JP6444023B2 - 端末装置、測位方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、測位機能を有する装置に関する。
測位機能を有する装置の消費電力を抑える発明として、例えば特許文献1に開示された位置検出装置がある。この位置検出装置は、GPS(Global Positioning System)を利用した測位機能と、加速度センサ及びジャイロセンサとを有している。この位置検出装置は、加速度センサやジャイロセンサによって移動量を検出し、移動量が一定値になる毎にGPS受信機を起動して測位を行う。特許文献1の発明は、移動量が一定値に達するまではGPS受信機を起動しないため、常時GPS受信機を動作させる構成と比較すると、消費電力が少なくなる。
特開平11−83529号公報
GPSの測位機能を有する装置の利用方法としては、例えば、動物の位置監視がある。特許文献1の位置検出装置を動物に装着した場合、動物が一定量の距離を移動するとGPSによる測位が行われ、動物の位置を特定することができる。しかしながら、例えば、動物が一定のエリア内で移動を繰り返して行動範囲が狭い場合であっても、移動量が一定値になる毎に測位が行われ、電力を消費してしまう。そして、いざ動物が一定のエリアから離れたときには、電池の電気エネルギーが消費されており、測位を行うことができない虞がある。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、自装置の移動を把握しつつ、消費電力を抑えて測位する技術を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため本発明は、衛星航法システムの電波を受信して測位を行う第1測位手段と、センサから出力される信号に基づいて自装置の位置を測位する第2測位手段と、自装置の監視者が所持する移動端末の位置を取得する取得手段と、前記第1測位手段が測位した位置を含む予め定められた範囲内に前記第2測位手段が測位した位置がある場合、前記第1測位手段を停止状態とし、前記範囲の外に前記第2測位手段が測位した位置が移動した場合、前記第1測位手段を動作状態にして新たな測位を行わせ、当該新たな測位で得られた位置と、前記範囲の内から外へ前記第2測位手段が測位した位置が移動するまでに要した時間に基づいて前記時間が短くなるにつれて、前記範囲を狭く再設定し、前記取得手段が取得した位置から前記第1測位手段が測位した位置までの距離に応じて、前記範囲を変更する設定手段と、を備える端末装置を提供する。
また、本発明においては、前記設定手段は、前記取得手段が取得した位置が予め定められた位置から移動した場合、前記範囲を変更する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記設定手段は、時刻に応じて前記範囲を変更する構成としてもよい。
また、本発明においては、通信網を構成する無線基地局と通信を行う通信手段を有し、前記設定手段は、前記通信手段が通信する無線基地局が替わった場合、前記第1測位手段を動作状態にして新たな測位を行わせ、当該新たな測位で得られた位置に基いて、前記範囲を再設定する構成としてもよい。
また、本発明は、衛星航法システムの電波を受信して測位を行う第1測位ステップと、センサから出力される信号に基づいて自装置の位置を測位する第2測位ステップと、自装置の監視者が所持する移動端末の位置を取得する取得ステップと、前記第1測位ステップで測位した位置を含む予め定められた範囲内に前記第2測位ステップで測位した位置がある場合、前記第1測位ステップを停止し、前記範囲の外に前記第2測位ステップで測位した位置が移動した場合、前記第1測位ステップで新たな測位を行い、当該新たな測位で得られた位置と、前記範囲の内から外へ前記第2測位ステップで測位した位置が移動するまでに要した時間に基づいて前記時間が短くなるにつれて、前記範囲を狭く再設定し、前記取得ステップで取得した位置から前記第1測位ステップで測位した位置までの距離に応じて、前記範囲を変更する設定ステップと、を備える測位方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータを、衛星航法システムの電波を受信して測位を行う第1測位手段と、センサから出力される