変位のときに収容部に収まる配置となる。
この構成によれば、必要に応じて変位部材を収容部に収めておくことができ、充電装置全体を、よりコンパクトにしておくことができる。このような構成は、例えば、変位部材を第1変位や第2変位にしておくことが望ましくない場面において、特に有利になる。
請求項の構成によれば、請求項1と同様の効果を奏するシステムを実現できる。
図1は、第1実施形態に係る携帯端末システムを例示する側面図であり、充電装置に第1種類の携帯端末が保持された構造を示す図である。 図2は、図1の構造の平面図である。 図3は、図1の構造を図1とは反対側から見た側面図である。 図4は、図1の構造の斜視図である。 図5は、図1の構造を図4とは異なる方向から見た斜視図である。 図6は、第1実施形態に係る携帯端末システムを例示する側面図であり、充電装置に第2種類の携帯端末が保持された構造を示す図である。 図7は、図6の構造の平面図である。 図8は、図6の構造を図6とは反対側から見た側面図である。 図9は、図6の構造の斜視図である。 図10は、図6の構造を図9とは異なる方向から見た斜視図である。 図11は、第1実施形態に係る携帯端末システムを構成する充電装置の内部構造等を概略的に示す説明図である。 図12は、第1実施形態に係る携帯端末システムを構成する充電装置の変位部材を例示する正面図である。 図13は、図12の変位部材の背面図である。 図14は、図12の変位部材の側面図である。 図15(A)は、第1実施形態に係る携帯端末システムを構成する携帯端末の電気的構成を例示するブロック図であり、図15(B)は、その携帯端末の情報コード読取部の構成等を例示するブロック図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の充電装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(携帯端末システムの概要)
図1等で示す携帯端末システム100は、複数種類の携帯端末1と、これらを充電する充電装置20とによって構成されており、複数種類の携帯端末1のいずれについても、充電装置20によって充電し得る構成となっている。つまり、複数種類の携帯端末1の充電を行うために、充電装置20を兼用し得る構成となっている。具体的には、所定の第1種類の携帯端末1aと、この第1種類の携帯端末1aとは外形の異なる所定の第2種類の携帯端末1bとが、充電装置20での充電対象となっている。充電装置20は、複数種類の携帯端末1を部分的に保持可能な保持部40を備えており、少なくとも第1種類の携帯端末1aと第2種類の携帯端末1bとをそれぞれ別々の時期に保持部40によって保持しつつ充電し得る構成となっている。なお、図1〜図5は、第1種類の携帯端末1aを充電装置20によって保持している時期の構成を示すものであり、図6〜図10は、第2種類の携帯端末1bを充電装置20によって保持している時期の構成を示すものである。
(携帯端末の構成)
図1に示す携帯端末1は、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられるものであり、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能を有している。本システム100では、携帯端末1が、第1種類の携帯端末1a又は第2種類の携帯端末1bのいずれかであり、第1種類の携帯端末1aも、第2種類の携帯端末1bも、図15のような電気的構成となっている。従って、以下では、図15を参照し、両携帯端末1a、1bに共通する構成について説明する。なお、いずれの携帯端末1も、全体的に長手状の形態をなすと共に、長手状のケースによって外郭が構成され、このケースの内部に図15(A)(B)に示す各種部品(各種電気部品等)が収容されている。
携帯端末1におけるケースの内部には、図15(A)に示すように、携帯端末1全体を制御する制御部2が設けられている。この制御部2は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有しており、メモリ10と協働して情報処理手段として機能している。また、制御部2には、情報コード読取部4、表示装置5、スピーカ6、トリガスイッチ7、キー操作部8、外部インタフェース9などが接続されている。また、携帯端末1のケース内には、電源となる電池11や電源部12が設けられている。電池11は、充電装置20によって充電可能な二次電池(例えばリチウムイオン電池等)によって構成されている。また、電源部12は、公知の電源回路などによって構成されており、これらによって制御部2や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
情報コード読取部4は、図15(B)に示すように、CCDエリアセンサ等の受光センサ15、結像レンズ16、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部14などを備えた構成をなしており、制御部2と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コードなど)を読み取るように機能する。なお、情報コード読取部4には、受光センサ15からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
以上のように、第1種類の携帯端末1aの内部にも、第2種類の携帯端末1bの内部にも、図15(A)に示すような制御部2、情報コード読取部4、表示装置5、スピーカ6、トリガスイッチ7、キー操作部8、外部インタフェース9、メモリ10、電源部12、電池11などが設けられ、いずれの携帯端末も充電式の携帯型読取装置として構成されている。
また、本構成で使用対象となる第1種類の携帯端末1a及び第2種類の携帯端末1bは、外形が互いに異なっており、より具体的には、第1種類の携帯端末1aにおける長手方向の長さA1と、第2種類の携帯端末1bにおける長手方向の長さA2とが異なっている。なお、ここでの長さA1は、第1種類の携帯端末1aの長手方向における一端から他端までの最大長さであり、長さA2は、第2種類の携帯端末1bの長手方向における一端から他端までの最大長さである。
