JP6445225B2 - インペラー - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ装置に使用されるインペラーに関する。
従来より、図6及び図7に示すようなポンプ装置等に用いられるインペラー510が知られている。このインペラー510は、ハウジング540の軸孔542に挿通された回転軸550に取り付けられる筒部520と、この筒部520から外径方向に向けて突出する複数の羽根部530とを備える。また、この羽根部530は、ゴム状弾性体からなり、図6及び図7(a)に示す自由状態において放射状の直線的な形状をなすとともに、図7(b)に示す装着状態において先端531がハウジング540の内周面541と摺動自在に接触する。
このインペラー510は、図7(b)に示すように、羽根部530を回転方向後方側Bに曲げながら、ハウジング540の内周面541に対し偏心した回転軸550に取り付けられる。そして、回転軸550が回転方向前方側Aへ回転することによって、羽根部530がハウジング540の内周面541と摺動し、これに伴う羽根部530aと隣接する羽根部530bとの間の空間で生じる容積変化を利用することで、液体をポンプ吸入口からポンプ吐出口へと移送することができる。
しかし、上記構成のインペラー510は、図6に示す通り、自由状態において羽根部530が放射状の直線的な形状であり、かつ回転軸550がハウジング540の内周面541に対して偏心しているため、回転軸550とハウジング540の内周面541との間の径方向幅が最小になる円周上位置において羽根部530の変形が特に大きくなる。そのため、図7(b)に示すように、羽根部530の根元部にひずみ集中が発生することでシワXが発生し、シワXが拡大することでハウジング540の内周面541への反発力が低下し、やがては大きな亀裂に発展し、ポンプ吐出性能が低下したり羽根部530が分断したりするおそれがある。
ここで、図8に示すように、羽根部530を薄肉にすることによって、羽根部530におけるひずみ集中を緩和することが考えられる。しかし、図8(a)に示すように、シワの発生を防止するために羽根部530の厚さを図7(a)に示す羽根部530に対し薄くすると、図8(b)に示すように、羽根部530の剛性が低下することによって羽根部530の根元部に大きな折れ曲がりX’が生じ、羽根部530がハウジング540の内周面541から離れてしまうことがある。
実開平5−10799号公報 特開平5−306687号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、羽根部にひずみ集中によってシワが発生することを防止しつつ、羽根部のハウジングに対する反発力を確保することができるインペラーを提供することにある。
上述した技術的課題を解決するために、本発明のインペラーは、ハウジングの内部空間に設けた回転軸に取り付けられるインペラーにおいて、前記インペラーは、前記回転軸に固定される筒部と、前記筒部から外径方向に向けて突出し、先端が前記ハウジングの内周面と摺動自在に接触する羽根部とを備え、前記羽根部は、自由状態において前記回転軸の回転方向後方側へ向けて湾曲した形状をなすとともに、前記回転軸の回転方向前方側の伸張面と、前記回転軸の回転方向後方側の圧縮面とを有し、前記羽根部における圧縮面側の根元部の曲率半径は、前記羽根部における伸張面側の根元部の曲率半径よりも大きく形成されていることを特徴とする。
また、本発明のインペラーは、ハウジングの内部空間に設けた回転軸に取り付けられるインペラーにおいて、前記インペラーは、前記回転軸に固定される筒部と、前記筒部から外径方向に向けて突出し、先端が前記ハウジングの内周面と摺動自在に接触する羽根部とを備え、前記羽根部は、自由状態において前記回転軸の回転方向後方側へ向けて湾曲した形状をなすとともに、前記回転軸の回転方向前方側の伸張面と、前記回転軸の回転方向後方側の圧縮面とを有し、前記羽根部はその径方向長さを9〜15mmとされ、前記羽根部の径方向長さをW1、前記羽根部における伸張面側の根元部の曲率半径をR11として、R11=0.1W〜0.5Wの関係を充足し、前記羽根部の径方向長さをW、前記羽根部における圧縮面側の根元部の曲率半径をR12として、R12=0.1W〜0.5Wの関係を充足し、前記羽根部の径方向長さをW、前記羽根部における圧縮面側の径方向中央部の曲率半径をR13として、R13=0.5W〜1.0Wの関係を充足し、前記羽根部の径方向長さをW、前記羽根部における伸張面側の径方向中央部の曲率半径をR14として、R14=2W〜6Wの関係を充足し、前記羽根部の先端近傍における伸張面のインペラー直径線に対する傾斜角度θを4〜9°に設定し、前記羽根部の先端近傍における圧縮面のインペラー直径線に対する傾斜角度θを5〜10°に設定したことを特徴とする。