信号に基づいて自装置の位置を測位する第2測位手段と、自装置の監視者が所持する移動端末の位置を取得する取得手段と、前記第1測位手段が測位した位置を含む予め定められた範囲内に前記第2測位手段が測位した位置がある場合、前記第1測位手段を停止状態とし、前記範囲の外に前記第2測位手段が測位した位置が移動した場合、前記第1測位手段を動作状態にして新たな測位を行わせ、当該新たな測位で得られた位置と、前記範囲の内から外へ前記第2測位手段が測位した位置が移動するまでに要した時間に基づいて前記時間が短くなるにつれて、前記範囲を狭く再設定し、前記取得手段が取得した位置から前記第1測位手段が測位した位置までの距離に応じて、前記範囲を変更する設定手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、自装置の移動を把握しつつ、消費電力を抑えて測位することができる。
本発明の一実施形態に係る装置を示した図。 端末装置のハードウェア構成を示したブロック図。 端末装置において実現する機能の構成を示したブロック図。 端末装置10の位置を特定する計算式を示した図。 制御部が行う処理の流れを示したフローチャート。 実施形態の動作を説明するための図。
[実施形態]
<全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る装置を示した図である。通信網20は、音声通信やデータ通信などの通信サービスを提供する移動体通信網である。なお、通信網20は、インターネットや固定電話網なども含めることができる。通信網20には、無線通信によって端末装置10が接続される。なお、通信網20に接続される端末装置10の数は、図1に示した数に限定されるものではなく、図1に示した数以上の装置を接続することができる。
人工衛星40は、GPSにおいて位置測定用の電波を発する人工衛星である。端末装置10は、無線通信により通信網20に接続するコンピュータ装置であり、位置の監視対象となる動物に装着される。端末装置10は、人工衛星40が発する電波を受信し、端末装置10の位置を測位する。端末装置10は、測位した位置を示す位置情報をサーバ装置30へ送信する。なお、本実施形態においては、端末装置10は、動物に装着されるが、人間に装着する構成としてもよい。また、人間や動物だけでなく、自動車や自転車などの車両に装着してもよい。サーバ装置30は、端末装置10の位置を表す位置情報を記憶する装置である。サーバ装置30は、通信網20を介して端末装置10と通信を行い、端末装置10から送信される位置情報を記憶する。
(端末装置10の構成)
図2は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリを備えている。CPUが不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行すると、制御部101に接続されている各部をCPUが制御し、端末装置10の位置を測位する機能や、端末装置10が向いている方角を検知する機能、サーバ装置30と通信を行う機能などが実現する。記憶部102は、不揮発性メモリであり、端末装置10の位置を表す位置情報を記憶する。
操作部104は、端末装置10を操作するためのキーを備えている。通信部105は、通信網20を介して無線通信を行う通信インターフェースとして機能する。衛星航法部108は、人工衛星40を用いた位置測定システム(例えば、GPS:Global Positioning System)を利用して端末装置10の位置を測位する。衛星航法部108は、複数の人工衛星40から発信される位置測定用の電波を受信すると、それぞれの人工衛星40から発信される電波の位相差を基にして端末装置10の位置の緯度および経度を演算する。衛星航法部108は、演算により得られた緯度および経度を表す位置情報を生成する。なお、衛星航法部108は、所謂A−GPS(Assisted-GPS)やDGPS(Differential GPS)の技術を用いて位置を測位するものであってもよい。