(充電装置の構成)
次に、充電装置20の具体的構成について説明する。
なお、本明細書では、変位部材23と後述する端部側保持部41とが向かい合う所定の高さ方向を前後方向とし、前後方向についてはX軸方向として示している。また、前後方向と直交する所定の横方向を左右方向としており、左右方向についてはZ軸方向として示している。更に、前後方向及び左右方向と直交する方向を上下方向としており、上下方向についてはY軸方向として示している。
具体的には、図1〜図3等で示すように、充電装置20に装着される第1種類の携帯端末1aの長手方向が前後方向となっており、変位部材23側を前方、端部側保持部41側を後方としている。また、充電装置20に装着される第1種類の携帯端末1aの厚さ方向を上下方向としており、第1種類の携帯端末1aの表示装置5aが配置される側を上方、それとは反対側を下方としている。第1種類の携帯端末1aの厚さ方向は、例えば表示装置5aの表示側の外面Faと直交する方向となっている。また、充電装置20に装着される第1種類の携帯端末1aの幅方向を左右方向(横方向)としている。なお、図2の例では、表示装置5aを平面視したときの当該表示装置5aの長手方向が前後方向となっており、当該表示装置5aの短手方向が幅方向となっている。また、図6〜図8等で示すように、充電装置20に第2種類の携帯端末1bが装着された場合でも、充電装置20に装着される第2種類の携帯端末1bの長手方向が前後方向となっており、その第2種類の携帯端末1bの厚さ方向が上下方向となっており、その第2種類の携帯端末1bの幅方向が左右方向となっている。
まず、充電装置20の基本的機能について説明する。図1等に示す充電装置20には、図示しない充電回路が設けられており、図示しない外部電源(車載電源や商用電源など)からの電力供給を受けて当該充電装置20に保持された携帯端末1(第1種類の携帯端末1a又は第2種類の携帯端末1b)を充電するように機能するものである。充電装置20に設けられた充電回路(図示略)は、充電電流を供給可能な公知の充電回路(例えば定電流回路や定電圧回路など)によって構成されており、図11で示す充電端子90及びこれに接触する携帯端末1の外部端子(図示略)を介して、携帯端末1の電池11に充電電流を供給するように構成されている。例えば、図1〜図5のように、第1種類の携帯端末1aが正規の装着位置に装着された場合には、第1種類の携帯端末1aに設けられた図示しない外部端子と、充電端子90とが接触し、充電装置20から充電端子90及びその外部端子を介して第1種類の携帯端末1aに対して充電のための電力が供給されるようになっている。また、図6〜図9のように、第2種類の携帯端末1bが正規の装着位置に装着された場合には、第2種類の携帯端末1bに設けられた図示しない外部端子と、充電端子90とが接触し、充電装置20から充電端子90及びその外部端子を介して第2種類の携帯端末1bに対して充電のための電力が供給されるようになっている。
次に、充電装置20の詳細構造について説明する。この充電装置20は、大きく分けて、充電装置本体部21と、変位部材23とによって構成されている。充電装置本体部21は、図1〜図5のように第1種類の携帯端末1aが充電装置20に配置される場合に、少なくとも保持部40によって当該第1種類の携帯端末1aを部分的に保持し、図6〜図10のように第2種類の携帯端末1bが充電装置20に配置される場合に、少なくとも保持部40によって当該第2種類の携帯端末1bを部分的に保持する構成となっている。変位部材23は、図12〜図14のような構成をなしており、充電装置本体部21に取り付けられると共に、充電装置本体部21に対して相対的に変位可能に構成されている。そして、この変位部材23には、携帯端末1を支持するための第1支持部51と第2支持部52とが形成されており、これらの支持部の位置を切り替えることが可能な構成となっている。
充電装置本体部21は、公知の樹脂材料からなる筐体30によって外殻が構成されている。筐体30は、図1〜図10のように充電時に携帯端末1が載置される部分であり、底面部35と、前壁部31と、後壁部32と、側壁部33,34とを備えている。そして、底面部35上に携帯端末1(第1種類の携帯端末1a又は第2種類の携帯端末1b)が載置されるようになっており、図2又は図7のように、載置状態の携帯端末1の一端側を後壁部32及び側壁部33,34によって囲みつつ保持するようになっている。
本構成では、充電装置本体部21において、底面部35と、後壁部32の内壁部と、側壁部33,34の内壁部とによって携帯端末1を保持する保持部40が構成されている。一方、図2、図7等で示すように、第1種類の携帯端末1aにおける長手方向一方側(保持部40に保持される側)の外形形状と、第2種類の携帯端末1bにおける長手方向一方側(保持部40に保持される側)の外形形状とが同一又は近似した外形形状となっており、第1種類の携帯端末1a及び第2種類の携帯端末1bのいずれが充電装置本体部21に保持される場合でも、底面部35上に載置されつつ、その長手方向一方側が後壁部32及び側壁部33,34によって囲まれて保持されるようになっている。
保持部40のうち、後壁部32の内壁部は、前後方向一方側(前側)に向いて配置されると共に携帯端末1の長手方向一端部を支持する端部側保持部41として機能している。そして、図2のように充電装置20に第1種類の携帯端末1aが配置されているときには、この第1種類の携帯端末1aの長手方向端部18aと端部側保持部41とが前後方向に接触しつつ対向し、端部18aが端部側保持部41によって支持されるようになっている。また、図7のように第2種類の携帯端末1bが配置されているときには、この第2種類の携帯端末1bの長手方向端部18bと端部側保持部41とが前後方向に接触しつつ対向し、端部18bが端部側保持部41によって支持されるようになっている。