本発明のインペラーによれば、羽根部が曲がり易いよう予め湾曲した形状をなすとともに、圧縮面側の根元部の曲率半径が大きく形成されているため、羽根部にひずみ集中によってシワが発生することを防止しつつ、羽根部のハウジングに対する反発力を確保することができる。
また、羽根部の径方向長さが9〜15mmと小さいインペラーの羽根部についても、羽根部にひずみ集中によってシワが発生することを防止しつつ、羽根部のハウジングに対する反発力を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係るインペラーの自由状態における形状を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るインペラーの羽根部を示す要部拡大図である。 本発明の第1実施形態に係るインペラーの装着状態における形状を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るインペラーに備えられる筒部の正面図である。 本発明の第2実施形態に係るインペラーに備えられる特定羽根部の断面図である。 第1従来技術に係るインペラーの自由状態における形状を示す平面図である。 (a)は、第1従来技術に係るインペラーの羽根部を示す要部拡大図であり、(b)は、第1従来技術に係るインペラーの羽根部にシワが発生した状態を示す断面図である。 (a)は、第2従来技術に係るインペラーの羽根部を示す要部拡大図であり、(b)は、第2従来技術に係るインペラーの羽根部にシワが発生した状態を示す断面図である。
次に、実施形態に係るインペラー10について、図面に基づき詳細に説明する。
第1実施形態・・・・
本実施形態に係るインペラー10は、ポンプ装置等に用いられるものであって、図1ないし図3に示す通り、ハウジング40の軸孔42内に設けられた回転軸50に固定される環状の筒部20と、この筒部20から外径方向に向けて突出する複数の羽根部30とを備える。
筒部20は、樹脂材料からなるものである。また、この筒部20は、回転軸50が挿通される挿通孔21と、この挿通孔21の円周上一部に設けられ、回転軸50を固定する切り欠き部22とを備える。
羽根部30は、硬度がHs50〜70のクロロプレンゴム等のゴム材からなるものであって、図1ないし図3に示すように、筒部20から円周上等配に外径方向に向けて突出し、先端31がハウジング40の内周面41と摺動自在に接触するとともに、自由状態において回転軸50の回転方向後方側Bに湾曲した形状をなすものである。また、羽根部30はその根元部に、回転軸50の回転方向前方側Aに位置する断面円弧形状の伸張面32と、回転軸50の回転方向後方側Bに位置する同じく断面円弧形状の圧縮面33とを備え、この圧縮面33側における根元部35の曲率半径Rは、伸張面32側の根元部34の曲率半径Rより大きく設定され、すなわち圧縮面33の曲率半径Rが伸張面32の曲率半径Rよりも大きく設定されている。
そして、図1に示す本実施形態におけるインペラー10は、下記に示す寸法で製造されることが好適である。なお、本発明のインペラーは、下記に示す寸法の範囲に限定されるものではない。
羽根部30の径方向長さWは、20〜30mmとされる。したがって当該実施の形態に係るインペラー10は、羽根部30の径方向長さWが大きい大型のインペラーとされる。
羽根部30の径方向長さをWとし、羽根部30における伸張面32側の根元部34の曲率半径をRとすると、R=0.1W〜0.4Wとすることが好適であり、W=20〜30mmとすると、R=2.5〜10mmとすることが好適であり、R=3〜6mmとすることがより好適である。
また、羽根部30の径方向長さをWとし、羽根部30における圧縮面33側の根元部35の曲率半径をRとすると、R=0.5W〜1.2Wとすることが好適であり、W=20〜30mmとすると、R=12〜30mmとすることが好適であり、R=18〜21mmとすることがより好適である。
また、羽根部30の径方向長さをWとし、羽根部30における圧縮面33側の径方向中央部Cの曲率半径をRとすると、R=0.8W〜1.8Wとすることが好適であり、W=20〜30mmとすると、R=20〜45mmとすることが好適であり、R=28〜32mmとすることがより好適である。
また、羽根部30の径方向長さをWとし、羽根部30における伸張面32側の径方向中央部Cの曲率半径をRとすると、R=1W〜5Wとすることが好適であり、W=20〜30mmとすると、R=25〜125mmとすることが好適であり、R=75〜85mmとすることがより好適である。