センサ部107は、地磁気センサ107Aと加速度センサ107Bとを有している。地磁気センサ107Aは、地磁気を検知するセンサであり、3軸の地磁気センサである。地磁気センサ107Aは、検知した地磁気の向きを示す信号を制御部101へ出力する。制御部101は、地磁気センサ107Aが出力した信号に基いて、端末装置10が向いている方角を特定する。なお、本実施形態においては、制御部101は、端末装置10が向いている方角として、8方位(東、西、南、北、北東、南東、北西、南西)を特定する。地磁気センサ107Aは、3軸のものに限定されず、例えば、2軸の地磁気センサであってもよい。
加速度センサ107Bは、端末装置10の加速度を検知するセンサであり、3軸の加速度センサである。加速度センサ107Bは、検知した加速度を示す信号を制御部101へ出力する。制御部101は、加速度センサ107Bが出力した信号に基いて、端末装置10が装着された動物の一歩を検知する。なお、加速度センサ107Bは、3軸のものに限定されず、例えば2軸のものであってもよい。
(端末装置10の機能構成)
図3は、端末装置10において実現する機能のうち、本発明に係る機能の構成を示したブロック図である。
第1測位部151は、衛星航法部108を制御し、衛星航法システムによる測位を衛星航法部108に行わせる。第1測位部151と衛星航法部108との協働により、衛星航法システムの電波を受信して測位を行う第1測位手段が実現する。
第2測位部152は、地磁気センサ107Aから出力される信号と加速度センサ107Bから出力される信号に基いて、端末装置10の位置を測位する第2測位手段として機能する。
図4に示した計算式は、第2測位部152が端末装置10の位置を求めるときに用いる計算式である。第2測位部152は、衛星航法部108で測位した位置を中心として右手系で東を基準方位とし、動物の歩数を単位として端末装置10の位置を求める。
例えば、端末装置10を装着した動物が原点(本実施形態では、第1測位部151が測位した位置)から東へ一歩移動した場合、第2測位部152は、X座標について図4の「東」の行にある「X=X+1」によりX=1とし、Y座標について図4の「東」の行にある「Y=Y」によりY=0とする。また、例えば、端末装置10を装着した動物がX=1、Y=0の位置から北へ一歩移動した場合、第2測位部152は、X座標について図4の「北」行にある「X=X」によりX=1とし、Y座標について図4の「北」の行にある「Y=Y+1」によりY=1とする。
設定部153は、第1測位手段が測位した位置を含む予め定められた範囲内に第2測位手段が測位した位置がある場合、衛星航法部108を停止状態とし、第1測位手段が測位した位置を含む予め定められた範囲の外に第2測位手段が測位した位置が移動した場合、衛星航法部108を動作状態にして新たな測位を行わせ、当該新たな測位で得られた位置に基いて、当該予め定められた範囲を再設定する設定手段として機能する。
(実施形態の動作例)
次に端末装置10の動作例について説明する。端末装置10が動物に装着され、電源が入れられると、制御部101は、図5に示した処理を実行する。まず制御部101は、位置を表す変数である変数Xと変数Yを初期化してX=0、Y=0とする(ステップSA1)。次に制御部101(第1測位手段)は、衛星航法部108へ給電し、GPSによる測位を行う(ステップSA2)。
制御部101は、衛星航法部108の測位が終了して位置情報が生成されると、通信部105へ給電し、生成された位置情報と、端末装置10を一意に識別する端末識別子とを、通信部105を制御してサーバ装置30へ送信する(ステップSA3)。制御部101(設定手段)は、位置情報をサーバ装置30へ送信し終えると、通信部105と衛星航法部108への給電を停止する(ステップSA4)。なお、サーバ装置30は、送信された位置情報及び端末識別子を受信し、受信した位置情報及び端末識別子を、位置情報を受信した日時と対応付けて記憶する。
制御部101(第2測位手段)は、ステップSA4の処理を終えると、加速度センサ107Bから出力される信号を解析し(ステップSA5)、端末装置10を装着した動物の一歩を検知する。制御部101は、一歩を検知すると(ステップSA6でYES)、地磁気センサ107Aから出力される信号を解析し、端末装置10が8方位のいずれの方角を向いているか特定する(ステップSA7)。
次に制御部101(第2測位手段)は、端末装置10の座標を特定する(ステップSA8)。制御部101は、例えば、ステップSA7で特定した方角が東であった場合、X座標について図3の「東」の行にある「X=X+1」の式によりX=0+1=1とし、Y座標について図3の「東」の行にある「Y=Y」によりY=0とする。