なお、図11のように、後壁部32の内側の部分(即ち、内壁部)には充電回路(図示略)からの充電電流の経路となる充電端子90が設けられており、例えば、図1〜図5のように第1種類の携帯端末1aが充電装置20に設置されたときに、この携帯端末1aから露出する外部端子と充電端子90とが接触し、充電装置20からこれら端子を介して携帯端末1aに充電電流が供給されるようになっている。また、図6〜図10のように第2種類の携帯端末1bが充電装置20に設置されたときに、この携帯端末1bから露出する外部端子と充電端子90とが接触し、充電装置20からこれら端子を介して携帯端末1bに充電電流が供給されるようになっている。このように、第1種類の携帯端末1a及び第2種類の携帯端末1bのいずれの携帯端末1が保持される場合でも、携帯端末1の外部端子と充電端子90とが前後に向かい合って接触する構成であるため、固定構造の端部側保持部41に対して携帯端末1を後方側に押し付けるように保持することで端子同士の接触がより強固になる。
充電装置本体部21の一方側(前後方向の中心部よりも後方側)に設けられた保持部40では、携帯端末1の着脱時に携帯端末1を前後に導くガイド経路が構成されている。具体的には、図4、図5のように、側壁部33の内壁部33bが前後方向に延び、側壁部34の内壁部34bが前後方向に延び、底面部35が前後方向に延びており、これら内壁部33b、34b、底面部35によって、前後に延びるガイド溝が構成されている。ガイド溝は、内壁部33b、34bの前端部が開放しており、上方側も開放している。このようにガイド溝が構成されているため、携帯端末1を内壁部33b、34bの前方側から下壁部(携帯端末1の外壁部において表示装置5とは反対側の壁部)を底面部35に接触させつつ上記ガイド溝内に挿入するときに、携帯端末1が所定姿勢(携帯端末1の長手方向が前後方向となるように維持された姿勢)で維持されつつ当該携帯端末1の端部側がガイド溝内に挿入されることになる。なお、このような挿入時(ガイド溝による挿入案内時)には、後述する変位部材23を収容部49内に収容させておくことが望ましい。また、携帯端末1を保持部40から取り外すときには、携帯端末1の所定姿勢(携帯端末1の長手方向が前後方向となるように維持された姿勢)を保ちながら、上記ガイド溝に沿って携帯端末1を前方側に移動させ、内壁部33b、34bの前端部よりも携帯端末1を前方側に移動させることで、携帯端末1を保持部40から抜くことができる。
また、上記保持部40において、内壁部33b、34bの上端部付近には、それぞれの内壁部から内側に張り出す張出部33a,34aが形成されている。張出部33a,34aはいずれも、内壁部33b、34bの内壁面(携帯端末の側部を支持する面)よりも内側(Z方向において装置中心側)に突出するように張り出すと共に、前後方向に延びている。そして、図1〜図5のように第1種類の携帯端末1aが充電装置20に保持される場合、張出部33aは、この第1種類の携帯端末1aの上面部の一端部(幅方向一端部)と上下に対向すると共に、その上面部の一端部を上方側から押えるように作用し、張出部34aは、この第1種類の携帯端末1aの上面部の他端部(幅方向他端部)と上下に対向すると共に、その上面部の他端部を上方側から押えるように作用する。また、後壁部32の内壁部(端部側保持部41)の上端部付近にも、内側に張り出す張出部32aが形成されており、図1〜図5のような装着状態の第1種類の携帯端末1aに対し、その上面部の端部(長手方向端部)と上下に対向すると共に、この端部を上方側から押えるように作用する。このように、ガイド溝は、第1種類の携帯端末1aの装着時に、第1種類の携帯端末1aの長手方向一端側を保持すると共に、その長手方向一端側の所定部分の左右方向への移動、上下方向への移動、後方側への移動をいずれも規制しており、この状態では、第1種類の携帯端末1aは、所定姿勢を維持しながら前方側に移動するような動きしかできないようになっている。なお、このような動きは、後述する変位部材23と干渉しないときのみ可能となる。
また、図6〜図10のように第2種類の携帯端末1bが保持される場合も同様であり、張出部33aは、この第2種類の携帯端末1bの上面部の一端部(幅方向一端部)と上下に対向すると共に、その上面部の一端部を上方側から押えるように作用し、張出部34aは、この第2種類の携帯端末1bの上面部の他端部(幅方向他端部)と上下に対向すると共に、その上面部の他端部を上方側から押えるように作用する。そして、ガイド溝は、図6〜図10のような第2種類の携帯端末1bの装着時に、第2種類の携帯端末1bの長手方向一端側を保持すると共に、その長手方向一端側の部分の左右方向への移動、上下方向への移動、後方側への移動をいずれも規制しており、この状態では、第2種類の携帯端末1bは、所定姿勢を維持しながら前方側に移動するような動きしかできないようになっている。なお、このような動きは、後述する変位部材23と干渉しないときのみ可能となる。
変位部材23は、例えば、公知の樹脂材料によって所定形状で構成されており、図12〜図14のように、回転本体部23aと、回転本体部23aから延びる延出部23bと、を備えている。回転本体部23aは、中心軸Gの周囲に配置される部分であり、変位部材23の回転の基端となる部分である。また、延出部23bは、この回転本体部23aから延びる部分(具体的には、中心軸Gから遠ざかる側に延びる部分)であり、この延出部23bにおいて、第1支持部51と、第2支持部52とが段差構造で形成されている。第1支持部51は、第2支持部52の向きとは異なる向きにリブ状(中心軸の方向におて後方側に立ち上がるリブ状)に形成されており、第2支持部52から外れた位置に突出する突起部73を備えている。即ち、図12のように正面視したときに、突起部73は、第2支持部52を構成する環状部(中心に孔部65が形成された環状の部分)の領域の外側に突出する構成となっている。図1、図14のように、第1支持部51は、中心軸Gの方向における一方側(後方側)の外面(リブ状に突出する部分の突出方向の端面)が第1種類の携帯端末1aの支持面51aとなっている。また、第2支持部52は、中心軸Gの方向における一方側(後方側)の外面(上記環状部の後方側の端面)が第2種類の携帯端末1bの支持面52aとなっている。そして、第1支持部51における支持面51a(第1種類の携帯端末1aを支持する支持面)の位置と、第2支持部52の支持面52a(第2種類の携帯端末1bを支持する支持面)の位置とが中心軸Gの方向(即ち、前後方向)で異なっており、段差構造となっている。