また、羽根部30の先端31近傍における伸張面32は、インペラー10の直径線に対する傾斜角度θを3〜9°に設定することが好適である。さらに、この傾斜角度θは、6〜8°に設定されることがより好適である。
また、羽根部30の先端31近傍における圧縮面33は、インペラー10の直径線に対する傾斜角度θを1〜5°に設定することが好適である。さらに、この傾斜角度θは、1.5〜3.5°に設定されることがより好適である。
そして、上記構成のインペラー10は、ハウジング40の内周面41に対して偏心した回転軸50に取り付けられ、回転軸50が回転方向前方側Aへ回転することによって、羽根部30がハウジング40の内周面41と摺動し、各羽根部30が回転方向後方側Bに向けて順次曲げられる。ここで、羽根部30が曲げられることによって、羽根部30aと隣接する羽根部30bとの間の空間が減少することで、該空間内の液体が高圧となり、不図示の吐出口に吐出される。さらに、羽根部30が弾性復元力を発揮することによって、羽根部30aと隣接する羽根部30bとの間の空間が増大すると、該空間内の液体が低圧となり、不図示の吸入口に吸入される。
以上により、本実施形態に係るインペラー10によれば、回転軸50の回転に伴って、羽根部30aと隣接する羽根部30bの間の空間で容積変化を繰り返すことで、液体を順次図3における右側から左側へ導入することができる。
また、本実施形態に係るインペラー10によれば、図2に示すように羽根部30が回転方向後方側Bに湾曲した形状をなすため、図7(a)及び図8(a)に示す自由状態において直線的な形状をなす従来技術における羽根部530と比較して、羽根部30全体で滑らかに曲がるため、一部分へのひずみ集中の発生を抑制し、羽根部30にシワが発生することを防止することで、インペラー10の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るインペラー10によれば、羽根部30における圧縮面33側の根元部35の曲率半径R2は、伸張面32側の根元部34の曲率半径R1よりも大きく設定されているため、羽根部30が所要の範囲を超えて回転方向後方側Bに曲がることができない。これにより、羽根部30のハウジング40に対して一定の反発力を確保することができる。
また、本実施形態に係るインペラー10によれば、羽根部30の先端31近傍における伸張面32及び圧縮面33は、インペラー10の直径線に対して傾斜しているため、さらにシワの発生を防止することできる。
また、本実施形態に係るインペラー10によれば、自由状態における羽根部30の形状が湾曲しているため、羽根部30をハウジング40に設けられた回転軸50へ容易に組み付けることができる。
また、本実施形態に係るインペラー10は、羽根部30の形状の変更のみで上記作用効果を奏するため、従来技術に係るインペラー510と同等のコストで製造することができる。
なお、本発明におけるインペラーは、羽根部の肉厚を薄くすることにより、ひずみが低減し、更に羽根部のシワが発生しにくくなる。
第2実施形態・・・・
上記第1実施形態に係るインペラー10においては、図4に示すように筒部20が樹脂または金属等よりなる剛材製のブッシュ20Aとされることがあり、この剛材製のブッシュ20Aにはその内周面の円周上一箇所に回転軸50に対する廻り止めをなすためのキー溝20Aaが設けられ、このキー溝20Aaを設けた部分を補強するため、キー溝20Aaに対し円周上対応する位置にはその外周面に円周上一部の隆起部20Abが設けられることがある。この場合、ブッシュ20Aの外周側に等配で設けられる複数の羽根部30の外径寸法はすべて一定なので、キー溝20Aaおよび隆起部20Abに対し円周上対応する位置の特定羽根部30Aのみはその羽根長さが他の羽根部30の羽根長さよりも短く形成される。
ここで、この特定羽根部30Aについて、上記第1実施形態のように、特定羽根部30Aにおける圧縮面33側の根元部35の曲率半径を特定羽根部30Aにおける伸張面32側の根元部34の曲率半径よりも大きく形成すると、圧縮面33側の根元部35のゴムボリュームが大きくなり過ぎ、結果、特定羽根部30Aにおける圧縮面33側の根元部35と長さ方向中央部(径方向中央部)36との境界位置がひずみ集中部となって、ここにシワが発生することがある。また、隆起部20Abが設けられていなくても、羽根部30の径方向長さがそれぞれ9〜15mm程度と小さい小型のインペラーにおいても同様なことが云える。
そこで、特定羽根部30Aや、羽根部30の長さが小さい場合には、以下の形状を採用するのが好適となる。
すなわち図5に拡大して示す寸法で製造されることが好適である。尚、本発明のインペラーは、下記に示す寸法の範囲に限定されるものではない。