制御部101(設定手段)は、端末装置10の座標を特定し終えると、衛星航法部108で測位した位置、即ち、X=0でありY=0とした位置(原点)から予め定められた範囲内に端末装置10が位置しているか判断する(ステップSA9)。具体的には、制御部101は、X2+Y2≦A2である場合、衛星航法部108で測位した位置から予め定められた範囲内に端末装置10が位置していると判断する。ここで、定数Aは、予め設定された値であり、操作部104を操作して変更することや、サーバ装置30からの遠隔制御によって変更することができる。例えば、Aの値が100であった場合、制御部101は、端末装置10の位置が、衛星航法部108で測位した位置から100歩を超える位置にいるか否かを判断することになる。
制御部101は、X=A、Y=0の場合(例えば、原点から東へA歩進んだ場合)、左辺(X2+Y2)と右辺(A2)が同じ値になるため、衛星航法部108で測位した位置から予め定められた範囲内に端末装置10が位置していると判断する。制御部101は、衛星航法部108で測位した位置から予め定められた範囲内に端末装置10が位置していると判断すると(ステップSA8でYES)、処理の流れをステップSA5へ戻す。
また、例えば、X=A、Y=0の状態から一歩を検知し、X=A+1、Y=0となった場合、制御部101は、左辺(X2+Y2)が右辺(A2)より大きな値となるため、衛星航法部108で測位した位置から予め定められた範囲外に端末装置10が位置していると判断する。制御部101は、衛星航法部108で測位した位置から予め定められた範囲外に端末装置10が位置していると判断すると(ステップSA9でNO)、処理の流れをステップSA1へ戻す。
処理の流れがステップSA1に戻ると、変数Xと変数Yが初期化された後、新たに第1測位部151と衛星航法部108により測位が行われ、衛星航法部108で測位した位置から予め定められた範囲が再設定され、当該範囲内に端末装置10が位置しているかの判断が再び行われる。
本実施形態によれば、図6の(a)に示したように、GPSにより測位した位置P1から予め定めた範囲外(円C1の外)に移動したときには、衛星航法部108に対して給電が行われ、衛星航法部108によって位置P2の測位が行われる。また、通信部105に対して給電が行われ、端末装置10の位置情報がサーバ装置30へ送信されて記憶されたあと、通信部105と衛星航法部108への給電が停止される。これにより、端末装置10を装着した動物の位置をサーバ装置30で知ることができる。また、位置情報の送信が終了すると、通信部105と衛星航法部108への給電が停止されるため、消費電力を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、図6の(a)に示した位置P2で測位を行った後、図6の(b)に示したように位置P2から予め定めた範囲内(円C2の中)で移動して位置P3まで移動した場合、端末装置10を装着した動物の歩数が多く、移動距離が長くなるが、円C2内にいる間は衛星航法部108と通信部105には給電がされないため、消費電力を抑えることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよく、各変形例を組み合わせて実施してもよい。
上述した実施形態においては、制御部101は、端末装置10が向いている方角を8方位のいずれかに特定しているが、8方位に限定されるものではなく、例えば、16方位や32方位など、8方位を超える方角であってもよい。この構成によれば、所定範囲内での位置をより細かく特定することが可能となる。なお、端末装置10が向いている方角を、8方位を超える方角のいずれかに特定する場合、制御部101は、8方位以外の方角について8方位と同様に座標を求める計算式を記憶しておく。