このように構成される変位部材23は、図3、図8、図11のように、所定の中心軸Gを中心として回転可能に構成されている。なお、図11は、正面側から充電装置を僅かに斜めに見た構成を簡略的に示す斜視一部断面図であり、変位部材23が収容部49内に完全に収まった状態を概略的に示すものである。
変位部材23の中心軸Gの方向は、上述した前後方向(X軸方向)となっており、図1〜図10のように変位部材23の一部が収容部49の外側に延び出た状態では、中心軸Gの方向と平行な所定方向において端部側保持部41と変位部材23とが向かい合う構成となっている。そして、このように構成される変位部材23は、所定の第1回転位置のときには、図1〜図5のような第1変位(第1保持位置)となり、所定の第2回転位置のときには、図6〜図10のような第2変位(第2保持位置)となる。また、第3回転位置のときには、図11のような第3変位(収容位置)となる。
変位部材23は、中心軸Gの方向を高さ方向としたとき(即ち、X軸方向を高さ方向としたとき)、図2のように第1支持部51と第2支持部52とが高さの異なる構造となっている。具体的には、支持面51aと支持面52aとが高さの異なる段差構造となっている。なお、図2では、端部側保持部41の位置(具体的には、端部側保持部41と携帯端末1とが接触する境界面(接触面)において最も後方となる位置)を基準としたときの第1支持部51の高さ(より具体的には、上述の端部側保持部41の位置から、図1〜図5のように第1支持部51が第1種類の携帯端末1aと接触するときの境界面(接触面)において最も前方となる位置までの前後方向の距離)を符号L1で示し、その基準での第2支持部52の高さ(より具体的には、上述の端部側保持部41の位置から、図6〜図10のように第2支持部52が第2種類の携帯端末1bと接触するときの境界面(接触面)において最も前方となる位置までの前後方向の距離)を符号L2で示している。このように、高さの異なる2つの支持部51,52を挟み込み方向(前後方向)と平行な中心軸Gを中心として回転させるという簡易な構成で、2種類の携帯端末を安定的に保持することを可能としている。
そして、この変位部材23は、図1〜図5で示すような第1変位のときに、第1支持部51が保持部40と向かい合う所定の第1位置に配置される。この変位では、図1〜図5で示すように第1支持部51と保持部40との間に第1種類の携帯端末1aが配置された場合に、第1位置に配置された第1支持部51によって第1種類の携帯端末1aの一部(長手方向端部19a)を支持することになり、反対側の端部18aは、端部側保持部41によって支持されることになる。つまり、第1支持部51と端部側保持部41とによって第1種類の携帯端末1aが長手方向に挟み込まれることになる。また、上述したように、端部18aが端部側保持部41と接触するように保持部40によって保持された状態では、第1種類の携帯端末1aは、自身の長手方向を前後方向とする姿勢を維持した状態で保持部40に対して前方側のみしか移動できないようになっており、その前方側には、端部19aに接触するように第1支持部51が配置されるため、変位部材23の変位が変わらない限り、第1種類の携帯端末1aは充電装置20に対して、前後、左右、上下のいずれにも移動できなくなる。
また、図6〜図10で示すような第2変位のときには、第2支持部52が第1位置とは異なる所定の第2位置に配置される。この変位では、図6〜図10で示すように第2支持部52と保持部40との間に第2種類の携帯端末1bが配置された場合に、第2位置に配置された第2支持部52によって第2種類の携帯端末1bの一部(長手方向端部19b)を支持することになり、反対側の端部18bは、端部側保持部41によって支持されることになる。つまり、第2支持部52と端部側保持部41とによって第2種類の携帯端末1bが長手方向に挟み込まれることになる。また、上述したように、端部18bが端部側保持部41と接触するように保持部40によって保持された状態では、第2種類の携帯端末1bは、自身の長手方向を前後方向とする姿勢を維持した状態で保持部40に対して前方側のみしか移動できないようになっており、その前方側には、端部19bに接触するように第2支持部52が配置されるため、変位部材23の変位が変わらない限り、第2種類の携帯端末1bは充電装置20に対して、前後、左右、上下のいずれにも移動できなくなる。
このように、第1種類の携帯端末1aの充電を行う場合、図1〜図5のように変位部材23を第1変位にすることで、この第1種類の携帯端末1aを第1支持部51と保持部40とによって挟み込むように強固に保持することができる。また、第2種類の携帯端末1bの充電を行う場合、図6〜図10のように変位部材23を第2変位にすることで、この第2種類の携帯端末1bを第2支持部52と保持部40とによって挟み込むように強固に保持することができるのである。
本構成では、充電対象となる第1種類の携帯端末1aと第2種類の携帯端末1bとの外形が異なっているが、より具体的には、第1種類の携帯端末1aにおける長手方向の長さA1と、第2種類の携帯端末1bにおける長手方向の長さA2とが異なっている。そして、保持部40では、第1種類の携帯端末1aの長手方向端部18aについても、第2種類の携帯端末1bの長手方向端部18bについても、端部側保持部41を接触させつつ支持する構成となっている。そして、変位部材23が第1変位のときの第1支持部51と端部側保持部41との間隔L1(図2参照)と、変位部材23が第2変位のときの第2支持部52と端部側保持部41との間隔L2(図7参照)とが異なっており、図2のように変位部材23が第1変位のときには、端部側保持部41によって第1種類の携帯端末1aの長手方向一方側(即ち端部18a)を保持し、第1支持部51によって第1種類の携帯端末1aの長手方向他方側(即ち端部19a)を保持する構成となっている。この構成では、第1種類の携帯端末1aにおける長手方向の長さA1と、上記間隔L1とがほぼ同程度、或いは、間隔L1が長さA1よりもやや狭い長さとなっているため、第1変位のときには、第1種類の携帯端末1aが確実に挟み込まれて保持されることになる。