特定羽根部30Aまたは羽根部30の径方向長さWは上記したように、9〜15mmとされる。
特定羽根部30Aまたは羽根部30の径方向長さをWとし、特定羽根部30Aまたは羽根部30における伸張面32側の根元部34の曲率半径をR11とすると、R11=0.1W〜0.5Wとすることが好適であり、W=9〜15mmとすると、R11=1〜5mmとすることが好適である。
また、特定羽根部30Aまたは羽根部30の径方向長さをWとし、特定羽根部30Aまたは羽根部30における圧縮面33側の根元部35の曲率半径をR12とすると、R12=0.1W〜0.5Wとすることが好適であり、W=9〜15mmとすると、R12=1〜5mmとすることが好適である。
また、特定羽根部30Aまたは羽根部30の径方向長さをW1とし、特定羽根部30Aまたは羽根部30における圧縮面33側の径方向中央部の曲率半径をR13とすると、R13=0.5W〜1.0Wとすることが好適であり、W=9〜15mmとすると、R13=5〜10mmとすることが好適である。
また、特定羽根部30Aまたは羽根部30の径方向長さをW1とし、特定羽根部30Aまたは羽根部30における伸張面32側の径方向中央部の曲率半径をR14とすると、R14=2W〜6Wとすることが好適であり、W=9〜15mmとすると、R14=20〜60mmとすることが好適である。
また、特定羽根部30Aまたは羽根部30の先端31近傍における伸張面32は、インペラー10の直径線に対する傾斜角度θが4〜9°に設定することが好適である。さらに、この傾斜角度θは、5〜8°に設定されることがより好適である。
また、特定羽根部30Aまたは羽根部30の先端31近傍における圧縮面33は、インペラー10の直径線に対する傾斜角度θが5〜10°に設定することが好適である。さらに、この傾斜角度θは、7〜10°に設定されることがより好適である。
そして、このように各曲率寸法や傾斜角度を設定することにより、上記ひずみ集中部が圧縮面33側の長さ方向中央部36のアール内に配置され、ひずみ集中部におけるアールの継ぎ目がなくなり、圧縮面33側の根元部35のゴムボリュームが減少するため、シワが発生しにくくなる。
したがって、特定羽根部30Aや羽根部30の長さが小さい場合についても他の羽根部30と同様に、ひずみ集中によってシワが発生することを防止しつつ、特定羽根部30Aまたは羽根部30のハウジング40に対する反発力を確保することができる。
尚、隆起部20Abは、円周上に複数が設けられることがある。また、キー溝20Aaに対応しない位置に隆起部20Abが設けられることもある。
10 インペラー
20 筒部
21 挿通孔
22 切り欠き部
30 羽根部
30A 特定羽根部
31 先端
32 伸張面
33 圧縮面
34,35 根元部
36 長さ方向中央部
C 径方向中央部
W 径方向長さ
40 ハウジング
41 内周面
42 軸孔
50 回転軸
A 回転方向前方側
B 回転方向後方側

Claims (2)

  1. ハウジングの内部空間に設けた回転軸に取り付けられるインペラーにおいて、
    前記インペラーは、前記回転軸に固定される筒部と、前記筒部から外径方向に向けて突出し、先端が前記ハウジングの内周面と摺動自在に接触する羽根部とを備え、
    前記羽根部は、自由状態において前記回転軸の回転方向後方側へ向けて湾曲した形状をなすとともに、前記回転軸の回転方向前方側の伸張面と、前記回転軸の回転方向後方側の圧縮面とを有し、
    前記羽根部における圧縮面側の根元部の曲率半径は、前記羽根部における伸張面側の根元部の曲率半径よりも大きく形成されていることを特徴とするインペラー。
  2. 請求項1記載のインペラーにおいて、
    前記羽根部はその径方向長さを9〜15mmとされ、
    前記羽根部の径方向長さをW、前記羽根部における伸張面側の根元部の曲率半径をR11として、R11=0.1W〜0.5Wの関係を充足し、
    前記羽根部の径方向長さをW、前記羽根部における圧縮面側の径方向中央部の曲率半径をR13として、R13=0.5W〜1.0Wの関係を充足し、
    前記羽根部の径方向長さをW、前記羽根部における伸張面側の径方向中央部の曲率半径をR14として、R14=2W〜6Wの関係を充足し、
    前記羽根部の先端近傍における伸張面のインペラー直径線に対する傾斜角度θを4〜9°に設定し、
    前記羽根部の先端近傍における圧縮面のインペラー直径線に対する傾斜角度θを5〜10°に設定したことを特徴とするインペラー。
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