上述した実施形態においては、GPSで測位した位置から所定範囲を表す定数Aを動的に変更するようにしてもよい。例えば、制御部101は、ステップSA2で衛星航法部108により測位をした時刻から、ステップSA9でNOと判断するまでの時間を計る。制御部101は、計った時間が予め定めた時間Tを超える場合には、再度ステップSA9の処理を行うときには定数A=定数A1としてX2+Y2≦A2であるか判断し、計った時間が予め定めた時間T以下の場合には、定数A1より値が小さい定数A2を用い、定数A=定数A2としてX2+Y2≦A2であるか判断するようにしてもよい。なお、動的に定数Aを変更する場合には、定数A1と定数A2の2段階ではなく、計った時間に応じて3段階以上で定数Aを変更するようにしてもよい。上述した実施形態では定数Aが一定であるのに対し、この構成によれば、移動時間に応じて定数Aが変化する。上述した実施形態と比較すると、所定範囲外に移動するまでの時間が短い場合には、所定範囲が狭くなり、測位の回数が増えるため、移動経路を詳しく知ることが可能となる。
また、定数Aを動的に変更する構成としては、以下の構成を採用してもよい。例えば、端末装置10をペットに装着し、ペットの飼い主の自宅の位置を端末装置10に登録する。制御部101は、定数A1>定数A2>定数A3とし、ステップSA2で測位した位置が、登録された自宅の位置から100m未満の範囲内である場合には定数A1を使用し、自宅の位置から100m以上300m未満の範囲内である場合には定数A2を使用し、自宅の位置から300m以上の位置である場合には定数A3を使用するようにしてもよい。上述した実施形態では、定数Aが一定であるのに対し、この構成では、端末装置10が動的に変化する。この構成によれば、上述した実施形態と比較すると、自宅の位置から離れるにつれて、所定範囲が狭くなり、測位の回数が増えるため、移動経路を詳しく知り、自宅から離れたペットを探しやすくなる。
また、例えば、ペットの飼い主の位置をスマートフォンで測位し、通信網20を介して測位した位置を端末装置10へ送信する。制御部101は、ステップSA2で測位した位置が、送信された飼い主の位置から100m未満の範囲内である場合には定数A1を使用し、飼い主の位置から100m以上300m未満の範囲内である場合には定数A2を使用し、飼い主の位置から300m以上の位置である場合には定数A3を使用するようにしてもよい。上述した実施形態では、定数Aが一定であるのに対し、この構成では、監視する側の位置と監視する側の位置との関係に応じて動的に定数Aが変化する。この構成によれば、ペットが飼い主の位置から離れるにつれて、所定範囲が狭くなる、即ち、監視する側(飼い主)と監視される側(ペット)との位置関係に応じて、測位の回数が増えるため、飼い主から離れたペットを探しやすくなる。
また、ペットの飼い主の位置をスマートフォンで測位する構成にあっては、飼い主の位置が予め定めた位置から移動した場合(例えば、自宅の位置から移動した場合)、定数Aを動的に変更するようにしてもよい。例えば、定数A1>定数A2とし、飼い主の位置が自宅の位置から予め定めた範囲内である場合には、定数A1を使用し、飼い主の位置が自宅の位置から予め定めた範囲外である場合には、定数A2を使用するようにしてもよい。上述した実施形態では、定数Aが一定であるのに対し、この構成では、監視する側の位置に応じて動的に定数Aが変化する。この構成によれば、上述した実施形態と比較すると、飼い主が自宅から離れると所定範囲が狭くなり、測位の回数が増えるため、飼い主は、自宅から離れたときにはペットの移動経路を詳しく知ることができる。
また、定数Aを動的に変更する構成としては、以下の構成を採用してもよい。例えば、端末装置10を夜行性の野生動物に装着する場合、活動する夜間と活動しない昼間とでは移動量が異なる。制御部101は、定数A1>定数A2とし、移動量が多い19時から翌日の5時までは定数A2を使用し、移動量が少ない5時から19時までは定数A1を使用する構成としてもよい。上述した実施形態では、定数Aが一定であるのに対し、この構成では監視される側の活動時間帯に応じて動的に定数Aが変化する。この構成によれば、野生動物が活動する時間帯には、所定範囲が狭くなり、測位の回数が増えるため、活動時の移動経路を詳しく知ることが可能となる。
上述した実施形態においては、通信部105には常時給電するようにしてもよい。この構成の場合、制御部101は、通信部105を制御して通信網20に位置登録を行い、通信網20の接続に使用している無線基地局の基地局識別子を取得する。制御部101は、一歩の検知がされていないにも係わらず、端末装置10が移動して通信を行う無線基地局が替わって基地局識別子が変わった場合、ステップSA1へ処理の流れを移すようにしてもよい。この構成によれば、例えば、端末装置10を装着したペットが盗まれて車で移動している場合、位置情報がサーバ装置30に記憶されるため、盗まれたペットの移動経路を知ることができる。