また、図7のように変位部材23が第2変位のときには、端部側保持部41によって第2種類の携帯端末1bの長手方向一方側(即ち端部18b)を保持し、第2支持部52によって第2種類の携帯端末1bの長手方向他方側(即ち端部19b)を保持する構成となっている。この構成では、第2種類の携帯端末1bにおける長手方向の長さA2と、上記間隔L2とがほぼ同程度、或いは、間隔L2が長さA2よりもやや狭い長さとなっているため、第2変位のときには、第2種類の携帯端末1bが確実に挟み込まれて保持されることになる。
そして、第1支持部51及び第2支持部52の各支持部が保持部40と共に携帯端末を挟み込む向き(即ち前後方向に相当するX軸方向)が、第1支持部51及び第2支持部52が変位する向き(即ち、YZ平面と平行な平面方向)と交差する向き(具体的には、直交する向き)となっている。この構成では、いずれの支持部によって携帯端末1を支持している場合でも、振動等に起因して携帯端末1から支持部に対して強い押圧力(挟み込みに反するようなX軸正方向の力)が加わったときに、その押圧力においてY方向の成分及びZ方向の成分が小さくなるため、その力が支持部を移動させるように作用しにくく、変位部材23が変位しにくいため、挟み込みによる保持が解除されにくくなる。
また、図4、図9のように、充電装置本体部21において、収容部49の開口部49a(図11)付近には係止部39が形成されている。そして、図9のように、変位部材23が第2回転位置のときには、延出部23bと係止部39とが接触して引っ掛かることで変位部材23の所定回転方向(具体的には、変位部材23が収容部49に向かう回転方向)の回転が規制される構成となっている。この構成によれば、変位部材23を第2回転位置で維持すべき場合に、少なくとも所定回転方向へ回転してしまうことを延出部23bと係止部39との引っ掛かりによってより確実に防ぐことができる。なお、係止部39は、延出部23bと係止し得る構成であればよく、例えば、延出部23bの回転経路上において、収容部49における延出部23bの収容領域と、収容部49の外側領域との間に介在するように筐体30の一部として配置されていればよい。この場合、図9のような状態から係止構造を解除して変位部材23を収容部49内に収容するために、例えば、変位部材23を若干撓ませて係止を解除するような構成になっていてもよい。或いは、係止部39を変位可能な構造(例えば、爪構造や突起構造などの弾性変形可能な構造等)とし、係止部39が自然状態のときには、延出部23bと係止部39とが係止可能となり、係止部39が所定の退避位置に変形したときに、延出部23bと係止部39とが係止不能となって、係止状態が解除されるような構成となっていてもよい。
また、図6、図8、図9のように、変位部材23が第2変位のときには、第2種類の携帯端末1bと係止部39とに挟まれて延出部23bの一部(第1支持部71の一部をなす突起部73)が配置されることで、変位部材23の所定回転方向の回転(収容部49内に向かう側の回転方向)及び所定回転方向とは逆方向(第1変位に向かう側の回転方向)の回転が規制されるようになっている。つまり、変位部材23が第2変位にあるときには、この第2変位から外れようとする両方向の回転が規制されるようになっている。
また、図6、図8のように、変位部材23が第2変位のときには、第2種類の携帯端末1bにおける所定方向の端部19bと第2支持部52とが所定方向(前後方向)に向かい合って互いに接触し、且つ変位部材23において第2支持部52とは異なる位置に設けられた第3支持部53が、第2種類の携帯端末1bにおける第2支持部52による接触部位とは異なる部位17b(下面部における長手方向の端部19b寄りの部位)に対し、所定方向と異なる向きに接触可能に対向するようになっている。この構成では、変位部材23が第2変位のときに第2種類の携帯端末1bを保持する際に、第2支持部52と保持部40とによって所定方向(前後方向)に挟み込むだけでなく、第3支持部53によってその挟み込み方向とは異なる向き(上方向に相当するY軸正方向)に押圧して支持すること可能となる。
本構成では、変位部材23は、図1〜図5等で示す第1変位のとき及び図6〜図10で示す第2変位のときに、充電装置本体部内(充電装置本体部21の内部)に設けられた所定の収容部49の外側に延びた配置となる。一方、図11のように、第1変位及び第2変位とは異なる所定の第3変位のときには収容部49に収まる配置となる。この構成によれば、必要に応じて変位部材23を収容部49に収めておくことができる。このように、変位部材23が収容部49に収容されている配置では、図2のように配置された携帯端末1aや、図7のように配置された携帯端末1bを前方側に抜き出すことが可能となる。
また、携帯端末1aや携帯端末1bを装着する場合には、予め変位部材23を収容部49に収容しておき、この収容状態で携帯端末1a又は携帯端末1bを前側から前後方向に挿入(具体的には、携帯端末1の長手方向と充電装置20の長手方向を合わせた状態で、前側から底面部35に沿って挿入)し、携帯端末1の端部が端部側保持部41に接触するまで挿入した後に、変位部材23を第1変位又は第2変位に設定するような装着操作を行うとよい。
(本構成の効果の例)
本構成では、図1〜図5のように、変位部材23が所定の第1変位のときに、第1支持部51が保持部40と向かい合う所定の第1位置に配置され、図1〜図5のように第1支持部51と保持部40との間に所定の第1種類の携帯端末1aが配置された場合に、第1位置に配置された第1支持部51によって第1種類の携帯端末1aの一部を支持する構成となっている。また、図6〜図10のように、変位部材23が所定の第2変位のときには、第2支持部52が第1位置とは異なる所定の第2位置に配置され、図6〜図10のように第2支持部52と保持部40との間に第1種類の携帯端末1aとは外形の異なる所定の第2種類の携帯端末1bが配置された場合に、第2位置に配置された第2支持部52によって第2種類の携帯端末1bの一部を支持する構成となっている。そして、第1支持部51及び第2支持部52の各支持部が保持部40と共に携帯端末を挟み込む向きが、第1支持部51及び第2支持部52が変位する向きと交差する向きとなっている。