上述した実施形態においては、端末装置10は、衛星航法部108を備える構成となっているが、この構成に限定されるものではない。例えば、衛星航法部108をモジュール化し、端末装置10に着脱可能な構成としてもよい。この構成によれば、衛星航法による測位の機能を備えていない端末装置10においても、位置の測位を行うことが可能となる。
上述した実施形態においては、GPSを利用して測位を行っているが、衛星航法システムを利用するものであればGPS以外のシステムを利用してもよく、例えば、GLONASS、Galileo、Compassなどの衛星航法システムを利用するものであってもよい。この構成によれば、GPSの衛星を捕捉できなくとも測位を行うことが可能となる。
上述した実施形態においては、ステップSA8では歩数を単位としてX座標とY座標を特定しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、一歩の距離を予め端末装置10に登録しておき、制御部101は、図4の計算式の「1」の部分を登録した距離にして座標を特定する構成としてもよい。
上述した実施形態では、歩数を単位として端末装置10の位置を求めているが、この構成では、具体的な距離を得られるため、ステップSA2で測位した位置から移動した距離を知ることが可能となる。
上述した実施形態においては、衛星航法部108で測位を行う毎に位置情報をサーバ装置30へ送信しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、制御部101は、測位して得られた位置情報を記憶部102に記憶させておき、予め定めた回数(例えば5回)の測位を行う毎に、サーバ装置30へ送信されていない位置情報をサーバ装置30へ送信するようにしてもよい。上述した実施形態では、測位を行う毎に位置情報をサーバ装置30へ送信する構成となっているが、この構成によれば、通信の回数が少なくなるため、消費電力を抑えることができる。また、通信部105を設けず、記憶部102へ位置情報を記憶する構成としてもよい。この構成によれば、端末装置10を回収すれば移動経路を知ることができ、通信を行わないため消費電力を抑えることができる。
上述した実施形態においては、ステップSA2における衛星航法部108での測位が終了すると、衛星航法部108への給電を停止しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、衛星航法部108での測位が終了したあと、衛星航法部108への給電は停止せずに測位の演算を停止し、処理の流れがステップSA2に戻ったときに測位の演算を行うようにしてもよい。この構成によれば、給電は停止されないものの、ステップSA9でNOと判断されるまでは、第1測位手段による測位が停止し、端末装置10が移動しても測位の演算が行われないため、演算が行われない分、消費電力を抑えることができる。
上述した実施形態においては、ステップSA9では、衛星航法部108で測位した位置を中心とした予め定めた円形の範囲内に端末装置10が位置しているか判断しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、ステップSA9では、衛星航法部108で測位した位置を中心とした予め定めた矩形の範囲内に端末装置10が位置しているか判断してもよい。また、予め定める範囲は、矩形や円形ではない他の形状であってもよい。また、予め定める範囲は、例えば、東の方向と西の方向とで中心からの距離が異なる構成であってもよい。また、上述した実施形態においては、予め定める範囲は、衛星航法部108で測位した位置を中心とするが、衛星航法部108で測位した位置からずれた位置を中心とした所定範囲内に端末装置10が位置しているか否かを判断するようにしてもよい。
なお、予め定める範囲が円形ではない場合、予め定める範囲内に位置しているか否かを判断する計算式は、当該範囲に応じた式に変更される。この構成によれば、例えば、端末装置10を動物に装着する場合には、所定範囲を動物の行動に適した範囲に設定し、測位回数を減らして消費電力を抑えることが可能となる。
端末装置10やサーバ装置30のプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、インストールしてもよい。また、通信回線を介してプログラムをダウンロードしてインストールしてもよい。
10…端末装置、20…通信網、30…サーバ装置、40…人工衛星、101…制御部、102…記憶部、104…操作部、105…通信部、107…センサ部、108…衛星航法部、151…第1測位部、152…第2測位部、153…設定部

Claims (6)

  1. 衛星航法システムの電波を受信して測位を行う第1測位手段と、
    センサから出力される信号に基づいて自装置の位置を測位する第2測位手段と、
    自装置の監視者が所持する移動端末の位置を取得する取得手段と、
    前記第1測位手段が測位した位置を含む予め定められた範囲内に前記第2測位手段が測位した位置がある場合、前記第1測位手段を停止状態とし、前記範囲の外に前記第2測位手段が測位した位置が移動した場合、前記第1測位手段を動作状態にして新たな測位を行わせ、当該新たな測位で得られた位置と、前記範囲の内から外へ前記第2測位手段が測位した位置が移動するまでに要した時間に基づいて前記時間が短くなるにつれて、前記範囲を狭く再設定し、前記取得手段が取得した位置から前記第1測位手段が測位した位置までの距離に応じて、前記範囲を変更する設定手段と、
    を備える端末装置。
  2. 記設定手段は、前記取得手段が取得した位置が予め定められた位置から移動した場合、前記範囲を変更する
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記設定手段は、時刻に応じて前記範囲を変更する
    請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 通信網を構成する無線基地局と通信を行う通信手段を有し、
    前記設定手段は、前記通信手段が通信する無線基地局が替わった場合、前記第1測位手段を動作状態にして新たな測位を行わせ、当該新たな測位で得られた位置に基づいて、前記範囲を再設定する
    請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 衛星航法システムの電波を受信して測位を行う第1測位ステップと、
    センサから出力される信号に基づいて自装置の位置を測位する第2測位ステップと、
    自装置の監視者が所持する移動端末の位置を取得する取得ステップと、
    前記第1測位ステップで測位した位置を含む予め定められた範囲内に前記第2測位ステップで測位した位置がある場合、前記第1測位ステップを停止し、前記範囲の外に前記第2測位ステップで測位した位置が移動した場合、前記第1測位ステップで新たな測位を行い、当該新たな測位で得られた位置と、前記範囲の内から外へ前記第2測位ステップで測位した位置が移動するまでに要した時間に基づいて前記時間が短くなるにつれて、前記範囲を狭く再設定し、前記取得ステップで取得した位置から前記第1測位ステップで測位した位置までの距離に応じて、前記範囲を変更する設定ステップと、
    を備える測位方法。
  6. コンピュータを、
    衛星航法システムの電波を受信して測位を行う第1測位手段と、
    センサから出力される信号に基づいて自装置の位置を測位する第2測位手段と、
    自装置の監視者が所持する移動端末の位置を取得する取得手段と、
    前記第1測位手段が測位した位置を含む予め定められた範囲内に前記第2測位手段が測位した位置がある場合、前記第1測位手段を停止状態とし、前記範囲の外に前記第2測位手段が測位した位置が移動した場合、前記第1測位手段を動作状態にして新たな測位を行わせ、当該新たな測位で得られた位置と、前記範囲の内から外へ前記第2測位手段が測位した位置が移動するまでに要した時間に基づいて前記時間が短くなるにつれて、前記範囲を狭く再設定し、前記取得手段が取得した位置から前記第1測位手段が測位した位置までの距離に応じて、前記範囲を変更する設定手段
    として機能させるためのプログラム。
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