この構成によれば、第1種類の携帯端末1aの充電を行う場合、変位部材23を第1変位にすることで、図1〜図5のように第1種類の携帯端末1aを第1支持部51と保持部40とによって挟み込むように強固に保持することができる。また、第2種類の携帯端末1bの充電を行う場合、変位部材23を第2変位にすることで、図6〜図10のように第2種類の携帯端末1bを第2支持部52と保持部40とによって挟み込むように強固に保持することができる。このように、外形の異なる少なくとも2種類の携帯端末を安定的に保持することができ、いずれの種類の携帯端末を保持する場合でも振動等が生じた場合に離脱しにくくなる。しかも、第1支持部51及び第2支持部52の各支持部が保持部40と共に携帯端末を挟み込む向きは、これら第1支持部51及び第2支持部52が変位する向きと交差する向きとなっているため、いずれの支持部によって携帯端末を支持している場合でも、振動等に起因して携帯端末から支持部に対して強い押圧力(挟み込みに反するような力)が加わったときに、その力の向きが支持部の移動方向と同方向になりにくく、変位部材23が変位しにくいため、挟み込みによる保持が解除されにくくなる。よって、これらのいずれの種類の携帯端末を保持する場合でも、強い振動や衝撃などによって携帯端末が充電装置20から離脱しにくくなり、離脱に起因する不具合が生じることをより抑えやすくなる。
特に、単一の変位部材23の二位置にそれぞれ支持部を設けてロックレバーとして機能させているため、部品点数が抑えられ、コンパクト化、軽量化、コスト面で有利になる。
具体的には、第1種類の携帯端末1aにおける長手方向の長さA1と、第2種類の携帯端末1bにおける長手方向の長さA2とが異なっており、保持部40は、第1種類の携帯端末1a及び第2種類の携帯端末1bの各長手方向端部側を保持可能な端部側保持部41を備えている。そして、変位部材23が第1変位のときの第1支持部51と端部側保持部41との間隔L1と、変位部材23が第2変位のときの第2支持部52と端部側保持部41との間隔L2とが異なっており、例えば、A1=L1、A2=L2となっている。そして、変位部材23が第1変位のときには、図1〜図5のように端部側保持部41によって第1種類の携帯端末1aの長手方向一方側を保持し、第1支持部51によって第1種類の携帯端末1aの長手方向他方側を保持する構成となっており、図6〜図10のように変位部材23が第2変位のときには、端部側保持部41によって第2種類の携帯端末1bの長手方向一方側を保持し、第2支持部52によって第2種類の携帯端末1bの長手方向他方側を保持する構成となっている。この構成によれば、長手方向のサイズが異なる2種類の携帯端末1a,1bを充電対象とすることができ、いずれを充電する場合にも、携帯端末を長手方向に挟み込みながら強固に保持することができる。
より具体的には、変位部材23は、所定の中心軸Gを中心として回転可能に構成され、所定の第1回転位置のときに第1変位となり、所定の第2回転位置のときに第2変位となる構成であり、中心軸Gの方向と平行な所定方向において端部側保持部41と変位部材23とが向かい合う構成となっている。つまり、端部側保持部41と変位部材23とによる挟み込み方向及び中心軸Gの方向のいずれもが、前後方向(X軸方向)となっている。そして、図2のように、中心軸Gの方向を高さ方向としたとき(即ち、X軸方向を高さ方向としたとき)、第1支持部51と第2支持部52とが高さの異なる構造となっている。この構成によれば、高さの異なる2つの支持部を挟み込み方向と平行な中心軸Gを中心として回転させるという簡易な構成で、2種類の携帯端末を安定的に保持することが可能となる。しかも、挟み込み方向と平行な中心軸Gを中心として変位部材23が回転する構成、即ち、変位部材23が挟み込み方向と直交する平面方向(即ち、YZ平面と平行な平面方向)に沿って回転する構成であるため、振動等によって携帯端末1の長手方向(即ち、X軸方向)に押し戻す力(挟み込みに反するような逆方向の力)が生じても、その力は、Y軸方向又はZ軸方向の成分が小さいため、変位部材23を回転させるように作用しにくくなる。従って、振動等によって強い力が生じたとしても、支持部による支持がより解除されにくく、挟み込みによる保持がより一層解除されにくくなる。
また、この構成では、単一の樹脂部材からなる変位部材23を回転可能に支持するという簡易な構造でロック機構が構成されるため、スライド機構等の複雑な機構を設ける必要が無く、変位部材23そのものについても、変位部材23を保持する構造についても、構造の簡易化、コンパクト化を図り易くなる。
また、本構成では、変位部材23が、回転本体部23aと、回転本体部23aから延びる延出部23bとを備えており、充電装置本体部21が、所定の係止部39を備えている。そして、図9、図10のように、変位部材23が第2回転位置のときに延出部23bと係止部39とが接触して引っ掛かることで変位部材23の所定回転方向(収容部49の内側に向かう回転方向)の回転が規制される構成となっている。この構成によれば、変位部材23を第2回転位置で維持すべき場合に、少なくとも所定回転方向へ回転してしまうことを延出部23bと係止部39との引っ掛かりによってより確実に防ぐことができる。よって、偶発的な変位部材23の回転に起因する意図しない挟み込みの解除をより低減しやすくなる。
また、本構成では、図6〜図10のように変位部材23が第2変位のときに、図6、図8、図9のように第2種類の携帯端末1bと係止部39とに挟まれて延出部23bの一部(第1支持部51の一部をなす突起部73)が配置されることで、変位部材23の所定回転方向の回転(収容部49の内側に向かう方向の回転)及び所定回転方向とは逆方向の回転(第1回転位置に向かう方向の回転)が規制される構成となっている。この構成によれば、図6、図8、図9のように、変位部材23が第2変位にあるときに第2変位から外れようとする両方向の回転が規制されるため、いずれの回転方向にも偶発的な回転が生じにくくなる。従って、変位部材23を第2変位(第2回転位置)に設定すべき場合に、より安定的に第2変位を維持することができ、第2種類の携帯端末1bがより一層離脱しにくい充電装置20を実現することができる。
また、本構成では、図6〜図10のように変位部材23が第2変位のときには、第2種類の携帯端末1bにおける所定方向(携帯端末1bの長手方向であり、図6等の例では前後方向)の端部19bと第2支持部52とがその所定方向に向かい合って互いに接触し、且つ図6、図8のように、変位部材23において第2支持部52とは異なる位置に設けられた第3支持部53が、第2種類の携帯端末1bにおける第2支持部52による接触部位(端部19bとは異なる部位17b)に対し、その所定方向と異なる向きに接触可能に対向する。この構成では、変位部材23が第2変位のときに第2種類の携帯端末1bを保持する際に、第2支持部52と保持部40とによって所定方向(図6等の例では前後方向)に挟み込むだけでなく、第3支持部53によってその挟み込み方向とは異なる向きに押圧して支持すること可能となる。従って、第2種類の携帯端末1bを保持している際に、当該携帯端末の端部19b側での大きな横変位(第2種類の携帯端末1bの端部19b付近と第3支持部53とが向かい合う上下方向における変位)を抑えることができ、第2種類の携帯端末1bをより一層強固に保持することが可能となる。
また、本構成では、変位部材23は、図1〜図5等で示す第1変位のとき及び図6〜図10で示す第2変位のときに、充電装置本体部内(充電装置本体部21の内部)に設けられた所定の収容部49の外側に延びた配置となり、図11のように、第1変位及び第2変位とは異なる所定の第3変位のときに収容部49に収まる配置となる。この構成によれば、必要に応じて変位部材23を収容部49に収めておくことができ、充電装置20全体をよりコンパクトにしておくことができる。このような構成は、例えば、変位部材23を第1変位や第2変位にしておくことが望ましくない場面(例えば、充電装置20を持ち運びする時など)において、特に有利になる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、第1種類の携帯端末1aや第2種類の携帯端末1bの例として携帯型情報コードリーダとして構成される携帯端末を例示したが、他種の携帯型情報処理装置であってもよい。例えば、携帯型無線タグリーダとして構成される携帯型読取装置であってもよく、情報コードリーダとしての機能と、無線タグリーダとしての機能とを有する携帯型読取装置であってもよい。
上記実施形態では、充電装置20によって2種類の携帯端末を充電可能な構成を例示したが、この例に限られない。例えば、変位部材23が第1変位のときに、第1種類の携帯端末1aだけでなく、第1種類の携帯端末1aと同程度の高さ(長さ)の他種類の携帯端末(第1種類の携帯端末1aと若干外形の異なる携帯端末など)を充電装置20によって充電し得る構成であってもよい。或いは、変位部材23が第2変位のときに、第2種類の携帯端末1bだけでなく、第2種類の携帯端末1bと同程度の高さ(長さ)を有する他種類の携帯端末(第2種類の携帯端末1bと若干外形の異なる携帯端末など)を充電装置20によって充電し得る構成であってもよい。
上記実施形態では、2つの支持部が段差状に構成され、高さ方向(中心軸Gと平行な方向)に2段に構成された例を示したが、3以上の支持部が段差状に構成され、高さ方向に3段以上に構成されていてもよい。例えば、変位部材が第1変位のときに第1支持部と保持部とが対向して第1種類の携帯端末を挟み込み、変位部材が第2変位のときに第2支持部と保持部とが対向して第2種類の携帯端末を挟み込み、変位部材が第3変位のときに第3支持部と保持部とが対向して第3種類の携帯端末を挟み込むような構成であってもよい。
1…携帯端末
1a…第1種類の携帯端末
1b…第2種類の携帯端末
19a…第1種類の携帯端末の長手方向端部
19b…第2種類の携帯端末の長手方向端部
20…充電装置
21…充電装置本体部
23…変位部材
23a…回転本体部
23b…延出部
39…係止部
40…保持部
41…端部側保持部
49…収容部
51…第1支持部
52…第2支持部
53…第3支持部
100…携帯端末システム
G…中心軸

Claims (6)

  1. 複数種類の携帯端末を部分的に保持可能な保持部を備えた充電装置本体部と、
    前記充電装置本体部に対して相対的に変位可能に構成され、第1支持部と第2支持部とを備えた変位部材と、
    を有し、
    前記変位部材は、
    所定の第1変位のときに、前記第1支持部が前記保持部と向かい合う所定の第1位置に配置され、前記第1支持部と前記保持部との間に所定の第1種類の携帯端末が配置された場合に、前記第1位置に配置された前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
    所定の第2変位のときには、前記第2支持部が前記第1位置とは異なる所定の第2位置に配置され、前記第2支持部と前記保持部との間に前記第1種類の携帯端末とは外形の異なる所定の第2種類の携帯端末が配置された場合に、前記第2位置に配置された前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
    前記第1支持部及び前記第2支持部の各支持部が前記保持部と共に携帯端末を挟み込む向きが、前記第1支持部及び前記第2支持部が変位する向きと交差する向きとなっており、
    前記第1種類の携帯端末における長手方向の長さと、前記第2種類の携帯端末における長手方向の長さとが異なっており、
    前記保持部は、前記第1種類の携帯端末及び前記第2種類の携帯端末の各長手方向端部側を保持可能な端部側保持部を備えており、
    前記変位部材が前記第1変位のときの前記第1支持部と前記端部側保持部との間隔と、前記変位部材が前記第2変位のときの前記第2支持部と前記端部側保持部との間隔とが異なっており、
    前記変位部材が前記第1変位のときには、前記端部側保持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
    前記変位部材が前記第2変位のときには、前記端部側保持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
    前記変位部材は、所定の中心軸を中心として回転可能に構成され、所定の第1回転位置のときに前記第1変位となり、所定の第2回転位置のときに前記第2変位となる構成であり、
    前記中心軸の方向と平行な所定方向において前記端部側保持部と前記変位部材とが向かい合う構成となっており、
    前記中心軸の方向を高さ方向としたとき、前記第1支持部と前記第2支持部とが高さの異なる構造となっていることを特徴とする携帯端末の充電装置。
  2. 前記変位部材は、回転本体部と、前記回転本体部から延びる延出部と、を備え、
    前記充電装置本体部は、所定の係止部を備えており、
    前記変位部材が前記第2回転位置のときに前記延出部と前記係止部とが接触して引っ掛かることで前記変位部材の所定回転方向の回転が規制されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末の充電装置。
  3. 前記変位部材が前記第2変位のときに、前記第2種類の携帯端末と前記係止部とに挟まれて前記延出部の一部が配置されることで、前記変位部材の前記所定回転方向の回転及び前記所定回転方向とは逆方向の回転が規制されることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末の充電装置。
  4. 前記変位部材が前記第2変位のときには、前記第2種類の携帯端末における前記所定方向の端部と前記第2支持部とが前記所定方向に向かい合って互いに接触し、且つ前記変位部材において前記第2支持部とは異なる位置に設けられた第3支持部が、前記第2種類の携帯端末における前記第2支持部による接触部位とは異なる部位に対し、前記所定方向と異なる向きに接触可能に対向することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯端末の充電装置。
  5. 前記変位部材は、
    前記第1変位及び前記第2変位のときに、前記充電装置本体部内に設けられた所定の収容部の外側に延びた配置となり、
    前記第1変位及び前記第2変位とは異なる所定の第3変位のときに前記収容部に収まる配置となることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯端末の充電装置。
  6. 所定の第1種類の携帯端末と、
    前記第1種類の携帯端末とは外形の異なる所定の第2種類の携帯端末と、
    複数種類の携帯端末を部分的に保持可能な保持部を備え、少なくとも前記第1種類の携帯端末と前記第2種類の携帯端末とをそれぞれ別々の時期に前記保持部によって保持しつつ充電可能な充電装置と、
    を備えた携帯端末システムであって、
    前記充電装置は、
    前記第1種類の携帯端末が前記充電装置に配置される場合に当該第1種類の携帯端末を部分的に保持し、前記第2種類の携帯端末が前記充電装置に配置される場合に当該第2種類の携帯端末を部分的に保持する充電装置本体部と、
    前記充電装置本体部に対して相対的に変位可能に構成され、第1支持部と第2支持部とを備えた変位部材と、
    を有し、
    前記変位部材は、
    所定の第1変位のときに、前記第1支持部が前記保持部と向かい合う所定の第1位置に配置され、前記第1支持部と前記保持部との間に前記第1種類の携帯端末が配置された場合に、前記第1位置に配置された前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
    所定の第2変位のときには、前記第2支持部が前記第1位置とは異なる所定の第2位置に配置され、前記第2支持部と前記保持部との間に前記第2種類の携帯端末が配置された場合に、前記第2位置に配置された前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の一部を支持する構成であり、
    前記第1支持部及び前記第2支持部の各支持部が前記保持部と共に携帯端末を挟み込む向きが、前記第1支持部及び前記第2支持部が変位する向きと交差する向きとなっており、
    前記第1種類の携帯端末における長手方向の長さと、前記第2種類の携帯端末における長手方向の長さとが異なっており、
    前記保持部は、前記第1種類の携帯端末及び前記第2種類の携帯端末の各長手方向端部側を保持可能な端部側保持部を備えており、
    前記変位部材が前記第1変位のときの前記第1支持部と前記端部側保持部との間隔と、前記変位部材が前記第2変位のときの前記第2支持部と前記端部側保持部との間隔とが異なっており、
    前記変位部材が前記第1変位のときには、前記端部側保持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第1支持部によって前記第1種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
    前記変位部材が前記第2変位のときには、前記端部側保持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向一方側を保持し、前記第2支持部によって前記第2種類の携帯端末の長手方向他方側を保持する構成であり、
    前記変位部材は、所定の中心軸を中心として回転可能に構成され、所定の第1回転位置のときに前記第1変位となり、所定の第2回転位置のときに前記第2変位となる構成であり、
    前記中心軸の方向と平行な所定方向において前記端部側保持部と前記変位部材とが向かい合う構成となっており、
    前記中心軸の方向を高さ方向としたとき、前記第1支持部と前記第2支持部とが高さの異なる構造となっていることを特徴とする携帯端末システム。
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